JP4204431B2 - 多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法並びにそれを実施するための装置、プログラムおよびシステム - Google Patents

多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法並びにそれを実施するための装置、プログラムおよびシステム Download PDF

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本発明は、多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法およびそれを実施するための装置に関する。
本件の「多数の見守りからの情報」とは、多数の地点に存在または設置されている、
・建物や施設、構築物、設備や機器
・建物の内外に存在する人や動植物
を対象として、
・建物や施設(それぞれの内部や周辺を含む)、構築物、設備・機器の状態や稼働状況の把握、あるいは監視やモニタリング
・建物や施設、構築物への侵入者の検知
・人や動植物の状態や生活・活動状況の把握、あるいは監視・モニタリング
を行うために、
・建物や施設、構築物の内外ならびに設備・機器などに設置された各種センサーから得られる検知情報
・設備・機器の状態・稼働情報
などのことを言う。
より具体的には、ひとり暮らしの高齢者の生活状態や活動状況の把握・モニタリング、夜間のビルや留守宅への侵入者の検知、あるいは道路の渋滞状況の把握等を行うために、主に建物の内外に設置されたセンサーが検知した人の動きや窓・ドアの開閉状態などの情報、電気機器が動作した回数や使用電力量などの情報、道路沿いの電柱等に取り付けられたセンサーや測定装置で検知した自動車の通過台数やその速度などの情報を収集するものであり、在宅時に人の動きや電気機器の動作がなければ高齢者の安否が気遣われ、また、夜間のビルや留守宅に人の動きがあれば侵入者が疑われる状況であること、さらには通過自動車数が少なくかつ速度も遅い場合には交通渋滞となっていると推測される状況であることなどを示す。きめ細かな見守りを行うためには、収集と同時、またはこれに準じる程度に随時、これらの情報を送信する必要があり、また、見守りの対象となる家庭や建物、設備・機器などが数万軒・数万箇所といった規模になる場合を想定すると、膨大な数の情報をセンター装置に送信する必要が生じることになる。
本件の「見守りのための設定情報」とは、
・建物や施設(それぞれの内部や周辺を含む)、構築物、設備・機器の状態や稼働状況の把握、あるいは監視やモニタリング
・建物や施設、構築物への侵入者の検知
・人や動植物の状態や生活・活動状況の把握、あるいは監視・モニタリング
を行うために、
・建物や施設、構築物の内外ならびに設備・機器などに設置された各種センサーから得られる検知情報
・設備・機器の状態・稼働情報
が通常時と異なる時、対象物に何らかの異常が発生したと推測し、見守り者に警報を通知する場合の、これら見守りからの情報が異常時を示すと判定するための条件、および異常時であると判定されたときの警報の通知の要否や通知する場合の通知先の情報を言う。
より具体的には、ひとり暮らしの高齢者の動きを検知しない時間の長さや、留守宅で人の動きを検知した場合の警報解除ボタンを押すまでの猶予時間の長さ、渋滞道路の自動車の速度などの情報であり、これらの条件を超過した場合に通知することを希望する場合に、予め設定された見守り者の通知先に警報を通知する。
文献1ないし3にあるように、従来各種のホームモニタリングサービスが開発されている。
文献1には、ブルートゥース(登録商標)のような通信機能を各家電機器に組み込み、ホーム端末によって集中的に管理するシステムを応用し、特に高齢者世帯の生活態様を家電機器の使用態様から推測し、平時の生活態様と異なる使用態様が見られたときに健康障害、知的障害その他、何らかの異変が起こったと推定し、親族、保健所、介護センター等の特定のサイトへ電話、インターネット、その他の情報ネットワークを通じて自動的に通報する技術を提供すること、また、通信機能を各家電機器に組み込み、ホーム端末によって集中的に管理するシステムを応用し、契約家屋における種々の家電機器の使用態様に基づき、契約と異なるサービスの提供を強いられた場合や、逆に契約上のサービスを提供しなかった場合にそれを推定することができる技術を提供することを目的とする、家人ケアシステム、家人ケア用サーバー、ホーム端末、家人ケア方法、家人ケアプログラムを記録した媒体及び家電機器使用状況監視システムが開発されている。
この家人ケアシステムは、自装置の稼働情報を外部に送信する通信機能を備えた家電機器と、前記家電機器及び情報ネットワークと接続され、前記家電機器と通信して使用情報を収集し、前記情報ネットワークを通じて特定の宛先に伝送するホーム端末と、前記情報ネットワークを通じて前記ホーム端末と接続され、前記家電機器の使用情報を分析し、該ホーム端末のユーザーの生活態様に異変が起きていないかどうか推定し、異変ありと推定したときに警報を出力する家人ケア用サーバーとを備えて成ることを特徴としている。
文献2には、サービスセンタが扱う見守り対象者の情報の中には、対象者本人やその親族にとってオペレータに知られたくないものが含まれている場合があり、該事情に鑑みてなされた高齢者や病身者等の対象者を遠隔から見守るための管理装置が開発されている。生活見守り用管理装置は、見守られるべき対象者の宅に設置された宅内見守り装置と上記対象者を見守るべき複数の主体者の端末とを通信手段を介して中継する見守り用管理装置であって、上記宅内見守り装置から上記対象者の生活情報又は健康情報を受信する受信手段と、上記受信した情報を含む上記対象者の個人情報を蓄積する蓄積手段と、各主体者に応じて上記個人情報のうち閲覧を許容する項目を設定する設定手段と、上記端末から上記個人情報の閲覧の要求を、上記主体者を特定する情報と共に受け付ける受付手段と、上記主体者特定情報に基づいて上記蓄積手段の個人情報のうち上記設定手段で設定した閲覧許容項目に対応する部分のみを上記閲覧要求のあった端末に送信する送信手段とを備えたことを特徴としている。
文献3では、監視対象者の家庭に設置する機器の点数を削減し、利用者の負担を軽減するとともに、多数の監視対象者を一元管理できるようにし、しかも、情報のセキュリティに配慮した生活モニターシステムが開発されている。生活モニターシステムは、家庭内の電気製品の操作情報または動作情報によって多数の家庭の生活状況を監視する生活モニターシステムにおいて、各家庭内に配設され、前記電気製品の操作または動作を検出するとともに送信先等の情報を記憶した監視ユニット、および、該監視ユニットによって検出した情報を第1通信網を介して家庭外に送信する送信手段と、前記送信手段から前記電気製品の情報を受信し、多数の監視対象者の情報を一元管理する情報蓄積手段と、前記情報蓄積手段の蓄積情報を表示可能に加工する加工手段と、前記加工手段によって加工したデータを外部から閲覧可能に表示する表示手段とを備え、前記監視ユニットに時計機能を設け、前記送信手段を介して情報を送信する時に日時情報を付加して送信するとともに、前記時計機能の日時情報を、商用電源に接続されて監視ユニットに電力が供給されると前記送信手段を介して前記情報蓄積手段に日時情報を要求し、該情報蓄積手段から送信された日時情報に基づいてカウントを開始するように構成している。
特開2002−92767号公報 特開2002−109667号公報 特許第3193363号明細書
従来多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、たとえば各種のホームモニタリングサービスのサービスには次のような課題がある。
1.各家庭のセンサー情報を収集するためには、随時送られてくる大量の情報をデータセンターで受信し、処理する必要があり、次の(1)、(2)等の問題が生じていた。
(1)従来のダイアルアップ回線(パケット交換、回線交換)または専用回線では、顧客の通信費用、センター側の設備費用等、費用負担が非常に大きい。
(2)データセンターにおいて非常に大規模かつ高品質のコンピュータシステムを構築する必要がある。
2.上記課題を解決するために、インターネット常時接続回線を通信手段として用いる場合、新たに次のような問題が生じる。
(1)インターネット回線は、ダイヤルアップ回線や専用回線に比して、通信の到達保証がなく、不正アクセス等の危険性が相対的に高く、信頼性が低い。
(2)常時接続回線について、現在のインターネット環境下の一般家庭では、IPアドレスが固定化されない使用形態が通常であるため、データセンターからホームコントローラへの通信ができない場合がほとんどである。すなわち、データセンターからホームコントローラの設定を更新するためには、特別な機器や設定が必要となる。
3.ホームモニタリングサービスに関しては、高齢者の見守りと留守宅のセキュリティ監視の両方を提供するシステムがないため、それぞれ構築する必要があり、特に留守宅のセキュリティ監視については、宅内で多数のセンサーや配線等の大規模な設置工事が必要となり、顧客の費用負担が大きい。
4.高齢者見守りに関しては、見守る側の論理から言えば、常に高齢者を見守る必要があり、当然これを満たすシステムが構築されているため、見守られる側は、常に見守られていることを意識せざるを得ず、精神的苦痛を伴う等、高齢者のプライバシーに対する配慮が欠けている面がある。
5.ホームモニタリングサービスまたはこれに関連するサービス(例えば緊急時の出動サービス)の提供事業者が抱える根本的問題としては、各サービスを提供するに当たって、まず各社各様のシステム・データセンターを構築・設置し、また、顧客に専用の宅内機器等を購入・設置してもらう必要があり、双方の初期投資の負担が大きい、という点がある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の構成を採用する。
1.データセンターに送られてくる大量のデータの処理に関しては、
(1)通信に関して、
i)昨今、インフラ整備の進んでいるインターネットの常時接続回線を通信手段として用いることにより、費用負担を大幅に削減する。
ii)通信トラフィック量を削減し、また集中化を防ぐことにより、データセンターの設備負担を軽減するため、次のような機能を持たせる。
(a)各家庭内のセンサーの検知情報を収集して、データセンターに送信するために設置するホームコントローラに、送信情報をコントロールする機能を持たせる。
例1.検知情報を1分単位でデータ化する。
例2.即時に行う送信、20分間蓄積した情報の送信、1時間毎の定期送信に分類する。
例3.上記例2の経過時間の起算点を、毎正時ではなく、事象発生(人検知)時、または最終通信時とすることにより、送信時間を家庭毎に自然に分散させる。
(b)データセンターにおいて、不正アクセス防止のため、受信時に電子認証を行い、認証されなかったIPアドレスからの通信を一定時間拒否する機能を持たせる。また、その時間をアクセス回数に応じて幾何級数的に延長する。
(2)処理に関して、
データセンターにおいて、複数のサーバコンピュータを設置し、処理を分担かつ補充することにより、小規模な設備で高速な処理を可能とする。
2.インターネットを通信手段として用いる場合に関して、
(1)信頼性向上のために、
i)ホームコントローラに再送機能を持たせることにより、通信を確実にする。
ii)ホームコントローラ・データセンター間の通信データの暗号化を行い、また、データセンタで受信時に電子認証を行い、認証されなかったIPアドレスからの通信を一定時間拒否することにより、セキュリティの確保を行う。
(2)一方向通信の問題点を解決するために、ホームコントローラからデータセンターに通信を行う時に、データセンターから必要なデータをダウンロードすることにより、あたかもデータセンターからホームコントローラに通信を行ったかのように、データのやり取りを実現する。
3.ホームモニタリングサービスに関しては、
(1)ホームコントローラにモードボタンを装備し、顧客がモードを設定し、モードに応じて通知などの設定条件が切り替わることにより、高齢者の見守りと留守宅のセキュリティ監視の両方に対応できるようにする。
i)在宅モード→高齢者見守り…一定時間人検知がなければ通知
ii)外出モード→留守宅のセキュリティ監視…人検知があれば通知
(2)センサーを接続および内蔵したホームコントローラを開発し、最低収集点数の絞り込みを行うことで、設置工事を軽減する。
4.高齢者の見守りに関しては、
ホームコントローラに解除モードボタンを装備し、高齢者がこれを選択することにより、見守る側に情報提供しないように設定可能なシステムにする。同時に、見守る側にも解除モードが設定されていることを通知し、見守る側の不安感を取り除くなど、双方に配慮したシステムとする。
5.モード設定機能を装備することにより、高齢者の見守り・留守宅のセキュリティ監視の両方に対応するシステムであると同時に、要望に応じて顧客の生活情報をカスタマイズして加工・提供することにより、さらに柔軟性・拡張性のあるシステムとすることができるので、他業者に対し、サービス提供のためのプラットホームとして、安価に使用させることができる。
さらに、上記課題を解決するために、以下の構成を備えることを特徴とする。
すなわち、本件の多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法の発明は、上記課題を解決するために、
請求項1の発明は、複数の手段により対象とする多数の見守りからの情報を加工処理し送信する第一の工程、第一の工程からの情報をインターネットプロトコルを用いた常時接続環境を有する通信手段で送信する工程、第一工程から通信手段を介して送信される情報を受信し蓄積し加工する機能を有する1以上の手段により加工処理する第二の工程からなり、対象とする多数の見守りからの情報を第一の工程と第二の工程とで適当な割合において分担して加工処理すること。
請求項2の発明は、請求項1の多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、第一の工程において、情報を送信する回数を削減し、送信時期を分散させ、および/または、送信した情報を受信側が受信する確度を高める処理加工をし、第二の工程において、情報を受信する回数を削減し、および/または、受信した情報の蓄積および加工を高速化する処理加工をすること。
請求項3の発明は、請求項2の多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、第一の工程において、受け取った情報を即時に送信するもの、一定時間蓄積した後に一括して送信するもの、または定期的に送信するものに分類して情報を送信することにより、情報を送信する回数を削減すること。
請求項4の発明は、請求項2または3の多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、第一の工程において、時刻ではなく、各手段に発生した事象を基準に、前記一定時間または前記定期を起算し、情報を送信する時期を手段毎に分散すること。
請求項5の発明は、請求項2ないし4のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、第一の工程において、受信されなかった情報を繰り返し送信することにより、送信した情報を受信側が受信する確度を高めること。
請求項6の発明は、請求項2ないし5のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、第二の工程において、情報の受信時に電子認証を行い、認証されずに受信を拒否した場合は、第一工程から通信手段を介して送信される情報の受信を一定時間拒否し、情報を受信する回数を削減すること。
請求項7の発明は、請求項2ないし6のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、第二の工程において、第一工程から通信手段を介する送信の過去の認証履歴に基づいて、第一工程から通信手段を介して送信される情報の受信を拒否する前記一定時間を幾何級数的に延長し、情報を受信する回数を削減すること。
請求項8の発明は、請求項2ないし7のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、第二の工程において、前記の1以上の手段を、負荷分散手段および/または複数の処理手段とし、該負荷分散手段が、受信する前記情報を、複数の該処理手段に振り分け、および/または、複数の該処理手段が情報を受信する機能、情報を蓄積する機能、情報を加工する機能を、それぞれ分担し、受信した情報の蓄積および加工を高速化すること。
請求項9の発明は、請求項2ないし8のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、第二の工程において、第一工程から通信手段を介して送信される情報を閲覧可能に加工処理し、外部からの要求に対して閲覧提供すること。
請求項10の発明は、請求項9の多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、前記閲覧可能に加工処理した情報に対し、外部からの閲覧要求が予め設定された時間行われない場合には、外部に閲覧督促の通知をすること。
請求項11の発明は、請求項2ないし10のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、第二の工程において、受信し蓄積し加工した情報を定期的に前記外部に通知すること。
請求項12の発明は、請求項2ないし11のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、第二の工程において、第一工程から通信手段を介して送信される情報を、見守りのための設定情報に基づき、加工処理し、外部に通知すること。
請求項13の発明は、請求項12の多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、第二の工程において、外部からの要求に応じて前記見守りのための設定情報を変更すること。
請求項14の発明は、請求項2ないし11のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、第一の工程において、多数の見守りからの情報を、見守りのための設定情報に基づき、加工処理し、外部に通知するための情報を送信し、第二の工程において、該通知情報を加工処理し、外部に通知すること。
請求項15の発明は、請求項14の多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、第一の工程において、外部からの要求に応じて前記見守りのための設定情報を変更すること。
請求項16の発明は、請求項2ないし15のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、第一の工程において、多数の見守りからの情報を送信した際に、前記外部からの要求に応じて変更された見守りのための設定情報を取得すること。
請求項17の発明は、請求項2ないし16のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、在宅モード、外出モードまたは帰宅通知外出モードを選択するステップを有する第一の工程と、第一の工程で選択され、第一の工程から通信手段を介して送信される在宅モード、外出モードまたは帰宅通知外出モードのいずれかの情報に基づいて加工処理するステップを有する第二の工程を合わせ持つことで、在宅中の見守り、外出中の監視または帰宅の通知を行うことを可能とすること。
請求項18の発明は、請求項17の多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、前記第一の工程は、解除モードを選択するステップを有し、第一の工程で解除モードが選択されると、第一の工程から通信手段を介して送信される解除モードの情報に基づいて加工処理するステップを有する第二の工程を合わせ持つことで、情報の送受信を中断することを可能とすること。
請求項19の発明は、請求項18の多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、前記在宅モード選択時においては、帰宅通知外出モード、外出モードまたは解除モードの選択が可能であり、前記外出モード選択時においては、在宅モードまたは解除モードの選択が可能であり、前記帰宅通知外出モード選択時においては、在宅モードまたは解除モードの選択が可能であり、前記解除モードの選択時においては、在宅モード、外出モードまたは帰宅通知外出モードの選択が可能であること。
請求項20の発明は、請求項19の多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、前記外出モードから在宅モードまたは解除モードへの切り替えをする場合、および前記帰宅通知外出モードから在宅モードまたは解除モードへの切り替えをする場合において、パスワードの入力が必要であり、該パスワードが正しい場合のみモードの切り替えが行われること。
請求項21の発明は、請求項20の多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、前記パスワードの入力が、設定された回数連続して失敗した場合には、外部に認証失敗の通知をすること。
請求項22の発明は、請求項17ないし21のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、前記在宅モード選択時において、設定した時間継続して任意の見守りからの人検知情報の送信がない場合、および/または、設定した任意の時間帯に任意の見守りからの人検知情報の送信がない場合には、外部に人未検知の通知をすること。
請求項23の発明は、請求項17ないし22のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、前記在宅モード選択時において、任意の見守りからの人検知情報が送信された場合、および/または、解除モード、外出モードまたは帰宅通知外出モードのいずれかが選択された場合には、外部に人検知の通知をすること。
請求項24の発明は、請求項17ないし23のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、前記外出モード選択時において、任意の見守りからの人検知情報が送信された場合には、外部に人検知の通知をすること。
請求項25の発明は、請求項17ないし24のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、前記外出モードまたは前記帰宅通知外出モードの選択は、外部から前記常時接続環境を通じて行うことが可能であること。
請求項26の発明は、請求項25の多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、前記外部からの外出モードまたは帰宅通知外出モードの選択が成功した場合には、外部に設定完了の通知をすること。
請求項27の発明は、請求項17ないし26のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、前記帰宅通知外出モード選択時において、在宅モードまたは解除モードのいずれかが選択された場合には、外部に帰宅の通知をすること。
請求項28の発明は、請求項17ないし27のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、前記解除モードが選択された後から他のモードへの切り替えが設定した時間以上行われない場合には、外部に解除モード継続の通知をすること。
請求項29の発明は、請求項2ないし28のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、前記第一の工程は、前記常時接続環境から最新の加工処理手段を取得し、該加工処理手段を用いて複数の手段により対象とする多数の見守りからの情報を加工処理し送信すること。
請求項30の発明は、請求項2ないし29のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、前記第一の工程の稼働状況を記憶し、前記常時接続環境を介して定期的に該記憶した稼働状況を前記第二の行程へ送信すること。
請求項31の発明は、請求項2ないし30のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法において、前記の見守りからの情報が、各見守りからのセンサーの検知情報および/または電気機器の動作情報であること。
また、本件のコントローラに係る請求項32の発明は、上記課題を解決するために、CPU部と、記憶部と、センサー部と、外部インタフェース部と、時計部と、操作部と、ブザー部と、状態表示部と、通信部とから構成され、請求項1から請求項31のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法における、前記第一の工程で使用することができる機能を有することを特徴としている。
また、請求項33の発明は、請求項32のコントローラにおいて、前記記憶部は、コントローラ識別データと、動作データと、日時データと、IPアドレスデータと、設定データと、外部インタフェース接続データと、コントローラ稼働ログデータと、LANステータスデータとを保持し、前記CPU部は該データを加工処理し送信することを特徴とする。
また、請求項34の発明は、請求項32または33のコントローラにおいて、在宅モード、外出モード、帰宅通知外出モードおよび解除モードを有することを特徴とする。
また、請求項35の発明は、請求項34のコントローラにおいて、前記操作部は、押下すると予め設定したメールアドレスに連絡メールを送信する連絡ボタン兼認証パスワード入力キーである複数のボタンと、複数のモード設定スイッチとから構成されることを特徴とする。
また、請求項36の発明は、請求項35のコントローラにおいて、前記複数のボタンは、在宅モードまたは解除モード選択時においては連絡ボタンとして機能し、外出モードまたは帰宅通知外出モード選択時においては認証パスワード入力キーとして機能することを特徴とする。
また、請求項37の発明は、請求項35または36のコントローラにおいて、前記モード設定スイッチは、在宅スイッチと、解除スイッチと、外出スイッチとから構成され、在宅モード選択時においては、外出スイッチを押下すると外出モードに切り替わり、解除スイッチを押下すると解除モードに切り替わり、外出スイッチを複数秒継続して押下すると帰宅通知外出モードに切り替わり、外出モード選択時においては、在宅スイッチを押下すると在宅モードに切り替わり、解除スイッチを押下すると解除モードに切り替わり、帰宅通知外出モード選択時においては、在宅スイッチを押下すると在宅モードに切り替わり、解除スイッチを押下すると解除モードに切り替わり、解除モード選択時においては、在宅スイッチを押下すると在宅モードに切り替わり、外出スイッチを押下すると外出モードに切り替わり、外出スイッチを複数秒継続して押下すると帰宅通知外出モードに切り替わることを特徴とする。
また、請求項38の発明は、請求項32ないし37のいずれかのコントローラにおいて稼働するプログラムであって、該記憶部が保持するコントローラ識別データと、動作データと、日時データと、IPアドレスデータと、設定データと、外部インタフェース接続データと、コントローラ稼働ログデータと、LANステータスデータとを、該CPU部に加工処理し送信させることを特徴とする。
さらにまた、本件のセンサーに係る請求項39の発明は、赤外線による人検出部と、記憶部と、CPU部と、外部インターフェース部から構成され、請求項31の多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法における、該見守りからの情報源であることを特徴とする。
また、請求項40の発明は、請求項39のセンサーにおいて稼働するプログラムであって、該記憶部が保持する該見守りからの情報を、該CPU部に加工処理し送信させることを特徴とする。
さらにまた、本件のセンター装置に係る請求項41の発明は、通信機器と、負荷分散装置と、コントローラ通信サーバと、ファイアーウォールと、生活状況監視・通知サーバと、データベースサーバと、課金管理サーバと、ダウンロードサーバと、WWWサーバと、メールサーバと、音声通知装置とから構成され、請求項1から請求項31のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法における、前記第二の工程で使用することができる機能を有することを特徴とする。
また、請求項42の発明は、請求項41のセンター装置において稼働するプログラムであって、請求項1から請求項31のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法における、前記第二の工程で使用するためのプログラムであって、コントローラ通信サーバと、生活状況監視・通知サーバと、データベースサーバと、課金管理サーバと、ダウンロードサーバと、WWWサーバと、メールサーバと、音声通知装置とを連動させることを特徴とする。
また、本件のシステムに係る請求項43の発明は、請求項1から請求項31のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法における前記第一の工程で使用することができる機能を有するコントローラと、前記第二の工程で使用することができる機能を有するセンター装置と、該コントローラと該センター装置の間の通信がインターネットプロトコルを用いた常時接続環境を有するWANおよび/またはLANとで構成されるシステムであり、対象となる見守りからの情報を該コントローラと該センター装置とで適当な割合において分担して加工処理することにより、多数の見守りからの情報を送受信し処理することを可能とするものであることを特徴とする。
また、請求項44の発明は、請求項43のシステムにおいて、前記センター装置は前記コントローラのサービス状態を管理する機能を有し、該コントローラからの通信情報を受信した際に、サービス未開始状態である場合には、外部にサービス開始の通知をすることを特徴とする。
また、請求項45の発明は、請求項43または44のシステムにおいて、前記コントローラは前記センター装置と一定間隔で通信を行い、前記センター装置は前記コントローラとの通信が一定時間以上途絶えた場合には、外部に通信異常の通知をすることを特徴とする。
また、請求項46の発明は、請求項43ないし45のいずれかのシステムにおいて、前記コントローラと前記センター装置との通信が一定時間以上途絶えた後に、該コントローラと該センター装置との通信が復旧した場合には、該センター装置は外部に正常復旧の通知をすることを特徴とする。
また、請求項47の発明は、請求項43ないし46のいずれかのシステムにおいて、前記コントローラは一定間隔で該見守りからの情報を確認し、該見守りにおいて異常発生時には前記センター装置に異常情報を送信し、該センター装置は該異常情報を受信し、外部に異常発生の通知をすることを特徴とする。
また、請求項48の発明は、請求項43ないし47のいずれかのシステムにおいて、前記見守りにおいて異常が発生した後に、該見守りの異常が復旧した場合には、前記コントローラは前記センター装置に正常復旧情報を送信し、該センター装置は該正常復旧情報を受信し、外部に正常復旧の通知をすることを特徴とする。
また、請求項49の発明は、請求項43のシステムにおいて、前記コントローラと前記センター装置との通信が暗号化されていることを特徴とする。
また、請求項50の発明は、請求項44ないし48の何れかのシステムにおいて、前記コントローラと前記センター装置との通信および/または前記センター装置と前記外部との通信が暗号化されていることを特徴とする。
また、請求項51の発明は、請求項44ないし48のいずれかまたは請求項50のシステムにおいて、前記通知手段がメールを送信すること、および/または、外部に電話をかけ、音声通知をすることであることを特徴とする。
また、請求項52の発明は、請求項43ないし51のいずれかのシステムにおいて稼働するプログラムであって、請求項1から請求項31のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理するためのプログラムであって、前記コントローラと、前記センター装置と、前記見守りを連動させることを特徴とする。
本発明の方法によれば、従来、銀行のオンライン処理のように、大型汎用コンピュータを必要とした多数の見守りからの情報の送受信ならびに加工処理について、安価なサーバコンピュータを使用して、高品質を保ったまま送受信し、加工・処理することが可能となる。
すなわち、送信する側においては、送信する情報の量や送信回数を削減したり、送信時期を分散することによって、通信トラフィック量の軽減や特定時間への集中回避をはかり、受信して加工処理する側においても、通信処理の高速化に加えて、不要な情報の受信回数を削減したり、受信した情報を分散して複数で加工処理することによって、膨大な量の見守りからの情報の処理を著しくスピーディかつ高品質で行うことを可能とし、よりきめ細かな分析や見守りを実現する。
また、本発明の方法によれば、データセンターが多数のコントローラをあたかも特定して通信しているようにすることが可能で、加えて受信されなかった情報を繰り返し送信したり、受信の確度を高めたり、不正なアクセスを拒否したりすることにより、膨大な見守りからの情報の送受信や加工処理について、信頼性を保つとともに、セキュリティを確保したまま実施することが可能となる。
そして、本発明の方法によれば、警報の通知先や情報の収集周期を外部から変更できることから、人や動植物であれば生活や活動状況、設備や機器であれば稼働状況に合わせた見守りや監視、利用者の要望に応じた通知条件の設定の変更などが可能であり、状況の変化や新たな要望があった場合でも柔軟に対応することができる。
さらに、本発明の方法によれば、高齢者の在宅中の見守りと留守宅の見守り・侵入者の監視などを同じシステムで行うことが可能であり、また、見守られている人の意思で、見守りの状態を解除できるなど、プライバシーにも十分配慮することができる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態について、図を使って説明する。
本発明を高齢者等の生活見守りおよび留守宅の見守りに適用し、宅内に設置するコントローラ、ここではホームコントローラと遠距離にあってセンター装置を有するデータセンター間の通信にインターネット常時接続回線を使用し、また、住宅に設置するセンサーとして人検知センサーを使用した場合において説明する。
以下の説明において、高齢者等の生活見守りにおいては、住宅に居住する高齢者等見守られる側を使用者といい、高齢者等を見守る側の家族または親族等を見守り者という。また、留守宅の見守りにおいては、住宅の居住者が在宅状態の場合は使用者といい、外出状態の場合は見守り者という。
《全体のシステム構成》
図1は、ホームモニタリングシステムの全体構成を示す1例である。
このホームモニタリングシステムは、大別してサービスプラットフォーム100とサービス事業者160で構成される。
サービスプラットフォーム100は、使用者宅110に設置する人検知センサー111およびホームコントローラ112、インターネット網120、電話網130、データセンター140にあるデータセンター装置141、見守り者150のパソコン151および/または携帯電話152および/または固定電話153で構成され、基本サービスを行ったり、受けたりするために必要である。なお、データセンター140は、ホームコントローラのファームウェアをインターネット常時接続回線経由で提供するダウンロードセンターを兼ねる構成としているが、別途ダウンロードセンターを設置する構成も可能である。
サービス事業者160は使用者および見守り者に対し付加価値サービスを提供する介護支援会社、警備会社等であり、パソコン161および/または携帯電話162および/または固定電話163で構成される。
〈使用者宅〉
人検知センサー111は使用者宅110に設置され、使用者または侵入者等の人検知データを有線および/または無線などの専用線で接続されたホームコントローラ112へ送信する。ホームコントローラ112へ接続可能なセンサーの数は、内蔵人検知センサーおよび外付け人検知センサーを含め1以上を接続することが可能である。また、ホームコントローラへ接続できる機器は人検知センサーに限らず、火災センサー、開閉センサー、ユーザインターフェース機器等でもよい。
ホームコントローラ112は、インターネット常時接続回線でインターネット網120に接続され、内蔵および/または外付けの人検知センサーから受信した人検知データ、使用者がホームコントローラ112のモード設定スイッチを操作して設定する解除/在宅/外出/帰宅通知外出モードへのモード切替データ、およびこれらのデータとデータセンター装置141から受け取った通知条件データをもとにホームコントローラ112が判定する通知データ等をデータセンター装置141へ送信する。また、ホームコントローラ112が正常に稼働していることを伝えることを目的としてデータセンター装置141へ定期通信データを送信する。
図1には表示していないが、ホームコントローラをインターネット常時接続回線と接続するためには、インターネット常時接続回線の回線種別(例えば、ADSLインターネット、CATVインターネット等)およびこれに接続する本発明用途以外の機器(例えば、固定電話、パソコン等)に応じてADSLモデム、スプリッタ、ケーブルモデム、HUB、ルータ等必要となる機器を設置する。
ただし、ホームコントローラとデータセンター装置との通信において、ここではインターネット常時接続回線で説明するが、通信回線は必ずしもこれに限定されるものでなく、インターネットプロトコルを用いた通信方式であれば他の通信回線のWANおよび/またはLANであってもよい。
図22は、外付け人検知センサーのハードウェア構成を示す1例である。
人検知センサーは、赤外線センサーによる人検出部1101、揮発性メモリ、不揮発性メモリおよびCPUを内蔵するマイコン部1102、人検知センサーの動作状況を表示するLEDを有する表示部1103およびホームコントローラとの通信を行う外部インターフェース部1104から構成される。なお、人検知センサーの電源はホームコントローラ1105から供給される。
図23は、外付け人検知センサーの機能構成を示す1例である。
起動処理機能1201は、電源起動により最初に実行される処理であり、メモリチェック等の自己診断を行う。
人検知判定機能1203は、人検出部からのデータおよび設定された検知条件に基づいて、人の有無を判定し、設定に従い表示部を制御する。
イベント発生機能1205は、人検知判定結果に基づいて人検知時または不検知時にイベントを発生させる。
設定値記憶機能1202は、ホームコントローラから受信した機器種別コードおよび検知条件に関するデータ等をメモリに記憶する。電源断の場合でも値は保持される。
状態記憶機能1204は、現在の人検知状態、および起動後ホームコントローラに対して割込要求を行った回数をメモリに記憶する。
外部インターフェース通信機能1206は、外部インターフェース部に接続されるホームコントローラと通信を行うもので、人検知または不検知時にホームコントローラに割込要求を発生させる機能、およびホームコントローラからのメッセージを受信し、それに対して応答メッセージを送信する。
図2は、ホームコントローラ112の構成を示す1例である。
ホームコントローラ112は、CPU部200、プログラム記憶部201、一時データ記憶部202、固定データ記憶部203、内蔵人検知センサー部204、外部インターフェース部205、時計部206、操作部207、ブザー部208、状態表示部209、データセンター通信部210で構成される。
プログラム記憶部201に格納されたアプリケーションプログラムは、ホームコントローラ起動とともにCPU部200で稼働し、外部インターフェース部205、ブザー部208、データセンター通信部210等他部の制御を実行するとともに、一時データ記憶部202に予め設定および/または格納されている人検知データ、モード切替データ、日時データ、および通知条件データ等により通知判定を行い通知データを一時データ記憶部202に格納する。また、アプリケーションプログラムは、データセンター通信部210によりデータセンター装置から受信したファームウェアバージョンが一時データ記憶部202に保持する現在ファームウェアバージョンと異なる場合、ファームウェアのバージョンアップ処理を行い、ファームウェアバージョンアップ結果データを一時データ記憶部202に格納する。また、アプリケーションは、データセンター通信部210によりデータセンター装置から受信した内部データアップロードカウンターが一時データ記憶部に保持する内部データアップロードカウンターと異なっている場合、内部データを作成し、一時データ記憶部202に格納する。また、アプリケーションプログラムは、データセンター通信部210によりデータセンター装置から受信したモード設定要求値が現在モードと異なる場合、モード変更を行い、モード切替データを一時データ記憶部202に格納する。また、アプリケーションプログラムは、データセンター装置との通信における暗号化・復号化処理および電子署名データの作成処理等も行う。
内蔵人検知センサー部204の人検知センサーおよび/または外部インターフェース部205に接続された外付けの人検知センサーにより検知された人検知データは、アプリケーションプログラムにより時計部206から受け取った日時データとともに一時データ記憶部202に格納される。
固定データ記憶部203には、予め設定されたホームコントローラ112の識別ID、データセンター通信用パスワード、1以上のデータセンターIPアドレス、1以上のダウンロードセンターIPアドレス等が格納されている。データセンターIPアドレスおよびダウンロードセンターIPアドレスについては、データセンター装置から受け取った設定データのデータセンターIPアドレスおよびダウンロードセンターIPアドレスで変更することが可能である。
操作部207は、解除、在宅および外出の各モード設定スイッチ、認証パスワード入力キー(連絡ボタン兼用)を備える。図24は操作部207の実装の一態様を示している。使用者がモード設定スイッチを操作してモードを切り替えると、アプリケーションプログラムは時計部206から受け取った日時データとともにモード切替データを一時データ記憶部202に格納する。 また、認証パスワード入力キーは、外出または帰宅通知外出モードから在宅または解除モードへの切替時に必要となる認証パスワードの入力に使用する。アプリケーションプログラムは、入力された認証パスワードと一時データ記憶部202に格納されている認証パスワードと比較し、一致すればブザー部208を制御し認証完了音を、一致しなければ認証異常音を鳴動させる。また、外出または帰宅通知外出モードで人検知センサーが人検知を検出した場合、アプリケーションプログラムは侵入者検知状態と判定し、状態表示部209のLEDを制御し侵入者検知状態を表示し、ブザー部208を制御し警報音を鳴動させる。人検知後、設定データ「帰宅時猶予時間」内に正しい認証パスワード(一時データ記憶部202に格納されている認証パスワード)が入力され、在宅または解除モードへモード切替操作が行われると、住人の帰宅と判定し、LEDによる侵入者検知状態の表示および警報音の鳴動を停止する。認証パスワード入力キーは、在宅および解除モードにおいては、連絡ボタンとして機能する。これらのモードにおいて、使用者が連絡ボタンを一定時間(例えば、2秒)以上継続して押下すると、アプリケーションプログラムはブザー部208を制御し連絡通知音を鳴動させるとともに、時計部206から受け取った日時データとともに連絡通知データを作成し、一時データ記憶部202に格納する。認証パスワード入力キーと連絡ボタンを共用し、モードによって異なる機能を割り当てることでホームコントローラの操作性と機能性を両立させている。
図25は、モードの遷移を表している。
解除モードM100においては、
・在宅のモード設定スイッチを押下することにより、在宅モードM101へ
・外出のモード設定スイッチを押下することにより、外出モードM102へ
・外出のモード設定スイッチを一定時間(例えば、2秒以上)継続して押下することにより、帰宅通知外出モードM103へ
遷移する。
在宅モードM101においては、
・解除のモード設定スイッチを押下することにより、解除モードM100へ
・外出のモード設定スイッチを押下することにより、外出モードM102へ
・外出のモード設定スイッチを一定時間(例えば、2秒以上)継続して押下することにより、帰宅通知外出モードM103へ
遷移する。
外出モードM102および帰宅通知外出モードM103においては、
・認証パスワード入力キーにより認証パスワードを入力後、解除のモード設定スイッチを押下することにより、解除モードM100へ
・認証パスワード入力キーにより認証パスワードを入力後、在宅のモード設定スイッチを押下することにより、在宅モードM101へ
遷移する。
状態表示部209は、モード設定スイッチにより設定されたモード状態、電源ON/OFF状態、侵入者検知状態、通信異常状態、ホームコントローラ異常状態等を表示するLEDを備える。
データセンター通信部210は、アプリケーションプログラムより一時データ記憶部202を経由して受け渡されたモード切替データ、人検知データ、通知データ、定期通信データ、ファームウェアバージョンアップ結果データ、ホームコントローラの内部データ等をデータセンター装置へ送信するとともに、データセンター装置からシステムパラメータおよび通知条件データ等の設定データを受信し、アプリケーションプログラムへ受け渡し、アプリケーションプログラムは一時データ記憶部202および/または固定データ記憶部203に格納するとともに、システムパラメータの現在日時データについては時計部206の日時と比較し、設定された秒数(例えば、10秒)以上の差異がある場合は時計部206へ設定し、データセンター装置との時刻同期を行う。なお、データセンター装置との通信が正常に完了しない場合は再送処理を行う。
なお、設定データとしては、在宅モード時の人検知データの蓄積・送信方法を規定する「在宅時データサンプリング時間」、「在宅時データ蓄積時間」、定期通信の時間間隔を規定する「定期通信間隔」、通信先を規定する「データセンターIPアドレス」および「ダウンロードセンターIPアドレス」、データセンター装置との時刻同期を規定する「現在日時データ」等のシステムパラメータと、データセンター装置への通知データの送信を規定する「一定時間人未検知監視設定」、「一定時間人未検知監視時間」等の通知条件データ、宅外からインターネット経由でモード設定を行うための「モード設定要求値」およびファームウェアバージョンアップを行うための「ファームウェアバージョン」等がある。
図2には表示していないが、停電時でも時計部206の動作および揮発性メモリ(SRAM等)により実装する一時データ記憶部202のデータを保護する停電時バックアップ電源(スーパキャパシタ等)を装備する。なお、固定データ記憶部203は不揮発性メモリ(FROM等)により実装するため、停電時のデータ保護は必要ない。
次に、ホームコントローラ起動時の動作について説明する。
図3は、ホームコントローラ起動時の処理の流れの1例である。
停止状態からステップS100で電源ONを行うと、ステップS101のハードウェアチェックでは、メモリチェック、周辺装置の初期化および機能チェック、停電時データバックアップチェック等を行う。次に、ステップS102のIPアドレス取得はDHCPによるホームコントローラのIPアドレスの取得を行う。次に、ステップS103の起動通信では、ホームコントローラが起動したことをデータセンター装置へ通知する起動通知データを送信する。ステップS104の時刻同期では、データセンター装置からの応答データに含まれる現在日時データと時計部の日時を比較し、設定された秒数(例えば、10秒)以上差異がある場合は時計部の日時を補正し、データセンター装置と時刻同期を行う。次に、ステップS105の設定データ取得では、データセンター装置からの応答データに含まれる設定データ更新日時がホームコントローラの一時データ記憶部に格納している設定データ更新日時より新しい場合、データセンター装置へ設定データ取得通信を行い、最新の設定データを取得し、一時データ記憶部および/または固定データ記憶部に格納する。
〈データセンター〉
図1におけるデータセンター装置141は、インターネット常時接続回線でインターネット網120に、電話回線で電話網130に接続され、ホームコントローラ112から人検知データ、モード切替データ、通知データ、定期通信データ等を受け取り、予め見守り者150またはサービス事業者160により設定された通知条件データに基づき通知判定(例えば、外出モード時に設定データ「帰宅時猶予時間」内にモード切替データを受信しなかったという状態の判定)を行い、通知要と判定した場合、予め設定された通知先(見守り者150および/またはサービス事業者160)へ電子メールおよび/または電話音声で通知を行う。 また、ホームコントローラ112から受け取った人検知データ、モード切替データ、通知データ等を使用者ごとの生活状況情報として加工・蓄積し、見守り者150およびサービス事業者160へ生活状況情報を提供する。
図4は、データセンター装置141の構成を示す1例である。
図4に示すデータセンター装置141は、ルータ300および301、負荷分散装置302および303および313、ホームコントローラ通信サーバ304、ファイアウォール305、生活状況監視・通知サーバ306、DBサーバ307、課金管理サーバ308、WWWサーバ309、メールサーバ310、音声通知装置311、管理用パソコン312、ダウンロードサーバ314で構成され、各装置および各サーバ等の間はLANで接続される。なお、ホームコントローラ通信サーバ304、生活状況監視・通知サーバ306、WWWサーバ309およびダウンロードサーバ314については、ホームコントローラ数の増加に伴う処理負荷の増に合わせて増設し、図中ではa〜nのサフィックスを付して表記している。
ホームコントローラと通信を行うホームコントローラ通信サーバ304は、ルータ300および負荷分散装置302を経由してインターネット網とインターネット常時接続回線で接続される。負荷分散装置302は、多数のホームコントローラからの通信による通信処理負荷が均等になるよう各ホームコントローラ通信サーバ304a〜304nに振り分ける処理を行う。ホームコントローラ通信サーバ304は、ホームコントローラとの通信接続時の電子署名データに基づく認証を行い、認証されたホームコントローラとの通信データの暗号化および復号化を行う。また、復号化したホームコントローラからのデータを生活状況監視・通知サーバ306へ受け渡すとともに、DBサーバ307からホームコントローラへの設定データを受け取り、暗号化してホームコントローラへ送信する。各ホームコントローラ通信サーバ304は、個々のホームコントローラに依存せず、全てのホームコントローラとの通信処理を行えるような機能としており、複数台のホームコントローラ通信サーバ304a〜304nのうち1台または複数台が障害等により停止しても、他のホームコントローラ通信サーバが処理を継続することが可能である。 生活状況監視・通知サーバ306は、ホームコントローラ通信サーバ304から人検知データ、モード切替データ、通知データおよび定期通信データ等の受信データを受け取り、使用者ごとにデータを分類、加工し、生活状況データとして蓄積、保管する。また、受信データのうち、必要な項目についてはDBサーバ307へ送信し、DBで管理するとともに、見守り者が設定した通知条件に基づき受信データを解析し、通知の要否を判定する。通知が必要と判定した場合、通知条件データの設定内容に応じて、メールサーバ310および/または音声通知装置311へ通知要求データを連携する。
DBサーバ307は使用者、見守り者、ホームコントローラ等のデータを管理し、ホームコントローラ通信サーバ304、生活状況監視・通知サーバ306、WWWサーバ309とデータ連携を行う。
課金管理サーバ308は、DBサーバ307等と連携してお客さまごとのサービス利用実績に応じた課金情報の管理を行う。
WWWサーバ309は、ルータ301および負荷分散装置303を経由してインターネット網とインターネット常時接続回線で接続され、見守り者またはサービス事業者がWWWブラウザから入力した通知条件データを受け取る。受け取った通知条件データはDBサーバ307へ連携してDBで管理される。また、見守り者またはサービス事業者のWWWブラウザからの要求に基づき、生活状況監視・通知サーバ306で保管する生活状況データを見守り者またはサービス事業者が視覚的に理解しやすい形式に加工して表示する。なお、WWWサーバ309とWWWブラウザ間の通信はSSLにより暗号化されている。また、負荷分散装置303は、HTTPによる処理負荷が均等になるように各WWWサーバ309a〜309nに振り分ける処理を行う。
メールサーバ310は、生活状況監視・通知サーバ306からの通知要求データを受け取り、設定された通知先へインターネット網を経由して電子メールによる通知を行う。
音声通知装置311は、生活状況監視・通知サーバ306からの通知要求データを受け取り、設定された通知先へ電話網を経由して音声通知を行う。ただし、ここでは電話網としているが、音声通知が可能な通信網であればよく、インターネット電話の普及に応じてインターネット網を利用することも可能である。
管理用パソコン312は、運用者が運用監視・保守等に用いるパソコンである。
ダウンロードサーバ314は、ルータ300および負荷分散装置313を経由してインターネット網とインターネット常時接続回線で接続され、ホームコントローラからファームウェアダウンロード要求を受け取り、指定されたバージョンのファームウェアをダウンロードするサービスを提供する。ホームコントローラは、指定したバージョンのファームウェアをインターネット常時接続回線経由で受信し、旧バージョンのファームウェアから受信したバージョンのファームウェアに置き換えることでバージョンアップが可能となる。
ルータ300および301、負荷分散装置302および303および313、ファイアウォール305、DBサーバ307、課金管理サーバ308、WWWサーバ309、メールサーバ310、音声通知装置311、管理用パソコン312およびダウンロードサーバ314は、一般的に使用されるハードウェアおよび/またはソフトウェアで構成されるため説明を省略し、ホームモニタリングサービス用にアプリケーションソフトウェアを開発したホームコントローラ通信サーバ304および生活状況監視・通知サーバ306について説明する。また、WWWサーバ309の生活状況情報の提供方法について説明する。
最初に、ホームコントローラ通信サーバの構成を説明する。図5は、ホームコントローラ通信サーバの構成を示す1例である。
ホームコントローラ通信サーバ304は、データ受信部400、データ送信部401、コネクション管理部402、セキュリティ管理部403、データ処理部404、受信データ連携部405、設定データ連携部406から構成される。
データ受信部400は、ホームコントローラとのTCPコネクションの確立およびデータ受信、コネクション管理部402と連携したコネクション情報(ホームコントローラ識別ID、シーケンス番号、IPアドレス、ポート番号、最終通信日時等)の登録、セキュリティ管理部403と連携した受信データの認証および復号化、受信データからのヘッダデータ削除等のデータ編集、データ送信部401への応答データの連携、データ処理部404への受信データの連携、不正アクセスの防止等の処理を行う。
データ送信部401は、データ受信部400およびデータ処理部404から受け取った応答データのヘッダデータ付加等のデータ編集、セキュリティ管理部403と連携した応答データの暗号化、ホームコントローラへの応答データの送信、コネクション管理部402と連携したコネクション情報の削除、TCPコネクションのタイムアウト監視等の処理を行う。
コネクション管理部402は、データ受信部400およびデータ送信部401と連携して、ホームコントローラとのコネクション情報の管理を行う。
セキュリティ管理部403は、データ受信部400と連携してホームコントローラの認証およびデータの復号化の処理を、データ送信部401と連携してデータの暗号化の処理を行う。また、データ処理部404から受け取ったホームコントローラ認証データの管理を行う。
データ処理部404は、データ受信部400から受信データを受け取り、受信データ連携部405へ受信データを連携するとともに、応答データを作成し、データ送信部401へ連携する。また、設定データ連携部406からホームコントローラへの設定データおよびホームコントローラ認証データを受け取り、設定データの管理およびセキュリティ管理部403へのホームコントローラ認証データの連携等を行う。
受信データ連携部405は、データ処理部404から受信データを受け取り、生活状況監視・通知サーバへ連携する。
設定データ連携部406は、DBサーバからホームコントローラへの設定データおよびホームコントローラ認証データを受け取り、データ処理部404へ連携する。
次に、生活状況監視・通知サーバの構成を説明する。図6は、生活状況監視・通知サーバの構成を示す1例である。
生活状況監視・通知サーバ306は、受信データ解析部500、ステータス管理部501、監視部502、通知・DBアクセス部503、生活状況データ作成部504から構成される。
受信データ解析部500は、ホームコントローラ通信サーバから受信データを受け取り、ホームコントローラの現在モード、通知種別ごとの通知日時、最終通信日時等をホームコントローラステータス更新データとしてステータス管理部501へ出力する。受信データが、ホームコントローラが通知判定を行った一定時間人未検知通知データ、特定時間帯人未検知データ等の通知データの場合は通知要求データを作成し、通知・DBアクセス部503へ連携する。受信データが人検知データ、モード切替データ等の場合はステータス管理部501の通知条件データ等により、在宅時人検知通知、帰宅通知等の通知判定を行い、通知が必要と判定した場合に通知要求データを作成し、通知・DBアクセス部503へ連携する。受信データが設定データ取得完了データの場合は、設定データ取得完了日時の更新要求を通知・DBアクセス部503へ連携する。また、人検知データ、モード切替データ等を生活状況データ作成要求データとして生活状況データ作成部504へ出力する。
ステータス管理部501は、見守り者またはサービス事業者が設定する通知種別ごとの通知要否、解除モード監視時間および帰宅時猶予時間等の通知条件、運用管理者が設定するシステムパラメータ(ホームコントローラ通信異常監視時間等)、現在モード、最終通信日時等のホームコントローラの最新状態を保持するステータステーブルを管理し、通知判定のためのデータ管理を行う。受信データ解析部500、監視部502およびWWWサーバ等がステータステーブルの登録・更新・削除・参照等を行い、通知判定や最新データの参照等の処理に使用する。
監視部502は、ステータステーブルの通知種別ごとの通知日時を一定時間間隔で監視し、現在日時が通知日時を経過した場合に通知要求データを作成し、通知・DBアクセス部503へ連携する。監視内容としては、外出時人検知通知の通知日時、ホームコントローラ通信異常通知および生活状況未閲覧通知等の通知日時である。
通知・DBアクセス部503は、受信データ解析部500および監視部502より通知要求データを受け取り、電子メール送信要求データおよび音声通知要求データを作成し、メールサーバおよび音声通知装置へ連携する。また、通知実績データを生活状況データ作成部504へ生活状況データ作成要求データとして出力する。
生活状況データ作成部504は、受信データ解析部500から人検知データ、モード切替データ等を、通知・DBアクセス部503から通知実績データを生活状況データ作成要求データとして受け取り、使用者ごとの生活状況データを作成し、生活状況データファイル505として保管する。
次に、WWWサーバについて説明する。
WWWサーバ309は、見守り者またはサービス事業者からのWWWブラウザによる要求に基づき、生活状況監視・通知サーバ306の生活状況データファイル505およびステータステーブルより、使用者のモード設定情報、人検知情報等の生活状況および通知履歴等の照会画面を作成し、提供する。
〈見守り者〉
見守り者150は、パソコン151および/または携帯電話152を使用して、データセンター装置141から送られてくる通知情報を電子メールにより受信する。同様に、携帯電話152および/または固定電話153を使用して、データセンター装置141から送られてくる通知情報を電話音声により受信する。
見守り者150は、パソコン151および/または携帯電話152を使用して、WWWブラウザによりデータセンター装置141が提供する使用者の生活状況の照会、およびデータセンター装置141に対する通知条件の登録等を行う。また、見守り者150は、必要に応じて携帯電話152および/または固定電話153を使用して、サービス事業者160へ使用者の生活状況確認依頼や留守宅への緊急出動依頼等のサービス要請連絡を行う。
なお、見守り者がメールを送受信したり、閲覧や登録等を行うための端末は、携帯電話やパソコンの他に、PDAなどメール機能やインターネット接続機能、Web機能を有しているものであってもよい。
〈サービス事業者〉
サービス事業者160は、パソコン161および/または携帯電話162を使用して、データセンター装置141がサービス事業者用に加工・蓄積した生活状況情報をWWWブラウザにより照会する。また、携帯電話162および/または固定電話163を使用して、見守り者150からの電話音声によるサービス要請連絡を受ける。
ただし、電子メールの受信およびWWWブラウザによる照会については、ここではパソコン、携帯電話で説明するが、これらに限定されるものではなく、PDA等他の機器であってもよい。また、サービス要請の連絡については、ここでは電話音声によるものとして説明するが、これに限定されるものではなく、電子メール等他の方法であってもよい。
また、サービス事業者は本発明に必須のものではなく、サービス事業者が存在しない形態でも基本サービスを提供することが可能である。
《多数のホームコントローラからの通信データの処理方法》
〈ホームコントローラでのデータ分類および分類ごとの送信方法〉
見守り者が使用者の生活状況や留守宅を見守るためには、使用者宅で発生する事象とデータセンター装置でその事象を提供するまでの遅延が短いことが望ましい。このためにはホームコントローラからデータセンター装置へのデータ送信はリアルタイム(または、極力短い遅延時間)であることが望ましいが、データセンター装置に接続するホームコントローラ数が多数(例えば、10万件)の場合、データセンター装置での通信処理が非常に高負荷になるため、これを処理するデータセンター装置のコストは高額になってしまう。データセンター装置のコストを抑え、多数のホームコントローラとの通信処理を行うには、ホームコントローラ1台あたりの通信回数を削減することと、データセンター装置での通信トラフィックの特定時間への集中回避を行う必要がある。
本発明では、ホームコントローラでデータ内容によりデータを分類し、その分類に応じた送信方法を実現することで、ホームコントローラ1台あたりの通信回数の削減を行う。また、各ホームコントローラの通信発生タイミングを分散化させることにより、データセンター装置での通信トラフィックの特定時間への集中回避を行う。
以下、これらの方法について説明する。
ホームコントローラがデータセンター装置へ送信するデータを、緊急性が高くリアルタイムで送信する必要のある即時送信データ、緊急性が低く一定時間データを蓄積した後送信する蓄積送信データ、一定時間毎に送信する必要のある一定時間毎送信データの3種類に分類する。
即時送信データに分類されるデータは、留守宅への侵入者検知を通知するために必要な外出時人検知データ、データセンター装置で通知判定に使用するモード切替データ、ホームコントローラで通知判定した通知データ(一定時間人未検知通知データ、特定時間帯人未検知通知データ等)である。
蓄積送信データとして分類されるデータは、見守り者およびサービス事業者への生活状況情報の提供に使用する在宅時人検知データである。人検知センサーが最初に人検知した時点から在宅時人検知データの蓄積を開始し、設定データ「在宅時データサンプリング時間」(例えば、1分)毎にサンプリングした人検知データを設定データ「在宅時データ蓄積時間」(例えば、20分)蓄積後、在宅時人検知データをデータセンター装置へ送信する。送信後、再度在宅時人検知データの蓄積を開始するのは、人検知センサーが再度人検知した時点からとなる。設定データ「在宅時データ蓄積時間」中に在宅モードから他のモードへモード切替操作があった場合は、その時点で蓄積した在宅時人検知データをデータセンター装置へ送信する。
一定時間毎送信データとして分類されるデータは、ホームコントローラの正常稼働をデータセンター装置へ伝える定期通信データである。定期通信データは、一定時間毎または設定された時刻に送信する方法ではなく、最終の通信から設定データ「定期通信間隔」(例えば、60分)通信が発生しない状態が継続したときのみ送信する。
これらの方法により、人検知センサーが人検知していない場合の通信の抑制、不要な定期通信の抑制、ホームコントローラ毎の通信発生タイミングの分散化によるデータセンター装置での通信トラフィックの特定時間への集中回避、随時発生する人検知データをサンプリングすることによるデータ量の削減、蓄積送信による通信回数の削減を実現している。
(データセンター装置での不正アクセスによる通信処理負荷増大の回避)
データセンター装置のホームコントローラ通信サーバは、不正アクセスによる通信負荷を削減するため、認証されないIPアドレスからの通信をアクセス回数に応じて幾何級数的に通信拒否時間を延長する機能を有する。この機能を図7により説明する。
ステップS200でホームコントローラ通信サーバのTCPポートをオープンし、ステップS201で接続要求を待ち受ける。接続要求があると、ステップS202でTCPセッションを確立し、ステップS203で送信元IPアドレスが通信拒否リストにあるかチェックし、通信拒否リストにない場合はステップS204で受信タイムアウトをチェックする。受信タイムアウトが発生しない場合、ステップS205で認証チェックを行う。送信元が認証された場合、ステップS206へ進む。ステップS206では、送信元が通信拒否リストに登録されている場合、通信拒否リストから送信元の情報を削除する。次に、ステップS207でデータ通信を行う。データ通信が完了すると、ステップS208でTCPセッションをクローズし、ステップS201のTCP待ち受け状態へ戻る。
ステップS203で送信元IPアドレスが通信拒否リストにある場合は、ステップS209で現在日時と通信拒否リストの許可日時を比較し、現在日時が許可日時を経過している場合はステップS204へ進み、現在日時が許可日時を経過していない場合はステップS211へ進む。
ステップS204で受信タイムアウトが発生した場合、およびステップS205で認証されなかった場合、ステップS210で送信元情報を通信拒否リストへ登録する。このとき、通信拒否時間算出用変数nに0(ゼロ)をセットする。ステップS211で通信拒否時間算出用変数nに1を加算し、ステップS212で通信拒否リストの許可日時に現在日時に2のn乗の秒数を加算した日時をセットし、ステップS201の接続要求待ち受け状態へ戻る。
(データセンター装置での通信処理の高速化)
データセンター装置では、ホームコントローラとの通信処理専用のホームコントローラ通信サーバを設置し、データの送受信、送信元の認証、データの暗号化・復号化等通信に必要な処理のみを行い、受信データをキュー経由でファイアウォールで保護された生活状況監視・通知サーバへ連携し、加工、蓄積、通知判定等の処理を実行する構成としている。
これにより、ホームコントローラ通信サーバは通信処理に特化することとファイアウォールのスループットの制約の影響を受けないことで通信処理が高速化され、さらに使用者の生活状況データは、ファイアウォールで保護された生活状況監視・通知サーバで管理される。なお、将来的に安価で高スループットのファイアウォールが製品化された場合は、ファイアウォールを負荷分散装置のインターネット側に設置する構成も可能である。
また、ホームコントローラ通信サーバは、個々のホームコントローラに依存せず、全てのホームコントローラとの通信処理を行えるような機能としているため、ホームコントローラ数の増加すなわち通信トラフィック量の増加に合わせてサーバ機を増設することができ、多数のホームコントローラからの通信を処理することが可能であるとともに、コストパフォーマンスに優れた構成とすることが可能となる。
〈ファームウェアのバージョンアップ方法〉
多数かつ分散された場所に設置されたホームコントローラを対象にホームモニタリングサービスを継続的かつ効率的に提供するため、ホームコントローラのアプリケーションプログラム(ファームウェア)の機能拡張やバグ等に対応したバージョンアップを、インターネット常時接続回線を利用して遠隔ダウンロードすることが可能なしくみとしている。なお、ホームコントローラのバージョンは、ホームコントローラの識別IDの構成要素であるメーカコード、デバイスタイプ、モデルナンバーごとに管理される。
以下、ファームウェアのバージョンアップ手順の1例について説明する。
使用者または見守り者は、バージョンアップされたファームウェアが提供されていることをWWWブラウザ閲覧、メール受信または郵便はがき受領等の手段により知り、WEBブラウザを利用してファームウェアバージョンアップの登録を行う。
次に、使用者がホームコントローラを解除モードに設定すると、ホームコントローラは、データセンター装置からの各通信データに含まれるダウンロード対象ファームウェアバージョンとホームコントローラ内に保持する現在ファームウェアバージョンを比較し、ダウンロード対象ファームウェアバージョンが現在ファームウェアバージョンと異なる場合、ホームコントローラに保持するダウンロードセンターIPアドレスのダウンロードサーバ装置に通信を行い、ファームウェアをインターネット常時接続回線経由でダウンロードし、バージョンアップを行う。
ファームウェアのバージョンアップ中はホームモニタリングサービスを提供することができないため、解除モードでのみバージョンアップが可能とし、その他のモード(在宅、外出または帰宅通知外出モード)ではバージョンアップはできないものとしている。また、ファームウェアのバージョンアップ中は、バージョンアップ中であることが明示的にわかるように、ホームコントローラの全てのモード状態表示LEDが点滅する。バージョンアップが正常に完了すると、ホームコントローラはバージョンアップ直前の状態で再起動する。なお、バージョンアップ中に通信異常や電源断等が発生した場合、ホームコントローラはバージョンアップのリトライを設定された回数行い、それでも正常に完了しなかった場合は全てのLEDを点灯し、使用者へ異常を通知する。
なお、各ホームコントローラのファームウェアバージョンは、ホームコントローラ起動時のデータセンター装置への通信データに含まれており、データセンターでバージョン管理を行う。これにより、バージョンアップが必要なホームコントローラを有する使用者または見守り者に対して、バージョンアップの督促を行うことも可能である。
もちろん、ホームコントローラを操作することにより、WWWブラウザからファームウェアバージョンアップ登録を行うことなく、ファームウェアのバージョンアップを行うことも可能である。
〈ホームコントローラ内部データのアップロード方法〉
多数かつ分散された場所に設置されたホームコントローラを対象にホームモニタリングサービスを継続的かつ効率的に提供するため、システム上の不具合やホームコントローラの障害等に備え、その原因追求が可能となるよう、使用者宅に設置されたホームコントローラの内部データをインターネット常時接続回線経由でデータセンターで取得できるようなしくみとしている。なお、ホームコントローラの内部データは生活上の個人情報が含まれているため、その取得に際しては使用者の了解を事前に得ておく必要がある。
以下、ホームコントローラの内部データの取得手順の1例について説明する。
データセンターの運用者が、使用者の了解を得た後、データセンター運用機能により内部データ取得の登録を行うと、データセンターで各ホームコントローラごとに管理している内部データアップロードカウンターの値を1加算する。その後、ホームコントローラは通信時に、データセンターから内部データアップロードカウンターを受け取ると、一時データ記憶部に保持する内部データアップロードカウンターと比較し、異なっている場合、最新の内部データを作成し、データセンター装置へ送信する。
データセンターの運用者は、受信した内部データを解析し、不具合対応や障害対応に利用する。
内部データの内容は、次のとおりである。
・ホームコントローラ識別データ(ホームコントローラ識別ID、MACアドレス)
・動作データ(起動時動作モード、パスワード入力回数、在宅モード動作記録フラグ、外出モード動作記録フラグ、現在モード、起動時システムチェック結果等)
・日時データ(起動日時、モード切替最終日時、設定データ更新日時、人検知センサー最終検知日時、一定時間人未検知監視開始日時、特定時間帯人未検知監視開始日時、特定時間帯人未検知監視終了日時等)
・IPアドレスデータ(データセンターIPアドレス、ダウンロードセンターIPアドレス)
・設定データ(一定時間人未検知通知設定、一定時間人未検知監視時間、特定時間帯人未検知通知設定、特定時間帯人未検知監視開始時刻、特定時間帯人未検知監視終了時刻等)
・外部インターフェース接続データ(機器識別ID、機器状態フラグ、通信回数、異常発生回数等)
・ホームコントローラ稼動ログデータ
・LANステータスデータ(IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、TCPタイムアウト値)
〈データセンター装置からホームコントローラへの送信方法〉
家庭で使用するインターネット常時接続回線は一般的に変動IPアドレスであるため、データセンター装置からホームコントローラへ通信するためには、各家庭の変動IPアドレスをデータセンター装置で随時認識するしくみと各家庭のネットワーク環境に応じたルータ等の機器への特殊な設定が必要であり、多くの家庭を対象とするシステムでは実現が困難である。
これを解決する方法として、データセンター装置がホームコントローラからの通信を受けとったときに、ホームコントローラへ送信すべきデータがあるときは応答データに含めて送信するしくみとしている。ホームコントローラからデータセンター装置への通信間隔は最大で設定データ「定期通信間隔」(例えば、60分)であり、少なくとも定期通信間隔後にはホームコントローラへの送信が完了する。
《高齢者等の生活見守りと留守宅の見守りを同時に提供する方法》
〈ホームコントローラの工夫〉
ホームコントローラに在宅および外出モードのモード設定スイッチを装備し、在宅モードでは高齢者等の生活見守り、外出モードでは留守宅の見守りに必要なデータをデータセンター装置へ送信することにより、高齢者等の生活見守りと留守宅の見守りを同時に提供することを可能としている。
以下、その方法について説明する。
最初に、在宅モードでのホームコントローラの動作を説明する。図8は、在宅モードでのホームコントローラの動作の1例を示す。
使用者が在宅モードのモード設定スイッチを押下し、モード切替操作(600)を行うと在宅モードとなり、状態表示部の在宅モードを示すLEDが点灯し、データセンター装置へモード切替データを送信(601)する。
在宅モードでは、内蔵および/または外付けの人検知センサーが最初に人検知した時点(602)から、設定データ「在宅時データサンプリング時間(603)」(例えば、1分)毎に人検知データのサンプリング(604)を行い、設定データ「在宅時データ蓄積時間(605)」(例えば、20分)蓄積した人検知データ(606)をデータセンター装置へ送信(607)する。送信後、再度人検知データの蓄積動作を開始するのは、人検知センサーが人検知した時点(608)からとなる。設定データ「在宅時データ蓄積時間(609)」中に在宅モードから他のモードへモード切替操作(610)が行われた場合は、その時点でデータセンター装置へ蓄積した人検知データ(611)をデータセンター装置へ送信(612)し、続けてモード切替データを送信(613)する。
また、在宅モードにおいて、事前にデータセンター装置から取得した通知条件および人検知データにより、ホームコントローラが行う通知判定および通知データの送信処理を以下に示す。
設定データ「一定時間人未検知通知設定」がONの場合、内蔵および/または外付けの人検知センサーが人検知を行わない状態が、設定データ「一定時間人未検知監視時間」経過したとき、データセンター装置へ一定時間人未検知通知データを送信する。設定データ「一定時間人未検知通知設定」がOFFの場合はデータセンター装置へ一定時間人未検知通知データを送信しない。
また、設定データ「特定時間帯人未検知通知設定」がONの場合、内蔵および/または外付けの人検知センサーが人検知を行わない状態が、設定データ「特定時間帯人未検知監視開始時刻」から設定データ「特定時間帯人未検知監視終了時刻」の間継続したとき、データセンター装置へ特定時間帯人未検知通知データを送信する。設定データ「特定時間帯人未検知通知設定」がOFFの場合はデータセンター装置へ特定時間帯人未検知通知データを送信しない。
次に、外出モードでのホームコントローラの動作を説明する。図9は、外出モードでのホームコントローラの動作の1例を示す。
使用者が外出モードのモード設定スイッチを押下し、モード切替操作(700)を行うと外出モードとなり、状態表示部の外出モードを示すLEDが点灯し、データセンター装置へモード切替データを送信(701)する。
外出モードで内蔵および/または外付けの人検知センサーが人検知(702)を行うと、即座にデータセンター装置へ人検知データを送信(703)するとともに、ブザーにより警報音の鳴動(704)を行い、状態表示部の異常通知LEDの点滅(705)を行う。人検知の状態変化がある都度、即座にデータセンター装置へ人検知データを送信(706)する。
警報音は、設定された時間(例えば、5分間)出力を継続したのち停止する。警報音および状態表示部の異常通知LEDとも、外出モードから在宅または解除モードへのモード切替操作が行われた時点(707)で出力動作を停止する。
ただし、外出モードへのモード切り替え直後の誤検知を抑止するために、設定データ「外出時不作動時間(708)」内は、人検知センサーが人検知した場合でも、データセンター装置への人検知データの送信、ブザーおよび状態表示部の出力制御は行わない。また、人検知データの送信(703)の後、設定データ「帰宅時猶予時間(709)」と設定データ「再通知抑制時間(710)」の合計時間内に、再び人検知センサーが人検知した場合でも、ブザーによる警報音の鳴動は行わない。
外出モードから解除または在宅モードへのモード切替操作(707)は、認証パスワード入力キーにより認証パスワードを入力した後、解除または在宅モードのモード設定スイッチを押下する。入力された認証パスワードが予め設定された認証パスワードと一致した場合、ブザーにより認証完了音の鳴動(711)を行い、解除または在宅モードへ切り替わる。一致しなかった場合、ブザーにより認証異常音の鳴動(711)を行い、外出モードを継続する。認証パスワードの入力は、例えば2回まで再入力することができ、連続して3回、認証パスワード入力に失敗すると、データセンター装置へ認証操作異常通知データを送信(712)する。
なお、使用者が認証パスワードを忘れた場合は、データセンター装置からホームコントローラへ設定データ「認証パスワード初期化設定」を送信し、設定された認証パスワードの削除を行うことで、使用者が認証パスワードを再設定するこができる。
また、使用者が外出モードのモード設定スイッチを一定時間、ここでは2秒以上押下すると帰宅通知外出モードとなり、状態表示部の外出モードを示すLEDが点滅し、帰宅通知外出モードであることを表示し、モード切替データをデータセンター装置へ送信する。その他は外出モードと同じ動作を行う。
〈データセンター装置でのデータ加工等による拡張性〉
データセンター装置はサービス事業者ごとに、それぞれのサービス事業者が対象とする使用者の情報管理を行う機能を有するとともに、使用者ごとの生活状況データを一元管理していることから、容易にサービス事業者ごとに必要な情報に加工して提供することが可能である。
《インターネットを利用した通信における信頼性の確保》
ホームコントローラとデータセンター装置間の通信網としてインターネット網を使用することから、通信の信頼性やセキュリティを確保する必要がある。本発明では、ホームコントローラのデータ再送機能、ホームコントローラの認証および通信データの暗号化、データセンター装置の不正アクセスからの保護等の対策を行っている。
以下、その対策について説明する。
〈ホームコントローラのデータ再送機能〉
ホームコントローラがデータセンター装置へのデータ送信時、通信異常により送信できない場合は設定された回数(例えば、2回)の再送処理を行い、それでも通信できない場合は、ホームコントローラの固定データ記憶部のデータセンターIPアドレスリストに予め設定されている次のIPアドレスへ同様に再送処理を行う。データセンターIPアドレスリストに設定されているIPアドレス全てについて再送処理を行い、それでも送信できない場合は、送信データを保管しておき、次回の送信タイミングで保管されたデータを時系列順に再送する。
以下、ホームコントローラの再送処理を図10により説明する。
送信データが新たに発生したとき、ステップS300でデータセンターIPアドレスリストのインデックスnに0(ゼロ)をセットし、ステップS301でインデックスnに1を加算する。次に、ステップS302でインデックスnが設定されたデータセンターIPアドレス登録数(例えば、3)以下かどうか判断する。インデックスnが設定されたデータセンターIPアドレス登録数以下のときステップS303へ進み、それ以外のときは送信処理を終了する。
ステップS303でn番目のIPアドレスを送信先IPアドレスとして取得する。次に、ステップS304再送カウンターiに0(ゼロ)をセットし、ステップS305で再送カウンターiに1を加算する。次に、ステップS306で再送カウンターiが設定された最大再送回数(例えば、3)以下かどうか判断する。再送カウンターiが最大再送回数以下のとき、ステップS307へ進み、それ以外のときはステップS301へ戻る。
ステップS307でインデックスn番目のIPアドレスへデータ送信を行い、S308で送信結果をチェックする。送信が完了した場合ステップS309へ進み、送信が失敗した場合ステップS305へ進む。
ステップS309で一時データ記憶領域から送信済みデータを削除し、ステップS310で一時データ記憶領域に次の送信データがあるかどうかチェックする。次の送信データがある場合はステップS304へ戻り、次の送信データがない場合は処理を終了する。
〈ホームコントローラの認証および通信データの暗号化〉
図11にホームコントローラとデータセンター装置間の通信シーケンスを示す。
ステップS400で、ホームコントローラはデータセンター装置へ通信を行うとき、TCPコネクションを確立する。TCPコネクションが確立すると、ステップS401でホームコントローラは、予め設定されたデータセンター通信用パスワードおよび乱数から生成したデータ等から電子署名を作成し、ステップS402で接続・認証要求としてデータセンター装置へ送信する。
ステップS403で、データセンター装置は接続・認証要求を受け取ると、同様の方法で別途作成した電子署名とホームコントローラから受信した電子署名を比較し、認証処理を行う。ステップS404で、認証結果に応じた応答データを接続・認証応答として送信する。なお、認証エラーの場合は、送信後TCPコネクションを切断する。
認証OKの接続・認証応答を受信したホームコントローラは、ステップS405で、送信データを暗号化し、ステップ406で暗号化したデータでデータ通信要求の送信を行う。
ステップS407で、暗号化されたデータ通信要求を受け取ったデータセンター装置は、受信データの復号化を行い、受信データに応じた応答データの作成および暗号化を行う。ステップS408でデータセンター装置は暗号化した応答データをデータ通信応答としてホームコントローラへ送信する。
ステップS409で、暗号化されたデータ通信要求を受け取ったホームコントローラは、受信データの復号化を行い、受信データに応じた要求データの作成および暗号化を行う。
以降、同様の方法でデータ通信を行い、データ通信の終了後、ステップS410でTCPコネクションの切断を行い、終了する。
〈データセンター装置の不正アクセスからの保護〉
データセンター装置は、前述の〈データセンター装置での不正アクセスによる通信処理負荷増大の回避〉により、認証されないIPアドレスからの通信をアクセス回数に応じて幾何級数的に通信拒否時間を延長する機能を有するとともに、ホームコントローラから収集した使用者の生活状況データ等の個人情報については、ファイアウォールで保護された生活状況監視・通知サーバおよびDBサーバに保管することで、不正アクセスから保護する。
《プライバシーへの配慮》
ホームコントローラに解除モードのモード設定スイッチを装備し、使用者が解除モードに設定することにより、生活状況を公開したくないという意思を反映できるようにしている。また、見守り者はデータセンター装置へアクセスし、WWWブラウザで通知条件を設定することにより、解除モードが設定された時間継続すると見守り者へ通知を行うことができ、見守り者側にも配慮したしくみとしている。
次に、解除モードでの動作を説明する。
使用者が解除モードのモード設定スイッチを押下すると解除モードとなり、状態表示部の解除モードを示すLEDが点灯し、モード切替データをデータセンター装置へ送信する。解除モードでは、使用者のプライバシーを守るため、人検知データ、通知データ等のデータセンター装置への送信を行わず、ホームコントローラが正常であることを伝える定期通信データのみ送信する。
ただし、設定データ「解除モード通知設定」がONの場合、解除モードの継続時間が設定データ「解除モード監視時間」を経過したとき、データセンター装置へ解除モード通知データを送信する。解除モード通知データを受け取ったデータセンター装置は、予め設定された通知先へ電子メールおよび/または電話音声にて通知を行う。
《ホームモニタリングシステム以外の用途》
本発明をホームモニタリングシステムに適用した場合について説明したが、多地点に分散する情報発生源から頻繁にデータを収集・提供するシステムへの適用が可能である。例えば、道路渋滞情報の収集・提供システム、気温・風向・風速等気象情報の収集・提供システム等である。
(作用)
1.本発明により、高齢者等の見守りまたは留守宅の見守りのサービスを受ける利用者は、次のとおり、低負担で、高品質かつ多様なサービスを享受することが可能となる。
(1)インターネット常時接続回線を使用することにより、通信の増大にかかわらず通信費用がかさまない。
(2)モード設定機能を装備することにより、一つのシステムによって、高齢者の見守り、留守宅の見守りのサービスを同時に受けることができる。
(3)センサーと一体化することにより、宅内機器が安価である。
(4)宅内機器とデータセンター間の擬似双方向通信を実現することにより、利用者の希望に応じて通知等の条件をきめ細かに設定できるため、多彩な通知のメニューと合わせて、生活のあらゆるシーンに対応したサービスとなっている。
(5)ホームコントローラの再送信機能により、インターネット特有の通信の未到達を極力回避している。
(6)通信データの暗号化およびホームコントローラの電子認証等により、通信のセキュリティも確保している。
(7)情報の送信を中止する解除モードを設定することにより、見守られる側のプライバシーに配慮すると同時に、見守る側からも解除モードが設定されたことが分かる仕組みとなっており、双方に配慮したサービスとなっている。
(8)定期通信を行うことにより、常に宅内機器の稼働状況が確認でき、いち早く不具合を発見することができる。
(9)データセンター運営者と提携する事業者の多様なサービスを選択して享受することができる。
2.本発明によれば、データセンター運営者は、次のとおり、データセンターの設備負担を軽減することができる。
(1)宅内機器で情報の送信を抑制し、データセンターで情報の受信を抑制することにより、通信設備負担を軽減することができる。
(2)サーバコンピュータ間で、負荷の分散、機能の分担を行うことにより、処理設備負担を軽減することができる。
(3)同時に、サーバコンピュータを適宜増設することにより、利用者の増加に対応した設備の増強を容易に行うことができる。
3.本発明によれば、データセンター運営者が構築するシステム、ネットワークを利用することにより、提携するサービス事業者は、高齢者等の見守りまたは留守宅の見守りに関連したサービス、あるいはその他、収集、蓄積、加工した情報を基に多様なサービスを提供することができ、自ら専用のシステム、ネットワークを構築することなく、新規の利用者を獲得することができる。さらに、事業者は、データセンター運営者が、利用者から様々なサービス利用料を一括して徴収することにより、利用料徴収の手間や費用を省くことができる。
また、データセンター運営者は、提携するサービス事業者からシステム利用料を徴収することにより、構築や運営に係る費用を回収することができると同時に、利用者に対して、多様なサービスを提案することができ、ひいては新規の利用者を獲得することができる等相乗効果を期待することができる。
本発明の詳細を実施例で説明する。本発明はこれらの実施例によって何ら限定されることはない。
本発明がもたらしうるビジネスの1例を、図12を用いて説明する。
図12は、本発明を用いた、使用者の留守宅を見守るシステムの概略図である。なお、図中の使用者と見守り者の関係は通常、同居の家族または同一の人物である。
本発明のホームコントローラ801を使用者宅800に設置し、本システムの使用者802が外出時にホームコントローラ801のモード設定スイッチを操作して外出または帰宅通知外出モードに設定することにより、帰宅した使用者802または侵入者803を人検知センサーで検出し、即座にインターネット網804を介して外出時人検知データをデータセンター805へ送信する。使用者802であれば認証パスワード入力および在宅または解除モードへのモード切替操作を行い、ホームコントローラ801はモード切替データを即座にデータセンター805へ送信する。なお、使用者802が外出時にホームコントローラ801を外出または帰宅通知外出モードに設定し忘れた場合、宅外から携帯電話808等のWWWブラウザよりデータセンター805へアクセスし、外出モードまたは帰宅通知外出モードへの設定登録を行うことができる。また、ホームコントローラ801の外出モードまたは帰宅通知外出モードへの設定が完了すると、外出モード設定完了通知を携帯電話808等で受信することも可能である。
データセンター805は、外出時人検知データを受信後、設定された時間内にモード切替データを受信した場合は使用者802の帰宅と判定し、外出時人検知通知を行わないが、設定された時間内にモード切替データを受信しない場合は侵入者803を検知したと判定し、見守り者807があらかじめインターネット対応の携帯電話808等によりインターネット網806を介して設定した通知条件に基づいて、携帯電話808等の指定された電子メールアドレスまたは電話番号へ外出時に人検知したことを通知する電子メールの送信または電話による音声通知を行う。また、使用者802または侵入者803が認証パスワード入力を3回連続して間違った場合は、認証操作異常を通知する電子メールの送信または電話による音声通知を同様に行う。帰宅通知外出モードでは、使用者802が在宅または解除モードへモード切替を行うと、使用者宅の住人が帰宅したことを通知する電子メールの送信または電話による音声通知を同様に行う。これらの電子メール送信例を図13(ア)に示す。
見守り者807は電子メールまたは電話による通知を受けると、携帯電話808等を使用してインターネット網806を介してデータセンター805から図13(イ)のような宅内のホームコントローラ801の人検知センサー動作情報をホームページより取得、照会し、異常と判断した場合は、契約した警備会社809に現場出動を携帯電話808等を使用して電話網806を介して依頼し、留守宅の様子を確認する。
一方、見守り者807(または、使用者802)、警備会社809、データセンター805の運営者の三者は、使用者宅800のホームコントローラ801が取得した生活情報を見守り者807が取得、照会、活用すること、および見守り者807からの警備会社809への現場出動依頼に基づく現場確認に関し、契約を締結する。データセンター805の運営者は、この契約に基づき、留守宅見守りサービスに係る認証を見守り者807(または、使用者802)に与える。
また、現場確認に関する料金については、毎月一定料金にしてもよいし、出動1回の料金を決めて出動回数に応じて積算する方法、およびこれらを組み合わせる方法などがあり、サービス事業者毎に異なっていても何ら差し支えない。
このようなことで、本システムにより、見守り者807は外出時の自宅を安価に見守ることができるとともに、異常と判断した場合は警備会社809への現場出動依頼により安心感を得ることができる。
これら一連の流れについて、使用者が自宅のホームコントローラのモード設定スイッチを外出または帰宅通知外出モードに切り替えて外出し、その間に、外部から何者かが使用者宅に侵入し、これを人検知センサーが検知してデータセンターへ送信し、データセンターから見守り者の携帯電話に電子メールまたは電話で通知するケースのホームコントローラおよびデータセンターの処理フローを説明する。
図14および図15は、ホームコントローラの外出および帰宅通知外出モードでの処理フローを示す。
前提条件として、使用者は事前にパソコンまたは携帯電話のWWWブラウザ等により以下の通知条件を設定しておくものとする。
・外出時人検知通知設定(ON/OFF)
・外出時不作動時間(外出モード設定から外出するまでに要する時間で、この時間内は人検知データの送信を抑制する)
・帰宅時猶予時間(帰宅時に人検知を検出してから外出時人検知通知を行うまでの猶予時間で、この時間内に使用者認証を伴う在宅または解除モードへのモード切替が行われない場合は外出時人検知通知を行う)
・再通知抑制時間(外出時人検知通知後の再通知を抑制する時間で、この時間内に人検知を検出しても外出時人検知通知を行わない)
・外出時人検知通知先(外出時人検知通知の宛先で、電子メール通知の宛先となる電子メールアドレスおよび音声通知の宛先である電話番号を設定する)
また、外出または帰宅通知外出モードから在宅または解除モードへのモード切替時に入力が必要となる認証パスワードは、使用者がホームコントローラを操作して事前に設定しておくものとする。
使用者が自宅のホームコントローラの外出または帰宅通知外出モードに設定すると、ステップS500で、一度、外出時人検知通知を行った後の再通知を抑制するまでの時刻を意味する再通知抑制日時Tyに0(ゼロ)をセットし、ステップS501へ進む。
ステップS501では、使用者が外出または帰宅通知外出モードへのモード切替操作を行ってから外出するまでの間、人検知データの送信を抑制する日時を意味する外出時不作動日時Tfへ、外出モード切替日時に外出時不作動時間を加算した日時をセットし、ステップS502へ進む。
ステップS502では、モード切替操作が行われたかどうかの検出を行い、モード切替操作が行われていない場合はステップS503へ、在宅または解除モードへのモード切替操作が行われた場合はステップS516へ進む。
ステップS503では、人検知センサーによる人検知(ON状態からOFF状態へ、またはOFF状態からON状態への変化)があったかどうかの検出を行い、人検知を検出した場合はステップS504へ進み、検出しなかった場合はステップS513へ進む。
ステップS504では、人検知を検出した日時を人検知日時Tdへセットし、ステップS505へ進む。
ステップS505では、人検知日時Tdと外出時不作動日時Tfを比較し、Td>Tf、すなわち人検知日時が外出時不作動日時を経過している場合はステップS506へ進み、Td≦Tf、すなわち人検知日時が外出時不作動日時を経過していない場合はステップS502へ戻る。これは、外出モードへの切替操作直後の人検知は使用者の外出までの動きを検知したものと判断し、外出時不作動時間経過後の人検知は使用者以外の侵入または使用者の帰宅を検知したものと判断している。
ステップS506では、外出時人検知データをデータセンターへ送信し、ステップS507へ進む。
ステップS507では、異常通知LEDの状態を判断し、消灯している場合はステップS508へ進み、すでに点滅している場合はS509へ進む。
ステップS508では、異常通知LEDを点滅し、ステップS509へ進む。
ステップS509では、再通知抑制日時Tyの値を判断し、初期値0(ゼロ)でない、すなわち外出時不作動日時後に人検知を検出済みである場合はステップS510へ進み、初期値0(ゼロ)、すなわち外出時不作動日時後、初めて人検知を検出した場合、ステップS511へ進む。
ステップS510では、人検知日時Tdと再通知抑制日時Tyを比較し、Td>Ty、すなわち再通知抑制日時後に人検知を検出した場合はステップS511へ進み、Td≦Ty、すなわち再通知抑制日時までの間に人検知を検出した場合はステップS502へ戻る。
ステップS511では、警報音をONにし、ステップS512へ進む。
ステップS512では、人検知日時Tdに帰宅時猶予時間および再通知抑制時間を加算した日時を再通知抑制日時Tyへセットし、ステップS502へ戻る。
次に、ステップS503で人検知の検出がなかった場合の処理フローを説明する。
ステップS513では、警報音の状態を判定し、既に警報音がONの場合はステップS514へ進み、OFFの場合はステップS502へ戻る。
ステップS514では、警報音ON後5分を経過している場合はステップS515へ進み、5分未満の場合はステップS502へ戻る。
ステップS515では、警報音をOFFにしてステップS502へ戻る。
次に、ステップS502でモード切替を検出した場合の処理フローについて説明する。
ステップS516では、入力された認証パスワードが、ホームコントローラに事前に設定されている認証パスワードと一致するか判定を行い、一致した場合はステップS517へ進み、一致しなかった場合はステップS524へ進む。外出または帰宅通知外出モードから在宅または解除モードへ切替を行うためには、認証パスワードを入力する必要があり、正しい認証パスワードが入力された場合は使用者が帰宅したと判定し、それ以外の場合は侵入者と判断する。
ステップS517では、認証完了音をONにし、ステップS518へ進む。
ステップS518では、設定されたモードを記憶し、ステップS519へ進む。
ステップS519では、異常通知LEDの状態を判定し、異常通知LEDが点滅している場合はステップS520へ進み、それ以外(消灯)の場合はステップS521へ進む。
ステップS520では、異常通知LEDを消灯し、ステップS521へ進む。
ステップS521では、警報音の状態を判定し、ONの場合はステップS522へ進み、OFFの場合はステップS523へ進む。
ステップS522では、警報音をOFFにして、ステップS523へ進む。
ステップS523では、モード切替データを作成し、データセンターへ送信し、設定されたモード(在宅または解除モード)へ移行する。
次に、ステップS516で入力された認証パスワードが、ホームコントローラに事前に設定されている認証パスワードと一致しなかった場合の処理フローについて説明する。
ステップS524では、認証エラー音をONにして、ステップS525へ進む。
ステップS525では、認証操作異常通知設定の判定を行い、ONの場合はステップS526へ進み、OFFの場合はステップS502へ戻る。
ステップS526では、認証エラーが3回連続した場合はステップS527へ進み、3回未満の場合はステップS502へ戻る。
ステップS527では、認証操作異常通知データを作成し、データセンターへ送信し、ステップS502へ戻る。
次に、データセンター側の処理フローを説明する。
図16は、図14および図15においてホームコントローラが送信した外出時人検知データ、認証操作異常通知データおよびモード切替データを受け取り、通知を行うまでのデータセンターの処理フローを示す。
ステップS600からS609の処理フローは、外出時に使用者が帰宅した時や再通知抑制時間内等、予め設定した一定時間内は外出時人検知通信を行わず、それを超えた場合、侵入者がありと判定し、予め登録された通知先へ電子メール送信や電話による音声通知を行うためのステップである。
具体的には、ステップS600では、外出時人検知通知日時Txおよび再通知抑制日時Trに0(ゼロ)をセットし、ステップS601へ進む。
ステップS601では、再通知抑制日時Trの値を判定し、0(ゼロ)の場合はステップS602ヘ進み、0(ゼロ)以外の場合はステップS607へ進む。
ステップS602では、外出時人検知通知日時Txの値を判定し、0(ゼロ)の場合はステップS609ヘ進み、0(ゼロ)以外の場合はステップS603へ進む。
ステップS603では、現在日時と外出時人検知通知日時Txを比較し、現在日時>Tx、すなわち現在日時が外出時人検知通知日時Txを経過している場合はステップS604へ進み、現在日時≦Tx、すなわち現在日時が外出時人検知通知日時Txを経過していない場合はステップS609へ進む。
ステップS604では、外出時人検知通知文を作成し、事前に外出時人検知通知の通知先として登録されている電子メールアドレス、電話番号へ電子メール送信および音声通知を行い、ステップS605へ進む。
ステップS605では、外出時人検知通知データを通知実績データとして保管し、ステップS606へ進む。
ステップS606では、外出時人検知通知日時Txに再通知抑制時間を加算した日時を再通知抑制日時Trへセットし、ステップS609へ進む。
ステップS601で再通知抑制日時Trが0(ゼロ)でない場合の処理であるステップS607では、現在日時と再通知抑制日時Trの比較を行い、現在日時>Tr、すなわち現在日時が再通知抑制日時Trを経過した場合はステップS608へ進み、現在日時≦Tr、すなわち現在日時が再通知抑制日時Trを経過していない場合はステップS609へ進む。
ステップS608では、外出時人検知通知日時Txおよび再通知抑制日時Trに0(ゼロ)をセットし、ステップS609へ進む。
ステップS609では、ホームコントローラからの送信要求の有無を判定し、送信要求がある場合はステップS610へ進み、送信要求がない場合はステップS601へ戻る。
ステップS610では、ホームコントローラからの送信データを受信し、ステップS611へ進む。
ステップS611では、受信データ種別を判定し、外出時人検知データの場合はステップS612へ進み、認証操作異常通知データの場合はステップS615へ進み、モード切替データの場合はステップS617へ進む。
ステップS612では、外出時人検知データを保管し、ステップS613へ進む。
ステップS613では、外出時人検知通知日時Txの値を判定し、0(ゼロ)の場合はステップS614へ進み、0(ゼロ)でない場合はステップS623へ進む。
ステップS614では、ホームコントローラからの受信データに含まれる人検知日時に帰宅時猶予時間を加算した日時を外出時人検知通知日時Txへセットし、S623へ進む。
次に、ステップS611で受信データ種別が認証操作異常通知データの場合の処理フローを説明する。
ステップS615では、認証操作異常通知文を作成し、事前に認証操作異常通知の通知先として登録されている電子メールアドレス、電話番号へ電子メール送信および音声通知を行い、ステップS616へ進む。
ステップS616では、認証操作異常通知データを通知実績データとして保管し、ステップS623へ進む。
次に、ステップS611で受信データ種別がモード切替データの場合の処理フローを説明する。
ステップS617では、モード切替データを保管し、ステップS618へ進む。
ステップS618では、外出時人検知通知日時Txおよび再通知抑制日時Trに0(ゼロ)をセットし、ステップS619へ進む。
ステップS619では、受信データに含まれる設定されたモードの値を記憶し、ステップS620へ進む。
ステップS620では、切替前のモードの値を判定し、帰宅通知外出モードの場合はステップS621へ進み、帰宅通知外出モードでない場合はステップS623へ進む。
ステップS621では、帰宅通知文を作成し、事前に帰宅通知の通知先として登録されている電子メールアドレス、電話番号へ電子メール送信および音声通知を行い、ステップS622へ進む。
ステップS622では、帰宅通知データを通知実績データとして保管し、ステップS623へ進む。
ステップS623では、図13(イ)に示す外出時人検知状況照会画面の元データとなる外出時人検知状況データを外出時人検知データ、外出時人検知通知データ、認証操作異常通知データおよびモード切替データより作成、保管し、ステップS601へ戻る。
このように、外出モードでの人検知データは即座にデータセンターへ送信され、データセンターで認証を伴ったモード切替データを待ち受ける。設定された時間内にモード切替データを受信した場合は使用者宅の住人が帰宅したと判定し、設定された時間内にモード切替データを受信しない場合は侵入者と判定し、外出時人検知通知を行う。データセンターで判定することにより、侵入者がホームコントローラやネットワーク機器の電源を遮断したり、破壊した場合でも確実に通知を行えるようなしくみとしている。
本発明がもたらしうるもう一つのビジネスの1例を、図17を用いて説明する。
図17は、本発明を用いた、使用者の生活を見守るシステムの概略図である。本発明のホームコントローラ901を一人暮らしの高齢者等(以下、「使用者」という)902が生活している使用者宅900に設置し、使用者902が操作したモード設定情報および使用者902の動作を検知する人検知センサーの検知情報をホームコントローラ901で取得、保持し、その収集したデータをあらかじめ設定したタイミングでインターネット網903を介してデータセンター904へ送信する。
本システムを利用した生活見守りサービスを提供する介護支援会社等のサービス事業者908および家族(以下、「見守り者」という)906は、インターネット網905を介してデータセンター904にある使用者宅900のホームコントローラ901のモード設定情報および人検知センサーの検知情報の生活情報をインターネット対応の携帯電話907やパソコン909等を使用してホームページより取得することにより、使用者902と同居しなくても、使用者902の生活の様子を推測することができ、異常と判断した場合は、使用者宅900に電話を架け、安否を確認する。
このとき、データセンター904が見守り者906やサービス事業者908へ提供する情報画面は、図18のように、単なるデータを羅列するのではなく、グラフや表を使ってデータを見やすく編集することや、過去30日間のデータを提供し、現在と過去の実績を比較しやすくし、使用者の生活での異常を容易に発見できる工夫を施す。また、情報画面は、サービス事業者908のニーズに合わせて、データを加工し、サービス事業者独自の画面を提供するサービスも考えられる。
一方、見守り者906およびサービス事業者908からデータセンター904にアクセスする方法だけでなく、見守り者906およびサービス事業者908が携帯電話907やパソコン909を使用してインターネット網905を介してデータセンター904にあらかじめ設定した通知条件(例えば、一定時間人未検知通知、特定時間帯人未検知通知等の通知設定、設定時間等)に使用者902の生活情報が合致した場合は、図13(ウ)のような電子メールや電話でその旨を携帯電話907またはパソコン909等へ通知するサービスを提供する。
使用者902、見守り者906、サービス事業者908、データセンター904の運営者の四者は、使用者宅900のホームコントローラ901が取得した生活情報をサービス見守り者906およびサービス事業者908が取得、照会、活用することに関し、契約を締結する。データセンター904の運営者は、この契約にもとづき、生活見守りサービスに係る認証を見守り者906およびサービス事業者908に与える。なお、データセンター904の運営者がサービス事業者908となって本システムのサービスを提供するケースもあり得る。
また、介護事業者などがサービス事業者となり、異常があった場合に使用者宅の確認を行ったりする場合の料金については、月額一定料金としてもよいし、一回当たりの確認に対する料金を定め、赴く回数に応じて積算する方法、さらにはこれらを組み合わせて行う方法などがあり、サービス事業者ごとに異なっていても何ら差し支えない。
このように、本システムにより、見守り者906は手間をかけず、見守り者906自らまたはサービス事業者908を介して居ながらにして使用者902の生活を安価に見守ることができるとともに、使用者902にとっては、生活を見守られるためにホームコントローラ901のモード設定のための若干の操作は伴うものの自分の生活リズムを変えることなく、見守り者906またはサービス事業者908から見守られている安心感を得ることができる。
次に、具体的な見守りの事例について、図18を用いて説明する。
使用者が在宅時に通常使用するキッチンおよび居間に人検知センサーを設置しており、使用者は通常7時頃に起床し、キッチンで食事をつくり、居間で食事を行うという生活パターンを見守り者が知っている場合は、7時から9時までの間、在宅モードで人検知センサーが人検知しなかったときに通知する特定時間帯人未検知通知設定をONとして、事前にデータセンターへパソコンまたは携帯電話のWWWブラウザから登録しておく。例えば、11月18日の7時から9時に在宅モードで人検知センサーの人検知が1回もなかった場合、ホームコントローラは9時になった時点でデータセンターへ特定時間帯人未検知通知データを送信し、データセンターは事前に設定された通知先(見守り者、サービス事業者等)へ電子メールや電話で通知を行う。このときの通知文例を図13(ウ)に示す。電子メールを受け取った見守り者またはサービス事業者は、図18に示す生活状況照会画面を参照し、使用者の生活状況を確認するとともに、使用者宅へ電話をかけ、安否の確認を行い、必要であれば駆けつけるといったことが可能である。なお、図18はパソコンで表示可能な画面形式を表示しているが、電子メールを携帯電話で受け、そのまま携帯電話で同様の内容の画面を照会することも可能である。
また、事前に特定時間帯人未検知通知設定をONとして登録していなくても、図18に示す生活状況照会画面等を定期的に閲覧することで、使用者の生活状況を把握することが可能である。図18では、11月09日から11月17日までは7時から9時の間に人検知センサーが人検知し、通常通り起床し、キッチンで食事をつくり、居間で食事をしたと想定できるが、11月18日はキッチンおよび居間での人検知センサーの人検知がなく、体調不良で寝込んでいる可能性があると判断することができる。
このように、見守り者やサービス事業者は、使用者と一緒に生活していなくても普段の生活リズムと異なる状態をリアルタイムに近いかたちで知ることができ、容易に使用者の生活を見守ることが可能となる。
使用者の生活見守りを行う場合のホームコントローラおよびデータセンターの処理フローについて、在宅モードでの在宅時人検知データの蓄積送信および特定時間帯人未検知通知を1例として説明する。
前提条件として、使用者は事前にパソコンまたは携帯電話のWWWブラウザ等により以下の通知条件を設定しておくものとする。
・特定時間帯人未検知通知設定(ON/OFF)
・特定時間帯人未検知監視開始時刻および特定時間帯人未検知監視終了時刻(開始時刻から終了時刻までは24時間未満で設定可能で、この時間帯に人検知を検出しなかった場合に特定時間帯人未検知通知を行う)
・特定時間帯人未検知通知先(特定時間帯人未検知通知の宛先で、電子メール通知の宛先となる電子メールアドレスおよび音声通知の宛先である電話番号を設定する)
図19は、在宅モードでの人検知検出からデータセンターへ送信するまでのホームコントローラの処理フローを示す。
ステップS700では、在宅時人検知データ送信日時Tsに0(ゼロ)をセットし、ステップS701へ進む。
ステップS701では、人検知データ保管領域を初期化し、ステップS702へ進む。
ステップS702では、モード切替操作が行われたかどうかの検出を行い、モード切替操作が行われていない場合はステップS703へ進み、他のモード(外出、帰宅通知外出または解除モード)へのモード切替操作を検出した場合は、ステップS710へ進む。
ステップS703では、人検知状態の判定を行い、人検知がON状態の場合はステップS704へ進み、OFF状態の場合はステップS707へ進む。
ステップS704では、在宅時人検知データ送信日時Tsの判定を行い、Tsが0(ゼロ)、すなわち在宅モード切替後または在宅時人検知データをデータセンターへ送信後、人検知OFF状態が継続している場合はステップS705へ進み、Tsが0(ゼロ)でない、すなわち在宅時人検知データの蓄積を開始している場合はステップS706へ進む。
ステップS705では、在宅時人検知データ送信日時Tsへ人検知日時に在宅時データ蓄積時間(例えば、20分)を加算した日時をセットし、ステップS706へ進む。
ステップS706では、在宅時人検知データサンプリング時間(例えば、1分)で人検知データをサンプリング保管し、ステップS707へ進む。
ステップS707では、在宅時人検知データ送信日時Tsの判定を行い、Tsが0(ゼロ)でない場合はステップS708へ進み、Tsが0(ゼロ)の場合はステップS702へ戻る。
ステップS708では、現在日時と在宅時人検知データ送信日時Tsの比較を行い、現在日時>Ts、すなわち現在日時が在宅時人検知データ送信日時を経過している場合はステップS709へ進み、現在日時≦Ts、すなわち現在日時が在宅時人検知データ送信日時を経過していない場合はステップS702へ戻る。
ステップS709では、蓄積した在宅時人検知データをデータセンターへ送信し、S700へ戻る。
次に、ステップS702で、在宅モードから他のモード(外出、帰宅通知外出または解除モード)へのモード切替操作を検出した場合の処理フローについて説明する。
ステップS710では、切替後のモード値を記憶し、ステップS711へ進む。
ステップS711では、Tsが0(ゼロ)でない、すなわち在宅時人検知データの蓄積がある場合はステップS712へ進み、Tsが0(ゼロ)、すなわち在宅時人検知データの蓄積が無い場合はステップS713へ進む。
ステップS712では、モード切替時点まで蓄積した在宅時人検知データをデータセンターへ送信し、S713へ進む。
ステップS713では、モード切替データをデータセンターへ送信して、在宅モードを終了する。
図20は、在宅モードでの特定時間帯人未検知通知データをデータセンターへ送信するまでのホームコントローラの処理フローを示す。
ステップS800では、特定時間帯人未検知通知設定の判定を行い、ONの場合はステップS801へ進み、OFFの場合はステップS803へ進む。
ステップS801では、特定時間帯人未検知監視開始時刻(時分秒)および現在日時に基づき、次の監視対象となる特定時間帯人未検知監視開始日時Taをセットし、ステップS802へ進む。
ステップS802では、特定時間帯人未検知監視終了時刻(時分秒)および現在日時に基づき、次の監視対象となる特定時間帯人未検知監視終了日時Tbをセットし、ステップS805へ進む。
ステップS803では、特定時間帯人未検知監視開始日時Taに0(ゼロ)をセットし、ステップS804へ進む。
ステップS804では、特定時間帯人未検知監視終了日時Tbに0(ゼロ)をセットし、ステップS805へ進む。
ステップS805では、モード切替操作が行われたかどうかの検出を行い、モード切替操作が行われていない場合はステップS806へ進み、他のモード(外出、帰宅通知外出または解除モード)へのモード切替操作を検出した場合はステップS813へ進む。
ステップS806では、人検知状態の判定を行い、人検知がON状態の場合はステップS807へ進み、OFF状態の場合はステップS808へ進む。
ステップS807では、特定時間帯人未検知監視時間帯での人検知かどうかの判定を行い、Tb≧人検知時日時≧Ta、すなわち特定時間帯人未検知監視時間帯に人検知の検出を行った場合はステップS810へ進み、Tb≧人検知時日時≧Taでない、すなわち特定時間帯人未検知監視時間帯での人検知の検出ではない場合はステップS808へ進む。
ステップS808では、現在日時が特定時間帯人未検知監視終了日時Tbを経過しているかどうかの判定を行い、現在日時>Tb>0、すなわち特定時間帯人未検知通知設定がONで、現在日時が特定時間帯人未検知監視終了日時Tbを経過している場合はステップS809ヘ進み、現在日時>Tb>0でない、すなわち特定時間帯人未検知監視設定がOFFまたは現在日時が特定時間帯人未検知監視終了日時Tbを経過していない場合はステップS812ヘ進む。
ステップS809では、特定時間帯人未検知通知データを作成し、データセンターへ送信し、ステップS810へ進む。
ステップS810では、特定時間帯人未検知監視開始日時Taに1日を加算し、次の特定時間帯人未検知監視開始日時をセットし、ステップS811へ進む。 ステップS811では、特定時間帯人未検知監視終了日時Tbに1日を加算し、次の特定時間帯人未検知監視終了日時をセットし、ステップS812へ進む。 ステップS812では、見守り者またはサービス事業者が設定する通知条件(特定時間帯人未検知通知設定、特定時間帯人未検知監視開始時刻および特定時間帯人未検知監視終了時刻)に変更があり、データセンターから変更された通知条件を取得した場合はステップS800へ戻り、通知条件に変更がない場合はステップS805へ戻る。
次に、ステップS805で、在宅モードから他のモードへのモード切替操作を検出した場合の処理フローについて説明する。
ステップS813では、切替後のモード値を記憶し、ステップS814へ進む。
ステップS814では、モード切替データをデータセンターへ送信して、在宅モードを終了する。
図21は、図19および図20においてホームコントローラが送信した在宅時人検知データ、特定時間帯人未検知通知データおよびモード切替データを受け取り、通知を行うまでのデータセンターの処理フローを示す。
ステップS900では、ホームコントローラからの送信要求の有無を判定し、送信要求がある場合はステップS901へ進み、ない場合はステップS900へ戻る。
ステップS901では、ホームコントローラからの送信データを受信し、ステップS902へ進む。
ステップS902では、受信データ種別を判定し、在宅時人検知データの場合はステップS903へ進み、特定時間帯人未検知通知データの場合はステップS904へ進み、モード切替データの場合はステップS906へ進む。
ステップS903では、在宅時人検知データを保管し、ステップS907へ進む。
ステップS904では、特定時間帯人未検知通知文を作成し、事前に特定時間帯人未検知通知の通知先として登録されている電子メールアドレス、電話番号へ電子メール送信および音声通知を行い、ステップS905へ進む。図13(ウ)に携帯電話での電子メール受信例を示す。
ステップS905では、特定時間帯人未検知通知データを通知実績データとして保管し、ステップS907へ進む。
ステップS906では、モード切替データを保管し、ステップS907へ進む。
ステップS907では、図18に示す在宅時生活状況照会画面の元データとなる在宅時生活状況データを在宅時人検知データ、特定時間帯人未検知通知データおよびモード切替データより作成・保管し、S900へ戻る。
実施例1および実施例2では、外出、帰宅通知外出および在宅モードでの人検知データの送信、外出時人検知通知、認証操作異常通知(認証失敗通知)、帰宅通知、外出モード設定完了通知、特定時間帯人未検知通知の例を説明したが、その他にも以下の通知機能を有しており、使用者、見守り者、サービス事業者、データセンター運用者等へ各種通知を行うことが可能なしくみとしている。
・一定時間人未検知通知
在宅モードで設定した時間、継続して人の動きを検知しなかったときに通知する。使用者が病気や体調不良で動けない状態などの検知が可能である。
・在宅時人検知通知
在宅モードで人の動きを検知したときに通知する。使用者が高齢者であるなどの理由により、ホームコントローラのモード設定スイッチの操作は行わず、在宅モードのままで利用するような場合において、使用者が帰宅したことを知ることができる。
・解除モード通知
解除モードが設定された時間以上継続しているときに通知する。見守り者は、見守ることができない状態が継続していることを知ることができる。
・生活状況未閲覧通知
見守り者が生活状況を長く閲覧していないときに閲覧督促を通知する。見守り者の見守り忘れを防止することができる。
・家族レポート
毎日設定された時刻に過去24時間分の生活状況情報をメールにて通知する。見守り者が能動的にWWWブラウザを利用して閲覧しなくても、自動的に生活情報が送られてくるので見守り忘れが防止できる。
・留守宅レポート
毎日設定された時刻に過去24時間分の留守宅情報をメールにて通知する。長期間外出する場合などに利用することで、留守宅の状況が把握でき、安心感を得ることができる。
・連絡通知
連絡ボタン1〜3を押下すると、ボタン番号に対応した通知先へ通知する。連絡通知は、単に押下されたボタン番号を設定された通知先へ通知するだけなので、事前に使用者と見守り者間で連絡通知およびボタン番号の意味付けを行っておく必要がある。使用者から見守り者またはその他の通知先へ簡易に連絡を取ることができる。
・サービス開始通知
データセンターにおいてサービス開始登録を行った後、データセンター装置がホームコントローラから初めての通信を受信したときに通知する。初めてホームコントローラを設置し、サービスが開始した場合や、機器の障害や使用者または見守り者の都合によるサービス停止状態から再開した場合などに、見守り者およびその他の通知先に対し、ホームモニタリングサービスが開始または再開したことを連絡することができる。
・サービス状態通知
サービス状態通知には、通信異常通知、通信正常復旧通知、機器異常通知、機器正常復旧通知の4つがある。これらの通知により、通信回線や機器の障害により見守ることができない状態になったことや、障害が復旧し見守ることができる状態になったことを知ることができる。
通信異常通知は、ホームコントローラとデータセンター装置間の通信が設定された時間以上継続して途絶えた(通信異常状態)ときに行う通知である。通信異常通知を行った後、通信異常状態が継続している場合はあらかじめ設定された一定時間(例えば、24時間)後に次の通知を行う。
通信正常復旧通知は、通信異常状態のホームコントローラからデータセンター装置へ通信があったときに通知する。
機器異常通知は、ホームコントローラ本体または接続機器に異常が発生した(機器異常状態)ときに通知する。ホームコントローラは、データセンター装置との各通信においてホームコントローラ本体および接続機器の状態を表す機器診断データを送信しており、データセンターはこの機器診断データにより異常を判断する。
機器正常復旧通知は、ホームコントローラ本体および接続機器が機器異常状態から全ての異常がなくなり、正常になったときに通知する。
また、実施例2ではセンサーを使用した場合を例として説明を行ったが、家電製品をはじめとする電気機器の使用回数や使用電力量などを使用して生活状態の見守りを行う場合には、使用者に見守られているということを意識せず、普段の生活を行うことによって、見守りを行うことができる。
但し、実施例1および実施例2をはじめ、人や建物内の見守りを行う際には、住人のプライバシーに関わることであるので、見守りを開始する場合における住人等の同意を得ておくことはもちろんのこと、情報の取り扱いについても、外部に流出させないなど、プライバシーの侵害にならないよう十分注意を払う必要がある。
ホームモニタリングシステムの全体構成図である。 ホームコントローラの構成図である。 ホームコントローラの起動処理のフローチャートである。 データセンター装置の構成図である。 ホームコントローラ通信サーバの構成図である。 生活状況監視・通知サーバの構成図である。 データセンター装置での不正アクセス防止処理のフローチャートである。 在宅モードでのホームコントローラの動作例を示す図である。 外出モードでのホームコントローラの動作例を示す図である。 ホームコントローラの再送処理のフローチャートである。 ホームコントローラとデータセンター装置間の通信シーケンスを示す図である。 留守宅の見守りシステムの概略図である。 留守宅の見守りや生活見守りでの通知メール、外出時人検知状況紹介画面の例を示す図である。 外出モードおよび帰宅通知外出モードでのホームコントローラのフローチャートである。 図14の続きのフローチャートである。 外出モードおよび帰宅通知外出モードでのデータセンターのフローチャートである。 生活見守りシステムの概略図である。 生活見守りでの生活状況照会画面を示す図である。 在宅モードでのホームコントローラの人検知データ送信のフローチャートである。 在宅モードでのホームコントローラの特定時間帯人未検知通知データ送信のフローチャートである。 在宅モードでのデータセンターのフローチャートである。 外付け人検知センサーのハードウェア構成を示す図である。 外付け人検知センサーの機能構成を示す図である。 ホームコントローラ操作部の実装イメージを示す図である。 ホームコントローラのモード遷移図である。

Claims (35)

  1. インターネット網に接続されたセンター装置と、データ処理部、時計部、操作部、記憶部および通信部、並びに、内蔵および/または外付けの人検知センサー、並びに、在宅モード、外出モードおよび解除モードを有し、インターネット常時接続環境から変動IPアドレスが付与されるホームコントローラとを備えたシステムにより取得した、前記人検知センサーからの情報を含む多数の見守りからの情報に基づきモニタリングを行うための方法であって、
    前記ホームコントローラが、
    (A)前記在宅モードにおいては、前記人検知センサーが最初に人検知した時点から、所定の間隔で人検知情報を収集し、前記記憶部に蓄積し、一定時間毎に前記蓄積した見守りからの情報を前記センター装置に送信し、
    (B)前記外出モードにおいては、前記人検知センサーが最初に人検知すると、即座人検知情報を前記センター装置に送信し、
    (C)前記解除モードにおいては、定期通信間隔でホームコントローラが正常稼働していることを伝える情報のみを前記センター装置に送信し、
    (D)前記センター装置から見守りのための設定情報を受信する工程と、
    前記センター装置が、受信した見守りからの情報に基づき通知判定を行い、通知要と判定した場合には予め設定された外部に生活状況情報を通知する工程とを有することを特徴とする多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法。
  2. 前記ホームコントローラは、前記人検知センサーが最初に人検知すると、即座に前記センター装置に人検知情報を送信し、前記センター装置に前記予め設定された外部へ帰宅情報を通知させる帰宅通知外出モードを有することを特徴とする請求項1の多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法。
  3. 前記在宅モード選択時においては、帰宅通知外出モード、外出モードまたは解除モードの選択が可能であり、前記外出モード選択時においては、在宅モードまたは解除モードの選択が可能であり、前記帰宅通知外出モード選択時においては、在宅モードまたは解除モードの選択が可能であり、前記解除モードの選択時においては、在宅モード、外出モードまたは帰宅通知外出モードの選択が可能であることを特徴とする請求項2の多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法。
  4. 前記外出モードから在宅モードまたは解除モードへの切り替えをする場合、および前記帰宅通知外出モードから在宅モードまたは解除モードへの切り替えをする場合において、パスワードの入力が必要であり、該パスワードが正しい場合のみモードの切り替えが行われることを特徴とする請求項3の多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法。
  5. 前記パスワードの入力が、設定された回数連続して失敗した場合には、外部に認証失敗の通知をすることを特徴とする請求項4の多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法。
  6. 前記在宅モード選択時において、設定した時間継続して任意の見守りからの人検知情報の送信がない場合、および/または、設定した任意の時間帯に任意の見守りからの人検知情報の送信がない場合には、外部に人未検知の通知をすること、並びに、任意の見守りからの人検知情報が送信された場合、および/または、解除モード、外出モードまたは帰宅通知外出モードのいずれかが選択された場合には、外部に人検知の通知をすること、
    前記帰宅通知外出モード選択時において、在宅モードまたは解除モードのいずれかが選択された場合には、外部に帰宅の通知をすること、
    前記外出モード選択時において、任意の見守りからの人検知情報が送信された場合には、外部に人検知の通知をすることを特徴とする請求項2ないし9のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法。
  7. 前記解除モードが選択された後から他のモードへの切り替えが設定した時間以上行われない場合には、外部に解除モード継続の通知をすることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法。
  8. 前記の見守りからの情報が、各見守りからのセンサーの検知情報および/または電気機器の動作情報であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法。
  9. 前記ホームコントローラが、前記センター装置に送信する情報を、即に送信するもの、一定時間蓄積した後に一括して送信するもの、または定期通信間隔で送信するものに分類することを特徴とする請求項1ないし8のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法。
  10. 前記センター装置は、前記ホームコントローラから送信される情報をインターネットを介して閲覧可能に加工処理し、外部からの要求に対して閲覧提供することを特徴とする請求項1ないし9のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法。
  11. 前記センター装置は、前記閲覧可能に加工処理した情報に対し、外部からの閲覧要求が予め設定された時間行われない場合には、外部に閲覧督促の通知をすることを特徴とする請求項10の多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法。
  12. 前記センター装置は、前記ホームコントローラから受信し蓄積し加工した情報を定期的に外部に通知することを特徴とする請求項1ないし11のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法。
  13. 前記センター装置は、外部からの要求に応じて前記見守りのための設定情報を変更することを特徴とする請求項1ないし12のいずれかの多数の見守りからの情報を送受信し処理する方法。
  14. 多数の見守りからの情報に基づき通知判定を行い、通知要と判定した場合には予め設定された外部に生活状況情報を通知するセンター装置とインターネット網を介して通信可能であり、データ処理部、時計部、操作部、記憶部および通信部、並びに、内蔵および/または外付けの人検知センサー、並びに、在宅モード、外出モードおよび解除モードを有し、インターネット常時接続環境から変動IPアドレスが付与されるホームコントローラであって、
    (A)前記在宅モードにおいては、前記人検知センサーが最初に人検知した時点から、所定の間隔で人検知情報を収集し、前記記憶部に蓄積し、一定時間毎に前記蓄積した見守りからの情報を前記センター装置に送信し、
    (B)前記外出モードにおいては、前記人検知センサーが最初に人検知すると、即座人検知情報を前記センター装置に送信し、
    (C)前記解除モードにおいては、定期通信間隔でホームコントローラが正常稼働していることを伝える情報のみを前記センター装置に送信し、
    (D)前記センター装置から見守りのための設定情報を受信することを特徴とするホームコントローラ。
  15. 前記人検知センサーが最初に人検知すると、即座に前記センター装置に人検知情報を送信し、前記センター装置に前記予め設定された外部へ帰宅情報を通知させる帰宅通知外出モードを有することを特徴とする請求項14のホームコントローラ。
  16. 前記操作部は、押下すると予め設定したメールアドレスに連絡メールを送信する連絡ボタン兼認証パスワード入力キーである複数のボタンと、複数のモード設定スイッチとから構成されることを特徴とする請求項15のホームコントローラ。
  17. 前記複数のボタンは、在宅モードまたは解除モード選択時においては連絡ボタンとして機能し、外出モードまたは帰宅通知外出モード選択時においては認証パスワード入力キーとして機能することを特徴とする請求項16のホームコントローラ。
  18. 前記モード設定スイッチは、在宅スイッチと、解除スイッチと、外出スイッチとから構成され、
    在宅モード選択時においては、外出スイッチを押下すると外出モードに切り替わり、解除スイッチを押下すると解除モードに切り替わり、外出スイッチを複数秒継続して押下すると帰宅通知外出モードに切り替わり、
    外出モード選択時においては、在宅スイッチを押下すると在宅モードに切り替わり、解除スイッチを押下すると解除モードに切り替わり、
    帰宅通知外出モード選択時においては、在宅スイッチを押下すると在宅モードに切り替わり、解除スイッチを押下すると解除モードに切り替わり、
    解除モード選択時においては、在宅スイッチを押下すると在宅モードに切り替わり、外出スイッチを押下すると外出モードに切り替わり、外出スイッチを複数秒継続して押下すると帰宅通知外出モードに切り替わることを特徴とする請求項15または16のホームコントローラ。
  19. 前記解除モードにおいて、前記ホームコントローラは、自己の保持するファームウェアのバージョンが最新のものでない場合には、インターネット常時接続環境を介して最新のファームウェアをダウンロードし、自己の保持するファームウェアのバージョンアップを行うことを特徴とする請求項14ないし18のいずれかのホームコントローラ。
  20. 請求項14ないし19のいずれかのホームコントローラにおいて稼働するプログラム。
  21. データ処理部、時計部、操作部、記憶部および通信部、並びに、内蔵および/または外付けの人検知センサー、並びに、在宅モード、外出モードおよび解除モードを有し、インターネット常時接続環境から変動IPアドレスが付与されホームコントローラとインターネット網を介して通信可能なセンター装置であって、
    前記ホームコントローラが、
    (A)前記在宅モードにおいては、前記人検知センサーが最初に人検知した時点から、所定の間隔で人検知情報を収集し、前記記憶部に蓄積し、一定時間毎に前記蓄積した見守りからの情報を前記センター装置に送信し、
    (B)前記外出モードにおいては、前記人検知センサーが最初に人検知すると、即座人検知情報を前記センター装置に送信し、
    (C)前記解除モードにおいては、定期通信間隔でホームコントローラが正常稼働していることを伝える情報のみを前記センター装置に送信し、
    (D)前記センター装置から見守りのための設定情報を受信するホームコントローラであって、
    前記ホームコントローラから見守りからの情報を受信するとともに、見守りのための設定情報をホームコントローラに送信すること、および、受信した見守りからの情報に基づき通知判定を行い、通知要と判定した場合に予め設定された外部に生活状況情報を通知することを特徴とするセンター装置。
  22. 前記通知を行うためのメールサーバ、および/または、外部に電話をかけ、音声通知をする音声通知装置を備えることを特徴とする請求項21のセンター装置。
  23. 請求項21または22のセンター装置において稼働するプログラム。
  24. インターネット網に接続されたセンター装置と、データ処理部、時計部、操作部、記憶部および通信部、並びに、内蔵および/または外付けの人検知センサー、並びに、在宅モード、外出モードおよび解除モードを有し、インターネット常時接続環境から変動IPアドレスが付与されるホームコントローラとを備え、前記人検知センサーからの情報を含む多数の見守りからの情報に基づきモニタリングを行うためのシステムであって、
    (A)前記在宅モードにおいては、前記人検知センサーが最初に人検知した時点から、所定の間隔で人検知情報を収集し、前記記憶部に蓄積し、一定時間毎に前記蓄積した見守りからの情報を前記センター装置に送信し、
    (B)前記外出モードにおいては、前記人検知センサーが最初に人検知すると、即座人検知情報を前記センター装置に送信し、
    (C)前記解除モードにおいては、定期通信間隔でホームコントローラが正常稼働していることを伝える情報のみを前記センター装置に送信し、
    (D)前記センター装置から見守りのための設定情報を受信するホームコントローラであって、
    前記センター装置は、前記ホームコントローラから見守りからの情報を受信するとともに、見守りのための設定情報をホームコントローラに送信すること、および、受信した見守りからの情報に基づき通知判定を行い、通知要と判定した場合に予め設定された外部に生活状況情報を通知するセンター装置であることを特徴とするシステム。
  25. 前記通知を行うためのメールサーバ、および/または、外部に電話をかけ、音声通知をする音声通知装置を備えることを特徴とする請求項24のシステム。
  26. 前記センター装置は、前記ホームコントローラのサービス状態を管理する機能を有し、該ホームコントローラからの通信情報を受信した際に、サービス未開始状態である場合には、外部にサービス開始の通知をすることを特徴とする請求項24または25のシステム。
  27. 前記ホームコントローラは、前記センター装置と一定間隔で通信を行い、前記センター装置は前記ホームコントローラとの通信が一定時間以上途絶えた場合には、外部に通信異常の通知をすることを特徴とする請求項24ないし26のいずれかのシステム。
  28. 該センター装置は、前記ホームコントローラと前記センター装置との通信が一定時間以上途絶えた後に、該ホームコントローラと該センター装置との通信が復旧した場合には、外部に正常復旧の通知をすることを特徴とする請求項24ないし27のいずれかのシステム。
  29. 前記ホームコントローラは、一定間隔で該見守りからの情報を確認し、該見守りにおいて異常発生時には前記センター装置に異常情報を送信し、該センター装置は該異常情報を受信し、外部に異常発生の通知をすることを特徴とする請求項24ないし28のいずれかのシステム。
  30. 前記見守りにおいて異常が発生した後に、該見守りの異常が復旧した場合には、前記ホームコントローラは前記センター装置に正常復旧情報を送信し、該センター装置は該正常復旧情報を受信し、外部に正常復旧の通知をすることを特徴とする請求項24ないし29のいずれかのシステム。
  31. 前記ホームコントローラが、前記センター装置に送信する情報を、即に送信するもの、一定時間蓄積した後に一括して送信するもの、または定期通信間隔で送信するものに分類することを特徴とする請求項24ないし30のいずれかのシステム。
  32. 前記センター装置は、前記ホームコントローラから送信される情報をインターネットを介して閲覧可能に加工処理し、外部からの要求に対して閲覧提供することを特徴とする請求項24ないし31のいずれかのシステム。
  33. 前記センター装置は、前記閲覧可能に加工処理した情報に対し、外部からの閲覧要求が予め設定された時間行われない場合には、外部に閲覧督促の通知をすることを特徴とする請求項24ないし32のいずれかのシステム。
  34. 前記センター装置は、前記ホームコントローラから受信し蓄積し加工した情報を定期的に外部に通知することを特徴とする請求項24ないし33のいずれかのシステム。
  35. 前記センター装置は、外部からの要求に応じて前記見守りのための設定情報を変更することを特徴とする請求項24ないし34のいずれかのシステム。
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