WO2019244461A1 - 接合体および弾性波素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】単結晶シリコンからなる支持基板を圧電性単結晶基板に対して接合した接合体において、高抵抗接合層を用いつつ、かつ支持基板と圧電性単結晶基板との接合強度を向上させる。 【解決手段】接合体5、5Aは、圧電性単結晶基板4、4Aと、単結晶シリコンからなる支持基板1と、支持基板1と圧電性単結晶基板4、4Aとの間に設けられ、Si(1-x)Ox(0.008≦x≦0.408)の組成を有した接合層2Aと、支持基板1と接合層2Aとの間に設けられ、珪素原子、酸素原子およびアルゴン原子を含有する非晶質層8とを備える。非晶質層8の接合層2A側端部における酸素原子の濃度が、接合層2A内における酸素原子の平均濃度よりも高い。

Description

接合体および弾性波素子
 本発明は、接合体および弾性波素子に関するものである。
 携帯電話等に使用されるフィルタ素子や発振子として機能させることができる弾性表面波デバイスや、圧電薄膜を用いたラム波素子や薄膜共振子(FBAR:Film Bulk Acoustic Resonator)などの弾性波デバイスが知られている。こうした弾性波デバイスとしては、支持基板と弾性表面波を伝搬させる圧電基板とを貼り合わせ、圧電基板の表面に弾性表面波を励振可能な櫛形電極を設けたものが知られている。このように圧電基板よりも小さな熱膨張係数を持つ支持基板を圧電基板に貼付けることにより、温度が変化したときの圧電基板の大きさの変化を抑制し、弾性表面波デバイスとしての周波数特性の変化を抑制している。
 特許文献1には、圧電性単結晶基板とシリコン基板とを、エポキシ接着剤からなる接着層によって貼り合わせた構造の弾性表面波デバイスが提案されている。
 圧電基板とシリコン基板とを接合するのに際して、圧電基板表面に酸化珪素膜を形成し、酸化珪素膜を介して圧電基板とシリコン基板とを直接接合することが知られている。この接合の際には、酸化珪素膜表面とシリコン基板表面とにプラズマビームを照射して表面を活性化し、直接接合を行う(特許文献2)。
 また、いわゆるFAB(Fast Atom Beam)方式の直接接合法が知られている。この方法では、中性化原子ビームを常温で各接合面に照射して活性化し、直接接合する(特許文献3)。
 圧電性単結晶基板を、シリコン基板ではなく、セラミックス(アルミナ、窒化アルミニウム、窒化珪素)からなる支持基板に対して、中間層を介して直接接合することが記載されている(特許文献4)。この中間層の材質は、珪素、酸化珪素、窒化珪素、窒化アルミニウムとされている。
 また、圧電基板と支持基板とを有機接着層で接着するのに際して、支持基板の圧電基板に対する接着面のRt(粗さ曲線の最大断面高さ)を5nm以上、50nm以下とすることで、応力緩和による割れ防止効果を得ることが記載されている(特許文献5)。
特開2010-187373 米国特許第7213314B2 特開2014-086400 特許第3774782 実用新案登録第3184763
 しかし、接合体の用途によっては、接合層における電気抵抗を高くすることで絶縁性を高めることが望まれている。例えば、弾性波素子の場合には、接合層の絶縁性を高くすることで、ノイズや損失を低減できる。しかし、高抵抗の接合層によって支持基板を圧電性単結晶基板に対して高い強度で接合することは困難であり、後の加工工程で圧電性単結晶基板と支持基板との間で剥離が生じ易い。
 本発明の課題は、単結晶シリコンからなる支持基板を圧電性単結晶基板に対して接合した接合体において、高抵抗接合層を用いつつ、かつ支持基板と圧電性単結晶基板との接合強度を向上させることができるような構造を提供することである。
 本発明に係る接合体は、圧電性単結晶基板と、
 単結晶シリコンからなる支持基板と、
 前記支持基板と前記圧電性単結晶基板との間に設けられ、Si(1-x)(0.008≦x≦0.408)の組成を有した接合層と、
 前記支持基板と前記接合層との間に設けられ、珪素原子、酸素原子およびアルゴン原子を含有する非晶質層とを備えた接合体であって、
 前記非晶質層の前記接合層側端部における酸素原子の濃度が、前記接合層内における酸素原子の平均濃度よりも高いことを特徴とする。
 また、本発明に係る弾性波素子は、
 前記接合体、および
 前記圧電性単結晶基板上に設けられた電極を備えていることを特徴とする。
 本発明によれば、前記特定組成の接合層を設けることで、接合層における絶縁性を高くしつつ、接合強度を担保することができる。
 その上で、このような接合層を設けた場合には、圧電性単結晶基板上の接合層と支持基板との界面に沿って、薄い非晶質層が生ずる。しかし、こうして得られた接合体について、圧電性単結晶基板を研磨加工等によって薄くしていくと、支持基板からの剥離が生ずることがあった。これは圧電性単結晶基板の支持基板に対する接合強度が十分には高くないことを示している。
 このため、本発明者は、接合強度の低下の原因について検討した。単結晶シリコンからなる支持基板に対して、Si(1-x)からなる高抵抗な接合層を接合した場合には、両者の界面に沿って、珪素原子、酸素原子およびアルゴン原子を含有する非晶質層が生成する。この場合、単結晶シリコンからなる支持基板は、含有される酸素原子の濃度が極めて低いため、接合層から支持基板へと向かって酸素濃度の勾配が生ずるはずである。
 この点に着目し、接合層から支持基板への酸素濃度勾配を実際に測定してみたところ、接合層から支持基板へと向かって酸素濃度がゆるやかに、あるいは連続的に減少していることが判明した。言い換えると、非晶質層中に酸素濃度のピークが存在しなかった。この現象を検討したところ、接合層から支持基板へと向かう酸素の拡散が十分ではなかった可能性がある。
 こうした観点から、接合層から支持基板への酸素原子の拡散を促進するように種々検討してみたところ、非晶質層に酸素濃度のピークが生じた場合には、圧電性単結晶基板の支持基板に対する接合強度が向上し、圧電性単結晶基板の剥離が生じにくくなることを見いだし、本発明に到達した。
(a)は、圧電性単結晶基板4の表面4aに接合層2を設けた状態を示し、(b)は、接合層2Aの表面2bを中性化ビームAによって活性化した状態を示し、(c)は、支持基板1の表面1aを中性化ビームAによって活性化した状態を示す。 (a)は、圧電性単結晶基板4と支持基板1を接合した状態を示し、(b)は、圧電性単結晶基板4Aを加工によって薄くした状態を示し、(c)は、圧電性単結晶基板4A上に電極6を設けた状態を示す。 (a)は、圧電性単結晶基板4の表面4aに中間層9および接合層2を設けた状態を示し、(b)は、接合層2Aの表面2bを中性化ビームAによって活性化した状態を示し、(c)は、支持基板1の表面1aを中性化ビームAによって活性化した状態を示す。 (a)は、圧電性単結晶基板4と支持基板1を接合した状態を示し、(b)は、圧電性単結晶基板4Aを加工によって薄くした状態を示し、(c)は、圧電性単結晶基板4A上に電極6を設けた状態を示す。
 以下、適宜図面を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。
 図1~図2に示す実施形態では、まず、図1(a)に示すように、圧電性単結晶基板4の表面4aに接合層2を設ける。4bは反対側の表面である。この時点では、接合層2の表面2aには凹凸があってもよい。
 次いで、好適な実施形態においては、接合層2の表面2aを平坦化加工することによって、図1(b)に示すように、接合層に平坦面2bを形成する。この平坦化加工によって、通常、接合層2の厚さは小さくなり、より薄い接合層2Aになる(図1(b)参照)。ただし、平坦化加工は必ずしも必要ない。次いで、接合層2Aの表面2bに対して矢印Aのように中性化ビームを照射し、接合層2Aの表面を活性化して活性化面とする。
 一方、図1(c)に示すように、支持基板1の表面1aに中性化ビームAを照射することによって活性化し、活性化面1aとする。1bは反対側の表面である。そして、図2(a)に示すように、圧電性単結晶基板4上の接合層2Aの活性化面2bと支持基板1の活性化面1aとを直接接合することによって、接合体5を得る。
 好適な実施形態においては、接合体5の圧電性単結晶基板4の表面4bを更に研磨加工し、図2(b)に示すように圧電性単結晶基板4Aの厚さを小さくし、接合体5Aを得る。4cは研磨面である。
 図2(c)では、圧電性単結晶基板4Aの研磨面4c上に所定の電極6を形成することによって、弾性波素子7を作製している。
 ここで、各活性化面への照射エネルギー量を適宜調節することによって、図2(a)、(b)、(c)に示すように、接合層2Aと支持基板1との界面に沿って非晶質層8を生成させる。
 図3~図4に示す実施形態では、まず、図3(a)に示すように、圧電性単結晶基板4の表面4aに中間層9を設け、中間層9上に接合層2を設ける。次いで、接合層2の表面2aを平坦化加工することによって、図3(b)に示すように、接合層に平坦面2bを形成する。この平坦化加工によって、通常、接合層2の厚さは小さくなり、より薄い接合層2Aになる。次いで、接合層2Aの表面2bに対して矢印Aのように中性化ビームを照射し、接合層2Aの表面を活性化して活性化面とする。
 一方、図3(c)に示すように、支持基板1の表面1aに中性化ビームAを照射することによって活性化し、活性化面1aとする。そして、図4(a)に示すように、圧電性単結晶基板4上の接合層2Aの活性化面2bと支持基板1の活性化面1aとを直接接合することによって、接合体15を得る。
 好適な実施形態においては、接合体15の圧電性単結晶基板4の表面4bを更に研磨加工し、図4(b)に示すように圧電性単結晶基板4Aの厚さを小さくし、接合体15Aを得る。図4(c)では、圧電性単結晶基板4Aの研磨面4c上に所定の電極6を形成することによって、弾性波素子17を作製している。
 ここで、各活性化面への照射エネルギー量を適宜調節することによって、図4(a)、(b)、(c)に示すように、接合層2Aと支持基板1との界面に沿って非晶質層8を生成させる。
 以下、本発明の各構成要素について更に説明する。
(支持基板)
 本発明では、支持基板1は単結晶シリコンからなる。単結晶シリコン中には遷移金属元素や希土類元素がドープされていてもよい。
(圧電性単結晶基板)
 圧電性単結晶基板4、4Aの材質は、具体的には、タンタル酸リチウム(LT)単結晶、ニオブ酸リチウム(LN)単結晶、ニオブ酸リチウム-タンタル酸リチウム固溶体単結晶、水晶、ホウ酸リチウムを例示できる。このうち、LT又はLNであることがより好ましい。LTやLNは、弾性表面波の伝搬速度が速く、電気機械結合係数が大きいため、高周波数且つ広帯域周波数用の弾性表面波デバイスとして適している。また、圧電性単結晶基板4、4Aの主面の法線方向は、特に限定されないが、例えば、圧電性単結晶基板4、4AがLTからなるときには、弾性表面波の伝搬方向であるX軸を中心に、Y軸からZ軸に36~47°(例えば42°)回転した方向のものを用いるのが伝搬損失が小さいため好ましい。圧電性単結晶基板4、4AがLNからなるときには、弾性表面波の伝搬方向であるX軸を中心に、Y軸からZ軸に60~68°(例えば64°)回転した方向のものを用いるのが伝搬損失が小さいため好ましい。更に、圧電性単結晶基板4、4Aの大きさは、特に限定されないが、例えば、直径50~150mm,厚さが0.2~60μmである。
(接合層)
 本発明においては、支持基板1と圧電性単結晶基板4、4Aとの間に設けられた接合層2Aを備えており、接合層2AがSi(1-x)(0.008≦x≦0.408)の組成を有する。この組成は、SiO(x=0.667に対応する)に比べて酸素比率がかなり低くされている組成である。このような組成の珪素酸化物Si(1-x)からなる接合層2Aによって支持基板1に対して圧電性単結晶基板4、4Aを接合すると、接合強度を高くすることができ、かつ接合層2Aにおける絶縁性も高くすることができる。
 接合層2Aを構成するSi(1-x)の組成において、xが0.008未満であると、接合層2Aにおける電気抵抗が低くなり、所望の絶縁性が得られない。このため、xを0.008以上とするが、0.010以上が好ましく、0.020以上が更に好ましく、0.024以上が特に好ましい。またxが0.408より大きいと、接合強度が下がり、圧電性単結晶基板4、4Aの剥離が生じ易くなるので、xを0.408以下とするが、0.225以下とすることが更に好ましい。
 接合層2Aの電気抵抗率は4.8×10Ω・cm以上であることが好ましく、5.8×10Ω・cm以上であることが更に好ましく、6.2×10Ω・cm以上が特に好ましい。一方、接合層2Aの電気抵抗率は、一般に1.0×10Ω・cm以下となる。
 接合層2Aの厚さは、特に限定されないが、製造コストの観点からは0.01~10μmが好ましく、0.01~0.5μmが更に好ましい。
 接合層2、2Aの成膜方法は限定されないが、スパッタリング(sputtering)法、化学的気相成長法(CVD)、蒸着を例示できる。ここで、特に好ましくは、スパッタターゲットをSiとした反応性スパッタリングの際に、チャンバー内に流す酸素ガス量を調整することによって、接合層2Aの酸素比率(x)をコントロールすることが可能である。
 具体的な製造条件はチャンバー仕様によるので適宜選択するが、好適例では、全圧を0.28~0.34Paとし、酸素分圧を1.2×10―3~5.7×10-2Paとし、成膜温度を常温とする。また、SiターゲットとしてはBドープSiを例示できる。後述するように、接合層2、2Aと支持基板1との界面には、不純物としてのB(ボロン)量が、5×1018atoms/cm~5×1019atoms/cm程度になるように制御している。これにより、接合層2Aにおける絶縁性をより確実に担保することができる。
(中間層)
 接合層2、2Aと圧電性単結晶基板4、4Aとの間に中間層9を更に設けることができる。こうした中間層9は、接合層2、2Aと圧電性単結晶基板4、4Aとの密着性を更に向上させるものであることが好ましく、具体的には、SiO2、Ta2O5、TiO2、ZrO2、HfO2、Nb2O3、Bi2O3、Al2O3、MgO、AlN、Si3N4からなることが好ましい。特に好ましくは中間層がSiO2からなる。
(非晶質層)
 本発明では、支持基板1と接合層2Aとの間に非晶質層8を設ける。この非晶質層8は、少なくとも珪素原子、酸素原子およびアルゴン元素を含有している。
 本発明では、非晶質層8の接合層2A側端部における酸素濃度を、接合層2Aにおける平均酸素濃度よりも高くする。ただし、非晶質層8の接合層2A側端部における酸素原子の濃度を測定する際には、非晶質層8の接合層2A側界面から1nm以下の距離で測定するものとする。また、接合層2Aにおける平均酸素濃度は、接合層2A中の接合層2Aの圧電性単結晶基板4A側界面から4nmの距離1点、接合層2Aの膜厚の中心1点、接合層2Aの非晶質層側界面から4nmの距離1点の計3点の測定値の平均とする。
 非晶質層8の接合層2A側端部における酸素濃度は、電気抵抗率の観点から1.08原子%以上であることが好ましく、1.1原子%以上であることが更に好ましい。また、非晶質層8の接合層2A側端部における酸素原子の濃度は、41.8原子%以下であることが好ましい。
 接合層2Aにおける平均酸素濃度は、電気抵抗率の観点から0.8原子%以上であることが好ましく、1.0原子%以上であることが更に好ましい。また、接合層2Aにおける平均酸素原子の濃度は、40.8原子%以下であることが好ましい。
 接合強度向上という観点からは、非晶質層8の接合層2A側端部における酸素原子濃度と接合層2Aにおける平均酸素原子濃度との差は、1.0原子%以上であることが好ましく、1.5原子%以上であることが更に好ましい。言い換えると、非晶質層8の接合層2A側端部における酸素原子濃度が、接合層2Aにおける平均酸素原子濃度よりも1.0原子%以上高いことが好ましく、1.5原子%以上高いことが更に好ましい。こうすることで、後述するように、圧電性単結晶基板4、4Aと支持基板1との接合強度を更に高くすることができる。
 好適な実施形態においては、非晶質層8の接合層2A側端部におけるアルゴン原子の濃度を接合層2Aにおけるアルゴン原子の濃度よりも高くする。ここで、非晶質層8の接合層2A側端部におけるアルゴン原子の濃度を測定する際には、非晶質層の接合層2A側界面から1nm以下の距離で測定するものとする。また、接合層2Aにおける平均アルゴン濃度は、接合層2A中の接合層2Aの圧電性単結晶基板4A側界面から4nmの距離1点、接合層2Aの膜厚の中心1点、接合層2Aの非晶質層8側界面から4nmの距離1点の計3点の測定値の平均値とする。
 非晶質層8の接合層2A側端部におけるアルゴン原子の濃度は、接合強度の観点からは、2.1原子%以上であることが好ましく、2.4原子%以上であることが更に好ましい。また、非晶質層8におけるアルゴン原子の濃度は、通常、5.0原子%以下であり、4.7原子%以下であることが好ましい。
 接合層2Aにおける平均アルゴン原子の濃度は、1.0原子%以下であることが好ましい。これは、接合強度の向上に対してはアルゴン原子の接合層2A中への拡散の寄与が相対的に少ないことを意味している。
 非晶質層8における珪素原子濃度は、77.6~93.6原子%であることが好ましく、88.8~93.0原子%であることが更に好ましい。
 また、非晶質層8の存在は、以下のようにして確認するものとする。
 測定装置:
 透過型電子顕微鏡(日立ハイテクノロジーズ製 H-9500)を用いて微構造観察する。
 測定条件:
 FIB(集束イオンビーム)法にて薄片化したサンプルに対して、加速電圧200kVにて観察する。
 接合層2A及び非晶質層8における各原子の濃度は、以下のようにして測定するものとする。
 測定装置:
 元素分析装置(日本電子 JEM-ARM200F)を用いて元素分析を行う。
 測定条件:
 FIB(集束イオンビーム)法にて薄片化したサンプルに対して、加速電圧200kVにて観察する。
(好適な製造条件)
 接合層2Aの表面の算術平均粗さRaが1nm以下であることが好ましく、0.3nm以下であることが更に好ましい。また、支持基板1の表面1aの算術平均粗さRaが1nm以下であることが好ましく、0.3nm以下であることが更に好ましい。これによって支持基板1と接合層2Aとの接合強度が一層向上する。
 接合層2Aの表面2b、支持基板1の表面1aを平坦化する方法は、ラップ(lap)研磨、化学機械研磨加工(CMP)などがある。
 好適な実施形態においては、中性化ビームによって、接合層2Aの表面2b、支持基板1の表面1aを活性化できる。特に、接合層2Aの表面2b、支持基板1の表面1aが平坦面である場合には、直接接合しやすい。
 中性化ビームによる表面活性化を行う際には、特開2014-086400に記載のような装置を使用して中性化ビームを発生させ、照射することが好ましい。すなわち、ビーム源として、サドルフィールド型の高速原子ビーム源を使用する。そして、チャンバーにアルゴンガスを導入し、電極へ直流電源から高電圧を印加する。これにより、電極(正極)と筺体(負極)との間に生じるサドルフィールド型の電界により、電子eが運動して、アルゴンガスによる原子とイオンのビームが生成される。グリッドに達したビームのうち、イオンビームはグリッドで中和されるので、中性原子のビームが高速原子ビーム源から出射される。
 ビーム照射による活性化時の電圧は0.5~2.0kVとすることが好ましく、電流は50~200mAとすることが好ましい。
 ビーム照射による活性化時のFAB照射量は50KJ~200KJとすることが好ましく、70KJ~180KJとすることが更に好ましい。
 次いで、真空雰囲気で、活性化面同士を接触させ、接合する。この際の温度は常温であるが、具体的には40℃以下が好ましく、30℃以下が更に好ましい。また、接合時の温度は20℃以上、25℃以下が特に好ましい。接合時の圧力は、100~20000Nが好ましい。
 本発明の接合体5、5A、15、15Aの用途は特に限定されず、例えば、弾性波素子や光学素子に好適に適用できる。
 弾性波素子7、17としては、弾性表面波デバイスやラム波素子、薄膜共振子(FBAR)などが知られている。例えば、弾性表面波デバイスは、圧電性単結晶基板の表面に、弾性表面波を励振する入力側のIDT(Interdigital Transducer)電極(櫛形電極、すだれ状電極ともいう)と弾性表面波を受信する出力側のIDT電極とを設けたものである。入力側のIDT電極に高周波信号を印加すると、電極間に電界が発生し、弾性表面波が励振されて圧電基板上を伝搬していく。そして、伝搬方向に設けられた出力側のIDT電極から、伝搬された弾性表面波を電気信号として取り出すことができる。
 圧電性単結晶基板4、4Aの底面に金属膜を有していてもよい。金属膜は、弾性波デバイスとしてラム波素子を製造した際に、圧電基板の裏面近傍の電気機械結合係数を大きくする役割を果たす。この場合、ラム波素子は、圧電性単結晶基板4、4Aの表面4b、4cに櫛歯電極が形成され、支持基板1に設けられたキャビティによって圧電性単結晶基板4、4Aの金属膜が露出した構造となる。こうした金属膜の材質としては、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、銅、金などが挙げられる。なお、ラム波素子を製造する場合、底面に金属膜を有さない圧電性単結晶基板4、4Aを備えた複合基板を用いてもよい。
 また、圧電性単結晶基板4、4Aの底面に金属膜と絶縁膜を有していてもよい。金属膜は、弾性波デバイスとして薄膜共振子を製造した際に、電極の役割を果たす。この場合、薄膜共振子は、圧電性単結晶基板4、4Aの表裏面に電極が形成され、絶縁膜をキャビティにすることによって圧電性単結晶基板の金属膜が露出した構造となる。こうした金属膜の材質としては、例えば、モリブデン、ルテニウム、タングステン、クロム、アルミニウムなどが挙げられる。また、絶縁膜の材質としては、例えば、二酸化ケイ素、リンシリカガラス、ボロンリンシリカガラスなどが挙げられる。
 また、光学素子としては、光スイッチング素子、波長変換素子、光変調素子を例示できる。また、圧電性単結晶基板4、4A中に周期分極反転構造を形成することができる。
 本発明を光学素子に適用した場合には、光学素子の小型化が可能であり、また特に周期分極反転構造を形成した場合には、加熱処理による周期分極反転構造の劣化を防止できる。更に、接合層2Aの材料は、高絶縁材料でもあるので、接合前の中性化ビームによる処理時に、分極反転の発生が抑制され、また圧電性単結晶基板4、4Aに形成された周期分極反転構造の形状を乱すことがほとんどない。
(比較例1)
 図1および図2を参照しつつ説明した方法に従って、表1に示す比較例1の接合体5Aを作製した。
 具体的には、OF(オリエンテーションフラット)部を有し、直径が4インチ,厚さが250μmのタンタル酸リチウム基板(LT基板)を、圧電性単結晶基板4として使用した。LT基板は、弾性表面波(SAW)の伝搬方向をXとし、切り出し角が回転Yカット板である46°YカットX伝搬LT基板を用いた。圧電性単結晶基板4の表面4aは、算術平均粗さRaが0.3nmとなるように鏡面研磨しておいた。ただし、Raは、原子間力顕微鏡(AFM)によって10μm×10μmの視野で測定する。
 次いで、圧電性単結晶基板4の表面4aに、直流スパッタリング法によって接合層2を成膜した。ターゲットにはボロンドープのSiを使用した。また、酸素源として酸素ガスを導入した。この際、酸素ガス導入量を変化させることによって、チャンバー内の雰囲気の全圧と酸素分圧を変化させ、これによって接合層2の酸素比率(x)を調整した。接合層2の厚さは100~200nmとした。接合層2の表面2aの算術平均粗さRaは0.2~0.6nmであった。次いで、接合層2を化学機械研磨加工(CMP)し、膜厚を80~190nmとし、Raを0.08~0.4nmとした。
 一方、支持基板1として、オリエンテーションフラット(OF)部を有し、直径が4インチ,厚さが500μmのSiからなる支持基板1を用意した。支持基板1の表面1a、1bは、化学機械研磨加工(CMP)によって仕上げ加工されており、各算術平均粗さRaは0.2nmとなっている。
 次いで、接合層2Aの平坦面2bと支持基板1の表面1aとを洗浄し、汚れを取った後、真空チャンバーに導入した。10-6Pa台まで真空引きした後、それぞれの基板の接合面1a、2bに高速原子ビームを45kJ照射した。ついで、接合層2Aのビーム照射面(活性化面)2bと支持基板1の活性化面1aとを接触させた後、10000Nで2分間加圧して両基板1、4を接合した(図2(a)参照)。
 次いで、圧電性単結晶基板4の表面4bを厚みが当初の250μmから1μmになるように研削及び研磨した(図2(b)参照)。
 得られた接合体5Aについて、以下の装置を用い、EDS(エネルギー分散型X線分光器)による元素分析を行い、酸素原子、珪素原子、アルゴン原子の比率を測定した。
 測定装置:
 元素分析装置(日本電子 JEM-ARM200F)を用いて元素分析を行う。
 測定条件:
 FIB(集束イオンビーム)法にて薄片化したサンプルに対して、加速電圧200kVにて観察する。
(接合強度)
 得られた接合体5Aについて、クラックオープニング法によって接合強度を測定した。結果を表1に示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 
 表1に示すように、比較例1では,接合層2Aにおける酸素濃度が6.4原子%であり、非晶質層8の接合層2A側端部の酸素濃度が6.0原子%であるが、接合強度は0.8J/mであった。
(比較例2)
 比較例1と同様にして接合体5Aを作製した。ただし、比較例1とは異なり、FAB時のアルゴン原子ビームの照射量を22.5kJにまで低下させた。結果を表1に示す。
 この結果、接合層2Aにおける酸素濃度が6.5原子%であり、非晶質層8の接合層2A側端部の酸素濃度が2.0原子%であるが、接合強度は0.2J/mであった。
(実施例1)
 比較例1と同様にして接合体5Aを作製した。ただし、本例では、FAB時のアルゴン原子ビームの照射量を135kJとした。結果を表2に示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000002
 
 表2に示すように、実施例1では、接合層2Aにおける酸素原子濃度が6.3原子%であり、非晶質層8の接合層2A側の端部における酸素原子濃度が9.0原子%であって、酸素原子濃度のピークが非晶質層8中にある。そのため、非晶質層8の接合層2A側端部における酸素原子濃度が、接合層2Aにおける平均酸素原子濃度よりも2.7原子%以上高い。この結果、接合強度は2.4J/mに向上した。
(実施例2)
 実施例1と同様にして接合体5Aを作製した。ただし、本例では、FAB時のアルゴン原子ビームの照射量を90kJとした。結果を表2に示す。
 表2に示すように、実施例2では、接合層2Aにおける酸素原子濃度が6.4原子%であり、非晶質層8の接合層2A側端部における酸素原子濃度が8.5原子%であって、酸素原子濃度のピークが非晶質層8中にある。そのため、非晶質層8の接合層2A側端部における酸素原子濃度が、接合層2Aにおける平均酸素原子濃度よりも2.1原子%以上高い。この結果、接合強度は2.0J/mに向上した。
(実施例3)
 実施例1と同様にして接合体5Aを作製した。ただし、本例では、FAB時のアルゴン原子ビームの照射量を75kJとした。結果を表2に示す。
 表2に示すように、実施例3では、接合層2Aにおける酸素原子濃度が6.1原子%であり、非晶質層8の接合層2A側の端部における酸素原子濃度が7.4原子%であって、酸素原子濃度のピークが非晶質層8中にある。そのため、非晶質層8の接合層2A側端部における酸素原子濃度が、接合層2Aにおける平均酸素原子濃度よりも1.3原子%以上高い。この結果、接合強度は1.6J/mに向上した。
 このように、非晶質層8の接合層2A側の端部における酸素原子濃度が、接合層2A内における酸素原子の平均濃度よりも高くなっていることで、接合体5A、15Aは、高い絶縁性を有しつつ、圧電性単結晶基板4、4Aと支持基板1とが剥離しにくくなっている。特に、非晶質層8の接合層2A側端部における酸素原子濃度が、接合層2Aにおける平均酸素原子濃度よりも1.5原子%以上高くすることで、圧電性単結晶基板4、4Aと支持基板1との接合強度を更に高くすることができる。

 

Claims (4)

  1.  圧電性単結晶基板と、
     単結晶シリコンからなる支持基板と、
     前記支持基板と前記圧電性単結晶基板との間に設けられ、Si(1-x)(0.008≦x≦0.408)の組成を有した接合層と、
     前記支持基板と前記接合層との間に設けられ、珪素原子、酸素原子およびアルゴン原子を含有する非晶質層とを備えた接合体であって、
     前記非晶質層の前記接合層側端部における酸素原子の濃度が、前記接合層内における酸素原子の平均濃度よりも高いことを特徴とする、接合体。
  2.  前記圧電性単結晶基板と前記接合層との間に設けられ、SiOの組成を有する中間層を備えていることを特徴とする、請求項1記載の接合体。
  3.  前記圧電性単結晶基板が、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウムまたはニオブ酸リチウム-タンタル酸リチウム固溶体からなることを特徴とする、請求項1または2記載の接合体。
  4.  請求項1~3のいずれか一つの請求項に記載の接合体、および前記圧電性単結晶基板上に設けられた電極を備えていることを特徴とする、弾性波素子。

     
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