WO2017170349A1

WO2017170349A1 - 便器装置

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Publication number: WO2017170349A1
Application number: PCT/JP2017/012295
Authority: WO
Inventors: 勇人平澤; さおり市原; 賢太郎辻; 寛人沓澤; 智也佐々木; 弘明渡邊; 裕司中山; 綱基伊藤; 美陽子立石
Original assignee: 株式会社Ｌｉｘｉｌ
Priority date: 2016-03-29
Filing date: 2017-03-27
Publication date: 2017-10-05
Also published as: TW201739990A; US20190112797A1; EP3438359A4; EP3438359A1; US10837162B2; CN108884670A

Abstract

便器本体（１２）と、便器本体（１２）の上部に設けられて機能部（１３）が載置されるベースプレート（１４）と、機能部（１３）を収容するように上側からベースプレート（１４）を覆うカバー（１５）と、を有する便器装置（１１）において、カバー（１５）は、ベースプレート（１４）よりも便器本体（１２）の便鉢（１２１）側においてベースプレート（１４）よりも下側に突出する突出部（１５７）を有する。便器本体（１２）には、便鉢（１２１）と連通し上側に開口する凹部が形成されていて、凹部には、ベースプレート（１４）が配置されている。

Description

便器装置

　本発明は、便器装置に関する。
　本願は、２０１６年３月３１日に日本国に出願された特願２０１６－０７３２７２号、２０１６年３月２９日に日本国に出願された特願２０１６－０６６８４５号に基づく優先権を主張し、その内容をここに援用する。

　便器本体と、便器本体の上部に設けられ局部洗浄装置、脱臭装置などの各種機能装置や機能部品などの機能部が載置されるベースプレートと、機能部を上側から覆うカバーと、を有する便器装置が知られている（例えば、特許文献１参照）。このような便器装置では、便器本体の上端面に沿ってベースプレートが設けられ、その上部に機能部を収容するようにカバーが設けられている。

　しかしながら、便器本体とベースプレートとの間に隙間が生じてしまうと、この隙間に便鉢からの飛沫が浸入してしまうため、清掃に手間がかかるという問題がある。これに対し、便器本体とベースプレートとの隙間にパッキンを設けて隙間への飛沫の浸入を防止することが行われている。このような場合においてもパッキンに便鉢からの飛沫が付着してしまうため、パッキンに付着した飛沫を清掃しなくてはならず、清掃に手間がかかるという問題がある。

　次に、便器装置は、便鉢のボウル部及びリム部からなる便器本体と、便器本体の後部側に設けられ、例えば使用者によるリモコン操作を検知して便器本体内に洗浄水を吐出させる洗浄機構部と、便座及び便蓋からなる便座部とを備えて構成されている。

　例えば、洗浄機構部は、便器本体の後部側に着脱可能に一体に設けられ、且つカバーケース内に収容して設けられ、リモコン操作によって洗浄水流路を開閉制御するコントロールバルブ、電磁バルブなどの開閉弁を備え、この開閉弁によって便器本体のリム部に洗浄水を流すリム吐水、便器本体のボウル部、封水部に洗浄水を流すジェット吐水の切替、吐水流量の制御が行えるように構成されている。

　カバーケースは、便器本体の後部上面に設置されるベース（ベースプレート）と、ベースに組み付けられて収容空間を形成するカバー（外殻体）とを備えて構成されている。なお、局部洗浄装置、温風乾燥装置などを備える便器装置は、一般に、このカバーケースに、局部洗浄装置、温風乾燥装置などを洗浄機構部とともに収容して構成されている。

　一方、便器装置を使用する使用者などの人が入室、退室する際に、人を検知して自動的に便蓋を開閉させたり、洗浄機構部などを駆動させたりするための人体検知センサを備えた便器装置もある。例えば焦電センサなどの人体検知センサをカバーケース内に収容して設置し、カバーケースに貫通形成された開口部に取り付けたセンサ窓を通じて人体検知センサが人体を検知するように構成されている（例えば、特許文献２参照）。

　ここで、従来の便器装置においては、製造者や製品名などのロゴを目立たせるために使用者の視界に入りやすいカバーケースの幅方向中央の上面に設け、センサ窓を極力目立たなくするためにカバーケースの幅方向の側部側に設けることが多い。

　これにより、ブランドロゴや商品ロゴ等の各種ロゴ、センサ窓がそれぞれ単独で機能し、個別に点在して設けられていることで、デザイン的なまとまりを出すことが難しく、意匠性の低下を招く場合があった。

　また、センサ窓を極力目立たなくするためにカバーケースの幅方向の側部側に設けることによって、人体検知センサの検知範囲（検知範囲の中心）が便器装置の幅方向の側部側から便器装置の前方に向かうに従い幅方向中央側に向かう斜め方向に配されることになる。すなわち、便器装置の中央前方から便器装置に向かう使用者などの人に対し、人を検知する範囲が斜めから交差するように設定されることになる。このため、検知範囲を便器装置の中央から前方に検知範囲が設定される場合と比較し、検知精度が低くなる。

　さらに、従来では、例えばセンサ窓の意匠面積を極力小さくするために、カバーケースの外面から内面に貫通形成した開口部に対し、カバーケースの内面側からセンサ窓を嵌合させて取り付けるようにしている。このため、このカバーケースの内面側から取り付けたセンサ窓がカバーケースの外面側から押し込まれてもセンサ窓が外れないようにする保持部材などがカバーケースの内面側に必要になる。

　また、カバーケースの開口部の周端と開口部に嵌合したセンサ窓の外周の取合部がそのまま露出していると意匠性の低下を招くことになる。このため、この取合部を被覆する装飾部材をカバーケースの外面側から別途取り付けて意匠性を確保することも必要になる。

　これにより、部材点数が多くなり、さらにセンサ窓の取付作業が煩雑になるという不都合があった。

特開２００３－１０５８３０号公報特開２０１３－０７６２１６号公報

　本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、清掃を容易に行うことができる便器装置を提供することを第１の目的とする。

　また、本発明は、人体検知システムのセンサ窓を見栄えよく設けることを可能にした便器装置を提供することを第２の目的とする。

　上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。

　本発明の第１の態様に係る便器装置は、便器本体と、前記便器本体の上部に設けられて機能部が載置されるベースプレートと、前記機能部を収容するように上側から前記ベースプレートを覆うカバーと、を有する便器装置において、前記カバーは、前記ベースプレートよりも前記便器本体の便鉢側において前記ベースプレートよりも下側に突出する突出部を有することを特徴とする。

　本発明では、カバーは、ベースプレートよりも便器本体の便鉢側に突出し、更にベースプレートよりも下側に突出する突出部を有することにより、ベースプレートと便器本体との隙間の便鉢側に突出部が位置する。このため、突出部によって便器本体とベースプレートとの隙間に便鉢からの飛沫が浸入することを防止できる。その結果、清掃を容易に行うことができる。

　また、本発明の第２の態様に係る便器装置では、前記便器本体には、前記便鉢と連通し前記便器本体の上端面よりも下側に凹んだ凹部が形成されていて、前記ベースプレートは、前記凹部に配置されていてもよい。
　このような構成とすることにより、ベースプレートが便器本体の上端面に載置される場合と比べて、ベースプレートを低い位置に設置できる。このため、ベースプレート、機能部およびカバーの設置位置を低くでき、コンパクトなデザインの便器装置を実現できる。
　また、このような構成とすることにより、ベースプレートが便器本体の上端面に載置される場合と比べて、便器本体とベースプレートとの隙間の位置が低くなるため、便鉢からの飛沫が浸入しやすくなる。しかしながら、ベースプレートと便器本体との隙間の便鉢側に突出部が配置されているため、便器本体とベースプレートとの隙間の位置が低くなっても、突出部によって便器本体とベースプレートとの隙間に便鉢からの飛沫が浸入することを防止できる。

　また、本発明の第３の態様に係る便器装置では、前記便器本体と前記ベースプレートとの隙間にパッキンが設けられていて、前記突出部は、前記パッキンの前記便鉢側に配置されていてもよい。
　このような構成とすることにより、突出部およびパッキンによって便器本体とベースプレートとの隙間に便鉢からの飛沫が浸入することを防止できる。
　また、パッキンの便鉢側に突出部が配置されていることにより、突出部によってパッキンに便鉢からの飛沫がかかることを抑えられるため、便鉢からの飛沫によってパッキンが汚れること抑えることができる。
　更に、パッキンの便鉢側に突出部が配置されていることにより、使用者からパッキンが見えにくいため、美観性を向上できる。

　また、本発明の第４の態様に係る便器装置では、前記機能部は、局部洗浄装置を有し、前記局部洗浄装置は、前記便鉢を臨む位置にシャッタを有し、前記突出部には、前記シャッタが配置される切欠き部が形成されていてもよい。
　このような構成とすることにより、突出部が局部洗浄装置のシャッタと干渉すること防止できる。

　本発明の第５の態様に係る便器装置は、外殻体を貫通形成してなる開口部を有するセンサ窓取付部に嵌合して配設されるセンサ窓と、前記センサ窓の前記開口部を被覆する半透明のセンサ窓部を通じて人を検知し前記外殻体の内部に配設された人体検知センサと、からなる人体検知システムを有する便器装置であって、人に視認させるためのマークが前記センサ窓部に設けられていることを特徴とする。

　また、本発明の第６の態様に係る便器装置においては、前記センサ窓は、前記センサ窓と前記外殻体のセンサ窓取付部の取合部に沿って配設される装飾部を備えて形成されていてもよい。

　また、本発明の第７の態様に係る便器装置においては、前記センサ窓部が前記外殻体の表面から外側に突出するように配設されていてもよい。

　また、本発明の第８の態様に係る便器装置においては、前記センサ窓は、前記便器装置の外殻体を構成するカバーケースの幅方向中央、且つ上面に設けられていてもよい。

　また、本発明の第９の態様に係る便器装置においては、前記センサ窓は、前記外殻体の外側から前記センサ窓取付部に嵌合されていてもよい。

　上記した本発明の第１から第４の各態様によれば、清掃を容易に行うことができる。

　上記した本発明の第５から第９の各態様によれば、センサ窓のセンサ窓部にロゴなどのマークを施すことによって、従来、それぞれ個別に点在し、単独で機能していたブランドロゴや商品ロゴ等のマークとセンサ窓とをまとめて設けることができる。これにより、意匠性の向上を図ることが可能になる。

　よって、本発明の第５から第９の各態様によれば、人体検知システムのセンサ窓を見栄えよく設けることが可能になる。

本発明の実施形態Ａに係る便器装置の一例を示す斜視図である。本発明の実施形態Ａの機能部設置スペースを説明する斜視図である。本発明の実施形態Ａのベースプレートおよび機能部を説明する斜視図である。本発明の実施形態Ａのカバーを説明する斜視図である。本発明の実施形態Ａのカバーを上から見た図である。本発明の実施形態Ａのカバーを前側から見た図である。本発明の実施形態Ａのカバーを下側から見た図である。図５のＡ－Ａ線断面図である。図５のＢ－Ｂ線断面図である。図５のＣ－Ｃ線断面図である。図５のＤ－Ｄ線断面図である。図３のＥ－Ｅ線断面図で、本発明の実施形態Ａの機能部３を省略した図である。本発明の実施形態Ｂに係る便器装置を示す斜視図である。本発明の実施形態Ｂに係る便器装置のセンサ窓取付部を示す断面図である。本発明の実施形態Ｂに係るセンサ窓を示す分解斜視図である。本発明の実施形態Ｂに係るセンサ窓の窓保持部材を示す平面図である。図１６ＡのＸ１－Ｘ１線矢視図である。図１６ＡのＸ２－Ｘ２線矢視図である。本発明の実施形態Ｂに係るセンサ窓のセンサ窓本体を示す平面図である。図１７ＡのＸ１－Ｘ１線矢視図である。図１７ＡのＸ２－Ｘ２線矢視図である。本発明の実施形態Ｂに係るセンサ窓の窓取付部材を示す平面図である。図１８ＡのＸ１－Ｘ１線矢視図である。図１８ＡのＸ２－Ｘ２線矢視図である。

　以下、本発明の実施形態Ａによる便器装置について、図１乃至図１２に基づいて説明する。
　図１および図２に示すように、本実施形態Ａによる便器装置１１は、便器本体１２と、ベースプレート１４と、カバー１５と、を有している。
　便器本体１２は、便鉢１２１が形成されている。ベースプレート１４は、便器本体１２の上部に設けられて機能部１３が載置されている。覆うカバー１５は、機能部１３を収容するようにベースプレート１４を上側から覆っている。また、便器装置１１は、便座１６および便蓋１７を有している。便座１６および便蓋１７は、便器本体１２の上部に設けられて機能部１３に回動可能に支持されている。
　機能部１３は、局部洗浄装置１３１（図４参照）、脱臭装置、便座１６や便蓋１７を開閉する開閉装置などの各種機能装置や機能部品などを有している。
　便器装置１１の機能部１３が設けられている側を前後方向の後側とし、便座１６が設けられている側を前後方向の前側とする。また、この前後方向に直交する水平方向を幅方向とし、幅方向の中央部に対して両端部に向かう側を外側とし、両端部に対して中央部に向かう側を内側とする。

　図２に示すように、便器本体１２の前側の部分には、平面視形状が前後方向に長い略長丸状の便鉢１２１が形成されている。便器本体１２の便鉢１２１の後側には、機能部１３が設置される機能部設置スペース１２２が形成されている。
　機能部設置スペース１２２の前側の部分１２３の幅方向の中間部には、便器本体１２の上端面よりも下側に凹んで、上側および前側に開口する凹部１２５が形成されている。凹部１２５は、機能部１３が設置されていない状態では、便鉢１２１と前後方向に連通している。凹部１２５の幅方向の両側には、便器本体１２の上端面が連続している。
　機能部設置スペース１２２の後側の部分１２４は、便器本体１２の高さ方向の略全体に形成され、底部が便器本体１２の底部と兼ねている。
　機能部設置スペース１２２の前縁部は、便鉢１２１の内面の後部側に沿って、後側に突出するように湾曲している。

　図３に示すように、ベースプレート１４は、機能部設置スペース１２２（図２参照）の上に設けられている。ベースプレート１４の前側の部分１４１は、機能部設置スペース１２２の前側の部分１２３（図２参照）の上に設置されている。ベースプレート１４の前側の部分１４１は、幅方向の中間部に位置する内側板部１４２と、内側板部４２の幅方向の両側それぞれに連続する一対の外側板部１４３，１４３と、を有している。
　内側板部１４２は、機能部設置スペース１２２の凹部１２５に沿って下側に凹んだ板状に形成されている。一対の外側板部１４３，１４３は、それぞれ凹部１２５の幅方向の両側それぞれに連続する便器本体１２の上端面に沿った平板状に形成されている。
　一対の外側板部１４３，１４３の前端部は、内側板部１４２の前端部よりも後側に配置されている。

　実施形態Ａでは、内側板部１４２の前縁部近傍の上側には、局部洗浄装置１３１のシャッタ１３２が配置されている。シャッタ１３２は、板状に形成されている。シャッタ１３２は、幅方向に延びる回動軸を中心に回動可能に構成されている。
　実施形態Ａでは、ベースプレート４の前側の部分１４１と凹部１２５との間にパッキン１８（図３および図８乃至図１０参照）が設けられている。

　図４乃至７に示すように、カバー１５は、上板部１５１と、後板部１５２と、一対の側板部１５３，１５３と、一対の接続板部１５４，１５４と、下板部１５６と、突出部１５７と、を有している。
　上板部１５１は、機能部１３（図４および図５参照）の上側に配置されている。後板部１５２は、上板部１５１の後側の縁部から下側に延びている。一対の側板部１５３，１５３は、上板部１５１の幅方向の両側の縁部からそれぞれ下側に延びている。一対の接続板部１５４，１５４は、後板部１５２の幅方向外側の縁部と一対の側板部１５３，１５３それぞれの後側の縁部とを接続している。前板部１５５は、上板部１５１の前側の縁部から下側に延びている。下板部１５６は、一対の接続板部１５４，１５４および前板部５５の下端部から前側に延びている。突出部１５７は、下板部１５６の前縁部から下側に突出する板状に形成されている。

　平面視において上板部１５１の後側の部分１５１１は、後方に突出するように湾曲する略半円状に形成されている。平面視において上板部１５１の前側の部分１５１２は、幅方向に長い略長方形状に形成されている。上板部１５１の後側の部分１５１１は、前側の部分１５１２よりも幅方向の寸法が大きく形成されている、上板部１５１の後側の部分１５１１は、前側の部分１５１２よりも幅方向の外側に突出している。
　一対の接続板部１５４，１５４は、それぞれ上板部１５１の後側の部分１５１１の前側の部分１５１２よりも幅方向の外側に突出している部分から下側に延びている。

　平面視において下板部１５６は、一対の側板部１５３，１５３および前板部１５５を囲み後方に開口する略Ｃ字形状に形成されている。カバー１５が便器本体１２およびベースプレート１４に対して正位置に配置されると、下板部１５６の幅方向の両端部は、便器本体１２の幅方向の両端部の略直上に配置されている。下板部１５６のうち、前板部１５６の下端部から前側に延びる幅方向の中間部分を内側下板部１５６１とし、一対の接続板部１５４，１５４の下端部から前側に延びる幅方向の両端部近傍の部分を一対の外側下板部１５６２，１５６２とする。

　図５および図８に示すように、一対の外側下板部１５６２，１５６２は、それぞれベースプレート１４の一対の外側板部１４３，１４３の上面を覆っている。一対の外側下板部１５６２，１５６２の前縁部は、一対の外側板部１４３，１４３の前縁部よりも前側に配置されている。
　一対の外側下板部１５６２，１５６２の前縁部近傍の下面には、パッキン１９，１９が設けられている。パッキン１９は、一対の外側下板部１５６２，１５６２と便器本体１２の上端面との間に挟まれた状態に配置される。
　図５および図９に示すように、内側下板部１５６１は、ベースプレート１４の内側板部１４２（図５参照）の上側に機能部１３を収容するように配置されている。内側下板部１５６１の前縁部は、ベースプレート１４の内側板部１４２の前縁部および機能部設置スペース１２２の前縁部よりもやや前側（便鉢１２１側）に配置されている。

　図４、図９および図１０に示すように、突出部１５７は、内側下板部１５６１の前縁部から下側に突出していて、ベースプレート１４の内側板部１４２の前端部の前側に配置されている。突出部１５７には、幅方向の中間部に局部洗浄装置１３１のシャッタ１３２を露出させる切欠き部１５７１が形成されている。シャッタ１３２が閉まった状態となると、シャッタ１３２の前面と突出部１５７の前面とは、略連続または略面一となるように配置されている。
　図１１に示すように、突出部１５７の切欠き部１５７１（図４参照）が形成されている部分よりも幅方向の外側の部分１５７２は、前後方向に対向するベースプレート１４の内側板部１４２の前端部よりも下側に延びていて、ベースプレート１４と機能部設置スペース１２２の前側の部分１２３との隙間１２３１，１２３１（図１１および図１２参照）を前側から隠している。
　また、突出部１５７の前面は、便鉢１２１の内面のうち突出部１５７と幅方向に隣り合う部分１２１ａ（図４参照）と略連続または略面一となるように配置されている。

　次に、上述した実施形態Ａに係る便器装置の作用・効果について図面を用いて説明する。
　上述した実施形態Ａに係る便器装置１１では、カバー５１は、ベースプレート１４よりも便器本体１２の前側（便鉢１２１側）に突出し、更に便器本体１２の上端面よりも下側に突出する突出部１５７を有している、これにより、ベースプレート１４と便器本体１２との隙間の前側に突出部１５７が配置される。このため、突出部１５７によって便器本体１２とベースプレート１４との隙間に便鉢１２１らの飛沫が浸入することを防止できる。その結果、清掃を容易に行うことができる。

　また、便器本体１２には、便鉢１２１と連通し便器本体１２の上端面よりも下側に凹んだ凹部１２５が形成されていて、凹部１２５には、ベースプレート１４が配置されている。これにより、ベースプレート１４が便器本体１２の上端面に載置される場合と比べて、ベースプレート１４を低い位置に設置することができる。このため、ベースプレート１４、機能部１３およびカバー１５の設置位置を低くすることができ、コンパクトなデザインの便器装置１１を実現できる。
　また、実施形態Ａに係る便器装置１１では、ベースプレート１４が便器本体１２の上端面に載置される場合と比べて、便器本体１２とベースプレート１４との隙間の位置が低くなるため、便鉢１２１からの飛沫が浸入しやすくなる。しかしながら、ベースプレート１４と便器本体１２との隙間の前側に突出部１５７が配置されているため、便器本体１２とベースプレート１４との隙間の位置が低くなっても、突出部１５７によって便器本体１２とベースプレート４との隙間に便鉢１２１からの飛沫が浸入することを防止できる。

　また、便器本体１２とベースプレート１４との隙間にパッキン１９が設けられていて、パッキン１９の前側に突出部１５７が配置されている。これにより、突出部１５７およびパッキン１９によって便器本体１２とベースプレート１４との隙間に便鉢１２１からの飛沫が浸入することをより確実に防止できる。
　また、突出部１５７によってパッキン１９に便鉢１２１からの飛沫がかかることを抑えられるため、便鉢１２１からの飛沫によってパッキン１９が汚れること抑えることができる。
　更に、使用者からパッキン１９が見えにくいため、美観性を向上することができる。

　また、機能部１３は、便鉢１２１を臨む位置にシャッタ１３２を有する局部洗浄装置１３１を有し、突出部１５７には、シャッタ１３２が配置される切欠き部１５７１が形成されていることにより、突出部１５７が局部洗浄装置１３１のシャッタ１３２と干渉すること防止できる。

　以上、本発明に係る便器装置の実施形態Ａについて説明したが、本発明は上記の実施形態Ａに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
　例えば、上記の実施形態Ａでは、便器本体１２の機能部１３設置スペースには凹部１２５が形成されていて凹部１２５にベースプレート１４および機能部１３が配置されているが、機能部１３の設置スペースに凹部１２５が形成されておらず平坦面に形成されていてもよい。
　また、上記の実施形態Ａでは、便器本体１２とベースプレート１４との隙間にパッキン１９が設けられているが、設けられていなくてもよい。また、パッキン１９の前側に突出部１５７が配置されていなくてもよい。

　また、上記の実施形態Ａでは、機能部３に局部洗浄装置１３１が設けられており、突出部１５７に局部洗浄装置１３１のシャッタ１３２が配置される切欠き部１５７１が形成されているが、機能部３に局部洗浄装置１３１が設けられていなくてもよく、突出部１５７にシャッタ１３２が配置されるための切欠き部１５７１が形成されていなくてもよい。
　また、上記の実施形態Ａでは、板状に形成された突出部１５７が設けられているが、突出部１５７の形態は適宜設定されてよい。
　また、上記の実施形態Ａでは、カバー１５の一対の外側板部１４３，１４３と便器本体１２の上端面の間にパッキン１８が設けられているが、パッキン１８が設けられていなくてもよい。

　以下、図１３から図１８を参照し、本発明の実施形態Ｂに係る便器装置について説明する。

　実施形態Ｂの便器装置２Ａは、図１３に示すように、便器本体２１と、洗浄機構部２２と、便座部２３とを備えて構成されている。
　洗浄機構部２２は、便器本体２１の後部側に設けられ、例えば使用者によるリモコン操作を検知して便器本体２１内に洗浄水を吐出させるように構成されている。便座部２３は、便座２３ａ及び便蓋２３ｂを備えて構成されている。

　洗浄機構部２２は、便器本体２１の後部側に着脱可能に一体に設けられ、且つカバーケース２４内に収容して設けられている。洗浄機構部２２は、例えばリモコン操作によって洗浄水流路を開閉制御するコントロールバルブ、電磁バルブなどの開閉弁を備えている。洗浄機構部２２は、この開閉弁によって便器本体２１のリム部に洗浄水を流すリム吐水、便器本体２１のボウル部、封水部に洗浄水を流すジェット吐水の切替、吐水流量の制御が行えるように構成されている。

　カバーケース２４は、ベース（ベースプレート）と、カバー（外殻体）２４ａとを備えて構成されている。ベースは、便器本体２１の後部上面に設置されている。カバー２４ａは、ベースに組み付けられて収容空間を形成している。

　便座部２３は、カバーケース２４に着脱可能に接続し、横方向の幅方向２Ｔ１に延びる回動軸２Ｏ１周り（上下方向）に回動自在に設けられている。

　実施形態Ｂの便器装置Ａには、例えば、使用者などの人が入室、退室する際に人を検知して自動的に便蓋２３ｂを開閉させたり、洗浄機構部２２などを駆動させたりするための人体検知システム２Ｂが設けられている。

　実施形態Ｂの人体検知システム２Ｂは、図１３及び図１４に示すように、焦電センサなどの人体検知センサ２５とセンサ窓２６とを備えて構成されている。また、実施形態Ｂでは、この人体検知システム２Ｂがカバーケース２４の前方側（前後方向２Ｔ２の前方側）で且つ便器装置２Ａの幅方向２Ｔ１中央に設けられている。

　センサ窓２６は、カバーケース２４の幅方向２Ｔ１中央の上面（外面）２４ｂから下面（内面）２４ｃに貫通形成された開口部２７に取り付けられている。センサ窓２６は、例えば人体から放出される熱エネルギー（赤外線）を透過させ、カバーケース２４内に設けられた人体検知センサ２５に伝達／検知させるために取り付けられている。

　図１４、図１５に示すように、センサ窓２６は、窓保持部材２１０と、センサ窓本体２１１と、窓取付部材（インナー部材）２１２とを備えて構成されている。
　窓保持部材２１０は、略方形リング状に形成されている。センサ窓本体２１１は、上方から窓保持部材２１０を嵌め込んで一体に取り付けられる蓋状に形成されている。窓取付部材２１２は、窓保持部材２１０よりも僅かに大きい略相似形の略方形リング状に形成され、上方からセンサ窓本体２１１及び窓保持部材２１０を嵌め込んで一体に取り付けられている。

　窓保持部材１０は、例えば樹脂成型品である。図１４、図１５及び図１６Ａから図１６Ｃに示すように、窓保持部材１０は、略方形リング状に形成されるとともに外周端から上方に突出して周方向に繋がる側壁部２１０ａを備えて形成されている。また、窓保持部材２１０の側壁部２１０ａには、外面から内面側に凹む係合凹部２１０ｂが設けられている。

　センサ窓本体２１１は、半透明の樹脂成型品である。図１４、図１５及び図１６Ａから図１６Ｃに示すように、センサ窓本体２１１は、窓保持部材２１０を嵌め込んで一体に取り付けた状態で、窓保持部材２１０の中央孔ひいては開口部２７を上方から被覆する板状のセンサ窓部２１１ａと、センサ窓部２１１ａの外周端から下方に突出して周方向に繋がる嵌合壁部２１１ｂを備えて断面略Ｃ字形状に形成されている。

　センサ窓本体２１１の嵌合壁部２１１ｂには、内面から内側に突出する内側係合凸部２１１ｃと外面から外側に突出する外側係合凸部２１１ｄが設けられている。そして、側壁部２１０ａの係合凹部２１０ｂと嵌合壁部２１１ｂの内側係合凸部１１ｃを係合させつつ、嵌合壁部２１１ｂの内側に側壁部２１０ａが重なるように嵌め込むことによって、窓保持部材２１０がセンサ窓本体２１１に一体に取り付けられる。

　また、センサ窓本体２１１（及び窓保持部材２１０）は、前後方向２Ｔ２の奥側の後端側から手前側の前端側に向かうに従い漸次その幅方向２Ｔ１の幅寸法が大きくなるように形成されている。センサ窓本体２１１は、センサ窓部２１１ａが幅方向２Ｔ１の中央を中心として横断面視で凸円弧状に形成されている。センサ窓本体２１１は、前後方向２Ｔ２の略中央（中央よりも僅かに前端側）を中心として縦断面視で凸円弧状に形成されている。

　さらに、実施形態Ｂでは、センサ窓本体２１１のセンサ窓部２１１ａの幅広の前端側の上面に、製造者や製品名などのロゴ（マーク）２Ｍが印刷されている。なお、ロゴ等のマークは、シールなどとしてセンサ窓部２１１ａに貼り付けられていてもよい。

　センサ窓本体２１１は、高密度ポリエチレンなどの樹脂製であり、インクや接着剤などの密着性が低く、一般の印刷工程だけではロゴ（マーク）２Ｍの耐摩耗性等が低くなるおそれがある。このため、実施形態Ｂでは、印刷工程の前処理としてセンサ窓本体２１１の印刷部分（上面）に表面改質処理を施すようにしている。表面改質処理としては、例えば、フレーム処理、プラズマ放電処理、紫外線照射処理、コロナ放電処理などが挙げられる。また、低表面エネルギーの樹脂材に対しても接着性等が強い／大きいインクを使用してロゴを印刷するようにしている。

　図１４、図１５及び図１８Ａから図１８Ｃに示すように、窓取付部材２１２は、窓保持部材２１０よりも僅かに大きい略方形リング状に形成された取付部２１２ａと、取付部２１２ａの外周端から上方に突出して周方向に繋がる側壁部２１２ｂと、センサ窓本体２１１と略同等の大きさの外周形状（平面視形状）の中央孔を形成するように、側壁部２１２ｂの上端から幅方向２Ｔ１の内側に突出するとともに周方向に繋がる装飾部２１２ｃとを備えて形成されている。

　実施形態Ｂでは、窓取付部材２１２の少なくとも装飾部２１２ｃの上面がメッキ処理されている。なお、装飾部２１２ｃは、鏡面処理や好適な色彩にするなど、他の装飾処理を施して形成されてもよい。

　また、窓取付部材２１２には、内側に係合凹部２１２ｄが設けられている。窓取付部材２１２は、上方から中央孔内に、センサ窓本体２１１の外側係合凸部２１１ｄと窓取付部材２１２の係合凹部２１２ｄを係合させつつセンサ窓本体２１１及び窓保持部材２１０を嵌合させることにより、これらセンサ窓本体２１１及び窓保持部材２１０と一体に取り付けられる。
　また、実施形態Ｂでは、窓保持部材２１０と窓取付部材２１２の取付部２１２ａの上面を両面テープ２１３などによって接着し、強固に一体化するようにしている。

　一方、図１４に示すように、センサ窓２６を取り付けるカバーケース２４の幅方向２Ｔ１中央のセンサ窓取付部２１５には、カバーケース２４の上面２４ｂから内面２４ｃに貫通形成して開口部２７が設けられている。開口部２７は、カバーケース４の上面２４ｂから下方の内側に所定の長さをもって延びる段部２４ｄと、段部２４ｄの下端から横方向に延び、周方向に繋がる取付座部２４ｅとによって、カバーケース２４の上面４ｂよりも段部２４ｄの長さ分だけ内側に配され、取付座部２４ｅによって形成されている。

　図１３及び図１４（図１５）に示すように、センサ窓本体２１１、窓保持部材２１０、窓取付部材２１２を一体化してなるセンサ窓２６は、窓取付部材２１２をセンサ窓取付部２１５に上方から嵌め込んでカバーケース２４の幅方向２Ｔ１中央に取り付けられている。また、このとき、センサ窓２６は、センサ窓取付部２１５の取付座部２４ｅの上面と窓取付部材２１２の取付部２１２ａの下面を両面テープ２１６などによって接着し、カバーケース２４に強固に取り付けられる。

　カバーケース２４のセンサ窓取付部２１５にセンサ窓２６を取り付けた状態では、カバーケース２４に形成された開口部２７が半透明のセンサ窓部２１１ａで被覆されるとともに、センサ窓部２１１ａがカバーケース２４の上面２４ｂよりも僅かに上方に突出して配設されている。

　さらに、センサ窓取付部２１５にセンサ窓２６を取り付けた状態では、窓取付部材２１２の装飾部２１２ｃがセンサ窓２６とカバーケース２４のセンサ窓取付部２１５の取合部（境界部分）に沿って配設される。

　次に、図１４に示すように、焦電センサなどの人体検知センサ２５は、カバーケース２４の内部に、内部から開口部２７、センサ窓部２１１ａを通じて便器装置２Ａの前方の所定の範囲を検知するように固定して設けられている。このとき、人体検知センサ２５は、センサ窓取付部２１５の取付座部２４ｅに一体にしたセンサ固定用のボス２１７に取り付けることにより、所定の位置、所定の角度で位置決めして固設されている。

　また、実施形態Ｂの人体検知センサ２５は、センサ窓部２１１ａの下端側のロゴ２Ｍが印刷された領域よりも上方のロゴ２Ｍがない領域を通して人体を検知するように設けられている。
　さらに、実施形態Ｂでは、ロゴ２Ｍ（ロゴ２Ｍの少なくとも一部）がセンサ窓取付部２１５の取付座部２４ｅと対向する位置、すなわち上下方向に重なる位置に設けられている。

　実施形態Ｂの便器装置２Ａにおいては、センサ窓２６をカバーケース２４の幅方向２Ｔ１の中央に配置し、センサ窓部２１１ａにロゴ（マーク）２Ｍを施すことによって、従来、それぞれ個別に点在し、単独で機能していたブランドロゴや商品ロゴ等のロゴ２Ｍとセンサ窓２６とをまとめて設けることができる。これにより、便器装置２Ａの意匠性の向上を図ることが可能になる。

　また、実施形態Ｂでは、従来のように便器装置２Ａの幅方向２Ｔ１の側部側でなく、中央にセンサ窓２６及び人体検知センサ２５を設けている。これにより、従来よりも検知範囲２Ｈを広く設定でき、検知精度を高めることができる。

　また、実施形態Ｂでは、センサ窓取付部２１５にセンサ窓２６を取り付けるとともに、センサ窓２６の窓取付部材２１２の装飾部２１２ｃがセンサ窓２６とカバーケース２４のセンサ窓取付部２１５の取合部に沿って配設される。これにより、メッキ処理した装飾部２１２ｃによってセンサ窓部２１１ａの外周を縁取った形となり、見栄えをよくすることができる。すなわち、センサ窓部２１１ａにロゴ２Ｍを設け、さらにその外周が装飾部２１２ｃで縁取られていることによって、センサ窓２６をセンサ窓２６として意識させないエンブレムのような仕立てが可能になり、さらなる意匠性の向上を図ることができる。

　また、実施形態Ｂでは、センサ窓部２１１ａがカバーケース２４の上面（表面）２４ｂよりも外側に突出するようにしてセンサ窓２６が設けられている。これにより、さらにロゴ２Ｍを目立たせ、センサ窓２６をセンサ窓として意識させないようにできる。

　また、センサ窓２６に設けるロゴ（マーク）２Ｍを変更するだけで容易に製品のブランド変更が可能になり、例えば、ＯＥＭ製品などへの対応を容易にすることができる。

　さらに、センサ窓２６をカバーケース２４の外側、すなわち便器装置２Ａの外側からセンサ窓取付部２１５（開口部２７）に嵌め込んで着脱可能に取り付けるように構成したことにより、従来のように内側に保持部材などを設ける必要がない。これにより、容易にセンサ窓２６を着脱することができるとともに、部材点数の削減を図ることも可能になる。

　また、センサ窓２６が、センサ窓本体２１１に加え、窓保持部材２１０（及び／又は窓取付部材２１２）を備えて構成されていることによって、センサ窓２６の強度を好適に確保することができる。

　また、センサ窓部２１１ａがカバーケース４の表面よりも外側に突出していることにより、人体検知センサ２５（センサ基板）などをその突出量に応じて上方に配置することができる。言い換えれば、人体検知センサ２５などを開口部２７に近づけて配置することができる。
　これにより、カバーケース２４内部のレイアウトの自由度を上げることができるとともに、センサ窓部２１１ａに近づけて人体検知センサ２５を配置できることで、検知範囲Ｈのさらなる広域化、検知精度のさらなる向上を図ることが可能になる。

　また、装飾部２１２ｃがあることによってセンサ窓部２１１ａをカバーケース２４の表面から外側に突出させても見栄えをよくすることができる。言い換えれば、装飾部２１２ｃを設けることによって、センサ窓部２１１ａとカバーケース２４の表面を面合せする必要がなくなり、センサ窓２６の取付けの制約を小さくすることができる。

　さらに、実施形態Ｂでは、センサ窓部２１１ａが横断面視、縦断面視で凸円弧状に形成されていることによって、人体検知センサ２５（センサ基板）などをさらに上方に配置することができる。この点からも、検知範囲２Ｈの広域化、検知精度の向上を図ることが可能になる。

　また、センサ窓部２１１ａが後端側から前端側に向かうに従いその幅が大となるように形成されていることにより、人体検知センサ２５の検知範囲Ｈをさらに広域化することができ、検知精度のさらなる向上を図ることができる。

　以上、本発明に係る便器装置の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態Ｂに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。

　例えば、実施形態Ｂでは、本発明に係るセンサ窓２６（及び人体検知センサ２５）がカバーケース２４の中央、上面２４ｂ側に取り付けられているものとしたが、カバーケース２４の他の部位やカバーケース２４以外の便器装置２Ａの外殻を形成する他の外殻体に設けられていてもよい。

　また、センサ窓２６のセンサ窓部２１１ａには、ロゴ２Ｍではなく、模様などが表示されていてもよい。すなわち、センサ窓部２１１ａに表示するマーク２Ｍの種類をロゴに限定する必要はない。さらに、人体検知センサ２５で人を検知可能であれば、センサ窓部２１１ａに表示されるマーク２Ｍが人体検知センサ２５の検知範囲２Ｈと重なるように設けられていてもよい。

　また、実施形態Ｂでは、本発明に係る便器装置が便器本体２１と洗浄機構部２２と便座２３ａ及び便蓋２３ｂからなる便座部２３とを備えて構成されているものとして説明を行った。これに対し、本発明に係る便器装置は、少なくとも、センサ窓と人体検知センサとからなる人体検知システム２Ｂを備えて構成されていればよい。例えば、本発明に係る便器装置を、洗浄機構部２２と、便座２３ａ及び便蓋２３ｂからなる便座部２３と、カバーケース２４と、人体検知システム２Ｂとで構成してもよい。

１１　　　便器装置
１２　　　便器本体
１３　　　機能部
１４　　　ベースプレート
１５　　　カバー
１９　　　パッキン
１２１　　便鉢
１２２　　機能部設置スペース
１２５　　凹部
１３１　　局部洗浄装置
１３２　　シャッタ
１５７　　突出部
１５７１　切欠き部
２１　　　便器本体
２２　　　洗浄機構部
２３　　　便座部
２３ａ　　便座
２３ｂ　　便蓋
２４　　　カバーケース（外殻体）
２４ａ　　カバー（外殻体）
２４ｂ　　上面（表面、外面）
２４ｃ　　下面（内面）
２４ｄ　　段部
２４ｅ　　取付座部
２５　　　人体検知センサ
２６　　　センサ窓
２７　　　開口部
２１０　　窓保持部材
２１０ａ　側壁部
２１０ｂ　係合凹部
２１１　　センサ窓本体
２１１ａ　センサ窓部
２１１ｂ　嵌合壁部
２１１ｃ　内側係合凸部
２１１ｄ　外側係合凸部
２１２　　窓取付部材（インナー部材）
２１２ａ　取付部
２１２ｂ　側壁部
２１２ｃ　装飾部
２１２ｄ　係合凹部
２１３　　両面テープ
２１５　　センサ窓取付部
２１６　　両面テープ
２Ａ　　　便器装置
２Ｂ　　　人体検知システム
２Ｍ　　　ロゴ（マーク）
２Ｏ１　　回動軸
２Ｔ１　　幅方向
２Ｔ２　　前後方向

Claims

　便器本体と、前記便器本体の上部に設けられて機能部が載置されるベースプレートと、前記機能部を収容するように上側から前記ベースプレートを覆うカバーと、を有する便器装置において、
　前記カバーは、前記ベースプレートよりも前記便器本体の便鉢側において前記ベースプレートよりも下側に突出する突出部を有することを特徴とする便器装置。
　前記便器本体には、前記便鉢と連通し前記便器本体の上端面よりも下側に凹んだ凹部が形成されていて、
　前記ベースプレートは、前記凹部に配置されている請求項１に記載の便器装置。
　前記便器本体と前記ベースプレートとの隙間にパッキンが設けられていて、
　前記突出部は、前記パッキンの前記便鉢側に配置されている請求項１又は２に記載の便器装置。
　前記機能部は、局部洗浄装置を有し、
　前記局部洗浄装置は、前記便鉢を臨む位置にシャッタを有し、
　前記突出部には、前記シャッタが配置される切欠き部が形成されている請求項１から３のいずれか一項に記載の便器装置。
　外殻体を貫通形成してなる開口部を有するセンサ窓取付部に嵌合して配設されるセンサ窓と、前記センサ窓の前記開口部を被覆する半透明のセンサ窓部を通じて人を検知し前記外殻体の内部に配設された人体検知センサと、からなる人体検知システムを有する便器装置であって、
　人に視認させるためのマークが前記センサ窓部に設けられていることを特徴とする便器装置。
　前記センサ窓は、前記センサ窓と前記外殻体のセンサ窓取付部の取合部に沿って配設される装飾部を備えて形成されている請求項５に記載の便器装置。
　前記センサ窓部が前記外殻体の表面から外側に突出するように配設されている請求項５または６に記載の便器装置。
　前記センサ窓は、前記便器装置の外殻体を構成するカバーケースの幅方向中央且つ上面に設けられている請求項５から７のいずれか一項に記載の便器装置。
　前記センサ窓は、前記外殻体の外側から前記センサ窓取付部に嵌合されている請求項５から８のいずれか一項に記載の便器装置。