JPH0628145A - アイコン処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アイコンをビットイメージで作成する操作負
担がなく、かつ少ないアイコン編集時間で所望のアイコ
ンをユーザが自在に作成登録することができる。 【構成】 編集指示されているファイルのページ情報に
基づくページアイコンを編成表示し、このページアイコ
ンが表示するページ内容を変更指示するページ変更指示
部をページアイコンに付帯表示し、この付帯表示される
ジ変更指示部の指示に基づいてページアイコンが表示す
るページ内容を更新表示させる構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ等のアプ
リケーションやファイルを表現するアイコンの表示形態
を制御するアイコン処理方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】最近、コンピュータ等のアプリケーショ
ンやファイルを表現する場合には、アイコンといわれる
一種の絵文字が使われることが多くなってきた。特に、
ウインドウシステムが普及するにつれて、ユーザの作っ
たファイルをアイコンで認識し管理することが一般的に
なりつつある。

【０００３】また、複数のアプリケーションでデータを
共有することも可能となってきたので、ユーザが作成す
るファイルはもはや、今までのように特定のアプリケー
ションだけに依存したものではなくなってきている。

【０００４】しかるに、従来のアイコンのデザインはシ
ステムないしアプリケーションが用意したものをそのま
ま利用するしかないことが多く、ユーザの作った様々な
ファイルの内容を識別するには表現力不足であった。

【０００５】そこで、最近のシステムでは、アイコンの
デザインをユーザがビットイメージでデザインできるよ
うにしているシステムもある。

【０００６】そして、様々のデザインのアイコンがフリ
ーウエアとして商用ネットワーク等にアップロードされ
ていて、それを利用できるようになってきた。

【０００７】また、従来のアイコン表示は、ある特定の
アプリケーションのファイルであることを表すに過ぎ
ず、ファイルの内容を反映したものではなくなってきて
いる。

【０００８】一方、ワープロ，表計算，データベース等
の複数のアプリケーションが統合したソフトウエアが存
在し、それらで作成されたファイルであれば上記の問題
は生じないと思われるが、その場合でも、ファイルの内
容がその個々のアプリケーションの何に依存したファイ
ルであるかは十分に反映されていないのが現状である。
また、ワープロに表のデータがグラフとして張り付けら
れている場合等、表のデータが静的（固定型）に張り付
けられているだけなのか、表のデータに動的（追従型）
にリンクしているのかがアイコン表示からは的確に判別
できなかった。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】しかし、それらの図案
はビットイメージで作成するので手間がかかり、ここの
ファイル内容を細かく反映させることは困難であった。
また、イメージ情報を格納したファイル等では、そのイ
メージ情報を縮小してアイコンとして表示するようなも
のもあり、多少は内容がわかるものの、縮小表示のため
に似たようなファイルでは差がわかりにくくなったり、
その都度縮小イメージを作成するので処理時間が長くな
り、実用的とは言い難かった。

【００１０】さらに、従来のアイコンは、ファイルの細
かい内容を反映したものではない場合が多く、ましてや
ファイルの操作はアイコンではできないのが一般的であ
る。

【００１１】しかし、昨今の重たい（プログラムサイズ
が大きく、複雑なプログラム）アプリケーションは起動
するのに時間がかかり、また、ビットマップディスプレ
イの普及でＷＹＳＩＷＹＧでファイルが表現されること
も多くなっているので、編集画面になるまでユーザは結
構待たされる。従って、アイコン化された時のページと
異なるページを編集したい場合等でも、一旦アイコン化
された時点のページが表示され、その後にページ変更メ
ニュー，コマンド等で目的のページへジャンプを操作指
示するといった操作負担があった。

【００１２】また、ファイルを不慮の事故から救うため
にバックアップファイルを作成するアプリケーションが
ある。

【００１３】この時、バックアップファイルもファイル
としては元のファイルとは別のファイルであるため、ア
イコンも別のものができてしまう。すると、時間の経過
につれてアイコンの数はかなりの数に膨れ上がり、見極
めずらくなるとともに、元のファイルとの対応関係もわ
かりにくくなってしまう。

【００１４】そして、バックアップファイルのみをまと
めて消去することも時々必要となるが、作成されたアイ
コンの数に応じて不要なアイコンを消去するための操作
が増えてしまう。

【００１５】そして、バックアップファイルのみをまと
めて消去することも必要となる場合もあるが、それらの
ファイルを一括して消去することができず、延々と消去
処理を繰り返す必要があり、操作者の操作指示負担が多
いとともに、誤操作に起因して必要なファイルを誤って
消去してしまう場合もあった。

【００１６】一方、作成されたファイルの管理をディス
クの構造に反映させて管理する方法、例えばディレクト
リを作成してそれの中に関連ファイルを納める）等もあ
るが、この方法による場合も、ユーザが当該ディレクト
リを作成して管理する必要があり、上記同様に操作負担
が重くなる。さらに、上記ディレクトリの作成をアプリ
ケーションが勝手に実行する場合には、ユーザの意志を
反映させたファイル管理処理が難しくなる等の幾多の問
題点があった。

【００１７】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、編集ファイルを管理するアイコンに所
望の付帯情報を登録表示可能とすることにより、表示ア
イコンに所望の付加機能処理を実行できるとともに、ア
イコン表示の内容を自在にカスタマイズ編集できるアイ
コン処理方法を提供することを目的とする。

【００１８】

【課題を解決するための手段】本発明に係る第１のアイ
コン処理方法は、編集指示されているファイルのページ
情報に基づくページアイコンを編成表示し、このページ
アイコンが表示するページ内容を変更指示するページ変
更指示部をページアイコンに付帯表示し、この付帯表示
されるページ変更指示部の指示に基づいてページアイコ
ンが表示するページ内容を更新表示させる。

【００１９】本発明に係る第２のアイコン処理方法は、
編集指示されているファイルのアイコンに対して、ファ
イルの編集に伴って作成される関連ファイルの存在を示
す統合アイコンを重ね合せ表示し、アイコンまたは統合
アイコンの指示状態を監視して、ファイルまたは関連フ
ァイルへの編集を起動させる。

【００２０】本発明に係る第３のアイコン処理方法は、
アイコン表示状態中に、表示されるアイコンに付加表示
する所望の情報を選択指示して、アイコン表示内容をカ
スタマイズ編集し、アイコン表示内容を更新させる。

【００２１】また、アイコン表示状態中に、編集される
ファイルを解析してファイルの全体または一部の属性情
報を選択された情報とともにアイコンに付加表示させ
る。

【００２２】さらに、アイコン表示状態中に、編集され
るファイルを解析して前記ファイルの編集情報の全体ま
たは一部を選択された情報とともにアイコンに付加表示
させる。

【００２３】

【作用】本発明に係る第１のアイコン処理方法において
は、編集指示されているファイルのページ情報に基づく
ページアイコンを編成表示し、このページアイコンが表
示するページ内容を変更指示するページ変更指示部をペ
ージアイコンに付帯表示し、この付帯表示されるページ
変更指示部の指示に基づいてページアイコンが表示する
ページ内容を更新表示させることにより、アイコン状態
のファイルの現在ページをアイコン状態のまま変更する
ことを可能とする。

【００２４】本発明に係る第２のアイコン処理方法にお
いては、編集指示されているファイルのアイコンに対し
て、ファイルの編集に伴って作成される関連ファイルの
存在を示す統合アイコンを重ね合せ表示し、アイコンま
たは統合アイコンの指示状態を監視して、ファイルまた
は関連ファイルへの編集を起動させることにより、重ね
合せ表示される統合アイコンで関連するファイルを一括
管理することを可能とする。

【００２５】本発明に係る第３のアイコン処理方法は、
アイコン表示状態中に、表示されるアイコンに付加表示
する所望の情報を選択指示して、アイコン表示内容をカ
スタマイズ編集し、アイコン表示内容を更新させること
により、アイコン表示にユーザが所望の情報を付加した
アイコンをカスタマイズすることを可能とする。

【００２６】また、アイコン表示状態中に、編集される
ファイルを解析してファイルの全体または一部の属性情
報を選択された情報とともにアイコンに付加表示させる
ことにより、アイコン表示されるファイルにリンクされ
ている情報の属性をアイコンで視認することを可能とす
る。

【００２７】さらに、アイコン表示状態中に、編集され
るファイルを解析してファイルの編集情報の全体または
一部を選択された情報とともにアイコンに付加表示させ
ることにより、アイコン表示されるファイルの内容をア
イコン表示内容から視認することを可能とする。

【００２８】

【実施例】

〔第１実施例〕図１は本発明のアイコン処理方法を適用
する文書処理装置の一例を示すブロック図であり、本発
明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であって
も、複数の機器からなるシステムであっても、ＬＡＮ等
のネットワークを介して処理が行われるシステムであっ
ても本発明を適用することができる。

【００２９】図において、１はラスタスキャン方式で使
用されるＣＲＴ表示部、２は１画面分の表示パターン情
報を記憶するビデオ（ＶＲＡＭ）、３は表示制御部で、
前記ＶＲＡＭ２に対するパターン情報の書込み，ＣＲＴ
表示部１への読み出しを制御する。４はマイクロプロセ
ッサ（ＭＰＵ）で、後述する文書データ（表組データ）
および後述するフローチャートに示す各制御手順を格納
する主メモリ５の内容に基づいてＩ／Ｏバス７に接続さ
れる各デバイスを制御する。当該ＭＰＵ４には、文字デ
ータ等の入力を行うキーボード８，ＣＲＴ表示部１上の
任意の一指定等を行い図形データの入力編集等を行うポ
インティングデバイス９が接続されている。６はハード
ディスク装置で、この中に文書ファイルや文字ドントが
格納されている。１０は作成された文書を出力するため
のプリンタ、１１は文書ファイル等の保存等を行うため
のフロッピ−ディスク装置である。なお、後述する各種
のアイコン処理方法は、マイクロプロセッサ（ＭＰＵ）
４が管理するウインドウ管理プログラムにより管理さ
れ、ポインティングデバイス９のアイコン指示に従って
その結果がＣＲＴ表示部１に反映されるように制御され
ている。以下、それぞれのアイコン処理方法について詳
述する。

【００３０】図２は本発明の第１実施例を示す第１のア
イコン処理方法におけるアイコン表示処理画面状態を示
す図である。

【００３１】図において、１０１，１０２はアプリケー
ションのウインドウ、１１１は前記アプリケーションの
ウインドウ１０１上に開かれたユーザファイルの２ペー
ジ目が表示されている画面、１１２は前記アプリケーシ
ョンのウインドウ１０２上に開かれたユーザファイルの
１ページ目が表示されている画面、１２１は前記アプリ
ケーションのウインドウ１０１上に開かれたユーザファ
イルの画面１１１がアイコン化された場合のアイコン表
示、１２２は前記アプリケーションのウインドウ１０２
上に開かれたユーザファイルの画面がアイコン化された
場合のアイコン表示、１３１，１３３はアイコン上に表
示された前ページ選択キー、１３２，１３４はアイコン
上に表示された次ページ選択キー、１４１はユーザがコ
マンド等を指示するためのマウスカーソルである。

【００３２】以下、図３，図４を参照しながら本発明に
係る第１のアイコン処理方法におけるページ選択アイコ
ン処理動作について説明する。

【００３３】図３は本発明に係る第１のアイコン処理方
法におけるページ選択アイコンの表示状態を示す図であ
る。

【００３４】図４は、本発明に係る第１のアイコン処理
方法におけるページ選択アイコン処理手順の一例を示す
フローチャートである。なお、(1) 〜(8) は各ステップ
を示す。

【００３５】今、アイコン状態にあるファイルのページ
「２」がアイコン表示１２１により表示した状態で(1)
、当該ファイルをオープンするかどうかを判定し(2)
、ＹＥＳならば図２に示すようにアプリケーションの
ウインドウ１０１が開き、このユーザファイルの画面１
１１の２ページ目が表示され(3) 、現在のページよりフ
ァイル編集が可能状態となり(4) 、編集が終了してファ
イルをクローズするとアイコン状態になるが(5) 、表示
されるページ番号は終了時点のページのまま、ステップ
(1) に戻る。

【００３６】一方、ステップ(2) の判定でＮＯの場合
は、アイコン表示１２１の前ページ選択キー１３１をマ
ウスカーソル１４１を図示しないポインティングデバイ
スにより選択指示されているかどうかを判定し(6) 、Ｙ
ＥＳならばアイコン表示１２１のページ表示状態（ペー
ジ「２」）が図２に示すアイコン表示１２２に更新表示
（ページ「１」）され(8) 、ステップ(1) に戻る。

【００３７】一方、ステップ(6) の判定でＮＯの場合
は、アイコン表示１２１の次ページ選択キー１３２をマ
ウスカーソル１４１を図示しないポインティングデバイ
スにより選択指示されているかどうかを判定し(7) 、Ｎ
Ｏならばステップ(1) に戻り、ＹＥＳならばアイコン表
示１２１のページ表示状態（ページ「２」）が更新表示
（ページ「３」）され(8) 、ステップ(1) に戻る。

【００３８】このように、ステップ(6) ，(7) の判定で
ＹＥＳの場合は、図３に示すように、例えばアイコン表
示３０１の状態で、前ページを選択する前ページ選択キ
ー３１３がマウスカーソル３１４で指示されると、アイ
コン表示状態がアイコン表示３１１からアイコン表示３
２１に更新され、ページ表示状態もページ表示３０２→
ページ表示３１２→ページ表示３２２（ページ「１」）
と更新表示されて行く。

【００３９】一方、アイコン表示３０１の状態で、次ペ
ージを選択する前ページ選択キー３３３がマウスカーソ
ル３３４で指示されると、アイコン表示状態がアイコン
表示３３１からアイコン表示３４１に更新され、ページ
表示状態もページ表示３０２→ページ表示３３２→ペー
ジ表示３４２（ページ「３」）と更新表示されて行く。
このように、編集指示されているファイルのページ情報
に基づくページアイコンを編成表示し、このページアイ
コンが表示するページ内容を変更指示するページ変更指
示部をページアイコンに付帯表示し、この付帯表示され
るジ変更指示部の指示に基づいてページアイコンが表示
するページ内容を更新表示させることにより、アイコン
状態のファイルの現在ページをアイコン状態のまま変更
することを可能とする。なお、３１５，３３５は次ペー
ジ選択キーである。

【００４０】これにより、操作者はページ選択アイコン
をマウスカーソル３１４で指示するごく簡単な操作で編
集ページの選択処理が可能となる。また、アイコン状態
でのページ表示更新処理時間も非常に短かい時間とな
る。

【００４１】なお、上記実施例ではアイコン表示中のペ
ージ表示を順次シリアルに１ページずつ昇べきの順また
は降べきの順にページ更新する場合、すなわちページ変
更を隣接した前後のみを対象とする場合について説明し
たが、図４に示すようなページジャンプを選択できるキ
ーをアイコン化することにより、任意のページへジャン
プする操作をマウスカーソルで指示できるように構成し
ても良い。

【００４２】以下、図５，図６を参照しながら本発明に
係る第１のアイコン処理方法における他のページ選択ア
イコン処理動作について説明する。

【００４３】図５は本発明に係る第１のアイコン処理方
法における他のページ選択アイコンの表示状態を示す図
である。

【００４４】図において、５０１，５１１はアイコン表
示、５０２，５１２はページ表示、５０３，５１３は前
ページ選択キー、５０４，５１４はページジャンプキ
ー、５０５，５１５は次ページ選択キー、５２１はマウ
スカーソルである。

【００４５】図６は本発明に係る第１のアイコン処理方
法における他のページ選択アイコン処理手順の一例を示
すフローチャートである。なお、(1) 〜(10)は各ステッ
プを示す。

【００４６】今、アイコン状態にあるファイルのページ
「２」がアイコン表示１２１により表示した状態で(1)
、当該ファイルをオープンするかどうかを判定し(2)
、ＹＥＳならば図１に示すようにアプリケーションの
ウインドウ１０１が開き、このユーザファイルの画面１
１１の２ページ目が表示され(3) 、現在のページよりフ
ァイル編集が可能状態となり(4) 、編集が終了してファ
イルをクローズするとアイコン状態になるが(5) 、表示
されるページ番号は終了時点のページのまま、ステップ
(1) に戻る。

【００４７】一方、ステップ(2) の判定でＮＯの場合
は、図５に示すようなアイコン表示５０１にページジャ
ンプキー５０４がマウスカーソル５２１により指示され
たかどうかを判定し(6) 、ＹＥＳならば、アイコン表示
５０１のページ表示５０２に示されるページ２から、指
定されたページを選択して(9) 、アイコン表示５０１の
ページ表示５０２がアイコン表示５１１のページ表示５
１２に示すようにページ表示が更新され(10)、ステップ
(1) に戻る。

【００４８】一方、ステップ(6) の判定でＮＯの場合
は、アイコン表示１２１の前ページ選択キー１３１をマ
ウスカーソル１４１を図示しないポインティングデバイ
スにより選択指示されているかどうかを判定し(7) 、Ｙ
ＥＳならばアイコン表示１２１のページ表示状態（ペー
ジ「２」）が図１に示すアイコン表示１２２に更新表示
（ページ「１」）され(10)、ステップ(1) に戻る。

【００４９】一方、ステップ(7) の判定でＮＯの場合
は、アイコン表示１２１の次ページ選択キー１３２をマ
ウスカーソル１４１を図示しないポインティングデバイ
スにより選択指示されているかどうかを判定し(8) 、Ｎ
Ｏならばステップ(1) に戻り、ＹＥＳならばアイコン表
示１２１のページ表示状態（ページ「２」）が更新表示
（ページ「３」）され(10)、ステップ(1) に戻る。

【００５０】なお、上記実施例では任意ページへのペー
ジジャンプをアイコン指示する場合について説明した
が、図７に示すように使用頻度の高い先頭ページや最終
ページへの専用のジャンプ選択キーをページ選択アイコ
ンに設け手も良い。

【００５１】図７は本発明に係る第１のアイコン処理方
法におけるさらに他のページ選択アイコンの表示状態を
示す図である。

【００５２】図において、６０１はアイコン表示、６０
２はページ表示、６０３は先頭ページへのジャンプキ
ー、６０４は前ページ選択キー、６０５は任意ページへ
のページジャンプキー、６０６は次ページ選択キー、６
０７は最終ページへのジャンプキーである。

【００５３】図８は本発明に係る第１のアイコン処理方
法におけるさらに他のページ選択アイコン処理手順の一
例を示すフローチャートである。なお、(1) 〜(12)は各
ステップを示す。

【００５４】今、アイコン状態にあるファイルのページ
「２」がアイコン表示１２１により表示した状態で(1)
、当該ファイルをオープンするかどうかを判定し(2)
、ＹＥＳならば図１に示すようにアプリケーションの
ウインドウ１０１が開き、このユーザファイルの画面１
１１の２ページ目が表示され(3) 、現在のページよりフ
ァイル編集が可能状態となり(4) 、編集が終了してファ
イルをクローズするとアイコン状態になるが(5) 、表示
されるページ番号は終了時点のページのまま、ステップ
(1) に戻る。

【００５５】一方、ステップ(2) の判定でＮＯの場合
は、図５に示すようなアイコン表示５０１にページジャ
ンプキー５０４がマウスカーソル５２１により指示され
たかどうかを判定し(6) 、ＹＥＳならば、アイコン表示
５０１のページ表示５０２に示されるページ２から、指
定されたページを選択して(9) 、アイコン表示５０１の
ページ表示５０２がアイコン表示５１１のページ表示５
１２に示すようにページ表示が更新され(10)、ステップ
(1) に戻る。

【００５６】一方、ステップ(6) の判定でＮＯの場合は
アイコン表示１２１の前ページ選択キー１３１をマウス
カーソル１４１を図示しないポインティングデバイスに
より選択指示されているかどうかを判定し(7) 、ＹＥＳ
ならばアイコン表示１２１のページ表示状態（ページ
「２」）が図２に示すアイコン表示１２２に更新表示
（ページ「１」）され(10)、ステップ(1) に戻る。

【００５７】一方、ステップ(7) の判定でＮＯの場合
は、アイコン表示１２１の次ページ選択キー１３２をマ
ウスカーソル１４１を図示しないポインティングデバイ
スにより選択指示されているかどうかを判定し(8) 、Ｙ
ＥＳならばアイコン表示１２１のページ表示状態（ペー
ジ「２」）が更新表示（ページ「３」）され(10)、ステ
ップ(1) に戻り、ＮＯならば先頭ページへのジャンプキ
ー６０３がマウスカーソル１４１により指示されたかど
うかを判定し(11)、ＹＥＳならばページ表示を先頭ペー
ジ状態に更新した後(10)、ステップ(2) に戻る。

【００５８】一方、ステップ(11)の判定でＮＯの場合
は、最終ページへのジャンプキー６０７がマウスカーソ
ル１４１により指示されたかどうかを判定し(12)、ＮＯ
ならば(2) に戻り、ＹＥＳならばページ表示を最終ペー
ジ状態に更新した後(10)、ステップ(2) に戻る。 〔第２実施例〕図９は本発明の第２実施例を示す第２の
アイコン表示処理画面状態を示す図である。

【００５９】図において、１ａはアプリケーションのウ
インドウ、１１ａは前記アプリケーションのウインドウ
１ａ上に開かれたユーザファイル、２１は前記ユーザフ
ァイル１１ａにバックアップファイルがない状態を示す
アイコン表示、２２，３２はファイル名、３１は前記ユ
ーザファイル１１ａにバックアップファイルが存在する
状態を示すアイコン表示、３３は前記ユーザファイル１
１ａにバックアップファイルが存在する状態を示すアイ
コン表示３１に付加表示される影付き部、３４，３５は
マウスカーソルである。以下、図１０に示すフローチャ
ートを参照しながら関連ファイルが存在するファイルア
イコンの重畳表示処理について説明する。なお、本実施
例では関連ファイルとは、ファイルを編集するアプリケ
ーションが作成するバックアップファイルを想定してい
る。

【００６０】図１０は本発明に係る第２のアイコン表示
方法における関連ファイルのアイコン処理手順の一例を
示すフローチャートである。なお、(1) 〜(13)は各ステ
ップを示す。

【００６１】今、図９に示したアイコン表示２１の状態
（バックアップファイルが存在しない状態）で(1) 、当
該アイコン表示２１にマウスカーソル３４を重ねて選択
されたかどうかを判定し(2) 、ＮＯならばステップ(1)
に戻り、影付き部３３がマウスカーソル３４で選択指示
されたかどうかを判定し(3) 、ＮＯならばならば図９に
示すようにアプリケーションのウインドウ１ａが開い
て、ユーザファイル１１ａがオープンされ(4) 、ファイ
ル編集可能となり(5) 、編集が終了してファイルをクロ
ーズすると(6) 、アイコン状態になるが、ユーザファイ
ル１１ａが更新されたかどうかを判定し(7) 、ＮＯなら
ばファイルオープン時のアイコン表示２１となり(8) 、
ステップ(1) に戻る。

【００６２】一方、ステップ(7) の判定でＹＥＳの場合
は、バックアップファイルを作成するとともに(9) 、バ
ックアップファイルが存在することを示す影付きのアイ
コン表示３１を表示し(10)、ステップ(2) に戻る。

【００６３】一方、ステップ(3) の判定でＹＥＳの場合
は、ステップ(9) で作成されて行く関連ファイルを削除
するかどうかを判定し(11)、ＮＯならばステップ(1) に
戻り、ＹＥＳならば既に作成されているバックアップフ
ァイルを一括削除し(12)、バックアップファイルが存在
しないことを示す影なしのアイコン表示２１を表示し(1
3)、ステップ(1) に戻る。

【００６４】このように、編集指示されているファイル
のアイコンに対して、ファイルの編集に伴って作成され
る関連ファイルの存在を示す統合アイコンを重ね合せ表
示し、アイコンまたは統合アイコンの指示状態を監視し
て、ファイルまたは関連ファイルへの編集を起動させる
ことにより、重ね合せ表示される統合アイコンで関連す
るファイルを一括管理することを可能とする。

【００６５】これにより、自動的にユーザファイルとそ
の関連ファイルであるところのバックアップファイルと
を一括管理，表示することができ、またバックアップフ
ァイルの削除も容易に行うことができる。

【００６６】なお、上記実施例では関連ファイルの作成
をアプリケーションが自動的に実行する場合について説
明したが、図１１に示すようにユーザが指定したファイ
ルアイコン５０と他のファイルアイコン５１とを重ね合
せ指示（破線で示すアイコン表示５７はファイルアイコ
ン５０の移動中５８を示す）された場合に、関連ファイ
ルを作成し、アイコン表示５２に影付き部５９を表示す
るように制御してもよい。また、図１１において、５
３，５４，５５はそれぞれファイル名を示し、上記の場
合にはファイル２にファイル１（ファイル２，ファイル
１はそれぞれ独立管理されていたファイル）に関連付け
た状態を示す。さらに、関連付けられたファイル２の影
付き部５９を指示して、図示しないコマンド「分離」が
指示された場合には、それぞれを元の個別ファイルとす
るように、アイコン５０を復活させる様に構成されてい
ることは言うまでもない。なお、５６はマスクカーソル
である。

【００６７】また、上記実施例では関連ファイルの存在
有無をアイコン表示に影付き部５９を設けることにより
識別表示する場合について説明したが、影付き部５９に
限らず、他の表示形態により識別可能ならば何でも良
く、例えばカラー表示可能なディスプレイを使用する場
合には、色別表示するように構成したり、図１２に示す
ようにアイコン表示６０を網掛けが施された状態にした
りしても良い。さらに、作成された関連ファイルの履歴
状態（履歴データ６４『関連ファイル数「３」』）をも
合せてアイコン表示するように構成しても良い。なお、
図１２において、６１はアイコン表示、６２，６３はフ
ァイル名を示す。 〔第３実施例〕図１３は本発明の第３実施例を示す第３
のアイコン処理方法におけるアイコン表示処理画面状態
を示す図である。

【００６８】図において、１１０１はコンピュータのデ
ィスプレイ、１１１１，１１２１，１１３１は前記ディ
スプレイ１１０１上に表示されたアプリケーションのウ
インドウ、１１１２は前記アプリケーションのウインド
ウ１１１１上に開かれたユーザファイル、１１２２はア
プリケーション（ワープロソフト）のウインドウ１１２
１上に開かれたユーザファイル、１１３２はアプリケー
ション（表計算ソフト）のウインドウ１１３１上に開か
れたユーザファイル、１１１３は前記ユーザファイル１
１１２のタイトル、１１２３は前記ユーザファイル１１
２２のタイトル、１１３３はユーザファイル１１３２の
タイトル、１１４１はユーザがコマンド等を指示するた
めのマウスカーソル、１１５１は前記アプリケーション
（ワードプロソフト）のウインドウ１１２１上に開かれ
たユーザファイル１１２２の１ページ目の文章を切り取
って貼り付けられた文書データ、１１５２は前記ウイン
ドウ１１３１上に開かれたユーザファイル１１３２の小
計のセルをグラフ化して貼り付けた表データ、１１６５
は前記アプリケーションのウインドウ１１１１上に開か
れたユーザファイル１１１２がアイコン化された場合の
アイコン表示で、マイナーな属性としてのファイル情報
１１７２〜１１７５およびメジャーナ属性としてのペー
ジ番号１１７１がアイコン化されている。１１６１〜１
１６４は別のファイルのアイコンで、アイコン１１６
１，１１６３は標準アイコンに対応し、アイコン１１６
２はフリーウエアとして公開されているアイコンに対応
し、１１６４はビットイメージで作成した自作アイコン
に対応する。

【００６９】以下、図１４に示すフローチャートを参照
しながらユーザファイル編集処理動作について説明す
る。

【００７０】図１４は本発明に係る第３のアイコン表示
方法におけるカスタマイズアイコン処理手順の一例を示
すフローチャートである。なお、(1) 〜(6) は各ステッ
プを示す。

【００７１】先ず、ファイルが既に存在しているかどう
かを判定し、ファイルが既に存在している場合は(1) 、
それに対応するアイコンがあるのでファイルをを編集す
る場合は、当該アイコンを図示しないポインティングデ
バイスを操作してカーソル１１４１でクリックし(2) 、
オープンかどうかを判定し(3) 、オープンならばステッ
プ(8) 移行に進み、アプリケーションが起動され、ファ
イル編集モードとなりファイル編集処理が開始可能とな
る。

【００７２】一方、ステップ(3) の判定でＮＯの場合、
すなわちファイルを編集せずに、アイコンのみをカスタ
マイズする場合、ファイルはオープンされず、アイコン
編集が要求されているかどうかを判定し(4) 、ＹＥＳな
らばアイコン編集モードとなり、後述するアイコン編集
処理を開始可能となる(5) 。

【００７３】一方、ファイルを新規作成する場合（アイ
コンが無い場合）は(7) 、ウインドウ状態で、ファイル
編集が開始され(8) 、ファイル編集モードでファイルを
編集した後、ファイルをクローズする際(9) 、アイコン
をカスタマイズするアイコン編集を行うかどうかを判定
し(10)、ＮＯならばアイコン表示を更新し(6) 、処理を
終了する。これにより、アイコン編集されたアイコンが
コンピュータのディスプレイ１１０１に表示される。

【００７４】一方、ステップ(4) ，(10)の判定でＹＥＳ
の場合は、図１５に示すアイコン編集処理を実行し(5)
、ステップ(6) に進む。

【００７５】このように、アイコン表示状態中に、表示
されるアイコンに付加表示する所望の情報を選択指示し
て、アイコン表示内容をカスタマイズ編集し、アイコン
表示内容を更新させることにより、アイコン表示にユー
ザが所望の情報を付加したアイコンをカスタマイズする
ことを可能とする。

【００７６】また、アイコン表示状態中に、編集される
ファイルを解析してファイルの全体または一部の属性情
報を選択された情報とともにアイコンに付加表示させる
ことにより、アイコン表示されるファイルにリンクされ
ている情報の属性をアイコンで視認することを可能とす
る。

【００７７】図１５は、図１４に示したアイコン編集処
理手順の詳細を示すフローチャートである。なお、(1)
〜(17)は各ステップを示す。

【００７８】先ず、アイコンをカスタマイズするかどう
かを判定し(1) 、ＮＯならば、例えば図１６に示すよう
な標準アイコン１４０１を選択して、当該ファイル指示
用のアイコンとして登録して(17)、処理を終了する。

【００７９】一方、ステップ(1) の判定でＹＥＳの場合
は、アイコンを自作するかどうかを判定し(2) 、ＹＥＳ
ならばコンピュータのディスプレイ１１０１にアイコン
編集ウインドウを表示して、ビットマップアイコン編集
を実行し(15)、例えば図１６に示すような自作アイコン
１４０３を当該ファイル指示用のアイコンとして登録し
て(16)、処理を終了する。

【００８０】一方、ステップ(2) の判定でＮＯの場合
は、ファイル情報をアイコンに使用するかどうかを判定
し(3) 、ＮＯならばフリーウエアとして公開されている
アイコン集をコンピュータのディスプレイ１１０１に表
示して、所望のアイコン、例えば図１６に示すような公
開アイコン１４０２を選択し(13)、公開アイコン１４０
２を当該ファイル指示用のアイコンとして登録して(1
4)、処理を終了する。

【００８１】一方、ステップ(3) の判定でＹＥＳの場合
は、ステップ(4) 〜ステップ(12)に示すファイルの属性
情報の判別処理を実行する。

【００８２】先ず、当該ファイルにワープロデータが存
在するかどうかを判定し(4) 、ＹＥＳならばワープロ属
性をＯＮし(9) 、例えば図１６に示すページアイコン１
４０４のマイナー属性として、図１７に示すワープロ属
性情報１５０１を付帯してページアイコン１４０４を登
録し(8) 、処理を終了する。

【００８３】一方、ステップ(4) の判定でＮＯの場合
は、当該ファイルに表計算表データが存在するかどうか
を判定し(5) 、ＹＥＳならば表属性をＯＮし(10)、例え
ば図１６に示すページアイコン１４０４のマイナー属性
として、図１７に示す表属性情報１５０２を付帯してペ
ージアイコン１４０４を登録し(8) 、処理を終了する。

【００８４】一方、ステップ(5) の判定でＮＯの場合
は、当該ファイルに表計算グラフデータが存在するかど
うかを判定し(6) 、ＹＥＳならばグラフ属性をＯＮし(1
1)、例えば図１６に示すページアイコン１４０４のマイ
ナー属性として、図１７に示すグラフ属性情報１５０３
を付帯してページアイコン１４０４を登録し(8) 、処理
を終了する。

【００８５】一方、ステップ(6) の判定でＮＯの場合
は、当該ファイルにデータベースにデータが存在するか
どうかを判定し(7) 、ＹＥＳならばデータベース属性を
ＯＮし(12)、例えば図１６に示すページアイコン１４０
４のマイナー属性として、図１７に示すデータベース属
性情報１５０４を付帯してページアイコン１４０４を登
録し(8) 、処理を終了する。

【００８６】このアイコン編集処理により、アイコンを
カスタマイズする場合、システムないしアプリケーショ
ンがあらかじめ用意した標準アイコン１４０１，フリー
ウエアとして公開されている公開アイコン１４０２，ユ
ーザがビットイメージで自作する自作アイコン１４０３
に加えて、ファイルの基本的な情報（表紙やページ番号
等）をメジャーな属性としてアイコンに表示するように
できるが、さらに、本発明ではファイルの属性情報、例
えばワープロのデータがあるか、表計算のデータがある
か等をも識別可能なアイコンを登録しておくことが可能
となり、マイナーな属性をもアイコン表示に反映させる
ことができる。

【００８７】なお、本実施例では図１７に示すようなマ
イナー属性、すなわちテキストデータが存在することを
表すワープロ属性情報１５０１，表計算の表データが存
在することを表す表属性情報１５０２，表計算のグラフ
データが存在することを表すグラフ属性情報１５０３，
データベースのデータが存在することを表すデータベー
ス属性情報１５０４の中から必要な情報を自動選択して
アイコンに付帯させることができるように構成されてい
る。このため、例えばファイルが空であった場合には、
マイナー属性が全く付かないので、アイコン表示として
は、図１６に示すページアイコン１４０４（メジャー属
性となるページ番号のみが表示された状態）となる。こ
の処理の結果、例えば図１３に示すようなユーザファイ
ル１１１２の３ページ目には、別のワープロソフトで作
成されたユーザファイル１１２２の１ページ目の文書デ
ータ１１５１が貼り付けられ、さらに別の表計算で作成
されたユーザファイル１１３２の小計のセル（図１３の
ユーザファイル１１３２中で反転表示される）がグラフ
化されて表データ１１５２に貼り付けらている。このた
め、アイコン表示１１６５には、ファイル情報１１７２
（ワープロ），ファイル情報１１７４（グラフ）が付帯
していることがアイコン表示から視覚的に識別すること
ができる。

【００８８】なお、上記実施例では、マイナー属性情報
として様々なアプリケーションに依存したデータが存在
することのみを表す場合について説明したが、例えばワ
ープロに表のデータがグラフとして貼り付けられている
場合等、表のデータが静的に貼り付けられているだけな
のか、それとも表のデータに動的にリンクしているのか
等のデータのアプリケーション連携の情報を、図１８に
示すようにアイコンに反映する構成としても良い。

【００８９】図１８は本発明の第３実施例を示す第３の
アイコン処理方法における他のアイコン表示処理画面状
態を示す図である。

【００９０】図において、１６０１はコンピュータのデ
ィスプレイ、１６１１，１６２１，１６３１は前記ディ
スプレイ１１０１上に表示されたアプリケーションのウ
インドウ、１６１２は前記アプリケーションのウインド
ウ１６１１上に開かれたユーザファイル、１６２２はア
プリケーション（ワードプロソフト）のウインドウ１６
３１上に開かれたユーザファイル、１６３２はアプリケ
ーション（表計算ソフト）のウインドウ１６２１上に開
かれたユーザファイル、１６１３は前記ユーザファイル
１６１２のタイトル、１６２３は前記ユーザファイル１
６２２のタイトル、１６３３はユーザファイル１６３２
のタイトル、１６４１はユーザがコマンド等を指示する
ためのマウスカーソル、１６５１は前記アプリケーショ
ン（ワードプロソフト）のウインドウ１６２１上に開か
れたユーザファイル１６２２の１ページ目の文章を切り
取って貼り付けられた文書データ、１６５２は前記ウイ
ンドウ１６３１上に開かれたユーザファイル１６３２の
小計のセルをグラフ化して貼り付けた表データ、１６６
５は前記アプリケーションのウインドウ１６１１上に開
かれたユーザファイル１６１２がアイコン化された場合
のアイコン表示で、マイナーな属性としてのファイル情
報１６７２〜１６７５およびメジャーナ属性としてのペ
ージ番号１６７１がアイコン化されている。１６６１〜
１６６４は別のファイルのアイコンで、アイコン１６６
１，１６６３は標準アイコンに対応し、アイコン１６６
２はフリーウエアとして公開されているアイコンに対応
し、１６６４はビットイメージで作成した自作アイコン
に対応する。

【００９１】この図に示すように、ユーザが編集中のユ
ーザファイル１６１２の３ページ目には、別のワープロ
で作成されたユーザファイル１６２２の１ページ目の文
章が動的にリンクされて文書データ１６５１に貼り付け
られ、別の表計算で作成されたユーザファイル１６３２
の小計セル（反転表示されるセル）がグラフ化されて静
的に貼り付けられている。この状態で、ファイルがアイ
コン化された場合には、アイコン表示１６６５に示すよ
うに、ページ番号１６７１に、ワープロのデータがある
ことを表す属性情報としてのファイル情報１６７２，表
計算のグラフがあることを表す属性情報としてのファイ
ル情報１６７４が表示されるだけでなく、ワープロのデ
ータが動的にリンクされていることを表すＬ（リンク）
表示１６８１および表計算のグラフが静的に貼り付けら
れていることを表すＰ（ペースト）表示１６８２が表示
される。

【００９２】なお、本実施例において、動的にリンクさ
れているとは、ワープロのアプリケーション側で元のユ
ーザファイル１６２２を更新すれば貼り付けられていた
文章データ１６５１も連動して更新されるということを
表しており、静的に貼り付けられているとは、表計算の
アプリケーション側で元のユーザファイル１６３２を更
新しても、貼り付けられた表データ１６５２は更新され
ないということを表している。

【００９３】上記実施例では、メジャー属性としてはユ
ーザファイルのページ番号を選んだ場合について説明し
たが、現在のページの中のみマイナー属性を表示してい
る分けであるが、図１９に示すようにファイル全体に対
するマイナー属性（ファイルの中のどこかのページに対
応する属性があれば表示する）を表示する構成としても
良い。

【００９４】図１９は本発明の第３実施例を示す第３の
アイコン処理方法における他のアイコン表示処理画面状
態を示す図である。

【００９５】図において、１７０１はコンピュータのデ
ィスプレイ、１７１１，１７２１，１７３１は前記ディ
スプレイ１１０１上に表示されたアプリケーションのウ
インドウ、１７１２は前記アプリケーションのウインド
ウ１７１１上に開かれたユーザファイル、１７２２はア
プリケーション（ワードプロソフト）のウインドウ１７
２１上に開かれたユーザファイル、１７３２はアプリケ
ーション（表計算ソフト）のウインドウ１７２１上に開
かれたユーザファイル、１７１３は前記ユーザファイル
１７１２のタイトル、１７２３は前記ユーザファイル１
７２２のタイトル、１７３３はユーザファイル１７３２
のタイトル、１７４１はユーザがコマンド等を指示する
ためのマウスカーソル、１７５１は前記アプリケーショ
ン（ワープロソフト）のウインドウ１７２１上に開かれ
たユーザファイル１７２２の１ページ目の文章を切り取
って貼り付けられた文書データ、１７５２は前記ウイン
ドウ１７３１上に開かれたユーザファイル１７３２の小
計のセルをグラフ化して貼り付けた表データ、１７６５
は前記アプリケーションのウインドウ１７１１上に開か
れたユーザファイル１７１２がアイコン化された場合の
アイコン表示で、マイナーな属性としてのファイル情報
１７７２〜１７７５およびメジャーナ属性としてのペー
ジ番号１７７１がアイコン化されている。１７６１〜１
７６４は別のファイルのアイコンで、アイコン１７６
１，１７６３は標準アイコンに対応し、アイコン１７６
２はフリーウエアとして公開されているアイコンに対応
し、１７６４はビットイメージで作成した自作アイコン
に対応する。

【００９６】この図に示すように、ユーザが編集中のユ
ーザファイル１７１２の３ページ目には、別のワープロ
で作成されたユーザファイル１７２２の１ページ目の文
章が文書データ１７５１に貼り付けられ、別の表計算で
作成されたユーザファイル１７３２の小計セル（反転表
示されるセル）がグラフ化されて貼り付けられている。
また、別のページにはまた別の表計算で作成された表が
存在している。

【００９７】この状態で、ファイルがアイコン化された
場合には、アイコン表示１７６５に示すように、メジャ
ー属性としての、例えばページ番号１７７１に、ワープ
ロのデータがあることを表す属性情報としてのファイル
情報１７７２，表計算の表があることを表す属性情報と
してのファイル情報１７７３，表計算のグラフがあるこ
とを表す属性情報としてのファイル情報１７７４が表示
される。このように、ファイル全体として属性をアイコ
ンに管理表示することも可能となる。

【００９８】なお、上記実施例では編集ファイルの属性
に応じたアイコンをカスタマイズする処理について説明
したが、編集ファイルの内容の一部または全部を利用し
たアイコンをカスタイマズ可能に構成しても良い。 〔第４実施例〕図２０は本発明の第４実施例を示す第３
のアイコン処理方法における他のアイコン表示処理画面
状態を示す図である。

【００９９】図において、２１０１はコンピュータのデ
ィスプレイ、２１１１は前記ディスプレイ２１０１上に
表示されたアプリケーションのウインドウ、２１１２は
アプリケーションのウインドウ２１１１上に開かれたユ
ーザファイル、２１１３はユーザファイル２１１２のタ
イトル、２１１４はユーザファイル２１１２をアイコン
化するためのメニュー、２１２１はユーザがコマンド等
を指示するためのマウスカーソル、２１３１〜２１３４
は各種ファイルを指示するアイコン、２１３５はアプリ
ケーションのウインドウ２１１１上に開かれたユーザフ
ァイル２１１２がアイコン化された場合の表紙アイコン
である。

【０１００】以下、図２１，図２２を参照しながら本発
明に係る第３のアイコン表示方法におけるアイコン編集
処理動作について説明する。

【０１０１】図２１は本発明に係る第３のアイコン表示
方法における第１のアイコン編集処理手順の一例を示す
フローチャートである。なお、(1) 〜(9) は各ステップ
を示す。また、アイコン編集タイミングは、上記第３実
施例の図１４に示したタイミングと同様である。

【０１０２】アイコン編集モードが開始されると、先ず
カスタマイズするかどうかを判定し(1) 、ＮＯならば図
２２に示すような標準アイコン２３０１を編集ファイル
に登録し(9) 、処理を終了する。

【０１０３】一方、ステップ(1) の判定でＹＥＳの場合
は、アイコンを自作するかどうかを判定し(2) 、ＹＥＳ
ならばステップ(5) に進み、コンピュータのディスプレ
イ２１０１にアイコン編集ウインドウを表示して、ビッ
トマップアイコン編集を実行し、例えば図２２に示すよ
うな自作アイコン２３０３を当該ファイル指示用のアイ
コンとして登録して(6) 、処理を終了する。

【０１０４】一方、ステップ(2) の判定でＮＯの場合
は、ファイル情報をアイコンに使用するかどうかを判定
し(3) 、ＮＯならばフリーウエアとして公開されている
アイコン集をコンピュータのディスプレイ２１０１に表
示して、所望のアイコン、例えば図２２に示すような公
開アイコン２３０２を選択し(7) 、公開アイコン２３０
２を当該ファイル指示用のアイコンとして登録して(8)
、処理を終了する。

【０１０５】一方、ステップ(3) の判定でＹＥＳの場合
は、表示されているユーザファイル２１１２（表紙ペー
ジ）をアイコン化するためのメニュー２１１４を指示
し、表紙アイコン２３０４を登録し、表紙アイコン２１
３５をディスプレイ２１０１に表示して、処理を終了す
る。この際、ユーザファイル２１１２中の文字データが
アイコンに反映される。

【０１０６】このように、アイコン表示状態中に、編集
されるファイルを解析してファイルの編集情報の全体ま
たは一部を選択された情報とともにアイコンに付加表示
させることにより、アイコン表示されるファイルの内容
にアイコン表示内容から視認することができる。

【０１０７】なお、上記実施例では、ユーザファイルの
表紙情報をアイコンに反映しているが、これは何も表紙
に限ったことではなく、例えば図２３に示すように、編
集ファイルの当該ページ情報を抽出して、ページ番号ア
イコン２４０１をカスタマイズする構成であっても良
い。以下、図２４，図２５を参照しながらその他のアイ
コンカスタマイズ編集処理動作について説明する。

【０１０８】図２４は本発明に係る第３のアイコン表示
方法における第２のアイコン編集処理手順の一例を示す
フローチャートである。なお、(1) 〜(17)は各ステップ
を示す。

【０１０９】アイコン編集モードが開始されると、先
ず、カスタマイズするかどうかを判定し(1) 、ＮＯなら
ば図２２に示すような標準アイコン２３０１を編集ファ
イルに登録し(13)、処理を終了する。

【０１１０】一方、ステップ(1) の判定でＹＥＳの場合
は、アイコンを自作するかどうかを判定し(2) 、ＹＥＳ
ならばステップ(16)に進み、コンピュータのディスプレ
イ２１０１にアイコン編集ウインドウを表示して、ビッ
トマップアイコン編集を実行し、例えば図２２に示すよ
うな自作アイコン２３０３を当該ファイル指示用のアイ
コンとして登録して(17)、処理を終了する。

【０１１１】一方、ステップ(2) の判定でＮＯの場合
は、ファイル情報をアイコンに使用するかどうかを判定
し(3) 、ＮＯならばフリーウエアとして公開されている
アイコン集をコンピュータのディスプレイ２１０１に表
示して、所望のアイコン、例えば図２２に示すような公
開アイコン２３０２を選択し(14)、公開アイコン２３０
２を当該ファイル指示用のアイコンとして登録して(1
5)、処理を終了する。

【０１１２】一方、ステップ(3) の判定でＹＥＳの場合
は、表示されているユーザファイル２１１２（表紙ペー
ジ）をアイコン化するかどうかを判定し(4) 、ＹＥＳな
らばメニュー２１１４を指示し、例えば図２４に示す表
紙アイコン２５０１を登録し(9) 、処理を終了する。

【０１１３】一方、ステップ(4) の判定でＮＯの場合
は、表示されているユーザファイル２１１２中の見出し
をアイコン化するかどうかを判定し(5) 、ＹＥＳならば
メニュー２１１４を指示し、例えば図２５に示す見出し
アイコン２５０２を登録し(10)、処理を終了する。

【０１１４】一方、ステップ(5) の判定でＮＯの場合
は、表示されているユーザファイル２１１２中のページ
番号をアイコン化するかどうかを判定し(6) 、ＹＥＳな
らばメニュー２１１４を指示し、例えば図２５に示すペ
ージ番号（ページナンバー）アイコン２５０３を登録し
(11)、処理を終了する。

【０１１５】一方、ステップ(6) の判定でＮＯの場合
は、表示されているユーザファイル２１１２中のペーイ
内容をアイコン化するかどうかを判定し(7) 、ＹＥＳな
らばメニュー２１１４を指示し、例えば図２５に示すペ
ージ内容アイコン２５０４を登録し(12)、処理を終了
し、ＮＯならば表示されているユーザファイル２１１２
（表紙ページ）をアイコン化し(8) 、処理を終了する。

【０１１６】これにより、ユーザは、異なったユーザフ
ァイルの情報を所望のアイコンで登録する際に、編集フ
ァイルに関連する任意の情報（選択可能なカスタマイズ
アイコン）を利用したアイコンカスタマイズ処理が可能
となり、より柔軟にファイル情報をアイコンに反映させ
ることが可能となる。

【０１１７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第１
のアイコン処理方法は、編集指示されているファイルの
ページ情報に基づくページアイコンを編成表示し、この
ページアイコンが表示するページ内容を変更指示するペ
ージ変更指示部をページアイコンに付帯表示し、この付
帯表示されるページ変更指示部の指示に基づいてページ
アイコンが表示するページ内容を更新表示させるように
構成したので、アイコン状態のファイルの現在ページを
アイコン状態のまま変更することができる。また、アイ
コン上で目的のページを直接指示して、当該ファイルの
指定ページからファイルをオープンして編集が可能とな
る。さらに、実際のページを表示せずにページ変更を実
行できるので、ページ変更処理の速度を格段に向上でき
る。また、ページ変更に起因して他のアプリケーション
の実行を阻害することもない。

【０１１８】本発明に係る第２のアイコン処理方法は、
編集指示されているファイルのアイコンに対して、ファ
イルの編集に伴って作成される関連ファイルの存在を示
す統合アイコンを重ね合せ表示し、アイコンまたは統合
アイコンの指示状態を監視して、ファイルまたは関連フ
ァイルへの編集を起動させるように構成したので、重ね
合せ表示される統合アイコンで関連するファイルを一括
管理することができる。また、関連ファイルの存在有無
をアイコン表示を見るだけで識別できるとともに、関連
ファイルの移動，削除も効率よく実行できる。

【０１１９】本発明に係る第３のアイコン処理方法は、
アイコン表示状態中に、表示されるアイコンに付加表示
する所望の情報を選択指示して、アイコン表示内容をカ
スタマイズ編集し、アイコン表示内容を更新させるよう
に構成したので、アイコン表示にユーザが所望の情報を
付加したアイコンをカスタマイズすることができる。

【０１２０】また、アイコン表示状態中に、編集される
ファイルを解析してファイルの全体または一部の属性情
報を選択された情報とともにアイコンに付加表示させる
ように構成したので、アイコン表示されるファイルにリ
ンクされている情報の属性をアイコンで視認することが
でき、個々のファイルに含まれているデータのリンク関
係やアプリケーションに対する依存関係等が明瞭となる
ので、内容が把握し易いばかりでなく、データの変更に
対する信頼性，整合性を一層高めることができる。ま
た、ユーザがその時に必要な情報を動的に表示できるの
で、アイコンの表現が多彩となる。

【０１２１】さらに、アイコン表示状態中に、編集され
るファイルを解析してファイルの編集情報の全体または
一部を選択された情報とともにアイコンに付加表示させ
るように構成したので、アイコン表示されるファイルの
内容にアイコン表示内容から視認することができ、個々
のファイルの内容が把握し易くなるとともに、アイコン
が多少小さくてもファイル内容を把握することができ
る。また、ユーザがその時に必要な情報を動的に表示で
きるので、アイコンの表現が多彩となる。

【０１２２】従って、アイコンをビットイメージで作成
する操作負担がなく、かつ少ないアイコン編集時間で所
望のアイコンをユーザが自在に作成登録することができ
る等の優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のアイコン処理方法を適用する文書処理
装置の一例を示すブロック図である。

【図２】本発明の第１実施例を示す第１のアイコン処理
方法におけるアイコン表示処理画面状態を示す図であ
る。

【図３】本発明に係る第１のアイコン処理方法における
ページ選択アイコンの表示状態を示す図である。

【図４】本発明に係る第１のアイコン処理方法における
他のページ選択アイコン処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。

【図５】本発明に係る第１のアイコン処理方法における
他のページ選択アイコンの表示状態を示す図である。

【図６】本発明に係る第１のアイコン処理方法における
他のページ選択アイコン処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。

【図７】本発明に係る第１のアイコン処理方法における
さらに他のページ選択アイコンの表示状態を示す図であ
る。

【図８】本発明に係る第１のアイコン処理方法における
さらに他のページ選択アイコン処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。

【図９】本発明の第２実施例を示す第２のアイコン処理
方法におけるアイコン表示処理画面状態を示す図であ
る。

【図１０】本発明に係る第２のアイコン処理方法におけ
る関連ファイルのアイコン処理手順の一例を示すフロー
チャートである。

【図１１】本発明に係る第２のアイコン処理方法におけ
る関連ファイルのアイコン編集処理動作を説明する図で
ある。

【図１２】本発明に係る第２のアイコン処理方法におけ
る関連ファイルの他のアイコン編集表示を示す図であ
る。

【図１３】本発明の第３実施例を示す第３のアイコン処
理方法における第１のアイコン表示処理画面状態を示す
図である。

【図１４】本発明に係る第３のアイコン処理方法におけ
るカスタマイズアイコン処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。

【図１５】図１４に示した第３のアイコン処理方法にお
けるアイコン編集処理手順の詳細を示すフローチャート
である。

【図１６】本発明に係る第３のアイコン処理方法におけ
る第１のカスタマイズアイコンの一例を示す図である。

【図１７】本発明に係る第３のアイコン処理方法におけ
るアイコン属性情報の一例を示す図である。

【図１８】本発明の第３実施例を示す第３のアイコン処
理方法における第２のアイコン表示処理画面状態を示す
図である。

【図１９】本発明の第３実施例を示す第３のアイコン処
理方法における第３のアイコン表示処理画面状態を示す
図である。

【図２０】本発明の第４実施例を示す第３のアイコン処
理方法における他のアイコン表示処理画面状態を示す図
である。

【図２１】本発明に係る第３のアイコン処理方法におけ
る第１のアイコン編集処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。

【図２２】本発明に係る第３のアイコン処理方法におけ
る編集可能なアイコンの一例を示す図である。

【図２３】本発明に係る第３のアイコン処理方法におけ
るファイル情報に基づくアイコン編集処理画面の一例を
示す図である。

【図２４】本発明に係る第３のアイコン処理方法におけ
る第２のアイコン編集処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。

【図２５】本発明に係る第３のアイコン処理方法におけ
るファイル情報に基づくアイコンの一例を示す図であ
る。

【符号の説明】

１０１ ウインドウ １０２ ウインドウ １１１ 画面 １１２ 画面 １２１ アイコン表示 １３１ 前ページ選択キー １３４ 次ページ選択キー

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】編集指示されているファイルのページ情報
   に基づくページアイコンを編成表示し、このページアイ
   コンが表示するページ内容を変更指示するページ変更指
   示部を前記ページアイコンに付帯表示し、この付帯表示
   されるページ変更指示部の指示に基づいてページアイコ
   ンが表示するページ内容を更新表示することを特徴とす
   るアイコン処理方法。
2. 【請求項２】編集指示されているファイルのアイコンに
   対して、前記ファイルの編集に伴って作成される関連フ
   ァイルの存在を示す統合アイコンを重ね合せ表示し、前
   記アイコンまたは統合アイコンの指示状態を監視して、
   前記ファイルまたは関連ファイルへの編集を起動するこ
   とを特徴とするアイコン処理方法。
3. 【請求項３】アイコン表示状態中に、表示されるアイコ
   ンに付加表示する所望の情報を選択指示して、アイコン
   表示内容をカスタマイズ編集し、アイコン表示内容を更
   新することを特徴とするアイコン処理方法。
4. 【請求項４】アイコン表示状態中に、編集されるファイ
   ルを解析して前記ファイルの全体または一部の属性情報
   を選択された情報とともにアイコンに付加表示すること
   を特徴とする請求項３記載のアイコン処理方法。
5. 【請求項５】アイコン表示状態中に、編集されるファイ
   ルを解析して前記ファイルの編集情報の全体または一部
   を選択された情報とともにアイコンに付加表示すること
   を特徴とする請求項３記載のアイコン処理方法。