JP7165398B2 - 冷凍サイクルにおけるキャピラリチューブの閉塞防止機構 - Google Patents
冷凍サイクルにおけるキャピラリチューブの閉塞防止機構 Download PDFInfo
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Description
前記サブキャピラリチューブの流入端の内径SDは前記キャピラリチューブの流入端の内径CDよりも大きく、特に下記の条件を満たすことで、有効にメインのキャピラリチューブのスラッジ付着を抑制することが発明者によって知見され、この知見に基づき本発明が完成されたものである。
キャピラリチューブの流入端の内径CD=0.5~1.2mm
サブキャピラリチューブの流入端の内径SD>0.7mm
本件の発明思想はメインのキャピラリチューブの入口側に内径が大きく長さの短いサブキャピラリチューブを設置することによって、内径が大きいサブキャピラリチューブの流入口側で犠牲的にオイルスラッジを付着させるものであるため、特許文献1のように、冷媒が急激に高圧、高温となってしまうことを抑制して、オイルスラッジの付着を防止するために前記キャピラリチューブの前記接続部分において、前記冷媒管の口径を前記キャピラリチューブの口径に至るまで、徐徐に細くする必要は必ずしもない。
(冷凍サイクルの概要)
まず、本発明の閉塞防止機構が適用できる冷蔵庫・冷凍庫の冷凍サイクルの一例を図1を参照しながら簡単に説明する。
本発明は、冷凍サイクルにおけるキャピラリチューブ5の閉塞を抑制して防止する機構を提供するものである。その構造を図2を主として参照しながら説明する。この実施の形態においては、上述の冷凍サイクルにおけるフィルタドライヤ4とキャピラリチューブ5との間に、キャピラリチューブ5の内径よりも大きな内径を備えたサブキャピラリチューブ8が配置されている。すなわちサブキャピラリチューブ8の流入端の内径SDはキャピラリチューブ5の流入端の内径CDよりも大きく設定されている。
サブキャピラリチューブ8の流出端側は接続管9を介してキャピラリチューブ5の流入端側に接続されている。この例では、サブキャピラリチューブ8とキャピラリチューブ5とは、その外径をほぼ同じに設定し、内径のみが相違するものを用いているため接続管9には一定の内径を備えた筒状体が用いられており、サブキャピラリチューブ8の流出端とキャピラリチューブ5の流入端とはそれぞれ接続管9に挿入されているが、接続管9の内部において上記流出端と上記流入端とは接触していない。接続管9は、サブキャピラリチューブ8とキャピラリチューブ5に対して溶接やロー付けなどで固定すれば良いが、他の固定手段に変更して実施することもできる。
本発明は上述のように細いキャピラリチューブに顕著に現れるオイルスラッジによる閉塞抑制に効果的であるため、キャピラリチューブ5の流入端の内径CDが0.5~1.2mmに適用するのに有利であり、先述のようにキャピラリチューブ5で与えられる抵抗が同じなら内径が小さい方が長さを短くできる点有利であることを鑑みればキャピラリチューブ5の流入端の内径CDは1.0mm以下であることがより望ましい。そして、フィルタドライヤ4の本体部分41の内径FDは15~30mm、キャピラリチューブ5の流入端の内径CDは0.5~1.2mmのものに適用するのに有利である。
また、本発明はサブキャピラリチューブ8に犠牲的にオイルスラッジを付着させることによってキャピラリチューブ5への付着を緩和するものであるため、フィルタドライヤ4とサブキャピラリチューブ8との接続部分では、フィルタドライヤ4の縮径部分42の長さLが、フィルタドライヤ4の本体部分41の内径FDの2倍以下であることが適当であり、長さLが内径FD以下であることがより好ましい。ただし、縮径部分42の長さを長くして徐々に内径が縮小していくものとして実施することを妨げるものではない。また、図ではキャピラリチューブ5の内径が一定のものを示したが、流出口へ向かうに従って徐々に縮径していくものとして実施することを妨げるものではない。
2 冷凍機油
3 凝縮器
4 フィルタドライヤ
5 キャピラリチューブ
6 蒸発器
8 サブキャピラリチューブ
9 接続管
41 フィルタドライヤの本体部分
42 フィルタドライヤの縮径部分
43 フィルタドライヤの接合部分
CD キャピラリチューブ5の流入端の内径
FD フィルタドライヤ4の本体部分41の内径
SD サブキャピラリチューブ8の流入端の内径
L 縮径部分42の長さ
S オイルスラッジ
Claims (3)
- 冷凍サイクルにおけるフィルタドライヤとキャピラリチューブとの間に、前記キャピラリチューブより内径の大きなサブキャピラリチューブが配置され、
前記サブキャピラリチューブの流入端の内径SDは前記キャピラリチューブの流入端の内径CDよりも大きく、
接続管を介して、前記サブキャピラリチューブと前記キャピラリチューブとが接続され、
前記接続管の両端に前記サブキャピラリチューブの流出端側と前記キャピラリチューブの流入端側とが挿入されており、
前記接続管の内部における前記サブキャピラリチューブの前記流出端と前記キャピラリチューブの前記流入端とは接触しておらず、
前記接続管の内径は、その軸方向において同一内径であり、
前記サブキャピラリチューブと前記キャピラリチューブの外径は同一であり、
前記フィルタドライヤの本体部分の内径FD=15~30mm
前記キャピラリチューブの流入端の内径CD=0.5~1.2mm
前記サブキャピラリチューブの流入端の内径SD>0.7mm
であることを特徴とする冷凍サイクルにおけるキャピラリチューブの閉塞防止機構。 - 前記サブキャピラリチューブの軸方向長さは3~30cmであり、
前記サブキャピラリチューブの流入端の内側空間の開口面積が、前記キャピラリチューブの流入端の内側空間の開口面積の2倍以上であることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクルにおけるキャピラリチューブの閉塞防止機構。 - 前記フィルタドライヤは、前記本体部分と、前記サブキャピラリチューブに対する接合部分と、前記フィルタドライヤの前記本体部分の流出端から縮径された前記接合部分に至る縮径部分とを備え、
前記縮径部分の長さをLとして、
L≦2FDの関係にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の冷凍サイクルにおけるキャピラリチューブの閉塞防止機構。
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