JP2000003920A - 半導体製造装置におけるモータ駆動装置及びxyテーブル - Google Patents

半導体製造装置におけるモータ駆動装置及びxyテーブル

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JP2000003920A JP10183246A JP18324698A JP2000003920A JP 2000003920 A JP2000003920 A JP 2000003920A JP 10183246 A JP10183246 A JP 10183246A JP 18324698 A JP18324698 A JP 18324698A JP 2000003920 A JP2000003920 A JP 2000003920A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体製造装置におけるモータ駆動装置及びX
Yテーブルにおいて、架台の振動を防止する。 【解決手段】リニアモータ4により駆動体10を駆動す
るリニアモータ駆動装置において、リニアモータ4のモ
ータ本体6及び駆動体10を同一駆動軸方向に移動可能
に架台2上に設け、リニアモータ4の直線可動部8と駆
動体10を連結し、該駆動体10を駆動した時にモータ
本体6が駆動体10と反対方向に動けるようにし、駆動
体10の駆動による反力を打ち消すように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造装置にお
けるモータ駆動装置及びXYテーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】モータ駆動装置は種々の分野で使用され
ているが、例えば、ボンディング装置には、平面上の単
軸駆動としてダイボンディング装置があり、平面上の2
軸(XY軸)駆動としてワイヤボンディング装置があ
る。
【0003】ダイボンディング装置は、コレットを保持
するアームが該アームの延在方向に単軸移動可能となっ
ており、ウエハーからダイをコレットでピックアップ又
は位置決めされたダイをピックアップしてリードフレー
ム上に移送してボンディングする。なお、この種のダイ
ボンディング装置として、例えば特開昭57−2644
8号公報、特開昭57−36836号公報があげられ
る。ワイヤボンディング装置は、平面上の2軸(XY
軸)方向に駆動されるXYテーブルを有しており、XY
テーブルによりツールがXY軸方向に駆動され、ツール
に挿通されたワイヤを第1ボンド点と第2ボンド点に接
続する。なお、この種のワイヤボンディング装置とし
て、例えば特開平4−320350号公報があげられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特に、精密な位置決め
を高速に行うワイヤボンディング装置においては、高速
に駆動されるXYテーブルから発生する振動を如何に小
さくするかが問われる。更に近年は、ボンディングに要
求される精度がμmのオーダーに入ってきたことから振
動の影響による位置検出精度の劣化、機構部のぶれ等が
問題となってきた。即ち、振動の全く無いシステムがあ
れば大きな効果が期待できる。
【0005】XYテーブルの振動による影響について更
に詳記すると、XYテーブルの振動により架台が振動
し、この振動は半導体デバイスを搬送及びボンディング
中に位置決め固定するフィーダに伝わり、半導体デバイ
スを振り回して或いはフィーダのレール(半導体デバイ
スをガイドするガイドレール)を揺らしてボンディング
されたワイヤにダメージを与える。また、ボンディング
が終了した半導体デバイスを収納するアンローダマガジ
ンでは、該アンローダマガジンに絶え間無く伝わる振動
によりワイヤの破断等の事故を起こすことがある。その
ため、アンローダマガジンに収納された半導体デバイス
は、長時間そのままにしないように注意が必要であっ
た。
【0006】従来、その対策として行われてきたのは、
制御の最適化や架台の材質を人造石にする等のことであ
った。しかし、モータで駆動体を駆動する場合、駆動に
必要な力を出しているモータも反作用として同じ力を受
けて加速されるので、架台の揺れは防止できなかった。
【0007】本発明の課題は、架台の振動を防止できる
半導体製造装置におけるモータ駆動装置及びXYテーブ
ルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の第1の手段は、モータにより駆動体を駆動す
る半導体製造装置におけるモータ駆動装置において、前
記モータのモータ本体及び前記駆動体を同一駆動軸方向
に移動可能に架台上に設け、前記モータの直線可動部と
前記駆動体を連結し、該駆動体を駆動した時に前記モー
タ本体が前記駆動体と反対方向に動けるようにし、前記
駆動体の駆動による反力を打ち消すように構成したこと
を特徴とする。
【0009】上記課題を解決するための本発明の第2の
手段は、モータにより駆動体を駆動する半導体製造装置
におけるモータ駆動装置において、前記モータのモータ
本体及び前記駆動体を同一駆動軸方向に移動可能に架台
上に設け、前記モータの直線可動部と前記駆動体を連結
し、該駆動体を駆動した時に前記モータ本体が前記駆動
体と反対方向に動けるようにし、前記駆動体の駆動によ
る反力を打ち消すように構成し、前記モータにより前記
駆動体を所定位置に移動させて位置決めさせるようにし
たことを特徴とする。
【0010】上記課題を解決するための本発明の第3の
手段は、前記第1及び第2の手段において、前記駆動体
を駆動した時に前記モータ本体が反対方向に移動するの
を元の位置に戻すダンパーを前記モータ本体に設けたこ
とを特徴とする。
【0011】上記課題を解決するための本発明の第4の
手段は、前記第1、第2及び第3の手段において、前記
架台又は前記駆動体には、前記架台に対する前記駆動体
の位置及び速度を検知するための駆動体検知手段を付加
し、前記架台又は前記モータ本体には、前記架台に対す
る前記モータ本体の速度を検知するためのモータ本体速
度検知手段を付加したことを特徴とする。
【0012】上記課題を解決するための本発明の第5の
手段は、モータにより駆動体を駆動するモータ駆動装置
を平面二次元方向に2組配設し、一方の第1モータ駆動
装置の第1駆動体上には、他方の第2モータ駆動装置に
よる第2駆動体の駆動軸方向に移動可能に上部テーブル
が設けられ、前記第2モータ駆動装置の第2駆動体の移
動を前記第1モータ駆動装置の上部テーブルに伝達する
と共に、前記上部テーブルが前記第1駆動体との移動方
向に移動可能に前記上部テーブルと前記第2駆動体とを
連結手段で連結した半導体製造装置におけるXYテーブ
ルにおいて、前記第1駆動体を駆動した時に、前記第1
モータ駆動装置のモータ本体が前記第1駆動体と反対方
向に動けるようにし、また前記第2駆動体を駆動した時
に、前記第2モータ駆動装置のモータ本体が前記第2駆
動体と反対方向に動けるようにし、前記第1駆動体及び
第2駆動体の駆動による反力を打ち消すように構成した
ことを特徴とする。
【0013】上記課題を解決するための本発明の第6の
手段は、モータにより駆動体を駆動するモータ駆動装置
を平面二次元方向に2組配設し、一方の第1モータ駆動
装置の第1駆動体上には、他方の第2モータ駆動装置に
よる第2駆動体の駆動軸方向に移動可能に上部テーブル
が設けられ、前記第2モータ駆動装置の第2駆動体の移
動を前記第1モータ駆動装置の上部テーブルに伝達する
と共に、前記上部テーブルが前記第1駆動体との移動方
向に移動可能に前記上部テーブルと前記第2駆動体とを
連結手段で連結した半導体製造装置におけるXYテーブ
ルにおいて、前記第1駆動体を駆動した時に、前記第1
モータ駆動装置のモータ本体が前記第1駆動体と反対方
向に動けるようにし、また前記第2駆動体を駆動した時
に、前記第2モータ駆動装置のモータ本体が前記第2駆
動体と反対方向に動けるようにし、前記第1駆動体及び
第2駆動体の駆動による反力を打ち消すように構成し、
前記第1及び第2モータにより前記第1駆動体及び第2
駆動体を所定位置に移動させて位置決めさせるようにし
たことを特徴とする。
【0014】上記課題を解決するための本発明の第7の
手段は、前記第5及び第6の手段において、前記第1駆
動体及び第2駆動体を駆動した時に対応するモータ本体
が反対方向に移動するのを元の位置に戻すダンパーを前
記第1及び第2モータ本体に設けたことを特徴とする。
【0015】上記課題を解決するための本発明の第8の
手段は、前記第5及び第6の手段において、前記架台又
は前記第1駆動体と前記架台又は第2駆動体には、前記
架台に対する前記第1駆動体及び第2駆動体の位置及び
速度を検知するための駆動体検知手段をそれぞれ付加
し、前記架台又は前記第1及び第2モータ本体には、前
記架台に対する前記モータ本体の速度を検知するための
モータ本体速度検知手段をそれぞれ付加したことを特徴
とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の基本的な一実施の形態を
図1及び図2により説明する。まず、図1に示すリニア
モータ駆動装置1の構成について説明する。架台2には
モータ保持台3が固定され、モータ保持台3にはリニア
モータ4が保持されている。リニアモータ4は、周知の
如く、永久磁石5を有するモータ本体6と、コイル7を
有する直線可動部8とからなっている。モータ本体6
は、直線可動部8の駆動軸方向に移動可能にガイドレー
ル9を介してモータ保持台3に設けられている。
【0017】直線可動部8には駆動体10が固定されて
いる。駆動体10は直線可動部8の駆動軸方向と同方向
に移動可能にガイドレール11を介して駆動体保持台1
2に設けられており、駆動体保持台12は架台2に固定
されている。ここで、モータ本体6の重量は、直線可動
部8と駆動体10との重量より大きくなっている。
【0018】モータ保持台3には、モータ本体6の速度
を検知するためのモータ本体速度検知センサ15が取付
けられ、駆動体保持台12には、駆動体10の位置及び
速度を検知するための駆動体センサ16が取付けられて
いる。またモータ保持台3には、駆動体10を駆動した
時にモータ本体6が駆動体10と反対方向に移動するの
を元の位置に戻すダンパー17が取付けられている。
【0019】図2は図1に示すリニアモータ駆動装置の
制御ブロック図を示す。制御装置からの位置指令信号2
0と、駆動体センサ16からの駆動体位置信号21は、
位置加算回路22にて加減算される。この加減算された
位置指令信号23は、第1の速度生成回路24により速
度が生成されて速度指令信号25が出力される。即ち、
駆動体センサ16からの駆動体位置信号21は制御装置
からの位置指令信号20にフィードバックされる。
【0020】また速度指令信号25と、駆動体位置信号
21を第2の速度生成回路26によって生成された駆動
体速度信号27と、モータ本体速度検知センサ15によ
り生成されたモータ本体速度信号28とは、速度加算回
路29によって加減算される。この加減算された速度指
令信号30は、電圧変換回路31により電圧に変換さ
れ、増幅回路32を経てリニアモータ4に供給される。
駆動体速度信号27及びモータ本体速度信号28は速度
指令信号25にフィードバックされる。
【0021】次に作用について説明する。制御装置から
駆動体10を所定位置に移動させる位置指令信号20
は、第1の速度生成回路24により速度指令信号25が
生成され、この速度指令信号25は電圧変換回路31に
よって電圧に変換され、増幅回路32によって増幅され
てリニアモータ4のコイル7に供給される。コイル7に
電圧が供給されると、その電圧による電流の方向によっ
て直線可動部8はその駆動軸方向に加速されて移動し、
駆動体10はガイドレール11にガイドされて同方向に
移動する。またモータ本体6はガイドレール9に沿って
移動可能に設けられているので、直線可動部8及び駆動
体10の駆動の反作用として同じ力を受けて駆動体10
と反対方向に加速されて移動する。
【0022】この場合、駆動体10の位置は駆動体セン
サ16により検知され、駆動体位置信号21は位置加算
回路22に入力されて位置指令信号20にフィードバッ
クされ、また駆動体位置信号21は第2の速度生成回路
26により駆動体速度信号27が生成されて速度加算回
路29に入力され、速度生成回路24の速度指令信号2
5にフィードバックされ駆動体10を所定位置に移動さ
せるようにリニアモータ4のコイル7に電圧が供給され
る。
【0023】このように、モータ本体6が駆動体10の
駆動軸方向と逆方向に移動するので、架台2に与える運
動量は理論的にゼロとなり、架台2の揺れは生じない。
実際には、ガイドレール9に摩擦があるので、架台2に
力は加わるが、その力は非常に小さい。
【0024】前記したように、モータ本体6は直線可動
部8の駆動軸方向に移動可能となっているので、直線可
動部8及び駆動体10を加速した時にモータ本体6も加
速される。この時の加速は、直線可動部8を含む駆動体
10の重量とモータ本体6の重量の逆比になる。例え
ば、直線可動部8を含む駆動体10の重量が5Kg、モ
ータ本体6の重量が25Kgとすると、駆動体10を1
Gで加速した時は、モータ本体6が駆動体10と逆方向
に(5÷25)×1G=0.2Gで加速される。
【0025】その結果、駆動体10とモータ本体6の相
対加速度は1.2Gとなるので、直線可動部8とモータ
本体6の間に発生する相対速度も駆動体10の速度より
も2割大きくなる。即ち、駆動体センサ16が駆動体1
0を検知している速度よりも直線可動部8とモータ本体
6の相対速度が2割大きくなったのに、駆動体センサ1
6は駆動体10のみを検知しているので、その2割の相
対速度を無視してコイル7に電圧を加えている。ところ
が、コイル7からは相対速度に比例した起電力が発生す
るので、駆動体センサ16から与えられた信号を基に作
った印加電圧では、コイル7に与えるべき電圧には2割
不足することになる。
【0026】これを補償するのがモータ本体速度検知セ
ンサ15である。即ち、モータ本体6の速度はモータ本
体速度信号28により検知され、モータ本体速度信号2
8が速度加算回路29に入力されて速度指令信号25と
駆動体速度信号27に加算され、速度指令信号30とな
って電圧変換回路31に入力され、増幅回路32で増幅
されてコイル7に電圧が供給される。これにより、コイ
ル7に与えるべき不足電圧が補償される。
【0027】ところで、モータ本体6は移動可能となっ
ているので、仮に駆動体10の駆動と関係なく駆動体1
0が停止している時にモータ本体6が揺らされた場合、
例えばモータ本体6を手で動かした時は、駆動体センサ
16は駆動体10の所定位置を検知しているので、回路
からは停止信号、即ち0Vが出力されようとする。モー
タ本体速度検知センサ15が無い場合は、駆動体10は
モータ本体6と相対的に停止、即ちモータ本体6の動き
に連れて一緒に動こうとする。その結果、位置がずれて
元の位置に戻ろうとするので、速度指令と位置指令に食
い違いが起こり、駆動体10はその中間の動き、即ちモ
ータ本体6を手で動かしている動きよりも小さいながら
モータ本体6の動きに相似の動きを行う。その程度は速
度帰還、位置帰還の利得で決まる。
【0028】このように、外力でモータ本体6が動かさ
れる場合でも、モータ本体速度検知センサ15から回路
に加算された信号がモータ本体6の動きに比例した電圧
をコイル7に与えるように働くので、モータ本体6と駆
動体10の相対速度によって発生した電圧は、モータ本
体速度検知センサ15からのモータ本体速度信号28に
よってコイル7に逆方向に印加される。その結果、コイ
ル7の電流発生は無くなり力は発生せず、駆動体10は
モータ本体6の動きに影響されなくなる。
【0029】図3は図1に示す基本構造のリニアモータ
駆動装置1を2台組み合わせてXYテーブルを構成した
ものである。そこで、図1と同じ又は相当部材には同一
符号を付し、その符号の後に2軸のX軸及びY軸を示す
X、Yを付し、その詳細な説明は省略する。
【0030】一方のX軸に配設されたリニアモータ駆動
装置1Xの駆動体10X上には、ガイドレール11Xと
直交するY軸方向に延在して配置された一対のガイドレ
ール40が固定されている。この一対のガイドレール4
0の内側には、駆動体10Xの駆動軸方向(X軸方向)
と直交するY軸方向に直線的に移動可能に上部テーブル
41が支持されている。
【0031】上部テーブル41上には、駆動体10Xの
駆動軸方向(X軸方向)に延在するガイド部材42が固
定されている。ガイド部材42の直上には、他方のY軸
に配設されたリニアモータ駆動装置1Yの駆動体10Y
の端部が位置するように配設されている。そして、駆動
体10Yの移動を上部テーブル41に伝達すると共に、
上部テーブル41が駆動体10Xとの移動方向に移動可
能に、駆動体10Yに固定された連結部材43がガイド
部材42に嵌挿されている。なお、駆動体10Xと上部
テーブル41との構造、上部テーブル41と駆動体10
Yとの連結手段(ガイド部材42、連結部材43)は、
例えば特公昭59−52540号公報に示すように公知
である。
【0032】そこで、リニアモータ4Xが制御装置から
与えられる指令に基づいて駆動されると、駆動体10X
はX軸方向に移動し、上部テーブル41も共に同方向に
移動する。この時、上部テーブル41のX軸方向の移動
に対しては、ガイド部材42が連結部材43に沿ってX
軸方向に移動できるようになっているので、駆動体10
Yには何等の影響も与えない。同様に、リニアモータ4
Yが制御装置から与えられる指令に基づいて駆動される
と、駆動体10YはY軸方向に移動し、この動作は連結
部材43及びガイド部材42を介して上部テーブル41
を駆動体10Xに直交したY軸方向の移動動作となる。
【0033】前記したように、駆動体10XがX軸方向
に駆動されると、図1の基本構造で説明したように、モ
ータ本体6Xは駆動体10Xの駆動の反作用として駆動
体10Xと反対方向に加速されて移動する。このため、
架台2に運動量は与えられなく、架台2の揺れは生じな
い。駆動体10YがY軸方向に駆動された場合も同様で
ある。
【0034】本実施の形態に示すXYテーブルの場合
は、2台のリニアモータ駆動装置1X、1Yを有するの
で、図2に示す制御ブロックはそれぞれのリニアモータ
駆動装置1X、1Yに対して設けることは言うまでもな
い。そして、図1の基本構造で説明したように、駆動体
10X、10Yを駆動した場合におけるコイルに与える
べき不足電圧は、対応したモータ本体速度検知センサ1
5の作用によって補償される。
【0035】図1に示すリニアモータ駆動装置1及び図
3に示すXYテーブルを例えばボンディング装置に適用
した場合の構成を簡単に説明する。ダイボンディング装
置の場合は、他端にコレットを有するアームを図1に示
すリニアモータ駆動装置1の駆動体10に上下動可能に
設ける。ワイヤボンディング装置の場合は、ボンディン
グ装置ヘッドを図3に示すXYテーブルの上部テーブル
41の上面に搭載する。
【0036】なお、上記実施の形態においては、リニア
モータ4、4X、4Yを用いた場合について説明した
が、パルスモータ、DCモータ、ACモータ等を用いた
場合にも適用できることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、モータにより駆動体を
駆動するモータ駆動装置において、前記モータのモータ
本体及び前記駆動体を同一駆動軸方向に移動可能に架台
上に設け、前記モータの直線可動部と前記駆動体を連結
し、該駆動体を駆動した時に前記モータ本体が前記駆動
体と反対方向に動けるようにし、前記駆動体の駆動によ
る反力を打ち消すように構成したので、架台の振動を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体製造装置におけるモータ駆動装
置の基本構造の一実施の形態を示し、(a)は平面図、
(b)は正面図である。
【図2】制御ブロック図である。
【図3】図1のモータ駆動装置を2台組み合わせて構成
した半導体製造装置におけるXYテーブルの一実施の形
態を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1、1X、1Y リニアモータ駆動装置 2 架台 3 モータ保持台 4 リニアモータ 4X X軸用のリニアモータ(第1のリニアモータ) 4Y Y軸用のリニアモータ(第2のリニアモータ) 6 モータ本体 8 直線可動部 9 ガイドレール 10、10X、10Y 駆動体 11、11X、11Y ガイドレール 12、12X、12Y 駆動体保持台 15 モータ本体速度検知センサ 16 駆動体センサ 17 ダンパー 20 位置指令信号 21 駆動体位置信号 22 位置加算回路 23 位置指令信号 24 第1の速度生成回路 25 速度指令信号 26 第2の速度生成回路 27 駆動体速度信号 28 モータ本体速度信号 29 速度加算回路 30 速度指令信号 31 電圧変換回路 32 増幅回路 40 ガイドレール 41 上部テーブル 42 ガイド部材 43 連結部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより駆動体を駆動する半導体製
    造装置におけるモータ駆動装置において、前記モータの
    モータ本体及び前記駆動体を同一駆動軸方向に移動可能
    に架台上に設け、前記モータの直線可動部と前記駆動体
    を連結し、該駆動体を駆動した時に前記モータ本体が前
    記駆動体と反対方向に動けるようにし、前記駆動体の駆
    動による反力を打ち消すように構成したことを特徴とす
    る半導体製造装置におけるモータ駆動装置。
  2. 【請求項2】 モータにより駆動体を駆動する半導体製
    造装置におけるモータ駆動装置において、前記モータの
    モータ本体及び前記駆動体を同一駆動軸方向に移動可能
    に架台上に設け、前記モータの直線可動部と前記駆動体
    を連結し、該駆動体を駆動した時に前記モータ本体が前
    記駆動体と反対方向に動けるようにし、前記駆動体の駆
    動による反力を打ち消すように構成し、前記モータによ
    り前記駆動体を所定位置に移動させて位置決めさせるよ
    うにしたことを特徴とする半導体製造装置におけるモー
    タ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動体を駆動した時に前記モータ本
    体が反対方向に移動するのを元の位置に戻すダンパーを
    前記モータ本体に設けたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の半導体製造装置におけるモータ駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記架台又は前記駆動体には、前記架台
    に対する前記駆動体の位置及び速度を検知するための駆
    動体検知手段を付加し、前記架台又は前記モータ本体に
    は、前記架台に対する前記モータ本体の速度を検知する
    ためのモータ本体速度検知手段を付加したことを特徴と
    する請求項1、2又は3記載の半導体製造装置における
    モータ駆動装置。
  5. 【請求項5】 モータにより駆動体を駆動するモータ駆
    動装置を平面二次元方向に2組配設し、一方の第1モー
    タ駆動装置の第1駆動体上には、他方の第2モータ駆動
    装置による第2駆動体の駆動軸方向に移動可能に上部テ
    ーブルが設けられ、前記第2モータ駆動装置の第2駆動
    体の移動を前記第1モータ駆動装置の上部テーブルに伝
    達すると共に、前記上部テーブルが前記第1駆動体との
    移動方向に移動可能に前記上部テーブルと前記第2駆動
    体とを連結手段で連結した半導体製造装置におけるXY
    テーブルにおいて、前記第1駆動体を駆動した時に、前
    記第1モータ駆動装置のモータ本体が前記第1駆動体と
    反対方向に動けるようにし、また前記第2駆動体を駆動
    した時に、前記第2モータ駆動装置のモータ本体が前記
    第2駆動体と反対方向に動けるようにし、前記第1駆動
    体及び第2駆動体の駆動による反力を打ち消すように構
    成したことを特徴とする半導体製造装置におけるXYテ
    ーブル。
  6. 【請求項6】 モータにより駆動体を駆動するモータ駆
    動装置を平面二次元方向に2組配設し、一方の第1モー
    タ駆動装置の第1駆動体上には、他方の第2モータ駆動
    装置による第2駆動体の駆動軸方向に移動可能に上部テ
    ーブルが設けられ、前記第2モータ駆動装置の第2駆動
    体の移動を前記第1モータ駆動装置の上部テーブルに伝
    達すると共に、前記上部テーブルが前記第1駆動体との
    移動方向に移動可能に前記上部テーブルと前記第2駆動
    体とを連結手段で連結した半導体製造装置におけるXY
    テーブルにおいて、前記第1駆動体を駆動した時に、前
    記第1モータ駆動装置のモータ本体が前記第1駆動体と
    反対方向に動けるようにし、また前記第2駆動体を駆動
    した時に、前記第2モータ駆動装置のモータ本体が前記
    第2駆動体と反対方向に動けるようにし、前記第1駆動
    体及び第2駆動体の駆動による反力を打ち消すように構
    成し、前記第1及び第2モータにより前記第1駆動体及
    び第2駆動体を所定位置に移動させて位置決めさせるよ
    うにしたことを特徴とする半導体製造装置におけるXY
    テーブル。
  7. 【請求項7】 前記第1駆動体及び第2駆動体を駆動し
    た時に対応するモータ本体が反対方向に移動するのを元
    の位置に戻すダンパーを前記第1及び第2モータ本体に
    設けたことを特徴とする請求項5又は6記載の半導体製
    造装置におけるXYテーブル。
  8. 【請求項8】 前記架台又は前記第1駆動体と前記架台
    又は第2駆動体には、前記架台に対する前記第1駆動体
    及び第2駆動体の位置及び速度を検知するための駆動体
    検知手段をそれぞれ付加し、前記架台又は前記第1及び
    第2モータ本体には、前記架台に対する前記モータ本体
    の速度を検知するためのモータ本体速度検知手段をそれ
    ぞれ付加したことを特徴とする請求項5又は6記載の半
    導体製造装置におけるXYテーブル。
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