JP2015161455A - 冷蔵庫の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内箱の変形を防止して組立性を向上できる冷蔵庫の製造方法を提供する。
【解決手段】貯蔵室の内壁を形成する内箱と内壁の外側に配される外箱との間に発泡断熱材を充填した断熱箱体を備え、内箱に開口する開口部11aを有して貯蔵室の壁面に凹設される一方向に延びた照明室内に照明装置を配した冷蔵庫の製造方法において、内箱を成形するとともに短手方向の両端をブリッジ部11bにより連結された開口部11aを形成する内箱形成工程と、内箱と外箱との間に発泡断熱材を充填する充填工程と、充填工程の後にブリッジ部11bを除去する除去工程とを備えた。
【選択図】図5

Description

本発明は、貯蔵室内に照明装置を備えた冷蔵庫の製造方法に関する。
貯蔵室内に照明装置を備えた冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は、貯蔵室の内壁を形成する内箱と内壁の外側に配される外箱との間に発泡断熱材を充填した断熱箱体を備える。貯蔵室の側壁面の前部には照明室が凹設される。照明室は内箱に開口する開口部を有して上下方向に延びている。照明室内には照明装置が配される。照明装置は照明室の上下方向に延びる基板と、基板上に実装される複数のLEDとを有する。貯蔵室の扉を開くと、LEDに通電して貯蔵室内が照明される。
特開2008―39359号公報(第5頁、第6頁、第2図、第3図)
上記従来の冷蔵庫によると、内箱には上下方向(長手方向)に延びる開口部が開口している。開口部は内箱を形成する工程の中で開口されるため、内箱の輸送時や保管時に特に開口部近傍で内箱の変形等が生じるおそれがある。そこで、開口部の前後方向(短手方向)の両端を連結する連結部を内箱と一体に形成し、冷蔵庫の製造工程における内箱の変形等を防止するのが一般的である。そして、上下方向に延びる照明装置は弾性により湾曲して連結部の上方から照明室内に挿入される。
しかしながら、内箱と外箱との間に発泡断熱材を充填した後に照明装置を照明室に取付ける際に連結部が障害となって照明装置の取付けに手間がかかる問題があった。また、上下方向に延びる導光部材を有する剛性の高い照明装置を照明室に取り付ける場合に、照明装置は弾性が低く変形しにくくなり、連結部により照明装置の照明室内への取付けが困難になる問題もあった。
本発明は、内箱の変形による破損を防止して組立性を向上できる冷蔵庫の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の冷蔵庫の製造方法は、貯蔵室の内壁を形成する内箱と前記内壁の外側に配される外箱との間に発泡断熱材を充填した断熱箱体を備え、前記内箱に開口する開口部を有して前記貯蔵室の壁面に凹設される一方向に延びた照明室内に照明装置を配した冷蔵庫の製造方法において、前記内箱を成形するとともに短手方向の両端を連結部により連結された前記開口部を形成する内箱形成工程と、前記内箱と前記外箱との間に発泡断熱材を充填する充填工程と、前記充填工程の後に前記連結部を除去する除去工程とを備えたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫の製造方法において、前記連結部の両端に前記開口部の周縁に沿って形成されるミシン目またはハーフカットから成る破断線を設けると好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫の製造方法において、前記破断線の端部にノッチ部を設けると好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫の製造方法において、前記照明装置は光源と、前記開口部の長手方向に延びて前記光源から入射した光を導光する導光部材とを有すると好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫の製造方法において、前記照明室が前記貯蔵室の側壁の前部に上下に延びて配されると好ましい。
本発明によると、内箱を成形するとともに短手方向の両端を連結部により連結された開口部を形成する内箱形成工程と、内箱と外箱との間に発泡断熱材を充填する充填工程と、充填工程の後に連結部を除去する除去工程とを備えている。これにより、連結部によって内箱の輸送時や保管時の変形による破損を防止することができる。また、一方向に延びた照明装置を照明室に配置する際には連結部は開口部から除去されているため、照明装置を容易に照明室に配置することができる。したがって、冷蔵庫の組立性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す右側面断面図 図2のA−A断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の製造方法を示すフローチャート 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の内箱の外箱を取り付ける前の状態を示す右側面断面図 図5のX部の拡大図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の内箱の外箱を取り付ける前の状態を示す右側面断面図 図7のY部の拡大図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫を示す斜視図 本発明の第4実施形態の冷蔵庫を示す斜視図 本発明の第5実施形態の冷蔵庫を示す斜視図
<第1実施形態>
以下に本発明の第1実施形態を図面を参照して説明する。図1は本実施形態の冷蔵庫の斜視図を示している。図2は冷蔵庫の右側面断面図を示している。冷蔵庫1は本体部5に冷蔵室2(貯蔵室)、冷凍室3(貯蔵室)及び野菜室4(貯蔵室)が区分けして設けられる。冷蔵室2、冷凍室3及び野菜室4の前面開口部はそれぞれ扉(不図示)により開閉される。
本体部5は外箱10と内箱11との間に発泡ウレタン等の発泡断熱材12を充填した断熱箱体6を有している。断熱箱体6の後部の下方には冷凍サイクルを運転する圧縮機(不図示)を配置する機械室19が設けられる。機械室19の背面は機械室背面板20により覆われている。
圧縮機には冷媒管(不図示)が接続され、冷凍サイクルの運転により冷媒が冷媒管内を流通する。冷凍サイクルの低温側に配された冷却器(不図示)と空気とが熱交換することにより冷気が生成される。冷気によって冷蔵室2及び野菜室4内の貯蔵物が冷蔵保存され、冷凍室3内の貯蔵物が冷凍保存される。
内箱11は例えばABS樹脂等により厚さ0.4mmに形成され、発泡スチロール等の断熱材が予め充填された仕切壁15、16を取り付けて冷蔵室2、冷凍室3及び野菜室4を区分けする。
なお、仕切壁15、16に替えて、内箱11と一体の仕切壁の側面に連通孔(不図示)を開口し、断熱箱体6の形成時に連通孔を介して発泡断熱材12が仕切壁に充填されるようにしてもよい。
外箱10は断熱箱体6の天面、側面、背面及び底面をそれぞれ形成する天面板10a、側面板10b、背面板10c及び底面板10dを有する。天面板10a及び両側面板10b、10bは一体に形成される。また、背面板10c及び底面板10dは天面板10a及び側面板10bとは別体で形成される。背面板10c及び底面板10dは側面板10bに取り付けられる。側面板10bの前端は内箱11の前端に連結される。
天面板10a、側面板10b、背面板10c及び機械室背面板20は鋼板等により形成され、外面が塗装により光沢仕上げされる。これにより、本体部5の外観の美感を向上して清潔感を与えるとともに、耐衝撃性や耐腐食性も向上させることができる。
冷蔵室2の左右の側壁8の前部には照明装置51が配される照明室50が上下に延びて設けられる。両側壁8間には貯蔵物を載置する載置棚40が配される。載置棚40は透明な樹脂により形成され、冷蔵室2の両側壁8に突設される支持部41上に橋架される。支持部41は内箱11の側面の一部を例えばプレス等により内箱11の内側に突出して形成される。
図3は図2のA−A断面図を示している。照明室50は内箱11に開口する開口部11aを有して冷蔵室2の側壁8に凹設される。照明室50の壁面は側壁8に取り付けられた樹脂成形品から成る枠部55により形成される。照明室50の正面には透明樹脂から成るランプカバー54が配される。ランプカバー54は、側壁8に窪んで開口部11aを有する窪み部11fに嵌合する。
照明装置51はLED52(光源)と導光部材53とを有する。LED52は基板(不図示)に実装され、照明室50の下端部に配置される。導光部材53は開口部11aの上下方向(長手方向)に延び、LED52から導光部材53の下端面に入射した光を導光する。導光部材53は例えば透明のアクリル樹脂から形成される。
なお、LED52を照明室50の上端部にも配置し、LED52の出射光を導光部材53の上端面から入射させてもよい。また、導光部材53を設けずに、上下方向に延びる基板上に複数のLED52を並べて実装して照明装置51を構成してもよい。
導光部材53の背面53aにはアルミニウム蒸着層56が形成される。これにより、導光部材53の背面53aから出射された光はアルミニウム蒸着層56で反射して導光部材53に戻る。なお、アルミニウム蒸着層56に替えて、導光部材53の背面53aにアルミニウム板を配してもよい。
冷蔵室2の扉を開くとLED52に通電され、LED52から出射された出射光は導光部材53の下端面から導光部材53に入射する。導光部材53に入射した光は導光部材53の出射面53b及び背面53aで反射して導光部材53内を導光する。そして、出射面53bに臨界角よりも小さい角度で入射した光は出射面53bから出射される。
導光部材53の出射面53bから出射された光はランプカバー54を透過して冷蔵室2内を照明する。これにより、使用者は冷蔵室2内の貯蔵物を容易に視認することができる。また、LED52を用いることにより、消費電力を削減することができる。
背面板10cには発泡断熱材12の原液を注入する注入口(不図示)が開口する。注入口は背面板10cの短手方向の両端部にそれぞれ2個設けられ、背面板10cの長手方向に並設される。なお、注入口は背面板10cの短手方向の両端部にそれぞれ3個以上設けてもよい。
また、背面板10cの左右方向の中央部には通気孔(不図示)が開口する。通気孔は上下方向(背面板10cの長手方向)に複数並設される。後述するように、内箱11と外箱10との間に発泡断熱材12を充填した際に、内箱11と外箱10との間の空気や充填時に発生するガスは通気孔から断熱箱体6の外部へ排気される。
両側面板10b、10bの内面にはパネル状の真空断熱材(不図示)がホットメルト接着剤または両面粘着テープ等により貼着される。これにより、真空断熱材は側面板10bの内面に接して配される。真空断熱材は袋状の外被材(不図示)内にガラス繊維等の芯材(不図示)を内包する。また、真空断熱材は外被材の内部が5〜6分間の真空引きにより芯材がスペーサとなって減圧され、外被材の端部を密着して封止されている。外被材はアルミニウムの蒸着フィルム等を含む積層フィルムから成り、高いガスバリア性を有している。
真空断熱材は発泡断熱材12よりも熱伝導率が低いため、断熱箱体6の断熱性能を向上させることができる。なお、真空断熱材14の厚みを大きくすると、断熱箱体6の断熱性能を一層向上させることができる。
図4は冷蔵庫1の製造方法を示すフローチャートである。ステップ#1では、板状の樹脂部材を治具(不図示)に設置し、真空成形によって内箱11に加工する。この時、プレス機等により内箱11の両側壁面に開口部11a及びブリッジ部11b(連結部、図5参照)を設ける。すなわち、開口部11aを開口する際にブリッジ部11bの部分は打ち抜かないようにする。これにより、内箱形成工程が行われる。
図5は、図4のステップ#1の内箱形成工程で形成された内箱11の右側面断面図を示している。図6は図5のX部の拡大図を示している。ブリッジ部11bは内箱11と一体に形成され、開口部11aの前後方向(短手方向)の両端を連結する。また、ブリッジ部11bは中段の載置棚40の高さと略同じ高さに設けられる。なお、ブリッジ部11bの上下方向の長さに特に限定はないが、本実施形態では約30mmに形成される。ブリッジ部11bの両端には開口部11aの周縁に沿って形成されるミシン目から成る破断線11cが設けられる。なお、破断線11cに替えて、内箱11の厚さの略半分を切り込んだハーフカット線から成る破断線を設けてもよい。
破断線11cの上端部及び下端部には切欠きから成るノッチ部11dが設けられる。なお、ノッチ部11dは切込みにより形成されてもよい。また、ノッチ部11dは上端部及び下端部の一方のみに設けてもよい。
図4のステップ#1の内箱形成工程で形成された複数の内箱11は、前面開口部11eに挿入されて水平方向に重ねられた状態で輸送されて保管される。この時、開口部11aの短手方向の両端をブリッジ部11bにより連結しているため、内箱11の輸送時及び保管時の変形による破損を防止することができる。また、ブリッジ部11bにより開口部11a周辺の内箱11の撓みを防止できるため、前面開口部11eを介して他の内箱11に嵌め込まれている一の内箱11を取り出す際に、一の内箱11が開口部11aで他の内箱11に引っ掛かることを防止することができる。
内箱11が形成されると、ステップ#2に移行する。まず、一枚の長方形の塗装鋼板を長手方向の両側部の面が互いに対向するようにコ字状に折り曲げる。これにより、外箱10の両側面板10b、10b及び天面板10aを有するコ字板が形成される。
その後に、ホットメルト接着剤または両面粘着テープ等により真空断熱材を両側面板10b、10bの内面に貼着する。これにより、真空断熱材は側面板10bの内面に接して配される。また、枠部55を開口部11aに対向するように内箱11の外面にテープ等で取り付ける。
そして、コ字板の前端(側面板10b及び天面板10aの前端)と内箱11の前端とを連結する。その後に、コ字板に底面板10dを取り付ける。これにより、背面が開口したキャビネット(不図示)が形成される。背面の開口を介してキャビネットに電気配線等が取り付けられる。その後に、両側面板10b、10bに背面板10cが取り付けられる。これにより、内箱11の外側に外箱10が配される外箱取付工程が行われる。
ステップ#3では、外箱10が取り付けられた内箱11の前面開口部11eが下になるように内箱11を発泡治具(不図示)上に載置する。そして、上方の注入口を介して発泡断熱材12の原液が注入される。注入口から注入された発泡断熱材12の原液は外箱10の側面板10bに沿って流下する。流下した発泡断熱材12の原液は下方となる断熱箱体6の前部に溜まった後に、側面板10b、天面板10a及び底面板10dに沿って上昇していく。
その後に、内箱11の背面に到達した発泡断熱材12の原液は、外箱10の背面板10cと内箱11の背面との間に流入する。そして、発泡断熱材12の原液は内箱11の背面の中央部へ向かって流動していく。
発泡断熱材12の原液が加熱によって発泡することにより、内箱11と外箱10との間に発泡断熱材12が充填される。これにより、断熱箱体6が形成される。この時、内箱11と外箱10との間の空気や充填時に発生するガスは通気孔から断熱箱体6の外部へ排気される。
図4のステップ#4において、作業者がブリッジ部11bの上端部または下端部を摘持して下方または上方へ引っ張ると、ブリッジ部11bは破断線11cで破断し、内箱11から除去される。これにより、ブリッジ部11bを除去する除去工程が行われる。この時、破断線11cの上端部及び下端部にノッチ部11dを設けているので、ブリッジ部11bを容易に除去することができる。なお、充填工程の後は内箱11の開口部11aの近傍は枠部55及び発泡断熱材12により支持されるので(図3参照)、ブリッジ部11bを除去しても内箱11の変形は発生しにくい。
図4のステップ#5では、開口部11aを介して照明装置51を枠部55に取り付ける。そして、照明装置51に設けられた電気コネクタ(不図示)と枠部55に設けられた電気コネクタ(不図示)とを連結して、照明装置51に電源を供給する。これにより、照明装置51を照明室50に取り付ける照明装置取付工程が行われる。
この時、ブリッジ部11bは開口部11a上に残存していない。このため、照明装置51を容易に照明室50内に配置することができる。また、照明装置51を照明室50内に配置する際に照明装置51を無理に湾曲させる必要がないため、照明装置51の損傷を防止することができる。
その後に、ランプカバー54を窪み部11fに嵌合させて開口部11aを塞ぐ。そして、その他の部品等を断熱箱体6に取り付けて冷蔵庫1の製造工程が終了する。
本実施形態によると、内箱11を成形するとともに前後方向(短手方向)の両端をブリッジ部11b(連結部)により連結された開口部11aを形成する内箱形成工程と、内箱11と外箱10との間に発泡断熱材12を充填する充填工程と、充填工程の後にブリッジ部11bを除去する除去工程とを備えている。これにより、内箱11の変形による破損を防止することができる。また、上下方向に延びた照明装置51を照明室50に配置する際に開口部11aにはブリッジ部11bは残存していない。したがって、照明装置51を容易に照明室50に配置することができる。その結果、冷蔵庫1の組立性を向上させることができる。
また、照明装置51を照明室50内に取り付けた後には開口部11a上にブリッジ部11bは存在しないため、ブリッジ部11bによる照明装置51の出射光の遮光を防止することができる。したがって、ブリッジ部11bの影による貯蔵物の視認性低下を防止することができる。
また、ブリッジ部11bの両端に開口部11aの周縁に沿って形成されるミシン目から成る破断線11cを設けているため、ブリッジ部11bを容易に除去することができる。
また、破断線11cの端部にノッチ部11dを設けているため、ブリッジ部11bを一層容易に除去することができる。
また、照明装置51はLED52(光源)と、開口部11aの上下方向(長手方向)に延びてLED52から入射した光を導光する導光部材53とを有する。これにより、LED52の個数を減らして消費電力を削減することができる。
また、照明室50が冷蔵室2(貯蔵室)の側壁8の前部に上下に延びて配されるため、冷蔵室2の上下方向の全体を容易に照明することができる。したがって、貯蔵物の視認性を向上させることができる。
なお、照明室50を冷蔵室2の側壁8の前部ではなく、後部に配してもよい。また、照明室50を冷蔵室2の側壁8の前部及び後部の両方に配してもよい。
また、複数のブリッジ部11bを開口部11aの上下方向に並設してもよい。これにより、内箱11の輸送時や保管時の変形による破損を一層容易に防止することができる。
<第2実施形態>
次に、図7は本発明の第2実施形態の冷蔵庫1の内箱11の右側面断面図を示している。図8は図7のY部の拡大図を示している。なお、図7は外箱10を取り付ける前(図4のステップ#2の前)の内箱11を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図6に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態のブリッジ部11bに替えて、テープ状部材60(連結部)を用いている点で第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
開口部11aの前後方向(短手方向)の両端はテープ状部材60により連結される。テープ状部材60は基材の片面に粘着剤が塗布された粘着テープにより形成される。粘着テープに特に限定はないが、基材の厚さが0.4mm以上に形成されると好ましい。
テープ状部材60は窪み部11fの底面11gに接着される。窪み部11fの底面11gはランプカバー54を開口部11aに取り付けた際に使用者に視認されない。このため、図4のステップ#4の除去工程でテープ状部材60が底面11gから剥がされ、底面11gに粘着剤が残存しても美観上特に問題とならない。なお、テープ状部材60の内箱11への接着箇所は内箱11の内面側であれば、窪み部11fの底面11gに限定されない。
本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、開口部11aの前後方向(短手方向)の両端をテープ状部材60(連結部)により連結する。これにより、第1実施形態のブリッジ部11bを除去する場合と比較し、開口部11aの周縁のバリの発生を低減することができる。
<第3実施形態>
次に、図9は本発明の第3実施形態の冷蔵庫1の斜視図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図6に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は照明室50の配置が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
照明室50は冷蔵室2の天井壁2aの前部及び底壁2bの前部に配置され、左右方向に延びている。図4のステップ#1の内箱形成工程時にブリッジ部11bは開口部11aの幅方向(左右方向)の中央部に設けられる。なお、照明室50を冷蔵室2の天井壁2aの後部及び底壁2bの後部に配置してもよい。
本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、貯蔵室2の側壁8には照明室50を設けないため、載置棚40の前後方向の長さを長くすることができる。
<第4実施形態>
次に、図10は本発明の第4実施形態の冷蔵庫1の斜視図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図6に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は照明室50の配置が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
照明室50は冷蔵室2の両側壁8に前後方向に延びて各載置棚41の上方にそれぞれ配置される。図4のステップ#1の内箱形成工程時に、ブリッジ部11bは開口部11aの前後方向の中央部に設けられる。
本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、照明室50が冷蔵室2の側壁8の前後に延びて配されるため、貯蔵物の影による後方の貯蔵物の視認性低下を防止することができる。したがって、貯蔵物の視認性を向上させることができる。
<第5実施形態>
次に、図11は本発明の第5実施形態の冷蔵庫1の斜視図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図6に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は照明室50の配置が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
照明室50は冷蔵室2の背壁の両端部に上下に延びて配される。図4のステップ#1の内箱形成工程時に、ブリッジ部11bは開口部11aの上下方向の中央部に設けられる。
本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、貯蔵物の影による後方の貯蔵物の視認性低下を防止することができる。したがって、貯蔵物の視認性を向上させることができる。
なお、第1〜第5実施形態において冷蔵室2に照明室50を配置しているが、冷凍室3や野菜室4にも照明室50を設けてもよい。
本発明は、貯蔵室内に照明装置を備えた冷蔵庫の製造方法に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
3 冷凍室
4 野菜室
5 本体部
6 断熱箱体
10 外箱
10a 天面板
10b 側面板
10c 背面板
10d 底面板
11 内箱
11a 開口部
11b ブリッジ部(連結部)
11c 破断線
11d ノッチ部
12 発泡断熱材
14 真空断熱材
14a 外被材
15、16 仕切壁
40 載置棚
41 支持部
50 照明室
51 照明装置
52 LED
53 導光部材
53a 背面
53b 出射面
54 ランプカバー
55 枠部
56 アルミニウム蒸着層
60 テープ状部材(連結部)

Claims (5)

  1. 貯蔵室の内壁を形成する内箱と前記内壁の外側に配される外箱との間に発泡断熱材を充填した断熱箱体を備え、前記内箱に開口する開口部を有して前記貯蔵室の壁面に凹設される一方向に延びた照明室内に照明装置を配した冷蔵庫の製造方法において、
    前記内箱を成形するとともに短手方向の両端を連結部により連結された前記開口部を形成する内箱形成工程と、
    前記内箱と前記外箱との間に発泡断熱材を充填する充填工程と、
    前記充填工程の後に前記連結部を除去する除去工程とを備えたことを特徴とする冷蔵庫の製造方法。
  2. 前記連結部の両端に前記開口部の周縁に沿って形成されるミシン目またはハーフカットから成る破断線を設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫の製造方法。
  3. 前記破断線の端部にノッチ部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫の製造方法。
  4. 前記照明装置は光源と、前記開口部の長手方向に延びて前記光源から入射した光を導光する導光部材とを有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の冷蔵庫の製造方法。
  5. 前記照明室が前記貯蔵室の側壁の前部に上下に延びて配されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫の製造方法。
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