JP2008272994A - 補強用テープ及び印刷装置 - Google Patents

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Yoshihiko Sugimura
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Abstract

【課題】パッチ機能を備えるとともに、用紙に対して正確かつ容易に貼着できる補強用テープ、該補強用テープを作成する印刷装置を提供する。
【解決手段】パッチテープ402は、記録用紙P1の綴じ側端部に沿って貼られるものである。パッチテープ402の表面には、記録用紙P1の縦方向の中間位置を示す中間マーク41が印刷されている。この中間マーク41を基準にすることで穴開け機でパンチ穴を開けることができる。さらにパンチ穴の周囲はパッチテープ402で補強されているのでパッチとして利用できる。パッチテープ402は記録用紙P1の綴じ側端部に沿って貼るだけであるので、パンチ穴毎にパッチを貼る手間を省略できる。さらにパッチテープ402にはどの端部を記録用紙P1の綴じ側端部に合わせるかを示す合わせ端部指示マーク43が印刷されているので、記録用紙P1への位置合わせが容易である。
【選択図】図2

Description

本発明は、補強用テープ及び印刷装置に関し、詳細には、用紙の紙端を補強する補強用テープ、該補強用テープに印刷する印刷装置に関する。
従来より、記録用紙の紙端にパンチで穴を開け、その記録用紙をバインダーに綴じることはよく行われている。しかし、そのパンチ穴のままで記録用紙をファイルすると、パンチ穴から記録用紙の端までが破れてしまうことがある。そこで、パンチ穴の周囲に「パッチ」を貼付することによって、パンチ穴の補強又は補修が行われる。パッチは、ドーナツ状の粘着シール(例えば、特許文献1参照)であって、手で1枚ずつ貼付されるのが一般的であるが、最近では貼付し易いようにパッチ貼付器が使用されることもある。また、パッチの材質には、紙や樹脂フィルムが使用され、特に透明な樹脂フィルムを使用した場合、パンチ穴の周囲にかかる文字等を隠さずに済むので便利である。
特開平11−139063号公報
しかしながら、特許文献1に記載のようなパッチは、既に開いているパンチ穴を補強又は補修する為に使用されるものである。よって、各パンチ穴に小さなドーナツ型の粘着シートを合わせて正確に貼らなければならず、位置がずれてしまうとパンチ穴の一部を塞いでしまうという問題点があった。さらに、1枚の記録用紙には少なくとも2つのパンチ穴があるので、それらパンチ穴に対して、パッチをそれぞれに貼り付けなければならないため非常に面倒であった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、パッチ機能を備えるとともに、用紙に対して正確かつ容易に貼着できる補強用テープ、及びその補強用テープを作成する印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の補強用テープは、用紙の片面の縦方向に沿った一端側に貼り合わされる補強用テープであって、前記用紙の前記片面に貼り合わされた時の前記補強用テープの表面には、前記用紙の縦方向の中間位置を示す中間マークが設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明の補強用テープは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記用紙の縦方向の長さよりも短い前記補強用テープの前記表面には、前記補強用テープの先端部を前記用紙の上端部に合わせるか、又は前記補強用テープの後端部を前記用紙の下端部に合わせるかを指示する指示マークが設けられていることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明の補強用テープは、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記指示マークは、前記用紙の前記一端側に合わされる前記補強用テープの幅方向の一端部に寄せて配置されていることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明の補強用テープは、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の構成に加え、前記用紙の上端部に合わせられる前記補強用テープの先端部には、前記用紙の前記一端側に貼り合わされた場合に、前記用紙の前記上端部から上方に突出するとともに、裏面を内側に折り返して接着される折返しタブ片が付設されていることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明の補強用テープは、請求項4に記載の発明の構成に加え、前記表面には、前記折返しタブ片と前記補強用テープの前記上端部との境界を示すとともに、前記用紙の前記上端部に合わせられる基準となる基準線が印刷されていることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明の印刷装置は、用紙の片面の縦方向に沿った一端側に貼り合わされ、前記用紙の前記片面に貼り合わされた時の前記補強用テープの表面に、前記用紙の縦方向の中間位置を示す中間マークが印刷された補強用テープを作成する印刷装置であって、前記補強用テープの前記表面に、文字、図形又はマークを印字する印字手段と、当該印字手段よりも前記補強用テープが搬送される下流側に設けられ、前記補強用テープを幅方向に切断する切断手段と、前記用紙のサイズを入力するサイズ入力手段と、当該サイズ入力手段によって入力された前記サイズの前記用紙の縦方向における長さの半分の長さである中間距離を演算する中間距離演算手段と、前記補強用テープの前記表面であって、前記用紙の上端部又は下端部に合わせられる前記補強用テープの先端部又は後端部から、前記中間距離演算手段によって演算された前記中間距離に相当する位置に前記中間マークを印刷するように前記印字手段を制御する印字制御手段とを備えている。
また、請求項7に係る発明の印刷装置は、請求項6に記載の発明の構成に加え、前記補強用テープのテープ長を、前記サイズ入力手段によって入力された前記サイズの縦方向の長さと同じ全長タイプか、前記縦方向の長さよりも短い節約タイプかを選択するテープ長選択手段と、当該テープ長選択手段によって選択されたタイプの前記テープ長となるように、前記補強用テープの切断位置と前記切断手段の位置とを合わせる切断位置制御手段と、前記テープ長選択手段によって前記節約タイプが選択された場合に、前記補強用テープの先端部を前記用紙の上端部に合わせる上合わせタイプか、前記補強用テープの後端部を前記用紙の下端部に合わせる下合わせタイプかを選択する合わせ端部選択手段とを備え、前記印字制御手段は、前記合わせ端部選択手段によって選択されたタイプに従って、前記補強用テープの先端部を前記用紙の上端部に、又は前記補強用テープの後端部を前記用紙の後端部に合わせることを指示する指示マークを、前記補強用テープの前記表面に印字するように前記印字手段を制御することを特徴とする。
また、請求項8に係る発明の印刷装置は、請求項6又は7に記載の発明の構成に加え、前記印字制御手段は、前記補強用テープの一枚分の印刷範囲の末尾に、次回の印刷範囲の先頭部分までを印刷するように前記印字手段を制御することを特徴とする。
また、請求項9に係る発明の印刷装置は、請求項8に記載の発明の構成に加え、前記印刷範囲の前記先頭部分の長さは、前記印字手段と前記切断手段とが離間する距離に相当することを特徴とする。
また、請求項10に係る発明の印刷装置は、請求項6乃至9の何れかに記載の発明の構成に加え、前記補強用テープの先端部に、裏面を内側に折り返して接着される折返しタブ片が付設されたタブ付きテープを作成することを指示するタブ付きテープ指示手段を備え、当該タブ付きテープ指示手段によって前記タブ付きテープを作成することが指示された場合、前記印字制御手段は、前記補強用テープの前記表面に対して、前記折返しタブ片と前記補強用テープの前記先端部との境界を示し、前記用紙の前記上端部に合わせられる基準となる基準線を印刷するとともに、当該基準線から、前記中間距離決定手段によって決定された前記中間距離に相当する位置に前記中間マークを印刷するように、前記印字手段を制御することを特徴とする。
また、請求項11に係る発明の印刷装置は、請求項10に記載の発明の構成に加え、前記折返しタブ片は、前記裏面を内側にして折り返された時の外側となる第1面と第2面とを備え、前記タブ付きテープ選択指示手段によって前記タブ付きテープを作成することが指示された場合、前記印字制御手段は、前記第1面及び前記第2面の少なくとも何れかに、文字、図形又はマークを印字するように、前記印字手段を制御することを特徴とする。
また、請求項12に係る発明の印刷装置は、請求項11に記載の発明の構成に加え、前記印字制御手段は、前記第1面に印字する文字、図形又はマークの位置と、前記第2面に印字する文字、図形又はマークの位置とを、折り返して接着された前記折返しタブ片の高さ方向にずらすように、前記印字手段を制御することを特徴とする。
請求項1に係る発明の補強用テープは、用紙の片面の縦方向に沿った一端側に貼り合わされることによって、用紙の一端側を補強することができる。そして、その表面には、用紙の縦方向の中間位置を示す中間マークが設けられているので、その中間マークを基準にしてパンチで穴を開けることができる。つまり、用紙の一端側に補強用テープを貼った後でパンチで穴を開けるので、パンチ穴を塞ぐことなく、パンチ穴の周囲を補強用テープで補強することができる。
また、請求項2に係る発明の補強用テープは、請求項1に記載の発明の効果に加え、用紙の縦方向の長さよりも短いので、補強用テープを節約することができる。そして、その補強用テープの表面に設けられた指示マークによって、補強用テープの先端部を用紙の上端部に合わせるか、又は補強用テープの後端部を用紙の下端部に合わせるかが分かる。さらに、その指示マークに従って補強用テープを用紙に合わせることによって、用紙の縦方向の中間位置に対して中間マークの位置を確実に合わせることができる。
また、請求項3に係る発明の補強用テープでは、請求項2に記載の発明の効果に加え、指示マークは、用紙の一端側に合わされる補強用テープの幅方向の一端部に寄せて配置されているので、用紙の一端側に位置合わせする補強用テープの一端部が容易に分かる。
また、請求項4に係る発明の補強用テープは、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の効果に加え、補強用テープを用紙の上端部に貼り合わせた場合、用紙の上端部から折返しタブ片が上方に突出する。そして、その折返しタブ片を内側に折り返して接着することでタブとして利用することもできる。
また、請求項5に係る発明の補強用テープは、請求項4に記載の発明の効果に加え、補強用テープの表面に設けられた基準線を、用紙の上端部に合わせることによって、折返しタブ片のみを用紙の上端部から上方に突出させることができる。これにより、折返しタブ片を容易に折返して接着することができる。
また、請求項6に係る発明の印刷装置では、サイズ入力手段によって用紙のサイズが入力されると、中間距離演算手段によって、その入力されたサイズの用紙の縦方向の長さの半分の長さである中間距離が演算される。さらに、印字制御手段によって、補強用テープの表面であって、用紙の上端部又は下端部に合わせられる補強用テープの先端部又は後端部から、中間距離演算手段によって演算された中間距離に相当する位置に中間マークを印刷するように印字手段が制御される。これにより、補強用テープの表面に、用紙の縦方向の中間位置を示す中間マークを印刷することができる。また、印字手段によって中間マークが印刷されたテープを切断手段によって切断することによって、所望の長さの補強用テープを作成することができる。
また、請求項7に係る発明の印刷装置では、請求項6に記載の発明の効果に加え、テープ長選択手段によって、補強用テープのテープ長について、全長タイプ及び節約タイプから何れかを選択することができる。そして、切断位置制御手段によって、その選択されたタイプのテープ長となるように、切断手段の位置に対して補強用テープの切断位置を合わせることができる。さらに、テープ長選択手段によって節約タイプが選択された場合は、合わせ端部選択手段によって、上合わせタイプか下合わせタイプかを選択することができる。そして、上合わせタイプが選択された場合、印字制御手段による印字手段の制御によって、補強用テープの先端部を用紙の上端部に合わせる指示マークを補強用テープの表面に印刷することができる。また、下合わせタイプが選択された場合、印字制御手段による印字手段の制御によって、補強用テープの後端部を用紙の下端部に合わせる指示マークを補強用テープの表面に印刷することができる。
また、請求項8に係る発明の印刷装置では、請求項6又は7に記載の発明の効果に加え、従来ならば、切断手段によって補強用テープが切断されると、印字手段の下流側に位置する部分は印字できない。そこで、印字制御手段は、補強用テープの一枚分の印刷範囲の末尾に、次回の印刷範囲の先頭部分までを印刷するように印字手段を制御する。これにより、切断手段によって補強用テープが切断されても、印字手段の下流側には既に次回の印刷範囲の先頭部分が印刷されているので、補強用テープで無駄に破棄されていた部分を無くすことができる。
また、請求項9に係る発明の印刷装置では、請求項8に記載の発明の効果に加え、印刷範囲の先頭部分の長さは、印字手段と切断手段とが離間する距離に相当する。よって、一枚分の印刷範囲の末尾に続いて印字手段と切断手段との間の部分に、次回の印刷範囲の先頭部分を印刷できるので、次回の印刷において、その先頭部分を除いた部分から印刷することによって一枚分の印刷を正確に実行することができる。
また、請求項10に係る発明の印刷装置では、請求項6乃至9の何れかに記載の発明の効果に加え、タブ付きテープ指示手段によって折返しタブ片が付いたタブ付きテープを作成することを指示することができる。タブ付きテープを作成することが指示された場合、印字制御手段による印字手段の制御によって、補強用テープの表面に対して基準線を印刷することができる。さらに、その基準線から、中間距離演算手段によって演算された中間距離に相当する位置に中間マークを印刷することができる。
また、請求項11に係る発明の印刷装置では、請求項10に記載の発明の効果に加え、印字制御手段による印字手段の制御によって、折返しタブ片の第1面及び前記第2面の少なくとも何れかに、文字、図形又はマークを印字することができる。例えば、用紙の内容等を示す文字、図形又はマークを印字することによって、バインダー等にファイルされた用紙の中から所望の用紙を見つけることができる。
また、請求項12に係る発明の印刷装置では、請求項11に記載の発明の効果に加え、印字制御手段による印字手段の制御によって、第1面に印字する文字等の位置と、第2面に印字する文字等の位置とを、折り返して接着された折返しタブ片の高さ方向にずらして印刷することができる。これにより、例えば、透明のタブ付きテープを作成する場合、折返しタブ片の第1面に印刷された文字等と、第2面に印刷された文字等とが重ならないようにすることができる。
以下、本発明の一実施形態であるテーププリンタ1について、図面を参照して説明する。なお、参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成、各種処理のフローチャートなどは、特に特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
はじめに、テーププリンタ1によって作成されるパッチテープについて説明する。図1は、記録用紙P1にパッチテープ401が貼られた状態の平面図であり、図2は、記録用紙P1にパッチテープ402が貼られた状態の平面図であり、図3は、記録用紙P1にパッチテープ403が貼られた状態の平面図であり、図4は、記録用紙P1にパッチテープ404が貼られた状態の平面図であり、図5は、記録用紙P1にパッチテープ406が貼られた状態の平面図であり、図6は、記録用紙P1にパッチテープ407が貼られた状態の平面図である。
本実施形態にかかるパッチテープは、記録用紙P1のサイズに応じて少なくとも10種類のタイプがある。
・タイプ1−1.表全貼りタイプ(図1:パッチテープ401)
・タイプ1−2.裏全貼りタイプ
・タイプ2−1.節約−上合わせ−表貼りタイプ(図2:パッチテープ402)
・タイプ2−2.節約−上合わせ−裏貼りタイプ
・タイプ3−1.節約−下合わせ−表貼りタイプ(図3:パッチテープ403)
・タイプ3−2.節約−下合わせ−裏貼りタイプ
・タイプ4−1.節約−上合わせ−文字付−表貼りタイプ(図4:パッチテープ404)
・タイプ4−2.節約−上合わせ−文字付−裏貼りタイプ
・タイプ5−1.節約−上合わせ−タブ付−表貼りタイプ(図5:パッチテープ406)
・タイプ5−2.節約−上合わせ−タブ付−裏貼りタイプ(図6:パッチテープ407)
これらは、全て記録用紙の左端を綴じる左綴じ用のパッチテープであり、本実施形態に係るテーププリンタ1は、左綴じ用のパッチテープのみを作成するテーププリンタである。しかしながら、テーププリンタ1は、右綴じ用のパッチテープを作成することができるように構成されても構わないことは言うまでも無い。以下、これらのパッチテープについて順に説明する。
まず、タイプ1−1のパッチテープ401について説明する。図1に示すように、パッチテープ401は、記録用紙P1の表面の綴じ側の端部に沿って全体に貼られる「表全貼りタイプ」である。パッチテープ401は、紙、フィルム等を材質とするテープ基材と、該テープ基材の背面側に設けられた粘着剤層とから構成されている。なお、テープ基材は、有色に限らず、透明であってもよい。
このパッチテープ401の表面(記録用紙P1に貼られた時の表面)には、パンチ穴の穴開け位置を示す一対のパンチ穴位置マーク42a,42a(○マーク)が印刷されている。さらに、そのパンチ穴位置マーク42a,42aの間には、記録用紙P1の縦方向の中間位置を示す中間マーク41(△マーク)が印刷されている。この中間マーク41は、記録用紙P1の綴じ側端部に合わせる「綴じ側合わせ端部T1」に寄せて配置され、その△の一の頂点を前記綴じ側合わせ端部T1に向けた状態で印刷されている。つまり、中間マーク41は、記録用紙P1の「綴じ側合わせ端部T1」も示している。このようなパッチテープ401の綴じ側合わせ端部T1を、記録用紙P1の表面における綴じ側端部に合わせ、上端から下端にかけて全貼りする。これによって記録用紙P1の綴じ側の端部を補強することができる。
そして、このときのパンチ穴位置マーク42a,42aの位置が、記録用紙P1に開けられる2つのパンチ穴の位置を示し、中間マーク41の位置が、記録用紙P1の縦方向の中間位置を示している。よって、パンチ穴位置マーク42a,42aの位置、又は中間マーク41の位置を利用することで、穴開け機(図示外)に対する記録用紙P1の位置合わせが容易となる。さらに、記録用紙P1に開けられるパンチ穴の周囲はパッチテープ401で補強されているのでパッチとして利用できる。また、パッチテープ401のテープ基材に透明フィルムを使用した場合、記録用紙P1の表面の綴じ側に印刷された文字等が隠れない利点がある。なお、図1に示すパンチ穴位置マーク42a,42aの形状、中間マーク41の形状は一例であって、これに限定されるものではない。
なお、図示しないが、タイプ1−2のパッチテープは、記録用紙P1の裏面の綴じ側の端部に沿って綴じ側全部に貼られる「裏全貼りタイプ」である。このパッチテープの表面にも、上記と同じパンチ穴位置マーク42a,42aと、中間マーク41とが各々印刷されている。記録用紙P1の裏面に貼られることによって、記録用紙P1の綴じ側に印刷された文字がパッチテープに隠れない利点がある。
次に、タイプ2−1のパッチテープ402について説明する。図2に示すパッチテープ402は、記録用紙P1の縦方向長さよりも短く、記録用紙P1の上端部に合わせて表面に貼る「節約−上合わせ−表貼りタイプ」である。このパッチテープ402の表面には、上記と同じパンチ穴位置マーク42a,42aと、中間マーク41とが各々印刷されている。さらに、これらパンチ穴位置マーク42a,42a、中間マーク41が印刷されている領域とは別の領域(図2の上側)には、矢印形状の合わせ端部指示マーク43が左斜め上向きに印刷されている。そして、この合わせ端部指示マーク43の矢印は、前記「綴じ側合わせ端部T1」と、記録用紙P1の上端部又は下端部に合わせる「縦方向合わせ端部T2」との両方を指し示している。このパッチテープ402の場合、合わせ端部指示マーク43は、パッチテープ403の上側に配置されているので、パッチテープ403の先端(上端)が縦方向合わせ端部T2となる。
このようなパッチテープ402の綴じ側合わせ端部T1を、記録用紙P1の表面における綴じ側端部に合わせ、さらに縦方向合わせ端部T2を記録用紙P1の上端に合わせて貼ることによって、記録用紙P1の綴じ側の端部を補強することができる。また、2つのパンチ穴が開けられる位置は、パッチテープ402によって補強されているので、上記同様のパッチ機能を有することができる。なお、パンチ穴位置マーク42a,42aの位置が、記録用紙P1に開けられる2つのパンチ穴の位置を示し、中間マーク41の位置が、記録用紙P1の縦方向の中間位置を示している。
なお、図示しないが、タイプ2−2のパッチテープは、記録用紙P1の縦方向長さよりも短く、記録用紙P1の上端部に合わせて表面に貼る「節約−上合わせ−裏貼りタイプ」である。このパッチテープの表面にも、上記と同じパンチ穴位置マーク42a,42aと、中間マーク41とが各々印刷されている。記録用紙P1の裏面に貼られることによって、記録用紙P1の綴じ側に印刷された文字がパッチテープに隠れない利点がある。
次に、タイプ3−1のパッチテープ403について説明する。図3に示すパッチテープ403は、記録用紙P1の縦方向長さよりも短く、記録用紙P1の上端部に合わせて表面に貼る「節約−下合わせ−表貼りタイプ」である。このパッチテープ403の表面にも、上記と同じパンチ穴位置マーク42a,42aと、中間マーク41とが各々印刷されている。さらに、これらパンチ穴位置マーク42a,42a、中間マーク41が印刷されている領域とは別の領域(図3の下側)に、矢印形状の合わせ端部指示マーク43が印刷されている。この場合、合わせ端部指示マーク43は、パッチテープ403の下側に配置されているので、パッチテープ403の後端(下端)が縦方向合わせ端部T2となる。
このようなパッチテープ403の綴じ側合わせ端部T1を、記録用紙P1の表面における綴じ側端部に合わせ、さらに縦方向合わせ端部T2を記録用紙P1の下端に合わせて貼ることによって、記録用紙P1の綴じ側の端部を補強することができる。また、2つのパンチ穴が開けられる位置は、パッチテープ403によって補強されているので、上記と同様のパッチ機能を有することができる。なお、パンチ穴位置マーク42a,42aの位置が、記録用紙P1に開けられる2つのパンチ穴の位置を示し、中間マーク41の位置が、記録用紙P1の縦方向の中間位置を示している。
なお、図示しないが、タイプ3−2のパッチテープは、記録用紙P1の縦方向長さよりも短く、記録用紙P1の上端部に合わせて表面に貼る「節約−下合わせ−裏貼りタイプ」である。このパッチテープの裏面にも、上記と同じパンチ穴位置マーク42a,42aと、中間マーク41とが各々印刷されている。記録用紙P1の裏面に貼られることによって、記録用紙P1の綴じ側に印刷された文字がパッチテープに隠れない利点がある。
次に、タイプ4−1のパッチテープ404について説明する。図4に示すパッチテープ404は、記録用紙P1の縦方向長さよりも短く、記録用紙P1の上端部に合わせて表面に貼るものであって、文字等が付いた「節約−上合わせ−文字付−表貼りタイプ」である。そして、このパッチテープ404における記録用紙P1の上端部に合わせて貼られる先端近傍には、パッチテープ404の幅方向に、例えば「○○太郎」との文字が印刷されている。つまり、記録用紙P1の上端部に位置する部分に、その記録用紙P1の内容等を示す文字、図形又は記号等が印刷されていることによって、例えば、「○○太郎」が書いた内容の記録用紙P1をバインダーの中から容易に見付けだすことができる。
なお、図示しないが、タイプ4−2のパッチテープは、記録用紙P1の縦方向長さよりも短く、記録用紙P1の上端部に合わせて裏面に貼るものであって、文字が付いた「節約−上合わせ−文字付−裏貼りタイプ」である。このパッチテープの表面にも、上記と同じパンチ穴位置マーク42a,42aと、中間マーク41とが各々印刷されている。記録用紙P1の裏面に貼られることによって、記録用紙P1の綴じ側に印刷された文字がパッチテープに隠れない利点がある。なお、タイプ4−2のパッチテープの一例として、後述する図10に示すパッチテープ405が相当する。
次に、タイプ5−1のパッチテープ406について説明する。図5に示すパッチテープ406は、記録用紙P1の縦方向長さよりも短く、記録用紙P1の表面に且つ上端部に合わせて貼るものであって、折返しタブ片46が付いた「節約−上合わせ−タブ付き−表貼りタイプ」である。このパッチテープ406の表面には、上記の「縦方向合わせ端部T2」に相当する位置に基準線48が印刷されている。そして、この基準線48に文字付きの折返しタブ片46が付設されている。この折返しタブ片46は、粘着剤が塗布された裏面を内側にして半分に折返すことによって使用される。そして、このようなパッチテープ406の「綴じ側合わせ端部T1」を記録用紙P1の表面における綴じ側端部に合わせ、基準線48を記録用紙P1の上端部に合わせて貼ることによって、記録用紙P1の表面の綴じ側を補強できるとともに、折返しタブ片46を記録用紙P1から突出させてタブとして利用することができる。
また、半分に折り返して接着された折返しタブ片46の両面には、例えば「○○太郎」との文字が印刷されている。つまり、折返しタブ片46は、上記したタイプ4のパッチテープ404と同じインデックス機能を有するとともに、記録用紙P1の上端から突出するので、バインダーから所望の記録用紙P1をより早く見付けだすことができる。
次に、タイプ5−2のパッチテープ407について説明する。図6に示すパッチテープ407は、記録用紙P1の縦方向長さよりも短く、記録用紙P1の裏面の上端部に合わせて貼るものであって、折返しタブ片46が付いた「節約−上合わせ−タブ付き−裏貼りタイプ」である。つまり、パッチテープ407は記録用紙P1の裏面から貼るタイプのテープである。このようなパッチテープ407にも、上記と同様のパンチ穴位置マーク42a,42aと、中間マーク41とが各々印刷されている。そして、このようなパッチテープ407の中間マーク41が示す「綴じ側合わせ端部T1」を、記録用紙P1の表面における綴じ側端部に合わせるとともに、基準線48を記録用紙P1の上端部に合わせて貼ることによって、記録用紙P1の表面の綴じ側を隠さずに補強することができる。
次に、パッチテープに印刷される各種マーク位置について、図7乃至図12を参照して説明する。図7は、パッチテープ402の表面に印刷された各種マーク位置を示す説明図であり、図8は、パッチテープ403の表面に印刷された各種マーク位置を示す説明図であり、図9は、パッチテープ404の表面に印刷された各種マーク位置を示す説明図であり、図10は、パッチテープ405の表面に印刷された各種マーク位置を示す説明図であり、図11は、パッチテープ406の表面に印刷された各種マーク位置を示す説明図であり、図12は、パッチテープ407の表面に印刷された各種マーク位置を示す説明図である。なお、ここでは、節約タイプのパッチテープを中心に説明する。
例えば、図7に示す文字印刷の無いタイプ2−1のパッチテープ402では、パッチテープの長手方向において、縦方向合わせ端部T2から中間マーク41までの距離を距離aとする。パッチテープの長手方向の距離を距離bとする。パッチテープの幅方向において、綴じ側合わせ端部T1から合わせ端部指示マーク43の矢印の先端までの距離を距離cとする。パッチテープの幅方向において、綴じ側合わせ端部T1からパンチ穴位置マーク42a,42aの中心位置までの距離を距離dとする。パッチテープの長手方向において、パンチ穴位置マーク42aの中心から中間マーク41までの距離を距離eとする。さらに、パッチテープの長手方向において、後述するテーププリンタ1によるパッチテープの印刷開始位置から合わせ端部指示マーク43の矢印の先端までの距離を距離iとする。また、パッチテープの長手方向において、後述するテーププリンタ1によるパッチテープのカット位置(縦方向合わせ端部T2)から印字開始位置までの距離を距離jとする。なお、twはパッチテープの幅方向の長さを示す。
また、図9に示す文字印刷の有るタイプ4−1のパッチテープ404では、パッチテープの長手方向において、文字が印刷される文字印刷領域の距離を距離hとする。さらに、パッチテープの長手方向において、縦方向合わせ端部T2から合わせ端部指示マーク43の矢印の先端までの距離を距離iとする。
また、図11に示す折返しタブ片46が付いたタイプ5−1のパッチテープ406では、パッチテープの長手方向において、基準線48から、折返しタブ片46の中央に印刷された折返し線49までの距離を距離fとする。さらに、その基準線48から折返しタブ片46の先端までの長さを距離gとする。これら距離f,gを利用することによって、折返しタブ片46のサイズを決めることができる。そして、これら距離a,b,c,d,e,h,i,jを文字印刷の有無、折返しタブ片46の有無等によってそれぞれ使い分けることによって、パンチ穴位置マーク42a,42a、中間マーク41、合わせ端部指示マーク43の位置を決めることができる。以下、これら距離a〜jに基づいて、上記のうち節約タイプのパッチテープにおける各種マーク位置について説明する。なお、図7乃至図12に示した寸法の単位はmmである。
まず、パッチテープ402の表面に印刷された各種マーク位置について、図7を参照して具体的に説明する。パッチテープ402は、記録用紙P1に使用され、タイプ2−1の「節約−上合わせ−表貼りタイプ」のテープである。このパッチテープ402の幅はロールテープの幅twによる。幅が異なる場合は、図7のように綴じ側合わせ端部T1を基準として(tw)のように、図7の上方向に伸縮する。そして、パッチテープ402に印刷されたパンチ穴位置マーク42a,42a、中間マーク41、合わせ端部指示マーク43の位置は何れの幅において同じである。
さらに、パンチ穴位置マーク42a,42aの幅方向の位置は綴じ側合わせ端部T1を基準とした距離dに基づいて配置され、中間マーク41、合わせ端部指示マーク43の幅方向の各位置は、綴じ側合わせ端部T1を基準とした距離cに基づいて配置されている。また、パッチテープ402を後述するテーププリンタ1における印刷方向に沿って配置した場合、縦方向合わせ端部T2は印刷方向上流側の端部であって、中間マーク41は下向きで下側に配置され、合わせ端部指示マーク43は左斜め下向きで下側に配置され、パンチ穴位置マーク42a,42aは上側に配置される。なお、テーププリンタ1におけるパッチテープの印刷方向については後述する。
次に、パッチテープ403の表面に印刷された各種マーク位置について、図8を参照して具体的に説明する。パッチテープ403は、記録用紙P1に使用され、タイプ3−1の「節約−下合わせ−表貼りタイプ」のテープである。このパッチテープ403の幅はロールテープの幅twである。さらに、パンチ穴位置マーク42a,42aの幅方向の位置は距離tw−dに基づいて配置される。また、中間マーク41、合わせ端部指示マーク43の幅方向の各位置は距離tw−cに基づいて配置されている。そして、パッチテープ403を後述するテーププリンタ1における印刷方向に沿って配置した場合、縦方向合わせ端部T2は印刷方向上流側に配置され、中間マーク41は上向きで上側に配置され、合わせ端部指示マーク43は左斜め上向きで上側に配置され、パンチ穴位置マーク42a,42aは下側に配置される。
次に、パッチテープ404の表面に印刷された各種マーク位置について、図9を参照して具体的に説明する。パッチテープ404は、記録用紙P1に使用され、タイプ4−1の「節約−上合わせ−文字付−表貼りタイプ」のテープである。パッチテープ404の幅はロールテープの幅twによる。幅が異なる場合は、図9のように綴じ側合わせ端部T1を基準として(tw)のように、図9の下方向に伸縮する。さらに、パンチ穴位置マーク42a,42aの幅方向の位置は距離tw−dに基づいて配置され、中間マーク41、合わせ端部指示マーク43の幅方向の各位置は距離tw−cに基づいて配置されている。そして、パッチテープ404を後述するテーププリンタ1における印刷方向に沿って配置した場合、縦方向合わせ端部T2は印刷方向下流側に配置され、中間マーク41は上向きで上側に配置され、合わせ端部指示マーク43は右斜め上向きで上側に配置され、パンチ穴位置マーク42a,42aは下側に配置されている。また、合わせ端部指示マーク43は、縦方向合わせ端部T2から距離i離れた位置に配置されている。
次に、パッチテープ405の表面に印刷された各種マーク位置について、図10を参照して具体的に説明する。パッチテープ405は、記録用紙P1に使用され、タイプ4−2の「節約−上合わせ−文字付−裏貼りタイプ」のテープである。パッチテープ405の幅はロールテープの幅twによる。幅が異なる場合は、図10のように綴じ側合わせ端部T1を基準として(tw)のように、図10の上方向に伸縮する。さらに、パンチ穴位置マーク42a,42aの幅方向の位置は、綴じ側合わせ端部T1を基準とした距離dに基づいて配置され、中間マーク41、合わせ端部指示マーク43の幅方向の各位置は、綴じ側合わせ端部T1を基準とした距離cに基づいて配置されている。そして、パッチテープ405を後述するテーププリンタ1における印刷方向に沿って配置した場合、縦方向合わせ端部T2は、印刷方向下流側に配置され、中間マーク41は下向きで下側に配置され、合わせ端部指示マーク43は右斜め下向きで下側に配置され、パンチ穴位置マーク42a,42aは上側に配置されている。また、パッチテープ405についても文字付きであるから、距離iは、図9に示すパッチテープ404の距離iと同じになっている。
次に、パッチテープ406の表面に印刷された各種マーク位置について、図11を参照して具体的に説明する。パッチテープ406は、記録用紙P1に使用され、タイプ5−1の「節約−上合わせ−タブ付−表貼りタイプ」のテープである。パッチテープ406の幅は、ロールテープの幅twによる。幅が異なる場合は、図11のように綴じ側合わせ端部T1を基準として、(tw)のように、図11の下方向に伸縮する。そして、パッチテープ406は、折返しタブ片46を備えている。折返しタブ片46は、パッチテープ406の「縦方向合わせ端部T2」に相当する位置に印刷された基準線48に連結されている。さらに、折返しタブ片46は左右対象形状であり、折返された時の表側となる第1面46aと第2面46bとで構成されている。そして、それら第1面46aと第2面46bとの間に折返し線49が印刷されている。
そして、パンチ穴位置マーク42a,42aの幅方向の位置は距離tw−dに基づいて配置され、中間マーク41、合わせ端部指示マーク43の幅方向の各位置は距離tw−cに基づいて配置されている。そして、パッチテープ406を後述するテーププリンタ1における印刷方向に沿って配置した場合、中間マーク41は上向きで上側に配置され、合わせ端部指示マーク43は右斜め上向きで上側に配置され、パンチ穴位置マーク42a,42aは下側に配置される。さらに、折返しタブ片46の長さについては、パッチテープ406の長手方向における距離f,距離gで決定される。
次に、パッチテープ407の表面に印刷された各種マーク位置について、図12を参照して具体的に説明する。パッチテープ407は、記録用紙P1に使用され、タイプ5−2の「節約−上合わせ−タブ付−裏貼りタイプ」のテープである。パッチテープ407の幅は、ロールテープの幅twによる。幅が異なる場合は、図12のように綴じ側合わせ端部T1を基準として、(tw)のように、図12の上方向に伸縮する。そして、パッチテープ407も、上記と同様の折返しタブ片46を備えている。この折返しタブ片46は、上記したパッチテープ406と同じである。
そして、パンチ穴位置マーク42a,42aの幅方向の位置は、綴じ側合わせ端部T1を基準とした距離dに基づいて配置され、中間マーク41、合わせ端部指示マーク43の幅方向の各位置は、綴じ側合わせ端部T1を基準とした距離cに基づいて配置されている。そして、パッチテープ407を後述するテーププリンタ1における印刷方向に沿って配置した場合、中間マーク41は下向きで下側に配置され、合わせ端部指示マーク43は右斜め下向きで下側に配置され、パンチ穴位置マーク42a,42aは上側に配置されている。さらに、折返しタブ片46の長さについては、パッチテープ407の長手方向における距離f,距離gで決定される。
なお、詳しくは説明しないが、タイプ1−1,1−2のパッチテープについても、他の節約タイプと同様に、中間マーク14、パンチ穴位置マーク42a,42aが配置されている。このパッチテープは全貼りタイプであるので、合わせ端部指示マーク43は必ずしも印刷されていなくてよい。よって、少なくとも距離tw、距離a、距離b、距離d、距離e、距離hを考慮すればよい。
以上説明したように、パッチテープ401〜407に印刷されるパンチ穴位置マーク42a,42a、中間マーク41、合わせ端部指示マーク43の各位置は、距離a〜j、tw−c、tw−dによって特定することができる。そして、これらの距離は、記録用紙P1のサイズ(例えば、A4,B5等)によって種々異なる。つまり、記録用紙P1のサイズと、作成したいパッチテープの種類とに応じて、距離a〜j、tw−c、tw−dを決定することによって、所望のパッチテープを作成することができる。
次に、パッチテープを作成可能なテーププリンタ1の構造について、図13乃至図18を参照して説明する。図13は、テーププリンタ1の概略斜視図であり、図14は、テーププリンタ1にテープホルダ3が装着された状態を上カバー5を取り外して示す斜視図であり、図15は、テーププリンタ1にテープホルダ3が装着された状態を上カバー5を取り外して示す側断面図であり、図16は、判別凹部4Bの周囲を示す部分拡大図であり、図17は、パッチ用ロールテープ81が装着されたテープホルダ3の前側上方から見た斜視図であり、図18は、パッチ用ロールテープ81が装着されたテープホルダ3の下側後方から見た斜視図である。
図13,図14,図15に示すように、テーププリンタ1は、底面が略長方形を成した本体筐体2の後側に、テープホルダ3を収納するテープホルダ収納部4を備えている。テープホルダ3は、所定幅(本実施例では、18mm幅又は24mm幅)のパッチ用ロールテープ81が巻回されて構成されている。パッチ用ロールテープ81は、テープ基材が台紙上に粘着されている。パッチ用ロールテープ81は、テープが貼り付けられている面(表面)を中側にしてテープホルダ3に巻回されている。
また、テーププリンタ1は、図15に示すように、前側にプラテンローラ26やサーマルヘッド31(図19参照)を格納した印刷機構部30を備えている。そして、テープホルダ収納部4の上側を覆うように後側上端縁部に開閉自在に取り付けられた透明樹脂製の上カバー5(図13参照)が設けられている。そして、本体筐体2の正面にはカッタ8(図15参照)を左右に移動させるカットレバー9(図14,図15参照)が設けられ、本体筐体2の上面前側には電源ボタン65、印刷指示を入力するための各種の入力キー59、LCD(液晶ディスプレイ)58が設けられている。なお、カッタ8が本発明の切断手段に相当する。
ここで、入力キー59は、印刷指示を入力する印刷キー591、各種設定を行うためのメニューを表示したり確定したりするためのOKキー592、矢印キー593,594、ESCキー595とから構成されている。また、本体筐体2の背面には電源コード10が接続されており、さらにパーソナルコンピュータ等(図示外)と接続されるUSB(Universal Serial Bus)等から構成されるコネクタ部(図示外)が設けられている。
ところで、図16に示すように、テープホルダ収納部4の底面には、平面視横長長方形状の位置決め凹部4Aが所定深さで形成されている。また、その位置決め凹部4Aにおけるホルダ支持部材15側には、さらに深く形成された平面視縦長の長方形状の判別凹部4Bが形成されている。この判別凹部4Bには、テープホルダ3の位置決め保持部材12に設けられた後述するシート判別部60(図18参照)が対向するようになっている。
ここで、判別凹部4Bについて説明する。図16に示すように、判別凹部4Bには、プッシュ式のマイクロスイッチ等から構成され、各種シートの種別、感熱シートの材質、ロールテープ幅等を判別するための5個のシート識別センサSS1、SS2、SS3、SS4、SS5がL字状に設けられている。これらシート識別センサSS1〜SS5は、プランジャーとマイクロスイッチ等から構成される公知の機械式スイッチからなる。そして、これら各プランジャーの上端部は、判別凹部4Bの底面部から位置決め凹部4Aの底面部近傍まで突出して設けられている。このような構成からなる判別凹部4Bでは、シート識別センサSS1〜SS5によって、テープホルダ3のシート判別部60に設けられた後述するセンサ孔60A〜60E(図18参照)の有無が検出される。そして、後述する主制御基板40(図19参照)において、これらシート識別センサSS1〜SS5から出力されるオン・オフ信号に基づいて、テープホルダ3に装着された各ロールテープの種類、感熱シートの材質、ロールテープ幅等がそれぞれ特定される。
なお、シート識別センサSS1〜SS5の各プランジャーは、判別凹部4Bの底面から位置決め凹部4Aの底面部近傍まで常に突出され、マイクロスイッチはオフ状態になっている。つまり、シート判別部60のセンサ孔60A〜60Eが、シート識別センサSS1〜SS5に対向する位置にある場合にはプランジャーは押下されず、マイクロスイッチはオフ状態となるため、オフ信号が出力される。一方、シート判別部60のセンサ孔60A〜60Eが、シート識別センサSS1〜SS5に対向する位置に無い場合には、プランジャーが押下されてマイクロスイッチがオン状態になるため、オン信号が出力される。よって、シート識別センサSS1〜SS5によって、5ビットの「0」、「1」信号が出力され、シート識別センサSS1〜SS5が全てオフ状態の場合、即ち、テープホルダ3が装着されていない場合には、5ビットの「00000」の信号が出力される。
また、図14,図15に示すように、テープホルダ3には、パッチ用ロールテープ81が巻回される軸部材90(図15参照)が設けられ、軸部材90の一方の端(図14における右側の端)には、薄い板状部材の位置決め保持部材12が軸部材90に垂直に設けられており、他方の端(図14における左側の端)には、薄い板状部材のガイド部材20が軸部材90に垂直に設けられている。そして、軸部材90には、パッチ用ロールテープ81が、その台紙の表面が内側になるように巻回されている。そして、位置決め保持部材12とガイド部材20とでパッチ用ロールテープ81の巻回がずれないように挟んでいる。
そして、図15に示すように、印刷機構部30の上部に、テーププリンタ1の左右方向に細長く開口された挿入口18から、印刷機構部30内へパッチ用ロールテープ81の端が挿入される。挿入口18から印刷機構部30へ挿入されたパッチ用ロールテープ81の搬送経路には、サーマルヘッド31及びプラテンローラ26が設けられている。このプラテンローラ26は、テーププリンタ1の左右方向に設けられた略円柱状のローラである。また、サーマルヘッド31は、プラテンローラ26に対向する位置にテーププリンタ1の左右方向に設けられており、パッチ用ロールテープ81のテープ幅方向(短手方向)に行単位で印刷を行うライン型のサーマルヘッドである。そして、印刷時には、挿入口18に挿入されたパッチ用ロールテープ81が、プラテンローラ26の回転駆動によってテープホルダ3から引き出し搬送されつつ、サーマルヘッド31の駆動制御によって印刷面に順次画像データが印刷されることとなる。そして、印刷されたパッチ用ロールテープ81は、上カバー5と本体筐体2の間に設けられた排出口99(図13参照)から排出され、カッタ8により切断される。
次に、テープホルダ3の概略構成について説明する。なお、テープホルダ3には各種ロールテープが周方向に回転可能に装着されるが、全て同一構成であるため、ここでは、パッチ用ロールテープ81が装着された状態について説明する。図17,図18に示すように、テープホルダ3は、板状のガイド部材20と、該ガイド部材20の内側面に立設された第1筒部(図示外)と、位置決め保持部材12と、該位置決め保持部材12の内側面に立設された第2筒部(図示外)とを備えている。
そして、ガイド部材20の第1筒部に嵌挿されて一端側端面の外周部に形成されるフランジ部35が、該第1筒部の外側端面、即ちガイド部材20の外側端面に固着されると共に、他端側端部が位置決め保持部材12の第2筒部内に嵌挿されて該第2筒部に固着される略筒状のホルダ軸部材70とから構成されている。したがって、ホルダ軸部材70の長さ寸法を変更することにより、異なる幅寸法のパッチ用ロールテープ81が装着されたテープホルダ3を容易に製作することができる。
ガイド部材20には、第1筒部(図示外)から下方に延出された長方形状の第1延出部76が形成されている。この第1延出部76は、テープホルダ収納部4の底面に形成された位置決め凹部4Aに嵌入されるとともに、その位置決め凹部4Aの底面に当接される。さらに、ガイド部材20には、パッチ用ロールテープ81の前側方向の略1/4円周上の外側端面部を覆うようにして、外側方向に延出される第2延出部73が形成されている。また、その第2延出部73の外周部の上部には、前下がり状に延出された第3延出部74が形成されている。この第3延出部74は、テープホルダ3がテーププリンタ1のテープホルダ収納部4に収納された状態において、挿入口18近傍まで前下がり状に延出された形状となっている。
さらに、第3延出部74の先端部の下端面は略水平に形成され、テーププリンタ1の載置部21上に当接して、第3延出部74と第2延出部73の内側面によって、パッチ用ロールテープ81の一側部を挿入口18まで案内するように構成されている。また、この第3延出部74の下端面の載置部21の搬送方向後端縁部に対向する位置から第1延出部76まで所定長さ延出される第4延出部75が形成されている。そして、第3延出部74の下端面が載置部21上に当接された場合には、この第4延出部75の搬送方向先端部分が、装着されたパッチ用ロールテープ81のシート幅に対向する複数の第2位置決め溝部(図示外)の何れかに嵌入されるように構成されている。
また、ガイド部材20の内側面に立設された第1筒部と位置決め保持部材12の内側面に立設された第2筒部とによって、パッチ用ロールテープ81が巻回された巻芯が回転可能に保持される。なお、ホルダ軸部材70は、パッチ用ロールテープ81の巻芯の各長さ寸法に対応して複数種類の長さ寸法のものが設けられている。また、位置決め保持部材12の外側端面部の搬送方向の略中央部に、即ち、ホルダ軸部材70の軸心の端縁部から該軸心に対してほぼ直交するように、上下方向に縦長の断面略矩形状の取付部材13が突設されている。この取付部材13は、正面視下方向に幅狭になるように形成され、テーププリンタ1のホルダ支持部材15の下方向に幅狭な第1位置決め溝部16内に密着可能に形成されている。また、この取付部材13の突出高さ寸法は、この第1位置決め溝部16の幅寸法にほぼ等しく形成されている。
さらに、位置決め保持部材12の取付部材13の下端部には、該取付部材13の下端部よりも左右方向に各々外側方向に所定長さ突出する正面視略四角形の平板状の案内部55が形成されている。これにより、テープホルダ3を装着する場合は、取付部材13の下端部に形成される案内部55をホルダ支持部材15の外側端面に当接させつつ、取付部材13を第1位置決め溝部16に挿入することによって、該テープホルダ3を容易に位置決めしつつ装着することができる。また、位置決め保持部材12の延出部(図示外)の下端縁部は、ガイド部材20の下端縁部よりも所定長さ下側方向に突出するように延出されると共に、該下端縁部には、略直角内側方向に所定長さ延出される略長四角形のシート判別部60が形成されている。
ここで、シート判別部60について説明する。図18に示すように、このシート判別部60には、各シート識別センサSS1〜SS5に対向する所定位置に、各センサ孔60A〜60Eが略L字状に配置されて穿設されている。これにより、各センサ孔60A〜60Eは、最大5個穿設されるため、1つ1つの有無を「1」と「0」に対応させることにより、該テープホルダ3に装着されたパッチ用ロールテープ81の種別、感熱シートの材質、ロールテープ幅等を5ビットの符号によって表示することができる。また、位置決め保持部材12の取付部材13の下端部には、延出部(図示外)に縦長四角形の貫通孔(図示外)が穿設され、該貫通孔(図示外)の上端縁部には、下側方向に先端部に外側方向に突出する突起部が形成された弾性係止片12Aが設けられている。この弾性係止片12Aは、テーププリンタ1のテープホルダ収納部4に立設されたホルダ支持部材15の係合凹部15Aに係合するようになっている。
次に、テーププリンタ1の電気的構成について、図19を参照して説明する。図19は、テーププリンタ1の電気的構成を示すブロック図である。テーププリンタ1には、主制御基板40が設けられ、主制御基板40には、テーププリンタ1の主制御を司るCPU11が設けられ、CPU11には、文字や記号等のグラフィックデータを記憶したCGROM32と、制御プログラムを記憶したROM33と、各種記憶領域を有するRAM34と、パーソナルコンピュータと通信するためのUSBインターフェース(I/F)17と、印刷履歴を記憶するEEPROM35と、入出力インターフェース36とが、データバス37を介して接続されている。
また、テーププリンタ1の入出力インターフェース36には、シート識別センサSS1〜SS5と、サーマルヘッド31を駆動する駆動回路23と、プラテンローラ26を回転させるテープ送りモータ29を駆動する駆動回路24と、電源の入り切りを指示する電源ボタン65と、印刷や再印刷等の指示を入力する複数の入力キー59と、LCD58を制御するディスプレイコントローラ57とが接続されている。
次に、RAM34の各種記憶領域について、図19乃至図24を参照して説明する。図20は、幅/ドット数テーブル3411の概念図であり、図21は、種別データテーブル3421の概念図であり、図22は、距離/ドット数テーブル3431の概念図であり、図23は、文字/ドット数テーブル3441の概念図であり、図24は、タブ/ドット数テーブル3451の概念図である。
図19に示すように、RAM34には、テープ幅に対応するドット数を設定するための幅/ドット数テーブル3411を記憶する幅/ドット数テーブル記憶領域341と、作成するパッチテープの種類に応じて、距離a、距離b、後述するマークタイプが0か1か、文字印刷が可能か否かが設定された種別データテーブル3421を記憶する種別データテーブル記憶領域342と、距離c,d,e,h,jをドット数で設定するための距離/ドット数テーブル3431を記憶する距離/ドット数テーブル記憶領域343と、文字の有無に応じて距離iをドット数で設定するための文字/ドット数テーブル3441を記憶する文字/ドット数テーブル記憶領域344と、折返しタブ片46の有無に応じて距離f,gをドット数で設定するためのタブ/ドット数テーブル3451を記憶するタブ/ドット数テーブル記憶領域345と、印字制御上使用され、後述する戻るフラグ、共通パターン印刷済みフラグ等の各種フラグを設定するための各種フラグ記憶領域346と、印刷データを記憶する印刷データ記憶領域347、ユーザによって入力されたユーザ文字を記憶するユーザ文字記憶領域348等が設けられている。以下、各種テーブルについて順に説明する。
幅/ドット数テーブル3411について説明する。図20に示すように、幅/ドット数テーブル3411には、18mm、24mmの各テープ幅に対応して、ドット数が各々設定されている。なお、パッチ用ロールテープ81のテープ幅は、テープホルダ3のシート判別部60が、テーププリンタ1のシート識別センサSS1〜SS5に検出されることによって認識される。そして、このテープ幅に対応するドット数に基づいて、パッチテープ401〜407の各種マーク位置が決定する。
種別データテーブル3421について説明する。図21に示すように、種別データテーブル3421には、パッチテープ401〜407の種類に応じて、距離a、距離b、マークタイプが0か1か、文字印刷ができるかできないかが各々設定されている。距離a、距離bはドット数が設定されている。マークタイプは、パンチ穴位置マーク42a、中間マーク41、合わせ端部指示マーク43の配置と向きを決定するものである。このマークタイプには0と1がある。なお、図21に示す種別データテーブル3421では、A4サイズのデータとB5サイズのデータとが図示されているが、A5、B4サイズ等についても同様のデータが設定されている。
なお、後述するが、文字が印刷されるパッチテープ401〜407の場合、マークタイプ0は、中間マーク41、合わせ端部指示マーク43を上側−上向き(右斜め上向き)に、パンチ穴位置マーク42aを下側に設定する。一方、文字が印刷されないパッチテープ401〜407の場合、マークタイプ0は、中間マーク41、合わせ端部指示マーク43を下側−下向き(左斜め下向き)に、パンチ穴位置マーク42aを上側に設定する。文字が印刷される場合とされない場合とでマークの配置が異なるのは、文字印刷の有無によってパッチテープ401〜407の印刷方向が反対になるからである。なお、パッチテープ401〜407の印刷方向については後述する。文字印刷ができるかできないかは、下合わせのパッチテープには文字印刷はできないことを設定するものである。
距離/ドット数テーブル3431について説明する。図22に示すように、距離/ドット数テーブル3431には、記録用紙P1に使用するパッチテープ401〜407における距離c、距離d、距離e、距離h、距離jがドット数で設定されている。なお、距離c、距離d、距離e、距離h、距離jは、記録用紙P1の種類に関わらず共通である。
文字/ドット数テーブル3441について説明する。図23に示すように、文字/ドット数テーブル3441には、ユーザによる文字入力が有る場合と、無い場合とで距離iがドット数で設定されている。
タブ/ドット数テーブル3451について説明する。図24に示すように、タブ/ドット数テーブル3451には、折返しタブ片46の無いタブ無しの場合と、タブ有りの場合とで、距離f、距離gがドット数で設定されている。なお、距離fと距離gは通常同じ値に設定されるが、距離gを距離fより長く設定してもよい。
次に、テーププリンタ1におけるパッチテープの印刷方向について説明する。テーププリンタ1では、文字印刷の無いタイプのパッチテープ(例えば、図7,図8参照)については、余白の多い側を先に印刷し、パンチ穴位置マーク42a,42a、中間マーク41を後に印刷する。一方、文字印刷の有るタイプのパッチテープ(例えば、図9〜図12参照)については、文字印刷する側を後に、その反対側を先にして印刷を行う。また、文字印刷の無いタイプのパッチテープ(例えば、図7,図8参照)では、余白の多い側を先に印刷し、したがって、文字印刷の有るタイプと文字印刷の無いタイプとでは、パッチテープの印刷方向が互いに逆向きになっている。
次に、パッチテープ作成時におけるサーマルヘッド31の印刷範囲について説明する。図25は、パッチテープ430の印刷範囲を示す説明図であり、図26は、パッチテープ420の印刷範囲を示す説明図である。図15に示すように、テーププリンタ1では、サーマルヘッド31とカッタ8との間が離間している。このため、印刷開始時にサーマルヘッド31とカッタ8との間に位置するパッチテープの部分に対して、サーマルヘッド31で印字をすることができない。そこで、パッチテープ一枚分の印刷範囲の末尾に、次回の印刷範囲の距離jに相当する先頭部分までを印刷するように、サーマルヘッド31の印字範囲を制御する。これより、従来は切り捨てられていた部分を有効に活用することができる。
例えば、図25に示すように、文字印刷の無いタイプのパッチテープ430は、余白の多い側から先に印刷が行われる。そして、1枚目のパッチテープ430の印刷の後に、そのまま2枚目のパッチテープ430の先頭部分、つまり、カッタ8によるカット位置と、サーマルヘッド31による印刷開始位置との間の範囲(距離jに相当)の印刷が行われる。これにより、1枚目のパッチテープ430がカット位置でカットされても、カット位置と印刷開始位置との間の部分の印刷は、前回の印刷で既に終わっているので、次の2枚目の残りの印刷範囲と合わせることによって、その部分を切り捨てることなく有効に活用できる。また、2枚目の残りの印刷の後にも同様に、次の3枚目のパッチテープ430の印刷開始位置までの印刷が行われる。これにより、次の3枚目の残りの印刷範囲と合わせることによって、その部分を切り捨てることなく有効に活用できる。また、このタイプのパッチテープの場合、カット位置と印刷開始位置との間には何も印刷されないので、上記の方法を採っても不具合を生じることはない。
また、図26に示すように、文字印刷の有るタイプのパッチテープ420は、「○○太郎」の文字を後にし、その反対側のパンチ穴位置マーク42aを先にして印刷を行う。このタイプのパッチテープの場合、カット位置と印刷開始位置との間には、パンチ穴位置マーク42aが印刷されるが、パンチ穴位置マーク42aは、どのパッチテープ420においても共通形状のマークであるので、前もって印刷しておくことができる。つまり、1枚目のパッチテープ420の印刷の後に、そのまま2枚目のパッチテープ420の先頭部分、つまり、カッタ8によるカット位置と、サーマルヘッド31による印刷開始位置との間の範囲(距離jに相当)の印刷が行われる。これにより、1枚目のパッチテープ420がカット位置でカットされても、カット位置と印刷開始位置との間の部分の印刷は、前回の印刷で既に終わっているので、次の2枚目の残りの印刷範囲と合わせることによって、その部分を切り捨てることなく有効に活用できる。また、2枚目の残りの印刷の後にも同様に、次の3枚目のパッチテープ420の印刷開始位置までの印刷が行われる。これにより、次の3枚目の残りの印刷範囲と合わせることによって、その部分を切り捨てることなく有効に活用できる。
次に、上記のように構成されたテーププリンタ1の動作について、図27乃至図41のフローチャートを参照して説明する。図27は、CPU11による印刷制御のメインフローチャートであり、図28は、パッチテープ作成処理のフローチャートであり、図29は、タブ有無入力処理のフローチャートであり、図30は、文字入力処理のフローチャートであり、図31は、テープ装着メッセージ処理のフローチャートであり、図32は、印刷開始メッセージ処理のフローチャートであり、図33は、印刷データ作成処理のフローチャートであり、図34は、指示マーク配置処理のフローチャートであり、図35は、中間マーク配置処理のフローチャートであり、図36は、パンチ穴位置マーク配置処理のフローチャートであり、図37は、基準線、折返し線配置処理のフローチャートであり、図38は、ユーザ文字配置処理のフローチャートであり、図39は、印刷処理のフローチャートであり、図40は、切捨印刷処理のフローチャートであり、図41は、有効印刷処理のフローチャートである。また、図42は、パッチテープの印刷開始位置とカット位置を示す説明図(文字印刷無し)であり、図43は、パッチテープの印刷開始位置とカット位置を示す説明図(文字印刷有り:2回目以降)である。なお、本実施例では、パッチテープを作成するための動作について説明する。また、テーププリンタ1の動作は、CPU11によって制御されるものであり、図27乃至図41に示すフローチャートは、全てCPU11によって実行されるものである。
図27に示すように、まず、各種フラグ、各種データを初期化する(S1)。ここでは、例えば、共通パターン印刷済みフラグをオフし、設定変更フラグをオンする。なお、共通パターン印刷フラグは、一枚目のパッチテープを印刷した後に、引き続き2枚目の印刷データの先頭部分を印刷した場合にオンされ、印刷しない場合はオフされるフラグである。また、設定変更フラグは、最初の1枚目を印刷する場合にオンされ、パッチテープの設定を変更せずに、2枚目以降を印刷する場合にオフされるフラグである。
次いで、テーププリンタ1のLCD58にメニュー選択画面を表示する(S2)。このメニュー選択画面には、例えば、「時刻ラベル作成」、「パッチテープ作成」等の各項目が表示され、現在選択されている項目は黒白反転表示される。次いで、矢印キー593,594、OKキー592の何れかが押されたか否かを判断する(S3、S4)。そして、ユーザはこの選択画面から「パッチテープ作成」の項目を選択するために矢印キー593,594を押下する。矢印キー593,594が押下された場合は(S3:YES)、S2に戻って、その矢印キー593,594が押された方向の次の項目を黒白反転表示に切り替える。また、矢印キー593,594、OKキー592の何れも押されない場合(S3:NO、S4:NO)、S3に戻って、これらのキー入力を監視する。
そして、ユーザによって「パッチテープ作成」の項目が選択され、OKキー592が押下された場合(S4:YES)、パッチテープ作成処理を実行する(S5)。そして、そのパッチテープ作成処理が終了したら、S2に戻って処理を繰り返す。
次に、パッチテープ作成処理について説明する。図28に示すように、LCD58に表示された「パッチテープ作成」の項目が選択されると、LCD58にサイズ選択画面を表示する(S8)。このサイズ選択画面では、記録用紙P1のサイズに応じて、上記説明したタイプのパッチテープが種々表示され、例えば、「A4全」、「A4上付き」、「A4下付き」等のように表示される。なお、現在選択されている項目は、黒白反転表示される。
次いで、矢印キー593,594、OKキー592、ESCキー595の何れかが押されたか否かを判断する(S9、S10、S11)。そして、ユーザはこのサイズ選択画面から所望のパッチテープの種類を選択するために矢印キー593,594を押下する。矢印キー593,594が押下された場合は(S9:YES)、S8に戻って、その矢印キー593,594が押された方向の次の項目を黒白反転表示に切り替える。なお、ESCキー595が押された場合は(S9:NO、S10:NO、S11:YES)、S2のメニュー選択画面に戻る。また、矢印キー593,594、OKキー592、ESCキー595が何れも押されない場合(S9:NO、S10:NO、S11:NO)、S9に戻って、これらのキー入力を引き続き監視する。そして、OKキー592が押下された場合(S10:YES)、タブ有無入力処理を実行する(S13)。
次に、タブ有無入力処理について説明する。図29に示すように、LCD58にタブ選択画面を表示する(S16)。このタブ選択画面では、例えば、「タブあり」、「タブなし」の項目が表示される。つまり、折返しタブ片46が付設されたタブ付きテープを作成するか否かを選択できる。なお、現在選択されている項目は、黒白反転表示される。次いで、矢印キー593,594、OKキー592、ESCキー595の何れかが押されたかを判断する(S17、S18、S19)。そして、ユーザはタブの有無を決定するために矢印キー593,594を押下する。矢印キー593,594が押下された場合(S17:YES)、S16に戻って、他方の項目を黒白反転表示に切り替える。
また、ESCキー595が押された場合は(S17:NO、S18:NO、S19:YES)、戻るフラグをオンし(S20)、図28のS14に移行する。戻るフラグがオンされたので(S14:YES)、S8のサイズ選択画面に戻る。また、矢印キー593,594、OKキー592、ESCキー595が何れも押されない場合(S17:NO、S18:NO、S19:NO)、S17に戻って、これらのキー入力を引き続き監視する。そして、タブ有りが選択されて、OKキー592が押下された場合は(S18:YES)、RAM34の各種フラグ記憶領域346に記憶されたタブ作成フラグをオンする。また、タブ無しが選択されて、OKキー592が押下された場合は(S18:YES)、RAM34の各種フラグ記憶領域346に記憶されたタブ作成フラグをオフする。そして、文字入力処理を実行する(S21)。
次に、ユーザ文字入力処理について説明する。図30に示すように、まず、LCD58に表題文字入力画面を表示する(S24)。この表題文字入力画面では、50音順に文字キーが表示され、ユーザが矢印キー593,594を押下することによって、所望の文字キーを選択できる。なお、現在選択されている文字キーは黒白反転表示される。次いで、矢印キー593,594、文字キー、OKキー592、ESCキー595の何れかが押されたか否かを判断する(S25、S26、S27、S28)。矢印キー593,594が押下された場合は(S25:YES)、S24に戻って、選択された文字を黒白反転表示に切り替える。
また、ESCキー595が押された場合は(S25:NO、S26:NO、S27:NO、S28:YES)、戻るフラグをオンし(S29)、図29のS22に移行する。戻るフラグがオンされたので(S22:YES)、S16のタブ選択画面に戻る。また、矢印キー593,594、文字キー、OKキー592、ESCキー595が何れも押されない場合(S25:NO、S26:NO、S27:NO、S28:NO)、S25に戻って、これらのキー入力を引き続き監視する。
そして、OKキー592が押下された場合(S27:YES)、表題文字入力画面に表示された文字をRAM34のユーザ文字記憶領域348に記憶するとともに、パッチ用ロールテープ81がテープホルダ収納部4に装着されているか否かを判断する(S30)。テープホルダ3がまだ装着されていない場合(S30:NO)、テープ装着メッセージ処理を実行する(S32)。また、パッチ用ロールテープ81が装着されている場合(S30:YES)、印刷開始メッセージ処理を実行する(S31)。なお、ユーザ文字入力処理において、頻繁に使う単語等は文字を入力する代わりに、複数の候補をRAM34等に記憶させておき、それら候補の中から選択するようにしてもよい。また、文字を入力せずにOKキー592を押すことによって、文字のない折返しタブ片46を作成することもできる。
次に、テープ装着メッセージ処理について説明する。図31に示すように、LCD58にテープ装着メッセージを表示する(S35)。例えば、「テープを装着して下さい。」等のメッセージを表示する。次いで、OKキー592、ESCキー595の何れかが押されたか否かを判断する(S36、S37)。なお、ESCキー595が押された場合は(S36:NO、S37:YES)、戻るフラグをオンし(S38)、図30のS33に移行する。戻るフラグがオンされたので(S33:YES)、S24の表題文字入力画面を再度表示する。また、OKキー592、ESCキー595が何れも押されない場合(S36:NO、S37:NO)、S36に戻って、これらのキー入力を引き続き監視する。
そして、OKキー592が押下された場合(S36:YES)、パッチ用ロールテープ81が装着されているか否かを再度判断する(S39)。パッチ用ロールテープ81がまだ装着されていない場合(S39:NO)、S35に戻って、LCD58にテープ装着メッセージを再度表示する。パッチ用ロールテープ81が装着されている場合は(S39:YES)、印刷開始メッセージ処理を実行する(S40)。
次に、印刷開始メッセージ処理について説明する。図32に示すように、LCD58に印刷開始メッセージを表示する(S43)。例えば、「パッチテープの印刷を開始します。」等のメッセージを表示する。次いで、OKキー592、ESCキー595の何れかが押されたかを判断する(S44、S45)。なお、ESCキー595が押された場合は(S44:NO、S45:YES)、戻るフラグをオンし(S46)、図31のS41に移行する。戻るフラグがオンされたので(S41:YES)、S35に戻って、テープ装着メッセージ文字を再度表示する。また、OKキー592、ESCキー595が何れも押されない場合は(S44:NO、S45:NO)、S44に戻って、これらのキー入力を引き続き監視する。
そして、OKキー592が押下された場合(S44:YES)、再度、パッチ用ロールテープ81が装着されているか否かを判断する(S47)。これは、テープホルダ収納部4からパッチ用ロールテープ81が外されることがあるからである。ここで、パッチ用ロールテープ81が装着されていない場合(S47:NO)、テープ装着メッセージ処理を再度実行する(S51)。さらに、戻るフラグがオンか否かを判断する(S52)。戻るフラグがオンの場合(S52:YES)、S43に戻って、LCD58に印刷開始メッセージを表示する。一方、戻るフラグがオフの場合(S52:NO)、図31のS41に戻る。戻るフラグがオフされているので(S41:NO)、S33に戻り(S33:NO)、S22に戻り(S22:NO)、S14に移行し(S14:NO)、S2の選択画面に戻る。
一方、パッチ用ロールテープ81がそのまま装着されている場合(S47:YES)、パッチテープの表面に印刷する各種マーク等(具体的には、パンチ穴位置マーク42a,42a、中間マーク41、合わせ端部指示マーク43、基準線48、折返し線49)の位置を決定して印刷データを作成するために、印刷データ作成処理を実行する(S48)。そして、印刷データ作成処理で作成した印刷データを元に、サーマルヘッド31による印刷処理を実行する(S49)。印刷処理を終了したら、戻るフラグをオフし(S50)、図31のS41に移行する。戻るフラグがオフされたので(S41:NO)、S33に戻り(S33:NO)、S22に戻り(S22:NO)、S14に戻り(S14:NO)、S2の選択画面に戻る。
次に、印刷データ作成処理について説明する。図33に示すように、はじめに、RAM34の印刷データ記憶領域347に記憶されたパッチテープの印刷データをクリアする(S54)。そして、この印刷データ記憶領域347において、合わせ端部指示マーク43、中間マーク41、パンチ穴位置マーク42a、基準線48、折返し線49の各位置をドット数で順に決定して展開することによって、パッチテープの印刷データを作成する。また、パッチ用ロールテープ81のテープ幅(tw)は、テープホルダ3のシート判別部60がシート識別センサSS1〜SS5に検出されることによって認識されるとともに、RAM34に記憶された幅/ドット数テーブル3411を参照することによって、その認識されたテープ幅に応じたドット数が設定される。
まず、合わせ端部指示マーク配置処理を実行する(S55)。この処理では、合わせ端部指示マーク43の印刷データの位置を決定する。次いで、中間マーク配置処理を実行する(S56)。この処理では、中間マーク41の印刷データの位置を決定する。次いで、パンチ穴位置マーク配置処理を実行する(S57)。この処理では、パンチ穴位置マーク42a,42aの印刷データの位置を決定する。次いで、基準線、折返し線配置処理を実行する(S58)。この処理では、基準線48、折返し線49の印刷データの位置を決定する。次いで、ユーザ文字配置処理を実行する(S59)。この処理では、ユーザによって入力された単語等の印刷データの位置を決定する。
こうして各マークが配置されたパッチテープの印刷データが作成される。次いで、RAM34の印刷データ記憶領域347に展開されたパッチテープの印刷データにおいて、その先頭位置からサーマルヘッド31とカッタ8との間に相当する距離jの間の印刷データに変化があるか否かを判断する(S60)。ここで、印刷データに変化がある場合は(S60:YES)、設定変更フラグをオンする(S61)。そして、図32のS49に移行し、その印刷データ領域に展開されたパッチテープの印刷データに従って、サーマルヘッド31による印刷処理を実行する。なお、印刷データに変化がない場合は(S60:NO)、設定変更フラグはそのままの状態で、図32のS49に移行し、その印刷データ領域に展開されたパッチテープの印刷データに従って、サーマルヘッド31による印刷処理を実行する。
次に、印刷データ作成処理を構成する各処理について順に説明する。はじめに、合わせ端部指示マーク配置処理について説明する。図34に示すように、文字印刷可能タイプか否かを判断する(S61)。ここで、前述のサイズ選択画面(S8)で、A4下付(裏貼り)のパッチテープが選択された場合、このパッチテープは、図7に示すパッチテープ402である。この場合、RAM34に記憶された種別データテーブル3421を参照すると、ユーザ文字が印刷されないタイプなので(S61:NO)、ユーザ文字印刷の無いタイプのパッチテープの印刷データを作成する。この場合、上記したように、余白の多い側、即ち、縦方向合わせ端部T2側から先に印刷されるように、印刷データが展開される。次いで、マークタイプが0か1かを判断する(S62)。種別データテーブル3421より、マークタイプが0であるので(S62:YES)、合わせ端部指示マーク43の矢印を下側−左下向き(図7参照)にする(S65)。そして、その合わせ端部指示マーク43の位置を決定するために、その合わせ端部指示マーク43の矢印が示す綴じ側合わせ端部T1からの幅方向の距離Yを距離cに決定する(S69)。
一方、前述のサイズ選択画面(S8)で、A4下付(表貼り)のパッチテープが選択された場合、このパッチテープは、図8に示すパッチテープ403である。この場合、RAM34に記憶された種別データテーブル3421を参照すると、マークタイプが1であるので(S62:NO)、合わせ端部指示マーク43の矢印を、上側−左上向き(図8参照)にする(S64)。そして、その合わせ端部指示マーク43の位置を決定するために、その合わせ端部指示マーク43の矢印が示す綴じ側合わせ端部T1からの幅方向の距離Yを距離tw−cに決定する(S68)。
次いで、図7又は図8に示すように、合わせ端部指示マーク43の位置(パッチテープの長手方向における位置、パッチテープの幅方向における位置)を、(距離j+距離i,距離Y)の位置に配置する。つまり、(距離j+距離i,距離Y)の位置に、合わせ端部指示マーク43の矢印の先頭が配置されるように配置する(S72)。さらに、その配置された合わせ端部指示マーク43の右隣に、例えば、「この隅を合わせてお貼り下さい。」の説明文(図42参照)の文字データを配置する(S73)。そして、中間マーク配置処理に移行する。
次に、文字印刷可能タイプの場合について説明する。ここで、前述のサイズ選択画面(S8)で、A4上付(表貼り)であって、タブ有無入力処理で折返しタブ片46が付いたタブ付きのパッチテープが選択された場合、このパッチテープは、例えば、図11に示すパッチテープ406である。この場合、RAM34に記憶された種別データテーブル3421を参照すると、文字印刷可能タイプであるので(S61:YES)、ユーザ文字印刷の有るタイプの印刷データを作成する。この場合、文字印刷する側を後に、その反対側を先にして印刷されるように、印刷データが展開される。次いで、マークタイプが0か1かを判断する(S63)。種別データテーブル3421より、マークタイプが0であるので(S63:YES)、合わせ端部指示マーク43の矢印を上側−右上向き(図11参照)にする(S67)。そして、合わせ端部指示マーク43の位置を決定するために、その合わせ端部指示マーク43の矢印が示す綴じ側合わせ端部T1からの幅方向の距離Yを距離tw−cに決定する(S71)。
一方、前述のサイズ選択画面(S8)で、A4上付(裏貼り)のパッチテープが選択された場合、このパッチテープは、図12に示すパッチテープ407である。この場合、RAM34に記憶された種別データテーブル3421を参照すると、マークタイプが1であるので(S63:NO)、合わせ端部指示マーク43の矢印を下側−右下向き(図12参照)にする(S66)。そして、その合わせ端部指示マーク43の位置を決定するために、その合わせ端部指示マーク43の矢印が示す綴じ側合わせ端部T1からの幅方向の距離Yを距離cに決定する(S70)。
次いで、図11又は図12に示すように、合わせ端部指示マーク43の位置(パッチテープの長手方向における位置、パッチテープの幅方向における位置)を、(距離b−距離i,距離Y)の位置に配置する。つまり、(距離b−距離i,距離Y)の位置に、合わせ端部指示マーク43の矢印の先頭が配置されるように配置する(S74)。さらに、その配置された合わせ端部指示マーク43の左隣に、例えば、「この隅を合わせてお貼り下さい。」の説明文の文字データを配置する(S75)。そして、中間マーク配置処理に移行する。
次に、中間マーク配置処理について説明する。図35に示すように、文字印刷可能タイプか否かを判断する(S77)。ここで、前述のサイズ選択画面(S8)で、A4下付(裏貼り)のパッチテープが選択された場合、このパッチテープは、図7に示すパッチテープ402である。この場合、RAM34に記憶された種別データテーブル3421を参照すると、文字印刷されないタイプなので(S77:NO)、ユーザ文字印刷の無いタイプのパッチテープの印刷データを作成する。次いで、マークタイプが0か1かを判断する(S78)。種別データテーブル3421より、マークタイプが0であるので(S78:YES)、中間マーク41を下側−下向き(図7参照「▽」)にする(S81)。そして、中間マーク41の位置を決定するために、その中間マーク41の矢印が示す綴じ側合わせ端部T1からの幅方向の距離Yを距離cに決定する(S85)。
一方、前述のサイズ選択画面(S8)で、A4下付(表貼り)のパッチテープが選択された場合、このパッチテープは、図8に示すパッチテープ403である。この場合、RAM34に記憶された種別データテーブル3421を参照すると、マークタイプが1であるので(S78:NO)、中間マーク41を上側−上向き(図8参照「△」)にする(S80)。そして、中間マーク41の位置を決定するために、その中間マーク41の矢印が示す綴じ側合わせ端部T1からの幅方向の距離Yを距離tw−cに決定する(S84)。
次いで、図7又は図8に示すように、中間マーク41の位置(パッチテープの長手方向における位置、パッチテープの幅方向における位置)を、(距離a,距離Y)の位置に配置する。つまり、(距離a,距離Y)の位置に、中間マーク41の中央が配置されるように配置する(S88)。そして、パンチ穴位置マーク配置処理に移行する(S57)。
次に、文字印刷可能タイプの場合について説明する。ここで、前述のサイズ選択画面(S8)で、A4上付(表貼り)であって、タブ有無入力処理で折返しタブ片46が付いたタブ付きのパッチテープが選択された場合、このパッチテープは、図11に示すパッチテープ406である。この場合、RAM34に記憶された種別データテーブル3421を参照すると、文字印刷可能なので(S77:YES)、ユーザ文字印刷の有るタイプの印刷データを作成する。次いで、マークタイプが0か1かを判断する(S79)。種別データテーブル3421より、マークタイプが0であるので(S79:YES)、中間マーク41を上側−上向き(図11参照「△」)にする(S83)。そして、中間マーク41の位置を決定するために、その中間マーク41が示す綴じ側合わせ端部T1からの幅方向の距離Yを距離tw−cに決定する(S87)。
一方、前述のサイズ選択画面(S8)で、A4上付(裏貼り)のパッチテープが選択された場合、このパッチテープは、例えば、図12に示すパッチテープ407である。この場合、RAM34に記憶された種別データテーブル3421を参照すると、マークタイプが1であるので(S79:NO)、中間マーク41を下側−下向き(図12参照「▽」)にする(S82)。そして、中間マーク41の位置を決定するために、その中間マーク41が示す綴じ側合わせ端部T1からの幅方向の距離Yを距離cに決定する(S86)。
次いで、図11又は図12に示すように、合わせ端部指示マーク43の位置(パッチテープの長手方向における位置、パッチテープの幅方向における位置)を、(距離b−距離a,距離Y)の位置に配置する。つまり、(距離b−距離a,距離Y)の位置に、中間マーク41の中央が配置されるように、中間マーク41を配置する(S89)。そして、パンチ穴位置マーク配置処理に移行する。
次に、パンチ穴位置マーク配置処理について説明する。図36に示すように、文字印刷可能タイプか否かを判断する(S92)。ここで、前述のサイズ選択画面(S8)で、A4下付(裏貼り)のパッチテープが選択された場合、このパッチテープは、図7に示すパッチテープ402である。この場合、RAM34に記憶された種別データテーブル3421を参照すると、文字印刷しないタイプなので(S92:NO)、ユーザ文字印刷の無いタイプのパッチテープの印刷データを作成する。次いで、マークタイプが0か1かを判断する(S93)。種別データテーブル3421より、マークタイプが0であるので(S93:YES)、パンチ穴位置マーク42a,42aを上側(図7参照)にする(S96)。そして、パンチ穴位置マーク42a,42aの位置を決定するために、そのパンチ穴位置マーク42a,42aに近い綴じ側合わせ端部T1からの幅方向の距離Yを距離dに決定する(S100)。
一方、LCD58に表示されたサイズ選択画面で、A4下付(表貼り)のパッチテープが選択された場合、このパッチテープは、図8に示すパッチテープ403である。この場合、RAM34に記憶された種別データテーブル3421を参照すると、マークタイプが1であるので(S93:NO)、パンチ穴位置マーク42aを下側(図7参照)に配置する(S95)。そして、パンチ穴位置マーク42a,42aの位置を決定するために、そのパンチ穴位置マーク42a,42aに近い綴じ側合わせ端部T1からの幅方向の距離Yを距離tw−dに決定する(S99)。
次いで、図7又は図8に示すように、パンチ穴位置マーク42a,42aの各位置(パッチテープの長手方向における位置、パッチテープの幅方向における位置)を、(距離a+距離e,距離Y)、(距離a−距離e,距離Y)の各位置に配置する。つまり、(距離a+距離e,距離Y)、(距離a−距離e,距離Y)の各位置に、パンチ穴位置マーク42a,42aの「○」の中央がそれぞれ配置されるように配置する(S103)。そして、基準線、折返し線配置処理に移行する(S58)。
次に、文字印刷可能タイプの場合について説明する。ここで、前述のサイズ選択画面(S8)で、A4上付(表貼り)であって、タブ有無入力処理で折返しタブ片46が付いたタブ付きのパッチテープが選択された場合、このパッチテープは、図11に示すパッチテープ406である。この場合、RAM34に記憶された種別データテーブル3421を参照すると、文字印刷可能なので(S92:YES)、ユーザ文字印刷の有るタイプの印刷データを作成する。次いで、マークタイプが0か1かを判断する(S94)。種別データテーブル3421より、マークタイプが0であるので(S94:YES)、パンチ穴位置マーク42a,42aを下側(図11参照)に配置する(S98)。そして、パンチ穴位置マーク42a,42aの位置を決定するために、そのパンチ穴位置マーク42a,42aに近い綴じ側合わせ端部T1からの幅方向の距離Yを距離tw−dに決定する(S102)。
一方、前述のサイズ選択画面上(S8)で選択されたパッチテープが、A4上付(裏貼り)であって、タブ有無入力処理でタブ有りが選択された場合は、図12に示すパッチテープ407に相当する。この場合、RAM34に記憶された種別データテーブル3421を参照すると、マークタイプが1であるので(S94:NO)、パンチ穴位置マーク42a,42aを上側(図12参照)にする(S97)。そして、パンチ穴位置マーク42a,42aの位置を決定するために、そのパンチ穴位置マーク42a,42aに近い綴じ側合わせ端部T1からの幅方向の距離Yを距離dに決定する(S101)。
次いで、図11又は図12に示すように、パンチ穴位置マーク42a,42aの各位置(パッチテープの長手方向における位置、パッチテープの幅方向における位置)を、(距離b−距離a+距離e,距離Y)、(距離b−距離a−距離e,距離Y)の各位置に配置する。つまり、(距離b−距離a+距離e,距離Y)、(距離b−距離a−距離e,距離Y)の各位置に、パンチ穴位置マーク42a,42aの「○」の中央がそれぞれ配置されるように配置する(S104)。そして、基準線、折返し線配置処理に移行する(S58)。
次に、基準線、折返し線配置処理について説明する。図37に示すように、文字印刷可能タイプか否かを判断する。(S106)。文字印刷可能でないタイプの場合(S106:NO)、文字印刷の無いタイプのパッチテープであるので、基準線48、折返し線49を印刷する必要はない。よって、図33に示すS59のユーザ文字配置処理に移行する。
一方、文字印刷可能タイプの場合(S106:YES)、文字印刷の有るタイプのパッチテープである。そこで、折返しタブ片46が付いたタブ付きテープが選択されているか否かを判断する(S107)。ここで、先に実行したタブ有無入力処理において、タブ付きが選択されている場合には(S107:YES)、RAM34の各種フラグ記憶領域346にタブ作成フラグに1が設定されているので、図12に示すように、距離bの位置に基準線48の印刷データをパッチテープの幅方向に配置し、距離b+距離fの位置に折返し線49の印刷データをパッチテープの幅方向に配置する(S108)。また、タブ有無入力処理においてタブ付きが選択されていない場合には(S107:NO)、基準線48、折返し線49を配置する必要がない。よって、リターンして、図33に示すS59のユーザ文字配置処理に移行する。
次に、ユーザ文字配置処理について説明する。図38に示すように、文字印刷可能タイプか否かを判断する(S110)。文字が記憶されていない場合(S110:NO)、文字を印刷する必要はない。よって、リターンして、図32に示すS49の印刷処理を実行する。
一方、文字印刷可能タイプの場合(S110:YES)、文字印刷の有るタイプのパッチテープである。そこで、折返しタブ片46が付いたタブ付きテープが選択されているか否かを判断する(S111)。ここで、先に実行したタブ有無入力処理において、タブ付きが選択されている場合には(S111:YES)、RAM34の各種フラグ記憶領域346にタブ指定フラグがオンされているので、図12に示すように、第1面46aに相当する距離bの位置と、第2面46bに相当する(距離b+距離f)の位置とにそれぞれ入力された文字(単語)等を配置する(S112)。
このとき、第1面64aと第2面64bとに同一の単語を印刷する場合(例えば、「○○太郎」)、第1面64aに印刷される単語と第2面64bに印刷される単語とを、基準線48を介して互いに文字の向きが左右対称になるように配置する。さらに、第1面64aに印刷される単語と、第2面64bに印刷される単語とが、折返しタブ片46を折返して接着した時の折返しタブ片46の高さ方向にずれるように配置する(図43,図44参照)これにより、例えば、パッチテープを透明の基材で作成した場合に、第1面64aに印刷された単語と、第2面64bに印刷された単語とが重複して見えにくくなることを防止できる。また、タブ有無入力処理においてタブ付きが選択されていない場合には(S111:NO)、折返しタブ片46がないテープであるので、距離b−hの位置に入力された文字(単語)等を配置する(S113)。そして、図39に示す印刷処理に移行する。
なお、上記の印刷データ作成処理(図33参照)では、シート識別センサSS1〜SS5において検出されたテープ幅、サイズ選択画面におけるパッチテープの種類、タブ有無入力処理におけるタブの有無、ユーザ文字入力処理におけるユーザ文字の有無を元に、パッチテープの印刷データが作成される。印刷データは、距離a〜距離jを用いることによって決定されるが、距離a〜距離jは、RAM34に記憶された幅/ドット数テーブル3411、種別データテーブル3421、距離/ドット数テーブル3431、文字/ドット数テーブル3441、タブ/ドット数テーブル3451を参照することによってドット数で設定される。
次に、印刷処理について説明する。図39に示すように、RAM34の印刷データ記憶領域347に展開されたパッチテープの印刷データにおいて、その先頭位置からサーマルヘッド31とカッタ8との間に相当する距離jの間に、印刷データがあるか否かを判断する(S115)。そして、その先頭部分に印刷データが無い場合(S115:NO)、続いて、共通パターン印刷済みフラグがオフか否かを判断する(S116)。
そして、共通パターン印刷済みフラグがオフの場合(S116:YES)、パッチ用ロールテープ81の先頭部分には、前回の印刷と共通のマーク(例えば、パンチ穴位置マーク42a)は印刷されていない。さらに、設定変更フラグがオンか否かを判断する(S117)。ここで、設定変更フラグがオンされている場合は(S117:YES)、パッチテープ作成の設定がされて最初の1枚目の印刷である。つまり、パッチ用ロールテープ81の先頭には何も印刷されておらず、設定されて最初の印刷である。そこで、パッチ用ロールテープ81の先頭部分を切り捨てた後で印刷を行う切捨印刷処理を実行する(S119)。一方、設定変更フラグがオフされている場合は(S117:NO)、設定変更されていないので、パッチ用ロールテープ81の先頭部分を切り捨てずに印刷を行う有効印刷処理を実行する(S120)。
また、共通パターン印刷済みフラグがオンの場合(S116:NO)、パッチ用ロールテープ81の先頭部分には、前回の印刷と共通のマーク(例えば、パンチ穴位置マーク42a)が印刷されている。しかしながら、RAM34の印刷データ記憶領域347に展開された印刷データの先頭部分にはマークのデータがない。よって、パッチ用ロールテープ81の先頭部分を切り捨てた後で印刷を行う切捨印刷処理を実行する(S119)。
ここで、切捨印刷処理について説明する。図40に示すように、まず、印刷データの先頭から距離j(サーマルヘッド31とカッタ8間に相当する距離)だけ離れた位置までを、サーマルヘッド31で印刷する。次いで、パッチ用ロールテープ81をカットする旨をユーザに指示する(S131)。ここでは、例えば、LCD58に「テープをカットして下さい。」のメッセージを表示する。この表示を見たユーザは、カットレバー9を操作して、パッチ用ロールテープ81をカットする。これにより、パッチ用ロールテープ81の先頭部分がカットされる。引き続き、印刷データの最後までを印刷する(S132)。次いで、印刷データの最後まで印刷したら、引き続き、印刷データの先頭から距離jに相当する範囲までを印刷する(S133)。なお、印刷データの先頭から距離jに相当する範囲までには有効データが無く、実質はフィードと同じである。こうして、切捨印刷処理が終了する。
次に、有効印刷処理について説明する。図41,図42に示すように、まず、RAM34の印刷データ記憶領域347に展開されたパッチテープの印刷データにおいて、データ転送開始位置を、印刷データの先頭から距離j(サーマルヘッド31とカッタ8間に相当する距離)だけ離れた位置に設定する(S135)。次いで、テープ送りローラを駆動して、パッチ用ロールテープ81を搬送するとともに、そのデータ転送開始位置から印刷データの最後までをサーマルヘッド31で印刷する(S136)。
そして、印刷データの最後まで印刷したら、引き続き、印刷データの先頭から距離jに相当する範囲までを印刷する(S137)。つまり、次回のパッチテープの先頭部分の印刷を既に終えたことになる。なお、印刷データの先頭から距離jに相当する範囲までには有効データが無いので、実質はフィードと同じである。こうして、有効印刷処理が終了する。
こうして、有効印刷処理(S118)、又は切捨印刷処理(S119)を実行したら、図39に示すように、LCD58に「テープをカットして下さい。」のメッセージを表示し、テープをカットする旨をユーザに指示する(S120)。この表示を見たユーザが、カットレバー9を操作することによって、切断された1枚のパッチテープが供給される。さらに、共通パターン印刷済みフラグをオフし(S121)、設定変更フラグをオフする(S122)。そして、リターンして、図32に示すS50に移行し、戻るフラグをオフする。さらに、図31に示すS41に移行し、戻るフラグをオフしたので(S41:NO、S33:NO、S22:NO、S14:NO)、スタートメニューに戻る。
次に、RAM34の印刷データ記憶領域347に展開された印刷データの先頭に、印刷データがある場合(S115:YES)について説明する。この場合は、続いて、共通パターン印刷済みフラグがオフか否かを判断する(S123)。ここで、共通パターン印刷済みフラグがオフの場合は(S123:YES)、パッチ用ロールテープ81の先頭部分には何も印刷されていないので、そのまま印刷することはできない。よって、パッチ用ロールテープ81の先頭部分を切り捨てた後で印刷を行う切捨印刷処理を実行する(S124)。
一方、共通パターン印刷済みフラグがオンの場合は(S123:NO)、パッチ用ロールテープ81の先頭部分には、共通のマーク(例えば、パンチ穴位置マーク42a)が印刷されている。さらに、RAM34の印刷データ記憶領域347に展開された印刷データの先頭部分には、マークのデータがある。そこで、設定変更フラグがオンか否かを判断する(S125)。ここで、設定変更フラグがオンされている場合は(S125:YES)、最初の1枚目の印刷である。つまり、パッチ用ロールテープ81の先頭には共通のマークが印刷されてはいても、設定が変更された後の最初の印刷である。この場合、パッチ用ロールテープ81の先頭部分を切り捨てた後で印刷を行う切捨印刷処理を実行する(S124)。
ここで実行される切捨印刷処理では、図40,図43に示すように、まず、RAM34の印刷データ記憶領域に展開されたパッチテープの印刷データにおいて、データ転送開始位置を、印刷データの先頭位置に設定する。次いで、テープ送りローラを駆動して、パッチ用ロールテープ81を搬送するとともに、そのデータ転送開始位置からカッタ8に相当する距離jをサーマルヘッド31で印刷する(S130)。そして、パッチ用ロールテープ81のカット位置が、カッタ8に対向したら、テープ送りローラを一旦停止し、LCD58に「テープをカットして下さい。」のメッセージを表示し、パッチ用ロールテープ81をカットする旨をユーザに指示する(S131)。この表示を見たユーザは、カットレバー9を操作して、パッチ用ロールテープ81をカットする。これにより、カッタ8とサーマルヘッド31との間の部分が切り捨てられる。
続いて、テープ送りローラを再駆動させ、印刷データの残りをサーマルヘッド31で最後まで印刷する(S132)。次いで、印刷データの最後まで印刷したら、引き続き、印刷データの先頭から距離jに相当する範囲までを印刷する(S133)。つまり、次回印刷されるパッチテープの先頭部分の印刷を既に終えたことになる。こうして、切捨印刷処理が終了する。
ところで、設定変更フラグがオフされている場合は(S125:NO)、2回目以降の印刷である。つまり、前回と今回の印刷では、設定が変更されていない。そして、カッタ8とサーマルヘッド31との間に位置するパッチ用ロールテープ81の先頭部分の印刷は既に終わっている。そこで、パッチ用ロールテープ81の先頭部分を切り捨てずに印刷を行う有効印刷処理を実行する(S126)。ここでは、図44に示すように、データ転送開始位置を、印刷データの先頭から距離j(サーマルヘッド31とカッタ8間に相当する距離)だけ離れた位置に設定する(S135)。次いで、テープ送りローラを駆動してパッチ用ロールテープ81を搬送するとともに、そのデータ転送開始位置から印刷データの最後までをサーマルヘッド31で印刷する(S136)。そして、印刷データの最後まで印刷したら、引き続き、印刷データの先頭から距離jに相当する範囲までを印刷する(S137)。このように、パッチ用ロールテープ81の先頭には共通のマークが印刷され、設定変更されなければ、パッチ用ロールテープ81を切り捨てることがないので、パッチ用ロールテープ81を有効に活用することができる。
こうして、図39に示す有効印刷処理(S126)、又は切捨印刷処理(S124)が終了したら、パッチ用ロールテープ81をカットする旨をユーザに指示する(S127)。この場合、LCD58に「テープをカットして下さい。」のメッセージを表示する。この表示を見たユーザが、カットレバー9を操作することによって、切断された1枚のパッチテープが供給される。次いで、次回の印刷時に、今回の印刷の残りを有効に活用させるために、共通パターン印刷済みフラグをオンする(S128)。さらに、設定変更フラグをオフする(S122)。そして、リターンして、図32に示すS50に移行し、戻るフラグをオフする。さらに、図31に示すS41に移行し、戻るフラグをオフしたので(S41:NO、S33:NO、S22:NO、S14:NO)、スタートメニューに戻る。
以上説明したように、本実施形態のパッチテープは、記録用紙P1の綴じ側端部に沿って貼られるものである。パッチテープの表面には、記録用紙P1の縦方向の中間位置を示す中間マーク41が印刷されている。この中間マーク41を基準にすることで、穴開け機でパンチ穴を記録用紙P1に容易に開けることができる。さらに、そのパンチ穴の周囲はパッチテープで補強されているので、パッチとして利用できる。このパッチテープは、記録用紙P1の綴じ側端部に沿って貼るだけであるので、従来のようにパンチ穴1つ1つにパッチを貼る手間を省略できる。さらに、パッチテープには、その端部を記録用紙P1の綴じ側端部に合わせることを示す合わせ端部指示マーク43が印刷されているので、記録用紙P1に対する位置合わせが容易である。また、パッチテープに折返しタブ片46が付いたタブ付きテープを記録用紙P1に貼ると、折返しタブ片46のみが記録用紙P1の上端から突出するので、その折返しタブ片46を半分に折り返して接着することによってタブとして利用することもできる。
また、本実施形態のテーププリンタ1は、前記パッチテープを作成することができる。テーププリンタ1のRAM34には、パッチテープに印刷される各種マークや基準線等の位置を決定するための距離a〜j等を定める各種テーブルが記憶されている。CPU11は、ユーザが選択したパッチテープの種類に応じて、各種テーブルを参照することによって、ユーザの希望に応じたパッチテープを作成することができる。また、テーププリンタ1では、サーマルヘッド31とカッタ8との間が離間している。そこで、パッチテープ一枚分の印刷範囲の末尾に、次回の印刷範囲の先頭部分であるサーマルヘッド31とカッタ8との間の距離jに相当する部分を印刷するように、サーマルヘッド31の印字範囲を制御する。これより、従来は切り捨てられていたパッチ用ロールテープ81の先頭部分を有効に活用することができる。
なお、本発明の補強用テープ及び印刷装置は、上記の実施形態に限らず、各種の変形が可能なことはいうまでもない。例えば、上記実施形態のパッチテープは、1枚の記録用紙P1の綴じ側端部に貼ることによって、そのパッチテープに印刷された中間マーク41の位置が記録用紙P1の縦方向の中間位置を示すようになっているが、例えば、サイズの異なる2枚の記録用紙P1、P2の綴じ側を揃えて重ね、小さい方の記録用紙P1の上端又は下端を、大きい方の記録用紙P2の上端又下端に揃えた場合に、記録用紙P1の綴じ側端部に沿って貼られたパッチテープに印刷された中間マークの位置が、記録用紙P2の縦方向の中間位置を示すようにしてもよい。これにより、サイズの異なる2枚の記録用紙P1,P2をバインダーに容易に綴じることができる。
また、パッチテープの表面において、パンチ穴位置マーク42aを印刷しなくてもよい。少なくとも中間マーク41が印刷されていれば、一対のパンチ穴を穴開け機で開けることが可能だからである。
さらに、本実施形態のテーププリンタ1においては、左綴じ用のパッチテープが作成されたが、右綴じ用のパッチテープが作成されてもよい。右綴じ用のパッチテープの場合、左綴じ用のパッチテープに対し、表貼り用と裏貼り用とが逆になる。
また、テーププリンタ1では、例えば、パッチ用ロールテープ81の裏面に、位置検出用のパターンを所定間隔毎に印刷し、そのパターンをフォトセンサ等で検出することによって、パッチ用ロールテープ81の位置制御を行うことが可能である。
さらに、本実施形態のテーププリンタ1においては、パッチ用ロールテープ81は、手動により切断しているが、カッタ8を駆動する駆動手段を設けて、パッチ用ロールテープ81のカット位置が、カッタ8に対向したところで自動的に切断するように構成してもよい。
本発明の印刷装置は、テープに印刷可能な印刷装置に適用可能である。
パッチテープ401が貼られた記録用紙P1の平面図である。 パッチテープ402が貼られた記録用紙P1の平面図である。 パッチテープ403が貼られた記録用紙P1の平面図である。 パッチテープ404が貼られた記録用紙P1の平面図である。 パッチテープ406が貼られた記録用紙P1の平面図である。 パッチテープ407が貼られた記録用紙P1の平面図である。 パッチテープ402の平面図である。 パッチテープ403の平面図である。 パッチテープ404の平面図である。 パッチテープ405の平面図である。 パッチテープ406の平面図である。 パッチテープ407の平面図である。 テーププリンタ1の概略斜視図である。 テーププリンタ1にテープホルダ3が装着された状態を上カバー5を取り外して示す斜視図である。 テーププリンタ1にテープホルダ3が装着された状態を上カバー5を取り外して示す側断面図である。 判別凹部4Bの周囲を示す部分拡大図である。 パッチ用ロールテープ81が装着されたテープホルダ3の前側上方から見た斜視図である。 パッチ用ロールテープ81が装着されたテープホルダ3の下側後方から見た斜視図である。 テーププリンタ1の電気的構成を示すブロック図である。 幅/ドット数テーブル3411の概念図である。 種別データテーブル3421の概念図である。 距離/ドット数テーブル3431の概念図である。 文字/ドット数テーブル3441の概念図である。 タブ/ドット数テーブル3451の概念図である。 パッチテープ430の印刷範囲を示す説明図である。 パッチテープ420の印刷範囲を示す説明図である。 メインのフローチャートである。 パッチテープ作成処理のフローチャートである。 タブ有無入力処理のフローチャートである。 文字入力処理のフローチャートである。 テープ装着メッセージ処理のフローチャートである。 印刷開始メッセージ処理のフローチャートである。 印刷データ作成処理のフローチャートである。 合わせ端部指示マーク配置処理のフローチャートである。 中間マーク配置処理のフローチャートである。 パンチ穴位置マーク配置処理のフローチャートである。 基準線、折返し線配置処理のフローチャートである。 ユーザ文字配置処理のフローチャートである。 印刷処理のフローチャートである。 切捨印刷処理のフローチャートである。 有効印刷処理のフローチャートである。 パッチテープの印刷開始位置とカット位置を示す説明図(文字印刷無し)である。 パッチテープの印刷開始位置とカット位置を示す説明図(文字印刷有り:初回)である。 パッチテープの印刷開始位置とカット位置を示す説明図(文字印刷有り:2回目以降)である。
符号の説明
1 テーププリンタ
8 カッタ
11 CPU
26 プラテンローラ
31 サーマルヘッド
34 RAM
41 中間マーク
42a パンチ穴位置マーク
43 合わせ端部指示マーク
46 折返しタブ片
46a 第1面
46b 第2面
48 基準線
49 折返し線
341 幅/ドット数テーブル記憶領域
342 種別データテーブル記憶領域
343 距離/ドット数テーブル記憶領域
344 文字/ドット数テーブル記憶領域
345 タブ/ドット数テーブル記憶領域
346 各種フラグ記憶領域
347 印刷データ記憶領域
348 ユーザ文字記憶領域
401 パッチテープ
402 パッチテープ
403 パッチテープ
404 パッチテープ
405 パッチテープ
406 パッチテープ
407 パッチテープ
420 パッチテープ
430 パッチテープ

Claims (12)

  1. 用紙の片面の縦方向に沿った一端側に貼り合わされる補強用テープであって、
    前記用紙の前記片面に貼り合わされた時の前記補強用テープの表面には、前記用紙の縦方向の中間位置を示す中間マークが設けられていることを特徴とする補強用テープ。
  2. 前記用紙の縦方向の長さよりも短い前記補強用テープの前記表面には、前記補強用テープの先端部を前記用紙の上端部に合わせるか、又は前記補強用テープの後端部を前記用紙の下端部に合わせるかを指示する指示マークが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の補強用テープ。
  3. 前記指示マークは、前記用紙の前記一端側に合わされる前記補強用テープの幅方向の一端部に寄せて配置されていることを特徴とする請求項2に記載の補強用テープ。
  4. 前記用紙の上端部に合わせられる前記補強用テープの先端部には、前記用紙の前記一端側に貼り合わされた場合に、前記用紙の前記上端部から上方に突出するとともに、裏面を内側に折り返して接着される折返しタブ片が付設されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の補強用テープ。
  5. 前記表面には、前記折返しタブ片と前記補強用テープの前記上端部との境界を示すとともに、前記用紙の前記上端部に合わせられる基準となる基準線が印刷されていることを特徴とする請求項4に記載の補強用テープ。
  6. 用紙の片面の縦方向に沿った一端側に貼り合わされ、前記用紙の前記片面に貼り合わされた時の前記補強用テープの表面に、前記用紙の縦方向の中間位置を示す中間マークが印刷された補強用テープを作成する印刷装置であって、
    前記補強用テープの前記表面に、文字、図形又はマークを印字する印字手段と、
    当該印字手段よりも前記補強用テープが搬送される下流側に設けられ、前記補強用テープを幅方向に切断する切断手段と、
    前記用紙のサイズを入力するサイズ入力手段と、
    当該サイズ入力手段によって入力された前記サイズの前記用紙の縦方向における長さの半分の長さである中間距離を決定する中間距離決定手段と、
    前記補強用テープの前記表面であって、前記用紙の上端部又は下端部に合わせられる前記補強用テープの先端部又は後端部から、前記中間距離決定手段によって決定された前記中間距離に相当する位置に前記中間マークを印刷するように前記印字手段を制御する印字制御手段と
    を備えていることを特徴とする印刷装置。
  7. 前記補強用テープのテープ長を、前記サイズ入力手段によって入力された前記サイズの縦方向の長さと同じ全長タイプか、前記縦方向の長さよりも短い節約タイプかを選択するテープ長選択手段と、
    当該テープ長選択手段によって選択されたタイプの前記テープ長となるように、前記補強用テープの切断位置と前記切断手段の位置とを合わせる切断位置制御手段と、
    前記テープ長選択手段によって前記節約タイプが選択された場合に、前記補強用テープの先端部を前記用紙の上端部に合わせる上合わせタイプか、前記補強用テープの後端部を前記用紙の下端部に合わせる下合わせタイプかを選択する合わせ端部選択手段と
    を備え、
    前記印字制御手段は、前記合わせ端部選択手段によって選択されたタイプに従って、前記補強用テープの先端部を前記用紙の上端部に、又は前記補強用テープの後端部を前記用紙の後端部に合わせることを指示する指示マークを、前記補強用テープの前記表面に印字するように前記印字手段を制御することを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  8. 前記印字制御手段は、前記補強用テープの一枚分の印刷範囲の末尾に、次回の印刷範囲の先頭部分までを印刷するように前記印字手段を制御することを特徴とする請求項6又は7に記載の印刷装置。
  9. 前記印刷範囲の前記先頭部分の長さは、前記印字手段と前記切断手段とが離間する距離に相当することを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。
  10. 前記補強用テープの先端部に、裏面を内側に折り返して接着される折返しタブ片が付設されたタブ付きテープを作成することを指示するタブ付きテープ指示手段を備え、
    当該タブ付きテープ指示手段によって前記タブ付きテープを作成することが指示された場合、
    前記印字制御手段は、
    前記補強用テープの前記表面に対して、前記折返しタブ片と前記補強用テープの前記先端部との境界を示し、前記用紙の前記上端部に合わせられる基準となる基準線を印刷するとともに、
    当該基準線から、前記中間距離決定手段によって決定された前記中間距離に相当する位置に前記中間マークを印刷するように、前記印字手段を制御することを特徴とする請求項6乃至9の何れかに記載の印刷装置。
  11. 前記折返しタブ片は、前記裏面を内側にして折り返された時の外側となる第1面と第2面とを備え、
    前記タブ付きテープ選択指示手段によって前記タブ付きテープを作成することが指示された場合、前記印字制御手段は、前記第1面及び前記第2面の少なくとも何れかに、文字、図形又はマークを印字するように、前記印字手段を制御することを特徴とする請求項10に記載の印刷装置。
  12. 前記印字制御手段は、前記第1面に印字する文字、図形又はマークの位置と、前記第2面に印字する文字、図形又はマークの位置とを、折り返して接着された前記折返しタブ片の高さ方向にずらすように、前記印字手段を制御することを特徴とする請求項11に記載の印刷装置。
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