JP2000305169A - 照明装置および投射型表示装置 - Google Patents

照明装置および投射型表示装置

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JP2000305169A
JP2000305169A JP11116856A JP11685699A JP2000305169A JP 2000305169 A JP2000305169 A JP 2000305169A JP 11116856 A JP11116856 A JP 11116856A JP 11685699 A JP11685699 A JP 11685699A JP 2000305169 A JP2000305169 A JP 2000305169A
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light
mirror
primary mirror
primary
light beam
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JP11116856A
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English (en)
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Yasumasa Sawai
靖昌 澤井
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの光源からの光を1本の光束として射出
する簡素な構成の照明装置を提供する。 【解決手段】 光軸を直交させて配置した放物面の2つ
の主鏡と、主鏡の焦点に配置された2つのランプと、主
鏡の開口の半分を塞ぐ平面の2つの副鏡と、縁が主鏡の
光軸の交点に接し両光軸に対して45゜傾けて配置した
平面鏡で照明装置を構成する。主鏡のうち副鏡が面する
部位で反射されたランプからの光は、副鏡によって垂直
に反射され、主鏡の同一部位で再反射されて、焦点を通
って主鏡の反対側の部位に入射し、ここに直接入射する
ランプからの光と共に、断面が半円形の平行光束として
射出される。平面鏡は2つの主鏡から射出された光束の
一方を反射し他方を直進させることにより、両光束を接
し合わせて断面が円形の1本の光束とする。主鏡を楕円
面、副鏡を球面とした構成もある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの光源を備え
た照明装置およびこの照明装置を用いた投射型表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】画像に応じて光を変調し、変調後の光を
スクリーンに投射して画像を表示する投射型表示装置が
ある。このような投射型表示装置は、一度に多数の人に
画像を提示するために利用され、近年では、比較的大画
面のテレビ受像器にも用いられるようになっている。一
般に、光の変調は液晶バルブをはじめとするライトバル
ブによって行われ、ライトバルブに投射用の光を供給す
るために、ランプ等の光源を有する照明装置が備えられ
る。投射型表示装置は明るくしかも明るさにむらのない
画像を表示することが望ましく、このため、照明装置の
光源からの光を投射に効率よく利用し、またライトバル
ブの全面を均一に照明することが要求される。
【0003】光源が発した光の多くをライトバルブに導
くために、照明装置には光源の光を集光させる反射鏡が
備えられる。しかしながら、反射鏡によって反射された
光の強度分布は一様にはならず、光束の周辺部になるほ
ど強度が低下する。このため、照明装置に反射鏡を備え
ても、ライトバルブ全面を均一に照明することはでき
ず、表示した画像の明るさにむらが生じる。この不都合
を避けるために、照明装置からの光束を分割して複数の
収束光束とする第1のレンズアレイと、各光束をライト
バルブの全面に導く第2のレンズアレイとで構成される
オプティカルインテグレータを、投射型表示装置に備え
ることが行われている。
【0004】また、2つの光源を備えることにより、照
明装置の光量を倍増させることも提案されている。例え
ば、特開平7−181392号公報や特開平8−361
80号公報には、ランプと反射鏡の組を2つ備えた照明
装置と、インテグレータとを組み合わせた投射型表示装
置が開示されている。
【0005】ライトバルブとして透過型液晶バルブのよ
うにブラックマトリクスが存在するものを使用する投射
型表示装置では、ブラックマトリスク上に入射する光は
遮断されて、投射に利用されない。このブラックマトリ
クスによる光の損失を避けるために、ライトバルブの直
前にマイクロレンズアレイを配置することも行われてい
る。ライトバルブの全面に入射するように導かれた光束
は、マイクロレンズアレイによって分割されて収束光束
とされ、ブラックマトリクス間の有効開口に入射する。
【0006】このような構成により、近年では、明るく
しかも明るさにむらのない画像を表示することが可能な
投射型表示装置が実現されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平7−
181392号公報や特開平8−36180号公報をは
じめ、照明装置に2つの光源を備える従来の投射型表示
装置では、2つの光源を並べて配置して、各光源からの
光束をインテグレータの隣合う部位に入射させるように
している。このため、インテグレータの2つの光束を受
ける範囲が、ただ1つの光源からの光束を受ける場合の
2倍になって、インテグレータからライトバルブに導か
れる光束のF値が、光源の離間方向に関して小さくな
る。その結果、変調後の光を投射する投射レンズの口径
を大きくしなければ、2つの光源からの光束の全てを投
射に利用することができなくなって、装置の大型化、大
重量化、高コスト化を招いている。
【0008】インテグレータの第2のレンズアレイの各
レンズセルを小さくすれば、ライトバルブに導かれる光
束のF値が小さくなることをある程度抑えることができ
る。しかし、第2のレンズアレイのレンズセルをあまり
小さくすると、第1のレンズアレイによって分割された
光束がレンズセルに収まらなくなって、一部の光がライ
トバルブに導かれなくなる。このため、第2のレンズア
レイのレンズセルを小さくすることには限界がある。
【0009】また、マイクロレンズアレイをライトバル
ブの直前に配置する構成では、ライトバルブに入射する
光束のF値はインテグレータからの光束のF値よりもさ
らに小さくなるから、投射レンズの口径をより大きくす
る必要が生じて、上記の問題が一層顕著になる。
【0010】2つの光源からの光束をインテグレータに
至る前にコンバイナーを用いて重ね合わせれば、光束の
F値が小さくなるのを避けることができる。しかしなが
ら、半透過鏡のような簡素なコンバイナーでは光の一部
が失われることが避けられず、損失なく光を重ね合わせ
るためには、偏光特性を利用する等の特殊な処理が必要
になって、照明装置の構成が複雑になる。
【0011】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、2つの光源からの光を1本の光束として射
出する簡素な構成の照明装置、および、口径の小さな投
射光学系で明るい画像を表示する投射型表示装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、第1の光源と、第1の光源からの光を
反射して第1の形状の断面をもつ光束として射出する射
出領域を有する第1の主鏡と、第1の主鏡の射出領域に
入射しなかった第1の光源からの光を反射して、第1の
光源の方向から第1の主鏡の射出領域に入射させる第1
の副鏡と、第2の光源と、第2の光源からの光を反射し
て第2の形状の断面をもつ光束として射出する射出領域
を有する第2の主鏡と、第2の主鏡の射出領域に入射し
なかった第2の光源からの光を反射して、第2の光源の
方向から第2の主鏡の射出領域に入射させる第2の副鏡
と、第1の主鏡から射出された光束と第2の主鏡から射
出された光束を接し合わせて1本の光束とする接合部と
で、照明装置を構成する。
【0013】この照明装置は2つの光源を備えており、
強度の高い光を提供することができる。各光源からの光
は、それぞれ主鏡によって反射されて主鏡の射出領域に
応じた形状の光束とされた後、接合部によって接し合わ
されて1本の光束として射出される。接し合わされた光
束の断面の形状および大きさは主鏡の射出領域に依存
し、その設定次第で接し合わされた後の光束径を小さく
することができる。したがって、提供される光束のF値
を大きくすることも容易である。しかも、2つの主鏡か
らの光束を、重ね合わせるのではなく、接し合わせるこ
とによって射出する光束を1本とするものであるから、
光の特殊な性質を利用する必要がなく、簡素な構成の装
置となる。
【0014】主鏡の射出領域に直接入射しなかった光
は、副鏡によって反射されて、光源の方向から主鏡の射
出領域に入射する。この光は、光源から射出領域に直接
入射する光と等価であり、照明装置から射出される光の
一部となる。接し合わせた後の光束径を小さくするため
に主鏡の射出領域を小さくする場合、光源が発した光の
うち主鏡の射出領域に直接入射しないものの割合は大き
くなるが、主鏡の射出領域に直接入射しない光を副鏡で
反射して射出領域に入射させることで、光の損失が防止
される。
【0015】上記の照明装置において、第1の主鏡は第
1の光源からの光を反射する領域を射出領域以外に有
し、第1の副鏡は、第1の主鏡の射出領域以外の領域で
反射された第1の光源からの光を、垂直に反射して第1
の主鏡の射出領域以外の領域に再入射させることによ
り、第1の光源の方向から第1の主鏡の射出領域に入射
させ、第2の主鏡は第2の光源からの光を反射する領域
を射出領域以外に有し、第2の副鏡は、第2の主鏡の射
出領域以外の領域で反射された第2の光源からの光を、
垂直に反射して第2の主鏡の射出領域以外の領域に再入
射させることにより、第2の光源の方向から第2の主鏡
の射出領域に入射させるものとすることができる。
【0016】光源が発した光のうち、主鏡の射出領域以
外の領域に入射した光は、反射されて副鏡に入射する。
副鏡はこの光を垂直に、すなわち入射光路を逆に辿るよ
うに、反射する。したがって、副鏡によって反射された
光は、主鏡の射出領域以外の領域の同一部位に入射する
ことになり、そこでさらに反射されて光源に向かう。こ
れにより、副鏡で反射された光は、光源の方向から主鏡
の射出領域に入射する。副鏡は、光源からの光が射出領
域以外の領域によって平行光束とされる場合は平面鏡と
し、収束光束とされる場合はその収束の程度に応じた凸
面鏡とする。
【0017】主鏡は、光源からの光を反射する領域とし
て、射出領域のみを有するものとすることもできる。そ
の場合、副鏡は、光源から入射する光を反射して、何も
介さずに射出領域に入射させることになる。そのような
副鏡としては、光源を中心とする球面鏡を用いることが
できる。
【0018】前記目的を達成するために、本発明ではま
た、上記の照明装置と、照明装置からの光束を変調する
ライトバルブと、ライトバルブによって変調された光束
を投射して結像させる投射光学系とで、投射型表示装置
を構成する。照明装置はF値の大きい光束を射出するこ
とができるから、大きな口径の投射光学系を備えなくて
も、変調後の光束の全てを投射することが可能である。
前述のインテグレータやマイクロレンズアレイを備える
場合でも、投射光学系の大口径化を避けることができ
る。
【0019】この投射型表示装置に、照明装置からの光
束を分割して、複数の収束光束とする第1のレンズアレ
イと、第1のレンズアレイからの複数の光束の収束位置
の近傍に配置され、各光束をライトバルブの全面に導く
第2のレンズアレイを備えるとともに、第1のレンズア
レイを2分割して、第1の主鏡から射出された光束の接
合部までの光路上と、第2の主鏡から射出された光束の
接合部までの光路上とに配置するようにしてもよい。
【0020】2つのレンズアレイによってインテグレー
タが構成されて、強度分布が均一な光束がライトバルブ
に導かれることになり、明るさにむらのない画像を表示
することができる。しかも、第1のレンズアレイは照明
装置の光源と接合部の間に配置されるため、光源から第
2のレンズアレイまでの光路を短くすることができて、
装置全体が小型になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の照明装置および投
射型表示装置の実施形態について、図面を参照しながら
説明する。図1に第1の実施形態の照明装置1の断面を
示す。この照明装置1は、第1の光源であるランプ1
1、第2の光源であるランプ12、第1の主鏡13、第
2の主鏡14、第1の副鏡15、第2の副鏡16、およ
び接合部である平面鏡17を備えている。
【0022】ランプ11、12としては、発光部が小さ
なものを使用する。第1、第2の主鏡13、14は、放
物線をその軸の回りに回転して得られる回転放物面を反
射面としてもつ全反射凹面鏡である。2つの主鏡13、
14は同じ大きさ、同じ形状である。ランプ11、12
はそれぞれ主鏡13、14の焦点に発光部が位置するよ
うに配置されている。したがって、主鏡13によって反
射されたランプ11からの光と、主鏡14によって反射
されたランプ12からの光は、それぞれ平行光束とな
る。
【0023】第1、第2の副鏡15、16は全反射平面
鏡であり、主鏡13、14の光軸(回転軸)に対して垂
直に配置されている。副鏡15、16の一縁は直線であ
り、主鏡13、14の光軸を含む平面に接している。主
鏡13、14の開口の周縁は副鏡15、16に接してお
り、主鏡13、14の開口の1/2は副鏡15、16に
よって塞がれている。
【0024】したがって、主鏡13の反射面全体のうち
1/2の領域13aがランプ11からの光を反射して射
出する射出領域となり、同様に、主鏡14の反射面全体
のうち1/2の領域14aが、ランプ12からの光を反
射して射出する射出領域となる。主鏡13、14の反射
面の他の領域13b、14bはランプ11、12からの
光を反射するものの、領域13b、14bによって反射
された光は副鏡15、16によって反射され、直接出射
しない。
【0025】領域13b、14bによって反射されたラ
ンプ11、12からの光は、0゜の入射角で副鏡15、
16に入射し、垂直に反射される。副鏡15、16によ
って反射された光は、副鏡15、16への入射光路を逆
に辿って、領域13b、14b上のランプ11、12か
ら最初に入射した位置に再入射する。これらの光は領域
13b、14bで反射されて、ランプ11、12からの
入射光路を逆に辿ることになり、ランプ11、12を通
過して、射出領域13a、14aに入射する。
【0026】こうして、副鏡15、16から射出領域1
3a、14aに入射する光はランプ11、12から射出
領域13a、14aに直接入射する光と等価になり、射
出領域13a、14aで反射されて射出される。第1、
第2の主鏡13、14から射出される平行光束の断面を
図5の(a)に示す。主鏡13、14から射出される光
束の断面は、当然、半円形となる。
【0027】第1の主鏡13と第2の主鏡14は、互い
の光軸が直交し、副鏡15、16の直線の縁が互いに平
行なるように、かつ、主鏡13の射出領域13aと主鏡
14の領域14bが近接するように、配置されている。
【0028】接合部である平面鏡17は全反射鏡であ
り、主鏡13、14の光軸の交点を通り両光軸に対して
45゜の傾きをなす平面上に配置されている。平面鏡1
7の一縁は直線であり、主鏡13、14の光軸の交点を
通り、副鏡15、16の直線の縁と平行になるように設
定されている。平面鏡17は第1の主鏡13から射出さ
れる光束の光路上に位置し、主鏡13からの光束の全て
を受ける大きさを有している。
【0029】第1の主鏡13から射出された断面が半円
形の平行光束は、平面鏡17によって反射される。一
方、第2の主鏡14から射出された断面が半円形の平行
光束は、平面鏡17の傍らを通り直進する。このとき、
主鏡13からの光束の直線の縁と主鏡14からの光束の
直線の縁が平面鏡17の直線の縁に接することになり、
両光束は接し合わされて1本の光束となる。接し合わさ
れた後の光束の断面を図5の(b)に示す。この光束の
断面は円形となり、副鏡15がないとした場合に主鏡1
3から射出される光束、あるいは副鏡16がないとした
場合に主鏡14から射出される光束と同形である。ただ
し、接し合わされた光束の光量は2倍になっている。
【0030】平面鏡17は基板の一方の面に反射膜を設
けることにより形成されており、直線の縁の傍らを通過
する第2の主鏡14からの光束に影響を与えないように
するために、この部位の基板の縁は、反射膜に対して4
5゜以下の角度の傾斜面とされている。第1、第2の主
鏡13、14からの光束の双方を受ける大きさの透明基
板の一部に反射膜を設ける構成とすることにより、基板
の縁の影響を避けるようにしてもよい。
【0031】なお、ランプ11、12としては、発光部
が小さく点に近いものであればどのような種類のものを
用いてもよい。メタルハライドランプやこれに類する高
輝度ランプはこの条件を満たすが、この種のランプで
は、通常、全体を覆う石英管が発光部であるアークの周
囲で不均一な厚さとなっており、これがレンズの作用を
する。このようなランプを使用する場合、射出する光束
の平行度を高めるために、発光部の中心を主鏡13、1
4の焦点に厳密に一致させるのではなく、石英管のレン
ズ作用に応じて光軸方向にややずらして配置するように
してもよい。
【0032】第2の実施形態の照明装置2の断面を図2
に示す。この照明装置2は、第1の光源であるランプ2
1、第2の光源であるランプ22、第1の主鏡23、第
2の主鏡24、第1の副鏡25、第2の副鏡26、およ
び接合部である平面鏡27を備えている。ランプ21、
22および平面鏡27は照明装置1のランプ11、12
および平面鏡17と同一または類似のものであり、これ
らについての重複する説明は省略する。
【0033】第1、第2の主鏡23、24は、楕円をそ
の長軸の回りに回転して得られる回転楕円面を反射面と
してもつ全反射凹面鏡である。2つの主鏡23、24は
同じ大きさ、同じ形状である。ランプ21、22はそれ
ぞれ主鏡23、24の第1の焦点に発光部が位置するよ
うに配置されている。したがって、主鏡23によって反
射されたランプ21からの光は、主鏡23の第2の焦点
に収束する収束光束となり、主鏡24によって反射され
たランプ22からの光も、主鏡24の第2の焦点に収束
する収束光束となる。
【0034】第1、第2の副鏡25、26はそれぞれ、
主鏡23、24の第2の焦点を中心とする球面の全反射
凸面鏡である。副鏡25、26の一縁は主鏡23、24
の光軸(回転軸)を含む平面に接するように設定されて
いる。主鏡23、24の開口の周縁は副鏡25、26に
接しており、主鏡23、24の開口の1/2は副鏡2
5、26によって塞がれている。
【0035】したがって、主鏡23の反射面全体のうち
1/2の領域23aがランプ21からの光を反射して射
出する射出領域となり、同様に、主鏡24の反射面全体
のうち1/2の領域24aが、ランプ22からの光を反
射して射出する射出領域となる。主鏡23、24の反射
面の他の領域23b、24bはランプ21、22からの
光を反射するものの、領域23b、24bによって反射
された光は副鏡25、26によって反射され、直接出射
しない。
【0036】領域23b、24bによって反射されたラ
ンプ21、22からの光は、第2の焦点に向かって進む
から、0゜の入射角で副鏡25、26に入射することに
なり、垂直に反射される。副鏡25、26によって反射
された光は、副鏡25、26への入射光路を逆に辿っ
て、領域23b、24b上のランプ21、22から最初
に入射した位置に再入射する。これらの光は領域23
b、24bで反射されて、ランプ21、22からの入射
光路を逆に辿り、ランプ21、22を通過して、射出領
域23a、24aに入射する。
【0037】こうして、副鏡25、26から射出領域2
3a、24aに入射する光は、ランプ21、22から射
出領域23a、24aに直接入射する光と等価になり、
射出領域23a、24aで反射されて射出される。第
1、第2の主鏡23、24から射出される光束の断面
は、照明装置1と同様に、図5の(a)に示した半円形
となる。ただし、これらの光束は第2の焦点に向かう収
束光束である。
【0038】第1の主鏡23と第2の主鏡24は、互い
の光軸が直交し、光軸の交点からそれぞれの第1の焦点
までの距離が等しくなるように配置されている。また、
主鏡23、24に対する副鏡25、26および平面鏡2
7の位置関係は、照明装置1と同様に設定されている。
したがって、第1の主鏡23から射出された光束と、第
2の主鏡24から射出された光束は、断面の直線の部分
で互いに接し合わされて、第2の主鏡24の第2の焦点
に収束する1本の光束となる。接し合わされた後の光束
の断面は、照明装置1と同様に、図5の(b)に示した
円形となる。
【0039】収束光束を射出する本実施形態の照明装置
2は、第1の実施形態の照明装置1よりも狭い範囲を照
明することができる。平面を照明する場合に、その平面
に対して光束の全ての部位の入射角を0゜とするとき
は、適宜コリメータレンズを配置して、平行光束とすれ
ばよい。また、第1、第2の主鏡として双曲面の全反射
凹面鏡を用い、第1、第2の副鏡として主鏡の焦点を中
心とする球面の全反射凹面鏡を用いる構成としてもよ
い。その場合も、光源は主鏡の焦点に配置し、必要に応
じてコリメータレンズで平行光束とする。
【0040】第3の実施形態の照明装置3の断面を図3
に示す。この照明装置3は、第1の光源であるランプ3
1、第2の光源であるランプ32、第1の主鏡33、第
2の主鏡34、第1の副鏡35、第2の副鏡36、およ
び接合部である平面鏡37を備えている。ランプ31、
32および平面鏡37は照明装置1のランプ11、12
および平面鏡17と同じである。
【0041】第1、第2の主鏡33、34は、照明装置
1の放物面の主鏡13、14をそれそれの光軸を含む平
面で2分割したものである。第1、第2の副鏡35、3
6はそれぞれ、第1、第2の主鏡33、34の焦点を中
心とする半球の全反射凹面鏡であり、開口の縁が主鏡3
3、34の分割面に接するように配置されている。
【0042】ランプ31、32から主鏡33、34に直
接入射した光は、反射されて平行光束として射出され
る。一方、ランプ31、32から副鏡35、36に入射
した光は垂直に反射されて、ランプ31、32を通って
主鏡33、34に入射する。これらの光は、主鏡33、
34に直接入射する光と等価になり、反射されて平行光
束として射出される。主鏡33、34から射出された光
束の断面は、図5の(a)の如く、半円形となる。
【0043】この照明装置3では、主鏡33、34の反
射面は全て射出領域33a、34aとなっており、射出
領域33a、34aに直接入射しなかったランプ31、
32からの光は、副鏡35、36によって直接反射され
ることになる。第1の主鏡33と第2の主鏡34の位置
関係、およびこれらに対する平面鏡37の位置関係は、
前述のとおりであり、第1、第2の主鏡33、34から
射出された光束は平面鏡37によって接し合わされて、
図5の(b)に示した如く、断面が円形の1本の平行光
束とされる。
【0044】第1の実施形態の照明装置1では、副鏡1
5、16に入射する光は合計4回の反射を経て射出され
るが、照明装置3では、副鏡35、36に入射する光は
合計2回の反射を経て射出されることになる。したがっ
て、照明装置3では、反射に際しての光の損失が抑えら
れて、光の利用効率が高くなる。
【0045】第4の実施形態の照明装置4の断面を図4
に示す。この照明装置4は、第1の光源であるランプ4
1、第2の光源であるランプ42、第1の主鏡43、第
2の主鏡44、第1の副鏡45、第2の副鏡46、およ
び接合部である平面鏡47を備えている。
【0046】第1、第2の主鏡43、44は、照明装置
2の楕円面の主鏡23、24をそれそれの光軸を含む平
面で2分割したものである。第1、第2の副鏡45、4
6はそれぞれ、第1、第2の主鏡43、44の第1の焦
点を中心とする半球の全反射凹面鏡であり、開口の縁が
主鏡43、44の分割面に接するように配置されてい
る。照明装置4においても、主鏡43、44の反射面全
体が射出領域43a、44aとなる。
【0047】この照明装置4は収束光束を射出する点
で、照明装置3と相違する。他の点については照明装置
3と同じであるので、説明を省略する。楕円面の主鏡4
3、44に代えて、双曲面の主鏡を用いることも可能で
ある。
【0048】なお、上記の各実施形態では、主鏡あるい
はその射出領域を同じ大きさ同じ形状とした例を示した
が、主鏡全体または射出領域の大きさや曲率は異なって
いてもよい。放物面鏡の場合は曲率と開口の大きさの設
定次第で、楕円面鏡や双曲面鏡の場合は曲率と開口の大
きさと接合部までの距離の設定次第で、接し合わせる際
に所望の大きさの光束径とすることができる。
【0049】本発明の第5の実施形態である投射型表示
装置5の概略構成を図6に示す。この投射型表示装置5
は、第1の実施形態の照明装置1が射出する白色光を、
赤色(R)光、緑色(G)光、青色(B)光に分解し、
分解後の各色光を3つの透過型液晶バルブ51R、51
G、51Bで個別に変調し、変調後の光を合成して、投
射レンズ52によって投射するものである。
【0050】投射型表示装置5は、色分解のための2つ
のダイクロイック平面鏡53R、53B、色合成のため
のクロスダイクロイックプリズム54のほか、照明装置
1からの光を液晶バルブ51R、51G、51Bの全面
に均一な強度で導くために、第1のレンズアレイ55、
第2のレンズアレイ56および重畳レンズ57より成る
インテグレータを備えている。
【0051】投射型表示装置5には、また、照明装置1
の光から赤外領域と線紫領域の波長を除去するためのI
R/UVカットフィルター58、分解後の光を液晶バル
ブ51R、51G、51Bに導くための全反射平面鏡5
9a、59b、59c、光路長の差を補正して液晶バル
ブ51Bに入射する光を液晶バルブ51R、51Gに入
射する光と等価にするためのリレーレンズ60a、60
b、および、導かれた光を液晶バルブ51R、51G、
51Bに対して略垂直に入射させるためのフィールドレ
ンズ61R、61G、61Bも備えられている。
【0052】照明装置1が射出した平行光束は、IR/
UVカットフィルター58を透過して可視領域のみの光
とされた後、第1のレンズアレイ55に入射する。レン
ズアレイ55は、2次元に配列された複数のレンズセル
より成り、入射した光束を各レンズセルによって収束光
束として分離する。
【0053】第2のレンズアレイ56は、第1のレンズ
アレイ55のレンズセルに対応する複数のレンズセルよ
り成り、第1のレンズアレイ55による光束の収束位置
近傍に配置されている。第1のレンズアレイ55から第
2のレンズアレイ56に入射した各光束は、レンズアレ
イ56上で結像する。これにより、レンズアレイ56の
各レンズセル上に、照明装置1の2つのランプ11、1
2の像が1つの点状像として形成される。
【0054】第2のレンズアレイ56の各レンズセルに
形成された像の光は、各レンズセルおよび重畳レンズ5
7によって、液晶バルブ51R、51G、51Bそれぞ
れの全面に導かれて、各液晶バルブ上で重ね合わされ
る。各液晶バルブのどの部位も、第2のレンズアレイ5
6の全てのレンズセルからの光を受けることになり、こ
れにより、各液晶バルブは均一に照明される。
【0055】なお、ここでは、第2のレンズアレイ56
と重畳レンズ57を別体としているが、重畳レンズ57
の光学特性をレンズアレイ56に加えて、重畳レンズ5
7を省略することもできる。すなわち、第1のレンズア
レイ55と第2のレンズアレイ56のみで、インテグレ
ータを構成することも可能である。また、照明装置1が
射出した平行光束の接合境界を第1のレンズアレイ55
のレンズセルの境界に合わせると、たとえ接合境界にお
いて平行光束に強度差がある場合でも、照明むらが生じ
難くなる。
【0056】ダイクロイック鏡53Rおよび53Bは、
それぞれR光およびB光を選択的に透過させ、他の色光
を反射するように設定されている。インテグレータから
の光はダイクロイック鏡53Rに入射して、透過するR
光と反射されるG光、B光とに分解される。ダイクロイ
ック鏡53Rを透過したR光は、平面鏡59aによって
反射され、フィールドレンズ61Rを透過して液晶バル
ブ51Rに入射する。
【0057】ダイクロイック鏡53Rによって反射され
たG光とB光は、ダイクロイック鏡53Bによって、透
過するB光と反射されるG光に分解される。反射された
G光は、フィールドレンズ61Gを透過して液晶バルブ
51Gに入射する。ダイクロイック鏡53Bを透過した
B光は、リレーレンズ60a、平面鏡59b、リレーレ
ンズ60b、および平面鏡59cをこの順に経て、フィ
ールドレンズ61Bを透過して液晶バルブ51Bに入射
する。
【0058】液晶バルブ51R、51G、51Bはそれ
ぞれ、画像の赤色成分を表すR信号、緑色成分を表すG
信号、青色成分を表すB信号に基づいて、入射する光を
変調する。図示しないが、液晶バルブ51R、51G、
51Bはいずれも入射側と出射側に偏光板を備えてお
り、入射側の偏光板を透過した直線偏光を変調する。変
調後の光には変調前と同一の直線偏光とこれに垂直な直
線偏光が含まれ、出射側の偏光板で一方のみを透過させ
ることにより画像を表す光が得られる。なお、照明装置
1からの光はあらかじめIR/UVカットフィルター5
8によって可視領域の光のみとされているため、入射側
の偏光板が赤外領域や紫外領域の光を吸収して高温にな
ることはない。
【0059】液晶バルブ51R、51G、51Bを透過
した変調後の光はクロスダイクロイックプリズム54に
入射する。クロスダイクロイックプリズム54は、4つ
の三角プリズムを接合して成り、直交する接合面には、
R光を選択的に反射し他の色光を透過させるダイクロイ
ック膜54Rと、B光を選択的に反射し他の色光を透過
させるダイクロイック膜54Bが設けられている。液晶
バルブ51R、51Bから入射したR光、B光は、それ
ぞれダイクロイック膜54R、54Bによって反射さ
れ、液晶バルブ51Gから入射したG光は、ダイクロイ
ック膜54R、54Bを透過する。
【0060】こうして、変調後のR光、G光、B光が合
成され、合成された光は投射レンズ52に入射する。投
射レンズ52はクロスダイクロイックプリズム54から
入射した光束を、図外のスクリーンに向けて投射して結
像させ、スクリーン上にカラー画像を形成する。
【0061】照明装置1が射出する光束は、2つのラン
プ11、12が発した光でありながら、接し合わされて
いるため、インテグレータから液晶バルブ51R、51
G、51Bに導かれる光束のF値は大きく、したがっ
て、液晶バルブ51R、51G、51Bを透過した後の
光束の発散の程度は小さい。このため、投射レンズ52
が大口径のものでなくても、液晶バルブ51R、51
G、51Bからの光を全て投射することができる。
【0062】なお、フィールドレンズ61R、61G、
61Bに代えてマイクロレンズアレイを配置して、液晶
バルブ51R、51G、51Bの有効開口のみに光を入
射させるようにしてもよい。表示する画像を一層明るく
することができる。マイクロレンズアレイを備えると液
晶バルブ51R、51G、51Bに入射する光束のF値
が小さくなるが、2つのランプを備えることによる小F
値化がないため、投射レンズ52の口径をあまり大きく
する必要がない。
【0063】また、ここでは、第1の実施形態の照明装
置1を備える例を示したが、第2〜第4の実施形態の照
明装置2〜4を備えるようにしてもよい。収束光束を射
出する照明装置2、4を備える場合は、射出光の光路上
にコリメータレンズを配置して、第1のレンズアレイ5
5に入射する光束を平行光束としておく。光束径が小さ
くなるから、照明装置1を備える場合よりも、第1、第
2のレンズアレイを55、56を小型化することができ
る。
【0064】第6の実施形態の投射型表示装置6の概略
構成を図7に示す。この投射型表示装置6は、投射型表
示装置5の第1のレンズアレイ55を2分割してレンズ
アレイ55a、55bとし、これらを照明装置1の主鏡
13、14の開口に近接して配置したものである。主鏡
13、14から射出された光束は、接し合わされる前に
分割されて収束光束とされる。
【0065】この構成では、照明装置1から第2のレン
ズアレイ56までの光路が短くなって、装置全体を小型
にすることができる。なお、IR/UVカットフィルタ
ー58は第2のレンズアレイ56の直前に配置されてい
るが、これも2分割して、主鏡13、14の開口に近接
して配置するようにしてもよい。
【0066】第7の実施形態の投射型表示装置7の概略
構成を図8に示す。この投射型表示装置7は、第6の投
射型表示装置6の照明装置1に代えて、第2の実施形態
の照明装置2を備えている。また、照明装置2が収束光
束を射出することに合わせて、レンズアレイ55a、5
5bに代えて、第1のレンズアレイ65a、65bを備
えている。レンズアレイ65a、65bの入射側の面は
凹面であり、これらの面は主鏡23、24から射出され
た光に対してコリメータレンズとして作用する。他の構
成は投射型表示装置6と同じである。
【0067】
【発明の効果】本発明の照明装置では、2つの光源から
の光を個別の光束として射出するのではなく、接し合っ
た1本の光束として射出するため、照明対象への2つの
光源からの光の入射角に差が生じ難い。換言すれば、F
値の大きな光束を射出することができる。また、2つの
光源からの光を接し合わせる得る断面形状の光束とする
ために、主鏡に射出領域を設けているが、射出領域に入
射しない光を副鏡で射出領域に入射させるようにしてい
るため、光束のF値を大きくしながらも、光源からの光
の損失を防止することができる。したがって、明るい光
を提供するという光源を2つ備えることの意味が、損な
われることもない。
【0068】また、射出する光束のF値を大きくするた
めに各主鏡の曲率半径を小さくする必要がないから、主
鏡の加工精度や主鏡に対する光源の位置の誤差の許容範
囲は大きい。このため、主鏡の小曲率半径化に起因して
光束の輪郭が不明確になることが避けられて、射出する
光束のほとんど全てを照明対象範囲内に導くことができ
る。
【0069】各主鏡に光源からの光を反射する領域を射
出領域以外にも設け、各副鏡が射出領域以外の領域で反
射された光を垂直に反射するようにした構成では、主鏡
を対称な形状とすることができて、主鏡の作製が容易に
なる。
【0070】本発明の投射型表示装置では、F値の大き
い光束を射出する照明装置の特徴が生かされて、投射光
学系として大きな口径のものを備える必要がない。すな
わち、小型、軽量かつ低コストでありながら、明るい画
像を提供することが可能な投射型表示装置となる。
【0071】2つのレンズアレイを備えるとともに、第
1のレンズアレイを2分割して、各主鏡から射出された
光束の光路上に配置した構成では、2つのレンズアレイ
のインテグレータとしての機能により、明るさにむらの
ない画像を提供することが可能である上、光源から第2
のレンズアレイまでの光路を短くすることができて、装
置全体を小型化することが可能である。2つの光源の一
方のみを発光させる場合でも、表示する画像の明るさに
むらは生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の照明装置の断面を示す図。
【図2】 第2の実施形態の照明装置の断面を示す図。
【図3】 第3の実施形態の照明装置の断面を示す図。
【図4】 第4の実施形態の照明装置の断面を示す図。
【図5】 各実施形態の照明装置の各主鏡から射出され
る光束の断面、および照明装置から射出される光束全体
の断面を示す図。
【図6】 第5の実施形態の投射型表示装置の概略構成
を示す図。
【図7】 第6の実施形態の投射型表示装置の概略構成
を示す図。
【図8】 第7の実施形態の投射型表示装置の概略構成
を示す図。
【符号の説明】
1、2、3、4 照明装置 11、21、31、41 ランプ(第1の光源) 12、22、32、42 ランプ(第2の光源) 13、33 放物面鏡(第1の主鏡) 13a、33a 射出領域 14、34 放物面鏡(第2の主鏡) 14a、34a 射出領域 23、43 楕円面鏡(第1の主鏡) 23a、43a 射出領域 24、44 楕円面鏡(第2の主鏡) 24a、44a 射出領域 15 平面鏡(第1の副鏡) 16 平面鏡(第2の副鏡) 25、35、45 球面鏡(第1の副鏡) 26、36、46 球面鏡(第2の副鏡) 17、27、37、47 平面鏡(接合部) 5、6、7 投射型表示装置 51R、51G、51B 液晶バルブ(ライトバルブ) 52 投射レンズ(投射光学系) 53R、53B ダイクロイック平面鏡 54 ダイクロイックプリズム 55、55a、55b 第1のレンズアレイ 56 第2のレンズアレイ 57 重畳レンズ 58 IR/UVカットフィルター 59a、59b、59c 平面鏡 60a、60b リレーレンズ 61R、61G、61B フィールドレンズ 65a、65b 第1のレンズアレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 33/12 H04N 5/74 A H04N 5/74 G02F 1/1335 530 Fターム(参考) 2H088 EA15 HA12 HA18 HA20 HA21 HA23 HA25 HA28 MA04 2H091 FA05X FA08X FA08Z FA14X FA14Z FA17Z FA29Z FA41Z FD05 FD13 FD22 LA18 MA07 5C058 AB06 BA05 BA06 EA12 EA13 EA26 EA51

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光源と、 第1の光源からの光を反射して第1の形状の断面をもつ
    光束として射出する射出領域を有する第1の主鏡と、 第1の主鏡の射出領域に入射しなかった第1の光源から
    の光を反射して、第1の光源の方向から第1の主鏡の射
    出領域に入射させる第1の副鏡と、 第2の光源と、 第2の光源からの光を反射して第2の形状の断面をもつ
    光束として射出する射出領域を有する第2の主鏡と、 第2の主鏡の射出領域に入射しなかった第2の光源から
    の光を反射して、第2の光源の方向から第2の主鏡の射
    出領域に入射させる第2の副鏡と、 第1の主鏡から射出された光束と第2の主鏡から射出さ
    れた光束を接し合わせて1本の光束とする接合部とを備
    えることを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 第1の主鏡は第1の光源からの光を反射
    する領域を射出領域以外に有し、 第1の副鏡は、第1の主鏡の射出領域以外の領域で反射
    された第1の光源からの光を、垂直に反射して第1の主
    鏡の射出領域以外の領域に再入射させることにより、第
    1の光源の方向から第1の主鏡の射出領域に入射させ、 第2の主鏡は第2の光源からの光を反射する領域を射出
    領域以外に有し、 第2の副鏡は、第2の主鏡の射出領域以外の領域で反射
    された第2の光源からの光を、垂直に反射して第2の主
    鏡の射出領域以外の領域に再入射させることにより、第
    2の光源の方向から第2の主鏡の射出領域に入射させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の照明装置と、 照明装置からの光束を変調するライトバルブと、 ライトバルブによって変調された光束を投射して結像さ
    せる投射光学系とを備えることを特徴とする投射型表示
    装置。
  4. 【請求項4】 照明装置からの光束を分割して、複数の
    収束光束とする第1のレンズアレイと、 第1のレンズアレイからの複数の光束の収束位置の近傍
    に配置され、各光束をライトバルブの全面に導く第2の
    レンズアレイを備え、 第1のレンズアレイが2分割されて、第1の主鏡から射
    出された光束の接合部までの光路上と第2の主鏡から射
    出された光束の接合部までの光路上とに配置されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の投射型表示装置。
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