WO2020036158A1 - 医療器具 - Google Patents

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WO2020036158A1
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佐々木 俊
祥之 原
拓海 福田
洸太 湯佐
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テルモ株式会社
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G13/00Operating tables; Auxiliary appliances therefor
    • A61G13/10Parts, details or accessories
    • A61G13/12Rests specially adapted therefor; Arrangements of patient-supporting surfaces
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/52Arm-rests

Definitions

  • the medical device includes a first mounting portion on which a palm of a patient's hand is mounted, a second mounting portion on which a forearm of the patient is mounted, the first mounting portion, and the first mounting portion.
  • a fixing part disposed on at least one of the mounting parts and fixing at least one of the hand and the forearm; connecting the first mounting part and the second mounting part; And a connection part capable of changing a relative arrangement direction of the first placement part with respect to the first placement part.

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Abstract

【課題】患者の手の甲側から血管内に医療デバイスを挿入する手技において、血管内に挿入した医療デバイスが破損することを防止でき、かつ、手技を円滑に進めることを可能にする医療器具を提供する。 【解決手段】医療器具100は、患者の手Hの掌Hpが載置される第1載置部110と、患者の前腕が載置される第2載置部120と、第1載置部に配置され、患者の手を固定する第1固定部130と、第2載置部に配置され、患者の前腕を固定する第2固定部140と、第1載置部と第2載置部を接続するとともに、第2載置部に対する第1載置部の相対的な配置方向を変更可能な接続部150と、を有している。

Description

医療器具
 本発明は、手術を支援するための医療器具に関する。
 医師等の術者は、イントロデューサーやカテーテルデバイス等の医療デバイスを患者の血管内に挿入する際、医療デバイスの操作性や手技の進め易さなどを考慮して、患者の身体の一部を所定の姿勢に保持することがある。例えば、特許文献1には、患者の腕に対して動脈穿刺を行う際に腕の姿勢を保持するために使用される腕置き用のクッションが開示されている。
特開2017-79874号
 上記のクッションを使用する場合、術者は、患者の肘を直線状に延ばした状態で、肩、腕、手をクッションに載置する。術者は、クッションを使用することにより、患者の肘を曲げることなく、患者の身体の肩から手に至る部分をクッション上で安定的に保持することができる。ただし、上記のクッションを使用した場合、手技の内容によっては、以下のような課題が生じ得る。
 例えば、手を走行する手掌動脈を穿刺し、その穿刺部位を介して治療を行うdTRA(distal transradial approach)によるカテーテル手技では、患者の手の甲側を走行する血管内に医療デバイスを挿入し、患者の前腕側を走行する血管内へ医療デバイスを移動させる。術者は、血管内で医療デバイスを円滑に移動させることができるようにするために、手の甲側を走行する血管と前腕側を走行する血管とが略直線状に延びるように、患者の手首の角度を調整することがある。また、術者は、手が所望の方向を向いた状態で、手の位置や前腕の位置を固定することにより、患者が手および前腕を不用意に動かすことを防ぐ。これにより、術者は、患者が手や前腕を動かした際に、血管内に挿入された医療デバイスが無理に曲げられて破損することを防止する。
 特許文献1に記載されたクッションを上記のdTRAによるカテーテル手技に使用した場合、患者の身体の肩から手に至る部分はクッション本体上に略直線状に配置される。そのため、術者は、手術中に患者の手首の角度を調整することができない。したがって、上記のクッションを使用した場合、手技を円滑に進めることが困難になるうえに、手術中に医療デバイスを破損させてしまう可能性も高くなる。
 本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、患者の手の甲側から血管内に医療デバイスを挿入する手技において、血管内に挿入した医療デバイスが破損することを防止でき、かつ、手技を円滑に進めることを可能にする医療器具を提供することを目的とする。
 本発明に係る医療器具は、患者の手の掌が載置される第1載置部と、前記患者の前腕が載置される第2載置部と、前記第1載置部および前記第2載置部の少なくとも一方に配置され、前記手および前記前腕の少なくとも一方を固定する固定部と、前記第1載置部と前記第2載置部を接続するとともに、前記第2載置部に対する前記第1載置部の相対的な配置方向を変更可能な接続部と、を有する。
 上記の医療器具によれば、術者は、患者の手の甲側を走行する血管と患者の前腕側を走行する血管とを略直線状に延ばした状態で、医療デバイスを各血管に沿わせて移動させたり、医療デバイスを各血管内に留置したりすることができる。そのため、術者は、医療デバイスを血管内で円滑に移動させることができ、かつ血管内に挿入された医療デバイスが破損することを防止できる。
実施形態に係る医療器具の平面図である。 実施形態に係る医療器具の部分断面図である。 図1に示す矢印3方向から見た医療器具の第1載置部の正面図である。 図1に示す矢印4方向から見た医療器具の第1載置部の側面図である。 図1に示す矢印5-5線に沿う第1載置部の断面図である。 実施形態に係る医療器具の第2載置部の斜視図である。 図1に示す矢印7-7線に沿う第2載置部の断面図である。 実施形態に係る医療器具の使用例を示す斜視図である。 実施形態に係る医療器具の使用例を示す斜視図である。 変形例1に係る第2載置部を示す斜視図である。 変形例2に係る第2載置部を示す斜視図である。
 以下、図1~図9を参照して、実施形態に係る医療器具100を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
 図1~図7は、医療器具100の各部の説明に供する図であり、図8、図9は、医療器具100の使用例の説明に供する図である。
 図1、図2、図8、図9に示すように、本実施形態に係る医療器具100は、概説すると、患者の手Hの掌Hpが載置される第1載置部110と、患者の前腕Aが載置される第2載置部120と、第1載置部110に配置され、患者の手Hを固定する第1固定部130と、第2載置部120に配置され、患者の前腕Aを固定する第2固定部140と、第1載置部110と第2載置部120を接続するとともに、第2載置部120に対する第1載置部110の相対的な配置方向を変更可能な接続部150と、を有している。
 図8、図9に示すように、医療器具100は、例えば、患者の前腕Aよりも手指側に位置する手(例えば、右手)Hの甲Hbを走行する手掌動脈(深掌動脈)の橈骨動脈(例えば、スナッフボックス周辺の動脈またはスナッフボックスよりも指先側を走行する遠位橈骨動脈)B1に対する手技(いわゆる、dTRA)において使用することができる。以下、本明細書では、医療器具100の各部の構成とともに、dTRAでの医療器具100の使用例を説明する。
 <第1載置部>
 図2、図5に示すように、第1載置部110は、本体部111と、本体部111を覆うカバー部材113と、を有している。図2に示す矢印a1-a2は、第1載置部110の長手方向(患者の手首Wから手Hの指先に沿って配置される方向)を示している。
 第1載置部110の本体部111を形成する材料は特に限定されないが、患者が手Hの掌Hpを第1載置部110に載せた際、患者が痛みを感じることのないように柔軟な材料を用いることが好ましい。そのような材料として、例えば、ウレタンを用いることができる。
 第1載置部110の本体部111は、本体部111の各部において異なる材料で構成されてもよい。例えば、医療器具100を使用する際、患者の手Hの掌Hpが載置される部分は上記のように柔軟な材料で構成し、患者の手Hの掌Hpが載置されない部分は硬質な材料で構成することができる。
 第1載置部110のカバー部材113を形成する材料は特に限定されないが、手術で使用される薬品に対する耐薬性を備える材料を用いることが好ましい。そのような材料として、例えば、合成皮革、人工皮革、天然皮革を用いることができる。
 図2、図5に示すように、第1載置部110の内部には、係合溝171が形成された第1被係合部材170が配置されている。第1被係合部材170は、係合溝171の延在方向が第1載置部110の長手方向と一致するように配置している。係合溝171には、後述する係合部材160の一部が係合している。
 係合溝171は、略球形(図2に示す断面図において円形)の形状を有した第1部位171aと、第1部位171aよりも図2に示す断面図において幅(第1載置部110の長手方向と交差する方向の寸法)が小さく形成された第2部位171bと、を有している。第1部位171aおよび第2部位171bは、係合溝171の長手方向に沿って交互に配置されている。
 図2、図5に示すように、第1被係合部材170の第2載置部120側に配置される一端部170aには、第1載置部110の外部に露出する開口部が形成されている。第1被係合部材170の一端部170aと反対側に配置された他端部170bには、係合溝171の閉塞した終端が形成されている。
 図3、図4、図5に示すように、第1載置部110は、ベース部115と、ベース部115から手Hの掌Hpが配置される上部側へ最も突出した位置に形成された頂点部116と、ベース部115と頂点部116をつなぐ傾斜部117と、を有している。
 ベース部115は、第1載置部110の底部を形成する。ベース部115は、平坦な平面を備えている。術者は、医療器具100を使用する際、例えば、ベース部115を患者の腹部に配置したり、患者が横たわるベッドに配置したりすることができる。
 頂点部116は、患者が手Hの掌Hpを第1載置部110に載置した際、患者の親指f1と人差し指f2で挟み込むように握られる(図8、図9を参照)。患者は、親指f1と人差し指f2を頂点部116に引っ掛けるように配置することにより、各指f1、f2の位置が第1載置部110からずれることを防止できる。
 傾斜部117では、頂点部116からベース部115に向けて第1載置部110の高さが緩やかに減少している。第1載置部110は、第1載置部110の頂点部116が最も高い位置にあり、頂点部116を基準にして、頂点部116の周囲がベース部115側に向けて所定の稜線を描くように高さが次第に減少している。そのため、図8、図9に示すように、患者は、手Hの掌Hpを第1載置部110に載置した際、第1載置部110の傾斜部117の形状に倣って手Hの甲Hbが凸状に湾曲した形状になる。
 第1載置部110の形状や大きさは、患者の手Hの掌Hpを載置することが可能であれば特に限定されない。ただし、第1載置部110の各部は、例えば、下記のような寸法例で形成することができる。
 図3に示すベース部115と傾斜部117との間の角度θ1は、例えば、45°である。また、図4に示すベース部115と傾斜部117との間の角度θ2は、例えば、20°である。ベース部115の長さ(第1載置部110の長手方向に沿う長さ)L1は、例えば、130mmである。第1載置部110の高さ(ベース部115と頂点部116の間の距離)H1は、例えば、60mmである。
 <第2載置部>
 図2、図6、図7に示すように、第2載置部120は、本体部121と、本体部121を覆うカバー部材123と、を有している。図2に示す矢印b1-b2は、第2載置部120の長手方向(患者の前腕Aに沿って配置される方向)を示している。
 第2載置部120の本体部121を形成する材料は特に限定されないが、例えば、第1載置部110の本体部111と同様の材料を用いることができる。なお、第2載置部120の本体部121は、第1載置部110の本体部111と同様に、患者の身体の一部(前腕A)が配置されない部分は、本体部121の他の部分よりも硬質な材料で形成することができる。第2載置部120のカバー部材123を形成する材料は特に限定されないが、例えば、第1載置部110のカバー部材113と同様の材料を用いることができる。
 図2、図7に示すように、第2載置部120の内部には、係合溝181が形成された第2被係合部材180が配置されている。第2被係合部材180は、係合溝181の延在方向が第2載置部120の長手方向と一致するように配置している。係合溝181には、後述する係合部材160の一部が係合している。
 図2、図7に示すように、第2被係合部材180の第1載置部110側に配置される一端部180aには、第2載置部120の外部に露出する開口部が形成されている。第2被係合部材180の一端部180aと反対側に配置された他端部180bには、係合溝181の閉塞した終端が形成されている。
 係合溝181は、略球形(図2に示す断面図において円形)の形状を有した第1部位181aと、第1部位181aよりも図2に示す断面図において幅(第2載置部120の長手方向と交差する方向の寸法)が小さく形成された第2部位181bと、を有している。第1部位181aおよび第2部位181bは、係合溝181の長手方向に沿って交互に配置されている。
 図6に示すように、第2載置部120は、略三角柱の外形形状を有している。
 図6、図7に示すように、第2載置部120は、底部125と、底部125から立ち上がる第1側壁部126と、底部125から第1側壁部126側に向けて傾斜する第2側壁部127と、を有している。
 底部125は、平坦な平面を備えている。術者は、医療器具100を使用する際、例えば、底部125を患者の腹部に配置したり、患者が横たえるベッドに配置したりすることができる。
 第1側壁部126は、第2載置部120の高さ方向に沿って略直線状に立設している。第1側壁部126の上端部126aは、第2載置部120において最も高い頂点部に相当する。
 第2側壁部127は、底部125から第1側壁部126の上端部126aに向けて傾斜しつつ、直線状に延びる平面を形成している。第2側壁部127が傾斜した平面を備えるため、患者の前腕Aを第2載置部120の第2側壁部127に載置した際(図8、図9を参照)、患者の前腕Aが第2側壁部127の形状に沿って斜めに傾斜した状態で配置される。このように患者の前腕Aを第2側壁部127に載置すると、手Hの親指f1側に位置する前腕Aの内側が第1側壁部126の上端部126a側に向けられる。
 第2載置部120の形状や大きさは、患者の前腕Aの少なくとも一部を載置することが可能であれば特に限定されない。ただし、第2載置部120の各部は、例えば、下記のような寸法例で形成することができる。
 図6に示す底部125と第2側壁部127との間の角度θ3は、例えば、20°~70°が好ましく、45°がより好ましい。また、底部125の長さ(第2載置部120の長手方向に沿う長さ)L2は、例えば、150mm~250mmである。第2載置部120の高さ(底部125と第1側壁部126の上端部126aの間の距離)H2は、例えば、60mmである。
 <接続部>
 図2に示すように、接続部150は、係合部材160と、第1載置部110内に配置されて係合部材160と係合する第1被係合部材170と、第2載置部120内に配置されて係合部材160と係合する第2被係合部材180と、を有している。
 係合部材160は、複数の本体部161と、本体部161を部分的に覆うように配置された被覆部162と、を有している。
 本体部161は、略球形の形状に形成された膨出部161aと、膨出部161aに連結されたくびれ部161bと、を有している。
 膨出部161aは、被覆部162により部分的に覆われている。本体部161の各々は、被覆部162に覆われた状態で、被覆部162の内面に沿って摺動可能に構成している。
 術者は、第1載置部110と第2載置部120の相対的な配置方向を変更する際、図2の矢印r1-r2で示すように、第1載置部110および第2載置部120の外部に露出された係合部材160の本体部161を被覆部162に対して摺動させる。本体部161が被覆部162に対して摺動することにより、第2載置部120に対して第1載置部110が首振りするように可動し、第1載置部110の配置方向が変更される。なお、術者は、各載置部110、120の配置方向を変更する際、第1載置部110および第2載置部120の一方のみを動かしてもよいし、第1載置部110および第2載置部120の両方を同時に動かしてもよい。
 なお、上記の「配置方向」とは、図2に示す平面図において、第1載置部110の長手方向に沿う中心線c1の方向、および、第2載置部120の長手方向に沿う中心線c2の方向を意味する。また、上記の「相対的に配置方向を変更する」とは、第1載置部110の中心線c1と第2載置部120の中心線c2との間の角度θcを変更することを意味する。
 図2に示すように、第1載置部110と第2載置部120は、係合部材160を介して接続している。係合部材160は、第1載置部110側に配置された複数の本体部161が第1載置部110内に配置された第1被係合部材170の係合溝171に係合している。また、係合部材160は、第2載置部120側に配置された複数の本体部161が第2載置部120内に配置された第2被係合部材180の係合溝181に係合している。
 本実施形態では、係合部材160の本体部161の膨出部161aは略球形の形状を有しており、膨出部161aを覆う被覆部162の内面は膨出部161aの外面の一部を覆うことが可能な凹形状を有している。そのため、係合部材160の本体部161の動作方向は、被覆部162に対して図2に示す平面図上での回転方向(図中の矢印r1-r2で示す方向の回転方向)のみに限定されず、被覆部162に対して三次元的に回転することができる。したがって、術者は、第1載置部110の配置方向および第2載置部120の配置方向を三次元的に調整することができる。術者は、医療器具100の形状を三次元的な形状に調整することができるため、医療器具100に載置させる患者の手Hおよび前腕Aの姿勢の自由度を高めることができる。
 本実施形態に係る接続部150は、第2載置部120に対する第1載置部110の相対的な配置方向を保持する角度保持部としての機能も備える。より具体的には、接続部150が備える係合部材160のうち、第1被係合部材170の係合溝171および第2被係合部材180の係合溝181に係合していない部分は、上記の角度保持部を構成している。
 接続部150が備える係合部材160の膨出部161aは、被覆部162の内面に接触することにより被覆部162との間で摩擦力を生じさせる。本体部161は、係合部材160の膨出部161aと被覆部162との間で生じる摩擦力により、被覆部162に対して不用意に回転することが防止される。したがって、接続部150が備える係合部材160のうち、第1被係合部材170の係合溝171および第2被係合部材180の係合溝181に係合していない部分で構成される角度保持部は、第1載置部110と第2載置部120の配置方向が意図せずに変更されることを防止できる。
 また、本実施形態に係る接続部150は、第1載置部110と第2載置部120の間の距離を変更可能にする距離変更部としての機能も備える。より具体的には、接続部150が備える係合部材160のうち、第1被係合部材170の係合溝171および第2被係合部材180の係合溝181に係合している部分は、上記の距離変更部を構成している。
 図2に示すように、接続部150が備える係合部材160の本体部161は、第1載置部110内に配置された第1被係合部材170の係合溝171に収容される。術者は、係合部材160の本体部161を第1載置部110の長手方向に沿って係合溝171の他端部側(第1被係合部材170の他端部170b側)へ押し込むことにより、係合部材160の本体部161を係合溝171の他端部側へ移動させることができる。これにより、第1載置部110と第2載置部120との間の距離が小さくなる。また、術者は、係合部材160の本体部161を第1載置部110の長手方向に沿って係合溝171の一端部側(第1被係合部材170の一端部170a側)へ引っ張ることにより、係合部材160の本体部161を係合溝171の一端部側へ移動させることができる。これにより、第1載置部110と第2載置部120との間の距離が大きくなる。
 係合部材160の本体部161は、上記のように係合溝171に沿って移動する際、係合溝171の所定の第1部位171aから隣接する第1部位171aに移動するために、係合溝171の第2部位171bを乗り越えて移動する。術者は、係合部材160の本体部161が第2部位171bを乗り越えることが可能となるような大きさの力で係合部材160を押し引きすることにより、隣接する第1部位171a間で本体部161を移動させることができる。
 本実施形態では、係合溝171の第1部位171aは、係合部材160の被覆部162との間で摩擦力を生じさせることが可能な大きさで形成している。また、係合溝171の第2部位171bは、図2に示す断面図上において、係合部材160の被覆部162の外形(最大外径)よりも小さな外形を有している。そのため、係合部材160の本体部161は、術者が意図的に力を掛けて係合部材160を移動させていない場合、係合溝171の所定の第1部位171a内に保持された状態を維持する。したがって、接続部150が備える係合部材160のうち、第1被係合部材170の係合溝171に係合した部分で構成される距離変更部は、第1載置部110と第2載置部120との間の距離が不用意に変更することを防止できる。
 術者は、第2載置部120側に配置された係合部材160の本体部161を、第2被係合部材180の係合溝181の長手方向に沿って移動させることにより、第1載置部110と第2載置部120との間の距離を変更することも可能である。具体的な手順は、第1被係合部材170の係合溝171に沿って係合部材160を移動させる場合と同様である。第2被係合部材180の係合溝181の第1部位181aおよび第2部位181bは、第1被係合部材170の係合溝171の第1部位171aおよび第2部位171bと同様に、術者が力を掛けて係合部材160の本体部161を移動させる際には、係合部材160の本体部161の移動を許容する一方で、係合部材160の本体部161に大きな外力が付与されていない状態においては、不用意な移動が生じることを防止し得るように構成している。したがって、接続部150が備える係合部材160のうち、第2被係合部材180の係合溝181に係合した部分で構成される距離変更部は、第1載置部110と第2載置部120との間の距離が不用意に変更することを防止できる。
 係合部材160の本体部161を形成する材料は特に限定されないが、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネートや紫外線硬化樹脂等の樹脂材料、ガラス、セラミックスなどを使用することができる。
 係合部材160の被覆部162を形成する材料は特に限定されないが、係合部材160の本体部161との間および各被係合部材170、180との間で所定の摩擦力を生じさせることが可能な材料を用いることが好ましい。そのような材料として、例えば、天然ゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン-ブタジエンゴム、シリコーンゴムのような各種ゴム材料や、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種熱可塑性エラストマーを用いることができる。
 なお、係合部材160の本体部161および被覆部162の形状、大きさ、個数、第1被係合部材170の係合溝171の形状、大きさ、第2被係合部材180の係合溝181の形状、大きさ等は、特に限定されない。また、本実施形態では、第1載置部110および第2載置部120に被係合部材を配置し、第1載置部110と第2載置部120との間の距離を接続部150により変更可能に構成しているが、例えば、一方の載置部のみに係合溝を形成して、第1載置部110と第2載置部120との間の距離を変更可能に構成してもよい。また、本実施形態に係る接続部は、角度保持部および距離変更部としての機能を備えるように構成しているが、角度保持部および距離変更部は、接続部とは別の部材で構成してもよい。
 <第1固定部、第2固定部>
 図8、図9に示すように、第1固定部130は、第1載置部110に対して患者の手Hを固定するために用いられる。
 第1固定部130は、患者の手Hの外周に沿って配置される本体部131と、本体部131の長さを調整するための留め具132と、を有している。
 第1固定部130の本体部131は、例えば、ゴムバンド(弾性変形可能な帯状部材)で構成することができる。図8、図9に示すように、術者は、患者の手Hの掌Hpを第1載置部110に載置した状態で、第1固定部130の本体部131を患者の手Hの外周に巻き付けるように配置する。患者の手Hは、第1固定部130の本体部131が付与する締め付け力を受けて、第1載置部110に対して固定される。
 図8、図9に示すように、第2固定部140は、第2載置部120に対して患者の前腕Aを固定するために用いられる。
 第2固定部140は、患者の前腕Aの外周に沿って配置される本体部141と、本体部141の長さを調整するための留め具142と、を有している。
 第2固定部140の本体部141は、第1固定部130の本体部131と同様に、例えば、ゴムバンドで構成することができる。図8、図9に示すように、術者は、患者の前腕Aを第2載置部120に載置した状態で、第2固定部140の本体部141を患者の前腕Aの外周に巻き付けるように配置する。患者の前腕Aは、第2固定部140の本体部141が付与する締め付け力を受けて、第2載置部120に対して固定される。
 第1固定部130は、第1載置部110からの分離が可能となるように、第1載置部110と一体化されていない別体で構成している。同様に、第2固定部140は、第2載置部120からの分離が可能となるように、第2載置部120と一体化されていない別体で構成している。なお、第1固定部130は、第1載置部110から分離できないように第1載置部110に一体的に取り付けてもよい。同様に、第2固定部140は、第2載置部120から分離できないように第2載置部120に一体的に取り付けてもよい。
 また、各固定部130、140の具体的な構成は特に限定されず、例えば、面ファスナーなどを備えるベルト状の本体部を備えるように構成してもよい。また、医療器具100は、第1固定部130および第2固定部140の少なくとも一方を備えていればよく、第1固定部130および第2固定部140の両方を備えていなくてもよい。
 <医療器具の使用例>
 次に、図8、図9を参照して、医療器具100の使用例を説明する。
 図8に示すように、術者は、dTRAの手技において、患者の手Hの掌Hpを第1載置部110に向かい合わせて配置する。また、術者は、患者の前腕Aを第2載置部120に配置する。この際、患者は、手Hの親指f1と人差し指f2により第1載置部110の頂点部116を挟み込む。また、患者は、手Hの掌Hpを第1載置部110の傾斜部117に載置し、前腕Aを第2載置部120の第2側壁部127に載置する。
 術者は、患者の手Hの甲Hb側を走行する血管B1と患者の前腕A側を走行する血管(橈骨動脈)B2とが直線状をなすように、患者の手首Wの角度を調整する。この際、術者は、第1載置部110の配置方向および第2載置部120の配置方向を調整する。術者は、患者の手H、前腕A、手首Wの位置や配置方向を決定した後、患者の手Hを第1固定部130により第1載置部110に固定し、患者の前腕Aを第2固定部140により第2載置部120に固定する。
 術者は、患者の手Hおよび前腕Aが医療器具100に対して固定された状態で、図9に示すように、患者の手Hの甲Hb側を走行する血管B1につながる穿刺部位t1を形成する。次に、術者は、穿刺部位t1を介して患者の手Hの甲Hb側を走行する血管B1へイントロデューサー200を挿入する。
 次に、術者は、患者の手Hの甲Hb側を走行する血管B1および前腕A側を走行する血管B2に沿って、イントロデューサー200のシースチューブ210を患者の身体の中枢側へ向けて移動させる。術者は、イントロデューサー200のシースチューブ210の先端を患者の身体の所望の部位まで送達した後、イントロデューサー200を介して各種の医療デバイス(例えば、バルーンカテーテル等の処置用デバイスや、診断画像を取得するためのカテーテルデバイス等)を治療部位まで送達する。
 術者は、医療器具100を使用することにより、患者の手Hの甲Hb側を走行する血管B1および前腕A側を走行する血管B2が略直線状に延ばされた状態で、患者の手Hおよび前腕Aを医療器具100に対して固定することができる。そのため、術者は、手術中、各血管B1、B2に沿ってイントロデューサー200や各種の医療デバイスを円滑に移動させることができる。
 また、術者は、医療器具100を使用することにより、患者の手Hおよび前腕Aを医療器具100に対して固定することができるため、患者が手Hおよび前腕Aを不用意に動かすことを防止できる。そのため、術者は、手Hや前腕Aが曲げられることにより、各血管B1、B2内に挿入したイントロデューサー200のシースチューブ210や各種の医療デバイスが無理に曲げられて破損することを防止できる。
 以上のように、本実施形態に係る医療器具100は、患者の手Hの掌Hpが載置される第1載置部110と、患者の前腕Aが載置される第2載置部120と、第1載置部110に配置され、患者の手Hを固定する第1固定部130と、第2載置部120に配置され、患者の前腕Aを固定する第2固定部140と、第1載置部110と第2載置部120を接続するとともに、第2載置部120に対する第1載置部110の相対的な配置方向を変更可能な接続部150と、を有している。
 本実施形態に係る医療器具100によれば、術者は、患者の手Hの甲Hb側を走行する血管B1と患者の前腕A側を走行する血管B2とが略直線状に延びた状態で、各血管B1、B2に沿わせてイントロデューサー200のシースチューブ210を移動させたり、イントロデューサー200のシースチューブ210を各血管B1、B2内に留置したりすることができる。そのため、術者は、イントロデューサー200のシースチューブ210や各種の医療デバイスを各血管B1、B2内で円滑に移動させることができ、かつ、各血管B1、B2内に挿入したイントロデューサー200のシースチューブ210や各種の医療デバイスが破損することを防止できる。
 また、第1載置部110は、ベース部115と、ベース部115から患者の手Hの掌Hpが配置される上部側へ最も突出した位置に形成された頂点部116と、ベース部115と頂点部116をつなぐ傾斜部117と、を有している。そのため、患者は、第1載置部110に載置した手Hの各指f1、f2の間で頂点部116を挟み込むことにより、手Hを第1載置部110上に安定した状態で配置することができる。また、患者は、手Hの掌Hpを傾斜部117に沿って配置することにより、手Hを指先側に向けて真っ直ぐ延ばすことなくリラックスした体勢をとることができるため、手術中に掛かるストレスを軽減することができる。
 また、第2載置部120は、底部125と、底部125から立ち上がる第1側壁部126と、底部125から第1側壁部126側へ向けて傾斜する第2側壁部127と、を有している。そのため、患者は、前腕Aを第2載置部120に載置した際、手Hの親指f1側に位置する前腕Aの内側が第1側壁部126の上端部126a側を向くように傾斜した状態で配置される。術者は、医療器具100を使用する際、上記のように患者の前腕Aを配置することにより、手の甲Hb側を走行する血管B1と前腕A側を走行する血管B2とが略直線状に延びるように患者の姿勢を整えることができる。そのため、医療器具100は、dTRAの手技に使用される際、手技を支援する器具として非常に有用なものとなる。
 また、接続部150は、係合部材160と、第1載置部110内に配置されて係合部材160と係合する第1被係合部材170と、第2載置部120内に配置されて係合部材160と係合する第2被係合部材180と、を有する。接続部150は、係合部材160、第1被係合部材170、第2被係合部材180を介して第1載置部110と第2載置部120との接続を安定的に維持することができる。
 また、医療器具100は、第2載置部120に対する第1載置部110の相対的な配置方向を保持する角度保持部を有する。角度保持部は、係合部材160のうち第1被係合部材170および第2被係合部材180と係合していない部分により構成されている、術者は、第1載置部110の配置方向を所望の方向に変更した際、角度保持部を利用して、第1載置部110の配置方向をそのまま所望の方向に保持することができる。そのため、術者は、手術中に第1載置部110の配置方向が不用意に変更することを防止できる。したがって、術者は、手術中における患者の姿勢を、手の甲Hb側を走行する血管B1と前腕A側を走行する血管B2とが略直線状に延びた状態となるように適切に維持することが可能になる。
 また、医療器具100は、第1載置部110と第2載置部120の間の距離を変更可能にする距離変更部を有する。距離変更部は、係合部材160のうち第1被係合部材170および第2被係合部材180と係合している部分により構成されている。術者は、距離変更部を利用して、患者の身体の個体差に応じて第1載置部110と第2載置部120の間の距離を変更することにより、医療器具100を様々な患者に使用することが可能になる。したがって、医療器具100は、距離変更部を有することにより、その利便性がより一層向上したものとなる。
 (第2載置部の変形例)
 図10には変形例1に係る第2載置部320を示し、図11には変形例2に係る第2載置部420を示す。なお、図10および図11では、各第2載置部320、420の外形のみを示しており、接続部150等の図示は省略している。
 図10に示すように、変形例1に係る第2載置部320において患者の前腕Aと向かい合わせて配置される箇所(第2側壁部127)には、患者の前腕Aの少なくとも一部を挿入可能な凹部328が形成されている。術者は、第2載置部320に患者の前腕Aを載置する際、凹部328に前腕Aを挿入することにより、第2載置部320上でより安定的に前腕Aを保持することができる。なお、凹部328の具体的な形状(断面形状等)は特に限定されない。
 図11に示すように、変形例2に係る第2載置部420は、変形例1に係る第2載置部320と同様に、患者の前腕Aの少なくとも一部を挿入可能な凹部428を有している。また、第2載置部420は、全体の外形形状が丸みを帯びた湾曲した形状を有している。変形例2に係る第2載置部320のその他の構成は、変形例1に係る第2載置部320と実質的に同一である。
 以上、実施形態を通じて本発明に係る医療器具を説明したが、本発明は明細書内で説明した各構成のみに限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
 なお、実施形態の説明では、患者の右手に対する手術を行う際の医療器具の使用例を説明したが、医療器具は患者の左手に対して手術を行う際にも使用することができる。この場合、医療器具の各部(例えば、第1載置部や第2載置部)の位置関係等は、患者の左手を載置することが可能となるように適宜変更することができる。
 本出願は、2018年8月14日に出願された日本国特許出願第2018-152670号に基づいており、その開示内容は、参照により全体として引用されている。
100 医療器具、
110 第1載置部、
115 ベース部、
116 頂点部、
117 傾斜部、
120、320、420 第2載置部、
125 底部、
126 第1側壁部、
127 第2側壁部、
130 第1固定部(固定部)、
140 第2固定部(固定部)、
150 接続部、
160 係合部材、角度保持部、距離変更部、
161 係合部材の本体部、
162 係合部材の被覆部、
170 第1被係合部材、
171 第1被係合部材の係合溝、
180 第2被係合部材、
181 第2被係合部材の係合溝、
200 イントロデューサー、
210 シースチューブ、
328、428 凹部、
A 前腕、
B1、B2 血管、
H 手、
Hb 手の甲、
Hp 手の掌、
W 手首、
f1 親指、
f2 人差し指、
t1 穿刺部位。

Claims (7)

  1.  患者の手の掌が載置される第1載置部と、
     前記患者の前腕が載置される第2載置部と、
     前記第1載置部および前記第2載置部の少なくとも一方に配置され、前記手および前記前腕の少なくとも一方を固定する固定部と、
     前記第1載置部と前記第2載置部を接続するとともに、前記第2載置部に対する前記第1載置部の相対的な配置方向を変更可能な接続部と、を有する医療器具。
  2.  前記第1載置部は、ベース部と、前記ベース部から前記手の掌が配置される上部側へ最も突出した位置に形成された頂点部と、前記ベース部と前記頂点部をつなぐ傾斜部と、を有している、請求項1に記載の医療器具。
  3.  前記第2載置部は、底部と、前記底部から立ち上がる第1側壁部と、前記底部から前記第1側壁部側へ向けて傾斜する第2側壁部と、を有している、請求項2または請求項3に記載の医療器具。
  4.  前記第2載置部の前記前腕と向かい合わせて配置される箇所には、前記前腕の少なくとも一部を挿入可能な凹部が形成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の医療器具。
  5.  前記接続部は、係合部材と、前記第1載置部内に配置されて前記係合部材と係合する第1被係合部材と、前記第2載置部内に配置されて前記係合部材と係合する第2被係合部材と、を有する請求項1~4のいずれか1項に記載の医療器具。
  6.  前記第2載置部に対する前記第1載置部の相対的な配置方向を保持する角度保持部を有し、
     前記角度保持部は、前記係合部材のうち前記第1被係合部材および前記第2被係合部材と係合していない部分により構成されている、請求項5に記載の医療器具。
  7.  前記第1載置部と前記第2載置部の間の距離を変更可能にする距離変更部を有し、
     前記距離変更部は、前記係合部材のうち前記第1被係合部材および前記第2被係合部材と係合している部分により構成されている、請求項5または請求項6に記載の医療器具。
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