JP2019170862A - 医療器具 - Google Patents

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ともみ 北川
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明日香 宮澤
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遼 岡村
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宏行 萱沼
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Abstract

【課題】手掌動脈および大腿部から医療デバイスを導入する手技において、大腿部からの医療デバイスの円滑な導入を可能にする医療器具を提供する。【解決手段】医療器具100は、被検者Hの手を載置可能な載置面11aを備える第1載置部10と、被検者の前腕および上腕の少なくとも一方を載置可能な第2載置部20と、第1載置部に設けられ第1載置部の載置面に対して接近離間する方向に可動可能であるとともに、被検者の手指により把持される把持部30と、第1載置部の高さ位置を調整可能な調整部40と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、医療器具に関する。
従来から、患者の腕の血管に形成した穿刺部位を介して各種の医療デバイス(例えば、イントロデューサー等)を血管内に導入し、病変部位に対する処置や治療を行う手技が知られている(特許文献1参照)。
人体の腕を走行する橈骨動脈は、手側を迂回する手掌動脈(例えば、スナッフボックス周辺の橈骨動脈やスナッフボックスよりも指先側を走行する遠位橈骨動脈等)と繋がっている。そのため、例えば、医師等の術者は、手掌動脈に穿刺部位を形成することにより、腕側を走行している橈骨動脈へ医療デバイスを挿入することが可能になる。また、患者は、穿刺部位が腕や手首ではなく手に形成されると、止血が行われている最中(穿刺部位に対して圧迫力を付与している最中)に腕を動かすことが可能になるため、身体の動作の自由度が増して、QOL(quality of life)が向上する。
特開2016−036394号公報
手掌動脈に穿刺部位を形成して、医療デバイスを導入する際、手技の最中に手がぐらついたりしないように、患者の手は大腿上に載置した状態で手技を行うことが好ましい場合がある。ただし、手技の内容によっては、手掌動脈からの医療デバイスの導入に加えて、下肢の大腿部等に穿刺部位を形成し、医療デバイスを導入することがある。この場合、大腿部上に手を載置していると、大腿部からの医療用デバイスの導入を円滑に行い難い。
そこで本発明は、手掌動脈および下肢の大腿部等から医療デバイスを導入する手技において、大腿部等からの医療デバイスの導入を円滑に行うことを可能にする医療器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る医療器具は、被検者の手を載置可能な載置面を備える第1載置部と、前記被検者の前腕および上腕の少なくとも一方を載置可能な第2載置部と、前記第1載置部に設けられ前記第1載置部の前記載置面に対して接近離間する方向に可動可能であるとともに、前記被検者の手指により把持される把持部と、前記第1載置部の高さ位置を調整可能な調整部と、を有する。
本発明に係る医療器具によれば、手技の最中に、第1載置部上に被検者の手を載置させ、調整部によって第1載置部の高さを調整することによって、被検者の大腿部に手を置く必要がなくなる。そのため、手掌動脈および大腿部等から医療デバイスを導入する際、被検者の手を安定的に固定することができる。また、手掌動脈からの手技と同時に大腿部等からの医療デバイスの導入を行うことを妨げないようにすることができる。
本発明の実施形態に係る医療器具を寝台近傍に設置した様子を示す概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る医療器具を示す概略斜視図である。 図1に示す医療器具の把持部について示す拡大図である。 図1に示す医療器具の第1載置部を回転させる様子を示す平面図である。 図1に示す医療器具の第2載置部を第1載置部に対してスライド移動させる様子を示す平面図である。 図1に示す医療器具の第2載置部を第1載置部に対して回転移動させる様子を示す側面図である。 図1に示す医療器具の調整部について示す側面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の記載は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
明細書の説明では、図1に示すように、第1載置部10の幅方向を「幅方向X」と記載する。また、第1載置部10の幅方向Xと交差(直交)する奥行方向を「奥行方向Yと」記載する。また、第1載置部10が移動可能な高さ方向を「高さ方向Z」と記載する。
図1〜図7は、本発明の実施形態に係る医療器具100の説明に供する図である。
医療器具100は、図1を参照して概説すれば、第1載置部10、第2載置部20、把持部30、調整部40、固定部50、トレイ60、および設置部70を有する。以下、詳述する。
(第1載置部)
第1載置部10は、図1に示すように、被検者Hの手hを載置可能な載置面11aが形成された載置台11を備える。図1では一例として被検者Hの左手を第1載置部10に載置しているが、載置させる手は右手であってもよい。また、第1載置部10は、少なくとも手を載置可能に構成していればよい。本実施形態では、手とともに手首および前腕A1を第1載置部10に載置している。
第1載置部10は、図1に示すように平坦な載置台11と、第1スライド部12と、第2スライド部13と、回転軸14(図6および図7を参照)と、を備える。
本実施形態に係る医療器具100は、例えば、被検者Hの手hの手掌動脈(手の甲側を走行するスナッフボックス周辺の橈骨動脈や、スナッフボックスよりも指先側を走行する橈骨動脈等)に形成された穿刺部位t1(図1を参照)から各種の医療デバイス(イントロデューサーや治療デバイス等)を導入して行われる処置と、大腿動脈等が走行する下肢の大腿部に形成した穿刺部位(図示省略)から各種の医療デバイスを導入して行われる処置とを、同時または並行に行う手技において使用することができる。なお、穿刺部位t1を形成する位置は、被検者Hの手h(手hの甲側および掌側を含む)のいずれかの部位であれば特に限定されない。同様に、下肢に形成する穿刺部位は、大腿部に限定されることはない。
載置台11は、本実施形態では略矩形状に形成しているが、被検者Hの手hや手技に使用される各種の医療デバイス等を配置できるスペースがあれば、具体的な形状は特に限定されない。また、載置台11の材料についても台上に手hや医療デバイス等を設置可能であれば特に限定されず、例えば、ゴム、プラスチック、金属等を挙げることができるが、X線診断の妨げにならないように、X線透過性材料で構成されていることが望ましい。また、載置台11は、図4に示すように、調整部40を構成する棒状部材を回転軸として回転可能に構成している。
第1スライド部12は、図3に示すように、載置台11の載置面11a(上面)に設けられ、把持部30を奥行方向Yにスライド移動させる。本実施形態において第1スライド部12は、載置台11の上面に直線状の溝を形成することによって構成している。ただし、第1スライド部12は、手掌動脈から医療デバイスを導入するにあたり、手hの向き等を適宜調整できれば、具体的な構成は特に限定されない。
第2スライド部13は、図2および図5に示すように、第2載置部20を第1載置部10に対してスライド移動可能にするために設けられる。第2スライド部13の位置を変えることによって、手hに対する上腕A2の角度、すなわち肘の向く方向を調節することができる。第2スライド部13は、本実施形態において載置台11の側面に直線状の溝を設けることによって構成している。ただし、第2スライド部13は、手掌動脈から医療デバイスを導入するにあたり、把持部30に対して上腕A2の位置を調整可能であれば、溝の形状や溝の長さ等の具体的な構造は特に限定されない。
(第2載置部)
第2載置部20は、被検者Hの上腕A2を載置できるように構成している。第2載置部20は、図2に示すように、いわゆる雨樋のように円弧形状の断面形状を一方向に延在したような形状で形成している。第2載置部20は、上記のような形状を有することによって、手技中に被検者Hの上腕A2を安定的に支持する。そのため、被検者Hは、自身の力で腕を大腿部から浮かせた状態に維持する必要がなくなるため、被検者Hの疲労度やストレスを軽減させることができる。なお、第2載置部20は、前腕A1と上腕A2の少なくとも一方を載置可能に構成していればよい。本実施形態では、上腕A2の一部を第2載置部20に載置している。
回転軸14は、図6に示すように、第1載置部10の側面に設けられている。また、回転軸14は、幅方向Xに平行な軸を回転軸として第2載置部20を第1載置部10に対して回転可能にする。回転軸14を設けることによって、手hを第1載置部10に載せた際の上腕A2の手hに対する角度を調節することができる。
(把持部)
把持部30は、図1、図3に示すように、第1載置部10の載置面11aに対して接近離間可能に構成している。また、把持部30は、被検者Hの手指によって把持できるように構成している。例えば、手掌動脈からの医療デバイスの導入において穿刺時に血管が挿入できる姿勢はある程度限定されている。被検者Hは、把持部30を把持することにより、穿刺等の際にスナッフボックスをエコー等の器具で確認し易い状態にしたり、穿刺時に医療デバイスを血管に挿入し易くしたり、麻酔時に麻酔の注入を容易にできるような手hの姿勢や向きをとることが可能になる。
把持部30は、本実施形態において図2に示すように棒状部材31と、回転軸32と、を備える。棒状部材31は、手掌動脈への穿刺を容易にするために被検者Hの手指によって把持できるように構成している。棒状部材31には、頂部に押圧可能なボタンを設け、ネジ等で把持部30の稼動のし易さを調節できる機構を設けるように構成してもよい。
回転軸32は、手hの姿勢や向きを変えるために、第1載置部10の載置面11aに対して棒状部材31を起こす方向および倒す方向に回転可能に構成している。
回転軸32は、図3に示すように、載置台11を平面視した際に少なくとも一方向、例えば、奥行方向Yを回転軸として回転可能に構成している。ただし、手掌動脈から医療デバイスを導入するにあたり、手hの向きや姿勢を適宜調整できれば、回転軸32の回転可能な方位は上記に限定されない。
(調整部)
調整部40は、第1載置部10の高さ位置を調整可能にするために設けられる。手掌動脈からの医療デバイスの導入において、前腕A1や上腕A2の高さが胴体より高い位置に配置されると、血流の円滑な流れが阻害される。このような課題が生じるのを防止するために、医療器具100においては、第2載置部20を被検者Hの胴体よりも上方に配置される第1載置部10に取り付けている。また、調整部40は、第1載置部10とともに第2載置部20を高さ方向Zに移動可能に構成している。そのため、医療器具100は、第2載置部20に載置した上腕A2の高さを調整可能である。
調整部40は、図2および図7に示すように、相対的な位置調整が可能な複数の棒状部材を組み合わせることによって構成している。複数の棒状部材のうち、一つの棒状部材は、第1載置部10の載置台11を貫通している。調整部40の高さ位置を調整する機構は、特に限定されないが、例えば、ネジ式や油圧式によって高さを複数段階に調整する公知の機構を採用することができる。
(固定部)
固定部50は、第1載置部10に載置された前腕A1を固定するために設けられる。医療器具100は、固定部50によって肘に対する前腕A1側の屈曲角度を固定することが可能になる。固定部50は、本実施形態においては、載置台11に可撓性のある柔軟な帯状部材を2つ設置し、2つの帯状部材を面ファスナー等によって着脱自在とすることによって構成している。ただし、固定部50は、第1載置部10において被検者Hの肘から手首にかけての角度を固定できれば、具体的な固定方法は上記に限定されない。
(トレイ)
トレイ60は、第1載置部10の載置面11aに載置している。トレイ60は、手掌動脈からの医療デバイスの導入にあたり、エコーなどの手技に必要な器具を載置するスペースとして構成している。トレイ60は、本実施形態において上面の開いた略直方体形状に構成している。ただし、上記手技に必要な器具を載置できれば、具体的な形状は直方体に限定されない。
(設置部)
設置部70は、図1等に示すように、医療器具100を手技を実施する場所等に設置するために設けられる。設置部70は、本実施形態において載置台11と同様の矩形状の台状部材と、台状部材の下部にキャスターを複数個設けることによって、医療器具100を移動可能に構成している。なお、設置部70は、寝台Bを厚み方向で挟み込むことにより寝台Bに対して医療器具100を固定する構造(万力のような構造)を有していてもよい。
(使用例)
次に、本実施形態に係る医療器具100の使用例について説明する。
例えば、手掌動脈から医療デバイスを導入する手技において、被検者Hの手hを一定の状態に維持することが好ましい場合がある。このような場合、例えば、被検者Hの手hを大腿の上に載置させる。ただし、手掌動脈から医療デバイスを導入する処置とともに、大腿部から医療デバイスを導入する処置を行う場合には、大腿部の上に載置した手hが邪魔になり、大腿部から医療デバイスを導入することが難しくなる。
本実施形態に係る医療器具100は、図1に示すように、被検者Hを寝台Bに寝かせた状態で、寝台Bの近傍に設置される。そして、術者は、調整部40を利用して第1載置部10の高さ方向Zの位置を調整する。
術者は、第1載置部10に被検者Hの手hを載置させ、第2載置部20に被検者Hの上腕A2を載置させて被検者Hの肩から上腕A2にかけての姿勢が不自然にならないように回転軸14を調整して第2載置部20の第1載置部10に対する傾きを調整する。また、術者は、第2スライド部13の位置を調節して、第2載置部20の第1載置部10に対する位置を調節する。そして、被検者Hに把持部30を把持させ、術者の指示に応じて第1スライド部12によって把持部30の位置を調整するとともに、把持部30を載置面11aに対して引き起こすまたは倒すように回転させる。この操作により、術者は、被検者の手hの姿勢を調整する。そして、術者は、手掌動脈および大腿部からの医療デバイスを導入する手技を実施する。
術者は、医療器具100を使用することによって、被検者Hの手hを大腿部に載置させる必要がなくなり、手掌動脈から医療デバイスを生体管腔に導入する動作と同時または並行して大腿部からも医療デバイスを導入することが可能になる。また、手hを大腿部に載せた場合には呼吸に合わせて手首が上下に移動し得るが、医療器具100を用いることによって、手首が上下に移動しにくくなる。また、術者は、調整部40によって被検者Hの胴体に対する手h、前腕A1、上腕A2の位置を最適な位置に調整でき、被検者H自身によって手h、前腕A1、上腕A2の位置を維持させる必要がなくなる。そのため、被検者Hは、手技の最中に不要な力を使うことがないように脱力した状態になる。また、把持部30は、第1スライド部12に沿って移動でき、回転軸32によって棒状部材31を任意の姿勢に回転できる。そのため、術者は、被検者Hに掛るストレスや疲労度を軽減した状態で手掌動脈から医療デバイスの導入を実施することができる。
以上、説明したように本実施形態に係る医療器具100は、被検者Hの手hを載置可能な載置面11aを備える第1載置部10と、被検者Hの前腕A1および上腕A2の少なくとも一方を載置可能な第2載置部20と、第1載置部10の載置面11aに対して接近離間する方向に可動可能であるとともに、被検者Hの手指によって把持される把持部30と、第1載置部10の高さ位置を調整するための調整部40と、を有する。これにより、被検者Hの手hを大腿に載置する必要をなくし、手掌動脈から医療デバイスを導入する手技を行う際、被検者Hの手hを安定的に固定することができる。また、副次的な効果として、手掌動脈からの手技と同時または並行して大腿部から医療デバイスを導入することができる。また、医療器具100は、調整部40によって被検者Hの胴体に対する手h、前腕A1、上腕A2の位置を調整し、被検者H自身によって手h、前腕A1、上腕A2の位置を維持する負担を軽減させることできる。
また、第1載置部10は載置面11aが形成された平坦な載置台11を備える。第2載置部20は、第1載置部10に移動可能に取り付けられるとともに載置台11の外周の少なくとも一部に沿って移動可能に構成している。医療器具100は、上記のような構成を有することによって、被検者Hの手hに対する前腕A1や上腕A2の向きを柔軟に調整でき、手技の最中に被検者Hが感じる疲労度やストレスを軽減させることができる。
また、第1載置部10と第2載置部20との取り付け部には、第2載置部20の載置台11に対する角度を調節可能な回転軸14を設けるように構成している。そのため、被検者Hの上腕A2から肩にかけての姿勢を柔軟に調整でき、手技の最中に被検者Hが感じる疲労度やストレスを軽減させることができる。
また、第2載置部20は、円弧形状の断面を一方向に延在させた形状を有する。そのため、被検者Hの上腕A2を容易に第2載置部20に安定的に載置させることができる。
また、把持部30は、棒状部材31と、回転軸32と、を備える。棒状部材31は、被検者Hの手指によって把持される。回転軸32は、第1載置部10の載置面11aに対して棒状部材31を起こす方向および倒す方向への回転を可能に構成している。これにより、手掌動脈の向きや姿勢を緻密に調整でき、医療デバイスを円滑に導入することができる。
また、医療器具100は、第1載置部10に対して前腕A1を固定可能な固定部50を有するように構成している。そのため、被検者H自身の力で肘から手首にかけての角度を維持する必要がなくなるため、手技の最中に被検者Hが感じる疲労度やストレスを軽減させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態にのみ限定されず、特許請求の範囲に応じて種々の変更が可能である。上記では第1載置部10の載置台11が単純な台であると説明したが、これに限定されない。上記以外にも第1載置部の載置台を折りたたみ式とし、手技の際に被検者にかけるようなドレープと一体に構成し、ドレープを広げた際に組立が行えるような構造としてもよい。
また、上記では固定部50が2つの帯状部材によって構成すると説明したが、肘から手h首にかけての角度固定ができれば、これに限定されない。上記以外にも例えば柔らかい布等によって手を包むように構成してもよい。
10 第1載置部、
11 載置台、
11a 載置面、
12 第1スライド部、
13 第2スライド部、
14 回転軸、
20 第2載置部、
30 把持部、
31 棒状部材、
32 回転軸、
40 調整部、
50 固定部、
100 医療器具、
B 寝台、
H 被検者、
h 手、
A1 前腕、
A2 上腕。

Claims (10)

  1. 被検者の手を載置可能な載置面を備える第1載置部と、
    前記被検者の前腕および上腕の少なくとも一方を載置可能な第2載置部と、
    前記第1載置部に設けられ前記第1載置部の前記載置面に対して接近離間する方向に可動可能であるとともに、前記被検者の手指により把持される把持部と、
    前記第1載置部の高さ位置を調整可能な調整部と、を有する医療器具。
  2. 前記第1載置部は、前記載置面が形成された平坦な載置台を備え、
    前記第2載置部は、前記第1載置部に移動可能に取り付けられるとともに、前記載置台の外周の少なくとも一部に沿って移動可能に構成される、請求項1に記載の医療器具。
  3. 前記第1載置部と前記第2載置部との取り付け部には、前記第2載置部の前記載置台に対する角度を調節可能な回転軸が設けられる、請求項2に記載の医療器具。
  4. 前記第2載置部は、円弧形状の断面を一方向に延在させた形状を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療器具。
  5. 前記把持部は、前記被検者の手指によって把持される棒状部材と、前記第1載置部の前記載置面に対して前記棒状部材を起こす方向および倒す方向への回転を可能にする回転軸と、を備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の医療器具。
  6. 前記第1載置部に対して前記前腕を固定可能な固定部をさらに有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療器具。
  7. 被検者の胴体上に、該胴体に触れることなく設置可能な第1載置部と、
    前記第1載置部に設けられ、前記被検者の手指により把持される把持部と、
    前記第1載置部の高さ位置を調整可能な調整部と、を有する医療器具。
  8. 前記第1載置部上に設けられ、前記被検者の前腕を固定可能な固定部を更に有する請求項7に記載の医療器具。
  9. 前記第1載置部に角度調整可能に取り付けられ、前記被検者の上腕を保持する第2載置部を更に有する、請求項7または8に記載の医療器具。
  10. 前記把持部は、前記被検者の手指によって把持される棒状部材を備え、該棒状部材は前記第1載置部上で移動可能である請求項7〜9のいずれか1項に記載の医療器具。
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