JP2000005963A - 原点セット装置及びその装置を使用する原点セット方法 - Google Patents

原点セット装置及びその装置を使用する原点セット方法

Info

Publication number
JP2000005963A
JP2000005963A JP10180420A JP18042098A JP2000005963A JP 2000005963 A JP2000005963 A JP 2000005963A JP 10180420 A JP10180420 A JP 10180420A JP 18042098 A JP18042098 A JP 18042098A JP 2000005963 A JP2000005963 A JP 2000005963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
locate pin
origin
pin
processing machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10180420A
Other languages
English (en)
Inventor
Shintaro Akiba
伸太郎 秋葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP10180420A priority Critical patent/JP2000005963A/ja
Publication of JP2000005963A publication Critical patent/JP2000005963A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 板材加工機の前方に設置した原点セットパッ
ドと、後方に設置した搬入手段の双方を用いることによ
り、ワークの原点セットを確実に行い、該ワークの加工
効率を向上させることにある。 【解決手段】 板材加工機1の近傍に設置され、該板材
加工機1にワークWを搬入する搬入手段Aと、板材加工
機1に設けられた原点セット用のロケートピンCと、該
ロケートピンCの上方に設置され、上記搬入手段Aによ
り搬入されたワークWをロケートピンCに向けて搬送し
それに突き当てる搬送突当手段Bを有し、ワークWの一
方の側を、該搬送突当手段BによりロケートピンCに向
けて搬送しそれに突き当てた場合に、ワークWの他方の
側がロケートピンCに突き当たっていないときは、該他
方の側を、上記搬入手段AによりロケートピンCに向け
て搬送しそれに突き当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原点セット装置、特
に板材加工機の前部に設けた原点セットパッドと、後方
に設置された搬入手段の双方を用いることにより、ワー
クの原点セットを確実に行うようにした原点セット装置
及びその装置を使用する原点セット方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザ加工機やタレットパン
チプレス等の板材加工機においては、その後方に、ワー
ク搬入出装置が設置され、ローダ60(図9(A))の
吸着パッド61により一枚取りされたワークWが、例え
ばレーザ加工機に搬入される。
【0003】搬入されたワークWは、該板材加工機の前
方に設置された原点セットパッド62により掴み替えさ
れ、引寄シリンダ63の作用により、ライン運転用のロ
ケートピン64、65に突き当てられるようになってい
る。
【0004】これにより、ワークWの原点セットが完了
し、その後は、板材加工機のクランプ66(図9
(A))で把持されたワークWが、加工位置に位置決め
されて所定の加工がなされ、出来た製品は、ワーク搬入
出装置の搬出用クランプ67(図9(A))で把持され
て搬出されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記図9
(A)に示す原点セットパッド62による原点セットの
方法は、ワークWの前部を吸着してライン運転用ロケー
トピン64、65に突き当てるものである。
【0006】従って、ワークWの前部が上記ロケートピ
ン64、65に突き当たったとしても、該ワークWの大
きさ、板厚等により、ワークWの後部が、上記ロケート
ピン64、65の内のY軸方向ロケートピン65に突き
当らない場合がある(図9(B))。
【0007】即ち、従来の引寄シリンダ63だけでは、
ワークWの後部を引き寄せられず、該ワークWが斜めに
なってしまい(図9(B))、上述したように、該後部
をロケートピン65に突き当てることができない。
【0008】そのため、従来の方法では、原点セットを
やり直す必要があり、ワークWの加工効率が著しく低下
していた。
【0009】本発明の目的は、板材加工機の前方に設置
した原点セットパッドと、後方に設置した搬入手段の双
方を用いることにより、ワークの原点セットを確実に行
い、該ワークの加工効率を向上させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、図1〜図8に示すように、(1)板材加
工機1の近傍に設置され、該板材加工機1にワークWを
搬入する搬入手段Aと、(2)板材加工機1に設けられ
た原点セット用のロケートピンCと、(3)該ロケート
ピンCの上方に設置され、上記搬入手段Aにより搬入さ
れたワークWをロケートピンCに向けて搬送しそれに突
き当てる搬送突当手段Bを有し、ワークWの一方の側
を、搬送突当手段BによりロケートピンCに向けて搬送
しそれに突き当てた場合に、ワークWの他方の側がロケ
ートピンCに突き当たっていないときは、該他方の側
を、上記搬入手段AによりロケートピンCに向けて搬送
しそれに突き当てることを特徴とする原点セット装置と
いう技術的手段を講じている。
【0011】従って、本発明の構成によれば、ワークW
の一方の側については、搬送突当手段Bによりロケート
ピンCに突き当て(図7(3)、(4))、その場合
に、ワークWの他方の側が、ロケートピンCに突き当た
っていないときは(図7(4))、搬入手段Aを前進さ
せることにより(図8(1))、例えば搬入手段Aの原
点セット補助吸着パッド45Aを用いて(図8
(2))、ワークWの他方の側を、ロケートピンCに突
き当てることができる(図8(3))。
【0012】このため、斜めになっていたワークWは
(図8(2))、Y軸突当基準線YOに平行になるので
(図8(3))、該ワークの原点セットが確実に行わ
れ、ワークの加工効率が向上するようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施の形態によ
り添付図面を参照して、説明する。図1は本発明の第1
実施形態を示す斜視図である。
【0014】同図には、本発明に係る板材加工機の一例
としてのレーザ加工機1が図示されている。
【0015】レーザ加工機1は、よく知られているよう
に、下部フレーム12と、下部フレーム12に跨がって
設けた上部フレーム11、及び下部フレーム12上の全
体にわたって設けられている加工テーブル13を有し、
更に、搬入手段Aと、搬送突当手段Bと、ライン運転用
ロケートピンCを備えている。
【0016】上記上部フレーム11内には、Y軸モータ
Myとボールねじ52から成るレーザ加工ヘッド53の
Y軸方向移動機構、レーザ発振器及びその電源が収納さ
れており、後述するクランプ16に把持されたワークW
に所定のレーザ加工を施すようになっている。
【0017】尚、以下の説明に際しては、図1におい
て、上部フレーム11に関してライン運転用ロケートピ
ンCが設けられている側を、レーザ加工機1の前方、前
部、又は後述するローダ40等の前進方向とし、上部フ
レーム11に関してライン運転用ロケートピンCと反対
側を、レーザ加工機1の後方、後部、又はローダ40等
の後退方向とする。
【0018】また、図1においてレーザ加工機1の縦方
向をX軸方向、横方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向
とする。
【0019】レーザ加工機1の後方には、図1と図2に
示すように、搬入手段Aが設置され、該搬入手段Aによ
り、ワークWがレーザ加工機1に搬入される。
【0020】搬入手段Aは、ローダ40とガイドレール
41を有し、該ガイドレール41は、梁柱フレーム40
1に固定されていると共に、前記上部フレーム11の内
部まで延びている(図2)。
【0021】上記ローダ40は、例えば、モータMを有
し、モータ軸のピニオン(図示省略)をガイドレール4
1に刻まれたラック(図示省略)に噛み合わせて走行す
るいわゆる自走式である。
【0022】また、上記ローダ40には、シフトシリン
ダ42が取り付けられ、該シフトシリンダ42のピスト
ンロッドには、上下シリンダ43が取り付けられ、該上
下シリンダ43には、ストレッチ44が取り付けられて
いる。
【0023】上記ストレッチ44には、複数個の吸着パ
ッド45が取り付けられ、油圧リフタ46のパレット4
61上に集積されたワークWが一枚取りされるようにな
っている。
【0024】更に、前記シフトシリンダ42により、ス
トレッチ44全体がY軸方向にシフト可能である(図
1)。
【0025】従って、後述する搬送突当手段Bだけで
は、ワークWの後部がロケートピンCに突き当たらない
場合には(図6のステップ103のNO)、一旦退避し
たローダ40が(図7(3)、(4))前進し(図8
(1)、(2))、該ストレッチ44のいずれかの吸着
パッド45により、ワークWの後部を吸着してロケート
ピンCに突き当て(図6のステップ104)、原点セッ
トを確実に行うようになっている。
【0026】上記ライン運転用ロケートピンCは、前記
搬入手段Aと後述する搬送突当手段Bとによりライン運
転が自動的に行われる場合に、ワークWを原点O2(図
7(1))にセットするために該ワークWを突き当てる
ピンである。
【0027】即ち、Y軸突当基準線YO(図7(1))
とライン運転用X軸突当基準線X2との交点を、ライン
運転用原点O2とし、この原点O2にワークWをセット
するために突き当てるピンが、上記ライン運転用ロケー
トピンCである。
【0028】上記ライン運転用ロケートピンCは、よく
知られているように、シリンダ(図示省略)の作用によ
り上下動し、通常は加工テーブル13の下方に没入して
おり(図7(1))、原点セット時のみ(図7(2)〜
図8(3))上昇して加工テーブル13から突き出るよ
うになっている。
【0029】そして、ライン運転用ロケートピンCは、
本実施の形態では、Y軸突当基準線YOに沿って2個
(図7(1))、ライン運転用X軸突当基準線X2に沿
って1個それぞれ設けられている。
【0030】また、上記ライン運転用ロケートピンCの
上方には、図示するように、搬送突当手段Bが設けられ
ている。
【0031】この搬送突当手段Bは、前記搬入手段Aに
より搬入されたワークWを、既述したライン運転用ロケ
ートピンCに向けて搬送し、該ライン運転用ロケートピ
ンCに突き当てる機能を有し、図示するように、L字型
支柱20を有する。
【0032】上記支柱20の先端部には、引寄シリンダ
25が取り付けられていると共に、該引寄シリンダ25
のピストンロッドには、上下シリンダ23が取り付けら
れ、該上下シリンダ23のピストンロッドには、原点セ
ットパッド27が取り付けられている。
【0033】これにより、板材加工機1に搬入された
(図7(2)の矢印a)ワークWの前端を、原点セット
パッド27により吸着し直して斜めに引き寄せることに
より(図7(3)の矢印b)、該ワークWをライン運転
用ロケートピンCに突き当てるようになっている。
【0034】一方、加工テーブル13の縦方向(X軸方
向)に平行して、X軸モータMxに結合しているボール
ねじ18(図1、図2)が設けられ、該ボールねじ18
には、ワークWを把持するクランプ16のキャリッジ1
7がそれに内蔵されたナット(図示省略)を介して噛み
合っている。
【0035】この構造により、上記ボールねじ18が回
転すると、ワークWはクランプ16に把持されてX軸方
向に移動するようになっている。
【0036】図3は、本発明の第2実施形態を示す図で
ある。
【0037】即ち、図3の搬入手段Aは、ローダ40
に、上下シリンダ43を介して、ストレッチ44が取り
付けられ、該ストレッチ44には、吸着パッド45が取
り付けられ、図1〜図2と同様に、油圧リフタ46のパ
レット461上に集積されたワークWが一枚取りされる
ようになっている。
【0038】ストレッチ44の側面には、シフトシリン
ダ42が取り付けられ、該シフトシリンダ42のL字型
ピストンロッド42Aには、原点セット補助吸着パッド
45Aが取り付けられている。
【0039】即ち、図1〜図2との相違点は、原点セッ
ト補助吸着パッド45Aを特別に取り付けた点である。
【0040】この構成により、シフトシリンダ42によ
り、原点セット補助吸着パッド45AのみがY軸方向に
シフト可能である(図3、図8(3))。
【0041】従って、前記搬送突当手段Bだけでは、ワ
ークWの後部がロケートピンCに突き当たらない場合に
は(図6のステップ103のNO、図8(1))、一旦
退避したローダ40が(図7(3)、(4))前進し
(図8(1)、(2))、該原点セット補助吸着パッド
45Aにより、ワークWの後部を吸着して(図8
(2))ロケートピンCに突き当て(図6のステップ1
04、図8(3))、原点セットを確実に行うようにな
っている。
【0042】図4は、本発明の第3実施形態を示す図で
ある。
【0043】即ち、図4の搬入手段Aは、ローダ40
に、上下シリンダ43と垂直ガイド49を介して、スト
レッチ44が取り付けられ、該ストレッチ44には、吸
着パッド45が取り付けられている。
【0044】従って、図1〜図3と同様に、油圧リフタ
46のパレット461上に集積されたワークWが一枚取
りされるようになっている。
【0045】しかし、図1〜図3と異なり、ストレッチ
44には、Y軸プッシャシリンダ471が取り付けら
れ、該Y軸プッシャシリンダ471には、上下シリンダ
48を介して、Y軸プッシャ47が取り付けられてい
る。
【0046】この構成により、Y軸プッシャ47を、上
下シリンダ48により降下させ、Y軸プッシャシリンダ
471を作動させることにより、ワークWの側面に当接
させ、該ワークWをY軸方向に押し込み可能である(図
5)。
【0047】即ち、フリーベア13A付き加工テーブル
13にワークWが搬入されると(図5(A))、先ず、
搬送突当手段Bの原点セットパッド27により、該ワー
クWの前部がロケートピンCに突き当てられる(図5
(B))。
【0048】この場合、ワークWの後部がロケートピン
Cに突き当たっていないときは(図5(B))、上記搬
入手段Aのローダ40が前進し(図5(A))、その上
下シリンダ48とY軸プッシャシリンダ471が作動し
て、該ワークWの側面にY軸プッシャ47が当接して該
ワークWをY軸方向に押し込む。
【0049】これにより、ワークWの後部もロケートピ
ンCに突き当てることができ、該ワークの原点セットが
確実に行われる(図5(B))。
【0050】また、このとき、ロケートピンCに組み込
まれたY軸センサSyが、ワークWの突き当たったこと
を検知し、原点セットが完了したことをNCに知らせた
時点で(図6のステップ105、図8(3))、Y軸プ
ッシャ47の押し込み動作は停止する。
【0051】即ち、図1〜図3の場合は、ワークWを吸
着パッド45(図1、図2)や原点セット補助吸着パッ
ド45A(図4)で吸着したり、搬出用クランプ422
(図3)でクランプする、即ちワークWを掴むことによ
り、該ワークWの後部をロケートピンCに突き当てるよ
うになっている。
【0052】しかし、この図5、図6の場合には、前記
図1〜図3と異なり、ワークWを掴むのではなく、該ワ
ークWの側面を、Y軸プッシャ47で押すようになって
いる(図5)。
【0053】従って、前進して来たローダ40を該ワー
クWの上方においてX軸方向に移動させれば(図5
(B))、ワークWの側面のどの位置からでも、Y軸方
向に押し込むことが可能である。
【0054】換言すれば、Y軸プッシャ47がワークW
の側面を押す場合に、ローダ40をX軸方向に移動させ
ることにより(図5(B))、その側面の押す位置を選
択することができるので、側面の適切な箇所を押せば、
該ワークWをより迅速にロケートピンCに突き当てるこ
とが可能となる。
【0055】この点で、図4、図5の場合には、必ずし
もワークWの後部を押すとは限らず、ワークWの一方の
側を搬送突当手段BによりロケートピンCに突き当てた
場合に、ワークWの他方の側が突き当っていないときに
(図5(B))、該他方の側のどの位置からでも、Y軸
プッシャ47を使用してワークWの側面を押し込むこと
ができる。
【0056】尚、加工テーブル13の一端には、オフラ
イン運転用ロケートピン19が出没可能に設けられ(図
1)、オフライン運転を行う作業者が、搬入したワーク
Wを突き当てることにより、該ワークWを原点O1(図
7(1))にセットするようになっている。
【0057】即ち、Y軸突当基準線YO(図7(1))
とオフライン運転用X軸突当基準線X1との交点を、オ
フライン運転用原点O1とし、この原点O1にワークW
をセットするために突き当てるピンが、上記オフライン
運転用ロケートピンCである。
【0058】以下、上記構成を有する本発明の動作を、
図7、図8に基づいて説明する。
【0059】尚、以下では、特に図3に示す原点セット
補助吸着パッド45A付き搬入手段Aと、搬送突当手段
Bと(図1)、ライン運転用ロケートピンC(図1)の
組み合わせによる動作を説明する。
【0060】(1)ワークの搬入から搬送突当手段Bを
用いた原点セットまでの動作。 先ず、図6のステップ101において、ワークWを搬入
し、ステップ102において、搬送突当手段Bにより、
該ワークWをライン運転用ロケートピンCに突き当て
る。
【0061】即ち、搬入手段Aの上下シリンダ43(図
3)を上下動させることにより、ストレッチ44に取り
付けられた吸着パッド45により、油圧リフタ46のパ
レット461に集積されているワークWの一番上のもの
を、一枚取りする(図7(1))。
【0062】そして、ワークWの後部を吸着パッド45
で吸着した状態で、モータMを駆動し、ローダ40をガ
イドレール41(図3)に沿って走行させて、該ワーク
Wをローディング基準線Pに沿ってレーザ加工機1に搬
入する(図7(2))の矢印a)。
【0063】このとき、ワークWの搬入位置は、搬送突
当手段Bの原点セットパッド27が該ワークWの前部を
吸着できる位置である(図7(2))。
【0064】また、このワークWが板材加工機1に搬入
された時点で、上記ロケートピンCが加工テーブル13
から突出する(図7(2))。
【0065】そこで、上下シリンダ23(図1)を作動
して原点セットパッド27を降下させ、ワークWの前部
を吸着すると共に、引寄シリンダ25を作動させること
により、該ワークWをロケートピンCに向けて搬送する
(図7(3)の矢印b)。
【0066】このとき、ローダ40の吸着パッド45
は、ワークWの後部を開放し、該ローダ40が後退する
(図7(3)の矢印c)。
【0067】従って、搬送突当手段Bの引寄シリンダ2
5により、更に、ワークWをロケートピンCに引き寄せ
(図7(4))、該ワークWの前部と後部が、共にロケ
ートピンCに突き当たれば、原点セットは完了する。
【0068】ここで、図6のステップ103において、
NCは、ワークWの後部がロケートピンCに突き当った
か否かを判断する。
【0069】そして、ワークWの後部がロケートピンC
に突き当ったっていれば(ステップ103のYES)、
ステップ105に進む。
【0070】しかし、図7(4)に示すように、ワーク
Wの後部がロケートピンCに突き当ったっていない場合
には(ステップ103のNO)、ステップ104に進
む。
【0071】(2)搬入手段AによるワークWの原点セ
ット動作。
【0072】図6のステップ103において、ワークW
の後部が、ロケートピンCに突き当たっていない場合に
は(NO)、ステップ104において、搬入手段Aによ
り、該ワークWの後部を、ロケートピンCに突き当て
る。
【0073】即ち、この場合は、一旦後退して退避位置
まで退避したローダ40を(図8(1))、そのモータ
Mを再度作動させることにより、ガイドレール41に沿
って前進させ(矢印d)、ワークWの後部で停止させる
(図8(2))。
【0074】ここで、それまでワークWの前部を吸着し
ていた原点セットパッド27が、該ワークWを解放する
と共に(図8(2))、前進して来たローダ40の原点
セット補助吸着パッド45Aが、ワークWの後部を掴み
替える。
【0075】(3)原点セットの完了。
【0076】図6のステップ105において、原点セッ
トが完了すると、ステップ106において、ワークWを
加工し、ステップ107において、ワークWを搬出す
る。
【0077】即ち、ローダ40の原点セット補助吸着パ
ッド45Aが、ワークWの後部を掴み替えると(図8
(2))、シフトシリンダ42を作動させることによ
り、該原点セット補助吸着パッド45AをY軸方向にシ
フトさせる(図8(3)の矢印e)。
【0078】これにより、該ワークWの後部も、ロケー
トピンCに突き当たり、該ワークの原点セットは確実に
行われる。
【0079】このとき、ロケートピンCに組み込まれた
Y軸センサSyとX軸センサSx(図5(B))からN
Cへ原点セット完了信号が送信され(図8(3))、N
Cは原点セットが完了したことを知らされる。
【0080】また、このとき、ロケートピンCが加工テ
ーブル13の下方に没入し、クランプ16(図8
(3))が原点セットされたワークWを把持する。
【0081】そして、ボールねじ18(図1、図2)を
回転させることにより、キャリッジ17をレーザ加工ヘ
ッド53の直下まで移動させ、クランプ16に把持され
たワークWに所定のレーザ加工を施した後、元の原点セ
ット位置に戻ってから(図8(3))、ローダ40の搬
出用クランプ422によりワークWの左端をクランプ
し、ローダ40をガイドレール41に沿って走行させる
ことにより、該ワークWを搬出する(矢印f)。
【0082】尚、上述した実施形態では、レーザ加工機
1について詳述したが、本発明はこれに限定されず、タ
レットパンチプレス等他の板材加工機にも適用でき、同
様の効果を奏することは勿論である。
【0083】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、板材加
工機の近傍に設置されて該板材加工機にワークを搬入す
る搬入手段と、板材加工機に設けられた原点セット用の
ロケートピンと、該ロケートピンの上方に設置されて上
記搬入手段により搬入されたワークをロケートピンに向
けて搬送しそれに突き当てる搬送突当手段を有するよう
に構成したことにより、ワークの一方の側を、搬送突当
手段によりロケートピンに突き当て、その場合に、ワー
クの他方の側が、ロケートピンに突き当たっていないと
きは、搬入手段を前進させることにより、例えば搬入手
段の原点セット補助吸着パッドを用いて、ワークの他方
の側を、ロケートピンに突き当てることができる。
【0084】従って、斜めになっていたワークは、Y軸
突当基準線に平行になるので、該ワークの原点セットが
確実に行われ、ワークの加工効率が向上するという技術
的効果を奏することとなった。
【0085】また、上述したように、ワークの原点セッ
トを確実に行われるようになったことに伴って、原点セ
ットミスによる自動運転停止が防止され、この点からも
ワークの加工効率が向上するという効果がある。
【0086】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の平面図と側面図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第3実施形態を示す斜視図である。
【図5】図4の正面図と平面図である。
【図6】本発明の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明によるワークの搬入から搬送突当手段B
を用いた原点セットまでの動作説明図である。
【図8】本発明による搬入手段Aを用いた原点セットの
動作説明図である。
【図9】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工機 A 搬入手段 B 搬送突当手段 C ライン運転用ロケートピン 11 上部フレーム 12 下部フレーム 13 加工テーブル 16 クランプ 17 キャリッジ 18 ボールねじ 19 オフライン運転用ロケートピン 20 支柱 23 上下シリンダ 25 引寄シリンダ 27 原点セットパット 40 ローダ 41 ガイドレール 42 シフトシリンダ 43 上下シリンダ 44 ストレッチ 45 吸着パッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B21D 43/26 B21D 43/26 B23K 26/10 B23K 26/10 37/04 37/04 G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材加工機の近傍に設置され、該板材加
    工機にワークを搬入する搬入手段と、 板材加工機に設けられた原点セット用のロケートピン
    と、 該ロケートピンの上方に設置され、上記搬入手段により
    搬入されたワークをロケートピンに向けて搬送しそれに
    突き当てる搬送突当手段を有し、 ワークの一方の側を、該搬送突当手段によりロケートピ
    ンに向けて搬送しそれに突き当てた場合に、ワークの他
    方の側がロケートピンに突き当たっていないときは、該
    他方の側を、上記搬入手段によりロケートピンに向けて
    搬送しそれに突き当てることを特徴とする原点セット装
    置。
  2. 【請求項2】 上記搬入手段が、板材加工機まで伸びる
    ガイドレールに沿って走行可能なローダを有し、該ロー
    ダには、ワークを一枚取りする複数個の吸着パッドを備
    えたストレッチが取り付けられ、吸着パッドのいずれか
    がワークの後部を吸着し、該ストレッチ全体がY軸方向
    にシフトすることにより、該ワークの他方の側を、ロケ
    ートピンに向けて搬送しそれに突き当てる請求項1記載
    の原点セット装置。
  3. 【請求項3】 上記搬入手段の複数個の吸着パッドを備
    えたストレッチに、原点セット補助吸着パッドが取り付
    けられ、該原点セット補助吸着パッドが、ワークの後部
    を吸着してY軸方向にシフトすることにより、該ワーク
    の他方の側を、ロケートピンに向けて搬送しそれに突き
    当てる請求項2記載の原点セット装置。
  4. 【請求項4】 上記搬入手段の複数個の吸着パッドを備
    えたストレッチに、Y軸プッシャが取り付けられ、該Y
    軸プッシャが、ワークの他方の側の側面をY軸方向に押
    し込むことにより、該ワークの他方の側を、ロケートピ
    ンに向けて搬送しそれに突き当てる請求項1記載の原点
    セット装置。
  5. 【請求項5】 (1)板材加工機の近傍に設置された搬
    入手段により、ワークを板材加工機に搬入するステップ
    と、(2)該搬入されたワークの一方の側を、板材加工
    機に設置された搬送突当手段により、原点セット用のロ
    ケートピンに向けて搬送しそれに突き当てるステップ
    と、(3)上記(2)のステップにおいて、ワークWの
    他方の側が上記ロケートピンに突き当たっていないとき
    は、該他方の側を、上記搬入手段によりロケートピンに
    向けて搬送しそれに突き当てるステップから成ることを
    特徴とする原点セット方法。
JP10180420A 1998-06-26 1998-06-26 原点セット装置及びその装置を使用する原点セット方法 Pending JP2000005963A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10180420A JP2000005963A (ja) 1998-06-26 1998-06-26 原点セット装置及びその装置を使用する原点セット方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10180420A JP2000005963A (ja) 1998-06-26 1998-06-26 原点セット装置及びその装置を使用する原点セット方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000005963A true JP2000005963A (ja) 2000-01-11

Family

ID=16082959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10180420A Pending JP2000005963A (ja) 1998-06-26 1998-06-26 原点セット装置及びその装置を使用する原点セット方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000005963A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013237074A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Amada Co Ltd ワーク原点位置決め方法及び装置
KR101534390B1 (ko) * 2013-06-12 2015-07-09 (주)영신산업 자동 용접장치의 용접원점 확인방법
CN107866497A (zh) * 2016-09-23 2018-04-03 赵云飞 原点定位装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013237074A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Amada Co Ltd ワーク原点位置決め方法及び装置
KR101534390B1 (ko) * 2013-06-12 2015-07-09 (주)영신산업 자동 용접장치의 용접원점 확인방법
CN107866497A (zh) * 2016-09-23 2018-04-03 赵云飞 原点定位装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20170137903A (ko) 공작물 지지체를 갖는 공작 기계 및 공작 기계의 공작물 지지체에 대한 로딩 및 언로딩 방법
JP3170590B2 (ja) 板材加工機
JP2000005963A (ja) 原点セット装置及びその装置を使用する原点セット方法
JP6613859B2 (ja) 板材加工システム、及び板材加工方法
JPS60216937A (ja) 薄板材の自動加工装置
JP3198280B2 (ja) 板材加工機
JP5041475B2 (ja) 板材ワークの搬送装置
JP3134046B2 (ja) 生産ラインにおける搬送装置の制御方法及びその装置
JPH10286715A (ja) 剪断加工機におけるワーク搬入装置
JP3736800B2 (ja) ワーク搬送位置決め装置
JP3767310B2 (ja) 被加工物位置決め装置、被加工物位置決め方法及びこの被加工物位置決め装置を用いたレーザ加工装置
JP3163348B2 (ja) 形鋼加工機
JPS5815642A (ja) ワ−クの自動供給搬出装置
JP5642938B2 (ja) 板材加工機に対するワーク、製品の搬入搬出方法及び装置
JPS6150741B2 (ja)
JP3230695B2 (ja) ワークの切断・搬出装置
JP2000202537A (ja) 板材加工方法及び複合加工機
JPH0627234Y2 (ja) ワーク送り装置
JPH10137874A (ja) 板材加工方法及び装置
KR100754764B1 (ko) 로보트 팔에 의해 작동되는 진공흡착시스템
JP2002066666A (ja) 板材加工機におけるワーク搬入出方法及びその装置
JP4836023B2 (ja) 基板の搬送と並行にストッパを移動させる、基板の印刷装置
JPH11245185A (ja) 板材加工機におけるワーク原点位置決め方法及びその装置
JPH0629694A (ja) 電子部品の実装方法
JP2001259957A (ja) ワーク搬送装置