JPH09128141A - 制御装置および制御方法 - Google Patents

制御装置および制御方法

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JPH09128141A
JPH09128141A JP7288341A JP28834195A JPH09128141A JP H09128141 A JPH09128141 A JP H09128141A JP 7288341 A JP7288341 A JP 7288341A JP 28834195 A JP28834195 A JP 28834195A JP H09128141 A JPH09128141 A JP H09128141A
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cursor
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control device
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control
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JP7288341A
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English (en)
Inventor
Hajime Yano
肇 矢野
Tadao Yoshida
忠雄 吉田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リモートコマンダなしで、電子機器の遠隔制
御を行う。 【解決手段】 テレビジョン受像機であるディスプレイ
装置7には、メニュー8とカーソル9が表示されてい
る。一方、撮像装置3では、ユーザを含む画像が撮像さ
れ、動きベクトル検出装置6において、その画像におけ
る動きベクトルが検出される。そして、制御装置5で
は、その動きベクトルに対応して、カーソル9が移動さ
れ、メニュー8の中の、ユーザが所望する選択肢が選択
されると、その選択肢に対応して、ディスプレイ装置7
が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御装置および制
御方法に関する。特に、例えばテレビジョン受像機など
の電子機器を制御する場合に用いて好適な制御装置およ
び制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の、例えばテレビジョン受像機やエ
アコンディショナなどの電子機器には、リモートコマン
ダ(以下、適宜、リモコンという)が付随しており、こ
のリモコンを操作することで、電子機器を遠隔制御する
ことができるようになされている。
【0003】即ち、ユーザは、電子機器から離れた位置
にいても、リモコンを操作するだけで、電子機器を直接
操作しなくても、その制御を行うことができる。具体的
には、例えば電子機器がテレビジョン受像機である場
合、その電源のオン/オフや、チャンネルの変更、ボリ
ュームの調整などの遠隔制御を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リモコン
は、ユーザが常に持ち歩くものではないため、必ずしも
ユーザの手元にあるとは限らない。即ち、例えば、ユー
ザが、テレビジョン受像機から離れた位置にいる場合に
おいて、その操作を行おうとしたとき、リモコンが、テ
レビジョン受像機の上などに置いてあることがある。こ
のような場合、ユーザは、リモコンを、テレビジョン受
像機の置いてある位置まで取りに行かねばならなかっ
た。
【0005】また、最近のテレビジョン受像機は、基本
的に、リモコンによって操作を行うようになされている
ため、テレビジョン受像機自体に取り付けられている電
源ボタンなどについては、ほとんど操作性が考慮されて
いない。このため、リモコンを紛失してしまった場合に
は、電子機器の操作性が極端に悪くなることがあった。
さらに、最近のエアコンディショナの中には、リモコン
によってのみ、温度調整やタイマの設定などを行うこと
ができるものがあり、このような電子機器のリモコンを
紛失した場合には、電子機器が、実質的に使用不可とな
る。
【0006】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、リモコンがなくても、ユーザが、電子機
器を遠隔制御することができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の制御装
置は、画像を撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像
された画像における動きを検出する動き検出手段と、動
き検出手段により検出された画像における動きに対応し
て、電子機器を制御する制御手段とを備えることを特徴
とする。
【0008】請求項7に記載の制御方法は、画像を撮像
し、その画像における動きを検出し、その動きに対応し
て、電子機器を制御することを特徴とする。
【0009】請求項1に記載の制御装置においては、撮
像手段は、画像を撮像し、動き検出手段は、撮像手段に
より撮像された画像における動きを検出し、制御手段
は、動き検出手段により検出された画像における動きに
対応して、電子機器を制御するようになされている。
【0010】請求項7に記載の制御方法は、画像を撮像
し、その画像における動きを検出し、その動きに対応し
て、電子機器を制御するようになされている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を説明す
るが、その前に、特許請求の範囲に記載の発明の各手段
と以下の実施例との対応関係を明らかにするために、各
手段の後の括弧内に、対応する実施例(但し、一例)を
付加して、本発明の特徴を記述すると、次のようにな
る。
【0012】即ち、請求項1に記載の制御装置は、電子
機器(例えば、図1に示すテレビジョン受像機であるデ
ィスプレイ装置7など)を制御する制御装置であって、
画像を撮像する撮像手段(例えば、図1に示す撮像装置
3など)と、撮像手段により撮像された画像における動
きを検出する動き検出手段(例えば、図1に示す動きベ
クトル検出装置6など)と、動き検出手段により検出さ
れた画像における動きに対応して、電子機器を制御する
制御手段(例えば、図1に示す制御装置5など)とを備
えることを特徴とする。
【0013】請求項2に記載の制御装置は、所定のメニ
ュー(例えば、図7に示すメニュー8など)およびカー
ソル(例えば、図7に示すカーソル9など)を表示する
表示手段(例えば、図1に示すディスプレイ装置7な
ど)と、画像における動きに対応して、カーソルを移動
させるカーソル移動制御手段(例えば、図1に示す制御
装置5など)とをさらに備え、メニューが、複数の選択
肢でなる選択エリア(例えば、図7に示す選択エリア3
2など)を有し、制御手段が、カーソルが位置している
選択肢(例えば、図7に示す選択エリア32内の選択肢
「1」、「3」、・・・など)に対応した制御を行うこ
とを特徴とする。
【0014】請求項3に記載の制御装置は、表示手段
が、所定の入力(例えば、図1の認識装置10からの認
識信号(トリガ)など)があったときに、所定のメニュ
ーおよびカーソルを表示することを特徴とする。
【0015】請求項4に記載の制御装置は、メニュー
が、選択エリアの他、所定の確定エリア(例えば、図7
に示す確定エリア(ENTERエリア)33など)をさ
らに有し、制御手段が、カーソルが選択肢から、確定エ
リアに移動したとき、その選択肢の選択が確定されたも
のとし、その選択肢に対応した制御を行うことを特徴と
する。
【0016】請求項6に記載の制御装置は、撮像手段に
より撮像された画像を記憶する記憶手段(例えば、図1
に示すフレームメモリ4など)をさらに備え、動き検出
手段が、記憶手段に画像が記憶された後、撮像手段より
出力される画像と、記憶手段に記憶された画像との差分
を演算し、その結果得られる差分画像についての動きベ
クトルを、撮像手段より出力される画像の動きベクトル
として検出することを特徴とする。
【0017】なお、勿論この記載は、各手段を上記した
ものに限定することを意味するものではない。
【0018】図1は、本発明を適用した制御システムの
一実施例の構成を示している。この制御システムにおい
ては、例えばテレビジョン受像機などでなるディスプレ
イ装置7を遠隔制御することができるようになされてい
る。
【0019】照明装置1は、例えば部屋の中に設置され
た蛍光灯や白熱電球などで、ユーザを照明するようにな
されている。フィルタ2は、光学的なフィルタで、そこ
に入射される光をフィルタリングして、撮像装置3に出
射するようになされている。撮像装置3は、例えばレン
ズやCCD(電荷結合素子)などで構成され、ディスプ
レイ装置7の上などに設置されている。そして、撮像装
置3は、そこに入射される光としての画像を撮像し、例
えばNTSC方式などに準拠した画像信号を出力するよ
うになされている。フレームメモリ4は、撮像装置3が
出力する画像信号を記憶するようになされている。制御
装置5は、ROM12に記憶されているプログラムしに
たがって所定の処理を行うCPU11,CPU11に実
行させるべきプログラムや、後述するようなメニュー8
およびカーソル9を表示するのに必要なデータを記憶し
ているROM12、およびCPU11の動作上必要なデ
ータその他を記憶するRAM13などから構成され、シ
ステム全体の制御を行うようになされている。動きベク
トル検出装置6は、撮像装置3が出力する画像における
動きとして、例えば動きベクトルを検出するようになさ
れている。
【0020】ディスプレイ装置7は、上述したように、
テレビジョン受像機などでなり、制御装置5により制御
されるようになされている。なお、ディスプレイ装置7
は、テレビジョン受像機としての機能を有する他、制御
装置5の制御にしたがって、メニュー8およびカーソル
9を表示するようにもなされている。
【0021】認識装置10は、ユーザが所定のアクショ
ンを行ったことを認識し、制御装置5に、所定の認識信
号を出力するようになされている。
【0022】次に、その動作について、簡単に説明す
る。ユーザは、ディスプレイ装置7を遠隔制御しようと
するとき(例えば、電源のオン/オフや、受信チャンネ
ルの変更、ボリュームの調整などを行おうとすると
き)、所定のアクションを起こす。認識装置10では、
ユーザのアクションが監視されており、所定のアクショ
ンが認識されると、所定の認識信号を、制御装置5に出
力する。制御装置5は、認識装置10から認識信号を受
信すると、それをトリガとして、処理を開始する。
【0023】即ち、制御装置5は、ディスプレイ装置7
を制御して、メニュー8およびカーソル9を表示させ
る。同時に、制御装置5は、撮像装置3に画像の撮像を
開始させ、さらに、これにより、撮像装置3から出力さ
れる画像における動きを、動きベクトル検出装置6に検
出させる。そして、制御装置5は、動きベクトル検出装
置6で検出された画像の動きに対応して、ディスプレイ
装置7に表示されたカーソル9を移動させる。そして、
制御装置5は、カーソル9が指示しているメニューの位
置に対応して、ディスプレイ装置7を制御する。
【0024】具体的には、例えば、メニュー8として、
受信チャンネルを選択肢とするものが表示され、所定の
受信チャンネルがカーソル9によって指示(選択)され
た場合、その受信チャンネルを受信するように、ディス
プレイ装置7が制御される。
【0025】従って、ユーザは、所定のアクションを起
こした後、カーソル9を、メニュー8の中の所望する受
信チャンネルの位置に移動させるように動くことで、受
信チャンネルを変更することができる。即ち、この場
合、ユーザは、リモコンがなくても、テレビジョン受像
機であるディスプレイ装置7を遠隔制御することができ
る。
【0026】次に、認識装置10の詳細について説明す
る。認識装置10は、従来のリモコンによる遠隔制御を
行う際の、ユーザがリモコンを持って、テレビジョン受
像機などに向け、所定のボタンを操作しようとする行
為、即ち、ユーザの遠隔制御を行おうとする意志を、ユ
ーザが所定のアクションを起こしたかどうかで認識する
ようになされている。
【0027】図2は、ユーザの遠隔制御を行おうとする
意志を、ユーザが所定の音声を発したかどうかで認識す
る場合の、認識装置10の構成例を示している。即ち、
この場合、認識装置10は、マイク21および音声認識
装置22で構成される。
【0028】マイク21は、そこに入力される音声を、
電気信号としての音声信号に変換するようになされてい
る。音声認識装置22は、マイク21から供給される音
声が、所定の単語であるか否かを認識し、その音声が所
定の単語であると認識した場合には、認識信号を制御装
置5に出力するようになされている。
【0029】以上のように構成される認識装置10で
は、マイク21に入力された音声が、音声認識装置22
に供給され、音声認識される。そして、音声認識装置2
2では、マイク21に入力された音声が、所定の単語に
認識されなかった場合、特に処理は行われない。また、
マイク21に入力された音声が、所定の単語に認識され
た場合、制御装置5に認識信号が出力され、これをトリ
ガとして、メニュー8およびカーソル9がディスプレイ
装置7に表示される。
【0030】なお、音声認識の対象とする所定の単語
は、その単語を、マイク21に入力することで、音声認
識装置22に、あらかじめ登録しておくようにすること
ができる。
【0031】また、上述の場合、マイク21に入力され
た音声が、所定の単語であるかどうかを認識するように
したが、その他、例えば、その音声が、所定の波形を有
するかどうかや、所定のピッチ周波数を有するかどうか
を認識するようにしても良い。この場合、ユーザは、例
えば口笛を吹くことなどによって、制御装置5にトリガ
をかけることができる。但し、口笛は、例えば子供が遊
びながら吹く場合などがあるので、口笛を、トリガをか
けるのに用いる場合には、口笛が所定の時間だけ連続し
て認識されたときのみ、トリガがかけられるようにする
のが好ましい。
【0032】次に、図3は、ユーザが、手を所定の形状
にした場合に、制御装置5にトリガをかける認識装置1
0の構成例を示している。この場合、認識装置10は、
撮像装置23およびニューラルネットワーク24で構成
される。撮像装置23は、例えばレンズやCCDなどで
構成され、そこに入射される光としての画像を撮像し、
例えばNTSC方式などに準拠した画像信号を出力する
ようになされている。ニューラルネットワーク24は、
撮像装置23から出力された画像信号が、所定の形状の
手のものであるかどうかを認識し、所定の形状の手のも
のである場合には、制御装置5にトリガをかけるように
なされている。なお、ニューラルネットワーク24に
は、所定の手の形状を、あらかじめ学習させておくよう
にする。
【0033】以上のように構成される認識装置10で
は、撮像装置23によって撮影された画像が、ニューラ
ルネットワーク24に供給され、画像認識される。そし
て、ニューラルネットワーク24では、撮像装置23か
らの画像が、所定の形状の手の画像でないと認識された
場合、特に処理は行われない。また、撮像装置23から
の画像が、所定の形状の手の画像に認識された場合、制
御装置5に認識信号が出力され、これをトリガとして、
メニュー8およびカーソル9がディスプレイ装置7に表
示される。
【0034】なお、この場合、手を所定の形状にしたと
きだけでなく、そのような形状の物(例えば、孫の手な
ど)を用いても、トリガをかけることができる。
【0035】また、撮像装置23としては、図1の撮像
装置3を用いる(撮像装置3と23とを兼用する)こと
が可能である。
【0036】さらに、トリガは、手を所定の形状にした
場合だけでなく、その他、例えば脚や身体全体を所定の
形状にした場合などにかけるようにすることも可能であ
る。但し、トリガをかけるのに用いる形状は、ニューラ
ルネットワーク24に、あらかじめ学習させておく必要
がある。
【0037】次に、図4は、ユーザが、例えば開くよう
に、両腕を動かすなど、所定の動作をした場合に、制御
装置5にトリガをかける認識装置10の構成例を示して
いる。この場合、認識装置10は、撮像装置25および
動きベクトル検出装置26で構成される。撮像装置25
は、例えばレンズやCCDなどで構成され、そこに入射
される光としての画像を撮像し、例えばNTSC方式な
どに準拠した画像信号を出力するようになされている。
動きベクトル検出装置26は、撮像装置25から出力さ
れた画像信号に基づいて、その画像の動きベクトルを検
出するようになされている。そして、動きベクトル検出
装置26は、検出した動きベクトルが、2つの物体が、
水平方向に離れていくような動きを表すものである場
合、制御装置5にトリガをかけるようになされている。
【0038】以上のように構成される認識装置10で
は、撮像装置25によって撮影された画像が、動きベク
トル検出装置26に供給され、動きベクトルが検出され
る。そして、動きベクトル検出装置26では、撮像装置
25からの画像の動きベクトルが、2つの物体が水平方
向に離れていくような動きを表すものでない場合、特に
処理は行われない。また、撮像装置25からの画像の動
きベクトルが、2つの物体が水平方向に離れていくよう
な動きを表すものである場合、即ち、例えばユーザが、
上述したように、両腕を開くように動かした場合、制御
装置5に認識信号が出力され、これをトリガとして、メ
ニュー8およびカーソル9がディスプレイ装置7に表示
される。
【0039】なお、撮像装置25または動きベクトル検
出装置26としては、それぞれ図1の撮像装置3または
動きベクトル検出装置6を用いることが可能である。
【0040】また、トリガは、2つの物体が水平方向に
離れていくような動きを表す動きベクトルを検出した場
合ではなく、その他、例えば、2つの物体が水平方向に
近づくような動きベクトルを検出した場合や、1つの物
体が垂直方向に上昇するような動きベクトルを検出した
場合などにかけるようにすることができる。この場合、
ユーザは、例えば両腕を近づけたり、右または左腕を挙
げることなどによって、トリガをかけることが可能とな
る。
【0041】以上の図2乃至図4の実施例では、身体を
使ってトリガをかけるようにしたが、トリガは、その
他、例えば、ユーザが、普段身につけている物などを用
いてかけるようにすることも可能である。図5は、ユー
ザが、普段身につけている物として、例えば指輪を利用
して、制御装置5にトリガをかける場合の認識装置10
の構成例を示している。この場合、認識装置10は、フ
ォトダイオード29およびデコーダ30で構成され、ま
た、ユーザが身につけている指輪27には、図示せぬス
イッチを操作すると、所定の変調信号としての、例えば
赤外線を発する発光部28が取り付けられている。
【0042】フォトダイオード29は、発光部28が発
光する赤外線を受光し、電気信号に変換(光電変換)す
るようになされている。デコーダ30は、フォトダイオ
ード29が出力する電気信号が、特定の変調パターンを
有するか否かを判定し、特定の変調パターンを有する場
合、制御装置5にトリガをかけるようになされている。
【0043】次に、その動作について説明する。ユーザ
は、テレビジョン受像機であるディスプレイ装置7を操
作しようとする場合、発光部28のスイッチを操作す
る。これにより、発光部28からは、特定の変調パター
ンを有する赤外線が出射される。この赤外線は、フォト
ダイオード29で受光され、電気信号に変換されて、デ
コーダ30に供給される。デコーダ30では、フォトダ
イオード29からの電気信号が所定の変調パターンを有
するかどうかが判定され、所定の変調パターンを有しな
い場合、特に処理は行われない。また、フォトダイオー
ド29からの電気信号が所定の変調パターンを有する場
合、デコーダ30は、制御装置5に認識信号を出力す
る。制御装置5は、デコーダ30からの認識信号をトリ
ガとして、ディスプレイ装置7に、メニュー8およびカ
ーソル9を表示させる。
【0044】次に、図6のフローチャートを参照して、
図1の制御システムの動作について、さらに説明する。
まず、最初にステップS1において、認識装置10から
の所定の認識信号を受信することができたか否かが、制
御装置5(CPU11)によって判定される。ステップ
S1において、認識信号を受信することができなかった
と判定された場合、ステップS1に戻る。また、ステッ
プS1において、認識信号を受信することができたと判
定された場合、即ち、ユーザが、遠隔制御を行おうとし
て、所定のアクションを起こし、これにより、図2乃至
図5で説明したようにして、制御装置5に、トリガがか
けられた場合、ステップS2に進み、制御装置5は、デ
ィスプレイ装置7にメニュー8を表示させる。
【0045】ここで、図7は、メニュー8の第1表示例
を示している。この実施例では、メニュー8は、チャン
ネルを選択(変更)するためのものとされており、選択
エリア33,ENTERエリア、および消去エリア34
を有している。
【0046】選択エリア33は、複数の選択肢として、
チャンネルを直接選択するための1,3,4,6,8,
12,16、および42(これらは、チャンネルを表
す)、外部入力端子を選択するためのV1,V2、およ
びV3(これらは、外部入力端子を表す)、並びにチャ
ンネルをアップまたはダウンさせるためのUPまたはD
Nを有している。ENTER(確定)エリア33は、選
択エリア32の右隣に配置されており、選択エリア32
の選択肢の選択を確定するときに用いられる。消去エリ
ア34は、ENTERエリア33の右隣に配置されてお
り、メニュー8およびカーソル9を消去するときに用い
られる。
【0047】なお、ディスプレイ装置7の画面の、最も
左上の座標を(0,0)とするとともに、最も右下の座
標を(Xmax,Ymax)とするとき(但し、0<Xmax
max)、図7の実施例では、メニュー8は、X0<x
<Xmax,Y1<y<Y2の範囲に表示されている。そ
して、選択エリア32は、X0<x<X1,Y1<y<
Y2の範囲に、ENTERエリア33は、X1<x<X
2,Y1<y<Y2の範囲に、消去エリア34は、X2
<x<Xmax,Y1<y<Y2の範囲に、それぞれ配置
されている。
【0048】以上のようなメニュー8の表示後、ステッ
プS3に進み、制御装置5は、ディスプレイ装置7に、
さらに、カーソル9を表示させる。なお、このとき、カ
ーソル9は、ディスプレイ装置7上の所定のデフォルト
の位置に表示される。図7の実施例では、選択エリア3
2の選択肢「4」(4チャンネル)が、デフォルトの位
置とされている(但し、デフォルトの位置は、選択エリ
ア32の選択肢のいずれかの表示位置に固定するのでは
なく、例えば、ディスプレイ装置7が表示している番組
のチャンネルに対応する選択肢の表示位置にすることな
ども可能である)。さらに、このとき、必要に応じて、
カーソル9の位置を分かりやすくするためのカーソル補
助情報も表示される。図7の実施例では、カーソル補助
情報として、カーソル9が位置している選択肢「4」の
部分が、他の選択肢と異なる色で表示されている。
【0049】ここで、図7の実施例では、カーソル9
は、十字形状のカーソルとされているが、カーソル9の
形状は、十字形状の他、例えば矢印形状その他にするこ
とが可能である。
【0050】ステップS3では、上述のように、カーソ
ル9が表示される他、撮像装置3による画像の撮像が開
始される。撮像装置3で撮像された最初の画像は、フレ
ームメモリ4に供給されて記憶される。そして、その後
に、撮像装置3で撮像された画像は、制御装置5を介し
て動きベクトル検出装置6に供給され、ステップS4に
おいて、その画像内において動いている物体すべてにつ
いての動きベクトルが検出される。
【0051】ここで、動きベクトル検出装置6では、撮
像装置3が出力する画像と、フレームメモリ4に記憶さ
れた画像との差分を演算し、その結果得られる差分画像
についての動きベクトルを、撮像装置3が出力する画像
の動きベクトルとして検出するようになされている。撮
像装置3は、上述したようにディスプレイ装置7の上に
固定されているから、撮像装置3が出力する画像の背景
が大きく変化することはない。従って、差分画像のデー
タ量は、撮像装置3が出力する画像と比較して、そのデ
ータ量が少なくなるので、少ない演算量で動きベクトル
を求めることが可能となる。
【0052】また、動きベクトル検出装置6において
は、差分画像を、例えば16画素×16画素のマクロブ
ロックなどに分割して動きベクトルを求めるようになさ
れている。
【0053】動きベクトルの検出後は、ステップS5に
進み、その動きベクトルに対応して、ディスプレイ装置
7に表示されたカーソル9が、制御装置5によって移動
(移動制御)される。即ち、動きベクトルを(XMV,Y
MV)、カーソル9がいま位置している座標を、
(Xold,Yold)とするとき、カーソル9を新しく表示
する位置の座標(Xnew,Ynew)が、例えば次式にした
がって計算される。
【0054】 (Xnew,Ynew)=(Xold,Yold)+α(XMV,YMV) (1) 但し、αは、動きベクトルを適切な大きさにするための
所定の定数である。
【0055】ここで、動きベクトル検出装置6において
は、動きベクトルが複数検出される場合がある。このよ
うな場合は、複数の動きベクトルのうち、例えば、その
大きさが最も大きいものを検出し、その動きベクトル
を、カーソル9の座標を求めるのに用いるようにするこ
とができる。あるいは、複数の動きベクトルを、ほぼ同
一の方向を向いているものどうしでグループ化し、動き
ベクトルの数が最も多いグループに属する動きベクトル
の、例えば平均値などを求め、それを、カーソル9の座
標を求めるのに用いるようにすることなども可能であ
る。
【0056】座標(Xnew,Ynew)が求められると、ス
テップS6において、制御装置5によって、座標(X
new,Ynew)で表される位置に、カーソル9が移動され
る。さらに、制御装置5は、カーソル9の座標
(Xnew,Ynew)が、式X0<Xnew<X1およびY1
<Ynew<Y2を満たすかどうか、即ち、カーソル9
が、選択エリア32内に存在するかどうかを判定する。
カーソル9が選択エリア32内に存在する場合、カーソ
ル9が位置する選択肢が、いままで他の選択肢と異なる
色で表示されていた選択肢に代えて、その異なる色で表
示され、ステップS7に進む。
【0057】ここで、動きベクトル検出装置6では、撮
像装置3から出力される画像の中で、動いている物体に
ついての動きベクトルが検出され、制御装置5では、そ
の動きベクトルに対応してカーソル9が移動されるか
ら、ユーザは、例えば腕などを小さく上方または下方に
動かすことによって、カーソル9を、いまカーソル9が
位置していた選択肢「4」から、それに隣接する選択肢
「3」または「6」に移動させることができる。また、
ユーザは、腕を大きく上方または下方に動かすことによ
って、選択肢「4」から、より離れた位置にある選択肢
に、カーソル9を移動させることができる。
【0058】あるいは、また、例えば、ユーザは、腕を
大きく下方に動かすことによって、選択肢「4」から下
方に離れた位置にある選択肢「10」などに、カーソル
9を移動させた後、腕の位置を元に戻し、さらに、腕を
小さく上方に動かすことによって、選択肢「10」の上
方に隣接する選択肢「8」などに、カーソル9を移動さ
せることができる。但し、腕を大きく下方に動かして、
カーソル9を選択肢「10」に移動させた後、腕の位置
を元に戻さず、そのまま、腕を小さく上方に動かすこと
によって、カーソル9を、選択肢「8」に移動させるよ
うにすることなども可能である。
【0059】なお、図7の実施例では、選択エリア32
は、選択肢が、垂直方向に1次元に配列されて構成され
ており、従って、この場合、ユーザは、カーソル9を垂
直方向に移動させることが多い。カーソル9を垂直方向
に移動させる場合、ユーザは、上述したように腕を垂直
方向に動かせば良いが、腕を、正確に垂直方向に動かす
のは困難であり、通常は、垂直方向から幾分傾いた方向
に、腕を動かすことが多い。そこで、動きベクトルを適
切な大きさにするための所定の定数γと、この定数γよ
り小さい定数βを用意し、カーソル9を、次式で示され
る座標(Xnew,Ynew)に移動させるようにすることが
できる。
【0060】 (Xnew,Ynew)=(Xold,Yold)+(βXMV,γYMV) (2)
【0061】この場合、水平方向の動きよりも、垂直方
向の動きを反映した位置に、カーソル9が移動されるの
で、ユーザが、垂直方向から幾分傾いた方向に、腕を動
かしたとしても、カーソル9を、選択エリア32内を移
動させることができる。
【0062】一方、カーソル9の座標(Xnew,Ynew
が、式X0<Xnew<X1またはY1<Ynew<Y2のい
ずれか、あるいは両方を満たさない場合、ステップS7
に進み、カーソル9が、選択肢の選択を確定するための
条件(以下、適宜、確定条件(またはENTER条件)
という)を満たすかどうかが、制御装置5によって判定
される。
【0063】具体的には、例えば、図7の実施例では、
カーソル9の座標(Xnew,Ynew)が、式X1<Xnew
<X2およびY1<Ynew<Y2を満たすかどうか、即
ち、カーソル9が、ENTERエリア33内に存在する
かどうかが判定される。ステップS7において、カーソ
ル9が、ENTERエリア33内に存在しないと判定さ
れた場合、ステップS4に戻る。
【0064】また、ステップS7において、カーソル9
が、ENTERエリア33内に存在すると判定された場
合、即ち、カーソル9が、選択エリア32のいずれかの
選択肢の位置から、ENTERエリア33に移動された
場合、制御装置5は、その選択肢の選択が確定されたも
のとし、ステップS8において、その選択肢に対応した
制御を行う。
【0065】即ち、選択の確定された選択肢が、例えば
選択肢「8」である場合、制御装置5は、テレビジョン
受像機であるディスプレイ装置7に、8チャンネルの番
組を表示させる。また、選択の確定された選択肢が、例
えば選択肢「V1」である場合、制御装置5は、ディス
プレイ装置7に、その外部入力端子V1に供給されてい
る画像を表示させる。さらに、選択の確定された選択肢
が、例えば選択肢「UP」である場合、制御装置5にお
いて、ディスプレイ装置7の表示チャンネルが1だけイ
ンクリメントされる。
【0066】その後、ステップS9に進み、カーソル9
が、メニュー8およびカーソル9を消去するための条件
(以下、適宜、消去条件という)を満たすかどうかが、
制御装置5によって判定される。
【0067】具体的には、例えば、図7の実施例では、
カーソル9の座標(Xnew,Ynew)が、式X2<Xnew
およびY1<Ynew<Y2を満たすかどうか、即ち、カ
ーソル9が、消去エリア34内に存在するかどうかが判
定される。ステップS9において、カーソル9が、消去
エリア34内に存在しないと判定された場合、ステップ
S4に戻る。
【0068】また、ステップS9において、カーソル9
が、消去エリア34内に存在すると判定された場合、ス
テップS10に進み、メニュー8およびカーソル9が、
ディスプレイ装置7上から消去され、ステップS1に戻
り、再び、トリガがかけられるのを待って、ステップS
2以降の処理が行われる。
【0069】なお、カーソル9は、メニュー8内のみを
移動させることができるようにすることが可能である。
これは、ステップS5において求められたカーソル9の
座標(Xnew,Ynew)が、式Xnew<X0を満たす場合
はXnew=X0と、式Xmax<Xnewを満たす場合はXnew
=Xmaxと、式Ynew<Y1を満たす場合はYnew=Y1
と、式Y2<Ynewを満たす場合はYnew=Y2とするよ
うにすれば良い。
【0070】次に、図8は、メニュー8の第2表示例を
示している。図7の実施例では、ENTERエリア33
にカーソル9が移動されたときに、その直前にカーソル
9が位置していた選択肢の選択が確定されるようになさ
れていたが、図8の実施例では、カーソル9が位置して
いる選択肢の選択が、即座に確定されるようになされて
いる。
【0071】即ち、この場合、トリガがかけられると、
メニュー8が表示される。図8の実施例では、メニュー
8は、図7で説明したENTERエリア33でもある選
択エリア32および消去エリア34で構成されている。
メニュー8は、図7における場合と同様に、X0<x<
max,Y1<y<Y2の範囲に表示されている。そし
て、選択エリア32は、X0<x<X1,Y1<y<Y
2の範囲に、消去エリア34は、X1<x<Xmax,Y
1<y<Y2の範囲に、それぞれ配置されている。
【0072】以上のようなメニュー8の表示後、カーソ
ル9が、メニュー8に近接する、例えば図中点線で示す
位置に表示される。ここで、図8の実施例において、カ
ーソル9を最初に表示させる位置を、選択エリア32の
選択肢のうちのいずれかとしないのは、そのようにする
と、カーソル9が表示されるのと同時に、その表示位置
にある選択肢の選択が、ユーザの意志とは無関係に、即
座に確定されてしまうからである。
【0073】カーソル9が表示された後は、ユーザは、
上述したようにしてカーソル9を移動する。そして、カ
ーソル9の座標(Xnew,Ynew)が、式X0<Xnew
X1およびY1<Ynew<Y2を満たす場合、つまり、
カーソル9が選択エリア32内に存在する場合、カーソ
ル9が位置する選択肢の表示色が変更され、さらに、そ
の選択が確定される。これにより、その選択肢に対応し
た処理が、制御装置5によって行われる。即ち、図8の
実施例では、選択エリア32は、ENTERエリア33
も兼ねており、従って、カーソル9が、いずれかの選択
肢の位置に移動されると、その選択肢の選択が即座に確
定され、上述したようなチャンネルの変更などが行われ
る。
【0074】また、カーソル9の座標(Xnew,Ynew
が、式X1<Xnew<XmaxおよびY1<Ynew<Y2を
満たす場合、つまり、カーソル9が、消去エリア34に
移動された場合、メニュー8およびカーソル9が消去さ
れる。
【0075】なお、カーソル9が、メニュー8からあま
り離れた位置に移動しないように、カーソル9の座標
(Xnew,Ynew)が、式Xnew<XL(但し、XLは、
X0より幾分小さな値とする)を満たす場合はXnew
XLと、式Xmax<Xnewを満たす場合はXnew=X
maxと、式Ynew<Y1を満たす場合はYnew=Y1と、
式Y2<Ynewを満たす場合はYnew=Y2とするように
するのが望ましい。
【0076】また、この場合、チャンネルをアップまた
はダウンさせるための選択肢「UP」または「DN」に
ついては、選択肢「UP」または「DN」の位置に、カ
ーソル9が移動されたときに、表示チャンネルを1だけ
アップまたはダウンさせ、その後、カーソル9が、選択
肢「UP」または「DN」の位置から、所定の時間が経
過しても移動されなかったときには、表示チャンネルを
連続してアップまたはダウンさせるようにすることが可
能である。
【0077】次に、図9は、メニュー8の第3表示例を
示している。この実施例においては、メニュー8は、選
択エリア32と、ENTERエリア33を兼ねる消去エ
リア34とで構成され、選択エリア32は、選択肢が円
形に配置されて構成されている。さらに、この実施例で
は、選択エリア32は、図7(図8)に示したものか
ら、選択肢「V3」、「UP」、および「DN」を除い
た選択肢で構成されている。
【0078】この場合、メニュー8は、XL<x<X
max,YL<y<Ymaxの範囲に表示されている。そし
て、例えば、XC=(XL+Xmax)/2,YC=(YL
+Ymax)/2とするとき、選択エリア32は、点
(XC,YC)を中心とする半径R1の円の外側であっ
て、同じく点(XC,YC)を中心とする半径R2の円の
内側に配置されている(但し、R1<R2)。また、X
L<x<Xmax,YL<y<Ymaxの範囲内であって、点
(XC,YC)を中心とする半径R2の円の外側が、EN
TERエリア33を兼ねる消去エリア34とされてい
る。
【0079】以上のようなメニュー8が表示された場
合、カーソル9は、例えば点(XC,YC)に表示され
る。その後、ユーザは、上述したようにしてカーソル9
を移動する。そして、カーソル9の座標(Xnew
new)が、式R12<(Xnew−XC2+(Ynew
C2<R22を満たす場合、つまりカーソル9が選択
エリア32内に存在する場合、カーソル9が位置する選
択肢の表示色が変更される。
【0080】また、カーソル9の座標(Xnew,Ynew
が、式R22<(Xnew−XC2+(Ynew−YC2を満
たす場合、つまり、カーソル9が、消去エリア34に移
動された場合、その直前にカーソル9が位置していた選
択肢の選択が確定され、その選択肢に対応した処理が、
制御装置5によって行われるとともに、メニュー8およ
びカーソル9が消去される。
【0081】なお、カーソル9が、メニュー8からあま
り離れた位置に移動しないように、カーソル9の座標
(Xnew,Ynew)が、式Xnew<XLを満たす場合はX
new=XLと、式Xmax<Xnewを満たす場合はXnew=X
maxと、式YL<Ynewを満たす場合はYnew=YLと、
式Ymax<Ynewを満たす場合はYnew=Ymaxとするよう
にするのが望ましい。
【0082】次に、図10は、メニュー8の第4表示例
を示している。この実施例は、消去エリア34ではな
く、選択エリア32が、ENTERエリア33を兼ねて
いる他は、図9の実施例と同様に構成されている。従っ
て、このメニュー8によれば、カーソル9が位置してい
る選択肢の選択が、即座に確定され、その選択肢に対応
して、表示チャンネルの変更が行われる。
【0083】以上のように、図1の制御システムによれ
ば、ユーザは、リモコンによらず、テレビジョン受像機
であるディスプレイ装置7を遠隔制御することができ
る。従って、従来、リモコンを使用する場合に必要であ
ったリモコン用の電池が不要となる。さらに、複数のユ
ーザが遠隔制御を行う場合に必要となるリモコンの受け
渡しも不要となる。
【0084】さらに、この制御システムによれば、撮像
装置3が撮像した画像内に、動いている物体(例えば指
を広げた手や、明るく光る指輪、身体全体、ユーザが所
持している物など、どのような物体であっても良い)が
あれば、その物体の動きに対応してカーソル9が移動さ
れるので、例えば手の不自由なユーザであっても、脚や
頭などを動かすことによって、ディスプレイ装置7の遠
隔制御を行うことができる。
【0085】また、認識装置10では、あるパターンの
認識だけを行えば良いので(上述したように、特定の単
語や、特定の形状の認識のみを行えば良いので)、認識
装置10は簡素に構成することができる。
【0086】さらに、図1の制御システムでは、カーソ
ル9の移動を、特定の物体の動きに対応して行うのでは
なく、任意の動いている物体に対応して行うようにした
ので、動いている物体が、何であるか分からなくても、
遠隔制御を行うことができる。
【0087】以上、本発明を、テレビジョン受像機であ
るディスプレイ装置7を遠隔制御する制御システムに適
用した場合について説明したが、本発明は、テレビジョ
ン受像機の他、あらゆる電子機器を遠隔制御する場合に
適用可能である。
【0088】なお、本実施例においては、例えば蛍光灯
などでなる照明装置1で照明された物体を撮像装置3で
撮像するようにしたが、この他、例えば赤外線を照射す
る赤外線照明装置で照明された物体を、赤外線を通過さ
せるバンドパスフィルタを介して、赤外線を感知する素
子などでなる撮像装置(例えば、サーモグラフなど)で
撮像し、その出力を用いて、電子機器の遠隔制御を行う
ようにすることも可能である。
【0089】また、本実施例では、トリガがかけられた
場合に、チャンネルを変更するためのメニュー8を表示
するようにしたが、その他、例えば、ボリュームを調整
するためのメニューや、装置の初期設定などを行うため
のメニューなどを表示するようにすることも可能であ
る。このように複数のメニューを用意する場合は、トリ
ガがかけられたときに、複数のメニューのうちのいずれ
かを選択するためのメインメニューを表示するようにす
れば良い。
【0090】さらに、本実施例では、メニュー8および
カーソル9を表示した後、カーソル9を移動することで
選択肢を選択することによって遠隔制御を行うようにし
たが、メニュー8およびカーソル9を表示せずに遠隔制
御を行うようにすることも可能である。即ち、例えば、
テレビジョン受像機を遠隔制御の対象とする場合、水平
方向または垂直方向の動きベクトルが検出されたとき
に、その動きベクトルに対応して、チャンネルの変更ま
たはボリュームの調整(ボリュームの調整またはチャン
ネルの変更)をそれぞれ行うようにすることができる。
この場合、ユーザは、例えば腕などを左右または上下に
動かすことで、チャンネルの変更またはボリュームの調
整をそれぞれ行うことができる。
【0091】また、本実施例においては、メニュー8
を、ディスプレイ装置7の画面の一部に表示するように
したが、メニュー8は、この他、例えばディスプレイ装
置7の画面全体に表示するようにすることも可能であ
る。
【0092】
【発明の効果】請求項1に記載の制御装置および請求項
7に記載の制御方法によれば、画像が撮像され、その画
像における動きを検出される。そして、その動きに対応
して、電子機器が制御される。従って、電子機器を、リ
モートコマンダなしで、遠隔制御することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した、テレビジョン受像機である
ディスプレイ装置7を遠隔制御する制御システムの一実
施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の認識装置10の構成例を示す図である。
【図3】図1の認識装置10の構成例を示す図である。
【図4】図1の認識装置10の構成例を示す図である。
【図5】図1の認識装置10の構成例を示す図である。
【図6】図1の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図7】メニュー8の表示例を示す図である。
【図8】メニュー8の表示例を示す図である。
【図9】メニュー8の表示例を示す図である。
【図10】メニュー8の表示例を示す図である。
【符号の説明】
3 撮像装置 4 フレームメモリ 5 制御装置 6 動きベクトル検出装置 7 ディスプレイ装置 8 メニュー 9 カーソル 10 認識装置 32 選択エリア 33 ENTER(確定)エリア 34 消去エリア

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器を制御する制御装置であって、 画像を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により撮像された前記画像における動きを
    検出する動き検出手段と、 前記動き検出手段により検出された前記画像における動
    きに対応して、前記電子機器を制御する制御手段とを備
    えることを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 所定のメニューおよびカーソルを表示す
    る表示手段と、 前記画像における動きに対応して、前記カーソルを移動
    させるカーソル移動制御手段とをさらに備え、 前記メニューは、複数の選択肢でなる選択エリアを有
    し、 前記制御手段は、前記カーソルが位置している前記選択
    肢に対応した制御を行うことを特徴とする請求項1に記
    載の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、所定の入力があったと
    きに、前記所定のメニューおよびカーソルを表示するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記メニューは、前記選択エリアの他、
    所定の確定エリアをさらに有し、 前記制御手段は、前記カーソルが前記選択肢から、前記
    確定エリアに移動したとき、その選択肢の選択が確定さ
    れたものとし、その選択肢に対応した制御を行うことを
    特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記動き検出手段は、前記画像内におい
    て動いている物体すべてについての動きベクトルを検出
    し、 前記カーソル移動制御手段は、前記動きベクトルのう
    ち、大きさの最も大きいものに対応して、前記カーソル
    を移動させることを特徴とする請求項2に記載の制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記撮像手段により撮像された前記画像
    を記憶する記憶手段をさらに備え、 前記動き検出手段は、前記記憶手段に画像が記憶された
    後、前記撮像手段より出力される画像と、前記記憶手段
    に記憶された画像との差分を演算し、その結果得られる
    差分画像についての動きベクトルを、前記撮像手段より
    出力される画像の動きベクトルとして検出することを特
    徴とする請求項5に記載の制御装置。
  7. 【請求項7】 電子機器を制御する制御方法であって、 画像を撮像し、 その画像における動きを検出し、 その動きに対応して、前記電子機器を制御することを特
    徴とする制御方法。
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