JP2004142894A - エレベータ敷居 - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータのかご敷居と乗場敷居の間の隙間を乗降客が認識し易く、高い照度で照明し、また、段差が発生した場合にも、その段差の高さを認識し易く、意匠的にも見易い敷居の全幅が照明される、乗降客の安全を確保するエレベータ敷居を提供すること。
【解決手段】かご室10が昇降する昇降路に設けられた各階の乗場出入口の敷居23の前記昇降路側の側端部に設けられた第1の冷陰極蛍光ランプ照明器17bと、前記かご室10の出入口の敷居13の前記乗場出入口の敷居23に対向する側端部に設けられた第2の冷陰極蛍光ランプ照明器17aとから成り、前記第1及び第2の冷陰極蛍光ランプ照明器17a、17bが、それぞれの敷居に互いに対向して配されて、前記かご室が前記乗場に着床している時に点灯されて、両敷居の間隙16を照明する。また、段差を生じてかご室が停止している場合には、高い段差と成った敷居の側端部が明るく照明されて、乗降客が敷居の間隙または段差を容易に認識できるエレベータ敷居。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータの乗場とかご室のそれぞれの敷居の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なエレベータ施設は、図4(a)に示すように、建築物の複数階を貫く昇降路41の最上部に、制御盤42により操作される巻上機43が設けられる。昇降路41の内部には、この巻上機43により吊り下げられて移動するメインロープ44に取り付けられたかご室45と釣合い錘46が設けられて、各階の乗り場47a〜47dに設けられた呼出しボタン、またはかご室45内部に設けられた行き先階指定ボタンの操作により、制御盤42を介して巻上機43が運転、作動して、かご室内の乗降客を上下階へ運搬する。
【0003】
このようなエレベータの運行において、図4(b)に示すような、かご室45のかご床51に設けられ、かご扉52を案内するかご溝53を有するかご敷居54と、乗場47に設けられ、乗場扉55を案内する乗場溝57を有する乗場敷居56との間には、隙間58が有り、しかも、かご室に乗り込む乗降客数の増減や1走行で移動する階数の多少等で運行状況が変化して、かご敷居54が乗場敷居56からずれて、段差が発生した状態でかご室45が着床することがある。
【0004】
乗降客がかご室45への出入の際に、かご敷居54と乗場敷居46の間の隙間58に、松葉杖、傘の石突やハイヒールのかかと等が挟まったり、また、生じた段差につまづいたりすることもあるので、かご敷居と乗場敷居との間を照明して、乗降客に注意を喚起する方法がある。
【0005】
エレベータ設備の従来のかご敷居と乗場敷居との間を照明する光源59a、59bは、一般蛍光灯や白熱電球またはこれの配列を配置して行なわれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のかご敷居と乗場敷居との間の隙間や発生した段差を、乗降客に認識させるために設けた、従来のかご敷居と乗場敷居との間を照明する一般蛍光灯では、標準品でその直径が34mmと大きく、かご床や乗場床の改造及び工事が大掛かりとなる。また、一般的な蛍光灯では、平均的な寿命が6000時間と短く、保守交換に手間がかかるばかりではなく、不点灯になると乗降客への安全策が取れないことになるため、保守の体制を確保することも必要となる問題があった。
【0007】
また、白熱電球の配列による照明では、飛び飛びの光源での照明となり、意匠の面で劣るために採用することに問題点があった。
【0008】
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、かご敷居と乗場敷居の間の隙間を乗降客が認識し易く、高い照度で照明し、発生した段差も認識し易く、意匠的にも見易い敷居の全幅が照明される、乗降客の安全を確保するエレベータの敷居を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明によれば、かご室が昇降する昇降路に設けられた各階の乗場出入口の敷居の前記昇降路側の側端部に設けられた第1の冷陰極蛍光ランプ照明器と、前記かご室の出入口の敷居の前記乗場出入口の敷居に対向する側端部に設けられた第2の冷陰極蛍光ランプ照明器とから成り、前記第1及び第2の冷陰極蛍光ランプ照明器が、それぞれの敷居に互いに対向して配されて、前記かご室が前記乗場に着床している時に、点灯することを特徴とするエレベータ敷居を提供する。
【0010】
さらに、本発明によれば、前記第1及び第2の冷陰極蛍光ランプ照明器は、冷陰極蛍光ランプを保護する樹脂カバーを備えてそれぞれの敷居に配されたことを特徴とするエレベータ敷居を提供する。
【0011】
さらに、本発明によれば、前記第1及び第2の冷陰極蛍光ランプ照明器は、それぞれの敷居の側端部に、互いに対向する出入口の幅にほぼ等しい長い凹所を設けて格納されたことを特徴とするエレベータ敷居を提供する。
【0012】
さらに、本発明によれば、前記各階の乗場出入口の敷居及び前記かご室の出入口の敷居は、透光性樹脂により形成され、その上面の表層全域に遮光手段を有して、前記第1及び第2の冷陰極蛍光ランプ照明器がそれぞれの敷居に配されてなることを特徴とするエレベータ敷居を提供する。
【0013】
さらに、本発明によれば、透光性樹脂により形成されるかご敷居及び乗場敷居の前記遮光手段は、遮光シート或いは滑り止めマットの貼着、或いは遮光塗料の塗布、或いは遮光膜のメッキの何れかの手段が成されることを特徴とするエレベータ敷居を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のエレベータ敷居の実施形態を図面により詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明の第1の実施形態の構成を示す乗場及びかご室の敷居部分の概念図で、同図(a)は、かご室が段差無しで停止した場合の拡大した概念図であり、同図(b)は、かご室が下方にずれた段差を生じた場合の拡大した概念図である。なお、各図において共通する部分には同番号を付してある。
【0016】
本実施形態の構成は、図1に示すように、かご室10の乗降口は、かご床11及び出入口柱12を備えて、かご敷居13が出入口柱12の外側のかご床11の一部に設けられる。
【0017】
このかご敷居13の上面には、出入口柱12の上部をスライドする吊り金具で保持されるかご扉14の案内溝15を備える。また、乗場敷居23に対向するかご敷居13の側端部には、かご室の出入口の幅にほぼ等しい、乗場敷居側を照明する冷陰極蛍光ランプ照明器17aが、その前部に透光性樹脂カバー18aを備えて、敷居と平行に設けられる。この冷陰極蛍光ランプ照明器17aは、直径1mm〜6mm程度の細径の冷陰極蛍光ランプを使用して、高輝度の照明が行なえる。ここに冷陰極蛍光ランプとは、ガラスなどの透明な管状の外囲器内壁に蛍光層を塗布し、管内に封入した水銀蒸気やキセノンガスを、管の内側または外側に配置した冷陰極により放電させて蛍光層を励起して発光させるものである。
【0018】
さらに、かご敷居13の下方には、乗降客の転落防止用にエプロン19が備えられる。
【0019】
一方、各階の乗場建屋床21に三方枠22を備えて、乗場敷居23が乗場建屋床21の昇降路側に設けられる。三方枠22の上部を同じくスライドする吊り金具で保持される乗場扉24の案内溝25を備える。かご敷居13に対向する乗場敷居23の側端部に、乗場口の幅にほぼ等しい、かご敷居側を照明する冷陰極蛍光ランプ照明器17bが同じくその前部に透光性樹脂カバー18aを備えて、敷居と平行に設けられる。
【0020】
各敷居に設けられた冷陰極蛍光ランプ照明器17a、17bのそれぞれには、これらを点灯するために、図示していない安定器(インバータ)がかご床11の下部や乗場建屋床21の空所に備えられて、点灯のタイミングなどの制御が同じく図示していない制御盤により行われる。
【0021】
上述の構成による第1の実施形態の動作・作用は、かご室10が昇降路内を移動し、図示していない制御盤による制御により何れかの階に着床すると、制御盤がかご室10の停止を確認して、冷陰極蛍光ランプ照明器17a、17bの図示していないそれぞれの安定器に通電し、冷陰極蛍光ランプ照明器17a、17bを点灯する。この点灯後に、かご扉14及び乗場扉24が開かれて、乗降客が出入りする。
【0022】
それぞれの扉が開かれると、敷居を通過する乗降客には、図1(a)に示すように、かご敷居13と乗場敷居23の間の隙間16から点灯された冷陰極蛍光ランプ照明器17a、17bの光が漏れてくるので、両敷居間の間隙16が明るく見えて、隙間16を認識する。また、同図(b)に示すように、例えば段差を生じてかご室10が低い位置で停止した場合には、かご室10から出て行く乗降客には、高くなっている乗場敷居23の冷陰極蛍光ランプ照明器17bの光により明るく照明されたかご敷居13とその光源が見える乗場敷居23の側端部も明るく見えて、乗場敷居23が高くなっていることが直ちに認識できる。一方、乗場からかご室10に入る乗降客には、明るく照明されたかご敷居13が見えるので段差があることが同じく認識できる。
【0023】
また、かご室10が高い位置で停止した段差の場合には、かご室10に入る乗降客には、高くなっているかご敷居13の冷陰極蛍光ランプ照明器17aの光により明るく照明された乗場敷居23とその光源が見えるかご敷居13の側端部も明るく見える。一方、かご室10から出る乗降客には、明るく照明された乗場敷居23が見えるので、段差があることが直ちに同じく認識できる。
【0024】
上述の第1の実施形態によれば、かご敷居と乗場敷居の間の隙間を双方の敷居の側端部に設けた冷陰極蛍光ランプ照明器により明るく照明されて、かご室に乗降する客が間隙に注意をすると共に、漏れてくる光の幅で隙間の幅も認知できる。また、段差が生じている場合にも、段差の低い側の敷居の上面が明るく照明されると共に、高い側の段差となって明るく見える冷陰極蛍光ランプ照明器の高さから、段差の高さも認知できる。したがって、冷陰極蛍光ランプ照明器からの光を見た乗降客は、これ等の隙間や段差を回避する程度が直感的に把握できて、かご室の出入口を安全に通過することができる。
【0025】
さらに、敷居の側端部に設けた冷陰極蛍光ランプ照明器は、その冷陰極蛍光ランプが直径1mm〜6mm程度の細いものでも高輝度が得られるので、かご床及び乗場建屋床の大幅な変更を必要としないで、乗降客が認識しやすく、間隙や段差に対する注意を促す光学的表示には効果的な敷居の側端部に、小型であるため容易に配置することができる。さらに、白熱電球とは異なり連続した長い均一な光源となるので、意匠的な見栄えも確保して設けることができる。
【0026】
一般的な蛍光灯等の照明器に比べて、寿命が長いので、交換回数も少なくて、保守性が優れている利点もある。
【0027】
図2は、本発明の第2の実施形態の概念を示す図で、冷陰極蛍光ランプ照明器をかご敷居に設置した敷居の構成を示す模式図である。
【0028】
第2の実施形態は、かご敷居及び乗場敷居のそれぞれが対向する側端部に、断面がC字形の凹所を設けて冷陰極蛍光ランプ照明器を直接格納して、かご敷居及び乗場敷居がそれぞれ構成される。
【0029】
第2の実施形態の構成は、例えば、図2に示すかご室では、かご敷居26の上面にはかご扉14の案内溝15が備えられて、図示していない乗場敷居に対向するかご敷居26の側端部に出入口の幅にほぼ等しい断面がC字形の長い凹所27が、乗場敷居側に開口部29を有して設けられて、この凹所27の内部に冷陰極蛍光ランプ照明器17aが据付けられる。さらに、この冷陰極蛍光ランプ照明器17aを点灯するために、安定器(図示無し)が、かご床11の下部等の空所に備えられて、点灯のタイミングなどの制御を行なう同じく図示していない制御盤が設けられる。
【0030】
一方、図示していないが、乗場敷居でも同様に、乗場扉の案内溝を上面に備え、側端部には三方枠22の幅にほぼ等しい断面がC字形の長い凹所が、かご敷居側に開口部を有して設けられて、この凹所の内部に乗場敷居の冷陰極蛍光ランプ照明器が据付けられる。また、この冷陰極蛍光ランプ照明器を点灯するための安定器が、乗場付近の空所に備えられて、点灯のタイミングなどの制御は、前記制御盤により行われる。
【0031】
上述の構成による第2の実施形態の作用・動作は、かご室10が着床して停止すると、制御盤の制御によりかご敷居26の冷陰極蛍光ランプ照明器17a及び乗場敷居の冷陰極蛍光ランプ照明器のそれぞれが点灯されて、かご敷居の開口部29または乗場敷居の開口部から光が放射されて、それぞれの正面方向を照明する。
【0032】
この照明により、かご敷居と乗場敷居に段差がない停止の場合には、両敷居の隙間が明るく照明され、段差を生じて停止している場合には、段差の低い側の敷居の上面が高い側の敷居の開口部からの光で照明され、乗降客には高い側の敷居の開口部が見えるので、乗降客はかご敷居と乗場敷居の状況が認識できる。
【0033】
第2の実施形態では、それぞれの敷居に断面C字形の凹所を設けて、冷陰極蛍光ランプ照明器のみが直接格納されているので、この冷陰極蛍光ランプ照明器に1mm〜6mm程度の細管タイプの冷陰極蛍光ランプを使用して、厚さが薄いかご床のかご敷居にも、乗降客がかご敷居及び乗場敷居の状況を認識するのに有用な敷居照明具を設けることができて、エレベータの乗降客の出入口の通過における安全を確保する効果がある。
【0034】
図3は、本発明の第3の実施形態の構成を示す模式図である。
【0035】
第3の実施形態は、かご敷居及び乗場敷居のそれぞれが、透光性樹脂により形成され、その側端部に凹所を設けて冷陰極蛍光ランプ照明器を直接格納して、かご敷居及び乗場敷居の上面には、遮光手段が設けられて、それぞれを構成する。
【0036】
第3の実施形態の構成は、例えば、図3に示すかご室では、かご敷居31が透光性樹脂により形成され、その上面にはかご扉14の案内溝15が備えられて、さらに、透光性樹脂により形成されたこのかご敷居31の上面の全体に、遮光手段32、例えば貼着処理された遮光シートが施される。また、かご敷居31の乗場敷居(図示無し)に対向する側端部には、出入口の幅にほぼ等しい長い凹所33が設けられて、この凹所33の内部に冷陰極蛍光ランプ照明器17aが据付けられる。さらに、この冷陰極蛍光ランプ照明器17aを点灯するために、安定器(図示無し)が、かご床11の下部等の空所に備えられて、点灯のタイミングなどの制御が行われる同じく図示していない制御盤が設けられる。
【0037】
一方、図示していないが、乗場敷居も同様に透光性樹脂により形成して、乗場敷居の上面に乗場扉の案内溝を備え、さらに、透光性樹脂の乗場敷居の上面の全体に、遮光のために例えば貼着処理されたシートを同じく備える。また、かご敷居31に対向する乗場敷居の側端部には、三方枠の幅にほぼ等しい長い凹所が設けられて、この凹所の内部に乗場敷居の冷陰極蛍光ランプ照明器が据付けられる。また、この冷陰極蛍光ランプ照明器を点灯するための安定器が、乗場付近の空所に備えられて、点灯のタイミングなどの制御は前記制御盤により行われる。
【0038】
なお、透光性樹脂により形成されたそれぞれの敷居の上面の遮光手段32として、上述の遮光シートに替えて滑り止めマットを貼着、また遮光性塗料の塗布、或いは遮光膜のメッキ等の遮光材がそれぞれの敷居上面に貼着・配置される処理も、本実施形態の目的とする遮光が同様に行われることは言うまでもない。
【0039】
第3の実施形態の作用・動作は、かご室10が着床して停止すると、制御盤の制御によりかご敷居31の冷陰極蛍光ランプ照明器17a及び乗場敷居の冷陰極蛍光ランプ照明器のそれぞれが点灯されて、さらに、かご敷居及び乗場敷居を形成する透光性製樹脂に光が入射する。この入射した光は、それそれの敷居内部で乱反射を繰り返して、遮光されていないかご敷居31及び乗場敷居の対向する側端部の全面から放射される。なお、敷居の上面に施された遮光手段により、それぞれの敷居の内部から上面への光放射は無い。
【0040】
この側端部の端面の全面から放射される光により、かご敷居と乗場敷居に段差がない停止の場合には、両敷居の隙間が明るく照明され、段差を生じて停止している場合には、段差の低い側の敷居の上面が高い側の敷居の側端部からの光で照明され、乗降客には高い側の敷居の側端部の全面が発光しているかのように見えるので、乗降客はかご敷居と乗場敷居の状況が認識できる。
【0041】
上述のように、第3の実施形態では、それぞれの敷居を透光性樹脂で形成し、その側端部に凹所を設けて、冷陰極蛍光ランプ照明器が格納されているので、この冷陰極蛍光ランプ照明器の点灯により放射された光が、透光性樹脂の敷居内で反射・散乱を繰返し、遮光の無いそれぞれの敷居が対向する側端部から放射されて、敷居の側端部の全面があたかも面光源のように発光する。段差があるかご室の停止の場合に、その段差が帯状の発光をする側端部として乗降客には見えるため、乗降客は段差の程度を直ちに認識できる効果がある。また、散乱光が放射されるので、本来の光源である冷陰極蛍光ランプ照明器を意識させない柔和な面光源となるので意匠的にも優れる利点がある。
【0042】
なお、上述の第1乃至第3の何れの実施形態も、既存のエレベータに対し改修等を施すことにより、冷陰極蛍光ランプ照明器を新たに、または既設の白熱電球を冷陰極蛍光ランプ照明器に取り替えて設置することにより実施できる。この場合には、冷陰極蛍光ランプ照明器が小型であるため、改修工事にかかる工程、時間、費用を抑えると共に、設置にあたってのかご及び乗場の敷居などの設計を大幅に変更すること無く実施できる利点もある。
【0043】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によるエレベータ敷居によれば、かご敷居と乗場敷居の間の隙間を乗降客が認識し易く、高い照度で照明することができる。また、段差が発生したかご室の停止の場合にも、その段差の高さを認識し易く、意匠的にも見易い敷居の全幅が照明される敷居の側端部の照明が、細管の冷陰極蛍光ランプ照明器で行われるので、エレベータの乗降客に注意を促し、乗降の安全を確保する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成と作動を示すエレベータ敷居の概念図。
【図2】本発明の第2の実施形態の構成を示すかご室の敷居を拡大した概念図。
【図3】本発明の第3の実施形態の構成を示すかご室の敷居を拡大した概念図。
【図4】従来のエレベータ敷居を示す概念図。
【符号の説明】
11・・・かご床、
12・・・出入口柱、
13・・・かご敷居、
14・・・かご扉、
15、25・・・案内溝、
16・・・間隙、
17a、17b・・・冷陰極蛍光ランプ照明器、
18a、18b・・・保護カバー、
19・・・エプロン、
21・・・乗場建屋床、
22・・・三方枠、
23・・・乗場敷居、
24・・・乗場扉、
26・・・かご敷居、
27、33・・・凹所、
29・・・開口、
31・・・透光性樹脂により形成されたかご敷居、
32・・・遮光手段、
41・・・昇降路、
42・・・制御盤、
43・・・巻上機
44・・・メインロープ、
45・・・かご室、
46・・・吊り合い錘。

Claims (5)

  1. かご室が昇降する昇降路に設けられた各階の乗場出入口の敷居の前記昇降路側の側端部に設けられた第1の冷陰極蛍光ランプ照明器と、
    前記かご室の出入口の敷居の前記乗場出入口の敷居に対向する側端部に設けられた第2の冷陰極蛍光ランプ照明器とから成り、
    前記第1及び第2の冷陰極蛍光ランプ照明器が、それぞれの敷居に互いに対向して配されて、前記かご室が前記乗場に着床している時に、点灯することを特徴とするエレベータ敷居。
  2. 前記第1及び第2の冷陰極蛍光ランプ照明器は、冷陰極蛍光ランプを保護する透光性樹脂カバーを備えてそれぞれの敷居に配されたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ敷居。
  3. 前記第1及び第2の冷陰極蛍光ランプ照明器は、それぞれの敷居の側端部に、互いに対向する出入口の幅にほぼ等しい長い凹所を設けて格納されたことを特徴とする請求項1または2記載のエレベータ敷居。
  4. 前記各階の乗場出入口の敷居及び前記かご室の出入口の敷居は、透光性樹脂により形成され、その上面の表層全域に遮光手段を有して、前記第1及び第2の冷陰極蛍光ランプ照明器がそれぞれの敷居に配されてなることを特徴とする請求項3記載のエレベータ敷居。
  5. 透光性樹脂により形成されるかご敷居及び乗場敷居の前記遮光手段は、遮光シート或いは滑り止めマットの貼着、或いは遮光塗料の塗布、或いは遮光膜のメッキの何れかの手段が成されたものであることを特徴とする請求項4記載のエレベータ敷居。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071971A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エレベーター躓き防止装置
KR101533557B1 (ko) * 2014-01-23 2015-07-06 (주) 한울테크 상/하개폐식 엘리베이터의 승강장도어개폐장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012071971A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エレベーター躓き防止装置
KR101533557B1 (ko) * 2014-01-23 2015-07-06 (주) 한울테크 상/하개폐식 엘리베이터의 승강장도어개폐장치

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