JP2000007972A - 孔版印刷用エマルションインキ - Google Patents

孔版印刷用エマルションインキ

Info

Publication number
JP2000007972A
JP2000007972A JP19100498A JP19100498A JP2000007972A JP 2000007972 A JP2000007972 A JP 2000007972A JP 19100498 A JP19100498 A JP 19100498A JP 19100498 A JP19100498 A JP 19100498A JP 2000007972 A JP2000007972 A JP 2000007972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
ink
aluminum
rosin
stencil printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19100498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3614668B2 (ja
Inventor
Tomoji Nagashima
智司 長島
Hiromichi Yamada
弘道 山田
Shoichi Ikejima
昭一 池嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP19100498A priority Critical patent/JP3614668B2/ja
Priority to DE1999623884 priority patent/DE69923884T2/de
Priority to EP19990111231 priority patent/EP0967256B1/en
Priority to US09/337,503 priority patent/US6117221A/en
Priority to CNB991088778A priority patent/CN1158362C/zh
Publication of JP2000007972A publication Critical patent/JP2000007972A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3614668B2 publication Critical patent/JP3614668B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/023Emulsion inks
    • C09D11/0235Duplicating inks, e.g. for stencil printing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルキド樹脂又はロジン変性樹脂を油相中に
含有する孔版印刷用油中水滴(W/O)型エマルションイン
キの保存安定性を向上させ、しかもインキ放置時のイン
キ皮膜表面等に見られる粘度上昇を抑制し、印刷機使用
後、時間が経過したあと再印刷したときの印刷性の立ち
上がりを良くする。 【解決手段】 油相に添加されるアルキド樹脂又はロジ
ン変性樹脂をアルミニウムキレート化合物又はアルミニ
ウムアルコラートと反応させて油相中に含有させる。反
応は、樹脂の酸価を好ましくは10以下まで低下させる
に十分な温度で加熱し、好ましくはアルミニウムキレー
ト化合物又はアルミニウムアルコラートに対して0.5〜
2.5モルの高級脂肪酸又は高級アルコールを同時に反応
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、孔版印刷用油中水
滴(W/O)型エマルションインキに関し、詳しくは、エマ
ルションの保存安定性に優れ、しかもインキ放置時のイ
ンキ皮膜表面等に見られる粘度上昇が抑制された孔版印
刷用油中水滴(W/O)型エマルションインキに関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷方式は、サーマルプリンティン
グヘッドで感熱孔版原紙を穿孔する製版方式を採用して
画像処理のデジタル化が図られるようになったため、高
品位の印刷物を短時間で、しかも簡便に得られるように
なってきた。そのため、情報処理端末としてもますます
その利便性が認められている。
【0003】孔版印刷システムは、オフセット・グラビ
ア・凸版というような印刷方式に比べて、専門のオペレ
ーターを必要としない操作性の良さ、簡便性が一つの特
徴である。すなわち、操作に熟練を要しないで済むこと
と、使用後に特に洗浄のような煩雑な作業を必要としな
い点が利点である。
【0004】また、孔版印刷の印刷対象物としては、コ
ート紙やアート紙のような紙が使用されることは少な
く、更紙や上質紙のような吸収性の高い紙が用いられる
ことが多い。そのため、インキとしては、紫外線硬化型
の定着方式を採用したものも一部で提案されているが
(特開平1-318073号公報、特開平2-41376号公報)、多
くの場合、浸透乾燥の定着方式によるエマルションタイ
プのインキが用いられる(特開昭51-104907号公報、特
開昭54-23601号公報等)。
【0005】さらに、上述のサーマルプリンティングヘ
ッドを用いた感熱製版方式では、以前の赤外線やキセノ
ンフラッシュをエネルギー源とした方式に比べて、原紙
の穿孔サイズが規格化され、インキの転移量を制御しや
すくなった。このため、インキの転移量が多過ぎて、裏
移りや滲み等の不具合が発生する確率が減り、飛躍的に
画像品位が向上してきた。
【0006】しかし、画質の指標となるインキの印刷濃
度、定着性、滲み、裏移り、擦れ等については、インキ
の転移量との関係が極めて強く、インキの物性のうちで
は粘度の影響度合いが大きい。そのため、孔版印刷用イ
ンキを設計するにあたっては、インキの粘度が経時的に
安定していることが強く望まれていた。
【0007】孔版印刷用油中水滴(W/O)型エマルション
インキにおいては、インキの印刷適性を向上させるため
に、油相中にアルキド樹脂やロジン変性樹脂が添加され
ることが多い。しかし、これらの樹脂は極性が高いた
め、エマルションの保存安定性を損なうことが多い。そ
こで、エマルションの安定性を高めるために、エマルシ
ョンの粒径を小さくする方法(特開平7-179799号公
報)、水相に水溶性高分子を添加する方法(特公昭44-2
165号公報)、水相に金属塩を添加する方法(特開平7-1
50091号公報)、活性剤を選択する方法(特開平2-20997
6号公報、特開平6-145576号公報、特開平6-145577号公
報、特開平6-329970号公報、特開平7-157701号公報)な
どの他に、油相の粘度を高める方法、例えば、油相中に
三次元構造を持たせる方法(特開平4-233980号公報)、
油相中に樹脂及び樹脂のゲル化剤を配合する方法(特開
平5-117564号公報)が提案されている。
【0008】また、顔料表面を親油性に改質して油相中
の顔料分散性を向上させるためにアルミニウムキレート
化合物又はアルミニウムアルコラートを油相中に添加し
た配合も提案されている(特開平6-293873号公報、特開
平6-128518号公報)が、インキ粘度の温度依存性や保存
安定性を向上させるには不十分であった。
【0009】さらに、上述のような従来の提案は、エマ
ルションインキを作製後、経時的に水相の合一が進むこ
とによる粘度低下を抑えることを目的とするのみであっ
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究した結果、孔版印刷用油中水
滴(W/O)型エマルションインキの油相中にアルミニウム
キレート化合物又はアルミニウムアルコラートとアルキ
ド樹脂又はロジン変性樹脂との反応生成物を樹脂成分と
して存在せしめることにより粘度の温度依存性が少な
く、保存安定性に優れたインキが得られることを見出し
た。
【0011】かくして、本発明の一局面によれば、油相
及び水相を有する孔版印刷用油中水滴(W/O)型エマルシ
ョンインキであって、前記油相は、アルミニウムキレー
ト化合物又はアルミニウムアルコラートとアルキド樹脂
又はロジン変性樹脂との反応生成物を含有することを特
徴とする孔版印刷用油中水滴(W/O)型エマルションイン
キが提供される。
【0012】本発明において、アルミニウムキレート化
合物又はアルミニウムアルコラートはアルキド樹脂又は
ロジン変性樹脂の−OH基又は−COOH基と反応して該樹脂
の変性誘導体を生成し、該樹脂の極性を低下させる。し
たがって、この反応の進行は、アルキド樹脂又はロジン
変性樹脂の酸価の低下によって確認することができる。
特に、該樹脂の酸価が10以下となるまで反応を進行させ
た時、優れたエマルション安定性が達成されるので好ま
しい。
【0013】かくして、本発明の他の局面によれば、油
相及び水相を有する孔版印刷用油中水滴(W/O)型エマル
ションインキであって、前記油相は、酸価10以下のアル
キッド樹脂又はロジン変性樹脂を含有することを特徴と
する孔版印刷用油中水滴(W/O)型エマルションインキが
提供される。このような酸価10以下のアルキド樹脂又は
ロジン変性樹脂は、アルキド樹脂又はロジン変性樹脂を
アルミニウムキレート化合物又はアルミニウムアルコラ
ートと反応させて変性することによって得ることができ
る。
【0014】同様に、本発明の更に別の局面によれば、
酸価10以下のアルキド樹脂又はロジン変性樹脂を含有す
る溶剤からなることを特徴とする孔版印刷インキ用のワ
ニスが提供される。このワニスを、孔版印刷用油中水滴
(W/O)型エマルションインキの油相成分として用いるこ
とにより、粘度の温度依存性が少なく、保存安定性に優
れたインキが得られる。
【0015】アルキド樹脂やロジン変性樹脂は、極性が
比較的高く、顔料との濡れ性が良いため、従来、印刷イ
ンキ用の樹脂として使用されてきた。孔版印刷インキの
場合は、オフセットインキのような粘度の高いインキと
は異なり、所定の孔版印刷適性を満足するように低粘度
に調製されるため、使用される樹脂成分も比較的低分子
量のものが選択される。しかし、樹脂の分子量が低くな
るほど、単位分子当たりに含まれる−OH基や−COOH基が
多くなり、極性も高くなり、エマルションの安定性を損
なう原因となる。さらには、樹脂をそのまま用いてエマ
ルションタイプのインキを作ると、樹脂製造時の未反応
物の残留量や低分子量成分の分布のばらつきに起因し
て、樹脂の極性や溶剤に対する溶解性、温度による粘度
変化幅等の物性上の変動が直接インキの物性に影響を与
えるため、品質の一定したエマルションインキを製造す
ることが困難になる。
【0016】本発明では、アルキド樹脂やロジン変性樹
脂の−OH基や−COOH基にアルミニウムキレート化合物又
はアルミニウムアルコラートを反応させて、油相中の樹
脂の極性を低下させるため、エマルションの保存安定性
を向上できる。さらに、この反応は、樹脂中の未反応物
や低分子量成分と優先的に進行すると考えられ、樹脂中
の未反応物や低分子量成分がエマルションに及ぼす影響
を低減させることができ、樹脂の物性のばらつきに拘ら
ず品質の一定したエマルションインキを製造することが
容易になる。また、アルミニウムは三官能基をもつの
で、樹脂成分を1又は2モル取り入れたアルミニウム化
合物の形態を取る反応生成物は、エマルションの油相−
水相の界面に配向し、界面強度を高めることに寄与する
ものと思われる。
【0017】本発明において、上記樹脂成分は、高級脂
肪酸または高級アルコールの存在下に、アルミニウムキ
レート化合物又はアルミニウムアルコラートとアルキド
樹脂又はロジン変性樹脂とを反応させて得られた生成物
であることが好ましい。アルミニウムキレート化合物又
はアルミニウムアルコラートのアルミニウムは三官能基
を持っているので、高級脂肪酸または高級アルコールを
添加した系でアルキド樹脂やロジン変性樹脂と反応させ
ると、樹脂に比べると分子量が低い高級アルコールや高
級脂肪酸が優先的にアルニミウムと反応し、結果として
反応生成物は、分子量が極端に大きくなり、樹脂の溶解
性が下がる事が抑制され、さらに、化学的には、アルミ
ニウムを介して炭素鎖長の比較的短いしかも分子量の均
一な親油性成分を取り込む事になる。その為、反応生成
物の親油性が均一化し、かつ増大し、インキを作製する
際に用いる溶剤に対しての溶解性も良好となる。したが
って、インキの放置時にインキの表層に顔料及び樹脂が
局在化して生じる油相の経時的な粘度上昇を防止するこ
とができる。特に、印刷機の不使用中に版胴内にインキ
が放置された状態では、インキ中の揮発成分が蒸発する
のみならず、溶剤が原紙の支持体に拡散していく現象に
より、皮膜表面に顔料と樹脂が局在化し、インキ粘度が
上昇し、放置後の印刷濃度の立ち上がりが悪くなる場合
がある。このような場合でも、アルキド樹脂やロジン変
性樹脂がアルミニウムを介して高級脂肪酸または高級ア
ルコールと結合していることにより、顔料表面に吸着し
ている樹脂層の分子量が比較的小さく、且つ、溶剤との
親和性が確保されているので、皮膜の経時的な粘度上昇
が抑制され、放置後の刷り出しも良好になり、、やれ紙
も少なくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明をさらに詳細に説明
する。
【0019】本発明のエマルションインキは、油相約1
0〜50重量%と水相約90〜50重量%から構成する
ことができ、油相を撹拌しながらこれに水相を滴下する
ことによって乳化して製造することができる。
【0020】本発明の水相は、水、電解質、水蒸発防止
剤、水溶性高分子、防黴剤、防腐剤、pH調整剤、凍結防
止剤、顔料・染料等の着色剤等を常法に従って適宜分散
及び混合することにより調製することができる。本発明
の油相は、アルミニウムキレート化合物又はアルミニウ
ムアルコラートと反応したアルキド樹脂又はロジン変性
樹脂又はそれを含有するワニスを必要に応じて溶剤と混
合し、さらに、顔料、染料等の着色剤、その他の樹脂、
酸化防止剤、流動適性を制御するための体質顔料等と常
法に従って混合して調製することができる。なお、これ
らのインキ構成成分は、エマルションの形成を阻害しな
いものが使用される。
【0021】本発明で用いるアルミニウムキレート化合
物は、例えば、下記構造式:
【0022】
【化1】
【0023】
【化2】
【0024】
【化3】
【0025】に示されたものから選択することができ、
該化合物は、アルミニウムに結合したアルコキシ基又は
キレート基が、アルコールと交換反応し又は種々の脂肪
酸と反応してアルミニウム塩を形成し、最大で3モルの
−OH基や−COOH基と反応することが可能である。上記化
合物中、上記構造式(I)で示されるエチルアセトアセテ
ート・アルミニウム・ジイソプロピレートは反応性が適
度であるため好都合である。
【0026】本発明で用いるアルミニウムアルコラート
は、式Al(OR)3(式中、Rはアルキル基で、各Rは同一で
も異なってもよい)で表され、アルミニウムキレート化
合物と同様に、(OR)の部分がアルコールと交換反応し又
は種々の脂肪酸と反応してアルミニウム塩を形成し、最
大で3モルの−OH基や−COOH基と反応することが可能で
ある。アルミニウムアルコラートとしては、具体的に
は、アルミニウムイソプロピレート、モノsec−ブトキ
シアルミニウムジイソプロピレート、アルミニウムsec
−ブチレート、アルミニウムエチレート等が挙げられ
る。但し、アルミニウムアルコラートはアルミニウムキ
レート化合物よりも反応性が高いので、その使用には注
意を要する。
【0027】アルミニウムキレート化合物又はアルミニ
ウムアルコラートとアルキド樹脂又はロジン変性樹脂と
の反応は、両者を混合し加熱することにより進行させる
ことができる。この反応は、高級脂肪酸又は高級アルコ
ールの存在下で行うことが好ましく、高級脂肪酸又は高
級アルコールの添加量はアルミニウムキレート化合物又
はアルミニウムアルコラート1モルに対して0.5〜2.5モ
ルとすることが好ましい。アルミニウムは三官能である
が、アルミニウムキレート化合物又はアルミニウムアル
コラートとアルキド樹脂又はロジン変性樹脂との反応に
おいて、高級脂肪酸又は高級アルコールを反応系に取り
込む事で、反応生成物は、分子量が極端に大きくなり、
樹脂の溶解性が下がることが抑制され、さらに、化学的
には、アルミニウムを介して炭素鎖長の比較的短いしか
も分子量の均一な親油性成分を取り込む事になる。その
為、反応生成物の親油性が増大し、インキを作製する際
に用いる溶剤に対しての溶解性も良好となる。ここで、
高級脂肪酸又は高級アルコールの添加量を2.5モル迄と
する事で、アルミニウムに対してアルキド樹脂又はロジ
ン変性樹脂の中に含まれる低分子量、特に樹脂製造時の
未反応物が取り込まれる事も期待される。この反応は、
分子量が低い事から、反応速度も速いと予想される。そ
の結果として、樹脂中に含まれる低分子量成分が減少
し、反応生成物の極性が安定し、エマルション安定性が
向上する事が予想される。
【0028】この反応を均一に進行させるためには、こ
の反応を適当な溶媒中で進行させることが好ましい。か
かる溶媒として、油相成分に使用する溶剤を用いた場合
は、反応終了後、反応生成物を含有した溶剤をそのまま
ワニスとして本発明の油相成分に使用できるので好都合
である。この反応の進行は、アルキド樹脂又はロジン変
性樹脂の酸価の低下によって確認することができる。こ
の反応は、通常、反応温度100〜200℃、反応時間
15〜200分の範囲内で達成することができる。反応
は、アルキド樹脂又はロジン変性樹脂の酸価が10以下
になるまで反応を進行させることが望ましく、このため
に、反応温度を120〜190℃、特に、170〜18
0℃とすることが好ましく、反応時間は30〜60分とする
ことが好ましい。但し、反応温度は、当然の事ながら、
使用する樹脂の熱分解特性を考慮して設定することが必
要である。
【0029】上記アルキド樹脂は、油脂と多塩基酸と多
価アルコールを構成成分とするものであり、上記ロジン
変性樹脂としては、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン
変性フェノール樹脂等が好適である。本発明によれば、
アルキド樹脂及びロジン変性樹脂はアルミニウムキレー
ト化合物又はアルミニウムアルコラートとの反応により
変性され、その結果、極性が低減され、好ましくは酸価
が10以下となるまで変性されるので、エマルションイン
キの保存安定性を低下させることなく、顔料の分散、イ
ンキの印刷適性、顔料の定着付与の作用を良好に発揮す
る。
【0030】上記高級アルコールとしては、セチルアル
コール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコ
ール、オレイルアルコール等が挙げられ、上記高級脂肪
酸としては、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステア
リン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等が挙げ
られる。
【0031】本発明の油相に用いる溶剤としては、例え
ば、オレフィン系炭化水素、流動パラフィン、芳香族炭
化水素等の石油系溶剤、ヤシ油、パーム油等の植物脂、
オリーブ油、ヒマシ油、アマニ油等の植物油、合成油等
が使用される。これらの溶剤は単独でも二種類以上混合
してもよい。溶剤の添加量は、油相の粘度を所望の値に
調整するように適宜選択することができる。かかる溶剤
としては、昨今では、安全性確保の観点から、芳香族成
分の含有量や揮発成分の含有量を考慮して素材を選択す
ることが望ましい。さらには、使用する樹脂との溶解性
を十分考慮して使用することで、粘度の温度依存性を小
さくしたり、機械の中で放置した際に溶剤の離脱が起き
にくく、系として安定化させることができる。また、溶
解性の観点を考慮して、溶解助剤を添加してもよい。
【0032】本発明に用いる活性剤としては、金属石
鹸、高級アルコール硫酸エステル化塩、ポリオキシエチ
レン付加物の硫酸エステル化塩等の陰イオン界面活性剤
や、1〜3級アミン塩、4級アンモニウム塩等の陽イオン
界面活性剤もしくは、多価アルコールと脂肪酸のエステ
ル系の非イオン性界面活性剤、脂肪酸のポリオキシエチ
レン・エーテル、高級アルコールのポリオキシエチレン
・エーテル、アルキル・フェノール・ポリオキシエチレ
ン・エーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ひまし油のポリオキシエチレン・
エーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン
アルキルエーテル、脂肪酸のアルキロールアマイド等の
非イオン性界面活性剤等があげられ、これらを単独で又
は2種類以上組み合わせて用いることができる。添加量
は、各々の活性剤のモル濃度、水相と油相との界面の面
積、及び、一部は油相と顔料等の固体との界面の面積を
考慮して決定される。
【0033】本発明に用いる着色剤としては、不溶性ア
ゾ顔料、溶性アゾ顔料、フタロシアニンブルー、染色レ
ーキ、イソインドリノン、キナクリドン、ジオキサジン
バイオレット、ベリノン・ベリレンのような有機顔料、
カーボンブラック、二酸化チタン等の無機顔料、分散染
料、酸性染料、反応染料、直接染料、建染染料等の合成
染料等があげられる。これらの着色剤は、単独でも2種
類以上混合して用いてもよい。
【0034】以上のほか、本発明の油相にはエマルショ
ンの形成及び安定性を阻害しない範囲で、顔料分散剤、
酸化防止剤、流動性を調整する補助剤として、ワックス
等を主成分としたコンパウンド等を添加することができ
る。
【0035】
【実施例】次に、本発明を実施例によってさらに具体的
に説明するが、本発明はこの実施例によって限定される
ものではない。なお、以下に記す部は重量部を示す。
【0036】実施例1 重量平均分子量3000、粘度3700cP(23℃)のアルキド樹
脂10.5部に対して、粘度調整用の溶剤としてAF−5ソル
ベント(日本石油製)3.0部を加え、加熱撹拌して170℃
(初期の昇温温度)まで加熱した。この段階で溶剤を添
加したのは、アルミニウムキレート化合物と樹脂との間
の反応が不均一になることを防ぐためである。さらに樹
脂に対する添加比率が3wt%となるように、アルミニウ
ムキレート化合物ALCH(エチルアセトアセテート・アル
ミニウム・ジイソプロピレート、川研ファインケミカル
製)を加え、170℃〜180℃の温度条件で30分間加熱撹拌
して反応させ、ワニスを調製した。反応後徐冷した後、
ワニスにAF−5ソルベント10.0部を加えて粘度調製し、
次いで、界面活性剤としてソルビタンモノオレート2部
を添加し、顔料(ファーネスカーボンブラック)7部を
分散させて油相を得た。
【0037】さらに、この油相に、イオン交換水60部と
エチレングリコール7.5部からなる合計67.5部の水相を
添加して乳化することにより、孔版印刷用油中水滴型エ
マルションインキとした。
【0038】ワニス粘度の測定は、芝浦システム株式会
社製ビスメトロン粘度計VDAを用い、3号ローターを使用
し、23℃の条件で測定した。
【0039】エマルション粘度の測定は、HAAKE社製CV
−1D速度制御式レオメーターを用いて、ずり速度40[1/
sec]23℃の条件で測定した。測定数値はPa・sで表わし
た。
【0040】酸価は、対象物質1グラムに含まれている
遊離脂肪酸を中和するのに必要な水酸化カリウムのミリ
グラムのことであるが、本発明においては、樹脂を含有
する溶剤、又はアルミニウムキレート化合物もしくはア
ルミニウムアルコラートと樹脂との反応生成物を含有す
る溶剤からなるワニスの酸価の測定値より、溶剤の酸価
を0として、次式より算出した値をもって、樹脂の酸価
又は反応樹脂の酸価とした: 樹脂の酸価=ワニスの酸価/ワニス中に占める樹脂比率 反応樹脂の酸価=ワニスの酸価/ワニス中に占める反応
樹脂比率 なお、反応樹脂比率は、 (樹脂量+ALCH量+イソステアリン酸量)/ワニス量、
又は、(樹脂量+ALCH量+ファインオキソコール量)/
ワニス量 である。
【0041】エマルション安定性の評価は、作製したエ
マルションインキをプログラム式恒温槽に静置し、50℃
で24時間経過後、24時間かけて−20℃まで冷却し、その
温度で24時間経過した後、再度24時間かけて50℃に昇温
する条件を1サイクルとして、初期の粘度と10サイクル
経過後の粘度の差異に基づいて行った。
【0042】さらに、インキを理想科学工業(株)製の
一体型感熱孔版印刷機RISOGRAPH(登録商標)GR377に装
填し、文字率50%の原稿(市松模様)で製版したマスタ
ーをドラムに着装し、300枚印刷してシステムを定常化
させた後、23℃の雰囲気中で2週間放置し、その後の刷
りだし状況を10枚ごとに印刷物を肉眼で観察することに
より評価した。
【0043】比較例1 アルミニウムキレート化合物を加熱反応させずに混合し
た以外、実施例1と同じ条件でインキを作製した。
【0044】比較例2 実施例1で用いた樹脂10.5部とAF-5 3.0部を撹拌してワ
ニスを調製した以外、実施例1と同じ条件でインキを作
製した。
【0045】比較例3 実施例1における初期の昇温温度を60℃とし、アルミニ
ウムキレート化合物を加えた後の加熱撹拌時の反応温度
を60℃〜70℃とした以外、実施例1と同じ条件でインキ
を作製した。
【0046】実施例2 実施例1における初期の昇温温度を120℃とし、アルミニ
ウムキレート化合物を加えた後の加熱撹拌時の反応温度
を120℃〜130℃とした以外、実施例1と同じ条件でイン
キを作製した。
【0047】実施例3 実施例1におけるアルミニウムキレート化合物を加えた
後の加熱撹拌時の反応時間を60分とした以外、実施例1
と同じ条件でインキを作製した。
【0048】実施例4 実施例1におけるアルミニウムキレート化合物を加えた
後の加熱撹拌時の反応時間を90分とした以外、実施例1
と同じ条件でインキを作製した。
【0049】実施例5 実施例1におけるアルミニウムキレート化合物を加えた
後の加熱撹拌時の反応時間を150分とした以外、実施例1
と同じ条件でインキを作製した。
【0050】
【表1】
【0051】表1から、アルミニウムキレート化合物を
添加しても加熱せずに単に混合した場合(比較例1)、
及び、アルミニウムキレート化合物を用いない場合(比
較例2)には、エマルションの安定性が劣ることが示さ
れた。また、反応温度を170〜180℃とした場合(実施例
1及び3〜5)、ワニスの酸価も9以下となり、エマル
ション安定性も格段に向上することが示された。
【0052】比較例4 重量平均分子量10000のロジン変性フェノール樹脂8.0部
を、溶剤AF−5ソルベント12.0部中で加熱溶解してワニ
スを得た。このワニス13.0部に対してAF−5ソルベント1
3.0部及び界面活性剤としてソルビタンモノオレエート2
部を添加し、顔料(ファーネスカーボンブラック)7部
を分散させて油相を得た。
【0053】さらに、この油相に、イオン交換水59.0部
とエチレングリコール6.0部からなる合計65.0部の水相
を添加して乳化することにより、孔版印刷用油中水滴型
エマルションインキとした。
【0054】実施例6 比較例4と同じ材料及び配合比率でワニスを得た後、樹
脂に対する添加比率が3wt%となるように、アルミニウ
ムキレート化合物ALCHを添加し、加熱撹拌をしながら反
応温度を170〜180℃に保ち、30分間反応を進めた。そ
の後、このワニスを用いて、比較例3と同じ条件でイン
キを作製した。
【0055】
【表2】
【0056】表2から、アルキド樹脂の場合と同様に、
ロジン変性樹脂もアルミニウムキレート化合物と反応す
ることによって、酸価が低下し、インキのエマルション
を安定化させることがわかる。
【0057】実施例7 アルミニウムキレート化合物ALCHに対して0.5モルのイ
ソステアリン酸をALCHと共に添加して反応させた以外、
実施例1と同じ条件でインキを作製した。
【0058】実施例8 イソステアリン酸の添加量を1.0モルとした以外、実施
例7と同じ条件でインキを作製した。
【0059】実施例9 イソステアリン酸の添加量を2.0モルとした以外、実施
例7と同じ条件でインキを作製した。
【0060】実施例10 イソステアリン酸の添加量を2.5モルとした以外、実施
例7と同じ条件でインキを作製した。
【0061】比較例5 イソステアリン酸の添加量を3.0モルとした以外、実施
例7と同じ条件でインキを作製した。
【0062】実施例11 アルミニウムキレート化合物ALCHに対して0.5モルのイ
ソステアリルアルコール(商品名:ファインオキソコー
ル180 日産化学製)をALCHと共に添加して反応させ
た以外、実施例1と同じ条件でインキを作製した。
【0063】実施例12 イソステアリルアルコールの添加量を1.0モルとした以
外、実施例11と同じ条件でインキを作製した。
【0064】実施例13 イソステアリルアルコールの添加量を2.0モルとした以
外、実施例11と同じ条件でインキを作製した。
【0065】実施例14 イソステアリルアルコールの添加量を2.5モルとした以
外、実施例11と同じ条件でインキを作製した。
【0066】比較例6 イソステアリルアルコールの添加量を3.0モルとした以
外、実施例11と同じ条件でインキを作製した。
【0067】
【表3】
【0068】
【表4】
【0069】
【表5】
【0070】表3〜5から、高級脂肪酸又は高級アルコ
ールの存在下にアルミニウムキレート化合物をアルキド
樹脂と反応させることにより、インキの放置時の粘度上
昇を低減でき、印刷機を長期間使用しなかった後でも、
迅速に印刷を開始できることが示された。
【0071】
【発明の効果】本発明は、アルミニウムキレート化合物
又はアルミニウムアルコラートとアルキド樹脂又はロジ
ン変性樹脂との反応生成物を樹脂成分として含有するワ
ニスを調製し、これを油相成分に使用してエマルション
インキを調製するため、インキエマルションの保存安定
性が格段に優れている。さらに、上記樹脂成分の反応段
階で高級脂肪酸又は高級アルコールを添加することで、
放置時に生じるインキの粘度上昇を防止でき、その結
果、インキを印刷機中に長期放置した後でも、刷りだし
時、少数枚の試し印刷で迅速に所定の印刷濃度に達す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池嶋 昭一 東京都港区新橋2丁目20番15号 理想科学 工業株式会社内 Fターム(参考) 4J039 AB08 AE06 BC07 BC19 BC59 BE01 BE02 BE12 BE22 CA06 EA44 EA48 GA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油相及び水相を有する孔版印刷用油中水
    滴(W/O)型エマルションインキであって、前記油相は、
    アルミニウムキレート化合物又はアルミニウムアルコラ
    ートとアルキド樹脂又はロジン変性樹脂との反応生成物
    を含有することを特徴とする孔版印刷用油中水滴(W/O)
    型エマルションインキ。
  2. 【請求項2】 前記反応生成物は、アルミニウムキレー
    ト化合物又はアルミニウムアルコラートをアルキド樹脂
    又はロジン変性樹脂とともに、前記樹脂の酸価を低下さ
    せるに十分な温度まで加熱して得られたものである請求
    項1に記載の孔版印刷用エマルションインキ。
  3. 【請求項3】 前記反応生成物の酸価は10以下である
    請求項2に記載の孔版印刷用エマルションインキ。
  4. 【請求項4】 前記反応生成物は、高級脂肪酸又は高級
    アルコールを同時に反応させて得られたものである請求
    項1に記載の孔版印刷用エマルションインキ。
  5. 【請求項5】 前記反応生成物は、アルミニウムキレー
    ト化合物又はアルミニウムアルコラートに対して、0.5
    〜2.5モルの高級脂肪酸又は高級アルコールを同時に反
    応させて得られたものである請求項4に記載の孔版印刷
    用エマルションインキ。
  6. 【請求項6】 油相及び水相を有する孔版印刷用油中水
    滴(W/O)型エマルションインキであって、前記油相は、
    酸価10以下のアルキド樹脂又はロジン変性樹脂を含有す
    ることを特徴とする孔版印刷用油中水滴(W/O)型エマル
    ションインキ。
  7. 【請求項7】 前記アルキド樹脂又はロジン変性樹脂
    は、アルミニウムキレート化合物又はアルミニウムアル
    コラートとアルキド樹脂又はロジン変性樹脂との反応生
    成物である請求項6に記載の孔版印刷用エマルションイ
    ンキ。
  8. 【請求項8】 酸価10以下のアルキド樹脂又はロジン変
    性樹脂を含有する溶剤からなることを特徴とする孔版印
    刷インキ用のワニス。
  9. 【請求項9】 前記アルキド樹脂又はロジン変性樹脂
    は、アルミニウムキレート化合物又はアルミニウムアル
    コラートとアルキド樹脂又はロジン変性樹脂との反応生
    成物である請求項8に記載の孔版印刷インキ用のワニ
    ス。
  10. 【請求項10】 前記反応生成物は、アルミニウムキレ
    ート化合物又はアルミニウムアルコラートとアルキド樹
    脂又はロジン変性樹脂とを、前記溶剤中で加熱して得ら
    れたものである請求項9に記載の孔版印刷インキ用のワ
    ニス。
JP19100498A 1998-06-23 1998-06-23 孔版印刷用エマルションインキ Expired - Lifetime JP3614668B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19100498A JP3614668B2 (ja) 1998-06-23 1998-06-23 孔版印刷用エマルションインキ
DE1999623884 DE69923884T2 (de) 1998-06-23 1999-06-09 Emulsionstinte für den Schablonendruck
EP19990111231 EP0967256B1 (en) 1998-06-23 1999-06-09 Emulsion ink for stencil printing
US09/337,503 US6117221A (en) 1998-06-23 1999-06-22 Emulsion ink for stencil printing
CNB991088778A CN1158362C (zh) 1998-06-23 1999-06-23 用于模版印刷的乳液油墨

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19100498A JP3614668B2 (ja) 1998-06-23 1998-06-23 孔版印刷用エマルションインキ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000007972A true JP2000007972A (ja) 2000-01-11
JP3614668B2 JP3614668B2 (ja) 2005-01-26

Family

ID=16267279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19100498A Expired - Lifetime JP3614668B2 (ja) 1998-06-23 1998-06-23 孔版印刷用エマルションインキ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6117221A (ja)
EP (1) EP0967256B1 (ja)
JP (1) JP3614668B2 (ja)
CN (1) CN1158362C (ja)
DE (1) DE69923884T2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3757120B2 (ja) 2001-01-17 2006-03-22 理想科学工業株式会社 孔版印刷用エマルションインキ
JP2008094976A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Mimaki Engineering Co Ltd 浸透防止剤、浸透防止方法及び溶剤インク
JP7030492B2 (ja) * 2017-11-30 2022-03-07 理想科学工業株式会社 孔版印刷用エマルションインク
JP7112207B2 (ja) * 2018-02-20 2022-08-03 株式会社ミマキエンジニアリング 三次元造形物
US10745552B2 (en) * 2018-06-28 2020-08-18 Fedchem, Llc Aluminum organic thickeners for thermoset resins
JP7292891B2 (ja) * 2019-02-07 2023-06-19 サカタインクス株式会社 活性エネルギー線硬化型インキ組成物、及びそれを用いた印刷物の製造方法
JP6848120B1 (ja) * 2020-11-30 2021-03-24 サカタインクス株式会社 金属印刷用インキ組成物

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4576647A (en) * 1982-09-27 1986-03-18 Kawaken Fine Chemicals Co., Ltd. Oleophilic composition comprising a powdery or granular substance having a hydrophilic surface and an aluminum chelate compound
JPS6310675A (ja) * 1986-03-05 1988-01-18 Nippon Paint Co Ltd 塗料用樹脂
CA1296124C (en) * 1986-11-06 1992-02-18 Shinji Nakano Paint resin
JP3073818B2 (ja) * 1991-10-29 2000-08-07 株式会社リコー 孔版印刷用エマルジョンインキ
JP2926455B2 (ja) * 1992-10-16 1999-07-28 東北リコー株式会社 W/o型エマルションインキ
JP3314971B2 (ja) * 1993-01-28 2002-08-19 理想科学工業株式会社 孔版印刷用エマルジョンインク
JP3008724B2 (ja) * 1993-04-09 2000-02-14 東洋インキ製造株式会社 孔版印刷用インキ
US5389130A (en) * 1993-06-25 1995-02-14 Milliken Research Corporation Printing ink emulsion having reduced VOC
US5427615A (en) * 1993-08-20 1995-06-27 Arizona Chemical Company Process for making a gelled ink vehicle for heatset printing
JPH08311384A (ja) * 1995-05-22 1996-11-26 Dainippon Ink & Chem Inc 孔版インキ用ポリマー微粒子
DE19538161A1 (de) * 1995-10-13 1997-04-17 Hoechst Ag Modifizierte Naturharzsäure-Aldehyd-Addukte
JP3427872B2 (ja) * 1996-06-27 2003-07-22 理想科学工業株式会社 孔版印刷用エマルションインキのメジューム
JP3425507B2 (ja) * 1996-06-27 2003-07-14 理想科学工業株式会社 孔版印刷用エマルションインキ
JP3775531B2 (ja) * 1996-12-11 2006-05-17 東北リコー株式会社 孔版印刷用w/oエマルションインキ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3614668B2 (ja) 2005-01-26
DE69923884T2 (de) 2005-12-29
EP0967256B1 (en) 2005-03-02
EP0967256A1 (en) 1999-12-29
CN1158362C (zh) 2004-07-21
US6117221A (en) 2000-09-12
CN1240222A (zh) 2000-01-05
DE69923884D1 (de) 2005-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6165258A (en) Water-in-oil type emulsion ink for stencil printing
JPH08183921A (ja) インク組成物
JPH06220382A (ja) 孔版印刷用エマルジョンインク
JPH08218025A (ja) 孔版印刷用エマルジョンインク
US5575839A (en) Stencil printing emulsion ink
JP3614668B2 (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
JP2585927B2 (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
JPH0834944A (ja) 孔版印刷用エマルジョンインク
JP2002220560A (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
JP3558415B2 (ja) 孔版印刷用エマルジョンインキ
JP2969037B2 (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
EP1146095A1 (en) Oil ink for stencil printing
JP4143746B2 (ja) 孔版エマルションインキ用アルキド樹脂及び当該エマルションインキ
JP2926456B2 (ja) 孔版印刷用エマルションインキの製造方法
JP3970552B2 (ja) 孔版印刷用エマルションインク
JPH04372671A (ja) 孔版印刷用エマルジョンインキ
JP2001354892A (ja) 孔版印刷用油性インキ
JP3427896B2 (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
JP2010163486A (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
JP3177001B2 (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
JP3254652B2 (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
JP2880682B2 (ja) 孔版印刷用エマルジョンインキ
JP2010163487A (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
JP2003049107A (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
JP2012144636A (ja) 孔版印刷用エマルションインク

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040114

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040618

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040802

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041019

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041027

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071112

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091112

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091112

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101112

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111112

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121112

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121112

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term