JP2000009526A - 振動検出装置 - Google Patents

振動検出装置

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JP2000009526A
JP2000009526A JP10178543A JP17854398A JP2000009526A JP 2000009526 A JP2000009526 A JP 2000009526A JP 10178543 A JP10178543 A JP 10178543A JP 17854398 A JP17854398 A JP 17854398A JP 2000009526 A JP2000009526 A JP 2000009526A
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行夫 長岡
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を抑えて地震を検出する。 【解決手段】 振動レベル検出手段10、11、12の
信号が第1の所定レベル以上と判別した時に動作する信
号波形検出手段16と地震判別手段19とで構成されて
いる。これによって第1の所定レベル以上の信号になっ
たときのみ、信号波形検出手段16と地震判別手段19
が動作するので消費電力を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスメータなどに
設置されて地震の振動を検知する振動検出装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の振動検出装置は、特開平8
−247818号公報のようなものが知られていた。以
下、その方法について図10を参照しながら説明する。
【0003】図10に示すように、地震の振動に応じて
アナログ信号を出力する感震センサ1と、ガスの流れを
遮断する遮断弁2とがあり、感震センサ1から出力され
る信号がある設定値以上である時には遮断弁を閉じる制
御を行う制御装置3を備えた構成となっていた。ここ
で、4はインピーダンス変換回路、5は増幅回路、6は
フィルタ回路、7はコンパレータ回路、8はインターフ
ェイス回路、9は流量センサである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術では、感震センサ1から制御装置3まですべてに通
電しておかなければならず、ガスメータのように電池を
電源に使用する装置では、電池の消耗が速く長期間の動
作が保証できないという課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、振動レベルを検出する振動レベル検出手段
と、前記振動レベル検出手段の信号が第1の所定レベル
以上か否かを判別する第1のレベル判別手段と、前記第
1のレベル判別手段が第1の所定レベル以上と判別した
時に、前記振動レベル検出手段の信号波形を検出する信
号波形検出手段と、前記信号波形検出手段の信号が地震
信号か否かを判別する地震判別手段とを備えた構成とし
た。
【0006】上記発明によれば、振動レベル検出手段が
第1の所定レベル以上になるまでは、信号波形検出手段
が動作せず、消費電流を抑えた状態で待機させることが
でき、低消費電力化が図れる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、振動レベルを検出する
振動レベル検出手段と、前記振動レベル検出手段の信号
が第1の所定レベル以上か否かを判別する第1のレベル
判別手段と、前記第1のレベル判別手段が第1の所定レ
ベル以上と判別した時に、前記振動レベル検出手段の信
号波形を検出する信号波形検出手段と、前記信号波形検
出手段の信号が地震信号か否かを判別する地震判別手段
とを備えた。そして、振動レベル検出手段が第1の所定
レベル以上になるまでは、信号波形検出手段が動作せ
ず、消費電流を抑えた状態で待機させることができ、低
消費電力化とすることができる。
【0008】また、振動レベルを検出する振動レベル検
出手段と、前記振動レベル検出手段の信号が第1の所定
レベル以上か否かを判別する第1のレベル判別手段と、
前記第1のレベル判別手段が第1の所定レベル以上と判
別した時に前記振動レベル検出手段の信号波形を検出す
る信号波形検出手段と、前記信号波形検出手段の検出し
た信号が第2の所定レベル以上か否かを判別する第2の
レベル判別手段と、前記第2のレベル判別手段が第2の
所定レベル以上と判別した時に前記信号波形検出手段の
信号が地震信号か否かを判別する地震判別手段とを備え
た。そして、振動レベル検出手段が第1の所定レベル以
上になるまでは、信号波形検出手段と第2のレベル判別
手段が動作せず、かつ第2の所定レベル以上になるまで
は、地震判別手段が動作せず、消費電流を抑えた状態で
待機させることができる。
【0009】また、第1のレベル判別手段は、振動レベ
ル検出手段から出力される信号の電圧レベルにより高イ
ンピーダンス半導体素子回路を動作させて判別する構成
とした。そして、振動レベル検出手段の信号により高イ
ンピーダンスの半導体素子回路を開閉してトリガ信号と
することで、低消費電流のスイッチ動作が可能とできる
とともに、振動の大きさに対応して信号波形検出手段の
起動が可能となり、常時信号波形検出手段が動作する必
要がなく低消費電流化が図れる。
【0010】また、第1のレベル判別手段は、振動レベ
ル検出手段から出力される信号の1方向の電圧レベルの
変化により動作させて判別する構成とした。そして、1
方向の電圧レベルのみとすることで、第1のレベル判別
手段の簡素化と低消費電流化が図れる。
【0011】また、複数個の振動レベル検出手段と、複
数個の第1のレベル判別手段からなり、複数個の第1の
レベル判別手段の出力信号は並列に接続され、いずれか
1つでも第1の所定レベル以上と判別すればその判別信
号が出力される構成とした。
【0012】そして、複数個のセンサの信号により、複
数方向の振動が検出できるとともに、並列接続とするこ
とで1個に比べ動作の個数が増加し見逃しを少なくする
ことができ信頼性を向上することができる。
【0013】また、複数個の振動レベル検出手段は、切
換えて1つの信号波形検出手段に入力する構成とした。
そして、切換えて入力することで信号波形検出手段の簡
素化と低消費電流化を可能とすることができる。
【0014】また、信号波形検出手段が所定時間になれ
ば検出動作を行い、第1のレベル判別手段と振動レベル
検出手段の異常確認を行うよう制御する動作確認手段を
備えた構成とした。そして、所定時間ごとに信号波形検
出手段を動作させて、第1レベル判別手段と振動レベル
検出手段の動作をチェックすることで異常を検出するこ
とができる。
【0015】また、第2のレベル判別手段は、第1のレ
ベル判別手段が第1の所定レベル以上と判別した後、所
定時間において複数回の検出動作と判別動作を繰り返し
て信号レベルを監視する構成とした。そして、所定時間
において監視することで、大小のレベル変動を伴う周期
的な信号を精度よく検出することができる。
【0016】また、地震判別手段が地震でないと判別し
た時でも、所定時間にわたって第2のレベル判別手段が
動作しつづける構成とした。そして、第1のレベル判別
手段を介さずにレベル判別が可能となり、誤動作の要因
を少なくすることがすることができる。
【0017】また、第2のレベル判別手段の検出レベル
すべてが、第1の所定レベル以下のとき、異常を報知す
る報知手段を設けた構成とした。そして、第2のレベル
判別手段での判別により、第1の所定レベルの動作を確
認することができ、信頼性を向上することができる。
【0018】また、電池を駆動電源とする構成とした。
そして、電池を駆動電源に使用することで電源のない屋
外でも設置することができるとともに、災害などで停電
が発生しても動作させることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0020】(実施例1)図1は本発明の実施例1の振
動検出装置のブロック図である。図1において、10、
11、12は、それぞれ直交するX、Y、Z方向の振動
加速度を検出するセンサX、センサY、センサZ、13
は各センサの信号を増幅するアンプ、14は、各センサ
と各アンプを収納した振動レベル検出手段としての振動
センサ、15は前記振動センサの信号が第1の所定レベ
ル以上か否かを判別する第1のレベル判別手段としての
高インピーダンス半導体素子のFET、16は前記振動
センサの信号波形を検出する信号波形検出手段としての
A/D変換器、17は、前記A/D変換器の検出した信
号が第2の所定レベル以上か否かを判別する第2のレベ
ル判別手段18と、第2の所定レベル以上と判別した時
に前記A/D変換器の信号が地震信号か否かを判別する
地震判別手段19とを処理するマイコンである。
【0021】ここで、20は振動センサの信号を切換え
る切換装置、21は切換信号を出力する切換出力器、2
2は前記FETの出力信号を入力する割込み入力器、2
3は動作確認手段24により異常が確認された時に異常
信号を出力する異常報知手段、25は地震報知手段、2
6はガス遮断装置、27、28,29、30は回路抵
抗、31はコンデンサ、32は電池、33は前記FET
の出力を接続する並列接続部である。
【0022】次に動作、作用について図2から図8を用
いて説明する。図2に示すように、本発明の振動センサ
14からの出力信号は、電池32を電源にした単電源駆
動のアンプ13を用いているため、振動がゼロの時、オ
フセット電圧を発生する。振動が検知されるとオフセッ
ト電圧を中心にして振動加速度に応じた信号の変動が発
生する。この信号の変動が、第1の所定レベル(例え
ば、80ガルから150ガル相当の電圧。100ガルが
最も適している。)を超えると、FET15が導通する
ように、抵抗28、29を用いて設定する。1つでもF
ET15が導通すると並列接続部33は、Highレベ
ルからLowレベルに変化する。この変化をトリガ信号
としてマイコン17の割込み入力器22が検知して、割
り込み処理を開始するのである。この構成では、振動セ
ンサ14の信号がオフセット電圧より増加した場合の1
方向の振動のみにしか判別できないが、第1の所定レベ
ルを低い振動レベル(例えば、100ガル相当の電圧)
に設定することで、検知レベルを上げて信号の見逃しを
防止することにしている。
【0023】図3に示すように、割り込み処理が開始す
ると、A/D変換器16によってセンサ信号を更に詳し
く測定する。すなわち、1つの割込み信号によってA/
D変換を所定時間(例えば、1秒間)、一定間隔(例え
ば、20ミリ秒間隔)で行いデジタル信号に変換する。
更に、3つのセンサを切換えながらA/D変換を行い、
3方向の信号からベクトル合成して正確な振動レベルを
検出するものである。ここで、切換時間は、1信号のA
/D変換が完了した後すぐに行うことで各方向の計測時
間を極力少なくなるようにする。本装置で対象にしてい
る地震振動は、1Hz前後の低い周波数の信号のため、
わずかな計測のずれ(数ミリ秒以下のずれ)は信号レベ
ルに影響を及ぼすことが少ないことを利用しているので
ある。また、所定時間A/D変換を繰り返しながら、ベ
クトル合成した信号レベルが、第2の所定レベル(例え
ば、200ガルから250ガル相当の電圧。230ガル
が最も適している。)と比較し、第2の所定レベル未満
であれば、再度割込み待機の状態になり、待機する状態
を繰り返す。
【0024】そして、図4のように、ベクトル合成した
信号レベルが第2の所定レベル以上の時は、地震信号か
どうか地震判別手段によって判別し、地震ではないと判
別した時は、再度割込み待機の状態になる。また、地震
と判別された時は、地震報知信号によりガス遮断装置を
動作させて待機する。
【0025】以上の処理のフローチャートを図5〜図7
に示す。ここで、図5に示す時間割込みは、定期的に振
動センサの信号を検出するためのもので、図6に示すよ
うに切換装置20を切換えて3方向の振動レベルを検出
する。検出した信号が所定のオフセット電圧と異常に違
っていたり、第1の所定レベル以上の信号が出ているに
もかかわらず、割込み信号が発生しないのかどうかな
ど、いろいろな異常状態をチェックすることができる。
何らかの原因で振動センサと第1のレベル判別手段の動
作が充分に機能しない場合でも、定期的に動作を確認す
ることで異常を早期に発見することができる。また、図
7に示すように、3方向のベクトル合成値が第2の所定
レベル以上と判別された時は、所定時間(例えば、1秒
から3秒。2秒が最も適している。)A/D変換処理を
繰り返し、所定時間の信号データから地震判別手段で地
震か否かを判別する。そして、所定時間経過しても地震
ではない時は、再び割込み待機の状態になる。
【0026】また、動作確認手段24は、図8のよう
に、第2のレベル判別手段が動作する所定時間(例え
ば、1秒から3秒。2秒が最も適している。)の検出レ
ベルが、すべて第1の所定レベル以下のとき、異常報知
手段が異常を報知する構成とした。
【0027】そして、第2のレベル判別手段での判別に
より、第1の所定レベルの動作を確認することができ、
信頼性を向上することができる。この異常は、異常を報
知するだけで動作を中止するほどの強制力はないが、長
期間にわたっていつもこの異常が報知されている場合
は、第1のレベル判別手段、または第2のレベル判別手
段の異常が発生しているものと考えられ、早期に改善す
ることができる。
【0028】このように、振動レベルが第1の所定レベ
ル以上になるまでは、A/D変換器や地震判別処理など
を動作させる必要がなく、消費電流を抑えた状態で待機
させることができ、低消費電力化とすることができる。
そして、3個のセンサで3方向の振動を検出すること
で、1個に比べ動作の個数が増加し見逃しを少なくする
ことができ信頼性を向上することができる。また、切換
えて入力することでA/D変換器は1個でよく回路の簡
素化と低消費電流化を可能とすることができる。
【0029】そして、高インピーダンスのFET1素子
を開閉してトリガ信号とすることで、回路の簡素化と低
消費電流のスイッチ動作が可能とできるとともに、振動
の大きさに対応して割込み処理の起動が可能となり、常
時A/D変換器が動作する必要がなく低消費電流化が図
れる。また、1方向の振動変化のみを対象としているこ
とで、レベル判別手段の簡素化と低消費電流化が図れ
る。また、所定時間ごとに信号波形検出手段を動作させ
て、第1レベル判別手段と振動センサの動作をチェック
することで早期に異常を検出することができる。そし
て、A/D変換を所定時間において監視することで、大
小のレベル変動を伴う周期的な信号でも精度よく検出す
ることができる。また、電池を駆動電源に使用すること
で電源のない屋外でも設置することができるとともに、
災害などで停電が発生しても動作させることができる。
また、振動レベル検出手段が低レベルの第1の所定レベ
ル以上になるまでは、信号波形検出手段と第2のレベル
判別手段が動作せず、かつ高レベルの第2の所定レベル
以上になるまでは、地震判別手段が動作せず、消費電流
を抑えた状態で待機させることができる。そして、第2
のレベル判別手段でベクトル合成した値を判別に用いて
レベル判別の精度を向上して低レベルでの誤動作を防止
することができる。
【0030】なお、本実施例では、FETを用いて説明
したが、C−MOS、MOS−FET、高インピーダン
スの低消費電力タイプのコンパレータなどを用いた場合
も同様の効果が得られる。また、振動センサとしては、
圧電タイプや静電容量タイプの加速度センサを用いると
よい。そして、3方向の信号に対して第1のレベル判別
手段を配置したが、地震振動は水平方向に発生すること
が多いので、水平2方向のみに第1のレベル判別手段を
配置してもよいし、更に簡素化と低消費電流化を図るた
めには、水平方向のうちいずれか1方向のみに第1のレ
ベル判別手段を用いてもよい。
【0031】(実施例2)実施例2について、図1と図
9を用いて説明する。図9は本発明の実施例2の振動検
出装置を示すタイミングチャートである。実施例1と異
なる点は、第2のレベル判別手段が第2の所定レベル以
上と判別し、地震判別手段が動作して、その判別結果が
地震でないと判別した時でも、所定時間にわたって第2
のレベル判別手段が動作しつづける構成としたことにあ
る。
【0032】次に動作、作用について図9を用いて説明
する。第1のレベル判別手段により割込み信号が入力さ
れ、第2のレベル判別手段が動作する。そして、第2の
レベル判別手段が第2の所定レベル以上と判別し地震判
別手段が動作する。そして、地震ではないと判別した
時、実施例1では、再び割込み待機の状態としたが、実
施例2では、第2のレベル判別手段を所定時間(例え
ば、5秒から60秒間。30秒が最もよい。)または、
振動が所定レベル(例えば、80ガルから200ガル以
下。80ガル以下が最もよい。)が所定時間(例えば、
10秒間。)継続するまで動作させる構成とした。所定
時間または所定レベル以下が所定時間継続するいずれか
の現象が第2のレベル判別手段によって確認された時、
第2のレベル判別手段の処理を中止し、割込み待機の状
態になる。
【0033】このように、第1のレベル判別手段を介さ
ずにレベル判別が可能となり、誤動作の要因を少なくす
ることがすることができる。特に、1度、第1のレベル
判別手段で振動が検知された後、余震が続くことが充分
に考えられ、いちいち第1のレベル判別手段を介して第
2のレベル判別手段を起動しているより、第1のレベル
判別手段の動作の影響を受けず、かつより速く第2のレ
ベル判別手段が起動することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の振動検出装
置によれば、次の効果が得られる。
【0035】振動レベル検出手段の信号が第1の所定レ
ベル以上と判別した時に、信号波形検出手段と地震判別
手段が動作することで、振動レベル検出手段が第1の所
定レベル以上になるまでは、信号波形検出手段と地震判
別手段が動作せず、消費電流を抑えた状態で待機させる
ことができ、低消費電力化とすることができる。
【0036】また、振動レベル検出手段の信号が第1の
所定レベル以上と判別した時に前記振動レベル検出手段
の信号波形を検出する信号波形検出手段と、前記信号波
形検出手段の検出した信号が第2の所定レベル以上と判
別した時に地震信号か否かを判別する地震判別手段とを
備えることで、振動レベル検出手段が第1の所定レベル
以上になるまでは、信号波形検出手段と第2のレベル判
別手段が動作せず、かつ第2の所定レベル以上になるま
では、地震判別手段が動作せず、消費電流を抑えた状態
で待機させることができる。
【0037】そして、振動レベル検出手段から出力され
る信号の電圧レベルにより高インピーダンス半導体素子
回路を動作させて判別することで、低消費電流のスイッ
チ動作が可能とできるとともに、振動の大きさに対応し
て信号波形検出手段の起動が可能となり、常時信号波形
検出手段が動作する必要がなく低消費電流化が図れる。
【0038】また、1方向の電圧レベルのみとすること
で、第1のレベル判別手段の簡素化と低消費電流化が図
れる。
【0039】そして、複数個のセンサの信号により、複
数方向の振動が検出できるとともに、1個に比べ動作の
個数が増加し見逃しを少なくすることができ信頼性を向
上することができる。
【0040】また、複数個の振動レベル検出手段を切換
えて1つの信号波形検出手段に入力することで、信号波
形検出手段の簡素化と低消費電流化を可能とすることが
できる。さらに、所定時間ごとに信号波形検出手段を動
作させて、第1レベル判別手段と振動レベル検出手段の
動作をチェックすることで異常を検出することができ
る。
【0041】また、所定時間において第2のレベル判別
手段を動作することで、大小のレベル変動を伴う周期的
な信号でも精度よく検出することができる。
【0042】そして、地震判別手段が地震でないと判別
した時でも、所定時間にわたって第2のレベル判別手段
が動作しつづける構成とすることで、第1のレベル判別
手段を介さずにレベル判別が可能となり、誤動作の要因
を少なくすることがすることができる。
【0043】また、第2のレベル判別手段の検出レベル
すべてが、第1の所定レベル以下のとき異常を報知する
ことで、第2のレベル判別手段での判別により、第1の
所定レベルの動作を確認することができ、信頼性を向上
することができる。
【0044】また、電池を駆動電源に使用することで電
源のない屋外でも設置することができるとともに、災害
などで停電が発生しても動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の振動検出装置のブロック図
【図2】同振動検出装置の動作を示す信号波形図
【図3】同振動検出装置の動作を示すタイミングチャー
【図4】同振動検出装置の動作を示すタイミングチャー
【図5】同振動検出装置の処理を示すフローチャート
【図6】同振動検出装置の処理を示すフローチャート
【図7】同振動検出装置の処理を示すフローチャート
【図8】同振動検出装置の処理を示すフローチャート
【図9】本発明の第2の実施例を示すタイミングチャー
【図10】従来の振動検出装置を示すブロック図
【符号の説明】
10 センサX(振動レベル検出手段) 11 センサY(振動レベル検出手段) 12 センサZ(振動レベル検出手段) 15 FET(第1のレベル判別手段) 16 A/D変換器(信号波形検出手段) 18 第2のレベル判別手段 19 地震判別手段 20 切換装置 21 切換出力器 22 割込み入力器 23 異常報知手段 24 動作確認手段 25 地震報知手段 32 電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2G064 AB01 AB02 AB03 AB19 BA02 CC02 CC22 CC26 CC43 CC46 CC54 DD04 DD13 DD27

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動レベルを検出する振動レベル検出手段
    と、前記振動レベル検出手段の信号が第1の所定レベル
    以上か否かを判別する第1のレベル判別手段と、前記第
    1のレベル判別手段が第1の所定レベル以上と判別した
    時に、前記振動レベル検出手段の信号波形を検出する信
    号波形検出手段と、前記信号波形検出手段の信号が地震
    信号か否かを判別する地震判別手段とを備えた振動検出
    装置。
  2. 【請求項2】振動レベルを検出する振動レベル検出手段
    と、前記振動レベル検出手段の信号が第1の所定レベル
    以上か否かを判別する第1のレベル判別手段と、前記第
    1のレベル判別手段が第1の所定レベル以上と判別した
    時に前記振動レベル検出手段の信号波形を検出する信号
    波形検出手段と、前記信号波形検出手段の検出した信号
    が第2の所定レベル以上か否かを判別する第2のレベル
    判別手段と、前記第2のレベル判別手段が第2の所定レ
    ベル以上と判別した時に前記信号波形検出手段の信号が
    地震信号か否かを判別する地震判別手段とを備えた振動
    検出装置。
  3. 【請求項3】第1のレベル判別手段は、振動レベル検出
    手段から出力される信号の電圧レベルにより高インピー
    ダンス半導体素子回路を動作させて判別する請求項1ま
    たは2記載の振動検出装置。
  4. 【請求項4】第1のレベル判別手段は、振動レベル検出
    手段から出力される信号の1方向の電圧レベルの変化に
    より動作させて判別する請求項3記載の振動検出装置。
  5. 【請求項5】複数個の振動レベル検出手段と、複数個の
    第1のレベル判別手段からなり、前記複数個の第1のレ
    ベル判別手段の出力信号は並列に接続され、いずれか1
    つでも第1の所定レベル以上と判別すれば、その判別信
    号が出力される請求項1から4のいずれか1項記載の振
    動検出装置。
  6. 【請求項6】複数個の振動レベル検出手段の信号は、切
    換えて1つの信号波形検出手段に入力する請求項1から
    5のいずれか1項記載の振動検出装置。
  7. 【請求項7】信号波形検出手段が所定時間になれば検出
    動作を行い、第1のレベル判別手段と振動レベル検出手
    段の異常確認を行うよう制御する動作確認手段を備えた
    請求項1から6のいずれか1項記載の振動検出装置。
  8. 【請求項8】第2のレベル判別手段は、第1のレベル判
    別手段が第1の所定レベル以上と判別した後、所定時間
    にわたって複数回の検出動作と判別動作を繰り返して信
    号レベルを監視する請求項4から7のいずれか1項記載
    の振動検出装置。
  9. 【請求項9】地震判別手段が地震でないと判別した時で
    も、所定時間にわたって第2のレベル判別手段が動作し
    つづける請求項4から8のいずれか1項記載の振動検出
    装置。
  10. 【請求項10】第2のレベル判別手段の検出レベルすべ
    てが、第1の所定レベル以下のとき、異常を報知する異
    常報知手段を設けた請求項4から9のいずれか1項記載
    の振動検出装置。
  11. 【請求項11】電池を駆動電源とした請求項1から10
    のいずれか1項記載の振動検出装置。
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