JPH06183670A - エレベータのかご室照明装置 - Google Patents

エレベータのかご室照明装置

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JPH06183670A
JPH06183670A JP34299692A JP34299692A JPH06183670A JP H06183670 A JPH06183670 A JP H06183670A JP 34299692 A JP34299692 A JP 34299692A JP 34299692 A JP34299692 A JP 34299692A JP H06183670 A JPH06183670 A JP H06183670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
ceiling
plate
cab
suspended ceiling
Prior art date
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Pending
Application number
JP34299692A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Yasuhara
義人 安原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP34299692A priority Critical patent/JPH06183670A/ja
Publication of JPH06183670A publication Critical patent/JPH06183670A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】照明ムラまたは陰を生じさせず、しかも、かご
室の吊天井の高さを低くさせ、かご室上部に配設される
エレベータ機器とのスペースを拡大でき、かご室を軽量
化する。 【構成】かご室1を構成する天井9は、下面が鏡面のよ
うに仕上げられ、光源4を取付ける。吊天井3と光源4
の間に、支持ブラケットを介してハーフミラー10を取付
ける。ハーフミラー10は、光源4側の面が鏡面のように
仕上げられ、光源4からの光の約10〜30%を透過するよ
うな特性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータのかご室照
明装置に係り、特に吊天井構造(二重天井構造)を有す
る照明装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エレベータのかご室は、その天井部に照
明器具等を配設する関係上、吊天井構造(二重天井構
造)となっている場合が一般的であり、図8には、この
ような一般的な吊天井構造としたエレベータのかご室の
概略構成と照明装置を示している。
【0003】同図にも示すようにかご室1内の上部に
は、天井2から吊り下げた吊天井3が水平に配設され、
吊天井3内の天井2側に蛍光灯等の光源4を設置すると
共に、光源4と対向する吊天井3の一部分を開口し、こ
の開口部に透過式の合成樹脂(例えば、アクリル)製照
明板(以下、照明板という)5により覆い、照明板5を
介してかご室1内を照明するように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような透過式照明方式では、光源と照明板とが接近し
過ぎると照明ムラまたは陰が生じ、この照明ムラまたは
陰を生じさせないようにするには、光源と照明板との間
隔を約 300mm以上確保しておかなければならない。
【0005】このことは、吊天井高さH2 が大きくな
り、かご室の全高(天井高さH1 +吊天井高さH2 )を
高くすることになる。ところが、かご室の全高が高くな
ると、かご室上部に配設される他のエレベータ機器(例
えば、かご枠の上梁,シーブ,ロープのシャックルロッ
ド等)とかご室天井との高さ方向のスペースを狭くする
こととなり、他のエレベータ機器の取付けや調整等を困
難にするという不具合が新たに生じてきた。
【0006】一方、かご室の天井面を高くすることは、
かご室を構成する側板の高さも大きくすることになり、
その分かご室の重量も増加するという不具合も生じるこ
とになる。
【0007】そこで、本発明の目的は、照明ムラまたは
陰を生じさせず、しかも、かご室の吊天井の高さを低く
させ、かご室上部に配設されるエレベータ機器とのスペ
ースを拡大できると共に軽量化したエレベータのかご室
照明装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的と達
成するため、かご室の天井下面に光源を装着し、この光
源より下部に照明板が配設されるように吊天井を構成し
たエレベータのかご室照明装置において、光源と照明板
との間に、光を透過および反射する特性を備えた板状の
中間部材を、少なくとも一層以上配設するように構成し
たものである。
【0009】
【作用】以上のように構成することにより、光源から照
射される光は、中間部材を透過した後照明板に達し、こ
の照明板の特性に応じた光のみ透過してかご室内を照明
するものと、また、中間部材で反射されて天井下面に達
し、この天井下面で反射した後照明板に達してかご室を
照明するものと、再び中間部材に達して以上のような経
路をとるものがあり、吊天井内部でこれらの光が拡散さ
れることになって、照明ムラや陰等が照明板に映し出さ
れることがなく、かご室の意匠性を向上することができ
る。また、吊天井の高さを低くしてかご室の全高を低く
し、かご室の軽量化を実現できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例を示す断面図、図2
は、図1の“A”部拡大図である。
【0011】図1および図2において、かご室1は、か
ご床6上に巾木7を配設し、この巾木7上に側板8を配
設し、この側板8の上部にかご室内側の面を鏡面のよう
に平滑に仕上げられた天井9を取付け、出入口には開閉
自在とした扉(図示しない)を取付けて構成している。
【0012】しかして、天井9のかご室内側には吊天井
3が水平に配設されている。この吊天井3にはかご室内
照明用の開口部を形成し、この開口部に照明板5を設置
して吊天井3の内側から閉塞している。
【0013】また、吊天井3の内側には蛍光灯等の光源
4が照明板5に対向して配設され、照明板5と光源4の
間に合成樹脂製のハーフミラー10が配設されている。こ
のハーフミラー10は、光源4側の面10aが鏡面のように
仕上げられており、光源4から照射される光の約10〜30
%を透過するような特性(透過率)を有する。さらに、
ハーフミラー10は、Z字状に形成された支持ブラケット
11、L字状に形成された固定ブラケット12、ちょうボル
ト13等を介して天井9に取付けられている。
【0014】次に、以上のように構成された実施例の作
用を説明する。光源4から照射された光は、まず、ハー
フミラー10により約10〜30%が透過され、残りは全て反
射される。このハーフミラー10を透過した光は、次に照
明板5に到達するが、到達した光のうち照明板5の特性
(透過率)に応じた光のみ透過され、かご室内を照明す
る。
【0015】また、ハーフミラー10により反射された光
は、鏡面仕上げの天井9により反射され、その反射光は
ハーフミラー10または照明板5に到達し、上述したよう
な透過および反射を無限に繰り返すことにより、吊天井
3内部に光が拡散され、この光もまたかご室内を照明す
る。よって、光源4から照射された光は、吊天井3内部
で拡散され、照明ムラや陰などが照明板5に映し出され
ることがない。
【0016】したがって、以上のように構成された実施
例によれば、吊天井3内部で光を拡散させるため、光源
4と照明板5の間隔を小さくしても、照明ムラや陰を照
明板に映し出されることがない。しかも、この間隔は、
光源4,ハーフミラー10および照明板5を配設でき、調
整・交換ができるスペースがあれがよく、これによっ
て、吊天井3の高さH2 を小さくすることができ、従来
のように照明ムラや陰を映し出せないようにするための
吊天井3の高さを大きくするという欠点を解消できる。
【0017】また、吊天井3の高さH2 を小さくするこ
とは、必然的にかご室1の天井高さH1 を変化させるこ
となく、かご室1の全高(H1 +H2 )を低くすること
ができ、かご室1の重量が増大するのを防止できる。
【0018】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、種々変形実施できる。図4は、本発
明の他の実施例を示す断面図である。同図において、14
は透過および反射する特性を有する中間板で、光源4と
照明板5の間に、ほぼZ字状に形成された支持ブラケッ
ト15やちょうボルト13等により取付けられている。ここ
で、中間板14は、SUS材で形成され中心で両端部側に
向って下がるように折曲げられており、光源4に向う面
14aを鏡面のように仕上げて反射面を形成し、図5に示
すように複数の適宜大きさの孔14bを設けて光を直接透
過するようにしている。以上のような構成にしても、上
述した実施例と同様の効果が得られる。
【0019】また、図6は、本発明のさらに異なる他の
実施例を示す断面図である。同図において、16は透過お
よび反射する特性を有する中間板で、光源4と照明板5
の間に、ほぼZ字状に形成された支持ブラケット17、L
字状に形成された固定ブラケット18、ちょうボルト13等
により取付けられている。ここで、中間板16は、アクリ
ル板で形成され、光源4に向う面16aを鏡面のように仕
上げて反射面を形成し、シルク印刷(符号16bで示す)
して光を直接透過するようにしたものである。以上のよ
うな構成にしても、上述した各実施例と同様な効果が得
られる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、か
ご室の天井下面に光源を装着し、この光源より下部に照
明板が配設されるように吊天井を構成したエレベータの
かご室照明装置において、光源と照明板との間に、光を
透過および反射する特性を備えた板状の中間部材を、少
なくとも一層以上配設するようにしているので、照明ム
ラや陰等が照明板に映し出されることがなく意匠性が向
上する。また、従来方式に比べて吊天井の高さを低くす
ることができ、かご室の全高を実質的に低くしてかご上
部機器と天井面とのスペースを大きくして余裕を持たせ
ることができる。さらに、かご室の全高を低くすること
によって、かご室を構成する側板等の高さが低くなり、
かご室の軽量化とエレベータシステムの小型化を実現で
きる等の効果を有するエレベータのかご室照明装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】図1の“A”部の拡大図。
【図3】図2の“B”部における本発明の一実施例の作
用を示す説明図。
【図4】本発明の他の実施例の要部を示す断面図。
【図5】図4のC−C断面図。
【図6】本発明のさらに異なる他の実施例の要部を示す
断面図。
【図7】図6のD−D断面図。
【図8】従来のエレベータのかご室照明装置を示す断面
図。
【符号の説明】
1…かご室、3…吊天井、4…光源、5…照明板、6…
かご床、7…巾木、8…側板、9…天井、10…ハーフミ
ラー、11,15,17…支持ブラケット、12,18…固定ブラ
ケット、13…ちょうボルト、14,16…中間板、16b…シ
ルク印刷。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご室の天井下面に光源を装着し、この
    光源より下部に照明板が配設されるように吊天井を構成
    したエレベータのかご室照明装置において、前記光源と
    前記照明板との間に、光を透過および反射する特性を備
    えた板状の中間部材を、少なくとも一層以上配設したこ
    とを特徴とするエレベータのかご室照明装置。
JP34299692A 1992-12-24 1992-12-24 エレベータのかご室照明装置 Pending JPH06183670A (ja)

Priority Applications (1)

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JP34299692A JPH06183670A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 エレベータのかご室照明装置

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JPH06183670A true JPH06183670A (ja) 1994-07-05

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ID=18358136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34299692A Pending JPH06183670A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 エレベータのかご室照明装置

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JP (1) JPH06183670A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063758A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの照明装置
CN103848294A (zh) * 2012-11-29 2014-06-11 株式会社日立制作所 电梯轿厢的照明装置
JP2015063366A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベータのかご内照明装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063758A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの照明装置
CN103848294A (zh) * 2012-11-29 2014-06-11 株式会社日立制作所 电梯轿厢的照明装置
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