JPH08331048A - 光信号受信装置 - Google Patents

光信号受信装置

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JPH08331048A
JPH08331048A JP7137597A JP13759795A JPH08331048A JP H08331048 A JPH08331048 A JP H08331048A JP 7137597 A JP7137597 A JP 7137597A JP 13759795 A JP13759795 A JP 13759795A JP H08331048 A JPH08331048 A JP H08331048A
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JP
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optical
optical signal
wavelength
optical filter
filter
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JP7137597A
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Terumi Chikama
輝美 近間
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Fujitsu Ltd
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    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/66Non-coherent receivers, e.g. using direct detection
    • H04B10/67Optical arrangements in the receiver
    • H04B10/671Optical arrangements in the receiver for controlling the input optical signal
    • H04B10/675Optical arrangements in the receiver for controlling the input optical signal for controlling the optical bandwidth of the input signal, e.g. spectral filtering
    • HELECTRICITY
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    • H04B10/672Optical arrangements in the receiver for controlling the input optical signal for controlling the power of the input optical signal
    • H04B10/673Optical arrangements in the receiver for controlling the input optical signal for controlling the power of the input optical signal using an optical preamplifier

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光サージによる影響を除去できる光信号受信
装置に関し、簡単な構成によって光サージを抑圧する。 【構成】 受信した光信号を増幅する希土類ドープ光フ
ァイバ増幅器を含む光増幅器1と、光フィルタ2とを含
む光信号受信装置に於いて、モニタ部4を設け、このモ
ニタ部4は、光信号断や光サージ等の光信号の大きな変
動を検出した時、その光信号の波長と光フィルタ2の透
過波長とが相違するように、光フィルタ2の透過波長を
制御するか、或いは遅延又は波長変換部5により光信号
の波長を変換し、光増幅器1から光サージが出力されて
も光フィルタ2によって阻止する制御を行う構成とす
る。又受光部3は光信号を電気信号に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長距離光伝送システム
に適用し、光サージによる影響を除去した光信号受信装
置に関する。長距離光伝送システムに於いては、所定距
離毎に光増幅器を含む光中継器が設けられている。この
光増幅器は、エルビウム(Er)等の希土類ドープ光フ
ァイバ増幅器により構成され、光信号の状態で増幅され
るものである。このような光増幅器を用いた場合に、光
信号断後の回復時に光サージが発生することが知られて
おり、この光サージによる光回路部品の障害発生を回避
することが要望されている。
【0002】
【従来の技術】図7は従来例の光信号受信装置の説明図
であり、81はエルビウム(Er)等の希土類をドープ
した光ファイバ増幅器、82は光フィルタ、83は光信
号を電気信号に変換する受光部(O/E)、84はモニ
タ部、85は励起光源としての半導体レーザ(LD)、
86は光増幅器制御回路、87はトラッキング回路、8
8,90,91は光分岐器、89は合波器、93〜94
はフォトダイオード等からなる光電変換器(PD)であ
る。
【0003】光ファイバ増幅器81は、例えば、エルビ
ウム(Er)をドープした光ファイバを用いて構成した
場合、半導体レーザ85から例えば波長1480nmの
励起光を発生させ、合波器89を介して光ファイバ増幅
器81に入力し、受信した波長1530〜1560nm
帯の光信号を増幅するものであり、光ファイバ増幅器8
1のゲインは励起光パワーによって制御することができ
る。なお、励起光としては、980nm又は810nm
を用いることもできる。
【0004】このような光ファイバ増幅器81の増幅出
力光信号を光分岐器90を介して光電変換器90により
電気信号に変換し、光増幅器制御回路86に加える。こ
の光増幅器制御回路86は、増幅出力光信号レベルが設
定値となるように半導体レーザ85から光ファイバ増幅
器81へ入力される励起光パワーを制御する。
【0005】この光ファイバ増幅器81の増幅出力光信
号は、光フィルタ82を介して受光部83に入力されて
電気信号に変換され、図示を省略した後段の回路で信号
処理される。この場合、光フィルタ82は、トラッキン
グ回路87によって透過光信号レベルが最大となるよう
に透過波長帯域が制御されるもので、透過光信号は光分
岐器91を介して光電変換器94によって検出される。
それによって、長距離光伝送システムに於ける雑音光成
分を除去し、且つ送信側の発光波長の変動や中継器及び
光ファイバによる波長変動に対しても、追従して光信号
の成分のみを抽出することができる。
【0006】又長距離光伝送システムに於いて、光コネ
クタの挿抜、光減衰器の減衰特性の急変、電気信号の瞬
断、光ファイバの極端な曲げ等によって、受信光信号が
断となる。このように、光信号が断となると、光ファイ
バ増幅器81の増幅出力光信号のレベルはほぼ零とな
り、光増幅器制御回路86は半導体レーザ85からの励
起光パワーを増大させるように制御する。この状態で光
信号断が回復して再び光信号が入力されると、光ファイ
バ増幅器81に励起エネルギが蓄積されているから、定
常状態に比較して著しく大きなパワーの光サージが出力
される。
【0007】この場合、光信号の瞬断が例えば10μs
以下程度の極短時間であると、光ファイバ増幅器81は
応答遅れによって光サージは発生しないが、例えば、図
1の上部に概略を示すように、出力光が安定に出力され
ている時に光信号断が発生し、10μs程度以上の断時
間d後に、光信号が再び入力されると、大きなパワーの
光サージがmsオーダで出力される。
【0008】このような光サージがそのまま受光部83
に入力されると、受光部83を構成するフォトダイオー
ドの破損や周辺回路の破損等が生じる問題がある。又光
コネクタに於いては、光ファイバの衝合端面間に油膜や
塵等が存在すると、大きなパワーの光サージを吸収して
温度が上昇し、黒化等によって光コネクタの損失が著し
く増加する問題がある。又受光部83の前段側の光ファ
イバが破断した場合には、大きなパワーの光サージが外
部に放射されて、人体に悪影響を及ぼす問題がある。
【0009】そこで、従来例の光信号受信装置に於いて
は、モニタ部84を設け、光分岐器88を介して光電変
換器92により受信光信号を検出し、モニタ部84は、
光電変換器92の出力信号を基に光信号断を判定する
と、光増幅器制御回路86を制御して、半導体レーザ8
5の動作を停止し、光ファイバ増幅器81の増幅機能を
停止し、光信号が入力されると、それを検出識別して光
増幅器制御回路86を制御し、再び半導体レーザ85を
動作させて、光ファイバ増幅器81の増幅動作を開始さ
せる。それによって、光サージの発生を防止するもので
ある。
【0010】図8は従来例の光信号受信装置の要部説明
図であり、101は光ファイバ増幅器、102は光スイ
ッチ又は光シャッタ、103は遅延光ファイバ、104
はモニタ部、105は半導体レーザ(LD)、106は
光増幅器制御回路、107は駆動回路、108,110
は光分岐器、109は合波器、111,112は光電変
換器(PD)である。
【0011】光増幅器制御回路106によって半導体レ
ーザ105からの励起光が制御されて、光ファイバ増幅
器101のゲインが制御され、受信した光信号を増幅出
力する構成は、前述の図7に示す構成と同様である。図
8に示す従来例に於いては、受信した光信号を光分岐器
108を介して光電変換器111により電気信号に変換
し、モニタ部104は、光電変換器111の出力信号に
より光サージを検出識別した時に、駆動回路107を制
御し、光スイッチ又は光シャッタ102を介して後段の
受光部等へ光サージが入力しないように、遮断するか又
はバイパスするものである。
【0012】図9は従来例の光信号受信装置の要部説明
図であり、121は光ファイバ増幅器、122は駆動回
路、123,128は光分岐器、124,125は半導
体レーザ(LD)、126は光増幅器制御回路、12
7,131は光電変換器(PD)、129、130は合
波器である。
【0013】光増幅器制御回路126によって半導体レ
ーザ125を制御し、又受信した光信号を光分岐器12
8を介して光ファイバ増幅器121に入力すると共に光
電変換器131に入力し、光増幅器制御回路126によ
って制御される半導体レーザ125からの励起光、即
ち、増幅出力光信号に対応して制御される励起光を、合
波器129を介して光ファイバ増幅器121に入力し、
又駆動回路122によって制御される半導体レーザ12
4からの励起光、即ち、受信光信号に対応して制御され
る励起光を、合波器130を介して光ファイバ増幅器1
21に入力し、半導体レーザ124,125からの励起
光を基に、光ファイバ増幅器121のゲインが制御さ
れ、増幅出力光信号レベルが設定値に維持される。
【0014】図10は光ファイバ増幅器のゲイン特性説
明図であり、エルビウム(Er)ドープの光ファイバ増
幅器の場合の自然放出光ASEのスペクトル分布に相当
し、例えば、中心波長を1550nmとすると、これを
中心としたWの透過波長帯域の光フィルタを用いること
になる。この透過波長帯域Wは狭い程、自然放出光等の
雑音光の影響を除去することができるが、送信側の発光
波長の変動許容幅が狭くなり、発光波長を高精度に制御
する構成が必要となるから、非常に高価なシステムとな
る。そこで、図7に示すように、トラッキング回路87
によって光フィルタの透過波長を制御するチューナブル
光フィルタが設けられている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、希土類
ドープの光ファイバ増幅器に於いては、入力光信号の一
時的な断によって光サージが発生し、この光ファイバ増
幅器の後段の回路や素子に悪影響を及ぼすから、この光
サージの抑圧,除去等の構成が前述のように各種提案さ
れている。
【0016】しかし、図7に示す従来例は、光信号の断
毎に光ファイバ増幅器81の増幅動作が停止し、光信号
が入力されることにより増幅動作が再開されるが、その
場合の増幅動作の立上り時間が急峻ではないから、受信
断が多発する可能性が大きい問題があり、又図示を省略
している前段の中継増幅器等に於いて光サージが発生し
た場合、モニタ部84は光信号断ではないから、光ファ
イバ増幅器81の増幅動作を継続させることになる。即
ち、光サージが入力された場合に、光増幅器制御回路8
6の応答遅れから、そのまま増幅される可能性があり、
従って光サージが光フィルタ82を介して受光部83に
加えられる問題がある。
【0017】又図8に示す従来例に於いては、前段から
の光サージの入力をモニタ部104で検出した時に、光
スイッチ又は光シャッタ102を制御して、後段へ光サ
ージが加えられないようにするものであるが、高速動作
の光スイッチ又は光シャッタ102とその駆動回路10
7とを設けなければならない問題がある。
【0018】又図9に示す従来例に於いては、光サージ
の入力に対して半導体レーザ124から供給する励起光
パワーを低下させることにより、光ファイバ増幅器12
1のゲインを低減できるものであるが、2個の半導体レ
ーザ124,125を設けることによるコストアップ
と、光ファイバ増幅器121のゲインを制御する為のそ
れぞれの関連構成が複雑となる問題がある。本発明は、
比較的簡単な構成で光サージを抑圧することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の光信号受信装置
は、図1を参照して説明すると、(1)受信した光信号
を増幅する光増幅器1と光フィルタ2とを含む光信号受
信装置に於いて、光増幅器1に入力される光信号の断や
サージ等の変動をモニタし、光フィルタの透過波長特性
又は光信号の波長を制御して光サージの出力を抑圧する
モニタ部4を設けたものである。又3は光信号を電気信
号に変換する受光部、5は遅延又は波長変換部である。
【0020】(2)又光フィルタ2は、光信号の波長変
動に追従して透過波長が制御されるチューナブル光フィ
ルタとし、モニタ部4は、光信号の入力断を検出した時
にチューナブル光フィルタの透過波長を光信号の波長帯
域外へ移動し、光信号が入力されてから所定の保護時間
後に、チューナブル光フィルタの透過波長を光信号の波
長変動に追従させる制御を開始する構成を備えることが
できる。
【0021】(3)又光フィルタ2は、光信号の波長変
動に追従して透過波長が制御されるチューナブル光フィ
ルタとし、モニタ部4は、光増幅器1の応答速度より速
い光信号の変動成分を検出した時に、チューナブル光フ
ィルタの透過波長を、光信号の波長帯域外へ移動する制
御を行う構成とすることができる。
【0022】(4)又光フィルタ2は、この光フィルタ
2の出力光信号をモニタして、この光フィルタ2の透過
波長を制御すると共に、光フィルタ2出力光信号レベル
が所定値を超えないように透過波長特性を制御する構成
を備えたチューナブル光フィルタとすることができる。
【0023】(5)又光信号のサージ波形によって光フ
ィルタ2の透過波長帯域外へ光信号の波長を変化させる
自己位相変調機能を有する波長変換素子を、光増幅器1
と光フィルタ2との間に接続することができる。
【0024】(6)又モニタ部4により光信号のサージ
波形を検出した時に、モニタ部4によって光信号の波長
を光フィルタの透過波長帯域外に変換して出力する波長
変換部を、光増幅器1と光フィルタ2との間に接続する
ことができる。
【0025】
【作用】
(1)希土類ドープの光ファイバ増幅器等を含む光増幅
器1に入力される光信号をモニタ部4に於いてモニタ
し、その光信号の入力断,或いはサージを検出した時
に、光フィルタ2の透過波長と光信号の波長とを相違さ
せるように制御し、光サージが光フィルタを透過しない
ようにする。
【0026】(2)又光フィルタ2は、正常時の光信号
の透過出力が最大となるように透過波長特性を制御する
チューナブル光フィルタとする。それによって、送信側
の発光波長の変動等に追従して光信号のみを透過させる
ことができる。又モニタ部4は、光信号の入力断を検出
すると、チューナブル光フィルタを制御して、その透過
波長を光信号の波長帯域外へ移動させる。そして、光信
号が入力されると、モニタ部4は、光増幅器1が定常状
態に戻る時間、即ち、所定の保護時間後に、チューナブ
ル光フィルタのトラッキング制御を開始させる。従っ
て、光信号の瞬断による光サージが光増幅器1で発生し
たとしても、光フィルタ2によって遮断することができ
る。
【0027】(3)又光増幅器1の増幅出力光レベルを
一定化する制御の応答速度より速い光サージ等の変動成
分をモニタ部4に於いて検出すると、チューナブル光フ
ィルタの透過波長を、光信号の波長帯域外へ移動させ
る。それによって、光サージが光増幅器1に入力された
場合に、光増幅器1によってその光サージを増幅して出
力したとしても、光フィルタ2によって遮断することが
できる。
【0028】(4)又光フィルタ2の出力光信号をモニ
タして、出力光信号レベルが所定値を超えるような場合
に、光フィルタ2の透過波長特性を制御する。即ち、チ
ューナブル光フィルタの透過波長特性を制御して、透過
損失が大きくなる波長帯域が光信号の波長となるように
して、光サージを抑圧することができる。
【0029】(5)又光パワーが大きい時に自己位相変
調機能(SPM)によってその波長が変化する酸化物フ
ァイバ等の波長変換素子を、光増幅器1と光フィルタ2
との間に遅延又は波長変換部5として接続し、光増幅器
1から光サージが出力された場合に、その光サージの波
長が波長変換素子によって変換され、光フィルタ2の透
過波長帯域外にずれると、その光サージは遮断されるこ
とになる。
【0030】(6)又光増幅器1と光フィルタ2との間
に、遅延又は波長変換部5として示す波長変換部を接続
する。波長変換部は、例えば、複数電極を備えた双安定
レーザ、波長変換レーザ等を用いることができる。そし
て、モニタ部4によって光サージの入力を検出すると、
光増幅器1の増幅出力光信号の波長を変換するように波
長変換部を制御する。従って、光フィルタ2の透過波長
帯域外となるから、光サージは遮断される。
【0031】
【実施例】図2は本発明の第1の実施例のブロック図で
あり、11は光増幅器、12は光フィルタ、13は受光
部(O/E)、14はモニタ部、15は遅延回路、16
は光増幅器制御回路、17は光フィルタ制御回路、18
は光サージ検出回路、19は光分岐器である。
【0032】この実施例は、光増幅器11によって受信
した光信号を増幅し、遅延回路15を介して光フィルタ
12に入力し、雑音光を除去して受光部13に入力し、
受信した光信号を電気信号に変換して、図示を省略した
後段の信号処理回路等へ転送するものであり、光フィル
タ12は、透過光信号レベルが最大となるように、光フ
ィルタ制御回路17によって透過波長特性が制御される
もので、光フィルタ制御回路17を含めてチューナブル
光フィルタを構成している。
【0033】チューナブル光フィルタは、例えば、音響
光学フィルタ、電気光学フィルタ、ファブリペロフィル
タ、誘電体多層膜フィルタ等の構成を適用できるが、1
〜10μs程度の応答速度を必要とするから音響光学フ
ィルタ或いは電気光学フィルタが好適である(チューナ
ブル光フィルタについて、参考文献(1) CHARLES
A.VRACKETT,“Dense Wavelength Div
ision MultiplexingNetworks :Principles and Ap
plications,”IEEE JOURNALON SEL
ECTED AREAS IN COMMUNICAT
IONS,VOL.8,NO.6,AUGUST 19
90,pp.948〜964、及び、参考文献(2) 株式
会社 新技術コミュニケーションズ発行「O PLUS
E」,No.170,1994年1月号,pp.82
〜88参照)。
【0034】又光増幅器制御回路16は、光増幅器11
の増幅出力光信号のレベルが設定値となるように制御
し、モニタ部14により光信号断を検出すると、光増幅
器11の増幅動作を停止し、光信号が再び入力される
と、光増幅器11の増幅動作を開始させる。又光サージ
検出回路18は、光サージが入力されたことを検出し、
光フィルタ制御回路17は光サージ入力検出により光フ
ィルタ12を制御し、光信号の波長帯域外へ光フィルタ
12の透過波長を変更する。又光増幅器11の増幅出力
光信号を光サージ検出回路18に加える構成とし、増幅
出力光信号に現れる光サージを検出して、前述のように
光フィルタ12の透過波長帯域を制御することもでき
る。
【0035】光フィルタ12の透過波長帯域が制御され
ることにより、光サージが光増幅器11によって増幅さ
れても、光フィルタ12によって阻止される。その場合
に、遅延回路15は、光増幅器11の増幅出力光信号を
遅延させて、その光信号の波長に対して光フィルタ12
の透過波長帯域が外れるように制御した後に、光フィル
タ12に入力させる為のもので、光ファイバによって構
成することができる。
【0036】図3は本発明の第1の実施例の説明図であ
り、21は光ファイバ増幅器、22は光フィルタ、23
は受光部(O/E)、24はモニタ部、25は遅延回
路、26は光増幅器制御回路、27は光フィルタ制御回
路、28,30,31は光分岐器、29は合波器、32
〜34は光電変換器(PD)、35は半導体レーザ(L
D)である。
【0037】この図3の構成と図2の構成について、例
えば、図3の光電変換器32とモニタ部24とは、図2
のモニタ部14と光サージ検出回路18とに対応し、図
3の光ファイバ増幅器21と合波器29と光分岐器30
と光電変換器33と半導体レーザ35と光増幅器制御回
路26とは、図2の光増幅器11と光増幅器制御回路1
6とに対応し、且つ図1の光増幅器1に対応する。又図
3の光フィルタ22と光分岐器31と光電変換器34と
光フィルタ制御回路27とは、図2の光フィルタ12と
光フィルタ制御回路17とに対応し、且つ図1の光フィ
ルタ2に対応する。又図3の遅延回路25は図2の遅延
回路15に対応し、図1の遅延又は波長変換部5に対応
する。
【0038】又光フィルタ22と光分岐器31と光電変
換器34と光フィルタ制御回路27とは、図7に示す従
来例の光フィルタ82と光分岐器91と光電変換器94
とトラッキング回路87とに対応し、チューナブル光フ
ィルタを構成している。この実施例に於いては、この光
フィルタ制御回路27を、モニタ部24からも制御する
構成とするものである。このようなチューナブル光フィ
ルタとしては、ファブリペローフィルタ,音響光学フィ
ルタ,LiNbO3 基板を用いたフィルタ等の各種の構
成を採用することができる。
【0039】又光ファイバ増幅器21と合波器29と光
分岐器30と光電変換器33と半導体レーザ35と光増
幅器制御回路26とは、図7に示す従来例の光ファイバ
増幅器81と合波器89と光分岐器90と光電変換器9
3と半導体レーザ85と光増幅器制御回路86とに対応
し、光ファイバ増幅器の出力光信号レベルが設定値とな
るように、半導体レーザ85からの励起光パワーが制御
される。
【0040】又モニタ部24は、光信号の断及び光サー
ジを検出する構成を有し、光信号断検出時は、光増幅器
制御回路26を制御して半導体レーザ35からの励起光
発生を停止させ、光ファイバ増幅器21の増幅動作を停
止させると共に、光フィルタ制御回路27を制御して、
光フィルタ22の透過波長帯域が光信号の波長から外れ
るように制御する。
【0041】次に、光信号が入力されると、モニタ部2
4は、光増幅器制御回路26を制御して半導体レーザ3
5から励起光を発生させ、光ファイバ増幅器21の増幅
動作を開始させる。又光フィルタ制御回路27に対して
は、光ファイバ増幅器21の動作が定常化するまでの保
護時間後に、通常のトラッキング動作を開始させるよう
に制御する。それによって、光信号の瞬断後に光ファイ
バ増幅器21から光サージが発生したとしても、光フィ
ルタ22によって阻止することができる。
【0042】又前段の光増幅器等からの光サージが入力
された場合、モニタ部24は、この光サージ或いはこの
光サージと同様に光増幅器制御回路26による光ファイ
バ増幅器21の制御の応答時間より速い変動成分を検出
した時に、光フィルタ制御回路27を制御して、光信号
断の場合と同様に、光フィルタ22の透過波長帯域を光
信号の波長から外れるように制御する。遅延回路25
は、光フィルタ22の制御遅れ時間に相当する時間、光
ファイバ増幅器21からの光サージを遅延させるもので
ある。
【0043】この場合、光サージが入力されても、光フ
ァイバ増幅器21の増幅出力光信号レベルが設定値にな
るように光増幅器制御回路26によって制御されるもの
であるが、制御の応答遅れによって光サージの抑圧は充
分に行われないことになる。しかし、前述のように、光
フィルタ22の透過波長帯域が制御されるから、光ファ
イバ増幅器21からの光サージは阻止される。又光サー
ジがなくれば、光フィルタ制御回路27を制御して、光
フィルタ22の透過波長帯域を元に戻して通常のトラッ
キング動作を行わせる。従って、光ファイバ増幅器21
から光サージが出力されたとしても、光フィルタ22に
よって阻止することができるから、後段の光回路等を保
護することができる。
【0044】又光増幅器制御回路36を、光ファイバ増
幅器21の増幅出力光信号を設定値に制御する構成のみ
を有するものとし、光信号の断或いは光サージの入力に
より、光フィルタ22の透過波長帯域の制御のみ行う構
成とすることもできる。その場合、光信号の瞬断によっ
て光ファイバ増幅器21から光サージが発生する可能性
が大きいが、光サージが発生したとしても、光フィルタ
22によって阻止することができる。又光フィルタ22
から光分岐器31を介して、光ファイバ等によって次段
の光信号受信装置へ伝送する構成とすることも可能であ
る。その場合は受光部23を省略することになる。即
ち、長距離光伝送システムの光中継器としての構成とす
ることができる。
【0045】図4は本発明の第2の実施例のブロック図
であり、41は光増幅器、42は光フィルタ、43は受
光部(O/E)、44はモニタ部、45は波長変換素
子、46は光増幅器制御回路、47は光フィルタ制御回
路、48は光分岐器である。
【0046】光増幅器制御回路46によって制御される
光増幅器41や、光フィルタ制御回路47によって制御
される光フィルタ42等は、前述の実施例と同様に構成
することができる。この実施例は、光増幅器41と光フ
ィルタ42との間に波長変換素子45を設けたものであ
る。この波長変換素子45は、光カー効果に起因する自
己位相変調(SPM;Self Phase Modulation )効
果を有するもので、正常時の光増幅器41の増幅出力光
信号が入力されても、その光信号の波長はシフトされな
いが、光パワーの大きい光サージが入力されると、その
立上り部分は短波長側にシフトし、立下り部分は長波長
側にシフトする。従って、光フィルタ42の透過波長帯
域幅と、波長変換素子45の光カー効果の係数とを選定
することにより、光増幅器41から光サージが出力され
ても、波長変換素子45によって波長がシフトされ、光
フィルタ42の透過波長帯域外にシフトされることによ
り、光サージの出力を阻止することができる。
【0047】自己位相変調(SPM)による光角周波数
シフトについて、例えば、参考文献(3) GOVIND
P.AGRAWAL,“NONLINEAR FIBE
ROPTICS,”pp.75〜78に、(4.1.
7)式として、 δω(T)=−∂φNL/∂T =〔−∂|U(0,T)|2 /∂T〕・(Zeff/LNL) …(1) が与えられている。
【0048】又LNLは非直線長、Zeffは有効インピ
ーダンス、Lはデバイス長、γは非線形定数、αは損失
係数、λは光波長、cは光速度、Aefは有効断面積、
2は2次の非線形屈折率とすると、 γ=n2 ω0 /c・Aef=n2 2π/λ・Aef …(2) Zeff=(1/α)〔1−exp(−αL)〕 …(3) LNL=(γP0 -1 …(4) と表すことができる。
【0049】この(2)〜(4)式を(1)式に代入す
ると、 δω(T)= 〔−∂|U(0,T)|2 /∂T〕γP0 〔1−exp(−αL)/α〕 …(5) となり、P0 |U(0,T)|2 =P(T)とすると、 δω(T)=−〔∂P(T)/∂T〕γ〔1−exp(−αL)/α〕 …(6) となる。
【0050】又ω0 /c=2π/λの関係を(6)式に
代入すると、 δω(T)=−(2πc/λ2 )δλ(T) …(7) となる。又光波長変化として表すと、 δλ(T)= (λn2 /c・Aef)〔∂P(T)/∂T〕〔1−exp(−αL)/α〕 …(8) となる。
【0051】具体的な数値について示すと、 λ=1.55μm n2 =3.2×10-20 2 /W c=3×108 m/s Aef=5×10-11 2 ΔP=1W ΔT=100×10-12 s L=104 m α=0.2dB/km=0.046/km=4.6×1
-5/m とした場合、 δλ(T)= 3.3×10-24 ・〔∂P(T)/∂T〕〔1−exp(−αL)/α〕 =2.6×10-20 ・(ΔP/ΔT) =2.6×10-10 =0.26〔nm〕(=32.5GHz) となる。
【0052】この場合、カルコゲナイドガラス(Chalc
ogenide Glass)を用いることにより、非線形定数γが
大きいものを得ることができる(参考文献(4) M.Aso
be,T.Kanamori ,K.Kubodera ,“IEEE P
HOTONICS TECHNOLOGY DETTE
RS,VOL.4,NO.4,APRIL 1992,
pp.362〜365,参照)。例えば、n2 =4.2
×10-18 2 /Wとすると、 δλ(T)=34.1〔nm〕 となる。
【0053】通常の受信部に用いられる光フィルタの帯
域幅は、0.5nm〜3nm程度であることを考慮する
と、34.1nmは充分な光波長のシフトとなる。又半
値幅の倍程度のシフトを期待する場合は、ΔPとしての
必要量は170mW(=22dBm)となる。又ΔPを
同一とすると、長さLを短縮することができる。
【0054】前述のように、パワーの大きい光サージに
ついては、波長変換素子45によって波長シフトが行わ
れ、光フィルタ42の透過波長帯域外にシフトされるこ
とによって、光サージが阻止されることになる。従っ
て、光フィルタ42の透過波長帯域を固定とすることも
可能とである。しかし、一般的には、光フィルタ42の
透過波長帯域を狭く設定して光信号のみ透過させ、且つ
光信号波長の変動に追従して透過波長帯域を光フィルタ
制御回路47によって制御する構成が一般的である。
【0055】又モニタ部44によって光信号断を検出し
た時に、光フィルタ42の透過波長帯域を光信号波長か
ら外れるように制御し、光信号が入力された時に、保護
時間後に光フィルタ42の光信号波長に追従するように
トラッキング制御を開始させることができる。又モニタ
部44は光信号断を検出した時に、光増幅器41の増幅
動作を停止させ、又光信号が入力された時に、光増幅器
41の増幅動作を開始させるように、光増幅器制御回路
46を制御することもできる。
【0056】図5は本発明の第2の実施例の説明図であ
り、51は光ファイバ増幅器、52は光フィルタ、53
は受光部(O/E)、54はモニタ部、55は波長変換
素子、56は光増幅器制御回路、57は光フィルタ制御
回路、58,60,61は光分岐器、59は合波器、6
2〜64は光電変換器(PD)、65は半導体レーザ
(LD)である。
【0057】この図5の構成と図4の構成とを対応させ
ると、図5の光電変換器62とモニタ部54とは、図4
のモニタ部44に対応し、図5の光ファイバ増幅器51
と合波器59と光分岐器60と光電変換器63と半導体
レーザ65と光増幅器制御回路56とは、図4の光増幅
器41と光増幅器制御回路46とに対応し、且つ図1の
光増幅器1に対応する。又図5の光フィルタ52と光分
岐器61と光電変換器64と光フィルタ制御回路57と
は、図4の光フィルタ42と光フィルタ制御回路47と
に対応し、且つ図1の光フィルタ2に対応する。又図5
の波長変換部55は図4の波長変換部45に対応し、且
つ図1の遅延又は波長変換部5に対応する。
【0058】波長変換素子55としては、光カー効果の
大きい物質を選択して構成するもので、例えば、モード
フィールド径の小さい光ファイバや酸化物ファイバ等あ
り、又多重量子井戸(MQW;Multiple Quantum W
ell )構造の半導体増幅器等を用いることができる。又
この波長変換素子55に遅延特性を持たせて、図2又は
図3の遅延回路15,25と兼用することもできる。
【0059】この実施例に於いても、受光部53により
光信号を電気信号に変換して、図示を省略した回路に転
送するものであるが、この受光部53を省略し、光分岐
器61を介して光信号を次段の光信号受信装置へ光ファ
イバを介して送出することも可能である。
【0060】図6は本発明の第3の実施例のブロック図
であり、71は光増幅器、72は光フィルタ、73は受
光部(O/E)、74はモニタ部、75は波長変換部、
76は光増幅器制御回路、77は光フィルタ制御回路、
78は光分岐器、79は光サージ検出回路、80は駆動
回路である。
【0061】光増幅器制御回路76によって制御される
光増幅器71及び光フィルタ制御回路77によって制御
される光フィルタ72は、前述の各実施例と同様な構成
を有するものである。この実施例は、光増幅器71と光
フィルタ72との間に波長変換部75を設けたものであ
る。この波長変換部75は、例えば、複数電極を備えた
双安定レーザ、波長変換レーザ、四光子混合素子等によ
り構成することができる。又駆動回路80は、波長変換
部75の構成に対応した駆動構成を有するものであり、
四光子混合素子を用いた場合は、半導体レーザを含む構
成とし、この半導体レーザからの光を、光増幅器17の
増幅出力光信号と混合することにより、増幅出力光信号
の波長をシフトすることができる。
【0062】正常時は、光増幅器制御回路76によって
光増幅器71の増幅出力光信号レベルが設定値となるよ
うに制御され、波長変換部75は、その増幅出力光信号
をそのまま通過させて光フィルタ72に入力する。光フ
ィルタ72は、光フィルタ制御回路77によって出力光
信号レベルが最大となるように、透過波長帯域が制御さ
れる。
【0063】モニタ部74を介して光サージ検出回路7
9が光サージ入力を検出すると、駆動回路80を制御し
て、波長変換部75を制御し、光増幅器71の増幅出力
光信号の波長をシフトし、光フィルタ72の透過波長帯
域外へシフトする。それによって、光増幅器71から光
サージが出力されても光フィルタ72によって阻止され
る。又その場合に、光フィルタ制御回路77によって光
フィルタ72の透過波長帯域もシフトするように制御す
ることができる。
【0064】又光信号断をモニタ部74が検出した時、
前述の各実施例と同様に、光増幅器制御回路76によっ
て光増幅器71の増幅動作を停止させ、光信号が入力さ
れた時に、光増幅器71の増幅動作を再開させる制御を
行うことができる。又受光部73を省略し、光フィルタ
72からの光信号を次段の光信号受信装置へ光ファイバ
を介して送出することもできる。即ち、長距離光伝送シ
ステムに於ける光中継器にも適用できる。又各実施例に
のみ限定されることなく、本発明は種々付加変更するこ
とが可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、受信し
た光信号を増幅する希土類ドープの光ファイバ増幅器等
からなる光増幅器1と、雑音光を除去する光フィルタ2
と、モニタ部4とを備え、このモニタ部4によって、光
信号断や光サージ入力等の光信号の変動を検出した時
に、光フィルタ2の透過波長特性又は光信号の波長を制
御して、光サージの出力を抑圧するものであり、光増幅
器1から光サージが出力されても、光フィルタ2によっ
て阻止することができる。即ち、簡単な構成によって、
後段の受光部3等を光サージに対して保護することがで
きる。
【0066】又光フィルタ2をチューナブル光フィルタ
とし、モニタ部4によって光信号断を検出した時に、チ
ューナブル光フィルタの透過波長帯域を信号光の波長帯
域外へ移動し、光信号入力時に、保護時間後に、トラッ
キング動作を開始させるように制御することにより、光
信号の瞬断による光サージが光増幅器1から発生して
も、その光サージを光フィルタ2によって阻止すること
ができる。このような制御構成は比較的簡単に実現する
ことができる。
【0067】又光サージ等の急峻な変動の光信号が入力
された時に、光フィルタ2の透過波長をシフトすること
により、前段からの光サージが入力されて、光増幅器1
によって増幅出力された場合も、光フィルタ2によって
阻止することができる。
【0068】又光フィルタ2の透過波長特性を利用し
て、光サージの波長が光フィルタ2の損失の大きい領域
となるように、光フィルタ2の透過波長帯域を制御し、
光サージの尖頭値を抑圧することができる。
【0069】又光パワーが大きい時に波長をシフトさせ
る自己位相変調機能を有する波長変換素子を、光増幅器
1と光フィルタ2との間に設けたことにより、光増幅器
1からの光サージの波長を光フィルタ2の透過波長帯域
外にシフトすることができ、自動的に光サージの出力を
阻止することができる。
【0070】又光サージをモニタ部4によって検出した
時に、光増幅器1と光フィルタ2との間に接続した波長
変換部により光信号の波長を変換し、光フィルタ2の透
過波長帯域外へ光信号の波長をシフトさせることによ
り、光サージを光フィルタ2によって阻止することがで
きる。前述のように、比較的簡単な構成によって、後段
の光回路素子等を光サージから保護することができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例のブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例の説明図である。
【図4】本発明の第2の実施例のブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施例の説明図である。
【図6】本発明の第3の実施例のブロック図である。
【図7】従来例の光信号受信装置の説明図である。
【図8】従来例の光信号受信装置の要部説明図である。
【図9】従来例の光信号受信装置の要部説明図である。
【図10】光ファイバ増幅器のゲイン特性説明図であ
る。
【符号の説明】 1 光増幅器 2 光フィルタ 3 受光部 4 モニタ部 5 遅延又は波長変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/04 10/06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した光信号を増幅する光増幅器と、
    光フィルタとを含む光信号受信装置に於いて、 前記光増幅器に入力される前記光信号の変動をモニタ
    し、前記光フィルタの透過波長特性又は前記光信号の波
    長を制御して光サージの出力を抑圧するモニタ部を設け
    たことを特徴とする光信号受信装置。
  2. 【請求項2】 前記光フィルタは、前記光信号の波長変
    動に追従して透過波長が制御されるチューナブル光フィ
    ルタとし、前記モニタ部は、前記光信号の入力断を検出
    した時に前記チューナブル光フィルタの透過波長を前記
    光信号の波長帯域外へ移動し、前記光信号が入力されて
    から所定の保護時間後に、前記チューナブル光フィルタ
    の透過波長を前記光信号の波長変動に追従させる制御を
    開始する構成を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    光信号受信装置。
  3. 【請求項3】 前記光フィルタは、前記光信号の波長変
    動に追従して透過波長が制御されるチューナブル光フィ
    ルタとし、前記モニタ部は、前記光増幅器の応答速度よ
    り速い前記光信号の変動成分を検出した時に前記チュー
    ナブル光フィルタの透過波長を前記光信号波長帯域外へ
    移動する制御を行う構成を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の光信号受信装置。
  4. 【請求項4】 前記光フィルタは、該光フィルタの出力
    光信号をモニタして該光フィルタの透過波長を制御する
    と共に、前記光フィルタの出力光信号レベルが所定値を
    超えないように透過波長特性を制御する構成を有するチ
    ューナブル光フィルタとしたことを特徴とする請求項1
    記載の光信号受信装置。
  5. 【請求項5】 前記光信号のサージ波形によって前記光
    フィルタの透過波長帯域外へ前記光信号の波長を変化さ
    せる自己位相変調機能を有する波長変換素子を、前記光
    増幅器と前記光フィルタとの間に接続したことを特徴と
    する請求項1記載の光信号受信装置。
  6. 【請求項6】 前記モニタ部により前記光信号のサージ
    波形を検出した時に、該モニタ部によって前記光信号の
    波長を前記光フィルタの透過波長帯域外に変換して出力
    する波長変換部を、前記光増幅器と前記光フィルタとの
    間に接続したことを特徴とする請求項1記載の光信号受
    信装置。
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