JP2006258899A - 集光素子及び照明装置及び投写型映像表示装置 - Google Patents

集光素子及び照明装置及び投写型映像表示装置 Download PDF

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誠 前田
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貴司 池田
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Abstract

【目的】 光の利用効率を向上できる集光素子及び照明装置及び投写型映像表示装置を提供する。
【構成】 角度制御レンズ11は、軸X回りに回転対称な形状を有する透明部材から成る。凹状光入射領域Dには、LED15が設けられている。LED15から出射された光のうち、凸状曲面領域Aに進む光は、当該凸状曲面領域Aから前方向に出射される。角度制御レンズ11の周辺側から出射された光は、周辺側ミラー12によって反射され、前記軸Xに略交わる方向、すなわち、中央側ミラー13が位置する方向に導かれる。そして、中央側ミラー13は前記周辺側ミラー12からの光を反射する。反射光は前記角度制御レンズ11の前方に導かれ、周辺側ミラー12の開口を通り、殆どの光はクロスダイクロイックプリズム2に至ることになる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、集光素子及び照明装置及び投写型映像表示装置に関する。
液晶プロジェクタなどに用いられる照明装置としては、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等のランプと、その照射光を平行光化するパラボラリフレクタから成るものが一般的である。更に、近年においては、発光ダイオード(LED)を光源として用いることも試みられている(特許文献1参照)。
発光ダイオードから成る光源の構成例を図9に示す。光源103は角度制御レンズ103a及びLED103bを備えて成る(このような光源103はLumileds Lighting 社により提供されている)。角度制御レンズ103aは、回転対称な形状を有する透明部材から成り、中央部の凸状曲面領域(光出射領域)Aと、周辺側曲面領域(光出射領域)Bと、周辺側曲面反射領域Cと、中央の凹状曲面領域(光入射領域)Dとから成る。凹状曲面領域Dには半球レンズカバーを有するLED103bが設けられている。LED103bから出射された光のうち、前記周辺側曲面反射領域Cにて反射された光は、周辺側曲面領域Bから前方向(光の出射角度制御において予定している方向)に出射される。また、LED103bから出射された光のうち、中央部の凸状曲面領域Aに進む光も、前方向(光の出射角度制御において予定している方向)に出射される。
特開2002−189263号公報
しかしながら、光源103からの光を受ける光学部材(例えば、ロッドインテグレータ)104の光入射面の大きさが光源103の光出射面よりも小さいと、光源103から出射される周囲光が前記光学部材104に入射せず、利用光量は例えば70%程度となる。図10に示しているように、利用光量に占める中心側(図の白円領域)の光量をaとし、周辺側(図のドーナツ状領域)の光量をbとすると、bはaよりも数段大きくなり(例えば、bはaの2倍以上となり)、高輝度を実現するためには、周辺の光を有効に利用する必要がある。
この発明は、上記事情に鑑み、光の利用効率を向上できる集光素子、この集光素子を用いた照明装置、及びこの照明装置を用いた投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
この発明の集光素子は、上記の課題を解決するために、発光素子から出射された光を光入射領域で受けとって当該光の進行角度を制御して所定の方向に導く透明な第1光学手段と、前記第1光学手段の周辺側出射光を受ける位置に設けられており、前記第1光学手段の中心軸に略交わる方向に前記周辺側出射光を導く反射型の第2光学手段と、前記第2光学手段よりも前記中心軸に近づけて配置されており、前記第2光学手段にて反射された前記周辺側出射光を反射して前記所定の方向と略同方向に導く反射型の第3光学手段と、から成ることを特徴とする(以下、この項において、第1の集光素子という)。
上記の構成であれば、照明対象物が前記第1光学手段の光出射面よりも小さな面積を有する場合でも、前記第2光学手段及び前記第3光学手段の反射作用によって、前記第1光学手段が出射する光の殆どを照明対象物に照射することが可能となる。特に、前記第1光学手段の中央よりも周辺側からの出射光の光量比率が高い場合には、光利用効率は従来構造に比べて一層高くなる。
上記第1の集光素子において、前記第1光学手段の中央部前方は前記第3光学手段にて遮蔽されていてもよい。かかる構成において、前記第1光学手段は、その周辺側からのみ光を出射するように構成されていてもよい。かかる構成において、前記第1光学手段の前記光入射領域は、側方出射型の発光素子からの光の殆どを周辺側に導く形状を有していてもよい。
上記第1の集光素子において、前記第3光学手段は光透過領域を有し、この光透過領域を前記第1光学手段の中央部前方に位置させていてもよい。かかる構成において、前記第1光学手段は、その中央側及び周辺側の両方から光を出射するように構成されていてもよい。かかる構成において、前記第1光学手段の前記光入射領域は、ランバーティアン型の発光素子からの光を周辺側及び中央側に導く形状を有していてもよい。
これら構成の集光素子において、前記第2光学手段及び第3光学手段は反射手段から成っていてもよい。かかる構成において、前記第2光学手段と第3光学手段が一体的に形成されていてもよい。或いは、前記第3光学手段は前記第1光学手段に形成されていてもよい。
或いは、これら構成の集光素子において、前記第2光学手段は断面枠形状を有する一つの透明部材に形成された外側全反射面であり、前記第3光学手段は前記透明部材に形成された内側全反射面であってもよい。
これら構成の集光素子において、前記2光学手段及び第3光学手段の反射面は球面又は非球面であってもよい。
また、この発明の照明装置は、上述したいずれかの集光素子と、当該集光素子の光入射領域に光を照射する発光素子と、から成ることを特徴とする(以下、この項において第1の照明装置という)。
第1の照明装置において、前記集光素子から出射された光の強度を照明対象物上で均一化する光インテグレータを備えていてもよい(以下、この項において第2の照明装置という)。
また、この発明の照明装置は、第1の方向に主光線軸を向けて配置された第1色光光源と、第2の方向に主光線軸を向けて配置された第2色光光源と、第3の方向に主光線軸を向けて配置された第3色光光源と、を備え、各色光光源として第1の照明装置又は第2の照明装置を備えたことを特徴とする。かかる構成の照明装置において、第1色光光源は赤色光を出射し、第2色光光源は青色光を出射し、第3色光光源は緑色光を出射することとしてもよい(以下、この項において第3の照明装置という)。
また、この発明の照明装置は、第1の方向に主光線軸を向けて配置された赤色光源と、第2の方向に主光線軸を向けて配置された青色光源と、第3の方向に主光線軸を向けて配置された緑色光源と、各色光源から出射された光を略同一方向に導く光学部材と、を備え、各色光源として請求項13又は請求項14に記載の照明装置を備えたことを特徴とする(以下、この項において第4の照明装置という)。
第4の照明装置において、照明中は赤色光と緑色光と青色光が常時出射されるように構成されていてもよい(以下、この項において第5の照明装置という)。或いは、第4の照明装置において、照明中は赤色光と緑色光と青色光が時分割で出射されるように構成されていてもよい(以下、この項において、第6の照明装置という)。
また、この発明の投写型映像表示装置は、第5の照明装置と、一つのフルカラーライトバルブと、前記フルカラーライトバルブを経ることで得られた映像光を投写する投写手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明の投写型映像表示装置は、第6の照明装置と、一つのライトバルブと、各色光の出射タイミングに同期して前記ライトバルブに各色用の映像信号を供給する手段と、前記ライトバルブを経ることで得られた映像光を投写する投写手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明の投写型映像表示装置は、第1の照明装置又は第2の照明装置と、一つのフルカラーライトバルブと、前記フルカラーライトバルブを経ることで得られた映像光を投写する投写手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明の投写型映像表示装置は、第3の照明装置と、各色光源からの光をそれぞれ受ける3つのライトバルブと、各ライトバルブを経ることで得られた各色映像光を合成して投写する投写手段と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、発光素子から出射された光の利用効率を向上することができるという効果を奏する。
以下、この発明の実施例を図1乃至図8に基づいて説明していく。
図1は単板式の投写型映像表示装置6の光学系を示した図である。この投写型映像表示装置6は3つのLED光源1R,1G,1Bを備える(以下、個々のLED光源を特定しないで示すときには、符号”1”を用いる)。LED光源1Rは赤色光を出射し、LED光源1Gは緑色光を出射し、LED光源1Bは青色光を出射する。LED光源1Gはクロスダイクロイックプリズム2を挟んでロッドインテグレータ3の光入射面に対面して設けられ、LED光源1RとLED光源1Bはクロスダイクロイックプリズム2を挟んで互いに対面して配置されている。すなわち、クロスダイクロイックプリズム2の第1光入射領域にはLED光源1Rが設けられ、第2光入射領域にはLED光源1Bが設けられ、第3光入射領域にはLED光源1Gが配置される。
各LED光源1から出射された色光はクロスダイクロイックプリズム2によってロッドインテグレータ3の光入射領域に導かれる。ロッドインテグレータ3は四角柱形状の透明ガラスから成る。ロッドインテグレータ3の少なくとも光出射領域の縦横比は液晶パネル4の縦横比に略一致している。ロッドインテグレータ3は各LED光源1からの各色光をロッド内面にて反射させて液晶パネル4に導くので、各色光の光強度分布は液晶パネル4(照明対象物)上でほぼ均一化されることになる。
液晶パネル4は、RGBカラーフィルタを備えた構造、或いはRGBカラーフィルタを備えない構造を有する。RGBカラーフィルタを備える構造の液晶パネル4を用いる場合には、全LED光源1R,1G,1Bを同時点灯して白色光を液晶パネル4に導く。前記RGBカラーフィルタを備えない構造の液晶パネル4を用いる場合には、LED光源1R,1G,1Bを時分割で順次に所定時間点灯させると共に、この所定時間点灯のタイミングに同期させて液晶パネル4に各色の映像信号を供給する。
液晶パネル4を透過することで変調された光(映像光)は、投写レンズ5によって拡大投写され、図示しないスクリーン上に投影表示される。
偏光変換装置をロッドインテグレータ3の光出射側に設けてもよい。この場合の偏光変換装置はロッドインテグレータ3の光出射部の大きさに対応した単一のPBS(偏光ビームスプリッタ)と、このPBSにおける偏光分離膜に平行に設けられたミラーと、前記ミラー又はPBSの光出射側に設けた位相差板とを備えればよい。ただし、この場合には、偏光変換装置の光出射部の大きさはロッドインテグレータ3の光出射部の大きさの2倍になる。従って、偏光変換装置の光出射部の全体形状が液晶パネルの縦横比に略一致させるのが望ましい。この場合、液晶パネルの縦横比をA:Bとすると、ロッドインテグレータ3の光出射部の縦横比は例えばA:B/2となる。また、ロッドインテグレータ3の光出射部だけでなく光入射部の縦横比をもA:B/2としてもよい。この場合、クロスダイクロイックミラー2とロッドインテグレータ3の光入射部との間にアナモフィック光学系を設け、光束の縦横比を調整すればよい。勿論、ロッドインテグレータ3の光出射部の縦横比をA/2:Bとする構成も採用しえる。また、偏光変換装置を各LED光源1の光出射側に設けてもよい。この場合の偏光変換装置はLED光源1の光出射部の大きさに対応した単一のPBSと、このPBSにおける偏光分離膜に平行に設けられたミラーと、前記ミラー又はPBSの光出射側に設けた位相差板とを備えればよい。これら偏光変換装置においては、単一のPBSから成る偏光変換装置に限るものではなく、一つのLEDに対して二つのPBSを用いてもよい。この場合、二つのPBSにおける偏光分離膜は側面から見て<形状に設けられ、前記<形状の先鋭側にLED光源が配置される。また、一列に並べられた複数のLED光源に対して前記二つのPBSを用いることもできる。この場合、一列に並べられた複数のLED光源は前記<形状の先鋭側に配置される。また、偏光分離膜としては誘電体多層膜或いはワイヤーグリッドを用いることができる。
図2は前記LED光源1の断面図である。なお、参考のため、図2では、ロッドインテグレータ3(或いは、クロスダイクロイックプリズム2でもよい)を図示しており、それらの大きさの関係の一例を表している。
LED光源1は、半球形状を有するLED(発光ダイオード)15と、角度制御レンズ(第1光学手段)11と、周辺側ミラー(第2光学手段)12と、中央側ミラー(第3光学手段)13と、から成る。
角度制御レンズ11は、図2中の軸X回りに回転対称な形状を有する透明部材から成り、中央部の凸状曲面領域(光出射領域)Aと、周辺側曲面領域(光出射領域)Bと、周辺側曲面反射領域Cと、中央の凹状光入射領域Dと、を有して成る。これら曲面は互いに異なる曲率を有し且つ互いに異なる位置に形成される。前記凹状光入射領域Dには、前記LED15がその主光線軸を前記軸Xに一致させて設けられている。なお、この実施形態では、前記凹状光入射領域Dは凹球面とし、他の曲面領域は全て非球面としている。
LED15から出射された光のうち、凸状曲面領域Aに進む光は、当該凸状曲面領域Aから前方向(光の出射角度制御において予定している方向)に出射される。LED15から出射された光のうち、周辺側曲面反射領域Cに進む光は、当該領域Cにて反射され、周辺側曲面領域Bから前方向(光の出射角度制御において予定している方向)に出射される。すなわち、このような光出射角度制御が行われるように、角度制御レンズ11の屈折率及び前記曲面の曲率が設定されている。
周辺側ミラー12は、前記角度制御レンズ11の周辺側出射光を受ける位置に設けられており、角度制御レンズ11の軸Xに略交わる方向に前記周辺側出射光を導く。周辺側ミラー12は、非球面のドーム形状(中央には開口が存在する)を有しているが、球面ドーム状でもよい(すなわち、光の進む方向に対して周辺側ミラー12の反射面が曲面形状を有する)。また、前記軸Xに平行な面による前記周辺側ミラー12の断面形状は、台形状(光の進む方向に対して周辺側ミラー12の反射面が直線形状を有する)でもよい。
中央側ミラー13は、前記角度制御レンズ11の中心部の近傍に設けられており、前記周辺側ミラー12にて反射された前記周辺側出射光を反射して前記角度制御レンズ11の前方へ導くように形成されている。中央側ミラー13は、非球面の略円錐形状を有しているが、球面でもよい。また、前記軸Xに平行な面による前記中央側ミラー13の断面形状は、三角形状でもよい。
前記角度制御レンズ11の周辺側から出射された光は、周辺側ミラー12によって反射され、前記軸Xに略交わる方向、すなわち、中央側ミラー13が位置する方向に導かれる。そして、中央側ミラー13は前記周辺側ミラー12からの光を反射する。反射光は前記角度制御レンズ11の前方に導かれ、周辺側ミラー12の前記開口を通ってクロスダイクロイックプリズム2に至る。
なお、図2の構成例では、角度制御レンズ11の中央側から出射された光は、中央側ミラー13によって遮られることになる。
図3に示すLED光源1は、前記図2の構成において、LED15に代えてLED15Aを有し、角度制御レンズ11に代えて角度制御レンズ11Aを備えたものである。LED15AはサイドエミッションタイプのLEDであり、LED素子からの出射光を側方に導く。角度制御レンズ11Aの凹状光入射領域D1は側面から見ると凹矩形を有する。図3に示すLED光源1であれば、LED15Aが出射する光の殆どが角度制御レンズ11Aの周辺側から出射されるため、中央側ミラー13による光遮蔽といった不利を回避することができる。
図4に示すLED光源1は、前記図2の構成において、LED15に代えてLED15Aを有し、角度制御レンズ11に代えて角度制御レンズ11Bを備え、中央側ミラー13を省略したものである。角度制御レンズ11Bの凹状光入射領域D1は側面から見ると凹矩形を有する。また、角度制御レンズ11Bはその中央部に非球面の略円錐形状部13Aを有している。この略円錐形状部13Aの外周部がミラー面を成すことで前記中央側ミラー13と同様の機能を奏するようにしており、中央側ミラー13を省略することを実現している。
図5に示すLED光源1は、前記図2の構成において、角度制御レンズ11に代えて角度制御レンズ11Cを備えたものである。角度制御レンズ11Cはその中央部に略円錐形状の凹状反射領域Eを有している。LED15から出射された光のうち、中央側の光は、前記凹状反射領域Eに反射されて周辺側曲面反射領域Cに進む。この反射光は、前記領域Cにて反射され、角度制御レンズ11Cの周辺側から前方向に出射される。従って、図5に示すLED光源1であれば、LED15が出射する光の殆どが角度制御レンズ11Cの周辺側から出射されるため、中央側ミラー13による光遮蔽といった不利を回避することができる。
図6に示すLED光源1は、前記図2の構成において、前記周辺側ミラー12及び中央側ミラー13に代えて、例えばガラスから成る光学透明部材14を備えたものである。光学透明部材14はテーパ形状(光の進行方向側ほど小面積)を有しており、中央部に中空部を有している(中空部の中心軸は前記軸Xに平行である)。中空部の大きさは凸状曲面領域Aの径と略同じとしている。光学透明部材14の肉厚(ガラス厚み)や傾斜角度は角度制御レンズ11の周辺側から出射される光を角度制御レンズ11の前方に導くように設定される。前記光学透明部材14の外周面12Aは光の全反射作用によって周辺側ミラー12と同等に機能し、内周面13Bも光の全反射作用によって中央側ミラー13と同等に機能することになる。図6に示すLED光源1であれば、LED15から出射された光のうち、中央側の光は前記中空部を通過するので、中央側の光が遮られる構成に比べて光利用効率が向上する。なお、中央側ミラー13の中央部に開口を設けることでも、中央側の光が利用される形態が得られる。
前記軸Xに平行な面による前記光学透明部材14の断面形状においては、前記外周面12A及び内周面13Bは直線的なテーパ形状をなす。このような直線的なテーパ形状に限るものではなく、前記外周面12A及び内周面13Bはドーム的な形状(光の進む方向に対して前記外周面12A及び内周面13Bは曲面をなす)を成していてもよい。また、軸Xに垂直な面による前記光学透明部材14の断面形状は、円形枠状に限らず、方形枠状でもよい。先述した周辺側ミラー12や中央側ミラー13についても、同様に方形状でもよい。また、周辺側ミラー12の光出射の開口に透明部材を配置するとともに、この透明樹脂にて中央側ミラー13を支持することにより周辺側ミラー12と中央側ミラー13との一体化が図れる。また、中央側ミラー13については、角度制御レンズ11の凸状曲面領域Aに接着することも可能である。
以上の説明において、投写型映像表示装置6は透過型の液晶パネルを用いることとしたが、これに限らず、反射型の液晶パネルを用いてもよいし、これら液晶パネルに替えて、画素となる微小ミラーを個々に駆動するタイプの表示パネルを用いることとしてもよい。また、固体発光素子は発光ダイオード(LED)に限るものではなく、有機/無機のエレクトロルミネッセンスなどを用いることができる。
また、投写型映像表示装置としては、図1に示したものに限らず、図7及び図8に示した構成等を採用できる。図7の投写型映像表示装置は、各色映像光を合成する手段であるクロスダイクロイックプリズム7を備える。クロスダイクロイックプリズム7の3つの光入射面には、赤色用の液晶表示パネル4Rと緑色用の液晶表示パネル4Gと青色用の液晶表示パネル4Bが配置されており、各液晶表示パネルに対面してLED光源1RとLED光源1GとLED光源1Bとを設けている。なお、各液晶表示パネルとLED光源1との間にロッドインテグレータ3などの光インテグレータを設けてもよい。図8の投写型映像表示装置は、白色光を出射するLED光源1Wを備える。LED光源1Wは図2乃至図6に示した構造を有する。図8における液晶表示パネル4はフルカラー映像パネルである。また、これら構成において、偏光変換装置を適宜設けてもよい。
また、以上説明した照明装置において、光インテグレータとしてガラスロッドであるロッドインテグレータ3を示したが、中空構造のロッドインテグレータを用いることもできる。また、光インテグレータとして一対のフライアイレンズから成るインテグレータレンズを用いることもできる。光源から出射される光束において十分な均一性が得られる場合には光インテグレータを省略することができる。また、光源は固体発光素子に限定されるものではない。また、投写レンズに代えて投写用の曲面ミラーを備えてもよい。
また、各色用の光源として一つのLED光源1を設けた構成を示したが、各色光源として複数のLED光源1を設けてもよい。また、クロスダイクロイックプリズムに代えてクロスダイクロイックミラーを用いることもできる。
この発明の実施形態の投写型映像表示装置の光学系を示した説明図である。 LED光源(照明装置)を示した断面図である。 LED光源(照明装置)の他の構成例を示した断面図である。 LED光源(照明装置)の他の構成例を示した断面図である。 LED光源(照明装置)の他の構成例を示した断面図である。 LED光源(照明装置)の他の構成例を示した断面図である。 この発明の実施形態の投写型映像表示装置の光学系を示した説明図である。 この発明の実施形態の投写型映像表示装置の光学系を示した説明図である。 従来のLED光源を示した断面図である。 従来のLED光源及び光強度分布を示した説明図である。
符号の説明
1 LED光源
11,11A,11B,11C 角度制御レンズ(第1光学手段)
12 周辺側ミラー(第2光学手段)
12A 外周面(第2光学手段)
13 中央側ミラー(第3光学手段)
13A 内周面(第3光学手段)
15,15A LED(発光素子)
6 投写型映像表示装置

Claims (23)

  1. 発光素子から出射された光を光入射領域で受けとって当該光の進行角度を制御して所定の方向に導く透明な第1光学手段と、前記第1光学手段の周辺側出射光を受ける位置に設けられており、前記第1光学手段の中心軸に略交わる方向に前記周辺側出射光を導く反射型の第2光学手段と、前記第2光学手段よりも前記中心軸に近づけて配置されており、前記第2光学手段にて反射された前記周辺側出射光を反射して前記所定の方向と略同方向に導く反射型の第3光学手段と、から成ることを特徴とする集光素子。
  2. 請求項1に記載の集光素子において、前記第1光学手段の中央部前方は前記第3光学手段にて遮蔽されていることを特徴とする集光素子。
  3. 請求項2に記載の集光素子において、前記第1光学手段は、その周辺側からのみ光を出射するように構成されていることを特徴とする集光素子。
  4. 請求項3に記載の集光素子において、前記第1光学手段の前記光入射領域は、側方出射型の発光素子からの光の殆どを周辺側に導く形状を有することを特徴とする集光素子。
  5. 請求項1に記載の集光素子において、前記第3光学手段は光透過領域を有し、この光透過領域を前記第1光学手段の中央部前方に位置させていることを特徴とする集光素子。
  6. 請求項5に記載の集光素子において、前記第1光学手段は、その中央側及び周辺側の両方から光を出射するように構成されていることを特徴とする集光素子。
  7. 請求項6に記載の集光素子において、前記第1光学手段の前記光入射領域は、ランバーティアン型の発光素子からの光を周辺側及び中央側に導く形状を有することを特徴とする集光素子。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の集光素子において、前記第2光学手段及び第3光学手段は反射手段から成ることを特徴とする集光素子。
  9. 請求項8に記載の集光素子において、前記第2光学手段と第3光学手段が一体的に形成されていることを特徴とする集光素子。
  10. 請求項8に記載の集光素子において、前記第3光学手段は前記第1光学手段に形成されていることを特徴とする集光素子。
  11. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の集光素子において、前記第2光学手段は断面枠形状を有する一つの透明部材に形成された外側全反射面であり、前記第3光学手段は前記透明部材に形成された内側全反射面であることを特徴とする集光素子。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の集光素子において、前記2光学手段及び第3光学手段の反射面は光の進行方向に対して曲面であることを特徴とする集光素子。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の集光素子と、当該集光素子の光入射領域に光を照射する発光素子と、から成ることを特徴とする照明装置。
  14. 請求項13に記載の照明装置において、前記集光素子から出射された光の強度を照明対象物上で均一化する光インテグレータを備えたことを特徴とする照明装置。
  15. 第1の方向に主光線軸を向けて配置された第1色光光源と、第2の方向に主光線軸を向けて配置された第2色光光源と、第3の方向に主光線軸を向けて配置された第3色光光源と、を備え、各色光光源として請求項13又は請求項14に記載の照明装置を備えたことを特徴とする照明装置。
  16. 請求項15に記載の照明装置において、第1色光光源は赤色光を出射し、第2色光光源は青色光を出射し、第3色光光源は緑色光を出射することを特徴とする照明装置。
  17. 第1の方向に主光線軸を向けて配置された赤色光源と、第2の方向に主光線軸を向けて配置された青色光源と、第3の方向に主光線軸を向けて配置された緑色光源と、各色光源から出射された光を略同一方向に導く光学部材と、を備え、各色光源として請求項13又は請求項14に記載の照明装置を備えたことを特徴とする照明装置。
  18. 請求項17に記載の照明装置において、照明中は赤色光と緑色光と青色光が常時出射されるように構成されていることを特徴とする照明装置。
  19. 請求項17に記載の照明装置において、照明中は赤色光と緑色光と青色光が時分割で出射されるように構成されていることを特徴とする照明装置。
  20. 請求項18に記載の照明装置と、一つのフルカラーライトバルブと、前記フルカラーライトバルブを経ることで得られた映像光を投写する投写手段と、を備えたことを特徴とする投写型映像表示装置。
  21. 請求項19に記載の照明装置と、一つのライトバルブと、各色光の出射タイミングに同期して前記ライトバルブに各色用の映像信号を供給する手段と、前記ライトバルブを経ることで得られた映像光を投写する投写手段と、を備えたことを特徴とする投写型映像表示装置。
  22. 白色光を出射する請求項13又は請求項14に記載の照明装置と、一つのフルカラーライトバルブと、前記フルカラーライトバルブを経ることで得られた映像光を投写する投写手段と、を備えたことを特徴とする投写型映像表示装置。
  23. 請求項16に記載の照明装置と、各色光源からの光をそれぞれ受ける3つのライトバルブと、各ライトバルブを経ることで得られた各色映像光を合成して投写する投写手段と、を備えたことを特徴とする投写型映像表示装置。
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