JPH11142019A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH11142019A
JPH11142019A JP30582597A JP30582597A JPH11142019A JP H11142019 A JPH11142019 A JP H11142019A JP 30582597 A JP30582597 A JP 30582597A JP 30582597 A JP30582597 A JP 30582597A JP H11142019 A JPH11142019 A JP H11142019A
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refrigerant
pipe
accumulator
refrigeration
equipment
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JP30582597A
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Satoru Ishii
覚 石井
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HCFC冷媒でもHFC冷媒でも選択的に使
用できて便宜性がよく、信頼性の高い冷凍装置シリーズ
を提供する。 【解決手段】 圧縮機,アキュムレータ,油分離器,液
溜,およびドライヤを、それぞれ必要な操作弁等を介し
て台枠上に順次配設して冷媒機器格納室を構成し、上記
冷媒機器格納室上部位置には油分離器からの吐出冷媒ガ
スを凝縮液化すべく、凝縮器および凝縮器への空気搬送
のための送風機を配設した冷凍装置において、HFC冷
媒使用時とHCFC冷媒使用時とを同一圧力にて設計
し、同一設計圧力下にて使用冷媒および使用冷凍機油を
交換することによりHFC冷媒とHCFC冷媒を選択的
に使用できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷凍装置に係
り、特にHFC冷媒とHCFC冷媒を選択的に使用でき
る冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12ないし図14は、従来のHCFC
冷媒用冷凍装置(屋外置き一体空冷型)を示すもので、
図12は平面図、図13は正面図、図14は右側面図で
ある。図において、1は圧縮機、2はアキュムレータ、
3は油分離器、5はドライヤ、6は凝縮器である。送風
機7,送風機モータ8,ベルマウス9およびモータ支え
10によって送風機部分を構成し、制御箱12と共に各
々台枠11上に順次配管で接続・配設されている。
【0003】これらの冷媒回路機器は、右側面パネル1
3,左側面パネル14,正面パネル15,背面パネル1
6,および仕切り板17により、冷媒機器格納室を構成
する。23は装置設置時・サービス時に操作する吸入操
作弁、24は吐出操作弁、25は液冷媒出口操作弁であ
り、負荷装置側への配管接続口の吸入配管接続口を2
6、液配管接続口を27で示す。
【0004】図15には、図12ないし図14で示した
冷凍装置とこれに対する蒸発器18を接続し構成された
冷媒回路概略図を示す。図において、1は圧縮機、2は
アキュムレータ、3は油分離器、5はドライヤ、6は凝
縮器である。18は蒸発器、19は膨張弁、20は冷媒
流量測定器であって、21はこの冷凍装置を点線で囲み
表現したものであり、22は負荷装置全体を点線で囲み
表現したものである。26は負荷装置側への配管接続口
の吸入配管接続口、27は液配管接続口である。
【0005】図16は、図15で説明した冷媒回路にお
いて、冷媒をR22とR404Aの2通りで同一条件下
にて運転させた場合の吐出出力(高圧圧力)を比較した
グラフである。Δで示すプロット点がR22での値で、
○で示すものがR404Aでの値である。
【0006】図17ないし図19は、従来のHCFC冷
媒用冷凍装置(屋外置きリモート空冷型)を示すもの
で、図17は正面図、図18は平面図、図19は右側面
図である。図における圧縮機1,アキュムレータ2、油
分離器3、液溜4、ドライヤ5、制御箱12は、図12
ないし図14に示す符号と同符号・同機能である。
【0007】上記凝縮器6をはじめとした送風機部分
は、リモート空冷型のため別置きとなるためこの本体圧
縮ユニットには存在しない。これらの冷媒回路機器は、
台枠11a,右側面パネル13a,左側面パネル14
a,正面パネル15a,背面パネル16aおよび天面パ
ネルにより、冷媒機器格納室を構成する。また、23a
は吸入操作弁、24aは吐出操作弁、25aが液冷媒出
口操作弁、26aが吸入配管接続口、27aは液配管接
続口である。
【0008】図20は、従来の冷凍装置に使用するアキ
ュムレータの内部構造図を示すもので、図20(a)は
平面図、図20(b)は正面図、図20(c)は図20
(a)のA−A線における断面図である。U字管28に
は、アキュムレータ内に流入した冷凍機油を圧縮器へ返
油するためのつなぎ管29が設けられている。つなぎ管
の水平方向の中心位置以下が、32に示す流入液体の溜
まるデッドスペースとなる。
【0009】図13は、上記つなぎ管29部分の断面図
〈図20(a)中のA−A断面〉を示す。つなぎ管29
には返油のための返油穴31があり、その返油穴がアキ
ュムレータ内へ流入したゴミ・異物類で閉塞しないよう
にメッシュ31aを持ったストレーナ30で保護される
構造となっている。
【0010】次に、動作について説明する(図12ない
し図15参照)。装置吸入接続口26から吸入された冷
媒ガスは、アキュムレータ2を通って圧縮機1に吸引さ
れ圧縮される。圧縮された冷媒ガスは、圧縮機内の冷凍
機油(図示せず)とともに高温高圧となり油分離器3に
入り、冷凍機油は分離され圧縮機1へ返油され、冷媒ガ
スガスは凝縮器6へ流入する。凝縮器6内では、上記送
風機にて送り込まれた外気と熱交換することにより、冷
媒ガスが凝縮され液化する。液化した冷媒ガスはドライ
ヤ5により水分除去され負荷装置22内の膨張弁19に
より減圧され、蒸発器18内で蒸発・気化することによ
り、冷凍サイクルを形成する。
【0011】このHCFC冷凍装置による冷凍サイクル
において、上記構成機器を変更することなくHFC冷媒
を使用した場合の特性は、図16に示すように同一庫内
温度目標に対して、0.2〜0.3Mpa程度吐出圧力
が上昇することが判る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来のHCFC冷媒用冷凍装置を、そのままの機器構
成でHFC冷媒で使用した場合は高圧圧力が上昇し使用
できないため、設計圧力を変更し、かつ放熱性能を向上
させる必要がある。
【0013】放熱性能を向上させるためには、上記送風
機の性能アップと上記放熱器の容量アップが考えられる
が、製品の従来形状での風量アップのための送風機回転
数アップでは騒音値上昇が避けられないため騒音値を上
昇させないで風量アップする必要性と、また放熱性能向
上のためには凝縮器の電熱器の電熱面積を拡大する必要
性があった。
【0014】また、屋外設置用の一体空冷型と屋内設置
用のリモート空冷型は、その設置条件が異なることから
各々別々の機器設置・製品スタイルをしているので、装
置開発負荷も別々に必要となり、開発期間も長時間かか
るという問題があった。
【0015】また、水分除去のためのドライヤ5は、従
来より膨張弁19のアイススタック防止のため液冷媒配
管途中に設けられていた。しかし、膨張弁出口から冷凍
装置入口である吸入配管接続口26の間で配管気密性が
保たれていない場合で負圧運転し水分が冷凍サイクル内
に混入すると、混入水分は上記デッドスペース32内に
溜り粒状に氷結し、メッシュ32aを閉塞させる。メッ
シュ32aが閉塞すると冷媒回路内を冷媒と共に循環し
てきた冷凍機油がアキュムレータ内で滞留し、圧縮機へ
返油分離器されないため圧縮機が油枯渇となりロックす
るという問題があった。
【0016】また、いったんアキュムレータ内に入った
水分を取り除く場合、アキュムレータ底部に溜っている
ため、アキュムレータ全体を装置から取りはずしてもア
キュムレータ本体の配管形状から、水分除去ができない
ため、アキュムレータ本体を交換しなければならないと
いう問題があった。
【0017】また、装置の設置の際は配管接続工事と電
機配線工事を実施する必要があるが、吸入配管接続口2
6と液配管接続口27が制御箱12の近傍に位置してい
るため、配管ろう付けなどの火気を必要とする場合、電
気工事は別工程として同時に工事できず、工事日程が長
くかかるという問題点があった。
【0018】さらに、冷媒充填前の冷媒回路内の真空引
き工程においては、吸入操作弁23吐出操作弁24、液
冷媒出口操作弁25より、チャージングホースにで真空
ポンプに接続して行うが、各々の操作弁の位置が離れて
いるため、作業しづらかったり、作業しづらいがために
充分な真空引きができず冷媒回路内の水分の水分除去が
不十分になるなどの問題があった。
【0019】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたものであって、HCFC冷媒でもHF
C冷媒でも選択的に使用できて便宜性がよく、信頼性の
高い冷凍装置シリーズを提供することを目的とするもの
である。
【0020】
【課題を解決するための手段】第1の発明の冷凍装置に
おいては、冷媒回路内の冷媒を吸引・圧縮する圧縮機
と、この圧縮機の冷媒流れ方向上流側に冷媒配管を介し
て接続されたアキュムレータと、冷媒流れ方向下流側に
同じく冷媒配管を介して接続された油分離器と、凝縮液
化された冷媒を負荷側に安定供給するために配設された
液溜と、冷媒回路内の水分除去のためのドライヤとを、
それぞれ必要な操作弁等を介して台枠上に順次配設し冷
媒機器格納室を構成し、上記冷媒機器格納室上部位置に
は油分離器からの吐出冷媒ガスを凝縮液化すべく、凝縮
器および凝縮器への空気搬送のための送風機を配設した
冷凍装置において、HFC冷媒使用時とHCFC冷媒使
用時とを同一圧力にて設計し、同一設計圧力下にて使用
冷媒および使用冷凍機油を交換することによりHFC冷
媒とHCFC冷媒を選択的に使用できるようにしたもの
である。
【0021】第2の発明の冷凍装置においては、凝縮器
の配設形状をレ形配置とし、上記冷媒機器格納室内の各
機器配置においては、装置前面から見て奥行き方向寸法
を装置を屋内設置する場合の設置機械室扉の幅寸法以下
となるよう台枠上に配置したものである。
【0022】第3の発明の冷凍装置においては、上記ド
ライヤは、液溜下流の液冷媒配管途中の位置の他に装置
吸入ガス接続配管下流でかつアキュムレータの上流に位
置する個所に配設したものである。
【0023】第4の発明の冷凍装置においては、上記ア
キュムレータにはその下部よりの配管を設け、配管端部
を周囲の配設機器と干渉しない位置まで延長して取り出
したものである。
【0024】第5の発明の冷凍装置においては、上記操
作弁類の内、冷凍装置接続およびサービス時に必ず操作
する必要のある圧縮器吸入側操作弁、吐出側操作弁、液
冷媒配管用操作弁を冷凍装置接続配管口近傍に集中的に
順次並列に配設したものである。
【0025】この発明に係る冷凍装置にあっては、HC
FC用冷凍装置をHFC用冷凍装置と同一設計圧力にて
設計し、かつ放熱器容量の向上や風量アップを実現させ
ているため、放熱性能が向上し、使用冷媒がHCFCで
もHFCでも両方の冷媒を使用して運転できるようにな
る。
【0026】また、凝縮器配設形状はレ形配置とし、上
記冷媒機器格納室内の各機器配置においては、装置全面
から見て奥行き方向寸法を装置を屋内設置する場合の設
置機械室扉の幅寸法以下となるよう台枠上に配置してい
るため、屋外設置用一体空冷型と屋内設置用リモート空
冷型をほぼ同時に設計できる。
【0027】また、ドライヤを液溜下流の液冷媒配管途
中の位置の他に装置吸入ガス接続配管下流でかつアキュ
ムレータの上流に位置する個所に配設しているため、膨
張弁下流より水分侵入した場合においてアキュムレータ
へ水分侵入する以前にドライヤで水分除去できる。
【0028】また、アキュムレータにはその下部よりの
配管を設け、配管端部を周囲の配設機器と干渉しない位
置まで延長取り出しているため、万一アキュムレータ内
部に水分侵入した場合においても、アキュムレータを取
り外しすることなく、侵入した水分を除去できる。
【0029】また、操作弁類の内、冷凍装置接続および
サービス時に必ず操作する必要のある圧縮器吸入側操作
弁、吐出側操作弁、液冷媒配管用操作弁を冷凍装置接続
配管口近傍に集中的に順次並列に配設しているため、冷
媒充填前の冷媒回路内の真空引き工程においての真空ポ
ンプとの接続作業が容易にかつ確実に実施できる。
【0030】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1ないし図3
は、この発明の実施の形態1に係わる一体空冷型冷凍装
置を示すものであり、図1は平面図、図2は正面図、図
3は左側面図である。
【0031】図において、1は圧縮機、2はアキュムレ
ータ、3は油分離器、5はドライヤ、6a,6bは凝縮
器である。送風機7,送風機モータ8,ベルマウス9お
よびモータ支え10によって送風機部分を構成し、制御
箱12と共に各々台枠11上に順次配管で接続・配設さ
れている。
【0032】これらの冷媒回路機器は、右側面パネル1
3,左側面パネル14,正面パネル15,背面パネル1
6,および仕切り板17により、冷媒機器格納室を構成
する。23は装置設置時・サービス時に操作する吸入
弁、24は吐出操作弁、25は液冷媒出口操作弁であ
り、負荷装置側への配管接続口の吸入配管接続口を2
6、液配管接続口を27で示す。
【0033】凝縮器6a,6bは従来機の凝縮器6に対
して、伝熱面積をアップさせた凝縮器である。HFC冷
媒での使用時の必要放熱面積から、従来比約150%が
必要となり、従来機同様に凝縮器を斜め1枚で対応しよ
うとすると、製品高さが高くなりすぎるため、凝縮器は
レ型2枚配置としている。また、風量アップによる騒音
低減対策として、送風機用モータは、従来の3個使い
(ファン径Φ400mm)から、1個使い(ファン径Φ
750mm)としている。
【0034】また、各冷媒機器の設計圧力はHCFC冷
媒での設計圧力(低圧側:1.32Mpa、高圧側:
2.85Mpa)からHFC冷媒出の設計圧力(低圧
側:1.71Mpa、高圧側:3.06Mpa)へ変更
して、必要強度等を確保している。また、冷媒回路内で
HFC冷媒とその冷媒機油に接触する部分(操作弁・そ
の他の弁類・パッキン等)に使用している有機材料(ク
ロロプレンゴム・ネオプレンゴム等)は、テフロン等の
スラッジ発生に対する抑制効果のある材料に変更し、外
形寸法などを互換性を持たせた上で共用化を図ってい
る。
【0035】このように構成されているので、HFC冷
媒で使用しても上昇する高圧圧力を低減でき、使用可能
となる。従って、この使用でHCFC冷媒とHFC冷媒
との共用冷凍装置を提供できることになる。
【0036】実施の形態2.図4〜6は、この発明に基
づき設計したリモート空冷型の冷凍装置を示すもので、
図4は平面図、図5は正面図、図6は左側面図である。
図における圧縮機1,アキュムレータ2、油分離器3、
液溜4、ドライヤ5、制御箱12は、図1ないし図3に
示す符号と同符号・同機能である。
【0037】上記凝縮器6をはじめとした送風機部分
は、リモート空冷型のため別置きとなるためこの本体圧
縮ユニットには存在しない。これらの冷媒回路機器は、
台枠11a,右側面パネル13a,左側面パネル14
a,正面パネル15a,背面パネル16aおよび天面パ
ネルにより、冷媒機器格納室を構成する。また、23a
は吸入操作弁、24aは吐出操作弁、25aが液冷媒出
口操作弁、26aが吸入配管接続口、27aは液配管接
続口である。
【0038】図7〜9は、図1〜3と図4〜6とを比較
して構造上の違いを表した各々の三面図である。図1〜
6と同一もしくは相当する構成要素には同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0039】このように、冷媒機器格納室内の各機器配
置においては、一体空冷型の装置面から見て奥行き方向
寸法を、リモート空冷型で屋内設置する場合を想定しあ
らかじめ設計してあるため(設置機械室扉の幅寸法以下
となるよう台枠上に配置してあるため)、一体空冷型と
リモート空冷型の共通部分が多くなり、開発期間の大幅
短縮ができる。
【0040】実施の形態3.図10は、この発明の実施
の形態3に係わる冷凍装置における冷媒回路を示した図
である。図において、1は圧縮機、2はアキュムレー
タ、3は油分離器、5はドライヤ、6は凝縮器である。
18は蒸発器、19は膨張弁、20は冷媒流量測定器で
あって、21はこの冷凍装置を点線で囲み表現したもの
であり、22は負荷装置全体を点線で囲み表現したもの
である。26は負荷装置側への配管接続口の吸入配管接
続口、27は液配管接続口である。33はドライヤであ
る。
【0041】このように、ドライヤ33を液溜下流の液
冷媒配管途中の位置の他に装置吸入ガス接続配管下流で
かつアキュムレータ2の上流に位置する個所に配設して
いるため、膨張弁19下流より水分侵入した場合におい
てアキュムレータ2へ水分侵入する以前にドライヤ33
で水分除去できる。
【0042】実施の形態4.図11は、この発明の実施
の形態4に係わる冷凍装置におけるアキュムレータを示
した図で、図11(a)は平面図、図11(b)は正面
図、図20(c)は図20(a)のA−A線における拡
大断面図である。U字管28には、アキュムレータ内に
流入した冷凍機油を圧縮器へ返油するためのつなぎ管2
9が設けられている。つなぎ管29の水平方向の中心位
置以下が、32に示す流入液体の溜まるデッドスペース
となる。アキュムレータには、その下部よりの配管34
を設け、配管端部を周囲の配設機器と干渉しない位置ま
で延長取り出ししている。
【0043】このようにアキュムレータ下部から配管3
4を取り出しているため、アキュムレータを冷凍装置か
ら取り外しすることなく、アキュムレータ内に侵入した
水分を取り除くことができる。
【0044】実施の形態5.図2において、冷凍装置接
続およびサービス時に必ず操作する必要のある圧縮機吸
入側操作弁23、吐出側操作弁24、液冷媒配管用操作
弁25を冷凍装置接続配管口26,27近傍に集中的に
順次並列に配設している。また、これらの操作弁群は、
制御箱12とは離れて配設しているため、配管工事と電
気工事は各々独立して同時に工事できるようになる。
【0045】このため、冷凍装置設置工事期間が短縮で
きかつ、冷凍装置設置後の真空引き作業や冷媒充填作業
が迅速に行える。また、冷媒機器部品の交換などのサー
ビス時の真空引き作業や冷媒充填作業も迅速に行えるよ
うになる。
【0046】以上説明した、この発明の実施の形態に係
わる冷凍装置にあっては、凝縮器伝熱面積をアップさせ
レ型2枚とし、また、風両アップによる騒音低減対策と
して、送風機用モータは従来の3個使い(ファン径Φ4
00)から1個使い(ファン径Φ750)としさらに、
各冷媒機器の設計圧力はHCFC冷媒での設計圧力(低
圧側:1.32Mpa、高圧側:2.85Mpa)から
HFC冷媒出の設計圧力(低圧側:1.71Mpa、高
圧側:3.06Mpa)へ変更して、必要強度等を確保
し、また、冷媒回路内でHFC冷媒とその冷媒機油に接
触する部分(操作弁・その他の弁類・パッキン等)に使
用している有機材料(クロロプレンゴム・ネオプレンゴ
ム等)は、テフロン等のスラッジ発生に対する抑制効果
のある材料に変更し、外形寸法などを互換性を持たせた
上で共用化を図っているので、HFC冷媒で使用しても
上昇する高圧圧力を低減でき、使用可能となる。従っ
て、この使用でHCFC冷媒とHFC冷媒との共用冷凍
装置ができることになる。
【0047】また、冷媒機器格納室内の各機器配置にお
いては、一体空冷型の装置面から見て奥行き方向寸法
を、リモート空冷型で屋内設置する場合を想定しあらか
じめ設計してあるため(設置機械室扉の幅寸法以下とな
るよう台枠上に配置してあるため)、一体空冷型とリモ
ート空冷型の共通部分が多くなり、開発期間の大幅短縮
ができる。
【0048】また、ドライヤを液溜下流の液冷媒配管途
中の位置の他に装置吸入ガス接続配管下流でかつアキュ
ムレータの上流に位置する個所に配設しているため、膨
張弁下流より水分侵入した場合においてアキュムレータ
へ水分侵入する以前にドライヤで水分除去できる。
【0049】また、アキュムレータ下部から配管を取り
出しているため、アキュムレータを冷凍装置から取り外
しすることなく、アキュムレータ内に侵入した水分を取
り除くことができる。
【0050】また、冷凍装置接続およびサービス時に必
ず操作する必要のある圧縮機吸入側操作弁、吐出側操作
弁、液冷媒配管用操作弁を冷凍装置接続配管口近傍に集
中的に順次並列に配設しまた、これらの操作弁群は、制
御箱とは離れて配設しているため、配管工事と電気工事
は各々独立して同時に工事できるようになる。そのた
め、冷凍装置設置工事期間が短縮できかつ、冷凍装置設
置後の真空引き作業や冷媒充填作業が迅速に行える。ま
た、冷媒機器部品の交換などのサービス時の真空引き作
業や冷媒充填作業も迅速に行えるようになる。
【0051】
【発明の効果】第1の発明によれば、HCFC用冷凍装
置をHFC用冷凍装置と同一設計圧力にて設計し、かつ
放熱器容量の向上や風両アップさせているため、放熱性
能が向上し、使用冷媒がHCFCでもHFCでも両方の
冷媒を選択的に使用して運転できるようになる。
【0052】第2の発明によれば、凝縮器の配設形状は
レ形配置とし、上記冷媒機器格納室内の各機器配置にお
いては、装置前面から見て奥行き方向寸法を装置を屋内
設置する場合の設置機械室扉の幅寸法以下となるよう台
枠上に配置しているため、屋外設置用一体空冷型と屋内
設置用リモート空冷型をほぼ同様に設計できる。
【0053】第3の発明においては、ドライヤを液溜下
流の液冷媒配管途中の位置の他に装置吸入ガス接続配管
下流でかつアキュムレータの上流に位置する個所に配設
しているため、膨張弁下流より水分侵入した場合におい
てアキュムレータへ水分侵入する以前にドライヤで水分
除去できる。
【0054】第4の発明においては、アキュムレータに
はその下部よりの配管を設け、配管端部を周囲の配設機
器と干渉しない位置まで延長して取り出しているため、
万一アキュムレータ内部に水分侵入した場合において
も、アキュムレータを取り外しすることなく、侵入した
水分を除去できる。
【0055】第5の発明においては、操作弁類の内、冷
凍装置接続およびサービス時に必ず操作する必要のある
圧縮器吸入側操作弁,吐出側操作弁,液冷媒配管用操作
弁を冷凍装置接続配管口近傍に集中的に順次並列に配設
しているため、冷媒充填前の冷媒回路内の真空引き工程
においての真空ポンプとの接続作業が容易にかつ確実に
実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1および実施の形態5
に係わる冷凍装置における平面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1および実施の形態5
に係わる冷凍装置における正面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1および実施の形態5
に係わる冷凍装置における左側面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2および実施の形態5
に係わる冷凍装置における上面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2および実施の形態5
に係わる冷凍装置における正面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2および実施の形態5
に係わる冷凍装置における正面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に係わる冷凍装置に
おける一体空冷型とリモート型の正面比較図である。
【図8】 この発明の実施の形態2に係わる冷凍装置に
おける一体空冷型とリモート型の側面図比較である。
【図9】 この発明の実施の形態2に係わる冷凍装置に
おける一体空冷型とリモート型の平面比較図である。
【図10】 この発明の実施の形態3に係わる冷凍装置
における冷媒回路簡略図である。
【図11】 この発明の実施の形態4に係わる冷凍装置
におけるアキュムレータを示す構成図である。
【図12】 従来の冷凍装置を表す平面図である。
【図13】 従来の冷凍装置を表す正面図である。
【図14】 従来の冷凍装置を表す右側面図である。
【図15】 従来の冷凍装置における冷媒回路簡略図で
ある。
【図16】 従来の冷凍装置におけるHCFC冷媒とH
FC冷媒での運転特性比較を表す特性図である。
【図17】 従来の冷凍装置におけるリモート空冷型冷
凍装置を示す平面図である。
【図18】 従来の冷凍装置におけるリモート空冷型冷
凍装置を示す正面図である。
【図19】 従来の冷凍装置におけるアキュムレータ全
体を示す構成図である。
【図20】 従来の冷凍装置におけるアキュムレータの
U字管部分の断面図である。
【符号の説明】
1 圧縮機、2 アキュムレータ、3 油分離器、4
液溜、5 ドライヤ、6a,6b 凝縮器、7 送風
機、23 圧縮機吸入側操作弁、24 吐出側操作弁、
25 液冷媒配管用操作弁、26,27 冷凍装置接続
配管口、33 ドライヤ、34 配管。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒回路内の冷媒を吸引・圧縮する圧縮
    機と、この圧縮機の冷媒流れ方向上流側に冷媒配管を介
    して接続されたアキュムレータと、冷媒流れ方向下流側
    に同じく冷媒配管を介して接続された油分離器と、凝縮
    液化された冷媒を負荷側に安定供給するために配設され
    た液溜と、冷媒回路内の水分除去のためのドライヤと
    を、それぞれ必要な操作弁等を介して台枠上に順次配設
    し冷媒機器格納室を構成し、上記冷媒機器格納室上部位
    置には油分離器からの吐出冷媒ガスを凝縮液化すべく、
    凝縮器および凝縮器への空気搬送のための送風機を配設
    した冷凍装置において、HFC冷媒使用時とHCFC冷
    媒使用時とを同一圧力にて設計し、同一設計圧力下にて
    使用冷媒および使用冷凍機油を交換することによりHF
    C冷媒とHCFC冷媒を選択的に使用できるようにした
    ことを特徴とした冷凍装置。
  2. 【請求項2】 凝縮器の配設形状をレ形配置とし、上記
    冷媒機器格納室内の各機器配置においては、装置前面か
    ら見て奥行き方向寸法を装置を屋内設置する場合の設置
    機械室扉の幅寸法以下となるよう台枠上に配置したこと
    を特徴とする請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 【請求項3】 上記ドライヤは、液溜下流の液冷媒配管
    途中の位置の他に装置吸入ガス接続配管下流でかつアキ
    ュムレータの上流に位置する個所に配設したことを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の冷凍装置。
  4. 【請求項4】 上記アキュムレータにはその下部よりの
    配管を設け、配管端部を周囲の配設機器と干渉しない位
    置まで延長して取り出したことを特徴とする請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載の冷凍装置。
  5. 【請求項5】 上記操作弁類の内、冷凍装置接続および
    サービス時に必ず操作する必要のある圧縮機吸入側操作
    弁、吐出側操作弁、液冷媒配管用操作弁を冷凍装置接続
    配管口近傍に集中的に順次並列に配設していることを特
    徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の冷
    凍装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001073933A1 (fr) * 2000-03-27 2001-10-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Convertisseur a une seule phase, convertisseur et dispositif pour cycle de refrigeration
JP2001280750A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍機ユニット
JP2002267287A (ja) * 2001-03-08 2002-09-18 Mitsubishi Electric Corp 製品製造方法、圧縮機技術情報装置

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