JPH08281497A - プレス機械の駆動装置 - Google Patents

プレス機械の駆動装置

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JPH08281497A
JPH08281497A JP7112475A JP11247595A JPH08281497A JP H08281497 A JPH08281497 A JP H08281497A JP 7112475 A JP7112475 A JP 7112475A JP 11247595 A JP11247595 A JP 11247595A JP H08281497 A JPH08281497 A JP H08281497A
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俊逸 伊藤
Hiroshi Kobayashi
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B30B1/14Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by toggle mechanism operated by cams, eccentrics, or cranks

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小出力のモータでも、低負荷時の高速加工
と、低速による高負荷の加工との両方が行えるようにす
る。タレットパンチプレス等に効果的とする。 【構成】 プレス機構11に、減速機30を有する回転
伝達機構29を介してモータ12の回転を伝達するプレ
ス機械の駆動装置において、前記回転伝達機構29に変
速機31を介在させる。変速機31は減速機30の入力
側に配置する。プレス機構11は、回転運動を直線運動
に変換してプレス型4を往復駆動する機構であり、トグ
ル機構8とクランク機構13等で構成する。制御系に
は、加工の種類に応じて変速機31の回転伝達比を切り
換える手段36を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パンチプレス機やそ
の他のプレス機械一般に応用されるプレス機械の駆動装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の機械式パンチプレスは、定速回転
するフライホイールの回転を、クラッチブレーキを介し
てクランク機構に伝達し、ラムの昇降動作に変換するも
のであり、ストローク途中で速度変更することができな
い。一方、騒音防止と高速パンチとの観点から、ストロ
ーク途中で速度を変更させる制御が望まれている。すな
わち、パンチ加工における騒音は、パンチ工具が実際に
ワークを打ち抜くときの速度を遅くすれば低下するが、
ストローク速度の低下はパンチ加工のサイクルタイムの
遅れを招く。そのため、1ストローク中において、パン
チ工具が実際にワークを打ち抜くときの速度を低くし、
その他のときはストローク速度を速くする制御が望まれ
る。このようなパンチ速度の制御は、油圧式パンチプレ
スでは一般化されているが、油圧系統によってコスト高
になる。機械式パンチプレスにおいても、サーボモータ
で駆動できれば、パンチ速度の制御が可能であるが、サ
ーボモータの回転で直接にパンチ力を得るためにはモー
タ出力が不十分となる。
【0003】そこで、本出願人は、トグル機構を介して
サーボモータで駆動するパンチプレスを開発し、機械式
パンチプレスにおけるストローク途中の速度変更制御を
実現した。このパンチプレスでは、サーボモータの回転
は、減速機を介して、例えば1/10程度に回転数を減
速させ、トグル機構に駆動を伝達する。しかも、このパ
ンチプレスによると、サーボモータに大出力で回転数の
可変範囲の広いものを使用することにより、ストローク
途中の速度制御だけでなく、ニブリング加工のような多
数の孔の高速加工から、大負荷となる大径孔の加工まで
を、サーボモータの回転数の制御で実現できた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような
大出力で回転数の可変範囲の広いサーボモータは、特殊
な高級モータとなるため、これを使用すると非常にコス
ト高になる。一般のサーボモータでは、高速加工に適し
た仕様であると、大負荷のパンチ加工、例えば、板厚が
厚い場合や、大径孔の加工の場合、あるいは硬い材質の
場合に、打ち抜きトン数が不足して打ち抜くことができ
なくなる。一方、大負荷の加工が可能な仕様としておく
と、高速パンチが行えなくなる。このような問題は、パ
ンチプレスに限らず、他の種々のプレス機械において生
じる。
【0005】この発明の目的は、小出力のモータでも、
低負荷時の高速加工と、低速による高負荷の加工との両
方が行えるプレス機械の駆動装置を提供することであ
る。この発明の他の目的は、変速手段の付加に伴う大型
化を抑えることである。この発明のさらに他の目的は、
高速低負荷の駆動可能状態と、低速大負荷の駆動可能状
態とに、加工の種類に応じて自動的に切り換えられるよ
うにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施例
に対応する図1を参照して説明する。このプレス機械の
駆動装置は、回転運動を直線運動に変換してプレス型
(4)を往復駆動するプレス機構(11)に、回転伝達
機構(29)を介してモータ(12)の回転を伝達する
プレス機械の駆動装置において、前記回転伝達機構(2
9)に変速手段(31)を介在させたものである。前記
回転伝達機構(29)は、前記変速手段(31)の他に
減速手段(30)を有するものであっても良く、その場
合、前記変速手段(31)は前記減速手段(30)の入
力側に配置することが好ましい。上記構成において、加
工の種類に応じて前記変速手段(31)の回転伝達比を
切り換える加工種類対応切換制御手段(36)を設けて
も良い。
【0007】
【作用】モータ(12)の回転は、変速手段(30)が
介在した回転伝達機構(29)からプレス機構(11)
に回転伝達され、プレス型(4)によるプレス加工が行
われる。ここで、変速手段(31)の回転伝達比を小さ
な値に切り換えておくと、モータ(12)の回転は低速
に減速されてプレス機構(11)に伝達されるため、モ
ータ(12)に小出力のものを使用していても、加工速
度は低速となるが、大負荷のプレス加工が行える。一
方、変速手段(31)の回転伝達比を大きな値に設定す
ると、低負荷の加工しか行えないが、高速加工を行うこ
とができる。このように、小出力のモータを使用してい
ても、変速手段(31)の回転伝達比の切り換えによ
り、高速で低負荷の加工と、低速で大負荷の加工との両
方を行うことができる。回転伝達機構(29)が減速手
段を有するものである場合は、減速手段(30)による
減速比と、変速手段(31)による所定の回転伝達比と
の積となる回転伝達比でプレス機構(11)に伝達さ
れ、プレス型(4)によるプレス加工が行われる。ここ
で、変速手段(31)の回転伝達比を減速状態に切り換
えておくと、モータ(12)の回転は、減速手段(3
0)と変速手段(31)の両方で減速されてプレス機構
(11)に伝達されるため、モータ(12)に小出力の
ものを使用していても、加工速度は低速となるが、大負
荷のプレス加工が行える。一方、変速手段(31)の回
転伝達比を例えば1:1あるいはこれよりも大きな値に
設定すると、低負荷の加工しか行えないが、高速加工を
行うことができる。この場合に、変速手段(31)を減
速手段(30)の入力側に配置した場合は、変速手段
(31)内における回転は高速となるが、回転伝達力は
小さくて済むため、変速手段(31)に大きな強度が要
求されず、変速手段(31)が小さなもので済む。加工
の種類に応じて変速手段(31)の回転伝達比を切り換
える制御手段(36)を設けた場合は、高速低負荷の駆
動可能状態と、低速大負荷の駆動可能状態とに、加工の
種類に応じて自動的に切り換えられる。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図5に基づ
いて説明する。図2はこの実施例の駆動装置を装備した
プレス機械であるトグル式パンチプレスの縦断側面面
図、図3および図4はその側面図および平面図である。
プレスフレーム1は、側面形状がC字形に形成され、そ
の上フレーム部1aおよび下フレーム部1bに、上タレ
ット2および下タレット3が互いに同軸に設置されてい
る。上下のタレット2,3には、プレス金型である複数
のパンチ工具4およびダイ工具5が円周方向に並べて設
置されている。各パンチ工具4は、ラム位置Pに割り出
されたときに、ラム6に連結されて昇降駆動される。ラ
ム6は、ガイド部材7を介して上フレーム部1aに昇降
自在に支持され、屈曲動作するトグル機構8で昇降駆動
される。ラム6は、この実施例のものではタレット2,
3の半径方向に並んで2個設けられ、割出機構(図示せ
ず)で選択的に昇降動作の伝達が可能とされている。こ
れにより、タレット2,3に同心円上に配置された内外
の列のパンチ工具4が選択的にパンチ駆動される。板材
W(図4)は、ワーク送り機構20のワークホルダ17
に把持されてテーブル18上をラム位置Pに送られる。
【0009】図2に示すように、トグル機構8は、短い
上側トグルリンク8aと長い下側トグルリンク8bとを
ピン9で屈曲自在に連結したものであり、水平方向に進
退自在な進退レバー10で屈曲駆動される。進退レバー
10は、クランク機構13および回転伝達機構29を介
してサーボモータ12で進退駆動される。これらトグル
機構8、進退レバー10、およびクランク機構13によ
り、モータ12の回転を直線運動に変換してパンチ工具
4を昇降させるプレス機構11が構成される。トグル機
構8の下側トグルリンク8bは、下端がラム6の上端に
回動自在にピン結合されている。上側トグルリンク8a
は、上端の揺動支点A1が支点支持手段21により上下
位置変更可能に支持されている。支点支持手段21は、
揺動支点A1となるピン23cを偏心位置に設けた丸軸
状の偏心部材23と、偏心部材23を回転自在に支持し
たリング状の回動支持部材22と、偏心部材23を回動
させるシリンダ装置26とで構成される。また、偏心部
材23に対して、その周面に設けられた凹部23aに位
置決めピン28aを係合させる位置決めシリンダ28が
設けられている。
【0010】進退レバー10は、進退レバー本体10b
の先端側に揺動レバー10cを上下回動自在に連結した
ものであり、揺動レバー10cの二叉上となった先端部
がトグル機構8の屈曲部のピン9に上下回動自在に連結
されている。前記揺動レバー10cの上下揺動で、トグ
ル機構8の屈曲動作に伴う屈曲部の上下変位が吸収され
る。進退レバー本体10bは、上フレーム部1aの中央
部で上下に平行配置された2本のガイドレール19,1
9に、ガイド部材10aを介して進退自在に支持されて
いる。クランク機構13は、円板状のクランク13aを
その軸心が横向きとなるように、フレーム1のコラム部
1cの上部に設け、クランク13aの偏心位置に連接棒
14の一端を回動自在に連結したものである。連接棒1
4の他端は進退レバー本体10bの基端に回動自在に連
結してある。
【0011】サーボモータ12からクランク機構13に
回転を伝達する回転伝達機構29は、図1に示すように
減速手段である減速機30、および変速手段である変速
機31により構成される。なお、図1は見やすくするた
めに、他の図とは円板状クランク13aからサーボモー
タ12までの部分を前後逆に図示してある。減速機30
は、縦長のギヤボックス30a内に減速ギヤを収容した
ものであり、ギヤボックス30aの前面(出力側)でプ
レスフレーム1に取付けられる。減速比は例えば1/1
0に設定してある。減速機30の出力軸30bは、上部
の前面から突出し、前記クランク13aが取付けられ
る。減速機30の入力軸30cは、ギヤボックス30a
の下部背面に突出し、この入力軸30cに変速機31の
出力軸(図示せず)が直結状態に連結されている。
【0012】変速機31は、ケーシング31a内に変速
ギヤやクラッチ等を収容したものであり、この例では回
転伝達比を減速状態と増速状態とに、例えば2倍、1/
1倍、1/2倍、1/3倍の4段に切り換え自在に設定
してある。変速機31のクラッチには流体クラッチまた
は噛み合いクラッチ等が使用される。変速機31は、ケ
ーシング31aの前面に出力軸を、背面に入力軸を有す
るものとし、ケーシング31aの前面で減速機30の背
面に取付けてある。なお、変速機31は、ギヤ式のもの
に限らず、各種の形式のものが使用できる。サーボモー
タ12は、変速機31のケーシング31aの背面に取付
け、モータ軸を変速機31の入力軸に直結状態に連結し
てある。また、変速機31には電気信号の入力で回転伝
達比を前記の4段の任意の値に変更する電磁式等の切換
操作手段32が設けてある。
【0013】図1において、制御装置33はパンチプレ
スの全体を制御する手段であり、コンピュータ式の数値
制御部34およびプログラマブルコントローラ部(図示
せず)を備える。数値制御部34は、加工プログラム3
8を実行してパンチ駆動用のサーボモータ12や、ワー
ク送り機構20(図4)の各軸のモータに軸送り指令を
出力すると共に、加工プログラム38におけるシーケン
ス指令をプログラマブルコントローラ部へ転送する手段
である。数値制御部34から出力されたパンチ駆動の指
令は、サーボコントローラ35を介してサーボモータ1
2に入力される。制御装置33には、加工プログラム3
8以外の加工に必要な各種のデータを記憶させておくパ
ラメータ設定部39が設けてあり、加工プログラム38
とパラメータ設定部39とで加工データ設定手段37が
構成される。
【0014】このような基本構成の制御装置33におい
て、この実施例では加工種類対応切換制御手段36が設
けてある。この手段36は、加工の種類に応じて変速機
31の回転伝達比を切り換える手段であり、具体的には
所定の回転伝達比を選ぶ切換指令sを切換操作手段32
へ出力する。切換操作手段32は、この指令sに応答し
て変速機31を切り換える。加工種類対応切換制御手段
36は、パンチ加工の負荷に大きく影響する因子となる
所定の加工種類データ、例えば板厚、材質、および工具
種類等のデータを設定してあり、加工プログラム38に
記述された板厚や材質のデータ38a、および工具指令
38bにおける工具種類を前記の所定加工種類データと
比較し、その比較結果に応じて変速機31の所定の回転
伝達比を選択する機能を備える。板厚,材質のデータ3
8aは、一般に加工プログラム38毎に記述されるが、
工具指令38bは加工プログラム38中に多数記述され
るので、加工種類対応切換制御手段36は、工具指令3
8bを数値制御部34で読み取る毎に前記の比較および
回転伝達比の選択を行わせるようにする。板厚,材質の
データ38aは、加工プログラム38に記述せずにパラ
メータ設定部39に設定しておいても良い。工具指令3
8bは、パンチ工具4の種類を選択する指令であり、タ
レット2,3の回転角度を割出す指令となる。パンチ工
具4の種類は、打ち抜き孔の大きさに影響し、この大き
さ、特に周長がパンチ負荷に大きく影響するため、加工
種類対応切換制御手段36による比較要素として設定し
ておく。
【0015】上記構成の動作を説明する。サーボモータ
12の回転は、変速機31および減速機30を介してク
ランク13aに伝達される。クランク13aが1回転す
ると、進退レバー10が1往復の進退動作をする。この
1往復動作で、トグル機構8も1往復の屈曲動作をする
が、ラム6はトグル機構8の伸長状態で下死点に位置
し、両側の最屈曲状態で上死点位置となる。そのため、
進退レバー10の1往復でラム6は2回昇降動作を繰り
返し、パンチ工具4によるパンチ動作が2回行われる。
なお、トグル機構8は、伸長状態に対して片方のみへ屈
曲動作させるようにしても良い。このパンチ加工につ
き、サーボモータ12を駆動源とするので、パンチ工具
4の昇降速度をストローク途中で変える制御も行える。
例えば、パンチ工具4が実際に板材Wを打ち抜くときの
速度を低くし、その他のときはストローク速度を速くす
る制御も行える。そのため、騒音を抑制して高速パンチ
が行える。サーボモータ12の回転は、減速機30で大
きく減速させ、トグル機構8で昇降動作に変換するの
で、駆動源をサーボモータ12としてもパンチに必要な
加圧力が得られる。
【0016】このパンチ加工に際して、多数の小孔を加
工する場合や、板厚の薄い板材Wを加工する場合等、パ
ンチ負荷の小さな加工を行う場合は、変速機31の回転
伝達比を、1/1あるいは2倍に設定しておく。これに
より高速のパンチ加工が行われる。厚板の加工や大径孔
の加工を行う場合は、変速機31の回転伝達比を1/2
または1/3に設定する。これにより、パンチ動作は低
速となるが、大きな加圧力をラム6に与えることがで
き、サーボモータ12が小出力のものであっても、大径
孔の打ち抜きが可能となる。このように、サーボモータ
12に小出力のものを使用していても、変速機31の回
転伝達比の切り換えにより、高速で低負荷の加工と、低
速で大負荷の加工との両方を行うことができる。サーボ
モータ12の出力の特性は、回転数によって変化し、サ
ーボモータ12の回転数制御だけでは高速加工と大負荷
加工との切り換えが難しいが、このようにサーボモータ
12と変速機31を組み合わせることで、効率の良い制
御が行える。変速機31は、減速機30の入力側に設け
てあるが、そのため変速機31は高速回転で小伝達力と
なり、小型のもので済む。このため、変速機31の付加
に伴うパンチプレスの大型化が抑えられる。
【0017】加工種類対応切換制御手段36は、前記の
ようなパンチ負荷に応じた変速機31の切り換えのため
の比較を、加工プログラム38の実行に従って、工具指
令38bが読み出される都度行い、必要な場合に切り換
え指令sを出力する。そのため、オペレータが切り換え
の判断をする必要がなく、操作が容易であり、また自動
運転で前記の切り換えが実現できる。なお、加工種類対
応切換制御手段36は、加工プログラム38に設定して
おいた所定の指令に従って切り換え指令sを出力するも
のとしても良い。
【0018】図6はこの発明の他の実施例を示す。この
例は、変速機31を減速機30の出力側に連結し、変速
機31の出力軸にクランク13aを取付けたものであ
る。その他の構成は前記実施例と同じである。この構成
の場合、変速機31が大型化するが、前記と同様に高速
で低負荷の加工と、低速で大負荷の加工との両方を行う
ことができる。
【0019】図7はこの発明のさらに他の実施例を示
す。この例は、図1の実施例において、独立した減速機
30を無くし、変速手段である変速機31のみでモータ
12からクランク機構13へ回転伝達する回転伝達機構
29を構成したものである。変速機31はケーシング3
1a内に各機構部品を組み込んだものである。この構成
では、回転伝達機構29の全体としての回転伝達率を図
1の実施例と同じ伝達率となるように4段変速とする場
合、変速機31の回転伝達率は、1/5倍、1/10
倍、1/20倍、および1/30倍の4段変速とする。
すなわち、図1の実施例では減速機30の回転伝達率が
1/10倍であって、変速機31の回転伝達率が2倍、
1/1倍、1/2倍、および1/3倍の4段変速である
ため、その積の値を図7の実施例における変速機31の
回転伝達率とする。このように、構成した場合も、低負
荷時の高速加工と、低速による高負荷加工との両方を行
うことができる。また、変速機31に大きな減速比率の
減速機能を持たせて一つのケーシング31a内に機構部
品を収めたので、伝達機構の一層のコンパクト化を図る
ことができる。
【0020】なお、前記実施例はパンチプレスに適用し
た場合につき説明したが、この発明は、成形加工等を行
うプレス機械や、その他のプレス機械一般に適用でき、
特に加工の種類によって高速加工と大負荷の加工との両
方が選択的に要求されるプレス機械に効果的である。
【0021】
【発明の効果】この発明のプレス機械の駆動装置は、伝
達機構を介してプレス機構にモータの回転を伝達する装
置において、前記伝達機構に変速手段を介在させたた
め、小出力のモータでも、低負荷時の高速加工と、低速
による高負荷の加工との両方を行うことができる。請求
項2の発明の場合は、前記伝達機構が減速手段を有する
ものであり、変速手段は減速手段の入力側に配置されて
いるため、変速手段が小型のもので済み、変速手段の付
加に伴う大型化を抑えることができる。請求項3の発明
の場合は、加工の種類に応じて変速手段の回転伝達比を
切り換える加工種類対応切換制御手段を設けたため、高
速低負荷の駆動可能状態と、低速大負荷の駆動可能状態
とに、加工の種類に応じて自動的に切り換えることがで
き、オペレータの操作が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるプレス機械の駆動
装置の概念構成を示す説明図である。
【図2】同駆動装置を装備したトグル式パンチプレスの
破断側面図である。
【図3】同パンチプレスの側面図である。
【図4】同パンチプレスの平面図である。
【図5】(A)は同パンチプレスのプレス機構の部分破
断平面図、(B)は同部分の縦断側面図である。
【図6】この発明の他の実施例にかかるプレス機械の駆
動装置の構成説明図である。
【図7】この発明のさらに他の実施例にかかるプレス機
械の駆動装置の構成説明図である。
【符号の説明】
4…パンチ工具、6…ラム、8…トグル機構、11…プ
レス機構、12…サーボモータ、13…クランク機構、
13a…クランク、29…回転伝達機構、30…減速機
(減速手段)、31…変速機(変速手段)、36…加工
種類対応切換制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転運動を直線運動に変換してプレス型
    を往復駆動するプレス機構に、回転伝達機構を介してモ
    ータの回転を伝達するプレス機械の駆動装置において、
    前記回転伝達機構に変速手段を介在させたことを特徴と
    するプレス機械の駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記回転伝達機構は減速手段を有してお
    り、前記変速手段は前記減速手段の入力側に配置されて
    いる請求項1記載のプレス機械の駆動装置。
  3. 【請求項3】 加工の種類に応じて前記変速手段の回転
    伝達比を切り換える加工種類対応切換制御手段を設けた
    請求項1または請求項2記載のプレス機械の駆動装置。
JP11247595A 1995-04-12 1995-04-12 プレス機械の駆動装置 Expired - Fee Related JP3551541B2 (ja)

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