JP2000007792A - インストルメントパネルの製造方法 - Google Patents

インストルメントパネルの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用済みのインストルメント
パネルを再使用して、剛性、耐衝撃性、耐熱性等の物性
にバランスのとれたパネルを製造する方法を提供するこ
と。 【解決手段】 パネル成形品を粉砕し、その
粉砕物に新たにエチレン系共重合体ゴム、および無機フ
ィラーを配合して溶融混練りすることによって、ポリプ
ロピレン70〜92%、エチレン系共重合体ゴム10〜
20%、および無機フィラー20〜40%から構成され
た組成物を調製し、この組成物から一定の物性を満たす
パネルを成形するインストルメントパネルの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インストルメント
パネルの製造方法に関する。特に、一旦使用済みのイン
ストルメントパネルを再使用して、パネルとして十分な
物性を有するインストルメントパネルを製造する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用のインストルメントパネルは、
各種メーター類やスウィッチ類が組み込まれ、車内前部
に取り付けられる部品である。一般に、このパネルとし
ては、衝突事故時の人体への衝撃を緩和させ、かつパネ
ルとしての意匠性を向上させるために、耐衝撃性樹脂成
形品の表面に軟質樹脂材料で成形された表皮材を接着し
たタイプが多く使われている。
【0003】特公平7−8628号公報によると、表皮
貼りこみインストルメントパンネルと呼ばれるパネル
は、オレフィン系樹脂成形体で製造された基材コアに、
オレフィン系エラストマー表皮をオレフィン系樹脂発泡
体のパッドに貼った積層シートを、オレフィン系接着剤
を介して一体化したパネルとして紹介されている。この
ような構成にすることによって、表面が十分なソフト感
を有し、低コストで製造でき、かつ類似した材料を採用
したことによる廃材の再利用が可能になったと記載され
ている。
【0004】しかしながら、リサイクルユースが強く要
望されている現在、表皮のついたままの使用済みインス
トルメントパネルを再使用して、元の製品に戻そうとす
ると、基材コアに必要とされる機械物性からは低下して
いるので、そのままでは再度使用することは実際上でき
ない。
【0005】また、表皮材のついたパッドを予め分離し
てから基材コアのみを再使用しようとすると、機械物性
的には初期物性に近づいてはいるが製品として使用する
には未だ十分ではなく、その上その分離操作がコストア
ップ要因になると共に、回収した表皮材のついたパッド
を別途処理する必要性が新たに生じて、合理的なリサイ
クル方法とは言いがたい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者等は、
表皮材のついたままのインストルメントパネルをそのま
ま再使用することを目的とし、また剛性、耐衝撃性、耐
熱性等の物性にバランスがとれたパネルの製造を目的と
し、鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達した。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、ポリプロ
ピレン製基材の表面に、ポリプロピレン製発泡体から構
成されたパッドとオレフィン系エラストマー製表皮とが
接着一体化された構造の予め成形されたインストルメン
トパネルであって、そのパネルを粉砕してオレフィン系
樹脂70〜92重量%および無機フィラー8〜30重量
%とからなる組成物を得る工程、そこへ新たにエチレン
系共重合体ゴム、および無機フィラーを追加して溶融混
練りすることによってポリプロピレン45〜65重量
%、エチレン系共重合体ゴム10〜20重量%、および
無機フィラー20〜40重量%となるように調整した樹
脂組成物を得る工程、この組成物からパネル基材を成形
する工程とを含むことを特徴とするインストルメントパ
ネルの製造方法に関する。
【0008】特に、前記樹脂組成物から製造したパネル
基材が、曲げ弾性率2600MPa以上、アイゾット衝
撃強度200J/m以上、および加熱変形温度(荷重4
55KPa)130℃以上の物性を有することが好まし
い。
【0009】 〔発明の詳細な説明〕本発明で使用する一旦成形された
インストルメントパネルは、基材表面にパッドと表皮と
がこの順に接着された構造となっており、このパネルは
成形後実際に自動車に装着され使用されたものであって
も、或いは不使用品や成形時に発生した不良品であって
もよい。このパネルを本発明では基材原料の一部として
使用することから、基材、パッド、および表皮が出来る
だけ類似したポリオレフィン系材料から構成されたイン
ストルメントパネルが採用される。
【0010】パネルの基材は、パネルとしての形状を保
持し、また衝撃に耐える機械強度と耐熱性を有するよう
材料設計されており、また再使用を考慮すると、ポリプ
ロピレンであることが望ましい。特にこのポリプロピレ
ンは、プロピレンホモポリマーやプロピレンとエチレン
とから製造されたブロック共重合体にエチレン系共重合
体ゴムを添加した組成物であると、優れた耐衝撃性をパ
ネルに付与することから好都合である。更にパネルに剛
性を付与する目的で、無機フィラー、例えばタルク等が
10〜30重量%配合されていることが望ましい。
【0011】パッドは、表面側からの衝撃を吸収しかつ
触感をよくするために発泡体で製造されており、再使用
に適した発泡体はポリプロピレン、特にプロピレンホモ
ポリマー或いは共重合体を主成分としたものである。パ
ッドの一方の面には表皮が接着されているが、表皮はオ
レフィン系の熱可塑性エラストマーシートで作られてい
ると、他の樹脂との相溶性が良いことから再使用に好都
合である。
【0012】このような構成の一旦成形されたインスト
ルメントパネルは、再使用に際して機械的な破砕処理を
施して、粉末状ないし粒状の破砕物とする。その破砕物
中に占めるオレフィン系重合体成分は70〜92、好ま
しくは76〜88重量%、無機フィラーは8〜30、好
ましくは12〜24重量%であることが望ましい。オレ
フィン系重合体および無機フィラーがこの組成範囲にあ
ると、本発明に係わるリサイクルユースに適している。
ここでオレフィン系重合体と表現したのは、基材、パッ
ド、および表皮から由来するポリプロピレンを主成分と
したオレフィン系重合体材料を総称しており、破砕物中
に混入してくることもある他のオレフィン系重合体、例
えばポリエチレン、エチレンとプロピレンとの共重合体
ゴムやオレフィン系エラストマー等をも包含する意味で
使用している。
【0013】前記の破砕物へ新たに配合する追加の材料
は、エチレン系共重合体ゴムおよび無機フィラーであっ
て、破砕物の内容および組成に応じて、また基材に要求
される物性に応じて、追加する材料構成を次に述べるよ
うに適宜調整する。また必要に応じてポリプロピレンを
追加することもできる。
【0014】エチレン系共重合体ゴムは、エチレン・プ
ロピレン共重合体、エチレン・ブテン−1共重合体、エ
チレン・ヘキセン−1共重合体、エチレン・オクテン−
1共重合体等のゴム的な性質を有するエチレン・α−オ
レフィン共重合体であって、密度が0.85〜0.9
0、好ましくは0.86〜0.89g/cm3のものが
好適であり、このエチレン系共重合体ゴムの配合によっ
て、基材の耐衝撃性が向上する。
【0015】さらに配合される無機フィラーは、例えば
タルク、ガラス繊維、炭酸カルシウム等が挙げられる
が、破砕物中に含まれる無機フィラーと同種類の無機物
の採用が好ましい。これらの中でも粒径が0.1〜5μ
mのタルクの使用が、基材の剛性を高める上で高い効果
が得られる。
【0016】追加配合することもあるポリプロピレンと
しては、特に限定はされないが、ポリプロピレンの中で
も耐衝撃性に優れたプロピレンブロック共重合体である
ことが望ましい。ここで言うブロック共重合体とは、主
にポリプロピレンとプロピレンとエチレンとの共重合体
とが均一混合された組成物であって、多段重合法等の製
造手段によって両重合体を製造し、その製造プロセス中
で化学的なブレンドを行って直接製造してもよく、或い
は各々の重合体を予め別々に製造してから、その後機械
的なブレンドによって製造してもよい。
【0017】一旦成形されたインストルメントパンネル
の破砕物と新たに追加されるポリプロピレン、エチレン
系共重合体ゴム、及び無機フィラーは、溶融混練りされ
て均一混合物とする。この溶融混練りの際に、耐熱安定
剤、酸化防止剤、耐候安定剤、帯電防止剤、難燃剤、滑
剤、核剤、スリップ剤、顔料等を本発明の目的を損なわ
ない範囲で配合することが出来る。溶融混練りは、押出
機、ニーダー、ブラベンダー等を用いて行うことがで
き、特にシリンダー温度を170〜250℃に設定した
一軸押出機または二軸押出機を用いて混練りし、ペレッ
トとして回収する方法が都合よい。
【0018】溶融混練り後のペレット組成は、ポリプロ
ピレン45〜65、好ましくは50〜60重量%、エチ
レン系共重合体ゴム10〜20、好ましくは12〜18
重量%、無機フィラー20〜40、好ましくは25〜3
5重量%の範囲に調整されていることが、基材の物性を
満足させる上で望ましい。なお、前記エチレン系共重合
体ゴムには、表皮から由来するオレフィン系エラストマ
ー成分も含まれる。
【0019】前記した樹脂組成物から基材の形状に合わ
せて射出成形、ブロー成形等の成形手段によって基材が
製造されるが、この基材は、インストルメントパネルの
メインの物性を担うものであることから、それ自身で十
分な機械強度と耐熱性とを保持していなければならな
い。特に、前記樹脂組成物から製造したパネル基材が、
曲げ弾性率2600MPa以上、アイゾット衝撃強度2
00J/m以上、および加熱変形温度(荷重455KP
a)130℃以上を示す物性を有していることが好まし
い。また、このような物性を発揮するように、一旦成形
されたインストルメントパネル粉砕物の使用率、すなわ
ちリサイクル率を調整し、また新たに加えるエチレン系
共重合体ゴム、無機フィラー、必要に応じてポリプロピ
レン等の配合量を調整し、その結果前記の樹脂組成とな
るように制御することが好ましい。基材の厚みは、通常
2.5〜4.0mmに成形される。
【0020】成形された基材には種々方法で表面層が形
成されるが、通常はポリオレフィン製の発泡体からなる
パッドとオレフィン系熱可塑性エラストマーからなる表
皮とが積層され、製品形状になる。この一体化の工程
は、基材に二層シートを重ねあわせ、基材側または表皮
側から脱気することによって、真空成形法によって希望
する形状へと容易に賦形することができ、目的のインス
トルメントパネルを製造することができる。
【0021】パッドは主に表面側からの衝撃を吸収する
ものであるから、衝撃を吸収するにたるセル強度を有す
る独立気泡体が好ましく、通常厚さ1.0〜4.0mm
のポリプロピレン製発泡体が使用される。表皮は、0.
3〜0.8mm程度の厚さに製造されているが、主にパ
ネルの表面を保護し、かつパネルの意匠性を発揮する部
分であり、オレフィン系熱可塑性エラストマーにポリプ
ロピレンを配合した材料が多く使われ、そのシート表面
にシボ模様等を施して使用される。
【0022】パッドと表皮の両材料は共にオレフィン系
の材料であり、容易に熱融着することから、あえて特別
な接着剤を使用することなく、熱溶着によって簡単に接
合することができる。従って、両材料を予め接合してお
いた積層シートを使用すれば、前記の真空成形工程で基
材、パッドおよび表皮との一体化を簡略化することが出
来る。また、この真空成形工程において、基材またはパ
ッド側にオレフィン系またはウレタン系のの接着剤を塗
布しておけば、成形と同時に三層の接着一体化が終了す
る。
【0023】
【実施例】次に実施例および比較例を通して本発明を説
明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
【0024】(比較例1)メルトフローレート(AST
M D−1238;230℃、2.16kg)が15.
2g/10分であり、エチレン含量が14.5モル%の
プロピレン・エチレンブロック共重合体71重量%、エ
チレン・オクテン−1共重合体ゴム9重量%、および平
均粒径3μmのタルク20重量%から構成された組成物
を調製し、次いで射出成形によって試験片を作成した。
その物性測定結果を表1に示した。
【0025】(比較例2)比較例1で使用した樹脂組成
物から、射出成形によってインストルメントパネルの基
材が成形されており、この基材表面にさらにポリプロピ
レン製発泡体にオレフィン系エラストマー製表皮を貼り
合わせた積層シートが接着されて、インストルメントパ
ネルが予め製造されていた。パネルの厚み構成は、基
材:パッド:表皮=4.0:2.5:0.65(単位m
m)であった。このパネルを110℃で500時間熱処
理を施し、その後粉砕機にかけて粉砕し、樹脂温度20
0℃に設定した単軸押出機を使用してペレット化した。
このペレットから射出成形によって試験片を作成し、そ
の物性測定結果を表1に示した。
【0026】(実施例1)比較例2で得た破砕物を使用
し、これに比較例1で使用したプロピレン・エチレンブ
ロック共重合体、エチレン・オクテン−1共重合体ゴ
ム、およびタルクを新たに表1に記載した配合量を加
え、二軸押出機を用いて200℃で溶融混練りし、ペレ
ットを得た。このペレットから射出成形によって試験片
を作成し、その物性測定結果を表1に示した。
【0027】(比較例3〜4)比較例2で得た破砕物を
使用し、これにポリプロピレンおよびタルクを新たに表
1に記載した配合量を加え、二軸押出機を用いて溶融混
練りし、ペレットを得た。このペレットから射出成形に
よって試験片を作成し、その物性測定結果を表1に示し
た。
【0028】なお、物性測定は次に記す測定方法に従っ
て行った。 1)メルトフローレート:ASTM D1238;230℃、2.16kg (単位 g/10分) 2)引張降伏点強度 :ASTM D638;引張速度30mm/分) (単位 MPa) 3)曲げ強度 :ASTM D790;曲げ速度30mm/分) (単位 MPa) 4)曲げ弾性率 :ASTM D790;曲げ速度30mm/分) (単位 MPa) 5)アイゾット衝撃強度:ASTM D256;ノッチ付き、23℃ (単位 J/m) 6)加熱変形温度 :ASTM D648;A法: 荷重455KPa B法: 荷重1820KPa (単位 ℃) 7)比重 :ASTM D792
【0029】表1の比較例の結果から、一旦成形された
インストルメントパネルを単に粉砕し、ペレット化され
た材料を再度使用すると、剛性および耐熱性が低く、そ
のままではインストルメントパネル基材としては物性的
に不十分である。しかし、実施例の結果からわかるよう
に、新たな材料を加えて特定の組成とすることによっ
て、十分な物性バランスを有するインストルメントパネ
ル基材を製造できることがわかった。
【0030】
【表1】 ※ エチレン共重合体ゴム(表皮のエラストマー成分を
含む)
【0031】
【発明の効果】本発明に係わるインストルメントパネル
の製造方法によれば、一旦成形されたパネルを粉砕し、
新たな材料を加えて特定の組成範囲にしたので、十分な
機械強度と耐熱性を有し、かつ耐衝撃性、剛性、耐熱性
にバランスがとれた新しいパネルを容易に製造すること
ができる。
【0032】また、引張伸度、デュポン衝撃強度、ロッ
クウエル硬度、光沢、成形収縮率においても、改善が見
られた。本発明では、特に使用済みパネルを大量に再使
用できることから、リサイクル率を高め、資源の再利用
に貢献できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/10 C08L 23/10 //(C08L 23/10 23:16) (72)発明者 伊藤 祐邦 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 本庄 圭一 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 末広 啓吾 千葉県市原市千種海岸3番地 株式会社グ ランドポリマー内 Fターム(参考) 3D044 BA01 BA11 BB01 BC01 BC04 4F071 AA10 AA13 AA14 AA15X AA20 AA20X AA21X AB30 AE17 AF20Y AF23Y AF45Y AH11 BA01 BB05 BC03 BC07 4F074 AA16L AA17 AA24L AA25 AC36 AG01 4F201 AA03 AA04E AA11 AA45 AB11 AB16 AC08 AD05 AD08 AD17 AG01 AG03 AG20 AH25 AH26 BA05 BC01 BC12 BC25 BD04 BK01 BK26 BP11 4J002 BB052 BB121 BB141 BB152 BB172 BP021 DE236 DJ046 DL006 FA046 GF00 GN00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリプロピレン製基材の表面に、ポリプロ
    ピレン製発泡体から構成されたパッドとオレフィン系エ
    ラストマー製表皮とが接着一体化された構造の予め成形
    されたインストルメントパネルであって、そのパネルを
    粉砕してオレフィン系重合体70〜92重量%および無
    機フィラー8〜30重量%とからなる組成物を得る工
    程、そこへ新たにエチレン系共重合体ゴム、および無機
    フィラーを追加して溶融混練りすることによってポリプ
    ロピレン45〜65重量%、エチレン系共重合体ゴム1
    0〜20重量%、および無機フィラー20〜40重量%
    となるように調整した樹脂組成物を得る工程、この組成
    物からパネル基材を成形する工程とを含むことを特徴と
    するインストルメントパネルの製造方法。
  2. 【請求項2】前記パネル基材が、曲げ弾性率2600M
    Pa以上、アイゾット衝撃強度200J/m以上、およ
    び加熱変形温度(荷重455KPa)130℃以上を示す
    物性を有することを特徴とする請求項1記載のインスト
    ルメントパネルの製造方法。
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