WO2019022254A1 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
加圧ローラを駆動源として加圧ローラが回転しても加圧解除の駆動が回転しないように駆動を遮断する機構を設け、遮断部の駆動を接続するときのトルクはワンウェイの空転トルクも加味したトルク値に設定している。それ故、ジャム処理時に加圧ローラ回転による加圧解除駆動の接続を行える。
Description
本発明は、記録材上のトナー像を定着する定着装置、及び、このような定着装置を備えた、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらのうちの複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に関する。
近年では、定着装置や画像形成装置が小型化するにつれて、従来以上に、各モジュールを駆動させるための駆動部も小型化が求められ、さらに、同一の駆動源から複数の動作を行うことができる駆動が求められている。
例えば、正逆回転可能な駆動源により駆動される駆動回転体としての駆動ギアに噛み合って、駆動ギアの回転方向に応じて振り子のように揺動する振り子ギアを有する構成が知られている(特開2015−64511号公報)。この構成の場合、振り子ギアが揺動することで複数のギア列(駆動経路)の何れかにモータから駆動が伝達される経路を切り替える。
振り子ギアやワンウェイクラッチなどの駆動経路の切り替えの従来構成を定着装置の定着駆動と定着加圧解除駆動に適用した場合、次のような事象が生じることがある。即ち、定着加圧解除駆動の加圧解除動作が完了している状態で定着部のジャム(JAM)処理を行うとき、ジャム処理時に用紙(記録材)と定着駆動の加圧ローラの摩擦で加圧ローラが回転してしまうことがある。
[発明が解決しようとする課題]
[発明が解決しようとする課題]
その時のジャム紙の引き抜き方向が通常の用紙搬送方向と逆方向に引き抜いて加圧ローラが回転すると定着駆動側から駆動源(モータ)に向けて通常と逆回転の駆動が伝わる。その時定着駆動部においては逆回転かつ駆動源がモータではなく加圧ローラであるため、揺動の振り子ギアに発生する接線力の方向は通常の定着駆動時と同じである。よって定着駆動部の揺動の振り子ギアは駆動が切れることなく噛み合う。
そうすると加圧ローラの逆回転は加圧解除駆動へとつながってしまう。その時加圧解除駆動が回転してしまうと加圧解除位置から加圧位置に代わってしまい、ジャム処理時の途中で定着部が加圧され、ジャム紙を処理するために数十N以上の引き抜き力が必要になったり、あるいはジャム紙が途中で破れてしまうなどの事態が生じ得る。
ここでジャム処理時には加圧ローラが回転しないように定着加圧解除量をおおきくすることが考えられる。しかし、その場合は加圧解除状態で定着装置や定着装置を搭載している画像形成装置を輸送する際の振動などの影響を受けて定着装置が破損してしまう恐れがあるため、加圧解除しても定着装置が振動して破損してしまわない程度の加圧力を保持している。
本発明は以上の事情に鑑みて提案されたものである。即ち、モータの正逆回転で定着駆動と加圧解除駆動を切り替える構成においてジャム処理時に加圧ローラが逆回転して駆動が伝達されても加圧解除駆動まで駆動が伝わらず、加圧解除駆動が不必要に回転しない構成を実現することを目的としている。
本発明の一態様によれば、トナー像を担持した記録材をその間のニップ部で挟持搬送してトナー像を定着する一対の回転体と、前記一対の回転体を圧接する加圧機構と、前記加圧機構による前記一対の回転体の圧接を解除する加圧解除機構と、正逆回転可能な駆動源の第1の方向の駆動力と前記第1の方向と逆方向である第2の方向の駆動力を前記回転体の駆動と前記加圧解除機構の駆動とにワンウェイ構成のギアで切り替える駆動伝達機構であって、前記回転体の側から駆動を受けても前記加圧解除機構が動作しないように駆動を遮断する駆動遮断機構を備えた駆動伝達機構と、を有する画像形成装置が提供される。
[課題を解決するための手段]
[課題を解決するための手段]
図1は実施例1における揺動ユニットの動作図。
図2は同じく画像形成装置例の構成模式図。
図3は同じく定着装置の要部の拡大横断面模式図。
図4は定着装置が画像形成装置本体の定着装置装着部に対して装着されている状態図。
図5は定着装置の一端側の加圧機構の構成説明図。
図6は定着装置の駆動側の端面図。
図7は駆動切替装置の斜視図。
図8は遊星ワンウェイギアユニットの構成図。
図9は遊星ワンウェイギアユニットの動作図。
図10は揺動振り子ギアの構成図。
図11は揺動振り子ギアの動作図。
図12は実施例2における駆動切替装置の動作図。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(1)画像形成装置
図2の(a)は画像形成装置の一例の概略の断面模式図である。この画像形成装置1は電子写真プロセスを用いたタンデム式−中間転写方式の4色フルカラープリンタ(以下、プリンタと記す)である。このプリンタ1はパソコン等の外部端末31から制御部30に入力された画像情報(画像信号)に基づき画像形成動作して記録材(シート:以下、用紙或いは紙と記す)Pにトナー像を形成してプリントアウトすることが出来る。
プリンタ1において、用紙Pにトナー画像を形成する画像形成部2は、それぞれ、Y(イエロ)色、M(マゼンタ)色、C(シアン)色、Bk(ブラック)色のトナー像を形成する4つの作像ユニット(カートリッジ)3(Y、M、C、Bk)を有する。
各作像ユニット3は、それぞれ、回転駆動される電子写真感光体ドラム(以下、ドラムと記す)4と、このドラム4に作用する電子写真プロセス機器である、帯電ローラ5、現像ユニット6、一次帯電ローラ7、ドラムクリーナ8等を有する。なお、図の煩雑を避けるため、作像ユニット3Y以外の他の作像ユニット3M、3C、3Bkにおけるこれらの機器に対する符号の記入は省略した。
また、画像形成部2は、各作像ユニット3のドラム4に対する露光器としてのレーザースキャナ9、及び中間転写ベルトユニット10を有する。各作象ユニット3におけるドラム4から回動する転写ベルト11に対して各色のトナー像が所定に重畳されて一次転写される。これにより、転写ベルト11上にY色+M色+C色+Bk色の4色重畳のトナー像が形成される。なお、上記画像形成部2の電子写真プロセスや作像動作は公知であるからその説明は割愛する。
一方、多段配設の給紙カセット12、13、14の何れか1つ、若しくは手差しトレイ15から給紙ローラ16の動作により用紙Pが1枚分離給送される。その用紙Pがレジストローラ対18を有する搬送路17を通り、レジストローラ対18により所定の制御タイミングで二次転写ローラ19と転写ベルト11との圧接ニップ部である二次転写部20に導入される。これにより、二次転写部20を挟持搬送されていく用紙Pに対して転写ベルト11上の4色重畳のトナー像が一括して順次に二次転写される。
その用紙Pが搬送ガイド板21にガイドされて定着装置(画像加熱装置定着部)22に導入され、用紙P上の未定着トナー像が加熱と加圧により固着像として定着される。片面印刷モードである場合には、定着装置22を出た片面印刷済みの用紙Pが排紙ローラ対23によって排出トレイ24に排出される。
両面印刷モードである場合には、定着装置22を出た片面印刷済みの用紙Pが排紙ローラ対23によって排出トレイ24上に送られていき、後端部が排紙ローラ対23を通過する直前で排紙ローラ対23の回転が逆転される。これにより用紙Pはスイッチバックされて両面搬送路25に導入される。そして、表裏反転状態になって再びレジストローラ対18まで搬送され、その後は前述したように二次転写部20、定着装置22、排紙ローラ対23の径路を通り両面印刷物として排出トレイ24に排出される。
モノカラー印刷モードの場合においては上記4つの作像ユニット3のうち、モノカラー画像を形成するために必要な作像ユニットにおいて画像形成が実行され、必要のない作像ユニットにおけるドラム4は空回転する。
このプリンタ1において、プリンタ本体(装置本体)1Aの図面上右側には少なくとも定着装置22に対するアクセスを可能とする開口部1B(図2の(b))が設けられている。そして、この開口部1Bを閉じる閉鎖位置26A(図2の(a))と開口部1Bを開放する開放位置26B(図2の(b))との間を移動可能な開閉扉(開閉部材)26が設けられている。本実施例における開閉扉26は下部のヒンジ軸27を回転中心としてプリンタ本体1Aに対して開閉回動可能である。
開閉扉26は図2の(a)のようにプリンタ本体1Aに対して閉鎖位置26Aまで十分に閉じ込まれるとロック機構(不図示)のロック動作により開き止めされて保持される。プリンタ1は開閉扉26が閉じ込まれている状態において画像形成動作が可能である。
開き止めされている開閉扉26はロック機構のロック解除により閉鎖位置26Aから図2の(b)のように所定の開放位置26Bに十分に開き回動することが出来る。開閉扉26が開かれることでプリンタ本体1Aの開口部1Bにおいて用紙搬送路が開放されて定着装置22を含む用紙搬送路のジャム用紙に簡単にアクセスすることが出来る。また、定着装置22のプリンタ本体1Aにおける装着部1Cに対する着脱アクセスが可能になる。
(2)定着装置
(2)定着装置
図3は定着装置22の要部の模式的な拡大横断面図である。この定着装置22はフィルム(ベルト)加熱方式−加圧部材駆動方式のオンデマンド定着装置(ODF定着器)である。この定着装置22の基本的構成や定着動作は公知であるからその説明は簡単に止める。
この定着装置22は、大別して、フィルムユニット41と、加圧ローラ106と、このフィルムユニット41と加圧ローラ106を組み付けて収容している装置筐体107を有する。フィルムユニット41の定着フィルム(一方の回転体)101と加圧ローラ(他方の回転体)106がニップNを形成する一対の回転体として機能している。ニップ部Nは未定着トナー像tを担持した用紙Pを挟持搬送してトナー像tを熱と圧力で定着する部分である。
(2−1)フィルムユニット
(2−1)フィルムユニット
フィルムユニット41は、定着部材として円筒状の定着フィルム101、セラミックヒータ100、このヒータを保持するヒータホルダ103、加圧ステー102、両端部の定着フランジ104(F、R)等の組立体である。
1)定着フィルム
1)定着フィルム
定着フィルム(以下、フィルムと記す)101は、用紙Pに熱を伝達する耐熱性で可撓性を有する円筒状部材(無端状のベルト)であり、外側から内側に順に、離形層、弾性層、基層、内面コート層の4層複合構造のフィルムである。
離型層は厚さ100μm以下、好ましくは20~70μmのフッ素樹脂材料を使用できる。例えばフッ素樹脂層としては、例えばPTFE、PFAなどが挙げられる。弾性層は、熱容量を小さくするために、厚さとしては1000μm以下、好ましくは500μm以下のゴム材料を使用できる。例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム等が挙げられる。
基層は厚さとして100μm以下、好ましくは50μm以下20μm以上の耐熱性材料を使用できる。例えば、SUS、ニッケルなどの金属フィルムやポリイミドなどの樹脂材料を使用できる。内面コート層は、耐熱性を持つ樹脂層である。例えば、ポリイミド、ポリイミドアミド、PEEK、PTFE、FEP、PFAなどが挙げられる。
2)セラミックヒータ
2)セラミックヒータ
セラミックヒータ(以下、ヒータと記す)100はフィルム101の加熱手段(加熱体)であり、フィルム101の幅方向(長手方向)に沿って細長い板状部材である。ヒータ100は細長薄板状のセラミック基板と、この基板面に具備させた通電発熱抵抗体層を基本構成とし、発熱抵抗体層に対する通電により全体に急峻な立ち上がり特性で昇温する低熱容量のヒータである。
3)ヒータホルダ
3)ヒータホルダ
ヒータホルダ(以下、ホルダと記す)103はヒータ100を固定支持する部材であり、横断面ほぼ半円弧状の樋型で、フィルム101の幅方向に沿って長い部材である。ヒータ100はこのホルダ103の外面側に長手に沿って形成された溝穴103aに嵌め込まれて固定されている。ホルダ103は耐熱性・断熱性の部材であり、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、PEEK樹脂、PES樹脂、PPS樹脂、PFA樹脂、PTFE樹脂、LCP樹脂等の絶縁性及び耐熱性の良い材料が用いられる。
4)加圧ステー
4)加圧ステー
加圧ステー(以下、ステーと記す)102はホルダ103の内側(ヒータ100の側とは反対側)に配設されて、ホルダ103をバックアップする、フィルム101の幅方向に長い剛性部材を有する補強部材である。横断面Uの字状の金属ステーを用いている。
5)定着フランジ
5)定着フランジ
フィルム101は上記のヒータ100、ホルダ103、ステー102の組立体を内部部材としてこれにルーズに外嵌(外挿)されている。ホルダ103とステー102の長手両端部はそれぞれフィルム両端部の開口から外方に所定に突出している。そして、その両突出部に対して一端側と他端側の定着フランジ104F、104Rが装着(嵌着)されている。図3においては他端側の定着フランジ104Rが見えている。
定着フランジ104F、104Rはフィルム101の幅方向への移動および周方向の形状を規制する規制部材であり、材質は耐熱性と摺動性を備えた液晶ポリマー樹脂を用いている。定着フランジ104F、104Rは、フランジ部(鍔座部)104aと、フランジ部104aの内面側のフィルム端部ガイド部104bと、フランジ部104aの外面側の被押圧部104cと、を有する。後述する図5においては一端側の定着フランジ104Fの被押圧部104cが見えている。
フィルム101は一端側と他端側の定着フランジ104F、104Rの対向するフランジ部104a間に位置している。これによりフィルム101の幅方向移動が規制されている。フィルム端部ガイド部104bはフィルム101の幅方向端部の内周面を内側から支持してフィルム101の円筒形状を保形する部分(フィルム101の回転軌道を安定させる部分)である。被押圧部104cは後述する加圧部材(加圧レバー)108(図5)から所定の加圧力Wを受ける部分である。
(2−2)加圧ローラ
(2−2)加圧ローラ
加圧ローラ106は、芯金106aと、その芯金の周りに同心一体にローラ状に成形被覆させた、シリコーンゴム・フッ素ゴム・フッ素樹脂などの耐熱性・弾性材層106bとで構成されており、表層に離型層106cを設けてある。離型層106cは厚さ100μm以下、好ましくは20~70μmのフッ素樹脂材料を使用できる。例えばフッ素樹脂層としては、例えばPTFE、PFAなどが挙げられる。
加圧ローラ106は芯金106aの両端部をそれぞれ装置筐体107の長手方向の一端側と他端側の側板107F、107Rに対して、PEEK、PPS、LCP等の耐熱性樹脂よりなる軸受部材105(図5)を介して回転可能に支持させて配設されている。
(2−3)フィルムユニットの組み付け、加圧機構、及び加圧解除機構
(2−3)フィルムユニットの組み付け、加圧機構、及び加圧解除機構
フィルムユニット41はヒータ100の側を加圧ローラ106に対向させて加圧ローラ106に実質平行に配置されている。フィルムユニット41の一端側と他端側の定着フランジ104F、104Rはそれぞれ被押圧部106cの基部を装置筐体107の一端側と他端側の側板107F、107Rにそれぞれ鏡面対称に具備させたスリット係合部107aに係合されている。一端側と他端側の定着フランジ104F、104Rの被押圧部106cはそれぞれ一端側と他端側の側板107F、107Rの外側に突出している。
この係合により一端側と他端側の定着フランジ104F、104R、即ちフィルムユニット41は加圧ローラ106の回転軸線に近づく方向と逆に遠のく方向とにスライド移動可能な状態で側板107F、107R間に保持されている。
そして、その一端側と他端側の被押圧部106cに対してそれぞれ一端側と他端側の側板107F、107Rの外側に配設された加圧機構108A(図5)の加圧部材108により所定の加圧力Wが掛けられている。その加圧力Wによりステー102とホルダ103が加圧ローラ106の方向に押圧されてヒータ100およびホルダ103の一部がフィルム101を介して加圧ローラ106に対して弾性層106bの弾性に抗して圧接する。これにより、フィルム101と加圧ローラ106との間に用紙搬送方向Mに関して所定幅のニップ部が形成される。
図5により本実施例における加圧機構108Aを説明する。図5は一端側の定着フランジ104Fの被押圧部106cに対する加圧機構108Aを示している。一端側の側板107Fの外側には加圧部材(加圧レバー)108が配設されている。この加圧部材108は一端部の突起部108bを側板107F側の係合穴107bに差し込んであり、この突起部108bと係合穴107bの係合部をヒンジ部108cとして揺動(移動)可能である。加圧部材108は、図5上において、被押圧部106cの上側を通ってヒンジ部108c側とは反対側に延長されている。
そして、その延長端部108dと側板107Fの下部のバネ係止部107cとの間に加圧弾性部材としてのバネ109を張架してある。このバネ109の引っ張り力により加圧部材108が被押圧部106cに圧接して定着フランジ104Fを加圧ローラ106方向に加圧する(押し付ける)ものである。
他端側の定着フランジ104Rの被押圧部106cに対する加圧機構は図に省略したけれども、側板107Rの外側に上記図5の一端側の加圧機構108Aと同様の加圧機構108Aが鏡面対称に配設されている。
図5において42は加圧解除機構である。加圧解除機構42は、上述のような側板107F側及び側板107R側の加圧機構108Aの加圧部材108を移動させて、ニップ部Nを加圧状態と加圧解除状態とに切り替えるものである。
加圧解除機構42は側板107Fと側板107Rとの間に架け渡して回転可能に軸受支持させたカム軸110aを有する。このカム軸110aの側板107Fから外側に突出している一端部と側板107Rから外側に突出している他端部にはそれぞれ同形状の一端側と他端側の偏心カム110が同位相にて固定して配設されている。従って、一端側と他端側の偏心カム110はカム軸110aが回転されることでカム軸110aと一緒に同じ位相で回転する。
一端側と他端側の偏心カム110はそれぞれ側板107F側と側板107R側の加圧機構108Aにおいて加圧部材108に形成されたカム接触面108aに対応位置している。偏心カム110の回転制御により、側板107F側及び側板107R側の加圧機構108Aにおいてそれぞれカム面を加圧部材108のカム接触面108aに接触又は離間させることで、ニップ部Nの加圧と加圧解除とを行う。カム軸110aを回転させる駆動伝達系については後述する。
ニップ部Nの加圧時は、偏心カム110の位相を、図5の実線示のように、加圧部材108のカム接触面108aに対してカム面が接触しないようにしている。これにより、加圧部材108がバネ109の弾性力により定着フランジ104F、104Rの被押圧部106cを加圧して、ニップ部Nが加圧状態にされる。偏心カム110が図5の実線示の位相でその回転が停止されている限りニップ部Nは加圧状態に維持される。
一方、加圧解除時は、カム110が図5の実線示の状態から2点鎖線示のように略180°回転される。これにより、カム110のカム面が加圧部材108のカム接触面108aと接触して、加圧部材108がバネ109の弾性力に抗して定着フランジ104F、104Rの被押圧部106cから2点鎖線示のように押し上げられる。これにより、ニップ部Nの加圧が解除される。偏心カム110が図5の2点鎖線示の位相でその回転が停止されている限りニップ部Nは加圧解除状態に維持される。
(2−4)定着動作
(2−4)定着動作
ニップ部Nが加圧状態にされている状態において、加圧ローラ106が後述する駆動伝達系により駆動回転体として図3において矢印R106の時計方向に所定の周速度で回転駆動される(定着駆動)。加圧ローラ106が回転駆動されることで、フィルムユニット41のフィルム101は内面がニップ部Nにおいてヒータ100及びホルダ103の一部に密着して摺動しながら矢印R101の反時計方向に従動して回転する。
ヒータ100には制御部30で制御される給電部(不図示)から給電される。この給電によりヒータ100が発熱して急峻な立ち上がり特性で昇温する。ヒータ100の温度はヒータサーミスタTHにより検知される。サーミスタTHの検知温度情報が制御部30にフィードバックされる。制御部30はヒータ100の温度が所定の目標温度になるように給電部からヒータ100への供給電力を制御している。
画像形成部2から定着装置(定着部)22に搬送された未定着トナー像tを担持した用紙Pはニップ部Nに進入して挟持搬送される。これにより、ニップ部Nで用紙Pの加熱と加圧が同時に行われ、トナー像tは用紙Pに固着像として定着される。ニップ部Nを通過した用紙Pはフィルム101から曲率分離して定着装置22の外に搬出される。
(3)駆動切替装置
(3)駆動切替装置
図4は定着装置22がプリンタ本体1Aの定着装置装着部1Cに対して装着されている状態図である。図5において、1Cはプリンタ本体1Aにおける定着装置装着部である。本実施例において定着装置22はその長手方向の一端側を非駆動側にし、他端側を駆動側にしている。そして、定着装置22はプリンタ本体1Aの定着装置装着部1Cに対して非駆動側である一端側をプリンタ本体1Aの内部において手前側にし、駆動側である他端側をプリンタ本体1Aの内部において奥側にして所定に装着されている。
定着装置22はプリンタ本体1Aの定着装置装着部1Cに対して所定に装着されている状態において、駆動側がプリンタ本体1Aの奥側に配設されている駆動切替装置(駆動伝達機構)130とギア接続している。そして、定着装置22の駆動回転体である加圧ローラ106がプリンタ本体1Aの側に設けられた正逆回転可能な駆動源としてのモータ131(図7)により駆動切替装置130を介して駆動される。
この駆動切替装置130は、正逆回転可能な駆動源131の第1の方向の駆動力とこの第1の方向と逆方向である第2の方向の駆動力を加圧ローラ106の駆動と加圧解除機構42の駆動とにワンウェイ構成のギアで切り替える駆動伝達機構である。
駆動切替装置130は、プリンタ本体1Aの定着装置装着部1Cへの定着装置22の着脱に伴い、定着装置22の駆動側に設けられた駆動部としてのギアと接続又は分離する。図6は定着装置22の駆動側の端面図である。定着装置22の駆動側端面には駆動部としての加圧ローラギア111、カムギア112を備えている。
加圧ローラギア111は、ニップ部Nで用紙Pを搬送する駆動回転体としての加圧ローラ106に駆動を伝達する搬送駆動部である。また、カムギア112は、加圧解除機構42のカム軸110aに駆動を伝達する加圧解除駆動部である。これら各ギア111、112には、次述する駆動切替装置130の各駆動経路をそれぞれ駆動伝達可能に接続され、駆動切替装置130の動作に応じてそれぞれ駆動が伝達される。
図7の(a)は駆動切替装置130の全体の斜視図である。同図の(b)は駆動切替装置130において駆動列(駆動ギア列)が分かりやすいように、(a)における駆動フレーム153を省略し、定着装置22側の加圧ローラギア111及びカムギア112の配置も表している斜視図である。
駆動切替装置130には、正逆回転可能な駆動源としてのモータ131及びモータギア131aがギア軸を持つ駆動支持フレーム132に対して取り付けられている。モータ131の第1の方向の駆動力、又は第1の方向と逆方向である第2の方向の駆動力が遊星ワンウェイギアユニット133に伝達される。
遊星ワンウェイユニット133から加圧ローラギア111への駆動伝達経路として揺動ユニット43内に揺動中心ギア134と揺動ギア135を備える。また、遊星ワンウェイユニット133からカムギア112への駆動伝達経路として順にアイドラギア136、揺動振り子ギア137、アイドラギア138、139、140を備える。駆動フレーム153は配置された上記各ギアの軸方向の片側端を支持している。
モータ131は、正逆回転可能なDCブラシレスモータであり、駆動支持フレーム132の背面側に対して位置決め固定されている。このようなモータ131は、制御部30で制御されるモータコントローラ(電源部)32から給電されることで正逆回転駆動される。なお、モータ131は、DCブラシレスモータに限らず、正逆回転できるものであれば、例えばステッピングモータなど他のモータであっても良い。
(3−1)遊星ワンウェイギアユニット
(3−1)遊星ワンウェイギアユニット
遊星ワンウェイギアユニット133については図8の遊星ワンウェイギアユニット図および図9の遊星ワンウェイギアユニット133の動作図を用いて説明する。図8の(a)は遊星ワンウェイギアユニット133の斜視図、(b)は分解斜視図である。図8の(a)と(b)に示すように、遊星ワンウェイギアユニット133は回転軸132aに遊嵌されている。遊星ワンウェイギアユニット133は、入力ギア141、遊星ギア142、出力ギア143を有している。
入力ギア141は、環状リブにより凹形状に形成されており、環状リブの外周に歯面141aが形成されている。この歯面141aとモータギア131aとが噛合している。入力ギア141の環状リブに囲まれた空間Sには、2つの遊星ギア142が設置される。入力ギア141の内側の空間Sは、出力ギア143によって蓋される。
図8の(c)に示すように、遊星ギア142の入力ギア141に対向する面にはボス(凸部)145が設けられている。遊星ギア142とボス145は、同軸となっている。入力ギア141は、空間Sを形成する面に、長穴形状の溝144を有している。ボス145が溝144にスライド可能に嵌合する。遊星ギア142は、入力ギア141と出力ギア143の相対的な回転方向により、入力ギア141と出力ギア143の連結または非連結を選択的に切り替える。
図8の(b)に示すように、入力ギア141の遊星ギア142に対向する面には、ストッパー壁(係止部材)149が設けられる。ストッパー壁149はエッジ部148を備えている。入力ギア141の出力ギア143に対向する面には、フック部147が設けられている。フック部147は、出力ギア143の外径部146に引っかかり、入力ギア141に対してスラスト方向に離間しないように、出力ギア143を回転自在に保持している。
図9の(b)は入力ギア141と出力ギア143の駆動が切断されている状態を示す図であり、(a)のA−A断面図である。(d)は入力ギア141と出力ギア143の駆動が伝達されている状態を示す図であり、(c)のB−B断面図である。
図9の(b)に示すように、入力ギア141に矢印X方向に駆動が入力されると、入力ギア141と一体であるストッパー壁149も矢印X方向に移動し、ストッパー壁149が遊星ギア142から離間する。そして、溝144の他端がボス145に当接し、遊星ギア142を回転軸132aを中心に公転させる。
この時、遊星ギア142の歯面は、出力ギア143の内歯143aに噛み合っているが、エッジ部148は遊星ギア142の歯面から離間している。すなわち、ボス145が溝144の他端に付勢された状態では、遊星ギア142の位置が規制され、遊星ギア142と内歯143aが適正な噛み合いになる軸間距離になるように設定されており、遊星ギア142はボス145を中心に回転運動(自転)をする。このため、入力ギア141からの駆動力は出力ギア143へ伝達されない。
一方、図9の(d)に示すように、入力ギア141に矢印Y方向に駆動が入力されると、入力ギア141と一体であるストッパー壁149も矢印Y方向へ移動する。そして、ボス145が溝144の一端に移動するまでストッパー壁149が遊星ギア142をスライドさせる。これにより、遊星ギア142はストッパー壁149に係止され、入力ギア141と略一体化した状態(自転しない状態)で回転軸132aを中心に回転運動(公転)する。この時、遊星ギア142は溝144にボス145を嵌合して保持されており、遊星ギア142の歯面は出力ギア143の内歯143aに噛み合っている。
ボス145が溝144の一端に付勢された状態で、遊星ギア142の歯面は、エッジ部148と内歯143aの間に食い込んだ状態で、ストッパー壁149と出力ギア143を連結する。このため、遊星ギア142は自転せず、入力ギア141からの駆動力が遊星ギア142を介して出力ギア143に伝達される。
(3−2)揺動振り子ギア
(3−2)揺動振り子ギア
揺動振り子ギア137については図10の揺動振り子ギア構成図と図11の揺動振り子ギアの動作図を用いて説明する。図11の(a)と(c)では主に揺動振り子ギアの位置について示しているが、(b)と(d)では突起部151bと揺動フレーム153に設けられた規制溝153aとの位置関係を示している。
揺動振り子ギア137は、図10の(a)に示すように、ギア部材150と、ホルダ部材151と、弾性部材152とを有する。ギア部材150は、円筒状に形成され、外周面にギア歯が形成されており、図11の(a)に示されるようにアイドラギア136、138と噛み合う。
ホルダ部材151は、円形のリブ151cがギア部材150の内周面150aに挿入されて内嵌され、ギア部材150を回転自在に支持する。
弾性部材152は、板バネにより構成され、図10の(b)に示すように、一端部をホルダ部材151に固定すると共に、他端側をギア部材150の大径部の内周面150bに矢印F方向に弾性的に付勢した状態で当接させている。そして、ギア部材150を揺動させる際にギア部材150に回転負荷を与えることで、揺動振り子ギア137に揺動力を発生させる。
また、ホルダ部材151には、ギア部材150の軸方向に貫通し、この軸方向に直交する方向に長い長孔部151aが形成されている。そして、図11に示すように、長孔部151aに駆動支持フレーム132に突設された軸132bを通すことで、ホルダ部材151が移動可能に保持される。
アイドラギア136が図11の(a)の矢印A方向に回転すると、このアイドラギア136と噛み合う揺動振り子ギア137内のギア部材150に回転駆動力が伝達される。
この場合、揺動振り子ギア137は弾性部材152による回転負荷とギア部材150がアイドラギア136から受ける駆動力により図11の(b)の位置にあっても(a)の位置になるように移動する。これにより、ギア部材150はアイドラギア138と噛み合い駆動を伝達する。即ち、アイドラギア136が(a)のように矢印A方向に回転されると揺動振り子ギア137は長孔部151aと軸132bとの間で揺動可能なため図11の(b)の位置にあっても(a)の位置になるように移動する。
また、ホルダ部材151には、突起部151bが備えられていて、図11の(b)に示すように、駆動フレーム153に形成された規制溝153aに突起部151bが伸びるようにしている。この規制溝153aは、突起部151bとの係合により揺動振り子ギア137の揺動範囲を規制するものである。したがって、揺動振り子ギア137は、突起部151bが規制溝153aの一部に突き当たることで、それ以上揺動しなくなる。その後は、ギア部材150は、その位置で、弾性部材152の回転負荷に拘らず、ホルダ部材151に設けられたリブ151cを回転軸として回転する。
また、図11の(c)に示すようにアイドラギア136が矢印B方向に回転した場合、揺動振り子ギア137は図11の(a)で示す位置から(b)で示す位置に揺動動作を行い、アイドラギア138と噛みあわなくなり、伝達を遮断する。その時の突起部151bと規制溝151aは(d)の位置となり、揺動振り子ギア137の移動を規制している。
(3−3)定着駆動
(3−3)定着駆動
本実施例の駆動切替装置130は以上の遊星ワンウェイギアユニット133と揺動振り子ギア137によりモータ131の正逆回転によって加圧ローラ106の駆動と加圧解除機構42の駆動を切り替えている。
定着駆動は、加圧解除機構42には駆動力を伝達せず、加圧ローラ106には駆動力を伝達して回転駆動する駆動伝達形態である。本実施例においては、制御部30は定着駆動時にはモータ131を第1の方向に駆動させる。その第1の方向の駆動力がモータギア131aから遊星ワンウェイギアユニット133の入力ギア141に入力する。このときの入力ギア141の回転方向は図9の(d)の矢印Y方向である。
この入力ギア141の回転方向Yは前述したように出力ギア143に駆動力を伝達する方向である。そして、この出力ギア143から揺動ユニット43の揺動中心ギア134と揺動ギア135を介して駆動力が加圧ギア111に伝達される。従って、加圧ローラ106が図3において矢印R106の方向に回転駆動される。
一方、矢印Y方向に回転する入力ギア141に噛合しているアイドラギア136の回転方向は図11の(c)の矢印B方向である。このアイドラギア136の回転方向Bは前述したように揺動振り子ギア137をアイドラギア138と噛みあわなくする方向であり、アイドラギア138への駆動力の伝達が遮断される。従って、加圧解除機構42には駆動力が伝達されない。
(3−4)定着加圧解除駆動
(3−4)定着加圧解除駆動
定着加圧解除駆動は、加圧ローラ106には駆動力を伝達せず、加圧解除機構42には駆動力を伝達する駆動伝達形態である。本実施例においては、制御部30は定着加圧解除駆動時にはモータ131を第1の方向とは逆方向である第2の方向に駆動する。その第2の方向の駆動力がモータギア131aから遊星ワンウェイギアユニット133の入力ギア141に入力する。
このときの入力ギア141の回転方向は図9の(b)の矢印X方向である。この入力ギア141の回転方向Xは前述したように出力ギア143に駆動力を伝達しない方向であり、出力ギア143は回転しない。従って、加圧ギア111即ち加圧ローラ106には駆動力が伝達されない。
一方、矢印X方向に回転する入力ギア141に噛合しているアイドラギア136の回転方向は図11の(a)の矢印A方向である。このアイドラギア136の回転方向Aは前述したように揺動振り子ギア137をアイドラギア138に噛みあわせる方向であり、アイドラギア138への駆動力の伝達がなされる。そして、その駆動力がアイドラギア138、139、140を介してカムギア112に伝達される。これにより、カム軸110aの回転駆動がなされる。即ち、カム110が回転してニップ部Nが加圧状態から加圧解除状態に、若しくは加圧解除状態から加圧状態に転換される。
ここで、定着装置22には、図6の示すように、カムギア112の回転角検知機構33が配設してある。本実施例における当該機構33はカムギア112と一体に回転するフラフ33aとそのフラフ33aにより光路が開放−遮断されるフォトセンサとで構成されている。この回転角検知機構33は、ニップ部Nの加圧状態に対応するカムギア112の第1の回転角、及びニップ部Nの加圧解除状態に対応する第2の回転角を検知する。そして、その検知情報が制御部30にフィードバックされる構成となっている。
制御部30はモータ131の第2の方向への駆動後に回転角検知機構から第1の回転角の検知情報が入力したらニップ部Nが加圧解除状態から加圧状態に転換されたと判断してモータ131の駆動を停止させる。これによりニップ部Nが加圧状態に保持される。また、制御部30はモータ131の第2の方向への駆動後に回転角検知機構33から第2の回転角の検知情報が入力したらニップ部Nが加圧状態から加圧解除状態に転換されたと判断してモータ131の駆動を停止させる。これによりニップ部Nが加圧解除状態に保持される。
本実施例においては、制御部30はプリンタ1の待機時等の非プリント動作時(非画像形成時)にはニップ部Nが加圧解除状態に保持されるように加圧解除機構42を制御する。また、制御部30はプリンタ1のプリント動作時(画像形成時)にはニップ部Nが加圧解除状態から加圧状態に転換されて保持されるように加圧解除機構42を制御してから前記の定着駆動を行う。また、制御部30はプリンタ1のプリント動作過程においてジャム検知した時には、プリント動作を緊急停止させると共に、ニップ部Nが加圧状態から加圧解除状態に転換されて保持されるように加圧解除機構42を制御する。
(3−5)揺動ユニット43
(3−5)揺動ユニット43
揺動ユニット43は駆動切替装置130が加圧ローラ106の側から駆動を受けても加圧解除機構42が動作しないように駆動を遮断する駆動遮断機構として機能させている。この揺動ユニット43は駆動切替装置130の駆動伝達ギア列の一部を構成し、駆動伝達ギア列に介入した駆動接続位置43A(図1の(b))と駆動伝達ギア列から離脱した駆動遮断位置43B(図1の(b)との間を移動可能(揺動可能)である。
この揺動ユニット43について図1の揺動ユニットの斜視図を用いて説明する。揺動ユニット43は揺動中心ギア134と揺動ギア135と揺動コロ164とそれらを保持する揺動支持板161とを有する。また、揺動ユニット43を(b)の駆動接続位置43Aと(a)の駆動遮断位置43Bとに選択的に移動させる移動機構(連動部材)としてのスライダ162とスライダバネ163を有する。
スライダ162は図7の(a)の駆動切替装置130の斜視図で示されるように駆動フレーム153によってスライド移動可能に保持されている。スライダバネ163は揺動支持板161とスライダ162の間に保持されており、スライダ162の移動に応じて揺動支持板161を押圧する。揺動ユニット43はスライダ先端部162aが開閉扉26の閉じ込みにより開閉扉26側の押圧部26ade押される。また、開閉扉26が開かれることでその押しが解除される。
即ち、スライダ162とスライダバネ163は連動部材として、開閉扉26の閉鎖位置26Aから開放位置26Bへの移動に伴って揺動ユニット43を駆動接続位置43Aから駆動遮断位置43Bに移動させる。また、スライダ162とスライダバネ163は連動部材として、開閉扉26の開放位置26Bから閉鎖位置26Aへの移動に伴って揺動ユニット43を駆動遮断位置43Bから駆動接続位置43Aに移動させる。
図1の(a)は開閉扉26が開いており、スライダ先端部162aが開閉扉25に押されていない状態を示す図である。この時、揺動ユニット43には軸132cを中心に自重による回転トルクWによって、加圧ローラギア111と揺動ギア135のギアが噛みあわなくなるように離れる。即ち、揺動ユニット43を駆動遮断位置43Bに移動している。
定着装置22で起きたジャム用紙を除去処理するときはジャム用紙にアクセスするために開閉扉25を空けてジャム用紙を引き抜く。その際に加圧ローラ106と加圧ローラギア111が回転してしまっても揺動ギア135との駆動伝達は切れているため、駆動切替装置130内のギアは回転しない。即ち、加圧解除機構42が動作しないように駆動が遮断される。
一方、図1の(b)は開閉扉25が閉じており、スライダ先端部162aが開閉扉26に押されている状態を示す図である。スライダ先端部162aが開閉扉26に押されることにより移動し、スライダバネ162を介して揺動ユニット43を押圧している。この押圧により軸132cを中心に回転トルクTが働き、T>Wであるため揺動ギア135と加圧ローラギア111が噛み合う。この時、揺動コロ164と加圧ローラギア111の外径部111aが接触することによりギアの軸間距離を一定に保つようにしている。即ち、揺動ユニット43は駆動接続位置43Aに移動しており、定着駆動が可能となる。
ここで上述の回転トルクTは前述の回転トルクWとでT>Wの関係を既に示している。さらに、前述の遊星ワンウェイギアユニット133の駆動が切り替わる際に遊星ギア142が移動するときに生じる空転トルクVに対してT>W+Vの関係にする必要がある。
ここで上述の回転トルクTは前述の回転トルクWとでT>Wの関係を既に示している。さらに、前述の遊星ワンウェイギアユニット133の駆動が切り替わる際に遊星ギア142が移動するときに生じる空転トルクVに対してT>W+Vの関係にする必要がある。
なぜならば、T<W+Vの関係の場合、空転トルクVが発生するときに揺動ギア135と加圧ローラギア111のギア間が離れてしまう。離れた後に空転トルクVが小さくなる、あるいはギア間が離れる方向に移動することでスライダバネ162による押し圧が大きくなってしまい、T>W+Vの関係になる。そうすると、再び揺動ギア135と加圧ローラギア111の軸間が縮まって接触し、接触音がしてしまうからである。
こういった異音が起きないように、揺動ユニット43を押し圧して揺動ギア135と加圧ローラギア111が噛み合っている状態では常にT>W+Vが成り立つようにして空転トルクVによって揺動ギア135と加圧ローラギア111が離れないようにしている。
本実施例においては、
・スライダバネ162の押し圧によるトルクT=4N・cm
・揺動ユニット43の自重による回転トルクW=0.45N・cm
・遊星ワンウェイギアユニット133の空転トルクV=2N・cm
に設定しており、T>W+Vが成り立つようにしている。
・スライダバネ162の押し圧によるトルクT=4N・cm
・揺動ユニット43の自重による回転トルクW=0.45N・cm
・遊星ワンウェイギアユニット133の空転トルクV=2N・cm
に設定しており、T>W+Vが成り立つようにしている。
上記の説明ではTの値を大きくすればするほど良いことになってしまうが、トルクTは開閉扉26を閉める動作時にスライダ161を押すものである。トルクTが大きくしてしまうと、開閉扉25を閉める際に必要な操作力が大きくなってしまうため、好ましくないので本実施例の設定値にしている。
上記のように、モータ131の正逆回転によって加圧ローラ106の駆動と加圧解除機構41の駆動を切り替える駆動切替装置130において、ジャム処理の際は開閉扉26を開くことによって加圧ローラギア111と揺動ギア135の駆動伝達が遮断される。そのため、ジャム処理時の加圧ローラ106の回転によって駆動が加圧解除機構42にまで伝達してしまうことがない。
また、駆動切替時に空転トルクVが発生してもスライダ162でスライダバネ163を押し圧するトルクTと揺動ユニット43による自重トルクWの間にT>W+Vなるように設定している。そのため、揺動ギア135と加圧ローラギア111間で衝突による異音が生じることはない。
第2の実施形態について、図12の駆動切替装置130の動作図を用いて説明する。本実施例2では、実施例1の遊星ワンウェイギアユニット133を用いずに揺動振り子ギアを二つ用いることによって駆動の切り替えを行う。その他の構成及び作用については、実施例1と同様である。そのため、以下、実施例1と異なる部分を中心に説明する。
モータギア231aが、(a)のように、矢印Eの方向に回転すると揺動振り子駆動ギア233を回転させ、その先の揺動振り子ギア234、237を回転させる。この場合は、揺動振り子ギア237はアイドラギア238との駆動伝達が切断される。これに対して、揺動振り子ギア234から揺動中心ギア235へは駆動が伝達されるので、加圧ローラ106を回転させることが出来る。
また、モータギア231aが、(b)のように、矢印F方向に回転すると揺動振り子駆動ギア233を回転させ、その先の揺動振り子ギア234、237を回転させる。この場合は、揺動振り子ギア234は揺動中心ギア235との駆動伝達が切断される。これに対して、揺動振り子ギア237からアイドラギア238へは駆動が伝達されるので、加圧解除機構42を回転させることが出来る。
この時も、揺動ユニット44を押圧することによって、
・軸232cを中心にした回転トルクT’と
・前述の揺動ユニット44の自重による回転トルクW’
・および、揺動振り子ギア234の駆動が切り替わる際に揺動振り子ギア234が移動するときに生じる空転トルクV’
の関係においてT’>W’+V’になるように設定している。
・軸232cを中心にした回転トルクT’と
・前述の揺動ユニット44の自重による回転トルクW’
・および、揺動振り子ギア234の駆動が切り替わる際に揺動振り子ギア234が移動するときに生じる空転トルクV’
の関係においてT’>W’+V’になるように設定している。
本実施例2においては
・揺動ユニット44の自重による回転トルクW’=0.45N・cm
・揺動振り子ギア234の空転トルクV’=2.5N・cm
・スライダバネ263の押し圧によるトルクをT’=4.5N・cm
に設定しており、T’>W’+V’の関係になっている。そのため、実施例1と同様の効果が得られる。
・揺動ユニット44の自重による回転トルクW’=0.45N・cm
・揺動振り子ギア234の空転トルクV’=2.5N・cm
・スライダバネ263の押し圧によるトルクをT’=4.5N・cm
に設定しており、T’>W’+V’の関係になっている。そのため、実施例1と同様の効果が得られる。
図12において、239と240は図1におけるアイドラギア139と140と同じくアイドラギアである。また、236は図1における揺動ユニット43の揺動ギア135と同じく揺動ギアである。また、262と263は図1におけるスライダ162とスライダバネ163と同じくスライダとスライダバネである。
《その他の事項》
《その他の事項》
(1)本発明が実施例の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、実施例の形態の中で示唆した以外にも、実施例の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また構成部材の数、位置、形状等は実施例の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
(2)例えば、上記の実施例1、2では、駆動を切り替えるワンウェイの構成として遊星ワンウェイギアユニット133や揺動振り子ギア234を示したが、ワンウェイクラッチなどについても同様であり、実施例1、2と同様の効果を得ることが出来る。
(3)実施例1、2では、未定着トナー像を記録材に定着する定着装置22を例にして説明したが、画像の光沢を向上させるべく、記録材に一度定着あるいは仮定着されたトナー像を加熱加圧する装置(この場合も定着装置と呼ぶ)にも同様に適用可能である。
(4)加熱回転体である定着フィルム101の加熱手段は実施例のセラミックヒータ100による形態に限られない。例えば、ハロゲンヒータや電磁誘導加熱コイルを用いて内部加熱或いは外部加熱する加熱構成にすることもできる。
(5)加圧部材である加圧ローラ106を回転可能な無端ベルト体の形態にすることもできる。
(6)定着装置は圧力定着装置であってもよい。
(7)画像形成装置の画像形成部は電子写真方式に限られない。静電記録方式や磁気記録方式の画像形成部であってもよい。また、転写方式に限られず、記録材Pに対して直接方式で未定着画像を形成する構成のものであってもよい。
(8)定着装置22は、画像形成装置の内部に固設されているものに限らず、ユニット化されて画像形成装置の外部へ取り外し交換できるものであっても良い。この場合、制御部30を含めて取り外し交換されるものでも良いし、制御部30を除いて取り外し交換されるものでも良い。また、定着装置は、画像形成装置とは独立して、定着装置単独で用いられるものであっても良い。
本発明によれば、ジャム処理時に加圧ローラ回転による加圧解除駆動の接続を行える定着装置及び画像形成装置が提供される。
Claims (11)
- トナー像を担持した記録材をその間のニップ部で挟持搬送してトナー像を定着する一対の回転体と、
前記一対の回転体を圧接する加圧機構と、
前記加圧機構による前記一対の回転体の圧接を解除する加圧解除機構と、
正逆回転可能な駆動源の第1の方向の駆動力と前記第1の方向と逆方向である第2の方向の駆動力を前記回転体の駆動と前記加圧解除機構の駈動とにワンウェイ構成のギアで切り替える駆動伝達機構であって、前記回転体の側から駆動を受けても前記加圧解除機構が動作しないように駆動を遮断する駆動遮断機構を備えた駆動伝達機構と、有する定着装置。 - 前記駆動遮断機構は前記駆動伝達機構の駆動伝達ギア列の一部を構成し、前記駆動伝達ギア列に介入した駆動接続位置と前記駆動伝達ギア列から離脱した駆動遮断位置との間を移動可能である請求項1に記載の定着装置。
- 前記駆動遮断機構を前記駆動接続位置と前記駆動遮断位置とに選択的に移動させる移動機構を有する請求項2に記載の定着装置。
- 前記駆動遮断機構の前記駆動遮断位置から前記駆動接続位置に移動させる際のトルクTは、前記駆動遮断機構の前記駆動接続位置から前記駆動遮断位置に移動させる際のトルクWおよび前記ワンウェイ構成のギアで駆動を切り替えるときの空転トルクVの和より大きい請求項2又は3に記載の定着装置。
- 前記一対の回転体の一方が可撓性を有する無端状のベルトであり他方が駆動回転体である請求項1乃至4の何れか一項に記載の定着装置。
- 記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によりトナー像が形成された記録材をその間のニップ部で挟持搬送してトナー像を定着する一対の回転体を備えた定着部と、
前記一対の回転体を圧接する加圧機構と、
前記加圧機構による前記一対の回転体の圧接を解除する加圧解除機構と、
正逆回転可能な駆動源の第1の方向の駆動力と前記第1の方向と逆方向である第2の方向の駆動力を前記回転体の駆動と前記加圧解除機構の駆動とにワンウェイ構成のギアで切り替える駆動伝達機構であって、前記回転体の側から駆動を受けても前記加圧解除機構が動作しないように駆動を遮断する駆動遮断機構を備えた駆動伝達機構と、有する
画像形成装置。 - 前記駆動遮断機構は前記駆動伝達機構の駆動伝達ギア列の一部を構成し、前記駆動伝達ギア列に介入した駆動接続位置と前記駆動伝達ギア列から離脱した駆動遮断位置との間を移動可能である請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記駆動遮断機構を前記駆動接続位置と前記駆動遮断位置とに選択的に移動させる移動機構を有する請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記駆動遮断機構の前記駆動遮断位置から前記駆動接続位置に移動させる際のトルクTは、前記駆動遮断機構の前記駆動接続位置から前記駆動遮断位置に移動させる際のトルクWおよび前記ワンウェイ構成のギアで駆動を切り替えるときの空転トルクVの和より大きい請求項7又は8に記載の画像形成装置。
- 画像形成装置の装置本体に設けられ、少なくとも前記定着部に対するアクセスを可能とする開口部と、
前記開口部を閉じる閉鎖位置と前記開口部を開放する開放位置との間を移動可能な開閉部材と、
前記開閉部材の前記閉鎖位置から前記開放位置への移動に伴って前記駆動遮断機構を前記駆動接続位置から前記駆動遮断位置に移動させる、及び、前記開閉部材の前記開放位置から前記閉鎖位置への移動に伴って前記駆動遮断機構を前記駆動遮断位置から前記動接続位置に移動させる連動部材と、を有する
請求項7又は9に記載の画像形成装置。 - 前記一対の回転体の一方が可撓性を有する無端状のベルトであり他方が駆動回転体である請求項6乃至10の何れか一項に記載の画像形成装置。
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