JP2000004721A - 魚釣用具 - Google Patents
魚釣用具Info
- Publication number
- JP2000004721A JP2000004721A JP10171428A JP17142898A JP2000004721A JP 2000004721 A JP2000004721 A JP 2000004721A JP 10171428 A JP10171428 A JP 10171428A JP 17142898 A JP17142898 A JP 17142898A JP 2000004721 A JP2000004721 A JP 2000004721A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alumite
- fishing
- designs
- marking
- primary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
- Fishing Rods (AREA)
Abstract
現性良く且つ忠実に表示させることが可能な低コストな
魚釣用具を提供する。 【解決手段】魚釣用具の外層部品の表面に所定の文字や
デザイン等を表示させる場合において、外層部品には、
1回目のアルマイト処理によって形成した一次アルマイ
ト層6にレーザー光を照射することによって、所定の文
字やデザイン等の形に沿ったマーキング処理を施した
後、このマーキング処理面4a上に2回目のアルマイト
処理を施して二次アルマイト層8を形成することによっ
て、所定の文字やデザイン等が表示されている。
Description
やスプール或いは釣竿等の魚釣用具及び竿掛けやルアー
等の魚釣用小物の外層部品に所望の文字やデザイン等を
表示させた魚釣用具に関する。
本体やスプール或いは釣竿等の魚釣用具及び竿掛けやル
アー等の魚釣用小物の外層部品に表示させる方法として
は、コストが安く、仕上がりが美しく、量産性にも優れ
た印刷処理法が主流となっている。
刷された文字やデザイン等は、その耐久性に難があり、
長期に亘って魚釣用具を使用した場合、例えば釣り人の
手で擦れたり、釣り場の移動時や実釣時に他の物と接触
することによって、次第に削れてしまうため、非常に見
難い外観となってしまう。
に、ダブルアルマイト処理法(即ち、陽極酸化処理を2
回繰り返す方法)によって文字やデザイン等を外層部品
に表示させる技術が提案されている。ダブルアルマイト
処理法は、1回目のアルマイト処理によって形成した一
次アルマイト層にマスキング印刷を施してエッチングを
行った後、このエッチング処理面上に2回目のアルマイ
ト処理を施して二次アルマイト層を形成し、最後にマス
キングを剥離して全工程が終了する。
アルマイト処理法において、マスキング印刷は、その剥
離処理に手間や時間がかかるだけでなく、細かい文字や
デザイン等を再現性良く表示させることができない。特
に、0.1mm以下の文字やデザイン(例えば、線や写
真のような絵など)を外層部品に表示させる場合、この
ような細かい文字やデザイン等を忠実に外層部品に再現
させることができない。
いて、エッチング処理は、マスキング印刷部分への浸食
を伴うため、細かい文字やデザイン等の外観形状(例え
ば、シャープな線や図形など)を忠実に再現することが
できない。
したようなマスキング印刷及びマスキング剥離などの処
理が含まれているため、ダブルアルマイト処理に要する
時間が長くなると共に、その処理コストが上昇してしま
うため、魚釣用具の製造コストが大幅に上昇してしま
う。
に成されており、その目的は、簡単且つ短時間に細かい
文字やデザイン等を再現性良く且つ忠実に表示させるこ
とが可能な低コストな魚釣用具を提供することにある。
るために、本発明は、魚釣用具の外層部品の表面に所定
の文字やデザイン等を表示させた魚釣用具において、前
記外層部品には、1回目のアルマイト処理によって形成
した一次アルマイト層にレーザー光を照射することによ
って、所定の文字やデザイン等の形に沿ったマーキング
処理を施した後、このマーキング処理面上に2回目のア
ルマイト処理を施して二次アルマイト層を形成すること
によって、所定の文字やデザイン等が表示されている。
プール或いは釣竿等の魚釣用具及び竿掛けやルアー等の
魚釣用小物の外層部品に、簡単且つ短時間に細かい文字
やデザイン等を再現性良く且つ忠実に表示させる技術を
提供する。このような技術を実現するために、本発明に
は、従来のダブルアルマイト処理法を改良した新たなダ
ブルアルマイト処理法が適用されている。
する外層部品として、本発明の一実施の形態では、その
一例として、図1に示すように、魚釣用リールのスプー
ル2を用いており、このスプール2にダブルアルマイト
処理を施して、スプール表面に細かい文字やデザイン等
(特に、0.1mm以下の文字や、写真のような細かい
デザインなど)を表示させる。
かい文字やデザイン等を表示させるダブルアルマイト処
理法について、図2を参照して説明する。なお、本実施
の形態のダブルアルマイト処理法に適用可能なスプール
元部材としては、例えばアルミニウム合金、マグネシウ
ム合金、純チタン、チタン合金、亜鉛合金、鉄合金など
の金属材料(導体)を用いることができるが、以下の説
明では、その一例として、アルミニウム合金をスプール
元部材に用いる。
目のアルマイト処理を施して、所定の厚さの一次アルマ
イト層6を形成する(図2(a)参照)。次に、この一
次アルマイト層6にレーザー光を照射することによっ
て、図1に示すような細かい文字やデザイン等の形に沿
ったマーキング処理(彫刻処理)を施して、このマーキ
ング処理を施した部分に、スプール元部材4の表面4a
(以下、マーキング処理面という)を露出させる(図2
(b)参照)。
ルマイト層6が露出したスプール表面全体に亘って、2
回目のアルマイト処理を施して、所定の厚さの二次アル
マイト層8を形成する(図2(c)参照)。
部分は不導体となっているため、スプール表面全体に2
回目のアルマイト処理を施しても、導体のマーキング処
理面4a上だけに二次アルマイト層8が形成される。
ば、従来のダブルアルマイト処理法で行われていたよう
なマスキング印刷処理、エッチング処理、マスキング剥
離処理等の各種処理工程を、レーザー光を用いたマーキ
ング処理の一工程で終了させることができるため、ダブ
ルアルマイト処理に要する時間を大幅に短縮することが
できる。この結果、処理コストを低減することができる
ため、魚釣用具の製造コストを大幅に削減することが可
能となる。
では、レーザー光の光束径を細く絞り込むことができる
ため、特に、0.1mm以下の細かい文字やデザイン等
を忠実に再現することができる。
ャープで且つストレートなマーキング処理面4aを形成
することができるため、マーキング処理を施した部分以
外の領域に、マーキング処理面4aが浸食することは無
い。この結果、細かい文字やデザイン等の外観形状を忠
実に再現することができる。
マイト処理に際して、一次及び二次アルマイト層6,8
には、夫々、色調の異なる任意の染料を注入させること
ができるため、外層部品の装飾の自由度も向上する。
がら、耐久性に優れた文字やデザイン等を表示させるこ
とができるため、例えば釣り人の手で擦れたり、釣り場
の移動時や実釣時に他の物と接触することによって、文
字やデザイン等が次第に削れてしまうことが無くなり、
長期に亘って文字やデザイン等の表示を残すことが可能
となる。
定されることは無く、以下のように種々変更することが
可能である。例えば図3に示すようなダブルアルマイト
処理法を用いても良い。
目のアルマイト処理を施して、所定の厚さの一次アルマ
イト層6を形成する(図3(a)参照)。次に、この一
次アルマイト層6にレーザー光を照射することによっ
て、図1に示すような細かい文字やデザイン等の形に沿
ったマーキング処理(彫刻処理)を施して、このマーキ
ング処理を施した部分に、スプール元部材4の表面4a
(以下、マーキング処理面という)を露出させる(図3
(b)参照)。
が、凹凸溝が複雑に入り込んだ荒れた表面となっている
場合、このマーキング処理面4aに研磨処理(例えば、
バフ処理)を施す(図3(c)参照)。
度がHv200以上であり、アルミニウム合金製のマー
キング処理面4aは、そのビッカース硬度がHv80と
なっているため、バフ処理では、比較的柔らかいマーキ
ング処理面4aのみが研磨され、非常に硬い一次アルマ
イト層6には、バフ処理が施されない。この結果、バフ
処理が施されたマーキング処理面4aは、光沢の有る平
滑な面(以下、この面を光沢平滑面4bという)にな
る。
ス(バフカス)10を除去して、光沢平滑面4bを清浄
する(図3(d)参照)。そして、光沢平滑面4b及び
一次アルマイト層6が露出したスプール表面全体に亘っ
て、2回目のアルマイト処理を施して、所定の厚さの二
次アルマイト層8を形成する(図3(e)参照)。
部分は不導体となっているため、スプール表面全体に2
回目のアルマイト処理を施しても、導体の光沢平滑面4
b上だけに二次アルマイト層8が形成される。
ば、マーキング処理後にバフ処理を施すことによって、
マーキング処理面4aを光沢の有る平滑な面4bに仕上
げることができるため、二次アルマイト層8の表面を光
沢の有る非常に綺麗な外観とすることができる。
態と同様であるため、その説明は省略する。また、上述
した実施の形態及びその変形例では、その一例として、
スプール2にダブルアルマイト処理を施して、スプール
表面に所定の文字やデザイン等を表示させる技術を開示
しているが、これに限定されることは無く、例えばリー
ル本体やスプール或いは釣竿等の魚釣用具及び竿掛けや
ルアー等の魚釣用小物の外層部品に、複数回(例えば、
3回以上)のアルマイト処理を施しても良い。このよう
な複数回のアルマイト処理を施すことによって、変化に
富んだ表面装飾効果を実現させることが可能となる。
のダブルアルマイト処理に際し、2次アルマイト処理時
の電極部分を残すために、1次アルマイト処理前に外層
部品に予め2次アルマイト処理用のマスキングを施して
おくことが好ましい。例えば図1のスプール2を外層部
品として用いた場合には、ダブルアルマイト処理の邪魔
にならない箇所(例えば、スプール2の裏面側)に2次
アルマイト処理用のマスキングを施し、2次アルマイト
処理時にマスキング剥離処理を施せば良い。
い文字やデザイン等を再現性良く且つ忠実に表示させる
ことが可能な低コストな魚釣用具を提供することができ
る。
のスプールに所定の文字やデザイン等が表示された状態
を示す図。
用したダブルアルマイト処理法の処理プロセスを示す
図。
ダブルアルマイト処理法の処理プロセスを示す図。
Claims (1)
- 【請求項1】 魚釣用具の外層部品の表面に所定の文字
やデザイン等を表示させた魚釣用具において、 前記外層部品には、1回目のアルマイト処理によって形
成した一次アルマイト層にレーザー光を照射することに
よって、所定の文字やデザイン等の形に沿ったマーキン
グ処理を施した後、このマーキング処理面上に2回目の
アルマイト処理を施して二次アルマイト層を形成するこ
とによって、所定の文字やデザイン等が表示されている
ことを特徴とする魚釣用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17142898A JP3568782B2 (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 魚釣用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17142898A JP3568782B2 (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 魚釣用具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000004721A true JP2000004721A (ja) | 2000-01-11 |
JP3568782B2 JP3568782B2 (ja) | 2004-09-22 |
Family
ID=15922958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17142898A Expired - Fee Related JP3568782B2 (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 魚釣用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3568782B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002306029A (ja) * | 2001-04-11 | 2002-10-22 | Shimano Inc | 釣 竿 |
JP2006116686A (ja) * | 2004-10-25 | 2006-05-11 | Asahi Diamond Industrial Co Ltd | 超砥粒ホイール |
JP2008302616A (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Tefuko Aomori Kk | 微小金属パターンおよびその製造方法 |
JP2021014254A (ja) * | 2019-07-11 | 2021-02-12 | 健信科技工業股▲フン▼有限公司Jian Sin Industrial Co., Ltd. | レーザー彫刻によるリム表面の処理方法 |
-
1998
- 1998-06-18 JP JP17142898A patent/JP3568782B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002306029A (ja) * | 2001-04-11 | 2002-10-22 | Shimano Inc | 釣 竿 |
JP2006116686A (ja) * | 2004-10-25 | 2006-05-11 | Asahi Diamond Industrial Co Ltd | 超砥粒ホイール |
JP2008302616A (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Tefuko Aomori Kk | 微小金属パターンおよびその製造方法 |
JP2021014254A (ja) * | 2019-07-11 | 2021-02-12 | 健信科技工業股▲フン▼有限公司Jian Sin Industrial Co., Ltd. | レーザー彫刻によるリム表面の処理方法 |
JP7109032B2 (ja) | 2019-07-11 | 2022-07-29 | 健信科技工業股▲フン▼有限公司 | レーザー彫刻によるリム表面の処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3568782B2 (ja) | 2004-09-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3568782B2 (ja) | 魚釣用具 | |
JP3148964U (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
RU2696576C1 (ru) | Способ воспроизведения авторских рисунков на металлографской доске методом углубленной гравюры и травильный раствор для его осуществления | |
US4254544A (en) | Method of casting photographic representation having tonal and height contrasts and the article so cast | |
JPH11332430A (ja) | 釣用具 | |
JP3227267B2 (ja) | いぶし調装飾部品の加工方法 | |
JPH08283962A (ja) | 金属装飾品及び金属装飾品の製造方法 | |
JPH06256993A (ja) | 装飾部品及びその製造方法 | |
JPS60194423A (ja) | ツ−トンカラ−の金属製眼鏡枠 | |
US3537958A (en) | Method of manufacturing etched metallic charm | |
KR20200145130A (ko) | 스테인리스강판 착색 방법 및 이로부터 제조된 각질 제거기 | |
JP2001190190A (ja) | 魚釣用具及びその製造方法 | |
JP4204293B2 (ja) | アルミニウム合金表面への画像形成方法 | |
JP2789507B2 (ja) | ステンレススチール製品に図形を形成する方法 | |
JP2003170110A (ja) | 表面処理方法 | |
JP4117770B2 (ja) | 装飾部材、時計及び製造方法 | |
JP2006266954A (ja) | 植字及びその製造方法と、その植字を用いた表示板及び時計 | |
JP3477067B2 (ja) | 金属部材の表面処理方法および金属部材 | |
JPH11256363A (ja) | 金属部材の表面処理方法および金属部材 | |
JPH0495892A (ja) | 腕時計用装飾針の加工方法 | |
JP3139074U (ja) | タグ状装飾プレート | |
TW200823075A (en) | Method of colorful laser-marking for aluminum alloy | |
JP2003183887A (ja) | 高蝕性古美調メッキ | |
KR20020072141A (ko) | 금속 표면에 투톤이상의 무늬 형성 방법 | |
JPH11170794A (ja) | 装飾方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040527 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040608 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040616 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080625 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090625 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100625 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110625 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |