WO2019139064A1 - プレス機械及びプレス加工方法 - Google Patents

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Abstract

プレス機械では、偏心軸の回転によってラム(1)が上下動される。プレス機械は、ラム(1)の下部に設けられてラム(1)と共に上下動されるストライカハウジング(9)と、ストライカハウジング(9)に対して上下動可能なストライカ(3)と、ストライカ(3)を上昇位置及び下降位置に保持する保持機能(11,13,15,19,21,25)を備えている。上記プレス機械によれば、偏心軸の往復回動が偏心軸の回転角90°(又は270°)付近で行われる場合でもプレス加工を確実に行うことができる。

Description

プレス機械及びプレス加工方法
 本発明は、プレス機械[press machine]及びプレス加工方法[method for press working]に関する。
 プレス機械では、偏心軸(クランク軸)が回転すると、ラムが上死点から下死点へと下降し、その後、下死点から上死点へと上昇される。上型[upper tool]としてのパンチと下型[lower tool]としてのダイとによって板状のワークをプレス加工(例えば打抜き加工)する場合、回転角90°~180°(又は180°~270°)内で偏心軸を回転させるのが一般的である(0°は上死点位置)。
日本国特許第3802513号公報 日本国特開2007-185667号公報
 特許文献1又は2に開示されたプレス機械では、駆動源としてサーボモータを用いて偏心軸が正逆回転される[rotated positively and negatively]。偏心軸の正逆回転に伴って、ラムが上下往復動[vertical reciprocating motion]する。ラムを上下動させる際には、偏心軸を一定回転方向に継続回転するのではなく、所定回転角範囲で往復回動[reciprocating rotation]させる。この結果、ラムの上下動の高速化が可能になる。特許文献1は、回転角範囲(往復回動角度:作動角度範囲)が約40°~60°で偏心軸を正逆回転させてラムを上下動させることを開示している。
 回転角90°~180°(又は180°~270°)内で偏心軸を正逆回転させてラムを上下動させる場合、回転角180°付近の所定回転角範囲θで偏心軸を正逆回転する際のラムのストローク長[stroke]は、回転角90°(270°)付近の同一回転角範囲θで偏心軸を正逆回転する場合のストローク長よりも小さい。即ち、ラムの上下ストローク長が一定の場合、偏心軸の回転角90°(270°)付近の方が回転角範囲をより小さくでき、高速化を実現できる。しかし、回転角90°(270°)付近の場合のラムのストローク位置は回転角180°の場合より高くなるので、打抜き加工が行えないことがある。
 本発明の目的は、偏心軸の往復回動が偏心軸の回転角90°(又は270°)付近で行われる場合でもプレス加工を行うことのできる、プレス機械とプレス加工方法とを提供することである。
 すなわち、本発明の特徴は、偏心軸の回転によってラムが上下動されるプレス機械であって、前記ラムの下部に備えたストライカハウジングに、ストライカを上下動可能に備え、前記ストライカを、上昇位置及び下降位置に固定自在に備えている、プレス機械を提供する。
図1は、プレス機械の偏心軸の回転角とラムの上下ストロークとの関係を示す説明図である。 図2は、実施形態に係るプレス機械におけるラムに取り付けられるストライカアッシーを示す斜視図である(ストライカほぼ上昇位置)。 上記ストライカアッシーの側面図である(ストライカ上昇位置)。 上記ストライカアッシーの側断面図である(ストライカ上昇位置)。 上記ストライカアッシーの平断面図である。(ストライカほぼ上昇位置)。 上記ストライカアッシーの側面図である(ストライカ下降位置)。 上記ストライカアッシーの側断面図である(ストライカ下降位置)。
 プレス機械において、駆動源としてサーボモータを用いて偏心軸(クランク軸)を回転する構成は公知である(例えば、特許文献1及び2参照)。サーボモータを駆動源とするプレス機械では、偏心軸の回転を制御できる。従って、所望の回転角範囲で偏心軸を往復回動することができる。偏心軸の上死点位置を回転角0°とし、下死点位置を回転角180°とする。偏心軸は、回転角90°~180°(又は180°~270°)内で交互に正逆回転(往復回動)される。偏心軸は360°回転されないので、高速のプレス加工(例えばニブリング加工)が可能である。
 図1に、プレス機械(図示せず)における上下動自在なラム1と偏心軸(図示せず)の回転角との関係を概略的に示す。回転角180°付近(180°を含む)では、ラム1のストライカ3で上型としてのパンチ5を打圧して板状ワークWをパンチング加工(ニブリング加工)するストロークSには、回転角範囲θ1が必要である。一方、回転角が90°付近(90°を含む)では同じストロークSには、回転角範囲θ2が必要である。ここで、θ1>θ2である。従って、偏心軸を往復回動(正逆回転)してラム1を高速に往復上下動させて作業能率向上を図るには、回転角90°(又は270°)付近で偏心軸を正逆回転させるのが望ましい。
 しかし、回転角90°付近では、図1に示されるように、ラム1が高い位置で上下動する。従って、パンチ5を打圧するには、ラム1のストライカ3の長さが長さLだけ短い。また、回転角90°(又は270°)付近でのストライカ3の打圧力は小さく、打抜き可能なワークWの板厚は薄い。従って、偏心軸が回転角90°~180°(又は180°~270°)内の所望回転角範囲で往復回動される場合、ストライカ3は、回転角90°(270°)付近及び180°付近の両方の場合に対応できることが望まれる。本実施形態のプレス機械は、上述した両方の場合に対応可能に構成されている。
 本実施形態のプレス機械におけるストライカアッシー(ストライカ3周辺の構成)について、図2~6を参照しつつ説明する。なお、本実施形態のプレス機械は、ストライカアッシー以外の構成は公知のプレス機械全体構成と同じであるため、その詳しい説明は省略する。ストライカアッシー以外の構成は上述した特許文献1及び2に開示されている。即ち、図2~6に示されるストライカアッシーは、ラムガイドに上下動可能に保持されたラム1の下面1Lに取り付けられており、ラム1は、コネクティングロッド1Cを介して偏心軸1Eによって上下に移動される。偏心軸1Eは、サーボモータ1Sによって往復回動される。
 図2~図5は、ストライカハウジング9に対してストライカ3が上昇した状態のストライカアッシーを示している。図3及び図4では、ストライカ3の上面3Uがラム1の下面1Lに当接しているのが示されている(上昇位置)。図2及び図5は、ストライカ3がほぼ上昇位置に位置している状態を示している。図6及び図7は、ストライカ3が下降した状態を示している(下降位置)。また、説明の便宜上、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向を図中に示されるように定める。さらに、図5は、後述する連動機構[synch-motion mechanism](リンク機構)15に関しては連動部材(連動シャフト)31、(中央)ヒンジピン37A(37B)及び(第2)ヒンジピン47A(47B)を通る断面を示すと共に、後述する作動ロッド(ピストンロッド21及びスライドロッド25)に関してはそれらの中心軸を通る断面を示している。
 図3及び4に示されるように、偏心軸の回転によって上下動されるラム1の下面には、Y軸方向に対向する一対のブラケット6が備えられている(図2及び3には一方のブラケット6のみ図示されている)。そして、一対のブラケット6は、Y軸方向の連結部材7によって一体的に連結されている。連結部材7には、箱状のストライカハウジング9が一体的に取付けられている。ストライカハウジング9には、ストライカ3が上下動可能に備えられている。
 図2~図5に示されるように、ストライカ3の上面3Uがラム1の下面1Lに当接することで、ストライカ3はストライカハウジング9に対して上昇した状態に保持(固定)される。一方、図6及び図7に示されるように、ストライカハウジング9に対してストライカ3が下降されると、X軸方向に対向する一対の受圧プレート11及び13がストライカ3の上面3Uとラム1の下面との間に入り込み、ストライカ3は下降した状態に保持(固定)される。
 ストライカ3の上下動、並びに、上面3Uと下面1Lとの間への受圧プレート11及び13の出入動作を連動させるための連動機構15が設けられている。具体的には、ストライカハウジング9に形成された上下貫通孔17(図4参照)内にストライカ3が上下動自在に嵌合されている。ストライカハウジング9の一側(X軸方向の一側)には、連動機構15を作動するためのアクチュエータ19が設けられている。本実施形態のアクチュエータ19はエアシリンダなどの流体圧シリンダであるが、電磁ソレノイド、回転モータ、リニアモータなどの他の種類のアクチュエータで構成されてもよい。
 アクチュエータ19は、X軸方向に往復動自在なピストンロッド21を備えている。ピストンロッド21の先端には、連結ネジなどの連結部材23を介してスライドロッド25の一端が一体的に連結されている。ピストンロッド21及びスライドロッド25によって作動ロッドが構成されている。スライドロッド25(作動ロッド)は、ストライカ3に上下方向に長く形成された長孔27を貫通している。長孔27は、X軸方向にストライカ3を貫通している。従って、スライドロッド25はストライカ3に対してX軸方向に摺動自在[slidable]であり、かつ、ストライカ3はスライドロッド25に対してZ軸方向に摺動自在である。スライドロッド25の他端は、ストライカハウジング9に形成されたX軸方向の貫通孔(第1ガイド孔)29に摺動自在に支持されている(図4参照)。従って、ストライカ3は、スライドロッド25の存在に拘わらず、ストライカハウジング9に対して上下動自在である。
 スライドロッド25の先端部には、ストライカハウジング9をY軸方向に貫通する連動部材31が一体的に取付けられている。ストライカハウジング9には、貫通孔29に直交する貫通孔33がX軸方向に長く形成されている。貫通孔33は、Y軸方向にストライカハウジング9を貫通している。連動部材31は、貫通孔33内をX軸方向に移動自在である。Y軸方向に延びる連動部材31の両端は、連動リンク35A及び35Bの一端とそれぞれ枢支連結されている[pivotally coupled with]。連動機構15の連動リンク35Aを含むリンク機構がストライカハウジング9のY軸方向の反対側にも(スライドロッド25の中心軸を含むXZ平面に対して)対称に設けられており、反対側のリンク機構が連動リンク35Bを含む。連動機構15の一対のリンク機構の構成要素をそれぞれ添え字A及びBで区別し、以下、一方のリンク機構(添え字A)のみを例に説明する。ただし、他方のリンク機構(添え字B)も対称に構成され、対称に動作する。
 図5に示されるように、ストライカ3のY軸方向の片側には、ストライカハウジング9を上下貫通孔17へとY軸方向に貫通する(中央)ヒンジピン37Aが配置されている。ヒンジピン37Aの先端にはネジが形成されており、上下貫通孔17内のストライカ3に螺合されている。ヒンジピン37Aは、ストライカハウジング9の側面に上下方向に長く形成された貫通孔(第2ガイド孔)39Aを貫通しており、貫通孔39A内で上下動可能である。ヒンジピン37Aは、リンク(中央リンク)41Aの中央部を回動自在に枢支している。
 リンク41Aの一端には(第1)中間リンク43Aの一端が(第1)ヒンジピン45Aを介して枢支連結されている。中間リンク43Aの他端は、(第2)ヒンジピン47Aを介して連動リンク35Aの他端に枢支連結されている。リンク41Aの他端部には(第3)ヒンジピン49Aを介して(第1)連結ブラケット51Aに枢支連結されている。連結ブラケット51Aは、(第1)受圧プレート11の端部下面に一体的に取付けられている。
 リンク41AのY軸方向の内側には、(シザーズ)リンク53Aが配置されている。リンク53Aの基端は、ヒンジピン37Aに枢支されている。リンク53Aの先端は、(第4)ヒンジピン55Aを介して(第2)連結ブラケット57Aに枢支連結されている。連結ブラケット57Aは、(第2)受圧プレート13に一体的に取付けられている。ヒンジピン37Aとヒンジピン45Aとの軸間距離[axis distance between]、ヒンジピン37Aとヒンジピン49Aとの軸間距離、及び、ヒンジピン37Aとヒンジピン55Aとの軸間距離は等しい(図3参照)。
 ヒンジピン47Aとヒンジピン55Aとの間には、その両端がそれぞれヒンジピン47A及び55Aに枢支連結されている(第2)中間リンク59Aが設けられている。ヒンジピン45Aとヒンジピン47Aとの軸間距離は、ヒンジピン47Aとヒンジピン55Aとの軸間距離に等しい(図3参照)。
 図3及び図4に示されるように、ストライカ3の上面3Uがラム1の下面1Lに当接している上昇位置にストライカ3があるときには、一対の受圧プレート11及び13は、互いにX軸方向に離隔されて、それらの間でストライカ3が上方に突出されている。この状態では、アクチュエータ19のピストンロッド21は、図4中右方向に移動されている。即ち、ストライカ3は、連動機構15のヒンジピン37A及び37Bを介して上昇されて、その上昇位置に保持されている。
 図3及び図4に示されたストライカ3の上昇状態から、アクチュエータ19のピストンロッド21が突出されて図7に示されるように左方に移動されると、連動部材31も一体的に左方に移動される。連動部材31が左方に移動されると、連動リンク35Aが、図3に示される位置から図6に示される位置へと左方に移動される。これに伴って、リンク41Aは、中間リンク43Aを介して,ヒンジピン37Aを中心として時計回りに回動される。その結果、受圧プレート11は、右方に移動される。このとき、ストライカハウジング9の上面及びラム1の下面1Lによって、受圧プレート11の上下方向への変位は規制されている。
 また、受圧プレート11が右方に移動されるとき、同時に、ヒンジピン37Aは上下方向に延びる貫通孔39Aに案内されて下降する。ヒンジピン37Aはストライカ3に固定されているので、ストライカ3も下降する(図4→図7)。ヒンジピン37Aが下降されると、受圧プレート13は、リンク53A及び中間リンク59Aを介して、左方に移動される。
 即ち、一対の受圧プレート11及び13は、X軸方向の両側から互いに接近するように移動して連動機構15によって下降されたストライカ3の上方に位置し、ストライカ3の上面3Uと当接する。即ち、一対の受圧プレート11及び13は、ラム1の下面1Lとストライカ3の上面3Uとの間に対向する両側から進入可能である。なお、受圧プレート11及び13の移動時にストライカ3と接触しても、受圧プレート11及び13の移動及びストライカ3の下降を補助するために、ストライカ3の上部には一対の傾斜面3Sが形成されている。このようにして、ストライカ3の上方に受圧プレート11及び13を迅速に位置決めすることができる。一対の受圧プレート11及び13は、ストライカ3の上面3Uとラム1の下面1Lとの間に位置して、ストライカ3を下降した状態に保持する。
 図6及び図7に示されるストライカ3の下降状態から、ピストンロッド21が引き込まれて図4に示されるように右方に移動されると、ヒンジピン37Aは上下方向に延びる貫通孔39Aに案内されて上昇する。ヒンジピン37Aはストライカ3に固定されているので、ストライカ3も上昇する(図7→図4)。同時に、一対の受圧プレート11及び13も、連動機構15によって互いに離間するように移動される。即ち、一対の受圧プレート11及び13は、ラム1の下面1Lとストライカ3の上面3Uとの間から、対向する両側へと退出可能である。この結果、図3及び図4に示される元の状態に復帰する。
 リンク41A及びリンク53Aは一種のクロスリンクを構成し、ヒンジピン37Aを中心として互に逆方向に回動する。この回動により、一対の受圧プレート11及び13は、互に接近又は互いに離反するように連動して移動する。連動リンク35A、中間リンク43A及び59Aなど(連動部材31及びヒンジピンも含む)は、作動ロッド(ピストンロッド21及びスライドロッド25)のストローク(往復動)をクロスリンク(リンク41A及び53A並びにヒンジピン37A)に伝導する伝導リンクを構成する。
 ラム1のストライカ3は、ストライカハウジング9に対して上昇した位置と下降した位置との二つの位置に位置決めされ得る。これらの上昇位置と下降位置との高さの差が受圧プレート11及び13の高さによって実現され、この差が図1における長さLに相当する。なお、プレス加工機の仕様、又は、加工対象ワークの打ち抜き力に応じて長さLは適宜設定される。従って、回転角90°~180°(又は180°~270°)内で偏心軸を正逆回転するプレス加工に対応できる。また、回転角90°(又は270°)付近に設定された回転角範囲(90°(又は270°)を含む)で偏心軸を正逆回転するプレス加工に対応できる。
 なお、上述した一対の受圧プレート11及び13と、当該受圧プレート11及び13をストライカ3に連動させる連動機構15と、アクチュエータ19と、作動ロッド(ピストンロッド21及びスライドロッド25)とで、ストライカ3を上述した上昇位置及び下降位置に保持するする保持機構が構築されている。なお、本実施形態では、連動機構15は一対のリンク機構で構成されたが、動作上問題なければ、単一のリンク機構のみが設けられてもよい。
 例えば、必要な打ち抜き力が小さな薄い板材を打抜き加工する場合、回転角90°(又は270°)付近に設定された回転角範囲で偏心軸を正逆回転し、高速にプレス加工(打ち抜き加工)することができる。一方、必要な打ち抜き力が大きな厚い板材を打抜き加工する場合、回転角180°付近に設定された回転角範囲(180°を含む)で偏心軸を正逆回転し、厚い板材を確実にプレス加工(打ち抜き加工)することができる。即ち、ストライカ3をストライカハウジング9に対する上昇位置又は下降位置に保持することができるため、回転角90°(又は270°)付近に回転角範囲を設定する高速加工、及び、回転角180°付近に回転角範囲を設定する高打抜力加工の何れの加工にも対応が可能となる。
 本発明は以下のように定義することもできる。
1.偏心軸の回転によってラムが上下動されるプレス機械であって、
 前記ラムの下部に設けられて前記ラムと共に上下動されるストライカハウジングと、
 前記ストライカハウジングに設けられた、前記ストライカハウジングに対して上下動可能なストライカと、
 前記ストライカを、前記ストライカハウジングに対して上昇位置及び下降位置に保持する保持機構と、を備えている、プレス機械。
2.上記1に記載のプレス機械であって、
 前記保持機構が、前記ラムの下面と前記ストライカの上面との間に対向する両側から進入可能で、かつ、前記ラムの下面と前記ストライカの上面との間から対向する両側へと退出可能な一対の受圧プレートを備えている、プレス機械。
3.上記2に記載のプレス機械であって、
 前記保持機構が、一対の前記受圧プレートの進入動作及び退出動作と前記ストライカハウジングに対する前記ストライカの上下動とを連動させる連動機構を備えている、プレス機械。
4.上記3に記載のプレス機械であって、
 前記連動機構が、
 前記ストライカに形成された上下方向に長い長孔を、前記ストライカの径方向に往復動自在に貫通する作動ロッドと、
 前記作動ロッドをストロークさせるアクチュエータと、
 前記受圧プレートの前記進入動作及び前記退出動作のために、一対の前記受圧プレートに一端がそれぞれ枢支連結されているクロスリンクと、
 前記作動ロッドのストロークを前記クロスリンクに伝達する伝達リンクと、を備えている、プレス機械。
5.上記1~4の何れか一項に記載のプレス機械を用いたプレス加工方法であって、
 前記偏心軸が上死点のときの回転角を0°とした場合に、回転角90°又は270°付近に前記偏心軸の回転角度範囲を設定し、
 前記回転角度範囲で前記偏心軸を往復回動させて前記ラムを往復上下動させ、
 前記ラムの前記往復上下動によって前記プレス機械の前記ストライカの打圧を繰り返す、プレス加工方法。
 日本国特許出願第2018-2471号(2018年1月11日出願)の全ての内容は、ここに参照されることで本明細書に援用される。本発明の実施形態を参照することで上述のように本発明が説明されたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、請求の範囲に照らして決定される。

Claims (5)

  1.  偏心軸の回転によってラムが上下動されるプレス機械であって、
     前記ラムの下部に備えたストライカハウジングに、ストライカを上下動可能に備え、前記ストライカを、上昇位置及び下降位置に固定自在に備えている、プレス機械。
  2.  請求項1に記載のプレス機械であって、
     前記ラムの下面と前記ストライカの上面との間へ対向する両側から出入自在な一対の受圧プレートを備えている、プレス機械。
  3.  請求項2に記載のプレス機械であって、
     前記受圧プレートの出入動作と前記ストライカハウジングに対するストライカの上下動とを連動するための連動機構を備えている、プレス機械。
  4.  請求項3に記載のプレス機械であって、
     前記連動機構は、前記ストライカに備えた上下方向の長孔内をストライカの径方向に往復動自在に貫通した作動ロッドと、この作動ロッドを往復動するためのアクチュエータと、前記ラムの下面とストライカの上面との間へ対向する両側から一対の受圧プレートを出入するために、一対の受圧プレートに一端側を枢支連結したクロスリンクと、前記作動ロッドの往復動を前記クロスリンクに伝達するための伝達リンクと、を備えている、プレス機械。
  5.  請求項1~4の何れか一項に記載のプレス機械によるプレス加工方法であって、
     前記偏心軸の回転位置が90°付近又は270°付近において前記偏心軸を、予め設定した角度範囲において正回転、逆回転を繰り返して、前記ラムの上下動を繰り返し、このラムの上下動によってプレス機械に備えたパンチの打圧を繰り返すことを特徴とするプレス加工方法。
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