JP2006208471A - 光源装置及びそれを用いたプロジェクタ - Google Patents

光源装置及びそれを用いたプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】高強度の光を出射することができる光源装置を提供する。
【解決手段】光源ランプ8とその放射光を集光方向に反射して出射するリフレクタ9とからなる第1と第2の2つの光源部7a,7bと、光学軸Oaに対して一方の方向に傾いた第1の入射方向から入射した光と他方の方向に傾いた第2の入射方向から入射した光とをそれぞれ光学軸Oa上に集光する方向に反射する光合成用反射部材10とを備え、この光合成用反射部材10の第1と第2の入射方向にそれぞれ第1と第2の光源部7a,7bを配置し、これらの光源部7a,7bからの出射光を光合成用反射部材10により1つの光に合成して出射する。
【選択図】図1

Description

この発明は、光源装置及びそれを用いたプロジェクタに関する。
画像表示素子の表示画像を投影するプロジェクタは、プロジェクタケース内に、入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子と、前記画像表示素子の表示画像を外部の投影面に投影する投影レンズと、前記画像表示素子に入射させる光を出射する光源装置と、前記光源装置からの出射光を前記画像表示素子に入射させる光源側光学系とを設けた構成となっている。
このプロジェクタは、スクリーン等の外部の投影面に高輝度の画像を投影するために、前記画像表示素子に高強度の光を入射させてその表示輝度を高くすることが望まれる。
そのため、前記プロジェクタの光源装置として、光源ランプと前記光源ランプからの放射光を集光方向に反射して出射するリフレクタとからなる第1と第2の2つの光源部を互いに向き合わせて配置し、前記2つの光源部からの出射光をプリズムにより1つの光に合成して出射するようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2000―171901号公報
しかし、第1と第2の2つの光源部からの出射光をプリズムにより1つの光に合成して出射する従来の光源装置は、その出射光、つまり前記プリズムによる合成光の強度が充分に高いとは言えず、そのために、前記画像表示素子の表示輝度を高くするには、前記光源装置からの出射光を集光レンズにより集光し、光強度を高くして前記画像表示素子に入射させなければならなかった。
この発明は、高強度の光を出射することができる光源装置を提供するとともに、前記光源装置を備えた、画像表示素子の表示輝度を高くして高輝度の画像を投影することができるプロジェクタを提供することを目的としたものである。
この発明の光源装置は、
光源ランプと前記光源ランプからの放射光を集光方向に反射して出射するリフレクタとからなる第1と第2の2つの光源部と、
光学軸に対して一方の方向に傾いた第1の入射方向から入射した光と前記光学軸に対して他方の方向に傾いた第2の入射方向から入射した光とをそれぞれ前記光学軸上に集光する方向に反射する光合成用反射部材とを備え、
前記光合成用反射部材の第1と第2の入射方向にそれぞれ前記第1と第2の光源部を配置し、これらの光源部からの出射光を前記光合成用反射部材により1つの光に合成して出射することを特徴とする。
この光源装置において、前記光合成用反射部材は、一端と他端に光の入射部と出射部を有し、内周面が光学軸方向に沿って湾曲した反射面に形成された筒状反射体が好ましく、その場合は、前記2つの光源部を、前記筒状反射体の前記入射部に対向する領域の一側と他側の外方に、第1の光源部からの出射光を前記筒状反射体に前記第1の入射方向から入射させ、第2の光源部からの出射光を前記筒状反射体に前記第2の入射方向から入射させるように配置すればよい。
前記光合成用反射部材は、凹面反射板でもよく、その場合は、前記2つの光源部を、前記凹面反射板の反射面に対向する領域の一側と他側の外方に、第1の光源部からの出射光を前記凹面反射板に前記第1の入射方向から入射させ、第2の光源部からの出射光を前記凹面反射板に前記第2の入射方向から入射させるように配置すればよい。
この光源装置においては、前記光合成用反射部材の反射面を、2つの焦点を有する楕円面とし、前記2つの光源部をそれぞれ、前記光源部から前記光合成用反射部材に向かう出射光の光軸が前記光合成用反射部材の一方の焦点を通り、前記光合成用反射部材により反射された反射光の光軸が前記光合成用反射部材の他方の焦点を通るように配置するのが好ましい。
その場合、前記2つの光源部は、これらの光源部からの出射光の集光点を前記光合成用反射部材の一方の焦点に一致させて配置するのが望ましい。
さらに、この光源装置においては、前記光合成用反射部材の出射側に、この光合成用反射部材からの出射光を一端から入射させ、その光の強度分布を均一化して他端から出射する導光ロッドを配置するのが望ましい。
また、この発明のプロジェクタは、
プロジェクタケース内に、
入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子と、
前記画像表示素子の表示画像を外部の投影面に投影する投影レンズと、
光源ランプと前記光源ランプからの放射光を集光方向に反射して出射するリフレクタとからなる第1と第2の2つの光源部と、光学軸に対して一方の方向に傾いた第1の入射方向から入射した光と前記光学軸に対して他方の方向に傾いた第2の入射方向から入射した光とをそれぞれ前記光学軸上に集光する方向に反射する光合成用反射部材とを備え、前記光合成用反射部材の第1と第2の入射方向にそれぞれ前記第1と第2の光源部を配置し、これらの光源部からの出射光を前記光合成用反射部材により1つの光に合成して出射する光源装置と、
前記光源装置からの出射光を前記画像表示素子に入射させる光源側光学系とを設けたことを特徴とする。
このプロジェクタは、前記画像表示素子を、その表示面から入射した光を反射して前記表示面から出射する反射型表示素子とし、この反射型表示素子から出射して投影レンズに入射する画像光の光路の側方に、前記光源装置を、その2つの光源部をプロジェクタケースの前後方向に位置させた状態で、この光源装置の出射方向を前記画像光の光路に向けて配置するとともに、前記光源装置と前記反射型表示素子との間に、前記画像光の光路を挟んで前記光源装置の配置側とは反対側に配置されたミラーを備え、前記光源装置からの出射光を前記ミラーにより反射して前記反射型表示素子にその表示面から入射させる光源側光学系を設けた構成とするのが望ましい。
その場合、前記光源装置は、その出射方向を、前記反射型表示素子から出射して前記投影レンズに入射する画像光の光路と直交する方向に対して前記投影レンズ側に傾いた方向に向けて配置するのが好ましい。
この発明の光源装置は、光学軸に対して一方の方向に傾いた第1の入射方向から入射した光と前記光学軸に対して他方の方向に傾いた第2の入射方向から入射した光とをそれぞれ前記光学軸上に集光する方向に反射する光合成用反射部材の第1と第2の入射方向にそれぞれ第1と第2の光源部を配置し、これらの光源部からの出射光を前記光合成用反射部材により1つの光に合成して出射するものであるため、高強度の光を出射することができる。
この光源装置において、前記光合成用反射部材は、一端と他端に光の入射部と出射部を有し、内周面が光学軸方向に沿って湾曲した反射面に形成された筒状反射体が好ましく、その場合は、前記2つの光源部を、前記筒状反射体の前記入射部に対向する領域の一側と他側の外方に、第1の光源部からの出射光を前記筒状反射体に前記第1の入射方向から入射させ、第2の光源部からの出射光を前記筒状反射体に前記第2の入射方向から入射させるように配置することにより、前記2つの光源部からの出射光を前記筒状反射体により1つの光に合成し、高強度の光を出射することができる。
前記光合成用反射部材は、凹面反射板でもよく、その場合は、前記2つの光源部を、前記凹面反射板の反射面に対向する領域の一側と他側の外方に、第1の光源部からの出射光を前記凹面反射板に前記第1の入射方向から入射させ、第2の光源部からの出射光を前記凹面反射板に前記第2の入射方向から入射させるように配置することにより、前記2つの光源部からの出射光を前記凹面反射板により1つの光に合成し、高強度の光を出射することができる。
この光源装置においては、前記光合成用反射部材の反射面を、2つの焦点を有する楕円面とし、前記2つの光源部をそれぞれ、前記光源部から前記光合成用反射部材に向かう出射光の光軸が前記光合成用反射部材の一方の焦点を通り、前記光合成用反射部材により反射された反射光の光軸が前記光合成用反射部材の他方の焦点を通るように配置するのが好ましく、このようにすることにより、前記2つの光源部からの出射光を、前記光合成用反射部材により、両方の光の中心を一致させた1つの光に合成し、より高強度の光を出射することができる。
その場合、前記2つの光源部は、これらの光源部からの出射光の集光点を前記光合成用反射部材の一方の焦点に一致させて配置するのが望ましく、このようにすることにより、前記2つの光源部からの出射光を、その両方の光の断面が略完全に重なり合った1つの光に合成し、さらに高強度の光を出射することができる。
さらに、この光源装置においては、前記光合成用反射部材の出射側に、この光合成用反射部材からの出射光を一端から入射させ、その光の強度分布を均一化して他端から出射する導光ロッドを配置するのが望ましく、この導光ロッドを備えることにより、高強度で、しかも強度分布の均一な光を出射することができる。
また、この発明のプロジェクタは、プロジェクタケース内に、入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子と、前記画像表示素子の表示画像を外部の投影面に投影する投影レンズと、第1と第2の2つの光源部からの出射光を光合成用反射部材により1つの光に合成して出射する光源装置と、前記光源装置からの出射光を前記画像表示素子に入射させる光源側光学系とを設けたものであり、このプロジェクタによれば、前記光源装置から高強度の光を出射させ、前記画像表示素子の表示輝度を高くして高輝度の画像を投影することができる。
このプロジェクタは、前記画像表示素子を、その表示面から入射した光を反射して前記表示面から出射する反射型表示素子とし、この反射型表示素子から出射して投影レンズに入射する画像光の光路の側方に、前記光源装置を、その2つの光源部をプロジェクタケースの前後方向に位置させた状態で、この光源装置の出射方向を前記画像光の光路に向けて配置するとともに、前記光源装置と前記反射型表示素子との間に、前記画像光の光路を挟んで前記光源装置の配置側とは反対側に配置されたミラーを備え、前記光源装置からの出射光を前記ミラーにより反射して前記反射型表示素子にその表示面から入射させる光源側光学系を設けた構成とするのが望ましく、このような構成とすることにより、プロジェクタを小型化することができる。
その場合、前記光源装置は、その出射方向を、前記反射型表示素子から出射して前記投影レンズに入射する画像光の光路と直交する方向に対して前記投影レンズ側に傾いた方向に向けて配置するのが好ましく、このようにすることにより、前記プロジェクタケースの奥行き寸法を小さくし、プロジェクタをさらに小型化することができる。
(第1の実施例)
図1及び図2はこの発明の第1の実施例を示しており、図1は光源装置の構成図、図2は前記光源装置を備えたプロジェクタの構成図である。
まず、図1に示した光源装置について説明すると、この光源装置6は、同一規格の第1と第2の2つの光源部7a,7bと、これらの光源部7a,7bからの光を合成するための光合成用反射部材10とを備えたものであり、前記2つの光源部7a,7bからの出射光を前記光合成用反射部材10により1つの光に合成して出射する。
前記第1と第2の2つの光源部7a,7bはそれぞれ、超高圧水銀ランプ等の光源ランプ8と前記光源ランプ8からの放射光を集光方向に反射して出射するリフレクタ9とからなっている。
なお、前記2つの光源部7a,7bのリフレクタ9はそれぞれ、その反射面(内周面)を、2つの焦点を有する楕円面とした楕円面リフレクタであり、中空の楕円球をその短軸付近において楕円長軸に対して垂直に切断した形状を有している。
そして、前記光源ランプ8は、その中心軸を前記リフレクタ9の中心軸に一致させるとともに、光源ランプ8の発光部の中心を前記リフレクタ9の楕円反射面の2つの焦点のうち、リフレクタ内の焦点に一致させて前記リフレクタ9内に設けられており、前記リフレクタ9は、前記光源ランプ8の発光部からの放射光を、図1に矢線で示したように、リフレクタ外焦点に集光する方向に反射して出射する。
なお、図には前記光源ランプ8の発光部の中心からの放射を矢線で示しているが、前記光源ランプ8の発光部はある程度の長さを有しており、前記発光部の中心以外の部分からの放射光は、前記リフレクタ9により前記リフレクタ外焦点の付近に向けて反射される。
また、前記光合成用反射部材10は、その光学軸Oaに対して一方の方向に傾いた第1の入射方向から入射した光と前記光学軸Oaに対して他方の方向に傾いた第2の入射方向から入射した光とをそれぞれ前記光学軸Oa上に集光する方向に反射する光学部材であり、この実施例では、一端と他端に光の入射部11aと出射部11bを有し、内周面が光学軸Oa方向に沿って湾曲した反射面に形成された筒状反射体を用いている。以下、この光合成用反射部材10を筒状反射体という。
この筒状反射体10は、その内周面の反射面を、2つの焦点を有する楕円面としたものであり、中空の楕円球をその短軸付近と前記楕円球の一端側との2箇所において楕円長軸と垂直に切断した形状を有しており、その小径側(楕円球の一端側)の端部が入射部11aとされ、大径側(楕円球の短軸付近)の端部が出射部11bとされている。
この筒状反射体10は、その光学軸(筒状反射体10の中心軸)Oa上の入射部11a付近と、出射部11bの外方とにそれぞれ焦点F1a,F2aを有しており、前記第1と第2の光源部7a,7bは、前記筒状反射体10の前記第1と第2の入射方向にそれぞれ、第1の光源部7aからの出射光を前記筒状反射体10の入射部11aに前記第1の入射方向から入射させ、第2の光源部7bからの出射光を前記筒状反射体10の入射部11aに前記第2の入射方向から入射させるように配置されている。
この実施例では、前記2つの光源部7a,7bを、前記筒状反射体10の入射部11aに対向する領域の一側と他側の外方に、それぞれの光源部7a,7bから前記筒状反射体10の入射部11aに向かう出射光の光軸Oが筒状反射体10の入射側の焦点F1aを通り、前記筒状反射体10により反射された反射光の光軸O´が前記筒状反射体10の出射側焦点F2aを通るように配置している。
さらに、この実施例では、前記2つの光源部7a,7bを、これらの光源部7a,7bからの出射光の集光点(リフレクタ外の焦点)を前記筒状反射体10の入射側焦点F1aに一致させて配置している。
そのため、前記第1と第2の光源部7a,7bからの出射光は、図1に矢線で示したように、前記筒状反射体10の出射側焦点F2aに集光する方向に反射され、両方の光源部7a,7bからの出射光が重なった1つの光に合成されて前記筒状反射体10の出射部11bから出射する。
なお、上述したように、前記光源部7a,7bの光源ランプ8の発光部の中心以外の部分からの放射光は、前記リフレクタ9によりリフレクタ外焦点の付近に向けて反射されるため、これらの光源部7a,7bから出射し、筒状反射体10により反射された反射光は、前記筒状反射体10の出射側焦点F2aからずれた方向に向かう光を含んでいるが、その光のずれは極く僅かであり、したがって、実質的には、前記第1と第2の光源部7a,7bからの出射光のほとんどが筒状反射体10によりその出射側焦点F2aに集光する方向に反射され、1つの光に合成されると見なしてよい。
さらに、前記光源部7a,7bからの出射光は、前記光源ランプ8からリフレクタ9の出射側に直接出射した光も含んでおり、この直接出射光のほとんどは筒状反射体10に入射せずにロス光となるが、そのロス光量は極く僅かである。
また、この光源装置6は、前記筒状反射体10の出射側に、この筒状反射体10からの出射光(2つの光源部7a,7bから出射し、筒状反射体10によりその光学軸Oa上に集光する方向に反射された光)を一端から入射させ、その光の強度分布を均一化して他端から出射する導光ロッド13を備えている。
この導光ロッド13は、前記マイクロミラー表示素子2の表示エリアに対応する断面形状を有する角棒体または角筒体からなっており、その一端から入射した光をロッド外周面と外気(空気)との界面またはロッド外周面に形成された反射膜により反射して屈折させながら導き、強度分布を均一化した光を他端から出射する。
そして、前記導光ロッド13は、そのロッド中心軸を前記筒状反射体10の光学軸Oaに一致させるとともに、その入射側の端面を筒状反射体10の出射側焦点F2a、つまり前記筒状反射体10により反射されてその出射部11bから出射した光の集光点に略一致させて配置されている。
この光源装置6は、光学軸Oaに対して一方の方向に傾いた第1の入射方向から入射した光と前記光学軸Oaに対して他方の方向に傾いた第2の入射方向から入射した光とをそれぞれ前記光学軸Oa上に集光する方向に反射する筒状反射体10の第1と第2の入射方向にそれぞれ前記第1と第2の光源部7a,7bを配置することにより、これらの光源部7a,7bからの出射光を前記筒状反射体10により1つの光に合成して出射するものであるため、高強度の光を出射することができる。
すなわち、[発明が解決しようとする課題]の項で説明したように、2つの光源部からの出射光をプリズムにより1つの光に合成して出射する従来の光源装置は、その出射光(プリズムによる合成光)の強度が充分に高いとは言えないが、この実施例の光源装置6は、第1と第2の光源部7a,7bからそれぞれリフレクタ9により集光されて出射した光が前記筒状反射体10によりさらに集光されて1つの合成光となって出射するため、その出射光は、前記従来の光源装置からの出射光に比べて高強度の光である。
そして、この実施例の光源装置6は、2つの光源部7a,7bからの出射光を合成する光合成用反射部材として、一端と他端に光の入射部11aと出射部11bを有し、内周面が光学軸Oa方向に沿って湾曲した反射面に形成された筒状反射体10を備え、前記2つの光源部7a,7bを、前記筒状反射体10の入射側部11aに対向する領域の一側と他側の外方に、第1の光源部7aからの出射光を前記筒状反射体10に前記第1の入射方向から入射させ、第2の光源部7bからの出射光を前記筒状反射体10に前記第2の入射方向から入射させるように配置しているため、前記2つの光源部7a,7bからの出射光を前記筒状反射体10により1つの光に合成し、高強度の光を出射することができる。
しかも、この光源装置6は、前記筒状反射体10の反射面を、2つの焦点F1a,F2aを有する楕円面とし、前記2つの光源部7a,7bをそれぞれ、前記光源部7a,7bから筒状反射体10に向かう出射光の光軸Oが前記筒状反射体10の入射側焦点F1aを通り、前記筒状反射体10により反射された反射光の光軸O´が筒状反射体10の出射側焦点F2aを通るように配置しているため、前記2つの光源部7a,7bからの出射光を、前記筒状反射体10により、両方の光の中心を一致させた1つの光に合成し、より高強度の光を出射することができる。
さらに、この光源装置6は、前記2つの光源部7a,7bを、これらの光源部7a,7bからの出射光の集光点を前記筒状反射体10の入射側焦点F1aに一致させて配置しているため、前記2つの光源部7a,7bからの出射光を、その両方の光の断面が略完全に重なり合った1つの光に合成し、さらに高強度の光を出射することができる。
また、この光源装置6は、前記筒状反射体10の出射側に、この筒状反射体10からの出射光を一端から入射させ、その光の強度分布を均一化して他端から出射する導光ロッド13を配置しているため、高強度で、しかも強度分布の均一な光を出射することができる。
次に、図2に示したプロジェクタについて説明すると、この実施例のプロジェクタは、携帯型プロジェクタであり、プロジェクタケース1内に、入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子2と、前記画像表示素子2の表示画像を図示しないスクリーン等の外部の投影面に投影する投影レンズ3と、上述した光源装置6と、前記光源装置6からの出射光を前記画像表示素子2に入射させる光源側光学系14とを設けた構成となっている。
なお、図2では省略しているが、前記ケース1には、電源、光源点灯、画像表示等の各種キー及びインジケータや、パソコン、デジタルカメラ、画像再生装置等の外部機器接続端子等が設けられ、ケース1内には、電源回路、表示素子駆動回路、光源駆動回路、スピーカ及びその駆動回路等が設けられている。さらに、前記ケース1には、吸気部及び排気部が設けられ、ケース1内には、空冷用ファンが配置されている。
前記画像表示素子2は、その表示面から入射した光を反射して前記表示面から出射する反射型表示素子であり、この実施例では、複数のマイクロミラーが行方向及び列方向にマトリックス状に配列した表示エリアを有し、正面方向に対して一方の方向に傾いた入射方向から所定の入射角で入射した光の反射方向を、前記複数のマイクロミラーの傾き方向の切換えにより制御して画像を表示するマイクロミラー表示素子を用いている。以下、この画像表示素子2をマイクロミラー表示素子という。
このマイクロミラー表示素子2は、前記ケース1内の一端側の後部に、表示面をケース前面方向に向けて垂直に立てた状態で配置されている。
また、前記投影レンズ3は、鏡胴4内に複数枚のレンズ素子5を配置したズーミングレンズであり、前記ケース1内の一端側に、その入射端を前記マイクロミラー表示素子2に対向させ、出射端をケース前面から外部に突出させるとともに、その光学軸(レンズ中心軸)をケース側面と略平行にして水平に配置されている。
そして、前記光源装置6は、前記ケース1内のマイクロミラー表示素子2及び投影レンズ3の配置側とは反対側、つまり前記マイクロミラー表示素子2から出射して前記投影レンズ3に入射する画像光の光路Aの側方に、2つの光源部7a,7bを前記ケース1の前後方向に位置させた状態、つまり2つの光源部7a,7bの並び方向を水平にした寝かせ状態で、この光源装置6の出射方向(導光ロッド13により強度分布を均一化された光の出射方向)を前記画像光の光路Aに向けて配置されている。
さらに、前記光源装置6は、その出射方向を前記画像光の光路Aと直交する方向に対して投影レンズ3側に傾いた方向に向けて配置されている。
そして、前記光源装置6と前記マイクロミラー表示素子2との間には、前記画像光の光路Aを挟んで前記光源装置6の配置側とは反対側に配置されたミラー18を備え、前記光源装置6からの出射光を前記ミラー18により反射してマイクロミラー表示素子2にその表示面から入射させる光源側光学系14が設けられている。
前記光源側光学系14は、前記光源装置6からの出射光(導光ロッド13からの出射光)を平行光に補正するためのコンデンサレンズ15と前記ミラー18とからなっており、前記光源装置6からの出射光を前記コンデンサレンズ15により平行光に補正し、その光を前記ミラー18により反射して前記マイクロミラー表示素子2にその表示面から入射させる。
なお、前記コンデンサレンズ15は、鏡胴16内に複数枚のレンズ素子17を配置したものであり、このコンデンサレンズ15は、光源装置6と前記画像光の光路Aとの間に配置されている。
また、前記ミラー18は、平面ミラーであり、このミラー18は、前記画像光の光路Aを挟んで前記光源装置6の配置側とは反対側に、前記コンデンサレンズ15から出射した光を前記マイクロミラー表示素子2の表示エリアに向けて反射するように傾けて配置されている。
さらに、このプロジェクタでは、前記マイクロミラー表示素子2に赤、緑、青の3色の単位色画像を順次表示させ、その単位色画像を順次外部の投影面に投影して赤、緑、青の3色の単位色画像が重なって見えるフルカラー画像を投影面に表示するために、前記光源装置6からの光をカラーホィール19により赤、緑、青の3色の単位色に順次着色してマイクロミラー表示素子2に入射させるとともに、図示しない表示素子駆動回路により、前記マイクロミラー表示素子2の各画素に、前記赤、緑、青の3色の単位色光の入射期間に対応させて赤、緑、青の3色の単位色画像データを順次書込むようにしている。
前記カラーホィール19は、扇形状の赤、緑、青の3色のカラーフィルタを周方向に並べて設けた円板状の回転板からなっており、モータ20により回転駆動される。
なお、この実施例では、前記カラーホィール19を光源装置6の導光ロッド13の出射端に対向させて配置しているが、このカラーホィール19は、前記導光ロッド13の入射端に対向させて配置してもよい。
このプロジェクタは、プロジェクタケース1内に、入射光の出射を制御して画像を表示するマイクロミラー表示素子2と、前記マイクロミラー表示素子2の表示画像を外部の投影面に投影する投影レンズ3と、第1と第2の2つの光源部7a,7bからの出射光を筒状反射体10により1つの光に合成して出射する光源装置6と、前記光源装置6からの出射光を前記マイクロミラー表示素子2に入射させる光源側光学系14とを設けたものであるため、前記光源装置6から上述したように高強度の光を出射させ、前記マイクロミラー表示素子2の表示輝度を高くして高輝度の画像を投影することができる。
また、このプロジェクタは、前記光源装置6に、前記筒状反射体10からの出射光の強度分布を均一化するための導光ロッド13を備えさせているため、前記光源装置6から強度分布の均一な光を出射させ、前記マイクロミラー表示素子2に輝度むらの無い高品質の画像を表示させてその画像を投影することができる。
しかも、このプロジェクタは、画像表示素子を、表示面から入射した光を反射して前記表示面から出射する反射型表示素子の一種であるマイクロミラー表示素子2とし、このマイクロミラー表示素子2から出射して投影レンズ3に入射する画像光の光路Aの側方に、前記光源装置6を、その2つの光源部7a,7bをプロジェクタケース1の前後方向に位置させた寝かせ状態で、この光源装置6の出射方向を前記画像光の光路Aに向けて配置するとともに、前記光源装置6と前記マイクロミラー表示素子2との間に、前記画像光の光路Aを挟んで前記光源装置6の配置側とは反対側に配置されたミラー18を備え、前記光源装置6からの出射光を前記ミラー18により反射して前記マイクロミラー表示素子2にその表示面から入射させる光源側光学系14を設けたものであるため、画像表示素子を透過型液晶表示素子とし、その背後に光源装置を配置したプロジェクタに比べてプロジェクタケース1の奥行き寸法を大幅に小さくし、プロジェクタを小型化することができる。
また、このプロジェクタは、前記光源装置6を前記寝かせ状態で配置したものであるため、プロジェクタケース1の高さを小さくし、薄型化することができる。
さらに、この実施例のプロジェクタは、前記光源装置6を、その出射方向を前記マイクロミラー表示素子2から出射して投影レンズ3に入射する画像光の光路Aと直交する方向に対して前記投影レンズ3側に傾いた方向に向けて配置しているため、プロジェクタケース1の奥行き寸法をより小さくし、プロジェクタをさらに小型化することができる。
すなわち、前記光源装置6は、図2に仮想線(二点鎖線)で示したように、その出射方向を前記画像光の光路Aと直交する方向に向けて配置してもよいが、その場合は、プロジェクタケース1の奥行き寸法を図2に仮想線で示したように大きくしなければならない。
それに対し、上記実施例のように、光源装置6をその出射方向を前記画像光の光路Aと直交する方向に対して前記投影レンズ3側に傾いた方向に向けて配置すれば、光源装置6が前記マイクロミラー表示素子2よりも前方で、しかも前記画像光の光路A及び投影レンズ3の側方のスペース内に収まるため、プロジェクタケース1の奥行き寸法を小さくすることができる。
また、このプロジェクタは、前記光源装置6を前記寝かせ状態で配置したものであるため、前記光源装置6の2つの光源部7a,7bからの出射光の合成光と同等の明るさの光を出射する1つの大型光源部を備えた光源装置を用いる場合に比べて、プロジェクタケース1の高さを小さくし、プロジェクタを薄型化することができる。
(第2の実施例)
図3及び図4はこの発明の第2の実施例を示しており、図3は光源装置の構成図、図4は前記光源装置を備えたプロジェクタの構成図である。
まず、図3に示した光源装置について説明すると、この実施例の光源装置6aは、第1と第2の2つの光源部7a,7bからの光を合成するための光合成用反射部材を、光学軸Obに対して一方の方向に傾いた第1の入射方向から入射した光と前記光学軸に対して他方の方向に傾いた第2の入射方向から入射した光とをそれぞれ前記光学軸上に集光する方向に反射する凹面反射板12を用い、前記2つの光源部7a,7bを、前記凹面反射板12の反射面に対向する領域の一側と他側の外方に、第1の光源部7aからの出射光を前記凹面反射板12に前記第1の入射方向から入射させ、第2の光源部7bからの出射光を前記凹面反射板12に前記第2の入射方向から入射させるように配置するとともに、前記2つの光源部7a,7bから出射して前記凹面反射板12により反射された光の出射側に、その光の強度分布を均一化するための導光ロッド13を配置したものである。
なお、この実施例の光源装置6aは、前記光合成用反射部材が凹面反射板12であり、また2つの光源部7a,7bの配置位置が異なるが、前記2つの光源部7a,7bと導光ロッド13は上述した第1の実施例の光源装置6と同じものであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
前記凹面反射板12は、その反射面を、2つの焦点を有する楕円面としたものであり、中空の楕円球の長軸方向の一端側の部分と同じ形状を有している。
この凹面反射板12は、その光学軸(筒状反射体10の中心軸)Ob上の反射面近くと、その前方とにそれぞれ焦点F1b,F2bを有しており、前記第1と第2の光源部7a,7bは、前記凹面反射板12の前記第1と第2の入射方向にそれぞれ、第1の光源部7aからの出射光を前記凹面反射板12の反射面に前記第1の入射方向から入射させ、第2の光源部7bからの出射光を前記凹面反射板12の反射面に前記第2の入射方向から入射させるように配置されている。
この実施例では、前記2つの光源部7a,7bを、前記凹面反射板12の入射面に対向する領域の一側と他側の外方に、それぞれの光源部7a,7bから前記凹面反射板12の反射面に向かう出射光の光軸Oが凹面反射板12の反射面近くの入射側焦点F1bを通り、前記凹面反射板12により反射された反射光の光軸O´が前記凹面反射板12の前方の出射側焦点F2bを通るように配置している。
さらに、この実施例では、前記2つの光源部7a,7bを、これらの光源部7a,7bからの出射光の集光点(リフレクタ外の焦点)を前記凹面反射板12の入射側焦点F1bに一致させて配置している。
そのため、前記第1と第2の光源部7a,7bからの出射光は、図3に矢線で示したように、凹面反射板12の出射側焦点F2bに集光する方向に反射され、両方の光源部7a,7bからの出射光が重なった1つの光に合成されて出射する。
なお、前記光源部7a,7bの光源ランプ8の発光部の中心以外の部分からの放射光は、リフレクタ9によりリフレクタ外焦点の付近に向けて反射されるため、これらの光源部7a,7bから出射し、凹面反射板12により反射された反射光は、前記凹面反射板12の出射側焦点F2bからずれた方向に向かう光を含んでいるが、その光のずれは極く僅かであり、したがって、実質的には、前記第1と第2の光源部7a,7bからの出射光のほとんどが凹面反射板12によりその出射側焦点F2bに集光する方向に反射され、1つの光に合成されると見なしてよい。
さらに、前記光源部7a,7bからの出射光は、前記光源ランプ8からリフレクタ9の出射側に直接出射した光も含んでおり、この直接出射光のほとんどは凹面反射板12に入射せずにロス光となるが、そのロス光量は極く僅かである。
また、前記導光ロッド13は、そのロッド中心軸を前記凹面反射板12の光学軸Obに一致させるとともに、その入射側の端面を凹面反射板12の出射側焦点F2b、つまり前記凹面反射板12により反射された光の集光点に略一致させて配置されている。
この光源装置6aは、その光学軸Obに対して一方の方向に傾いた第1の入射方向から入射した光と前記光学軸Obに対して他方の方向に傾いた第2の入射方向から入射した光とをそれぞれ前記光学軸Ob上に集光する方向に反射する凹面反射板12の第1と第2の入射方向にそれぞれ第1と第2の光源部7a,7bを配置することにより、これらの光源部7a,7bからの出射光を前記凹面反射板12により1つの光に合成して出射するものであるため、高強度の光を出射することができる。
しかも、この光源装置6aは、前記凹面反射板12の反射面を、2つの焦点F1b,F2bを有する楕円面とし、前記2つの光源部7a,7bをそれぞれ、前記光源部7a,7bから凹面反射板12に向かう出射光の光軸Oが前記凹面反射板12の反射面近くの入射側焦点F1bを通り、前記凹面反射板12により反射された反射光の光軸O´が凹面反射板12の前方の出射側焦点F2bを通るように配置しているため、前記2つの光源部7a,7bからの出射光を、前記筒状反射体10により、両方の光の中心を一致させた1つの光に合成し、より高強度の光を出射することができる。
さらに、この光源装置6aは、前記2つの光源部7a,7bを、これらの光源部7a,7bからの出射光の集光点を前記凹面反射板12の入射側焦点F1bに一致させて配置しているため、前記2つの光源部7a,7bからの出射光を、その両方の光の断面が略完全に重なり合った1つの光に合成し、さらに高強度の光を出射することができる。
そして、この光源装置6aにおいても、前記凹面反射板12の出射側に、この凹面反射板12からの出射光(2つの光源部7a,7bから出射し、凹面反射板12により反射された光)の強度分布を均一化するための導光ロッド13を配置しているため、高強度で、しかも強度分布の均一な光を出射することができる。
しかも、この光源装置6aは、第1と第2の2つの光源部7a,7bからの光を合成するための光合成用反射部材を凹面反射板12とし、この凹面反射板12の反射面に対向する領域の一側と他側の外方に2つの光源部7a,7bを配置しているため、前記凹面反射板12の光学軸Obに沿った方向の光源装置サイズを、上述した第1の実施例の光源装置6に比べて小さくすることができる。
次に、図4に示したプロジェクタについて説明すると、この実施例のプロジェクタは、上記図3に示した光源装置6aを備えたものであり、前記光源装置6aは、プロジェクタケース1内のマイクロミラー表示素子2及び投影レンズ3の配置側とは反対側、つまり前記マイクロミラー表示素子2から出射して前記投影レンズ3に入射する画像光の光路Aの側方に、2つの光源部7a,7bを前記ケース1の前後方向に位置させた寝かせ状態で、この光源装置6aの出射方向(導光ロッド13により強度分布を均一化された光の出射方向)を前記画像光の光路Aに向けて配置されている。
さらに、前記光源装置6は、その出射方向を前記画像光の光路Aと直交する方向に対して投影レンズ3側に傾いた方向に向けて配置されている。
なお、この実施例のプロジェクタは、光源装置6aが異なるが、他の構成は上述した第1のプロジェクタと同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
このプロジェクタは、プロジェクタケース1内に、マイクロミラー表示素子2と、その表示画像を外部の投影面に投影する投影レンズ3と、第1と第2の2つの光源部7a,7bからの出射光を凹面反射板12により1つの光に合成して出射する光源装置6aと、前記光源装置6aからの出射光を前記マイクロミラー表示素子2に入射させる光源側光学系14とを設けたものであるため、前記光源装置6aから上述したように高強度の光を出射させ、前記マイクロミラー表示素子2の表示輝度を高くして高輝度の画像を投影することができる。
また、このプロジェクタは、前記光源装置6aに、前記凹面反射板12からの出射光の強度分布を均一化するための導光ロッド13を備えさせているため、前記光源装置6aから強度分布の均一な光を出射させ、前記マイクロミラー表示素子2に輝度むらの無い高品質の画像を表示させてその画像を投影することができる。
しかも、このプロジェクタは、画像表示素子をマイクロミラー表示素子2とし、このマイクロミラー表示素子2から出射して投影レンズ3に入射する画像光の光路Aの側方に、前記光源装置6aを、その2つの光源部7a,7bをプロジェクタケース1の前後方向に位置させた寝かせ状態で、この光源装置6aの出射方向を前記画像光の光路Aに向けて配置するとともに、前記光源装置6aと前記マイクロミラー表示素子2との間に、前記画像光の光路Aを挟んで前記光源装置6aの配置側とは反対側に配置されたミラー18を備え、前記光源装置6からの出射光を前記ミラー18により反射して前記マイクロミラー表示素子2にその表示面から入射させる光源側光学系14を設けたものであるため、画像表示素子を透過型液晶表示素子とし、その背後に光源装置を配置したプロジェクタに比べてプロジェクタケース1の奥行き寸法を大幅に小さくし、プロジェクタを小型化することができる。
さらに、この実施例のプロジェクタは、前記光源装置6aを、その出射方向を前記マイクロミラー表示素子2から出射して投影レンズ3に入射する画像光の光路Aと直交する方向に対して前記投影レンズ3側に傾いた方向に向けて配置しているため、プロジェクタケース1の奥行き寸法をより小さくし、プロジェクタをさらに小型化することができる。
しかも、この実施例のプロジェクタは、前記光源装置6aの凹面反射板12の光学軸Obに沿った方向のサイズが小さいため、上述した第1の実施例のプロジェクタよりも、左右方向の幅をさらに小さくすることができる。
また、このプロジェクタは、前記光源装置6aを前記寝かせ状態で配置したものであるため、上述した第1の実施例のプロジェクタと同様に、プロジェクタケース1の高さを小さくし、薄型化することができる。
(他の実施例)
なお、上述した第1及び第2の実施例の光源装置6,6aは、第1と第2の2つの光源部7a,7bからの光を合成するための光合成用反射部材を、筒状反射体10または凹面反射板12としたものであるが、前記光合成用反射部材は、光学軸に対して一方の方向に傾いた第1の入射方向から入射した光と前記光学軸に対して他方の方向に傾いた第2の入射方向から入射した光とをそれぞれ前記光学軸上に集光する方向に反射するものであれば、他の反射部材としてもよい。
また、上述した第1及び第2の実施例のプロジェクタは、入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子としてマイクロミラー表示素子2を用いたものであるが、前記画像表示素子は反射型液晶表示素子でもよく、その場合は、前記液晶表示素子にその各画素にそれぞれ対応する赤,緑,青のカラーフィルタを設け、光源装置6,6aからの光を赤、緑、青の3色の単位色に順次着色するカラーホィール19を省略してもよい。
さらに、前記第1及び第2の実施例のプロジェクタは、表示面から入射した光を反射して前記表示面から出射する反射型液晶表示素子を備えたものであるが、前記画像表示素子は透過型液晶表示素子でもよく、その場合は、前記透過型液晶表示素子の背後に前記光源装置6,6aを配置すればよい。
また、この発明の光源装置は、プロジェクタに限らず、他の光学機器等にも利用することができる。
なお、この発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
この発明の第1の実施例を示す光源装置の構成図。 第1の実施例の光源装置を備えたプロジェクタの構成図。 この発明の第2の実施例を示す光源装置の構成図。 第2の実施例の光源装置を備えたプロジェクタの構成図。
符号の説明
1…プロジェクタケース、2…マイクロミラー表示素子(反射型表示素子)、3…投影レンズ、6,6a…光源装置、7a,7b…光源部、8…光源ランプ、9…リフレクタ、10…筒状反射体(光合成用反射部材)、Oa…筒状反射体の光学軸、F1a,F2a…筒状反射体の焦点、12…凹面反射板(光合成用反射部材)、Ob…凹面反射板の光学軸、F1b,F2b…凹面反射板の焦点、13…導光ロッド。

Claims (9)

  1. 光源ランプと前記光源ランプからの放射光を集光方向に反射して出射するリフレクタとからなる第1と第2の2つの光源部と、
    光学軸に対して一方の方向に傾いた第1の入射方向から入射した光と前記光学軸に対して他方の方向に傾いた第2の入射方向から入射した光とをそれぞれ前記光学軸上に集光する方向に反射する光合成用反射部材とを備え、
    前記光合成用反射部材の第1と第2の入射方向にそれぞれ前記第1と第2の光源部を配置し、これらの光源部からの出射光を前記光合成用反射部材により1つの光に合成して出射することを特徴とする光源装置。
  2. 光合成用反射部材は、一端と他端に光の入射部と出射部を有し、内周面が光学軸方向に沿って湾曲した反射面に形成された筒状反射体であり、2つの光源部は、前記筒状反射体の前記入射部に対向する領域の一側と他側の外方に、第1の光源部からの出射光を前記筒状反射体に第1の入射方向から入射させ、第2の光源部からの出射光を前記筒状反射体に第2の入射方向から入射させるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 光合成用反射部材は、凹面反射板であり、2つの光源部は、前記凹面反射板の反射面に対向する領域の一側と他側の外方に、第1の光源部からの出射光を前記凹面反射板に第1の入射方向から入射させ、第2の光源部からの出射光を前記凹面反射板に第2の入射方向から入射させるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  4. 光合成用反射部材の反射面は、2つの焦点を有する楕円面であり、2つの光源部はそれぞれ、前記光源部から前記光合成用反射部材に向かう出射光の光軸が前記光合成用反射部材の一方の焦点を通り、前記光合成用反射部材により反射された反射光の光軸が前記光合成用反射部材の他方の焦点を通るように配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光源装置。
  5. 前記2つの光源部は、これらの光源部からの出射光の集光点を光合成用反射部材の一方の焦点に一致させて配置されていることを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
  6. 光合成用反射部材の出射側に、この光合成用反射部材からの出射光を一端から入射させ、その光の強度分布を均一化して他端から出射する導光ロッドが配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光源装置。
  7. プロジェクタケース内に、
    入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子と、
    前記画像表示素子の表示画像を外部の投影面に投影する投影レンズと、
    光源ランプと前記光源ランプからの放射光を集光方向に反射して出射するリフレクタとからなる第1と第2の2つの光源部と、光学軸に対して一方の方向に傾いた第1の入射方向から入射した光と前記光学軸に対して他方の方向に傾いた第2の入射方向から入射した光とをそれぞれ前記光学軸上に集光する方向に反射する光合成用反射部材とを備え、前記光合成用反射部材の第1と第2の入射方向にそれぞれ前記第1と第2の光源部を配置し、これらの光源部からの出射光を前記光合成用反射部材により1つの光に合成して出射する光源装置と、
    前記光源装置からの出射光を前記画像表示素子に入射させる光源側光学系とを設けたことを特徴とするプロジェクタ。
  8. 画像表示素子は、その表示面から入射した光を反射して前記表示面から出射する反射型表示素子であり、この反射型表示素子から出射して投影レンズに入射する画像光の光路の側方に、光源装置が2つの光源部をプロジェクタケースの前後方向に位置させた状態で、この光源装置の出射方向を前記画像光の光路に向けて配置されるとともに、前記光源装置と前記反射型表示素子との間に、前記画像光の光路を挟んで前記光源装置の配置側とは反対側に配置されたミラーを備え、前記光源装置からの出射光を前記ミラーにより反射して前記反射型表示素子にその表示面から入射させる光源側光学系が設けられていることを特徴とする請求項7に記載のプロジェクタ。
  9. 光源装置は、その出射方向を、反射型表示素子から出射して投影レンズに入射する画像光の光路と直交する方向に対して前記投影レンズ側に傾いた方向に向けて配置されていることを特徴とする請求項8に記載のプロジェクタ。
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