JP2000010703A - ファイル操作装置及びファイル操作方法並びにファイル操作プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

ファイル操作装置及びファイル操作方法並びにファイル操作プログラムを記録した記録媒体

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JP2000010703A
JP2000010703A JP10173170A JP17317098A JP2000010703A JP 2000010703 A JP2000010703 A JP 2000010703A JP 10173170 A JP10173170 A JP 10173170A JP 17317098 A JP17317098 A JP 17317098A JP 2000010703 A JP2000010703 A JP 2000010703A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファイル操作に伴う利用者の負荷を低減す
る。 【解決手段】 ファイル操作、例えば、「file1 file
2」を「directoryB」に複写する場合には、先ず、ファ
イル・ディレクトリ表示部66から複写対象「file1及fi
le2」を選択する(処理、)。次に、履歴表示部62
から複写先「directoryB」を選択し(処理)、キーボ
ード22の「Ctrlキー」を押しながら「複写」ボタン72b
をクリックする(処理)。すると、複写コマンド「c
p」、複写対象及び複写先が結合され、コマンド列「cp
file1 file2 directoryB」が生成され、OSにそ
のコマンド列が渡され複写が行われる(処理、)。
一方、複写対象を選択した後、「Ctrlキー」を押さずに
「複写」ボタン72b をクリックした場合には、複写先を
選択してから「OK」ボタンをクリックすれば、ファイ
ルの複写が行われる。即ち、「Ctrlキー」により2つの
複写方式が自由に選択できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク等
の補助記憶装置に記憶されたファイルの移動、複写、削
除等を行うファイル操作技術に関し、特に、ファイル操
作に伴う利用者の負荷を低減する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プログラムの実行を制御するオペ
レーティングシステム(以下「OS」という)では、対
話型インターフェースにより利用者に操作環境を提供し
ていた。対話型インターフェースにおいて、例えば、フ
ァイルの移動等を行う場合には、操作の種類(移動、複
写等)を「C」、操作対象(ファイル、ディレクトリ)
を「Oi (i=1,2,...,n) 」で表わすと、キーボードから
次のようなコマンド列を入力しなければならなかった。
【0003】C O1 2 ....n-1 n [Enter ] しかし、従来の対話型インターフェースでは、利用者は
キーボードからコマンド列を入力すると共に、入力終了
を表わす[Enter ]を入力しなければならず、タイピン
グの負荷が大であった。そこで、対話型インターフェー
スの欠点を解消するために、グラフィカルユーザインタ
ーフェース(以下「GUI」という)により利用者にフ
ァイル操作環境を提供する技術が開発された。GUIで
は、操作対象となるファイルをモニタ等に一覧表示し、
マウス等のポインティングデバイスを用いて、いわゆる
ドラッグアンドドロップによりファイルの移動或いは複
写が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドラッ
グアンドドロップによってファイルの移動或いは複写を
行うには、操作対象を選択した後、移動先或いは複写先
まで操作対象をドラッグしなければならず、その間マウ
ス等のボタンを押し続けるのは、依然として利用者の負
担が大であった。また、ドラッグ中には、移動を行なっ
ているのか、或いは、複写を行なっているのかは区別で
きず、GUIであっても操作内容が一目ではわからない
という問題点もあった。さらに、ドラッグアンドドロッ
プでは、モニタ等に一覧表示されたファイルが操作対象
となるため、表示されていないファイルは操作対象とす
ることができないという問題点もあった。
【0005】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、ファイル操作を行うコマンド入力方式を改良
することで、ファイル操作に伴う利用者の負荷を低減す
る技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、操作対象を表示する第1の表示手段と、該第
1の表示手段により表示された操作対象の中から、少な
くとも1つの操作対象を選択する選択手段と、該選択手
段により選択された操作対象に対して、所望の操作内容
に応じたコマンドを入力するコマンド入力手段と、前記
コマンド入力手段によるコマンドの入力終了を通知する
通知手段と、操作内容の意味を限定するときに操作され
る修飾手段と、前記コマンド入力手段によりコマンドの
入力が行われた際、前記修飾手段が操作されていれば、
選択された操作対象に対して前記コマンドに応じた操作
を実行する第1の実行手段と、前記コマンド入力手段に
よりコマンドの入力が行われた際、前記修飾手段が操作
されていなければ、その後、前記通知手段により入力終
了が通知されたときに、選択された操作対象に対して前
記コマンドに応じた操作を実行する第2の実行手段と、
を含んでファイル操作装置を構成したことを特徴とす
る。
【0007】かかる構成によれば、操作対象に対して所
定の操作を実行する場合、先ず、第1の表示手段により
表示された操作対象の中から、選択手段を介して少なく
とも1つの操作対象が選択される。そして、コマンド入
力手段によりコマンドを入力する際、修飾手段が同時に
操作されていれば、第1の実行手段により、選択された
操作対象に対する所定の操作が実行される。一方、コマ
ンド入力手段によりコマンドを入力する際、修飾手段が
同時に操作されていなければ、その後、通知手段により
入力終了通知があると、第2の実行手段により、選択さ
れた操作対象に対する所定の操作が実行される。
【0008】即ち、第1の実行手段によれば、(1) 操作
対象の選択、(2) 修飾手段を操作しながらコマンドの入
力、という2つの手順で操作対象の操作が行われる。ま
た、第2の実行手段によれば、(1) 操作対象の選択、
(2) コマンドの入力、(3) 入力終了通知、という3つの
手順で操作対象の操作が行われる。第1の実行手段によ
る処理を行うか、或いは、第2の実行手段による処理を
行うかは、コマンドを入力する際に、同時に修飾手段を
操作するか否かで任意に選択される。
【0009】請求項2記載の発明は、前記選択手段によ
り選択された操作対象を表示する第2の表示手段を備え
た構成とした。かかる構成によれば、選択された操作対
象が第2の表示手段により表示されるので、利用者はコ
マンドを入力する前に、選択した操作対象を確認するこ
とができる。従って、誤った操作対象に対して処理を行
うことが低減し、ファイル操作装置の操作性が向上す
る。
【0010】請求項3記載の発明は、前記第2の表示手
段により表示された操作対象に対して、各種編集を行う
編集手段を備えた構成とした。かかる構成によれば、第
2の表示手段により表示された操作対象は、編集手段に
より各種編集が可能となるので、例えば、誤って選択し
た操作対象があれば、その削除等を行うことができる。
従って、ファイル操作装置の操作性がさらに向上する。
【0011】請求項4記載の発明は、前記選択手段によ
り選択された操作対象の履歴を保存する履歴保存手段
と、該履歴保存手段により保存された履歴を表示する第
3の表示手段と、を備え、前記選択手段は、前記第3の
表示手段により表示された履歴の中から、操作対象を選
択可能な構成とした。かかる構成によれば、選択された
操作対象の履歴が履歴保存手段に保存され、保存された
履歴が第3の表示手段により表示される。そして、表示
された履歴は選択手段により選択されるので、同一操作
対象に対して異なる操作を行う場合の労力低減が図られ
る。
【0012】請求項5記載の発明は、前記選択手段によ
り選択された操作対象が前記履歴保存手段に保存されて
いるときに、当該操作対象の保存を禁止する禁止手段を
備えた構成とした。かかる構成によれば、履歴保存手段
に選択された操作対象が保存されているときには、禁止
手段によりその操作対象の保存が禁止される。従って、
履歴保存手段には、同一履歴が保存されることが防止さ
れ、少ない保存領域にできるだけ多くの履歴が保存され
ることとなる。
【0013】請求項6記載の発明は、操作対象を指定す
る操作対象指定手段と、該操作対象指定手段により指定
された操作対象の名称を編集可能領域に出力する出力手
段と、該編集可能領域に出力された操作対象について、
操作内容を指定する操作内容指定手段と、該操作内容指
定手段により指定された操作内容、及び、前記編集可能
領域に出力された操作対象の名称に基づいて、操作を実
行させる制御手段と、該制御手段により実行された操作
について、前記編集可能領域に出力された操作対象の名
称の履歴を保存する履歴保存手段と、該履歴保存手段に
より保存された内容を表示して選択入力させ、選択され
た履歴の名称を、前記編集可能領域に出力する履歴選択
手段と、を含んでファイル操作装置を構成したことを特
徴とする。
【0014】かかる構成によれば、操作対象に対して所
定の操作を実行する場合、先ず、操作対象指定手段によ
り操作対象を少なくとも1つ指定すると、その名称が編
集可能領域に出力される。編集可能領域では、出力され
た操作対象の名称を自由に編集できる。そして、編集可
能領域に出力された操作対象について、操作内容指定手
段により操作内容を指定すると、指定された操作内容及
び編集可能領域に出力された操作対象について、操作が
実行される。このとき、編集可能領域に出力された操作
対象は、履歴保存手段によりその名称が保存される。ま
た、保存された履歴の名称は表示され、その中から特定
の操作対象を選択すると、履歴選択手段により選択され
た履歴の名称が編集可能領域に出力される。
【0015】即ち、操作対象に対する所定の操作は、
(1) 操作対象の選択、(2) 操作内容の指定、という2つ
の手順で操作対象の操作が行われる。請求項7記載の発
明は、操作対象を表示する表示工程と、該表示工程によ
り表示された操作対象の中から、少なくとも1つの操作
対象を選択する選択工程と、該選択工程により選択され
た操作対象に対して、所望の操作内容に応じたコマンド
を入力するコマンド入力工程と、前記コマンド入力工程
によるコマンドの入力終了を通知する通知工程と、操作
内容の意味を限定するときに操作される修飾工程と、前
記コマンド入力工程によりコマンドの入力が行われた
際、前記修飾工程が操作されていれば、選択された操作
対象に対して前記コマンドに応じた操作を実行する第1
の実行工程と、前記コマンド入力工程によりコマンドの
入力が行われた際、前記修飾工程が操作されていなけれ
ば、その後、前記通知工程により入力終了が通知された
ときに、選択された操作対象に対して前記コマンドに応
じた操作を実行する第2の実行工程と、を含んでファイ
ル操作方法を構成したことを特徴とする。
【0016】かかる構成によれば、操作対象に対して所
定の操作を実行する場合、先ず、第1の表示工程により
表示された操作対象の中から、選択工程を介して少なく
とも1つの操作対象が選択される。そして、コマンド入
力工程によりコマンドを入力する際、修飾工程が同時に
操作されていれば、第1の実行工程により、選択された
操作対象に対する所定の操作が実行される。一方、コマ
ンド入力工程によりコマンドを入力する際、修飾工程が
同時に操作されていなければ、その後、通知工程により
入力終了通知があると、第2の実行工程により、選択さ
れた操作対象に対する所定の操作が実行される。
【0017】即ち、第1の実行工程によれば、(1) 操作
対象の選択、(2) 修飾手段を操作しながらコマンドの入
力、という2つの手順で操作対象の操作が行われる。ま
た、第2の実行工程によれば、(1) 操作対象の選択、
(2) コマンドの入力、(3) 入力終了通知、という3つの
手順で操作対象の操作が行われる。第1の実行工程によ
る処理を行うか、或いは、第2の実行工程による処理を
行うかは、コマンドを入力する際に、同時に修飾工程を
操作するか否かで任意に選択される。
【0018】請求項8記載の発明は、操作対象を表示す
る表示機能と、該表示機能により表示された操作対象の
中から、少なくとも1つの操作対象を選択する選択機能
と、該選択機能により選択された操作対象に対して、所
望の操作内容に応じたコマンドを入力するコマンド入力
機能と、前記コマンド入力機能によるコマンドの入力終
了を通知する通知機能と、操作内容の意味を限定すると
きに操作される修飾機能と、前記コマンド入力機能によ
りコマンドの入力が行われた際、前記修飾機能が操作さ
れていれば、選択された操作対象に対して前記コマンド
に応じた操作を実行する第1の実行機能と、前記コマン
ド入力機能によりコマンドの入力が行われた際、前記修
飾機能が操作されていなければ、その後、前記通知機能
により入力終了が通知されると、選択された操作対象に
対して前記コマンドに応じた操作を実行する第2の実行
機能と、を実現するためのファイル操作プログラムを記
録媒体に記録した。
【0019】ここで、「記録媒体」とは、電子情報を確
実に記録でき、かつ、必要に応じて確実に取り出し可能
なものをいい、例えば、磁気テープ、磁気ディスク、磁
気ドラム、ICカード、CD−ROM等の可搬媒体が該
当する。かかる構成によれば、表示機能と、選択機能
と、コマンド入力機能と、通知機能と、修飾機能と、第
1の実行機能と、第2の実行機能と、を実現するための
ファイル操作プログラムが記録媒体に記録される。従っ
て、かかるプログラムを記録した媒体があれば、一般的
な電子計算機システムを利用して、本発明に係るファイ
ル操作装置を容易に構築することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。先ず、本発明に係るファイル操作装
置の構成を説明する前に、前提となる2つのコマンド入
力方式、即ち、ビギナーモード及びエキスパートモード
について説明する。
【0021】ビギナーモードとは、ファイル操作装置の
操作に習熟していない利用者を対象とし、従来の対話型
インターフェースのファイル操作方法を継承しつつ、そ
の操作方法を簡単にしたモードである。ファイルの移
動、複写等のコマンドを「C」、OSに渡すコマンド列
のオペランドを「Oi (i=1,2,...,n) 」と表わすと、ビ
ギナーモードにおけるファイル操作方法は次のようにな
る。
【0022】O1 2 ・・・On-1 C On [Enter ] 即ち、操作対象となるファイル或いはディレクトリ「O
1 ,O2 ,・・・,O n-1 」を入力した後、入力した操
作対象に対してどのような操作を行うかを指示するコマ
ンド「C」を入力する。そして、ファイル操作が移動或
いは複写等の場合には、移動先或いは複写先のディレク
トリ「On 」を指定した後、操作終了を示す[Enter ]
を入力する。なお、ファイルの削除等のように、O1
n-1 を同等に扱うコマンドの場合には、最後の
「On 」を入力する必要はない。
【0023】一方、エキスパートモードとは、ファイル
操作装置の操作に習熟した利用者を対象とし、ファイル
操作に伴う利用者の負担を低減したモードである。ビギ
ナーモードと同様に、コマンドを「C」、オペランドを
「Oi (i=1,2,...,n) 」と表わすと、エキスパートモー
ドにおけるファイル操作方法は次のようになる。 O1 2 ・・・On-1 n ここで、最後の「」は、例えば、修飾キーたる「Ctrl
キー」や「Shift キー」等を押しながら、コマンドを入
力したことを示している。なお、修飾キーとしては、
「Ctrlキー」や「Shift キー」等に限らず、ビギナーモ
ードにおける入力と明らかに区別できるものであれば何
でもよい。
【0024】即ち、エキスパートモードでは、操作対象
となるファイル或いはディレクトリを入力した後、修飾
キーを押しながらコマンドを入力すると、コマンドが
[Enter ]を兼ねることにより、[Enter ]の入力が不
要となる。従って、ビギナーモード或いは従来のコマン
ド入力方式に比べ、操作手順が少なくなり、利用者の労
力及び作業時間の低減を図ることができる。また、修飾
キーを押しながらコマンド入力を行うまでは、OSによ
るファイル操作が行われないので、オペランドの追加或
いは修正が可能である。
【0025】次に、ビギナーモード及びエキスパートモ
ードというコマンド入力方式を採用したファイル操作装
置について説明する。図1は、ファイル操作装置の一実
施形態を示す構成図である。ファイル操作装置は、コマ
ンド処理部10と、入力部20と、表示部30と、OS
40と、オペランド履歴保存ファイル50(履歴保存手
段)と、ディレクトリ履歴保存ファイル52(履歴保存
手段)と、汎用ファイル54と、を含んで構成される。
なお、コマンド処理部10は、第1の実行手段,工程及
び機能、第2の実行手段,工程及び機能、禁止手段、並
びに、制御手段をプログラムにより実現する。
【0026】コマンド処理部10は、少なくとも、中央
処理装置とメモリとを備えた電子計算機から構成され、
メモリ上のプログラムに従って各種ファイル操作処理を
実行する。入力部20は、入力装置としてのキーボート
22(修飾手段,工程及び機能)及びマウス24(選択
手段,工程及び機能,操作対象指定手段,履歴選択手
段)から構成され、コマンド処理部10に対する指示操
作を行う。なお、入力部20は、キーボード22及びマ
ウス24に限らず、例えば、タッチパネル等の入力装置
を含んで構成してもよい。表示部30は、CRT或いは
LCD等のモニタから構成され、ファイル操作装置の利
用者に対してGUIを提供する。OS40は、各種プロ
グラムの実行を制御するプログラムであって、資源割振
り、スケジューリング、入出力制御、データ管理などの
サービスを提供する。オペランド履歴保存ファイル50
は、ファイル操作装置においてファイル操作を行った際
のオペランドの履歴を、FIFO方式で所定数蓄積保存
する。ディレクトリ履歴保存ファイル52は、ファイル
操作装置においてファイル操作を行った際のカレントデ
ィレクトリを、FIFO方式で所定数蓄積保存する。汎
用ファイル54は、例えば、ワードプロセッサで作成し
たファイルを蓄積保存すると共に、その階層構造たるデ
ィレクトリを蓄積保存する。なお、オペランド履歴保存
ファイル50、ディレクトリ履歴保存ファイル52及び
汎用ファイル54は、ハードディスク等の補助記憶装置
上に構築される。
【0027】また、コマンド処理部10を構成するメモ
リ上には、ファイル操作処理のための各種情報が記憶さ
れる記憶領域12が設けられる。記憶領域12は、図2
に示すように、オペランド履歴数保存部12aと、オペ
ランド履歴最大数保存部12bと、ディレクトリ履歴数
保存部12cと、ディレクトリ履歴最大数保存部12d
と、ビギナーモードフラグ保存部12eと、複写・移動
元保存部12fと、コマンド保存部12gと、オペラン
ド保存部12hと、を含んで構成される。
【0028】オペランド履歴数保存部12aには、オペ
ランド履歴保存ファイル50に保存されているオペラン
ド履歴数が保存される。オペランド履歴最大数保存部1
2bには、オペランド履歴保存ファイル50に保存され
るオペランド履歴の最大数が保存される。ディレクトリ
履歴数保存部12cには、ディレクトリ履歴保存ファイ
ル52に保存されているディレクトリ履歴数が保存され
る。ディレクトリ履歴最大数保存部12dには、ディレ
クトリ履歴保存ファイル52に保存されるディレクトリ
履歴の最大数が保存される。なお、オペランド履歴最大
数及びディレクトリ履歴最大数は、利用者が任意に設定
でき、例えば、電子計算機に搭載されるメモリ容量等に
応じて適当に設定される。
【0029】ビギナーモードフラグ保存部12eには、
コマンド入力方式を区別するためのフラグが保存され、
ビギナーモードのときに「T(True) 」、エキスパート
モードのときに「F(False) 」が自動的に設定される。
複写・移動元保存部12fには、ビギナーモードかつ複
写・移動の場合に、複写或いは移動元のオペランドが保
存される。コマンド保存部12gには、ファイル操作の
コマンド、例えば、OSがUNIX(登録商標)の場
合、複写であれば「cp」、移動であれば「mv」等が保存
される。オペランド保存部12hには、利用者によって
入力されたオペランドが保存される。
【0030】さらに、表示部30には、図3に示すよう
なファイル操作画面60が表示される。ファイル操作画
面60は、履歴表示部62(第3の表示手段,履歴選択
手段)と、履歴表示切換部64と、ファイル・ディレク
トリ表示部66(第1の表示手段,工程及び機能)と、
オペランド表示・編集部68(第2の表示手段及び編集
手段,出力手段)と、メッセージ表示部70と、コマン
ド表示部72と、を含んで構成される。
【0031】履歴表示部62には、オペランド履歴保存
ファイル50に保存されているオペランド履歴、或い
は、ディレクトリ履歴保存ファイル52に保存されてい
るディレクトリ履歴が選択的に一覧表示される。履歴表
示切換部64は、履歴表示部62に表示される内容を指
定する2つのラジオボタンから構成される。そして、履
歴表示部62には、「オペランド」ラジオボタン64a
が選択されているときにはオペランド履歴が表示され、
「ディレクトリ」ラジオボタン64bが選択されている
ときにはディレクトリ履歴が表示される。ファイル・デ
ィレクトリ表示部66には、汎用ファイル54における
カレントディレクトリに含まれるファイル名及びその下
位階層構造たるディレクトリ名が一覧表示される。オペ
ランド表示・編集部68には、コマンド列の一部を構成
するオペランドが表示される。なお、オペランド表示・
編集部68では、オペランドを表示するだけではなく、
表示されているオペランドの追加或いは変更等の編集が
行えるようになっている。メッセージ表示部70には、
利用者に対してファイル操作装置の操作方法の指針とな
る各種メッセージが表示される。
【0032】コマンド表示部72は、入力されたオペラ
ンドに対してどのようなファイル操作を行うかを指示す
るボタン群から構成される。ボタン群としては、「ディ
レクトリの移動」ボタン72a、「複写」ボタン72
b、「移動」ボタン72c、「削除」ボタン72d、
「表示」ボタン72e、「編集」ボタン72f、「リセ
ット」ボタン72g、「OK」ボタン72h(通知手
段,工程及び機能)が含まれる。なお、「ディレクトリ
の移動」ボタン72a、「複写」ボタン72b、「移
動」ボタン72c、「削除」ボタン72d、「表示」ボ
タン72e及び「編集」ボタン72fは、コマンド入力
手段,機能及び機能,操作内容指定手段を提供する。
【0033】次に、かかる構成からなるファイル操作装
置の操作方法及びデータの流れについて、カレントディ
レクトリに含まれる「file1」及び「file2」を「dire
ctoryB」に複写する操作を例にとって説明する。図4
は、エキスパートモードにおける操作手順を示す。先
ず、ファイル・ディレクトリ表示部66から、複写対象
となる「file1」を選択する。すると、選択された「fi
le1」がオペランド表示・編集部68に転送され、反転
表示される(処理)。
【0034】続いて、ファイル・ディレクトリ表示部6
6から、複写対象となる「file2」を選択する。する
と、選択された「file2」がオペランド表示・編集部6
8に転送され、「file1」の後に空白(スペース)を挟
んで結合表示される(処理)。このとき、「file1」
の反転表示が解除され、オペランド表示・編集部68の
末尾に表示された「file2」が反転表示される。なお、
複写対象となるファイルがさらにある場合には、処理
を繰り返せばよい。
【0035】複写対象となるファイルの選択が終了した
ら、その複写先となる「directoryB」を履歴表示部62
から選択する。すると、選択された「directoryB」がオ
ペランド表示・編集部68に転送され、「file2」の後
に空白を挟んで結合表示される(処理)。このとき、
「file2」の反転表示が解除され、「directoryB」が反
転表示される。なお、複写先となる「directoryB」は、
ファイル・ディレクトリ表示部66から選択してもよい
し、或いは、「directoryB」が履歴表示部62に表示さ
れている場合は、そこから選択してもよい。また、複写
先が「directoryB」でなく、ファイル・ディレクトリ表
示部66、履歴表示部62のいずれにも表示されていな
い場合は、オペランド表示・編集部68にキーボード2
2を用いて直接入力してもよい。
【0036】そして、複写対象及び複写先の選択が終了
したら、修飾キーたるキーボード22の「Ctrlキー」を
押しながら、コマンド表示部72の「複写」ボタン72
bをマウス24でクリックする。すると、複写コマンド
である「cp」がコマンド保存部12gに格納される(処
理)。これと同時に、オペランド表示・編集部68の
内容「file1 file2 directoryB」がオペランド保存
部12hに転送され、オペランド表示・編集部68がク
リアされる(処理)。
【0037】その後、コマンド保存部12gの内容「c
p」とオペランド保存部12hの内容「file1 file2
directoryB」とが空白を挟んで結合され、コマンド列
「cpfile1 file2 directoryB」が生成される。そし
て、生成されたコマンド列によって、OS40に対して
ファイルの複写が依頼される(処理)。即ち、エキス
パートモードによれば、(1) 「file1」の選択、(2)
「file2」の選択、(3) 「directoryB」の選択、(4)
「Ctrlキー」を押しながら「複写」ボタンのクリック、
という4つの手順によりファイルの複写が行われる。一
方、従来の対話型インタフェースを用いたファイル操作
方式によれば、(1) 「複写」コマンドの入力、(2) 「fi
le1」の入力、(3) 「file2」の入力、(4) 「director
yB」の入力、(5) 「Enter 」の入力、という5つの手順
によりファイルの複写が行われていた。従って、エキス
パートモードによるファイル操作方式によれば、従来よ
り手順が少なくなり、利用者の負担が低減されるのであ
る。
【0038】また、従来のGUIを用いたファイル操作
方式によれば、(1) 「file1」の選択、(2) 修飾キーを
押しながら「file2」の選択、(3) ドラッグによる選択
ファイルの移動、(4) 複写先でのマウスボタンの解放、
という4つの手順によりファイルの複写が行われてい
た。エキスパートモードは、手順数から見れば、従来の
GUIを用いたファイル操作方式と同一であるが、ドラ
ッグという利用者にかなりの負担をかける操作が不要で
あるので、利用者の負担が低減される。
【0039】図5及び図6は、ビギナーモードにおける
操作手順を示す。先ず、ファイル・ディレクトリ表示部
66から、複写対象となる「file1」を選択する。する
と、選択された「file1」がオペランド表示・編集部6
8に転送され、反転表示される(処理)。続いて、フ
ァイル・ディレクトリ表示部66から、複写対象となる
「file2」を選択する。すると、選択された「file2」
がオペランド表示・編集部68に転送され、「file1」
の後に空白(スペース)を挟んで結合表示される(処理
)。このとき、「file1」の反転表示が解除され、オ
ペランド表示・編集部68の末尾に表示された「file
2」が反転表示される。なお、複写対象となるファイル
がさらにある場合には、処理を繰り返せばよい。
【0040】そして、コマンド表示部72の「複写」ボ
タン72bをクリックする。すると、ビギナーモードフ
ラグ保存部12eに「T」が格納されると共に、複写コ
マンドである「cp」がコマンド保存部12gに格納され
る(処理)。これと同時に、オペランド表示・編集部
68の内容「file1 file2 」が複写・移動元保存部1
2fに転送され、オペランド表示・編集部68がクリア
される(処理)。
【0041】次に、複写先である「directoryB」を履歴
表示部62から選択する。すると、選択された「direct
oryB」がオペランド表示・編集部68に転送され、反転
表示される(処理)。なお、複写先となるディレクト
リは、エキスパートモードと同様に、ファイル・ディレ
クトリ表示部66または履歴表示部62から選択しても
よいし、或いは、オペランド表示・編集部68にキーボ
ード22を用いて直接入力してもよい。
【0042】コマンド表示部72の「OK」ボタン72
hをクリックする(処理)。すると、複写・移動元保
存部12fの内容「file1 file2」とオペランド表示
・編集部68の内容「directoryB」とが空白を挟んで結
合され、結合された文字列「file1 file2 director
yB」がオペランド保存部12hに格納される。また、こ
れと同時に、オペランド表示・編集部68の内容がクリ
アされる(処理)。
【0043】その後、コマンド保存部12gの内容「c
p」とオペランド保存部12hの内容「file1 file2
directoryB」とが空白を挟んで結合され、コマンド列
「cpfile1 file2 directoryB」が生成される。そし
て、生成されたコマンド列によって、OS40に対して
ファイルの複写が依頼される(処理)。即ち、ビギナ
ーモードによれば、(1) 「file1」の選択、(2) 「file
2」の選択、(3) 「複写」ボタンのクリック、(4) 「di
rectoryB」の選択、(5) 「OK」ボタンのクリック、と
いう5つの手順によりファイルの複写が行われる。従っ
て、従来の対話型インターフェースを用いたファイル操
作方式と手順数は変わらないが、GUIを用いたファイ
ル操作方式のようなドラッグが不要であるので、利用者
の負担が低減されるのである。
【0044】特に、本発明に係るファイル操作装置によ
れば、ビギナーモードとエキスパートモードとを修飾キ
ーにより切り換えているので、ファイル操作装置の操作
の習熟度に応じてエキスパートモードの使用率が上昇
し、より利用者の負担を低減することができる。以上説
明したファイル操作装置は、図7〜図21に示すフロー
チャートに従って制御される。以下、その制御内容につ
いて説明する。
【0045】図7〜図9は、メインルーチンを示す。ス
テップ1(図では「S1」と略記する。以下同様)で
は、各種の初期化処理を行うサブルーチン(図10参
照)がコールされる。初期化処理を行うサブルーチンで
は、図3に示すファイル操作画面60の初期化、及び、
記憶領域12の初期化が行われる。
【0046】ステップ2では、ファイル操作画面60の
メッセージ表示部70に、初期状態におけるメッセージ
を表示するサブルーチン(図16参照)がコールされ
る。ステップ3では、イベント発生要因に応じた分岐処
理が行われる。イベントは、利用者がファイル操作画面
60上で何らかの操作を行ったときに発生する。そし
て、履歴表示部62或いはファイル・ディレクトリ表示
部66から項目が選択されたとき、または、オペランド
表示・編集部68に項目が入力されたときには、ステッ
プ4へと進む。コマンド表示部72のファイル操作ボタ
ン、即ち、「ディレクトリの移動」ボタン72a、「複
写」ボタン72b、「移動」ボタン72c、「削除」ボ
タン72d、「表示」ボタン72e或いは「編集」ボタ
ン72fがクリックされたときには、ステップ10へと
進む。「OK」ボタン72hがクリックされたときに
は、ステップ19へと進む。「リセット」ボタン72g
がクリックされたときには、ステップ1へと戻る。履歴
表示切換部64のラジオボタン64a或いは64bがク
リックされたときには、ステップ22へと進む。
【0047】ステップ4〜ステップ9では、履歴表示部
62或いはファイル・ディレクトリ表示部66から項目
が選択されたとき、または、オペランド表示・編集部6
8に項目が入力されたときの処理が行われる。具体的に
は、ステップ4では、選択或いは入力された項目をオペ
ランド表示・編集部68に追加すべく、オペランド表示
・編集部68へのオペランド追加処理を行うサブルーチ
ン(図11参照)がコールされる。ステップ5では、ビ
ギナーモードフラグ保存部12eの内容(以下「ビギナ
ーモードフラグ」と略記する)に応じた分岐処理が行わ
れる。即ち、ビギナーモードフラグが「T」(ビギナー
モード)であればステップ6へと進み、ビギナーモード
フラグが「F」(エキスパートモード)であればステッ
プ9へと進む。
【0048】ステップ6では、コマンド保存部12eの
内容(以下「保存コマンド」と略記する)が「cp」(複
写)或いは「mv」(移動)であるか否かが判定される。
そして、保存コマンドが「cp」或いは「mv」であればス
テップ7へと進み、それ以外であればステップ8へと進
む。ステップ7では、ビギナーモードにおいて複写或い
は移動を行う際に、その確認メッセージを表示するサブ
ルーチン(図17参照)がコールされる。その後、ステ
ップ3へと戻り、イベントの発生を待つ。
【0049】ステップ8では、ビギナーモードフラグ保
存部12eに「F」が格納される。即ち、ビギナーモー
ドにおいて保存コマンドが複写或いは移動以外である場
合には、コマンド入力後にファイル或いはディレクトリ
の入力が不要であるので、ここで入力されたファイル或
いはディレクトリは、次に発生するコマンド入力の操作
対象とみなされ、ビギナーモードフラグ保存部12eに
「F」が格納されて初期化される。
【0050】ステップ9では、処理対象の追加或いはコ
マンドの指定の要求メッセージを表示するサブルーチン
(図18参照)がコールされる。その後、ステップ3へ
と戻り、イベントの発生を待つ。ステップ10〜ステッ
プ18では、ファイル操作ボタンがクリックされたとき
の処理が行われる。
【0051】具体的には、ステップ10では、ファイル
操作ボタンに対応したコマンドがコマンド保存部12g
に格納される。コマンドとしては、例えば、OSがUN
IXの場合、ディレクトリの移動であれば「cd」、複写
であれば「cp」、移動であれば「mv」、削除であれば
「rm」、表示であれば「xterm -e cat 」、編集であれ
ば「xterm -e vi」が格納される。
【0052】ステップ11では、ファイル操作ボタンが
クリックされたときに、修飾キーたる「Ctrlキー」が押
されているか否かが判定される。そして、「Ctrlキー」
が押されていればステップ20へと進み、エキスパート
モードにおけるコマンド処理が行われる。一方、「Ctrl
キー」が押されていなければステップ12へと進む。ス
テップ12では、ビギナーモードフラグ保存部12eに
「T」が格納される。即ち、ファイル操作ボタンが押さ
れたときに、「Ctrlキー」が押されていなかったので、
ビギナーモードによるファイル操作と判断するのであ
る。
【0053】ステップ13では、保存コマンドが「cp」
(複写)或いは「mv」(移動)であるか否かが判定され
る。そして、保存コマンドが「cp」或いは「mv」であれ
ばステップ14へと進み、それ以外であればステップ1
6へと進む。ステップ14では、オペランド表示・編集
部68の内容が複写・移動元保存部12fに転送され、
オペランド表示・編集部68がクリアされる。
【0054】ステップ15では、複写或いは移動先の入
力要求メッセージを表示するサブルーチン(図19参
照)がコールされる。その後、ステップ3へと戻り、イ
ベントの発生を待つ。ステップ16では、複写・移動元
保存部12fがクリアされる。ステップ17では、保存
コマンドが「rm」(削除)であるか否かが判定される。
そして、保存コマンドが「rm」であればステップ18へ
と進み、それ以外であればステップ20へと進む。
【0055】ステップ18では、ビギナーモードにおい
て削除を行う際に、その確認メッセージを表示するサブ
ルーチン(図20参照)がコールされる。その後、ステ
ップ3へと戻り、イベントの発生を待つ。ステップ19
〜ステップ21では、「OK」ボタン72hがクリック
されたときの処理が行われる。
【0056】具体的には、ステップ19では、ビギナー
モードフラグに応じた分岐処理が行われる。即ち、ビギ
ナーモードフラグが「T」であればステップ20へと進
み、ビギナーモードフラグが「F」であればステップ3
へと戻ってイベントの発生を待つ。ステップ20では、
コマンド実行及び履歴保存処理を行うサブルーチン(図
12参照)がコールされる。なお、ステップ19及びス
テップ20(一部)の処理が、第1の実行手段,工程及
び機能、第2の実行手段,工程及び機能、制御手段、並
びに、履歴選択手段を実現する。
【0057】ステップ21では、コマンドの動作終了メ
ッセージを表示するサブルーチン(図21参照)がコー
ルされ、ステップ1へと戻る。ステップ22では、履歴
表示切換部64のラジオボタン64a或いは64bがク
リックされたときの処理が行われる。即ち、履歴表示部
64の表示内容を切り換えるサブルーチン(図15)が
コールされ、ステップ1へと戻る。
【0058】以上説明したステップ1〜ステップ22の
処理によれば、イベントの発生要因に応じて処理が分岐
され、イベントの発生要因に応じた処理が行われる。こ
のとき、オペランド表示・編集部68の末尾の項目が反
転表示されるので、エキスパートモードにより複写或い
は移動処理を行おうとする利用者は、反転表示された項
目(複写或いは移動先)が他の項目(複写或いは移動
元)と意味合いが違うことを直感的に把握することが可
能となる。また、処理対象を選択する場合、過去に処理
対象となったオペランド或いはカレントディレクトリの
履歴が履歴表示部62に表示されるので、処理対象の入
力作業の労力を低減することもできる。さらに、処理対
象たるオペランドは、コマンドを入力するまで確定しな
いので、オペランド表示・編集部68において自由に追
加或いは削除等に編集を行うことができる。この他に
は、メッセージ表示部70に、ファイル操作装置の利用
者に対して操作方法の指針となるメッセージが表示され
るので、次にどのような操作を行えばよいかが容易に把
握することができる。
【0059】図10は、メインルーチンのステップ1で
コールされる初期化処理を示す。ステップ31では、フ
ァイル操作画面60のオペランド表示・編集部68と、
記憶領域12の複写・移動元保存部12fと、がクリア
される。ステップ32では、ビギナーモードフラグ保存
部12eに「F」が格納される。従って、ファイル操作
装置の初期状態では、操作モードがエキスパートモード
に設定される。
【0060】ステップ33では、カレントディレクトリ
下のファイル名及びディレクトリ名が、ファイル・ディ
レクトリ表示部66に一覧表示される。ステップ34で
は、履歴表示切換部64の「オペランド」ラジオボタン
64aにチェックマークが付けられる。従って、ファイ
ル操作装置の初期状態では、履歴表示部62にオペラン
ド履歴が表示される。
【0061】ステップ35では、オペランド履歴保存フ
ァイル50からオペランド履歴が読み出され、読み出さ
れたオペランド履歴が履歴表示部62に一覧表示され
る。ステップ36では、履歴表示部62に表示されたオ
ペランド履歴数が、オペランド履歴数保存部12aに格
納される。図11は、メインルーチンのステップ4でコ
ールされるオペランド表示・編集部68へのオペランド
追加処理を示す。
【0062】ステップ41では、イベント発生要因に応
じた分岐処理が行われる。即ち、履歴表示部62或いは
ファイル・ディレクトリ表示部66から項目が選択され
たときには、ステップ42へと進み、オペランド表示・
編集部68に項目が入力されたときには、ステップ47
へと進む。ステップ42〜ステップ46では、履歴表示
部62或いはファイル・ディレクトリ表示部66から項
目が選択されたときの処理が行われる。
【0063】具体的には、ステップ42では、オペラン
ド表示・編集部68の内容が空(何も表示されていない
状態をいう。以下同様)であるか否かが判定される。そ
して、オペランド表示・編集部68の内容が空であれば
ステップ43へと進み、オペランド表示・編集部68の
内容が空でなければステップ45へと進む。ステップ4
3では、履歴表示部62或いはファイル・ディレクトリ
表示部66から選択された項目がオペランド表示・編集
部68に転送される。
【0064】ステップ44では、オペランド表示・編集
部68の末尾の項目が反転表示される。ステップ45で
は、オペランド表示・編集部68の反転表示が解除され
る。ステップ46では、オペランド表示・編集部68の
末尾の項目の後に空白を挟み、履歴表示部62或いはフ
ァイル・ディレクトリ表示部66から選択された項目が
追加される。その後、ステップ44へと進み、オペラン
ド表示・編集部68の反転表示処理が行われる。
【0065】ステップ47、ステップ48及びステップ
44では、オペランド表示・編集部68に項目が入力さ
れたときの処理が行われる。具体的には、ステップ47
では、オペランド表示・編集部68の反転表示が解除さ
れる。ステップ48では、オペランド表示・編集部68
上のマウスカーソルが示す箇所に、キーボード22等か
ら入力された項目が挿入される。その後、ステップ44
へと進み、オペランド表示・編集部68の反転表示処理
が行われる。
【0066】以上説明したステップ41〜ステップ48
の処理によれば、履歴表示部62或いはファイル・ディ
レクトリ表示部66から項目が選択されたとき、また
は、オペランド表示・編集部68に項目が入力されたと
きには、オペランド表示・編集部68に選択或いは入力
された項目が表示される。このとき、オペランド表示・
編集部68の末尾の項目が常に反転表示される。
【0067】図12は、メインルーチンのステップ20
でコールされるコマンド実行及び履歴保存処理を示す。
ステップ51では、ビギナーモードフラグが「T」、か
つ、保存コマンドが「cp」(複写)或いは「mv」(移
動)であるか否かが判定される。そして、ビギナーモー
ドフラグが「T」、かつ、保存コマンドが「cp」或いは
「mv」であればステップ52へと進み、それ以外であれ
ばステップ53へと進む。
【0068】ステップ52では、複写・移動元保存部1
2fの内容とオペランド表示・保存部68の内容とが空
白を挟んで結合され、結合された文字列がオペランド保
存部12hに格納される。ステップ53では、オペラン
ド表示・編集部68の内容がオペランド保存部12hに
格納される。
【0069】ステップ54では、オペランド表示・編集
部68がクリアされる。ステップ55では、オペランド
履歴の更新処理を行うサブルーチン(図13参照)がコ
ールされる。ステップ56では、コマンド保存部12g
の内容とオペランド保存部12hの内容とが空白を挟ん
で結合され、コマンド列が生成される。そして、生成さ
れたコマンド列がOS40に渡される。
【0070】ステップ57では、保存コマンドが「cd」
(ディレクトリの移動)であるか否かが判定される。そ
して、保存コマンドが「cd」であればステップ58へと
進み、それ以外であればステップ60へと進む。ステッ
プ58では、OS40によってカレントディレクトリが
移動される。ステップ59では、ディレクトリ履歴の更
新処理を行うサブルーチン(図14参照)がコールされ
る。
【0071】ステップ60では、OS40によってコマ
ンド列が実行される。以上説明したステップ51〜ステ
ップ60の処理によれば、OS40に渡すコマンド列が
生成されると共に、オペランド履歴の更新処理が行われ
る。そして、生成されたコマンド列がOS40に渡さ
れ、渡されたコマンド列に応じてOS40によりファイ
ル操作が行われる。このとき、カレントディレクトリの
移動が行われると、移動したカレントディレクトリに対
するディレクトリ履歴の更新処理が行われる。
【0072】図13は、図12に示すステップ55でコ
ールされるオペランド履歴の更新処理を示す。ステップ
61では、オペランド保存部12hの内容がオペランド
履歴保存ファイル50中にあるか否かが判定される。そ
して、オペランド保存部12hの内容がオペランド履歴
保存ファイル50中にあれば処理を終了し、オペランド
保存部12hの内容がオペランド履歴保存ファイル50
中になければステップ62へと進む。要するに、オペラ
ンド保存部12hの内容が、オペランド履歴保存ファイ
ル50中に保存されている場合には、同一の履歴を残さ
ないようにする制御が行われる。なお、ステップ61の
処理が、禁止手段を実現する。
【0073】ステップ62では、オペランド履歴数がオ
ペランド履歴最大数未満であるか否かが判定される。そ
して、オペランド履歴数がオペランド履歴最大数未満で
あればステップ63へと進み、オペランド履歴数がオペ
ランド履歴最大数以上であればステップ65へと進む。
ステップ63では、オペランド履歴保存ファイル50の
末尾に、オペランド保存部12hの内容が追加される。
【0074】ステップ64では、オペランド履歴数保存
部12aの内容を1増やす。ステップ65では、初期値
として変数iに2を設定し、変数iを1づつ増加させな
がら変数iがオペランド履歴最大数より大きくなるま
で、ステップ66の処理が繰り返される。ステップ66
では、オペランド履歴保存ファイル50のi番目のレコ
ードの内容がi−1番目のレコードに上書きされる。即
ち、FIFO方式により、最新のオペランド履歴がオペ
ランド履歴最大数だけ保存されるようにする。
【0075】以上説明したステップ61〜ステップ66
の処理によれば、入力されたオペランドがオペランド履
歴保存ファイル50中にないときのみ、オペランドがオ
ペランド履歴保存ファイル50に追加される。このと
き、オペランド履歴保存ファイル50には、設定最大数
以下となるように最新のオペランド履歴が保存される。
即ち、同一のオペランド履歴が保存されず、少ない記憶
領域でできるだけ多くのオペランド履歴を保存すること
ができる。
【0076】図14は、図12に示すステップ59でコ
ールされるディレクトリ履歴の更新処理を示す。ステッ
プ71では、カレントディレクトリがディレクトリ履歴
保存ファイル52中にあるか否かが判定される。そし
て、カレントディレクトリがディレクトリ履歴保存ファ
イル52中にあれば処理を終了し、カレントディレクト
リがディレクトリ履歴保存ファイル52中になければス
テップ72へと進む。要するに、カレントディレクトリ
が、ディレクトリ履歴保存ファイル52中に保存されて
いる場合には、同一の履歴を残さないようにする制御が
行われる。なお、ステップ71の処理が、禁止手段を実
現する。
【0077】ステップ72では、ディレクトリ履歴数が
ディレクトリ履歴最大数未満であるか否かが判定され
る。そして、ディレクトリ履歴数がディレクトリ履歴最
大数未満であればステップ73へと進み、ディレクトリ
履歴数がディレクトリ履歴最大数以上であればステップ
75へと進む。ステップ73では、ディレクトリ履歴保
存ファイル52の末尾に、カレントディレクトリが追加
される。
【0078】ステップ74では、ディレクトリ履歴数保
存部12cの内容を1増やす。ステップ75では、初期
値として変数iに2を設定し、変数iを1づつ増加させ
ながら変数iがディレクトリ履歴最大数より大きくなる
まで、ステップ76の処理が繰り返される。ステップ7
6では、ディレクトリ履歴保存ファイル52のi番目の
レコードの内容がi−1番目のレコードに上書きされ
る。即ち、FIFO方式により、最新のディレクトリ履
歴がオペランド履歴最大数だけ保存されるようにする。
【0079】以上説明したステップ71〜ステップ76
の処理によれば、移動されたカレントディレクトリがデ
ィレクトリ履歴保存ファイル52中にないときのみ、カ
レントディレクトリがディレクトリ履歴保存ファイル5
2に追加される。このとき、ディレクトリ履歴保存ファ
イル52には、設定最大数以下となるように最新のディ
レクトリ履歴が保存される。即ち、同一のディレクトリ
履歴が保存されず、少ない記憶領域でできるだけ多くの
ディレクトリ履歴を保存することができる。
【0080】図15は、メインルーチンのステップ22
でコールされる履歴表示部62の表示切換処理を示す。
ステップ81では、選択されたラジオボタンが「ディレ
クトリ」ラジオボタン64bであるか否かが判定され
る。そして、ラジオボタンが「ディレクトリ」ラジオボ
タン64bであればステップ82へと進み、ラジオボタ
ンが「ディレクトリ」ラジオボタン64bでなければス
テップ84へと進む。
【0081】ステップ82では、ディレクトリ履歴保存
ファイル52から、ディレクトリ履歴が読み出され、読
み出されたディレクトリ履歴が履歴表示部62に表示さ
れる。ステップ83では、ディレクトリ履歴数がディレ
クトリ履歴数保存部12cに格納される。
【0082】ステップ84では、オペランド履歴保存フ
ァイル50から、オペランド履歴が読み出され、読み出
されたオペランド履歴が履歴表示部62に表示される。
ステップ85では、オペランド履歴数がオペランド履歴
数保存部12aに格納される。以上説明したステップ8
1〜ステップ85の処理によれば、「オペランド」ラジ
オボタン64aがクリックされたときには、オペランド
履歴保存ファイル50に保存されているオペランド履歴
が履歴表示部62に表示される。一方、「ディレクト
リ」ラジオボタン64bがクリックされたときには、デ
ィレクトリ履歴保存ファイル52に保存されているディ
レクトリ履歴が履歴表示部62に表示される。即ち、利
用者は、履歴表示部62に表示させる履歴を自由に選択
することができ、コマンド入力に伴う労力低減を図るこ
とができる。
【0083】図16〜図21は、ファイル操作画面60
のメッセージ表示部70に、各種メッセージを表示する
処理を示す。メッセージ表示部70にメッセージを表示
することで、ファイル操作装置の利用者に対して操作方
法の指針を提供したり、ビギナーモードにおける最終確
認を行わせることができる。以下、メッセージの表示処
理の詳細について説明する。
【0084】図16は、メインルーチンのステップ2で
コールされるメッセージ表示処理を示す。ステップ91
では、メッセージ表示部70に、「ファイルまたはディ
レクトリを選択して下さい」というメッセージが表示さ
れる。図17は、メインルーチンのステップ7でコール
されるメッセージ表示処理を示す。
【0085】ステップ101では、メッセージ表示部7
0に、「[複写・移動元保存部の内容]を[オペランド
表示・編集部の内容]に{コマンド}します。よろしけ
れば、OKボタンを指定して下さい。」というメッセー
ジが表示される。ここで、[複写・移動元保存部の内
容]には、実際のファイル名、ディレクトリ名が入り、
また、{コマンド}には、実際のコマンド名(複写又は
移動)が入る。即ち、先の例のように、file1とfile2
とをdirectoryBに複写する場合には、「file1file2を
directoryBに複写します。よろしければ、OKボタンを
指定して下さい。」というメッセージが表示されること
となる。
【0086】図18は、メインルーチンのステップ9で
コールされるメッセージ表示処理を示す。ステップ11
1では、メッセージ表示部70に、「ファイルまたはデ
ィレクトリを選択するか、コマンドを指定して下さい」
というメッセージが表示される。図19は、メインルー
チンのステップ15でコールされるメッセージ表示処理
を示す。
【0087】ステップ121では、複写・移動元保存部
12fに保存されたオペランドの項目数が1より大きい
か否かが判定される。そして、項目数が1より大きけれ
ばステップ122へと進み、項目数が1以下であればス
テップ123へと進む。ステップ122では、メッセー
ジ表示部70に、「{コマンド}先のディレクトリを指
定して下さい」というメッセージが表示される。
【0088】ステップ123では、メッセージ表示部7
0に、「{コマンド}先のファイルまたはディレクトリ
を指定して下さい」というメッセージが表示される。図
20は、メインルーチンのステップ18でコールされる
メッセージ表示処理を示す。ステップ131では、メッ
セージ表示部70に、「[オペランド表示・編集部の内
容]を削除します。よろしければ、OKボタンを指定し
て下さい。」というメッセージが表示される。
【0089】図21は、メインルーチンのステップ21
でコールされるメッセージ表示処理を示す。ステップ1
41では、メッセージ表示部70に、コマンドの動作が
終了したことを示すメッセージが表示される。例えば、
先の例によれば、「file1 file2をdirectoryBに複写
しました」というメッセージが表示される。ファイル操
作が正常に終了しなかった場合には、OS40からのエ
ラーメッセージが表示される。
【0090】なお、以上説明したファイル操作装置は、
いわゆるスタンドアローン型の電子計算機上に構築され
たが、クライアント/サーバシステムを利用して構築す
るようにしてもよい。このような機能を実現するプログ
ラムを、例えば、磁気テープ、磁気ディスク、磁気ドラ
ム、ICカード、CD−ROM等の可搬媒体に記録して
おけば、本発明に係るファイル操作プログラムを市場に
流通させることができる。そして、かかる記録媒体を取
得した者は、一般的な電子計算機システムを利用して、
ファイル操作装置を容易に構築することが可能となる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は請求
項7に記載の発明によれば、初めは従来の操作方式を継
承した操作方式を利用し、習熟度に応じてより操作手順
の少ない操作方式に移行することができる。従って、利
用者の労力及び操作時間の低減を図ることができる。ま
た、操作方式の移行は、コマンドの入力の際に、その操
作内容の意味を限定する操作を行うことで行われるの
で、その移行は容易である。さらに、従来の対話型イン
ターフェースを利用していた利用者にとっても、操作を
理解し易いという特徴がある。
【0092】請求項2記載の発明によれば、ファイル操
作装置の操作性を向上することができる。請求項3記載
の発明によれば、ファイル操作装置の操作性をさらに向
上することができる。請求項4記載の発明によれば、同
一操作対象に対して異なる操作を行う場合の利用者の労
力低減を図ることができる。
【0093】請求項5記載の発明によれば、少ない保存
領域にできるだけ多くの履歴が保存されるので、資源の
有効利用を図ることができる。請求項6記載の発明によ
れば、操作対象に対する所定の操作は、従来の操作方式
に比べて少ない手順でおこなわれるため、利用者の労力
及び操作時間の低減を図ることができる。
【0094】請求項8記載の発明によれば、請求項1又
は請求項6記載の発明の効果に加え、本発明に係るファ
イル操作プログラムを流通させることができる。そし
て、かかるプログラムが記録された記録媒体を取得した
者は、一般的な電子計算機を使用して、容易にファイル
操作装置を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファイル操作装置の構成図であ
る。
【図2】記憶領域に保存される内容の説明図である。
【図3】ファイル操作画面の説明図である。
【図4】エキスパートモードにおける操作手順の説明図
である。
【図5】ビギナーモードにおける操作手順の説明図であ
る。
【図6】ビギナーモードにおける操作手順の説明図であ
る。
【図7】メインルーチンのフローチャートである。
【図8】メインルーチンのフローチャートである。
【図9】メインルーチンのフローチャートである。
【図10】初期化を行うサブルーチンのフローチャート
である。
【図11】オペランド追加を行うサブルーチンのフロー
チャートである。
【図12】コマンド実行及び履歴保存を行うサブルーチ
ンのフローチャートである。
【図13】オペランド履歴の更新を行うサブルーチンの
フローチャートである。
【図14】ディレクトリ履歴の更新を行うサブルーチン
のフローチャートである。
【図15】履歴表示切換を行うサブルーチンのフローチ
ャートである。
【図16】メッセージ表示を行うサブルーチンのフロー
チャートである。
【図17】メッセージ表示を行うサブルーチンのフロー
チャートである。
【図18】メッセージ表示を行うサブルーチンのフロー
チャートである。
【図19】メッセージ表示を行うサブルーチンのフロー
チャートである。
【図20】メッセージ表示を行うサブルーチンのフロー
チャートである。
【図21】メッセージ表示を行うサブルーチンのフロー
チャートである。
【符号の説明】
10・・・コマンド処理部 22・・・キーボード 24・・・マウス 50・・・オペランド履歴保存ファイル 52・・・ディレクトリ履歴保存ファイル 62・・・履歴表示部 66・・・ファイル・ディレクトリ表示部 68・・・オペランド表示・編集部 70・・・メッセージ表示部 72a・・・「ディレクトリの移動」ボタン 72b・・・「複写」ボタン 72c・・・「移動」ボタン 72d・・・「削除」ボタン 72e・・・「表示」ボタン 72f・・・「編集」ボタン 72h・・・「OK」ボタン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作対象を表示する第1の表示手段と、 該第1の表示手段により表示された操作対象の中から、
    少なくとも1つの操作対象を選択する選択手段と、 該選択手段により選択された操作対象に対して、所望の
    操作内容に応じたコマンドを入力するコマンド入力手段
    と、 前記コマンド入力手段によるコマンドの入力終了を通知
    する通知手段と、 操作内容の意味を限定するときに操作される修飾手段
    と、 前記コマンド入力手段によりコマンドの入力が行われた
    際、前記修飾手段が操作されていれば、選択された操作
    対象に対して前記コマンドに応じた操作を実行する第1
    の実行手段と、 前記コマンド入力手段によりコマンドの入力が行われた
    際、前記修飾手段が操作されていなければ、その後、前
    記通知手段により入力終了が通知されたときに、選択さ
    れた操作対象に対して前記コマンドに応じた操作を実行
    する第2の実行手段と、 を含んで構成されたことを特徴とするファイル操作装
    置。
  2. 【請求項2】前記選択手段により選択された操作対象を
    表示する第2の表示手段を備えた構成である請求項1記
    載のファイル操作装置。
  3. 【請求項3】前記第2の表示手段により表示された操作
    対象に対して、各種編集を行う編集手段を備えた構成で
    ある請求項2記載のファイル操作装置。
  4. 【請求項4】前記選択手段により選択された操作対象の
    履歴を保存する履歴保存手段と、 該履歴保存手段により保存された履歴を表示する第3の
    表示手段と、を備え、 前記選択手段は、前記第3の表示手段により表示された
    履歴の中から、操作対象を選択可能な構成である請求項
    1〜請求項3のいずれか1つに記載のファイル操作装
    置。
  5. 【請求項5】前記選択手段により選択された操作対象が
    前記履歴保存手段に保存されているときに、当該操作対
    象の保存を禁止する禁止手段を備えた構成である請求項
    1〜請求項4のいずれか1つに記載のファイル操作装
    置。
  6. 【請求項6】操作対象を指定する操作対象指定手段と、 該操作対象指定手段により指定された操作対象の名称を
    編集可能領域に出力する出力手段と、 該編集可能領域に出力された操作対象について、操作内
    容を指定する操作内容指定手段と、 該操作内容指定手段により指定された操作内容、及び、
    前記編集可能領域に出力された操作対象の名称に基づい
    て、操作を実行させる制御手段と、 該制御手段により実行された操作について、前記編集可
    能領域に出力された操作対象の名称の履歴を保存する履
    歴保存手段と、 該履歴保存手段により保存された内容を表示して選択入
    力させ、選択された履歴の名称を、前記編集可能領域に
    出力する履歴選択手段と、 を含んで構成されたことを特徴とするファイル操作装
    置。
  7. 【請求項7】操作対象を表示する表示工程と、 該表示工程により表示された操作対象の中から、少なく
    とも1つの操作対象を選択する選択工程と、 該選択工程により選択された操作対象に対して、所望の
    操作内容に応じたコマンドを入力するコマンド入力工程
    と、 前記コマンド入力工程によるコマンドの入力終了を通知
    する通知工程と、 操作内容の意味を限定するときに操作される修飾工程
    と、 前記コマンド入力工程によりコマンドの入力が行われた
    際、前記修飾工程が操作されていれば、選択された操作
    対象に対して前記コマンドに応じた操作を実行する第1
    の実行工程と、 前記コマンド入力工程によりコマンドの入力が行われた
    際、前記修飾工程が操作されていなければ、その後、前
    記通知工程により入力終了が通知されたときに、選択さ
    れた操作対象に対して前記コマンドに応じた操作を実行
    する第2の実行工程と、 を含んで構成されたことを特徴とするファイル操作方
    法。
  8. 【請求項8】操作対象を表示する表示機能と、 該表示機能により表示された操作対象の中から、少なく
    とも1つの操作対象を選択する選択機能と、 該選択機能により選択された操作対象に対して、所望の
    操作内容に応じたコマンドを入力するコマンド入力機能
    と、 前記コマンド入力機能によるコマンドの入力終了を通知
    する通知機能と、 操作内容の意味を限定するときに操作される修飾機能
    と、 前記コマンド入力機能によりコマンドの入力が行われた
    際、前記修飾機能が操作されていれば、選択された操作
    対象に対して前記コマンドに応じた操作を実行する第1
    の実行機能と、 前記コマンド入力機能によりコマンドの入力が行われた
    際、前記修飾機能が操作されていなければ、その後、前
    記通知機能により入力終了が通知されると、選択された
    操作対象に対して前記コマンドに応じた操作を実行する
    第2の実行機能と、 を実現するためのファイル操作プログラムを記録した記
    録媒体。
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