JP4441207B2 - ベーパガソリン回収装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車のガソリンタンクに滞留する気化したガソリン、すなわち、ベーパガソリンを回収するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車のガソリンタンク内部では、ガソリンが使用され少量になると、下部にガソリン液が存在し、その上部に気化したガソリンが飽和状態で存在する状況になる。従って、ガソリンスタンドでガソリンを給油する際、ガソリンタンクとほぼ同容量のベーパガソリンが追い出され、大気中に放出されてしまう。
しかし、車のガソリンタンク内に存在していたベーパガソリンをそのまま大気へ放出することは、光化学スモッグの主原因とされ、人体に悪影響を及ぼすという問題がある。
従来は、この問題に対応するため、炭素数1〜4の炭化水素ガスの少なくとも1種をベーパガソリンに混合した後、この混合ガスを4kgf/cmまで圧縮機で圧縮し、その後に冷却器で冷却することで回収する方式があった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭51−34209号公報(第1頁から第2頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のベーパガソリン回収装置では、安全性確保の観点から炭化水素ガスをベーパガソリンに混合しているが、この炭化水素ガス自体も可燃性であり、炭化水素ガスに対する安全対策を施す必要があった。また、分離器で、液化ガソリンとガスとを分離させてはいるが、混合によりガソリンの品質は低下してしまうので、そのまま再使用することが難しいという問題があった。さらに、4kgf/cmまでベーパガソリンを加圧するには、大きな圧縮機が必要となり、価格は高く、ガソリン計量機毎に配置するのは困難であるという問題があった。
【0005】
この発明は上述の課題を解決するためになされたものであり、安価でコンパクトな構成とし、さらに、ガソリン計量機に隣接して配置しても安全なベーパガソリン回収装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明におけるベーパガソリン回収装置は、縦長の筐体と、圧縮機と凝縮器と絞り装置と蒸発器とを順次接続し冷媒を循環させる冷媒循環回路と、前記蒸発器を収納するタンクとガソリン凝縮器とを順次接続し不凍液を循環させる不凍液循環回路と、前記ガソリン凝縮器を収納し車のガソリンタンクから吸引したベーパガソリンと前記ガソリン凝縮器の不凍液とを熱交換させるベーパガソリン凝縮容器と、前記べーパガソリン凝縮容器へベーパガソリンを送るポンプとを備え、前記筐体は、下部ユニットと前記下部ユニットの上に設置される上部ユニットとから主に構成され、前記上部ユニットの下部にエアーギャップゾーンを設けるとともに、前記圧縮機と前記凝縮器と前記絞り装置と前記蒸発器と前記タンクとを前記上部ユニット内に設置し、前記ガソリン凝縮容器と前記ポンプとを前記下部ユニット内に設置させたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
まず、本発明におけるベーパガソリン回収装置の回路につき、図1の回路構成図に基づいて説明する。
図1中、このベーパガソリン回収装置は、熱源ユニット1と循環ユニット2とで主に構成される。また、熱源ユニット1は、圧縮機3と、凝縮器4と、絞り装置5と、蒸発器6とを配管接続させた冷媒循環回路と、蒸発器6を収容したタンク7と、ポンプ8と、ガソリン凝縮器9とを配管接続させた不凍液循環回路とを有している。なお、冷媒循環回路内には冷媒が流動しており、この冷媒として、可燃性の無いHFC冷媒(例えばR404A、R410A、R407C等)や自然冷媒(例えばCO等)が用いられている。また、不凍液循環回路内には不凍液(例えば、ブライン(プロピレングリコール等))が循環している。なお、0℃以上でベーパガソリンを凝縮させる時は水を用いても良い。
【0008】
循環ユニット2は、循環ポンプ10と、容器11と、ガソリン凝縮器9を収容したベーパガソリン凝縮容器12と、第2開閉弁14とを配管接続させた循環回路を有し、さらに、車のガソリンタンク内に挿入され、ベーパガソリンを吸引するベーバガソリン回収用ホースと循環回路とを接続する配管に設けられた第1開閉弁13と、ベーパガソリン凝縮容器12の下部と、ガソリン計量機内の配管とを接続する配管に設けられた第3開閉弁15とを有している。なお、圧縮機3、絞り装置5、ポンプ8、循環ポンプ10、第1開閉弁13、第2開閉弁14、第3開閉弁15の動作は、制御装置16により制御される。
【0009】
次に、このベーパガソリン回収装置の装置構造につき、図2の構造図に基づいて説明する。
図2に示すように、ベーパガソリン回収装置の筐体は、主に板金フレームからなる下部ユニット20と、その下部ユニット20の上に設置される、主に板金フレームからなる上部ユニット21とで外枠を縦長となるように構成され、この下部ユニット20、及び上部ユニット21の内側に、各配管や機器が収納されている。また、この板金フレームに沿って、意匠用のパネルが設置される。なお、縦長としたのは、このベーパガソリン回収装置に隣接して設置される、高さ2300mm、奥行き300mm、幅600mmのガソリン計量機に合わせるためであり、並べて配置した場合でも空間的にムダが発生せず、また、意匠的問題も発生しない。
【0010】
下部ユニット20では、その最下部に質量の重い循環ポンプ10を配置し、その循環ポンプ10の横に、第1の開閉弁13を配置し、循環ポンプ10の上部に、略円筒形の容器11を縦に配置し、さらに、容器11の上部に、略円筒形のベーパガソリン凝縮容器12を約45度に傾けて配置した構成としてある。また、ベーパガソリン凝縮容器12の下方には、ベーパガソリン凝縮容器12の下側側面から出た配管に接続された第2開閉弁14が配置され、さらに、その下方には、第3開閉弁15が配置されている。
【0011】
上部ユニット21では、下部に、配管のみが存在する空間:エアーギャップゾーン22を第1の仕切板23と第2の仕切板24で作り、第2の仕切板24の上側には、タンク7とポンプ8とを並列に配置している。なお、ここで、タンク7にためられた不凍液が常にポンプ8のなかまで満たされるようにするため、タンク7の液面よりもポンプ8が下になるように設置し、タンク7内の水圧がポンプ8にかかるようにし、ポンプ能力があがるようにしている。さらに、その上部に第3の仕切板25を配置し、第3の仕切板25の上側に、圧縮機3、凝縮器4の熱交換器26、ファン27、ファンモータ28、ファンモータ取付板29、及び制御装置16を配置してある。
【0012】
なお、上部ユニット21を下部ユニット20の上にのせる構成にすることで、上部ユニット21の構成部品が装置最下面より600mm以上とでき、さらに、エアーギャップゾーン22を設けているので、上部ユニット21に設置される部品は防爆仕様のものにする必要はなくなり、下部ユニット20の部品にのみ、防爆仕様とすればすむ。通常、防爆仕様品は高価であり、入手性も悪いので、上部ユニット21に配置する圧縮機3、制御装置16、ポンプ8、ファンモータ28を非防爆品とすれば、製造コストの低減をはかることができる。
【0013】
また、ファン27は、圧縮機3、制御装置16にも風をあてることができるように配置し、さらに、ファン27の押出し構造に比べ凝縮効率が良いため、吸込み構造としている。さらに、熱交換器26には、ごみ等により目詰まりが発生し凝縮効率を低下させることを防ぐ目的から、定期的な洗浄を行なう必要があるが、この洗浄を簡単に行える様に、熱交換器26はフレーム面に近い場所で、かつ前面に配置させている。
【0014】
さらに、この第3の仕切板25の上側では、ファン27により強制的に外の空気を吸いこむので、雨水の浸入がある。そこで、第3の仕切板25の上側のみを水が浸入しても大丈夫なように防水構造とし、進入した水は、ホースを通じて、下部の水排出管31より排出する構造とした。このようにしたことで、装置全体を防水構造にする必要がなくなり、製造費が安価になる。
【0015】
また、図2では、各機器を接続する配管は銅配管を使用し、配管の故障発生時に、危険を伴う給油所での溶接を無くすために、交換作業をネジ止め作業だけに限定できるように、故障により交換が必要となる可能性のあるものについては、フレアー接続構造としている。その構造にて接続する位置は、圧縮機3、熱交換器26、タンク7の冷媒出入口部、タンク7、ポンプ8、ガソリン凝縮容器12の不凍液出入口部、容器11、第1開閉弁13、第2開閉弁14、第3開閉弁15、循環ポンプ10のベーパガソリン出入口部である。
【0016】
このような構成では、圧縮機3で圧縮された高温・高圧のガス冷媒は、圧縮機3の横に配置された熱交換器26で冷やされて液冷媒となり、その後、絞り装置5で減圧され、低温・低圧の気液二相冷媒となった後、下部に配置されたタンク7の蒸発器6で蒸発して再びガス化し、このガス冷媒が配管を上昇して、上部に位置する圧縮機3に吸い込まれる。
【0017】
また、タンク7で蒸発器6内の冷媒に熱を供給することで冷やされた不凍液は、ポンプ8によって配管を通って下方に流れ、エアーギャップゾーン22の下に配置されたベーパガソリン凝縮容器12のガソリン凝縮器9に流れ、ベーパガソリン凝縮容器12に存在するベーパガソリンと熱交換を行ない暖められた後、配管を通って上方に流れ、再度タンク7に吸い込まれる。
【0018】
さらに、循環ユニットでは、まず、第1の開閉弁13を開き、ベーパガソリン回収用ホースが接続される上流側より循環ポンプ10を稼動し、ベーパガソリンが吸引され、T継ぎ手30を介して容器11に送られ、溜め込まれる。なお、この時、第3の開閉弁15は閉、第2の開閉弁14は閉状態である。次に、ベーパガソリンの吸引が完了すると、制御装置16は、第1開閉弁13を閉、第2開閉弁14を開、第3開閉弁15を閉にした後に、循環ポンプ10を稼動させ、ベーパガソリンを循環ユニット2内で循環させる。具体的には、容器11に溜められたベーパガソリンは、循環ポンプ10が稼動することで、容器11から、上部に配置したベーパガソリン凝縮容器12の上側から入り、冷やされながら斜め下方に移動し、ガソリンガスは下方側面から第2開閉弁14を介して下に流れ、T字継ぎ手30で横に流れて再び循環ポンプ10を介して容器11に送られ、また、ガソリン液は、ベーパガソリン凝縮容器12の下部から第3開閉弁15に溜まることになる。なお、この循環が行なわれることで、ベーパガソリンの濃度が時間と伴に低下することになる。
その後、制御装置16は、所定時間経過後に循環ポンプ10の動作を停止させ、第3の開閉弁15を開にする。すると、ベーパガソリン凝縮容器12より液化し、第3の開閉弁15の上側に溜まったガソリンは、ガソリン計量機に送られる。
【0019】
次に、容器11の構造について図3の構成図に基づいて説明する。
なお、図3(a)は容器11の斜視図、図3(b)は容器11の縦断面図、図3(c)は容器11の取付板の一部拡大図である。
図3中、容器11は、圧力配管用炭素鋼鋼管を切断して、管100を製作し、その上部開口と下部開口とに、上フタ101と下フタ102とを溶接し、さらに、上フタ101に円形の穴をあけて配管接続用の継手上103を溶接し、下フタ102に円形の穴をあけて配管接続用の継手下104を溶接した構成を主にしている。
【0020】
また、中心に管100の円周より少し大きい穴を空けたコの字状の取付板105を、管100の真中まで差込んだ後に溶接にて管100に固定し、さらに、この取付板105を下部ユニット20の下部フレーム20aに取り付けている。また、取付板105と管100をつなぐ補強として、L字に曲げた補強板106を上下左右4ヵ所に溶接固定してある。これにより、容器11が取付板105を中心として、左右・前後に振れ、取付板105が変形することを防止できる。
【0021】
なお、この容器11にはベーパガソリン凝縮容器12で凝縮できなかったベーパガソリンが戻るので、タンク11全体が冷却される。そこで、全体を断熱材で覆い、板金の端面よりも少し大きめにしたもので板金のエッジが見えないようにし、さらに、フレームとの接触面に断熱材を張ると断熱材がつぶれ断熱性能がおちてしまうため、重みのかかる部分には、樹脂スペーサ107をはさみボルト108にて固定するようにしている。
なお、具体的には、図3(c)に示すように、下部ユニット21の下部フレーム21aの上に、樹脂スペーサ下107をはさみ、その上に取付板105をのせ、さらに、樹脂スペーサ上107をのせ、その上からボルト108で下部フレーム21aと取付板105とを固定するようにしている。このように、ボルト108の下に樹脂スペーサ上107を挿入し、ボルト108からの伝熱、取付板105からの伝熱を完全に伝えない構造としたので、ベーパガソリンを凝縮するための熱のロスを抑え、結露を防止することができる。
【0022】
なお、容器11は、ガソリンを給油した際に発生するベーパガソリンを一時ためておき、かつ圧力をかけるためのものであり、加圧して1台分をまかなえる容量は最低限必要である。しかし、容量を大きくし過ぎると、加圧が甘くなり凝縮能力に問題が出てきたり、ユニット自体が大型化するという問題が発生し、逆に容積が小さ過ぎると、加圧により消防法により規制されている0.2MPaの規制を超え、引火温度が低下することになる。よって、これらを考慮し、容器11の大きさとしては25リットル前後としている。
【0023】
次に、容器11の上に配置されるベーパガソリン凝縮容器12の構成につき、図4に基づいて説明する。
なお、図4(a)はベーパガソリン凝縮容器12の一部断面斜視図、図4(b)はベーパガソリン凝縮容器12の縦断面図、図4(c)はベーパガソリン凝縮容器12の横断面図である。
図4中、ベーパガソリン凝縮容器12は、一定長さに切断した銅管200と、この銅管200の下端開口に設けられた下フタ201と、この銅管200の上端開口に設けられた上フタ202とで主に構成され、その中にガソリン凝縮器9のフィンチューブが挿入させている。具体的には、ガソリン凝縮器9は、4本のフインチューブ203a、203b、203c、203dの上下を、上部の固定板204aと下部の固定板204bとで固定し、フィンチューブ201bとフィンチューブ201cとの上端開口をU字管205で接続し、フィンチューブ201aとフィンチューブ201bとの下端開口をU字管205で接続し、フィンチューブ201cとフィンチューブ201dとの下端開口をU字管205で接続し、さらに、フィンチューブ201aの上端開口には不凍液入口管206を、フィンチューブ201dの上端開口には不凍液出口管207を接続させ、不凍液入口管206から入った不凍液が、4本のフィンチューブ203a、203b、203c、203dを通過した後、不凍液出口管207から排出されるようにしている。なお、各フィンチューブ203には、不凍液の流れ方向(フィンチューブの管の方向)に垂直となるように向けられた複数のフィンが設けられている。
【0024】
また、上部の固定板204aと下部の固定板204bは、銅管200の内周面に固定され、上フタ202の穴から不凍液入口管206、不凍液出口管207が突出する構成になっている。
さらに、このベーパガソリン凝縮容器12を、下部フレーム21aに固定させるために、上フタ202にはボルト穴を有する上部固定板208が、下フタ201にはボルト穴を有する下部固定板209が取り付けられており、このボルト穴と下部フレーム20aのボルト穴とにボルトを挿入して締結させることで固定している。なお、この締結では、容器11と下部フレーム21aとの締結と同様に、樹脂スペーサを取付け、ユニットへの伝熱を遮断する構造としている。さらに、このベーパガソリン凝縮容器12は、冷却されるため、全面を断熱材210で覆い、下部ユニット20への伝熱を遮断する構造としている。
【0025】
また、銅管200の上方側面には、ベーパガソリン入口管211が設けられており、銅管200の下方側面にはベーパガソリン出口管212、下フタ201の底面にはガソリン液出口管213が設けられている。
ここで、ベーパガソリン入口管211から流入したベーパガソリンは、上部固定板204aに満遍なく開けられた穴214を通って斜め下方に流下し、フィンチューブ203内を流れる不凍液と熱交換することで冷却されて一部は液化され、下部固定板204bに満遍なく開けられた穴214を通り、凝縮したガソリン液は下にたまりガソリン液出口管213から流れて第三の電磁弁15に送られ、凝縮できなかったベーパガソリンは、ベーパガソリン出口管212より流れ出すことになる。
【0026】
なお、フィンチューブ203のフィンは、ベーパガソリンの流れに対して垂直になるように設置されているので、ベーパガソリンは乱流となり、フィンチューブ203との熱交換能力は増大させることができる。また、ベーパガソリン凝縮容器12を斜めに配置することで、フィンチューブ203についたガソリンの凝縮液が下に向かって落下し、銅管200の管内面を傾きにそって流れる。また、ガソリンの凝縮液の流れと空気の流れが同じ方向になり、ガソリン液はスムーズに流すことができる。なお、仮に、ベーパガソリン凝縮容器12を水平に設置した場合には、凝縮されたガソリン液はフィンチューブ203のフィンに沿ってスムーズに流れるが、下に滴下したガソリン液がスムーズに流れなくなり、垂直に設置した場合には、フィンチューブ203上にガソリン凝縮液が滞留し、熱交換能力の低下を引き起こすことになるが、このように斜めに配置することで、これら2つの問題を同時に解決することができる。
【0027】
さらに、ガソリン凝縮器9で凝縮したガソリンを排出する際、回路内に適度な圧がかかっていることを利用し、第3の開閉弁15を開き凝縮したガソリンとともに、回路内に入っていた空気を排出しガソリン計量機側に送り込む場合に、ポンプ等の動力なしにガソリン計量機に送ることが可能となる。
【0028】
次に、タンク7の構造につき、図5の構成図に基づき説明する。
なお、図5(a)はタンク7の斜視図、図5(b)はタンク7の縦断面図、図5(c)はタンク7の後面図である。
図5中、タンク7は、直方体の構成をした容器300と、容器300の前壁の上部に設けられた不凍液入口管301と、後壁の下部に設けられた不凍液出口管302とから主に構成され、内部の空間には、トグル配管303が複数のトグル配管固定管304に巻きつくようにして固定され、さらに、容器300のフタ305の2つの穴から挿入された冷媒入口管306と、冷媒出口管307とが、トグル配管303の各々一端と他端とに接続されている。
さらにまた、容器300の下面の4箇所にはタンク取付板308が設けられており、このタンク取付板308の下には、さらに樹脂プレート309が設けられており、樹脂スペーサ310を介して締結部品311で、タンク取付板308と第2の仕切板24とが固定されている。
【0029】
なお、トグル配管303は、銅管を円形らせん状に曲げて製作したもので容器に収まる形状とし、形状が変形しないようにトグル配管固定管304をロウ付けにて固定する構造としている。そして、その固定した部品を容器300の内部に挿入し、トグル配管固定管301と容器300をロウ付けにて固定、上部をフタ305にて塞ぎ、全周溶接にて密閉している。
また、容器300の内部は、不凍液が充填されて−10度以下まで冷却されるが、この冷却を外部に伝えないようにする必要があり、容器300の外表面には断熱材312を貼り付け、さらに、装置との固定部であるタンク取付板308の下部に樹脂プレート309をおき、締結部品311の下にも樹脂スペーサ310を挿入し、タンク及び締結部品から冷気が伝熱するのを抑える構造としている。これにより、外部に熱が奪われてロスする熱量を低減でき最小限の運転で不凍液の温度を下げることができ、さらに、伝熱による装置の結露が抑えられ、フレームの断熱処理を単純化することにより製造コストの低減がはかれる。
【0030】
なお、この構成では、冷媒入口管306から吸入された気液二相状態の冷媒は、トグル配管303の内部を通り、容器300に充填されている不凍液と熱交換を行うことで蒸発し、冷媒出口管307から出て行く。また、不凍液は、不凍液入口管301から容器300の内部に放出されて溜まり、この溜まった不凍液は、不凍液出口管302からポンプ8により吸い出されることになる。このように、冷却された不凍液が下部に下がる対流と不凍液が上から入り下から抜く構造とにより一番冷却された不凍液を不凍液出口管302から流しだすことができるので、ガソリン凝縮を効率よく行うことができる。
【0031】
次に、図2に示すベーパガソリン回収装置を、ガソリン計量機に隣接して設置する場合について、図6の接続図に基づき説明する。なお、説明を簡単にするため、図6では、下部ユニット20と上部ユニット21のみ記載し、内部に配置される機器や配管は省略する。
図6中、ガソリン計量機400側の締結部品用穴401にナットを固定し、ベーパガソリン回収装置側の締結部品用穴から締結部品402を挿入し、ナットと固定することで、ガソリン計量機400とベーパガソリン回収装置とを固定している。
また、微妙なネジ穴のずれが調整できるように、締結部品用の穴とは別に調整穴403を両装置の締結面にあけ、ドライバー等を挿入し調整できるようにしている。
【0032】
さらに、電気配線はガソリン計量機400のコネクタ404とベーパガソリン回収装置のコネクタ405とを接続し、配管については、ユニットを取付た後で簡単に接続できるように、ガソリン計量機側配管406をL字に曲げ管端にフレア用ネジを溶接、ベーパガソリン回収装置側配管407もL字に曲げ管端にフレア用ネジを溶接し、コの字に曲げた接続配管408をネジ止めにて接続する構造としてある。これにより、ガソリン計量機とベーパガソリン回収装置を接続する際、配管を合わせながら装置を接続する困難さが低減され、取付け誤差、配管の製作誤差を配管の曲げ部で微調整できるようにし、接続作業の低減を図ることができる。また、溶接作業をせずに取り付けすることが可能となるので、給油所等にベーパガソリン回収装置とガソリン計量機の接続したものを設置し、どちらかに故障等による交換の必要が生じた場合でも、片方のみの交換を溶接作業なしに行うことができる。
【0033】
このように、このベーパガソリン回収装置をガソリン計量機の横に設置した場合、ベーパガソリン回収装置をガソリン計量機から離れた場所に設置した場合に比べ配管・配線作業が大幅に低減され、ガソリン計量機との一体化により意匠的にも優れたものになり、ガソリン回収装置用の設置スペースを新たに増設する必要性もなくなり、設置費用の低減もはかれるものとなった。
【0034】
なお、タンク7の内部または外部の不凍液が流れる部分に温度センサを取付け、温度を検知し、設定温度以下では熱源ユニットの運転を停止させる制御方法としてもよい。このようにすれば、タンク7内の不凍液が冷却され、その分の保冷熱でベーパガソリンが凝縮できる間は圧縮機3の停止が可能となるので、圧縮機3を連続運転させる必要が無く、耐久性の向上、ランニングコストの削減を行うことができる。
【0035】
また、ガソリン凝縮容器9に容器11でためることのできる25リットル分の容量を確保できるのであれば、容器11をなくしても良く、これにより、ガソリン回収装置を安価に製造することが可能になる。但し、この場合には、図4に示すガソリン凝縮容器を大きくし、内蔵しているガソリン凝縮器9のフインチューブの本数を増やす必要がある。
【0036】
さらに、この実施の形態では、熱源ユニット内の第一の閉回路で冷却を行う構造としているが、不凍液をベーパガソリンが凝縮できるまで温度を下げるためには、多少時間がかかり、営業開始と同時に不凍液の冷却をはじめると間に合わなくなってしまう場合がある。よって、タイマーにて営業時間に合わせて不凍液温度を下げられる制御としても良い。これにより、営業時間には影響がでないようにすることが可能となる。
【0037】
さらに、本装置にて回収したガソリンについて、そのまま給油所のものとしてしまうことも可能であるが、サービスとしてお客様に返却するようにしてもよい。但し、凝縮液を計量しその分を返却する方法にしたのでは、凝縮液にした後に、それを計測して給油に回す必要があり、時間的に困難である。そこで、ベーパガソリンの発生について、タンク内に充満しているガスは給油によりその分のガスが追い出されること、及びタンク内の温度にも左右されるが、近似的に給油量の0.2%のガスが放出されることに注目し、その掛け算にてベーパガス量を算出し、その分をガソリンで返却または換金するようにしても良い。この場合、ベーパガソリンの認識がお客様にも浸透し、公害防止に役立てられるものと考えられる。
なお、ガソリン凝縮器に一回、ベーパガソリンを通すだけで全てが液化できる場合には、循環させる必要がなく、再度ベーパガソリン凝縮器12を通す構成を省くことができる、すなわち、循環ユニット2で、ベーパガソリン凝縮器12から容器11にベーパガソリンを返す配管や第2開閉弁14を省くことができることは言うまでもない。
【0038】
実施の形態2.
図2では、下部ユニット20と上部ユニット21は組立姓も考慮し分割構造としているが、輸送の際に、上下を組み合わせて搬送しようとすれば、安定性も悪く転倒の恐れがでてしまう。また、横にして搬送すると圧縮機3の故障や重量物の重心が設置面と離れていることにより設置面にモーメントがかかり取付面の変形、構成部品の変形が予想される。そこで、この実施の形態2では、下部ユニット20と上部ユニット21とを取り外し、互いに側部で固定して輸送可能な構成とした。
図7は、このベーパガソリン回収装置の、搬送時での上部ユニット21と下部ユニット20との位置関係を示す図である。
図7中、下部ユニット20と上部ユニット21とは、左右に組み合わせられており、下部フレーム20aと上部フレーム21aとの所定位置にある穴同士にボルトを挿入し、ナットを締めることで締結している。なお、この構成では、給油所で、下部ユニット20の上側に上部ユニット21を取り付けることになるが、その際は、下部ユニット20と上部ユニット21との配線はコネクタ接続、配管はフレア接続とする構造とし締結部品にて上下の組付けを行えば良い。さらに、この構造では、組立性、輸送性以外にも、例えば、給油所に設置されたあとに、下部ユニット20または上部ユニット21に故障が発生した場合、問題を起こしたユニットのみを、簡単に、溶接作業なしで交換することも可能である。
【0039】
実施の形態3.
図5では、容器300の回りを、結露防止のため断熱材312または樹脂プレート309で覆っているが、メンテナンスによりタンク7を外す場合に、締結部品311を外し、さらに、その時には断熱材312をはがさないといけないが、通常の断熱材では、一度剥がすと、引っ付きがわるくなり、新たな断熱材が必要となる。
図8は、この実施の形態3における容器を示す斜視図であり、断熱材312にテープ(J側)313を貼り付け、容器300にはテープ(ループ側)314を貼り付け、このテープ(J側)313とテープ(ループ側)314とを貼り合わせることができるようにしたものである。この構造では、締結部品311の取り外しの際に、断熱材312を新たに製作する必要がなくなり、メンテナンスも簡単に行なえるようになる。また、テープの接着面の部分は空気層となっていることもあり熱伝導が抑えられ断熱性も向上させることができる。
【0040】
実施の形態4.
図5では、容器300内にトグル配管303を設けたが、このトグル配管303の代わりに、図9のように、アルミフィンを有する熱交換器を挿入するようにしても良い。図5中、熱交換器は、アルミフィン315を100枚程度差込み、さらに、下部に取り付け板下316、上部に取り付け板上317を取付け、このアルミフィン315、取り付け板下316、取り付け板上317を4本の配管318a、318b、318c、318dで固定し、さらに、配管318bと配管318cの上部はU字管319で接続し、配管318aと配管318bの下部、及び、配管318cと配管318dの下部は2個のU字管で接続し、配管318aの上部には入口管319を、配管308dの上部には出口管320を溶接で固定した構成をしている。また、この熱交換器は、容器300の周面に、取り付け板下327、取り付け板上328とを溶接で固定することで、容器300内に挿入・固定している。
このような形態では、空調用に使われている熱交換器そのまま使用することができるため、タンクを安価に製作することが可能となり、さらに、フィン部の伝熱面積が大きくでき、不凍液の冷却効率を上げることができる。
【0041】
実施の形態5.
図2に示すベーパガソリン回収装置では、不凍液を流す第2の閉回路を使用したが、これを使用せずに、図10に示すように、圧縮機3、凝縮器4を有する閉回路で冷却した冷媒をガソリン凝縮器9内に直接流すようにしても良い。
図10中、ベーパガソリン回収装置は、下部ユニット20と上部ユニット21とで装置の外枠を縦長となるように構成し、この下部ユニット20、及び上部ユニット21の内側に、各配管や機器が収納されている。下部ユニット20では、その最下部に質量の重い循環ポンプ10を配置し、その循環ポンプ10の横に、第1の開閉弁13を配置し、循環ポンプ10の上部に、略円筒形の容器11を縦に配置、さらに、容器11の上部に、略円筒形のガソリン凝縮容器12aを約45度に傾けて配置した構成としてある。また、ガソリン凝縮容器12aの下方には、ガソリン凝縮容器12aの下側側面から出た配管に接続された第2開閉弁14が配置され、さらに、その下方には、第3開閉弁15が配置されている。
【0042】
上部ユニット21では、下部に、配管のみが存在する空間:エアーギャップゾーン22aを第4の仕切板32と第5の仕切板33で作り、この第5の仕切板33の上側に、圧縮機3、凝縮器4の熱交換器26、ファン27、ファンモータ28、ファンモータ取付板29、及び制御装置16を配置してある。
【0043】
また、ファン27は、圧縮機3、制御装置16にも風をあてることができるように配置し、さらに、ファン27の押出し構造に比べ凝縮効率が良いため、吸込み構造としている。さらに、熱交換器26には、ごみ等により目詰まりが発生し凝縮効率を低下させることを防ぐ目的から、定期的な洗浄を行なう必要があるが、この洗浄を簡単に行なえる様に、熱交換器26はフレーム面に近い場所で、かつ前面に配置させている。
【0044】
次に、ガソリン凝縮容器12aの構成について、図11に基づき説明する。
なお、図11中、ガソリン凝縮容器12aでは、不凍液の循環回路を使用しないので、大量のベーパガソリンが入ってきた時にも対応できるように、保温性の優れた熱交換器の組み込みを行なっている。なお、図11中、図4と同一の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
図11中、フィンチューブ203a、203b、203c、203dには、冷媒が流れることになる。また、銅管200は、筒状の外容器215に挿入され、この銅管200と外容器215の間の空間には、不凍液入口管216から不凍液を注入している。このように、断熱材よりも熱容量の大きい不凍液を使用することで、さらに保温性を確保することができるようになる。
【0045】
また、図11の変わりに、図12に示すような二重管を利用する熱交換器を利用しベーパガソリンを凝縮するようにしても良い。なお、図12(a)は二重管の断面図、図12(b)は二重管の構成図である。二重管217は、中心管217aと周囲管217bとをから主に構成され、ヘアピン上に曲げたものの上部にヘッダ上218、下部にヘッダ下219が取り付けられている。ヘッダ上218には、周囲管217bにつながるベーパガソリン入口管220と、中心管217aにつながる冷媒出口管221が設けられ、ヘッダ下219には、周囲管217bにつながるガソリン液出口管222、ベーパガソリン出口管223と、中心管217aにつながる冷媒入口管224が設けられている。この構成では、冷媒は、二重管217の中心管217aを下から上に流れるようにし、ベーパガソリンは、二重管217の周囲管217bを上から下にながれるようになる。
【0046】
このように、ベーパガソリンの凝縮液は上から下に流れるのでガソリン液が停滞するのを防止でき、冷媒の流れはベーパガソリンの流れと対向するので、熱交換能力を増大させることができる。さらに、その表面を断熱材225で覆い断熱することにより、冷却能力を保持することが可能になる。
【0047】
このように、この実施の形態では、不凍液の循環回路を使用する場合に発生する不凍液の冷却までに時間がかかるという問題を解決でき、さらに、熱源ユニットを下に下げ、ガソリン凝縮器9に熱源ユニットで冷却された冷媒を流す構造とすることで、蒸発器6、タンク7、ポンプ8が省略でき構造的にはシンプルなものとなり、ポンプの運転制御やタンク7内に注入している不凍液の管理の必要がなく、また、起動時の立ち上がりを早くすることができる。
【0048】
【発明の効果】
このように、この発明のベーパガソリン回収装置では、ガソリン計量機に隣接して配置しても安全で、かつ、安価でコンパクトな構成にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ベーパガソリン回収装置の回路構成図である。
【図2】 実施の形態1におけるベーパガソリン回収装置の構造図である。
【図3】 実施の形態1におけるベーパガソリン回収装置の容器の構成図である。
【図4】 実施の形態1におけるベーパガソリン回収装置のペーバガソリン凝縮容器の構成図である。
【図5】 実施の形態1におけるベーパガソリン回収装置のタンクの構成図である。
【図6】 実施の形態1におけるベーパガソリン回収装置とガソリン計量機との接続図である。
【図7】 実施の形態2におけるベーパガソリン回収装置の搬送時での上部ユニットと下部ユニットとの位置関係を示す図である。
【図8】 実施の形態3におけるベーパガソリン回収装置のタンクの構成図である。
【図9】 実施の形態4におけるベーパガソリン回収装置のタンクの構成図である。
【図10】 実施の形態5におけるベーパガソリン回収装置の構造図である。
【図11】 実施の形態5におけるベーパガソリン回収装置のガソリン凝縮容器の構成図である。
【図12】 実施の形態5におけるベーパガソリン回収装置のガソリン凝縮容器の構成図である。
【符号の説明】
1 熱源ユニット、 2 循環ユニット、 3 圧縮機、 4 凝縮器、
5 絞り装置、 6 蒸発器、 7 タンク、 8 ポンプ、
9 ガソリン凝縮器、 10 循環ポンプ、 11 容器、
12 ベーパガソリン凝縮容器、 13 第1開閉弁、 14 第2開閉弁、
15 第3開閉弁、 16 制御装置、 20 下部ユニット、
21 上部ユニット、 22 エアーギャップゾーン、
23 第1の仕切板、 24 第2の仕切板、 25 第3の仕切板、
26 熱交換器、 27 ファン、 28 ファンモータ、
29 ファンモータ取付板、 30 T字継手、 31 水排出管、
32 第4の仕切板、 33 第5の仕切板、
100 管、 101 上フタ、 102 下フタ、 103 継手上、
104 継手下、 105 取付板、 106 補強板、
107 樹脂スペーサ、 108 ボルト、 200 銅管、
201 下フタ、 202 上フタ、 203 フィンチューブ、
204 固定板、 205 U字管、 206 不凍液入口管、
207 不凍液出口管、 208 上部固定板、 209 下部固定板、
210 断熱材、 211 ベーパガソリン入口管、
212 ベーパガソリン出口管、 213 ガソリン液出口管、
214 穴、 215 外容器、 216 不凍液入口管、
217 二重管、 217a 中心管、 217b 周囲管、
218 ヘッダ上、 219 ヘッダ下、 220 ベーパガソリン入口管、
221 冷媒出口管、 222 ガソリン液出口管、
223 ベーパガソリン出口管、 224 冷媒出口管、 225 断熱材、
300 容器、 301 不凍液入口管、 302 不凍液出口管、
303 トグル配管、 304 トグル配管固定管、 305 フタ、
306 冷媒入口管、 307 冷媒出口管、 308 タンク取付板、
309 樹脂プレート、 310 樹脂スペーサ、 311 締結部材、
312 断熱材、 313 テープ(J側)、
314 テープ(ループ側)、 315 アルミフィン、
316 取付板下、 317 取付板上、 318 配管、
319 入口管、 320 出口管、 400 ガソリン計量機、
401 締結部品用穴、 402 締結部品、 403 調整穴、
404 コネクタ、 405 コネクタ、 406 ガソリン計量機側配管、
407 ベーパガソリン回収装置側配管、 408 接続配管。

Claims (11)

  1. 縦長の筐体と、
    圧縮機と、凝縮器と、絞り装置と、蒸発器とを順次接続し、冷媒を循環させる冷媒循環回路と、
    前記蒸発器を収納するタンクと、ガソリン凝縮器とを順次接続し、不凍液を循環させる不凍液循環回路と、
    前記ガソリン凝縮器を収納し、車のガソリンタンクから吸引したベーパガソリンと前記ガソリン凝縮器の不凍液とを熱交換させるベーパガソリン凝縮容器と、
    前記べーパガソリン凝縮容器へベーパガソリンを送るポンプとを備え、
    前記筐体は、下部ユニットと、前記下部ユニットの上に設置される上部ユニットとから主に構成され、前記上部ユニットの下部にエアーギャップゾーンを設けるとともに、前記圧縮機と、前記凝縮器と、前記絞り装置と、前記蒸発器と、前記タンクとを前記上部ユニット内に設置し、前記ガソリン凝縮容器と、前記ポンプとを前記下部ユニット内に設置させたことを特徴とするベーパガソリン回収装置。
  2. タンクは直方体の構成をした直方体容器と、前記直方体容器の側面の上部に設けられた不凍液入口管と、前記側面に対向する側面の下部に設けられた不凍液出口管とを備え、蒸発器は、前記タンク内に収納されるトグル配管と、前記直方体容器の上面から突出し、前記トグル配管に接続される冷媒入口管、及び冷媒出口管とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のベーパガソリン回収装置。
  3. 直方体容器を断熱材で覆ったことを特徴とする請求項2に記載のベーパガソリン回収装置。
  4. ベーパガソリン凝縮容器は、管と、前記管の一方の開口を塞ぐ上フタと、前記管の他方の開口を塞ぐ下フタと、前記上フタに設けられたベーパガソリン入口管と、前記下フタに設けられたガソリン液出口管とを備え、ガソリン凝縮器は、前記ベーパガソリン凝縮容器内に設置される複数本のフィンチューブと、前記上フタの上面から突出し、前記フィンチューブに接続される不凍液入口管、及び不凍液出口管とを備え、さらに、前記ベーパガソリン凝縮容器は、前記上フタが前記下フタの上方になるように斜めに配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のベーパガソリン回収装置。
  5. 管を断熱材で覆ったことを特徴とする請求項4に記載のベーパガソリン回収装置。
  6. 縦長の筐体と、
    圧縮機と、凝縮器と、絞り装置と、蒸発器とを順次接続し、冷媒を循環させる冷媒循環回路と、
    前記蒸発器を収容し、車のガソリンタンクから吸引したベーパガソリンと前記蒸発器の冷媒とを熱交換させるベーパガソリン凝縮容器と、
    前記ベーパガソリン凝縮容器へベーパガソリンを送るポンプとを備え、
    前記筐体は、下部ユニットと、前記下部ユニットの上に設置される上部ユニットとから主に構成され、
    前記上部ユニットの下部にエアーギャップゾーンを設けるとともに、前記圧縮機と、前記凝縮器と、前記絞り装置とを前記上部ユニット内に設置し、前記ガソリン凝縮容器と、前記ポンプとを前記下部ユニット内に設置させたことを特徴とするベーパガソリン回収装置。
  7. ベーパガソリン凝縮容器は、管と、前記管の一方の開口を塞ぐ上フタと、前記管の他方の開口を塞ぐ下フタと、前記上フタに設けられたベーパガソリン入口管と、前記下フタに設けられたガソリン液出口管とを備え、蒸発器は、前記ベーパガソリン凝縮容器内に設置される複数本のフィンチューブと、前記上フタの上面から突出し、前記フィンチューブに接続される冷媒入口管、及び冷媒出口管とを備え、さらに、前記ベーパガソリン凝縮容器は、前記上フタが前記下フタの上方になるように斜めに配置されることを特徴とする請求項6に記載のベーパガソリン回収装置。
  8. 管を外容器内に収納し、さらに、外容器内に不凍液を流入させたことを特徴とする請求項7に記載のベーパガソリン回収装置。
  9. 上部ユニットと下部ユニットは分離可能であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のベーパガソリン回収装置。
  10. ガソリン計量機に隣接して設置されることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のベーパガソリン回収装置。
  11. 車のガソリンタンクから吸引したベーパガソリンを溜め込む容器を備え、ポンプは、前記容器へベーパガソリンを送り前記容器内でベーパガソリンを加圧することを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のベーパガソリン回収装置。
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