JP7042355B2 - 吸気構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両の吸気構造に関する。
鞍乗型車両の吸気構造として、導入した未浄化の空気がクリーナエレメントを通過することにより浄化されるエアクリーナを有するものが知られている。特許文献1には、エアクリーナが、クリーナエレメントを支持するエレメント支持板と、エレメント支持板に接続し、浄化後の空気が導入されるケース本体とを有する構成が開示されている。
特開2014-15842号公報
エアクリーナのメンテナンスにおいて、クリーナエレメントをエレメント支持板から取り外す場合がある。その際にケースのみを取り外し、支持板を保持した状態でメンテナンスすると作業性が向上する。
本発明の目的は、エアクリーナのメンテナンス性がより向上する鞍乗型車両の吸気構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、エンジン(21)と、該エンジン(21)の燃焼室(212)に空気を供給する吸気装置(40)と、を備える鞍乗型車両(1)の吸気構造であって、
前記吸気装置(40)は空気を浄化するエアクリーナ(41)を備え、
該エアクリーナ(41)は、
空気が導入される未浄化室(421)を画定するクリーナケース(42)と、
クリーナエレメント(45)によって区画された下流側のクリーナ本体(44)と、
前記クリーナケース(42)と前記クリーナ本体(44)との間に配置され、前記クリーナエレメント(45)を支持するエレメントホルダ(43)と、
を有する鞍乗型車両において、
前記クリーナ本体(44)は係止部(443)を有し、
前記エレメントホルダ(43)は、前記係止部(443)に向けて突出し、前記係止部(443)に係止される突出部(434)を有し、
前記係止部(443)は、
前記クリーナ本体(44)から、前記エレメントホルダ(43)と前記クリーナ本体(44)との接続面(47)を含む仮想面(V)よりも前記エレメントホルダ(43)側かつ外方に延長される複数の延長部(445,446)と、
該複数の延長部(445,446)の端部間を接続する橋渡し部(447)と、を含み、
該突出部(434)は、前記クリーナ本体(44)と、前記複数の延長部(445,446)と、前記橋渡し部(447)とにより囲まれる開口(448)内で前記係止部(443)に係止され、
前記吸気装置(40)は、前記クリーナケース(42)に接続し、前記未浄化室(421)に空気を導入するインレットダクト(48)を備え、
前記係止部(443)及び前記突出部(443)は、前記インレットダクト(48)の下側で、車両平面視で前記インレットダクト(48)と重なるように設けられる、
ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記橋渡し部(447)は、前記クリーナ本体(44)側から、前記エレメントホルダ(43)側かつ内方に向かって傾斜した傾斜部(449)を有することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1また2の構成に加えて、前記エレメントホルダ(43)は、前記突出部(434)よりも前記クリーナ本体(44)側に配置された第一の位置決め部(435)を有し、
前記クリーナ本体(44)は、前記第一の位置決め部と係合する第二の位置決め部(450)を有し、
前記第一の位置決め部と前記第二の位置決め部の一方が凸部(435a)であり、他方が該凸部を受け入れる凹部(450a)である、
ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の構成に加えて、前記接続面は、前記クリーナ本体(44)および前記エレメントホルダ(43)の間に形成される無端状のシール面(47a)であり、
前記突出部(434)は、前記シール面(47a)に沿って複数設けられる、
ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の発明の構成に加えて、前記鞍乗型車両(1)は、
ヘッドパイプ(11)と、
該ヘッドパイプ(11)から後方に延びるメインフレーム(12)と、
該メインフレーム(12)の後端部から後方かつ上方に延びるシートレール(13)と、を備え、
車両側面視で、前記シール面(47a)は前記シートレール(13)よりも上方に配置される、
ことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の構成に加えて、前記鞍乗型車両(1)は、リアサスペンション(17)の上部が支持されるクロスフレーム(16)を備え、
前記インレットダクト(48)の先端部(48a)が前記クロスフレーム(16)の上方に位置し、
前記橋渡し部(447)は、前記クロスフレーム(16)と前記インレットダクト(48)との間を車幅方向に延びる、
ことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項4に記載の構成に加えて、複数の前記突出部(434)が、1つの前記係止部(443)に係止されることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の構成に加えて、
前記鞍乗型車両(1)は、リアサスペンション(17)の上部が支持されるクロスフレーム(16)を備え、
前記インレットダクト(48)の先端部(48a)と、前記係止部(443)と、前記クロスフレーム(16)と、前記リアサスペンション(17)の上部とが、上下方向に重なる、
ことを特徴とする。

請求項1の発明によれば、前記クリーナ本体に対する前記エレメントホルダの位置が規制されるので、前記フィルタエレメントを取り外す際に前記エレメントホルダが前記クリーナ本体に装着された状態で保持される。したがって、前記エアクリーナのメンテナンス性をより向上することができる。
請求項2の発明によれば、前記突出部を前記エレメントホルダ側から斜めに挿入することができるため、前記エレメントホルダを前記クリーナ本体に取り付けやすくなる。したがって、前記エレメントホルダの組付性をより向上することができる。
請求項3の発明によれば、前記クリーナ本体に対する前記エレメントホルダの前記仮想面方向の位置を規制することができる。
請求項4の発明によれば、前記突出部の軽量化を図ることができる。また、1つの前記突出部に対して1つの前記開口を設ける場合と比べて、これらの部品の許容誤差が大きくなるので、成形品の製造をより容易に行うことができる。
請求項5の発明によれば、他の部分と比べて外方に突出する前記シール面が前記シートレールの上方のスペースに配置されるので、前記シートレールの間のスペースを前記クリーナ本体の前記浄化室のスペースとしてより大きく確保することができる。よって、前記エアクリーナの容量をより大きく確保することができる。
請求項6の発明によれば、前記インレットダクトと前記クロスフレームとの間のスペースに前記橋渡し部が配置されるので、上下方向にコンパクトに配置することができる。また、前記クリーナ本体の前記クロスフレーム側の側壁をより前記クロスフレーム側に配置できるので、前記エアクリーナの容量をより大きく確保することができる。
請求項7の発明によれば、前記突出部を前記橋渡し部が延設している長さと同じ長さにわたって設ける必要がなく、前記突出部の軽量化を図ることができる。また、1つの前記突出部に対して1つの前記開口を設ける場合と比べて、これらの部品の許容誤差が大きくなるので、成形品の製造をより容易に行うことができる。
請求項8の発明によれば、車両の前後方向にコンパクトにこれらを配置することができる。
一実施形態に係る吸気構造が適用された鞍乗型車両の右側面図。 鞍乗型車両の拡大右側面図であって一部構成を省略した概略図。 鞍乗型車両の拡大平面図であって一部構成を省略した概略図。 エアクリーナの斜視図。 エアクリーナの正面図。 エアクリーナの側面図。 エアクリーナの平面図。 エレメントホルダの平面図。 エレメントホルダの底面図。 エレメントホルダの側面図。 クリーナ本体の平面図。 クリーナ本体の平面図であって接続面の形状を示す図。 図3のIII-III線断面。 鞍乗型車両を背面からみた概略図であって車体フレームと吸気構造4の位置関係を示す図。
図面を参照して本発明の実施形態に係る鞍乗型車両について説明する。以下の説明において、以下の説明において、前後、左右、上下は、それぞれ運転者から見た方向に従い、各図において車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。また、左右一対で設けられるものにおいて、左右のいずれかで説明したものは他方については不図示もしくは説明を省略する場合がある。
<鞍乗型車両の概略構成>
図1は本発明の一実施形態に係る吸気構造4が適用された鞍乗型車両1の右側面である。以下、鞍乗型車両1のことを車両1と呼ぶ場合がある。
車両1は車体フレームとして、車両前部に設けられるヘッドパイプ11、ヘッドパイプ11から後方に延びるメインフレーム12、メインフレーム12の後端部から後方に延びるシートレール13およびメインフレーム12の後端部から下方に延びるピボットフレーム14を含む。
ヘッドパイプ11にはステアリングステム63が回動可能に取り付けられ、ステアリングステム63の上下端にはトップブリッジ64およびダウンブリッジ65がそれぞれ取り付けられている。トップブリッジ64およびダウンブリッジ65に左右一対のフロントフォーク66が支持されており、左右一対のフロントフォーク66の下端には前輪FWが回転自在に支持されている。また、トップブリッジ64には前輪FWを操舵するハンドルバー67取り付けられている。
メインフレーム12は、ヘッドパイプ11から後方に延びて設けられる。メインフレーム12の下方にはパワーユニット2が配置され、パワーユニット2はメインフレーム12から下方に延設されたブラケットにより支持されている。また、メインフレーム12は左右に分かれた部分を含む。
ピボットフレーム14は、メインフレーム12の後端部121から下方に延びて設けられる。ピボットフレーム14は、左右一対に設けられており、メインフレーム12の左右に分かれた部分からそれぞれ延設されてパワーユニット2を挟持している。また、ピボットフレーム14にはリアスイングアーム68が揺動可能に支持されている。リアスイングアーム68の後端部には後輪RWが回転自在に支持され、パワーユニット2のドライブスプロケット(不図示)と後輪RWの従動スプロケット(不図示)とに巻きかけられるチェーン(不図示)によって後輪RWが回転駆動される。
シートレール13は左右一対に設けられ、メインフレーム12の左右に分かれた部分から後方に延設されている。本実施形態の場合、シートレール13は、メインフレーム12の後端部121から後方に延設されている。また、シートレール13は運転者および同乗者が着座するシート5を支持している。また、シートレール13の後方には後輪RWの泥や雨水等の跳ね上げを防止するリアフェンダ60が支持されている。
左右一対のシートレール13には、それらを接続するように車幅方向に延びるクロスフレーム16が延設されている。クロスフレーム16は、車体フレームの剛性を向上させるとともに、リアサスペンション17の上部を支持している。また、リアサスペンション17の下部は、リアスイングアーム68に支持されている。
パワーユニット2はエンジン21と変速機22とを含む。エンジン21にはエンジン21の排気ガスが排気される排気管31が接続されている。エンジン21から延びる排気管31は消音器32と接続し、エンジン21の排気ガスを消音器32へと導く。本実施形態の場合、排気管31は、エンジン21から前方に延びた後に下方に延び、その後パワーユニット2の下方を通って後方に延びて消音器32へと接続する。
図2は、鞍乗型車両1の拡大右側面図であって、カバー部材等の一部構成を省略した概略図である。エンジン21にはその内部に設けられた燃焼室212に供給する空気を浄化するためのエアクリーナ41が、車両側面視でシートレール13と重なって配置されている。エアクリーナ41にはコネクティングチューブ46aが接続されており、コネクティングチューブ46aの下流には吸気量を制御するスロットルボディ46bが設けられている。エアクリーナ41で浄化された空気は、コネクティングチューブ46aを通過してスロットルボディ46bで吸気量が制御され、その下流でインジェクタ(不図示)により燃料が混合された後にエンジンの燃焼室へと供給される。なお、エアクリーナ41の詳細については後述する。
<吸気構造の構成>
一実施形態に係る吸気構造4について説明する。図2に併せて図3ないし図5Cを参照する。図3は鞍乗型車両1の拡大平面図であって一部構成を省略した概略図である。また、図4はエアクリーナ41の斜視図である。さらに、図5Aはエアクリーナ41の正面図、図5Bはエアクリーナ41の側面図、図5Cはエアクリーナ41の平面図である。吸気構造4は、エンジン21の燃焼室に空気を供給する吸気装置40を備え、吸気装置40はエアクリーナ41を備えている。
エアクリーナ41は、エンジン21に供給する空気を浄化するためのものであり、本実施形態の場合、エアクリーナ41は、シートレール13の間に配置されている。また、本実施形形態の場合エアクリーナ41は車両前後方向でクロスフレーム16の前側に配置されている。つまり、エアクリーナ41は、車両平面視で、左右一対のシートレール13と、クロスフレーム16とで囲まれた領域に少なくとも一部が配置されている。エアクリーナ41は、車両前後方向でその前側に設けられる支持部411およびその後ろ側に設けられる支持部412,413の3点において、シートレール13およびシートレールから延設されるブラケット等の支持部材に支持されている。また、エアクリーナ41は、クリーナケース42と、エレメントホルダ43と、クリーナ本体44とを有している。
クリーナケース42は、未浄化の空気が導入される未浄化室421を画定する部材であり、その下方に開口したケース開口部423を有している。クリーナケース42には、その内部に大気を導入するインレットダクト48が接続されている。本実施形態の場合、クリーナケース42はインレットダクト48が貫通可能な挿入孔422を有しており、インレットダクト48は挿入孔422を貫通して接続している。また、インレットダクト48はクリーナケース42から後方へ延びるように設けられている。クリーナケース42は、例えば樹脂製の成形品である。
本実施形態の場合、インレットダクト48はその先端部48aが二重の管状形状を有しており、他の部分よりも外径が大きくなるよう構成されている。言い換えれば、インレットダクト48の先端部48aは襟巻状の形状を有している。襟巻状にすることで空気吸入時の負圧を低減することができる。これにより、ドライバビリティ(運転性)をより向上することができる。
図6Aは、エレメントホルダ43の平面図、図6Bはエレメントホルダ43の底面図、図6Cはエレメントホルダ43の側面図である。エレメントホルダ43は、クリーナエレメント45(図8参照)を支持する部材であり、その内部においてクリーナエレメント45の周囲を囲むように支持している。エレメントホルダ43は、クリーナエレメント45の周囲を囲む部分の上方に開口した上方開口部431およびその下方に開口した下方開口部432を有している。エレメントホルダ43とクリーナケース42とは、これらの内部空間が接続するように設けられており、クリーナケース42の内部に導入された未浄化の空気はクリーナエレメント45を通過することで浄化される。エレメントホルダ43は、例えば樹脂製の成形品である。
図3,4および図7Aを参照する。図7Aはクリーナ本体44の平面図である。クリーナ本体44は、クリーナエレメント45を通過した浄化済の空気が導入される浄化室441を画定する部材である。クリーナ本体44は、その上方に開口した本体開口部442を有している。クリーナ本体44とエレメントホルダ43とは、これらの内部空間が接続するように設けられており、クリーナケース42に導入された未浄化の空気がエレメントホルダ43に支持されたクリーナエレメント45を通過してクリーナ本体44へと導入される。クリーナ本体44は、例えば樹脂製の成形品である。また、クリーナ本体44にはコネクティングチューブ46aが接続されている。また、コネクティングチューブ46aには吸気音を低減するためのレゾネータ46cが配置される。

エアクリーナ41、クリーナケース42およびクリーナ本体44の接続関係について説明する。エアクリーナ41は、クリーナケース42のケース開口部423と、エレメントホルダ43の上方開口部431とが接続し、エレメントホルダ43の下方開口部432とクリーナ本体44の本体開口部442とが接続して全体で1つの内部空間を画定している。また、その1つの内部空間がクリーナエレメント45によって未浄化室421と浄化室441に区画されている。
図7Bはクリーナ本体44の平面図であって接続面47の形状を示す図である。エレメントホルダ43の下方開口部432とクリーナ本体44の本体開口部442の接続部分には接続面47が形成されている。接続面47は図7Bの実線で表された形状を有しており、接続面47において、クリーナ本体44とエレメントホルダ43とが接続している。本実施形態の場合、接続面47は、下方開口部432と本体開口部442の形状に沿った無端の面である。また、図5Bで示すように、本実施形態の場合、接続面47は、車両側面視で後方かつ上方に傾斜している。また、仮想面Vは、接続面47を含む面であり、本実施形態の場合、接続面47と同様に車両側面視で後方かつ上方に傾斜している。
図5Aないし図5Cを再び参照する。クリーナケース42、エレメントホルダ43およびクリーナ本体44は、上述のように開口部同士で接続するほか、締結部材により互いに締結されている。本実施形態の場合、締結部材はねじである。クリーナケース42は、締結部材51aおよび51bによりエレメントホルダ43とともにクリーナ本体44と締結され、締結部材51cおよび51dによりエレメントホルダ43と締結される。また、エレメントホルダ43はさらに、締結部材52aおよび52bによりクリーナ本体44と締結されている。例えば、エレメントホルダ43は、締結部材51cおよび51dに螺合するねじ受け部を、クリーナ本体44は締結部材51aおよび51bならびに52aおよび52bに螺合するねじ受け部をそれぞれ有している。
<エレメントホルダの係止構造>
エアクリーナ41のメンテナンスにおいて、エレメントホルダ43からクリーナエレメントを取り外す場合には、クリーナケース42が取り外されるため、エレメントホルダ43とクリーナ本体44とは、締結部材52aおよび52bにより互いに締結された状態となる。このような状態でクリーナエレメント45を取り外すと、例えば、エレメントホルダ43の、締結部材により締結されていない車両後方側の部分がクリーナエレメント45とともにクリーナ本体44から外れてしまう場合がある。このようにエレメントホルダ43がクリーナ本体44から外れてしまうと、作業効率が低がり、エアクリーナ41のメンテナンス性が低下する。そこで、本実施形態では、以下の係止構造を採用している。
図5Aないし図6Cおよび図8を参照する。図8は、図3のIII-III線断面図である。クリーナ本体44は、エレメントホルダ43の位置を規制する係止部443を有している。係止部443は、クリーナエレメント45の着脱方向へのエレメントホルダ43の位置を規制することにより、クリーナエレメント45を取り外す際にエレメントホルダ43がともに外れることを防いでいる。本実施形態の場合、係止部443は、エレメントホルダ43の車両上下方向の位置を主に規制しているが、クリーナエレメント45の着脱方向に合わせて他の方向への移動を規制してもよい。
係止部443は、クリーナ本体44から、接続面47を含む仮想面Vよりもエレメントホルダ43側かつ外方に延長される複数の延長部445,446と、延長部445,446の端部間(端部445a,446a間)を接続する橋渡し部447とを含む。
また、エレメントホルダ43は、係止部443に向けて突出し、係止部443に係止される突出部434を有している。突出部434は、クリーナ本体44と、延長部445,446と、橋渡し部447とにより囲まれる開口448に挿入される。本実施形態の場合、突出部434は、開口448に挿入されると、開口448内で橋渡し部447に係止され、上下方向の移動が規制される。
上記構成により、クリーナ本体44に対するエレメントホルダ43の位置が規制されるので、クリーナエレメント45を取り外す際にエレメントホルダ43がクリーナ本体44に装着された状態で保持される。したがって、エアクリーナのメンテナンス性をより向上することができる。また、係止部443および突出部434を設けることにより、ねじ等の締結部材が不要となる。また、係止部443および突出部434は一体成形が可能である。したがって、部品点数を削減することができる。さらに、ねじ等の締結部材が不要のため、締結部材により締結するためのスペースを確保する必要がなくなるため、係止部443上方のレイアウトの自由度をより向上することができる。
特に、本実施形態の場合、インレットダクト48の先端部48aは二重管の構造を有しているため、先端部48aの外径がインレットダクト48の他の部分の外径より大きく構成されている。このため、先端部48aの下側の空間が小さくなり、例えば締結部材等を組み付けるための空間を確保できない場合がある。しかしながら、本実施形態の構成を採用することにより、締結部材等を組み付けるための空間が不要なるので、先端部48aに二重管(襟巻状)の構造を採用しながら、インレットダクト48の下方の位置においてエレメントホルダ43とクリーナ本体44とを係合することができる。特に、本実施形態の場合、インレットダクト48の先端部48aと係止部443は側面視で上下方向に重なるように配置されているため、先端部48aと係止部443とがより近接している。しかしながら、このような位置関係であってもエレメントホルダ43とクリーナ本体とを係合することができる。なお、係止部443は、その全部が先端部48aと重なってもよく、また、その一部が先端部48aと重なってもよい。
また、本実施形態の場合、橋渡し部447は、クリーナ本体44側から、エレメントホルダ43側かつ内方に向かって傾斜した傾斜部449を有している。これにより、突出部434をエレメントホルダ43側から斜めに挿入することができるため、エレメントホルダ43を取り付けやすくなる。したがって、エレメントホルダ43の組付性をより向上することができる。なお、本実施形態の場合、橋渡し部447の下側の面は、傾斜部449と、突出部434の上側の面に沿った部分とを有しているが、橋渡し部447の下側の面全体が傾斜部449でもよい。
また、本実施形態の場合、エレメントホルダ43は突出部434よりもクリーナ本体44側に配置された位置決め部435を有し、クリーナ本体44は、位置決め部435と係合する位置決め部450を有している。本実施形態の場合、位置決め部435が凸部435aであり、位置決め部450が凸部435aを受け入れる凹部450aである。これらの構成により、クリーナ本体44に対するエレメントホルダ43の仮想面Vの面上の方向の位置を規制することができる。
本実施形態の場合、位置決め部435および450は、それぞれ接続面47に沿って無端状に形成されており、接続面47上で互いに係合している。また、位置決め部435および450は、一方が凸部、他方が凹部であればよく、位置決め部435が凹部であり、位置決め部450が凸部である構成も採用可能である。しかしながら、本実施形態の構成では、上下方向で下側の位置決め部450が凹部450aを有していることにより、後述のようにシール部材450bを有する構成を採用する場合に凹部450aにシール部材450bが保持されるのでエレメントホルダ43を取り外し時にシール部材450bの落下を防ぐことができる。
図6Aないし図7Bを再び参照する。本実施形態の場合、接続面47はシール面47aである。例えば、凸部435aおよび凹部450aが、これらの間に設けられたシール部材450bを挟むことによりシール面47aが形成される。突出部434はシール面47aに沿って複数設けられてもよく、本実施形態では2つ設けられている。これにより、突出部434を橋渡し部447が延設している長さと同じ長さにわたって設ける必要がなく、突出部の軽量化を図ることができる。また、1つの突出部434に対して1つの開口448を設ける場合と比べて、これらの部品の許容誤差が大きくなるので、成形品の製造をより容易に行うことができる。
図2および図9を参照する。図9は車両1を背面からみた図であって車体フレームと吸気構造4の位置関係を示す図である。本実施形態の場合、シール面47aが車両側面視でシートレール13よりも上方に配置されている。他の部分と比べて外方に突出するシール面47aがシートレール13の上方のスペースに配置されるので、シートレール13の間のスペースをクリーナ本体44の浄化室441のスペースとしてより大きく確保することができる。よって、エアクリーナ41の容量をより大きく確保することができる。特に、本実施形態の場合、シートレール13が後方かつ上方に傾斜して延設し、その上部に配置されるエアクリーナ41のシール面47aも後方かつ上方に傾斜している。これにより、シートレール13とシール面47aとの干渉を避けることができるので、エアクリーナの内部容量を最大化することができる。
また、図3で示すように、上面視で、シール面47aとシートレール13は一部が重なるように配置されている。これにより、車幅方向でシール面47aがシートレール13よりも外側に突出しないため、左右方向でもスペースを拡大せず、配置することができる
また、本実施形態の場合、インレットダクト48の入り口(先端部48a)とクロスフレーム16とリアサスペンション17上部とが側面視で上下方向に重なるように配置される。これにより、車両レイアウトをコンパクト化することができ、特に車両の前後方向にコンパクトにこれらを配置することができる。さらに、本実施形態の場合、インレットダクト48の入り口が下方に傾くように配置される。これにより、車両後方での上下高さを低減することができ、エアクリーナ41を上下方向にコンパクトに配置することができる。
図9で示すように、背面から見ると、インレットダクト48の先端部48aがクロスフレーム16の上方に位置し、橋渡し部447がインレットダクト48とクロスフレーム16との間に車幅方向に延びて配置されている。これにより、インレットダクト48とクロスフレーム16との間のスペースに橋渡し部447が配置されるので、上下方向にコンパクトに配置することができる。また、クリーナ本体44のクロスフレーム16側の側壁451をよりクロスフレーム16側に配置できるので、エアクリーナ41の容量をより大きく確保することができる。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。

Claims (8)

  1. エンジン(21)と、該エンジン(21)の燃焼室(212)に空気を供給する吸気装置(40)と、を備える鞍乗型車両(1)の吸気構造であって、
    前記吸気装置(40)は空気を浄化するエアクリーナ(41)を備え、
    該エアクリーナ(41)は、
    空気が導入される未浄化室(421)を画定するクリーナケース(42)と、
    クリーナエレメント(45)によって区画された下流側のクリーナ本体(44)と、
    前記クリーナケース(42)と前記クリーナ本体(44)との間に配置され、前記クリーナエレメント(45)を支持するエレメントホルダ(43)と、
    を有する鞍乗型車両において、
    前記クリーナ本体(44)は係止部(443)を有し、
    前記エレメントホルダ(43)は、前記係止部(443)に向けて突出し、前記係止部(443)に係止される突出部(434)を有し、
    前記係止部(443)は、
    前記クリーナ本体(44)から、前記エレメントホルダ(43)と前記クリーナ本体(44)との接続面(47)を含む仮想面(V)よりも前記エレメントホルダ(43)側かつ外方に延長される複数の延長部(445,446)と、
    該複数の延長部(445,446)の端部間を接続する橋渡し部(447)と、を含み、
    該突出部(434)は、前記クリーナ本体(44)と、前記複数の延長部(445,446)と、前記橋渡し部(447)とにより囲まれる開口(448)内で前記係止部に係止され、
    前記吸気装置(40)は、前記クリーナケース(42)に接続し、前記未浄化室(421)に空気を導入するインレットダクト(48)を備え、
    前記係止部(443)及び前記突出部(443)は、前記インレットダクト(48)の下側で、車両平面視で前記インレットダクト(48)と重なるように設けられる、
    ことを特徴とする吸気構造。
  2. 前記橋渡し部(447)は、前記クリーナ本体(44)側から、前記エレメントホルダ(43)側かつ内方に向かって傾斜した傾斜部(449)を有することを特徴とする請求項1に記載の吸気構造。
  3. 前記エレメントホルダ(43)は、前記突出部(434)よりも前記クリーナ本体(44)側に配置された第一の位置決め部(435)を有し、
    前記クリーナ本体(44)は、前記第一の位置決め部と係合する第二の位置決め部(450)を有し、
    前記第一の位置決め部と前記第二の位置決め部の一方が凸部(435a)であり、他方が該凸部を受け入れる凹部(450a)である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の吸気構造。
  4. 前記接続面は、前記クリーナ本体(44)および前記エレメントホルダ(43)の間に形成される無端状のシール面(47a)であり、
    前記突出部(434)は、前記シール面(47a)に沿って複数設けられる、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の吸気構造。
  5. 前記鞍乗型車両(1)は、
    ヘッドパイプ(11)と、
    該ヘッドパイプ(11)から後方に延びるメインフレーム(12)と、
    該メインフレーム(12)の後端部から後方かつ上方に延びるシートレール(13)と、を備え、
    車両側面視で、前記シール面(47a)は前記シートレール(13)よりも上方に配置される、
    ことを特徴とする請求項4に記載の吸気構造。
  6. 前記鞍乗型車両(1)は、リアサスペンション(17)の上部が支持されるクロスフレーム(16)を備え、
    前記インレットダクト(48)の先端部(48a)が前記クロスフレーム(16)の上方に位置し、
    前記橋渡し部(447)は、前記クロスフレーム(16)と前記インレットダクト(48)との間を車幅方向に延びる、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の吸気構造。
  7. 複数の前記突出部(434)が、1つの前記係止部(443)に係止されることを特徴とする請求項4に記載の吸気構造。
  8. 前記鞍乗型車両(1)は、リアサスペンション(17)の上部が支持されるクロスフレーム(16)を備え、
    前記インレットダクト(48)の先端部(48a)と、前記係止部(443)と、前記クロスフレーム(16)と、前記リアサスペンション(17)の上部とが、上下方向に重なる、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の吸気構造。
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