JP2009119506A - パンチプレス - Google Patents

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Abstract

【課題】パンチ動作を高速化した場合にも効果的に振動を抑圧することができるパンチプレスを提供する。
【解決手段】本発明に係るパンチプレスは、プレス駆動源と、前記プレス駆動源の動力を伝達する動力伝達機構部と、前記動力伝達機構部に連結されるパンチ工具とを備え、前記動力伝達機構部の少なくとも一部は、炭素繊維素材で構成されることを特徴とする。これにより、動力伝達機構部を軽量化することができるので、パンチ動作を高速化した場合にも、自身の質量移動で発生する慣性力が低減され、効果的に振動を抑圧することができる。このように動力伝達機構部を軽量化した場合は、パンチ動作時の騒音が低減し、また、パンチ動作時に消費する電力量が低減するという効果もある。
【選択図】図2

Description

本発明は、板材に孔開け加工等を行うパンチプレスに関し、特に、パンチ動作を高速化した場合にも効果的に振動を抑圧する技術に関する。
板材に孔開け加工等を行う加工機としてパンチプレスが知られている。
図10〜図12は、特許文献1に開示されるパンチプレスの説明図である。図10に示されるように、プレスフレーム1の側面形状はC字形であって、上フレーム部1a及び下フレーム1bには、上タレット2及び下タレット3が互いに同軸に設置されている。上下のタレット2、3は、複数のパンチ工具4及びダイ工具5を円周方向に並べて設置したものである。プレスフレーム1のスロート部1cに設置された割出用モータ30により、上下のタレット2、3がチェーン機構を介して割出回転させられる。各パンチ工具4は、パンチ位置(ラム位置)Pに割り出されたとき、ラム6によって昇降駆動される。
一方、図11および図12に示されるように、ワークテーブル18に載置された板材Wは、所望のパンチ位置Pに位置決めされ、そのパンチ位置Pまでワーク送り機構20のワークホルダ17に把持されて送られた後、パンチ工具(図示せず)により加工される。
特許3467868号公報
ところで、前記のようなパンチ動作時には大荷重が加わるため、動力伝達機構部には鉄鋼(及び鋳物)素材の部材を用いるのが通常である。しかしながら、鉄鋼素材の部材を用いた場合は、パンチ動作を高速化したとき、自身の質量移動で発生する慣性力により生じる振動を抑制することが難しいという問題がある。このような振動抑圧の問題は、パンチ動作の高速化が進むにつれて顕著となっている。
本発明は、前記課題を解決するものであって、パンチ動作を高速化した場合にも効果的に振動を抑圧することができるパンチプレスを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係るパンチプレスは、プレス駆動源と、前記プレス駆動源の動力を伝達する動力伝達機構部と、前記動力伝達機構部に連結されるパンチ工具とを備え、前記動力伝達機構部の少なくとも一部は、炭素繊維素材で構成されることを特徴とする。これにより、動力伝達機構部を軽量化することができるので、パンチ動作を高速化した場合にも、自身の質量移動で発生する慣性力が低減され、効果的に振動を抑圧することができる。このように動力伝達機構部を軽量化した場合は、パンチ動作時の騒音が低減し、また、パンチ動作時に消費する電力量が低減するという効果もある。
ここで、前記炭素繊維素材で構成される部材は、前記動力伝達機構部に含まれる部材のうち、振動抑圧に対する寄与率が最も高い部材であってもよい。一般的に炭素繊維素材の部材は、鉄鋼素材の部材に比べて高価になるため、これにより、振動抑圧に対する寄与率が最も高い部材のみに高価な炭素繊維素材を用いることもできるので、振動抑圧に対する寄与率が低い部材に高価な炭素繊維素材を用いないようにすることもできるので、不要にパンチプレスの価格が上昇することを回避することが可能となる。
また、前記動力伝達機構部は、中空の棒材を有し、前記棒材は、炭素繊維素材で構成されてもよい。これにより、中空の棒材という簡単な構成部分に炭素繊維素材を用いることになるので、製造が容易となり量産することが可能となる。また、棒材を中空に形成しているので、棒材の質量を軽量化することができる。
また、前記棒材の両端部は、金属部材と接着剤で接合されてもよい。これにより、棒材の両端部と金属部材とを容易に接合することができる。
また、前記棒材は、炭素繊維素材の層構造からなり、前記層構造の少なくとも一層は、炭素繊維素材が周方向に巻かれていてもよい。その他の大部分の層については、炭素繊維素材を軸方向に巻けば、軸方向の大荷重に耐えることができる。
また、前記棒材の一端部は、前記プレス駆動源に取り付けられたクランクに直接接続されてもよい。これにより、クランクの回転を伝達する部材に炭素繊維素材を用いることができる。
また、前記炭素繊維素材で構成される部材は、前記プレス駆動源に取り付けられたクランクと増力機構との間に渡されている部材であってもよい。これにより、クランクと増力機構との間に渡されている部材に炭素繊維素材を用いることができる。
以上の説明から明らかなように、本発明に係るパンチプレスによれば、動力伝達機構部を軽量化することができるので、パンチ動作を高速化した場合にも、自身の質量移動で発生する慣性力が低減され、効果的に振動を抑圧することができる。このように動力伝達機構部を軽量化した場合は、パンチ動作時の騒音が低減し、また、パンチ動作時に消費する電力量が低減するという効果もある。しかも、振動抑圧に対する寄与率が低い部材に高価な炭素繊維素材を用いないようにすることもできるので、不要にパンチプレスの価格が上昇することを回避することができる。さらに、中空の棒材という簡単な構成部分に炭素繊維素材を用いることができるので、製造が容易となり、量産にも向いている。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明におけるパンチプレス100の一例を示す図である。
この図に示されるように、パンチプレス100は、C字型又はコの字型と呼ばれる前方開放型のプレスフレーム110を備えている。その上下のフレーム部間の空間には、複数の工具を支持した上下のタレット120が配置されている。上下のタレット120は、複数のパンチ工具及びダイ工具を円周方向に並べて設置したものである。上フレーム部には後述する動力伝達機構部が設置され、タレット120の前部の所定位置をパンチ位置として板材のパンチ動作が行われる。すなわち、ワークテーブル130に載置された板材は、所望のパンチ位置に位置決めされ、そのパンチ位置までワーク送り機構に把持されて送られた後、パンチ工具により加工される。
なお、ここでは、C字型又はコの字型と呼ばれるプレスフレーム110を例示しているが、プレスフレーム110はこれに限定されるものではない。例えば、門型と呼ばれるプレスフレーム110を採用することも可能である。
図2は、動力伝達機構部140の動作原理の説明図である。
この図に示されるように、動力伝達機構部140は、サーボモータ等のプレス駆動源と、クランク141と、アーム142と、トグル機構146と、ラム148と、パンチホルダー149とを備えている。トグル機構146は、上側トグルリンク143、ピン144、及び下側トグルリンク145からなる。パンチホルダー149にはパンチ工具(図示せず)が固定されているが、このパンチ工具は動力伝達機構部140に含まれないものとする。
このような構成において、まず、サーボモータでクランク141を1回転させると、アーム142が1往復の進退動作をする。この1往復動作のうち、アーム142が左端位置から進退ストロークの中央位置に達する間、トグル機構146は左寄りに屈曲した状態から伸長状態へと変化し、これに伴ってラム148が上死点から下死点まで降下する。一方、アーム142が進退ストロークの中央位置から右端位置に達する間、トグル機構146は伸長状態から右寄りに屈曲した状態へと変化し、これに伴ってラム148が下死点から上死点まで上昇する。アーム142が右端位置から左端位置へ戻るときにも、前記と同様にラム148が昇降する。
このように、クランク141が1回転する間にアーム142が1往復の進退動作をする。これにより、ラム148が2回昇降動作し、パンチホルダー149に固定されているパンチ工具によるパンチ動作が2回行われることになる。このような動力伝達機構部140によれば、増力機構であるトグル機構146によりサーボモータの力を増幅し、大きな打抜き力に変化させ、かつ、エネルギー消費を抑えることができる。
ところで、パンチ動作時には大荷重が加わるため、従来、動力伝達機構部140には鉄鋼素材の部材を用いるのが通常であった。しかしながら、鉄鋼素材の部材を用いた場合は、パンチ動作を高速化したとき、自身の質量移動で発生する慣性力により生じる振動を抑制することが難しいという問題がある。そこで、このような振動抑圧の問題を解決するために、本発明では以下の手法を採用している。
すなわち、本発明は、動力伝達機構部140の少なくとも一部をCFRPなどの炭素繊維素材で構成することを特徴とする。CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)は、炭素繊維で強化されたプラスティックであり、弾性が強く軽量である。したがって、動力伝達機構部140の少なくとも一部をCFRPで構成すれば、動力伝達機構部140を軽量化することができるので、パンチ動作を高速化した場合にも、自身の質量移動で発生する慣性力が低減され、効果的に振動を抑圧することができる。このように動力伝達機構部140を軽量化した場合は、パンチ動作時の騒音が低減し、また、パンチ動作時に消費する電力量が低減するという効果もある。
以下、CFRPの用い方について更に詳しく説明する。
図3は、アーム142の一例を示す図である。
この図に示されるように、アーム142は、2つの金属部材142a及び142cと、一本の棒材142bとからなる。金属部材142a及び142cは、鉄鋼(及び鋳物)素材の部材である。金属部材142aの一方端は棒材142bに接合され、他方端はクランク141に接続される。この他方端の形状は、クランク141に接続されるに適した形状であればよく特に限定されるものではない。また、金属部材142cの一方端は棒材142bに接合され、他方端はトグル機構146に接続される。この他方端の形状は、トグル機構146に接続されるに適した形状であればよく特に限定されるものではない。
棒材142bは、CFRPで構成される部材であって、金属部材142a及び142cを介してクランク141からトグル機構146まで渡される。これにより、サーボモータでクランク141を1回転させると、アーム142が1往復の進退動作をすることになり、回転運動が直線運動に変換されることになる。
棒材142bの大きさは他の部材との関係で決まることになるが、本実施の形態では、長さ1.2m程度とする。このような棒材142bをCFRPで構成した場合、アーム142全体の質量は約16kgとなる。棒材142bを鉄鋼素材で構成した場合、アーム142全体の質量は約30kgであるので、本発明によれば、アーム142全体の質量を従来の半分近くにまで軽量化することが可能である。
図4は、棒材142bと金属部材142a及び142cとの接合例を示す図である。
図4(B)は、図4(A)におけるA−A断面図である。棒材142bは、後述する手法で例えば円筒状に形成されている。また、金属部材142a及び142cの一方端の内周面はテーパ状に形成され、このテーパ部142a1及び142c1の外周にエポキシなどの接着剤を塗って棒材142bに嵌め込んで接合する。このように金属部材142a及び142cの一方端をテーパ状に形成すれば、金属部材142a及び142cの質量を軽量化することができる。
図5は、棒材142bの形成手法の一例を示す図である。
まず、図5(A)に示されるように、例えば円筒状或いは円柱状の芯材Bに炭素繊維素材Aを巻きつける。一回のプロセスで炭素繊維素材Aが巻かれた一層が形成される。ある層では、炭素繊維素材Aを周方向に巻きつける。周方向とは、芯材Bの軸方向を0°、芯材Bの周方向を90°とすれば、45°以上90°以下の方向をいう。
別の層では、図5(B)に示されるように、軸方向に炭素繊維素材Aを巻きつける。軸方向とは、芯材Bの軸方向を0°、芯材Bの周方向を90°とすれば、0°以上45°未満の方向をいう。
このような要領で、図5(C)に示されるように、周方向または軸方向に炭素繊維素材Aを巻きつけて複数の層を形成する。
最後に、図5(D)に示されるように、芯材Bを抜く。
以上の形成手法により、層構造の棒材142bが形成されることになる。
図6は、棒材142bの断面の一例を示す図である。
この図に示されるように、炭素繊維素材が周方向に巻かれた層A1と、炭素繊維素材が軸方向に巻かれた層A2の少なくとも2種類の層がある。炭素繊維素材が軸方向に巻かれた層A2の厚さは、層全体の厚さの所定%以上である。
なお、ここでは、円筒状の棒材142bを例示したが、棒材142bの形状は特に限定されるものではない。すなわち、棒材142bの形状は筒状(中空)でなくてもよい。もちろん、中空に形成すれば、棒材142bの質量を軽量化することができる。また、棒材142bの断面形状は円でなくてもよい。例えば、断面形状を真円ではなく楕円または長円に形成すれば、力を受けやすい方向に楕円の長軸方向を配置することで曲げに強くなる。
ところで、パンチプレスを軽量化するという観点からは、棒材142bだけでなく金属部材142a及び142c、トグル機構146、さらにはラム148などもCFRPで構成するのが好ましい。しかしながら、CFRPは高価であるため、あらゆる部材をCFRPで構成するのは価格面から現実的でない。そこで、本発明では以下の手法を採用している。
図7は、パンチプレス100の要部を模式的に表した図である。
ここでは、パンチプレス100を側面から見た状態を示している。図中の「SVM」はサーボモータに相当する。「No.1_LINK」は金属部材142aに相当する。「No.3_LINK」及び「No.4_LINK」は棒材142bに相当する。「No.5_LINK」は金属部材142cに相当する。「No.7_LINK」はトグル機構146に相当する。「Ram_LINK」はラム148に相当する。本発明では、これら部位により、振動抑圧に対する寄与率が異なることに着目した。
図8は、振動抑圧に対する寄与率の一例を示す図である。
この図に示されるように、例えば「No.3_LINK」及び「No.4_LINK」が高い寄与率である場合は、「No.3_LINK」及び「No.4_LINK」に相当する棒材142bのみに高価な炭素繊維素材を用いるようにしてもよい。このようにすれば、振動抑圧に対する寄与率が低い部材に高価な炭素繊維素材を用いないことになるので、不要にパンチプレスの価格が上昇することを回避することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明に係るパンチプレスによれば、動力伝達機構部を軽量化することができるので、パンチ動作を高速化した場合にも、自身の質量移動で発生する慣性力が低減され、効果的に振動を抑圧することができる。このように動力伝達機構部を軽量化した場合は、パンチ動作時の騒音が低減し、また、パンチ動作時に消費する電力量が低減するという効果もある。しかも、振動抑圧に対する寄与率が低い部材に高価な炭素繊維素材を用いないようにすることもできるので、不要にパンチプレスの価格が上昇することを回避することができる。さらに、中空の棒材という簡単な構成部分に炭素繊維素材を用いることができるので、製造が容易となり、量産にも向いている。
なお、前記の説明では、1ピースのアーム142を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、1ピースのアーム142にすれば、棒材142bを容易に製造することができるので、量産に向いている。しかし、振動を抑圧するという目的を達成することだけを考えれば、アーム142が軽量化されていればよく、他の構成のアーム142を採用してもかまわない。例えば、3ピースのアーム142を採用するようにしても、そのアーム142にCFRPを用いれば、振動を抑圧するという目的を達成することが可能である。
また、前記の説明では、プレス駆動源としてサーボモータを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、油圧シリンダ或いはリニアモータをプレス駆動源として採用しても、同様の効果を得ることができる。油圧シリンダなどの往復運動部をCFRPで構成するようにするのも効果的である。
また、前記の説明では、パンチプレス100は板材を加工すると説明したが、加工する部材の形状及び材質は特に限定されるものではない。
また、前記の説明では、トグル機構146を備えた構成を例示したが、トグル機構146を備えているか否かは特に限定されるものではない。すなわち、動力伝達機構部140の少なくとも一部が炭素繊維素材で構成されている以上、他の部分に異なる部分があったとしても、本発明の適用範囲に含まれる。
また、前記の説明では、金属部材142a及び142cを棒材142bに嵌め込む構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、図9(A)に示されるように、金属部材142a及び142cを棒材142bに嵌め込むのではなく、図9(B)に示されるように、金属部材142a及び142cが棒材142bを挟むようにしてもよい。
本発明は、パンチ動作を高速化した場合にも効果的に振動を抑圧することが必要なパンチプレスの用途に適用することができる。
本発明におけるパンチプレスの一例を示す図である。 本発明における動力伝達機構部の動作原理の説明図である。 本発明における1ピースのアームの一例を示す図である。 本発明における棒材と金属部材及びとの接合例を示す図である。 本発明における棒材の形成手法の一例を示す図である。 本発明における棒材の断面の一例を示す図である。 本発明におけるパンチプレスの要部を模式的に表した図である。 本発明における振動抑圧に対する寄与率の一例を示す図である。 本発明における棒材と金属部材及びとの接合例を示す図である。 特許文献1に開示されるパンチプレスの説明図である。 特許文献1に開示されるパンチプレスの説明図である。 特許文献1に開示されるパンチプレスの説明図である。
符号の説明
100 パンチプレス
110 プレスフレーム
120 タレット
130 ワークテーブル
140 動力伝達機構部
141 クランク
142 アーム
142a 金属部材
142b 棒材
142c 金属部材
143 上側トグルリンク
144 ピン
145 下側トグルリンク
146 トグル機構
148 ラム
149 パンチホルダー

Claims (7)

  1. プレス駆動源と、
    前記プレス駆動源の動力を伝達する動力伝達機構部と、
    前記動力伝達機構部に連結されるパンチ工具とを備え、
    前記動力伝達機構部の少なくとも一部は、炭素繊維素材で構成される
    ことを特徴とするパンチプレス。
  2. 前記炭素繊維素材で構成される部材は、前記動力伝達機構部に含まれる部材のうち、振動抑圧に対する寄与率が最も高い部材である
    ことを特徴とする請求項1記載のパンチプレス。
  3. 前記動力伝達機構部は、中空の棒材を有し、
    前記棒材は、炭素繊維素材で構成される
    ことを特徴とする請求項1記載のパンチプレス。
  4. 前記棒材の両端部は、金属部材と接着剤で接合される
    ことを特徴とする請求項3記載のパンチプレス。
  5. 前記棒材は、炭素繊維素材の層構造からなり、
    前記層構造の少なくとも一層は、炭素繊維素材が周方向に巻かれている
    ことを特徴とする請求項3記載のパンチプレス。
  6. 前記棒材の一端部は、前記プレス駆動源に取り付けられたクランクに直接接続される
    ことを特徴とする請求項3記載のパンチプレス。
  7. 前記炭素繊維素材で構成される部材は、前記プレス駆動源に取り付けられたクランクと増力機構との間に渡されている部材である
    ことを特徴とする請求項1記載のパンチプレス。
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