JP3696896B2 - 文書処理装置及びその方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、複数の文書要素を含む文書を複数管理する文書処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ある文書の内容を他の文書の内容として定義付けする方法として、カットアンドペーストを行なっていた。例えば、いくつかの論文があって、その抄録を作成するような場合について考える。図2に論文型の文書データ、図3に抄録型の文書データを示す。これらは、SGMLの記述方法に従っており、文書要素は、文書要素開始記号“〈xxx〉”で始まり、文書要素終了記号“〈/xxx〉”で終了する。ここで、文字列“xxx”には、その文書要素の文書要素名がはいる。文書要素開始記号と文書要素終了記号の間にある文字列が、文書要素内容である。以後、本発明では、文書要素とは、文書要素名と文書要素内容から構成されているものとする。ただし、その他の2次情報が入っていてもさしつかえない。ここで、図3の抄録型文書の文書要素〈itemparagraph〉の内容に、図2の論文型文書の文書要素〈abstract〉の内容をそのまま持って来ようとした場合、まず、文書要素〈itemparagraph〉の内容「わかよたれそ。」を消去して、その場所に、文書要素〈abstract〉の内容をカットアンドペーストして、貼りつけていた。
【0003】
あるいは、ハイパーテキストのような例もある。これは、他の文書データの内容にリンクをはることにより実現する。例えば、リンクがはられた所に、図4にあるように、ボタン47を埋め込む。そのボタン47をクリックすると、別ウインドウが現れ、リンクがはられた他の文書データの内容を表示するものである。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】
しかし、カットアンドペーストの方法だと、共通する部分を論文、抄録のどちらか片方で修正した時に、他方でも改めて修正しなければならなくなる。これは、効率的ではないし、また修正し忘れると、論文と抄録が統一性のとれないものになってしまうという欠点がある。
【0005】
また、リンクを貼る方法は、上記問題点は解決するものの、画面上に文書データを表示するには、ボタンをクリックし、別ウインドウに表示するので、多重に共有しているような場合、ウインドウの数が多くなり、画面上が煩雑になるという欠点がある。
【0006】
また、これは文書データをレイアウトを含めて共有を行なっているので、文書毎にレイアウトを変更して表示することができず、文書のコンテキストにあったレイアウトができないという問題点もある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明によれば、複数の文書要素を含む文書を複数管理する文書処理装置に、第1の文書の複数の文書要素より、第2の文書と共有すべき内容を持つ文書要素を指定する指定手段と、該指定手段により指定された文書要素の内容を、前記第1の文書より分離させる分離手段と、該分離手段により分離された文書要素の内容が前記指定された文書要素の内容として前記第1の文書から参照されるように定義する第1の定義手段と、前記分離手段により分離された文書要素の内容が前記第2の文書の所定の文書要素の内容として前記第2の文書から参照されるように定義する第2の定義手段とを備える。
【0008】
また、本発明の他の態様によれば、各文書が複数の文書要素を含む複数の文書を、各文書に管理情報を設定して管理する文書処理装置に、第1の文書の複数の文書要素より、第2の文書と共有すべき内容を持つ文書要素を指定する指定手段と、該指定手段により指定された文書要素に対して新たな管理情報を設定する設定手段と、前記指定手段により指定された文書要素を、前記第1の文書要素に対する管理情報に代えて、前記設定手段により設定された管理情報により管理するように制御する制御手段と、前記第1の文書において、前記指定された文書要素の内容として、前記設定手段により設定された管理情報の管理内容を参照するように定義する第1の定義手段と、前記第2の文書において、所定の文書要素の内容として、前記設定手段により設定された管理情報の管理内容を参照するように定義する第2の定義手段とを備える。
【0009】
また、本発明の他の態様によれば、複数の文書要素を含む文書を複数管理する文書処理装置により実行される文書処理方法であって、当該文書処理装置が、操作者の指示に基づいて、第1の文書の複数の文書要素より、第2の文書と共有すべき内容を持つ文書要素を検出し、該検出された文書要素の内容を、前記第1の文書より分離させ、該分離された文書要素の内容が前記検出された文書要素の内容として前記第1の文書から参照されるように定義し、前記分離された文書要素の内容が前記第2の文書の所定の文書要素の内容として前記第2の文書から参照されるように定義する文書処理方法を特徴とする。
【0010】
また、本発明の他の態様によれば、各文書が複数の文書要素を含む複数の文書を、各文書に管理情報を設定して管理する文書処理装置により実行される文書処理方法であって、当該文書処理装置が操作者の指示に基づいて、第1の文書の複数の文書要素より、第2の文書と共有すべき内容を持つ文書要素を検出し、該検出された文書要素に対して新たな管理情報を設定し、前記検出された文書要素を、前記第1の文書に対する管理情報に代えて、前記設定された管理情報により管理するように制御し、前記第1の文書において、前記検出された文書要素の内容として、前記設定された管理情報の管理内容を参照するように定義し、前記第2の文書において、所定の文書要素の内容として、前記設定された管理情報の管理内容を参照するように定義する文書処理方法を特徴とする。
【0011】
また、本発明の他の態様によれば、各文書が複数の文書要素を含む複数の文書を管理する文書処理装置に、第1の文書の複数の文書要素より、第2の文書と共有すべき第1の内容を持つ第1の文書要素を指定する第1の指定手段と、第2の文書の複数の文書要素より、第2の内容を持つ第2の文書要素を指定する第2の指定手段と、前記第1の指定手段により指定された第1の文書要素の第1の内容を、前記第1の文書より分離させる分離手段と、前記第1及び第2の文書要素の内容として前記分離手段により分離された第1の内容を参照するように変更して、当該第2の文書要素に前記第1の文書要素の内容を共有させる共有手段と、前記第1または第2の文書を表示する表示手段と、前記第1または第2の文書の内容を書き換える書き換え手段と、前記共有手段による共有後に、前記書き換え手段により前記第1の文書要素の内容が書き換えられた場合に、当該書き換えを前記表示手段による前記第2の文書要素の表示内容に反映させるように制御する制御手段とを備える。
【0012】
また、本発明の他の態様によれば、各文書が複数の文書要素を含む複数の文書を管理する文書処理装置により実行される文書処理方法であって、当該文書処理装置が操作者の指示に基づいて、第1の文書の複数の文書要素より、第2の文書と共有すべき第1の内容を持つ第1の文書要素を検出し、操作者の指示に基づいて、第2の文書の複数の文書要素より、第2の内容を持つ第2の文書要素を検出し、検出された前記第1の文書要素の第1の内容を、前記第1の文書より分離させ、前記第1及び第2の文書要素の内容として前記分離された第1の内容を参照するように変更して、当該第2の文書要素に前記第1の文書要素の内容を共有させ、前記内容の共有後に、前記第1の文書要素の内容が書き換えられた場合に、当該書き換えを前記第2の文書要素の表示内容に反映させるように制御する文書処理方法を特徴とする。
【0013】
【実施例】
(実施例1)
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施例に係る文書処理装置の基本構成を示すブロック図である。図中、1は文字やコマンドを入力するためのキーボード、2は表示上の範囲指定やメニュー選択などを行なうためのマウス、3はプログラムに従って各種制御や処理を実行するためのCPU、4はデータを表示するためのCRTである。10はCPU3の実行すべきプログラムや各種データを記憶するための記憶装置であり、20はプログラムやデータを永続的に保持するための補助記憶装置であり、それぞれバス9を介して接続されている。なお、記憶装置10と補助記憶装置20を区別せず、プログラム・データ保持用記憶装置として利用しても良い。
【0015】
記憶装置10には、複数の文書要素が共有すべき内容を独立化させるための共有内容独立化プログラムが格納されている。補助記憶装置20には、論文データ21と抄録データ22が格納されている。ここでは、論文データ21は「art」というファイル名で、抄録データ22は「abst」というファイル名で格納されているものとする。
【0016】
以下、図5のフローチャートに従って、本実施例の動作手順を説明する。まず、ステップS501で、src側とdst側の文書をウインドウ41上に表示する。文書の選択は、ファイル名などを入力することによって行なう。ここでは、それぞれ、ファイル名「art」、「abst」の文書が選択されたとする。
【0017】
図7に、共有を行なう際のCRT4の表示例を示す。図中、42は共有を指示するために表示される共有ボタン、43はマウスカーソルである。一つのウインドウ41に、src側とdst側の文書が表示される。例えばウインドウ41の上部には、src側文書である図2の文書が、下部には、dst側文書である図3の文書が表示される。次に、ステップS502でユーザに選択されたsrc側の文書要素を検出し、ステップS503でユーザに選択されたdst側の文書要素を検出する。これは、それぞれdst側の文書要素、src側の文書要素をマウス2を用いてドラッギングにより選択する。図8に、ドラッギングにより、src側の文書要素内容を選択したときの表示例を示す。図の斜線部が選択されて、網掛け表示される。ここまでの処理は、マルチウインドウシステム上のSGML文書エディタ等の従来の技術をもって実現可能である。
【0018】
次に、共有ボタン42がクリックされたら、ステップS504で、共有内容独立処理が起動する。この共有内容独立処理を図6のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップS601において、src側で選択された文書要素の内容が、既に共有されているかどうか、すなわち、他のデータへの参照になっているかどうかを見る。文書要素の共有を行なっていない場合は、論文データ21のデータそのものであるので、「no」であり、ステップS602に進む。また、すでに、この内容が共有されている場合は、後述の処理により、共有するデータを参照する記述になっているので、その場合は、ステップS604に進む。
【0019】
ステップS602では、src側で選択された文書要素の内容を切り出し、補助記憶装置20に新たに格納場所として共有データ23を割りつけ、そこに格納する。この例では、「イロハニホヘト、チリヌルヲ。」が、共有データ23として格納される。また、共有データ23のファイル名を生成する。たとえば、src側の文書ファイル名「art」に数字を末尾に付加し、「art01」とする。
【0020】
ステップS603では、src側で選択された文書要素の内容に変えて、共有部分データ23を参照する記述にする。たとえば、SGMLでは、エンティティ参照という記述方法がある。文書型宣言部分で、エンティティ「art01」は、ファイル「art01」の内容を用いるように記述したうえで、文書要素内容の代わりに「& art01;」と記述しておくことによって、ここで参照されたファイルの内容を文書データとして取り扱うことができる。具体的には、ファイル「art」に格納されている論文データの「イロハニホヘト、チリヌルヲ。」の部分を、「& art01;」と書き換える。
【0021】
ステップS604では、src側と同様に、dst側で、選択された文書要素の内容に変えて、共有部分データ23を参照する記述にする。具体的には、ファイル「abst」に格納されている論文データの「わかよたれそ。」の部分を「& art01;」と書き換える。
【0022】
以上によって、dst側の文書要素の内容と、src側の文書要素の内容とが、分離格納された同一内容を参照することによって、共有されることになる。この後、ウインドウ41上にsrc側とdst側の文書の再表示が行なわれると、共に共有データ23の内容を参照しているので、図9に示すように、「イロハニホヘト、チルヌルヲ。」という表示が行なわれる。そして、src側で、dst側と共有する「イロハニホヘト、チリヌルヲ。」を「イロハニホヘト、散りぬるを。」と書き換えた場合、実際は、共有データ23の内容が「イロハニホヘト、散りぬるを。」に変化する。したがって、dst側で文書の再表示が行なわれると、変化した共有データ23の内容が参照されるので、箇条書き第1項が「[ABC]イロハニホヘト、散りぬるを。」に変化する。
【0023】
(実施例2)
第1の実施例では、共有する部分がsrc側とdst側とで同時に選択され、共有指示が与えられたタイミングで、共有内容独立化処理を実行させた。
【0024】
本実施例では、src側の文書において、共有対象が選択され、共有データとして提供することが指示されたタイミングで、共有内容独立化処理の前半を動作させる。このタイミングは、たとえば提供を指示するための「offer」ボタン等を用意し、これが押されたときとすれば良い。
【0025】
この場合、図6のフローチャートのステップS601からS603までを実行する。そして、参照先(たとえば、共有データのファイル名など)を、記憶装置20中のシェアバッファ(図示せず)に記憶しておく。そして、dst側の文書で、内容を共有データと同じにしたいところが選択され、指定済のデータとの共有が指示されたタイミングで、共有内容独立化処理の後半を動作させる。この場合、図6のフローチャートのステップS604を実行する。ただし、その参照先は、記憶装置20中のシェアバッファ(図示せず)に記憶されたものを用いる。
【0026】
本実施例によると、多数の文書要素の内容を一つの文書要素の内容と共有しようとする時、共有許可宣言を行なえば、その文書要素内容のポインタがシェアバッファに格納されるので、あとはdst側の文書要素の検出だけを行なえばよい。従って、そのつど、src側とdst側の両方の文書を表示して、両方の文書要素をマウスで選出するという面倒な処理をする必要がなく、効率的である。
【0027】
また、共有許可宣言する時に、共有文書提供者が、共有可能箇所を指定できるので、他人によってむやみに共有されることがないという利点がある。
【0028】
(実施例3)
前述の実施例では、文書データをテキスト形式で記述し、ファイルに格納していた。これに対し、本実施例では、オブジェクトデータベース等で、メモリイメージで、永続的データを格納する場合について述べる。
【0029】
図10は、オブジェクトデータベース中に管理された、論文データ21と抄録データ22を表している。これらのデータを例にとり、本実施例の処理を説明する。
【0030】
論文データ21と抄録データ22は、それぞれ管理上異なるセグメント51、セグメント52に割りつけられる。各文書要素データは、その識別コードを持っている。文書のルートとなるデータは「DOCUMENT」という識別コードを持ち、文書の型を表す要素名を持っている。論文データでは、「article」という要素名をもつ。また、その文書の内容へのポインタをもち、そのポインタは、第一の内容要素となる文書要素をポイントしている。
【0031】
文書要素は、更に内部に内容を持つ複合文書要素と、末端である文字要素がある。前者は、「NODE」という識別コードをもち、後者は「CHAR」という識別コードをもつ。複合文書要素は、次の要素へのポインタと、要素の型を表す要素名と、要素の内容へのポインタを持つ。第一の文書要素は、要素名が「title」であり、次の要素として「abstract」という文書要素名の複合文書要素へのポインタを持ち、内容として、文字へのポインタをもっている。文字要素は、次の要素へのポインタと、文字コードを持つ。なお、ポインタの連鎖はポインタの値が「0」のところで終了する。本実施例の処理手順は、基本的には第1の実施例において示した図5及び図6のフローチャートに従う。ただし、図6とは格納先の参照方法や変更方法が異なる。
【0032】
ステップS601での参照化済かどうかのチェックは、同一セグメントのデータをポイントしているときは参照化前、、異なるセグメントのデータをポイントしている時は参照化済と判断する。参照化前のときは、ステップS602に進む。ここでの分離格納は、新たに、セグメント53を割りつけ、そこに、src側で選択された文書要素の内容を転記する。このときのデータベースの過渡的なデータ格納状態を図11に示す。
【0033】
ステップS603では、src側で、新たに割りつけられたセグメント53中のデータへ文書要素内容のポインタをつけ替える。ステップS604でも、dst側で選択された文書要素の内容のポインタを新たに割りつけられたセグメント53中のデータへつけ替える。こうして、つけ替えが行なわれたデータベースの格納状態を図12に示す。なお、ステップS601で、参照化済と判断されたときは、ステップS604に直接進み、dst側の文書内容のポインタのつけ替えを行なう。本実施例によれば、ファイルを用いず、メモリイメージでつけ替えを行なうと、処理速度が向上するという効果がある。
【0034】
(実施例4)
実施例3では、それぞれの文書を別セグメントに格納し、管理を行なう例について述べたが、このように格納場所を変えずとも、管理情報をそれぞれのデータの先頭につけることによって、管理してもよい。
【0035】
図13に、管理情報61、62を一纏まりのデータの先頭につけた場合のデータ格納形態を示す。
【0036】
この場合の、処理手順も前述実施例と基本的に同じである。共有内容独立化処理において、新たなセグメントの割りつけにかえて、管理情報63を生成し、こちらに、共有内容をつなぎ変え、src側及びdst側の文書要素から、管理情報63へポイントするようにすればよい。その結果を図14に示す。本実施例では、データ格納場所を変える必要がないうえ、単なるポインタのつけ替えで共有化が図れるため、処理速度が更に向上する効果がある。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、文書要素の内容が共有されるので、1つの文書で共有部分を変更すると、他の文書における共有部分も変更されるので、文書のコンシステンシを保ちながら、内容が変更できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシステム構成を示す図である。
【図2】論文型文書データの例を示す図である。
【図3】抄録型文書データの例を示す図である。
【図4】リンクによる内容定義付けを行なった時の表示例を示す図である。
【図5】本発明の実施例の動作手順を表すフローチャートである。
【図6】本発明の共有内容独立化処理の動作手順を表すフローチャートである。
【図7】共有を指定する前の文書表示例を示す図である。
【図8】共有部分を選択した時の文書表示例を示す図である。
【図9】共有後の文書表示例を示す図である。
【図10】共有を指定する前の文書データを表す図である。
【図11】共有を指定した時の過渡的な文書データを表す図である。
【図12】共有後の文書データを示す図である。
【図13】共有を指定する前の文書データを示す図である。
【図14】共有後の文書データを示す図である。
【符号の説明】
1 キーボード
2 マウス
3 CPU
4 CRT
10 記憶装置
11 共有内容独立化処理プログラム
20 補助記憶装置
21 論文データ
22 抄録データ
23 共有データ

Claims (8)

  1. 複数の文書要素を含む文書を複数管理する文書処理装置において、
    第1の文書の複数の文書要素より、第2の文書と共有すべき内容を持つ文書要素を指定する指定手段と、
    該指定手段により指定された文書要素の内容を、前記第1の文書より分離させる分離手段と、
    該分離手段により分離された文書要素の内容が前記指定された文書要素の内容として前記第1の文書から参照されるように定義する第1の定義手段と、
    前記分離手段により分離された文書要素の内容が前記第2の文書の所定の文書要素の内容として前記第2の文書から参照されるように定義する第2の定義手段とを備えることを特徴とする文書処理装置。
  2. 前記第1及び第2の文書を表示させる表示制御手段と、前記第2の文書より、前記指定手段により指定される文書要素の内容を共有させるべき文書要素を指定する第2の指定手段とを備え、前記指定手段が、前記表示制御手段により表示された前記第1の文書中より文書要素を指定し、前記第2の指定手段が、前記表示制御手段により表示された前記第2の文書中より文書要素を指定することを特徴とする請求項1に記載の文書処理装置。
  3. 共有すべき文書要素に対するポインタを記憶するためのポインタ記憶手段を備え、
    前記分離手段により分離された文書要素に対するポインタを該ポインタ記憶手段に記憶させ、
    前記第2の定義手段が、前記ポインタ記憶手段に記憶されたポインタに基づいて文書要素の内容を定義することを特徴とする請求項1に記載の文書処理装置。
  4. 各文書が複数の文書要素を含む複数の文書を、各文書に管理情報を設定して管理する文書処理装置において、
    第1の文書の複数の文書要素より、第2の文書と共有すべき内容を持つ文書要素を指定する指定手段と、
    該指定手段により指定された文書要素に対して新たな管理情報を設定する設定手段と、
    前記指定手段により指定された文書要素を、前記第1の文書に対する管理情報に代えて、前記設定手段により設定された管理情報により管理するように制御する制御手段と、
    前記第1の文書において、前記指定された文書要素の内容として、前記設定手段により設定された管理情報の管理内容を参照するように定義する第1の定義手段と、
    前記第2の文書において、所定の文書要素の内容として、前記設定手段により設定された管理情報の管理内容を参照するように定義する第2の定義手段とを備えることを特徴とする文書処理装置。
  5. 各文書が複数の文書要素を含む複数の文書を管理する文書処理装置において、
    第1の文書の複数の文書要素より、第2の文書と共有すべき第1の内容を持つ第1の文書要素を指定する第1の指定手段と、
    第2の文書の複数の文書要素より、第2の内容を持つ第2の文書要素を指定する第2の指定手段と、
    前記第1の指定手段により指定された第1の文書要素の第1の内容を、前記第1の文書より分離させる分離手段と、
    前記第1及び第2の文書要素の内容として前記分離手段により分離された第1の内容を参照するように変更して、当該第2の文書要素に前記第1の文書要素の内容を共有させる共有手段と、
    前記第1または第2の文書を表示する表示手段と、
    前記第1または第2の文書の内容を書き換える書き換え手段と、
    前記共有手段による共有後に、前記書き換え手段により前記第1の文書要素の内容が書き換えられた場合に、当該書き換えを前記表示手段による前記第2の文書要素の表示内容に反映させるように制御する制御手段とを備えることを特徴とする文書処理装置。
  6. 複数の文書要素を含む文書を複数管理する文書処理装置により実行される文書処理方法であって、当該文書処理装置が
    操作者の指示に基づいて、第1の文書の複数の文書要素より、第2の文書と共有すべき内容を持つ文書要素を検出し、
    検出された文書要素の内容を、前記第1の文書より分離させ、
    該分離された文書要素の内容が前記検出された文書要素の内容として前記第1の文書から参照されるように定義し、
    前記分離された文書要素の内容が前記第2の文書の所定の文書要素の内容として前記第2の文書から参照されるように定義することを特徴とする文書処理方法。
  7. 各文書が複数の文書要素を含む複数の文書を、各文書に管理情報を設定して管理する文書処理装置により実行される文書処理方法であって、当該文書処理装置が
    操作者の指示に基づいて、第1の文書の複数の文書要素より、第2の文書と共有すべき内容を持つ文書要素を検出し、
    検出された文書要素に対して新たな管理情報を設定し、
    前記検出された文書要素を、前記第1の文書に対する管理情報に代えて、前記設定された管理情報により管理するように制御し、
    前記第1の文書において、前記検出された文書要素の内容として、前記設定された管理情報の管理内容を参照するように定義し、
    前記第2の文書において、所定の文書要素の内容として、前記設定された管理情報の管理内容を参照するように定義することを特徴とする文書処理方法。
  8. 各文書が複数の文書要素を含む複数の文書を管理する文書処理装置により実行される文書処理方法であって、当該文書処理装置が
    操作者の指示に基づいて、第1の文書の複数の文書要素より、第2の文書と共有すべき第1の内容を持つ第1の文書要素を検出し、
    操作者の指示に基づいて、第2の文書の複数の文書要素より、第2の内容を持つ第2の文書要素を検出し、
    検出された前記第1の文書要素の第1の内容を、前記第1の文書より分離させ、
    前記第1及び第2の文書要素の内容として前記分離された第1の内容を参照するように変更して、当該第2の文書要素に前記第1の文書要素の内容を共有させ、
    前記内容の共有後に、前記第1の文書要素の内容が書き換えられた場合に、当該書き換えを前記第2の文書要素の表示内容に反映させるように制御することを特徴とする文書処理方法。
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JP4890051B2 (ja) * 2006-02-28 2012-03-07 富士通株式会社 ブラウザ画面の表示装置およびそのためのプログラム

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