JP2000012724A - ベアチップ実装用回路基板 - Google Patents
ベアチップ実装用回路基板Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】リペア性,接続信頼性を向上させることのでき
るベアチップ実装用回路基板を提供する。 【解決手段】ベアチップをフリップチップ実装するため
の回路基板であって、少なくともベアチップを搭載する
位置に、回路6と絶縁された状態で回路6保護用の金属
箔1が配設されている。
るベアチップ実装用回路基板を提供する。 【解決手段】ベアチップをフリップチップ実装するため
の回路基板であって、少なくともベアチップを搭載する
位置に、回路6と絶縁された状態で回路6保護用の金属
箔1が配設されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベアチップをフリ
ップチップ実装するのに適したベアチップ実装用回路基
板に関するものである。
ップチップ実装するのに適したベアチップ実装用回路基
板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の小型化,高性能化に伴
い、電子機器を構成する半導体装置およびこれを実装す
る多層プリント配線基板は、小型薄型化,高性能化,高
信頼性が要求されている。これらの要求を受けて、ピン
挿入型パッケージから表面実装型パッケージへと移行し
てきており、最近ではパッケージされていない裸の半導
体素子(ベアチップ)を直接プリント配線基板に実装す
るフリップチップ実装と呼ばれる実装方法が研究されて
いる。
い、電子機器を構成する半導体装置およびこれを実装す
る多層プリント配線基板は、小型薄型化,高性能化,高
信頼性が要求されている。これらの要求を受けて、ピン
挿入型パッケージから表面実装型パッケージへと移行し
てきており、最近ではパッケージされていない裸の半導
体素子(ベアチップ)を直接プリント配線基板に実装す
るフリップチップ実装と呼ばれる実装方法が研究されて
いる。
【0003】一方、フリップチップ実装では、熱膨張係
数:3〜4ppm/℃のシリコンチップを熱膨張係数:
10〜20ppm/℃のプリント配線基板上に直接接着
剤を介して接着するため、両者の熱膨張の差により接続
部に応力が発生し、接続信頼性が低下するという問題が
生じている。すなわち、上記熱膨張の差により発生する
応力により、接着剤にクラックが生じて耐湿性が低下し
たり、接続部が破断したりする等の問題を引き起こして
いる。そこで、このような応力を緩和するために、接着
剤の諸物性を最適化して応力の拡散を図るようにした方
法等が実施されている。
数:3〜4ppm/℃のシリコンチップを熱膨張係数:
10〜20ppm/℃のプリント配線基板上に直接接着
剤を介して接着するため、両者の熱膨張の差により接続
部に応力が発生し、接続信頼性が低下するという問題が
生じている。すなわち、上記熱膨張の差により発生する
応力により、接着剤にクラックが生じて耐湿性が低下し
たり、接続部が破断したりする等の問題を引き起こして
いる。そこで、このような応力を緩和するために、接着
剤の諸物性を最適化して応力の拡散を図るようにした方
法等が実施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法によっても接続信頼性は充分でなく、今後さ
らにシリコンチップが大きくなり、さらに高密度な接続
が要求されると、シリコンチップとプリント配線基板の
熱膨張率の違いにより発生する応力の問題は、より深刻
になる。
ような方法によっても接続信頼性は充分でなく、今後さ
らにシリコンチップが大きくなり、さらに高密度な接続
が要求されると、シリコンチップとプリント配線基板の
熱膨張率の違いにより発生する応力の問題は、より深刻
になる。
【0005】また、一旦実装したシリコンチップ(シリ
コンチップとプリント配線基板を接合したのち、その間
に熱硬化型のアンダーフィル材を流し込み、封止したシ
リコンチップ)を取り外したのち、別の良品シリコンチ
ップを再度実装する工程(リペア)において、プリント
配線基板の層間接着力が低いと、回路が切れたり、層間
で剥離が発生したりする等の問題もあった。
コンチップとプリント配線基板を接合したのち、その間
に熱硬化型のアンダーフィル材を流し込み、封止したシ
リコンチップ)を取り外したのち、別の良品シリコンチ
ップを再度実装する工程(リペア)において、プリント
配線基板の層間接着力が低いと、回路が切れたり、層間
で剥離が発生したりする等の問題もあった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、リペア性,接続信頼性を向上させることのでき
るベアチップ実装用回路基板の提供をその目的とする。
もので、リペア性,接続信頼性を向上させることのでき
るベアチップ実装用回路基板の提供をその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のベアチップ実装用回路基板は、ベアチップ
をフリップチップ実装するための回路基板であって、少
なくともベアチップを搭載する位置に、回路基板の回路
と絶縁された状態で回路保護用の金属箔が配設されてい
るという構成をとる。
め、本発明のベアチップ実装用回路基板は、ベアチップ
をフリップチップ実装するための回路基板であって、少
なくともベアチップを搭載する位置に、回路基板の回路
と絶縁された状態で回路保護用の金属箔が配設されてい
るという構成をとる。
【0008】本発明者らは、回路基板と、これにフリッ
プチップ実装されたベアチップとのリペア性,接続信頼
性の向上を目的として鋭意検討し、その結果、少なくと
もベアチップを搭載する位置に、回路基板の回路と絶縁
された状態で回路保護用の金属箔が配設されていると、
この金属箔により回路基板の回路が保護され、一旦実装
したベアチップをリペアする際に、回路が切損,損傷等
したり、回路基板が多層の場合に層間剥離が発生したり
するおそれがないことを見出し、本発明に到達した。ま
た、後述するように、金属箔として低熱膨張性のもの
(シリコンチップと熱膨張係数が近いもの)を使用する
ことにより、ベアチップと回路基板の熱膨張率差を軽減
でき、半田接続部に発生する応力を最小限にすることが
でき、高信頼のフリップチップ実装が可能になることも
見出した。
プチップ実装されたベアチップとのリペア性,接続信頼
性の向上を目的として鋭意検討し、その結果、少なくと
もベアチップを搭載する位置に、回路基板の回路と絶縁
された状態で回路保護用の金属箔が配設されていると、
この金属箔により回路基板の回路が保護され、一旦実装
したベアチップをリペアする際に、回路が切損,損傷等
したり、回路基板が多層の場合に層間剥離が発生したり
するおそれがないことを見出し、本発明に到達した。ま
た、後述するように、金属箔として低熱膨張性のもの
(シリコンチップと熱膨張係数が近いもの)を使用する
ことにより、ベアチップと回路基板の熱膨張率差を軽減
でき、半田接続部に発生する応力を最小限にすることが
でき、高信頼のフリップチップ実装が可能になることも
見出した。
【0009】本発明において、上記金属箔の所定位置に
孔が形成され、この孔の内周部が絶縁材料で被覆されて
いる場合には、上記金属箔の孔を、搭載するベアチップ
と上記金属箔の下側にある回路とを電気的に接続するた
めの空間として(実装時にベアチップに設けた電極部を
挿入するための空間として、もしくは、予め回路基板に
電極部を設けるための空間として)利用することができ
る。
孔が形成され、この孔の内周部が絶縁材料で被覆されて
いる場合には、上記金属箔の孔を、搭載するベアチップ
と上記金属箔の下側にある回路とを電気的に接続するた
めの空間として(実装時にベアチップに設けた電極部を
挿入するための空間として、もしくは、予め回路基板に
電極部を設けるための空間として)利用することができ
る。
【0010】本発明において、上記金属箔の孔に、搭載
するベアチップと上記金属箔の下側にある回路とを電気
的に接続するための導電性材料が充填されている場合に
は、上記金属箔の孔を利用し、回路基板に導電性材料か
らなる電極部を設けることができる。
するベアチップと上記金属箔の下側にある回路とを電気
的に接続するための導電性材料が充填されている場合に
は、上記金属箔の孔を利用し、回路基板に導電性材料か
らなる電極部を設けることができる。
【0011】本発明において、上記導電性材料が半田で
ある場合には、金属箔の孔に半田製電極部を設ける作業
が簡便になる。
ある場合には、金属箔の孔に半田製電極部を設ける作業
が簡便になる。
【0012】本発明において、上記金属箔の熱膨脹係数
が、20〜250℃のときに10ppm/℃以下である
場合には、この金属箔が低熱膨張性であり、ベアチップ
と回路基板の熱膨張率差を軽減でき、電気的接続部に発
生する応力を最小限にすることができ、高信頼のフリッ
プチップ実装が可能になる。
が、20〜250℃のときに10ppm/℃以下である
場合には、この金属箔が低熱膨張性であり、ベアチップ
と回路基板の熱膨張率差を軽減でき、電気的接続部に発
生する応力を最小限にすることができ、高信頼のフリッ
プチップ実装が可能になる。
【0013】本発明において、上記金属箔がFe/Ni
系合金からなり、Ni含有量が31〜50重量%で、か
つ、厚みが10〜100μmである場合には、上記金属
箔によりベアチップと回路基板の熱膨張率差を抑制する
ことができ、接続信頼性に優れている。
系合金からなり、Ni含有量が31〜50重量%で、か
つ、厚みが10〜100μmである場合には、上記金属
箔によりベアチップと回路基板の熱膨張率差を抑制する
ことができ、接続信頼性に優れている。
【0014】本発明において、上記金属箔の配設範囲
が、搭載するベアチップのパッド形成範囲以上の広さで
ある場合には、上記金属箔により、回路基板の回路を保
護する効果、およびベアチップと回路基板の熱膨張率差
を抑制する効果を確実に奏することができる。
が、搭載するベアチップのパッド形成範囲以上の広さで
ある場合には、上記金属箔により、回路基板の回路を保
護する効果、およびベアチップと回路基板の熱膨張率差
を抑制する効果を確実に奏することができる。
【0015】つぎに、本発明を詳しく説明する。
【0016】本発明に用いる回路基板としては、ガラス
エポキシ基板,その積層基板,ガラスエポキシ基板をコ
ア基板としたビルドアップ基板,ポリイミドフィルム上
に回路形成したフレキシブル回路基板やその積層基板等
が用いられる。
エポキシ基板,その積層基板,ガラスエポキシ基板をコ
ア基板としたビルドアップ基板,ポリイミドフィルム上
に回路形成したフレキシブル回路基板やその積層基板等
が用いられる。
【0017】本発明に用いる絶縁層の構成材料として
は、エポキシ系樹脂に代表される熱硬化性樹脂や、ポリ
エーテルイミド,フェノキシ樹脂等の熱可塑性樹脂、ポ
リイミド系樹脂もしくはそれらの混合物が用いられる。
は、エポキシ系樹脂に代表される熱硬化性樹脂や、ポリ
エーテルイミド,フェノキシ樹脂等の熱可塑性樹脂、ポ
リイミド系樹脂もしくはそれらの混合物が用いられる。
【0018】本発明に用いる金属箔の金属材料として
は、銅,アルミ,鉄,ニッケル,クロム等,およびそれ
らの合金が用いられる。特に、ベアチップ(シリコンチ
ップ)と回路基板の熱膨張率差を抑制するために、低熱
膨張率(20〜250℃で10ppm/℃以下)を有す
るものが、好適に用いられる。このような低熱膨張性の
金属材料としては、Fe/Ni系合金がある。この合金
は主にFeとNiの成分比率により熱膨張率が異なる。
本発明においては、Ni含有量が31〜50重量%の範
囲内、好ましくは31〜45重量%の範囲内に設定され
る。この範囲以上もしくは以下に設定されると、熱膨張
率が大きなり、ベアチップと回路基板の熱膨張率差を抑
制することができなくなる。
は、銅,アルミ,鉄,ニッケル,クロム等,およびそれ
らの合金が用いられる。特に、ベアチップ(シリコンチ
ップ)と回路基板の熱膨張率差を抑制するために、低熱
膨張率(20〜250℃で10ppm/℃以下)を有す
るものが、好適に用いられる。このような低熱膨張性の
金属材料としては、Fe/Ni系合金がある。この合金
は主にFeとNiの成分比率により熱膨張率が異なる。
本発明においては、Ni含有量が31〜50重量%の範
囲内、好ましくは31〜45重量%の範囲内に設定され
る。この範囲以上もしくは以下に設定されると、熱膨張
率が大きなり、ベアチップと回路基板の熱膨張率差を抑
制することができなくなる。
【0019】また、低熱膨張金属箔の厚みは10〜10
0μmの範囲内、好ましくは10〜70μmの範囲内、
さらに好ましくは10〜50μmの範囲内に設定され
る。この厚みより小さいと、ベアチップと回路基板の熱
膨張差を抑制することができない。また、この厚みより
厚いと、例えば200μm以下の微細な孔を安定に形成
することができず、かえって信頼性を低下させることに
なる。
0μmの範囲内、好ましくは10〜70μmの範囲内、
さらに好ましくは10〜50μmの範囲内に設定され
る。この厚みより小さいと、ベアチップと回路基板の熱
膨張差を抑制することができない。また、この厚みより
厚いと、例えば200μm以下の微細な孔を安定に形成
することができず、かえって信頼性を低下させることに
なる。
【0020】つぎに、本発明のベアチップ実装用回路基
板の作製手順を説明する。
板の作製手順を説明する。
【0021】すなわち、まず、図1に示すように、搭載
するベアチップ(図示せず)のパッド配置に合わせて多
数の貫通孔1aをあけた金属箔1を用意する。ついで、
図2に示すように、2枚の接着シート(本発明の絶縁層
に相当するもの)2を金属箔1の両側から重ねて加圧加
熱し、金属箔1の両面を接着シート2で被覆してなる基
材3を作製する(図3参照)。つぎに、図4に示すよう
に、上記各貫通孔1aに対応する基材3の部分に、上記
各貫通孔1aよりも小さい貫通孔4をあける。そのの
ち、図5に示すように、表面に回路6を形成した回路基
板5と基材3を位置合わせして重ね、加圧加熱接着する
ことを行う。これにより、図6に示すようなベアチップ
実装用回路基板を作製することができる。また、このベ
アチップ実装用回路基板には、図7に示すように、基材
3にあけた各貫通孔4に、搭載するベアチップとの電気
的接続のための導電性バンプ7を形成してもよい。
するベアチップ(図示せず)のパッド配置に合わせて多
数の貫通孔1aをあけた金属箔1を用意する。ついで、
図2に示すように、2枚の接着シート(本発明の絶縁層
に相当するもの)2を金属箔1の両側から重ねて加圧加
熱し、金属箔1の両面を接着シート2で被覆してなる基
材3を作製する(図3参照)。つぎに、図4に示すよう
に、上記各貫通孔1aに対応する基材3の部分に、上記
各貫通孔1aよりも小さい貫通孔4をあける。そのの
ち、図5に示すように、表面に回路6を形成した回路基
板5と基材3を位置合わせして重ね、加圧加熱接着する
ことを行う。これにより、図6に示すようなベアチップ
実装用回路基板を作製することができる。また、このベ
アチップ実装用回路基板には、図7に示すように、基材
3にあけた各貫通孔4に、搭載するベアチップとの電気
的接続のための導電性バンプ7を形成してもよい。
【0022】金属箔1もしくは基材3に貫通孔1a,4
を形成する方法としては、パンチング,ドリル,ウェッ
トエッチング,レーザー等種々の方法が用いられる。ま
た、導電性バンプを構成する導電性材料としては、導電
性Agペーストや導電性Cuペースト等が用いられ、こ
れを印刷して硬化することによりバンプ形成する方法が
挙げられる。また、上記導電性材料として、特に好適に
は、半田が用いられる。半田バンプの形成方法として
は、電解めっき法や半田ペーストの印刷後リフローして
バンプ形成する方法、もしくは電極にフラックスを塗布
したのち、半田ボールを置いてリフローしバンプ形成す
る方法等が考えられる。
を形成する方法としては、パンチング,ドリル,ウェッ
トエッチング,レーザー等種々の方法が用いられる。ま
た、導電性バンプを構成する導電性材料としては、導電
性Agペーストや導電性Cuペースト等が用いられ、こ
れを印刷して硬化することによりバンプ形成する方法が
挙げられる。また、上記導電性材料として、特に好適に
は、半田が用いられる。半田バンプの形成方法として
は、電解めっき法や半田ペーストの印刷後リフローして
バンプ形成する方法、もしくは電極にフラックスを塗布
したのち、半田ボールを置いてリフローしバンプ形成す
る方法等が考えられる。
【0023】また、金属箔を設置する範囲は、搭載する
ベアチップのパッド形成範囲以上の広さとする。そし
て、マルチチップモジュール(MCM)のように、複数
のベアチップ8を搭載するベアチップ実装用回路基板で
は、図8に示すように、個々のベアチップ8搭載位置に
対応させて別々の金属箔1を配置してもよいし、図9に
示すように、基板全面に配置してもよい。
ベアチップのパッド形成範囲以上の広さとする。そし
て、マルチチップモジュール(MCM)のように、複数
のベアチップ8を搭載するベアチップ実装用回路基板で
は、図8に示すように、個々のベアチップ8搭載位置に
対応させて別々の金属箔1を配置してもよいし、図9に
示すように、基板全面に配置してもよい。
【0024】なお、上記の作製方法において、回路基板
5に反りの問題が生じるようであれば、回路基板5の裏
面に、同様の金属箔1を配置してもよい。また、図6に
示す回路基板5の各貫通孔4に、ベアチップ側に形成し
た半田バンプを位置合わせして接合,搭載するようにし
てもよい。また、ここで示した手順は一例であり、これ
に限定されるものではない。
5に反りの問題が生じるようであれば、回路基板5の裏
面に、同様の金属箔1を配置してもよい。また、図6に
示す回路基板5の各貫通孔4に、ベアチップ側に形成し
た半田バンプを位置合わせして接合,搭載するようにし
てもよい。また、ここで示した手順は一例であり、これ
に限定されるものではない。
【0025】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面にもとづいて説明する。
面にもとづいて説明する。
【0026】図10は本発明のベアチップ実装用回路基
板の一実施の形態を示している。図において、5はガラ
スエポキシ基板であり、その片面に回路6が形成されて
いる。3はガラスエポキシ基板5の回路6形成面に接着
された基材であり、Fe/Ni合金箔1と、この合金箔
の両面を被覆する接着シート(絶縁層)2とからなる
(図3参照)。このような基材3の配設範囲は、搭載す
るベアチップ8(図8参照)のパッド形成範囲以上の広
さである。7は基材3に穿設された多数の貫通孔4(図
7参照)に設けられた半田製バンプである。
板の一実施の形態を示している。図において、5はガラ
スエポキシ基板であり、その片面に回路6が形成されて
いる。3はガラスエポキシ基板5の回路6形成面に接着
された基材であり、Fe/Ni合金箔1と、この合金箔
の両面を被覆する接着シート(絶縁層)2とからなる
(図3参照)。このような基材3の配設範囲は、搭載す
るベアチップ8(図8参照)のパッド形成範囲以上の広
さである。7は基材3に穿設された多数の貫通孔4(図
7参照)に設けられた半田製バンプである。
【0027】上記ベアチップ実装用回路基板を、つぎの
ようにして作製することができる。すなわち、まず、F
e/Ni合金箔1にドリルで多数の貫通孔1aを穿設す
る(図1参照)。ついで、Fe/Ni合金箔1の両面に
ポリイミド系接着シート2を加熱加圧接着し、基材3を
得る(図3参照)。つぎに、この基材3の、上記各貫通
孔1aと同じ位置に、上記貫通孔1aより小径の貫通孔
4を再度パンチであける(図4参照)。つぎに、ガラス
エポキシ基板5の回路6形成面に基材3を位置合わせし
て加熱加圧接着する。つぎに、この基材3の各貫通孔4
内に半田ペーストを印刷し、所定温度で窒素雰囲気でリ
フローしたのち、フラックスを洗浄して半田バンプ7を
形成する。このようにして、図10に示すベアチップ実
装用回路基板を作製することができる。
ようにして作製することができる。すなわち、まず、F
e/Ni合金箔1にドリルで多数の貫通孔1aを穿設す
る(図1参照)。ついで、Fe/Ni合金箔1の両面に
ポリイミド系接着シート2を加熱加圧接着し、基材3を
得る(図3参照)。つぎに、この基材3の、上記各貫通
孔1aと同じ位置に、上記貫通孔1aより小径の貫通孔
4を再度パンチであける(図4参照)。つぎに、ガラス
エポキシ基板5の回路6形成面に基材3を位置合わせし
て加熱加圧接着する。つぎに、この基材3の各貫通孔4
内に半田ペーストを印刷し、所定温度で窒素雰囲気でリ
フローしたのち、フラックスを洗浄して半田バンプ7を
形成する。このようにして、図10に示すベアチップ実
装用回路基板を作製することができる。
【0028】上記実施の形態では、Fe/Ni合金箔1
で回路6が保護されているため、一旦実装したベアチッ
プをリペアする際に、回路6が切れるおそれがない。ま
た、Fe/Ni合金箔1は低熱膨張性であり、ベアチッ
プ8とガラスエポキシ基板5との熱膨張差を軽減するこ
とができ、半田バンプ7に発生する応力を最小限にする
ことができる。
で回路6が保護されているため、一旦実装したベアチッ
プをリペアする際に、回路6が切れるおそれがない。ま
た、Fe/Ni合金箔1は低熱膨張性であり、ベアチッ
プ8とガラスエポキシ基板5との熱膨張差を軽減するこ
とができ、半田バンプ7に発生する応力を最小限にする
ことができる。
【0029】つぎに、実施例を比較例と併せて説明す
る。
る。
【0030】
【実施例1】厚み50μm,20mm角のFe/Ni合
金箔1(Ni含有量:36重量%,熱膨張率:1.5p
pm/℃)に、ドリルで300μmの貫通孔1aを50
0μmピッチであけた(図1参照)。つぎに、このFe
/Ni合金箔1の両面にポリイミド系接着シート2(新
日鐡化学社製:SPB−035A)を加熱加圧接着(3
0kg/cm2 ,180℃で30分)した(図3参照)
のち、上記各貫通孔1aと同じ位置に200μmの貫通
孔4を再度パンチであけた(図4参照)。これを、回路
6形成したガラスエポキシ基板5(FR−4)の回路6
形成面に位置合わせして加熱加圧接着(40kg/cm
2 ,200℃で1時間)した(図6参照)。
金箔1(Ni含有量:36重量%,熱膨張率:1.5p
pm/℃)に、ドリルで300μmの貫通孔1aを50
0μmピッチであけた(図1参照)。つぎに、このFe
/Ni合金箔1の両面にポリイミド系接着シート2(新
日鐡化学社製:SPB−035A)を加熱加圧接着(3
0kg/cm2 ,180℃で30分)した(図3参照)
のち、上記各貫通孔1aと同じ位置に200μmの貫通
孔4を再度パンチであけた(図4参照)。これを、回路
6形成したガラスエポキシ基板5(FR−4)の回路6
形成面に位置合わせして加熱加圧接着(40kg/cm
2 ,200℃で1時間)した(図6参照)。
【0031】
【実施例2】実施例1と同様にして作製したサンプル品
において、ベアチップとの接続のため、200μmの貫
通孔4内に半田ペースト(日本スペリア社製:Sn8R
A−3AMQ、融点260℃)を印刷し、230℃の窒
素雰囲気でリフローしたのち、フラックスを洗浄して半
田バンプ7を形成した(図7および図10参照)。
において、ベアチップとの接続のため、200μmの貫
通孔4内に半田ペースト(日本スペリア社製:Sn8R
A−3AMQ、融点260℃)を印刷し、230℃の窒
素雰囲気でリフローしたのち、フラックスを洗浄して半
田バンプ7を形成した(図7および図10参照)。
【0032】
【実施例3】実施例1の合金箔1の代わりに、厚み10
0μm,20mm角のFe/Ni合金箔(Ni含有量:
36重量%,熱膨張率:1.5ppm/℃)を用いた。
0μm,20mm角のFe/Ni合金箔(Ni含有量:
36重量%,熱膨張率:1.5ppm/℃)を用いた。
【0033】
【実施例4】実施例1の合金箔1の代わりに、厚み10
μm,20mm角のFe/Ni合金箔(Ni含有量:3
6重量%,熱膨張率:1.5ppm/℃)を用いた。
μm,20mm角のFe/Ni合金箔(Ni含有量:3
6重量%,熱膨張率:1.5ppm/℃)を用いた。
【0034】
【実施例5】実施例1のガラスエポキシ基板5の代わり
に、ポリイミドフレキシブル基板を用い、さらに回路6
形成面と反対面にも、厚み50μm,20mm角のFe
/Ni合金箔(Ni含有量:36重量%,熱膨張率:
1.5ppm/℃)を同時に貼り合わせた。
に、ポリイミドフレキシブル基板を用い、さらに回路6
形成面と反対面にも、厚み50μm,20mm角のFe
/Ni合金箔(Ni含有量:36重量%,熱膨張率:
1.5ppm/℃)を同時に貼り合わせた。
【0035】
【比較例1】実施例1において、合金箔1を用いず、2
00μmの貫通孔4をパンチであけたポリイミド系接着
シート2(新日鐡化学社製:SPB−035A)を、回
路6形成したガラスエポキシ基板5(FR−4)の回路
6形成面に位置合わせして加熱加圧接着(40kg/c
m2 ,200℃で1時間)した。
00μmの貫通孔4をパンチであけたポリイミド系接着
シート2(新日鐡化学社製:SPB−035A)を、回
路6形成したガラスエポキシ基板5(FR−4)の回路
6形成面に位置合わせして加熱加圧接着(40kg/c
m2 ,200℃で1時間)した。
【0036】
【比較例2】実施例1の合金箔1の代わりに、厚み5μ
m,20mm角のFe/Ni合金箔(Ni含有量:36
重量%,熱膨張率:1.5ppm/℃)を用いた。
m,20mm角のFe/Ni合金箔(Ni含有量:36
重量%,熱膨張率:1.5ppm/℃)を用いた。
【0037】
【比較例3】実施例1の合金箔1の代わりに、厚み20
0μm,20mm角のFe/Ni合金箔(Ni含有量:
36重量%,熱膨張率:1.5ppm/℃)を用いた。
0μm,20mm角のFe/Ni合金箔(Ni含有量:
36重量%,熱膨張率:1.5ppm/℃)を用いた。
【0038】
【比較例4】厚み50μm,8mm角(ガラスエポキシ
基板5の回路6を構成する回路導体の先端部の内側に納
まる大きさ)のFe/Ni合金箔1(Ni含有量:36
重量%,熱膨張率:1.5ppm/℃)の両面にポリイ
ミド系接着シート2(新日鐡化学社製:SPB−035
A)を加熱加圧接着(30kg/cm2 ,180℃で3
0分)したのち、200μmの貫通孔(図示せず)をパ
ンチであけた。これを、回路6形成したガラスエポキシ
基板5(FR−4)の回路6形成面に位置合わせして加
熱加圧接着(40kg/cm2 ,200℃で1時間)し
た。そののち、200μmの貫通孔内に半田ペースト
(日本スペリア社製:Sn8RA−3AMQ、融点26
0℃)を印刷し、230℃の窒素雰囲気下でリフローし
たのち、フラックスを洗浄して半田バンプ7を形成した
(図11参照)。
基板5の回路6を構成する回路導体の先端部の内側に納
まる大きさ)のFe/Ni合金箔1(Ni含有量:36
重量%,熱膨張率:1.5ppm/℃)の両面にポリイ
ミド系接着シート2(新日鐡化学社製:SPB−035
A)を加熱加圧接着(30kg/cm2 ,180℃で3
0分)したのち、200μmの貫通孔(図示せず)をパ
ンチであけた。これを、回路6形成したガラスエポキシ
基板5(FR−4)の回路6形成面に位置合わせして加
熱加圧接着(40kg/cm2 ,200℃で1時間)し
た。そののち、200μmの貫通孔内に半田ペースト
(日本スペリア社製:Sn8RA−3AMQ、融点26
0℃)を印刷し、230℃の窒素雰囲気下でリフローし
たのち、フラックスを洗浄して半田バンプ7を形成した
(図11参照)。
【0039】実施例1,3〜5、比較例1〜4で作製し
た回路基板に、直径100μm,500μmピッチで半
田バンプを形成した10mm角のシリコンチップを、エ
ポキシ系アンダーフィル材(日本ロックタイト社製35
61)を用いてフリップチップ実装した。また、実施例
2においては、Auのスタッドバンプ形成した10mm
角のシリコンチップを、同様にエポキシ系アンダーフィ
ル材(日本ロックタイト社製3561)を用いてフリッ
プチップ実装した。
た回路基板に、直径100μm,500μmピッチで半
田バンプを形成した10mm角のシリコンチップを、エ
ポキシ系アンダーフィル材(日本ロックタイト社製35
61)を用いてフリップチップ実装した。また、実施例
2においては、Auのスタッドバンプ形成した10mm
角のシリコンチップを、同様にエポキシ系アンダーフィ
ル材(日本ロックタイト社製3561)を用いてフリッ
プチップ実装した。
【0040】これら実施例1〜5品、比較例1〜4品の
うち、合金箔1をベアチップ直下に設けなかった比較例
1品は、リペアの際に回路基板の回路を切損,損傷等す
るおそれがある。これに対し、それ以外のもの(合金箔
1をベアチップ直下に設けたもの)では、リペア作業性
が優れていることが明白である。
うち、合金箔1をベアチップ直下に設けなかった比較例
1品は、リペアの際に回路基板の回路を切損,損傷等す
るおそれがある。これに対し、それ以外のもの(合金箔
1をベアチップ直下に設けたもの)では、リペア作業性
が優れていることが明白である。
【0041】さらに、ベアチップをフリップチップ実装
した実施例1〜5品、比較例1〜4品について、温度衝
撃試験(−65〜125℃、各10分)を行い、回路基
板とベアチップの導通を調べた。その結果を、下記の表
1に示す。
した実施例1〜5品、比較例1〜4品について、温度衝
撃試験(−65〜125℃、各10分)を行い、回路基
板とベアチップの導通を調べた。その結果を、下記の表
1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】上記の表1に示すように、実施例1〜5品
では、初期導通,500回後導通および1000回後導
通において、全ピン導通であった。これに対し、比較例
1,2,4品では、500回後導通および1000回後
導通において、また、比較例3品では、初期導通,50
0回後導通および1000回後導通において、それぞれ
導通不良が発生している。したがって、実施例1〜5品
の方が比較例1〜4品よりも導通信頼性に優れているこ
とが判る。
では、初期導通,500回後導通および1000回後導
通において、全ピン導通であった。これに対し、比較例
1,2,4品では、500回後導通および1000回後
導通において、また、比較例3品では、初期導通,50
0回後導通および1000回後導通において、それぞれ
導通不良が発生している。したがって、実施例1〜5品
の方が比較例1〜4品よりも導通信頼性に優れているこ
とが判る。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明のベアチップ実装
用回路基板によれば、少なくともベアチップを搭載する
位置に、絶縁層を介して回路保護用の金属箔が配設され
ているため、この金属箔により回路基板の回路が保護さ
れ、リペア作業による回路損傷の心配がなく、しかも、
ベアチップを直接回路基板上にフリップチップ実装した
際の信頼性は大幅に改善される。
用回路基板によれば、少なくともベアチップを搭載する
位置に、絶縁層を介して回路保護用の金属箔が配設され
ているため、この金属箔により回路基板の回路が保護さ
れ、リペア作業による回路損傷の心配がなく、しかも、
ベアチップを直接回路基板上にフリップチップ実装した
際の信頼性は大幅に改善される。
【0045】本発明において、上記金属箔の所定位置に
孔が形成され、この孔の内周部が絶縁材料で被覆されて
いる場合には、上記金属箔の孔を、搭載するベアチップ
と上記金属箔の下側にある回路とを電気的に接続するた
めの空間として(実装時にベアチップに設けた電極部を
挿入するための空間として、もしくは、予め回路基板に
電極部を設けるための空間として)利用することができ
る。
孔が形成され、この孔の内周部が絶縁材料で被覆されて
いる場合には、上記金属箔の孔を、搭載するベアチップ
と上記金属箔の下側にある回路とを電気的に接続するた
めの空間として(実装時にベアチップに設けた電極部を
挿入するための空間として、もしくは、予め回路基板に
電極部を設けるための空間として)利用することができ
る。
【0046】本発明において、上記金属箔の孔に、搭載
するベアチップと上記金属箔の下側にある回路とを電気
的に接続するための導電性材料が充填されている場合に
は、上記金属箔の孔を利用し、回路基板に導電性材料か
らなる電極部を設けることができる。
するベアチップと上記金属箔の下側にある回路とを電気
的に接続するための導電性材料が充填されている場合に
は、上記金属箔の孔を利用し、回路基板に導電性材料か
らなる電極部を設けることができる。
【0047】本発明において、上記導電性材料が半田で
ある場合には、金属箔の孔に半田製電極部を設ける作業
が簡便になる。
ある場合には、金属箔の孔に半田製電極部を設ける作業
が簡便になる。
【0048】本発明において、上記金属箔の熱膨脹係数
が、20〜250℃のときに10ppm/℃以下である
場合には、この金属箔が低熱膨張性であり、ベアチップ
と回路基板の熱膨張率差を軽減でき、電気的接続部に発
生する応力を最小限にすることができ、高信頼のフリッ
プチップ実装が可能になる。
が、20〜250℃のときに10ppm/℃以下である
場合には、この金属箔が低熱膨張性であり、ベアチップ
と回路基板の熱膨張率差を軽減でき、電気的接続部に発
生する応力を最小限にすることができ、高信頼のフリッ
プチップ実装が可能になる。
【0049】本発明において、上記金属箔がFe/Ni
系合金からなり、Ni含有量が31〜50重量%で、か
つ、厚みが10〜100μmである場合には、上記金属
箔によりベアチップと回路基板の熱膨張率差を抑制する
ことができ、接続信頼性に優れている。
系合金からなり、Ni含有量が31〜50重量%で、か
つ、厚みが10〜100μmである場合には、上記金属
箔によりベアチップと回路基板の熱膨張率差を抑制する
ことができ、接続信頼性に優れている。
【0050】本発明において、上記金属箔の配設範囲
が、搭載するベアチップのパッド形成範囲以上の広さで
ある場合には、上記金属箔により、回路基板の回路を保
護する効果、およびベアチップと回路基板の熱膨張率差
を抑制する効果を確実に奏することができる。
が、搭載するベアチップのパッド形成範囲以上の広さで
ある場合には、上記金属箔により、回路基板の回路を保
護する効果、およびベアチップと回路基板の熱膨張率差
を抑制する効果を確実に奏することができる。
【図1】本発明のベアチップ実装用回路基板の製法を示
す説明図である。
す説明図である。
【図2】上記ベアチップ実装用回路基板の製法を示す説
明図である。
明図である。
【図3】上記ベアチップ実装用回路基板の製法を示す説
明図である。
明図である。
【図4】上記ベアチップ実装用回路基板の製法を示す説
明図である。
明図である。
【図5】上記ベアチップ実装用回路基板の製法を示す説
明図である。
明図である。
【図6】上記ベアチップ実装用回路基板の製法を示す説
明図である。
明図である。
【図7】上記ベアチップ実装用回路基板の製法を示す説
明図である。
明図である。
【図8】金属箔の配設範囲を示す説明図である。
【図9】上記金属箔の配設範囲を示す説明図である。
【図10】本発明のベアチップ実装用回路基板の一実施
の形態を示す平面図である。
の形態を示す平面図である。
【図11】比較例を示す平面図である。
1 金属箔 6 回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長沢 徳 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 中村 圭 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 ベアチップをフリップチップ実装するた
めの回路基板であって、少なくともベアチップを搭載す
る位置に、回路基板の回路と絶縁された状態で回路保護
用の金属箔が配設されていることを特徴とするベアチッ
プ実装用回路基板。 - 【請求項2】 上記金属箔の所定位置に孔が形成され、
この孔の内周部が絶縁材料で被覆されている請求項1記
載のベアチップ実装用回路基板。 - 【請求項3】 上記金属箔の孔に、搭載するベアチップ
と上記金属箔の下側にある回路とを電気的に接続するた
めの導電性材料が充填されている請求項2記載のベアチ
ップ実装用回路基板。 - 【請求項4】 上記導電性材料が半田である請求項3記
載のベアチップ実装用回路基板。 - 【請求項5】 上記金属箔の熱膨脹係数が、20〜25
0℃のときに10ppm/℃以下である請求項1〜4の
いずれか一項に記載のベアチップ実装用回路基板。 - 【請求項6】 上記金属箔がFe/Ni系合金からな
り、Ni含有量が31〜50重量%で、かつ、厚みが1
0〜100μmである請求項5記載のベアチップ実装用
回路基板。 - 【請求項7】 上記金属箔の配設範囲が、搭載するベア
チップのパッド形成範囲以上の広さである請求項1〜6
のいずれか一項に記載のベアチップ実装用回路基板。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10176422A JP2000012724A (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | ベアチップ実装用回路基板 |
TW088110445A TW450019B (en) | 1998-06-23 | 1999-06-22 | Circuit board for mounting bare chip |
KR1019990023722A KR20000006386A (ko) | 1998-06-23 | 1999-06-23 | 베어칩실장용회로기판 |
EP99112134A EP0967650A3 (en) | 1998-06-23 | 1999-06-23 | Circuit board for mounting bare chip |
US09/338,659 US6462282B1 (en) | 1998-06-23 | 1999-06-23 | Circuit board for mounting bare chip |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10176422A JP2000012724A (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | ベアチップ実装用回路基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP10176422A Pending JP2000012724A (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | ベアチップ実装用回路基板 |
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Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JP2000012724A (ja) |
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KR100726242B1 (ko) * | 2005-12-14 | 2007-06-11 | 삼성전기주식회사 | 플립칩 실장용 기판의 제조방법 |
JP5532744B2 (ja) * | 2009-08-20 | 2014-06-25 | 富士通株式会社 | マルチチップモジュール及びマルチチップモジュールの製造方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3613230A (en) * | 1969-04-29 | 1971-10-19 | Bunker Ramo | Method of fabricating coaxial circuitry |
SE462071B (sv) * | 1985-12-23 | 1990-04-30 | Perstorp Ab | Moensterkort |
US5504035A (en) * | 1989-08-28 | 1996-04-02 | Lsi Logic Corporation | Process for solder ball interconnecting a semiconductor device to a substrate using a noble metal foil embedded interposer substrate |
JPH05218637A (ja) * | 1992-02-07 | 1993-08-27 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 銅張積層板の製造法 |
JPH07297560A (ja) * | 1994-04-28 | 1995-11-10 | Hitachi Ltd | 多層プリント配線基板およびその実装構造体 |
US5586011A (en) * | 1994-08-29 | 1996-12-17 | At&T Global Information Solutions Company | Side plated electromagnetic interference shield strip for a printed circuit board |
US5574630A (en) * | 1995-05-11 | 1996-11-12 | International Business Machines Corporation | Laminated electronic package including a power/ground assembly |
US5745985A (en) * | 1995-06-23 | 1998-05-05 | Texas Instruments Incorporated | Method of attaching a semiconductor microchip to a circuit board |
US5798563A (en) * | 1997-01-28 | 1998-08-25 | International Business Machines Corporation | Polytetrafluoroethylene thin film chip carrier |
-
1998
- 1998-06-23 JP JP10176422A patent/JP2000012724A/ja active Pending
-
1999
- 1999-06-22 TW TW088110445A patent/TW450019B/zh not_active IP Right Cessation
- 1999-06-23 KR KR1019990023722A patent/KR20000006386A/ko not_active Application Discontinuation
- 1999-06-23 EP EP99112134A patent/EP0967650A3/en not_active Withdrawn
- 1999-06-23 US US09/338,659 patent/US6462282B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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---|---|
EP0967650A2 (en) | 1999-12-29 |
TW450019B (en) | 2001-08-11 |
KR20000006386A (ko) | 2000-01-25 |
EP0967650A3 (en) | 2002-04-10 |
US6462282B1 (en) | 2002-10-08 |
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