JP2000004656A - 脱穀装置 - Google Patents

脱穀装置

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JP2000004656A
JP2000004656A JP17694098A JP17694098A JP2000004656A JP 2000004656 A JP2000004656 A JP 2000004656A JP 17694098 A JP17694098 A JP 17694098A JP 17694098 A JP17694098 A JP 17694098A JP 2000004656 A JP2000004656 A JP 2000004656A
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JP
Japan
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handling cylinder
threshing
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handling
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Application number
JP17694098A
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Inventor
Yuji Tanaka
祐二 田中
Shinzo Kayano
信三 柏野
Shoichi Nakaya
章一 仲谷
Takuji Segawa
卓二 瀬川
Yuichi Fumino
文野  裕一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な改造によって、受網の支持強度を高く
できる脱穀装置を提供する。 【解決手段】 扱胴8の下側に、該扱胴8の周方向に沿
う円弧状の帯板部材から成る複数の縦桟10を前記扱胴
8の軸芯方向に並設し、該縦桟10に、前記扱胴8の周
方向に沿って並設される複数の横棒部材11を貫通する
状態で架設支持して格子状に構成される受網9を配設す
るとともに、前記受網9において前記横棒部材11の端
部の抜け止めを行う抜け止め部材13を、前記縦桟10
よりも扱胴径方向で幅広く形成した厚肉部材で構成する
とともに、該抜け止め部材13を扱室7の固定部20に
載置することで受網9をその固定部20に受止支持する
ように構成してある脱穀装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扱胴の下側に、該
扱胴の周方向に沿う円弧状の帯板部材から成る複数の縦
桟を前記扱胴の軸芯方向に並設し、該縦桟に、前記扱胴
の周方向に沿って並設される複数の横棒部材を貫通する
状態で架設支持して格子状に構成される受網を配設した
脱穀装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の脱穀装置にあっては、例
えば特開平9‐103180号公報に開示されているよ
うに、脱穀作業時の負荷に伴う扱胴径方向での荷重を受
け止めるように受網の扱室の固定部に対する受止支持
は、受網における端部の縦桟の下縁部が扱室の固定部に
接当するようにして行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の脱穀装置にあっては、比較的薄肉の板材で構成され
る縦桟によって受網の荷重を受けさせるようにしていた
ため、又円弧状に形成された縦桟の外周縁と、扱室の固
定部とが点接触する状態で受止支持していたため、処理
物量が多いときなど負荷が過大に作用するときに、その
荷重を受けさせている縦桟が変形してしまうなど破損す
る虞れが高かった。特に、全稈投入型コンバインでは、
脱穀装置に刈取穀稈の全稈を導入するものであるから、
扱室内での受網に対する負荷が大きなものとなっている
ので、受網の受止支持を強化することが望ましいものと
なっていた。殊に、大豆や蕎麦の刈取及び脱穀を行う場
合は、扱胴の回転数を低くして脱穀処理することもあっ
て、受網に対する脱穀負荷はかなり高いものとなってお
り、受網の受止支持箇所の破損の可能性が高いものとな
っていた。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、簡易な改造によって、受網の支持強度を高く
できる脱穀装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(構成) 本発明の請求
項1にかかる脱穀装置は、扱胴の下側に、該扱胴の周方
向に沿う円弧状の帯板部材から成る複数の縦桟を前記扱
胴の軸芯方向に並設し、該縦桟に、前記扱胴の周方向に
沿って並設される複数の横棒部材を貫通する状態で架設
支持して格子状に構成される受網を配設するとともに、
前記受網において前記横棒部材の端部の抜け止めを行う
抜け止め部材を、前記縦桟よりも扱胴径方向で幅広く形
成した厚肉部材で構成するとともに、該抜け止め部材を
扱室の固定部に載置することで受網をその固定部に受止
支持するように構成してあることを特徴構成とする。
【0006】(作用) 本発明の請求項1にかかる構成
によれば、受網の端部に設けられる抜け止め部材を利用
して、その抜け止め部材自体の強度を厚肉にして高めた
状態でその抜け止め部材によって受網の扱胴径方向での
力を受け止めることができるように支持させるから、そ
の抜け止め部材が受網に作用する脱穀時の荷重によって
変形したりして破損する虞れも低くなる。また、縦桟自
体を特別に強化する構造のものを利用しなくて良いの
で、受止支持箇所での縦桟も他の縦桟と同じ部材に構成
できる。
【0007】(効果) 従って、本発明の請求項1にか
かる構成によれば、受網にかかる脱穀時の荷重を、強度
部材として構成される抜け止め部材によって扱室の固定
部に支持させることで、従来のように比較的強度の低い
縦桟によってその支持を行うものに比較して耐久性が高
いものとなり、受止部材が変形する等の破損が生じたり
するような不具合の発生を抑制できる。また、縦桟自体
を別途補強した構造のものを設けなくても良いから、同
一種類の縦桟のみで受止箇所近くの縦桟も構成できるこ
とで、部品の種類を少なくして、製造コストを低くでき
る利点もある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に、全稈投入型コンバインを
示している。このコンバインは、左右一対のクローラ走
行装置1,1に支持された機体フレーム2の前端部に刈
取前処理装置3を装着するとともに、機体フレーム2に
搭乗運転部4、脱穀装置5、穀粒貯留部6等を搭載装備
して構成している。
【0009】図2に示すように、脱穀装置5は、刈取前
処理装置3で刈り取られた穀稈を脱穀処理する脱穀部A
と、脱穀処理物を選別処理する選別部Bと、選別された
処理物のうち穀粒を回収して穀粒貯留部6に移送し、粗
選別物を再度選別部Bに還元する回収部Cとを設けて構
成している。そして、脱穀部Aは、穀稈が導入される扱
室7と、この扱室7に回転駆動する状態で架設支持した
扱胴8と、扱室7から処理物を漏下させる受網9とから
構成されている。
【0010】そして、受網9は、図2乃至図6に示すよ
うに、扱胴8の軸芯方向で4分割されるとともに、図3
に示すように、扱胴8の周方向で2分割されて8枚の分
割コンケーブKからなる。各分割コンケーブKは、螺旋
状扱歯8a及び独立扱歯8bを備える前記扱胴8の下側
に、該扱胴8の周方向に沿う円弧状の帯板部材から成る
複数の縦桟10を前記扱胴8の軸芯方向に並設し、該縦
桟10に、前記扱胴8の周方向に沿って並設されるピア
ノ線又は該ピアノ線より太い棒状部材から成る複数の横
棒部材11を貫通する状態で架設支持して格子状に構成
している。さらに、扱胴軸芯方向に沿う桟連結用フレー
ム12によって各縦桟10の周方向の端部同士を連結し
て保持している。
【0011】上記横棒部材11のうちピアノ線で構成さ
れるものは、扱胴軸芯方向に沿う前後軸芯周りに遊転自
在に構成されている。すなわち、図6に示すように、ピ
アノ線で構成される横棒部材11が、縦桟10の貫通孔
に対して遊転自在に支持されているのである。さらに、
ピアノ線で構成される各横棒部材11は、縦桟10に対
して扱胴軸芯方向に抜き差し自在であり、扱胴軸芯方向
での最外側、つまり前後両端の縦桟10F,10Rに対
して、その外側に取り付けられた円弧状の板材からなる
抜け止め部材13で抜け止めしている。該抜け止め部材
13は、ビス14によって、前後両端の縦桟10F,1
0Rに周方向に所定間隔おきに螺着固定しているととも
に、所定間隔おきに補強用の円形の孔を穿設している。
この抜け止め部材13は、桟連結用フレーム12の軸芯
方向での端面よりも更に軸芯方向での外側に位置するも
のであって、縦桟10の厚みの数倍程度の厚みに設定し
ているとともに、その扱胴軸芯での径方向で、縦桟10
よりも外側にその端縁があるようにその径方向での幅を
縦桟10より広く設定している。
【0012】また、扱胴回転方向上手側の各分割コンケ
ーブKは、周方向外端側の桟連結用フレーム12Aを、
脱穀装置の扱室7を区画形成する脱穀ケース15のフレ
ーム16に、扱胴軸芯方向所定間隔おきのボルト17に
よって固定している。一方、扱胴回転方向下手側の各分
割コンケーブKは、扱胴回転方向上手側の分割コンケー
ブKと桟連結用フレーム12同士をボルト連結している
ものであって、その周方向外端側のフレーム12Bを脱
穀ケース15のフレーム18にボルト17によって固定
している。また、この扱胴回転方向下手側の分割コンケ
ーブKの前後両端の前記抜け止め部材13,13は、そ
れぞれ、脱穀ケース15に設けた角パイプ製の補強フレ
ーム19と脱穀ケース15の横側壁15A,15Aに取
り付けた固定部としての板金製のプレート20に前記抜
け止め部材13が載置されるようにしてある。
【0013】上記構成により、受網9の扱胴回転方向下
手側の各分割コンケーブKは、扱胴8の回転軸芯に対し
て径方向での脱穀負荷に伴う荷重が強く掛かっても、そ
の受止を強度的に高い抜け止め部材13で行っているか
ら、抜け止め部材13や縦桟10F,10Rが変形した
りして破損する虞れが小さいものとなり、従って、脱穀
処理能力が高められるものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】全稈投入型コンバインを示す全体側面図
【図2】脱穀装置を示す縦断側面図
【図3】脱穀装置の扱室を示す縦断正面図
【図4】受網及びその受止構造を示す縦断側面図
【図5】受網その受止構造を示す拡大縦断側面図
【図6】受網の分割コンケーブを示す分解斜視図
【符号の説明】
7 扱室 8 扱胴 9 受網 10 縦桟 11 横棒部材 13 抜け止め部材 20 固定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲谷 章一 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 瀬川 卓二 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 文野 裕一 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B094 AA03 AA11 DA01 DA04 DA08 EA06 HA03 HB07 HC09 HD01 HD09 JA10 JB09

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱胴の下側に、該扱胴の周方向に沿う円
    弧状の帯板部材から成る複数の縦桟を前記扱胴の軸芯方
    向に並設し、該縦桟に、前記扱胴の周方向に沿って並設
    される複数の横棒部材を貫通する状態で架設支持して格
    子状に構成される受網を配設するとともに、前記受網に
    おいて前記横棒部材の端部の抜け止めを行う抜け止め部
    材を、前記縦桟よりも扱胴径方向で幅広く形成した厚肉
    部材で構成するとともに、該抜け止め部材を扱室の固定
    部に載置することで受網をその固定部に受止支持するよ
    うに構成してある脱穀装置。
JP17694098A 1998-06-24 1998-06-24 脱穀装置 Pending JP2000004656A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005270060A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Yoka Ind Co Ltd 脱穀装置の受網取付構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005270060A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Yoka Ind Co Ltd 脱穀装置の受網取付構造
JP4535428B2 (ja) * 2004-03-26 2010-09-01 八鹿鉄工株式会社 脱穀装置の受網取付構造

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