WO2019135378A1 - 冷却システム - Google Patents

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Abstract

冷却機と熱交換機とを例えば前記断熱箱の内外に分けて配置するのに有利な形態を備えた冷却システムを提供する。冷媒を用いた熱交換により冷気を排出する冷却ユニット13と、冷媒を冷却可能な状態にまで戻す熱交換ユニット12とを、それぞれの上部を結ぶ連絡部14によって接続して一体化された冷却装置を構成する。断熱箱15の側壁51の端部を跨いで連絡部14を配置し、冷却ユニット13を断熱箱15の内部に配置し、熱交換ユニット12を断熱箱15の外側に配置する。保管中や配送車などでの移動中は、冷却装置11を断熱箱15に装着し、人が手で持って運ぶ時には冷却装置11を取り外した断熱箱15のみを運ぶことができる。

Description

冷却システム
本発明は、冷却システムに関するものである。また本発明は冷却システムに用いられる冷凍サイクルにおけるキャピラリチューブの閉塞防止機構に関するものである。 
被搬送物を所定温度範囲内の低温域に維持しながら物流の上流端から下流端まで搬送するコールドチェーンに適用可能な断熱箱としては、例えば特許文献1に示されるように、断熱箱に冷却ユニットを取り付けたものが知られている。
特許文献2では、収納物を低温状態で保持して搬送保管する断熱断熱箱と、この断熱断熱箱内を低温に保持する冷凍機と、上記断熱断熱箱の内部温度を経時的に計測する計測手段とを備え、上記断熱断熱箱の上面に冷凍機を設け、背面に上記冷凍機の冷気により蓄冷される蓄冷材を収容する蓄冷材収容ケースを設けたものが提案されている。
特許文献3では、密閉可能な冷却室を備え、断熱性を有する箱体と、前記冷却室内部を冷却するスターリング冷凍機からなる冷却装置とを備えた保冷庫が開示されている。この特許文献3では、請求項2や明細書段落0045に、蓋体は、ヒンジ機構を介して箱本体に着脱自在としてもよく、この場合、蓋体を箱本体から取り外して箱本体を丸洗いすることができるので便利である旨が記載されている。さらにこの特許文献3では、請求項7や明細書段落0051に、冷却装置を箱体に着脱自在としてもよく、被冷却物に必要とされる温度帯に適した冷却装置を装着することで、効率の良い冷却が可能となることが示されているが、その具体的構造については言及されていない。
特許文献4は、一般の冷却システムの一例を示すものであるが、一般の冷却システムではその配管になまし銅管が使用される。特許文献4に示された配管も軟質と思われるが、着脱時に配管に応力が集中する構造では、曲がったり、破損しやすいなどの欠点がある。
一方、特許文献1から4をはじめとして、一般的な冷蔵庫や冷凍庫の冷却装置には、冷媒ガスが封入された圧縮機、凝縮器、キャピラリチューブ、蒸発器を主な要素として構成される冷凍サイクルが使用されている。この装置に不具合が生じると、庫内に内蔵された食品等が腐敗、溶解して損害が発生するため故障しにくい信頼性が求められる。
冷凍サイクルの配管内にはフロン等の冷媒の他に圧縮機内の機構の潤滑のために冷凍機油が循環している。この冷凍機油は圧縮の過程で高温高圧に晒され、さらに金属の微粉が混入してタール状のオイルスラッジに変性し、圧力が急激に低下し流速が増大するキャピラリチューブの入口部近傍の内壁に付着する。
具体的には、本願の図12のイメージ図に示すように、フィルタドライヤー4内の高温高圧の液冷媒がキャピラリチューブ105の流入端の入口で急激に流速が増大し減圧され近傍のキャピラリチューブ105内壁にオイルスラッジSが付着する。図12(A)は初期の状態、図12(B)は時間経過とともにある程度オイルスラッジSが付着した状態、図12(C)はさらに時間経過してオイルスラッジSでキャピラリチューブ105が閉塞して冷媒が循環できなくなった状態を示す。
特に、比較的に小型の冷凍サイクル(具体的にはコンプレッサ出力500W以下の冷凍サイクル)においては、キャピラリチューブの内径は一般的にΦ0.5~1.2mmと細いため、運転時間と共に付着量が増して最終的に閉塞に至り冷却できなくなる不具合が多く発生している。
キャピラリチューブは流体(冷媒)の流れに抵抗を与えて圧力差を作る機構であるため、内径と長さ(一般的に数10cm~数m)が抵抗の因子となる。同じ大きさの抵抗を与えることができるのであれば、その内径が小さい方が長さを短くできるため、コスト低減や省スペースの点で有利である。
しかしながら、先述したようにオイルスラッジによるキャピラリチューブの閉塞が、その流入端を中心に発生するために、あまり内径の小さなものを使用することができないという課題があった。本発明は内径が小さなキャピラリチューブを選定しても、オイルスラッジの閉塞による冷却不良が発生しない機構を提供し、小型の冷蔵庫や冷凍庫の耐久性や信頼性を向上させることを課題とするものである。
キャピラリチューブの径に関する改良としては、特許文献1に記載の発明が提案されている。特許文献1に記載の発明は、圧縮機、凝縮器、キャピラリチューブ、蒸発器に冷媒管を接続した冷媒回路中を冷媒が循環するように構成した空気調和機において、前記冷媒管と前記キャピラリチューブとの接続部分では、前記冷媒管の口径を前記キャピラリチューブの口径に至るまで、徐徐に細くしたことを特徴とするものである。
この特許文献5の発明は、その明細書段落0005に「従来、冷媒管とキャピラリチューブとの接続部分では、管の口径が急激に小さくなっており、このような急激な変化のためにキャピラリチューブの端部では、急激に高圧、高温となって、金属等のスラッジが付着してキャピラリチューブの入口を狭めたり詰まらせたりする」と記載されているように、オイルスラッジによるキャピラリチューブの閉塞を抑制する機構に関するものであるが、オイルスラッジの付着の原因を管の口径の急激な変化に求めているものである。
したがってその解決手段は、前記冷媒管と前記キャピラリチューブとの接続部分において、前記冷媒管の口径を前記キャピラリチューブの口径に至るまで、徐徐に細くすることによって、冷媒が急激に高圧、高温となってしまうことを抑制して、オイルスラッジの付着を防止するものあった。
より具体的には、特許文献5の図4に示されるように、前記冷媒管と前記キャピラリチューブとの接続部分では、前記冷媒管の口径をDとし、前記キャピラリチューブの口径をdとし、冷媒管の口径がDからdに穏やかに小さくなる接続部分の長さをLとすると、L>Dの関係にあるものが適当であるとしているものであった。
また、前記冷媒管と前記キャピラリチューブとの接続部分では、前記冷媒管の口径をDとし、前記キャピラリチューブの口径をdとし、冷媒管の口径がDからdに穏やかに小さくなる接続部分の長さをLとすると、L/D<30の関係にあるものが適当であるとしているものであった。
国際公開第2016/114297号パンフレット 特許第3802976号 特開2001-311576号公報 特開平11-304347 特開平9-79700号公報
コールドチェーンの物流では、その上流端から下流端まで指定温度域に維持しながら被搬送物を搬送し、保冷車や冷凍車などの特殊車で運用されているが、一般の配送車では保冷箱による混載物流も多くみられる。そのための自動化や温度管理装置の開発が進められているが、その下流端では人の手を介して被搬送物を運搬して、物流が完結する。他方、物流業に携わる労働現場は、物流に求められる種々のサービスや品質の向上と、これに対応するための労働力との不均衡が表面化している現場の一つであり、我が国における労働問題の課題が集約されたとも言える労働現場として、その労働条件の改善は早急に且つ強く求められているところである。
上述の特許文献の各提案では、被搬送物の温度維持管理というサービスや品質の観点からの提案ではあるものの、労働条件の改善の観点が欠落していると言わざるを得ない。例えば、特許文献3では、前述のように、蓋体はヒンジ機構を介して箱本体に着脱自在とすることで、蓋体を箱本体から取り外して箱本体を丸洗いすることができることを示したり、冷却装置を箱体に着脱自在として被搬送物に必要とされる温度帯に適した冷却装置を装着することで、効率の良い冷却が可能となることを示したりしているに止まり、そこには労働条件の改善からの視点は存しない。
本発明は、冷却機と熱交換機とを例えば前記断熱箱の内外に分けて配置するのに有利な形態を備えた冷却システムと、この冷却システムによる冷温輸送手段を提供することを課題とする。
本発明は、大きな開口を断熱箱に設けずとも、冷却ユニットを断熱箱に配置することができると共に冷却ユニットを断熱箱に対して着脱するのに有利な構造を備えた冷却ユニットを提供することを課題とする。
特に本発明は、冷却ユニットと排熱ユニットを固定する連絡板に配管を埋設することで、開口部を最少にすることで断熱性能を向上して密閉断熱するとともに、配管に直接的な応力が集中することなく、断熱箱に対して工具などを使わずに着脱が自在となることを特徴とする冷却システムの提供を課題とする。さらに、要保冷品を輸送する往路では冷却システムを断熱箱に装着し、安心して温度管理ができ、一方、帰路では冷却システムを取り外して通常の断熱箱としても使用できるし、断熱箱を折り畳むことで輸送スペースを確保することができる低温輸送に適する冷却システムの提供を課題とする。
本発明は、被搬送物を取り扱う実際の人々の労働条件の改善などの人への優しさの視点からの課題と、被搬送物の温度維持管理からの視点からの課題とを両立することができる冷却システムを提供することを課題とする。
また本発明は、メインのキャピラリチューブの入口側に内径が大きく長さの短いサブキャピラリチューブを設置することによって、内径が大きいサブキャピラリチューブの流入口側で犠牲的にオイルスラッジを付着させ、それよりも下流側にスラッジを送らないことで、謂わばフィルタとして機能させるで、メインのキャピラリチューブのスラッジ付着を抑制した冷凍サイクルを備えた冷却システムの提供を課題とする。言い換えれば冷却システムにおけるキャピラリチューブの閉塞防止機構の提供を課題とする。
本発明は、低温輸送用の蓋付き断熱箱と冷却装置とを備え、前記冷却装置は前記蓋付き断熱箱の内部に配置された冷却ユニット及び前記蓋付き断熱箱の外部に配置された熱交換ユニットを備え、前記冷却ユニットと前記熱交換ユニットを連結する連絡部が、前記蓋付き断熱箱の蓋と断熱箱本体との間で挟まれており、前記連絡部を介して前記冷却ユニットと前記熱交換ユニットとの間を冷媒が循環して前記蓋付き断熱箱の庫内を冷却するように構成された冷却システムを提供する。なお本発明において、上下左右は相対的な位置関係を示すに止まり、絶対的な位置を特定するものではない。
本発明に係る前記の冷却ユニットは、前記冷却ユニットと前記熱交換ユニットは前記連絡部で固定され、前記冷却ユニットは、前記庫内の温度を検知する温度センサーと、冷却用の冷気を前記庫内へ送出するファンモータとを備え、前記連絡部は、前記冷媒用の配管と温度センサー及びファンモータの配線とが埋設された連絡板であり、前記冷却ユニット、前記熱交換ユニット及び前記連絡部が、断熱箱に対して着脱自在であるように構成して実施することができる。
前記冷却機と前記熱交換機とをひとつの冷却装置として一体化したものを、断熱箱に取り付けることを検討した場合、前記冷却機の冷気の排出部のみを断熱箱内に配置した構造を採ることも可能であるが、その構造では断熱箱に大きな貫通孔を設ける必要があり、断熱箱の保冷性能が低下する。これに対して本発明では、前記冷媒が前記連絡部を介して前記冷却ユニットと前記熱交換ユニットとの間を循環移動するよう構成されたものであるため、断熱箱に設ける貫通部分を小さくすることで断熱性能を大幅に改善することができ、前記連絡部を断熱箱の側壁の端部を跨いで配置するよう構成することによって、断熱箱の構造を単純化できる点で製造コスト面において有利であるとともに、冷却装置を断熱箱に対して着脱可能に構成して実施した場合にその取り外しが容易に行える構造としやすい点で有利である。
前記冷却装置と前記蓋付の断熱箱とは、工具を用いずに着脱することができるように構成することも望ましい。着脱の簡便性からすれば、特別な工具等を使わずにビス等も緩めずに容易に着脱可能とすることがより好ましい。他方、取り付けの確実性から、クリップ状の係止具やビスなどの固定具によって仮固定可能な構造としておいても構わない。
前記蓋付の断熱箱は、収納空間を構成する複数の前記側壁を備えた箱本体と、前記箱本体の解放面に配置されて断熱箱を閉じる蓋体とを備えたものとして、実施することができる。その際、前記側壁と前記蓋体との少なくとも何れか一方に連絡用の凹みを備え、前記連絡部が前記凹みに収められた状態で、前記蓋体が前記箱本体に隙間無く閉じられるように構成することも好ましい。具体的には、前記連絡部は前記凹みに隙間無く収められて(より望ましくは前記連絡部と前記凹みの周囲とが接触した状態に収められて)、冷気が前記断熱箱の外に大量に漏れ出さないようにしたり、前記連絡部と前記凹みとの間には隙間が設けられるものの、前記冷却機と前記断熱箱との少なくともいずれか一方が前記箱本体に接触していることで冷気が前記断熱箱の外に大量に漏れ出さない構造にしたりして実施することができる。
特に、蓋付の断熱箱は、真空断熱パネルを内部に埋め込むことで驚異的な断熱性能が確保できるため、省エネになるとともに、貴重な医薬品や試薬品などを高精度に温度維持する輸送に応用されているが、従来の側壁に貫通穴を開けて冷却システムを設置する構造ではその断熱性能を維持することが難しくなり、省エネにはなり難い。本発明では真空断熱箱の上端部または蓋の下面部に連絡部を置く凹部を設けるだけの簡単で低コストの構造で実現できるとともに、温度管理において高い品質が確保できる特徴がある。
本発明は、物流用の配送車の荷台に前記の冷却システムが配置され、配送移動中は前記冷却ユニットにて保冷を行い、車外に被搬送物を搬出する際は、前記冷却ユニット、前記熱交換ユニット及び前記連絡部を備えた冷却装置を取り外し、前記蓋付き断熱箱と前記被搬送物とだけで軽量に搬送することのできるように構成されたことを特徴とする低温輸送システムを提供する。
このシステムによれば、人が重たい前記冷却装置を持ち運ばなくても、保冷状態を維持したまま、最初の目的地まで前記被搬送物を運ぶことができる。よって、被搬送物を取り扱う実際の人々の労働条件の改善などの人への優しさの視点からの課題と、被搬送物の温度維持管理からの視点からの課題とを両立することができる低温輸送システムを提供することができたものである。
また本発明は、冷凍サイクルにおけるフィルタドライヤとキャピラリチューブとの間に、前記キャピラリチューブより内径の大きなサブキャピラリチューブが配置されたことを特徴とするキャピラリチューブの閉塞防止機構を提供する。
前記サブキャピラリチューブの流入端の内径SDは前記キャピラリチューブの流入端の内径CDよりも大きく、特に下記の条件を満たすことで、有効にメインのキャピラリチューブのスラッジ付着を抑制することが発明者によって知見され、この知見に基づき本発明が完成されたものである。
フィルタドライヤの標準内径FD=15~30mm
キャピラリチューブの流入端の内径CD=0.5~1.2mm
サブキャピラリチューブの流入端の内径SD>0.7mm
本件の発明思想はメインのキャピラリチューブの入口側に内径が大きく長さの短いサブキャピラリチューブを設置することによって、内径が大きいサブキャピラリチューブの流入口側で犠牲的にオイルスラッジを付着させるものであるため、特許文献5のように、冷媒が急激に高圧、高温となってしまうことを抑制して、オイルスラッジの付着を防止するために前記キャピラリチューブの前記接続部分において、前記冷媒管の口径を前記キャピラリチューブの口径に至るまで、徐徐に細くする必要は必ずしもない。
したがって本発明の実施に際しては、前記フィルタドライヤは、前記本体部分と、前記サブキャピラリチューブに対する接合部分と、前記フィルタドライヤの前記本体部分の流出端から縮径された前記接合部分に至る縮径部分とを備えたものを用いることができる。そして、前記縮径部分の長さをLとすると、L≦2FDの関係にあるものとして実施することもできるし、さらにL≦FDの関係にあるものとして実施することもできる。
本発明は、冷却ユニットと熱交換ユニットを固定する連絡板に配管を埋設することで、密閉断熱するとともに、配管に直接的な応力が集中することなく、断熱箱に対して工具などを使わずに着脱が自在となることを特徴とする冷却システムを提供することができたものである。
さらに、要保冷品を輸送する往路では冷却システムを断熱箱に装着し、安心して温度管理ができ、一方、帰路では冷却システムを取り外して通常の断熱箱としても使用できるし、断熱箱を折り畳むことで輸送スペースを確保することができる低温輸送に適する冷却システムを提供することができたものである。
本発明は、前記連絡部を、前記断熱箱の側壁の端部を跨いで配置でき、大きな開口を前記断熱箱に設けずとも、前記冷却装置を前記断熱箱に配置することができる冷却ユニット付き断熱箱を提供することができたものである。
さらに、前記冷却装置と前記断熱箱とを、工具を用いずに着脱することができるように構成することによって、前記断熱箱の内部に前記冷却ユニットを配置し、前記熱交換ユニットを前記断熱箱の外側に配置した状態で、前記連絡部が前記断熱箱の側壁の端部を跨ぐように置くだけで取り付けが完了し、取り外しに際しては、前記冷却装置を前記断熱箱から引き抜くだけであるという、簡単な取り扱い手順で着脱を完了させることができる冷却システムを提供することができたものである。
本発明は、被搬送物を取り扱う実際の人々の労働条件の改善などの人への優しさの視点からの課題と、被搬送物の温度維持管理からの視点からの課題とを両立することができる低温輸送に適する冷却システムを提供することができたものである。
本発明は、メインのキャピラリチューブの入口側に内径が大きく長さの短いサブキャピラリチューブを設置することによって、内径が大きいサブキャピラリチューブの流入口側で犠牲的にオイルスラッジを付着させ、それよりも下流側へスラッジを送らないことで、謂わばフィルタとして機能させることによって、メインのキャピラリチューブのスラッジ付着を抑制した冷凍サイクルを備えた冷却システムを提供することができたものである。言い換えれば、冷凍サイクルを備えた冷却システムにおけるキャピラリチューブの閉塞防止機構の提供を提供することができたものである。
本発明の実施の形態に係る冷却システムの斜視図。 同冷却システムの断面図。 同冷却システムの熱交換ユニット側から見た冷却装置の斜視図。 同冷却システムの冷却ユニット側から見た冷却装置の斜視図。 同冷却システムの熱交換ユニットの内部構造の説明図。 同冷却システムの冷却ユニットの内部構造の説明図。 同冷却システムの冷却装置の内部構造説明図。 本発明の他の実施の形態に係る冷却システムの断面図。 本発明の冷却システムに適用できる冷蔵庫・冷凍庫の冷凍サイクルの一例を示す回路図。 本発明の実施の形態に係る冷却システムに適用することができる閉塞防止機構の断面図。 従来と本発明のキャピラリ入口部のオイルスラッジ付着の比較イメージ図であって、(A)は従来の付着イメージ、(B)は本発明の付着イメージである。 従来のキャピラリチューブ入口部近傍のオイルスラッジによる閉塞状態のイメージ図。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
(冷却装置11の概要)
この実施の形態に係る冷却システムは、冷却ユニット13と熱交換ユニット12を連絡部14で連結し一体化した冷却装置11と、この冷却装置11が取り付けられる断熱箱15とを備えたシステムであり、例えば低温で輸送することに適用することができる。
冷却装置11は、図1に示すように、圧縮機式冷凍機で代表される冷却装置であり、冷却ユニット13と熱交換ユニット12を連絡部14で連結し一体化したものである。冷却ユニット13は冷媒を用いた熱交換により冷気を排出するもので、断熱箱15内を所定の温度に冷却する。熱交換ユニット12は、外気との熱交換により冷媒を冷却可能な状態になすもので、処理後の冷媒は連絡部14を介して熱交換ユニット12に送られる。連絡部14は、熱交換ユニット12と冷却ユニット13との上部を連結し、冷媒用導管41や電線42(図5、図6参照)が配置されることによって、冷媒が熱交換ユニット12と冷却ユニット13との間を循環移動する。
(熱交換ユニット12と冷却ユニット13について)
熱交換ユニット12と冷却ユニット13は、従来の種々の冷凍機に用いられる冷却システムを構成するもので、図5に示すように熱交換ユニット12はその主な構成として圧縮機21、凝縮器22、コンデンシングファン23及びレシーバー24を備えており、図6に示すように冷却ユニット13はその主な構成として蒸発器31、クーリングファン32、エキスパンションバルブ(図示せず)及び温度センサー33を備えている。
熱交換ユニット12と冷却ユニット13の作動状態についても、従来の一般的な冷却システムと同様であるが、簡単に説明する。
まず、熱交換ユニット12の圧縮機21によって圧縮された冷媒は凝縮器22に導入される。冷媒は凝縮器22でコンデンシングファン23の風によって冷却されて液化される。
液化された冷媒は、連絡部14に配置された冷媒用導管41に沿って設けたキャピラリチューブを通って、冷却ユニット13に送られる。なおキャピラリチューブについては、図9~図12を参照しながら後に詳述する。
冷却ユニット13では、液化された冷媒が蒸発器31内へ噴射され気化する。気化した冷媒は蒸発器31周りの熱を奪い、これにより蒸発器31が冷却される。冷却された蒸発器31に対してクーリングファン32による風が通過し、冷気となって断熱箱15の庫内に流入して、庫内を冷却する。
蒸発器31を出た冷媒は連絡部14の冷媒用導管41を介して熱交換ユニット12の圧縮機21に戻り再び圧縮されるもので、このように冷媒を循環させる冷凍サイクルが構成される。なお26は熱交換ユニット12のケーシングに設けられた通気口を示し、33は冷却ユニット13のケーシングに設けられた吸気口を示す。電源装置24は、熱交換ユニット12側に設けられた圧縮機21の下に設置されている。この電源装置24は、外部電源からの電源であっても構わないし、バッテリーを搭載したものであっても構わないし、両者を併用したものであっても構わない。また熱交換ユニット12側には制御操作部27が設けられているが、電力及び信号に関して熱交換ユニット12側と冷却ユニット13側とを接続するための電線42は、冷媒用導管41と同様に連絡部14に配置されている。
上記の例は蒸気圧縮冷凍機によるものであるが、吸収式冷凍機やスターリング冷凍機など他の形式の冷凍機に変更して実施することもできるし、それに応じた冷媒を用いて実施することができる。
(連絡部14について)
連絡部14は、冷媒用導管41及び電線42について熱交換ユニット12側と冷却ユニット13側とを接続することができれば種々の形態を取ることができるが、熱交換ユニット12と冷却ユニット13を上方から垂下させた状態で支持することができる程度の剛性と強度と断熱性を備えたものであることが好ましい。
また、熱交換ユニット12と冷却ユニット13は、同じ高さとして実施することが好ましい。言い換えれば、熱交換ユニット12の下端の接地部と連絡部14と間の距離と、冷却ユニット13の下端の接地部と連絡部14と間の距離とを、等しくするなどして、断熱箱15から外して床などに置いた場合に倒れないように構成することが好ましい。熱交換ユニット12と冷却ユニット13のケーシングの高さが異なる場合には、短い方に脚部を設けるなどして、倒れないように構成することが好ましい。そして接地させた姿勢の状態から、傾けることなく断熱箱15に組み込んで、直ちに電源を入れて運転することが可能になるようにしておくことが最も好ましい。
冷媒用導管41と電線42は、連絡部14の下面側に凹溝を形成して、その凹溝内に収納されており、必要に応じて蓋がされることによって連絡部14の下面が略フラットになされる。なお連絡部14をパイプなどの筒状体で構成し、その内部に冷媒用導管41と電線42を通すようにしても構わないし、連絡部14を複数の棒状の枠体で構成しても構わないものであり、種々の形態に変更して実施することができるし、連絡部14を左右に分けるなど、2以上に分割して実施することもできる。
冷媒用導管41には必要に応じて断熱材を配置して実施することができる。特に、高密度発泡させたポリプロピレンやポリエチレンなどの合成樹脂からなる素材で、機械的強度が高く断熱性が良い断熱板で連絡部14を構成し、内部に冷媒用導管41を配置したものとして実施することが好ましい。また、連絡板14は、発泡ウレタンや発泡シリコンなどの発泡断熱材を使用することもできる。そして、内部に冷媒用導管41と電線42を埋設し、組立最終段階に、隙間なく密閉状態にして断熱する事が適当である。
図1、図2に示すように、冷却ユニット13が断熱箱15の内部に配置され、熱交換ユニット12が断熱箱15の外側に配置されるようにして、連絡部14は、断熱箱15の側壁51の端部を跨いで配置される。その際、連絡部14は側壁51の上端面に乗せられて、連絡部14によって冷却装置11全体の荷重が支えられる。
連絡部14は、冷媒用導管41と電線42を通して保護する機能と、熱交換ユニット12と冷却ユニット13を連結して一つの装置とする機能と、断熱箱15に装着する時に全体の荷重を受ける機能を果たす一方、断熱箱15を貫通する内部の保冷空間と外部とを連絡するものであるため、上記の各機能を果たすことができることを条件に、極力小さな断面積であることが好ましい。従って本発明の実施に際しては、連絡部14の幅を、熱交換ユニット12及び冷却ユニット13の幅よりも大きく設定して実施することもできるが、この実施の形態では等しく設定して実施しており、さらに熱交換ユニット12及び冷却ユニット13の幅よりも小さく設定して実施することも望ましい。また連絡部14の厚みも極力小さくすることが望ましく、4cm以下、より望ましくは2cmとすることが好ましいが、これに限定して本発明を理解すべきではない。
(断熱箱15について)
断熱箱15は、被搬送物の収納空間を構成する複数(この例では4つ)の側壁51及び底部52を備えた箱本体50と、箱本体50の解放面に開閉可能に配置される蓋体55とを備える。これらの断熱箱15を構成する各部の内部には、断熱材などが配置されており、冷却装置11を装着しない状態では断熱箱として機能する。具体的には、断熱箱15の断熱材は、発泡ウレタンや発泡ポリプロピレンなどを使用する。また、蓋及び断熱箱の断熱性能を向上させるために、真空断熱材の併用も想定内である。断熱壁が薄くなった場合には、スペーサーを介して冷却装置11の取付けおこなっても構わない。
側壁51の上端には、連絡部14を収めるための凹部53が設けられている(図2参照)。従って、冷却装置11は側壁51の上方から、冷却ユニット13と熱交換ユニット12が内外に振り分けて配置されるように、下方に下ろして、連絡部14を凹部53に入れるだけで、冷却装置11を断熱箱15に装着することができ、上方に持ち上げるだけで取り外しが容易に完了するものである。その際、熱交換ユニット12の対向壁面25と、冷却ユニット13の対向壁35との間隔を、側壁51の厚みとほぼ等しくすることによって、熱交換ユニット12の対向壁面25と冷却ユニット13の対向壁35とのそれぞれが、側壁51の内外面に面接触していることにより、冷気が外部に漏れだすことを抑制することができると共に運転時のガタツキの発生も抑制することができる点で望ましいものであるが、3mm以下程度のクリアランスであれば冷気が極端に漏れ出すものではないため、隙間無く閉じられると考えても差し支えがない。なお、側壁と連絡部の隙間が気になる場合は、独立気泡の発泡シートや不織布などのシール材で埋めて気密性を確保することで、断熱効果が向上するとともに、密閉効果で外気流入を遮断するから、外気の温度変化にも影響を受け難く、無駄な電力を使うことがなく、省エネにもなる。
このように、冷却装置11と断熱箱15とは嵌合するだけで固定するものとしておくことが、作業性の向上の点から好ましいものであるが、クリップ状の係止具やビスなどの固定具によって仮固定可能な構造としておいても構わない。
図の例では、連絡部14の上面と側壁51の上端面とを面一とし、これに対してフラットな蓋体55を被せることによって、収納空間を密閉状態下に閉じることができるようにしているが、50の方に凹部を設けて側壁51には凹部を設けないようにしても構わないし、両方に凹部を設けても構わない。いずれにしても、冷却装置11を断熱箱15に装着した状態で、密閉状態を保つように蓋体55で蓋をすることが可能なように構成しておくことが望ましい。
(低温輸送について)
上述の冷却装置11と断熱箱15は、食品や薬品などの温度管理が重要な被搬送物を適正な温度管理の下で配送することができるとともに、これによる配送者の負担を軽減し労働条件の改善にも寄与することができる低温輸送システムとして実施することができる。
具体的には図示はしないが配送車の荷台に断熱箱15に冷却装置11を装着した冷却システムを積載して配送を行う。その際には、冷却装置11を作動させて、断熱箱15の内部を冷却する。
配送の最終段階では、配送者が断熱箱15を目的地まで運ぶことになる。その際には、冷却装置11を取り外して断熱箱15と被搬送物だけにして運ぶことによって、重たい冷却装置11を運ぶ必要がなく、配送者の負担を軽減することができるものである。その際には、連絡部が設置される断熱壁の凹部に断熱材からなる小蓋をスペーサーとして置いて密閉して断熱することで、庫内温度の上昇を防止ることができる。
図8は、他の実施の形態を示すもので、蓋体55に部分的な切り欠き56を設けて、連絡部14との干渉を回避したものであり、断熱箱15に凹部53を設ける必要がなくなる。なお蓋体55も断熱箱15も凹部や切り欠きがない通常品にしたい場合は、断熱箱15の上端面にスペーサーを取り付けて実施することができる。
(変更例)
本発明は種々変更して実施することができるものであり、例えば図の実施の形態にあっては、断熱箱15の解放面が上にあるとして上下方向に冷却装置11の装着作業を行うものとして説明したが、側面に開放している場合には、横方向に冷却装置11の装着作業を行うものとして実施することもできる。蓋体55は、フラットなものとして説明したが、下方に突出した段差を備えたものなどその形態は他の断熱箱と同様種々変更することができ、ヒンジによって箱本体50に取り付けられたものであっても構わない。用途としては、折りたたみコンテナを含む配送業務を例示したが、レジャー用のクーラーボックス、工場などの事業所内外での保管移動用など、種々の用途に本発明を適用することが可能である。
次に、図9~図12に基づき、本発明の実施に適用することが出来る冷凍サイクルにおけるキャピラリチューブの閉塞防止機構についての実施の形態を説明する。なお、当該冷凍サイクルにおけるキャピラリチューブの閉塞防止機構は、上述の図1~図8にかかる冷凍システムのみならず、 冷却ユニットと熱交換ユニットが一体となった冷凍サイクルなど、他の冷凍サイクルにも適用することができる。 
(冷凍サイクルの概要)
まず、本発明の閉塞防止機構が適用できる冷蔵庫・冷凍庫の冷凍サイクルの一例を図9を参照しながら簡単に説明する。
この冷凍サイクル は、圧縮機101と凝縮器103と蒸発器106とが環状に接続されており、凝縮器103と蒸発器106との間にはフィルタドライヤ104とキャピラリチューブ105が配置されているもので、冷媒が気体、液体あるいは気液混合流体と、形態を変化させつつ冷凍サイクル 内を矢印Fで示す冷媒流れ方向で循環することによって熱交換が行われるものである。圧縮機101から吐出された高温高圧の冷媒ガスは凝縮器103で冷却されることで液化して、回路内の水分や異物を除去するフィルタドライヤ104を経てキャピラリチューブ105に流入する。キャピラリチューブ105にて減圧された液冷媒は蒸発器106内で蒸発して低圧のガスになり圧縮機101に吸入される。このサイクルを繰り返すことで凝縮器103は高温になり、蒸発器106は低温になることで冷蔵庫や冷凍庫の冷却がおこなわれるものであり、凝縮器103及び蒸発器106にはファン7配置されて、暖気の排気や冷気の送風などが行われる。また、圧縮機101内には内部機構の潤滑のために冷凍機油102が存在するが、この冷凍機油102は冷媒と共に回路内を循環する。先述のように、この冷凍機油102は圧縮機101による圧縮の過程で高温高圧に晒され、さらに金属の微粉が混入してタール状のオイルスラッジに変性し、圧力が急激に低下し流速が増大するキャピラリチューブ105の入口部近傍の内壁に付着する。特に、比較的に小型の冷凍サイクル(コンプレッサ出力500W以下)においては、キャピラリチューブの内径は一般的にΦ0.5~1.2mmと細いため、運転時間と共に付着量が増して最終的に閉塞に至り冷却できなくなる場合があった。
(閉塞防止機構)
本発明は、冷凍サイクルにおけるキャピラリチューブ105の閉塞を抑制して防止する機構を提供するものである。その構造を図10を主として参照しながら説明する。この実施の形態においては、上述の冷凍サイクルにおけるフィルタドライヤ104とキャピラリチューブ105との間に、キャピラリチューブ105の内径よりも大きな内径を備えたサブキャピラリチューブ108が配置されている。すなわちサブキャピラリチューブ108の流入端の内径SDはキャピラリチューブ105の流入端の内径CDよりも大きく設定されている。
具体的には、フィルタドライヤ104は、その内径がほぼ一定の本体部分141と、その流出口側の縮径部分142と、サブキャピラリチューブ108との接合部分143とを備える。この実施の形態においては、サブキャピラリチューブ108が接合部分143中に挿入されて溶接やロー付けなどで固定される構造を示しているが、サブキャピラリチューブ108の内部に接合部分143が挿入される構造であっても構わないし、種々変更して実施することができる。
縮径部分142は、ほぼ一定の内径を備えた本体部分141から接合部分143に向けて内径が絞られていく部分である。図の例では、サブキャピラリチューブ108の流入端が縮径部分142の内部にまで挿入されているが、接合部分143の部分で止まるものであっても構わない。
サブキャピラリチューブ108の流出端側は接続管109を介してキャピラリチューブ105の流入端側に接続されている。この例では、サブキャピラリチューブ108とキャピラリチューブ105とは、その外径をほぼ同じに設定し、内径のみが相違するものを用いているため接続管109には一定の内径を備えた筒状体が用いられているが、サブキャピラリチューブ108とキャピラリチューブ105とはその外径が異なるものを用いることもできるもので、その場合には接続管109の内径が異なるものを用いることが適当である。接続管109は、サブキャピラリチューブ108とキャピラリチューブ105に対して溶接やロー付けなどで固定すれば良いが、他の固定手段に変更して実施することもできるし、サブキャピラリチューブ108とキャピラリチューブ105を突き合わせ状態や挿入状態で固定しても構わない。
(閉塞防止機構の詳細)
本発明は上述のように細いキャピラリチューブに顕著に現れるオイルスラッジによる閉塞抑制に効果的であるため、キャピラリチューブ105の流入端の内径CDが0.5~1.2mmに適用するのに有利であり、先述のようにキャピラリチューブ105で与えられる抵抗が同じなら内径が小さい方が長さを短くできる点有利であることを鑑みればキャピラリチューブ105の流入端の内径CDは1.0mm以下であることがより望ましい。そして、フィルタドライヤ104の本体部分141の内径FDは15~30mm、キャピラリチューブ105の流入端の内径CDは0.5~1.2mmのものに適用するのに有利である。
ここで、サブキャピラリチューブ108の流入端の内径SDはキャピラリチューブ105の流入端の内径CDよりも大きいことが必要であるが、サブキャピラリチューブ108に閉塞が生じてはならないため、サブキャピラリチューブ108の流入端の内径SDは0.7mmよりも大きいことも必要であり、0.9mmよりも大きいことがより好ましい。
特に、サブキャピラリチューブ108の内側空間の開口面積をキャピラリチューブ105の内側空間の開口面積の約2倍以上であるとして、両者に十分な流路面積の差を設けることによって、オイルスラッジはサブキャピラリチューブ108の入口部に主に付着しキャピラリチューブ105の入口部にはほとんど付着しないようにする構造を作り出すために望ましい。従って、サブキャピラリチューブ108の流入端の内径SDはキャピラリチューブ105の流入端の内径CDの約1.4倍以上であることが望ましい。
また、オイルスラッジは入口部近傍の数cmの範囲に付着するので、サブキャピラリチューブ108に犠牲的にオイルスラッジを付着させる観点からは、サブキャピラリチューブ108の長さは3cm以上であればよく、5cm以上あれば十分である。従ってかかる観点からは、サブキャピラリチューブ108の長さを極めて長くしても構わないが、長くしても材料コストとスペースが無駄になるだけであるため、溶接などの作業性を考慮すると約10cm以上、約30cm以下が実用上は有利である。
また、本発明はサブキャピラリチューブ108に犠牲的にオイルスラッジを付着させることによってキャピラリチューブ105への付着を緩和するものであるため、フィルタドライヤ104とサブキャピラリチューブ108との接続部分では、フィルタドライヤ104の縮径部分142の長さLが、フィルタドライヤ104の本体部分141の内径FDの2倍以下であることが適当であり、長さLが内径FD以下であることがより好ましい。ただし、縮径部分142の長さを長くして徐々に内径が縮小していくものとして実施することを妨げるものではない。また、図ではキャピラリチューブ105の内径が一定のものを示したが、流出口へ向かうに従って徐々に縮径していくものとして実施することを妨げるものではない。
以上のように、従来はフィルタドライヤ104とキャピラリチューブ105の接続部分で、内径の小さなキャピラリチューブ105にオイルスラッジSが付着して流路の閉塞に至るものであったところ(図11(A)参照)、本発明の実施によって、内径の大きなサブキャピラリチューブ108にオイルスラッジSを付着させて流路の閉塞にまでは至らない状態として(図11(B)参照)、キャピラリチューブ105にオイルスラッジSが付着することを抑制することが可能なキャピラリチューブの閉塞防止機構を提供することができたものである。
11 冷却装置
12 熱交換ユニット
13 冷却ユニット
14 連絡部
15 断熱箱
21 圧縮機
22 凝縮器
23 コンデンシングファン
24 電源装置
25 対向壁面
27 制御操作部
31 蒸発器
32 クーリングファン
33 温度センサー
35 対向壁
41 冷媒用導管
42 電線
50 箱本体
51 側壁
52 底部
53 凹部
55 蓋体
56 切り欠き
101 圧縮機
102 冷凍機油
103 凝縮器
104 フィルタドライヤ
105 キャピラリチューブ
106 蒸発器
108 サブキャピラリチューブ
109 接続管
141 フィルタドライヤの本体部分
142 フィルタドライヤの縮径部分
143 フィルタドライヤの接合部分
CD キャピラリチューブ105の流入端の内径
FD フィルタドライヤ104の本体部分141の内径
SD サブキャピラリチューブ108の流入端の内径
L 縮径部分142の長さ
S オイルスラッジ

Claims (6)

  1. 蓋付き断熱箱と、冷凍サイクルを有する冷却装置とを備え、
    前記冷却装置は、前記蓋付き断熱箱の内部に配置された冷却ユニット及び前記蓋付き断熱箱の外部に配置された熱交換ユニットを備え、
    前記冷却ユニットと前記熱交換ユニットを連結する連絡部が、前記蓋付き断熱箱の蓋と断熱箱本体との間で挟まれており、
    前記連絡部を介して前記冷却ユニットと前記熱交換ユニットとの間を冷媒が循環して前記蓋付き断熱箱の庫内を冷却するように構成された冷却システム。
  2. 前記冷却ユニットと前記熱交換ユニットが前記連絡部で固定された冷却装置であって、
    前記冷却ユニットは、前記庫内の温度を検知する温度センサーと、冷却用の冷気を前記庫内へ送出するファンモータとを備え、
    前記連絡部は、前記冷媒用の配管と温度センサー及びファンモータの配線とが埋設された連絡板であり、
    前記冷却装置が、断熱箱に対して着脱自在であるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の冷却システム。
  3. 物流用の配送車の荷台に請求項1又は2に記載の冷却システムが配置され、
    配送移動中は前記冷却ユニットにて庫内の保冷を行い、
    車外に被搬送物を搬出する際は、前記冷却ユニット、前記熱交換ユニット及び前記連絡部を取り外した前記蓋付き断熱箱と前記被搬送物とだけで軽量に搬送することができるように構成されたことを特徴とする低温輸送用の冷却システム。
  4. 前記冷却装置の前記冷凍サイクルにおけるフィルタドライヤとキャピラリチューブとの間に、前記キャピラリチューブより内径の大きなサブキャピラリチューブが配置され、
    前記サブキャピラリチューブの流入端の内径SDは前記キャピラリチューブの流入端の内径CDよりも大きく、
    前記フィルタドライヤの本体部分の内径FD=15~30mm
    前記キャピラリチューブの流入端の内径CD=0.5~1.2mm
    前記サブキャピラリチューブの流入端の内径SD>0.7mm
    であることを特徴とする請求項 1又は2に記載の冷却システム。
  5. 前記サブキャピラリチューブの流入端の内側空間の開口面積が、前記キャピラリチューブの流入端の内側空間の開口面積の2倍以上であることを特徴とする請求項4に記載の冷却システム。
  6.  前記フィルタドライヤは、前記本体部分と、前記サブキャピラリチューブに対する接合部分と、前記フィルタドライヤの前記本体部分の流出端から縮径された前記接合部分に至る縮径部分とを備え、
    前記縮径部分の長さをLとして、
    L≦2FDの関係にあることを特徴とする請求項5に記載の冷却システム。
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