JP2000002229A - 高強度シャフト部品およびその製造方法 - Google Patents
高強度シャフト部品およびその製造方法Info
- Publication number
- JP2000002229A JP2000002229A JP17027698A JP17027698A JP2000002229A JP 2000002229 A JP2000002229 A JP 2000002229A JP 17027698 A JP17027698 A JP 17027698A JP 17027698 A JP17027698 A JP 17027698A JP 2000002229 A JP2000002229 A JP 2000002229A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- shaft
- strength
- less
- shaft part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
部品において、穴部のほか、穴部以外の部分においても
疲労強度がかなり向上しており、全体的に高強度化が達
成された高強度シャフト部品を提供する。 【解決手段】 自動変速機等の軸付装置に使用され且つ
中心軸方向に対し垂直方向の穴3をもつ中実もしくは中
空の鋼製シャフト部品2(2A)を製造するに際し、高
周波焼入れ等の表面硬化処理を施すことにより、前記穴
3の側面において50%マルテンサイト硬さまでの硬化
層深さを中実品の場合は軸半径のまた中空品の場合は肉
厚のいずれも50%以上まで確保した後、前記穴部3の
部分に対してショットピーニングを行い、前記穴部3の
部分を除いたスプラインなどの他の応力集中部位におい
ては50%マルテンサイト硬さまでの硬化層深さを中実
品の場合は軸半径のまた中空品の場合は肉厚のいずれも
2〜45%の範囲とすることによって高強度シャフト部
品を製造する。
Description
付装置に用いられるインプットシャフトあるいはアウト
プットシャフトのような、油圧回路や潤滑回路およびそ
れ類する油吐出孔の用途としてシャフト中心軸方向に対
し垂直方向の穴を有する高強度な動力伝達用等のシャフ
ト部品およびその製造方法に関するものである。
す自動変速機1のインプットシャフト2Aあるいはアウ
トプットシャフト2Bは、シャフト中心軸方向に対し垂
直方向の穴や、スプライン,段付き,溝などの応力集中
部位を有するため、エンジンからのねじれトルク負荷に
対して高い疲労強度および静的強度を確保する必要があ
ることから、高周波焼入れや浸炭焼入れ焼もどし等の表
面硬化熱処理を施す手法が多く用いられてきた。
に、これら応力集中部位に対してショットピーニングを
行う場合もあり、特に、疲労破壊の最弱部となることの
多い穴部においては、ショットを有効に内部まで投射す
るために、シャフト外径側に向かって開いたテーパー形
状とする提案もなされた。
うな従来の提案においては、穴部の硬さ分布と、ショッ
トピーニングによる残留応力分布の関係を考慮した最適
値とはなっていなかった。
は、比較的安価な設備を用いて短時間で深い硬化層が得
られるため、シャフト部品の表面硬化処理に頻繁に用い
られるが、これを穴部に適用する場合、硬化層深さを中
実シャフトの場合の半径あるいは中空シャフトの場合の
肉厚のいずれも50%未満とする通常の焼入れ深さで
は、図2の(A)に示すシャフト部品2の中心軸方向に
対し45°方向に直交する方向の最大主応力方向σにお
いて、図2の(B)に示す硬化層が浅い場合および図2
の(C)に示す硬化層が深い場合における模式的に示す
作用応力との関係から、図3の(A)(硬化層が浅い場
合)に示すように、穴3の内部の硬化層Hと非硬化層N
との境界部分(すなわち、破損起点B)から疲労亀裂を
生じる可能性がないとはいえず、また、当該部位は硬さ
が低いため、ショットピーニングを行っても高い強度は
得られない。
あるいは中空シャフトの場合の肉厚のいずれも50%以
上に深くすると、図3の(B)(硬化層が深い場合)に
示すように、疲労起点(すなわち、破損起点B)が表層
の硬化層Hの内部に移動するが、図4の穴内面の残留応
力分布に示すように、硬化層が深い場合は硬化層が浅い
場合に比較して圧縮残留応力の低下によりき裂進展抑制
効果が減少することから、疲労強度の向上は困難であっ
た。
硬化層を得るためには必然的に入熱量が大となり、熱処
理後の変形が顕著化すると共に、応力集中部位において
オーバーヒートないしは焼割れが発生し易くなる場合も
あった。
れと比較して、穴内面に沿った均一な硬化層が得られる
反面、表層および内部が共に高硬さとなるため、靭性が
不足し、高周波焼入れに比べて疲労強度および静的強度
が劣っている。
は、前記のような破損起点との関係から、最適な投射方
法、投射粒子等の選択がなされておらず、必ずしも破損
起点の部分に高い圧縮残留応力を与える条件とはなって
いなかった。
既に中心軸に対して垂直方向の穴をもつシャフト部品に
おいて、高周波焼入れにより、図3に示す穴3の側面に
おいて、50%マルテンサイト硬さまでの硬化層を中実
品の場合は軸半径また中空品の場合は肉厚のいずれも5
0%以上の深さまで確保することにより、疲労破損起点
を表層部とし、当該部分に対してショットピーニングを
行うことで、硬さの高い起点部に高い圧縮残留応力を生
じさせ、疲労強度の向上を図る発明を提案している。
しても同様な検討を行った結果、それらの部位において
は50%マルテンサイト硬さまでの硬化層深さを中実品
の場合は軸半径のまた中空品の場合は肉厚のいずれも2
〜45%の範囲とした上で、必要に応じてショットピー
ニングを行うことにより、穴部と同様に飛躍的な疲労強
度向上が得られることが明らかとなったことから、シャ
フト全部位の高強度化を達成すると共に、ショットピー
ニング条件に関しても、その効果を最大限に発揮する条
件範囲を提案することを目的としている。
ャフト部品は、請求項1に記載しているように、自動変
速機等の軸付装置に使用され且つ中心軸方向に対し垂直
方向の穴をもつ中実もしくは中空の鋼製シャフト部品に
おいて、高周波焼入れ等の表面硬化処理が施されてい
て、前記穴の側面において50%マルテンサイト硬さま
での硬化層深さが中実品の場合は軸半径のまた中空品の
場合は肉厚のいずれも50%以上まで確保されていると
共に、前記穴部を除いたスプラインなどの他の動力伝達
等に関わる応力集中部位においては50%マルテンサイ
ト硬さまでの硬化層深さが中実品の場合は軸半径のまた
中空品の場合は肉厚のいずれも2〜45%の範囲となっ
ていて、少なくとも穴部に対してショットピーニングが
施されているものとしたことを特徴としている。
品の実施態様においては、請求項2に記載しているよう
に、鋼組成が、重量%で、C:0.25〜0.55%、
Si:0.3%以下、Mn:0.2〜1.5%、Cr:
0.05〜1.3%、Al:0.01〜0.06%を含
み、残部がFeおよび不可避的不純物からなるものとし
たことを特徴としている。
ト部品の実施態様においては、請求項3に記載している
ように、鋼組成においてさらに、重量%で、B:0.0
005〜0.0035%、N:0.015%以下、T
i:0.01〜0.05%を含むものとしたことを特徴
としている。
品の実施態様においては、請求項4に記載しているよう
に、鋼組成においてさらに、重量%で、Mo:0.5%
以下,Ni:1.0%以下のうちの少なくとも1種を含
むものとしたことを特徴としている。
品の実施態様においては、請求項5に記載しているよう
に、鋼組成においてさらに、重量%で、S:0.01〜
0.10%,Pb:0.01〜0.20%,Bi:0.
01〜0.30%,Te:0.005〜0.10%,C
a:0.0003〜0.010%のうちの少なくとも1
種を含むものとしたことを特徴としている。
方法は、請求項6に記載しているように、自動変速機等
の軸付装置に使用され且つ中心軸方向に対し垂直方向の
穴をもつ中実もしくは中空の鋼製シャフト部品を製造す
るに際し、高周波焼入れ等の表面硬化処理を施すことに
より、前記穴の側面において50%マルテンサイト硬さ
までの硬化層深さを中実品の場合は軸半径のまた中空品
の場合は肉厚のいずれも50%以上まで確保した後、前
記穴部に対してショットピーニングを行い、前記穴部を
除いたスプラインなどの他の動力伝達等に関わる応力集
中部位においては50%マルテンサイト硬さまでの硬化
層深さを中実品の場合は軸半径のまた中空品の場合は肉
厚のいずれも2〜45%の範囲とするようにしたことを
特徴としている。
品の製造方法の実施態様においては、請求項7に記載し
ているように、空気式ショットピーニング機により、穴
部に対しては、口径が2〜10mmの投射ノズルとシャ
フト部品との距離を穴径の10〜50倍とし、投射圧を
0.2MPa以上とし、粒径が0.03〜0.5mmで
且つ穴径の1/3以下であり且つまた硬さが600〜8
50HVを有する投射材を用いて当該穴部の中心を狙っ
てショットピーニングを行うようにしたことを特徴とし
ている。
品の製造方法の実施態様においては、請求項8に記載し
ているように、空気式ショットピーニング機により、穴
部以外の応力集中部位に対しては、投射圧を0.2MP
a以上とし、粒径が0.03〜0.25mmで且つ隅R
寸法以下である投射材を用いてショットピーニングを行
うようにしたことを特徴としている。
品の製造方法の実施態様においては、請求項9に記載し
ているように、穴内面の面粗度をRv≦7μmとした
後、ショットピーニングを行うようにしたことを特徴と
している。
品の製造方法の実施態様においては、請求項10に記載
しているように、重量%で、C:0.25〜0.55
%、Si:0.3%以下、Mn:0.2〜1.5%、C
r:0.05〜1.3%、Al:0.01〜0.06%
を含み、残部がFeおよび不可避的不純物からなる組成
の鋼を粗材とし、鍛造や切削等の加工によりシャフト素
材の形状に成形を行った後、高周波焼入れ等の表面硬化
処理を施すことにより、所定の硬化層深さを得るように
したことを特徴としている。
品の製造方法の実施態様においては、請求項11に記載
しているように、鋼組成においてさらに、重量%で、
B:0.0005〜0.0035%、N:0.015%
以下、Ti:0.01〜0.05%を含むようにしたこ
とを特徴としている。
品の製造方法の実施態様においては、請求項12に記載
しているように、鋼組成においてさらに、重量%で、M
o:0.5%以下,Ni:1.0%以下のうちの少なく
とも1種を含むようにしたことを特徴としている。
品の製造方法の実施態様においては、請求項13に記載
しているように、鋼組成においてさらに、重量%で、
S:0.01〜0.10%,Pb:0.01〜0.20
%,Bi:0.01〜0.30%,Te:0.005〜
0.10%,Ca:0.0003〜0.010%のうち
の少なくとも1種を含むようにしたことを特徴としてい
る。
びその製造方法は、上述した構成を有するものである
が、以下にその限定理由を作用などと共に説明する。
ルテンサイト硬さまでの硬化層が中実品の場合は軸半径
のまた中空品の場合は肉厚のいずれも50%以上」 一例として、図5に示す形状をもつシャフト部品2にお
いてインプットシャフト2Aにφ4mmの穴3を有する
場合について説明すると、図6に示すように高周波焼入
れにおいて50%マルテンサイト硬さを基準とした有効
硬化層深さを中実品の場合は軸半径のまた中空品の場合
は肉厚のいずれも50%以上とすると、前述のように図
3をもとに説明したごとく、破損起点は穴3の内面から
表層部に移行する。また、図7に示す要領で実施するこ
とができるショットピーニングとの組合わせでは、図8
に示すように、表層起点の場合に疲労強度は大幅に向上
する。さらにまた、図9に示すように、静的強度は有効
硬化層深さが増加する程向上することがわかる。このこ
とにより、穴部の硬化層深さは中実品の場合は軸半径の
また中空品の場合は肉厚のいずれも50%以上とする。
なお、図7に示すショットピーニング要領において、シ
ャフト部品2はスプライン2Sを3個所に形成してお
り、ターンテーブル6上において回転しながら上部シャ
フト固定具7と下部シャフト固定具8との間で固定され
た状態で投射ノズル9から投射される投射材(ショッ
ト)によりショットピーニングされる。
いたスプラインなどの他の応力集中部位においては、5
0%マルテンサイト硬さまでの硬化層を中実品の場合は
軸半径のまた中空品の場合は肉厚のいずれも2〜45%
の範囲とし、必要に応じてショットピーニングを行う」 穴部以外の応力集中部位、例えば、スプライン部では、
図10に示すように、有効硬化層は浅い方がショットピ
ーニングの有無に拘らず疲労強度が高くなる。その効果
はφ22mmのスプラインでは図10に示すように中実
品の場合は軸半径のまた中空品の場合は肉厚のいずれも
45%以下で飽和する傾向となる。このような関係はフ
ィレット部や溝部でも同様である。また、2%未満の硬
化層では、安定した硬さ分布を得ることは困難であるた
め、2〜45%の範囲とする。
条件:穴部以外の応力集中部位に対して、投射圧を0.
2MPa以上とし、粒径が0.03〜0.25mmで且
つ隅R寸法以下である投射材を用いてショットピーニン
グを行う」 スプライン歯底やフィレット、溝部などの応力集中部に
ショットピーニングを行う場合は、投射材の粒径は当該
部位の隅R寸法以下でなければ、粒子がR底部に衝突で
きないため、十分な効果が発揮できない傾向となる。ま
た、面粗度悪化による疲労強度の低下を防ぐため、0.
03〜0.25mmの小径の投射材を用いることが望ま
しい。そしてまた、投射圧は0.2MPa未満ではショ
ットの投射速度が確保できない傾向となるため、0.2
MPa以上とすることが望ましい。
ング処理前の穴内面の面粗度をRv≦7μm」 穴内面の面粗度が大きい場合、粗さの谷部に応力集中が
発生し、疲労強度が低下する傾向となる。特に、小径の
粒子を使用した衝突エネルギーの小さいショットを用い
て行う場合は、表面の塑性流動層が僅かであることか
ら、ショットにより表面の凹凸の除去が期待できず、そ
の影響が顕著となるおそれがある。そして、図11に示
すように、面粗度Rvにて7μmを超えると疲労寿命の
低下が生じる傾向となることから、Rv≦7μmとする
ことが望ましい。
件:ノズル口径2〜10mm」 投射ノズルの口径は一般的に大きな方が広い投射範囲を
カバーできるが、10mmを超えると投射量が増加する
ため、投射圧の確保が困難となる傾向となり、2mm未
満では投射範囲が狭くなりすぎ、効率が悪化すると共
に、ノズルの損耗が激しくなる傾向となることから、ノ
ズル口径は2〜10mmとすることが望ましい。
件:シャフト部品と投射ノズルとの距離を穴径の10〜
50倍」 図12に示すφ4mmの穴3の場合において、シャフト
部材と投射ノズルとの間の距離と穴表層部での残留応力
との関係より、10倍に相当する40mm未満では投射
範囲が狭くなるため、穴表層部の圧縮残留応力が低下す
ることに加えて、ノズル位置および方向の狂いによる投
射ムラの影響が顕著となる傾向となる。また、50倍に
相当する200mmを超えると、投射範囲が広すぎるた
め、高い圧縮残留応力を得るための投射時間が長くな
り、処理コストが増加する傾向となるため、穴径の10
〜50倍とすることが望ましい。
件:粒径が0.03〜0.5mmで且つ穴径の1/3以
下である投射材」 図13に示すように、ショットの粒径を小径とすると、
表層部での圧縮残留応力は増加すると共に、塑性変形に
よる当該部位の面粗度悪化も少ない。そして、その効果
は図13より0.5mm以下の投射材にて顕著であるた
め、粒径は0.5mm以下とするのが好ましい。また、
小径の穴に対して、大径の投射材を使用した場合、穴内
面へのショットの到達が困難となる。すなわち、図14
に示すように、孔径がφ2.8mmの穴では問題ないに
も拘らず、孔径がφ2mmの孔に対して0.8mmの投
射材の場合は極端に効果が低下することから、ショット
粒径は穴径の1/3以下とすることが望ましい。
件:600〜850HVの投射材」 高い圧縮残留応力を得るには投射材の硬さは被加工材
(シャフト素材)以上とすることが必要であり、硬化層
に投射するには、600HV未満では効果が少なく、一
方、極度に硬さが高いと破砕による投射材の消耗が激し
くなることから、上限を850HVとすることが望まし
い。
5〜0.55%」 Cは焼入れ硬さを決定する重要な元素であり、0.25
%未満では焼もどし後の硬さが低くなり、ショットピー
ニングにより十分な残留応力が得られない傾向となる。
また、0.55%を超えて添加すると、穴部を深めに焼
入れる場合に焼割れが発生し易くなると共にシャフト素
材の被削性も悪化する傾向となるため、0.25〜0.
55%とするのが良い。
3%以下」 Siは溶製時における鋼の脱酸剤として有効な元素であ
るが、過剰に添加すると被削性や冷鍛性が悪化する傾向
となるため、0.3%以下とするのが良い。
2〜1.5%」 Mnは安価な焼入れ性向上元素であり、高周波焼入れに
て十分な硬さを得るためには0.2%以上の添加が必要
であるが、1.5%を超えて添加すると加工性を大きく
阻害するため、0.2〜1.5%とするのが良い。
05〜1.3%」 Crも焼入れ性向上元素であり、シャフトが大径となる
場合は内部硬さの確保に有効な元素であり、そのような
効果を得るためには0.05%以上添加する必要があ
る。しかし、過剰に添加すると加工性を阻害する傾向と
なると共に高価な元素であり、経済性を考慮して上限を
1.3%とするのが良い。
5%以下」 Moは少量の添加にて焼入れ性改善に有効な元素である
が、0.5%を超えて添加すると、鍛造性や被削性を阻
害する傾向にあると共に、経済性を損なうため、0.5
%以下とするのが良い。
0%以下」 Niも焼入れ性向上元素であると共に、靭性向上に有効
な元素であるが、多量に添加すると機械加工性が大きく
低下する傾向となるため、1.0%以下とするのが良
い。
005〜0.0035%」 Bは特に高周波焼入れにおける焼入れ深さの向上に有効
な元素であり、本発明の高強度シャフトの如く硬化層を
深めとする場合では、少ない入熱量にて深い焼入れが可
能となることから、熱処理歪や割れの防止の観点からは
重要な元素である。加えて、Bは硬化層の粒界強度を向
上させるため、衝撃強度やシャフトの熱処理後曲り矯正
時の割れ防止にも効果がある。ただし、0.0005%
未満では効果は十分でなく、また、0.0035%を超
えて添加すると、効果は飽和すると共に赤熱ぜい性の原
因となる傾向となるため、0.0005〜0.0035
%の範囲とするのが良い。
01〜0.06%」 Alは溶製時の脱酸元素として必要であるが、結晶粒微
細化にも効果があるため、0.01%以上の添加が有効
であるが、0.06%を超えると、靭性が低下する傾向
となるため、上限を0.06%とするのが良い。
15%以下」 N含有量が過剰になると、変形抵抗が増大する傾向とな
るため、これを防ぐ意味から上限を0.015%とする
のが良い。
01〜0.05%」 TiはNを固定し、BのBN化を防ぐために重要であ
り、その効果を得るためには、0.01%以上が必要と
なる。しかし、0.05%を超えて添加すると介在物と
なり、疲労強度が低下する傾向となるため、上限を0.
05%とするのが良い。
1〜0.10%,Pb:0.01〜0.20%,Bi:
0.01〜0.30%,Te:0.005〜0.10
%,Ca:0.0003〜0.010%のうちの少なく
とも1種」 これらS,Pb,Bi,Te,Caはシャフト素材の被
削性を向上させるのに有用な元素であるため、必要に応
じてこのような快削元素を適宜添加しても良い。
ば、請求項1に記載しているように、自動変速機等の軸
付装置に使用され且つ中心軸方向に対し垂直方向の穴を
もつ中実もしくは中空の鋼製シャフト部品において、高
周波焼入れ等の表面硬化処理が施されていて、前記穴の
側面において50%マルテンサイト硬さまでの硬化層深
さが中実品の場合は軸半径のまた中空品の場合は肉厚の
いずれも50%以上まで確保されていると共に、前記穴
部を除いたスプラインなどの他の応力集中部位において
は50%マルテンサイト硬さまでの硬化層深さが中実品
の場合は軸半径のまた中空品の場合は肉厚のいずれも2
〜45%の範囲となっていて、少なくとも穴部に対して
ショットピーニングが施されているものとしたから、応
力集中を受けやすい穴を有する部分および穴部以外の応
力集中を受ける部分の両方共において疲労強度が飛躍的
に向上したものとなり、シャフト全部位での高強度化を
達成した高強度シャフト部品を提供することが可能であ
るという著大なる効果がもたらされる。
鋼組成が、重量%で、C:0.25〜0.55%、S
i:0.3%以下、Mn:0.2〜1.5%、Cr:
0.05〜1.3%、Al:0.01〜0.06%を含
み、残部がFeおよび不可避的不純物からなるものとす
ることによって、穴を有する部分および穴部以外の部分
のいずれにおいても疲労強度が飛躍的に向上した高強度
シャフト部品を提供することが可能であるという著大な
る効果がもたらされる。
組成においてさらに、重量%で、B:0.0005〜
0.0035%、N:0.015%以下、Ti:0.0
1〜0.05%を含むものとすることによって、製造時
の変形抵抗を小さくし、そしてまた、焼入れ深さが向上
した耐衝撃特性にも優れた高強度シャフト部品を提供す
ることが可能であるという著大なる効果がもたらされ
る。
に、鋼組成においてさらに、重量%で、Mo:0.5%
以下,Ni:1.0%以下のうちの少なくとも1種を含
むものとすることによって、焼入れ性が改善され、靭性
がより一層向上している高強度シャフト部品を提供する
ことが可能であるという著大なる効果がもたらされる。
に、鋼組成においてさらに、重量%で、S:0.01〜
0.10%,Pb:0.01〜0.20%,Bi:0.
01〜0.30%,Te:0.005〜0.10%,C
a:0.0003〜0.010%のうちの少なくとも1
種を含むものとすることによって、被削性が向上し、機
械加工性が改善された高強度シャフト部品を提供するこ
とが可能であるという著大なる効果がもたらされる。
法によれば、請求項6に記載しているように、自動変速
機等の軸付装置に使用され且つ中心軸方向に対し垂直方
向の穴をもつ中実もしくは中空の鋼製シャフト部品を製
造するに際し、高周波焼入れ等の表面硬化処理を施すこ
とにより、前記穴の側面において50%マルテンサイト
硬さまでの硬化層深さを中実品の場合は軸半径のまた中
空品の場合は肉厚のいずれも50%以上まで確保した
後、前記穴部に対してショットピーニングを行い、前記
穴部を除いたスプラインなどの他の応力集中部位におい
ては50%マルテンサイト硬さまでの硬化層深さを中実
品の場合は軸半径のまた中空品の場合は肉厚のいずれも
2〜45%の範囲とするようにしたから、応力集中を受
けやすい穴を有する部分および穴部以外の応力集中を受
ける部分の両方共において疲労強度が飛躍的に向上し、
シャフト全部位での高強度化を達成した高強度シャフト
部品を製造することが可能であるという著大なる効果が
もたらされる。
空気式ショットピーニング機により、穴部に対しては、
口径が2〜10mmの投射ノズルとシャフト部品との距
離を穴径の10〜50倍とし、投射圧を0.2MPa以
上とし、粒径が0.03〜0.5mmで且つ穴径の1/
3以下であり且つまた硬さが600〜850HVを有す
る投射材を用いて当該穴部の中心を狙ってショットピー
ニングを行うようになすことによって、穴部のショット
ピーニングに際して十分な投射範囲および投射圧を確保
することができると共に投射ムラを防止することがで
き、短い投射時間で効果的なショットピーニングが可能
となって、高強度シャフト部品を生産性よく製造するこ
とが可能であるという著大なる効果がもたらされる。
に、空気式ショットピーニング機により、穴部以外の応
力集中部位に対しては、投射圧を0.2MPa以上と
し、粒径が0.03〜0.25mmで且つ隅R寸法以下
である投射材を用いてショットピーニングを行うように
なすことによって、スプライン歯部やフィレット,溝部
などの応力集中部にショットピーニングを行うに際し
て、ショットピーニングを有効に実施することができ、
穴部以外の部分においても疲労強度が著しく向上した高
強度シャフト部品を製造することが可能であるという著
大なる効果がもたらされる。
に、穴内面の面粗度をRv≦7μmとした後、ショット
ピーニングを行うようになすことによって、穴内面の面
粗度が大きい場合に粗さの谷部に応力集中が発生して疲
労強度が低下するという不具合を解消することができ、
疲労寿命がさらに向上した高強度シャフト部品を製造す
ることが可能であるという著大なる効果がもたらされ
る。
うに、重量%で、C:0.25〜0.55%、Si:
0.3%以下、Mn:0.2〜1.5%、Cr:0.0
5〜1.3%、Al:0.01〜0.06%を含み、残
部がFeおよび不可避的不純物からなる組成の鋼を粗材
とし、鍛造や切削等の加工によりシャフト素材の形状に
成形を行った後、高周波焼入れ等の表面硬化処理を施す
ようになすことによって、穴を有する部分および穴部以
外の部分のいずれにおいても疲労強度が飛躍的に向上し
た高強度シャフト部品を製造することが可能であるとい
う著大なる効果がもたらされる。
鋼組成においてさらに、重量%で、B:0.0005〜
0.0035%、N:0.015%以下、Ti:0.0
1〜0.05%を含むものとすることによって、製造時
の変形抵抗を小さくし、そしてまた、焼入れ深さが向上
した耐衝撃特性にも優れた高強度シャフト部品を製造す
ることが可能であるという著大なる効果がもたらされ
る。
うに、鋼組成においてさらに、重量%で、Mo:0.5
%以下,Ni:1.0%以下のうちの少なくとも1種を
含むものとすることによって、焼入れ性が改善され、靭
性がより一層向上した高強度シャフト部品を製造するこ
とが可能であるという著大なる効果がもたらされる。
うに、鋼組成においてさらに、重量%で、S:0.01
〜0.10%,Pb:0.01〜0.20%,Bi:
0.01〜0.30%,Te:0.005〜0.10
%,Ca:0.0003〜0.010%のうちの少なく
とも1種を含むものとすることによって、シャフト素材
の被削性をより一層向上させることができ、高強度シャ
フトを製造する際の機械加工性により優れたものにする
ことが可能であるという著大なる効果がもたらされる。
びその製造方法の実施例について比較例と共に詳細に説
明するが、本発明はこのような実施例のみに限定されな
いことはいうまでもない。
26mmの熱間鍛造粗材を用いて、それぞれ焼入れ焼も
どしにより芯部硬さを同じく表1に示す値とした後、図
1に示した自動変速機1の構成部品として用いられるイ
ンプットシャフト2Aに加工した。このとき、静ねじり
強度をさらに向上させる必要のある場合は、芯部硬さを
増加することが望ましい。逆に、静ねじり強度がそれ程
必要とされない場合は、粗材熱処理は焼ならしや熱間圧
延後の制御冷却などといった廉価な熱処理としてもよ
く、本発明によればこのような廉価な熱処理であっても
高い疲労強度を得ることができる。
に示すように、ほぼ両端および中間の3ケ所にスプライ
ン2Sを形成していると共に、図15に示すように、外
径がφ22mm、内径がφ8mmの部位に直径がφ4m
mの穴3を4ケ所成形している。また、ほぼ両端のスプ
ライン2Sは外径がφ22mm、モジュールが1.0で
ある。そして、直径がφ4mmの穴3はドリルによる下
穴加工の後、更にリーマー加工を行い、穴3の内面の粗
度をRv≦7μmとした。なお、表5の比較例24にお
いてはドリル加工のまま(すなわち、内面の面粗度が粗
いもの)とした。
0kHzのワーク移動式高周波焼入れ装置により、軸方
向の全面にわたって高周波焼入れ焼もどしを行った。そ
の際、焼入れ冷却剤にはソリュブルを使用し、焼もどし
は電気炉にて160℃・1Hrとした。また、硬化層比
は、逐次、ワーク移動速度およびコイルへの電圧を変化
させ、穴部およびスプライン部のそれぞれを表2,表
3,表4,表5に示す値とした。
ットピーニング機により、表2,表3,表4,表5に示
す粒径をもつ硬さ700HVの鋼球を投射材として使用
し、口径5mmの投射ノズルにより所定のワーク距離を
設定して、各穴部の中心およびスプライン部の3ケ所を
狙って投射を行った。
ャフト素材)は固定し、穴部の一ケ所毎に専用の投射ノ
ズルを使用した。また、スプライン部に対しては図7に
示したターンテーブル6を駆動してワーク(2)を回転
させながら均一に投射した。このときの各部位に対する
投射圧を同じく表2,表3,表4,表5に示す。そし
て、投射時間は全て30secとした。
をねじり疲労試験および静ねじり試験に供した。このう
ち、疲労試験結果として30万回強度を測定し、静ねじ
り試験結果として破断トルクを測定した。これらの結果
を同じく表2,表3,表4,表5に示す。
らかであるように、本発明によるシャフト部品は、ねじ
り疲労および静ねじりのいずれにおいても飛躍的な強度
向上が得られていることがわかる。
が浅いため、破損起点が焼入れ境界部となって、疲労強
度が低いものとなり、比較例23では穴部以外の硬化層
が深く、破損起点がスプライン部に変化したため、本発
明例のものに比べて疲労強度は相対的に低下しているも
のとなっていた。また、比較例25〜30では穴部また
はスプライン部へのショットピーニング条件が適切でな
いため、十分な圧縮残留応力を得ることができず、疲労
強度が低いものとなっており、比較例24では穴内面の
粗さが大きいため、疲労寿命のばらつきが大となり、信
頼性に欠けると共に疲労強度が低下したものとなってい
た。
Mn含有量が少ないため、シャフト素材の焼入れ性不足
により本発明範囲の焼入れ深さを得ることができず、疲
労および静的のいずれの強度も低いものとなっていた。
また、比較例12ではシャフト素材の焼入れ性が過大の
ため、穴部に焼割れが発生し、本発明例のものに比べて
大幅に強度が低下したものとなっていた。
速機の構造を示す説明図である。
硬化層深さの異なる場合(すなわち、図2の(B)に示
す硬化層が浅い場合および図2の(C)に示す硬化層が
深い場合)の穴部作用応力と材料強度との関係を模式的
に示す説明図である。
3の(B)に示す硬化層が深い場合における穴部の硬化
層深さと疲労破損起点との関係を示す説明図である。
残留応力分布を示す説明図である。
シャフトを示す説明図である。
関係を示す説明図である。
の関係を示す説明図である。
を示す説明図である。
層深さと105回時間強度との関係を示す説明図であ
る。
(B10:ワイブル累積破損確率10%値)との関係を
示す説明図である。
材と投射ノズルとの間の距離と穴表層部での残留応力と
の関係を示す説明図である。
内面の面粗度との関係を示す説明図である。
度に与える影響を示す説明図である。
である。
Claims (13)
- 【請求項1】 自動変速機等の軸付装置に使用され且つ
中心軸方向に対し垂直方向の穴をもつ中実もしくは中空
の鋼製シャフト部品において、高周波焼入れ等の表面硬
化処理が施されていて、前記穴の側面において50%マ
ルテンサイト硬さまでの硬化層深さが中実品の場合は軸
半径のまた中空品の場合は肉厚のいずれも50%以上ま
で確保されていると共に、前記穴部を除いたスプライン
などの他の応力集中部位においては50%マルテンサイ
ト硬さまでの硬化層深さが中実品の場合は軸半径のまた
中空品の場合は肉厚のいずれも2〜45%の範囲となっ
ていて、少なくとも穴部に対してショットピーニングが
施されていることを特徴とする高強度シャフト部品。 - 【請求項2】 鋼組成が、重量%で、C:0.25〜
0.55%、Si:0.3%以下、Mn:0.2〜1.
5%、Cr:0.05〜1.3%、Al:0.01〜
0.06%を含み、残部がFeおよび不可避的不純物か
らなることを特徴とする請求項1に記載の高強度シャフ
ト部品。 - 【請求項3】 鋼組成においてさらに、重量%で、B:
0.0005〜0.0035%、N:0.015%以
下、Ti:0.01〜0.05%を含むことを特徴とす
る請求項2に記載の高強度シャフト部品。 - 【請求項4】 鋼組成においてさらに、重量%で、M
o:0.5%以下,Ni:1.0%以下のうちの少なく
とも1種を含むことを特徴とする請求項2または3に記
載の高強度シャフト部品。 - 【請求項5】 鋼組成においてさらに、重量%で、S:
0.01〜0.10%,Pb:0.01〜0.20%,
Bi:0.01〜0.30%,Te:0.005〜0.
10%,Ca:0.0003〜0.010%のうちの少
なくとも1種を含むことを特徴とする請求項2ないし4
のいずれかに記載の高強度シャフト部品。 - 【請求項6】 自動変速機等の軸付装置に使用され且つ
中心軸方向に対し垂直方向の穴をもつ中実もしくは中空
の鋼製シャフト部品を製造するに際し、高周波焼入れ等
の表面硬化処理を施すことにより、前記穴の側面におい
て50%マルテンサイト硬さまでの硬化層深さを中実品
の場合は軸半径のまた中空品の場合は肉厚のいずれも5
0%以上まで確保した後、前記穴部に対してショットピ
ーニングを行い、前記穴部を除いたスプラインなどの他
の応力集中部位においては50%マルテンサイト硬さま
での硬化層深さを中実品の場合は軸半径のまた中空品の
場合は肉厚のいずれも2〜45%の範囲とすることを特
徴とする高強度シャフト部品の製造方法。 - 【請求項7】 空気式ショットピーニング機により、穴
部に対しては、口径が2〜10mmの投射ノズルとシャ
フト部品との距離を穴径の10〜50倍とし、投射圧を
0.2MPa以上とし、粒径が0.03〜0.5mmで
且つ穴径の1/3以下であり且つまた硬さが600〜8
50HVを有する投射材を用いて当該穴部の中心を狙っ
てショットピーニングを行うことを特徴とする請求項6
に記載の高強度シャフト部品の製造方法。 - 【請求項8】 空気式ショットピーニング機により、穴
部以外の応力集中部位に対しては、投射圧を0.2MP
a以上とし、粒径が0.03〜0.25mmで且つ隅R
寸法以下である投射材を用いてショットピーニングを行
うことを特徴とする請求項6または7に記載の高強度シ
ャフト部品の製造方法。 - 【請求項9】 穴内面の面粗度をRv≦7μmとした
後、ショットピーニングを行うことを特徴とする請求項
6ないし8のいずれかに記載の高強度シャフト部品の製
造方法。 - 【請求項10】 重量%で、C:0.25〜0.55
%、Si:0.3%以下、Mn:0.2〜1.5%、C
r:0.05〜1.3%、Al:0.01〜0.06%
を含み、残部がFeおよび不可避的不純物からなる組成
の鋼を粗材とし、鍛造や切削等の加工によりシャフト素
材の形状に成形を行った後、高周波焼入れ等の表面硬化
処理を施すことにより、所定の硬化層深さを得ることを
特徴とする請求項6ないし9のいずれかに記載の高強度
シャフト部品の製造方法。 - 【請求項11】 鋼組成においてさらに、重量%で、
B:0.0005〜0.0035%、N:0.015%
以下、Ti:0.01〜0.05%を含むことを特徴と
する請求項10に記載の高強度シャフト部品の製造方
法。 - 【請求項12】 鋼組成においてさらに、重量%で、M
o:0.5%以下,Ni:1.0%以下のうちの少なく
とも1種を含むことを特徴とする請求項10または11
に記載の高強度シャフト部品の製造方法。 - 【請求項13】 鋼組成においてさらに、重量%で、
S:0.01〜0.10%,Pb:0.01〜0.20
%,Bi:0.01〜0.30%,Te:0.005〜
0.10%,Ca:0.0003〜0.010%のうち
の少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項10な
いし12のいずれかに記載の高強度シャフト部品の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17027698A JP3714798B2 (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | 高強度シャフト部品およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17027698A JP3714798B2 (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | 高強度シャフト部品およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000002229A true JP2000002229A (ja) | 2000-01-07 |
JP3714798B2 JP3714798B2 (ja) | 2005-11-09 |
Family
ID=15901955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17027698A Expired - Fee Related JP3714798B2 (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | 高強度シャフト部品およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3714798B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006030800A1 (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-23 | Nippon Steel Corporation | 疲労特性に優れた高強度機械部品およびシャフト、ならびにそれらの疲労特性向上方法 |
JP2006144934A (ja) * | 2004-11-19 | 2006-06-08 | Toyoda Mach Works Ltd | 動力伝達シャフト |
JP2006328466A (ja) * | 2005-05-25 | 2006-12-07 | Nippon Steel Corp | スプラインを有する鋼製部品およびその疲労特性向上方法 |
US7252721B2 (en) | 2001-05-28 | 2007-08-07 | Ntn Corporation | Power transmission shaft |
JP2007198424A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Mazda Motor Corp | 動力伝達軸、その製造方法及び製造装置 |
JP2007262491A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Nippon Steel Corp | 切削性に優れた機械構造用鋼管およびその製造方法 |
JP2008266678A (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-06 | Nippon Steel Corp | 切削性に優れた機械構造用鋼管及びその製造方法 |
JP2021095582A (ja) * | 2019-12-13 | 2021-06-24 | 日本製鉄株式会社 | 熱間鍛造部品 |
JP2021161471A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 日本製鉄株式会社 | 鋼部材の製造方法、鋼部材の製造に用いる治具、及び鋼部材 |
-
1998
- 1998-06-17 JP JP17027698A patent/JP3714798B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7252721B2 (en) | 2001-05-28 | 2007-08-07 | Ntn Corporation | Power transmission shaft |
WO2006030800A1 (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-23 | Nippon Steel Corporation | 疲労特性に優れた高強度機械部品およびシャフト、ならびにそれらの疲労特性向上方法 |
JP2006144934A (ja) * | 2004-11-19 | 2006-06-08 | Toyoda Mach Works Ltd | 動力伝達シャフト |
JP2006328466A (ja) * | 2005-05-25 | 2006-12-07 | Nippon Steel Corp | スプラインを有する鋼製部品およびその疲労特性向上方法 |
JP4490874B2 (ja) * | 2005-05-25 | 2010-06-30 | 新日本製鐵株式会社 | スプラインを有する鋼製部品およびその疲労特性向上方法 |
JP2007198424A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Mazda Motor Corp | 動力伝達軸、その製造方法及び製造装置 |
JP2007262491A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Nippon Steel Corp | 切削性に優れた機械構造用鋼管およびその製造方法 |
JP4495106B2 (ja) * | 2006-03-28 | 2010-06-30 | 新日本製鐵株式会社 | 切削性に優れた機械構造用鋼管およびその製造方法 |
JP2008266678A (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-06 | Nippon Steel Corp | 切削性に優れた機械構造用鋼管及びその製造方法 |
JP2021095582A (ja) * | 2019-12-13 | 2021-06-24 | 日本製鉄株式会社 | 熱間鍛造部品 |
JP7376784B2 (ja) | 2019-12-13 | 2023-11-09 | 日本製鉄株式会社 | 熱間鍛造部品 |
JP2021161471A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 日本製鉄株式会社 | 鋼部材の製造方法、鋼部材の製造に用いる治具、及び鋼部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3714798B2 (ja) | 2005-11-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3995904B2 (ja) | 加工性および強度に優れた等速ジョイント用内輪の製造方法 | |
JP5635316B2 (ja) | 疲労強度に優れた歯車およびその製造方法 | |
EP1897961A1 (en) | Hot-forged products excellent in fatigue strength, process for production thereof, and machine structural parts | |
JP2000154828A (ja) | 耐フレーキング特性と軸部強度に優れた等速ジョイント用外輪とその製造方法 | |
JP2009299148A (ja) | 高強度浸炭部品の製造方法 | |
JPH10195589A (ja) | 高捩り疲労強度高周波焼入れ鋼材 | |
JP4771745B2 (ja) | 高強度等速ジョイント中間シャフト用鋼材ならびに高強度等速ジョイント中間シャフト | |
JP3714798B2 (ja) | 高強度シャフト部品およびその製造方法 | |
JP2000154819A (ja) | 高強度ドライブシャフトとその製造方法 | |
WO2018180342A1 (ja) | シャフト部材 | |
JP5111014B2 (ja) | 高周波焼入れ軸部品用鋼及び軸部品 | |
JP3893756B2 (ja) | 熱間鍛造用鋼 | |
JP7545095B2 (ja) | クランクシャフト及びその製造方法 | |
JP2005163118A (ja) | 機械構造軸部品とその製造方法 | |
WO2017170540A1 (ja) | 面疲労強度および曲げ疲労強度に優れた浸炭窒化部品、並びにその製造方法 | |
JP3240627B2 (ja) | 等速ジョイント部品の製造方法 | |
JP2009299147A (ja) | 高強度浸炭部品の製造方法 | |
JP3502744B2 (ja) | 疲労特性に優れた機械構造用軸状部品の製造方法 | |
JP2006028599A (ja) | 機械構造用部品 | |
US6391124B1 (en) | Non-heat treated, soft-nitrided steel parts | |
JP2020100861A (ja) | 静捩り強度ならびに捩り疲労強度に優れた高周波焼入れ用鋼材による自動車用機械部品 | |
EP3252182B1 (en) | Case hardening steel | |
WO2018012636A1 (ja) | Cvtシーブ用鋼材、cvtシーブおよびcvtシーブの製造方法 | |
JPH09227992A (ja) | 軟窒化用構造用鋼 | |
JPH0953150A (ja) | 肌焼鋼及びそれを用いた鋼管の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050823 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050823 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100902 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120902 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130902 Year of fee payment: 8 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |