WO2018139078A1

WO2018139078A1 - 後処理装置及び後処理システム

Info

Publication number: WO2018139078A1
Application number: PCT/JP2017/044449
Authority: WO
Inventors: 研一渡辺; 一茂増成; 博志土屋; 邦昭木村
Original assignee: グラドコジャパン株式会社
Priority date: 2017-01-30
Filing date: 2017-12-11
Publication date: 2018-08-02
Also published as: TWI745523B; TW201831335A

Abstract

【課題】見出しスタイル設定機能に基づき、インデックスシートを作成可能であり、また文書が印刷されたシートとタブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成することが可能である。【解決手段】後処理装置は、シートに見出しを印刷する印刷部（５０１）を備え、印刷部（５０１）は、文書作成ソフトが有する見出しスタイル設定機能に基づき、文書に付される見出しスタイル情報に応じてシートに見出しを印刷し、インデックスシートを作成可能である。

Description

後処理装置及び後処理システム

　この発明は、文書が印刷されたシートとタブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成する後処理装置及び後処理システムに関する。

　従来、複数枚のシートの束を製本する際には、シートの束にパンチ孔を開けて綴じるもの、また綴じ針で綴じるもの、用紙束の中央を綴じる中綴じ、用紙束の背を接着剤で塗布する糊付け、製本テープで綴じるものなどいくつかの製本が存在する。

　また、例えば、特許文献１や特許文献２には、タブ紙のインデックスシートを給紙するとともに、文書シートの間に挿入するインサート機構を設けることが記載されている。また、特許文献３には、シート端部に切り込みを入れ、これを折り返してタブとすることが記載されている。
特開２００２－１５２４４２号公報特開２００３－４０５１７号公報特開平９－１７５７２５号公報

　このように、種々の綴じ方法で製本するものがあるが、文書に付される見出しスタイル情報に応じてタブに見出しを印刷してインデックスシートを作成し、このインデックスシートを挿入して製本するものはなかった。また、単に、インデックスシートを挿入するものがあるが、単にインデックスシートを挿入してシートの種分けをするだけであった。

　この発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、文書作成ソフトが有する見出しスタイル設定機能に基づき、インデックスシートを作成可能である後処理装置及び文書が印刷されたシートとタブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成する後処理システムを提供することを目的とする。

　前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。

　請求項１に記載の発明は、シートに見出しを印刷する印刷部を備え、
　前記印刷部は、
　文書作成ソフトが有する見出しスタイル設定機能に基づき、
　文書に付される見出しスタイル情報に応じてシートに見出しを印刷し、
　インデックスシートを作成可能であることを特徴とする後処理装置である。

　請求項２に記載の発明は、シートに見出しを印刷する印刷部と、
　見出しを印刷したシートにタブを作成するタブ作成部と、を備え、
　前記印刷部は、
　文書作成ソフトが有する見出しスタイル設定機能に基づき、
　文書に付される見出しスタイル情報に応じてシートに見出しを印刷し、
　前記タブ作成部は、
　見出しを印刷したシートにタブを作成することを特徴とする後処理装置である。

　請求項３に記載の発明は、前記印刷部は、前記見出しを囲みかつ折り返しタブを形成す
るための切り込み印となるガイドラインを印刷し、
　前記タブ作成部は、
　ガイドラインに沿って折り返しタブの外縁を形成する切り込みを開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してシート端部に設けることを特徴とする請求項２に記載の後処理装置である。

　請求項４に記載の発明は、見出しスタイルを設定する設定操作部を備え、
　前記設定操作部は、
　選択により前記見出しスタイル設定機能に優先して見出しスタイルを設定し、
　前記印刷部は、
　前記設定操作部の見出しスタイルの設定に基づき、
　前記シートのタブに見出しを印刷することを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれか１項に記載の後処理装置である。

　請求項５に記載の発明は、前記見出しスタイル設定機能は、
　製本するシートに目次の印刷を設定するとともに、前記シート毎のタブに目次の印刷を設定することを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれか１項に記載の後処理装置である。

　請求項６に記載の発明は、前記設定操作部は、
　製本するシートに目次の印刷を設定するとともに、前記シート毎のタブに目次の印刷を設定することを特徴とする請求項３に記載の後処理装置である。

　請求項７に記載の発明は、文書作成ソフトにより画像が印刷されたシートを搬送するシート搬送部と、
　インデックスシートのタブに見出しを印刷する印刷部と、
　複数枚のシートの間に前記インデックスシートを挿入する処理部と、を備え、
　前記印刷部は、
　前記文書作成ソフトが有する見出しスタイル設定機能に基づき、
　文書に付される見出しスタイル情報に応じて、前記インデックスシートのタブに見出しを印刷することを特徴とする後処理装置である。

　請求項８に記載の発明は、見出しスタイルを設定する設定操作部を備え、
　前記設定操作部は、
　選択により前記見出しスタイル設定機能に優先して見出しスタイルを設定し、
　前記印刷部は、
　前記設定操作部の見出しスタイルの設定に基づき、
　前記インデックスシートのタブに見出しを印刷することを特徴とする請求項７に記載の後処理装置である。

　請求項９に記載の発明は、前記見出しスタイル設定機能は、製本するシートに目次の印刷を設定するとともに、前記インデックスシート毎のタブに目次の印刷を設定することを特徴とする請求項７または請求項８に記載の後処理装置である。

　請求項１０に記載の発明は、前記設定操作部は、
　製本するシートに目次の印刷を設定するとともに、前記インデックスシート毎のタブに目次の印刷を設定することを特徴とする請求項８に記載の後処理装置である。

　請求項１１に記載の発明は、前記インデックスシートを供給するインデックスシート供給部を備え、　前記インデックスシート供給部は、
　予めタブが形成された前記インデックスシートを供給することを特徴とする請求項７乃至請求項１０のいずれか１項に記載の後処理装置である。

　請求項１２に記載の発明は、折り返しタブ作成部を備え、
　前記折り返しタブ作成部は、
　折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシートの端部に開け、前記切り込みにより形成された折り返しタブを折り返して前記シートの端部に設けてタブを有するインデックスシートとし、
　前記インデックスシート供給部は、
　前記折り返しタブ作成部により作成された前記インデックスシートを供給することを特徴とする請求項７乃至請求項１０のいずれか１項に記載の後処理装置である。

　請求項１３に記載の発明は、前記折り返しタブ作成部は、
　折り返しタブを形成する折り返し基準となる折り目をシート端部に形成する折り目形成手段と、
　折り返しタブの外縁を形成する切り込みを前記シート端部に開けるパンチ刃と、
　切り込みにより形成された折り返しタブを、前記折り目を基準として折り返す折り返し手段と、
　を有することを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置である。

　請求項１４に記載の発明は、前記折り返しタブ作成部は、
　折り返しタブの外縁を形成する切り込みを前記シート端部に開けるパンチ刃と、
　切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す折り返し手段と、
　折り返しタブをシート端部と重ねられた状態で圧着する圧着手段と、
　を有することを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置である。

　請求項１５に記載の発明は、前記折り返しタブ作成部は、
　折り返しタブを前記シート端部に接着する接着剤を付着する付着手段を備え、
　前記折り返しタブ作成手段は、
　折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開けるパンチ刃と、
　折り返しタブを折り返してシート端部に接着剤により固着する固着手段と、
　を有することを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置である。

　請求項１６に記載の発明は、前記折り返しタブ作成部は、
　折り返しタブを挿通させるためのＩ字状の切り込み孔をシート端部に開ける切り込み手段と、
　折り返しタブの外縁を形成する切り込みを前記シート端部に開けるパンチ刃と、
　切り込みにより形成された折り返しタブを折り返して前記Ｉ字状の切り込み孔に差し込み折り返しタブを設ける差し込み手段と、
　を有することを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置である。

　請求項１７に記載の発明は、前記折り返しタブ作成部は、
　折り返しタブの一部折り返しを挿通させて係止するための係止開口をシート端部に開ける係止開口形成手段と、
　折り返しタブの外縁を形成する切り込み及び一部折り返しの外縁を前記シート端部に開けるパンチ刃と、
　切り込みにより形成された折り返しタブを折り返し、前記一部折り返しを前記係止開口に係止させる折り返し手段と、
　を有することを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置である。

　請求項１８に記載の発明は、前記折り返しタブ作成部は、
　折り返しタブの外縁を形成する切り込みを前記シート端部に開けるパンチ刃と、
　切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す折り返し手段と、
　折り返しタブをシート端部と重ねられた状態で粘着テープにより貼り付けるテープ貼付手段と、
　を有することを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置である。

　請求項１９に記載の発明は、前記折り返しタブ作成部は、
　折り返しタブの外縁を形成する切り込みを前記シート端部に開けるパンチ刃と、
　切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す折り返し手段と、
　折り返しタブをシート端部と重ねられた状態で針ステープルにより止めるテープ止め手段と、
　を有することを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置である。

　請求項２０に記載の発明は、前記折り返しタブ作成部は、
　折り返しタブの外縁を形成する切り込みを前記シート端部に開けるパンチ刃と、
　切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す折り返し手段と、
　折り返しタブをシート端部と重ねられた状態で押圧して腰付けする腰付け手段と、
　を有することを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置である。

　請求項２１に記載の発明は、前記折り返しタブ作成部は、
　挿入されたシート端部に折り返しタブの外縁を形成する切り込み手段と、
　形成された折り返しタブの外縁を折り返し位置に導くガイド手段と、
　挿入されたシート端部を前記挿入部から引き出す際に、形成された折り返しタブを折り返して前記シート端部に設けるタブ折り返し手段と、
　を備えることを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置である。

　請求項２２に記載の発明は、前記切り込み手段は、
　初期位置と折り返しタブの外縁形成位置を往復動するパンチで構成し、
　前記ガイド手段は、
　初期位置とガイド位置を往復動するガイドバーで構成し、
　前記パンチが初期位置で前記ガイドバーが初期位置であり、
　前記パンチが折り返しタブの外縁形成位置に移動すると、前記ガイドバーがガイド位置に連動して移動することを特徴とする請求項２１に記載の後処理装置である。

　請求項２３に記載の発明は、前記タブ折り返し手段は、
　シート端部を挿入部に挿入するローラ対で構成し、
　挿入されたシート端部を前記挿入部から引き出す際に、前記ローラ対が形成された折り返しタブを折り返して押圧し、前記シート端部に折り返しタブを設けることを特徴とする請求項２１に記載の後処理装置である。

　請求項２４に記載の発明は、折り返しタブを形成するシートのセット位置を決める位置決めバーを備えることを特徴とする請求項１３乃至請求項２３のいずれか１項に記載の後処理装置である。

　請求項２５に記載の発明は、シートを検出するシート検出手段と、
　位置決めバーを移動するバー移動手段と、
　シートの検出情報に基づき前記バー移動手段を制御して位置決めバーを移動し、前記折り返しタブを形成する位置を変化させる制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項２４に記載の後処理装置である。

　請求項２６に記載の発明は、前記折り返しタブ作成部は、
　モータを含む駆動源、または手動レバーを含む駆動源により駆動されることを特徴する請求項１２乃至請求項２５のいずれか１項に記載の後処理装置である。

　請求項２７に記載の発明は、画像が形成されたシートを積載するベーストレーと、
　前記ベーストレー上に積載されたシート束を綴じる綴じ部と、を備える後処理装置であり、
　前記画像が形成されたシートを前記ベーストレーへ搬送する搬送路に前記請求項１２乃至請求項２６のいずれか１項に記載の折り返しタブ作成部を備えることを特徴とする後処理装置である。

　請求項２８に記載の発明は、前記折り返しタブ作成部を、タブ作成する作成位置とタブを作成しない待機位置とに移動させる移動手段を、備えることを特徴とする請求項２７に記載の後処理装置である。

　請求項２９に記載の発明は、前記移動手段は、
　折り返しタブを作成する位置情報に基づき前記折り返しタブ作成部の作成位置を変化させることを特徴とする請求項２８に記載の後処理装置である。

　請求項３０に記載の発明は、前記折り返しタブ作成部は、
　画像形成装置から搬送されるシート、または専用シート供給装置から搬送されるシートに折り返しタブを作成することを特徴とする請求項２７乃至請求項２９のいずれか１項に記載の後処理装置である。

　請求項３１に記載の発明は、画像形成装置においてシートの折り返しタブを作成する位置にタブ印字し、
　前記折り返しタブ作成部は、前記画像形成装置からのタブ印字情報に基づき、タブ印字したシートに折り返しタブを作成することを特徴とする請求項２７乃至請求項３０のいずれか１項に記載の後処理装置である。

　請求項３２に記載の発明は、折り返しタブに印字するタブ印字プリンタを備えることを特徴とする請求項２７乃至請求項３０のいずれか１項に記載の後処理装置である。

　請求項３３に記載の発明は、折り返しタブに印字シートを貼り付ける印字シート貼付装置を備えることを特徴とする請求項２７乃至請求項３０のいずれか１項に記載の後処理装置である。

　請求項３４に記載の発明は、前記折り返しタブ作成部は、
　タブを形成するタブ形成刃を有する刃ユニットを装置本体に固定したことを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置である。

　請求項３５に記載の発明は、前記折り返しタブ作成部は、
　タブを形成するタブ形成刃を有する刃ユニットを装置本体に着脱可能とし、
　タブの形状に応じて前記刃ユニットを交換可能としたことを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置である。

　請求項３６に記載の発明は、前記刃ユニットのタブ形成刃を作動させる操作部を有する装置本体を備え、
　前記装置本体を開放可能した構成であり、
　前記装置本体を開放した状態で、前記刃ユニットをセットして交換することを特徴とする請求項３５に記載の後処理装置である。

　請求項３７に記載の発明は、前記刃ユニットのタブ形成刃を作動させる操作部を有する装置本体を備え、
　前記装置本体に挿入可能部を有する構成であり、
　前記装置本体の挿入可能部に、前記刃ユニットをセットして交換することを特徴とする請求項３５に記載の後処理装置である。

　請求項３８に記載の発明は、前記折り返しタブ作成部は、
　前記刃ユニットをセットして交換することで動作可能になる構成であることを特徴とする請求項３５乃至請求項３６のいずれか１項に記載の後処理装置である。

　請求項３９に記載の発明は、インデックスシートを含むシート束を綴じる製本部を備え、
　前記製本部は、
　前記シート束の片側を綴じて製本、
　またはシート束の中綴じ製本する構成であることを特徴とする請求項１乃至請求項３８のいずれか１項に記載の後処理装置である。

　請求項４０に記載の発明は、前記シート束の中綴じ製本では、
　シート束に含まれる複数のインデックスシートは、見出しを印刷したタブの先端位置を一致させて揃える構成であることを特徴とする請求項３９に記載の後処理装置である。

　請求項４１に記載の発明は、見出し情報を含んだ文書ファイルから抽出されたインデックスシート用印刷文書ファイルに基づいてシートに設定された見出しを設定された位置に印刷し、かつ前記文書ファイルに基づいて文書をシートに印刷するプリンタと、
　前記プリンタにおいて見出しが印刷されたシートからタブを形成するインデックスシート作成装置と、
　前記文書が印刷されたシートと前記タブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成する後処理装置と、を備えることを特徴とする後処理システムである。

　請求項４２に記載の発明は、見出し情報を含んだ文書ファイルから抽出されたインデックスシート用印刷文書ファイルに基づいてシートに設定された見出しを設定された位置に印刷し、見出しが印刷されたシートからタブを形成するインデックスシート作成装置と、
　前記文書ファイルに基づいて文書をシートに印刷するプリンタと、
　前記文書が印刷されたシートと前記タブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成する後処理装置と、を備えることを特徴とする後処理システムである。

　請求項４３に記載の発明は、見出し情報を含んだ文書ファイルから抽出されたインデックスシート用印刷文書ファイルに基づいてシートに設定された見出しを設定された位置に印刷するプリンタと、
　前記プリンタにおいて見出しが印刷されたシートからタブを形成するインデックスシート作成装置と、
　前記文書ファイルに基づいて文書を複数枚のシートに印刷するプリンタと、
　前記文書が印刷されたシートと前記タブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成する後処理装置と、を備えることを特徴とする後処理システムである。

　請求項４４に記載の発明は、インデックスシートを含むシート束を綴じる製本部を備え、
　前記製本部は、
　前記シート束の片側を綴じて製本、
　またはシート束の中綴じ製本する構成であることを特徴とする請求項４１乃至請求項４３のいずれか１項に記載の後処理システムである。

　請求項４５に記載の発明は、前記シート束の中綴じ製本では、
　シート束に含まれる複数のインデックスシートは、見出しを印刷したタブの先端位置を一致させて揃える構成であることを特徴とする請求項４４に記載の後処理システムである。

　前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。　　

　請求項１乃至請求項４０に記載の発明では、文書作成ソフトが有する見出しスタイル設定機能に基づき、文書に付される見出しスタイル情報に応じて、インデックスシートのタブに見出しを印刷することで、インデックスシートのタブに対応して見出しを印刷することが可能になる。

　請求項４１乃至請求項４５に記載の発明では、インデックスシート挿入位置データに基づいて、文書が印刷されたシートとタブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成することが可能である。

第１の形態の後処理装置の概略図である。第２の形態の後処理装置の概略図である。後処理装置の概略図である。製本の構成を示す図である。目次と目次に沿って文章の印刷を示す図である。インデックスシートの見出し印刷を示す図である。市販のインデックスシートを示す図である。折り返しタブ作成部の概略図である。折り返しタブ作成部の内部構造を示す図である。線状の折り返し基準となる折り目の実施例１を示す図である。点状の折り返し基準となる折り目の実施例２を示す図である。折り返しタブ作成装置の概略構成図である。折り返しタブの作成を説明する図である。実施の形態３の折り返しタブ作成装置の概略図である。折り返しタブ作成装置の内部構造を示す図である。内部構造の機構を示す図である。内部構造の機構を示す図である。折り返しタブの成形動作を示す図である。折り返しタブの成形動作を示す図である。折り返しタブの成形動作を示す図である。実施の形態４の折り返しタブ作成装置の概略図である。折り返しタブ作成装置の内部構造を示す図である。内部構造の機構を示す図である。内部構造の機構を示す図である。折り返しタブの成形工程図である。実施の形態５の折り返しタブ作成装置の外形図である。折り返しタブ作成装置の構成図である。折り返しタブ作成装置の作動図である。実施の形態６の折り返しタブ作成装置の外形図である。接着カセット構成図である。折り返しタブ作成装置の作動図である。実施の形態７の折り返しタブ作成装置の外観を示す斜視図である。折り返しタブ作成装置の断面図である。折り返しタブ作成の動作を示す図である。折り返しタブ作成の動作を示す図である。折り返しタブ作成の動作を示す図である。折り返しタブ作成の動作を示す図である。折り返しタブ作成の動作を示す図である。折り返しタブ作成を示す斜視図である。粘着テープによる貼り付け状態を示す図である。針ステープルにより止める状態を示す図である。圧着する状態を示す図である。腰付ける状態を示す図である。折り返しタブ作成装置の斜視図である。折り返しタブ作成装置の内部構造を示す斜視図である。切り込み手段を構成する受けプレートとパンチを示す斜視図である。折り返しタブ作成装置の内部構造を示す図である。折り返しタブの成形動作を示す図である。折り返しタブ作成装置の他の実施の形態を示す図である。内部構造を示す図である。装置本体を開放した状態を示す図である。刃ユニットの交換を示す図である。タブの形状を示す図である。刃ユニットの交換構成を示す図である。他の実施の形態のタブの形状を示す図である。刃ユニットを装置本体に固定した状態を示す図である。シート後処理装置の構成図である。シート後処理装置の動作を説明する図である。シート後処理装置の動作を説明する図である。シート後処理装置の動作を説明する図である。シート後処理装置の動作を説明する図である。シート後処理装置の動作を説明する図である。折り返しタブに印字する構成を示す図である。折り返しタブに印字する構成を示す図である。折り返しタブに印字する構成を示す図である。インラインの後処理システムを示す図である。オフラインの後処理システムを示す図である。オフラインの後処理システムを示す図である。インデックスシートを含むシート束を綴じる製本を示す図である。製本のページ割り付けを説明する図である。インデックスシートの作成を説明する図である。インデックスシートの作成装置を示す図である。インデックスシートのタブ位置修正を説明する図である。製本した冊子を示す図である。

　以下、この発明の後処理装置及び後処理システムの実施の形態について説明する。この
発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。　

（第１の形態の後処理装置）
　第１の形態の後処理装置を、図１に基づいて説明する。図１は後処理装置の概略構成図である。この実施の形態の後処理装置１は、インデックスシート作成装置５００を備え、インデックスシート作成装置５００は、例えばオフィス環境のような周辺機を持たない小型のプリンタで構成され、シートに見出しを印刷する印刷部５０１を有する。印刷部５０１は、文書作成ソフトが有する見出しスタイル設定機能に基づき、文書に付される見出しスタイル情報に応じてシートＩＤに見出しＡを印刷し、インデックスシートを作成可能に構成される。例えば、市販のインデックスシートのタブに見出しスタイル情報に応じて見出しＡを印刷し、インデックスシートを作成可能にする（図１（ａ））。また、例えば、普通紙に見出しスタイル情報に応じて見出しＡを印刷し（図１（ｂ））、図示しないタブ作成装置により見出しＡを囲む切り込みを開け、切り込みにより形成された折り返しタブを、折り返してシート端部に設けるようにしてもよい。

（第２の形態の後処理装置）
　第２の形態の後処理装置を、図２に基づいて説明する。図２は後処理装置の概略構成図である。この実施の形態の後処理装置１は、インデックスシート作成装置５１０を備える。インデックスシート作成装置５１０は、シートに見出しを印刷する印刷部５０１と、見出しを印刷したシートにタブを作成するタブ作成部５１１と、を有する。印刷部５０１は、文書作成ソフトが有する見出しスタイル設定機能に基づき、文書に付される見出しスタイル情報に応じてシートに見出しＡを印刷し、タブ作成部５１１は、見出しＡを印刷したシートにタブを作成する。タブ作成部５１１は、後記する折り返しタブ作成装置のように構成される。

　印刷部５０１は、見出しＡを囲みかつ折り返しタブを形成するための切り込み印となるガイドラインＢを印刷し、タブ作成部５１１は、ガイドラインＢに沿って折り返しタブの外縁を形成する切り込みを開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してシート端部に設ける。

　この実施の形態は、ユーザがシートＩＤをセットするが、シートＩＤにガイドラインＢを印刷することで、ガイドラインＢに合わせて正確な位置決めし、ガイドラインＢに沿って折り返しタブの外縁を形成する切り込みを開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してシート端部に設けることができる。

　このように、シートＩＤに見出しＡと、見出しＡを囲みかつ折り返しタブを形成するための切り込み印となるガイドラインＢを印刷することで、例えば文房具の卓上インデックスマーカーを使用してガイドラインＢに沿って折り返しタブの外縁を形成する切り込みを開け、容易にインデックスシートＩＤを成形することができる。

　第１の形態及び第２の形態の後処理装置１では、パソコン１０１２のディスプレイ装置に映された文書作成ソフトは、見出しスタイル設定機能を有し、制御手段１０６０は、文書作成ソフトの見出しスタイル設定機能、または設定操作部１０８０による見出しスタイルの設定に基づき、印刷部５０１を制御し、見出しを印刷する構成である。

（後処理装置の構成）
　この実施の形態の後処理装置を、図３乃至図７に基づいて説明する。図３は後処理装置の概略図、図４は製本の構成を示す図、図５は目次と目次に沿って文章の印刷を示す図、図６はインデックスシートの見出し印刷を示す図、図７は市販のインデックスシートを示
す図である。

　この実施の形態の後処理装置１は、例えば画像形成装置１０１０に接続され、シート搬送部１０２０と、インデックスシート供給部１０３０と、見出し印刷部１０４０と、製本部１０５０とを備え、制御手段１０６０の制御により複数枚のシートの間にインデックスシートを挿入して製本し、シートの冊子１０７０を得る。

　画像形成装置１０１０は、例えばプリンタ１０１１を含み、プリンタ１０１１とパソコン１０１２を接続し、パソコン１０１２のディスプレイ装置に映された文書作成ソフトから印刷を実施し、画像が印刷されたシートＰ１を製本部１０５０に送る。

　シート搬送部１０２０は、搬送ローラ、搬送ガイドなどを有し、プリンタ１０１１において文書作成ソフトにより画像が印刷されたシートＰ１を搬送し、製本部１０５０に送る。シート搬送部１０２０には、シート検出手段Ｓ１が配置され、シート検出情報を制御手段１０６０に送る。制御手段１０６０は、シート検出情報に基づきシート搬送部１０２０、インデックスシート供給部１０３０、見出し印刷部１０４０及び製本部１０５０を制御する。

　インデックスシート供給部１０３０は、タブを有するインデックスシートＰ２を見出し印刷部１０４０に供給する。見出し印刷部１０４０では、インデックスシートＰ２のタブに見出しを印刷し、製本部１０５０に供給する。

　製本部１０５０では、図４に示すように、複数枚のシートＰ１の間にインデックスシートＰ２を挿入して製本し、シートの冊子１０７０を得る。この製本には、テープ製本、ステープル針綴じ製本、リング製本、くるみ製本、糊付け製本、孔あけのみ製本などがある。

　パソコン１０１２のディスプレイ装置に映された文書作成ソフトは、見出しスタイル設定機能を有する。制御手段１０６０は、文書作成ソフトの見出しスタイル設定機能、または設定操作部１０８０による見出しスタイルの設定に基づき、見出し印刷部１０４０を制御し、インデックスシートＰ２のタブに見出しを印刷する。

　文書作成ソフトの見出しスタイル設定機能は、図５に示すように、文書作成ソフトから印刷する文章に、例えば見出しスタイルを付して（１）～（４）の自動連番を記載し、自動連番により製本するシートに目次の印刷を設定するとともに、インデックスシート毎のタブに見出しスタイルの印刷を設定する。この実施の形態では、シートの目次と見出しスタイルが同じであるが、異なるように設定してもよい。　　

　プリンタ１０１１は、見出しスタイル設定機能に基づき、製本するシートＰ１に目次を印刷し（図５（ａ））、目次に沿ってタイトルをつけて文章を印刷する（図５（ｂ））。見出し印刷部１０４０は、図６に示すように、文書に付される見出しスタイル情報に応じて、インデックスシートＰ２のタブに見出しを印刷する。

　このように、文書作成ソフトが有する見出しスタイル設定機能に基づき、文書に付される見出しスタイル情報に応じて、インデックスシートＰ２のタブに見出しを印刷することで、ユーザはマニュアル作業での挿入ページ設定、インデックス位置設定、見出し文字の入力が不要で、自動的にインデックスシートＰ２のタブに対応して見出しを印刷して製本することが可能である。

　設定操作部１０８０は、キーボードやマウスを有し、選択により見出しスタイル設定機能に優先して見出しスタイルを設定することができる。見出しスタイルの設定は、挿入ページ設定、インデックス位置設定、見出し文字の入力等である。ユーザは、マニュアル作業によって設定操作部１０８０からの見出しスタイルの設定を行い、この設定に基づき見出し印刷部１０４０によりインデックスシートＰ２のタブに見出しを印刷する。　　　　

（インデックスシート供給部の形態）
　インデックスシート供給部１０３０は、図７に示すように、予めタブが異なる位置に形成された市販のインデックスシートＰ２を収納し、市販のインデックスシートＰ２を供給する構成でもよい。文書作成ソフトが有する見出しスタイル設定機能に基づき、文書に付される見出しスタイル情報に応じて、インデックスシートＰ２を選択して供給してタブに見出しを印刷する。

　インデックスシート供給部１０３０は、図８乃至図１３に示すように、折り返しタブ作成部９０を備え、折り返しタブ作成部９０により作成されたインデックスシートＰ２を供給する構成でもよい。折り返しタブ作成部９０は、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシートの端部に開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返して前記シートの端部に設けてタブを有するインデックスシートとする。

［折り返しタブ作成部の実施の形態１］
　この実施の形態１の折り返しタブ作成部を、図８乃至図１１に基づいて説明する。図８は折り返しタブ作成部の概略図、図９は折り返しタブ作成部の内部構造を示す図、図１０は線状の折り返し基準となる折り目の実施例１を示す図、図１１は点状の折り返し基準となる折り目の実施例２を示す図である。

　図８（ａ）はカバーした状態の右側から見た斜視図、図８（ｂ）はカバーを外した状態の右側から見た斜視図、図８（ｃ）はカバーを外した状態の左側から見た斜視図である。この実施の形態の折り返しタブ作成部９０は、装置本体９１０に、折り返しタブを形成するシートのセット位置を決める位置決めバー９２０と、シート端部を挿入する挿入口９３０と、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してシート端部に固着する折り返しタブ作成手段９４０とを備える。

　装置本体９１０は、ベースプレート９１１と、本体カバー９１２を有し、ベースプレート９１１に折り返しタブ作成手段９４０を設置し、本体カバー９１２で覆う構成である。本体カバー９１２には、位置決めバー９２０がシートのサイズや折り返しタブを形成する位置に応じて移動可能に設けられ、挿入口９３０に折り返しタブを形成するシートを挿入し、位置決めバー９２０の位置決め部９２０ａにシートの端部を当接することでセットされる。

　図９（ａ）は内部構造の右側面図、図９（ｂ）は内部構造の左側面図、図９（ｃ）は内部構造の概略断面図である。図１０（ａ）は実施例１を示す機構の斜視図、図１０（ｂ）は機構の拡大図、図１０（ｃ）は折り返しタブを示す図、図１１（ａ）は実施例２を示す機構の斜視図、図１１（ｂ）は機構の拡大図、図１１（ｃ）は折り返しタブを示す図である。

　折り返しタブ作成手段９４０は、折り返しタブを形成する折り返し基準となる折り目Ｘをシート端部Ｐａに形成する折り目形成手段９４６と、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部Ｐａに開けるパンチ刃９４１と、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す折り返し手段９４２とを有する。折り返し手段９４２は、折り目形成手段９４６により形成された折り返しタブを折り目Ｘを基準として折り返す。

　折り目形成手段９４６は、折り目Ｘを形成する型９４６ａ１を有するアーム９４６ａと、受型９４６ｅと、アーム９４６ａを駆動する駆動手段９４６ｂと、駆動手段９４６ｂを制御する制御手段９４６ｃと、シートが所定位置にセットされたことを検知する検知手段９４６ｄを有する。受型９４６ｅにシート端部Ｐａを位置させ、アーム９４６ａの型９４６ａ１を押圧することで、シート端部Ｐａに折り目Ｘを形成する構成である。

　検知手段９４６ｄは、シートが所定位置にセットされたことを検知すると検知情報を制御手段９４６ｃに送り、制御手段９４６ｃは、検知情報に基づいて駆動手段９４６ｂを制御し、駆動手段９４６ｂを介してアーム９４６ａを駆動し、アーム９４６ａの型９４６ａ１が折り返しタブを形成する折り返し基準となる折り目Ｘをシート端部Ｐａに形成する。

　折り目の実施例１は、図１０に示すように、折り目を形成する型９４６ａ１が線状に形成され、線状の折り返し基準となる折り目Ｘである。また、折り目の実施例２は、図１１に示すように、折り目を形成する型９４６ａ１が点状に形成され、点状の折り返し基準となる折り目Ｘである。

　パンチ刃９４１は、駆動軸２４１ａに支持され、台部２４４に対応して配置され、台部２４４とパンチ刃９４１の間に挿入口９３０が形成されている。駆動軸２４１ａの両端は、シートホルダー２４１ｂのガイド孔２４１ｂ１に挿通して移動可能に設けられ、駆動軸２４１ａの両側端部は、両側に配置された駆動リンク２４１ｃにそれぞれ連結されている。駆動リンク２４１ｃにはカム溝２４１ｃ１が形成され、カム溝２４１ｃ１にはカムピン２４１ｄが係合され、カムピン２４１ｄは駆動ギヤ２４１ｅに固定されている。駆動ギヤ２４１ｅは、駆動ギヤ２４１ｆを介して手動レバー９４７を含む駆動源に連結されている。手動レバー９４７を駆動すると、駆動力が駆動ギヤ２４１ｆを介して駆動ギヤ２４１ｅに伝達され、駆動ギヤ２４１ｅが回転する。駆動ギヤ２４１ｅの回転によりカムピン２４１ｄがカム溝２４１ｃ１を移動し、駆動リンク２４１ｃは支持軸２４１ｈを支点にして搖動する。駆動リンク２４１ｃの作動により駆動軸２４１ａがガイド孔２４１ｂ１にガイドされて移動し、パンチ刃９４１を作動させて、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開ける。

　折り返し手段９４２は、曲げレバー２４２ａと作動レバー２４２ｂを有する。曲げレバー２４２ａは、パンチ刃９４１に設けた支持軸２４２ａ１に回動可能に設けられ、作動レバー２４２ｂは、駆動軸２４１ａに回動可能に設けられている。折り返し手段９４２は、パンチ刃９４１と連動して移動し、パンチ刃９４１が切り込みをシート端部に開けるときに、作動レバー２４２ｂが受型９４６ｅに当接して回転し、曲げレバー２４２ａが切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す構成である。　　　

　この実施の形態では、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部Ｐａに開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してシート端部Ｐａに設けることで、作業の容易化を、複雑な装置や特別な用紙を用いることなく達成させることが可能である。特に、折り返しタブを形成する折り返し基準となる折り目Ｘをシート端部Ｐａに形成し、折り返しタブを折り目Ｘを基準として折り返すことで、折り返しタブが位置ずれしたり、浮き上がることなどの不具合がなく、折り返しタブを正確に形成することができる。

　また、この実施の形態では、折り返しタブ作成手段９４０は、手動レバー９４７を含む駆動源により駆動される構成であるが、モータを含む駆動源により駆動される構成としてもよい。

［折り返しタブ作成部の形態２］
　この実施の形態２の折り返しタブ作成部を、図１２及び図１３に基づいて説明する。図１２は折り返しタブ作成部の概略構成図、図１３は折り返しタブの作成を説明する図である。この実施の形態２は、実施の形態１と同様に構成され、折り返しタブを形成する折り返し基準となる折り目Ｘをシート端部Ｐａに形成する折り目形成手段９４６を備える。

　そして、この実施の形態では、折り返しタブ作成手段９４０は、係止開口形成手段９４８ａと、パンチ刃９４１と、折り返し手段９４８ｂとを有する。係止開口形成手段９４８ａは、刃９４８ａＡを有し、刃９４８ａＡにより折り返しタブの一部折り返しを挿通させて係止するための係止開口Ｙをシート端部Ｐａに開ける。パンチ刃９４１は、刃９４１Ａ及び刃９４１Ｂを有し、刃９４１Ａおよび刃９４１Ｂにより折り返しタブの外縁を形成する切り込み及び一部折り返しの外縁をシート端部Ｐａに開ける。折り返し手段９４８ｂは、アーム９４８ｂＡ及びアーム９４８ｂＢを有し、アーム９４８ｂＡにより切り込みにより形成された折り返しタブを折り返し、アーム９４８ｂＢにより一部折り返しを係止開口Ｙに係止させる。

　この実施の形態では、アーム９４６ａの型９４６ａ１により折り返しタブを形成する折り返し基準となる折り目Ｘをシート端部Ｐａに形成し（図１３（ａ））、刃９４８ａＡにより折り返しタブの一部折り返しを挿通させて係止するための係止開口Ｙをシート端部Ｐａに開けるとともに、刃９４１Ａおよび刃９４１Ｂにより折り返しタブの外縁を形成する切り込み及び一部折り返しの外縁Ｚ１、Ｚ２をシート端部Ｐａに開ける（図１３（ｂ））。次いで、アーム９４８ｂＡにより切り込みにより形成された折り返しタブを折り返し（図１３（ｃ））、その後アーム９４８ｂＢにより一部折り返しＺ３を係止開口Ｙに係止させる（図１３（ｄ））。

［折り返しタブ作成部の形態３］
　この実施の形態３の折り返しタブ作成部を、図１４乃至図２０に基づいて説明する。図１４は折り返しタブ作成装置の概略図、図１５は折り返しタブ作成装置の内部構造を示す図、図１６及び図１７は内部構造の機構を示す図、図１８乃至図２０は折り返しタブの成形動作を示す図である。

　図１４（ａ）はカバーした状態の右側から見た斜視図、図１４（ｂ）はカバーを外した状態の右側から見た斜視図、図１４（ｃ）はカバーを外した状態の左側から見た斜視図である。この実施の形態の折り返しタブ作成装置は、装置本体１０に、折り返しタブを形成するシートのセット位置を決める位置決めバー２０と、シート端部を挿入する挿入口３０と、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してシート端部に固着する折り返しタブ作成手段４０とを備える。

　装置本体１０は、ベースプレート１１と、本体カバー１２を有し、ベースプレート１１に折り返しタブ作成手段４０を設置し、本体カバー１２で覆う構成である。本体カバー１２には、位置決めバー２０がシートのサイズや折り返しタブを形成する位置に応じて移動可能に設けられ、挿入口３０に折り返しタブを形成するシートを挿入し、位置決めバー２０の位置決め部２０ａにシートの端部を当接することでセットされる。

　図１５（ａ）は内部構造の右側面図、図１５（ｂ）は内部構造の左側面図、図１５（ｃ）は内部構造の概略断面図である。図１６（ａ）は機構の右側面図、図１６（ｂ）は機構の斜視図、図１６（ｃ）は機構の組み付けを右側から見た斜視図である。図１７（ａ）は機構の左側面図、図１７（ｂ）は機構の組み付けを左側から見た斜視図である。

　折り返しタブ作成手段４０は、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開けるパンチ刃４１と、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す折り返し手段４２と、折り返しタブをシート端部と重ねられた状態でエンボス加工により圧着する圧着手段４３とを有する。

　パンチ刃４１は、駆動軸２４１ａに支持され、台部２４４に対応して配置され、台部２４４とパンチ刃４１の間に挿入口３０が形成されている。駆動軸２４１ａの両端は、シートホルダー２４１ｂのガイド孔２４１ｂ１に挿通して移動可能に設けられ、駆動軸２４１ａの両側端部は、両側に配置された駆動リンク２４１ｃにそれぞれ連結されている。駆動リンク２４１ｃにはカム溝２４１ｃ１が形成され、カム溝２４１ｃ１にはカムピン２４１ｄが係合され、カムピン２４１ｄは駆動ギヤ２４１ｅに固定されている。駆動ギヤ２４１ｅは、駆動ギヤ２４１ｆを介して第１駆動モータ２４３ｈ１に連結されている。第１駆動モータ２４３ｈ１を駆動すると、駆動力が駆動ギヤ２４１ｆを介して駆動ギヤ２４１ｅに伝達され、駆動ギヤ２４１ｅが回転する。駆動ギヤ２４１ｅの回転によりカムピン２４１ｄがカム溝２４１ｃ１を移動し、駆動リンク２４１ｃは支持軸２４１ｈを支点にして搖動する。駆動リンク２４１ｃの作動により駆動軸２４１ａがガイド孔２４１ｂ１にガイドされて移動し、パンチ刃４１を作動させて、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開ける。

　折り返し手段４２は、曲げレバー２４２ａと作動レバー２４２ｂを有する。曲げレバー２４２ａは、パンチ刃４１に設けた支持軸２４２ａ１に回動可能に設けられ、作動レバー２４２ｂは、駆動軸２４１ａに回動可能に設けられている。折り返し手段４２は、パンチ刃４１と連動して移動し、パンチ刃４１が切り込みをシート端部に開けるときに、作動レバー２４２ｂが圧着手段４３に当接して回転し、曲げレバー２４２ａが切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す構成である。

　圧着手段４３は、圧着上歯２４３ａと圧着下歯２４３ｂを有し、圧着上歯２４３ａ及び圧着下歯２４３ｂは、支持軸２５０に回動可能に設けられている。圧着上歯２４３ａは、圧着部２４３ａ１を有し、圧着下歯２４３ｂは、圧着部２４３ｂ１を有する。圧着上歯２４３ａは、ストッパー部２４３ａ２を有し、折り返し手段４２の作動レバー２４２ｂがストッパー部２４３ａ２に当接することで、作動レバー２４２ｂが回転して曲げレバー２４２ａ押されて回転し、曲げレバー２４２ａが切り込みにより形成された折り返しタブを折り返し、圧着部２４３ａ１と圧着部２４３ｂ１の間に折り返しタブをシート端部と重ねる構成である。

　圧着上歯２４３ａは、スプリング２４３ｄにより常に上カム２４３ｅに当接するように付勢され、上カム２４３ｅは、支持軸２４１ｈに回動可能に設けられている。上カム２４３ｅには、駆動ギヤ２４３ｆが設けられ、駆動ギヤ２４３ｆは、駆動ギヤ２４１ｆを介して第１駆動モータ２４３ｈ１に連結されている。第１駆動モータ２４３ｈ１を駆動すると、駆動ギヤ２４１ｆを介して駆動ギヤ２４３ｆが回転し、上カム２４３ｅが連動して回転し、圧着上歯２４３ａを開閉作動する。

　圧着下歯２４３ｂには、カム孔２４３ｂ２が形成され、このカム孔２４３ｂ２に駆動軸２５１が挿通されている。駆動軸２５１は、駆動リンク２４３ｉに設けられ、駆動リンク２４３ｉは、支持軸２４３ｉ１を支点にし、下カム２４３ｋとアーム２４３ｌにより搖動可能になっている。駆動リンク２４３ｉは、スプリング２４３ｊにより常に圧着下歯２４３ｂに当接するように付勢されている。アーム２４３ｌに設けた支持軸２４３ｌ１が駆動リンク２４３ｉを支持し、アーム２４３ｌは、スプリング２４３ｍにより常に初期位置に付勢され、下カム２４３ｋにより支持軸２５２を支点にして搖動可能になっており、下カム２４３ｋにより駆動され、圧着下歯２４３ｂを開閉作動する。

　下カム２４３ｋは、駆動軸２４３ｎに固定され、駆動軸２４３ｌには、駆動ギヤ２４３ｏが設けられ、駆動ギヤ２４３ｏは、駆動ギヤ２４３ｐを介して第２駆動モータ２４３ｈ２に連結されている。第２駆動モータ２４３ｈ２を駆動すると、駆動ギヤ２４３ｐを介して駆動ギヤ２４３ｏ、駆動軸２４３ｎが回転し、下カム２４３ｋが連動して回転し、アーム２４３ｌが作動して駆動リンク２４３ｉにより圧着下歯２４３ｂを開閉作動する。

　折り返しタブ作成手段４０は、パンチ刃４１を作動させるために、ロータリーエンコーダＸ１と、パンチ刃ホームセンサＸ２を備え、また圧着手段４３を作動させるために、ロータリーエンコーダＹ１と、圧着ホームセンサＹ２を備える。ロータリーエンコーダＸ１及びロータリーエンコーダＹ１は、第１駆動モータ２４３ｈ１及び第２駆動モータ２４３ｈ２の回転による機械的変位量を電気信号に変換し、この信号を処理して位置、速度などを検出して制御手段Ｚに送り、パンチ刃ホームセンサＸ２及び圧着ホームセンサＹ２は、ホーム位置を検出して制御手段Ｚに送る。制御手段Ｚは、検出情報に基づき第１駆動モータ２４３ｈ１を制御し、パンチ刃４１を作動させて折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開け、折り返し手段４２を回転させて切り込みにより形成された折り返しタブを折り返し、第２駆動モータ２４３ｈ２を制御し、圧着手段４３によりシート端部に固着し、作業の容易化を、複雑な装置や特別な用紙を用いることなく達成させることが可能である。

　次に、折り返しタブの成形動作を、図１８乃至図２０に基づいて説明する。図１８は切り込みをシート端部に開けて折り返す動作を示し、図１９及び図２０は折り返しタブをシート端部に圧着する動作を示す。

　折り返しタブを形成するシートＰを位置決めバー２０に当接し、シート端部を挿入口３０にセットする（図１８（ａ））。

　第１駆動モータ２４３ｈ１を駆動すると、シートホルダー２４１ｂが下降してシートＰを押さえる。さらに、パンチ刃４１が下降してシートＰを打ち抜き、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開ける（図１８（ｂ））。

　折り返し手段４２がパンチ刃４１と連動して下降し、作動レバー２４２ｂが圧着上歯２４３ａに当接して回転し、曲げレバー２４２ａが切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す（図１８（ｃ））。

　第１駆動モータ２４３ｈ１を駆動して所定時間後に、第２駆動モータ２４３ｈ２を駆動し、圧着下歯２４３ｂがホーム位置から作動し（図１９（ａ））、第１駆動モータ２４３ｈ１は、パンチ刃４１が最下位置にきた時点で一時停止する。第２駆動モータ２４３ｈ２により下カム２４３ｋを所定時間回転し、一時停止する。第２駆動モータ２４３ｈ２の駆動により下カム２４３ｋが反時計方向に回転し、下カム２４３ｋによりアーム２４３ｌが矢印方向に倒れ（図１９（ｂ））、駆動リンク２４３ｉがスプリング２４３ｊにより引っ張られて上方に持ち上がり、駆動リンク２４３ｉに連結されている圧着下歯２４３ｂが開いた状態になり、曲げレバー２４２ａが切り込みにより形成された折り返しタブを折り返し動作が行われる（図１９（ｃ））。

　所定時間後に、第２駆動モータ２４３ｈ２を駆動して所定時間後に停止する。第２駆動モータ２４３ｈ２の駆動により下カム２４３ｋが反時計方向に回転し（図２０（ａ））、アーム２４３ｌがスプリング２４３ｍにより矢印方向に戻る（図２０（ｂ））。

　所定の時間後に第２駆動モータ２４３ｈ２を駆動し、下カム２４３ｋを時計方向に回転させて圧着下歯２４３ｂをホーム位置に戻し（図２０（ｃ））、所定時間後に第２駆動モータ２４３ｈ２を一時停止し、下カム２４３ｋを時計方向に回転させることで、圧着下歯２４３ｂを圧着状態にする（図２０（ｄ））。所定時間後に、第２駆動モータ２４３ｈ２を駆動して一時停止し、圧着後は下カム２４３ｋを反時計方向に回転してホーム位置に戻す（図２０（ｅ））。第１駆動モータ２４３ｈ１を駆動してパンチ刃４１をホーム位置に戻して次の折り返しタブ作成に備える。

［折り返しタブ作成部の形態４］
　この実施の形態４の折り返しタブ作成部を、図２１乃至図２５に基づいて説明する。図２１は折り返しタブ作成装置の概略図、図２２は折り返しタブ作成装置の内部構造を示す図、図２３及び図２４は内部構造の機構を示す図、図２５は折り返しタブの成形工程図である。

　図２１（ａ）はカバーした状態の右側から見た斜視図、図２１（ｂ）はカバーを外した状態の右側から見た斜視図、図２１（ｃ）はカバーを外した状態の左側から見た斜視図である。この実施の形態の折り返しタブ作成装置は、装置本体１０に、折り返しタブを形成するシートのセット位置を決める位置決めバー２０と、シート端部を挿入する挿入口３０と、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してシート端部に固着する折り返しタブ作成手段４０とを備える。

　図２２（ａ）は内部構造の右側面図、図２２（ｂ）は内部構造の左側面図、図２２（ｃ）は内部構造の概略断面図である。図２３（ａ）は機構の右側面図、図２３（ｂ）は機構の斜視図、図２３（ｃ）は機構の組み付けを右側から見た斜視図である。図２４（ａ）は機構の左側面図、図２４（ｂ）は機構の組み付けを左側から見た斜視図である。

　折り返しタブ作成手段４０は、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開けるパンチ刃４１と、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す折り返し手段４２と、折り返しタブをシート端部と重ねられた状態で圧着する圧着手段４３とを有する。パンチ刃４１は、駆動軸４１ａに支持され、台部４４に対応して配置され、台部４４とパンチ刃４１の間に挿入口３０が形成されている。駆動軸４１ａの両端は、シートホルダー４１ｂのガイド孔４１ｂ１に挿通して移動可能に設けられ、駆動軸４１ａの両側端部は、両側に配置された駆動リンク４１ｃにそれぞれ連結されている。駆動リンク４１ｃにはカム溝４１ｃ１が形成され、カム溝４１ｃ１にはカムピン４１ｄが係合され、カムピン４１ｄは駆動ギヤ４１ｅに固定されている。駆動ギヤ４１ｅは、駆動ギヤ４１ｆを介して駆動モータ４３ｈに連結されている。駆動モータ４３ｈを駆動すると、駆動力が駆動ギヤ４１ｆを介して駆動ギヤ４１ｅに伝達され、駆動ギヤ４１ｅが回転する。駆動ギヤ４１ｅの回転によりカムピン４１ｄがカム溝４１ｃ１を移動し、駆動リンク４１ｃは支持軸４１ｈを支点にして搖動する。駆動リンク４１ｃの作動により駆動軸４１ａがガイド孔４１ｂ１にガイドされて移動し、パンチ刃４１を作動させて、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開ける。折り返し手段４２は、曲げ部４２ａと作動レバー部４２ｂを有し、駆動軸４１ａに回動可能に設けられている。シートホルダー４１ｂと折り返し手段４２との間にスプリング４２ｃが設けられ、スプリング４２ｃにより折り返し手段４２は、常に初期位置に付勢されている。折り返し手段４２は、パンチ刃４１と連動して移動し、パンチ刃４１が切り込みをシート端部に開けるときに、作動レバー部４２ｂが圧着手段４３に当接して回転し、曲げ部４２ａが切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す構成である。

　圧着手段４３は、圧着上歯４３ａと圧着下歯４３ｂを有し、圧着上歯４３ａは、支持軸５０に回動可能に設けられ、圧着下歯４３ｂは、支持軸５１に回動可能に設けられている。圧着上歯４３ａは、圧着部４３ａ１を有し、圧着下歯４３ｂは、圧着部４３ｂ１を有する。圧着上歯４３ａは、ストッパー部４３ａ２を有し、折り返し手段４２の作動レバー部４２ｂがストッパー部４３ａ２に当接することで、折り返し手段４２が回転し、曲げ部４２ａが切り込みにより形成された折り返しタブを折り返し、圧着部４３ａ１と圧着部４３ｂ１の間に折り返しタブをシート端部と重ねる構成である。

　圧着上歯４３ａは、スプリング４３ｄにより常に上カム４３ｅに当接するように付勢され、上カム４３ｅは、支持軸４１ｈに回動可能に設けられている。上カム４３ｅのカム軸４３ｅ１には、駆動ギヤ４３ｆが設けられ、駆動ギヤ４３ｆは、駆動ギヤ４３ｇを介して駆動モータ４３ｈに連結されている。駆動モータ４３ｈを駆動すると、駆動ギヤ４３ｇを介して駆動ギヤ４３ｆが回転し、上カム４３ｅが連動して回転し、圧着上歯４３ａを開閉作動する。

　圧着下歯４３ｂは、駆動リンク４３ｉに形成されたカム孔４３ｉ１に挿通され、駆動リンク４３ｉは、支持軸５２に支持されている。駆動リンク４３ｉは、スプリング４３ｊにより常に圧着下歯４３ｂに当接するように付勢され、下カム４３ｋにより駆動され、圧着下歯４３ｂを開閉作動する。下カム４３ｋは、駆動軸４３ｌに固定され、駆動軸４３ｌは、駆動ギヤ４３ｍ、駆動ギヤ４３ｎを介して駆動モータ４３ｈに連結されている。駆動モータ４３ｈを駆動すると、駆動ギヤ４３ｎを介して駆動ギヤ４３ｍ、駆動軸４３ｌが回転し、下カム４３ｋが連動して回転し、駆動リンク４３ｉにより圧着下歯４３ｂを開閉作動する。

　折り返しタブ作成手段４０は、ロータリーエンコーダ４３ｐと、パンチ刃ホームセンサ４３ｒを備え、ロータリーエンコーダ４３ｐは、駆動軸４３ｌの回転の機械的変位量を電気信号に変換し、この信号を処理して位置、速度などを検出して制御手段４３ｑに送り、パンチ刃ホームセンサ４３ｒは、パンチ刃４１のホーム位置を検出して制御手段４３ｑに送る。制御手段４３ｑは、パンチ刃ホームセンサ４３ｒからの検出情報と、ロータリーエンコーダ４３ｐからの検出情報に基づき駆動モータ４３ｈを制御し、パンチ刃４１を作動させて折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開け、折り返し手段４２を回転させて切り込みにより形成された折り返しタブを折り返し、圧着手段４３の圧着上歯４３ａと圧着下歯４３ｂによりシート端部に固着し、作業の容易化を、複雑な装置や特別な用紙を用いることなく達成させることが可能である。

　次に、折り返しタブの成形工程を、図２５に基づいて説明する。折り返しタブを形成するシートＰを位置決めバー２０に当接し、シート端部を挿入口３０にセットする（図２５（ａ））。

　駆動モータ４３ｈの駆動により、シートホルダー４１ｂが下降してシートＰを押さえる。さらに、パンチ刃４１が下降してシートＰを打ち抜き、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開ける（図２５（ｂ））。

折り返し手段４２がパンチ刃４１と連動して下降し、作動レバー部４２ｂが圧着上歯４３ａに当接して回転し、曲げ部４２ａが切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す。上カム４３ｅが回転し、圧着上歯４３ａが圧着位置に下がる（図２５（ｃ））。

　下カム４３ｋの回転により駆動リンク４３ｉが作動して圧着下歯４３ｂが上方に回転して移動し、圧着部４３ａ１と圧着部４３ｂ１の間に折り返しタブをシート端部と重ねた状態で押圧し、折り返しタブをシート端部に圧着する（図２５（ｄ））。

［折り返しタブ作成部の形態５］
　この実施の形態５の折り返しタブ作成部を、図２６乃至図２８に基づいて説明する。図２６は折り返しタブ作成装置の外形図、図２７は折り返しタブ作成装置の構成図、図２８は折り返しタブ作成装置の作動図である。

　この実施の形態の折り返しタブ作成装置は、図２６に示すように、装置台部１１１０と作成部１１２０を有する。シートＰを装置台部１１１０に載置し、このシート端部Ｐａを作成部１１２０に対応させ、作成部１１２０を手動または電動で押すことで、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部Ｐａに開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返して接着剤によりシート端部Ｐａに接着して折り返しタブＴＢが作成される。

　図２７は折り返しタブ作成装置を電動で駆動するように構成した実施の形態であり、折り返しタブ作成装置は、シート端部Ｐａを挿入する挿入口１１１１、折り返しタブをシート端部Ｐａに接着する接着剤を付着する付着手段１１２１、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部Ｐａに開け、切り込みにより形成された折り返しタブＴＢを折り返して接着剤によりシート端部Ｐａに接着する折り返しタブ作成手段１１２２と、を備える。

　付着手段１１２１は、回転バー１１２１ａと、回転バー１１２１ａの先端部に設けた接着剤１１２１ｂと、回転バー１１２１ａを回動させる駆動モータＭ１を有し、駆動モータＭ１の駆動で回転バー１１２１ａを回動させ、回転バー１１２１ａに備えた接着剤１１２１ｂをシート端部Ｐａに付着させる。接着剤１１２１ｂは、多孔質材に含浸させた構成であり、この多孔質材として例えばスポンジを用いることができる。接着剤１１２１ｂが消耗すると、補充または交換可能である。

　折り返しタブ作成手段１１２２は、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部Ｐａに開けるパンチ刃１１２２ａと、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してシート端部Ｐａに接着する折り返し手段１１２２ｂと、を有する。パンチ刃１１２２ａは、駆動モータＭ１により往復動して切り込みをシート端部Ｐａに開ける。折り返し手段１１２２ｂは、折り返しバー１１２２ｂ１と、折り返しバー１１２２ｂ１を回動させるソレノイド１１２２ｃを有し、ソレノイド１１２２ｃにより折り返しバー１１２２ｂ１を回動させて折り返しタブＰＢを折り返してシート端部Ｐａに接着させる。

　次に、折り返した部作製装置の作動を図２８に基づいて説明する。シートＰのシート端部Ｐａを挿入口１１１１に挿入し、パンチ刃１１２２ａを駆動して折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部Ｐａに開ける（図２８（ａ））。折り返しバー１１２２ｂ１によりシートＰのシート端部Ｐａを押さえ、この状態で回転バー１１２１ａを回動させて接着剤１１２１ｂをシート端部Ｐａに付着させる（図２８（ｂ））。次に、回転バー１１２１ａを元の位置に戻し、折り返しバー１１２２ｂ１を回動させて折り返しタブＴＢを折り返してシート端部Ｐａに接着剤１１２１ｂにより接着させる（図２８（ｃ））。

［折り返しタブ作成部の形態６］
　この実施の形態６の折り返しタブ作成部を、図２９乃至図３１に基づいて説明する。図２９は折り返しタブ作成装置の外形図、図３０は接着カセット構成図、図３１は折り返しタブ作成装置の作動図である。

　この実施の形態の折り返しタブ作成装置は、図２９に示すように、シート端部Ｐａを挿入する挿入口１１１１、折り返しタブをシート端部に接着する接着剤を付着する付着手段１１２１、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返して接着剤によりシート端部に接着する折り返しタブ作成手段１１２２と、を備える。挿入口１１１１及び折り返しタブ作成手段１１２２は、実施の形態３と同様に構成されるから同じ符号を付して説明を省略する。

　付着手段１１２１は、図３０に示すように、接着カセットＡで構成し、接着カセットＡは装置本体に着脱可能になっている。接着カットＡには、送出軸１１２５と巻取軸１１２６が設けられ、装置本体に設けられた駆動モータＭ３により巻取軸１１２６を駆動し、送出軸１１２５に巻かれた接着テープ１１２７を巻取軸１１２６に巻き取る。この接着テープ１１２７には、接着剤１１２７ａが付着されている。また、接着カセットＡは、接着テープ１１２７をシート端部に押圧する押圧部材１１２８を有する。接着カセットＡは、駆動モータＭ４の駆動で接着位置を待機位置の間を姿勢変化可能に構成され、接着位置で押圧部材１１２８を接着テープ１１２７とシート端部に押圧することで、接着テープ１１２７の接着剤１１２７ａをシート端部に付着させる。

　次に、折り返しタブ作成装置の作動を、図３１に基づいて説明する。シートＰのシート端部Ｐａを挿入口１１１１に挿入し、パンチ刃１１２２ａを駆動して折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部Ｐａに開ける（図３１（ａ））。折り返しバー１１２２ｂ１によりシートＰのシート端部Ｐａを押さえ、この状態で駆動モータＭ４の駆動で接着カセットＡが接着位置になるように姿勢変化させ、押圧部材１１２８により接着剤１１２７ａをシート端部Ｐａに付着させる（図３１（ｂ））。次に、駆動モータＭ４の駆動で接着カセットＡを待機位置に戻し、折り返しバー１１２２ｂ１を回動させて折り返しタブＴＢを折り返してシート端部Ｐａに接着剤１１２７ａにより接着させる。そして、駆動モータＭ３により巻取軸１２６を駆動し、送出軸１１２５に巻かれた接着テープ１１２７を巻取軸１１２６に巻き取る（図３１（ｃ））。　

［折り返しタブ作成部の形態７］
　この実施の形態７の折り返しタブ作成部を、図３２乃至図３９に基づいて説明する。図３２は折り返しタブ作成装置の外観を示す斜視図、図３３は折り返しタブ作成装置の断面図、図３４乃至図３８は折り返しタブ作成の動作を示す図、図３９は折り返しタブ作成を示す斜視図である。

　この実施の形態の折り返しタブ作成装置は、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してシート端部に固着する折り返しタブ作成手段４０と、紙粉カス収納部４４０とを備える。

　この折り返しタブ作成手段４０は、折り返しタブを挿通させるためのＩ字状の切り込み孔をシート端部Ｐａに開ける切り込み手段と、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部Ｐａに開けるパンチ刃と、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してＩ字状の切り込み孔に差し込み折り返しタブを設ける差し込み手段とを有する。この実施の形態では、上型４１１と、下型４１２と、押え板４１４を備え、上型４１１が下型４１２に対して支持軸４１３によって回動自在に支持されている。押え板４１４は、上型４１１と下型４１２との間に配置され、支持軸４１３によって回動自在に支持される。上型４１１と押え板４１４との間には、圧縮コイルばね４１５が配置され、押え板４１４と上型４１１との間には板ばね４１６が配置される。

　装置本体には、上型４１１を回動させる駆動装置４３０が備えられ、この駆動装置４３０は、例えば電磁ソレノイドで構成され、電源オンによりプランジャー４３１が上型４１１を押して圧縮コイルばね４１５に抗して回動させ、電源オフにより上型４１１が圧縮コイルばね４１５により元の位置に復帰する。　　

　上型４１１には、切刃４１７、ナイフ４１８、カム４１９が取り付けられる。切刃４１７とナイフ４１８との中間にカム４１９が配置される。カム４１９は上型４１１に固定された切刃４１７に回動自在に支持される。板ばね４２０はカム４１９の背面と係合する。切刃４１７の刃面はＵ字型に、またナイフ４１８の断面は１字型にそれぞれ形成され、これらは組み合わされ、図３１に示すような折り返しタブ４９１とＩ字状の切り込み孔４９２を形成する。ナイフ４１８の中央部にはほぼ長方形の窓４１８ａが明けられている。切刃４１７及びナイフ４１８に対向して、押え板４１４に略長方形の孔４１４ａ，４１４ｂ及び下型４１２に略長方形の孔４１２ａがそれぞれ明けられている。

　次に、図３４乃至図３９を参照して、折り返しタブ作成手段４０の動作について説明する。まず、シートＰを下型４１２と押え板４１４との間に置く（図３４）。次に、駆動装置４３０の電源オンし、プランジャー４３１により上型４１１を所定位置まで押し下げると、切刃４１７及びナイフ４１８は、押え板４１４の孔４１４ａ，４１４ｂをそれぞれ貫通し、そしてシートＰを突き抜けて、下型４１２に設けられた孔４１２ａに入り込む。このとき、切刃４１７によってシートＰにＵ字状の折り返しタブ４９１が形成されとともに、切刃４１８によってシートＰにＩ字状の切り込み孔４９２が形成され、この切られたＵ字状の折り返しタブ４９１にカム４１９の爪４１９ａが係合してＵ字状の折り返しタブ４９１を押し上げる（図３５）。

　そして、さらに上型４１１を押し下げると、押え板４１４の孔４１４ａ，４１４ｂの間にある中間部分４１４ｃを支点としてカム４１９は、反時計方向に回転する。このとき、カム４１９の爪４１９ａはＵ字状の折り返しタブ４９１を押し曲げて、その先端をナイフ４１８の窓４１８ａに入れる（図３６）。

　駆動装置４３０の電源オフにより、上型４１１は圧縮ばね４１５の作用によって元の位置へ復帰する。これにより、カム４１９は板ばね４２０の作用によって時計方向に回転されて元の位置に戻される（図３７）。このとき、切刃４１７及びナイフ４１８もともに上昇しつつあり、切刃４１７はそのままシートＰから抜け出るが、ナイフ４１８はシートＰのＵ字状の折り返しタブ４９１の先端を窓４１８ａに引っ掛けてナイフ４１８が明けたＩ字状の切り込み孔４９２にＵ字状の折り返しタブ４９１の先端を差し込んでからシートＰより抜け出る（図３８）。

　これによって、折り返しタブ作成手段４０の動作は完了し、図３９に示すように、Ｉ字状の切り込み孔４９２にＵ字状の折り返しタブ４９１の先端を差し込んで、シートＰに折り返しタブが作成される。

　紙粉カス収納部４４０は、装置本体の下方位置に配置され、切込みによってＵ字状の折り返しタブ４９１とＩ字状の切り込み孔４９２を形成する際に生じる紙粉カスを収納する。この紙粉カス収納部４４０は、紙粉カスを導くダウストシュート４４１と、紙粉カスを貯める収納箱４４２と、紙粉カスを収納箱４４２に集める集塵手段を構成するファン４４３とを有する。この実施の形態では、集塵手段はファン４４３で構成しているが、減圧装置を用いてもよい。

　ダウストシュート４４１は、収納箱４４２に連通しており、このダウストシュート４４１にファン４４３が配置され、ダウストシュート４４１の上方位置には排気口４４１ａが形成されている。排気口４４１ａには、紙粉カスの漏れを防止するフィルタ４４１ｂが配置される。ファン４４３を駆動することで、紙粉カスを、ダウストシュート４４１を介して導き、確実に紙粉カスを収納箱４４２に溜めることができる。収納箱４４２は、着脱可能であり、所定時期に取り外して交換したり、紙粉カスを排出する。　　　　　　

　この紙粉カス収納部４４０は、実施の形態７に限定されず、実施の形態１乃至実施の形態６にも同様に備えることができる。

［折り返しタブ作成部の形態８］
　この実施の形態８の折り返しタブ作成部を、図４０に基づいて説明する。図４０は粘着テープによる貼り付け状態を示す図である。この実施の形態の折り返しタブ作成装置では、折り返しタブ作成手段４０は、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開けるパンチ刃４１と、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す折り返し手段４２と、折り返しタブＴＢをシート端部と重ねられた状態で粘着テープ９００ａにより貼り付けるテープ貼付手段９００とを有する。この実施の形態のテープ貼付手段９００は、シート端部の裏側に折り返しタブＴＢを重ねられた状態で粘着テープ９００ａにより貼り付けている。

［折り返しタブ作成部の形態９］
　この実施の形態９の折り返しタブ作成部を、図４１に基づいて説明する。図４１は針ステープルにより止める状態を示す図である。この実施の形態の折り返しタブ作成装置では、折り返しタブ作成手段４０は、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開けるパンチ刃４１と、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す折り返し手段４２と、折り返しタブをシート端部と重ねられた状態で針ステープルにより止める止め手段９１０とを有する。この実施の形態の止め手段９１０は、シート端部の裏側に折り返しタブＴＢを重ねられた状態で針ステープル９１０ａにより止める。

［折り返しタブ作成部の形態１０］
　この実施の形態１０の折り返しタブ作成部を、図４２に基づいて説明する。図４２は圧着する状態を示す図である。この実施の形態の折り返しタブ作成装置では、折り返しタブ作成手段４０は、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開けるパンチ刃４１と、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す折り返し手段４２と、折り返しタブをシート端部と重ねられた状態で圧着する圧着手段９２０とを有する。この実施の形態の圧着手段９２０は、シート端部の裏側に折り返しタブＴＢを重ねられた状態で折り返しタブＴＢの両側を圧着する。

［折り返しタブ作成部の形態１１］
　この実施の形態１１の折り返しタブ作成部を、図４３に基づいて説明する。図４３は腰付ける状態を示す図である。この実施の形態の折り返しタブ作成装置では、折り返しタブ作成手段４０は、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開けるパンチ刃４１と、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す折り返し手段４２と、折り返しタブをシート端部と重ねられた状態で押圧して腰付けする腰付け手段９３０とを有する。この実施の形態の腰付け手段９３０は、シート端部の裏側に折り返しタブＴＢを重ねられた状態で折り返しタブＴＢの両側を腰付けする。腰付けは、シート端部の裏側に折り返しタブＴＢを重ねられた状態で押圧することによりシート端部に腰を付けるものである。

［折り返しタブ作成部の形態１２］
　この実施の形態１２の折り返しタブ作成部を、図４４乃至図４８に基づいて説明する。図４４は折り返しタブ作成装置の斜視図、図４５は折り返しタブ作成装置の内部構造を示す斜視図、図４６は切り込み手段を構成する受けプレートとパンチを示す斜視図、図４７は折り返しタブ作成装置の内部構造を示す図、図４８は折り返しタブの成形動作を示す図である。

　この実施の形態の折り返しタブ作成装置は、装置本体６１０に、折り返しタブを形成するシートのセット位置を決める位置決めバー６２０と、シート端部を挿入する挿入部６３０と、挿入されたシート端部に折り返しタブの外縁を形成する切り込み手段６４０と、形成された折り返しタブの外縁を折り返し位置に導くガイド手段６５０と、挿入されたシート端部を挿入部６３０から引き出す際に、形成された折り返しタブを折り返してシート端部に設けるタブ折り返し手段６６０と、を備える。

　装置本体６１０は、下カバー６１１と、上カバー６１２と、形成部カバー６１３を有し、下カバー６１１と上カバー６１２が駆動機構７０を覆い、上カバー６１２と形成部カバー６１３の間に挿入部３０が形成される。

　切り込み手段６４０は、図４６に示すように、受けプレート６４１とパンチ６４２から構成される。受けプレート６４１は、中央部に方形のパンチ受孔６４１ａが形成されている。パンチ６４２は、ベース６４３に固定され、初期位置と折り返しタブの外縁形成位置を往復動する構成である。パンチ６４２は、テーパ状に形成され、対抗するテーパ辺６４２ａ，６４２ｂと、テーパ辺６４２ａ，６４２ｂを連結する高い辺６４２ｃがパンチ受孔６４１ａに接し、挿入されたシート端部に折り返しタブの外縁７００を形成し、テーパ辺６４２ａ，６４２ｂを連結する低い辺６４２ｄはパンチ受孔６４１ａに接することなく隙間を有することで、切断されることなく折り目７０１を形成する。

　ガイド手段６５０は、ガイドバー初期位置とガイド位置を往復動するガイドバー６５１で構成される。ガイドバー６５１は、支持軸６５２に回動可能に設けられ、リンク６５３を介してアーム６５４に連結されている。アーム６５４は、支持軸６５５に回動可能に設けられ、アーム６５４に設けられたレバー６５６が操作部材６５７に当接している。操作部材６５７は、パンチ６４２のベース６４３に固定されている。

　パンチ６４２が初期位置では、図４７において実線で示す状態であり、ガイドバー６５１が初期位置である。パンチ６４２が初期位置から折り返しタブの外縁形成位置に移動すると、操作部材６５７がレバー６５６を押すからアーム６５４に左方向に回転し、この回転でリンク６５３を介してガイドバー６５１が左方向に回転し、ガイドバー６５１は、図４７において二点鎖線に示すように、ガイド位置に連動して移動する。

　タブ折り返し手段６６０は、シート端部を挿入部６３０に挿入するローラ対６６１で構成される。このローラ対６６１は、ゴム、樹脂などで成形され、挿入されたシート端部を挿入部６３０から引き出す際に、ローラ対６６１が形成された折り返しタブを折り返して押圧し、シート端部に折り返しタブ７０２を設ける。

　駆動機構６７０は、駆動源としての駆動モータ６７１、パンチ６４２を昇降させる昇降手段６７２と、ローラ対６６１を回転させる駆動手段６７３を含む。昇降手段６７２は、例えば昇降ガイド、ベルトなどで構成されるが図示しない。駆動手段６７３は、駆動ギヤ６７３ａ、タイミングベルト６７３ｂ、中間ギヤ６７３ｃ，６７３ｄ、タイミングベルト６７３ｅ、ローラ駆動ギヤ６７３ｆを含む。駆動モータ６７１を駆動し、駆動手段６７３を介してローラ対６６１を回転させてシート端部を挿入部６３０に挿入し、または挿入部６３０から取出し方向に異動させて折り返しタブを折り返して押圧し、シート端部に折り返しタブＣを設ける。

　次に、この実施の形態の折り返しタブ作成装置の作動を、図４７及び図４８に基づいて説明する。

　この実施の形態の折り返しタブ作成装置１では、位置決めバー６２０に折り返しタブを形成するシートの端部を当接し、シートをセット位置に決めし、駆動モータ６７１を駆動し、駆動手段６７３を介してローラ対６６１を回転させ、シート端部を挿入部６３０に挿入する。

　シート端部を挿入部６３０に挿入した状態では、図４７において実線に示すように、パンチ６４２及びガイドバー６５１は、初期状態にある。この初期状態で、昇降手段６７２を駆動してパンチ６４２を上昇させ、受けプレート６４１とパンチ６４２により、挿入されたシート端部に折り返しタブの外縁７００を形成し（図４７（ａ））、さらにパンチ６４２を上昇させ切断されることない折り目７０１を形成し（図４７（ｂ））、パンチ６４２を、初期位置から折り返しタブの外縁形成位置へ移動させる。

　パンチ６４２が初期位置から折り返しタブの外縁形成位置へ移動することで、操作部材６５７がレバー６５６を押すからアーム６５４に左方向に回転し、この回転でリンク６５３を介してガイドバー６５１が左方向に回転し、ガイドバー６５１は、図４７において二点鎖線に示すように、ガイド位置に連動して移動する。

　このガイドバー６５１がガイド位置の状態で、駆動手段６７３を介してローラ対６６１を逆方向に回転させ、挿入されたシート端部を挿入部６３０から引き出すと、この引き出す際に、ローラ対６６１が形成された折り返しタブを折り返して押圧し、シート端部に折り返しタブ７０２を設ける（図４８（ｃ））。さらに、引き出す際に、シート端部に設けられた折り返しタブ７０２は、位置決めバー６２０によっても押圧され、折り返しタブ７０２が起き上がることがないように設けられる。

　このように、シート端部を挿入部６３０に挿入し、挿入されたシート端部に折り返しタブの外縁を形成し、形成された折り返しタブの外縁を折り返し位置に導き、挿入されたシート端部を挿入部６３０から引き出す際に、形成された折り返しタブを折り返してシート端部に設けることで、作業の容易化を、複雑な装置や特別な用紙を用いることなく達成させることが可能である。

　この実施の形態の折り返しタブ作成装置は、折り返しタブを形成するシートのセット位置を決める位置決めバー６２０を備え、手動で位置決めバー６２０を移動して折り返しタブを形成するシートのセット位置を決めるが、図４９に示すように位置決めバー６２０を自動で移動するようにしてもよい。

　図４９に示す実施の形態の折り返しタブ作成装置は、シートを検出するシート検出手段９４０と、位置決めバー６２０を移動するバー移動手段９４１と、シートの検出情報に基づきバー移動手段９４１を制御して位置決めバー６２０を移動し、折り返しタブを形成する位置を変化させる制御手段９４２とを備える。

　バー移動手段９４１は、位置決めバー６２０に設けられたラック６２０ａと、駆動モータ９４３により回転するピニオン９４４から構成され、ピニオン９４４の回転によりラック６２０ａが形成された位置決めバー６２０が移動し、自動的に折り返しタブを形成するシートのセット位置を決めることができる。

［折り返しタブ作成部の形態１３］
　この実施の形態１３の折り返しタブ作成部を、図５０乃至図５３に基づいて説明する。図５０は折り返しタブ作成部の内部構造を示す図、図５１は開放した状態を示す図、図５２は刃ユニットの交換を示す図、図５３はタブの形状を示す図である。

　この実施の形態のタブ作成装置は、刃ユニット２０２０のタブ形成刃を作動させる操作部２０３０を有する装置本体２０１０を備える。装置本体２０１０は、下本体２０１０Ａと上本体２０１０Ｂからなり、下本体２０１０Ａと上本体２０１０Ｂによって、シート端部を挿入する挿入部２０５０が形成され、下本体２０１０Ａと上本体２０１０Ｂは解放可能に構成されている。下本体２０１０Ａには、刃ユニット２０２０が着脱可能に保持される。下本体２０１０Ａには、タブを形成するタブ作成手段２０６０を備え、上本体２０１０Ｂには、刃ユニット２０２０のタブ形成刃を作動する操作部２０３０を備え、操作部２０３０によりタブ作成手段２０６０を作動させる。

　上本体２０１０Ｂの上端部には支持軸２０１１が設けられ、上本体２０１０Ｂは支持軸２０１１に回動可能に支持され、上本体２０１０Ｂが下本体２０１０Ａに対して開閉可能に構成されている。下本体２０１０Ａに対して上本体２０１０Ｂを開放することで、刃ユニット２０２０を交換可能としている。挿入部２０５０は、下本体２０１０Ａと上本体２０１０Ｂの間に形成されており、挿入部２０５０からシート端部を挿入、引出しを可能とする。

　タブ作成手段２０６０は、折り返しタブの外縁を形成するタブ形成刃２０２４を有する刃ユニット２０２０を着脱可能とし、形成する折り返しタブの形状に応じて刃ユニット２０２０を交換可能とした構成である。

　刃ユニット２０２０は、ハウジング２０２１と押動体２０２２を備え、ハウジング２０２１の内部には受けプレート２０２３とタブ形成刃２０２４が配置されている。受けプレート２０２３には、中央部に方形の受孔２０２３ａが形成され、タブ形成刃２０２４は押動体２０２２により初期位置と折り返しタブの外縁形成位置を往復動する構成である。タブ形成刃２０２４はテーパ状に形成され、高い辺２０２４ａが受孔２０２３ａに接し、挿入されたシート端部に折り返しタブの外縁を形成し、低い辺２０２４ｂは受孔２０２３ａに接することなく隙間を有することで、切断されることなく折り返しタブの折り目を形成する。

　操作部２０３０は、操作レバー２０３１と支持レバー２０３２を有し、操作レバー２０３１は、上本体２０１０Ｂに支持軸２０３３を支点に回動可能に支持され、支持レバー２０３２は保持リンク２０３４より保持される。保持リンク２０３４は、上本体２０１０Ｂに支持軸２０３５を支点に回動可能に支持されている。操作レバー２０３１に形成されたガイド溝２０３１ａに、支持レバー２０３２に設けたガイドピン２０３２ａを係合して操作レバー２０３１と支持レバー２０３２が連結され、操作レバー２０３１は押動体２０２２を押動する突起２０３１ｂを有する。

　操作レバー２０３１は、図５０の実線で示す位置では、操作レバー２０３１の突起２０３１ｂが押動体２０２２を押動しない状態である。この操作レバー２０３１を上方から下方に押す操作を行うと、操作レバー２０３１によって支持レバー２０３２が下方に押され、保持リンク２０３４より保持されながら装置本体２０１０に収納され、図５０の二点鎖線で示す位置になり、操作レバー２０３１の突起２０３１ｂが押動体２０２２を押動し、タブ形成刃２０２４は、押動体２０２２により初期位置から折り返しタブの外縁形成位置に移動し、挿入されたシート端部に折り返しタブの外縁を形成する。

　タブ作成手段２０６０は、形成された折り返しタブの外縁を折り返し位置に導くガイド手段２０７０と、挿入されたシート端部を挿入部２０５０から引き出す際に、形成された折り返しタブを折り返してシート端部に設けるタブ折り返し手段２０８０とを備える。

　ガイド手段２０７０は、ガイドバー初期位置とガイド位置を往復動するガイドバー２０７１を有する。ガイドバー２０７１は、支持軸２０７２に回動可能に設けられ、リンク２０７３を介してアーム２０７４に連結されている。アーム２０７４は、支持軸２０７５に回動可能に設けられ、アーム２０７４に設けられたレバー２０７６が操作部材２０７７に当接している。操作部材２０７７はタブ形成刃２０２４に固定されている。

　タブ形成刃２０２４が初期位置では、図５０において実線で示す状態であり、ガイドバー２０７１が初期位置である。タブ形成刃２０２４が初期位置から折り返しタブの外縁形成位置に移動すると、操作部材２０７７がレバー２０７６を押すからアーム２０７４に右方向に回転し、この回転でリンク２０７３を介してガイドバー２０７１が右方向に回転し、ガイドバー２０７１は、図５０において二点鎖線に示すように、ガイド位置に連動して移動する。

　タブ折り返し手段２０８０は、シート端部を挿入部２０５０に挿入するローラ対２０８１を含み、駆動機構２０９０により駆動される。このローラ対２０８１は、ゴム、樹脂などで成形され、挿入されたシート端部を挿入部２０５０から引き出す際に、ローラ対２０８１が形成された折り返しタブを折り返して押圧し、シート端部に折り返しタブを設ける。　

　駆動機構２０９０は、駆動源としての駆動モータ２０９１、駆動ギヤ２０９２、タイミングベルト２０９３、従動ギヤ２０９４を含み、ローラ対２０８１を回転させる。このローラ対２０８１の回転によりシート端部を挿入部２０５０に挿入し、または挿入部２０５０から取出し方向に異動させて折り返しタブを折り返して押圧し、シート端部に折り返しタブを設ける。

（タブ作成装置の作動）
　次に、この実施の形態のタブ作成装置の作動を、図５０乃至図５３に基づいて説明する。

　この実施の形態のタブ作成装置では、例えば図示しない位置決めバーに折り返しタブを形成するシートの端部を当接し、シートをセット位置に決めし、駆動機構２０９０によりローラ対２０８１を回転させ、シート端部を挿入部２０５０に挿入する。

　シート端部を挿入部２０５０に挿入した状態では、図５０において実線に示すように、タブ形成刃２０２４及びガイドバー２０７１は、初期状態にある。この初期状態では、操作レバー２０３１は、図５０の実線で示す位置であり、操作レバー２０３１の突起２０３１ｂが押動体２０２２を押動しない。この操作レバー２０３１を上方から下方に押す操作を行うと、操作レバー２０３１によって支持レバー２０３２が下方に押され、保持リンク２０３４より保持されながら装置本体２０１０に収納され、図５０の二点鎖線で示す位置になり、操作レバー２０３１の突起２０３１ｂが押動体２０２２を押動し、タブ形成刃２０２４は押動体２０２２により初期位置から折り返しタブの外縁形成位置に移動し、挿入されたシート端部に折り返しタブの外縁Ａを形成し（図５３（ａ））、さらにタブ形成刃２０２４を下降させ切断されることない折り目Ｂを形成し（図５３（ｂ））、タブ形成刃２０２４を初期位置から折り返しタブの外縁形成位置へ移動させる。

　タブ形成刃２０２４が初期位置から折り返しタブの外縁形成位置へ移動することで、操作部材２０７７がレバー２０７６を押すからアーム２０７４に右方向に回転し、この回転でリンク２０７３を介してガイドバー２０７１が右方向に回転し、ガイドバー２０７１は、図５０において二点鎖線に示すように、ガイド位置に連動して移動する。

　このガイドバー２０７１がガイド位置の状態で、駆動機構２０９０によりローラ対２０８１を逆方向に回転させ、挿入されたシート端部を挿入部２０５０から引き出すと、この
引き出す際に、ローラ対２０８１が形成された折り返しタブを折り返して押圧し、シート端部に折り返しタブＣを設ける（図５３（ｃ））。

　例えば、文書ファイルに応じたり、使用者の好みに応じた形状のタブを形成する場合には、下本体２０１０Ａに対して上本体２０１０Ｂを開放することで、刃ユニット２０２０を交換し、図５３（ｃ）に示すようなシート端部に特定の図柄の折り返しタブＣを設けることができる。タブ作成手段２０６０は、刃ユニット２０２０をセットして交換することで、刃ユニット２０２０の操作部材２０７７が、アーム２０７４に設けられたレバー２０７６に当接し動作可能になる。特定の図柄として、例えばキャラクターが好ましく、キャラクターは、例えば小説、漫画、映画、アニメ、コンピュータゲームなどのフィクションに登場する人物や動物など、あるいはそれら登場人物の性格や性質のことを意味し、その特徴を通じて、一定のイメージを与えることができる。

　このように、タブ作成手段２０６０は、折り返しタブの外縁を形成するタブ形成刃２０２４を有する刃ユニット２０２０を着脱可能とし、形成するタブの形状に応じて刃ユニット２０２０を交換可能としたことで、簡単な構成で、必要に応じて種々の形状のタブを形成することが可能である。

［折り返しタブ作成部の形態１４］
　この実施の形態１４の折り返しタブ作成部を、図５４に基づいて説明する。図５４は刃ユニットの交換構成を示す図である。

　この実施の形態のタブ作成装置は、実施の形態１３と同様に構成されるが、装置本体２０１０に挿入可能部２０１０Ｃを有する構成である。この実施の形態では、装置本体２０１０の挿入可能部２０１０Ｃに、刃ユニット２０２０をセットして交換し、タブ作成手段２０６０は、刃ユニット２０２０をセットして交換することで動作可能になる構成である。　　

　また、実施の形態１３及び実施の形態１４では、図５５（ａ）～（ｏ）に示すように折り返しタブを形成する実施例を示したが、タブは、図５５（ｐ）～（ｒ）に示すように折り返すことなく、種々の形状を打ち抜いて形成してもよい。

［折り返しタブ作成部の形態１５］
　この実施の形態１５の折り返しタブ作成部を、図５６に基づいて説明する。図５６は刃ユニットを装置本体に固定した状態を示す図である。

　この実施の形態のタブ作成装置は、シート端部にタブを設けるタブ作成手段２０６０を備え、タブ作成手段２０６０は、タブを形成するタブ形成刃を有する刃ユニット２０２０を装置本体２０１０に固定した構成である。刃ユニット２０２０は、タブを形成するタブ形成刃を有し、このタブ形成刃は、図５５（ａ）～（ｏ）に示すように折り返しタブを形成する実施例のものでも、また図５５（ｐ）～（ｒ）に示すように折り返すことなく、種々の形状を打ち抜いて形成するものでもよい。

（後処理装置）
　この実施の形態の後処理装置を、図５７乃至図６２に基づいて説明する。図５７はシート後処理装置の構成図、図５８乃至図６２はシート後処理装置の動作を説明する図である。この実施の形態のシート後処理装置１５０は、図５７に示すように、コピー機、プリンタ、複合機などの画像形成装置２００に装着脱装可能になるように設置され、この画像形成装置２００により画像が形成されたシートが後処理装置１５０に搬入される。

　この後処理装置１５０には、搬送部１６０、処理部１７０、積載部１８０が備えられている。搬送部１６０には、搬送ローラ対１６１によって搬送路１６２が形成され、画像形成装置２００から搬入するシートＰは、搬送ローラ対１６１の駆動によって搬送路１６２を介して処理部１７０へ送られる。

　処理部１７０には、画像が形成されたシートＰを積載するベーストレー１７１と、ベーストレー１７１上に積載されたシート束を綴じる綴じ部を備え、綴じ部は、シート束をステイプルするステイプラー１７２で構成される。このステイプラー１７２は、移動手段１７３によってステイプルする位置を変えることができる。積載部１８０には、排出トレー１８１が備えられ、処理部１７０においてステイプルされたシート束が排出トレー１８１上に積載される。

　画像が形成されたシートＰをベーストレー１７１へ搬送する搬送路１６２には、折り返しタブ作成装置１が備えられ、この折り返しタブ作成装置は前記した実施の形態１～実施の形態５のように構成され、画像形成装置２００から搬送されるシートＰに折り返しタブを作成する。また、後処理装置２５０には、専用シート供給装置２９０を備える構成とし、この専用シート供給装置２９０から搬送されるシートに折り返しタブを作成するようにしてもよい。

　この後処理装置１５０は、折り返しタブ作成装置をタブ作成する作成位置とタブを作成しない待機位置とを移動させる移動手段１９２を備えている。この移動手段１９２は、駆動モータＭ１０、動力伝達機構１９２ａ、駆動ベルト１９２ｂを有し、駆動ベルト１９２ｂに折り返しタブ作成装置１が固定されている。　　

　この折り返しタブ作成装置は、待機位置に待機しており、タブ作成するときに駆動モータＭ１０の駆動により動力伝達機構１９２ａ、駆動ベルト１９２ｂを介して折り返しタブ作成装置１を作成位置へ移動させ、この作成位置において折り返しタブ作成装置１は搬送されるシートＰに折り返しタブを作成する。

　移動手段１９２は、制御装置１９３により制御される構成であり、制御装置１９３は、画像形成装置２００から搬入されるインデックスするためのシートＰ、または専用シート供給装置１９０から搬送されるシートＰの情報に基づいて移動手段１９２を制御し、折り返しタブ作成装置を待機位置から作成位置へ移動する。

　また、制御装置１９３は、折り返しタブを作成する位置情報に基づき移動手段１９２を制御し、折り返しタブ作成装置の作成位置を変化させる。例えば、シートＰの２０枚を１つのシート束にする場合に、５枚ごとに区分されるように該当するシートＰに対して位置を変えて折り返しタブを作成する。折り返しタブを作成する位置情報は、予め１つのシート束に対応して設定してもよく、またインデックスするためのシートの検出情報に基づいて設定してもよい。インデックスするためのシートの検出情報に基づいて設定する場合は、例えば１番目の検出から３番目の検出毎に、検出に応じて順に折り返しタブを作成する位置を変える。　

　次に、後処理装置の動作を、図５８乃至図６２に基づいて説明する。搬送部１６０の搬送ローラ対１６１が駆動し、画像が形成されたシートＰが搬送路１６２を介して処理部１７０のベーストレー１７１上に積載される。このとき、折り返しタブ作成装置１は、待機位置に待機している（図５８）。所定枚数のシートＰがベーストレー１７１上に積載されると、インデックスとなるシートＰを搬送する。制御装置１９３は作成位置情報に基づき移動手段１９２を制御し、駆動モータＭ１０の駆動により動力伝達機構１９２ａ、駆動ベルト１９２ｂを介して折り返しタブ作成装置１を作成位置へ移動させる（図５９）。

　作成位置において折り返しタブ作成装置は、シートＰに折り返しタブを作成し、この折り返しタブが作成されたシートＰは、処理部１７０のベーストレー１７１上に積層されるように搬送する（図６０）。そして、制御装置１９３は作成位置情報に基づき移動手段１９２を制御し、駆動モータＭ１０の駆動により動力伝達機構１９２ａ、駆動ベルト１９２ｂを介して折り返しタブ作成装置１を待機位置へ移動させ、折り返しタブ作成装置１が待機位置に待機している状態とし、図５８、図５９の作動を行い、例えば、シートＰの２０枚を１つのシート束にする場合に、５枚ごとに区分されるように該当するシートＰに対して位置を変えて折り返しタブを作成する。

　ベーストレー１７１上に積載されたシート束をステイプラー１７２によりステイプルし、このステイプルしたシート束を処理部から積載部へ送り出す（図６１）。このようにして、シート後処理装置６５０は、図５８乃至図６１の作動を繰り返して行い、積載部８０にステイプルしたシート束を積層する（図６２）。

　このように後処理装置に折り返しタブ作成装置を備え、この折り返しタブ作成装置の作動により折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返して接着剤によりシート端部に接着することで、作業の容易化を、複雑な装置や特別な用紙を用いることなく達成させることが可能である。

［タブ印字の作成］
　タブ印字の作成の形態を図６２乃至図６５に基づいて説明する。

　図６３の形態は、画像形成装置３００にタブ印字プリンタ３０１を備える。タブ印字プリンタ３０１は、シートＰの折り返しタブを作成する位置にタブ印字する。折り返しタブ作成装置１０００は、画像形成装置３００からのタブ印字情報に基づき、例えば１０枚ごとにタブ印字したシートＰに折り返しタブＴＢを作成する。画像形成装置３００では、例えばシートＰの折り返しタブを作成する位置にタブ印字するユーティリティソフトを用意し、このユーティリティソフトによりタブ印字プリンタ３０１が起動してタブ印字する。

　図６４の形態は、後処理装置１５０に、折り返しタブに印字するタブ印字プリンタ３１０を備え、折り返しタブ作成装置により折り返しタブＴＢを作成した後に、折り返しタブＴＢに印字する。タブ印字プリンタ３１０は、例えばオンデマンドで印刷する構成であり、印字内容の設定は、備え付けのキーボード、タッチパネルなどで入力し、パーソナルコンピュタ３１１から転送し、あるいはスマートフォンなどの携帯端末３１２から転送して印字する。タブ印字プリンタ３１０は、例えばインクリボンを用いたドットインパクプリンタ、熱転写プリンタ、レーザープリンタなど周知のプリンタが用いられる。

　図６５の形態は、後処理装置１５０に、折り返しタブに印字シートを貼り付ける印字シート貼付装置３２０を備え、折り返しタブ作成装置により折り返しタブＴＢを作成した後に、折り返しタブＴＢに印字シートＳＴを貼り付ける。

　この実施の形態の後処理装置１５０には、ファイリング装置４００を備えることができる。ファイリング装置４００として、例えば、パンチを装備してシートに２孔を開け、例えば１０枚ごとに、折り返しタブＴＢを作成したシートＰを介在させてそのまま自動的にファイリングできるようにすることができる。また、折り返しタブ作成装置は、画像形成装置から搬送されるシート、または専用シート供給装置から搬送されるシートに折り返しタブを作成することができる。専用シート供給装置から搬送されるシートには、番号を入れる、ユーザ名を入れる、ドキュメント名を入れるなどの構成とすることができる。また、シート後処理装置は、画像形成装置３００からのタブ印字情報に基づき、折り返しタブ
ＴＢの位置や大きさ、数を可変にする構成とすることができる。　

　（第１の形態の後処理システムの構成）
　図６６はインラインの後処理システムを示し、後処理システム１００は、インラインにおいて、インデックスシートを文書と別データで作成し、文書が印刷されたシートとタブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成する構成であり、この実施の形態では、インデックスシートを挿入してシートの冊子を製本する。

　パソコン１１０は、文書ファイル１１１、インデックスシート用印刷文書ファイル１１２、見出し情報データ１１３、インデックスシート挿入位置データ１１４を有し、文書ファイル１１１は、コンピュータで作成・記録された冊子を構成するシートに印刷する文書ファイルである。インデックスシート用印刷文書ファイル１１２は、コンピュータで作成・記録されたインデックスシートに印刷する文書ファイルである。見出し情報データ１１３は、インデックスシートに印刷する見出しと、印刷する位置を設定するデータである。インデックスシート挿入位置データ１１４は、シートの冊子に挿入するインデックスシートと、インデックスシートの挿入位置を設定するデータである。

　プリンタ１２０は、見出し印刷１２１と、文書印刷１２２を実行する。見出し印刷１２１は、インデックスシート用印刷文書ファイル１１２に基づいてインデックスシートに、設定された見出しを設定された位置に印刷する。文書印刷１２２は、文書ファイル１１１に基づいて文書を複数枚のシートに印刷する。見出し印刷１２１は、文書印刷１２２より先に実行され、印刷したインデックスシートをインデックスシート作成装置１３０に送られ、印刷したシートを後処理装置１４０に送る。　

　インデックスシート作成装置１３０は、プリンタ１２０から送られるインデックスシートにタブを形成する。このインデックス形成１３１は、例えば、インデックスシートに設定された見出しが設定された位置に印刷されており、この位置に折り返しタブの外縁を形成する切り込みを開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してシート端部に設ける。

　後処理装置１４０は、トレイ１４１と、インサート処理部１４２と、製本部１４３と、を有する。トレイ１４１は、インデックスシート作成装置１３０から送られる見出しが形成されたインデックスシートを集積し、インサート処理部１４２は、プリンタ１２０から送られる文書が印刷されたシートの設定された位置にインデックスシートを挿入する。製本部１４３では、インサート処理部１４２で処理されたインデックスシートが挿入された複数枚のシートを受け取り製本する。例えば、製本としては、シートの束にパンチ孔を開けて綴じるもの、また綴じ針で綴じるもの、用紙束の背を接着剤で塗布する糊付け、製本テープで綴じるものなどの製本が用いられる。

　（第２の形態の後処理システムの構成）
　図６７はオフラインの後処理システムを示し、後処理システム１００は、オフラインにおいて、インデックスシートをインデックスシート作成装置１３０で作成し、文書が印刷されたシートとタブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成する構成である。この実施の形態では、インデックスシートを挿入し製本する。

　オフラインにおいて、インデックスシート作成装置１３０は、小型プリンタを内蔵しており、見出し情報データ１１３に基づきインデックスシートに見出しを印刷し、例えば、印刷された位置に折り返しタブの外縁を形成する切り込みを開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してシート端部に設ける。

　後処理装置１４０は、トレイ１４１にインデックスシート作成装置１３０から送られる見出しが形成されたインデックスシートを集積し、インサート処理部１４２では、プリンタ１２０から送られる文書が印刷されたシートの設定された位置にインデックスシートを挿入し、インサート処理部１４２で処理されたインデックスシートが挿入された複数枚のシートを受け取り製本する。

　（第３の形態の後処理システムの構成）
　図６８はオフラインの後処理システムを示し、後処理システム１００は、オフラインにおいて、別のプリンタ１５０でインデックスシートに見出しを印刷し、この印刷されたインデックスシートをインデックスシート作成装置１３０に送り、インデックスシート作成装置１３０でインデックスシートを作成し、後処理装置１４０で文書が印刷されたシートとタブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成する構成であり、この実施の形態では、インデックスシートを挿入して製本する。

　（製本部）
　この実施の形態の処理装置及び後処理システムは、インデックスシートを含むシート束を綴じる製本部５０，１４３を備える。この製本部５０，１４３は、図６９（ａ）に示すように、シートの片側にタブを作成してインデックスシートとし、複数枚のシートＰ１の間にインデックスシートＰ２を挿入して製本し、シートの冊子７０を得る構成である。この製本は、シートの片側にタブを作成して、そのままの形態で製本であり、テープ製本、ステープル針綴じ製本、リング製本、くるみ製本、糊付け製本、孔あけのみ製本などがある。

　この製本部５０，１４３は、図６９（ｂ）に示すように、例えば、Ａ３サイズのシートの両側にタブを作成してインデックスシートＰ２とし、複数枚のＡ３サイズのシートＰ１の間にインデックスシートＰ２を挿入して中綴じ製本し、中綴じ製本した後に折り曲げてＡ４サイズのシートＰ１の冊子７０を得る構成である。この中綴じは、例えば、ステープル針綴じなどで製本する。

　この中綴じ製本を、図７０乃至図７４に基づいて説明する。図７０は製本のページ割り付けを説明する図、図７１はインデックスシートの作成を説明する図、図７２はインデックスシートの作成装置を示す図、図７３はインデックスシートのタブ位置修正を説明する図、図７４は製本した冊子を示す図である。

　この実施の形態では、文書ファイル１１１により、例えばＡ３サイズのシートＰ１に１ページから１６ページの冊子の製本を行う場合に、ページ割り付けを行い、それぞれのページに印刷する。１枚目のシートＰ１は、１ページと１６ページで内折り、２枚目のシートＰ１は、１１５ページと２ページで外折り、３枚目のシートＰ１は、３ページと１４ページで内折り・・・８枚目のシートＰ１は、９ページと８ページで外折りで、ページ順になるように重ねて製本する。

　見出し情報データ１１３は、シートに印刷する見出しと、印刷する位置を設定し、例えばＡ３サイズのシートに、インデックスシート用印刷文書ファイル１１２によりシートに見出し印刷してインデックスシートＰ２を作成し、見出し情報データ１１３により文書が印刷されたシートＰ１の設定された位置にインデックスシートＰ２を挿入して中綴じ製本し、中綴じ製本した後に折り曲げてＡ４サイズのシートＰ１の冊子７０を得る。

　インデックスシートＰ２は、図６４に示すように作成される。図７１（ａ）の形態では、例えばＡ３サイズのシートの右側に見出しを印刷し、この位置に折り返しタブの外縁を形成する切り込みを開け、切り込みにより形成された折り返しタブをシートの下側に折り返し、タブをシート端部に設ける。このインデックスシートＰ２をシートＰ１の設定された位置に挿入し、中綴じ製本した後に折り曲げてＡ４サイズのシートＰ１の冊子７０を得る。見出しは、シートの表側に印刷して冊子７０にした場合に見えるようにする。

　図７１（ｂ）の形態では、図７１（ａ）の形態と同様に、タブをシート端部に設けるが、この実施の形態では、シートの左側にタブを設ける。このインデックスシートＰ２をシートＰ１の設定された位置に挿入し、中綴じ製本した後に折り曲げてＡ４サイズのシートＰ１の冊子７０を得るため、見出しは、シートの裏側に印刷して冊子７０にした場合に見えるようにする。

　図７１（ｃ）の形態では、図７１（ａ）及び図７１（ｂ）の形態と同様に、タブをシート端部に設けるが、この実施の形態では、シートの右側と左側にタブを設ける。このインデックスシートＰ２をシートＰ１の設定された位置に挿入し、中綴じ製本した後に折り曲げてＡ４サイズのシートＰ１の冊子７０を得るため、見出しは、シートの表側と裏側に印刷して冊子７０にした場合に見えるようにする。

　インデックスシートの作成は、切り込みにより形成された折り返しタブを、例えばシートの下側に折り返し、タブをシート端部に設け、抜き曲げ方向（シートの下側）を統一すると、図７１（ｃ）の形態に示すように、中綴じ曲げ後は統一されない。図７２（ａ）の実施の形態では、処理装置にシート反転機構８００を搭載し、タブ作成機構８０１によりシートの片側にタブを形成し、このシートを反転して反対側にタブを形成し、中綴じ曲げ後統一することができる。

　図７２（ｂ）の実施の形態では、処理装置に上下方向が反対の複数個のタブ作成機構８１０，タブ作成機構８１１を搭載し、タブをシート端部に設けることで、中綴じ曲げ後統一することができる。

　このように、インデックスシートを含むシート束を綴じる製本部を備え、製本部は、シート束の片側を綴じて製本、またはシート束の中綴じ製本する構成であり、タブ作成機構を搭載する。例えば、別途作成したインデックスシートを用いる場合には、インデックスシートがシステム内にある状態でシステムがジャム等によって停止した場合、その復帰のためには、使えなくなったインデックスシートと同じタブ位置・同じ色のものを再度準備しなければならないが、タブ作成機構を搭載することで、普通紙のシートからそれぞれのタブ位置・色のインデックスシートを新規に作成することができ、その様な手間と用紙の無駄がない。

　インデックスシートのタブ位置修正を、図７３及び図７４に基づいて説明する。インデックスシート作成装置１３０は、プリンタ１２０から送られるシートにタブを形成し、見出し情報データ１１３により文書が印刷されたシートＰ１の設定された位置にインデックスシートＰ２を挿入して中綴じ製本し、中綴じ製本した後に折り曲げてＡ４サイズのシートＰ１の冊子７０を得る。冊子７０は、中綴じ製本した後に折り曲げることによって、外側のシートより中側のシートが折り曲げ厚み分ずれて突出る。

　例えば、Ａ３サイズから折り込んでＡ４サイズの中綴じ製本を行う場合、図７４（ａ）に示すように、冊子７０の外側に位置するインデックスシートＰ２と内側に位置するインデックスシートＰ２は、タブの位置が異なり、内側に位置するインデックスシートＰ２のタブが突出して不揃いになる。

　この実施の形態では、インデックスシート挿入位置データ１１４に応じて、インデックスシート用印刷文書ファイル１１２に基づき、プリンタ１２０による見出し印刷の位置を補正し、さらにインデックスシート作成装置１３０は、折り返しタブの位置を補正し、インデックスシートＰ２１，Ｐ２２を作成する。

　このインデックスシートＰ２１，Ｐ２２を用いて製本することで、図７４（ｂ）に示すように、冊子７０の外側に位置するインデックスシートＰ２と内側に位置するインデックスシートＰ２は、タブの位置が一致し、内側に位置するインデックスシートＰ２のタブが突出して不揃いになる不具合が解消される。

　この実施の形態では、インデックスシート挿入位置データ１１４に応じて、インデックスシート用印刷文書ファイル１１２に基づき、プリンタ１２０による見出し印刷の位置を補正してタブの位置が一致するようにしているが、中綴じ製本した後に折り曲げてＡ４サイズのシートＰ１の冊子７０を得た後に、タブが突出して不揃いの場合には、タブの位置が一致するように切断して揃えるようにしてもよい。

　この発明は、文書が印刷されたシートとタブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成する後処理装置及び後処理システムに適用可能であり、見出しスタイル設定機能に基づき、インデックスシートを作成可能であり、また文書が印刷されたシートとタブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成することが可能である。

　１　後処理装置
　Ｓ１　シート検出手段
　Ｐ１　シート
　Ｐ２　インデックスシート
　１００　製本システム
　１１０　パソコン
　１１１　文書ファイル
　１１２　インデックスシート用印刷文書ファイル
　１１３　見出し情報データ
　１１４　インデックスシート挿入位置データ
　１２０　プリンタ
　１２１　見出し印刷
　１２２　文書印刷
　１３０　インデックスシート作成装置
　１４０　シートを後処理装置
　１４１　トレイ
　１４２　インサート処理部
　５００　インデックスシート作成装置
　５０１　印刷部
　５１０　タブ作成部
　１０１０　画像形成装置
　１０１１　プリンタ
　１０１２　パソコン
　１０２０　シート搬送部
　１０３０　インデックスシート供給部
　１０４０　印刷部
　１０５０　製本部
　１０６０　制御手段
　１０７０　シートの冊子　
　１０８０　設定操作部
　１０９０　折り返しタブ作成部

Claims

　シートに見出しを印刷する印刷部を備え、
　前記印刷部は、
　文書作成ソフトが有する見出しスタイル設定機能に基づき、
　文書に付される見出しスタイル情報に応じてシートに見出しを印刷し、
　インデックスシートを作成可能であることを特徴とする後処理装置。
　シートに見出しを印刷する印刷部と、
　見出しを印刷したシートにタブを作成するタブ作成部と、を備え、
　前記印刷部は、
　文書作成ソフトが有する見出しスタイル設定機能に基づき、
　文書に付される見出しスタイル情報に応じてシートに見出しを印刷し、
　前記タブ作成部は、
　見出しを印刷したシートにタブを作成することを特徴とする後処理装置。
　前記印刷部は、
　前記見出しを囲みかつ折り返しタブを形成するための切り込み印となるガイドラインを印刷し、
　前記タブ作成部は、
　ガイドラインに沿って折り返しタブの外縁を形成する切り込みを開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してシート端部に設けることを特徴とする請求項２に記載の後処理装置。
　見出しスタイルを設定する設定操作部を備え、
　前記設定操作部は、
　選択により前記見出しスタイル設定機能に優先して見出しスタイルを設定し、
　前記印刷部は、
　前記設定操作部の見出しスタイルの設定に基づき、
　前記シートのタブに見出しを印刷することを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれか１項に記載の後処理装置。
　前記見出しスタイル設定機能は、
　製本するシートに目次の印刷を設定するとともに、前記シート毎のタブに目次の印刷を設定することを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれか１項に記載の後処理装置。
　前記設定操作部は、
　製本するシートに目次の印刷を設定するとともに、前記シート毎のタブに目次の印刷を設定することを特徴とする請求項３に記載の後処理装置。
　文書作成ソフトにより画像が印刷されたシートを搬送するシート搬送部と、
　インデックスシートのタブに見出しを印刷する印刷部と、
　複数枚のシートの間に前記インデックスシートを挿入する処理部と、を備え、
　前記印刷部は、
　前記文書作成ソフトが有する見出しスタイル設定機能に基づき、
　文書に付される見出しスタイル情報に応じて、前記インデックスシートのタブに見出しを印刷することを特徴とする後処理装置。
　見出しスタイルを設定する設定操作部を備え、
　前記設定操作部は、選択により前記見出しスタイル設定機能に優先して見出しスタイル
を設定し、
　前記印刷部は、
　前記設定操作部の見出しスタイルの設定に基づき、
　前記インデックスシートのタブに見出しを印刷することを特徴とする請求項７に記載の後処理装置。
　前記見出しスタイル設定機能は、
　製本するシートに目次の印刷を設定するとともに、前記インデックスシート毎のタブに目次の印刷を設定することを特徴とする請求項７または請求項８に記載の後処理装置。
　前記設定操作部は、
　製本するシートに目次の印刷を設定するとともに、前記インデックスシート毎のタブに目次の印刷を設定することを特徴とする請求項８に記載の後処理装置。
　前記インデックスシートを供給するインデックスシート供給部を備え、
　前記インデックスシート供給部は、
　予めタブが形成された前記インデックスシートを供給することを特徴とする請求項７乃至請求項１０のいずれか１項に記載の後処理装置。
　折り返しタブ作成部を備え、
　前記折り返しタブ作成部は、
　折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシートの端部に開け、前記切り込みにより形成された折り返しタブを折り返して前記シートの端部に設けてタブを有するインデックスシートとし、
　前記インデックスシート供給部は、
　前記折り返しタブ作成部により作成された前記インデックスシートを供給することを特徴とする請求項７乃至請求項１０のいずれか１項に記載の後処理装置。
　前記折り返しタブ作成部は、
　折り返しタブを形成する折り返し基準となる折り目をシート端部に形成する折り目形成手段と、
　折り返しタブの外縁を形成する切り込みを前記シート端部に開けるパンチ刃と、
　切り込みにより形成された折り返しタブを、前記折り目を基準として折り返す折り返し手段と、
　を有することを特徴とする請求項１２に記載の後処理装置。
　前記折り返しタブ作成部は、
　折り返しタブの外縁を形成する切り込みを前記シート端部に開けるパンチ刃と、
　切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す折り返し手段と、
　折り返しタブをシート端部と重ねられた状態で圧着する圧着手段と、
　を有することを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置。
　前記折り返しタブ作成部は、
　折り返しタブを前記シート端部に接着する接着剤を付着する付着手段を備え、
　前記折り返しタブ作成手段は、
　折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開けるパンチ刃と、
　折り返しタブを折り返してシート端部に接着剤により固着する固着手段と、
　を有することを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置。
　前記折り返しタブ作成部は、
　折り返しタブを挿通させるためのＩ字状の切り込み孔をシート端部に開ける切り込み手段と、
　折り返しタブの外縁を形成する切り込みを前記シート端部に開けるパンチ刃と、
　切り込みにより形成された折り返しタブを折り返して前記Ｉ字状の切り込み孔に差し込み折り返しタブを設ける差し込み手段と、
　を有することを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置。
　前記折り返しタブ作成部は、
　折り返しタブの一部折り返しを挿通させて係止するための係止開口をシート端部に開ける係止開口形成手段と、
　折り返しタブの外縁を形成する切り込み及び一部折り返しの外縁を前記シート端部に開けるパンチ刃と、
　切り込みにより形成された折り返しタブを折り返し、前記一部折り返しを前記係止開口に係止させる折り返し手段と、
　を有することを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置。
　前記折り返しタブ作成部は、
　折り返しタブの外縁を形成する切り込みを前記シート端部に開けるパンチ刃と、
　切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す折り返し手段と、
　折り返しタブをシート端部と重ねられた状態で粘着テープにより貼り付けるテープ貼付手段と、
　を有することを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置。
　前記折り返しタブ作成部は、
　折り返しタブの外縁を形成する切り込みを前記シート端部に開けるパンチ刃と、
　切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す折り返し手段と、
　折り返しタブをシート端部と重ねられた状態で針ステープルにより止めるテープ止め手段と、
　を有することを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置。
　前記折り返しタブ作成部は、
　折り返しタブの外縁を形成する切り込みを前記シート端部に開けるパンチ刃と、
　切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す折り返し手段と、
　折り返しタブをシート端部と重ねられた状態で押圧して腰付けする腰付け手段と、
　を有することを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置。
　前記折り返しタブ作成部は、
　挿入されたシート端部に折り返しタブの外縁を形成する切り込み手段と、
形成された折り返しタブの外縁を折り返し位置に導くガイド手段と、
挿入されたシート端部を前記挿入部から引き出す際に、形成された折り返しタブを折り返して前記シート端部に設けるタブ折り返し手段と、
　を備えることを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置。
　前記切り込み手段は、
　初期位置と折り返しタブの外縁形成位置を往復動するパンチで構成し、
　前記ガイド手段は、
　初期位置とガイド位置を往復動するガイドバーで構成し、
　前記パンチが初期位置で前記ガイドバーが初期位置であり、
　前記パンチが折り返しタブの外縁形成位置に移動すると、前記ガイドバーがガイド位置に連動して移動することを特徴とする請求項２１に記載の後処理装置。
　前記タブ折り返し手段は、
　シート端部を挿入部に挿入するローラ対で構成し、
　挿入されたシート端部を前記挿入部から引き出す際に、前記ローラ対が形成された折り返しタブを折り返して押圧し、前記シート端部に折り返しタブを設けることを特徴とする請求項２１に記載の後処理装置。
　折り返しタブを形成するシートのセット位置を決める位置決めバーを備えることを特徴とする請求項１３乃至請求項２３のいずれか１項に記載の後処理装置。
　シートを検出するシート検出手段と、
　位置決めバーを移動するバー移動手段と、
　シートの検出情報に基づき前記バー移動手段を制御して位置決めバーを移動し、前記折り返しタブを形成する位置を変化させる制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項２４に記載の後処理装置。
　前記折り返しタブ作成部は、
　モータを含む駆動源、または手動レバーを含む駆動源により駆動されることを特徴する請求項１２乃至請求項２５のいずれか１項に記載の後処理装置。
　画像が形成されたシートを積載するベーストレーと、
　前記ベーストレー上に積載されたシート束を綴じる綴じ部と、を備える後処理装置であり、
　前記画像が形成されたシートを前記ベーストレーへ搬送する搬送路に前記請求項１２乃至請求項２６のいずれか１項に記載の折り返しタブ作成部を備えることを特徴とする後処理装置。
　前記折り返しタブ作成部を、タブ作成する作成位置とタブを作成しない待機位置とに移動させる移動手段を、備えることを特徴とする請求項２７に記載の後処理装置。
　前記移動手段は、
　折り返しタブを作成する位置情報に基づき前記折り返しタブ作成部の作成位置を変化させることを特徴とする請求項２８に記載の後処理装置。
　前記折り返しタブ作成部は、
　画像形成装置から搬送されるシート、または専用シート供給装置から搬送されるシートに折り返しタブを作成することを特徴とする請求項２７乃至請求項２９のいずれか１項に記載の後処理装置。
　画像形成装置においてシートの折り返しタブを作成する位置にタブ印字し、
　前記折り返しタブ作成部は、前記画像形成装置からのタブ印字情報に基づき、タブ印字したシートに折り返しタブを作成することを特徴とする請求項２７乃至請求項３０のいずれか１項に記載の後処理装置。
　折り返しタブに印字するタブ印字プリンタを備えることを特徴とする請求項２７乃至請求項３０のいずれか１項に記載の後処理装置。
　折り返しタブに印字シートを貼り付ける印字シート貼付装置を備えることを特徴とする請求項２７乃至請求項３０のいずれか１項に記載の後処理装置。
　前記折り返しタブ作成部は、
　タブを形成するタブ形成刃を有する刃ユニットを装置本体に固定したことを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置。
　前記折り返しタブ作成部は、
　タブを形成するタブ形成刃を有する刃ユニットを装置本体に着脱可能とし、
　タブの形状に応じて前記刃ユニットを交換可能としたことを特徴とする請求項１３に記載の後処理装置。
　前記刃ユニットのタブ形成刃を作動させる操作部を有する装置本体を備え、
　前記装置本体を開放可能した構成であり、
　前記装置本体を開放した状態で、前記刃ユニットをセットして交換することを特徴とする請求項３５に記載の後処理装置。
　前記刃ユニットのタブ形成刃を作動させる操作部を有する装置本体を備え、
　前記装置本体に挿入可能部を有する構成であり、
　前記装置本体の挿入可能部に、前記刃ユニットをセットして交換することを特徴とする請求項３５に記載の後処理装置。
　前記折り返しタブ作成部は、
　前記刃ユニットをセットして交換することで動作可能になる構成であることを特徴とする請求項３５乃至請求項３６のいずれか１項に記載の後処理装置。
　インデックスシートを含むシート束を綴じる製本部を備え、
　前記製本部は、
　前記シート束の片側を綴じて製本、
　またはシート束の中綴じ製本する構成であることを特徴とする請求項１乃至請求項３８のいずれか１項に記載の後処理装置。
　前記シート束の中綴じ製本では、
　シート束に含まれる複数のインデックスシートは、見出しを印刷したタブの先端位置を一致させて揃える構成であることを特徴とする請求項３９に記載の後処理装置。
　見出し情報を含んだ文書ファイルから抽出されたインデックスシート用印刷文書ファイルに基づいてシートに設定された見出しを設定された位置に印刷し、かつ前記文書ファイルに基づいて文書をシートに印刷するプリンタと、
　前記プリンタにおいて見出しが印刷されたシートからタブを形成するインデックスシート作成装置と、
　前記文書が印刷されたシートと前記タブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成する後処理装置と、を備えることを特徴とする後処理システム。
　見出し情報を含んだ文書ファイルから抽出されたインデックスシート用印刷文書ファイルに基づいてシートに設定された見出しを設定された位置に印刷し、見出しが印刷されたシートからタブを形成するインデックスシート作成装置と、
　前記文書ファイルに基づいて文書をシートに印刷するプリンタと、
　前記文書が印刷されたシートと前記タブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成する後処理装置と、を備えることを特徴とする後処理システム。
　見出し情報を含んだ文書ファイルから抽出されたインデックスシート用印刷文書ファイルに基づいてシートに設定された見出しを設定された位置に印刷するプリンタと、
　前記プリンタにおいて見出しが印刷されたシートからタブを形成するインデックスシート作成装置と、
　前記文書ファイルに基づいて文書を複数枚のシートに印刷するプリンタと、
　前記文書が印刷されたシートと前記タブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成する後処理装置と、を備えることを特徴とする後処理システム。
　インデックスシートを含むシート束を綴じる製本部を備え、
　前記製本部は、
　前記シート束の片側を綴じて製本、
　またはシート束の中綴じ製本する構成であることを特徴とする請求項４１乃至請求項４３のいずれか１項に記載の後処理システム。
　前記シート束の中綴じ製本では、
　シート束に含まれる複数のインデックスシートは、見出しを印刷したタブの先端位置を一致させて揃える構成であることを特徴とする請求項４４に記載の後処理システム。