WO2018008506A1 - 冷蔵庫 - Google Patents

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孝章 村岡
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Abstract

冷蔵庫は、冷蔵室(14)の壁面に照明装置(80)を有する。照明装置(80)は、光源(86)と、細長い導光板(81)とで構成されている。細長い導光板(81)は、その一端が光源(86)に対向するよう配置されている。

Description

冷蔵庫
 本開示は、冷蔵庫に関し、特にその照明構成に関する。
 一般に、冷蔵庫は、冷蔵室、冷凍室、及び野菜室等を有する。冷蔵室は、使用者が冷蔵室扉を開き、冷蔵室の内部に手を入れて食材を出し入れできるように構成されている。このような冷蔵庫においては、冷蔵室扉が開かれたときの冷蔵室内の視認性を高めるため、冷蔵室扉が開かれると点灯する照明装置が、冷蔵室内に設けられている(例えば、特許文献1参照)。
 図31は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の構成を説明するための概略図である。図31において、冷蔵庫100は、上部に冷蔵室101、その下方に製氷室102及び切替室103、さらにこれらの下方に野菜室104、その下方に冷凍室105を有している。なお、冷蔵室101内は、収納棚109により、上下複数の空間に仕切られている。
 冷蔵室101は、観音開き式の冷蔵室扉(図示せず)によって開閉されるよう構成されている。また、冷蔵室101は、冷蔵室101の壁面の一部である開口近傍の側壁面に、照明装置106が組み込まれている。図32は、従来の冷蔵庫の、照明装置106が付設された冷蔵室壁の、水平方向に切断された断面を示す断面図である。図32に示すように、従来の冷蔵庫100においては、細長い光源用基板107に、複数の光源108が列設されている。
 従来の冷蔵庫100の照明装置106は、細長い光源用基板107に複数の光源108が列設されているので、冷蔵室101内を広範囲にわたって明るく照らすことができる利点がある。
 しかしながら、近年、この種の照明装置においては、省エネルギの観点から、光源108にLEDを用いることが多くなってきている。LEDを光源として用いた照明装置は、光点が小さいうえに光の指向性が強いため、点灯時に個々の光点が目立って帯状にならず、美観を損ね、冷蔵庫の品位を低下させてしまうという課題がある。
 このような品位低下の問題を解決するには、光源用基板107に設けられる光源108の数を多くする必要があるが、LED自体が高価なうえに数が増えることによって、さらにコスト高になるという課題がある。
 また、照明装置106は、細長い光源用基板107に複数の光源108が列設されているため、図32に示すように、照明装置106全域において、光源108と光源用基板107とを合わせた厚み寸法Lが大きくなる。よって、照明装置106が配置された部分の冷蔵室101の壁厚tは薄くなる。薄い壁厚tの領域は、照明装置106が設けられた部分全域に亘るため、冷蔵室101の壁厚の薄くなる部分が広範囲となり、冷蔵室101の断熱性能を低下させてしまうという課題がある。
 また、一般に、冷蔵庫は、冷蔵室を備え、冷蔵室は、着脱自在に設けられた複数の収納棚により、冷蔵室内空間が上下複数の空間に仕切られている。さらに、冷蔵室の最下部には、冷蔵室内空間とは区画された低温貯蔵室が設けられている(例えば、特許文献2参照)。
 図33は、特許文献2に記載された、従来の他の冷蔵庫の断面図を示している。図33において、冷蔵庫200は、上部に冷蔵室201、その下方に製氷室(図示せず)及び切替室202、さらにこれらの下方に冷凍室203、その下方に野菜室204を有している。冷蔵室201には、複数の収納棚205が着脱自在に設けられて冷蔵室内空間が上下複数の空間に仕切られている。冷蔵室201の最下部には、収納ボックス206が引き出し自在に組み込まれ、その上部は収納棚兼天井板207で覆われている。これにより、冷蔵室201の最下部には、冷蔵室内空間とは区画された低温貯蔵室208が形成されている。
 また、従来の冷蔵庫200は、冷蔵室201内に簡易な低温貯蔵室208が設けられているので、冷凍保存するほどではないものの、冷蔵温度帯近くであって、それよりも若干低い、0℃から-3℃のチルド温度またはパーシャル温度(以下、新温度帯と言う)で低温保存される食材を収納して冷却保存することができ、使い勝手が良いという利点がある。
 しかしながら、近年は、食生活が多様化しており、新温度帯で低温保存されることが望ましい食材の種類が増えてきているため、低温貯蔵室208だけではこれら多様な食材を最適状態で冷却保存することが困難となっている。
特開2009-198130号公報 特開2012-220116号公報
 本開示は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、庫内の照明装置の点灯時の美観を向上させて品位を高めた冷蔵庫を提供する。
 具体的には、本開示の一例による冷蔵庫は、冷蔵庫本体と、冷蔵庫本体に設けられた冷蔵室と、冷蔵室の壁面に設けられた照明装置とを備える。照明装置は、光源と、細長い導光板とを有する。光源は、導光板の長手方向の少なくとも一端に対向させて配置されている。
 このような構成により、光源の点灯によって導光板が発光するので、少ない光源で冷蔵室内の所定寸法範囲を明るくすることができる。しかも、導光板は、その全体が帯状に発光するので、光の切れ目がなくなる。よって、このような構成により、美観を向上させることができ、意匠性の優れた冷蔵庫を提供することができる。また、光源が少なくて済むため、製造コストを抑えることができ、安価な冷蔵庫を提供することができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫において、照明装置は、光源と、光源が設置される光源用基板とで構成された光源ユニットを有していてもよい。また、本開示の一例による冷蔵庫において、導光板は、長手方向の一端に設けられた受光面を有していてもよい。また、本開示の一例による冷蔵庫において、光源ユニットの光源用基板は、受光面に対向させて配置されていてもよい。
 このような構成により、光源の光によって明るく発光する導光板は、その長手部分には、光源及び光源用基板が存在しないので、導光板を薄く形成することができ、その分、冷蔵室の壁厚を厚くすることができる。よって、このような構成により、冷蔵室の断熱性を向上させることができる。
 また、このような構成において、導光板の長手方向の一端の受光面に対向する光源用基板の寸法が、導光板の厚みよりも大きい場合(光源用基板の、導光板の厚み方向と同方向における寸法が大きい場合)、照明装置の光源用基板が配置されている部分では、冷蔵室の壁厚が薄くなる。しかしながら、光源用基板が設けられている部分が照明装置全体に占める割合は極めて小さいので、冷蔵室の断熱性に対する影響を微々たるものに抑制できる。よって、このような構成によっても、断熱性が高く、省エネルギ性の高い冷蔵庫が得られる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫において、照明装置は、光源と導光板との間に遮光性のカバー部材を有していてもよい。
 このような構成により、導光板が光源の点灯及び消灯によって熱収縮しても、光源を圧迫し、これを損傷させてしまうことを防止できる。さらに、光源からの光が光源と導光板の端部との間から漏れて導光板端部付近が明るくなりすぎることを防止でき、信頼性が高くかつ見栄えの良い照明が得られる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫において、照明装置の導光板の長手方向の他端(光源と対向している一端とは反対側の端)が、補助カバー部材で覆われていてもよい。
 このような構成により、光源からの光が導光板の端面から漏れることを防止でき、導光板の光源とは反対側の端部が明るくなりすぎることを防止できる。よって、このような構成により、光の強弱のない、見栄えの良い照明が得られる。また、本開示の一例による冷蔵庫は、補助カバー部材により、導光板内の光を反射させるよう構成されていることにより、光源からの光を光源側及び導光板内に向けて反射させることができるので、導光板全体をより明るく発光させることができ、良好な照明を実現することができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫において、照明装置は、光源ユニットが配置されている部分が冷蔵室の上部に位置するように、冷蔵室の壁面に配設されていてもよい。
 このような構成により、光源の点灯によって、照明装置の光源ユニットが配置されている部分(光源ユニット部分)が温度上昇しても、光源ユニット部分が位置する冷蔵室の上部は、比較的温度が高くなっている部分であるので、冷蔵室の冷却に対する影響は軽減できる。よって、このような構成により、冷蔵庫の省エネルギ性を高めることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫において、冷蔵室が、透光性材料からなる複数の棚板を有していてもよい。また、照明装置が、複数の棚板の前端より前方の冷蔵室の壁面に設けられていてもよい。
 このような構成により、複数の棚板の棚板間の空間には、各棚板の前端から照明装置の光が差し込むようになり、照明装置から遠く離れた部分の棚板上の食材も明るく照射することが可能となり、冷蔵室内の視認性を向上させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫において、照明装置は、導光板が冷蔵室の奥に向かって光を照射するように、配設されていてもよい。
 このような構成により、冷蔵室の奥まで明るく照射することができ、冷蔵室内の視認性を向上させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫において、照明装置は、導光板が冷蔵室の天面の左右方向に沿って設けられるよう、冷蔵室の壁面に配設されていてもよい。
 このような構成により、冷蔵室内を上方から効率よく照射することができ、冷蔵室内の視認性を向上させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫において、照明装置は、導光板が冷蔵室の側面に上下方向に沿って設けられるよう、冷蔵室の壁面に配置されていてもよい。
 このような構成により、冷蔵室内を側面から効率よく照射することができ、冷蔵室内の視認性を向上させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫は、冷蔵室の背面に上下方向に沿って設けられた冷蔵室ダクトを更に有していてもよい。この場合、照明装置は、導光板が冷蔵室ダクトの側面部において、上下方向に沿って設けられるよう、冷蔵室ダクトの側面部に配設されていてもよい。
 このような構成により、暗くなりがちな冷蔵室の奥部を効率よく照射し、明るくすることができる。よって、このような構成により、冷蔵室内の視認性を向上させることができる。
 また、本開示は、冷凍保存するほどではないものの、冷蔵温度帯近くであって、それよりも若干低い、0℃から-3℃のチルド温度またはパーシャル温度(以下、新温度帯と言う)で、低温保存が望まれる多様な食材を、最適な状態で冷却保存することが可能な冷蔵庫を提供する。
 具体的には、本開示の一例による冷蔵庫は、冷蔵庫本体と、冷蔵庫本体に設けられた冷蔵室と、冷蔵室に供給する冷気を生成する冷却室と、冷却室からの冷気を冷蔵室へと案内する冷蔵室ダクトと、冷蔵室内に設けられた複数の低温貯蔵室とを備える。また、本開示の一例による冷蔵庫は、各低温貯蔵室が互いに異なる温度で冷却されるよう、構成されている。
 このような構成により、新温度帯で低温保存されることが好ましい多様な食材を、それぞれに適した温度或いは適温により近い温度に設定され、かつ、互いに異なる温度に設定された複数の低温貯蔵室に分けて、冷却保存することが可能となる。よって、このような構成により、冷蔵庫の使い勝手を大きく向上させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫は、冷蔵室ダクトから複数の低温貯蔵室それぞれに供給される冷気の量が可変となるように構成されていてもよい。また、本開示の一例による冷蔵庫は、複数の低温貯蔵室それぞれに冷気を供給するダンパ部(低温室用ダンパ部)を有していてもよい。また、本開示の一例による冷蔵庫は、複数の低温貯蔵室それぞれに、冷気戻り口及び冷気戻り通路部が設けられていてもよい。また、本開示の一例による冷蔵庫は、複数の低温貯蔵室それぞれの冷気戻り口及び冷気戻り通路部が、複数の低温貯蔵室それぞれにおける空間を利用して、形成されていてもよい。
 このような構成により、複数の低温貯蔵室それぞれを互いに異なる温度で冷却することが可能となる。また、このような構成により、簡単な構成で複数の低温貯蔵室それぞれに供給される冷気の量を可変とすることができ、安価に冷蔵庫を提供することができる。また、このような構成により、複数の低温貯蔵室を、互いに異なる複数の冷却温度で冷却することができるため、多様な食材を、各食材に最適な冷却温度の低温貯蔵室に、分別して冷却することが可能となる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫は、複数の低温貯蔵室のうちの少なくとも一つは、低温貯蔵室の天井面から冷気が分散供給されるように構成されていてもよい。また、複数の低温貯蔵室のうちの他の低温貯蔵室は、その低温貯蔵室の背面から冷気が供給されるように構成されていてもよい。
 このような構成により、天井面から冷気が分散供給される低温貯蔵室は、低温貯蔵室全体に亘って効率よく冷気が供給されるので、背面から冷気が供給される低温貯蔵室に比べ、その容積を大きくすることができる。さらに、背面から冷気が供給される低温貯蔵室は、冷気供給量が少なくなって、若干高めの温度に設定された低温貯蔵室とすることもできる。このような構成により、異なる温度に冷却保存される食品の多様化にも効率よく対応する冷蔵庫を提供することができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫において、複数の低温貯蔵室は、二つの低温貯蔵室(第1低温貯蔵室及び第2低温貯蔵室)とで構成されていてもよい。この場合、第1低温貯蔵室は、第2低温貯蔵室よりも下方に位置し、かつ、低め温度に設定されていてもよい。また、この場合、第2低温貯蔵室は、第1低温貯蔵室よりも上方に位置し、かつ、第1低温貯蔵室よりも若干高めの温度に設定されていてもよい。
 このような構成により、複数の低温貯蔵室が上下に重ねて設けられた場合に懸念される、低め温度(冷蔵室及び複数の低温貯蔵室のうちの他の低温貯蔵室の各設定温度よりも低い温度)に設定された第1低温貯蔵室から、高め温度(冷蔵室及び複数の低温貯蔵室のうちの他の低温貯蔵室の各設定温度よりも高い温度)に設定された第2低温貯蔵室への冷輻射の影響を低減することができる。また、このような構成により、第1低温貯蔵室及び第2低温貯蔵室それぞれの温度を、それぞれの設定温度に維持することが容易となる。これにより、多様な食材をより最適な状態で冷却保存することができる。即ち、低め温度に設定された低温貯蔵室を上方に設けると、冷気の沈降作用によって、下方に位置する低温貯蔵室の底部温度がより低くなり、下方に位置する低温貯蔵室に対する冷輻射が強烈なものとなる。しかしながら、本開示の一例による冷蔵庫の構成によれば、そのようなことがなくなり、良好な冷却保存が可能となる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫は、複数の低温貯蔵室のうち、低め温度に設定された低温貯蔵室(第1低温貯蔵室)の天井面に、断熱構造を有していてもよい。また、本開示の一例による冷蔵庫において、低め温度に設定された低温貯蔵室(第1低温貯蔵室)の天井面の、断熱構造を有する部分に、冷気を分散供給する冷気吹出し口が設けられていてもよい。
 このような構成により、低め温度に設定された低温貯蔵室(第1低温貯蔵室)は、その全体に冷気を効率よく行き渡らせることができるようになり、低め温度に設定して内部に収納した食材を、均等にかつ良好に、低め温度に冷却保存することができる。さらに、低め温度に設定された低温貯蔵室(第1低温貯蔵室)の上方に位置する、高め温度に設定された低温貯蔵室(第2低温貯蔵室)への冷輻射を、天井面の断熱構造によって抑制することができる。これにより、高め温度に設定された低温貯蔵室(第2低温貯蔵室)に収納された食材も良好に冷却保存することができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫は、複数の低温貯蔵室のうち、少なくとも、冷蔵室内において上方に位置しかつ高め温度に設定された低温貯蔵室(第2低温貯蔵室)において、底面にヒータが敷設されていてもよい。
 このような構成により、低め温度に設定された低温貯蔵室(第1低温貯蔵室)からの冷輻射によって、冷蔵室内において上方に位置する高め温度に設定された低温貯蔵室(第2低温貯蔵室)の温度が、設定温度より低くなりすぎるような場合には、ヒータを発熱させて設定温度に維持することができる。したがって、このような構成により、高め温度に設定された低温貯蔵室(第2低温貯蔵室)に収納された食材を冷やしすぎることなく、良好に冷却保存することができる冷蔵庫を提供することができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫において、複数の低温貯蔵室は、それぞれ内部に容器を備えていてもよい。この場合、各容器の後端面と、複数の低温貯蔵室それぞれの背面壁との間に、冷蔵室及び複数の低温貯蔵室それぞれからの冷気を冷却室に戻す、冷気戻り通路部が、それぞれ設けられていてもよい。
 このような構成により、冷蔵室及び複数の低温貯蔵室それぞれを流れた冷気を、各低温貯蔵室の後方の空間を利用して、複数の低温貯蔵室それぞれの背部に設けられた冷気戻り通路部を介して、冷却室に戻すことができる。したがって、別途冷気ダクトを設ける必要がなくなり、その分、冷蔵室内に設けられた複数の低温貯蔵室の容積を増加させることができ、より多くの食材を冷蔵保存することが可能となる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫は、複数の低温貯蔵室のうち、冷蔵室内において下方に位置する低温貯蔵室は、左右いずれか一方側の側部に、製氷用貯水タンクが設置されていてもよい。また、複数の低温貯蔵室のうち、冷蔵室内において下方に位置する低温貯蔵室の前扉は、製氷用貯水タンクの前面部と一体感を持つデザインを有するよう構成されていてもよい。
 このような構成により、低温貯蔵室の前面部の意匠性が高まり、冷蔵室の扉が開かれた際の見栄えが向上し、冷蔵庫の品位を向上させることができる。さらに、複数の低温貯蔵室のうち、冷蔵室において上方に位置する低温貯蔵室の前扉のデザインも、下方に位置する低温貯蔵室の前扉のデザインと、統一のデザインとすることによって、更にその意匠性を高めることができる。
図1は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の正面図である。 図2は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の内部構造を、冷蔵庫の正面から見た平面図である。 図3は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の内部構造を、冷蔵庫の側方から見た図である。 図4は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷気流れを説明するための図である。 図5は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷却室を背面側から見た斜視図である。 図6は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷却室部分の断面図である。 図7は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の野菜室ダクト及び冷蔵室戻りダクトを示す断面図である。 図8は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室部分の斜視図である。 図9は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室に設けられた低温貯蔵室の斜視図である。 図10は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室部分の分解斜視図である。 図11は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室の構成を説明するための図である。 図12は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の低温貯蔵室部分の断面図である。 図13は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の低温貯蔵室を示す要部拡大断面図である。 図14は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室内の構造を説明するための図である。 図15は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の低温貯蔵室の背部を示す斜視図である。 図16は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の低温貯蔵室の背部を示す要部拡大斜視図である。 図17は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室照明装置部分を側方から見た図である。 図18は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室照明装置部分を示す拡大側面図である。 図19は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室照明装置部分の構成を説明するための図である。 図20は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室照明装置部分の構成を説明するための図である。 図21は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置の構成を説明するための図である。 図22は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置の構成を説明するための別の図である。 図23Aは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置における光源ユニットと導光板との関係を照明装置の上方から見た平面図である。 図23Bは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置における光源ユニットと導光板との関係を照明装置の側方から見た図である。 図23Cは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置における光源ユニットと導光板との関係を照明装置の正面から見た図である。 図24は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置が冷蔵室ダクト両側面に設けられた場合の冷蔵室部分の正面図である。 図25は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置が冷蔵室ダクト両側面に設けられた場合の冷蔵室部分の縦断面図である。 図26は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置が冷蔵室ダクト両側面に設けられた場合の冷蔵室部分の斜視図である。 図27は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置が冷蔵室ダクト両側面に設けられた場合の、冷蔵室の要部拡大斜視図である。 図28は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置が冷蔵室ダクト両側面に設けられた場合の冷蔵室ダクトを、上方から見た図である。 図29は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置が冷蔵室天井面に設けられた場合の冷蔵室を、前面下方から見た斜視図である。 図30は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置が冷蔵室天井面に設けられた場合の冷蔵室部分の縦断面図である。 図31は、従来の冷蔵庫の構成を説明するための概略図である。 図32は、図31に示す従来の冷蔵庫の照明装置付設部分を水平方向に切断した断面図である。 図33は、従来の他の冷蔵庫の上下方向に切断された断面を側方から見た断面図である。
 以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態によって本開示が限定されるものではない。
 (実施の形態)
 図1~図16は、本開示の実施の形態の一例による冷蔵庫の全体および各部の構成を説明するための図である。図17~図30は、冷蔵室に付設した照明装置の構成を説明するための図である。
 (1.冷蔵庫の全体構成)
 まず、図1~図4を用いて、本開示の実施の形態の一例による冷蔵庫300の全体構成を説明する。図1は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の正面図である。図2は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の内部構造を、冷蔵庫の正面から見た平面図である。図3は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の内部構造を、冷蔵庫の側方から見た図である。図4は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷気流れを説明するための図である。
 図1~図4において、本開示の実施の形態の冷蔵庫300は、前面が開口した冷蔵庫本体1を備える。冷蔵庫本体1は、金属製の外箱2と、硬質樹脂製の内箱3と、外箱2及び内箱3の間に発泡充填された発泡断熱材4とで構成されている。冷蔵庫本体1には、仕切板5,6等によって複数の貯蔵室が仕切形成されている。
 冷蔵庫本体1内に形成された複数の貯蔵室は、最上部の冷蔵室14と、冷蔵室14の下に設けられた温度帯切り替え可能な切替室15及びその横に設けられた製氷室16と、切替室15及び製氷室16の下方に設けられた冷凍室18と、最下部の野菜室17とで構成されている。
 冷蔵庫本体1に形成された複数の貯蔵室は、回動式の扉7、及び、引出し式の扉8,9,10,11により、開閉自在に構成されている。回動式の扉7、及び、引出し式の扉8,9,10,11は、冷蔵庫本体1と同様の断熱構成が採用されている。
 冷蔵庫本体1の冷凍室18背面には、冷却室23が設けられている。冷却室23には、冷気を生成する冷却器24と、冷気を各貯蔵室に供給する冷却ファン25とが設置されている。更に、冷却器24の下方には、ガラス管ヒータ等で構成された除霜部26(以下、ガラス管ヒータ26と称す)が設けられている。
 冷却器24において、圧縮機27と、コンデンサ(図示せず)と、放熱用の放熱パイプ(図示せず)と、キャピラリーチューブ(図示せず)とが環状に接続されて冷凍サイクルが構成されており、圧縮機27によって圧縮された冷媒の循環によって冷却が行なわれる。
 また、冷却ファン25は、冷却器24の上方に設けられており、その下流側に連なる冷蔵室ダクト28、冷凍室ダクト29、及び、野菜室ダクト30を介して、冷蔵室14、冷凍室18、及び、野菜室17等に冷気を供給する。これにより、各貯蔵室が冷却される。
 (2.冷却室の構成)
 次に、図3~図6を用いて、冷却室構成について説明する。図5は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷却室を背面側から見た斜視図である。図6は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷却室部分の断面図である。
 図3に示すように、冷却室23は、冷凍室18の背面に配置されている。冷却室23には、図6に示すように、冷却室形成板31が設けられ、冷却ファン25が冷却器24上方に位置するように、冷却ファン25が冷却室形成板31に設けられている。また、冷却室形成板31の前面側には、冷凍室背面板32が装着され、冷凍室背面板32で冷却ファン25の下流側を覆うことにより、冷凍室18と冷却室23との間に、冷却ファン下流側と連通する冷凍室ダクト29が形成されている。
 冷却ファン25の下流側には、図4及び図5に示すように、冷蔵室14の冷蔵室ダクト28と、野菜室17の野菜室ダクト30とが、冷却室23においてそれぞれ異なる位置で、別個に互いに独立して、冷却室23に接続されている。これにより、冷却器24で生成された冷気が、冷却ファン25によって、第1冷気供給口33と第2冷気供給口34とに別個に独立して供給され、冷蔵室ダクト28と野菜室ダクト30へと供給される。
 (3.冷蔵室の構成)
 次に、図3及び図8~図16を用いて、冷蔵室とその冷却構成を説明する。
 図8は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室部分の斜視図である。図9は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室に設けられた低温貯蔵室の斜視図である。図10は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室部分の分解斜視図である。図11は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室の構成を説明するための図である。図12は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の低温貯蔵室部分の断面図である。図13は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の低温貯蔵室を示す要部拡大断面図である。図14は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室内の構造を説明するための図である。図15は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の低温貯蔵室の背部を示す斜視図である。図16は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の低温貯蔵室の背部を示す要部拡大斜視図である。
 図3等に示すように、冷蔵室14は、冷蔵庫本体1の最上部に位置している。冷蔵室14内には、図3及び図11に示すように、透光性の材料で形成された複数の棚板20が着脱自在に設けられている。冷蔵室14内の空間は、複数の棚板20により、上下複数の空間に仕切られている。また、冷蔵室14の下部には、二つの低温貯蔵室21,22が上下二段に重ねて設けられている。
 また、冷蔵室14の背面には、冷蔵室ダクト28が設けられている。冷蔵室ダクト28は、図10に示すように、発泡スチロールからなるダクト部材28aの冷蔵室側表面が、樹脂製のダクトカバー28bで覆われて構成されている。また、冷蔵室ダクト28は、冷蔵室14と冷凍室18との間を仕切る仕切板5の第1冷気供給口33を覆うように、冷蔵室14の背面に装着されて冷却室23と連通するよう配設されている。
 第1冷気供給口33には、図4、図5及び図10に示すように、冷蔵室ダンパ37が組み込まれており、冷蔵室ダンパ37の開閉によって冷却室23から冷蔵室14への冷気の供給量が制御される。
 また、冷蔵室ダンパ37は、冷蔵室14への冷気供給量を制御する冷蔵室用ダンパ部39に加え、冷蔵室14下部に設けられた一方の低温貯蔵室21の冷気供給量を制御する低温室用ダンパ部40を有する。即ち、冷蔵室ダンパ37は、二連式ダンパで構成されている。冷蔵室ダンパ37は、冷蔵ダンパ駆動用モータユニット41内のモータ(図示せず)によって駆動されるよう構成されている。モータは、冷蔵室用及び低温室用に兼用されるよう構成されている。
 (4.冷蔵室の低温貯蔵室構成)
 次に、図8~図16を用いて、冷蔵室14内に設けられた複数の低温貯蔵室とその冷却構成を説明する。
 冷蔵室14内には、複数の低温貯蔵室21,22が設けられている。複数の低温貯蔵室21,22は、冷却温度帯がそれぞれ異なるように構成されている。例えば、図3及び図11等に示すように、複数の低温貯蔵室21,22のうち、冷蔵室14内において下方に設けられた低温貯蔵室21は、本実施の形態では、微凍結保存に適した温度、例えば-2~3℃の低め温度に冷却可能に構成されている(以下、この低め温度に冷却可能な低温貯蔵室21をパーシャル室(パーシャルフリーザ室)21と称す)。また、パーシャル室21上方の低温貯蔵室22は、冷蔵室14の温度よりも低いが、パーシャル室21よりは高い温度、例えば1℃前後の高め温度に冷却可能に構成とされている(以下、この高め温度に冷却可能な低温貯蔵室22をチルド室22と称す)。
 パーシャル室21は、図8及び図11に示すように、冷蔵庫本体1の内箱3の内壁面と、貯水タンク室形成板(図示せず)と、チルド室22の底面ともなる天井板部材50とにより、貯水タンク室横に、区画形成されている。パーシャル室21は、前面開口部分に、パーシャル室扉51が設けられ、パーシャル室扉51により開閉自在に構成されている。パーシャル室扉51は、貯水タンク室に設けられた貯水タンク65の前面部と一体感を持つデザインに構成されている。パーシャル室21の内部には、図11及び図12に示すように、パーシャル室容器52が出し入れ自在に設けられている。
 パーシャル室21を構成する天井板部材50には、発泡スチロール等からなる断熱材53が組み込まれている。断熱材53には、多数の冷気吹出し口54aを有する低温室用冷気通路54が形成されている。低温室用冷気通路54は、冷蔵室ダクト28の低温室用ダンパ部40の下流側の低温室用開口61に接続されて、冷蔵室ダクト28からパーシャル室21内に冷気を供給し、パーシャル室21を冷却するように構成されている。このような構成により、パーシャル室21は、低温室用ダンパ部40の開閉によってその冷却温度が制御される。
 一方、チルド室22は、図8に示すように、最下段の棚板となる天井板43と、その下方に位置するパーシャル室21との間において、冷蔵室14の左右横幅一杯に形成されている。また、チルド室22には、図11等に示すように、チルド室容器44が出し入れ自在に設けられている。チルド室22の後方には、冷蔵室ダクト28の、冷蔵室用ダンパ部39の下流側に連通する、冷気入口22aが設けられている。チルド室22は、冷気入口22aからチルド室22専用に冷気を取り込んで冷却されるよう構成されている。このような構成により、チルド室22は、冷蔵室14よりも若干低い温度に冷却されることが可能となっている。
 また、チルド室22において、チルド室容器44の下部に、温度調節用ヒータ49が敷設されている(図13参照)。チルド室22は、チルド室22の下方に位置するパーシャル室21からの冷輻射により、チルド室温度が設定温度より低くなると、温度調節用ヒータ49に通電して、チルド室22が設定温度に維持されるように構成されている。
 なお、温度調節用ヒータ49は、チルド室22内の適所に設けられたチルド室温度センサ(図示せず)によって制御されるよう構成されている。
 また、チルド室22においては、図13に示すように、天井板43の後部に、スリット状の冷気戻り口(チルド側)45が設けられている。さらに、チルド室容器44の後方部には、冷気戻り口(チルド側)45を介して冷蔵室14とつながる、冷気戻し通路部(チルド側)46が設けられている。更に、チルド室容器44の前端部には、図11に示すように、チルド室扉兼把手部47の下方との間に、冷蔵室14内とつながる、開口部48が設けられている。このように、チルド室22は、冷蔵室14内の冷気が、チルド室容器44から溢れ出るチルド室22を冷却した後の冷気とともに、チルド室容器44外周の間隙(図示せず)を通って、冷気戻し通路部(チルド側)46へと流れるように構成されている。
 一方、パーシャル室21は、図13、図15、及び、図16に示すように、チルド室22と同様、天井板部材50の後部に、スリット状の冷気戻り口(パーシャル側)55が設けられている。また、パーシャル室容器52の後方に、空間部が設けられて、冷気戻り通路部(パーシャル側)56が形成されている。このように、パーシャル室21は、チルド室22後方の冷気戻り通路部(チルド側)46内の冷蔵室冷気と、チルド室冷気とが、冷気戻り通路部(パーシャル側)56へと流れるよう構成されている。
 更に、パーシャル室21には、その底面ともなる仕切板5の後部に、冷気戻り通路部(パーシャル側)56と連通する冷気合流戻り口57が設けられている。本実施の形態の冷蔵庫300は、冷気合流戻り口57に冷蔵室戻りダクト58が接続されて、冷蔵室14及びチルド室22を冷却した冷気が、パーシャル室容器52から溢れ出るパーシャル室冷却冷気と合流して、冷却室23に戻るように構成されている。
 即ち、冷蔵室14、チルド室22、及び、パーシャル室21の冷気を、冷却室23に戻すためのダクト部が、チルド室22及びパーシャル室21の後方空間を利用して形成されている。つまり、複数の低温貯蔵室(本実施の形態では、チルド室22及びパーシャル室21)それぞれの周りの空間を利用して、冷気戻り口および冷気戻り通路部を有するダクト部が形成されている。
 このような構成により、冷蔵室ダクト28から、複数の低温貯蔵室それぞれに供給される冷気の量を可変とすることができ、複数の低温貯蔵室それぞれが異なる温度で冷却されることが可能となる。
 なお、冷気戻り口(チルド側)45と冷気戻り口(パーシャル側)55とは、図13に示すように、上下に対向する位置に設けられ、冷気戻り口(パーシャル側)55と冷気合流戻り口57とは、図16に示すように、左右方向に位置がずらされて設けられている。
 また、冷気を冷却室23へと戻す冷蔵室戻りダクト58は、図4及び図5に示すように、冷却室23の側方(横)に設置され、その下端側部が冷却室23の下部側面に開口されている。このような構成により、冷気が冷却室23に戻される。
 また、パーシャル室21には、冷気戻り通路部(パーシャル側)56の冷気戻り口(パーシャル側)55と、冷気合流戻り口57との間の部分に、図14に示すように、冷蔵室14の温度を検出して冷蔵室用ダンパ部39を制御する、冷蔵室温度センサ59が設けられている。冷蔵室温度センサ59と冷蔵室ダクト28とを挟んで反対側の対角部分に、パーシャル室21の温度を検知して低温室用ダンパ部40を制御する、低温貯蔵室用温度センサ60が設けられている。
 なお、冷蔵室温度センサ59及び低温貯蔵室用温度センサ60は、何れも冷蔵室戻りダクト58を構成するダクトカバー28bの一部に設けられた装着部(図示せず)に取付けられて一体化されている。
 (5.冷蔵室の照明構成)
 次に、図17~図30を用いて、冷蔵室14の照明について説明する。
 図17は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室照明装置部分を側方から見た図である。図18は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室照明装置部分を示す拡大側面図である。図19は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室照明装置部分の構成を説明するための図である。図20は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室照明装置部分の構成を説明するための図である。図21は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置の構成を説明するための図である。図22は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置の構成を説明するための別の図である。図23Aは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置における光源ユニットと導光板との関係を示す平面図である。図23Bは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置における光源ユニットと導光板との関係を、側方から見た図である。図23Cは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置における光源ユニットと導光板との関係を、正面から見た図である。図24は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置が冷蔵室ダクト両側面に設けられた場合の冷蔵室内の構成を説明するための図である。図25は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置が冷蔵室ダクト両側面に設けられた場合の冷蔵室部分の縦断面図である。図26は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置が冷蔵室ダクト両側面に設けられた場合の冷蔵室部分の斜視図である。図27は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置が冷蔵室ダクト両側面に設けられた場合の、冷蔵室の要部拡大斜視図である。図28は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置が冷蔵室ダクト両側面に設けられた場合の、冷蔵室ダクトを上方から見た図である。図29は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置が冷蔵室天井面に設けられた場合の冷蔵室を、前面下方から見た斜視図である。図30は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置が冷蔵室天井面に設けられた場合の冷蔵室の縦断面図である。
 冷蔵室14は、使用者が扉7を開けて内部に手を入れ、食材を出し入れできるように構成されている。よって、扉7が開かれたときの冷蔵室14内の視認性を高めるため、冷蔵室14には、図17に示すように、照明装置80が設けられている。本実施の形態では、図17及び図18に示すように、冷蔵室14の開口近傍の側壁に照明装置80が設けられている。
 照明装置80は、図23A~図23Cに示すように、導光板81と、導光板81を照射する光源ユニット82とからなる。
 導光板81は、所定の長さを有する短冊状の細長い形状を有している。また、導光板81は、樹脂製平板で形成されている。導光板81は、図23A~図23Cに示すように、その短辺の少なくとも一端側の端面に、受光面83が設けられ、これと交差する長手方向の面に、発光面84が形成されている。導光板81を構成する樹脂は、光透過性を有して受光面83から入射される光を発光面84に伝播可能な樹脂で構成されており、例えば、スチレン系樹脂、スチレン及び(メタ)アクリル化合物の共重合体からなる樹脂、(メタ)アクリル樹脂、並びに、ポリカーボネート樹脂等の樹脂で構成されている。
 また、導光板81は、受光面83が鏡面加工されている。受光面83と反対側の面85には、入射光を効果的に受光面83側へと向かわせる微細な凹凸、若しくは、入射光と交差する微細な凹凸条が形成されている。導光板81は、光源ユニット82の、後述する光源とほぼ同程度、若しくは、若干大きめの厚さで形成されており、本実施の形態では、3mm~10mm程度の厚さで形成されている。
 一方、光源ユニット82は、図23A~図23Cに示すように、導光板81の受光面83を照射するLEDからなる光源86と、リード線接続用のコネクタ87が直付けされた光源用基板88とで構成されている。光源86が導光板81の受光面83と対向するように、光源用基板88が、導光板81の受光面83側の端面に対向させて配置されている。これによって、照明装置80は、長細い導光板81の長手方向の一端側に、平板状の光源ユニット82が位置する構成となり、全体として略L字状の形状をなすよう構成されている。また、照明装置80は、導光板81部分は板厚が薄く、光源ユニット82部分は板厚が厚く構成されている。なお、光源86は、導光板81の受光面83の横幅にもよるが、一個もしくは二個程度設けられている。
 照明装置80は、光源86と受光面83との間に微少な間隙、本実施の形態では、0.5mm程度の間隙、が形成されるように、光源用基板88が、導光板81の受光面83側に対向配置されている。これにより、導光板81が熱膨張した際に、光源86を圧迫してこれを損傷させることを防止している。
 また、導光板81の光源86側端部には、光源86と受光面83との間の間隙外周部分を覆う、遮光性の材料からなるカバー部材89が装着されている。カバー部材89によって、光源86と受光面83との間の微少な間隙が覆われている。
 さらに、図23B及び図23Cに示すように、導光板81の受光面83と対向している端とは反対側の端には、これを覆う遮光性の補助カバー部材90が装着されている。補助カバー部材90は、受光面83から入射した光が端面から漏れないようにする機能を有する。また、補助カバー部材90は、補助カバー部材90は、光源86からの光を導光板81内へと反射させることができる材料で形成される、若しくは、光源86からの光を導光板81内へ反射させるような反射処理が施されていることが好ましい。
 以上のように構成された照明装置80は、図17及び図18に示すように、冷蔵室14の開口近傍の側壁に、上下方向に埋設配置されている。照明装置80を設けるために形成された冷蔵室14の壁側の凹状部91は、図19に示すように、照明装置80の全体形状に沿う形、即ち略L字状に形成されている。詳述すると、凹状部91は、導光板81と対向する部分は浅く、光源ユニット82と対向する部分は深く形成されている。照明装置80は、凹状部91の浅い部分に導光板81を位置させるとともに、凹状部91の深い部分に光源ユニット82を位置させて、凹状部91に組み込まれている。
 なお、冷蔵室14の側壁の凹状部91には、図19に示すように、凹状部91と同形状の凹状ケース92が装着されている。照明装置80は、凹状ケース92内に組み込まれた後、凹状ケース92の開口面に、図20~図22に示すように、透光性の樹脂材料からなるカバー93を爪止め装着等して、冷蔵室14の側壁に取付けられている。
 また、照明装置80は、冷蔵室14の側壁に取付けられた状態で、導光板81の発光面84(図23A~図23C参照)が、冷蔵室14の奥のコーナ部方向を向くように配設されている。また、照明装置80においては、導光板81の発光面84を覆うカバー93の表面も、同様の方向に傾斜させて配設されている(図20及び図21参照)。
 (6.冷凍室の構成)
 次に、図3及び図6を用いて、冷凍室の構成を説明する。
 図3に示すように、冷凍室18は、冷蔵室14の下方で、かつ、冷却室23の前方に位置する。冷凍室18内には、冷凍室容器62が、扉11の引出し開閉によって出し入れ自在なるように設けられている。冷凍室容器62は、下段容器62aと、その上方に載置された上段容器62bとからなる。上述した通り、冷凍室18と冷却室23との間には、冷凍室背面板32が配置され、冷凍室背面板32と冷却室形成板31との間に、冷却室23の冷却ファン25の下流側と連通する冷凍室ダクト29が形成されている。
 図6に示すように、冷凍室背面板32には、上下複数段に亘って冷凍冷気吹出し口63が設けられている。冷凍冷気吹出し口63により、冷凍室18とともに、製氷室16及び切替室15に冷気が供給される。
 また、冷凍室18は、図6に示すように、冷凍室背面板32の下部に、冷却室23の下部に連通する、冷凍冷気戻り口64が設けられている。冷凍冷気戻り口64の冷凍室18側に、グリル67が装着され、冷却室23側に、冷凍室ダンパ68が設けられている。
 冷凍室ダンパ68は、冷凍室18に供給される冷気を開閉制御する。冷凍室ダンパ68は、耐熱性樹脂、例えばポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS樹脂)で形成されたダンパ枠体に、同様の耐熱性樹脂で形成された複数のフラップ(本実施の形態では三つのフラップ71)が設けられて構成されている。冷凍室ダンパ68は、冷凍室18とは反対側の冷却室23側に開くように構成されている。また、冷凍室ダンパ68は、冷凍ダンパ駆動用モータユニット(図示せず)によって駆動されるように構成されている。
 また、冷凍室ダンパ68は、図6に示すように、その下部が、ガラス管ヒータ26より上方に位置するように設けられている。このような構成により、除霜時にガラス管ヒータ26で熱せられた暖冷気が、確実に冷凍室ダンパ68に触れることができる。
 (7.野菜室の構成)
 次に、図3~図5、及び、図7を用いて、野菜室の構成について説明する。
 野菜室17は、図3に示すように、冷凍室18下方の冷蔵庫本体1の最下部に位置している。野菜室17には、冷凍室18と同様に、野菜室容器17aが、扉10の引出し開閉によって出し入れ自在となるように設けられている。野菜室17に冷気を供給する野菜室ダクト30は、図5及び図7に示すように、冷却室23横の冷蔵室戻りダクト58前面において、冷蔵室戻りダクト58と前後に重ね合わせて配置されている。野菜室ダクト30は、図5に示すように、その上部が、冷却室23に設けられた第2冷気供給口34に接続されている。
 第2冷気供給口34は、冷却室23の上方に位置する冷蔵室14と、冷凍室18とを仕切る、仕切板5より下方に設けられている。即ち、第2冷気供給口34は、冷凍室18の背面投影面内であって、冷却ファン25と実質的に同じ高さ位置の、冷却ファン25の下流側部分に設けられている。第2冷気供給口34に接続された野菜室ダクト30の下端は、図7に示すように、野菜室17の上部に開口していて、野菜室17に冷気を供給するように構成されている。
 野菜室ダクト30は、その上端部の側部に開口を有し、開口を第2冷気供給口34に突き合わせ接続されている。接続部近傍、具体的には冷却ファン25と実質的に同じ高さ(冷却ファン25の高さ範囲内)に、野菜室ダンパ75が組み込まれている。
 なお、本実施の形態の冷蔵庫300は、野菜室17を冷却した後の冷気が、野菜室17の天井面に設けられた野菜室戻りダクト(図示せず)を介して、冷却室23に戻されるように構成されている。
 以上のように構成された冷蔵庫300について、以下、その動作及び作用効果を説明する。
 冷蔵庫300において、冷蔵室14の温度が設定温度より高くなると、圧縮機27と冷却ファン25(図2及び図3参照)とが駆動され、冷却器24で生成された冷気が、冷却ファン25の下流側に供給される(図4参照)。
 冷却ファン25の下流側に供給された冷気は、冷蔵室ダクト28、野菜室ダクト30、冷凍室ダクト29(図5及び図6)を介して、冷蔵室14、野菜室17、及び、冷凍室18に供給され、各貯蔵室を冷却する。各貯蔵室への冷気供給は、冷蔵室ダンパ37、野菜室ダンパ75、冷凍室ダンパ68の開閉によってそれぞれ制御され、冷蔵室14、野菜室17、及び、冷凍室18は、それぞれの設定温度に冷却される。
 図5に示すように、冷蔵室14への冷気供給口となる、第1冷気供給口33と、野菜室17への冷気供給口となる、第2冷気供給口34とは、冷却室23に対し、別個に独立して設けられている。このような構成により、冷却室23から直接各ダクトへと冷気が独立して供給されるように構成されている。したがって、冷蔵室14よりも高温設定の野菜室17が設定温度に達して、野菜室ダンパ75が閉じられても、冷蔵室ダクト28へと供給される冷気量は、変化せず、野菜室ダンパ75が開かれているときと同じ量の冷気が冷蔵室ダクト28へと供給される。
 したがって、冷蔵室14の冷却は、野菜室17に冷気を供給しているときと同じレベルで行うことができ、野菜室ダンパ75の開閉に影響されることなく、安定的に行うことができる。
 また、野菜室ダクト30は、冷却室23の冷却ファン25の下流側に直接接続されて、冷却室23の前方に位置する、冷凍室18の背面投影面内で、冷却室23に接続されている。したがって、野菜室ダクト30は、冷却室23上方の冷蔵室14と冷凍室18との間を仕切る仕切板5の部分を貫通経由することがなくなり、その分だけダクト長さを短く、かつ、通路抵抗を少なくすることができる。
 その結果、野菜室ダクト30、及び、冷蔵室ダクト28等を介して循環させる冷蔵庫全体の冷気循環量を増加させることができる。即ち、冷却ファン25によって循環させる冷蔵庫全体の冷気循環量を増加することができる。したがって、冷気循環量が増加した分だけ、冷却性能を向上させることができる。
 次に、冷蔵室14内の低温貯蔵室の冷却について説明する。
 冷却室23から冷蔵室ダクト28に供給された冷気は、冷蔵室ダンパ37に設けられた低温室用ダンパ部40(図10参照)を経由して、低温室用開口61からパーシャル室21に供給される(図11及び図12)。
 パーシャル室21に供給された冷気は、図12及び図13に示すように、天井板部材50に設けられた断熱材53中の低温室用冷気通路54を介し、複数の冷気吹出し口54aから吹出し、パーシャル室21内のほぼ全域に亘って分散供給される。これにより、パーシャル室21全体を効率よく冷却でき、後述するチルド室22に比べ、パーシャル室21の容積を大きくしても、十分冷却でき、多くの食材を効率よく冷却保存することができる。
 また、低温貯蔵室用温度センサ60(図14参照)からの出力に基づき動作する、低温室用ダンパ部40の開閉によって、パーシャル室21に供給される冷気の量が制御され、パーシャル室21の冷却温度を制御することができる。したがって、パーシャル室21は、より低めの温度から比較的高めの温度まで幅広い温度帯で冷却できる。したがって、多様な食材を最適温度で冷却保存することができる。
 一方、チルド室22は、冷蔵室ダクト28に供給された冷気が、冷蔵室ダクト28の冷蔵室用ダンパ部39(図10参照)下流側に連通する冷気入口22a(図12参照)から供給され、冷却される。
 チルド室22に供給される冷気は、冷蔵室用ダンパ部39を介して供給されるので、冷蔵室温度センサ59からの出力に基づき動作する、冷蔵室用ダンパ部39の開閉によって制御され、冷蔵室14と同様に冷却が制御される。
 チルド室22は、冷蔵室14に比べかなり狭い空間であるため、チルド室22の空間内に占める新鮮冷気の割合が高い。また、チルド室22には、その下方に位置するパーシャル室21からの冷輻射も加わる。このため、冷蔵室14より若干低めの温度に冷却されるように、冷蔵室14及びチルド室22へ供給される冷気量の配分が設計されている。
 したがって、チルド室22には、冷蔵室14よりも若干低めの温度で冷却したい食材を、冷却保存することができる。
 また、チルド室22は、その下方に位置するパーシャル室21の方の温度が低めの温度に設定された場合等には、パーシャル室21からの冷輻射が強くなって、チルド室22の温度が低下し、冷えすぎの状態となることがある。
 しかしながら、このような場合には、チルド室温度センサ(図示せず)からの出力に基づき、チルド室22下部に敷設された温度調節用ヒータ49(図13参照)を発熱させ、チルド室22を設定温度に維持する。即ち、チルド室温度センサからの出力に基づき、チルド室22底面の温度調節用ヒータ49をオン及びオフさせることによって、チルド室22の温度を精度よく制御することができる。
 チルド室22の温度制御は、冷蔵室14またはパーシャル室21と同様に、ダンパを設けて冷気供給を開閉することによって行うこともできるが、この場合は、ダンパ設置スペースが必要となるため、冷蔵室容積を減じてしまう、或いは、冷蔵庫が大型化してしまう。しかしながら、本実施の形態の冷蔵庫300のように、ヒータ方式とすれば、ダンパを設けるためのスペース及び通路構成を必要とせず、簡単かつ冷蔵室容積を減じることなく、チルド室温度の制御が可能となる。
 このように、本実施の形態の冷蔵庫300の複数の低温貯蔵室、即ち、パーシャル室21及びチルド室は、それぞれの冷却温度が互いに独立して制御されることが可能な低温貯蔵室として設けられている。したがって、本実施の形態の冷蔵庫300の複数の低温貯蔵室においては、冷却温度が冷蔵室温度よりも低いものの、それぞれが互いに微妙に異なる温度で、多様な食材を最適な状態で冷却保存することができる。よって、本実施の形態によれば、冷蔵庫の使い勝手を向上させることができる。
 しかも、本実施の形態の冷蔵庫300の構成によれば、上述したように、野菜室17の冷却を制御すべく、野菜室ダンパ75が開閉されても、冷蔵室14に供給される冷気量が変化せず、一定量で安定している。よって、本実施の形態の冷蔵庫300の構成によれば、高い制御精度を必要とするチルド室22及びパーシャル室21の温度精度が、要望通り高い制御精度で行われることができる。これによって、パーシャル室21及びチルド室22各室での食材の保存品質を高めることができる。
 なお、本実施の形態の冷蔵庫300では、低温貯蔵室として、チルド室22及びパーシャル室21の2室を有する形態を例示したが、3室以上設けられていてもよい。
 次に、冷蔵室14、チルド室22、及び、パーシャル室21を冷却した後の冷気の、冷却室23への戻り動作についても説明する。
 冷蔵室14を冷却した冷気は、まずチルド室22天井面後方の冷気戻り口(チルド側)45(図13参照)、及び、チルド室扉兼把手部47下方の開口部48とチルド室容器44外周部との間隙を介して(図11参照)、チルド室22後方の冷気戻り通路部(チルド側)46へと流れる(図13参照)。
 チルド室22後方の冷気戻り通路部(チルド側)46へと流れた冷気は、パーシャル室21の天井板部材50に設けられた冷気戻り口(パーシャル側)55より、パーシャル室21後方の冷気戻り通路部(パーシャル側)56へと流れる(図13参照)。
 パーシャル室21後方の冷気戻り通路部(パーシャル側)56へと流れた冷気は、パーシャル室21の底面となる仕切板5に設けられた冷気合流戻り口57より、冷蔵室ダクト28(図4及び図14)を介して、冷却室23へと戻る。
 このとき、チルド室22を冷却した冷気は、チルド室容器44から溢れ出てチルド室22内の冷気戻り通路部(チルド側)46で、冷蔵室14からの冷気と合流し、パーシャル室21の天井板部材50に設けられた冷蔵冷気戻り口(パーシャル側)55より、パーシャル室21後方の冷気戻り通路部(パーシャル側)56を通り、冷気合流戻り口57より、冷蔵室ダクト28介して、冷却室23へと戻る。
 また、パーシャル室21の冷気は、パーシャル室容器52から溢れ出てパーシャル室21後方の冷気戻り通路部(パーシャル側)56へと流れ、冷蔵室14及びチルド室22からの冷気と合流して、冷気合流戻り口57より冷蔵室ダクト28介して冷却室23へと戻る。
 このように、冷蔵庫300は、冷蔵室14内のチルド室22及びパーシャル室21の後方に設けられた冷気戻り通路部(チルド側)46及び冷気戻り通路部(パーシャル側)56と、冷気戻り口(チルド側)45及び冷気戻り口(パーシャル側)55とを介して、冷蔵室14の冷気及びチルド室22とパーシャル室21の各冷気を、冷却室23に戻すことができる。したがって、これら各貯蔵室の冷気を冷却室23へと戻すダクト部を、冷蔵室ダクト28に沿って冷蔵室14内に別途設ける必要がなくなる。よって、その分、冷蔵室14の内容積を増加させることができ、より多くの食材を冷却保存できる。
 また、冷蔵室14からチルド室22を経由して冷気合流戻り口57へと流れる冷気戻り通路部(パーシャル側)56内の冷気の主流は、冷気戻り口(パーシャル側)55と冷気合流戻り口57とを結ぶ線上にある。この主流冷気は、チルド室冷気及びパーシャル室冷気を含むものの、その大部分は冷蔵室冷気である。冷蔵庫300では、主流冷気が流れる冷気戻り口(パーシャル側)55と、冷気合流戻り口57との間に、冷蔵室温度センサ59が設けられている。このような構成により、冷蔵室14の温度を正確に検出することができる。したがって、冷蔵室14の温度を精度良く、設定温度に制御することができる。
 また、図14に示すように、パーシャル室21の低温貯蔵室用温度センサ60は、パーシャル室21内の冷気戻り通路部(パーシャル側)56の冷気流れが主流となる、冷気戻り口(パーシャル側)55と、冷気合流戻り口57との線上以外の部分(本実施の形態では、冷蔵室温度センサ59と、野菜室ダクト30を挟んで反対側の対角部分)に設けられている。したがって、パーシャル室21の温度も正確に検出され、精度よく制御することができる。即ち、冷蔵庫300を前方から見たときの、冷蔵室温度センサ59とは、冷蔵室ダクト28を挟んで左右方向における反対側の対角部分は、冷蔵室冷気が少なく、この部分を流れる冷気の大部分は、パーシャル室21内の冷気であって、パーシャル室21内の冷気が漂っている。よって、パーシャル室21内の温度も正確に検出でき、精度の高い温度制御ができる。
 これは、図示していないチルド室22用の温度センサも同様である。この場合は、冷気戻り通路部(チルド側)46の冷蔵室温度センサ59とは、冷蔵室ダクト28を挟んで反対側の対角部分に、チルド室22用の温度センサを設けておけば、同様効果が得られる。よって、本実施の形態によれば、チルド室22についても精度の高い温度制御を行うことができる。
 また、冷蔵室温度センサ59または低温貯蔵室用温度センサ60等のセンサ類は、冷蔵室ダクト28のダクトカバー28b(図10参照)に取付けられている。このような構成により、ダクトカバー28bの冷蔵室14内への装着によって、センサ類を所定位置に組み込むことができる。したがって、ダクトカバー28bと各センサとを別々に組み込む場合に比べ、その作業性を大幅に向上させることができ、生産性を高めることができる。
 さらに、冷蔵室14内での冷気戻り通路部を構成する冷気戻り口(チルド側)45及び冷気戻り口(パーシャル側)55と冷気合流戻り口57とは、例えば冷蔵庫300を前方から見たときの左右方向において、互いに位置をずらして設けられている。したがって、冷気戻り口(チルド側)45或いは冷気戻り口(パーシャル側)55から冷気戻り口(チルド側)45を介して食材等の屑が落下するようなことがあっても、これが冷気合流戻り口57上に落ちてこれを詰まらせたり、開口面積を減じたりすることを防止でき、長期間に亘って良好な冷気戻り性能を維持することができる。
 以上のように、本実施の形態の冷蔵庫300は、冷蔵温度帯近くであって、それよりも若干低い温度で低温保存される、多様な食材を、それぞれに適した温度、若しくは、その適温により近い温度で、冷却保存することが可能となり、冷蔵庫の使い勝手を大きく向上させることができる。
 また、本実施の形態の冷蔵庫300は、次のような作用効果も有している。
 即ち、冷蔵庫300は、冷蔵室14に照明装置80が設けられている。照明装置80は、少ない光源で見栄えの良い照明が可能に構成されている。
 詳述すると、冷蔵室14の照明装置80は、図23A~図23Cに示すように、導光板81の長手方向の一端に設けられた受光面83が、光源86と対向するよう配置されている。光源86を点灯すると、その光は、導光板81の長手方向の一端の受光面83から導光板81内に入射し、光源86の光によって導光板81の発光面84が明るく発光する。導光板81の発光は、発光面84全体が発光するので、光の切れ目が発生しない。したがって、少ない光源86で冷蔵室14内を照射することができ、かつ、光の切れ目のない照明ができる。このような構成により、安価で意匠性の優れた照明装置を有する冷蔵庫300を得ることができる。
 また、本実施の形態の冷蔵庫300では、導光板81は、発光面84と対向する面に、微細な凹凸若しくは凹凸条が形成されている。このような構成により、受光面83から入射した光が効率よく発光面84へと向かい、発光面84の輝度が向上する。したがって、より明るい照明が可能となる。なお、導光板81の構成は、この形態に限られず、微細な凹凸若しくは凹凸条に代えて、発光面84と対向する面に反射シートを設ける等してもよい。このような構成によっても、同様の効果が得られる。
 また、本実施の形態の照明装置80によれば、照明装置80を設けることによって生じる冷蔵室14の断熱性能低下を抑制でき、良好な断熱性能を確保することができるという効果がある。
 即ち、一般的に、冷蔵室内の照明装置は、上述したように、複数の光源が照明用基板に列接されて構成されており、このような基板が、冷蔵室壁面に埋設して付設されている。このような照明装置は、照明装置の全長に亘って光源と照明用基板とがセットになっているため、照明装置全体がある程度の厚みを持つことになり、照明装置が埋設された部分の冷蔵室の壁厚が薄くなる。また、照明装置における光源と照明用基板とのセット部分は、ある一定範囲の長さを有するため、冷蔵室壁面の壁厚が薄くなる部分も長くなり、冷蔵室の断熱性能を低下させる。
 しかしながら、本実施の形態の照明装置80は、図23A~図23Cに示すように、導光板81の長手方向の一端、即ち、導光板81の短辺側に、受光面83が設けられている。照明装置80において、導光板81の受光面83が形成された短辺側のみに、光源ユニット82の光源用基板88を対向させて、導光板81及び光源用基板88が配置されている。このような構成により、照明装置80の大部分を占める導光板81部分は、光源用基板88が存在しないので、厚みを薄くすることが可能となる。したがって、光源用基板88の厚みを薄く形成することができる分、冷蔵室14の壁厚を厚くして良好な断熱性を確保することができる。即ち、少なくとも図19のTで示す分、冷蔵室14の壁厚を厚くして良好な断熱性を確保することができる。
 なお、導光板81端部の光源用基板88が配置されている部分では、冷蔵室14の壁厚が薄くなるが、光源用基板88が配置されている部分が照明装置80全体に占める割合は、導光板81が照明装置80全体に占める割合に比べて極めて少ないので、冷蔵室14の断熱性に対する影響は、微々たるものに抑制できる。
 以上述べたように、本実施の形態の冷蔵庫300の構成によれば、冷蔵室14の壁厚を厚くしてその断熱性を高めることができ、省エネルギ性の高い冷蔵庫が得られる。
 また、本実施の形態の冷蔵庫300の構成によれば、上述したように、冷蔵室14の壁厚を厚くすることができるので、冷蔵室14の壁を構成する外箱2と内箱3との間に充填される発泡断熱材4の流れを良くすることができる。即ち、冷蔵室14の壁を構成する外箱2と内箱3との間に発泡ウレタン等の発泡断熱材4を充填する際、照明装置80の導光板81が配置されている部分は、冷蔵室14の壁厚が厚いので材料の流動性が良い。一方、光源用基板88が配置されている部分では、壁厚が薄いので流れが悪くなるものの、間隔の狭くなる部分は、照明装置80全体においてわずかな部分である。したがって、全体として、発泡断熱材4の流動性を良好にすることができる。
 したがって、冷蔵室14の壁の、照明装置80が設けられた部分に、発泡断熱材4が充填されない空間ができるようなことを防止でき、発泡断熱材4の充填密度を高めることができる。よって、断熱性をさらに良好なものとすることができる。
 また、本実施の形態の冷蔵庫300では、光源ユニット82の光源用基板88には、コネクタ87が設けられている。このような構成により、光源用基板88の最大長は、コネクタ87を設けられた分だけ大きくなって、その分、冷蔵室14の壁厚が薄くなる。しかしながら、光源用基板88を含む光源ユニット82が照明装置80全体に占める割合は、上述の通り、導光板81部分が照明装置80全体に占める割合に比べはるかに少ない。したがって、冷蔵室14の断熱性に対する影響を微々たるものに抑制できる。しかも、本実施の形態の冷蔵庫300の構成によれば、冷蔵室14の断熱性に対する影響を抑制しつつ、光源ユニット82に対するリード線接続の容易化を図ることができる。更に、リード線を光源用基板88に直接半田付けした場合に懸念される半田付け部分での断線等を防止することができ、省エネルギ性の確保とともに、品質の安定化も図ることができる。
 また、図23A~図23Cに示すように、光源ユニット82の光源86と、導光板81の受光面83との間は、遮光性のカバー部材89で覆われている。このような構成により、光源86を導光板81の受光面83から若干離して設置することができる。これにより、導光板81が熱膨張を起こしても、この熱膨張により導光板81が光源86を圧迫し、これを損傷させてしまう等の不具合を防止できる。また、このような構成としていても、光源86と導光板81の受光面83との間から光が漏れること、換言すると、導光板81端部付近が明るくなりすぎることを防止できる。つまり、光源86の損傷防止と、光漏洩防止とを両立でき、信頼性を向上すると同時に、見栄えも向上させることができる。
 加えて、照明装置80の導光板81は、光源86とは反対側の端部も、補助カバー部材90で覆われている。このような構成により、導光板81の、光源86が配置されていない端部からの光漏れも防止でき、見栄えを向上させることができる。また、補助カバー部材90を、光源86からの光を光源86側に向けて反射させることができるように構成することにより、導光板81端部からの光漏れを防止すると同時に、導光板81の発光をより明るいものとすることができる。よって、このような構成により、更に良好な照明が可能となる。
 なお、導光板81の長手方向の他端にも、光源86が設けられていてもよい。このような構成により、導光板81の発光をより明るくすることができ、一段と高いレベルでの照明が可能となる。
 一方、冷蔵室14は、複数の透光性の棚板20を有しているが(図3及び図17参照)、照明装置80は、図17に示すように、棚板20の前端より前方の冷蔵室14の壁面に設けられている。このような構成により、各棚板20間の空間には、各棚板20の前端から照明装置80の光が差し込むようになる。したがって、照明装置80から遠く離れた部分の棚板20上の食材も明るく照射することが可能となり、冷蔵室14内の視認性を高めることができる。
 また、照明装置80の導光板81は、冷蔵室14の奥方向に向かって光を照射するように、発光面84の向きが設定されて配置されている。このような構成により、冷蔵室14の奥まで明るく照射することができ、冷蔵室14内の視認性を高めることができる。
 また、照明装置80は、冷蔵室14の壁面に付設するに際し、光源ユニット82部分は、冷蔵室14上部、即ち、光源ユニット82が導光板81の上部に位置するように配置されている。これにより、光源86の点灯によって光源ユニット82部分が温度上昇しても、光源ユニット82部分が位置する冷蔵室14の上部は、比較的温度が高くなっている部分であるので、冷蔵室14の冷却に対する影響は軽減でき、省エネルギ性を高めることができる。加えて、光源ユニット82が導光板81の下部に設けられている場合は、導光板81に結露等によって生じた水滴が流下して、光源86等の充電部にかるようなことが懸念されるが、本実施の形態の冷蔵庫300の構成によれば、このような不具合が発生することも回避することができ、安全性も高めることができる。
 なお、図17及び図18では、照明装置80は、冷蔵室14の側壁に設けられた態様を例示したが、本開示は、この態様に限られない。照明装置80は、図24及び図28に示すように、冷蔵室14内の冷蔵室ダクト28の側面部に、上下方向に付設されてもよく、図25及び図26に示すように、冷蔵室14の背面に、上下方向に設けられていてもよく、或いは、図29及び図30に示すように、冷蔵室14の天面に、左右方向に設けられていてもよく、或いは、これらの形態を組み合わせて(例えば、冷蔵室14の天面及び背面に)設けられていてもよい。
 ここで、冷蔵室ダクト28の側面部に照明装置80が付設された構成を、図24~図28を用いて説明する。
 図24~図28において、照明装置80そのものの構成は、上述した照明装置80と同じであるが、照明装置80は、導光板81が、冷蔵室ダクト28の側面(図24~図28においては、両側面)に沿って位置するように、上下方向に配置されている。また、導光板81は、図28に示すように、冷蔵室ダクト28の側壁に設けられた冷気吹吐出口28cを塞がない位置に配置されている。図28に示す例では、冷気吐出口28cが導光板81より後方に位置するように設けられているが、前方に位置するように設けられてもよい。
 なお、照明装置80の配置に際して、導光板81は、受光面83が斜め前方を向くように配置する以外は、上述した照明装置80が冷蔵室14の側壁に設けられる場合と同じ構成であるため、上述した、照明装置80が冷蔵室14の側壁に設けられる場合と同じ構成については、同一図番及び同一符号を附記して、その詳細な説明はここでは省略する。
 以上述べたように、照明装置80を冷蔵室ダクト28の側面(本開示では、両側面)に設けることによって、暗くなりがちな冷蔵室14の奥部分を効果的に明るくすることができる。
 また、本実施の形態の冷蔵庫300は、更に次のような効果も併せ持っている。
 即ち、本実施の形態の冷蔵庫300の野菜室17に設けられた野菜室ダンパ75は、上述の通り、冷却室23の冷却ファン25とオーバーラップする高さに設けられている。このような構成により、冷却性能向上効果を生かしつつ、動作不良を防止して冷蔵庫の信頼性を確保することができる。
 詳述すると、野菜室17は、比較的高い温度に設定され、湿度も高い状態となっているため、野菜室ダンパ75が閉じられて、冷気循環が停止しているとき、この湿度の高い暖冷気が、野菜室17内から野菜室ダクト30内へと逆流する場合がある。この湿度の高い暖冷気が野菜室ダンパ75に触れると、湿気が結露し、この結露した結露水が、野菜室17の冷却再開時、野菜室17へと供給される冷気によって氷結し、野菜室ダンパ75が開閉不良となる場合がある。
 しかしながら、本実施の形態の冷蔵庫300では、野菜室ダンパ75が冷却ファン25とオーバーラップする高さに設けられている。このような構成により、野菜室17から野菜室ダンパ75までの距離を確保することができる。具体的には、野菜室ダンパ75を、冷却器24の高さ寸法分だけ、野菜室17から上方へと離すことができる。したがって、冷気循環停止時に野菜室17内の湿度の高い暖冷気が野菜室ダクト30内に上昇して野菜室ダンパ75に達し、これが結露することを抑制することができる。
 したがって、本実施の形態の冷蔵庫300の構成によれば、野菜室17への冷気循環再開時に野菜室ダンパ75が氷結して動作不良を起こすことを防止でき、信頼性を確保することができる。
 また、本実施の形態の冷蔵庫300の冷凍室18には、冷凍室ダンパ68が設けられているが、冷凍室ダンパ68は、図4及び図6に示すように、冷凍室18の冷凍冷気吹出し口63側ではなく、冷凍室18下部の冷凍冷気戻り口64(図3および図6参照)側に設けられている。
 具体的には、冷凍室18の上部には、冷凍冷気吹出し口63が設けられている。冷凍冷気吹出し口63は、本実施の形態では、図4に示すように、冷却室23の前面の2箇所に、互いに隣り合わせに設けられている。また、冷凍冷気吹出し口63は、図6に示すように、冷却室23の冷却ファン下流側と連通している。このため、冷却器24の除霜運転時、除霜した後の高湿の暖冷気がそのドラフトで冷却室23を上昇して冷凍冷気吹出し口63まで達する。したがって、冷凍冷気吹出し口63側に冷凍室ダンパ68が設けられていると、高温高湿の暖冷気が冷凍室ダンパ68に触れて結露し、除霜運転終了後の冷却運転再開時に結氷して動作不良を起こす虞がある。この結氷を防止するために、冷凍室ダンパ68に結氷防止専用のヒータ等を設ける必要があり、構成が複雑化する。
 しかしながら、本実施の形態のように、冷凍室ダンパ68が冷却室下部の冷凍冷気戻り口64に設けられていることにより、除霜時に発生する高湿の暖冷気は、その大部分がドラフトで冷凍冷気戻り口64より上方で発生することになり、そのまま上昇する。したがって、冷凍室ダンパ68に触れる暖冷気はごく少量かつ湿度も少なくなり、その結果、結露して生じる結氷も軽微なものとなる。しかも、結氷の発生を、除霜のためのガラス管ヒータ26による余熱で防止することができる。したがって、本実施の形態の冷蔵庫300の構成によれば、冷凍室ダンパ68の動作を安定させることができる。また、本実施の形態の冷蔵庫300においては、結氷防止に、除霜用のガラス管ヒータ26が利用されており、除霜専用のヒータ等を必要としないため、構成を簡素化することができる。
 したがって、本実施の形態の冷蔵庫300の冷凍室18は、構成の簡素化を図りつつ、安定したダンパ動作を得ることができる。これにより、冷凍室18の温度制御精度を向上させと同時に、冷蔵庫300の信頼性を向上させることができる。
 また、本実施の形態の冷蔵庫300においては、冷凍室ダンパ68は、複数のフラップ71の組み合わせで構成されている。このような構成により、各フラップ71が開かれたときの前後幅寸法は、一枚フラップで構成されている場合に比べ、大幅に小さくすることができる。したがって、冷凍室ダンパ68自体をコンパクト化できると同時に、冷凍室ダンパ68を設けるスペースも大幅に縮小することができ、その分、冷凍室18内の容積を増加させることができる。
 加えて、冷凍室ダンパ68の各フラップ71は、冷却室23側に向かって開くように設けられている。このような構成によっても、冷凍室18内の容積を増加させることができる。即ち、各フラップ71が冷凍室18側に向かって開かれるように構成されている場合は、各フラップ71が冷凍室18側に突出する形となって、その突出分、冷凍室容器62を前方に位置させなければならなくなり、冷凍室容器62の容積、つまり冷凍室18の容積を、少なくせざるを得なくなる。しかし、本実施の形態の冷蔵庫300のような構成によれば、このようなことを解消することができ、冷凍室18の容積を増加させることができる。
 以上述べたように、本開示の一例による冷蔵庫300は、冷蔵庫本体1と、冷蔵庫本体1に設けられた冷蔵室14と、冷蔵室14の壁面に設けられた照明装置80とを備える。照明装置80は、光源86と、細長い導光板81とを有する。光源86は、導光板81の長手方向の少なくとも一端に対向させて配置されている。
 このような構成により、光源86の点灯によって導光板81が発光するので、少ない光源で所定寸法範囲を明るくすることができる。しかも、導光板81は、その全体が帯状に発光するので、光の切れ目がなくなる。よって、このような構成により、美観を向上させることができ、意匠性の優れた冷蔵庫を提供することができる。また、光源が少なくて済むため、製造コストを抑えることができ、安価に冷蔵庫を提供することができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫300において、照明装置80は、光源86と、光源86が設置される光源用基板88とで構成された光源ユニット82を有していてもよい。また、導光板81は、長手方向の一端に設けられた受光面83を有していてもよい。また、光源ユニット82の光源用基板88は、受光面83に対向させて配置されていてもよい。
 このような構成により、光源86の光によって明るく発光する導光板81は、その長手部分には、光源86及び光源用基板88が存在しないので、導光板81を薄く形成することができ、その分、冷蔵室14の壁厚を厚くすることができる。よって、このような構成により、冷蔵室14の断熱性を向上させることができる。
 また、このような構成において、導光板81の長手方向の一端の受光面83に対向する光源用基板88は、導光板81の厚みよりも、導光板81の厚み方向における寸法が大きい場合、照明装置80の光源用基板88が配置されている部分では、冷蔵室14の壁厚が薄くなる。しかしながら、光源用基板88が設けられている部分が照明装置80全体に占める割合は、極めて少ないので、冷蔵室14の断熱性に対する影響を微々たるものに抑制できる。よって、このような構成によっても、断熱性が高く、省エネルギ性の高い冷蔵庫が得られる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫300において、照明装置80は、光源86と導光板81との間に遮光性のカバー部材89を有していてもよい。
 このような構成により、導光板81が光源86の点灯及び消灯によって熱収縮しても、光源86を圧迫し、これを損傷させてしまうことを防止できる。さらに、光源86からの光が光源86と導光板81の端部との間から漏れて導光板81端部付近が明るくなりすぎることを防止でき、信頼性が高くかつ見栄えの良い照明が得られる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫300において、照明装置80の導光板81の長手方向の他端(光源86と対向している一端とは反対側の端)が、補助カバー部材90で覆われていてもよい。
 このような構成により、光源86からの光が導光板81の端面から漏れることを防止でき、導光板81の光源86とは反対側の端部が明るくなりすぎることを防止できる。よって、このような構成により、見栄えの良い照明が得られる。また、本開示の一例による冷蔵庫300は、補助カバー部材89により、照明装置80内の光を反射させるよう構成されている。このような構成により、光源86からの光を光源86側及び導光板81に向けて反射させることができるので、導光板81全体をより明るく発光させることができ、良好な照明を実現することができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫300において、照明装置80は、光源ユニット82が配置されている部分が冷蔵室14の上部に位置するように、冷蔵室14の壁面に配設されていてもよい。
 このような構成により、光源86の点灯によって、照明装置80の光源ユニット82が配置されている部分(光源ユニット部分)が温度上昇しても、光源ユニット部分が位置する冷蔵室14の上部は、比較的温度が高くなっている部分であるので、冷蔵室14の冷却に対する影響は軽減できる。よって、このような構成により、冷蔵庫の省エネルギ性を高めることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫300において、冷蔵室14が、透光性材料からなる複数の棚板20を有していてもよい。また、照明装置80が、複数の棚板20の前端より前方の冷蔵室14の壁面に設けられていてもよい。
 このような構成により、複数の棚板20の、棚板20間の空間には、各棚板20の前端から照明装置80の光が差し込むようになり、照明装置80から遠く離れた部分の棚板20上の食材も明るく照射することが可能となり、冷蔵室14内の視認性を向上させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫300において、照明装置80は、導光板81が冷蔵室14の奥に向かって光を照射するように、配設されていてもよい。
 このような構成により、冷蔵室14の奥まで明るく照射することができ、冷蔵室14内の視認性を向上させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫300において、照明装置80は、導光板81が冷蔵室14の天面の左右方向に沿って設けられるよう、冷蔵室14の壁面に配設されていてもよい。
 このような構成により、冷蔵室14内を上方から効率よく照射することができ、冷蔵室14内の視認性を向上させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫300において、照明装置80は、導光板81が冷蔵室14の側面に上下方向に沿って設けられるよう、冷蔵室14の壁面に配置されていてもよい。
 このような構成により、冷蔵室14内を側面から効率よく照射することができ、冷蔵室14内の視認性を向上させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫300は、冷蔵室14の背面に上下方向に沿って設けられた冷蔵室ダクト28を更に有していてもよい。この場合、照明装置80は、導光板81が冷蔵室ダクト28の側面部において、上下方向に沿って設けられるよう、冷蔵室ダクト28の側面部に配設されていてもよい。
 このような構成により、暗くなりがちな冷蔵室14の奥部を効率よく照射し、明るくすることができる。よって、このような構成により、冷蔵室1内の視認性を向上させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫300は、冷蔵庫本体1と、冷蔵庫本体1に設けられた冷蔵室14と、冷蔵室14に供給する冷気を生成する冷却室23と、冷却室23からの冷気を冷蔵室14へと案内する冷蔵室ダクト28と、冷蔵室14内に設けられた複数の低温貯蔵室21,22とを備える。本開示の一例による冷蔵庫300は、各低温貯蔵室21,22が互いに異なる温度で冷却されるよう、構成されている。
 このような構成により、新温度帯で低温保存されることが好ましい多様な食材を、それぞれに適した温度、或いは、適温により近い温度に設定され、かつ、互いに異なる温度に設定された複数の低温貯蔵室21,22に分けて冷却保存することが可能となる。よって、このような構成により、冷蔵庫の使い勝手を大きく向上させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫300は、冷蔵室ダクト28から、複数の低温貯蔵室21,22それぞれに供給される冷気の量が可変となるように構成されていてもよい。また、本開示の一例による冷蔵庫300は、複数の低温貯蔵室21,22それぞれに供給される冷気の量を可変とするダンパ部(低温室用ダンパ部40)を有していてもよい。また、本開示の一例による冷蔵庫300は、複数の低温貯蔵室21,22それぞれに、冷気戻り口45,55及び冷気戻り通路部46,56が設けられていてもよい。また、本開示の一例による冷蔵庫300は、複数の低温貯蔵室21,22それぞれの冷気戻り口45,55及び冷気戻り通路部46,56が、複数の低温貯蔵室21,22それぞれにおける空間を利用して、形成されていてもよい。このような構成により、複数の低温貯蔵室21,22それぞれを互いに異なる温度で冷却することが可能となる。また、このような構成により、簡単な構成で複数の低温貯蔵室21,22それぞれに供給される冷気の量を可変とすることができ、安価に冷蔵庫を提供することができる。また、このような構成により、複数の低温貯蔵室21,22を、互いに異なる複数の冷却温度で冷却することができるため、多様な食材を、各食材に最適な冷却温度の低温貯蔵室に、分別して冷却することが可能となる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫300は、複数の低温貯蔵室21,22のうちの少なくとも一つは、その低温貯蔵室の天井面から冷気が分散供給されるように構成されていてもよい。また、複数の低温貯蔵室21,22のうちの他の低温貯蔵室は、その低温貯蔵室の背面から冷気が供給されるように構成されていてもよい。
 このような構成により、天井面から冷気が分散供給される低温貯蔵室は、低温貯蔵室全体に亘って効率よく冷気が供給されるので、背面から冷気が供給されるよう構成された低温貯蔵室に比べ、その容積を大きくすることができる。さらに、背面から冷気が供給される低温貯蔵室は、冷気供給量が少なくなって、若干高めの温度に設定された低温貯蔵室とすることもできる。このような構成により、異なる温度に冷却保存される食品の多様化にも効率よく対応することができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫300において、複数の低温貯蔵室21,22は、二つの低温貯蔵室(第1低温貯蔵室21及び第2低温貯蔵室22)で構成されていてもよい。この場合、第1低温貯蔵室21は、第2低温貯蔵室22よりも下方に位置し、かつ、低め温度に設定されていてもよい。また、この場合、第2低温貯蔵室22は、第1低温貯蔵室21よりも上方に位置し、かつ、第1低温貯蔵室21よりも若干高めの温度に設定されていてもよい。
 このような構成により、複数の低温貯蔵室21,22が上下に重ねて設けられた場合に懸念される、低め温度に設定された第1低温貯蔵室21から、高め温度に設定された第2低温貯蔵室22への冷輻射の影響を低減することができる。また、このような構成により、第1低温貯蔵室21及び第2低温貯蔵室22それぞれの温度を、それぞれの設定温度に維持することが容易となる。これにより、多様な食材をより最適な状態で冷却保存することができる。即ち、低め温度に設定された低温貯蔵室を上方に設けると、冷気の沈降作用によって、下方に位置する低温貯蔵室の底部温度がより低くなり、下方に位置する低温貯蔵室に対する冷輻射が強烈なものとなる。しかしながら、本開示の一例による冷蔵庫300の構成によれば、そのようなことがなくなり、良好な冷却保存が可能となる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫300は、複数の低温貯蔵室21,22のうち、低め温度に設定された低温貯蔵室(第1低温貯蔵室21)の天井面に、断熱構造を有していてもよい。また、本開示の一例による冷蔵庫において、低め温度に設定された低温貯蔵室(第1低温貯蔵室21)の天井面の、断熱構造を有する部分に、冷気を分散供給する冷気吹出し口が設けられていてもよい。
 このような構成により、低め温度に設定された低温貯蔵室(第1低温貯蔵室21)は、その全体に冷気を効率よく行き渡らせることができるようになり、低め温度に設定して内部に収納した食材を、均等にかつ良好に、低め温度に冷却保存することができる。さらに、低め温度に設定された低温貯蔵室(第1低温貯蔵室21)の上方に位置する、高め温度に設定された低温貯蔵室(第2低温貯蔵室22)への冷輻射を、天井面の断熱構造によって抑制することができる。これにより、高め温度に設定された低温貯蔵室(第2低温貯蔵室22)に収納された食材も良好に冷却保存することができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫300は、複数の低温貯蔵室21,22のうち、少なくとも、冷蔵室14内において上方に位置しかつ高め温度に設定された低温貯蔵室(第2低温貯蔵室22)に、底面にヒータ(温度調節用ヒータ49)が敷設されていてもよい。
 このような構成により、低め温度に設定された低温貯蔵室(第1低温貯蔵室21)からの冷輻射によって、冷蔵室14内において上方に位置する、高め温度に設定された低温貯蔵室(第2低温貯蔵室22)の温度が、設定温度より低くなりすぎるような場合には、ヒータ49を発熱させて設定温度に維持することができる。したがって、このような構成により、高め温度に設定された低温貯蔵室(第2低温貯蔵室22)に収納された食材を冷やしすぎることなく、良好に冷却保存することができる冷蔵庫を提供することができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫300において、複数の低温貯蔵室21,22は、それぞれ内部に容器44,52を備えていてもよい。この場合、各容器44,52の後端面と、複数の低温貯蔵室21,22それぞれの背面壁との間に、冷蔵室14及び複数の低温貯蔵室21,22それぞれからの冷気を冷却室23に戻す、冷気戻り通路部46,56が、それぞれ設けられていてもよい。
 このような構成により、冷蔵室14及び複数の低温貯蔵室21,22それぞれを流れた冷気を、各低温貯蔵室21,22の後方の空間を利用して、複数の低温貯蔵室21,22それぞれの背部に設けられた冷気戻り通路部46,56を介して、冷却室23に戻すことができる。したがって、別途冷気ダクトを設ける必要がなくなり、その分、冷蔵室14に設けられた複数の低温貯蔵室21,22の容積を増加させることができ、より多くの食材を冷蔵保存することが可能となる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫300は、複数の低温貯蔵室21,22のうち、冷蔵室14内において下方に位置する低温貯蔵室21は、左右いずれか一方側の側部に、製氷用貯水タンク65が設置されていてもよい。また、複数の低温貯蔵室21,22のうち、冷蔵室内において下方に位置する低温貯蔵室21の前扉は、製氷用貯水タンク65の前面部と一体感を持つデザインを有するよう構成されていてもよい。
 このような構成により、低温貯蔵室21の前面部の意匠性が高まり、冷蔵室14の扉が開かれた際の見栄えが向上し、冷蔵庫の品位を向上させることができる。さらに、複数の低温貯蔵室21,22のうち、冷蔵室14において上方に位置する低温貯蔵室22の前扉のデザインも、下方に位置する低温貯蔵室21の前扉のデザインと、統一のデザインとすることによって、更にその意匠性を高めることができる。
 以上、本開示について、実施の形態の例を用いて説明したが、本開示は、上述した例に限定されるものではない。すなわち、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。つまり、本開示の範囲は、上述した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
 以上述べたように、本開示は、少ない光源で見栄えの良い照明が可能な、安価で品位の高い冷蔵庫を提供する。また、本開示は、冷蔵温度帯近くであって、それよりも若干低い温度で食品等を低温保存でき、食材の多様化に対応した使い勝手の良い冷蔵庫を提供する。よって、本開示は、家庭用及び業務用等、様々な種類及び大きさの冷蔵庫並びにその他冷蔵装置等に適用することができる。
 1  冷蔵庫本体
 4  発泡断熱材
 7,8,9,10,11  扉
 14  冷蔵室
 20  棚板
 21  低温貯蔵室(パーシャル室)
 22  低温貯蔵室(チルド室)
 22a  冷気入口
 23  冷却室
 25  冷却ファン
 28  冷蔵室ダクト
 29  冷凍室ダクト
 30  野菜室ダクト
 37  冷蔵室ダンパ
 39  冷蔵室用ダンパ部
 40  低温室用ダンパ部
 44  チルド室容器
 45  冷気戻り口(チルド側)
 46  冷気戻り通路部(チルド側)
 47  チルド室扉兼把手部
 49  温度調節用ヒータ(ヒータ)
 50  天井板部材
 52  パーシャル室容器
 53  断熱材
 54  低温室用冷気通路
 54a  冷気吹出し口
 55  冷気戻り口(パーシャル側)
 56  冷気戻り通路部(パーシャル側)
 57  冷気合流戻り口
 58  冷蔵室戻りダクト
 59  冷蔵室温度センサ
 60  低温貯蔵室用温度センサ
 61  低温室用開口
 63  冷凍冷気吹出し口
 64  冷凍冷気戻り口
 65  貯水タンク
 71  フラップ
 75  野菜室ダンパ
 80  照明装置
 81  導光板
 82  光源ユニット
 83  受光面
 84  発光面
 85  面
 86  光源
 87  コネクタ
 88  光源用基板
 89  カバー部材
 90  補助カバー部材
 91  凹状部
 92  凹状ケース
 93  カバー

Claims (10)

  1. 冷蔵庫本体と、
    前記冷蔵庫本体に設けられた冷蔵室と、
    前記冷蔵室の壁面に設けられた照明装置とを備え、
    前記照明装置は、光源と、細長い導光板とを有し、
    前記光源は、前記導光板の長手方向の一端に対向させて配置された冷蔵庫。
  2. 前記照明装置は、前記光源と、前記光源が設置される光源用基板とで構成された光源ユニットを有し、
    前記導光板は、長手方向の前記一端に受光面を有し、
    前記光源ユニットの前記光源用基板は、前記受光面に対向させて配置された請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記照明装置は、前記光源と前記導光板との間に設けられた遮光性のカバー部材を有する
    請求項1または2記載の冷蔵庫。
  4. 前記照明装置の前記導光板の長手方向の他端が、補助カバー部材で覆われた請求項1~3のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  5. 前記照明装置は、前記光源ユニットが配置されている部分が前記冷蔵室の上部に位置するように、前記冷蔵室の前記壁面に配設された請求項1~4のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  6. 前記冷蔵室は、透光性材料からなる複数の棚板を有し、
    前記照明装置は、前記複数の棚板の前端より前方の前記冷蔵室の前記壁面に設けられた請求項1~5のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  7. 前記照明装置は、前記導光板が前記冷蔵室の奥に向かって光を照射するように、前記冷蔵室の前記壁面に配設された請求項1~6のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  8. 前記照明装置は、前記導光板が前記冷蔵室の天面の左右方向に沿って設けられるように、前記冷蔵室の前記壁面に配設された請求項1~7のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  9. 前記照明装置は、前記導光板が前記冷蔵室の側面に上下方向に沿って設けられるように、前記冷蔵室の前記壁面に配設された請求項1~7のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  10. 前記冷蔵室の背面に上下方向に沿って設けられた冷蔵室ダクトを更に有し、
    前記照明装置は、前記導光板が前記冷蔵室ダクトの側面部に上下方向に沿って設けられるように、前記冷蔵室の前記壁面に配設された請求項1~7のいずれか1項記載の冷蔵庫。
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