WO2022210534A1

WO2022210534A1 - エアクリーナ、鞍乗型車両及び車両セット

Info

Publication number: WO2022210534A1
Application number: PCT/JP2022/015008
Authority: WO
Inventors: 勝己三浦
Original assignee: 本田技研工業株式会社
Priority date: 2021-03-31
Filing date: 2022-03-28
Publication date: 2022-10-06

Abstract

エアクリーナは、クリーナエレメントによってダーティサイドとクリーンサイドとに区画される内部空間を形成するケース部材と、クリーンサイドの空気を供給先に導くコネクティングチューブと、備える。ケース部材の、クリーンサイドを構成する壁部の第１の部分が、壁部の第１の部分と異なる第２の部分に対して着脱可能である。

Description

エアクリーナ、鞍乗型車両及び車両セット

　本発明は、エアクリーナ、鞍乗型車両及び車両セットに関する。

　エンジン駆動の鞍乗型車両には、エンジンに供給される空気を浄化するためのエアクリーナが設けられる（例えば特許文献１）。

特開２０１８－０３１２６４

　エアクリーナは、搭載される車両の吸気系のスペックを満たすように、車種に応じて容量、形状等が設計されることがある。一方で、製造コスト削減等の観点から、車種間での部品の共通化が要請されている。

　本発明は、エアクリーナの部品を車種間で共通化する技術を提供する。

　本発明の第１の態様のエアクリーナは、
　クリーナエレメント（４３）によってダーティサイド（４１１ａ）とクリーンサイド（４１３ａ）とに区画される内部空間を形成するケース部材（４１）と、
　前記クリーンサイド（４１３ａ）の空気を供給先に導くコネクティングチューブ（４２）をさらに備え、
　前記ケース部材（４１）の、前記クリーンサイド（４１３ａ）を構成する壁部の第１の部分（４１３２）が、前記壁部の前記第１の部分（４１３２）と異なる第２の部分（４１３１）に対して着脱可能である、ことを特徴とする。

　また、本発明の第２の態様では、第１の態様において、
　前記コネクティングチューブ（４２）は、前記第１の部分（４１３２）に支持される、ことを特徴とする。

　また、本発明の第３の態様では、第２の態様において、
　前記コネクティングチューブ（４２）は、前記第１の部分（４１３２）と前記第２の部分（４１３１）との接続部分よりも前記第２の部分（４１３１）の側に延出する、ことを特徴とする。

　また、本発明の第４の態様では、第２又は第３の態様において、
　前記コネクティングチューブ（４２）は、前記エアクリーナ（４）が鞍乗型車両に装着された状態における上下方向で、前記クリーンサイド（４１３ａ）の上部に配置されるように前記第１の部分（４１３２）に支持される、ことを特徴とする。

　また、本発明の第５の態様では、第１～４までのいずれかの態様において、
　吸気音を低減するレゾネータ（４５）をさらに備え、
　前記レゾネータ（４５）は、前記第１の部分（４１３２）とともに前記第２の部分（４１３１）に対して着脱可能である、ことを特徴とする。

　また、本発明の第６の態様では、第１～５までのいずれかの態様において、
　前記第１の部分（４１３２）を、前記第１の部分（４１３２）と形状が異なり前記第２の部分（４１３１）に装着可能な部材（４１３２ａ）に交換することにより、前記クリーンサイド（４１３ａ）の容量が変更可能である、ことを特徴とする。

　また、本発明の第７の態様の鞍乗型車両（１）は、第１～６までのいずれかの態様のエアクリーナを備える。

　また、本発明の第８の態様の車両セットは、
　第１の鞍乗型車両及び第２の鞍乗型車両を備え、
　前記第１の鞍乗型車両は、
　　クリーナエレメント（４３）によってダーティサイド（４１１ａ）とクリーンサイド（４１３ａ）とに区画される内部空間を形成するケース部材と、
　　前記クリーンサイド（４１３ａ）の空気を供給先に導くコネクティングチューブ（４２）と、を含み、
　　前記ケース部材（４１）の、前記クリーンサイド（４１３ａ）を構成する壁部の第１の部分（４１３２）が、前記壁部の前記第１の部分（４１３２）と異なる第２の部分（４１３１）に対して着脱可能である、エアクリーナ（４）を有し、
　前記第２の車両は、
　　前記第１の鞍乗型車両が有する前記エアクリーナ（４）の前記第１の部分（４１３２）が、前記第１の部分（４１３２）と形状が異なり前記第２の部分（４１３１）に装着可能な部材（４１３２ａ）に交換されたエアクリーナ（４ａ）を有する、
ことを特徴とする。

　本発明によれば、エアクリーナの部品を車種間で共通化することができる。

　詳細には、第１の態様によれば、クリーンサイド（４１３ａ）を構成する壁部の第１の部分（４１３２）が着脱可能であるため、第１の部分を取り外して形状の異なるものに変更することにより、クリーンサイド（４１３ａ）の容量を変更することができる。よって、第２の部分（４１３１）を車種間で共通化しつつ、第１の部分（４１３２）の形状変更により車種に応じたクリーンサイド（４１３ａ）の容量を設定することができる。

　また、第２の態様によれば、コネクティングチューブ（４２）が第１の部分（４１３２）に支持されるので、コネクティングチューブ（４２）及び第１の部分（４１３２）を一緒に第２の部分（４１３１）に対して着脱することができる。よって、より一層吸気系のスペックの調整を容易に行うことができる。

　また、第３の態様によれば、コネクティングチューブ（４２）がよりクリーンサイド（４１３ａ）の内部まで延出する。よって、第２の部分（４１３１）、すなわち車種間の共通部分をより大きくすることができるので、製造コスト等をより低減することができる。

　また、第４の態様によれば、コネクティングチューブ（４２）がクリーンサイド（４１３ａ）の上部に配置されるので、インジェクタで噴射された燃料の逆流を抑制することができる。

　また、第５の態様によれば、レゾネータ（４５）が第１の部分（４１３２）とともに第２の部分（４１３１）に対して着脱可能なので、車種に応じた吸気音の対策を容易に行うことができる。

　また、第６の態様によれば、車種に応じたクリーンサイド（４１３ａ）の容量を設定することができる。

　また、第７の態様によれば、上記エアクリーナを備える鞍乗型車両が提供される。

　また、第８の態様によれば、前記第２の部分（４１３１）を共通としつつ、車両に応じた部材（４１３２、４１３２ａ）が設けられたエアクリーナ（４、４ａ）を有する鞍乗型車両のセットが提供される。

　添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施の形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
一実施形態に係る鞍乗型車両の右側面図。エアクリーナの概略を示す斜視図。エアクリーナの内部構成を模式的に示す図２のＡ－Ａ線断面図。クリーン側部材の構成を模式的に示す平面図。エアクリーナの概略を示す斜視図であって、着脱部を交換した状態を示す図。

　以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。

　また、各図において、Ｘ方向は鞍乗型車両１の前後方向、Ｙ方向は鞍乗型車両１の車幅方向、Ｚ方向は上下方向を示す。また、本明細書において、前／後、左／右（側方）、上／下等の表現は、車体を基準とした相対的な位置関係を示し、例えば、前、前方等の表現は＋Ｘ方向に対応し、後、後方等の表現は－Ｘ方向に対応する。また例えば、左、左側等の表現は＋Ｙ方向に対応し、右、右側等の表現は－Ｙ方向に対応する。同様に、車体内側／車体外側（車内外）等の表現についても車体を基準とする相対的な位置関係を示す。

＜鞍乗型車両１の概略＞
　図１は本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両１（以下、車両１と表記することがある）の右側面図である。

　車両１は車体フレームとして、車両前部に設けられるヘッドパイプ１１、ヘッドパイプ１１から後方に延びるメインフレーム１２、メインフレーム１２の後端部から後方に延びるシートレール１３およびメインフレーム１２の後端部から下方に延びるピボットフレーム１４を含む。

　ヘッドパイプ１１にはステアリングステム６３が回動可能に取り付けられ、ステアリングステム６３の上下端にはトップブリッジ６４およびダウンブリッジ６５がそれぞれ取り付けられている。トップブリッジ６４およびダウンブリッジ６５に左右一対のフロントフォーク６６が支持されており、左右一対のフロントフォーク６６の下端には前輪ＦＷが回転自在に支持されている。また、トップブリッジ６４には前輪ＦＷを操舵するハンドルバー６７が取り付けられている。

　メインフレーム１２は、ヘッドパイプ１１から後方に延びて設けられる。メインフレーム１２の下方にはパワーユニット２が配置され、パワーユニット２はメインフレーム１２から下方に延設されたブラケットにより支持されている。また、メインフレーム１２は左右に分かれた部分を含む。

　ピボットフレーム１４は、メインフレーム１２の後端部１２１から下方に延びて設けられる。ピボットフレーム１４は、左右一対に設けられており、メインフレーム１２の左右に分かれた部分からそれぞれ延設されてパワーユニット２を挟持している。また、ピボットフレーム１４にはリアスイングアーム６８が揺動可能に支持されている。リアスイングアーム６８の後端部には後輪ＲＷが回転自在に支持され、パワーユニット２のドライブスプロケット（不図示）と後輪ＲＷの従動スプロケット（不図示）とに巻きかけられるチェーン（不図示）によって後輪ＲＷが回転駆動される。

　シートレール１３は左右一対に設けられ、メインフレーム１２の左右に分かれた部分から後方に延設されている。本実施形態の場合、シートレール１３は、メインフレーム１２の後端部１２１から後方に延設されている。また、シートレール１３は運転者および同乗者が着座するシート５を支持している。また、シートレール１３の後方は後輪ＲＷの泥や雨水等の跳ね上げを防止するリアフェンダ６０を支持している。

　左右一対のシートレール１３には、それらを接続するように車幅方向に延びるクロスフレーム１６が延設されている。クロスフレーム１６は、車体フレームの剛性を向上させるとともに、リアサスペンション１７の上部を支持している。また、リアサスペンション１７の下部は、リアスイングアーム６８に支持されている。

　パワーユニット２は、エンジン２１とエンジン２１の回転駆動力を減速する変速機２２とを含む。

　また、車両１は、エンジン２１に供給される空気を浄化するためのエアクリーナ４を含む。エアクリーナ４は、車両側面視でシートレール１３と重なって配置されている。エアクリーナ４は浄化された空気のエンジン２１への流路を形成するコネクティングチューブ４２を含む。コネクティングチューブ４２の下流にはエンジン２１の吸気量を制御するスロットルボディ４８が設けられている。エアクリーナ４で浄化された空気は、コネクティングチューブ４２を通過してスロットルボディ４８で吸気量が制御され、その下流でインジェクタ（不図示）により燃料が混合された後にエンジンの燃焼室へと供給される。

＜エアクリーナ４＞
　図２は、エアクリーナ４の概略を示す斜視図である。また、図３は、エアクリーナ４の内部構成を模式的に示す図２のＡ－Ａ線断面図である。図４は、クリーン側部材４１３の構成を模式的に示す平面図である。なお、各図では見易さを考慮して構成要素を適宜省略して示している。エアクリーナ４は、ケース部材４１と、コネクティングチューブ４２と、クリーナエレメント４３と、インレットダクト４４と、レゾネータ４５と、を含む。

　ケース部材４１は、内部空間４１ａを形成する部材である。本実施形態では、ケース部材４１は、ダーティ側部材４１１と、エレメント保持部材４１２と、クリーン側部材４１３とを含む。本実施形態では、ダーティ側部材４１１及びエレメント保持部材４１２が締結部材４６ａにより締結され、エレメント保持部材４１２及びクリーン側部材４１３が締結部材４６ｂにより締結されることで、これらの内部に内部空間４１ａが形成される。なお、本実施形態では、ケース部材４１は３分割されるが、ケース部材４１が２分割される構成等、ケース部材４１の態様は適宜変更可能である。

　本実施形態では、ケース部材４１は、クリーナエレメント４３を収容している。クリーナエレメント４３によって、内部空間４１ａは、未浄化の空気が導入されるダーティサイド４１１ａと、クリーナエレメント４３を通過して浄化された空気が導入されるクリーンサイド４１３ａとに区画される。

　より具体的には、クリーナエレメント４３は、エレメント保持部材４１２によって交換可能に保持される。本実施形態では、作業者は、エレメント保持部材４１２からダーティ側部材４１１を取り外すことにより、クリーナエレメント４３の交換を行うことができる。また、本実施形態では、エレメント保持部材４１２は、その一部分がダーティサイド４１１ａを構成する（画定する）壁部であるとともに、他の一部分がクリーンサイド４１３ａを構成する（画定する）壁部でもある。

　ダーティ側部材４１１には、外部の空気をダーティサイド４１１ａに導入するためのインレットダクト４４が接続されている。また、クリーン側部材４１３には、前述したように、クリーナエレメント４３によって浄化された空気を供給先であるエンジン２１に導くコネクティングチューブ４２が接続されている。

　クリーン側部材４１３は、クリーンサイド４１３ａを構成する（画定する）壁部である。本実施形態では、クリーン側部材４１３は、本体部４１３１及び着脱部４１３２を含む。そして、着脱部４１３２は、本体部４１３１に対して着脱可能に構成される。詳細には、着脱部４１３２は、ネジ等の締結部材４７により本体部４１３１に対して締結されている。これにより、クリーンサイド４１３ａの容量を左右する部材を着脱することができる。

　また、本実施形態では、着脱部４１３２を、着脱部４１３２と形状が異なり本体部４１３１に装着可能な部材に交換することにより、クリーンサイド４１３ａの容量が変更可能に構成されている。したがって、車種に応じたクリーンサイド４１３ａの容量を設定することができる。

　具体的に説明する。図５は、エアクリーナ４の概略を示す斜視図であって、着脱部４１３２を交換した状態を示す図である。図５では、着脱部４１３２と形状の異なる着脱部４１３２ａが本体部４１３１に装着された状態が示されている。着脱部４１３２ａは、本体部４１３１との接続部分については着脱部４１３２と同様の構造（形状）を有するとともに、上記接続部分以外については本体部４１３１と異なる構造（形状）を有している。すなわち、着脱部４１３２ａは、着脱部４１３２と互換性のある交換部品であるともいえる。そして、着脱部４１３２及び着脱部４１３２ａは、クリーンサイド４１３ａを構成する壁部の一部である。したがって、着脱部４１３２を形状の異なる着脱部４１３２ａに交換することにより、クリーンサイド４１３ａの容量が変更可能である。

　ここで、車両１の設計、製造においては、吸気系のスペックを満たすために車種ごとにエアクリーナ４の容量が設定される一方で、コスト削減等の観点からエアクリーナ４の構成部品の共通化の要請がある。本実施形態では、本体部４１３１を車種間で共通化しつつ、着脱部４１３２の形状変更により車種に応じた吸気系のスペックを満たすことができる。また、本実施形態では、吸気系のスペックへの影響度の大きいクリーンサイド４１３ａの容量を変更可能なので、より効果的に吸気系のスペックを設定することができる。

　なお、本実施形態では、２種類の着脱部４１３２、４１３２ａが示されているが、着脱部の形状又は種類（数）は限定されず、適宜設定可能である。

　図２～４に戻る。本実施形態では、コネクティングチューブ４２は、着脱部４１３２に支持される。したがって、着脱部４１３２を本体部４１３１から取り外すことにより、コネクティングチューブ４２を本体部４１３１から取り外すことができる。すなわち、着脱部４１３２及びコネクティングチューブ４２は、本体部４１３１に対して一体的に着脱可能である。

　また、本実施形態では、図４に示すように、コネクティングチューブ４２は、着脱部４１３２と本体部４１３１との接続部分である接続面４１３ｂよりも本体部４１３１の側に延出している。よって、本体部４１３１、すなわち車種間の共通部品をより大きくすることができるので、製造コスト等をより低減することができる。

　また、本実施形態では、コネクティングチューブ４２は、エアクリーナ４が車両１に装着された状態における上下方向で、クリーンサイド４１３ａの上部に配置されるように着脱部４１３２に支持される。具体的には、コネクティングチューブ４２は、クリーンサイド４１３ａの上端Ｌ１と下端Ｌ２との中間位置Ｌ３よりも上側に位置するように設けられている。これにより、コネクティングチューブ４２が上方に配置されることになるため、インジェクタで噴射された燃料の逆流を抑制することができる。なお、コネクティングチューブ４２は、その少なくとも一部が中間位置Ｌ３よりも上側に位置するように設けられてもよいし、その全体が中間位置Ｌ３よりも上側に位置するように設けられてもよい。また、コネクティングチューブ４２は、クリーンサイド４１３ａの容積で上側半分の領域に位置するように設けられてもよい。

　また、本実施形態では、吸気音を低減するレゾネータ４５がコネクティングチューブ４２に取り付けられている。これにより、レゾネータ４５は、着脱部４１３２とともに本体部４１３１に対して着脱可能となっている。したがって、車種に応じた吸気音の対策を容易に行うことができる。

　また、本実施形態では、前述した構成により、着脱部４１３２、コネクティングチューブ４２及びレゾネータ４５が一体的に本体部４１３１に対して着脱可能となる。前述したように着脱部４１３２及びレゾネータ４５の構造は、クリーンサイド４１３ａの容量及び静音性にそれぞれ影響する。また、コネクティングチューブ４２の断面積や長さは、供給先への空気の供給量等に影響する。このように、吸気系のスペックに影響する部品群が共通部品としての本体部４１３１に対して一体的に着脱可能なため、共通部品と車種に依存する部品との組付けを容易に行うことができる。

＜他の実施形態＞
　上記実施形態に係るエアクリーナ４を搭載した鞍乗型車両のセットであって、着脱部４１３２の形状が互いに異なる鞍乗型車両のセットが提供されてもよい。例えば、セットのうち一方の鞍乗型車両には着脱部４１３２が本体部４１３１に取り付けられたエアクリーナ４が搭載され、他方の鞍乗型車両には着脱部４１３２ａが本体部４１３１に取り付けられたエアクリーナ４ａが搭載されてもよい。この場合、車両セットを提供する事業者は、ダーティ側部材４１１及び本体部４１３１については、各車両で共通のものを使用することができる。すなわち、エアクリーナ４の部品の一部を共通化することができるので、製造コストを低減することができる。

　発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。

　本願は、２０２１年３月３１日提出の日本国特許出願特願２０２１－０６１５９４を基礎として優先権を主張するものであり、その記載内容の全てを、ここに援用する。

Claims

　クリーナエレメント（４３）によってダーティサイド（４１１ａ）とクリーンサイド（４１３ａ）とに区画される内部空間を形成するケース部材（４１）と、
　前記クリーンサイド（４１３ａ）の空気を供給先に導くコネクティングチューブ（４２）をさらに備え、
　前記ケース部材（４１）の、前記クリーンサイド（４１３ａ）を構成する壁部の第１の部分（４１３２）が、前記壁部の前記第１の部分（４１３２）と異なる第２の部分（４１３１）に対して着脱可能である、
ことを特徴とするエアクリーナ。
　請求項１に記載のエアクリーナ（４）であって、
　前記コネクティングチューブ（４２）は、前記第１の部分（４１３２）に支持される、
ことを特徴とするエアクリーナ。
　請求項２に記載のエアクリーナ（４）であって、
　前記コネクティングチューブ（４２）は、前記第１の部分（４１３２）と前記第２の部分（４１３１）との接続部分よりも前記第２の部分（４１３１）の側に延出する、
ことを特徴とするエアクリーナ。
　請求項２から３までのいずれか１項に記載のエアクリーナ（４）であって、
　前記コネクティングチューブ（４２）は、前記エアクリーナ（４）が鞍乗型車両に装着された状態における上下方向で、前記クリーンサイド（４１３ａ）の上部に配置されるように前記第１の部分（４１３２）に支持される、
ことを特徴とするエアクリーナ。
　請求項１から４までのいずれか１項に記載のエアクリーナ（４）であって、
　吸気音を低減するレゾネータ（４５）をさらに備え、
　前記レゾネータ（４５）は、前記第１の部分（４１３２）とともに前記第２の部分（４１３１）に対して着脱可能である、
ことを特徴とするエアクリーナ。
　請求項１から５までのいずれか１項に記載のエアクリーナ（４）であって、
　前記第１の部分（４１３２）を、前記第１の部分（４１３２）と形状が異なり前記第２の部分（４１３１）に装着可能な部材（４１３２ａ）に交換することにより、前記クリーンサイド（４１３ａ）の容量が変更可能である、
ことを特徴とするエアクリーナ。
　請求項１から６までのいずれか１項に記載のエアクリーナ（４）を備える鞍乗型車両。
　第１の鞍乗型車両及び第２の鞍乗型車両を備える車両セットであって、
　前記第１の鞍乗型車両は、
　　クリーナエレメント（４３）によってダーティサイド（４１１ａ）とクリーンサイド（４１３ａ）とに区画される内部空間を形成するケース部材と、
　　前記クリーンサイド（４１３ａ）の空気を供給先に導くコネクティングチューブ（４２）と、を含み、
　　前記ケース部材（４１）の、前記クリーンサイド（４１３ａ）を構成する壁部の第１の部分（４１３２）が、前記壁部の前記第１の部分（４１３２）と異なる第２の部分（４１３１）に対して着脱可能である、エアクリーナ（４）を有し、
　前記第２の鞍乗型車両は、
　　前記第１の鞍乗型車両が有する前記エアクリーナ（４）の前記第１の部分（４１３２）が、前記第１の部分（４１３２）と形状が異なり前記第２の部分（４１３１）に装着可能な部材（４１３２ａ）に交換されたエアクリーナ（４ａ）を有する、
ことを特徴とする車両セット。