WO2020188683A1 - エレベータのかごドア装置 - Google Patents

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昌也 北澤
章吾 森永
嘉仁 赤尾
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三菱電機株式会社
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    • B66B13/02Door or gate operation
    • B66B13/14Control systems or devices
    • B66B13/16Door or gate locking devices controlled or primarily controlled by condition of cage, e.g. movement or position
    • B66B13/18Door or gate locking devices controlled or primarily controlled by condition of cage, e.g. movement or position without manually-operable devices for completing locking or unlocking of doors

Abstract

エレベータのかごドア装置において、かごドアが全閉位置にあるとき、第2の接触子が第2のカムに接触する。これにより、かご側連結部材が戸当たり側位置に保持され、第1のカムが解錠位置に保持され、可動施錠子が施錠位置に保持される。また、かごがドアゾーン外にあるときに、かごドアが開方向へ移動すると、第2の接触子が第2のカムに沿って動き、かご側連結部材が戸袋側位置に変位される。これにより、第1のカムが非解錠位置に変位され、可動施錠子が施錠位置に保持されて、かごドアの開方向へのさらなる移動が阻止される。

Description

エレベータのかごドア装置
 この発明は、エレベータのかご出入口を開閉するかごドア装置に関するものである。
 従来のエレベータのかごドア装置では、かごドアに、ブレードと施錠部材とが設けられている。ブレードは、解錠対応位置と施錠対応位置との間で、かごドアに対して水平方向へ変位可能である。施錠部材は、ブレードの動きに連動して解錠位置と施錠位置との間で変位可能である。
 かごドアの外部には、固定施錠子及び案内カムが設けられている。固定施錠子に施錠部材が引っ掛かることにより、かごドアの開方向への移動が阻止される。施錠部材には、案内部が設けられている。
 かごドアが全閉位置にあるとき、案内部が案内カムに接触することにより、施錠部材が解錠位置に保持されるとともに、ブレードが解錠対応位置に保持される(例えば、特許文献1参照)。
特許第6250190号公報
 上記のような従来のかごドア装置では、かごドアが全閉位置にあるとき、施錠部材が解錠位置に保持されている。しかし、信頼性の面から、かごドアが全閉位置にあるときには、施錠部材も施錠位置に位置していることが望ましい。
 この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、階床間でのかごドアの開放を防止しつつ、かごドアが全閉位置にあるときに、可動施錠子を施錠位置に保持することができるエレベータのかごドア装置を得ることを目的とする。
 この発明に係るエレベータのかごドア装置は、かご出入口を開閉するかごドア、かごドアに設けられており、かつ、戸当たり側位置と、戸当たり側位置よりも戸袋側の戸袋側位置との間でかごドアに対して水平方向へ変位可能になっているかご側連結部材、かごドアに設けられている固定施錠子、かごドアの外部に設けられており、固定施錠子に引っ掛かりかごドアの開方向への移動を阻止する施錠位置と、かごドアの開方向への移動を許容する非施錠位置との間で変位可能な可動施錠子、可動施錠子に設けられている第1の接触子、かごドアに設けられており、かご側連結部材に連動して解錠位置と非解錠位置との間で変位可能な第1のカム、かごドアに設けられており、かご側連結部材に連動して変位する第2の接触子、及びかごドアの外部に設けられている第2のカムを備え、かごドアが全閉位置にあるとき、第2の接触子が第2のカムに接触することにより、かご側連結部材が戸当たり側位置に保持され、第1のカムが解錠位置に保持され、可動施錠子が施錠位置に保持され、かごがドアゾーン内にあるときに、かごドアが開方向へ移動すると、乗場ドアに設けられたインターロック装置のインターロックローラにかご側連結部材が当たって、かご側連結部材の戸袋側位置への変位が阻止されるとともに、第1のカムの非解錠位置への変位が阻止され、第1の接触子に第1のカムが接触することにより、可動施錠子が解錠位置に変位され、かごがドアゾーン外にあるときに、かごドアが開方向へ移動すると、第2の接触子が第2のカムに沿って動き、かご側連結部材が戸袋側位置に変位されるとともに、第1のカムが非解錠位置に変位され、可動施錠子が施錠位置に保持されて、かごドアの開方向へのさらなる移動が阻止される。
 また、この発明に係るエレベータのかごドア装置は、かご出入口を開閉する第1のかごドア、第1のかごドアに連動して第1のかごドアとは反対方向へ移動することにより、かご出入口を開閉する第2のかごドア、第1のかごドアに設けられており、かつ、戸当たり側位置と、戸当たり側位置よりも戸袋側の戸袋側位置との間で第1のかごドアに対して水平方向へ変位可能になっているかご側連結部材、第2のかごドアに設けられている固定施錠子、第1及び第2のかごドアの外部に設けられており、固定施錠子に引っ掛かり第1のかごドアの開方向への移動を阻止する施錠位置と、第1のかごドアの開方向への移動を許容する非施錠位置との間で変位可能な可動施錠子、可動施錠子に設けられている第1の接触子、第1のかごドアに設けられており、かご側連結部材に連動して解錠位置と非解錠位置との間で変位可能な第1のカム、第1のかごドアに設けられており、かご側連結部材に連動して変位する第2の接触子、及び第1のかごドアの外部に設けられている第2のカムを備え、第1のかごドアが全閉位置にあるとき、第2の接触子が第2のカムに接触することにより、かご側連結部材が戸当たり側位置に保持され、第1のカムが解錠位置に保持され、可動施錠子が施錠位置に保持され、かごがドアゾーン内にあるときに、第1のかごドアが開方向へ移動すると、乗場ドアに設けられたインターロック装置のインターロックローラにかご側連結部材が当たって、かご側連結部材の戸袋側位置への変位が阻止されるとともに、第1のカムの非解錠位置への変位が阻止され、第1の接触子に第1のカムが接触することにより、可動施錠子が解錠位置に変位され、かごがドアゾーン外にあるときに、第1のかごドアが開方向へ移動すると、第2の接触子が第2のカムに沿って動き、かご側連結部材が戸袋側位置に変位されるとともに、第1のカムが非解錠位置に変位され、可動施錠子が施錠位置に保持されて、第1のかごドアの開方向へのさらなる移動が阻止される。
 この発明のエレベータのかごドア装置によれば、階床間でのかごドアの開放を防止しつつ、かごドアが全閉位置にあるときに、可動施錠子を施錠位置に保持することができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータを示す概略の構成図である。 図1の第1及び第2の乗場ドアを昇降路側から見た正面図である。 図1の第1及び第2のかごドアを乗場側から見た正面図である。 図3の要部を拡大して示す正面図である。 図4のV-V線に沿う断面図である。 図4のVI-VI線に沿う断面図である。 図4の第1及び第2のかごドアが開方向へ少し移動した状態を示す正面図である。 図7の第1及び第2のかごドアが開方向へさらに移動した状態を示す正面図である。 図4の第1及び第2のかごドアをドアゾーン外で開けようとした状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータのかごドア装置を乗場側から見た正面図である。
 以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
 実施の形態1.
 図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータを示す概略の構成図である。図において、昇降路1の上部には、機械室2が設けられている。機械室2には、巻上機3、そらせ車4、及びエレベータ制御装置5が設置されている。
 巻上機3は、駆動シーブ6、図示しない巻上機モータ、及び図示しない巻上機ブレーキを有している。巻上機モータは、駆動シーブ6を回転させる。巻上機ブレーキは、駆動シーブ6の静止状態を保持、又は駆動シーブ6の回転を制動する。
 駆動シーブ6及びそらせ車4には、懸架体7が巻き掛けられている。懸架体7としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。懸架体7の第1の端部には、かご8が接続されている。懸架体7の第2の端部には、釣合おもり9が接続されている。
 かご8及び釣合おもり9は、懸架体7により吊り下げられており、駆動シーブ6を回転させることにより昇降路1内を昇降する。エレベータ制御装置5は、巻上機3を制御することにより、かご8の運行を制御する。
 昇降路1内には、図示しない一対のかごガイドレールと、図示しない一対の釣合おもりガイドレールとが設置されている。一対のかごガイドレールは、かご8の昇降を案内する。一対の釣合おもりガイドレールは、釣合おもり9の昇降を案内する。
 かご8は、かご枠10及びかご室11を有している。かご枠10には、懸架体7が接続されている。かご室11は、かご枠10に支持されている。かご室11の前面には、第1のかごドア12a及び第2のかごドア12bが設けられている。第1及び第2のかごドア12a,12bは、互いに反対方向へ水平にスライドすることによりかご出入口を開閉する。
 かご8上には、ドアコントローラ13が設けられている。ドアコントローラ13は、第1及び第2のかごドア12a,12bの開閉動作を制御する。
 複数階の乗場には、第1の乗場ドア14a及び第2の乗場ドア14bがそれぞれ設けられている。第1及び第2の乗場ドア14a,14bは、互いに反対方向へ水平にスライドすることにより乗場出入口を開閉する。また、第1及び第2の乗場ドア14a,14bは、かご8の着床時に第1及び第2のかごドア12a,12bに連動して開閉動作する。
 図2は、図1の第1及び第2の乗場ドア14a,14bを昇降路1側から見た正面図である。乗場出入口の上部には、乗場ドアフレーム15が固定されている。乗場ドアフレーム15には、乗場ドアレール16が設けられている。乗場ドアレール16は、乗場出入口の幅方向に平行、かつ水平に配置されている。乗場出入口の幅方向は、図2の左右方向である。
 乗場ドアフレーム15の長手方向の第1の端部には、第1の乗場ドアプーリ17が設けられている。乗場ドアフレーム15の長手方向の第2の端部には、第2の乗場ドアプーリ18が設けられている。第1及び第2の乗場ドアプーリ17,18には、無端状の連動ロープ19が巻かれている。
 第1及び第2の乗場ドア14a,14bは、乗場ドアパネル20及び乗場ドアハンガ21をそれぞれ有している。各乗場ドアハンガ21は、対応する乗場ドアパネル20の上部に固定されている。
 各乗場ドアハンガ21には、複数の乗場ドアローラ22が設けられている。各乗場ドアローラ22は、第1及び第2の乗場ドア14a,14bの開閉動作時に、乗場ドアレール16上を転がりながら移動する。第1及び第2の乗場ドア14a,14bは、乗場ドアレール16から吊り下げられており、乗場ドアレール16に沿って開閉動作する。
 第1の乗場ドア14aは、第1の乗場ドア連結金具23を介して、連動ロープ19の下側部分に接続されている。第2の乗場ドア14bは、第2の乗場ドア連結金具24を介して、連動ロープ19の上側部分に接続されている。
 第1の乗場ドア14aの開閉動作により連動ロープ19が循環すると、第2の乗場ドア14bは、第1の乗場ドア14aとは反対方向へ移動する。乗場ドア連動機構25は、第1の乗場ドアプーリ17、第2の乗場ドアプーリ18、連動ロープ19、第1の乗場ドア連結金具23、及び第2の乗場ドア連結金具24を有している。また、乗場ドア連動機構25は、第1の乗場ドア14aの開閉動作に第2の乗場ドア14bを連動させる。
 第1の乗場ドア14aと乗場ドアフレーム15との間には、インターロック装置26が設けられている。インターロック装置26は、かご8が着床していないときに乗場側から乗場ドア14が開放されるのを防止する。また、インターロック装置26は、掛け金27、インターロックラッチ28、固定側インターロックローラ29、及び可動側インターロックローラ30を有している。
 掛け金27は、乗場ドアフレーム15に固定されている。インターロックラッチ28は、第1の乗場ドア14aの乗場ドアハンガ21に回転可能に取り付けられている。第1及び第2の乗場ドア14a,14bが全閉位置にあるとき、インターロックラッチ28の先端部が掛け金27に引っ掛かることにより、第1及び第2の乗場ドア14a,14bの開方向への移動が阻止される。
 固定側インターロックローラ29は、インターロックラッチ28の回転軸と同軸に配置されている。可動側インターロックローラ30は、インターロックラッチ28に取り付けられている。インターロックラッチ28及び可動側インターロックローラ30は、インターロックラッチ28の回転軸を中心として一体に回転する。
 図3は、図1の第1及び第2のかごドア12a,12bを乗場側から見た正面図である。かご出入口の上部には、かごドアフレーム31が固定されている。かごドアフレーム31には、かごドアレール32が設けられている。かごドアレール32は、かご出入口の幅方向に平行、かつ水平に配置されている。かご出入口の幅方向は、図3の左右方向である。
 かごドアフレーム31の長手方向の第1の端部には、第1のかごドアプーリ33が設けられている。かごドアフレーム31の長手方向の第2の端部には、第2のかごドアプーリ34が設けられている。第1及び第2のかごドアプーリ33,34には、無端状のかごドア駆動ロープ35が巻かれている。
 第1及び第2のかごドア12a,12bは、かごドアパネル36及びかごドアハンガ37をそれぞれ有している。各かごドアハンガ37は、対応するかごドアパネル36の上部に固定されている。第1及び第2のかごドア12a,12bは、かごドアレール32から吊り下げられており、かごドアレール32に沿って開閉動作する。
 第1のかごドア12aは、第1のかごドア連結金具38を介して、かごドア駆動ロープ35の下側部分に接続されている。第2のかごドア12bは、第2のかごドア連結金具39を介して、かごドア駆動ロープ35の上側部分に接続されている。
 かごドアフレーム31上には、ドアモータ40が固定されている。ドアモータ40の回転は、第1のかごドアプーリ33に伝達される。第1のかごドアプーリ33が回転すると、かごドア駆動ロープ35が循環するとともに、第2のかごドアプーリ34が回転する。これにより、第1及び第2のかごドア12a,12bが開閉動作する。
 図4は、図3の要部を拡大して示す正面図である。第1のかごドア12aには、第1の支持板44が固定されている。第1の支持板44には、固定施錠子45が固定されている。即ち、固定施錠子45は、第1の支持板44を介して、第1のかごドア12aに設けられている。また、固定施錠子45は、第1の支持板44の上端部の側面から第2のかごドア12b側へ突出している。
 かごドアフレーム31には、第2の支持板46が固定されている。第2の支持板46には、可動施錠子47が取り付けられている。即ち、可動施錠子47は、第1のかごドア12aの外部に設けられている。
 可動施錠子47は、回転軸47aを中心として回転可能である。また、可動施錠子47は、図4に示す施錠位置と図7に示す非施錠位置との間で、変位可能である。施錠位置は、可動施錠子47が固定施錠子45に引っ掛かり、第1のかごドア12aの開方向への移動を阻止する位置である。非施錠位置は、第1のかごドア12aの開方向への移動を許容する位置である。
 回転軸47aは、可動施錠子47の中間部に設けられている。可動施錠子47の一端部には、フック状の施錠部47bが設けられている。第1及び第2のかごドア12a,12bが全閉位置にあるとき、施錠部47bは、固定施錠子45の先端部よりも、第1のかごドア12aの戸袋側に位置している。
 可動施錠子47が施錠位置に保持されたまま、第1のかごドア12aが開方向へ移動しようとすると、施錠部47bが固定施錠子45の先端部に引っ掛かる。これにより、第1のかごドア12aの開方向への移動が阻止される。
 第2の支持板46と可動施錠子47との間には、引張ばね48が設けられている。引張ばね48は、可動施錠子47を図4の反時計方向へ回転させる力、即ち施錠位置に保持する力を発生している。可動施錠子47は、施錠位置に変位する方向への力を常時受けている。即ち、可動施錠子47は、第1のカム56bからの外力が作用しないとき、自重、錘、又はばねによって、施錠位置に留まるようになっている。
 第2の支持板46には、施錠子ストッパ49が取り付けられている。施錠子ストッパ49は、可動施錠子47が施錠位置を越えて回転することを阻止している。施錠子ストッパ49の上下方向位置は、調整可能である。可動施錠子47は、自重と引張ばね48の力とにより、施錠子ストッパ49に押し当てられ、施錠位置に保持されている。
 第2の支持板46には、施錠検出スイッチ50が取り付けられている。施錠検出スイッチ50は、可動施錠子47が施錠位置にあることを検出する。
 可動施錠子47の他端部には、作動片51が固定されている。可動施錠子47が施錠位置に保持されているとき、作動片51は施錠検出スイッチ50に接触する。これにより、施錠検出スイッチ50がONとなる。
 また、可動施錠子47が施錠位置に保持されていないとき、作動片51は施錠検出スイッチ50から離れる。これにより、施錠検出スイッチ50がOFFとなる。
 エレベータ制御装置5において、第1及び第2のかごドア12a,12bが全閉位置にあり、かつ可動施錠子47が施錠位置に保持されていることが、かご8の昇降を可能とする条件である。
 可動施錠子47には、突出部47cが形成されている。突出部47cは、可動施錠子47の中間部から斜め下方へ突出している。突出部47cの下端部には、ローラ状の第1の接触子52が設けられている。第1の接触子52は、突出部47cに対して回転可能である。
 第1の支持板44には、第1の平行リンク機構53を介して、断面L字形のかご側連結部材54が取り付けられている。かご側連結部材54は、鉛直に配置されている。
 第1の平行リンク機構53は、棒状の第1の下部リンク55と、L字形の第1の上部リンク56とを有している。
 第1の下部リンク55の上端部は、回転軸55aを中心として回転可能に第1の支持板44に取り付けられている。第1の下部リンク55の下端部は、かご側連結部材54の下端部に回転可能に連結されている。
 第1の上部リンク56の中間部は、回転軸56aを中心として回転可能に第1の支持板44に取り付けられている。第1の上部リンク56の第1の端部は、かご側連結部材54の中間部に回転可能に連結されている。
 かご側連結部材54は、第1の下部リンク55及び第1の上部リンク56の回転により、図4に示す戸当たり側位置と、図9に示す戸袋側位置との間で、第1のかごドア12aに対して水平方向へ変位可能である。戸袋側位置は、第1のかごドア12aに対して、戸当たり側位置よりも、第1のかごドア12aの戸袋側の位置である。
 第1の上部リンク56の中間部から第2の端部までの部分は、回転軸56aに対してかご側連結部材54とは反対側へ突出している。
 第1の上部リンク56の第2の端部には、第1のカム56bが設けられている。固定施錠子45及び第1のカム56bは、共通の取付部材である第1の支持板44を介して、第1のかごドア12aに取り付けられている。
 第1のカム56bは、第1のかごドア12aの通常の開放動作時に第1の接触子52に接触し、可動施錠子47を非施錠位置に回転させる。
 第1の上部リンク56の回転軸56aと第1のカム56bとの間には、ローラ状の第2の接触子57が設けられている。第2の接触子57は、第1の上部リンク56に対して回転可能である。第1のカム56b及び第2の接触子57は、第1の支持板44を介して第1のかごドア12aに設けられている。
 第1の上部リンク56は、かご側連結部材54の動きに連動して回転する。これにより、第1のカム56bは、図7に示す解錠位置と、図9に示す非解錠位置との間で、変位可能になっている。即ち、第1のカム56bは、解錠位置と非解錠位置との間を回転して変位可能である。
 第2の接触子57は、第1のカム56bの回転中心である回転軸56aに対して、第1のかごドア12aの戸当たり側、かつ下側に配置されている。また、第2の接触子57は、かご側連結部材54の動きに連動して変位する。
 第2のかごドア12bのかごドアハンガ37には、第2のカム58が固定されている。即ち、実施の形態1では、第2のカム58は、第1のかごドア12aの外部である第2のかごドア12bに固定されている。
 第1及び第2のかごドア12a,12bが全閉位置にあるとき、第2の接触子57は、第2のカム58の上面である水平な案内面に接している。
 第1の上部リンク56に外力を加えずに第1のかごドア12aを開方向へ移動させようとすると、図9に示すように、第2の接触子57が第2のカム58から離れ、第1のカム56bが非解錠位置に変位する。
 かご側連結部材54は、重力又はばね力の作用により、戸袋側、即ち戸袋側位置に変位する方向への力を常時受けている。また、第1のカム56bは、非解錠位置に変位する方向への力を常時受けている。即ち、かご側連結部材54及び第1のカム56bに外力が作用しないとき、自重、錘、又はばねによって、かご側連結部材54が戸袋側位置に留まるとともに、第1のカム56bが非解錠位置に留まるようになっている。
 しかし、第1及び第2のかごドア12a,12bが全閉位置にあるときには、第2の接触子57が第2のカム58上に位置していることにより、第1のカム56bの非解錠位置側への変位が阻止されている。これにより、かご側連結部材54は、戸当たり側位置に保持されている。
 図4の状態から、第1のかごドア12aが開方向へ移動すると、第1のカム56bにより第1の接触子52が押し上げられて、可動施錠子47が非施錠位置に回転する。このため、第1のかごドア12aが開方向へさらに移動しても、施錠部47bが固定施錠子45に引っ掛からず、第1のかごドア12aの開方向への移動が阻止されることはない。
 第1の支持板44には、一対の連結部材ストッパ59が設けられている。一対の連結部材ストッパ59は、かご側連結部材54の戸当たり側への可動範囲を制限する。
 第1及び第2のかごドア12a,12bが全閉位置にあるとき、かご側連結部材54と一対の連結部材ストッパ59との間には、隙間が確保されている。このため、かご側連結部材54を一対の連結部材ストッパ59に強制的に接触させると、第2の接触子57と第2のカム58との間に僅かな隙間が発生する。
 第1の支持板44には、第2の平行リンク機構60を介して、断面L字形のガイドブレード61が取り付けられている。ガイドブレード61は、かご側連結部材54に平行、即ち鉛直に配置されている。
 第2の平行リンク機構60は、棒状の第2の下部リンク62と、棒状の第2の上部リンク63とを有している。
 第2の下部リンク62の下端部は、回転軸62aを中心として回転可能に第1の支持板44に取り付けられている。第2の下部リンク62の上端部は、ガイドブレード61の下端部に回転可能に連結されている。
 第2の上部リンク63の下端部は、回転軸63aを中心として回転可能に第1の支持板44に取り付けられている。第2の上部リンク63の上端部は、ガイドブレード61の中間部に回転可能に連結されている。
 また、ガイドブレード61は、第2の下部リンク62及び第2の上部リンク63の回転により、第1のかごドア12aに対して、第1のかごドア12aの開閉方向へ変位可能になっている。
 ガイドブレード61の上端部には、ガイドローラ64が設けられている。かごドアフレーム31には、ガイド部材65が固定されている。ガイドローラ64は、第1のかごドア12aが全閉位置にあるときに、ガイド部材65に接触している。
 ガイドブレード61は、重力又はばね力の作用により、第1のかごドア12aの戸当たり側へ常時押されている。第1のかごドア12aが全閉位置にあるときには、ガイドローラ64がガイド部材65に当たっており、ガイドブレード61は、インターロックローラ29,30から離れている。
 これに対して、第1のかごドア12aが開方向へ移動すると、ガイドブレード61がかご側連結部材54側へ変位し、かご側連結部材54とガイドブレード61との間隔が小さくなる。そして、インターロックローラ29,30が、かご側連結部材54とガイドブレード61との間に把持される。
 図5は、図4のV-V線に沿う断面図である。また、図6は図4のVI-VI線に沿う断面図である。かご8が着床したとき、かご側連結部材54は、インターロックローラ29,30よりも戸当たり側に配置されており、ガイドブレード61は、インターロックローラ29,30よりも戸袋側に配置されている。
 また、インターロックローラ29,30は、真上から見て、かご敷居線L1と乗場敷居線L2との間に配置されている。かご敷居線L1は、かご敷居の乗場側端面を真上から見た直線である。乗場敷居線L2は、乗場敷居のかご側端面を真上から見た直線である。
 また、リンク55,56,62,63、かご側連結部材54のリンク55,56との連結部、及びガイドブレード61のリンク62,63との連結部は、真上から見て、かご敷居線L1よりもかご8側に配置されている。
 このような構成により、かご8が適正な着床位置に位置するときに、第1のかごドア12aが開方向へ移動すると、インターロックローラ29,30がかご側連結部材54に当たって、かご側連結部材54の戸袋側位置への変位が阻止される。これにより、第1のカム56bの非解錠位置への変位も阻止される。
 また、かご8が適正な着床位置以外に位置するときに、第1のかごドア12aが開方向へ移動し、第2の接触子57が第2のカム58の端部に達すると、第2のカム58から第2の接触子57が離れ、第1のカム56bが非解錠位置に変位する。また、かご側連結部材54は、戸袋側位置に変位する。
 この状態では、第1のカム56bが第1の接触子52に接触せず、可動施錠子47が施錠位置に保持される。そして、第1のかごドア12aが開方向へ移動すると、施錠部47bが固定施錠子45に引っ掛かり、第1のかごドア12aの開方向へのさらなる移動が阻止される。
 このように、第1及び第2のかごドア12a,12bが全閉位置にあるときには、第2の接触子57が第2のカム58に接触する。これにより、かご側連結部材54が戸当たり側位置に保持され、第1のカム56bが解錠位置に保持され、可動施錠子47が施錠位置に保持される。
 また、かご8がドアゾーン内にあるときに、第1のかごドア12aが開方向へ移動すると、インターロックローラ29,30にかご側連結部材54が当たる。これにより、かご側連結部材54の戸袋側位置への変位が阻止されるとともに、第1のカム56bの非解錠位置への変位が阻止される。そして、第1の接触子52に第1のカム56bが接触することにより、可動施錠子47が解錠位置に変位される。
 また、かご8がドアゾーン外にあるときに、第1のかごドア12aが開方向へ移動すると、第2の接触子57が第2のカム58に沿って動き、かご側連結部材54が戸袋側位置に変位される。これにより、第1のカム56bが非解錠位置に変位され、可動施錠子47が施錠位置に保持され、第1のかごドア12aの開方向へのさらなる移動が阻止される。
 次に、動作について説明する。かごドア12が全閉位置にあるときは、図4及び図6に示すように、第2の接触子57が第2のカム58に当たっている。また、可動施錠子47が施錠位置に保持されている。また、かご側連結部材54は、戸当たり側位置に位置している。また、かご側連結部材54及びガイドブレード61は、インターロックローラ29,30から離れている。
 図7は図4の第1及び第2のかごドア12a,12bが開方向へ少し移動した状態を示す正面図である。第1のかごドア12aが開方向へ移動し始め、第2の接触子57が第2のカム58の端部まで移動すると、第1のリンク48が図7の時計方向へ回転し、かご側連結部材54が戸袋側へ変位しようとする。
 しかし、かご側連結部材54のローラ接触面がインターロックローラ29,30と接触し、かご側連結部材54の戸袋側への変位が阻止される。これにより、第1のカム56bが非解錠位置まで変位することがない。
 このため、第1のかごドア12aが開方向へさらに移動すると、第1のカム56bにより第1の接触子52が押し上げられ、可動施錠子47が非施錠位置に回転する。
 また、かご側連結部材54とガイドブレード61との間にインターロックローラ29,30が挟まれ、インターロックラッチ28が回転し、乗場ドア装置のインターロック装置26も解錠状態になる。
 図8は、図7の第1及び第2のかごドア12a,12bが開方向へさらに移動した状態を示す正面図である。第1のかごドア12aが開方向へさらに移動すると、ガイドブレード61は、第1のかごドア12aに対して戸当たり側へ相対的に移動する。
 これにより、ガイドブレード61は、インターロックローラ29,30を介して、かご側連結部材54を戸当たり側へ変位させる。この結果、かご側連結部材54は、連結部材ストッパ59に当たる。このとき、第1の上部リンク56は、図8の反時計回りに回転し、第1のカム56bは、解錠位置から非解錠位置とは反対側へ変位する。即ち、第1のカム56bは、非解錠位置からさらに離れた位置に位置することになる。
 また、インターロックローラ29,30がかご側連結部材54とガイドブレード61との間に把持されているため、第1のかごドア12aと第1の乗場ドア14aとが一体に開方向へ移動する。また、第2のかごドア12b及び第2の乗場ドア14bも同期して開方向へ移動する。
 次に、何等かの異常によりかご8がドアゾーン外に停止した状態で、かご室11内の乗客が第1及び第2のかごドア12a,12bをこじ開けようとした場合について説明する。この場合、図9に示すように、かご側連結部材54にインターロックローラ29,30が当たらないため、かご側連結部材54の戸袋方向への変位は阻止されない。
 このため、第2の接触子57が第2のカム58の端部まで移動すると、第1の上部リンク56が図9の時計方向へ回転し、第1のカム56bが非解錠位置まで変位する。従って、第1のカム56bは第1の接触子52に接触せず、可動施錠子47は施錠位置に保持される。この結果、可動施錠子47が固定施錠子45に引っ掛かり、第1のかごドア12aの開方向へのさらなる移動が阻止される。
 このようなエレベータのかごドア装置では、かご側連結部材54の上下方向の範囲内にインターロックローラ29,30が無い場合に戸開防止機能が働くので、乗場側に解錠用カムを別途用意することが不要である。従って、簡単な構成により、階床間でのかごドア12の開放を防止することができる。
 また、第1及び第2のかごドア12a,12bが全閉位置にあるときに、可動施錠子47を施錠位置に保持することができる。また、可動施錠子47を施錠位置から非施錠位置に不要に移動させないため、故障及び誤動作を抑制し、信頼性を向上させることができる。
 また、固定施錠子45及び第1のカム56bは、共通の取付部材である第1の支持板44を介して、第1のかごドア12aに取り付けられている。このため、固定施錠子45と第1のカム56bとの位置関係を容易に調整できる。
 また、第2の接触子57は、第1のカム56bの回転中心に対して、戸当たり側かつ下側に配置されている。このため、第1のかごドア12aが全閉位置から開方向へ移動し始めてから移動が阻止されるまでの第1のかごドア12aの移動量を小さくすることができる。
 また、かご側連結部材54は、戸袋側位置に変位する方向への力を常時受けており、第1のカム56bは、非解錠位置に変位する方向への力を常時受けている。このため、信頼性をさらに向上させることができる。
 また、可動施錠子47は、施錠位置に変位する方向への力を常時受けている。このため、信頼性をさらに向上させることができる。
 また、可動施錠子47が施錠位置にあることが施錠検出スイッチ50により検出されるので、誤動作をより確実に検出して、信頼性をさらに向上させることができる。
 実施の形態2.
 次に、図10は、この発明の実施の形態2によるエレベータのかごドア装置を乗場側から見た正面図である。実施の形態2の固定施錠子45は、第2のかごドア12bのかごドアハンガ37に固定されている。
 可動施錠子71は、第2の支持板46を介して、かごドアフレーム31に設けられている。即ち、可動施錠子71は、第1及び第2のかごドア12a,12bの外部に設けられている。
 可動施錠子71は、回転軸71aを中心として回転可能である。また、可動施錠子71は、図10に示す施錠位置と、非施錠位置との間で、変位可能である。
 施錠位置は、可動施錠子71が固定施錠子45に引っ掛かり、第1のかごドア12aの開方向への移動を阻止する位置である。非施錠位置は、図10の施錠位置から時計方向へ回転した位置であり、第1のかごドア12aの開方向への移動を許容する位置である。
 回転軸71aは、可動施錠子71の中間部に設けられている。可動施錠子71の第1のかごドア12aとは反対側の端部には、フック状の施錠部71bが設けられている。第1及び第2のかごドア12a,12bが全閉位置にあるとき、施錠部71bは、固定施錠子45の先端部よりも、第2のかごドア12bの戸袋側に位置している。
 可動施錠子71が施錠位置に保持されたまま、第1のかごドア12aが開方向へ移動しようとすると、施錠部71bが固定施錠子45の先端部に引っ掛かる。これにより、第1のかごドア12aの開方向への移動が阻止される。
 可動施錠子71の施錠部71bとは反対側の端部には、錘72が取り付けられている。可動施錠子71は、自重と、引張ばね48の力と、錘72に作用する重力とにより、施錠子ストッパ49に押し当てられ、施錠位置に保持されている。即ち、可動施錠子71は、施錠位置に変位する方向への力を常時受けている。
 可動施錠子71には、突出部71cが形成されている。突出部71cは、可動施錠子71の中間部から斜め下方へ突出している。第1の接触子52は、突出部71cの下端部に設けられている。
 第2のカム58は、第2のかごドア12bのかごドアハンガ37に固定されている。即ち、第2のカム58は、第1のかごドア12aの外部に設けられている。
 実施の形態2では、第1のかごドア12aが全閉位置にあるとき、第2の接触子57が第2のカム58に接触する。これにより、かご側連結部材54が戸当たり側位置に保持され、第1のカム56bが解錠位置に保持され、可動施錠子71が施錠位置に保持される。
 また、かご8がドアゾーン内にあるときに、第1のかごドア12aが開方向へ移動すると、インターロックローラ29,30にかご側連結部材54が当たる。これにより、かご側連結部材54の戸袋側位置への変位が阻止されるとともに、第1のカム56bの非解錠位置への変位が阻止される。そして、第1の接触子52に第1のカム56bが接触することにより、可動施錠子71が解錠位置に変位される。
 また、かご8がドアゾーン外にあるときに、第1のかごドア12aが開方向へ移動すると、第2の接触子57が第2のカム58に沿って動き、かご側連結部材54が戸袋側位置に変位される。これにより、第1のカム56bが非解錠位置に変位され、可動施錠子71が施錠位置に保持されて、第1のかごドア12aの開方向へのさらなる移動が阻止される。
 他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
 このような構成によっても、階床間での第1及び第2のかごドア12a,12bの開放を防止することができる。また、第1及び第2のかごドア12a,12bが全閉位置にあるときに、可動施錠子71を施錠位置に保持することができる。
 また、かご側連結部材54が第1のかごドア12aに設けられ、固定施錠子45が第2のかごドア12bに設けられるので、機器実装に有利である。
 なお、ガイドブレード61を水平方向へ変位可能とする構成は必須ではなく、ガイドブレード61を第1のかごドア12aに固定してもよい。
 また、インターロックローラ29,30がかご側連結部材54とガイドブレード61との間に把持される構成は、必須ではない。例えば、固定側インターロックローラ29と可動側インターロックローラ30との間に、かご側連結部材54とガイドブレード61とを配置する構成としてもよい。この場合、かご側連結部材54がガイドブレード61の戸袋側に配置される。
 また、第1の下部リンク55及び第1の上部リンク56の向きを、反対にしてもよい。同様に、可動施錠子47が施錠位置から非施錠位置に回転する方向を反対にしてもよい。
 また、第2のカム58は、かごドアフレーム31に固定してもよい。
 また、第2の接触子57は、かご側連結部材に設けてもよい。
 また、図9では、第2の接触子57が第2のカム58から離れている。しかし、ドアゾーン外でかごドアの開方向へのさらなる移動を阻止したとき、第1のカムを非解錠位置に変位させられれば、第2の接触子は第2のカムに接触子していてもよい。
 また、上記の例では中央開き式のかごドア装置を示したが、この発明は、片開き式のかごドア装置に適用してもよい。この場合、第2のカム58は、かごドアフレーム31に対して固定することになる。
 また、この発明が適用されるエレベータのタイプは、図1のタイプに限定されるものではなく、例えば2:1ローピング方式のエレベータであってもよい。
 また、この発明は、機械室レスエレベータ、ダブルデッキエレベータ、ワンシャフトマルチカー方式のエレベータなど、種々のタイプのエレベータに適用できる。ワンシャフトマルチカー方式は、上かごと、上かごの真下に配置された下かごとが、それぞれ独立して共通の昇降路を昇降する方式である。
 8 かご、12a 第1のかごドア、12b 第2のかごドア、14a 第1の乗場ドア、14b 第2の乗場ドア、26 インターロック装置、29 固定側インターロックローラ、30 可動側インターロックローラ、44 第1の支持板(取付部材)、45 固定施錠子、47,71 可動施錠子、50 施錠検出スイッチ、52 第1の接触子、54 かご側連結部材、56a 回転軸(第1のカムの回転中心)、56b 第1のカム、57 第2の接触子、58 第2のカム。

Claims (7)

  1.  かご出入口を開閉するかごドア、
     前記かごドアに設けられており、かつ、戸当たり側位置と、前記戸当たり側位置よりも戸袋側の戸袋側位置との間で前記かごドアに対して水平方向へ変位可能になっているかご側連結部材、
     前記かごドアに設けられている固定施錠子、
     前記かごドアの外部に設けられており、前記固定施錠子に引っ掛かり前記かごドアの開方向への移動を阻止する施錠位置と、前記かごドアの開方向への移動を許容する非施錠位置との間で変位可能な可動施錠子、
     前記可動施錠子に設けられている第1の接触子、
     前記かごドアに設けられており、前記かご側連結部材に連動して解錠位置と非解錠位置との間で変位可能な第1のカム、
     前記かごドアに設けられており、前記かご側連結部材に連動して変位する第2の接触子、及び
     前記かごドアの外部に設けられている第2のカム
     を備え、
     前記かごドアが全閉位置にあるとき、前記第2の接触子が前記第2のカムに接触することにより、前記かご側連結部材が前記戸当たり側位置に保持され、前記第1のカムが前記解錠位置に保持され、前記可動施錠子が前記施錠位置に保持され、
     かごがドアゾーン内にあるときに、前記かごドアが開方向へ移動すると、乗場ドアに設けられたインターロック装置のインターロックローラに前記かご側連結部材が当たって、前記かご側連結部材の前記戸袋側位置への変位が阻止されるとともに、前記第1のカムの前記非解錠位置への変位が阻止され、前記第1の接触子に前記第1のカムが接触することにより、前記可動施錠子が前記解錠位置に変位され、
     前記かごが前記ドアゾーン外にあるときに、前記かごドアが開方向へ移動すると、前記第2の接触子が前記第2のカムに沿って動き、前記かご側連結部材が前記戸袋側位置に変位されるとともに、前記第1のカムが非解錠位置に変位され、前記可動施錠子が前記施錠位置に保持されて、前記かごドアの開方向へのさらなる移動が阻止されるエレベータのかごドア装置。
  2.  前記固定施錠子及び前記第1のカムは、共通の取付部材を介して、前記かごドアに取り付けられている請求項1記載のエレベータのかごドア装置。
  3.  かご出入口を開閉する第1のかごドア、
     前記第1のかごドアに連動して前記第1のかごドアとは反対方向へ移動することにより、前記かご出入口を開閉する第2のかごドア、
     前記第1のかごドアに設けられており、かつ、戸当たり側位置と、前記戸当たり側位置よりも戸袋側の戸袋側位置との間で前記第1のかごドアに対して水平方向へ変位可能になっているかご側連結部材、
     前記第2のかごドアに設けられている固定施錠子、
     前記第1及び第2のかごドアの外部に設けられており、前記固定施錠子に引っ掛かり前記第1のかごドアの開方向への移動を阻止する施錠位置と、前記第1のかごドアの開方向への移動を許容する非施錠位置との間で変位可能な可動施錠子、
     前記可動施錠子に設けられている第1の接触子、
     前記第1のかごドアに設けられており、前記かご側連結部材に連動して解錠位置と非解錠位置との間で変位可能な第1のカム、
     前記第1のかごドアに設けられており、前記かご側連結部材に連動して変位する第2の接触子、及び
     前記第1のかごドアの外部に設けられている第2のカム
     を備え、
     前記第1のかごドアが全閉位置にあるとき、前記第2の接触子が前記第2のカムに接触することにより、前記かご側連結部材が前記戸当たり側位置に保持され、前記第1のカムが前記解錠位置に保持され、前記可動施錠子が前記施錠位置に保持され、
     かごがドアゾーン内にあるときに、前記第1のかごドアが開方向へ移動すると、乗場ドアに設けられたインターロック装置のインターロックローラに前記かご側連結部材が当たって、前記かご側連結部材の前記戸袋側位置への変位が阻止されるとともに、前記第1のカムの前記非解錠位置への変位が阻止され、前記第1の接触子に前記第1のカムが接触することにより、前記可動施錠子が前記解錠位置に変位され、
     前記かごが前記ドアゾーン外にあるときに、前記第1のかごドアが開方向へ移動すると、前記第2の接触子が前記第2のカムに沿って動き、前記かご側連結部材が前記戸袋側位置に変位されるとともに、前記第1のカムが非解錠位置に変位され、前記可動施錠子が前記施錠位置に保持されて、前記第1のかごドアの開方向へのさらなる移動が阻止されるエレベータのかごドア装置。
  4.  前記第1のカムは、前記解錠位置と前記非解錠位置との間を回転して変位可能であり、
     前記第2の接触子は、前記第1のカムの回転中心に対して、戸当たり側かつ下側に配置されている請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータのかごドア装置。
  5.  前記かご側連結部材は、前記戸袋側位置に変位する方向への力を常時受けており、
     前記第1のカムは、前記非解錠位置に変位する方向への力を常時受けている請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のエレベータのかごドア装置。
  6.  前記可動施錠子は、前記施錠位置に変位する方向への力を常時受けている請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のエレベータのかごドア装置。
  7.  前記可動施錠子が前記施錠位置にあることを検出する施錠検出スイッチ
     をさらに備えている請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のエレベータのかごドア装置。
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