JP4479398B2 - 集合住宅型遠隔見守りシステム - Google Patents

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本発明は、インターネットを利用した遠隔見守りシステムに関し、特に集合住宅型遠隔見守りシステムに関する。
従来、宅内を遠隔から監視したり見守りしたりするシステムとして、既存のネットワーク回線を用いて不法侵入者に対して警察への通報などの対応を迅速にするとともに、携帯電話などを利用することができるシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、侵入者が侵入したか否かを遠隔から低コストで確認できるとともに、遠隔から侵入者等に対して警報を発することができるシステムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−5294号公報 特開2002−10369号公報
しかしながら、上述したような監視や見守りシステムにおいては、異常事態への対処方法として、警察などの外部機関に通報するか、せいぜい近隣の住人に連絡することしか想定されておらず、緊急事態に対する時間的遅れが発生したり、不完全な対応しかできない問題がある。従来、遠隔通信可能なサーバクライアントシステムを宅内の見守りに用いる場合、使用者自らが異常事態に対処する個人完結型システムや、使用者自らは対処せずに異常通報を遠隔地の本人及び外部の委託会社(例えば、警備保障会社等)に通報する委託型システムの形態が殆どである。個人完結型システムでは、個人の力に限界があり、また、委託型システムでは現場駆け付けに時間を要したり、委託費がかさむという問題がある。
本発明は、上記課題を解消するものであって、個人の限界を越えて異常時対処ができ、委託費や駆け付け時間を低減できるとともに、地域と個人の安全性を同時に高められる集合住宅型遠隔見守りシステムを提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、請求項1の発明は、個人宅内及び共有スペースの所定領域をカメラを用いて撮影した画像をインターネットを介して送信する複数の宅内装置と、インターネットに接続されインターネットを介して前記宅内装置から画像を受信するとともに、その画像をインターネットを介してブラウザ機能付きの複数のユーザ端末に送信するサーバ装置と、を備えた集合住宅型遠隔見守りシステムであって、前記ユーザ端末からのヘルプコールをインターネット及び前記サーバ装置を介して受信して表示部に表示する機能を有する管理端末を備え、前記宅内装置は、前記サーバ装置から送信されるカメラ撮影動作その他の動作を含む制御用のコマンドを受信してそのコマンドを実行し、少なくとも、前記サーバ装置を経由して送信される前記ユーザ端末からの指示による随時撮影(リモート撮影という)、宅内に配置されたセンサの反応による撮影(センサ反応撮影という)、及び予約設定による撮影(予約撮影という)のいずれかの撮影を行い、前記サーバ装置は、複数の宅内装置及びユーザ端末を識別して画像データを含むデータの管理とコマンドの管理を行い、ユーザがユーザ端末のブラウザ画面を操作して閲覧した画像から緊急事態を判断して発動する警報発声コマンド又はヘルプコールコマンドをユーザ端末から受信するとこれらのコマンドを他のコマンドに優先して処理し、警報発声コマンドの場合、当該コマンドを発したユーザ端末に帰属する宅内装置に一定時間の警報発声を行わせ、ヘルプコールコマンドの場合、予め設定されたヘルプコール対象とされるユーザ端末にヘルプ依頼送信を行うとともに前記管理端末にヘルプコール発動の通知を行い、前記管理端末は、ヘルプコール発動の通知を受信するとヘルプコールの発生をブリンク文字と警報音により表示部に表示し、当該管理端末を管理する管理人によるヘルプコール解除により文字のブリンクと警報音を停止するとともに、発動されたヘルプコールの内容をデータベースに保存するものである。
請求項2の発明は、個人宅内及び共有スペースの所定領域をカメラを用いて撮影した画像をインターネットを介して送信する複数の宅内装置と、インターネットに接続されインターネットを介して前記宅内装置から画像を受信するとともに、その画像をインターネットを介してユーザ端末に送信するサーバ装置と、を備えた集合住宅型遠隔見守りシステムであって、前記ユーザ端末からのヘルプコールをインターネット及び前記サーバ装置を介して受信して表示部に表示する機能を有する管理端末を備え、前記宅内装置は、前記サーバ装置から送信されるカメラ撮影動作その他の動作を含む制御用のコマンドを受信してそのコマンドを実行し、前記サーバ装置は、複数の宅内装置及びユーザ端末を識別して画像データを含むデータの管理とコマンドの管理を行い、ユーザがユーザ端末を用いて閲覧した画像から緊急事態を判断して発動する警報発声コマンド又はヘルプコールコマンドをユーザ端末から受信すると、これらのコマンドを他のコマンドに優先して処理し、警報発声コマンドの場合、当該コマンドを発したユーザ端末に帰属する宅内装置に一定時間の警報発声を行わせ、ヘルプコールコマンドの場合、当該コマンドを発したユーザ端末以外のユーザ端末にヘルプ依頼送信を行うとともに、前記管理端末にヘルプコール発動の通知を行うものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の集合住宅型遠隔見守りシステムにおいて、前記サーバ装置は、ヘルプコールコマンドの処理に際し、予め設定されたヘルプコール対象とされるユーザ端末のみにヘルプ依頼送信を行うものである。
請求項1の発明によれば、ユーザが自宅及び共有スペースにおける画像を所定の撮影モードで撮影し、これを遠隔地において閲覧することができ、画像中に異常を発見した場合、遠隔地から宅内装置による警報発声が行える他、予め設定されたヘルプコール対象とされるユーザ端末(の所有者)にヘルプ依頼送信を行うとともに管理端末にヘルプコール発動の通知を行うので、個人の限界を越えて異常時対処ができ、委託費や駆け付け時間を低減できるとともに、地域と個人の安全性を同時に高めることができる。個人宅内を撮像し個人で見守りをするだけでなく、集合住宅の特性を生かし、共有スペースの見守りと、近隣住民と集合住宅管理人に対するヘルプコール機能を有する相互に助け合いを行う小集団を機能させることができる。
請求項2の発明によれば、ユーザが自宅及び共有スペースにおける画像を遠隔地において閲覧することができ、画像から緊急事態を判断して、遠隔地から宅内装置による警報発声が行える他、ヘルプコール対象とされるユーザ端末(の所有者)及び管理端末にヘルプコール発動を行うので、個人及び距離の限界を越えて異常時対処ができる。
請求項3の発明によれば、予め設定されたヘルプコール対象とされるユーザ端末のみにヘルプ依頼送信を行うので、プライバシの確保や、効率的な相互依存に基づく遠隔見守りができる。
以下、本発明の一実施形態に係る集合住宅型遠隔見守りシステムについて、図面を参照して説明する。図1は集合住宅型遠隔見守りシステム(以下、本システム)1の全体構成を示す。本システム1は、集合住宅に住むユーザが、ユーザ宅内及び共有スペースの状況を宅外の遠隔地から見守るために宅内の画像を宅外から確認可能とし、ユーザが、画像から宅内における異常を発見したとき、ユーザ同士で構成する小集団の団員である他のユーザにヘルプコールにより異常対処を依頼することを可能とする。
本システム1は、カメラ21を用いて撮影した宅内の画像をインターネット7を介して送信する宅内装置2と、インターネット7に接続されインターネット7を介して宅内装置2から画像を受信するとともに、その画像をインターネット7を介してブラウザ機能付きのユーザ端末3に送信するサーバ装置4と、ユーザ端末3からのヘルプコールをインターネット7及びサーバ装置4を介して受信して表示部9aに表示する機能を有する管理端末9と、を備えている。
本システム1は、実運用では多数のユーザの多数の宅内装置2及びユーザ端末3を含み(図示では2ユーザ分と1共有スペース分を示している)、各ユーザはそれぞれに帰属する各宅内装置2からユーザ端末3を用いて画像を得ることができる。宅内装置2、ユーザ端末3、管理端末9、及びサーバ装置4は、それぞれISP(インターネットサービスプロバイダ)6を介してインターネット7に接続される。
宅内装置2は、カメラ21の他に警報発声装置22や図示しないセンサ等を備えており、一般の家電製品と同様にユーザによって宅内の適宜の位置、例えば子供や老人、ペット等が居る部屋に設置され、サーバ装置4から送信されるカメラ撮影動作、警報発声動作その他の動作を含む制御用のコマンドを受信してそのコマンドを実行する。各ユーザの宅内装置2はルータRTを介して複数設置が可能である。また、宅内装置2は、インターネット7に常時接続されるものの他に、電話回線を介してインターネット7にダイヤルアップ接続するものも用いられる。
ユーザ端末3は、遠隔地からの画像を閲覧するための機能、及びヘルプコール発信機能(メール機能)を有していればよく、携帯電話や携帯端末(PDA)の他、パソコン31なども用いられる。宅内から遠隔地の一人住まい親族を見守る場合などは、ユーザ端末3として携帯性の必要はない。また、遠隔地の遠隔とは、単に距離が遠いという場合だけでなく、接近が難しいという場合も含んでいる。
サーバ装置4は、宅内装置2から受信した宅内情報(画像等)をインターネット7及び携帯電話回線8又は電話回線5を介して対応するユーザ端末3に通知し、ユーザ端末3からの要求に応じて画像をユーザ端末3に送信する機能を持つ。サーバ装置4は、ユーザ端末3において設定された遠隔操作コマンドを携帯電話回線8又は電話回線5及びインターネット7を介して受信して、その遠隔操作コマンドをインターネット7及び電話回線5を介して宅内装置2に転送し、また、宅内装置2において撮像された画像を電話回線5及びインターネット7を介して受信して、その画像をインターネット7及び携帯電話回線8又は電話回線5を介して対応するユーザ端末3に転送する。サーバ装置4は、複数の宅内装置2及びユーザ端末3を識別して各宅内装置2とこれに帰属する各ユーザ端末3に関する画像データを含むデータの管理とコマンドの管理を行う。
図2、図3を参照して本システムにおけるヘルプコール機能の概念を説明する。図2は本システム1における小集団と情報や人の動きを示し、図3はヘルプコール発動を含む遠隔見守りの処理フローを示す。この図2に示す「個」は、集合住宅の個人宅を示し、この個人宅には上述の宅内装置2が設置されている。また、「共有スペース」は、集合住宅の会議室やプレイルームであり、これらの共有スペースにも宅内装置2が設けられている。「隣」は、本システム1のユーザの所有するユーザ端末3を示す。図2は、図中の個人宅に帰属するユーザが、遠隔地において宅内又は共有スペースに設けられた宅内装置2からの画像をインターネット経由でユーザ端末3に表示して見ている状況を示す(S1)。
このとき、遠隔地にいるユーザが、ユーザ端末3に表示された画像内に緊急事態を発見して自宅に直ちに駆けつける必要を感じたとき(S2でYes)、ユーザ端末3からサーバ装置4に対しヘルプコールを発動する(S3でYes、S4)。すると、サーバ装置4は、管理端末9に対してヘルプコール発動の通知を行うとともに、サーバ装置4に記憶された所定の小集団のユーザに帰属するユーザ端末3に対して駆けつけ場所のデータとともに駆けつけ依頼のメールを配信する。このとき、管理端末9の表示部9aには、ヘルプコールの発生がブリンク文字と警報音により表示される(S5)。
駆けつけ依頼のメールを受けた小集団のメンバである隣人(ユーザ)、及び管理端末9を管理している集合住宅の管理人が直ちに、メールで指定された駆けつけ場所に駆けつけて、緊急事態の確認や対処を行う(S6)。
緊急事態の解消の後、管理端末9を管理する管理人によりヘルプコール解除が行われ、文字のブリンクと警報音が停止されるとともに、発動されたヘルプコールの内容がデータベースに保存される(S7)。これらのデータは、後述するように統計処理して小集団における安全管理等に利用される。また、画像内に緊急事態を発見せず(S2でNo)、ヘルプコールの発動をしない場合(S3でNo)、ヘルプコールを発動しないで画像閲覧を終了する(S8)。
図4は、管理端末9の表示部9aにおける表示例を示す。表示部9aには、例えば、集合住宅名の他、ヘルプコール発生の記録が表示される。記録欄の最上段には、最新のヘルプコールが文字をブリンクして表示されている。ヘルプコールへの対処が行われた後、ヘルプコールの原因を入力しようとしている状況を示す。原因欄に入力が済むと、ヘルプコールへの対処が完了して、最上段におけるブリンクが停止する。
図5を参照して宅内装置2によって行われる撮影動作について説明する。宅内装置2のカメラ21による画像撮影は、少なくとも、次の3種類が可能である。
(1)リモート撮影:サーバ装置4を経由して送信されるユーザ端末3からの指示による随時撮影である。遠隔地にいるユーザが宅内の様子を確認したいとき、ユーザ端末3を用いて所定のホームページから自宅の宅内装置2のカメラ21や共有スペースのカメラ21に対して、サーバ装置4経由で撮影コマンドを送信して撮影する。撮像結果は、サーバ装置4ヘ登録され、その画像に帰属するユーザ端末3によって閲覧が可能となる。サーバ装置4ヘの登録と同時に撮像完了通知メールがユーザ端末3に送信される。
(2)センサ撮影:宅内に配置されたセンサの反応をきっかけとして行う撮影である。宅内装置2のセンサスイッチがオン状態である場合、センサを横切る人物や物に対してセンサが反応して自動的に撮像される。撮像結果はサーバ装置4へ登録され、上記同様、閲覧が可能となる。サーバ装置4ヘの登録と同時に侵入者通報メールが利用者に送信される。
(3)予約撮影:事前の予約設定による撮影である。利用者によって設定された時刻や間隔時間で宅内装置2が自動撮像し、撮像結果はサーバ装置4ヘ登録され上記同様、閲覧が可能となる。サーバ装置4ヘの登録と同時に撮像済メールが利用者に配信される。
ユーザは、ユーザ端末3のブラウザ画面を操作して、上述により撮影された画像を閲覧した結果、侵入者、ケガ人、病人、火災、その他の緊急事態を認識すると、警報発声コマンド又はヘルプコールコマンドを発動する。サーバ装置4は、ユーザ端末3からこれらのコマンドを受信すると、これらのコマンドを他のコマンドに優先して処理する。(1)警報発声コマンドの場合、当該コマンドを発したユーザ端末3に帰属する宅内装置2に、警報発声装置22による一定時間の警報発声を行わせる。また、(2)ヘルプコールコマンドの場合、前述のように(図2)、予め設定されたヘルプコール対象とされるユーザ端末にヘルプ依頼送信を行うとともに、管理端末9にヘルプコール発動の通知を行ってこれを表示部9aに表示させる(図4)。
図6を参照して、上述の近隣ユーザの駆けつけを機能させる小集団に基づく組織について説明する。(小集団)本システム1におけるユーザは、集合住宅の居住者であり、組織としての最小集団である近隣利用者の集まりからなる小集団に帰属する。小集団は、例えば、防犯委員をリーダとする。(階集団)各小集団は同一集合住宅内の同一棟内の同一階内の小集団の集まりからなる階集団を構成する。(棟集団)各階集団は同一集合住宅内の同一棟内の階集団の集まりからなる棟集団を構成する。(地域集団)各棟集団は同一集合住宅内の棟集団の集まりに集合され地域集団を形成する。
本システム1を利用するユーザは、図7に示すように、/集合住宅番号/棟集団番号/階集団番号/小集団番号/個宅番号/、などの番号を用いて帰属する組織の階層構造に基づいて構成した帰属コード(利用者識別番号)で識別される。同様に、共有スペース内に設置された宅内装置2も、帰属コードで識別される。ユーザ従ってユーザ端末3は、一軒に1つとは限らないため、必要に応じてABC・・等の記号を付加して識別される。
本システム1は、個人宅内を撮像し個人で見守りをするだけでなく、集合住宅の特性を生かし、共有スペースの見守りと、近隣住民と集合住宅管理人に対するヘルプコール機能を有し、家族と住まいの見守りができるシステムである。自宅内や共有スペースの撮像画像により問題の発生が認識された場合に、集合住宅の管理人および隣人にヘルプコールを依頼できる。本システム1は、地域社会の安全性向上によって個人の安全性向上を目指す小集団を基礎にした集合住宅型遠隔見守りシステムである。
本システム1の効果として次の点が挙げられる。(1)在宅家族の様子を遠隔地にいる利用者が携帯端末等で確認できる。(2)留守宅への家族の帰宅や不信者の侵入があると、センサーによる自動撮像により遠隔地にいる利用者にメールで知らせ撮像画像の確認ができる。(3)家族が共有スペースにいるかどうかを確認できる。(4)撮像によって自宅に問題発生が確認できたが、しかし、利用者がすぐに自宅へ駆け付けできないような遠隔地にいる場合、管理人や隣人にヘルプコールを依頼できる。(5)隣人が相互にヘルプコールを依頼したり、またされたりすることによって、地域社会と個人の安全性が同時に高まり、小集団の親密度も増す。(6)管理人室のパソコン上にヘルプコールの状態表示を「ヘルプコール表示板」として常にすることによって、ヘルプコールの見逃しがなくなる。(7)駆け付けを警備会社へ依頼する場合に比べて、早期に現場へ到着でき、費用も必要としない。
個人の力は小さく、個人的に家族や住まいの安全に取り組んでも限界がある。地域社会の安全性が高まらない限り、個人の安全性も高まらない。集合住宅型遠隔見守りシステム1は、隣人小集団によるヘルプコールを実現し、地域と個人の安全性を同時に高めようとするものである。また、個人のヘルプコール必要性、個人のプライバシ意識、個人のおかれた環境などには差があり、その差を吸収できるシステム構成が必要である。
図8は、本システム1のユーザが、小集団の中で選択する団員種別を示す。本システム1をどのように用いて、どのように小集団に参加するかによって、例えば、3項目についてそれぞれ参加不参加の形態があり、計算上8種類の団員種別が設定される。項目1は、ヘルプコールの発動と管理端末9の表示部への表示をするかしないかである。プライバシを知られたくない、また、逆に、止むに止まれずヘルプコールを発動しなければならない、など個人によって判断理由はまちまちと思われる。
項目2は、ヘルプコールの受信をするかしないかである。ヘルプコールを受けても、近所に居なければ役立たない、などの判断理由が考えられる。項目3は、共有スペースの画像取得と閲覧である。家族が共有スペースを利用する機会が少なければ、画像閲覧は特に必要ではないと考えられる。本システム1において団員種別の設定に、以上の3項目を示したが、この種別に限られず、集合住宅のおかれた環境や状況によってこの種別の設定を適宜定めることができる。
管理端末9、ヘルプコール表示、及びヘルプコールの統計について説明する。管理人専用のパソコンが管理端末9として用いられ、その表示部9aには常にヘルプコール、又はヘルプコール履歴が表示されている。そこで、当該集合住宅の利用者からヘルプコールが発動されると、ヘルプコールメールのメール配信と同時に表示部9aにヘルプコールの発生を、表示文字のブリンクと警報音声とにより表示する。集合住宅の管理人は、ヘルプコールに対して原因確認と問題対処の後、原因コードを入力する。原因コードが入力されると、ヘルプコールが解除される。すなわち、原因コードの入力は、ヘルプコールの解除を兼ねている(図4)。
ヘルプコールは、発生住宅名、発生年月日、時刻、棟、階、個宅、氏名、さらに原因が累積記録される。そこで、これらのデータを統計処理し、分析することで、原因別、場所別などの傾向を把握して、安全対策や防犯対策に反映して対策を講じることができる。このような解析例を、図9、図10に示す。なお、本発明は、上記構成に限られることなく種々の変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る集合住宅型遠隔見守りシステムの概略構成図。 同上システムにおけるヘルプコール機能の概念説明図。 同上システムにおける遠隔見守り処理のフロー図。 同上システムにおける管理端末の表示部の図。 同上システムにおける撮像種別と画像の利用形態の説明図。 同上システムにおけるユーザの集団構成説明図。 同上システムにおけるユーザの帰属分類説明図。 同上システムにおける集団構成員の種別構成図。 同上システムにおけるヘルプコール統計処理の説明図。 同上システムにおけるヘルプコール統計処理の説明図。
符号の説明
1 集合住宅型遠隔見守りシステム
2 宅内装置
3 ユーザ端末
4 サーバ装置
7 インターネット
9 管理端末
21 カメラ
9a 表示部

Claims (3)

  1. 個人宅内及び共有スペースの所定領域をカメラを用いて撮影した画像をインターネットを介して送信する複数の宅内装置と、インターネットに接続されインターネットを介して前記宅内装置から画像を受信するとともに、その画像をインターネットを介してブラウザ機能付きの複数のユーザ端末に送信するサーバ装置と、を備えた集合住宅型遠隔見守りシステムであって、
    前記ユーザ端末からのヘルプコールをインターネット及び前記サーバ装置を介して受信して表示部に表示する機能を有する管理端末を備え、
    前記宅内装置は、前記サーバ装置から送信されるカメラ撮影動作その他の動作を含む制御用のコマンドを受信してそのコマンドを実行し、少なくとも、前記サーバ装置を経由して送信される前記ユーザ端末からの指示による随時撮影(リモート撮影という)、宅内に配置されたセンサの反応による撮影(センサ反応撮影という)、及び予約設定による撮影(予約撮影という)のいずれかの撮影を行い、
    前記サーバ装置は、複数の宅内装置及びユーザ端末を識別して画像データを含むデータの管理とコマンドの管理を行い、ユーザがユーザ端末のブラウザ画面を操作して閲覧した画像から緊急事態を判断して発動する警報発声コマンド又はヘルプコールコマンドをユーザ端末から受信するとこれらのコマンドを他のコマンドに優先して処理し、
    警報発声コマンドの場合、当該コマンドを発したユーザ端末に帰属する宅内装置に一定時間の警報発声を行わせ、ヘルプコールコマンドの場合、予め設定されたヘルプコール対象とされるユーザ端末にヘルプ依頼送信を行うとともに前記管理端末にヘルプコール発動の通知を行い、
    前記管理端末は、ヘルプコール発動の通知を受信するとヘルプコールの発生をブリンク文字と警報音により表示部に表示し、当該管理端末を管理する管理人によるヘルプコール解除により文字のブリンクと警報音を停止するとともに、発動されたヘルプコールの内容をデータベースに保存することを特徴とする集合住宅型遠隔見守りシステム。
  2. 個人宅内及び共有スペースの所定領域をカメラを用いて撮影した画像をインターネットを介して送信する複数の宅内装置と、インターネットに接続されインターネットを介して前記宅内装置から画像を受信するとともに、その画像をインターネットを介してユーザ端末に送信するサーバ装置と、を備えた集合住宅型遠隔見守りシステムであって、
    前記ユーザ端末からのヘルプコールをインターネット及び前記サーバ装置を介して受信して表示部に表示する機能を有する管理端末を備え、
    前記宅内装置は、前記サーバ装置から送信されるカメラ撮影動作その他の動作を含む制御用のコマンドを受信してそのコマンドを実行し、
    前記サーバ装置は、複数の宅内装置及びユーザ端末を識別して画像データを含むデータの管理とコマンドの管理を行い、ユーザがユーザ端末を用いて閲覧した画像から緊急事態を判断して発動する警報発声コマンド又はヘルプコールコマンドをユーザ端末から受信すると、これらのコマンドを他のコマンドに優先して処理し、警報発声コマンドの場合、当該コマンドを発したユーザ端末に帰属する宅内装置に一定時間の警報発声を行わせ、ヘルプコールコマンドの場合、当該コマンドを発したユーザ端末以外のユーザ端末にヘルプ依頼送信を行うとともに、前記管理端末にヘルプコール発動の通知を行うことを特徴とする集合住宅型遠隔見守りシステム。
  3. 前記サーバ装置は、ヘルプコールコマンドの処理に際し、予め設定されたヘルプコール対象とされるユーザ端末のみにヘルプ依頼送信を行うことを特徴とする請求項2に記載の集合住宅型遠隔見守りシステム。
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