WO2022018788A1

WO2022018788A1 - 乗りかご及びエレベーター

Info

Publication number: WO2022018788A1
Application number: PCT/JP2020/028045
Authority: WO
Inventors: 延明金; 章永尾; 勝博島田
Original assignee: 株式会社日立製作所
Priority date: 2020-07-20
Filing date: 2020-07-20
Publication date: 2022-01-27

Abstract

乗りかごは、天井と、側板と、かご床を有するかご室と、天井における縁部に取り付けられたＬＥＤからなる停電灯と、側板に設けられ、停電灯から出射された光をかご床及び対向する側板に向けて反射する反射部とを備える。

Description

乗りかご及びエレベーター

　本発明は、乗りかご、及びこの乗りかごを備えたエレベーターに関する。

　エレベーターの乗りかご内には、停電時に乗りかご内を照明する停電灯が設けられている。停電灯の照度は、法令で規定されており、乗りかごの床面の照度を１ルクス以上にする必要がある。特許文献１には、エレベーターの停電灯装置に関する技術が記載されている。

　特許文献１に記載されたエレベーターの停電灯装置は、かご室内に面する所定箇所に開口部を有する筐体と、筐体内に収容可能であり停電時に点灯する停電灯と、開口部に開閉可能に形成された蓋部と、通電時、磁力によって蓋部を吸引して当該蓋部を閉状態に保持する電磁石とを備える。そして、停電時に、蓋部は、電磁石の磁力の消失によって開状態となり、停電灯がかご室内を照明する。

特開２００８－５０１５３号公報

　しかし、特許文献１に記載されたエレベーターの停電灯装置は、通常時に停電灯を隠すために筐体、蓋部及び電磁石を設けるため、乗りかごの部品点数が増加してしまう。一方、エレベーターの利用者に停電灯が見えてしまうと、意匠性が劣ってしまう。

　そこで、利用者から見えない位置に停電灯を取り付けると、停電時に必要な照度を十分に確保することができない場合がある。特に、指向性の良いＬＥＤ（Light Emitting Diode）を停電灯として用いる場合は、床面の一部に光が届かない恐れがある。

　本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、ＬＥＤを停電灯として用いても停電時の照度を確保することができる乗りかご、及びその乗りかごを備えたエレベーターを提供することにある。

　上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の乗りかごは、天井と、側板と、かご床を有するかご室と、天井における縁部に取り付けられたＬＥＤからなる停電灯と、天井又は側板に設けられ、停電灯から出射された光をかご床及び対向する側板に向けて反射する反射部とを備える。

　上記構成の乗りかごによれば、ＬＥＤを停電灯として用いても停電時の照度を確保することができる。
　上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。

本発明の第１実施形態に係るエレベーターの概略を模式的に示す構成図である。本発明の第１実施形態に係るエレベーターのかご室内を示す正面図である。本発明の第１実施形態に係る停電灯の照明範囲を示す図である。図３に示すＡ部の拡大図である。本発明の第２実施形態に係る停電灯の照明範囲を示す図である。図５に示すＡ部の拡大図である。

　以下、本発明の乗りかご、及びその乗りかごを備えたエレベーターの実施形態について、図１～図６を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。

１．第１実施形態
［エレベーターの構成］
　まず、第１実施形態に係るエレベーターの構成について、図１を参照して説明する。
　図１は、第１実施形態に係るエレベーターの構成例を示す概略構成図である。

　図１に示すように、エレベーター１は、建築構造物内に形成された昇降路１０に設けられている。エレベーター１は、昇降路１０内を昇降動作し、人や荷物を載せる乗りかご２０と、ロープ３０と、釣合おもり４０と、巻上機５０とを備えている。

　巻上機５０は、昇降路１０の頂部に配置され、ロープ３０を巻き掛けることにより乗りかご２０を昇降させる。また、巻上機５０の近傍には、反らせ車６０が設けられている。反らせ車６０には、ロープ３０が装架されている。

　ロープ３０の一端には、乗りかご２０が取り付けられている。ロープ３０の他端には、釣合おもり４０が取り付けられている。そのため、乗りかご２０は、ロープ３０を介して釣合おもり４０と連結される。そして、巻上機５０が駆動すると、乗りかご２０と釣合おもり４０が昇降動作する。以下、乗りかご２０及び釣合おもり４０が昇降移動する方向を上下方向とする。

［乗りかご］
　次に、図２を参照して乗りかご２０の構成について説明する。
　図２は、乗りかご２０のかご室内を示す正面図である。

　図２に示すように、乗りかご２０は、かご室１２１と、ドアユニット１２２とを有している。かご室１２１は、中空の略直方体状に形成されている。かご室１２１には、一面が開口した出入り口１２４が設けられている。かご室１２１の内部空間には、出入り口１２４から人や荷物が出入りされる。この出入り口１２４には、ドアユニット１２２が開閉可能に設置されている。

　また、かご室１２１は、かご床１２７と、４つの側板１２６と、天井１２５とを備えている。かご床１２７は、略矩形状に形成されている。かご床１２７の周囲には、４つの側板１２６が配置されている。かご床１２７の周囲を囲む４つの側板１２６のうち一つの側板１２６には、出入り口１２４が形成されている。

　天井１２５は、かご床１２７に対して上下方向に対向している。天井１２５は、略矩形の枠状に形成された天枠１３１と、天枠１３１よりも小さい略矩形の天井遮蔽板１３２と、天井遮蔽板１３２に取り付けられた照明装置１３３を有している。天井遮蔽板１３２は、天枠１３１に固定されている。天井遮蔽板１３２は、天井１２５における意匠面を形成している。

　天井遮蔽板１３２の４つの辺は、天枠１３１の４つの辺と略平行である。天井遮蔽板１３２の４つの側面は、４つの側板１２６の上部とそれぞれ対向している（図４参照）。天枠１３１は、天井遮蔽板１３２の周囲においてかご室１２１内に露出している。天枠１３１の露出部分は、天井１２５の縁部を形成している。天枠１３１の露出部分には、後述する停電灯２０１が取り付けられている。また、少なくとも１つの側板１２６ａの上部には、停電灯２０１から出射された光を反射する反射部２０２（図４参照）が設けられている。

　天井遮蔽板１３２の中央部には、照明装置１３３が配置される照明取付穴１３２ａが形成されている。照明装置１３３は、照明取付穴１３２ａ内に配置され、不図示のねじを用いて天井遮蔽板１３２に固定されている。照明装置１３３は、例えば、蛍光ランプ、ＬＥＤ、有機ＥＬ等の各種光源を有している。照明装置１３３は、通電時にかご室１２１の内部を照らす。

［停電灯と反射部］
　次に、第１実施形態に係る停電灯２０１と反射部２０２について説明する。
　図３は、第１実施形態に係る停電灯の照明範囲を示す図である。図４は、図３に示すＡ部の拡大図である。

　図４に示すように、停電灯２０１は、ＬＥＤ（Light Emitting Diode）である。停電灯２０１は、取り付けブラケット２１０を用いて天枠１３１に取り付けられている。停電灯２０１は、天井遮蔽板１３２の側面と側板１２６ａとの間から下方に露出している。停電灯２０１は、天井１２５の縁部に配置されており、天井１２５の縁部以外の領域には、天井遮蔽板１３２が配置されている。そのため、停電灯２０１は、乗りかご２０の乗客から見えにくい位置に配置されている。

　反射部２０２は、側板１２６ａの上部に取り付けられている。反射部２０２が取り付けられた側板１２６ａの上部は、天井１２５における停電灯２０１が配置される縁部に接続している。反射部２０２の反射面は、天井遮蔽板１３２の側面と対向する。また、反射部２０２の反射面は、天井遮蔽板１３２を介して１つの側板１２６ｂと対向している。

　停電灯２０１から出射された光の一部は、直接かご室１２１内を照らす。停電灯２０１から出射されて直接かご室１２１内を照らす光を直射光とする。一方、停電灯２０１から出射された光のなかには、反射部２０２に向かう光がある。反射部２０２は、停電灯２０１から出射された光を、かご床１２７（図３参照）及び反射面と対向する側板１２６に向けて反射する。反射部２０２によって反射されてかご室１２１内を照らす光を反射光とする。

　反射部２０２は、例えば、鏡を採用することができる。しかし、本発明に係る反射部は、鏡に限定されるものではなく、停電灯２０１から出射された光を反射可能な部材であれば、種々の部材を採用することができる。本発明に係る反射部としては、例えば、側板１２６ａの上部を鏡面加工することにより形成されていてもよい。

　また、本発明に係る反射部としては、光を反射する透明なシート部材を採用することができる。例えば、天枠１３１や側板１２６ａが反射率の低い板金によって形成されている場合に、反射部として鏡を取り付けると、鏡に天枠１３１や天井遮蔽板１３２の側面等が映り込み、意匠性が低下する恐れがある。

　これに対し、反射部として光を反射する透明なシート部材を取り付けると、通常は、取り付けた天枠１３１や側板１２６ａの本来の色で見える。一方、停電灯２０１でかご室１２１内を照らす場合は、透明なシート部材（反射部）が、停電灯２０１から出射された光をかご床１２７（図３参照）及び対向する側板１２６ｂに向けて反射する。光を反射する透明なシート部材としては、例えば、テープ状、フィルム状に形成されていてもよく、また、板状に形成されていてもよい。

　図３に示すように、停電灯２０１の直射光の一部は、天井遮蔽板１３２によって遮られるため、直射光の照明範囲は、狭められている。したがって、直射光のみでは、かご床１２７全体、及びかご床１２７から適当な高さまでを照らすことはできない。しかし、本実施形態では、上述したように、反射部２０２を設けたため、反射光が、直射光では照らせないかご床１２７の一部や、かご床１２７の一部から適当な高さに達するまでの領域を照らす。その結果、停電時の照度を確保することができる。

　また、反射部２０２と天井遮蔽板１３２の側面とが対向する方向及び上下方向に直交する方向から見て、直射光の照明範囲と反射光の照明範囲は、互いの一部が重なっている。これにより、かご床１２７、及びかご床１２７から適当な高さの領域において、照度が足りない部分が形成されないようにすることができる。

２．第２実施形態
　第２実施形態に係る乗りかごは、上述の第１実施形態に係る乗りかご２０と同様の構成を有している。第２実施形態に係る乗りかごが、第１実施形態に係る乗りかご２０と異なる点は、かご室と反射部である。そのため、ここでは、第２実施形態に係るかご室と反射部について説明し、第１実施形態と共通する構成については、同一の符号を付して、説明を省略する。

［停電灯と反射部］
　図５は、第２実施形態に係る停電灯の照明範囲を示す図である。図６は、図５に示すＢ部の拡大図である。

　図５に示すように、第２実施形態に係る乗りかご８０は、かご室３２１と、ドアユニット１２２（不図示）とを有している。かご室３２１は、中空の略直方体状に形成されている。かご室３２１には、一面が開口した出入り口１２４（不図示）が設けられている。出入り口１２４には、ドアユニット１２２（不図示）が開閉可能に設置されている。

　また、かご室３２１は、かご床１２７と、４つの側板３２６と、天井１２５とを備えている。かご床１２７の周囲には、４つの側板３２６が配置されている。かご床１２７の周囲を囲む４つの側板３２６のうち一つの側板３２６ａには、出入り口１２４（不図示）が形成されている。少なくとも１つの側板３２６の上部には、停電灯２０１から出射された光を反射する反射部３０２（図６参照）が設けられている。

　図６示すように、反射部３０２は、停電灯２０１が配置される天井１２５の縁部に接続している側板３２６ａの上部に設けられている。側板３２６ａの上部は、折り曲げ加工が施されている。反射部３０２は、折り曲げられた側板１２６の上部に貼り付けられている。反射部３０２は、光を反射する透明なシート部材である。反射部３０２の反射面は、天井遮蔽板１３２の側面と対向する。また、反射部３０２の反射面は、天井遮蔽板１３２を介して１つの側板３２６ｂ（図５参照）と対向している。

　反射部３０２は、停電灯２０１から出射された光を、かご床１２７（図３参照）及び対向する側板１２６に向けて反射する。反射部２０２によって反射されてかご室１２１内を照らす光を反射光とする。

　反射部２０２が貼り付けられる側板３２６ａの上部は、停電灯２０１の取り付け位置に応じて角度が調整されている。すなわち、側板３２６ａの上部（反射部３０２）は、停電灯２０１から出射された光が、かご床１２７（図５参照）及び対向する側板３２６ｂに向かうような角度に調整されている。

　また、側板３２６ａの上部（反射部３０２）の角度を調整することにより、反射光の照明範囲を調整することができる。第２実施形態では、第１実施形態よりも、反射光の照明範囲を高くして、所定の照度を確保できるかご床からの高さを高くしている。なお、本実施形態に係る反射部としては、側板３２６ａの上部を鏡面加工することにより形成されていてもよい。

　また、本発明に係る反射部は、光を反射する透明なシート部材に限定されない。本実施形態に係る反射部としては、例えば、鏡であってもよい。また、本発明に係る乗りかごは、側板により反射部の角度を調整するものに限定されない。本発明に係る乗りかごとしては、反射部の角度を調整する角度調整部材を備えるものであってもよい。角度調整部材は、例えば、天枠１３１や側板１２６ａ（第１の実施形態を参照）に取り付けられる。この場合においても、反射部の反射面は、天井遮蔽板１３２の側面と対向する。また、反射部の反射面は、天井遮蔽板１３２を介して１つの側板１２６ｂと対向する。

　図５に示すように、停電灯２０１の直射光の一部は、天井遮蔽板１３２によって遮られるため、直射光の照明範囲は、狭められている。したがって、直射光のみでは、かご床１２７全体、及びかご床１２７から適当な高さまでを照らすことはできない。しかし、本実施形態では、上述したように、反射部３０２を設けたため、反射光が、直射光では照らせないかご床１２７の一部や、かご床１２７の一部から適当な高さに達するまでの領域を照らす。その結果、停電時の照度を確保することができる。

　また、反射部３０２と天井遮蔽板１３２の側面とが対向する方向及び上下方向に直交する方向から見て、直射光の照明範囲と反射光の照明範囲は、互いの一部が重なっている。これにより、かご床１２７、及びかご床１２７から適当な高さの領域において、照度が足りない部分が形成されないようにすることができる。

３.まとめ
　以上説明したように、上述した実施形態の乗りかご（乗りかご２０，８０）は、天井（天井１２５）と、側板（側板１２６，３２６）と、かご床（かご床１２７）を有するかご室（かご室１２１）と、天井における縁部に取り付けられたＬＥＤからなる停電灯（停電灯２０１）と、天井又は側板に設けられ、停電灯から出射された光をかご床及び対向する側板に向けて反射する反射部（反射部２０２，３０２）とを備える。これにより、停電灯の直射光では照らせないかご床の一部や、かご床の一部から適当な高さに達するまでの領域を、反射部によって反射された反射光を利用して照らすことができる。その結果、停電時の照度を確保することができる。

　また、上述した第２の実施形態の乗りかご（乗りかご８０）における反射部（反射部３０２）は、停電灯（停電灯２０１）の取り付け位置に応じて取り付け角度が調整されている。これにより、反射部によって反射された反射光の照明範囲を調整することができる。

　また、上述した実施形態の乗りかご（乗りかご２０，８０）では、停電灯（停電灯２０１）の直射光による直射光照明範囲と、反射部（反射部２０２，３０２）で反射された反射光による反射光照明範囲は、一部が重なっている。これにより、かご床（かご床１２７）、及びかご床から適当な高さの領域において、照度が足りない部分が形成されないようにすることができる。

　また、上述した実施形態の乗りかご（乗りかご２０，８０）における天井（天井１２５）は、通電時にかご室（かご室１２１）の内部を照らす照明装置（照明装置１３３）と、照明装置が取り付けられた天井遮蔽板（天井遮蔽板１３２）を有する。そして、反射部（反射部２０２，３０２）は、天井遮蔽板の側面に対向する。これにより、停電灯（停電灯２０１）の直射光の一部が天井遮蔽板に遮られてかご床（かご床１２７）に到達しない場合であっても、反射部によって反射された反射光を利用して直射光が届かないかご床の領域やかご床から適当な高さの領域を照らすことができる。

　また、上述した第１の実施形態の乗りかご（乗りかご２０）における反射部（反射部２０２）は、鏡である。また、上述した第２の実施形態の乗りかご（乗りかご８０）における反射部（反射部３０２）は、光を反射する透明なシート部材である。これにより、停電灯（停電灯２０１）から出射された光を容易に反射させることができる。

　また、上述した第２の実施形態の乗りかご（乗りかご８０）における反射部（反射部３０２）は、側板（側板３２６ａ）に取り付けられている。そして、側板における反射部が取り付けられる部分は、停電灯（停電灯２０１）の取り付け位置に応じて角度が調整されている。これにより、特別な部材を用いなくても、反射部の角度を容易に変更することができる。

　また、上述した実施形態のエレベーター（エレベーター１）は、乗りかご（乗りかご２０）と、釣合いおもり（釣合おもり４０）と、乗りかご及び釣合いおもりを吊持する主索（ロープ３０）と、主索が巻き掛けられて駆動する巻上機（巻上機５０）とを備えている。乗りかごは、天井（天井１２５）と、側板（側板１２６，３２６）と、かご床（かご床１２７）を有するかご室（かご室１２１）と、天井における縁部に取り付けられたＬＥＤからなる停電灯（停電灯２０１）と、天井又は側板に設けられ、停電灯から出射された光をかご床及び対向する側板に向けて反射する反射部（反射部２０２，３０２）とを備える。これにより、停電灯の直射光では照らせないかご床の一部や、かご床の一部から適当な高さに達するまでの領域を、反射部によって反射された反射光を利用して照らすことができる。その結果、停電時の照度を確保することができる。

　以上、本発明の乗りかご及びエレベーターの実施形態について、その作用効果も含めて説明した。しかし、本発明は、上述した実施形態に限定するものではなく、請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施形態は、本発明を分かり易く詳細に説明したものであり、本発明は、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。

　例えば、上述した第１の実施形態では、反射部２０２を側板１２６ａの上部に取り付けた。また、第２の実施形態では、反射部３０２を側板３２６ａの上部に貼り付けた。しかし、本発明に係る反射部としては、側板に取り付けることに限定されない。本発明に係る反射部は、例えば、天枠に取り付けられていてもよい。また、天枠に取り付ける際に、反射部の位置が天枠よりも下方に配置させる場合は、取り付けブラケットを介して反射部を天枠に取り付けてもよい。また、本発明に係る反射部としては、天枠を鏡面加工することにより形成されていてもよい。

　また、上述した第１及び第２の実施形態では、反射部２０２，３０２は、取り付けられた側板１２６ａ，３２６ａと対面する側板１２６ｂ，３２６ｂに天井遮蔽板１３２介して対向している。しかし、反射部が対向する側板としては、側板１２６ａ，３２６ａ及び側板１２６ｂ，３２６ｂ以外の側板に対向していてもよい。すなわち、取り付けられる側板１２６ａ，３２６ａに対して反射部を水平方向に傾けて配置してもよい。これにより、例えば、かご床の角部に停電灯から出射された光を導くことができる。

　また、上述した第１及び第２の実施形態では、停電灯２０１から出射された光を、反射部２０２，３０２により１回反射させる例を説明した。しかし、本発明に係る乗りかご及びエレベーターとしては、停電灯２０１から出射された光を、複数の反射部により複数反射させてかご床や、かご床から適当な高さの領域を照らすものであってもよい。

　１…エレベーター、　１０…昇降路、　２０，８０…乗りかご、　３０…ロープ、　４０…釣合おもり、　５０…巻上機、　６０…反らせ車、　１２１，３２１…かご室、　１２２…ドアユニット、　１２４…出入り口、　１２５…天井、　１２６，１２６ａ，１２６ｂ，３２６，３２６ａ，３２６ｂ…側板、　１２７…かご床、　１３１…天枠、　１３２…天井遮蔽板、　１３２ａ…照明取付穴、　１３３…照明装置、　２０１…停電灯、　２０２，３０２…反射部、　２１０…ブラケット

Claims

　天井と、側板と、かご床を有するかご室と、
　前記天井における縁部に取り付けられたＬＥＤからなる停電灯と、
　前記天井又は前記側板に設けられ、前記停電灯から出射された光を前記かご床及び対向する側板に向けて反射する反射部と、を備える
　乗りかご。
　前記反射部は、前記停電灯の取り付け位置に応じて取り付け角度が調整されている
　請求項１に記載の乗りかご。
　前記停電灯の直射光による直射光照明範囲と、前記反射部で反射された反射光による反射光照明範囲は、一部が重なっている
　請求項１に記載の乗りかご。
　前記天井は、通電時にかご室の内部を照らす照明装置と、前記照明装置が取り付けられた天井遮蔽板を有し、
　前記反射部は、前記天井遮蔽板の側面に対向する
　請求項１に記載の乗りかご。
　前記反射部は、鏡である
　請求項１に記載の乗りかご。
　前記反射部は、光を反射する透明なシート部材である
　請求項１に記載の乗りかご。
　前記反射部は、前記側板に取り付けられており、
　前記側板における前記反射部が取り付けられる部分は、前記停電灯の取り付け位置に応じて角度が調整されている
　請求項１に記載の乗りかご。
　乗りかごと、釣合いおもりと、前記乗りかご及び前記釣合いおもりを吊持する主索と、前記主索が巻き掛けられて駆動する巻上機とを備えたエレベーターにおいて、
　前記乗りかごは、
　天井と、側板と、かご床を有するかご室と、
　前記天井における縁部に取り付けられたＬＥＤからなる停電灯と、
　前記天井又は前記側板に設けられ、前記停電灯から出射された光を前記かご床及び対向する側板に向けて反射する反射部と、を備える
　エレベーター。