JP2000006643A - 車両用空調制御装置 - Google Patents

車両用空調制御装置

Info

Publication number
JP2000006643A
JP2000006643A JP17821198A JP17821198A JP2000006643A JP 2000006643 A JP2000006643 A JP 2000006643A JP 17821198 A JP17821198 A JP 17821198A JP 17821198 A JP17821198 A JP 17821198A JP 2000006643 A JP2000006643 A JP 2000006643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outside air
gas concentration
vehicle speed
mode
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17821198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3988098B2 (ja
Inventor
Satoshi Orimo
聡 折茂
Noriyuki Shiomi
紀幸 塩見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
Priority to JP17821198A priority Critical patent/JP3988098B2/ja
Publication of JP2000006643A publication Critical patent/JP2000006643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3988098B2 publication Critical patent/JP3988098B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内気循環モードで外気のガス濃度を判定する
ために外気の取入れをする周期を車速に応じて変動させ
るとともに、内気循環モードから外気導入モードを設定
する場合に、インテークドアの回動速度を車速に応じて
変動させることにより、汚れた空気が車室内に侵入する
のを抑制する。 【解決手段】 ガス濃度検出手段100で検出されたガ
ス濃度が所定値以上か否かを判定するガス濃度判定段1
10と、車速検出手段130で検出された車速が所定値
以上か否かを判定する車速判定手段140と、内気循環
モードで前記車速判定手段140による判定結果に応じ
て外気を導入する周期を設定する外気導入周期設定手段
150と、ガス濃度が所定値以下との判定結果に応じて
内気循環モードから外気導入モードに切換える際にイン
テークドアの回動速度を設定するインテークドア回動速
度設定手段160とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外気導入モード
と内気循環モードとの切換えを外気のガス濃度に応じて
自動的に行うことができる車両用空調制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の外気導入モードと内気循環モー
ドとの切換えを外気のガス濃度に応じて自動的に行うこ
とができる車両用空調制御装置において、タイマ等を利
用して周期的に一時において外気を取り入れる制御がな
されるものとしては、外気のガス濃度を検出、判定する
ためのものではないが、特公昭62−12045号公報
に示される内外気取入制御方法及び装置が公知となって
いる。
【0003】この内外気取入制御方法及び装置は、内気
取入時において吹出風量設定器にセットした風量が最大
風速か否かを判定する判定手段と、その結果最大風速で
ないと判定された場合にはエアミックスダンパの開度が
MAX−HOTであるか否かまたはMAX−COOLで
あるか否か、すなわち温度調整能力が限界であるか否か
を判定する判定手段とを有し、風量と温度調整能力の双
方が限界になっていない場合には10分サイクルで5分
間内気、5分間外気に切換え制御し、風量と温度調整能
力のうち一方が限界になっている場合には10分サイク
ルで7分間内気、3分間外気に切換え制御し、風量と温
度調整能力の双方が限界になっている場合には10分サ
イクルで9分間内気、1分間外気に切換え制御すること
で、外気を周期的に取り入れるようになっている。
【0004】また、周囲の環境の変化が車速により異な
ることに応じて、特開平5−124423号公報に示さ
れる車両用空調制御装置に示されるように、ガス濃度が
所定値以上になったときに内気循環モードになるような
モード切換手段と、車速を検出する車速検出手段と、車
速検出手段から出力された車速が所定の基準値以上にな
ったときに内気循環モードに切換わる内気モード切換タ
イミングを、基準速度未満の場合のときに、内気循環モ
ードに切換わる内気モード切換タイミングに対して早め
る、切換タイミング手段とを備えた構成のものが公知に
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
62−12045号公報に示される内外気取入制御方法
及び装置では、10分サイクルでの内気循環と外気導入
との切換制御の変動を風量と温度調整能力の限界とを基
準とし、車速の変化とは無関係に行っているので、車速
が高速時には低速時に比較して短時間で車室外空気のガ
ス濃度が大きく変動するのにかかわらず、この変動に合
わせて外気導入モードへの切換を的確に細かく行うこと
が困難であるという不具合を有する。さらに、渋滞時で
は、周囲の車両の排気ガスなどにより外気がかなり汚れ
た状態にあるにもかかわらず、外気導入を短い周期で行
うことにより、汚れた外気が車室内に取り入れられる頻
度が高くなるという不具合も考えられる。しかも、完全
に外気導入口を開いた状態でガス濃度の検出、判定のた
めに外気を導入したのでは、外気が汚れた状態のときに
外気を取り入れた際に多量の汚れた外気が車室内に侵入
することとなる。
【0006】また、特開平5−124423号公報に示
される車両用空調制御装置の構成では、内気循環モード
から外気導入モードに設定する際の制御について示され
ていないが、トンネルを抜けた際に外気導入モードにす
ぐに切り換わるのでは、例え内気循環モードへの切換を
迅速に行うとしても、次のトンネルに入るまでの時間が
短い場合には、かかるトンネルに入った時点で内気循環
モードに切り換えることが困難なことがある。すなわ
ち、車速が速ければ、例えばトンネルを出てから次のト
ンネルに入るまでのに所要時間は、同じ距離でも車速が
遅いときよりも短くなるが、すぐに外気導入モードに切
り換わったのでは、外気導入モードに完全に切り換わっ
た状態から内気循環モードに再度切り換えなければなら
ないので、トンネルに入るまでに内気循環モードに完全
には切り換わらず、汚れた車室外の空気が車室内に取り
入れられるおそれがある。
【0007】これに対し、実開平3−52209号公報
の自動車用空調装置に示されるように、内気循環モード
から外気導入モードに復帰する場合に時間経過に従って
徐々にインテークドアを外気導入モードの位置まで戻す
ことは考えられているが、かかる考案でも、この外気導
入モードに戻る設定時間を一律な値にした場合にはその
ときの車速の速さによっては外気導入モードから内気循
環モードにスムーズに切換えることができないおそれが
ある。すなわち、インテークドアを外気導入モードに戻
る設定時間の値によっては、外気導入モードに完全に切
り換わった後に内気循環モードに切り換えなければなら
なくなり、特開平5−124423号公報に示される車
両用空調制御装置と同様の不具合が生じうる。その一方
で、インテークドアの外気導入モードへの切換時間を車
速が速いときに合わせて常にゆっくりとさせたのでは、
車速の遅いときにはフレッシュな外気を迅速に取り入れ
ることができなくなる。
【0008】そこで、この発明は、外気のガス濃度を検
出、判定するための一時的な外気の導入周期を車速に応
じて変えると共に、ガス濃度の判定結果に応じて内気循
環モードから外気導入モードを設定する場合に、外気導
入モードへ移行するインテークドアの回動速度を車速に
応じて変動させることにより、汚れた空気が車室内に侵
入するのを抑制した車両用空調制御装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】しかして、請求項1に記
載の車両用空調制御装置は、図1に示される様に、内気
導入口、外気導入口及び内気導入口と外気導入口とを適
宜開口するインテークドアを有する内外気切換装置と、
送風機と、前記外気導入口又は内気導入口から前記送風
機の稼動により取り入れられた空気を温調して車室内に
吹出させる温調装置と、前記外気導入口から取り入れら
れた外気のガス濃度を検出するガス濃度検出手段100
と、前記ガス濃度検出手段100で検出されたガス濃度
が所定値より高いか否かを判定するガス濃度判定段11
0と、前記ガス濃度判定手段110でガス濃度が所定値
よりも高いと判定された場合に強制的に外気導入口を閉
鎖する内気循環モードとするインテークモード設定手段
120とを少なくとも備えた車両用空調制御装置におい
て、車両の速度を検出する車速検出手段130と、前記
車速検出手段130で検出された車速が所定値より速い
か否かを判定する車速判定手段140と、前記インテー
クモード設定手段120により内気循環モードに設定さ
れた場合に前記車速判定手段140による判定結果に応
じて外気を導入する周期を設定する外気導入周期設定手
段150と、前記外気導入周期設定手段150で設定さ
れた周期によりインテークドアを回動させて外気を導入
するインテークドア制御手段170とを少なくとも有す
るものとなっている。
【0010】また、請求項2に記載の車両用空調制御装
置は、図2に示される様に、内気導入口、外気導入口及
び内気導入口と外気導入口とを適宜開口するインテーク
ドアを有する内外気切換装置と、送風機と、前記外気導
入口又は内気導入口から前記送風機の稼動により取り入
れられた空気を温調して車室内に吹出させる温調装置
と、前記外気導入口から取り入れられた外気のガス濃度
を検出するガス濃度検出手段100と、前記ガス濃度検
出手段100で検出されたガス濃度が所定値より高いか
否かを判定するガス濃度判定段110と、前記ガス濃度
判定手段110でガス濃度が所定値よりも高いと判定さ
れた場合に強制的に外気導入口を閉鎖する内気循環モー
ドとするインテークモード設定手段120とを少なくと
も備えた車両用空調制御装置において、車両の速度を検
出する車速検出手段130と、前記車速検出手段130
で検出された車速が所定値より速いか否かを判定する車
速判定手段140と、前記車速判定手段140の判定結
果に応じて外気導入モードに移行する前記インテークド
アの回動速度を設定するインテークドア回動速度設定手
段160と、前記ガス濃度判定手段110でガス濃度が
所定値より低いとの判定結果がでた場合に前記インテー
クドア回動速度設定手段160により設定された回動速
度に応じて外気導入側へ前記インテークドアを回動させ
るインテークドア制御手段170とを少なくとも有する
ものとなっている。
【0011】さらに、請求項3に記載の車両用空調制御
装置は、図3に示される様に、内気導入口、外気導入口
及び内気導入口と外気導入口とを適宜開口するインテー
クドアを有する内外気切換装置と、送風機と、前記外気
導入口又は内気導入口から前記送風機の稼動により取り
入れられた空気を温調して車室内に吹出させる温調装置
と、前記外気導入口から取り入れられた外気のガス濃度
を検出するガス濃度検出手段100と、前記ガス濃度検
出手段100で検出されたガス濃度が所定値より高いか
否かを判定するガス濃度判定段110と、前記ガス濃度
判定手段110でガス濃度が所定値よりも高いと判定さ
れた場合に強制的に外気導入口を閉鎖する内気循環モー
ドとするインテークモード設定手段120とを少なくと
も備えた車両用空調制御装置において、車両の速度を検
出する車速検出手段130と、前記車速検出手段130
で検出された車速が所定値より速いか否かを判定する車
速判定手段140と、前記インテークモード設定手段1
20により内気循環モードに設定された場合に前記車速
判定手段140による判定結果に応じて外気を導入する
周期を設定する外気導入周期設定手段150と、前記車
速判定手段140の判定結果に応じて外気導入モードに
移行する前記インテークドアの回動速度を設定するイン
テークドア回動速度設定手段160と、前記外気導入周
期設定手段150で設定された周期によりインテークド
アを回動させて外気を導入すると共に前記ガス濃度判定
手段110でガス濃度が所定値より低いとの判定結果が
でた場合に前記インテークドア回動速度設定手段160
により設定された回動速度に応じて外気導入モード側へ
前記インテークドアを回動させるインテークドア制御手
段170とを少なくとも有するものとなっている。
【0012】尚、請求項1又は請求項3の車両用空調制
御装置は、外気導入周期設定手段150については、前
記車速検出手段130によって検出された車速が所定値
より速い場合には第1の周期を設定すると共に、前記車
速検出手段によって検出された車速が所定値より遅い場
合には第2の周期を設定するようにしても良い (請求項
4)。また、内外気切換装置については、内気導入モー
ド、外気導入モード及び内外気ミックスモードの導入モ
ードを有し、インテークモード設定手段120は、前記
外気導入周期設定手段で設定された周期により外気を導
入する場合に吹出モードを前記内外気ミックスモードに
設定するようにしても良い (請求項4)。
【0013】また、請求項2又は請求項3の車両用空調
制御装置は、車速判定手段140については、前記車速
検出手段130によって検出された車速が第1の所定値
より速いか否かを判定すると共に、前記第1の所定値よ
り遅い第2の所定値より速いか否かを判定し、前記イン
テークドア回動速度設定手段160については、前記車
速が第1の所定値よりも速い場合若しくは前記車速が第
2の所定値よりも遅い場合には、インテークドアを第1
の回動速度に設定し、前記車速が第1の所定値と第2の
所定値との間である場合には第1の回動速度より遅い第
2の回動速度に設定するようにしても良い (請求項
5)。
【0014】ここで、ガス濃度検出手段100は、例え
ば内外気切換装置の下流側に配されたガスセンサであ
り、車速検出手段130は、例えばスピードセンサであ
る。車速判定手段140では、例えば外気導入周期設定
手段150で外気を導入する周期を設定するために車速
が所定値 (例えば時速80km)よりも速いか否かにつ
いて判定し、またインテークドア回転速度設定手段16
0でインテークドアが外気導入モードに移行する場合の
インテークドア回転速度を設定するために車速が所定値
(例えば時速80km)よりも速いか否かについて判定
して、車速がこの所定値よりも遅いと判定された場合に
は、この所定値よりも遅い所定値 (例えば時速40k
m)よりも速いか否かについて判定してインテークドア
回動手速度設定手段160にその判定結果に基づき出力
信号を送ることが考えられる。外気導入周期設定手段1
50は、例えばガス濃度判定手段110によりガス濃度
が所定値より高いと判定されたためにインテークモード
設定手段120により内気循環モードとなっている場合
に、車速が所定値よりも速い場合には短い周期で頻繁に
外気を導入するように設定し、車速が所定値よりも遅い
場合には長い周期で間隔を空けて外気を導入するように
設定し、さらにこの周期設定を2つのタイマによって行
うことが考えらえる。インテークドア回動速度設定手段
160は、例えばガス濃度判定手段110によりガス濃
度が所定値より低くなったと判定されたためにインテー
クドアが外気導入モード側に回動する場合に、車速判定
手段140により車速が一の所定値 (例えば時速80k
m)よりも速い若しくは他の所定値(例えば時速40k
m)よりも遅いと判定されたときにはインテークドアの
回動速度を遅い回転速度に設定し、車速判定手段140
により車速が一の所定値と他の所定値との間であると判
定されたときにはインテークドアの回動速度を速い回転
速度に設定することが考えられる。
【0015】これにより、本願に係る車両用空調制御装
置によれば、ガス濃度の判定結果に応じて内気循環モー
ドとなっている場合に、車速が所定値よりも速いと判定
された場合には、比較的短い周期で内気循環モードから
外気を導入可能なモードに切り換わることで、頻繁に外
気のガス濃度が所定値より高いか否かを判定することが
できるので、車速が速いため外気のガス濃度が急激に変
化して所定値よりも低くなった場合でも、迅速に外気導
入モードに切換わることができる。また、ガス濃度の判
定結果に応じて内気循環モードとなっている場合に、渋
滞時などで車速が所定値よりも遅いと判定された場合に
は、比較的長い周期で内気循環モードから外気を導入可
能なモードに切換わることで、周囲の環境がゆっくりと
変化するのに応じて外気のガス濃度が所定値より高いか
否かを判定することができる一方で、汚れた外気が車室
内に侵入する頻度を削減することができる。
【0016】また、本願に係る車両用空調制御装置によ
れば、ガス濃度の判定結果により内気循環モードから外
気導入モードに切換わる場合に、車速が一の所定値より
も速いと判定された場合には、インテークドアが内気循
環モードの位置から外気導入モードの位置まで長時間で
回動するので、例えばガス濃度の判定結果により外気導
入モードに切換える制御がなされた直後に周囲の環境が
急変して内気循環モードに切換える制御を必要とする場
合が生じてた場合、インテークドアは外気導入モードの
位置に達していないので、外気導入モードになった状態
から内気循環モードにする場合よりも迅速に内気循環モ
ードに切換わることができる。また、車速が一の所定値
と他の所定値との間にあると判定された場合には、イン
テークドアが内気循環モードの位置から外気導入モード
の位置まで早く回動するので、外気導入モードに素早く
移行することができ、フレッシュな外気を迅速に得るこ
とができる。また、車速が渋滞等で他の所定値よりも遅
いと判定された場合には、インテークドアが内気循環モ
ードの位置から外気導入モードの位置まで長時間で回動
するので、例えばガス濃度の判定結果により外気導入モ
ードに切換える制御がなされた直後に内気循環モードに
切換える制御を必要とする場合が生じても、インテーク
ドアは完全に外気導入モードの位置に達していないの
で、外気導入モードになった状態から内気循環モードに
する場合よりも迅速に内気循環モードに切換わることが
できる。
【0017】尚、請求項6に記載の車両用空調制御装置
によれば、ガス濃度を検出、判定するために取入れられ
る外気量を外気導入モードで取り入れられる外気量より
削減することができるので、汚れた外気の侵入により車
両の搭乗者に不快感を与え難くなる。
【0018】また、請求項3に記載の車両用空調制御装
置によれば、内気循環モードで外気のガス濃度を判定す
るために外気を導入する際と、外気のガス濃度の判定結
果により外気導入モードに切換える際の双方において、
汚れた外気が車室内に侵入することを抑制しているた
め、請求項1又は請求項2のいずか一方のみの場合に比
し、当然ながら車室内に汚れた空気の侵入量を削減する
ことができるので、車両の搭乗者がかかるガスにより不
快に感ずることを抑止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。
【0020】図4において示される車両用空調制御装置
は、空調ダクト1の最上流側に内気導入口2と外気導入
口3とを有する内外気切換装置4が設けられ、内気と外
気との導入割合がインテークドア5によって調節される
ようになっている。空調ダクト1には、モータ6によっ
て回動する送風機7が前記導入口2、3に臨むように設
けられ、送風機7の回動によって導入口2,3から空気
を吸引し、下流側に送るようになっている。
【0021】送風機7の下流側にはエバポレータ8が配
され、このエバポレータ8は、膨張弁9及び図示しない
コンプレッサ、コンデンサ、リキッドタンクと共に配管
結合されて冷房サイクルを構成しており、このエバポレ
ータ8を通過する空気を冷却するようになっている。
【0022】エバポレータ8の下流側には、エンジン冷
却水を熱源とするヒータコア10が配置されており、こ
のヒータコア10の手前にエアミックスドア11が配さ
れている。エバポレータ8を通過した空気は、このエア
ミックスドア11によってヒータコア10を通過する空
気とこれをバイパスする空気とに分流されるようになっ
ている。
【0023】そして、空調ダクト1の最下流側には吹出
口12(デフ吹出口12a、ベント吹出口12b、フッ
ト吹出口12c)が設けられ、その各吹出口12には各
吹出口12を開閉するモードドア13が設けられてい
る。これによって、エバポレータ8及びヒータコア10
によって温調された空気は、モードドア13によって吹
出口12(デフ吹出口12a、ベント吹出口12b、フ
ット吹出口12c)から車室内に送風されるようになっ
ている。
【0024】この車両用空調制御装置を制御するため
に、少なくとも中央演算処理装置(CPU)、ランダム
アクセスメモリ(RAM)、読出専用メモリ(RO
M),入出力ポート(I/O)等からなるそれ自体公知
のマイクロコンピュータを備えたコントロールユニット
14が設けられている。このコントロールユニット14
には、少なくとも外気温度を検出する車室外温度センサ
21、室内温度を検出する内気温度センサ22、日射量
を検出する日射センサ23、車両の速度を検出するスピ
ードセンサ24、内外気切換装置4及び送風機7の下流
側に配されて外気のガス濃度を検出するガスセンサ25
からの検出信号がマルチプレクサ(MPX)15及びA
/D変換器16を介して入力され、さらに操作パネル1
7の設定信号が入力され、これらの入力信号を所定のプ
ログラムに従って処理した後、制御信号を出力回路17
a、17b、17c、17dを介して各種制御機器に出
力するものである。尚、この各種制御機器としては、例
えばインテークドア5を駆動するアクチュエータ18、
エアミックスドア11を駆動するアクチュエータ19、
モードドア13を駆動するアクチュエータ20、送風機
7のモータ6などが挙げられる。
【0025】以上の構成の車両用空調制御装置におい
て、前記コントロールユニット14において実行される
プログラムは、例えば図5及び図6のフローチャートに
示されるものである。ステップ200から開始されるイ
ンテークドア制御は、車両用空調制御装置のメイン制御
ルーチンから随時実行されるもので、ステップ210に
おいてガスセンサ25から入力された外気のガス濃度が
所定値αよりも高いか否かの判定が行われる。その結
果、所定値αより高いとの判定がなされた場合にはステ
ップ220に進んで外気導入モードから内気循環モード
が設定される。
【0026】そして、内気循環モードの状態においてス
テップ230に進み、このステップ230においてスピ
ードセンサ24から入力された車速が所定値S1よりも
速いか否かの判定が行われる。尚、この所定値S1とし
ては、例えば時速80kmが考えられる。
【0027】その結果、車速が所定値S1よりも遅いと
判定された場合には、ステップ240に進みタイマIが
スタートして、ステップ250で所定時間t1が経過し
たか否かを判定し、所定時間t1を経過したと判定した
場合には、ステップ260でタイマIをクリアした後、
ステップ300に進んでインテークドア5を制御し、外
気のガス濃度を検出するために外気を少し取り入れるよ
うにする。具体的には、インテークドア5を例えば図4
の一点鎖線の位置、すなわち内気導入口3と外気導入口
4との双方が開いた位置に動かし、所定時間の間内外気
ミックスモードととした後、ステップ310からメイン
ルーチンに復帰する。
【0028】これに対し、車速が所定値S1よりも速い
と判定された場合には、ステップ270に進みタイマII
がスタートして、ステップ280で所定時間t2が経過
したか否かを判定し、所定時間t2を経過したと判定し
た場合には、ステップ290でタイマIIをクリアした
後、ステップ300に進んでインテークドア5を制御
し、外気のガス濃度を検出するために外気を少し取り入
れるようにする。具体的には、インテークドア5を例え
ば図4の一点鎖線の位置、すなわち内気導入口3と外気
導入口4との双方が開いた位置に動かし、所定時間の間
内外気ミックスモードとした後、ステップ310からメ
インルーチンに復帰する。
【0029】尚、タイマIIの所定時間t2は、タイマI
の所定時間t1よりも短いものである。また、このフロ
ーチャートでは、ステップ230で車速が所定値S1よ
りも速いか否のみを判定するのみとなっているが、さら
に細かくして例えば時速80kmよりも速いか否か、時
速60kmよりも速いか否か、及び時速40kmよりも
速いか否かのように複数の判定値に基づいて判定し、そ
の判定結果によって周期の時間を設定するようにしても
良い。
【0030】以上のことから、メインルーチンからステ
ップ200に入り、ステップ210に進んだ場合には、
内外気ミックスモードにおいて外気導入口4から取り入
れられた外気についてガスセンサ25から出力されたガ
ス濃度が所定値αより高いか否かを判定するため、外気
導入モードにおいて外気導入口4から外気を取り入れる
場合よりも車室内に侵入する外気量が少なくなるので、
かかる外気のガス濃度が高い場合でも、車室内の空気が
汚染される度合を小さくすることができる。
【0031】また、メインルーチンからステップ200
に入ってステップ310からメインルーチンに戻るルー
チンが繰り返されるので、ガス濃度が高く内気循環モー
ドが設定されている場合には、周期的に内外気ミックス
モードとなるが、内外気ミックスモードの周期は、車速
が所定値S1より速い場合には、図7ので示された範
囲で示されるようにt2時間ごととなるため、車両の周
囲の急激な変化に対応して内外気ミックスモードに短い
周期で切り換わるので迅速にガス濃度の変化を検知する
ことができる。そして、車速が所定値S1より遅い場合
には、図7ので示された範囲で示されるようにt1時
間ごととなるため、車速が例えば渋滞などで遅くなって
いる場合など、車両の周囲の環境のゆっくりとした変化
に対応して内外気ミックスモードに切り換わる周期が長
く設定されるので、汚れた外気が車室内に侵入する頻度
を削減することができる。
【0032】一方で、ステップ210において上述のス
テップ300の内外気ミックスモードで取り入れられた
外気のガス濃度が所定値αよりも低いと判定された場合
には、図6のステップ320に進み、ステップ320で
スピードセンサ24から入力された車速が所定値S2よ
りも速いか否かの判定がなされる。尚、この所定値S2
としては、例えば所定値S1と同様に時速80kmが考
えられる。
【0033】ステップ320で判定した結果、車速が所
定値S2よりも速いと判定がなされた場合には、ステッ
プ340に進み、アクチュエータの遅い回転速度が設定
され、インテークドア5は内気循環モードから外気導入
モードにゆっくりと復帰し、ステップ310からメイン
ルーチンに復帰する。
【0034】これに対し、車速が所定値S2よりも遅い
と判定がなされた場合には、ステップ330に進み、こ
のステップ330でスピードセンサ24から入力された
車速が所定値S3よりも速いか否かについて判定され
る。尚、この所定値S3としては、時速40kmが考え
られる。
【0035】そして、ステップ330で車速が所定値S
3よりも速いと判定された場合には、ステップ350に
進み、アクチュエータの速い回転速度が設定され、イン
テークドア5が内気循環モードから外気導入モードに早
く復帰し、ステップ310からメインルーチンに復帰す
る。また、ステップ330で車速が所定値S3よりも遅
いと判定された場合には、ステップ360に進み、アク
チュエータの遅い回転速度が設定され、インテークドア
5が内気循環モードから外気導入モードにゆっくりと復
帰し、ステップ310からメインルーチンに復帰する。
【0036】尚、このフローチャートでは、ステップ3
20で車速が所定値S2よりも速いか否かを判定して、
車速が所定値S2よりも遅いとの判定結果がでた場合に
は、さらにステップ330で車速が所定値S3よりも速
いか否かを判定するようになっているが、車速が例えば
時速80kmよりも速いか否かについてのみ判定するよ
うにしても良く、また反対により細かくして例えば時速
80kmよりも速いか否か、時速60kmよりも速いか
否か、及び時速40kmよりも速いか否かのように複数
の判定値に基づいて判定し、その結果によりインテーク
ドア5の回転速度を設定して、外気導入モードに復帰す
る時間を変化させるようにしても良い。
【0037】以上のことから、メインルーチンからステ
ップ200に入り、ステップ210からステップ320
に進んだ場合には、車速が所定値S2よりも速いと判定
されれば、内気循環モードから外気導入モードに切り換
わる際にインテークドア5はゆっくりとした速度で回動
するため、例えばトンネルを出た後、すぐに次のトンネ
ルに入る場合など、外気導入モードに切換えた後、すぐ
に内気循環モードに切換えなければならない事態が生じ
た場合には、図7の実線aで示されるようにインテーク
ドア5は完全に外気循環モードとなる位置に達していな
いので、図7の2点鎖線cで示される迅速に外気導入モ
ードに切り換わった場合に比し内気循環モードとなる位
置に早く戻ることができるので、汚れた外気の侵入を防
止しやすくなる。
【0038】また、同じくメインルーチンからステップ
200に入り、ステップ210からステップ320に進
んだ場合で、車速が所定値S2よりも遅く、所定値S3
よりも速いと判定されれば、内気循環モードから外気導
入モードに切換える際にインテークドア5は、図7の破
線bで示されるように車速が所定値S2よりも速い場合
に比し速く回動するため、フレッシュな外気を迅速に取
り入れることができる。
【0039】そして、同じくメインルーチンからステッ
プ200に入り、ステップ210からステップ320に
進んだ場合で、例えば渋滞等、車速が所定値S3よりも
遅いと判定されれば、車速が所定値S2よりも速い場合
と同様に、内気循環モードから外気導入モードに切換わ
る際にインテークドア5はゆっくりとした速度で回動す
るため、一時的に外気のガス濃度が低くなってもすぐに
ガス濃度が高くなるような場合には、図7の実線aで示
されるようにインテークドア5は外気循環モードとなる
位置に達していないので、図7の2点鎖線cで示される
迅速に外気導入モードに切換わった場合に比し内気循環
モードに早く戻ることができるので、汚れた外気の侵入
を防止しやすくなる。
【0040】尚、これまで、図5及び図6において、内
気循環モードにおいて外気のガス濃度を検出、判定する
ために車速に応じて周期的に内外気ミックスモードとす
る制御と、内気循環モードから外気導入モードに切換え
る際のインテークドアの回転速度を車速に応じて代える
制御とを、同一のフローチャートの流れで説明してきた
が必ずしもこれに限定されず、図5に示されるフローチ
ャートと図6で示されるフローチャートとを独立した制
御としても良い。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1又は請求項3に
記載の発明によれば、外気のガス濃度を検出、判定する
ために内気循環モードから一時的に外気を取入れる場合
に、車速に応じて内気循環モードから外気を導入可能な
モードに切換わる周期を変えることが可能であるため、
車速が速いために周囲の環境が急激に変化するときには
短い周期で頻繁に外気を取り入れ、車速が遅いために周
囲の環境がゆっくりと変化するときには長い周期で間隔
を開けて外気を取り入れて、かかる外気のガス濃度が所
定値より高いか否かを判定することができる。
【0042】より具体的には、請求項4に記載の発明に
よれば、ガス濃度の判定結果に応じて内気循環モードと
なっている場合に、車速が所定値よりも速いと判定され
た場合には、第1の周期で内気循環モードから外気を導
入可能なモードに切り換わることで、頻繁に外気のガス
濃度が所定値より高いか否かを判定することができるの
で、車速が速いため外気のガス濃度が急激に変化して所
定値よりも低くなった場合でも、迅速に外気導入モード
に切換わることができる。これに対し、渋滞時などで車
速が所定値よりも遅いと判定された場合には、第2の周
期で内気循環モードから外気を導入可能なモードに切換
わることで、周囲の環境がゆっくりと変化するのに応じ
て外気のガス濃度が所定値より高いか否かを判定するこ
とができる一方で、汚れた外気が車室内に侵入する頻度
を削減することができる。
【0043】また、請求項2又は請求項3に記載の発明
によれば、外気のガス濃度の判定結果に応じて内気循環
モードから外気導入モードを設定する場合に、車速に応
じてインテークドアの外気導入モードへ移行するインテ
ークドアの回動速度を変えることが可能であるため、車
速が速いために周囲の環境が急激に変化するときには、
ゆっくり内気循環モードから外気導入モードへの切換え
を行い、車速が遅いために周囲の環境がゆっくりと変化
するときは速く内気循環モードから外気導入モードへの
切換えを行うように、異なる所要時間で内気循環モード
から外気導入モードへの切換えを行うことができる。
【0044】より具体的には、請求項5に記載の発明に
よれば、ガス濃度の判定結果により内気循環モードから
外気導入モードに切換わる場合に、車速が第1の所定値
よりも速いと判定された場合には、インテークドアが内
気循環モードの位置から外気導入モードの位置まで第2
の回転速度で回動するので、例えばガス濃度の判定結果
により外気導入モードに切換える制御がなされた直後に
周囲の環境が急変して内気循環モードに切換える制御を
必要とする場合が生じた場合、インテークドアは外気導
入モードの位置に達していないので、外気導入モードに
なった状態から内気循環モードにする場合よりも迅速に
内気循環モードに切換わることができる。また、車速が
第1の所定値と第2の所定値との間にあると判定された
場合には、インテークドアが内気循環モードの位置から
外気導入モードの位置まで第1の回動速度で回動するの
で、外気導入モードに素早く移行することができ、フレ
ッシュな外気を迅速に得ることができる。また、車速が
渋滞等で第2の所定値よりも遅いと判定された場合に
は、インテークドアが内気循環モードの位置から外気導
入モードの位置まで第2の回動速度で回動するので、例
えばガス濃度の判定結果により外気導入モードに切換え
る制御がなされた直後に内気循環モードに切換える制御
を必要とする場合が生じても、インテークドアは完全に
外気導入モードの位置に達していないので、外気導入モ
ードになった状態から内気循環モードにする場合よりも
迅速に内気循環モードに切換わることができる。
【0045】そして、請求項6に記載の発明によれば、
ガス濃度を検出、判定するために取入れられる外気量を
外気導入モードで取り入れられる外気量より削減するこ
とができるので、汚れた外気の侵入により車両の搭乗者
に不快感を与え難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、請求項1に記載の発明の構成を示した
機能ブロック図である。
【図2】図2は、請求項2に記載の発明の構成を示した
機能ブロック図である。
【図3】図3は、請求項3に記載の発明の構成を示した
機能ブロック図である。
【図4】図4は、本発明の実施形態に係る車両用空調制
御装置の構成を示す説明図である。
【図5】図5は、本発明の内気循環モードにおいて外気
のガス濃度を検出、判定するために車速に応じて周期的
に内外気ミックスモードを設定し、外気をわずかに取り
入れる制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】図6は、本発明の内気循環モードから外気導入
モードを設定する場合のインテークドアの外気導入モー
ドへ移行する回転速度を車速に応じて代える制御ルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図7】図7は、本発明の図5及び図6に示される制御
ルーチンによりインテークドアを制御する制御例を示し
た特性線図である。
【符号の説明】
2 内気導入口 3 外気導入口 4 内外気切換装置 5 インテークドア 7 送風機 8 エバポレータ 10 ヒータコア 24 スピードセンサ 25 ガスセンサ I タイマ II タイマ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内気導入口、外気導入口及び内気導入口
    と外気導入口とを適宜開口するインテークドアを有する
    内外気切換装置と、送風機と、前記外気導入口又は内気
    導入口から前記送風機の稼動により取り入れられた空気
    を温調して車室内に吹出させる温調装置と、前記外気導
    入口から取り入れられた外気のガス濃度を検出するガス
    濃度検出手段と、前記ガス濃度検出手段で検出されたガ
    ス濃度が所定値より高いか否かを判定するガス濃度判定
    段と、前記ガス濃度判定手段でガス濃度が所定値よりも
    高いと判定された場合に強制的に外気導入口を閉鎖する
    内気循環モードとするインテークモード設定手段とを少
    なくとも備えた車両用空調制御装置において、 車両の速度を検出する車速検出手段と、 前記車速検出手段で検出された車速が所定値より速いか
    否かを判定する車速判定手段と、 前記インテークモード設定手段により内気循環モードに
    設定された場合に前記車速判定手段による判定結果に応
    じて外気を導入する周期を設定する外気導入周期設定手
    段と、 前記外気導入周期設定手段で設定された周期によりイン
    テークドアを回動させて外気を導入するインテークドア
    制御手段とを少なくとも有することを特徴とする車両用
    空調制御装置。
  2. 【請求項2】 内気導入口、外気導入口及び内気導入口
    と外気導入口とを適宜開口するインテークドアを有する
    内外気切換装置と、送風機と、前記外気導入口又は内気
    導入口から前記送風機の稼動により取り入れられた空気
    を温調して車室内に吹出させる温調装置と、前記外気導
    入口から取り入れられた外気のガス濃度を検出するガス
    濃度検出手段と、前記ガス濃度検出手段で検出されたガ
    ス濃度が所定値より高いか否かを判定するガス濃度判定
    段と、前記ガス濃度判定手段でガス濃度が所定値よりも
    高いと判定された場合に強制的に外気導入口を閉鎖する
    内気循環モードとするインテークモード設定手段とを少
    なくとも備えた車両用空調制御装置において、 車両の速度を検出する車速検出手段と、 前記車速検出手段で検出された車速が所定値より速いか
    否かを判定する車速判定手段と、 前記車速判定手段の判定結果に応じて外気導入モードに
    移行する前記インテークドアの回動速度を設定するイン
    テークドア回動速度設定手段と、 前記ガス濃度判定手段でガス濃度が所定値より低いとの
    判定結果がでた場合に前記インテークドア回動速度設定
    手段により設定された回動速度に応じて外気導入側へ前
    記インテークドアを回動させるインテークドア制御手段
    とを少なくとも有することを特徴とする車両用空調制御
    装置。
  3. 【請求項3】 内気導入口、外気導入口及び内気導入口
    と外気導入口とを適宜開口するインテークドアを有する
    内外気切換装置と、送風機と、前記外気導入口又は内気
    導入口から前記送風機の稼動により取り入れられた空気
    を温調して車室内に吹出させる温調装置と、前記外気導
    入口から取り入れられた外気のガス濃度を検出するガス
    濃度検出手段と、前記ガス濃度検出手段で検出されたガ
    ス濃度が所定値より高いか否かを判定するガス濃度判定
    段と、前記ガス濃度判定手段でガス濃度が所定値よりも
    高いと判定された場合に強制的に外気導入口を閉鎖する
    内気循環モードとするインテークモード設定手段とを少
    なくとも備えた車両用空調制御装置において、 車両の速度を検出する車速検出手段と、 前記車速検出手段で検出された車速が所定値より速いか
    否かを判定する車速判定手段と、 前記インテークモード設定手段により内気循環モードに
    設定された場合に前記車速判定手段による判定結果に応
    じて外気を導入する周期を設定する外気導入周期設定手
    段と、 前記車速判定手段の判定結果に応じて外気導入モードに
    移行する前記インテークドアの回動速度を設定するイン
    テークドア回動速度設定手段と、 前記外気導入周期設定手段で設定された周期によりイン
    テークドアを回動させて外気を導入すると共に前記ガス
    濃度判定手段でガス濃度が所定値より低いとの判定結果
    がでた場合に前記インテークドア回動速度設定手段によ
    り設定された回動速度に応じて外気導入モード側へ前記
    インテークドアを回動させるインテークドア制御手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車両用空調制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記外気導入周期設定手段は、前記車速
    検出手段によって検出された車速が所定値より速い場合
    には第1の周期を設定すると共に、前記車速検出手段に
    よって検出された車速が所定値より遅い場合には第2の
    周期を設定することをと特徴とする請求項1又は請求項
    3に記載の車両用空調制御装置。
  5. 【請求項5】 前記車速判定手段は、前記車速検出手段
    によって検出された車速が第1の所定値より速いか否か
    を判定すると共に、前記第1の所定値より遅い第2の所
    定値より速いか否かを判定し、 前記インテークドア回動速度設定手段は、前記車速が第
    1の所定値よりも速い場合若しくは前記車速が第2の所
    定値よりも遅い場合には、インテークドアを第1の回動
    速度に設定し、前記車速が第1の所定値と第2の所定値
    との間である場合には第1の回動速度より遅い第2の回
    動速度に設定することを特徴とする請求項2又は請求項
    3に記載の車両用空調制御装置。
  6. 【請求項6】 前記内外気切換装置は、内気導入モー
    ド、外気導入モード及び内外気ミックスモードの導入モ
    ードを有し、 前記インテークモード設定手段は、前記外気導入周期設
    定手段で設定された周期により外気を導入する場合に導
    入モードを前記内外気ミックスモードに設定することを
    特徴とする請求項1又は請求項3に記載の車両用空調制
    御装置。
JP17821198A 1998-06-25 1998-06-25 車両用空調制御装置 Expired - Fee Related JP3988098B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17821198A JP3988098B2 (ja) 1998-06-25 1998-06-25 車両用空調制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17821198A JP3988098B2 (ja) 1998-06-25 1998-06-25 車両用空調制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000006643A true JP2000006643A (ja) 2000-01-11
JP3988098B2 JP3988098B2 (ja) 2007-10-10

Family

ID=16044534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17821198A Expired - Fee Related JP3988098B2 (ja) 1998-06-25 1998-06-25 車両用空調制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3988098B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101475794B1 (ko) * 2012-12-27 2014-12-30 한라비스테온공조 주식회사 차량용 공조장치
JP2015202741A (ja) * 2014-04-11 2015-11-16 株式会社デンソー 車両用空調装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101827165B1 (ko) 2016-11-01 2018-02-07 현대자동차주식회사 차량의 실내 공기 오염 저감 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101475794B1 (ko) * 2012-12-27 2014-12-30 한라비스테온공조 주식회사 차량용 공조장치
JP2015202741A (ja) * 2014-04-11 2015-11-16 株式会社デンソー 車両用空調装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3988098B2 (ja) 2007-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01311915A (ja) 自動車用空調制御装置
JP5101999B2 (ja) 車両用空調制御装置
JP2000006643A (ja) 車両用空調制御装置
JP2003080926A (ja) 車両用空調装置
JPH10236145A (ja) 車両用暖房装置
JP3169063B2 (ja) 車両用空調装置
JPH07266840A (ja) 車両用空気調和装置
JP4310900B2 (ja) 車両用空調装置
JP2000142098A (ja) 車両用空調装置
JP2006056450A (ja) 車両用内外気切換装置
JP3306449B2 (ja) 車両用空調装置の内外気制御装置
JPH05286351A (ja) 車両用換気装置
JPH1076836A (ja) 車両用空気調和装置
JP2781679B2 (ja) 車両用空気清浄装置
JPH08183322A (ja) 自動車用空気調和装置
JP2761976B2 (ja) 空気清浄装置と連動する自動車用空調装置
JPH0727254Y2 (ja) 自動車用空調装置のデミスト制御装置
JPH081124Y2 (ja) 自動車用空調装置
JP2004196150A (ja) 車両用空調制御装置
JPH06244Y2 (ja) 車両用空気調和装置
JPH063683Y2 (ja) 車両用空調制御装置
JP2711730B2 (ja) 自動車用空調制御装置
JPH04173422A (ja) 車両用空調装置
JP2000272323A (ja) 車両用空調制御装置
JPS6315041Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070206

A521 Written amendment

Effective date: 20070404

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20070612

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20070705

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110727

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110727

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110727

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110727

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120727

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees