JPH11270923A - 室外機ユニットおよび空気調和機 - Google Patents

室外機ユニットおよび空気調和機

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JPH11270923A
JPH11270923A JP7797898A JP7797898A JPH11270923A JP H11270923 A JPH11270923 A JP H11270923A JP 7797898 A JP7797898 A JP 7797898A JP 7797898 A JP7797898 A JP 7797898A JP H11270923 A JPH11270923 A JP H11270923A
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gas
refrigerant
air
heat exchanger
valve
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Takaaki Otsuka
高秋 大塚
Tsukasa Kasagi
司 笠木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料吸入系を構成する構成要素の省スペース
化を図りつつ、吸気時おける静粛性を向上させること。 【解決手段】 圧縮機33を駆動するガスエンジン41
の燃料吸入系70を、ガスエンジン41に送出するガス
を供給・遮断する電磁弁72と、電磁弁72を通過した
ガスの送出圧力を調整するガスレギュレータ71と、騒
音の発生を防止しつつガスに混合させる空気を外部から
取り入れる吸気ボックス73とから構成した。また、吸
気ボックス73を気密に構成し、電磁弁72およびガス
レギュレータ71を吸気ボックス73内に収納した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機をガスエン
ジンによって駆動するとともに、暖房運転時には、当該
ガスエンジンの排気ガスを液冷媒の加熱源として利用す
るガスヒートポンプ式空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヒートポンプを利用して冷暖房を行う空
気調和機は、室内熱交換器、圧縮機、室外熱交換器、膨
張弁等の要素を含む冷媒回路を備えている。室内の冷暖
房は、冷媒がこの回路を巡る途中で室内熱交換器及び室
外熱交換器において、それぞれ熱の交換を行うことによ
って実現される。また、この冷媒回路には、室外熱交換
器による冷媒の熱の受け取り(暖房運転時)のみに頼る
のではなく、冷媒そのものを直接的に加熱するための冷
媒加熱器が設置されることがある。
【0003】ところで、近年、上記の冷媒回路中の圧縮
機の動力源として、通常使用されている電動機に代わ
り、ガスエンジンを利用するものが開発されている。こ
のガスエンジンを利用した空気調和機は、一般にガスヒ
ートポンプ式空気調和機(以下GHPと略す)と呼ばれ
ている。このGHPによれば、比較的安価であるガスを
燃料として利用できるため、電動機を利用した圧縮機を
備えた空気調和機(以下EHPと略す)のように、ラン
ニングコストがかさむということがなく消費者にとって
コストダウンが可能となる。
【0004】また、GHPにおいては、例えば暖房運転
時に、ガスエンジンから排出される高温の排気ガスの熱
を冷媒の加熱源として利用すれば、優れた暖房効果を得
ることが可能になるとともに、エネルギの利用効率を高
めることができる。ちなみに、低外気温時の暖房能力
は、EHPと比較して1.2〜1.5倍ほど高くなる。また、
このような仕組みを導入すれば、冷媒回路中において、
上述したような冷媒加熱器等の機器を特別に設置する必
要がなくなる。
【0005】その他、GHPでは、暖房運転時に必要な
室外熱交換器の霜除去動作いわゆるデフロスト動作も、
エンジンの排熱を利用して実施することができる。一般
に、EHPにおけるデフロスト動作は、暖房運転を停止
して一時的に冷房運転を行って室外熱交換器の霜除去を
行うようになされている。この場合、室内に対しては冷
風が吹き出すことになるから、室内環境の快適性を損な
うこととなる。GHPでは、上記したような事情から連
続暖房運転が可能となり、EHPで懸念されるような問
題の発生がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ガスエ
ンジンの周辺には、図4に示すように、燃料およびこれ
に混合させる空気を当該ガスエンジンに供給するための
燃料吸入系1を構成するガスレギュレータ2,電磁弁
3,吸気ボックス4およびエアクリーナ5が設けられて
いるが、法規制の制約および吸気時の静粛性を高めるた
めの設計上の制約から次のような問題があった。
【0007】すなわち、ガスレギュレータ2は、電磁弁
3を介して室外ユニットの外部から供給される燃料ガス
の送出圧力を調整するために設けられるものであるが、
ガス検査の規定により、電磁弁3とともに密閉容器内に
収納しておく必要があるため、気密に構成されたレギュ
レータボックス6内に電磁弁3とともに収納されてい
た。一方、吸気ボックス4は、吸気時に発生する騒音を
防止する働きを担っている。しかしながら、吸気時の静
粛性を高めるためには、吸音材を貼り付ける内周面の表
面積を増大させる必要があるため、吸気ボックス4が大
型化していた。
【0008】このように、従来のGHPでは、法規制を
クリアするために設置していたレギュレターボックス6
に加えて、大型化を回避し得ない吸気ボックス4の設置
が不可欠となっていたため、静粛性の向上と省スペース
化との両立が困難であった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、燃料吸入系を構成する構
成要素の省スペース化を図りつつ、吸気時おける静粛性
を向上させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために以下の構成を採用した。すなわち、請求
項1記載の室外機ユニットは、冷媒と外気との間で熱交
換を行わせる室外熱交換器と、ガスエンジンにより駆動
され高温高圧のガス冷媒を吐出する圧縮機と、前記ガス
エンジンに送出するガスを供給・遮断する弁と、該弁を
通過したガスの送出圧力を調整するガスレギュレータ
と、騒音の発生を防止しつつ前記ガスに混合させる空気
を外部から取り入れる吸気ボックスとを備え、前記吸気
ボックスは、気密に構成され、かつ内部に前記弁および
前記ガスレギュレータが収納されていることを特徴とす
るものである。
【0011】この室外機ユニットでは、吸気ボックス内
の空間を有効に活用し、吸気ボックスに従来必要とされ
ていたレギュレターボックスとしての機能を兼用させて
いるため、レギュレターボックスを不要にすることがで
きる。
【0012】請求項2記載の空気調和機は、冷媒と外気
との間で熱交換を行わせる室外熱交換器と、ガスエンジ
ンにより駆動され高温高圧のガス冷媒を吐出する圧縮機
と、前記ガスエンジンに送出するガスを供給・遮断する
弁と、該弁を通過したガスの送出圧力を調整するガスレ
ギュレータと、騒音の発生を防止しつつ前記ガスに混合
させる空気を外部から取り入れる吸気ボックスとを具備
してなる室外機ユニットと、室内から空気を吸入し吹出
口から吹き出させるファンと、前記室外機ユニットから
供給された冷媒と前記ファンで吸入した空気との間で熱
交換を行わせる室内熱交換器とを具備してなる室内機ユ
ニットとを備え、前記吸気ボックスは、気密に構成さ
れ、かつ内部に前記弁および前記ガスレギュレータが収
納されていることを特徴とするものである。
【0013】この空気調和機では、吸気ボックス内の空
間を有効に活用することでレギュレターボックスを不要
にでき、よりコンパクトで静粛性の高い室外機ユニット
を具備した空気調和機を構成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態に
ついて、図1から図3を参照して説明する。図1に示す
GHP(ガスヒートポンプ式空気調和機)は、大きく室
内機ユニット10及び室外機ユニット20から構成され
ている。室内機ユニット10には、冷房運転時に低温低
圧の液冷媒を蒸発気化させて室内の空気から熱を奪い、
暖房運転時には高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて室
内の空気を暖める室内熱交換器11と、室内の空気を吸
い込んで室内熱交換器11を通し、冷媒と熱交換させた
後に吹出口から吹き出させるファン12とが具備されて
いる。
【0015】室外機ユニット20は、その内部でさらに
冷媒回路を構成する冷媒回路部30と、ガスエンジン4
1を中心として、これに付随する機器を備えたガスエン
ジン部40の大きく二つの構成部分により構成されてい
る。
【0016】冷媒回路部30内には、室外熱交換器3
1、水熱交換器32、圧縮機33、アキュムレータ3
4、四方弁35、オイルセパレータ36、及び膨張弁3
7が具備されている。室外熱交換器31は、冷房運転時
に高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて屋外の空気に放
熱し、逆に暖房運転時には低温低圧の液冷媒を蒸発気化
させて室外気から熱を奪う。つまり、冷暖房それぞれの
運転時において、室外熱交換器31は、先の室内熱交換
器11と逆の働きを行うことになる。
【0017】水熱交換器32は、後述するガスエンジン
41の冷却水から冷媒が熱を回収するために設けられて
いる。すなわち、暖房運転時において、冷媒は室外熱交
換器31における熱交換のみに頼るのではなく、ガスエ
ンジン41の冷却水からも熱を与えられることになるか
ら、暖房運転の効果をより高めることが可能となる。
【0018】圧縮機33は、室内熱交換器11又は室外
熱交換器31のいずれかより吸入されるガス冷媒を圧縮
して高温高圧のガス冷媒として吐出する。これにより冷
房時には、外気温が高い場合でも、冷媒は室外熱交換器
31を通して室外気に放熱する事が可能となり、暖房時
には室内熱交換器11を通して室内空気に熱を与えるこ
とが可能となる。
【0019】アキュムレータ34は、圧縮機33に流入
するガス冷媒に含まれる液状成分を貯留するために設け
られている。また、四方弁35は、圧縮機33において
圧縮された高温高圧のガス冷媒を室内熱交換器11又は
室外熱交換器31のいずれかに選択的に送出するために
設けられている。
【0020】オイルセパレータ36は、冷媒中に含まれ
る油分を分離するものである。また、膨張弁37は、冷
房運転時に室外熱交換器31から送出される高温高圧の
液冷媒を減圧、膨張させて低温低圧の液冷媒とするため
のものである。
【0021】一方、ガスエンジン部40にはガスエンジ
ン41を中心として、冷却水系50、排気ガス系60、
燃料吸入系70、及びエンジンオイル系80の四つの系
が具備されている。ガスエンジン41は、冷媒回路部3
0内に設置されている圧縮機33とシャフト又はベルト
等により接続されており、ガスエンジン41から圧縮機
33に動力が伝達されるようになっている。
【0022】冷却水系50は、水ポンプ51、リザーバ
タンク52、ラジエタ53を備え、これらにより構成さ
れる回路を巡る冷却水により、ガスエンジン41を冷却
するための系である。水ポンプ51は、ガスエンジン4
1の冷却水を回路に循環させるために設けられている。
リザーバタンク52は、この回路を流れる冷却水におい
て、その余剰分を一時貯蔵しておく、あるいは冷却水が
回路に不足した場合にそれを供給するためのものであ
る。ラジエタ53は、室外熱交換器31と一体的に構成
されたものであって、冷却水がガスエンジン41から奪
った熱を外気に放出するために設けられている。
【0023】冷却水系50には、上記した構成の他に排
気ガス熱交換器54が設けられている。これは排気ガス
の熱を冷却水に回収するために設けられているものであ
る。また、冷却水系50には先に説明した水熱交換器3
2が備えられ、冷媒回路部30及び冷却水系50の両系
に跨るように配置されている。これらのことから、暖房
運転時には、冷却水はガスエンジン41から熱を奪うだ
けでなく排気ガスからも熱を回収し、かつその回収され
た熱が、冷却水より水熱交換器32を通して冷媒に与え
られる仕組みになっている。
【0024】排気ガス系60は、マフラ61、排気トッ
プ62、ドレンフィルタ63を備え、ガスエンジン41
から排出される排気ガスを外部へ導くための系である。
マフラ61は、ガスエンジン41が排気ガスを排出する
ときに伴う騒音を吸収するために設けられている。排気
トップ62は、排気ガスに含まれている水分を分離し、
これを外部環境に飛散させることのないように設けられ
ている。この働きの観点から、排気トップ62は、別名
排気セパレータと呼ばれることもある。ドレンフィルタ
63は、いま述べた排気トップ62から分離された水分
を一時貯蔵しておくために設けられている。また、ドレ
ンフィルタ63の内部には中和剤が備えられている。こ
れは、排気ガスに含まれている水分が一般に強酸性とな
っていることに対応しており、この酸性水分を中和して
無害化する目的で備えられているものである。
【0025】燃料吸入系70は、ガスレギュレータ7
1、電磁弁72、吸気ボックス73、エアクリーナ74
を備え、ガスエンジン41に燃料及び空気を供給する系
である。ガスレギュレータ71は、電磁弁72を介して
室外ユニット20の外部から供給されるガスの送出圧力
を調整するために設けられるもので、前記電磁弁72と
ともに吸気ボックス73の内部に収納されている。吸気
ボックス73は、室外ユニット20の外部から空気を取
り入れるために設けられているものであるが、同時に吸
気時に発生する騒音を防止する働きも担っているため、
その内周面には吸音材が設けられるとともに気密に構成
されている。エアクリーナ74は、このようにして吸入
された空気から塵埃を取り除くために設けられている。
上記したように外部より供給されたガス及び空気はそれ
ぞれ、図1に示すように、ガスレギュレータ71、エア
クリーナ74を通過した後、混合されてガスエンジン4
1に送り込まれ燃料として使用されることになる。
【0026】エンジンオイル系80はオイルサブタンク
81を備え、ガスエンジン41に潤滑油を供給するため
に設けられている。ガスエンジン41の下部には、この
オイルサブタンク81内のオイルを受け入れるためにオ
イルパン41aが設けられている。
【0027】以上述べた構成のうち室外機ユニット20
として説明した各部及び各系は、図2、図3に示すよう
に、室外機筐体21内に収められている。これらの図に
示されているように、室外機筐体21内部は仕切板22
により上下に二分割された形態となっている。いまこれ
ら上下の空間をそれぞれ、熱交換室23、機械室24と
呼ぶことにする。なお、図2及び図3では、図1にて説
明したような配管類に関して、その図示を省略したもの
となっている。
【0028】熱交換室23には、室外機筐体21の前面
及び背面をすべて覆うように室外熱交換機31、ラジエ
タ53が備えられている。これら室外熱交換機31及び
ラジエタ53は、前述したように一体的な構造とされて
いる。また、熱交換室23には、図1に示した要素のう
ち、マフラ61、排気トップ62、吸気ボックス73等
が備えられている。ちなみに、図2に示されているマフ
ラ61及び排気トップ62、及びこれを繋ぐ配管60a
は、図3においてはその図示を省略した。
【0029】熱交換室23には、上記に示した構成要素
の他、ファン91、ファンモータ92、ファン取付具9
3が備えられている。ファン91は、室外機筐体21の
天井面から吊り下げられたファン取付具93に装着され
たファンモータ92の出力軸に取り付けられている。本
実施形態においては、このファン91は2セット取り付
けられている。また、これらファン91の取付位置に対
応するように、室外機筐体21の天井面には開口部94
が設けられており、該開口部94には網状覆蓋95が設
けられている。このファン91は、室外熱交換器31の
働きを補助するものである。
【0030】また、熱交換室23内には、仕切板22上
に換気ボックス96が2個備えられ、そのそれぞれの内
部には換気ファン97が設けられている。これら換気ボ
ックス96及び換気ファン97は、機械室24内部の熱
を熱交換室23に導くために設けられている。したがっ
て、機械室24内で熱せられた空気は、換気ファン9
6、熱交換室23、ファン91の経路を通って室外機筐
体21の外部へと排出されることになる。なお、吸気ボ
ックス73は、これら両換気ボックス96の上部に載置
されている。吸気ボックス73から吸入された空気は、
両換気ボックス96間の空間部を通じてガスエンジン4
1に届くようにされている。
【0031】次に、機械室24についての説明を行う。
機械室24内には、図1にて説明した各部及び各系の構
成要素のほとんどが収められている。これら構成要素の
内、図2、図3においては、冷媒回路部30における圧
縮機33、アキュムレータ34、四方弁35、オイルセ
パレータ36、及びガスエンジン部40におけるガスエ
ンジン41、ドレンフィルタ63、エアクリーナ74を
それぞれ示した。
【0032】機械室24内には、上記した構成要素の
他、排水パイプ101が設けられている。この排水パイ
プ101は、仕切板22に設けられた開口部22aと室
外機筐体21の床面開口部25とを繋ぐパイプである。
これは先述した天井面開口部94を通して室外機筐体2
1内部に入り込んだ雨水を、該室外機筐体21の外部に
排出するために設けられている。
【0033】また、機械室24内には、基礎板102、
防振ゴム103が設けられている。基礎板102は略四
角形状の板であり、機械室24内に収められている冷媒
回路部30、ガスエンジン部40内の各構成要素を載置
するための床面として使用されている。この基礎板10
2下面の四隅には、防振ゴム103が配されている。し
たがって、基礎板102及び防振ゴム103は、この上
方に載置される冷媒回路部30、ガスエンジン部40か
ら発生する機械的振動を抑制する働きを担っている。
【0034】以下では、上記の構成となるGHPにおい
て、室内冷房及び暖房のそれぞれの運転時の作用につい
て説明する。まず、冷房運転時において、冷媒回路部3
0の四方弁35は、圧縮機33と室外熱交換器31、室
内熱交換器11とアキュムレータ34、がそれぞれ接続
された状態となっている。この状態では、圧縮機33よ
り吐出された高温高圧のガス冷媒は室外熱交換器31に
送られる。
【0035】高温高圧のガス冷媒は室外熱交換器31で
凝縮液化され、屋外の空気に放熱して高温高圧の液冷媒
となる。さらにこの高温高圧の液冷媒は膨張弁37を通
過する過程で減圧されて低温低圧の液冷媒となり、室内
器ユニット10に送られる。
【0036】室内機ユニット10に送られた低温低圧の
液冷媒は室内熱交換器11で蒸発気化され、室内の空気
から熱を奪って冷却したのち、低温低圧のガス冷媒とな
り、室外機ユニット20内の冷媒回路部30に送られ
る。
【0037】冷媒回路部30に送られた低温低圧のガス
冷媒は四方弁35を経てアキュムレータ34に流入し、
液状成分が分離されたのち圧縮機33に吸入される。圧
縮機33に吸入されたガス冷媒は圧縮機33の作動によ
り圧縮され、高温高圧のガス冷媒となって再び室外熱交
換器31に送られる。
【0038】一方、暖房運転時においては、四方弁35
は圧縮機33と室内熱交換器11、室外熱交換器31と
アキュムレータ34、がそれぞれ接続された状態となっ
ている。この状態では、圧縮機33より吐出された高温
高圧のガス冷媒は室内器ユニット10の室内熱交換器1
1に送られる。
【0039】高温高圧のガス冷媒は室内熱交換器11で
凝縮液化され、室内の空気に放熱して暖めたのち、高温
高圧の液冷媒となって室外機ユニット20内の冷媒回路
部30に送られる。冷媒回路部30に送られた高温高圧
の液冷媒は、室外熱交換器31へと流入する。室外熱交
換器31においては、高温高圧の液冷媒は外気から熱を
奪い蒸発気化して低温低圧のガス冷媒となる。
【0040】このガス冷媒は水熱交換器32に流入し、
エンジン冷却水との間で熱交換を行ってさらに加熱され
た高温高圧のガス冷媒となる。この高温高圧のガス冷媒
は、アキュムレータ34に流入し液状成分が分離された
のち圧縮機33に吸入される。圧縮機33に吸入された
ガス冷媒は圧縮され、さらに高温高圧のガス冷媒となっ
て再び室内熱交換器11に送られる。
【0041】しかして、本実施形態のGHPは、ガスレ
ギュレータ71及び電磁弁72を上記のように構成した
吸気ボックス73内に収納することで、吸気ボックス7
3内の空間を有効に活用し、吸気ボックス73に従来必
要とされていたレギュレターボックスの機能を兼用させ
ることができる。したがって、レギュレターボックスを
不要にして、吸気時における静粛性の向上と室外機ユニ
ット20の小型化とを同時に実現することができる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次のような効果を奏することができる。 (a)請求項1記載の室外機ユニットにおいては、ガス
レギュレータ及び電磁弁を吸気ボックス内に収納するこ
とで、吸気ボックス内の空間を有効に活用し、従来必要
とされていたレギュレターボックスの機能を吸気ボック
スに兼用させてレギュレターボックスを不要にすること
ができる。よって、静粛性の向上と燃料吸入系を構成す
る構成要素の省スペース化とを同時に実現することがで
きる。
【0043】(b)請求項2記載の空気調和機において
は、吸気ボックス内の空間を有効に活用することでレギ
ュレターボックスを不要にし、よりコンパクトで静粛性
の高い室外機ユニットを具備した空気調和機の提供が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す冷媒回路図であ
る。
【図2】 図1に示す室外機ユニットの縦断面図であ
る。
【図3】 図1に示す室外機ユニットの横断面図である
【図4】 空気調和機の一従来例を示す冷媒回路の要部
拡大図である
【符号の説明】
10 室内機ユニット 11 室内熱交換器 12 ファン 20 室外機ユニット 31 室外熱交換器 33 圧縮機 41 ガスエンジン 71 ガスレギュレータ 72 電磁弁(弁) 73 吸気ボックス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒と外気との間で熱交換を行わせる室
    外熱交換器と、ガスエンジンにより駆動され高温高圧の
    ガス冷媒を吐出する圧縮機と、前記ガスエンジンに送出
    するガスを供給・遮断する弁と、該弁を通過したガスの
    送出圧力を調整するガスレギュレータと、騒音の発生を
    防止しつつ前記ガスに混合させる空気を外部から取り入
    れる吸気ボックスとを備え、 前記吸気ボックスは、気密に構成され、かつ内部に前記
    弁および前記ガスレギュレータが収納されていることを
    特徴とする室外機ユニット。
  2. 【請求項2】 冷媒と外気との間で熱交換を行わせる室
    外熱交換器と、ガスエンジンにより駆動され高温高圧の
    ガス冷媒を吐出する圧縮機と、前記ガスエンジンに送出
    するガスを供給・遮断する弁と、該弁を通過したガスの
    送出圧力を調整するガスレギュレータと、騒音の発生を
    防止しつつ前記ガスに混合させる空気を外部から取り入
    れる吸気ボックスとを具備してなる室外機ユニットと、 室内から空気を吸入し吹出口から吹き出させるファン
    と、前記室外機ユニットから供給された冷媒と前記ファ
    ンで吸入した空気との間で熱交換を行わせる室内熱交換
    器とを具備してなる室内機ユニットとを備え、 前記吸気ボックスは、気密に構成され、かつ内部に前記
    弁および前記ガスレギュレータが収納されていることを
    特徴とする空気調和機。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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