JP2000003612A - 照明装置及び、それを用いた投写型表示装置 - Google Patents

照明装置及び、それを用いた投写型表示装置

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JP2000003612A
JP2000003612A JP10167430A JP16743098A JP2000003612A JP 2000003612 A JP2000003612 A JP 2000003612A JP 10167430 A JP10167430 A JP 10167430A JP 16743098 A JP16743098 A JP 16743098A JP 2000003612 A JP2000003612 A JP 2000003612A
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lens
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充弘 和田
Takaaki Tanaka
孝明 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光源に複数のランプを用いて、明るく、均一性
の高い照明光を得ることのできる照明装置を提供するこ
と。また、当該照明装置を用いて明るく、高画質な投写
画像を表示することのできる投写型表示装置を提供する
こと。 【解決手段】複数のランプ40、41から放射される光
を集光する楕円面鏡42、43と、複数の楕円面鏡で集
光した光束を合成する反射プリズム48と、合成した光
の進行方向を制御する集光レンズ50と、2枚のレンズ
アレイ51、52とを用いて照明装置を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば画像形成手段を
照明するために用いることができる照明装置と、画像形
成手段上に形成される光学像を投写レンズによりスクリ
ーン上に投写することのできる投写型表示装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大画面映像を表示する方法の1つ
として、映像信号に応じた光学像を形成する小型の画像
形成手段を光で照明し、その光学像を投写レンズにより
拡大投写する投写型表示装置が知られ、画像形成手段と
して液晶パネルを用いた投写型表示装置が実用化されて
いる。このような投写型表示装置では、投写画像の高輝
度化に対する要望が高く、複数の光源を用いた投写型表
示装置が開示されている(例えば、特開平6−2658
87号公報)。
【0003】図23は、複数の発光体と透過型の液晶パ
ネルを用いた従来の投写型表示装置の構成例である。発
光体である2つのランプ1、2から放射される光はそれ
ぞれ凹面鏡3、4により集光され、凹面鏡3、4からは
略平行光が出射される。
【0004】ランプ1、2には発光効率と色再現性に優
れたメタルハライドランプが主として用いられる。他
に、ハロゲンランプ、キセノンランプ、超高圧水銀ラン
プ、等を用いることができる。また、凹面鏡3、4には
主として放物面鏡や楕円面鏡が用いられる。
【0005】UV−IRカットフィルタ5、6は凹面鏡
3、4の出射光から紫外線、赤外線を取り除くために用
いられる。第1レンズアレイ7、8、第2レンズアレイ
9、10は、それぞれ同数で対をなす複数のレンズを二
次元状に配列して構成される。第1レンズアレイ7、8
上の各レンズは矩形であり、入射光束を多数の微小光束
に分割し、第2レンズアレイ9、10上の対応する各レ
ンズに収束させる。この時、第2レンズアレイ9、10
上の各レンズには多数の微小な発光体像が形成される。
第2レンズアレイ9、10上の各レンズは、各微小光束
を拡大し、液晶パネル21、22、23上に重畳結像さ
せる。第1レンズアレイ7、8は入射光束を微小光束に
分割し、それらを第2レンズアレイ9、10で拡大、重
畳するので、液晶パネル21、22、23を照明する光
の均一性を大幅に向上できる利点がある。
【0006】第2レンズアレイ9、10を出射した光は
ダイクロイックミラー11、12により赤、緑、青の3
原色光に分離された後、各色に対応する液晶パネル2
1、22、23に入射する。リレーレンズ13、14
は、第2レンズアレイ9、10から液晶パネル21、2
2、23に至る距離である照明光路長の違いによる照明
光の強度差を補正している。また、各色の光路を折り曲
げるために平面ミラー15、16、17を配置してい
る。フィールドレンズ18、19、20はそれぞれ液晶
パネル21、22、23に入射する照明光を投写レンズ
25の瞳面26に集光する。液晶パネル21、22、2
3上には透過率の変化として光学像が形成され液晶パネ
ル21、22、23から出射した赤、緑、青の3原色光
は、ダイクロイックプリズム24により合成された後、
投写レンズ25に入射する。投写レンズ25は、液晶パ
ネル21、22、23上に形成された光学像をスクリー
ン(図示せず)上に拡大投写する。
【0007】凹面鏡3、4の背面近傍に配置されたファ
ン27、28は、ランプ1、2及び凹面鏡3、4の冷却
を行うために用いられる。この種のファンには、軸流フ
ァンが広く用いられている。ファン27、28は、凹面
鏡3、4の上面、底面、或いは側面部に配置しても良い
が、ランプ1、2、凹面鏡3、4はそれぞれ光軸29、
30に対して回転対称形であるため、それらの温度分布
にかたよりを生じる。それ故、冷却を効率良く行うため
にファン27、28を凹面鏡3、4の背面近傍に配置し
ている。
【0008】上記構成によれば、液晶パネルを複数のラ
ンプで照明するため、明るい投写型表示装置が構成でき
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】投写画像表示装置にお
いて投写画像の明るさを向上させるためには、ランプの
消費電力を大きくすれば良い。しかし、十分なランプ寿
命を確保しつつ、消費電力を大きくすると、発光体の形
状が長く、太くなり、光学系の光利用効率が低下すると
いう問題がある。
【0010】図23に示した、従来の投写型表示装置
は、比較的消費電力の小さい複数のランプを用いて上記
問題を改善し、投写型表示装置の明るさを効率良く向上
したものである。
【0011】しかしながら、図23に示した様な従来の
構成では、投写レンズの光軸31を挟んで2つのランプ
1、2とそれぞれに対応した凹面鏡3、4、第1レンズ
アレイ7、8、第2レンズアレイ9、10が配置されて
いるため、次の様な課題を有していた。
【0012】即ち、図24は、図23に示す構成におい
て、投写レンズ25の瞳面26に形成される発光体像3
2、33の様子を模式的に示したものである。図中、破
線は第2レンズアレイの外形を示す仮想線である。投写
レンズ25の瞳面26には、投写レンズ25の光軸31
を挟んで、各々のランプ1、2に対応する発光体像3
2、33が形成されることになる。一般に、投写レンズ
25には、口径触があり、スクリーン上で、中心の照度
に対して周辺の照度が低下する。これは、投写レンズ2
5の瞳面26での発光体像32、33が口径触によりケ
ラレを生じるためである。それ故、図23のように光軸
31を挟んで配置される2つのランプ1、2の発光特性
が異なる場合には、スクリーン周辺部の明るさに寄与す
る発光体像が異なるため、スクリーン上で投写画像の色
むらを生じる。また、いずれかのランプが不点灯になっ
た場合、スクリーン上での照度分布が不均一になるとい
う課題があった。
【0013】さらに、図23に示す構成において、3原
色の中の1つの色光については、光路中にリレーレンズ
13、14を配置して照明光を液晶パネル23に導いて
おり、投写レンズ25の瞳面26に形成される発光体像
が光軸31に対して反転する。従って、2つのランプ
1、2の発光特性が少しでも異なれば、投写レンズ25
の口径触により、発光体像のケラレの様相が一色だけ異
なり、結果として、スクリーン上で投写画像に大きな色
むらを生じるという課題が発生していた。従って、複数
のランプを用いて投写型表示装置を構成する場合、投写
レンズの瞳面に形成される各ランプの発光体像が光軸に
対してできるだけ対称であることが必要であった。
【0014】また、図23に示す構成では、複数のラン
プに対応して第1レンズアレイおよび第2レンズアレイ
が必要であったため、コスト高になるという課題があっ
た。
【0015】さらに、第2レンズアレイの有効開口の大
きさがランプの数に応じて大きくなり、投写レンズには
非常に大きな集光角が要求されていた。集光角の増大
は、投写レンズの大型化を招きコストアップにつなが
る、という課題があった。照明する光の照射角を小さく
するために照明光路長を長くとればよいが、第2レンズ
アレイと液晶パネルとの間隔が長くなり、投写型表示装
置全体が大型化する、という課題があった。
【0016】本発明は、このような従来の装置の上記課
題を鑑みてなされたものであり、複数のランプを用いた
場合であっても、各ランプの放射光を効率良く集光し、
均一性の高い照明光を形成することのできる照明装置を
提供することを目的とする。また、この照明装置を用い
て明るく、高画質な投写画像を表示することのできる投
写型表示装置を提供することを目的とする。さらに、複
数のランプを効率良く冷却し、ランプ交換を容易に行う
ことのできる投写型表示装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の照明装置(請求項1記載の発明に対応)
は、発光体の放射する光を集光して被照明領域を照明す
る照明装置であって、複数の前記発光体と、前記複数の
発光体と同数で対をなし前記発光体の放射光を集光する
複数の凹面鏡と、前記複数の凹面鏡で集光された光がそ
れぞれ入射し、それぞれの光を所定の方向に反射する反
射手段と、前記反射手段で反射された光が入射し入射光
の光束密度を制御して実質上平行な平行光を出射する集
光手段と、複数のレンズから構成され、前記集光手段か
らの光を複数の光束に分割する第1レンズアレイ板と、
複数のレンズから構成され、前記第1レンズアレイ板か
らの光が入射する第2レンズアレイ板とを備えた照明装
置である。
【0018】又、本発明の照明装置(請求項2記載の発
明に対応)は、発光体の放射する光を集光して被照明領
域を照明する照明装置であって、複数の前記発光体と、
前記複数の発光体と同数で対をなし前記発光体の放射光
を集光する複数の凹面鏡と、前記複数の凹面鏡で集光さ
れた光が入射し、それぞれの光を所定の方向に反射する
反射手段と、前記反射手段で反射された光が入射し入射
光の光束密度を制御して実質上平行な平行光を出射する
集光手段と、複数のレンズから構成され、前記集光手段
からの光を複数の光束に分割する第1レンズアレイ板
と、複数のレンズから構成され、前記第1のレンズアレ
イ板からの光が入射する第2レンズアレイ板と、前記第
2レンズアレイ板からの光が入射し自然光を偏光方向が
直交する2つの直線偏光に分離する偏光分離手段と、前
記偏光分離手段からの光が入射し前記2つの直線偏光の
うち少なくともいずれか一方の偏光方向を回転する偏光
回転手段と、を備えた照明装装置である。
【0019】又、本発明の照明装置(請求項3記載の発
明に対応)は、上記集光手段が、一枚の球面または非球
面レンズにより構成されており、前記集光手段における
前記制御とは、有効径の光軸近傍部から周辺部に沿って
光束密度が小さくなるように制御することである照明装
置である。
【0020】又、本発明の照明装置(請求項4記載の発
明に対応)は、上記集光手段が、入力側レンズと出力側
レンズにより構成されており、前記入力側レンズは有効
径の周辺部について正のパワーを有すると共に光軸近傍
部について周辺部よりも緩やかなパワーを有し、前記出
力側レンズは有効径の光軸近傍部について正のパワーを
有するとともに周辺部について光軸近傍部よりも緩やか
なパワーを有し、前記集光手段における前記制御とは、
有効径の光軸近傍部から周辺部に沿って光束密度が実質
上均一になるように制御することである照明装置であ
る。
【0021】又、本発明の照明装置(請求項5記載の発
明に対応)は、上記入力側レンズと前記出力側レンズの
間に光路を折り曲げる平面ミラーを配置した照明装置で
ある。
【0022】又、本発明の照明装置(請求項6記載の発
明に対応)は、上記凹面鏡と前記反射手段の間に光路を
折り曲げる平面ミラーを配置した照明装置である。
【0023】又、本発明の照明装置(請求項7記載の発
明に対応)は、上記平面ミラーが、赤外光を透過し可視
光を反射するコールドミラーである照明装置である。
【0024】又、本発明の照明装置(請求項8記載の発
明に対応)は、上記反射手段が、複数の発光体と同数の
反射面を備えた反射プリズムである照明装置である。
【0025】又、本発明の照明装置(請求項9記載の発
明に対応)は、上記反射プリズムの反射面に、アルミニ
ウム膜または誘電体多層膜が蒸着されている照明装置で
ある。
【0026】又、本発明の照明装置(請求項10記載の
発明に対応)は、上記反射手段が、全反射面を備えた直
角プリズムである照明装置である。
【0027】又、本発明の照明装置(請求項11記載の
発明に対応)は、上記直角プリズムが、石英ガラス製で
ある照明装置である。
【0028】又、本発明の照明装置(請求項12記載の
発明に対応)は、上記被照明領域が、長軸と短軸を有す
る矩形であり、前記複数の発光体は2つの発光体であ
り、その2つの発光体が前記長軸に対して実質上平行な
平面上に配置されている照明装置である。
【0029】又、本発明の照明装置(請求項13記載の
発明に対応)は、上記偏光分離手段が、複数の偏光分離
プリズムを被照明領域の短軸方向に配列してなる偏光分
離プリズムアレイである照明装置である。
【0030】又、本発明の投写型表示装置(請求項14
記載の発明に対応)は、照明光を形成する上記照明装置
と、前記照明装置からの光が入射し、映像信号に応じて
光学像を形成する1つの画像形成手段と、前記画像形成
手段上に形成された光学像をスクリーン上に投写する投
写手段と、を備えた投写型表示装置である。
【0031】又、本発明の投写型表示装置(請求項15
記載の発明に対応)は、照明光としての白色光を形成す
る、上記照明装置と、前記照明装置からの白色光を赤、
緑、青の色成分の光に分離する色分離手段と、前記色分
離手段からの各色光が入射し、映像信号に応じて光学像
を形成する3つの画像形成手段と、前記画像形成手段か
ら出射する赤、緑、青の色光を合成する色合成手段と、
前記画像形成手段上に形成された光学像をスクリーン上
に投写する投写手段とを備えた投写型表示装置である。
【0032】又、本発明の投写型表示装置(請求項16
記載の発明に対応)は、一対の発光体と凹面鏡から構成
される複数の光源と、前記複数の光源からの光が入射し
映像信号に応じて光学像を形成する画像形成手段と、前
記画像形成手段上に形成された光学像をスクリーン上に
投写する投写手段とが一つの筐体内に納められた投写型
表示装置であって、前記複数の光源は、各々が前記複数
の光源と同数で対をなす第1の固定手段により固定され
ており、前記第1の固定手段は、各々が第2の固定手段
に脱着が可能であり、前記第2の固定手段は、前記筐体
内に取り付けられた第3の固定手段に脱着が可能である
投写型表示装置である。
【0033】又、本発明の投写型表示装置(請求項17
記載の発明に対応)は、一対の発光体と凹面鏡から構成
される複数の光源と、前記複数の光源を冷却するための
冷却手段と、前記複数の光源からの光が入射し映像信号
に応じて光学像を形成する画像形成手段と、前記画像形
成手段上に形成された光学像をスクリーン上に投写する
投写手段とが一つの筐体内に納められた投写型表示装置
であって、前記複数の光源は、各々の光軸がおよそ平行
となるように配置されており、前記冷却手段は、前記複
数の光源の配列方向に所望の長さの回転軸を有し、前記
回転軸の周りに複数の送風羽ねを備えた投写型表示装置
である。
【0034】又、本発明の投写型表示装置(請求項18
記載の発明に対応)は、上記冷却手段は、クロスフロー
ファンである投写型表示装置である。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の照明装置および投
写型表示装置に対する実施の形態について、図面を参照
ながら説明する。 (照明装置の実施の形態1)図1(a)、図1(b)
は、本発明にかかる照明装置の第1の実施の形態を示す
構成例である。尚、図1(b)は、図1(a)に示す反
射プリズム48の拡大図である。
【0036】本発明の照明装置は、例えば、画素構造を
備えた液晶パネルを照明するための光を形成するものと
する。
【0037】図1(a)、図1(b)において、40、
41は放電ランプ、42、43は楕円面鏡、44、45
はUV−IRカットフィルタ、46、47は平面ミラ
ー、48は反射プリズム、49は二次光源、50は集光
レンズ、51は第1レンズアレイ、52は第2レンズア
レイ、53はビーム合成レンズ、54はフィールドレン
ズ、55は液晶パネル、56は投写レンズ、57は投写
レンズの瞳面である。
【0038】放電ランプ40、41は、メタルハライド
ランプ、超高圧水銀ランプ、キセノンランプ等を用いる
ことができ、アーク放電による発光体40a、41aが
形成される。発光体40a、40bから放射される光は
それぞれ対応する楕円面鏡42、43により集光し、U
V−IRカットフィルタ44、45で紫外光、赤外光成
分を除去した後、平面ミラー46、47で光路を折り曲
げる。この時、楕円面鏡42、43の第1焦点は発光体
40a、41aの重心近傍に配置し、第2焦点は反射プ
リズム48の反射面48a近傍に配置する。これによ
り、反射プリズム48の反射面48a近傍には、発光体
40a、41aの像40b、41bによる二次光源49
を形成することができる。それ故、以下の光学系では本
来離れた位置にある発光体40a、41aから放射され
る光を、二次光源49から放射される光として取り扱う
ことができる。
【0039】反射プリズムの反射面は、アルミニウム膜
または誘電体多層膜が蒸着されており、可視光を効率良
く反射する。
【0040】二次光源49から放射される光は発散光で
あり集光レンズ50に入射する。図2を用いて集光レン
ズ50の作用を説明する。集光レンズ50は例えば、非
球面の両凸レンズを用いる。図2は、集光レンズ50に
おける、入射光束の進行方向の制御の仕方を説明するた
めの概念図である。
【0041】集光レンズ50は、入射光を略平行光に変
換する。ここで、集光レンズ50における、上記制御の
仕方の概念を分かりやすく説明するために、図2に示す
様に、便宜上、出射光束の断面を4つの領域に分割した
図を用いる。
【0042】同図に示す通り、入射光束の各領域におけ
る光束密度をS1、S2、S3、S4、出射光束の各領
域における光束密度をSS1、SS2、SS3、SS4
とすると、集光レンズ50は、例えば、S1<SS1、
S2<SS2、S3=SS3、S4>SS4であり、さ
らにSS1>SS2>SS3>SS4となるように入射
光束の進行方向を制御して出射させる。
【0043】これにより集光レンズ50からは、光軸5
8から離れるほど光束密度が小さくなる平行光束が出射
する。
【0044】集光レンズ50からの平行光束は、複数の
レンズで構成した第1レンズアレイ51に入射し、多数
の微小光束に分割する。図3は、第1レンズアレイの構
成例を示す。複数の矩形レンズを二次元状に配列して構
成し、各矩形レンズの形状は、被照明領域である液晶パ
ネル55と相似形状とする。
【0045】多数の微小光束は、それぞれ複数のレンズ
で構成した第2レンズアレイ52の対応するレンズ上に
収束する。第2レンズアレイ52上には、発光体40
a、41aによる多数の像が形成される。第2レンズア
レイ52は、例えば第1レンズアレイ51と同一の形状
とすれば良い。
【0046】図4は、第2レンズアレイ52の出射面側
から見た発光体像の様子を模式的に示したもので、各矩
形レンズには、発光体40a、41aに対応する2つの
発光体像40c、41cが形成される。尚、図4では、
発光体40aに対応する発光体像40cには斜線を施
し、発光体像41cには、斜線を施すことなく、双方を
区別した。
【0047】集光レンズ50の作用により第1レンズア
レイ51の入射光束の密度は、光軸58から離れるほど
小さくなるので、発光体像40c、41cの大きさも、
光軸58から離れるほど小さくなる。
【0048】第2レンズアレイ52の各矩形レンズは、
対応する第1レンズアレイ51の矩形レンズ面に入射し
た微小光束を拡大し、液晶パネル面55を照明する。ビ
ーム合成レンズ53は、第2レンズアレイ52の各矩形
レンズから出射した光を液晶パネル55上で重ね合わせ
るために用いている。
【0049】第1レンズアレイ51の入射光束を多数の
微小光束に分割し、それらを拡大して液晶パネル55上
で重ね合わせるので、液晶パネル55上を均一良く照明
することができる。さらに、発光体40、41を液晶パ
ネル55の長軸と光軸58を含む平面に対しておよそ平
行な平面内に配置し、第2レンズアレイ52の各矩形レ
ンズの長軸方向に発光体40、41の像を形成すること
により、各矩形レンズ上に効率良く発光体像を配列でき
る。これにより、複数のランプを用いた場合であって
も、高効率な照明を実現できる。
【0050】フィールドレンズ54は、液晶パネル55
上を照明する光を投写レンズ56の瞳面57に集光する
ためのものである。投写レンズ55は、液晶パネル55
上に形成される光学像をスクリーン(図示せず)上に投
写する。
【0051】投写レンズ56の瞳面57と第2レンズア
レイ52面とは略共役関係となる。
【0052】図5は、投写レンズ56の出射側から見た
瞳面57の様子を模式的に示したものである。破線は第
2レンズアレイの外形を示す仮想線である。本来、投写
レンズ56が照明光を損失すること無く取り込むために
は、少なくとも点線で示す円580に相当する大きさの
瞳面が必要になる。しかし、投写レンズの小型化、低コ
スト化のためには、瞳面はできる限り小さい方が好まし
い。
【0053】集光レンズ50は、上述の作用により発光
体像40c、41cを瞳面57の中心部ほど大きく、周
辺部ほど小さくする。仮に、周辺部の発光体像を取り込
まないとしても大きな損失にはならない。それ故、瞳面
57は実線で示す円59とすれば損失を最小限に抑えな
がら、投写レンズを小型化、低コスト化できる。
【0054】また、図23に示す従来の構成例のような
投写レンズの瞳面での発光体像(図24参照)と比べ
て、図4,図5に示す通り、本実施の形態の場合、光軸
58に対して2つの発光体像40c,41cが、投写レ
ンズ56上で光軸58に対してほぼ対称に形成されてい
ることがわかる。それ故、例えば、1つのランプが不点
灯になった場合であっても、大きな明るさむらを生じる
ことは無い。
【0055】凹面鏡と反射プリズムの間に配置した平面
ミラーは、コールドミラーであっても良い。
【0056】コールドミラーは、赤外光を透過し可視光
を反射するので、反射プリズムや集光レンズの発熱を抑
制できる。
【0057】反射プリズムは、図6に示すような全反射
面60、61を備えた直角プリズム62、63であって
も良い。全反射を利用すれば反射率を高くすることがで
きるので、効率が向上する。この場合、プリズムは耐熱
性の高い石英ガラスで作製すれば信頼性を向上できる。
【0058】集光レンズを耐熱性の高い樹脂で作製すれ
ば低コスト化、軽量化できる。第2レンズアレイは第1
レンズアレイと同一形状であることに限定するものでは
ない。
【0059】また、ビーム合成レンズを配置する代わり
に第2レンズアレイの各レンズを適切に偏心した構成で
あっても良い。
【0060】本実施の形態では集光レンズに一枚の非球
面両凸レンズを使用した例を示したが、これに限定する
ものではない。上述の作用を有するものであれば、例え
ば、球面レンズや、複数のレンズで構成したものであっ
ても本発明の集光レンズとして用いることができる。
【0061】以上のように、複数のランプを用いても、
投写レンズ瞳面に形成される発光体像が光軸に対してお
よそ対称に配置され、照明光の照度均一性および色均一
性が良く、光利用効率の高い照明装置が構成できる。ま
た、照明光の光束密度を制御する集光レンズを配置し、
投写レンズの瞳面には光軸近傍部ほどより大きな発光体
像が形成されるので、この照明装置を用いれば比較的F
ナンバの大きな投写レンズを用いることが可能となり、
小型で低コストな投写型表示装置が構成できる。 (照明装置の実施の形態2)図7は、本発明にかかる照
明装置の第2の実施の形態を示す構成例である。
【0062】ランプから集光レンズに至る構成は、図1
に示したものと同様である。図1と異なるのは、偏光分
離手段としての偏光分離プリズムアレイ72と、偏光回
転手段としての1/2波長板73を備えていることであ
る。70は第1レンズアレイ、71は第2レンズアレ
イ、74はビーム合成レンズ、75はフィールドレン
ズ、76は偏光を利用して光を変調する液晶パネル、7
7は投写レンズ、78は投写レンズの瞳面である。
【0063】本実施の形態の効果は、図1に示したもの
と以下の点で異なる。
【0064】図8は、偏光分離プリズムアレイ72と1
/2波長板73の構成例を示す。偏光分離プリズムアレ
イ72は、偏光分離プリズム80を発光体の配列方向と
垂直な方向、すなわち液晶パネル76の短軸方向に複数
配列して構成する。偏光分離プリズム80は第2レンズ
アレイ71の短軸方向のレンズピッチの約1/2のピッ
チで配列する。偏光分離プリズム80の接合面には、偏
光分離膜81を配置する。さらに、偏光分離プリズムア
レイ72の出射側には、偏光分離プリズム80の2倍の
ピッチで1/2波長板73を配置する。
【0065】偏光分離プリズムアレイ72と1/2波長
板73の作用を、図9を用いて説明する。
【0066】第2レンズアレイ71の1つの矩形レンズ
90に着目する。矩形レンズ90を出射した光は、1つ
の偏光分離プリズム91に入射し、偏光分離膜92によ
りP偏光は透過し、S偏光は反射する。反射したS偏光
の光は、隣の反射膜93に入射し、再び反射され、1/
2波長板73に入射する。1/2波長板73は入射光の
偏光方向を90°回転するように配置してあり、入射し
たS偏光の光をP偏光に変換する。
【0067】偏光分離プリズムアレイ72と1/2波長
板73により自然光を1つの偏光方向の光に変換した光
は、ビーム合成レンズ74に入射し、液晶パネル76上
に重畳されて液晶パネル76を均一に照明する。この場
合の液晶パネル76の入射側には偏光軸をP偏光にあわ
せた偏光板が備えてあり、従来、入射側偏光板で損失と
なっていた一方の偏光方向の光を利用できるため、液晶
パネル76を照明する有効な光量を増大できる。
【0068】フィールドレンズ75は、液晶パネル76
上を照明する光を投写レンズ77の瞳面78に集光する
ためのものである。投写レンズ77の瞳面78と第2レ
ンズアレイ71面とは略共役関係となる。
【0069】図10は、投写レンズ77の出射側から見
た瞳面78の様子を模式的に示したものである。破線は
第2レンズアレイの外形を示す仮想線である。瞳面78
には、発光体40a、41aの像として、偏光分離プリ
ズムアレイ72をそのまま透過する光の発光体像49P
と、偏光分離プリズムアレイ72で反射されて1/2波
長板73を通過する光の発光体像49Sが短軸方向に交
互に形成される。このように、2つの発光体40a、4
1aの像を矩形レンズの長軸方向に配列し、それぞれに
対応するP偏光、S偏光の像49P、49Sを矩形レン
ズの短軸方向に配列することにより、第2レンズアレイ
71、偏光分離プリズムアレイ72上での発光体像のケ
ラレが小さくなり、光損失を低減できる。
【0070】瞳面として必要十分な大きさは、図10に
点線で示す円100であるが、集光レンズ50に作用に
より、周辺部の発光体像ほど小さくしているので、実線
で示す円101を瞳面としても損失を最小限に抑えなが
ら、投写レンズを小型化、低コスト化できる。
【0071】以上のように、複数のランプを用いても、
投写レンズ瞳面に形成される発光体像が光軸に対してお
よそ対称に配置され、照明光の照度均一性および色均一
性が良く、光利用効率の高い照明装置が構成できる。ま
た、照明光の光束密度を制御する集光レンズを配置し、
投写レンズの瞳面には光軸近傍部ほどより大きな発光体
像が形成されるので、比較的Fナンバの大きな投写レン
ズを用いることが可能となり、小型で低コストな投写型
表示装置が構成できる。さらに、自然光を一方向の偏光
の光に変換する光学要素を配置するため、この照明装置
を用いれば光利用効率が極めて高く、高輝度な投写型表
示装置を構成できる。(照明装置の実施の形態3)図1
1は、本発明にかかる照明装置の第3の実施の形態を示
す構成例である。
【0072】ランプから反射プリズムに至る構成、第1
レンズアレイから液晶パネルに至る構成は、図1に示し
たものと同様である。図1と異なるのは、集光レンズ5
0に代わって集光手段としての入力側レンズ110、出
力側レンズ111が配置されていることである。112
は投写レンズ、113は投写レンズの瞳面である。
【0073】本実施の形態の効果は、図1に示したもの
と以下の点で異なる。図12を用いて入力側レンズ11
0と、出力側レンズ111の作用を説明する。図12
は、入力側レンズ110と、出力側レンズ111におけ
る、入射光束の進行方向の制御の仕方を説明するための
概念図である。
【0074】入力側レンズ110は、例えば、入射面は
平面で、出射面は周辺部で正のワパーを有し、光軸近傍
では周辺部に比べて緩やかなパワーを有する。それ故、
入射光は光軸近傍ではほとんど進行方向を変えずにその
まま直進し、周辺部では大きく屈折作用を受けて略平行
光に変換される。
【0075】出力側レンズ111は、例えば、入射面は
平面で、出射面は光軸近傍で正のパワーを有し、周辺部
では光軸近傍に比べて緩やかなパワーを有する。それ
故、入射光は光軸近傍では屈折作用を受けて略平行光に
変換され、周辺部ではほとんど進行方向を変えずにその
まま直進する。
【0076】二次光源49から放射される発散光は、入
力側レンズ110と出力側レンズ111を通過する際に
進行方向を制御され、略平行光に変換されて出力側レン
ズ111から出射する。
【0077】ここで、各レンズ110、111におけ
る、上記制御の仕方の概念を分かりやすく説明するため
に、図12に示す様に、便宜上、出射光束の断面を4つ
の領域に分割した図を用いる。
【0078】同図に示す通り、入射光束の各領域におけ
る光束密度をS1、S2、S3、S4、出射光束の各領
域における光束密度をSS1、SS2、SS3、SS4
とすると、入力側レンズ110と出力側レンズ111
は、例えば、S1>SS1、S2>SS2、S3=SS
3、S4<SS4とし、さらにSS1=SS2=SS3
=SS4となるように入射光束の進行方向を制御して出
射させる。これにより出力側レンズ111からは、光軸
114からの距離に関係なく密度の均一な平行光束が出
射する。
【0079】上述の作用により次のような利点がある。
一般に、第1レンズアレイ51に密度の不均一な光束が
入射すると、第2レンズアレイ52の各レンズ上に形成
される発光体像の大きさが不均一になり、光束密度の大
きい領域ほどより大きな発光体像が形成される。ランプ
の発光体サイズが比較的小さい場合は問題ないが、発光
体サイズが大きくなると、発光体像も比例して大きくな
り、場合によっては、各レンズの開口の大きさよりも大
きな発光体像が形成されることになり、光損失を発生す
る。
【0080】入力側レンズ110、出力側レンズ111
により第1レンズアレイ51の入射光束の密度をおよそ
均一にすれば、発光体像の大きさもおよそ均一にできる
ので、発光体サイズに関係なく、上述のような光損失を
大幅に低減できる。
【0081】投写レンズ112の瞳面113と第2レン
ズアレイ52面とは略共役関係となる。図13は、投写
レンズ112の出射側から見た瞳面113の様子を模式
的に示したものである。破線は第2レンズアレイの外形
を示す仮想線である。また、瞳面は実線の円130で示
すように、全ての発光体像40d、41dを十分取り込
むだけの大きさを有する。入力側レンズ110と出力側
レンズ111の作用により瞳面にはおよそ均一な発光体
像40d、41dが形成される。
【0082】以上のように、複数のランプを用いても、
投写レンズの瞳面に形成される発光体像が光軸に対して
およそ対称に配置され、照明光の照度均一性および色均
一性が良く、光利用効率の高い照明装置が構成できる。
また、照明光の光束密度を制御する入力側レンズと出力
側レンズを配置し、発光体像の大きさをおよそ均一にで
きるので、比較的発光体サイズの大きなランプを用いる
場合であっても、第2レンズアレイの各レンズ開口上で
発生する光損失を抑制でき、光利用効率の高い照明装置
が構成できる。また、この照明装置を用いれば光利用効
率が極めて高く、高輝度な投写型表示装置が構成でき
る。 (照明装置の実施の形態4)図14は、本発明にかかる
照明装置を用いた投写型表示装置の第4の実施の形態を
示す構成例である。
【0083】ランプ40、41から出力側レンズ111
に至る構成は、図11に示したものと、また、第1レン
ズアレイ70から液晶パネル76に至る構成は、図7に
示したものと同様である。140は投写レンズ、141
は投写レンズの瞳面である。
【0084】入力側レンズ110、出力側レンズ111
は、二次光源49から放射される発散光をおよそ光束密
度が均一な略平行光に変換する。第1レンズアレイ70
から液晶パネル76に至る要素は、実施の形態2で説明
した作用により、出力側レンズ111の出射光を効率良
く液晶パネル76に導き、液晶パネル76を均一に照明
する。
【0085】図15は、投写レンズ150の出射側から
見た瞳面151の様子を模式的に示したものである。破
線は第2レンズアレイの外形を示す仮想線である。瞳面
151には、二次発光体49の像として、偏光分離プリ
ズムアレイ72をそのまま透過する光の二次発光体像1
51と、偏光分離プリズムアレイ72で反射されて1/
2波長板73を通過する光の二次発光体像152が短軸
方向に交互に形成される。以上のように、複数のランプ
を用いても、投写レンズ瞳面に形成される発光体像が光
軸に対しておよそ対称に配置され、照明光の照度均一性
および色均一性が良く、光利用効率の高い照明装置が構
成できる。また、照明光の光束密度を制御する入力側レ
ンズと出力側レンズを配置し、発光体像の大きさをおよ
そ均一にできるので、比較的発光体サイズの大きなラン
プを用いる場合であっても、第2レンズアレイの各レン
ズ開口上で発生する光損失を抑制でき、光利用効率の高
い照明装置が構成できる。さらに、自然光を一方向の偏
光の光に変換する光学要素を配置するため、この照明装
置を用いれば光利用効率が極めて高く高輝度な投写型表
示装置を構成できる。(投写型表示装置の実施の形態
1)図16は、本発明にかかる投写型表示装置の第1の
実施の形態を示す構成例である。
【0086】ランプ40、41から集光レンズ50に至
る要素は、図1に示した照明装置の構成と同様である。
【0087】160は第1レンズアレイ、161は第2
レンズアレイ、162はフィールドレンズ、163は液
晶パネル、164は投写レンズ、165は投写レンズの
瞳面、166はスクリーンである。
【0088】照明装置の第1の実施の形態と同様に、集
光レンズ50からは光軸近傍ほど密度の高い光束が出射
する。第1レンズアレイ160は液晶パネル163と相
似形状の矩形レンズを二次元状に配列して構成し、集光
レンズ50の出射光束を多数の微小光束に分割して、そ
れらを第2レンズアレイ161上に集光する。第2レン
ズアレイ161は、各微小光束を拡大して、それらを液
晶パネル163上で重ね合わせる。このため、第2レン
ズアレイ161を構成する各矩形レンズは、適切に偏心
させてある。
【0089】液晶パネル163は、赤、緑、青のカラー
フィルタを備えたアクティブマトリクス方式のカラー液
晶パネルであり、映像信号に応じた画素への引加電圧の
制御により光を変調し、カラーの光学像を形成する。フ
ィールドレンズ162は、液晶パネル163上を照明す
る光を投写レンズ164の瞳面165に集光するための
ものである。液晶パネル163を透過した光は、投写レ
ンズ164によりスクリーン166上に拡大投写され
る。投写レンズ164の瞳面165には、図5に示した
ような発光体像が光軸167に対しておよそ対称な位置
に形成される。
【0090】以上のように、2つのランプを用いた照明
装置として、図1に示した照明装置を用い ることで、
2つのランプからの光を非常に効率良く液晶パネルに導
き、均一に照明できる。
【0091】従って、均一性が良く、光利用効率の高い
投写型表示装置が構成できる。1枚の液晶パネルを用い
て構成するため、小型で低コストな投写型表示装置が構
成できる。
【0092】照明装置は、図16に示す構成に限定する
ものではなく、例えば、照明装置として、第2から第4
の発明の実施の形態の照明装置を用いても良い。
【0093】(投写型表示装置の実施の形態2)図17
は、本発明にかかる投写型表示装置の第2の実施の形態
を示す構成例である。
【0094】ランプ40、41からビーム合成レンズ7
4に至る要素は、図14に示した照明装置の構成と同様
である。ただし、入力側レンズ110と出力側レンズ1
11の間に平面ミラー170を配置して光路を折り曲げ
ている。
【0095】171、172はそれぞれ赤緑反射、緑反
射のダイクロイックミラー、173はダイクロイックミ
ラーから構成される色分離手段、174、175、17
6は平面ミラー、177、178はリレーレンズ、17
9、180、181はフィールドレンズ、182、18
3、184は液晶パネル、185はダイクロイックプリ
ズム、186、187はそれぞれダイクロイックプリズ
ム185を構成する青反射、赤反射のダイクロイックミ
ラー、188は投写レンズ、189は投写レンズの瞳面
である。
【0096】ランプ40、41からビーム合成レンズ7
4に至る照明装置から出射した光は、色分離光学系17
3に入射する。色分離光学系173に入射した光は、赤
緑反射のダイクロイックミラー171、緑反射のダイク
ロイックミラー172により、赤、緑、青の3原色光に
分離される。青、緑の色光はそれぞれフィールドレンズ
179、180を透過し、液晶パネル182、183に
入射する。赤の色光はリレーレンズ177、178、フ
ィールドレンズ181を透過して、液晶パネル184に
入射する。平面ミラー174、175、176はそれぞ
れ青及び赤の光路中に配置され、各光路を折り曲げてい
る。3枚の液晶パネル182、183、184はアクテ
ィブマトリクス方式であって、映像信号に応じた画素へ
の引加電圧の制御により光を変調し、それぞれ青、緑、
赤の光学像を形成する。液晶パネル182、183、1
84を透過した光は、色合成光学系であるダイクロイッ
クプリズム185により合成され、投写レンズ188に
よりスクリーン(図示せず)上に拡大投写される。投写
レンズ188の瞳面189には、例えば、図15に示し
たような大きさの均一な発光体像が光軸190に対して
およそ対称な位置に形成される。
【0097】以上のように、2つのランプを用いた照明
装置として、図14に示した照明装置を用いることで、
2つのランプからの光を非常に効率良く液晶パネルに導
き、均一に照明できる。従って、均一性が良く、光利用
効率の高い投写型表示装置が構成できる。3枚の液晶パ
ネルを用いて構成するため、明るく高精細な投写型表示
装置が構成できる。
【0098】照明装置は、図17に示す構成に限定する
ものではなく、例えば、照明装置として、第1から第3
の発明の実施の形態の照明装置を用いても良い。 (投写型表示装置の実施の形態3)図18は、本発明に
かかる投写型表示装置の第3の実施の形態を示す構成図
である。
【0099】本発明の投写型表示装置は、主として光源
ユニットに関わるもので、特に説明に必要のない要素に
関しては省略する。
【0100】191、192はファン、197、198
は凹面鏡固定枠、199は光源ハウス、200は光源ハ
ウス取り付け台、201は筐体である。
【0101】ランプ40、41、凹面鏡42、43、液
晶パネル55、投写レンズ56は、図1に示したものと
同様である。凹面鏡42、43と液晶パネル55の間に
は、例えば、図1に示したような構成の照明光学系が配
置され、液晶パネル55を効率よく、かつ均一に照明す
る。
【0102】ランプ40、41は、それぞれ接着剤19
3、194により凹面鏡42、43に固定する。接着剤
193、194には、スミセラム(朝日化学工業製)等
の無機質耐熱性接着剤を用いる。凹面鏡42、43は、
それぞれ固定金具195、196により凹面鏡固定枠1
97、198に固定し、更に凹面鏡固定枠197、19
8は共通の光源ハウス199に取り付ける。
【0103】筐体201には、光源ハウス取り付け台2
00が固定されており、これに光源ハウス199を取り
付ける。筐体201の側面部には、光源ハウス199を
挿入するための光源ハウス挿入口202を設けている。
【0104】光源ハウス199は、光源ハウス取り付け
台200に対して自由に取り外しが可能であり、更に、
凹面鏡固定枠197、198は、光源ハウス199に対
して自由に取り外しが可能な構成になっている。
【0105】図19は、凹面鏡と凹面鏡固定枠の構成の
一例を示す概略立体図である。ランプ40が固定された
凹面鏡42は、凹面鏡固定枠197に固定する。凹面鏡
固定枠197の前面には凹面鏡42の出射側開口部に合
わせた出射窓203が、また、背面には冷却のための通
風口204、及び脱着用金具205が、更に、上面には
ランプ40へ電力を供給するために電源部との接続を行
うコネクタ206を設けている。コネクタ206は、例
えば、波線で示した位置に取り付けることもできる。ラ
ンプ40の先端の一方にはリード線207を接続し、他
方には口金208を設けている。リード線207、口金
208には、それぞれ延長用のコード線209、210
を接続し、コード線209、210の多端はコネクタ2
06に接続する。
【0106】ランプ41、凹面鏡43についても、同様
にして凹面鏡固定枠198に固定する。ただし、コネク
タ206は、凹面鏡固定枠197、198で互いに異な
る位置に配置する。
【0107】例えば、凹面鏡固定枠197のコネクタ2
06は実線の位置に、また凹面鏡固定枠198のコネク
タ206は破線の位置に配置する。
【0108】図20は、光源ハウス199の構成の一例
を示す立体図である。光源ハウス199の前面には、凹
面鏡固定枠197、198の出射窓に合わせた出射窓2
11、212を、側面には脱着用金具213を、また、
内側の中央部には凹面鏡固定枠197、198をそれぞ
れ分離するための仕切板214を設けている。更に、凹
面鏡固定枠197、198に設けたコネクタ206を突
出させるための切り込み215を設けている。凹面鏡固
定枠197、198は、光源ハウス199の背面の開口
部から矢印で示した方向に挿入する。
【0109】ランプと凹面鏡が固定された複数の凹面鏡
固定枠197、198を共通の光源ハウス199に挿入
して固定し、更に、光源ハウス199を筐体201に固
定した光源ハウス取り付け台200に挿入して固定す
る。光源ハウス199を光源ハウス取り付け台200に
挿入した際に、凹面鏡固定枠197、198にそれぞれ
設けたコネクタ206が、本体の電源に接続されるよう
にすれば、光源に電力を供給することができる。
【0110】上記構成によれば、凹面鏡固定枠197、
198はそれぞれ光源ハウス199に対して取り外しが
可能であり、光源ハウス199は光源ハウス取り付け台
200に対して取り外しが可能である。それ故、複数の
ランプ用いる場合であっても、筐体の側面には、光源ハ
ウス挿入口を1つだけ設ければ良い。筐体側面部にはそ
の他、電源用コンセント、ビデオ入力端子、パソコン用
の信号入力端子等を配置するスペースが必要であり、こ
れらを配置するために十分なスペースを確保できる、と
いう利点がある。
【0111】(投写型表示装置の実施の形態4)図21
は、本発明にかかる投写型表示装置の第4の実施の形態
を示す構成図である。
【0112】本発明の投写型表示装置は、主として光源
ユニットの冷却に関わるもので、特に説明に必要のない
要素に関しては省略する。
【0113】220はファンであり、それ以外は全て図
18で示した構成と同様である。
【0114】ファン220は、図22に示すように、ラ
ンプ40、41の配列方向に適切な長さの回転軸221
有し、回転軸221の周りに複数の送風羽ね222を備
えて構成する。このようなファン221として、例えば
クロスフローファン等を用いることができる。回転軸2
21の長さは、光源ハウス199の長さとおよそ等しく
すればよい。
【0115】上記構成によれば、複数のランプを用いる
場合であっても、それぞれのランプにファンを設けるこ
と無く、効率よくランプを冷却することができるので、
ファンの数を必要最小限に抑えることができる。それ
故、投写型表示装置を小型化、低電力化することができ
る。
【0116】なお、上述の投写型表示装置では、画像形
成手段として透過型の液晶パネルを用いた例を示した
が、これに限定するものではなく、例えば、反射型の液
晶パネルや、複数の微小ミラーにより光を変調するミラ
ー型デバイスを用いても良い。また、投写型表示装置と
してはフロント二体型、リア一体型、いずれの構成であ
っても本発明の効果を得ることができる。
【0117】又、上述した実施の形態では、本発明の凹
面鏡に対応する楕円面鏡と、本発明の反射手段に対応す
る反射プリズムとの間に光路を折り曲げる平面ミラーを
配置した場合について述べたが、これに限らず例えば、
平面ミラーを配置しない構成でも良い。この場合の構成
は、例えば、図1を用いて説明すると、同図に示す放電
ランプ40,41を、楕円面鏡42,43からの光が直
接反射手段48に入射するように、それぞれ90度回転
させた位置に配置することにより実現出来る。これによ
り、部品点数の削減となる他、装置内部における各部品
の配置の自由度も向上し得る。
【0118】以上述べたところから明らかなように上記
実施の形態によれば、複数のランプを用いても、投写レ
ンズ瞳面に形成される発光体像が光軸に対しておよそ対
称に配置され、照明光の照度均一性および色均一性が良
く、光利用効率の高い照明装置が構成できる。
【0119】また、上記実施の形態によれば、画像形成
手段を比較的強い光で照明し、投写画像の輝度を高める
ことができる、という長所を有する。万一、一個のラン
プが不点灯となった場合でも、色むら、明るさむらの少
ない投写画像を表示することができる。また、筐体に設
けるランプ交換用の挿入口、及び冷却に必要となるファ
ンの数を必要最小限に押さえることができるので、コン
パクトで消費電力の少ない投写型表示装置を実現するこ
とができる。
【0120】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、複数のランプを用いた場合であっても、各ラン
プの放射光を効率良く集光し、均一性の高い照明光を形
成することの出来るという長所を有する。
【0121】又、本発明は、明るく、高画質な投写画像
を表示することが出来るという長所を有する。
【0122】又、本発明は、複数のランプを効率良く冷
却し、ランプ交換を容易に行うことが出来るという長所
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a):本発明の照明装置の一実施の形態を示
す概略構成図 (b):図1(a)に示す反射プリズム部分の拡大図
【図2】集光レンズの作用を説明する概念図
【図3】第1レンズアレイの構成の一例を示す概略構成
【図4】第2レンズアレイ上の発光体像の一例を示す概
略模式図
【図5】投写レンズの瞳面上の発光体像の一例を示す概
略模式図
【図6】反射プリズムの他の構成を示す概略構成図
【図7】本発明の照明装置の他の一実施の形態を示す概
略構成図
【図8】偏光分離プリズムアレイの構成の一例を示す概
略構成図
【図9】偏光分離プリズムアレイの作用を説明する説明
【図10】投写レンズの瞳面上の発光体像の他の一例を
示す概略模式図
【図11】本発明の照明装置の更に他の一実施の形態を
示す概略構成図
【図12】入力側レンズと出力側レンズの作用を説明す
る概念図
【図13】投写レンズの瞳面上の発光体像の他の一例を
示す概略模式図
【図14】本発明の照明装置の更に他の一実施の形態を
示す概略構成図
【図15】投写レンズの瞳面上の発光体像の他の一例を
示す概略模式図
【図16】本発明の投写型表示装置の一実施の形態を示
す概略構成図
【図17】本発明の投写型表示装置の他の一実施の形態
を示す概略構成図
【図18】本発明の投写型表示装置の更に他の一実施の
形態を示す概略構成図
【図19】凹面鏡固定枠の構成の一例を示す概略構成斜
視図
【図20】光源BOXの構成の一例を示す概略構成斜視
【図21】本発明の投写型表示装置の更に他の一実施の
形態を示す概略構成図
【図22】冷却ファンの構成の一例を示す概略構成斜視
【図23】従来の投写型表示装置の構成の一例を示す概
略構成図
【図24】投写レンズの瞳面上の発光体像の従来の一例
を示す概略模式図
【符号の説明】
ランプ 40、41 楕円面鏡 42、43 反射プリズム 48 集光レンズ 50 第1レンズアレイ 51、70、160 第2レンズアレイ 52、71、161 ビーム合成レンズ 53、74 フィールドレンズ 54,75、162、17
9、180、181 液晶パネル 55、76、163、18
2、183、184 投写レンズ 56、77、164、18
8 偏光分離プリズムアレイ 72 1/2波長板 73 入力側レンズ 110 出力側レンズ 111 ファン 191、192、220 凹面鏡固定枠 197、198 光源ハウス 199 光源ハウス取り付け台 200 筐体 201

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光体の放射する光を集光して被照明領
    域を照明する照明装置であって、 複数の前記発光体と、 前記複数の発光体と同数で対をなし前記発光体の放射光
    を集光する複数の凹面鏡と、 前記複数の凹面鏡で集光された光がそれぞれ入射し、そ
    れぞれの光を所定の方向に反射する反射手段と、 前記反射手段で反射された光が入射し入射光の光束密度
    を制御して実質上平行な平行光を出射する集光手段と、 複数のレンズから構成され、前記集光手段からの光を複
    数の光束に分割する第1レンズアレイ板と、 複数のレンズから構成され、前記第1レンズアレイ板か
    らの光が入射する第2レンズアレイ板とを備えたことを
    特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】発光体の放射する光を集光して被照明領域
    を照明する照明装置であって、 複数の前記発光体と、 前記複数の発光体と同数で対をなし前記発光体の放射光
    を集光する複数の凹面鏡と、 前記複数の凹面鏡で集光された光が入射し、それぞれの
    光を所定の方向に反射する反射手段と、 前記反射手段で反射された光が入射し入射光の光束密度
    を制御して実質上平行な平行光を出射する集光手段と、 複数のレンズから構成され、前記集光手段からの光を複
    数の光束に分割する第1レンズアレイ板と、 複数のレンズから構成され、前記第1のレンズアレイ板
    からの光が入射する第2レンズアレイ板と、 前記第2レンズアレイ板からの光が入射し自然光を偏光
    方向が直交する2つの直線偏光に分離する偏光分離手段
    と、 前記偏光分離手段からの光が入射し前記2つの直線偏光
    のうち少なくともいずれか一方の偏光方向を回転する偏
    光回転手段と、を備えたことを特徴とする照明装装置。
  3. 【請求項3】 前記集光手段は、一枚の球面または非球
    面レンズにより構成されており、 前記集光手段における前記制御とは、有効径の光軸近傍
    部から周辺部に沿って光束密度が小さくなるように制御
    することであることを特徴とする請求項1または2記載
    の照明装置。
  4. 【請求項4】 前記集光手段は、入力側レンズと出力側
    レンズにより構成されており、前記入力側レンズは有効
    径の周辺部について正のパワーを有すると共に光軸近傍
    部について周辺部よりも緩やかなパワーを有し、前記出
    力側レンズは有効径の光軸近傍部について正のパワーを
    有するとともに周辺部について光軸近傍部よりも緩やか
    なパワーを有し、 前記集光手段における前記制御とは、有効径の光軸近傍
    部から周辺部に沿って光束密度が実質上均一になるよう
    に制御することであることを特徴とする請求項1または
    2記載の照明装置。
  5. 【請求項5】 前記入力側レンズと前記出力側レンズの
    間に光路を折り曲げる平面ミラーを配置したことを特徴
    とする請求項4記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 前記凹面鏡と前記反射手段の間に光路を
    折り曲げる平面ミラーを配置したことを特徴とする請求
    項1または2記載の照明装置。
  7. 【請求項7】 前記平面ミラーは、赤外光を透過し可視
    光を反射するコールドミラーであることを特徴とする請
    求項5または6記載の照明装置。
  8. 【請求項8】 前記反射手段は、複数の発光体と同数の
    反射面を備えた反射プリズムであることを特徴とする請
    求項1または2記載の照明装置。
  9. 【請求項9】 前記反射プリズムの反射面に、アルミニ
    ウム膜または誘電体多層膜が蒸着されていることを特徴
    とする請求項8記載の照明装置。
  10. 【請求項10】 前記反射手段は全反射面を備えた直角
    プリズムであることを特徴とする請求項1または2記載
    の照明装置。
  11. 【請求項11】 前記直角プリズムは石英ガラス製であ
    る請求項10記載の照明装置。
  12. 【請求項12】 前記被照明領域は長軸と短軸を有する
    矩形であり、 前記複数の発光体は2つの発光体であり、その2つの発
    光体が前記長軸に対して実質上平行な平面上に配置され
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    照明装置。
  13. 【請求項13】 前記偏光分離手段は、複数の偏光分離
    プリズムを被照明領域の短軸方向に配列してなる偏光分
    離プリズムアレイである請求項12記載の照明装置。
  14. 【請求項14】 照明光を形成する、請求項1又は2記
    載の照明装置と、 前記照明装置からの光が入射し、映像信号に応じて光学
    像を形成する1つの画像形成手段と、 前記画像形成手段上に形成された光学像をスクリーン上
    に投写する投写手段と、を備えたことを特徴とする投写
    型表示装置。
  15. 【請求項15】 照明光としての白色光を形成する、請
    求項1又は2記載の照明装置と、 前記照明装置からの白色光を赤、緑、青の色成分の光に
    分離する色分離手段と、 前記色分離手段からの各色光が入射し、映像信号に応じ
    て光学像を形成する3つの画像形成手段と、 前記画像形成手段から出射する赤、緑、青の色光を合成
    する色合成手段と、 前記画像形成手段上に形成された光学像をスクリーン上
    に投写する投写手段とを備えたことを特徴とする投写型
    表示装置。
  16. 【請求項16】 一対の発光体と凹面鏡から構成される
    複数の光源と、 前記複数の光源からの光が入射し映像信号に応じて光学
    像を形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段上に形成された光学像をスクリーン上
    に投写する投写手段とが一つの筐体内に納められた投写
    型表示装置であって、 前記複数の光源は、各々が前記複数の光源と同数で対を
    なす第1の固定手段により固定されており、 前記第1の固定手段は、各々が第2の固定手段に脱着が
    可能であり、 前記第2の固定手段は、前記筐体内に取り付けられた第
    3の固定手段に脱着が可能である投写型表示装置。
  17. 【請求項17】 一対の発光体と凹面鏡から構成される
    複数の光源と、 前記複数の光源を冷却するための冷却手段と、 前記複数の光源からの光が入射し映像信号に応じて光学
    像を形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段上に形成された光学像をスクリーン上
    に投写する投写手段とが一つの筐体内に納められた投写
    型表示装置であって、 前記複数の光源は、各々の光軸がおよそ平行となるよう
    に配置されており、 前記冷却手段は、前記複数の光源の配列方向に所望の長
    さの回転軸を有し、前記回転軸の周りに複数の送風羽ね
    を備えた投写型表示装置。
  18. 【請求項18】 前記冷却手段は、クロスフローファン
    であることを特徴とする請求項17記載の投写型表示装
    置。
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