JP2000001012A - 印刷装置および発券装置 - Google Patents

印刷装置および発券装置

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JP2000001012A
JP2000001012A JP10168796A JP16879698A JP2000001012A JP 2000001012 A JP2000001012 A JP 2000001012A JP 10168796 A JP10168796 A JP 10168796A JP 16879698 A JP16879698 A JP 16879698A JP 2000001012 A JP2000001012 A JP 2000001012A
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JP10168796A
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Motoko Mori
素子 森
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】できるだけ少ない数の光センサで、印刷時にお
けるインクリボンの有無の検知と印刷紙の紙詰まりの検
知とが行え、省スペース化、省コスト化が図れる印刷装
置を提供する。 【解決手段】インクリボンを用いた印刷装置において、
1つの光センサT6で、印刷実行前に前記インクリボン
の有無を検知し、印刷実行時に前記印刷紙の紙詰まりの
有無を検知する検知手段を具備し、前記インクリボンの
インク層の光の透過率と前記印刷紙の光の透過率の違い
に基づき、前記インクリボンの有無を検知する際と前記
印刷紙の紙詰まりを検知する際とで前記光センサの発光
量を変化させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインクリボ
ンを用いた熱転写方式の印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、旅行代理店等で用いられている
航空券の発券装置は、予め用意された券紙を搬送しなが
ら、当該券紙からバーコードを読み取り、所定の項目デ
ータを磁気記録および印刷して、国内航空券、海外航空
券、優待証などを発券するものである。
【0003】券紙に所定の項目データを印刷する際に
は、インクリボンによる熱転写方式を用いるのが一般的
である。インクリボンは消耗品であり、インクリボンが
無くなったこと(インクリボン切れ)を検知をするため
に印刷部のリボンをはさんで券紙の搬送路上に透過型セ
ンサを配置している。センサが遮光されるときは「イン
クリボンあり」、透光するときは「インクリボンなし」
と判断する。
【0004】一方、印刷部では、ジャム(紙詰まり)が
発生しやすいため、特にジャム監視する必要がある。し
かし、印刷部では、インクリボンが券紙の真上に設置さ
れて、その搬送方向に沿って印刷するようになっている
ため、インクリボンと券紙とが重なる搬送路上で光セン
サを用いてジャム検知を行おうとしても、インクリボン
によって光が遮られ、券紙の有無を検知することができ
ない。従って、インクリボンの有無を検知するためのセ
ンサとは別個に、印刷部の手前と後に(インクリボンと
券紙とが重ならない搬送路上に)ジャム検知用センサを
配置し、その間を券紙が通過する時間を計測するジャム
タイマーを用いて、ジャムが発生しているか否かを検知
していた。すなわち、1つ目のジャム検知用センサで券
紙の通過が検知されてから所定時間経っても2つ目のジ
ャム検知用センサで当該券紙の通過が検知できなかった
ときにジャムが発生したと判断するようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の発券装置では、券紙に所定の項目データを熱転写
印刷する印刷部において、券紙の搬送路上のインクリボ
ンが存在する領域にインクリボンの有無を検知するため
の光センサを設けるとともに、この光センサとは別個
に、インクリボンと券紙とが重なることのない搬送路上
に券紙のジャムを検知するための光センサが設けられて
いた。
【0006】しかし、光センサは、発券装置本来の機能
に直接的な役割を果たすものではなく、設置する光セン
サの数が多いほど、それを設置するためのスペースが必
要になるだけでなく、コストもかかる。すなわち、設置
する光センサの数は、できるだけ少ない方がよい。
【0007】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、でき
るだけ少ない数の光センサで、印刷時におけるインクリ
ボンの有無の検知と印刷紙の紙詰まりの検知とが行え、
省スペース化、省コスト化が図れる印刷装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】また、本発明は、できるだけ少ない数の光
センサで、印刷時におけるインクリボンの有無の検知と
印刷紙の紙詰まりの検知とが行え、省スペース化、省コ
スト化が図れる発券装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)本発明のインクリ
ボンを用いた印刷装置は、1つの光センサで、前記イン
クリボンの有無と印刷紙の紙詰まりの有無とを検知する
検知手段を具備したことにより、できるだけ少ない数の
光センサで、印刷時におけるインクリボンの有無の検知
と印刷紙の紙詰まりの検知とが行え、省スペース化、省
コスト化が図れる。
【0010】(2)本発明のインクリボンを用いた印刷
装置(請求項1)は、1つの光センサの発光量を、前記
インクリボンのインク層の光の透過率と印刷紙の光の透
過率の違いに基づき変化させて、前記インクリボンの有
無と前記印刷紙の紙詰まりの有無とを検知する検知手段
を具備したことにより、できるだけ少ない数の光センサ
で、印刷時におけるインクリボンの有無の検知と印刷紙
の紙詰まりの検知とが行え、省スペース化、省コスト化
が図れる。
【0011】(3)本発明のインクリボンを用いた印刷
装置(請求項2)は、1つの光センサで、印刷実行前に
前記インクリボンの有無を検知し、印刷実行時に前記印
刷紙の紙詰まりの有無を検知する検知手段を具備し、前
記インクリボンのインク層の光の透過率と前記印刷紙の
光の透過率の違いに基づき、前記インクリボンの有無を
検知する際と前記印刷紙の紙詰まりを検知する際とで前
記光センサの発光量を変化させることにより、できるだ
け少ない数の光センサで、印刷時におけるインクリボン
の有無の検知と印刷紙の紙詰まりの検知とが行え、省ス
ペース化、省コスト化が図れる。
【0012】(4)本発明の発券装置(請求項5)は、
発券情報に基づき作成された印刷データを、供給された
券紙にインクリボンを用いて印刷する印刷手段と、1つ
の光センサで、前記インクリボンの有無と前記券紙の紙
詰まりの有無とを検知する検知手段と、を具備したこと
により、できるだけ少ない数の光センサで、印刷時にお
けるインクリボンの有無の検知と印刷紙の紙詰まりの検
知とが行え、省スペース化、省コスト化が図れる。
【0013】(5)本発明の発券装置(請求項6)は、
発券情報に基づき作成された印刷データを、供給された
券紙にインクリボンを用いて印刷する印刷手段と、1つ
の光センサの発光量を、前記インクリボンのインク層の
光の透過率と前記券紙の光の透過率の違いに基づき変化
させて、前記インクリボンの有無と前記券紙の紙詰まり
の有無とを検知する検知手段と、を具備したことによ
り、できるだけ少ない数の光センサで、印刷時における
インクリボンの有無の検知と印刷紙の紙詰まりの検知と
が行え、省スペース化、省コスト化が図れる。
【0014】(6)本発明の発券装置(請求項7)は、
発券情報に基づき作成された印刷データを、供給された
券紙にインクリボンを用いて印刷する印刷手段と、1つ
の光センサで、印刷実行前に前記インクリボンの有無を
検知し、印刷実行時に前記券紙の紙詰まりの有無を検知
する検知手段と、を具備し、前記インクリボンのインク
層の光の透過率と前記券紙の光の透過率の違いに基づ
き、前記インクリボンの有無を検知する際と前記印刷紙
の紙詰まりを検知する際とで前記光センサの発光量を変
化させることにより、できるだけ少ない数の光センサ
で、印刷時におけるインクリボンの有無の検知と印刷紙
の紙詰まりの検知とが行え、省スペース化、省コスト化
が図れる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、航空券等の発券
装置100の概略構成図で、券紙Pに磁気データ、印刷
データを記録することにより発券を行うものである。
【0016】図1において、インサータ発券時には、券
紙Pは係員により1枚ずつ挿入口1に挿入され、搬送路
10にて、まず、バーコード読取部2に搬送されて、券
紙Pに予め記録されているバーコードが読み取られた
後、ドラム3に導かれて磁気ヘッド4で券紙Pの磁気テ
ープに所定の項目の磁気データが記録される。さらに、
搬送路10で印刷部6に搬送され、ここで、例えば熱転
写方式により所定項目の印刷データが印刷されて、例え
ば券種に応じて、排出口7aあるいは7bに導かれるよ
うになっている。
【0017】一方、ホッパ発券時には、ホッパ部8に予
め蓄積されている券紙Pが1枚ずつ繰り出しローラ9に
て繰り出され、搬送路10でドラム3に搬送されて磁気
ヘッド4で券紙Pの磁気テープに所定の項目の磁気デー
タが記録される。さらに、搬送路10で搬送されて、印
刷部6に導かれ、ここで、例えば熱転写方式により所定
項目の印刷データが印刷されて、例えば券種に応じて、
排出口7aあるいは7bに導かれるようになっている。
【0018】なお、印刷部6における印刷方式として
は、熱転写方式と直接感熱方式とが考えられるが、ここ
では、熱転写方式を用いるものとする。搬送路10上に
は、券紙Pの通過位置確認等のために複数の光センサT
1〜T10が設けられている。
【0019】券紙は、券種に応じてその長さ(券長)が
異なる。そのため、磁気ヘッド4にて磁気データの書込
を行う前の段階で、例えば、光センサT3、T4を用い
て券長を計測する。券長は、例えば、1つの光センサを
通過するまで時間(遮光時間)と搬送速度とから求める
ことができる。
【0020】フラッパ5a、5bは、券種に応じて搬送
経路を変更するためのものである。図2は、図1の発券
装置100の電気的要部の構成例を示したもので、主
に、主制御部101、センサ制御部102、印刷制御部
103、磁気処理制御部104、ホッパ制御部105、
搬送制御部106、通信部107、メモリ108、操作
表示部109、バーコード読取制御部110から構成さ
れ、印刷制御部103、磁気処理制御部104、ホッパ
制御部105、搬送制御部106、バーコード読取制御
部110には、それぞれの制御対象である機構部を駆動
するためのドライバ111〜114が接続されている。
【0021】通信部107には、所定の通信ケーブルに
て上位装置(例えば、パーソナルコンピュータ(P
C))121が接続されている。発券処理開始時に係員
が上位装置121に発券データ(券種、出発地、目的
地、日時等)を入力すると、上位装置121は、それを
基に、磁気データ、印刷データを作成して、通信部10
7を介して発券装置100へ送信する。また、発券装置
100では、現在処理中の券紙の長さを測定したら、そ
れを上位装置121から通知された券種と照合する。指
定した券種と測定された券長とが不一致であったときに
は警告を発する。
【0022】主制御部101は、メモリ108に予め記
憶された発券処理動作プログラムに従って上記各部を制
御し、上記各部の処理結果等を通信部107を介して上
位装置121へ通知するようになっている。
【0023】操作表示部109には、発券処理動作中に
検知されたアラーム状態(例えば、券紙ジャム(券紙の
紙詰まり)や、インクリボンなしの状態)を表示したり
(発光ダイオードの点灯、所定の表示パネルにメッセー
ジを表示するなど)、係員による手動操作を可能にする
ためのものである。
【0024】なお、上位装置121として分割された機
能は、図1の発券装置100自身に持たせるようにして
も、本発明の要旨には変更はない。図1の印刷部6は、
熱転写方式を用いて券紙Pの印刷面に所定の印刷データ
を印刷する。
【0025】図3は、図1の印刷部6の機械的な構成を
概略的に示したもので、券紙Pの搬送経路を間に挟ん
で、サーマルヘッド201とプラテンローラ203が設
けられ、サーマルヘッド201が設けられている側に券
紙Pの印刷面が向けられて搬送されてくるようになって
いる。
【0026】インクリボン202は、リール(供給側)
204aからリール(巻き取り側)204bへ、券紙P
への印刷速度に合わせて巻き取られるようになってい
る。インクリボン204と券紙Pとを間に挟んで、イン
クリボンなしと、券紙ジャムとを検知するための透過型
センサT6が設けられている。すなわち、センサT6の
発光部T6aが券紙P側に設けられ、受光部T6bがイ
ンクリボン側に設けられている。
【0027】券紙Pに印刷データを印刷する際には、券
紙Pをインクリボン202とプラテンローラ203の間
にはさんだ状態で、サーマルヘッド201を押しつけて
熱を加えることにより、インクリボン202のインクを
券紙Pに転写する。印刷後、インクリボン202は、リ
ール204bにて転写に使われた部分が巻きとられ、次
の印刷時に備え新しい部分がサーマルヘッド201とプ
ラテンローラ203との間にくるようになっている。
【0028】インクリボンは消耗品であり、「インクリ
ボンなし」の検知(インクリボンのエンド検知)は次の
様に行われる。インクリボンの印刷可能部分には黒い感
熱材が塗布されたインク層が形成されているが、巻き終
わり部分は塗布されておらず透明になっている。インク
リボン202のエンドを検知するために、透過型センサ
T6の発光部T6aと受光部T6bがインクリボン20
2をはさむように配置されている。発光部T6aが発光
した状態で、受光部T6bが受光したときを「明」状
態、間を遮られて受光できないときを「暗」状態と呼ぶ
こととする。インクリボン202の印刷可能な部分(イ
ンク層)がセンサT6の間にあるときは、インクリボン
によって遮光されており、「暗」状態である。巻きおわ
り部分(透明な部分)がセンサT6の間にくると、
「明」状態に変わる。
【0029】主制御部101は、印刷処理の前に必ずセ
ンサT6を監視し、「明」状態になっていれば、「イン
クリボンなし」とみなし、処理を停止して、係員に通知
すべく、操作表示部109にその旨を表示するととも
に、通信部107を介して上位装置121へも通知す
る。
【0030】一方、印刷部6では、インクリボン202
の貼りつきなどから券紙のジャムが発生しやすいため、
印刷終了時、印刷部6に券紙が滞留していないか監視す
る必要がある。従来の券紙ジャム検知方法は、インクリ
ボンなし検知用のセンサとは別個に、2つの透過型セン
サを用いて、券紙の先端が一方のセンサを通過してから
他方のセンサを通過するまでの時間を監視し、ある既定
値を超えても他方のセンサを通過しない場合、ジャムと
判定していた。
【0031】そこで、本発明では、図3に示すように、
上記センサT6と、印刷部6で券紙に対し印刷処理が施
された直後の搬送経路上に設けられているセンサT7を
用いて、券紙ジャムを検知するものとする。すなわち、
券紙Pの先端がセンサT6を遮光したことを検知する
と、例えば主制御部101に具備されているジャムカウ
ンタ116で所定時間毎のカウントアップを開始する。
その後、券紙Pに対しサーマルヘッド201で印刷を行
い、センサT7の配置位置まで搬送され、券紙Pの先端
がセンサT7を遮光したところで、当該カウントを終了
する。ジャムカウンタ値が予め定められた値Count
(券紙Pが正常に搬送されているとき、券紙Pの通過が
センサT6で検知されてからその先に設けられたセンサ
T7で再び通過が検知されるまでに要する時間に相当す
るカウント値)を越えているときは、センサT6の配置
位置からセンサT7の配置位置までの搬送経路で発生し
た券紙ジャムと判断する。
【0032】上記券紙ジャムを検知するために必要なセ
ンサT7は、印刷部6のできるだけ直後に配置されてい
るセンサを用いることが好ましい。センサT7の発光部
T7aが発光した状態で、受光部T7bが受光したとき
を「明」状態、間を遮られて受光できないときを「暗」
状態と呼ぶこととする。券紙Pが発光部T7aと受光部
T7bとの間にあるときは「暗」状態である。券紙Pが
発光部T7aと受光部T7bとの間にないときは「明」
状態に変わる。
【0033】次に、本発明の原理につて説明する。図4
は、図1の印刷部6に用いられるインクリボンのインク
層と券紙とについて、異なる波長の光に対するインクリ
ボンのインク層と券紙の透過率の違いを概略的に示した
ものである。2つを比較すると、インクリボンのインク
層の方は券紙よりも透過率が高い。そのため、1つの透
過型センサ(ここでは、光センサT6)の発光量を可変
にし、図5に示すように、インクリボンなし検知時に
は、(少なくとも光センサの受光部でインクリボンなし
を検知できる程度に大きく、しかも、)インクリボンを
透過しない程度に小さい値(α)に、ジャム検知の時に
は、インクリボンを透過するが券紙を透過しない程度に
大きい値(β)に設定することにより、光センサT6を
両方の目的に使うことができる。
【0034】図6は、光センサT6の回路構成を概略的
に示したものである。図4、図5を参照して説明したよ
うに、光センサT6の発光部T6aの発光量をインクリ
ボンなし検知時と券紙ジャム検知時とで可変にすること
を特徴とする。
【0035】光センサの基本的な動作原理は従来と同様
である。すなわち、発光ダイオード(LED)301に
電流を流して発光させ、フォトトランジスタ302が受
光するとセンサ入力信号がセンサ制御部102に入力
し、それを受けてセンサ制御部102は、センサT6が
「明」状態であることを主制御部101に入力するよう
になっている。
【0036】光センサT6は、発光LED301にイン
クリボンなし検知用と券紙ジャム検知用にそれぞれ異な
る抵抗値を有する抵抗303、304を並列に接続し
て、発光LED301に流れる電流値を変え、発光量の
大小を切り替えられる光量可変センサである。
【0037】抵抗303の一端は発光LED301のカ
ソードに接続し、他端はトランジスタ305のコレクタ
端子に接続し、トランジスタ305のエミッタ端子は接
地されている。インクリボンなし検知時には、トランジ
スタ305のみをオンとし、発光LED301の発光量
がα(図5参照)となるような大きさのコレクタ電流i
1 を供給するためのベース電流IB1をトランジスタ30
5に流せばよい。
【0038】抵抗305の一端は発光LED301のカ
ソードに接続し、他端はトランジスタ306のコレクタ
端子に接続し、トランジスタ306のエミッタ端子は接
地されている。券紙ジャム検知時には、トランジスタ3
06のみをオンとし、発光LED301の発光量がβ
(図5参照)となるような大きさのコレクタ電流i2
供給するためのベース電流IB2をトランジスタ306に
流せばよい。
【0039】図5に示したように、(インクリボンなし
検知時の発光量α)<(券紙ジャム検知時の発光量β)
であるので、(コレクタ電流i1 )<(コレクタ電流
2)となるべく、抵抗303の抵抗値R1 は抵抗30
4の抵抗値R2 より大きい。
【0040】次に、図7に示すフローチャートを参照し
て、図1の発券装置の処理動作について説明する。ま
ず、発券装置100および上位装置121の電源が投入
されて、所定の初期化処理動作が実行されると(ステッ
プS1)、主制御部101は、センサ制御部102にイ
ンクリボンなしの検知動作を行うべく指示を出す。これ
を受けて、センサ制御部102は、ベース電流IB1を流
してトランジスタ305をオンとし、センサT6の発光
量をαと設定する(ステップS2)。この時、インクリ
ボンがニアエンドの透明部分になっていれば、図8
(b)に示すように、センサT6は「明」状態になる。
この場合、主制御部101は、インクリボンなしの状態
を操作表示部109に表示するとともに、通信部107
を介して上位装置121へも通知し、発券処理動作を停
止する(ステップS3〜ステップS4)。
【0041】一方、図8(a)に示したように、センサ
T6が「暗」状態であり、インクリボンありと確認でき
たときは、主制御部101は、例えば、上位装置121
から発券処理の開始が指示されるまで待機状態となる
(ステップS3、ステップS5)。
【0042】上位装置121からホッパ発券の指示があ
ったときは、搬送制御部109は、ホッパ部8から券紙
Pを1枚繰り出して、当該券紙Pを磁気ヘッド4の配置
位置まで搬送し、ここで、磁気処理制御部104により
所定の磁気処理が施される(ステップS6〜ステップS
8)。
【0043】一方、上位装置121からインサータ発券
の指示があったときは、搬送制御部109は、挿入口1
から挿入された券紙Pをバーコード読取部2まで搬送し
て、ここで券紙Pのバーコードの読取を行う。そして、
さらに、当該券紙Pを磁気ヘッド4の配置位置まで搬送
し、ここで、磁気処理制御部104により所定の磁気処
理が施される(ステップS6、ステップS15〜ステッ
プS16)。
【0044】ホッパ発券、インサータ発券のいずれにお
いても、磁気処理が終了したところで、券紙ジャム検知
に備えてセンサT6の発光量を強くする。すなわち、主
制御部101は、センサ制御部102に券紙ジャム検知
動作を行うべく指示を出す。これを受けて、センサ制御
部102は、ベース電流IB2を流してトランジスタ30
6をオンとし、センサT6の発光量をβと設定する(ス
テップS9、ステップS17)。
【0045】その後の処理動作は、ホッパ発券の場合も
インサータ発券の場合も同様である。印刷部6まで搬送
されてきた券紙Pは、まず、センサT6を遮光する(図
9(a)参照)。券紙Pの先端がセンサT6を遮光した
ところで、ジャムカウンタ116によるカウントを開始
する。その後サーマルヘッド201で印刷を行い、券紙
Pの先端がセンサT7にくるまでのジャムカウンタ値を
チェックする。ここで、ジャムカウンタ値が予め定めら
れた値Countを越えた時点で未だセンサT7で券紙
Pの通過が確認されないとき(センサT7が「明」状
態)、主制御部101はセンサT6〜T7の間の搬送経
路上での券紙ジャムと判断する(図9(b)参照)。こ
の場合、主制御部101は、券紙ジャムを検知した旨を
操作表示部109に表示するとともに、通信部107を
介して上位装置121へも通知し、発券処理動作を停止
する(ホッパ発券時のときはステップS10〜ステップ
S14、インサータ発券時のときはステップS18〜ス
テップS19、ステップS14)。
【0046】係員によりジャム券が取り除かれた後は、
発券装置を再度立ち上げ、ステップS1に戻る。ジャム
カウンタ116の値から、券紙のジャムが発生すること
なく正常に印刷処理が終了したと判断できたとき(すな
わち、ジャムカウンタ値が予め定められた値Count
を越えていないとき)、搬送制御部106により印刷処
理の施された券紙Pは、排出口7aあるいは7bへ導か
れて、発券処理を終了するとともに、主制御部101
は、センサ制御部102にインクリボンなしの検知動作
を行うべく指示を出す。これを受けて、センサ制御部1
02は、ベース電流IB1を流してトランジスタ305を
オンとし、センサT6の発光量をαと設定し(ステップ
S12〜ステップS13、ステップS20〜ステップS
21)、ステップS3に戻り、インクリボンなし検知動
作を行う。
【0047】以上説明したように、上記実施形態によれ
ば、1つの光センサT6で、印刷実行前にインクリボン
の有無を検知と、印刷実行時に券紙の紙詰まりの有無を
検知し、インクリボンのインク層の光の透過率と券紙の
光の透過率の違いに基づき、インクリボンの有無を検知
する際と券紙の紙詰まりを検知する際とで光センサT6
の発光部T6aの発光量を変化させることにより、でき
るだけ少ない数の光センサで、熱転写印刷時におけるイ
ンクリボンの有無の検知と券紙の紙詰まりの検知とが行
え、省スペース化、省コスト化が図れる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
できるだけ少ない数の光センサで、印刷時におけるイン
クリボンの有無の検知と印刷紙詰まりの検知とが行え、
省スペース化、省コスト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる発券装置の機械的な
要部の構成を概略的に示した図。
【図2】図1の発券装置の電気的要部の構成を概略的に
示した図。
【図3】印刷部の機械的な要部の構成を概略的に示した
図。
【図4】インクリボンのインク層と券紙の透過率の違い
を概略的に示した図。
【図5】インクリボンの有無を検知する際と、券紙ジャ
ムを検知する際の光センサの発光量の違いを説明するた
めの図。
【図6】光センサT6の回路構成を概略的に示した図。
【図7】発券装置の処理動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図8】インクリボンの有無の検知方法を概念的に示し
た図。
【図9】券紙ジャムの検知方法を概念的に示した図。
【符号の説明】
1…挿入口 2…バーコード読取部 3…ドラム 4…磁気ヘッド 5a、5b…フラッパ 6…印刷部 7a、7b…排出口 8…ホッパ部 9…繰出ローラ 10…搬送路 T1〜T10…光センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07B 1/06 101 G07B 1/06 101C Fターム(参考) 2C058 AB03 AB04 AC06 AC12 AD09 GB05 GB08 GB14 GB22 GB31 GB48 GB53 2C061 AP10 AQ04 AS02 AS06 HH01 HH03 HJ02 HJ10 HV01 HV09 HV14 HV19 HV21 HV22 HV35 2C068 AA02 AA06 AA15 GG01 KK24 MM03 MM11 NN06 NN17 NN28 3E026 AA03 AA10 3F048 AA05 AB03 BA02 BA14 DC13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクリボンを用いた印刷装置におい
    て、 1つの光センサの発光量を、前記インクリボンのインク
    層の光の透過率と印刷紙の光の透過率の違いに基づき変
    化させて、前記インクリボンの有無と前記印刷紙の紙詰
    まりの有無とを検知する検知手段を具備したことを特徴
    とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 インクリボンを用いた印刷装置におい
    て、 1つの光センサで、印刷実行前に前記インクリボンの有
    無を検知し、印刷実行時に前記印刷紙の紙詰まりの有無
    を検知する検知手段を具備し、 前記インクリボンのインク層の光の透過率と前記印刷紙
    の光の透過率の違いに基づき、前記インクリボンの有無
    を検知する際と前記印刷紙の紙詰まりを検知する際とで
    前記光センサの発光量を変化させることを特徴とする印
    刷装置。
  3. 【請求項3】 前記光センサの発光量は、前記インクリ
    ボンの有無を検知するときは前記印刷紙の紙詰まりの有
    無を検知するときよりも小さいことを特徴とする請求項
    1または2記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記インクリボンの有無を検知するとき
    は、前記インク層を透過しない発光量に設定し、前記印
    刷紙の紙詰まりの有無を検知するときは、前記インク層
    を透過するが前記印刷紙を透過しない発光量に設定する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 発券情報に基づき作成された印刷データ
    を、供給された券紙にインクリボンを用いて印刷する印
    刷手段と、 1つの光センサで、前記インクリボンの有無と前記券紙
    の紙詰まりの有無とを検知する検知手段と、 を具備したことを特徴とする発券装置。
  6. 【請求項6】 発券情報に基づき作成された印刷データ
    を、供給された券紙にインクリボンを用いて印刷する印
    刷手段と、 1つの光センサの発光量を、前記インクリボンのインク
    層の光の透過率と前記券紙の光の透過率の違いに基づき
    変化させて、前記インクリボンの有無と前記券紙の紙詰
    まりの有無とを検知する検知手段と、 を具備したことを特徴とする発券装置。
  7. 【請求項7】 発券情報に基づき作成された印刷データ
    を、供給された券紙にインクリボンを用いて印刷する印
    刷手段と、 1つの光センサで、印刷実行前に前記インクリボンの有
    無を検知し、印刷実行時に前記券紙の紙詰まりの有無を
    検知する検知手段と、 を具備し、前記インクリボンのインク層の光の透過率と
    前記券紙の光の透過率の違いに基づき、前記インクリボ
    ンの有無を検知する際と前記印刷紙の紙詰まりを検知す
    る際とで前記光センサの発光量を変化させることを特徴
    とする発券装置。
  8. 【請求項8】 前記光センサの発光量は、前記インクリ
    ボンの有無を検知するときは前記券紙の紙詰まりの有無
    を検知するときよりも小さいことを特徴とする請求項6
    または7記載の発券装置。
  9. 【請求項9】 前記インクリボンの有無を検知するとき
    は、前記インク層を透過しない発光量に設定し、前記券
    紙の紙詰まりの有無を検知するときは、前記インク層を
    透過するが前記券紙を透過しない発光量に設定すること
    を特徴とする請求項6または7記載の発券装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007144633A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Ricoh Co Ltd インクジェット記録装置
US8960847B2 (en) 2011-08-18 2015-02-24 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus having a light sensor for detecting when a recording medium is raised from a support unit

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