JP2007003030A - 浴室設置型リモコン、壁パッキンおよび浴室設置型リモコンの防排水構造 - Google Patents

浴室設置型リモコン、壁パッキンおよび浴室設置型リモコンの防排水構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 施工作業が容易で、筐体内部への水滴等の浸入防止効果の高い浴室設置型リモコンの防排水構造を提供することにある。
【解決手段】 リモコン1の筐体背面2aと浴室壁面との間に浸入する水滴等を排水する排水溝8が形成されたリモコンにおいて、ステーパイプを装着するパイプ装着部4の下方に、左右方向に所定の長さを有し、その一部が上記排水溝8に連通する第2の排水溝10を設けるとともに、この第2の排水溝10と連通する第3の排水溝11を設ける。一方、壁パッキン100には、上記パイプ装着部4と嵌合可能な主孔102と、この主孔102に連通する案内孔103を形成し、該主孔102の内周面と上記パイプ装着部4の外周壁との間に浸入した水滴等を上記第2の排水溝または第3の排水溝に案内し、筐体2内部への水滴等の浸入の防止と排水を行う。
【選択図】 図5

Description

この発明は浴室設置型リモコン、壁パッキンおよび浴室設置型リモコンの防排水構造に関し、より詳細には、浴室に設置される給湯器のリモコンにおいて、防水と排水の機能を備えた構造に関する。
浴室の壁面に給湯器のリモコンを取り付ける場合、リモコンの筐体背面から水滴や水蒸気などの水分(以下、水滴等と称する)が筐体内部に浸入しないように、図9(a)に示すような形状を有する厚さ数ミリ程度の弾性部材(具体的には、スポンジ状の部材)で構成されたパッキンaを、筐体背面の所定位置(図9(b)参照)に貼付し、この状態でリモコンaを浴室の壁面に取り付けている。
より詳細には、リモコンbの筐体背面には、該リモコンbを浴室壁面に取り付ける際にステーパイプ(図示せず)が装着される環状の突出部cが設けられており、この突出部cの内側には、貫通孔(具体的には、筐体内部の電装基板から延設されるリモコンケーブルなどの電装線(図示せず)を挿通させるための電装線挿通孔dや、筐体内部の通気用の通気孔e)が筐体背面を貫通して設けられている。
一方、上記壁パッキンaは、上述したような筐体背面の形状に合わせて、上記筐体背面の突出部cと略同径の開口部fを有する環状部gと、この環状部gを囲む矩形の枠部hとで構成され、こられ環状部gと枠部hの表裏面にそれぞれ粘着剤層が形成されている(なお、図ではこの粘着剤層の部分をハッチングで示す)。
そして、リモコンbの浴室壁面への取付けにあたっては、上記壁パッキンaの環状部gで上記筐体裏面の突出部cの周囲を覆うように、上記壁パッキンaの開口部fの位置を突出部cの位置に合わせ、この状態で、壁パッキンaの一方の面を筐体背面に接着するとともに、他方の面を壁パッキンaの弾性に抗して浴室壁面に接着させ、さらに、この状態でリモコンbの外周部分(具体的には、リモコンbと浴室壁面との間)にコーキングを施している。
このように、従来の施工法では、リモコンbの外周に施されたコーキングと、リモコンbの背面に貼付された上記壁パッキンaとによって筐体背面と浴室壁面との間に生じる隙間を閉塞することで、上記貫通孔d,eから筐体内部に水滴等が浸入するのを防止していた。
特開2000−124632号公報
しかしながら、このような構成では以下のような問題があり、その改善が望まれていた。
すなわち、上述した従来の施工法で使用する壁パッキンaは、厚さが数ミリ程度と薄く、しかも全体がスポンジ状の柔らかい部材で構成されていることや、枠部hによって形成される枠部分の幅が狭いことなどに起因して、リモコンbの筐体背面に接着する際に歪みやねじれ等が生じ易く、接着面に皺を生じ易いという傾向があった。その一方、この種のリモコンbは、施工場所との関係で上述したステーパイプを取り付けることなく浴室壁面に取り付けられることがあり、そのような場合、上述したコーキングが不十分であったりコーキングが劣化するなどしてリモコンbと浴室壁面との間に水滴等が浸入すると、施工時に生じた壁パッキンの皺を通ってリモコンbの筐体背面(具体的には貫通孔d,e内)に水滴等が浸入するという問題があった。
なお、上述したような皺の発生を防ぐための便法として、施工時に壁パッキンaの一部(たとえば、上端部分)に作業員が切込みを入れることがあったが、このように壁パッキンaに切込みを入れると、該切込み部分から水滴等の浸入を招くこととなるので、皺の発生は抑制できても水滴等の浸入を防ぐことはできなかった。
そして、上述したような事情によってリモコンbと浴室壁面の間隙に水滴等が浸入すると、従来の壁パッキンaでは、浸入した水滴等がリモコンbの突出部cの外周面と壁パッキンaの開口部fの内周面との間に形成された隙間に溜まり易く、そのため、この隙間に溜まった水滴等が上記貫通孔d,eからリモコンbの筐体内部に浸入し易くなるという問題があった。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、施工作業が容易で、筐体内部への水滴等の浸入防止効果の高い浴室設置型リモコン、壁パッキンおよびこれらを用いた浴室設置型リモコンの防排水構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、まず、本発明に係る浴室設置型リモコンは、浴室の壁面に装着される浴室設置型のリモコンであって、その筐体背面に外側の輪郭が環状の突出部が設けられ、該突出部の内側に筐体内部に通じる貫通孔が形成されるとともに、該筐体背面と浴室壁面との間に浸入する水滴等を排水するための排水溝が上記突出部を囲むように環状に形成されてなるものにおいて、上記突出部の下方かつ上記環状の排水溝の内側所定位置に、左右方向に所定の長さを有し、かつ、その一部が上記環状の排水溝に連通されている第2の排水溝が形成されていることを特徴とする。
そして、その好適な実施態様として、上記環状の突出部の下方かつ上記環状の排水溝の内側所定位置に、左右方向に所定の長さを有し、かつ、溝内に浸入した水滴等を上記第2の排水溝または上記環状の排水溝に案内する傾斜部を有して上記第2の排水溝または上記環状の排水溝に連通する第3の排水溝が形成されていることを特徴とする。
そして、上記傾斜部は、上記第3の排水溝の全長または一部を、上記突出部の外周壁からほぼ等距離に位置するように上向きの略円弧状に形成してなることを特徴とする。
さらに、上記環状の排水溝の外側下方に、該環状の排水溝と連通し、かつ、上記筐体表面に貫通する排水孔が設けられていることを特徴とする。
一方、本発明に係る壁パッキンは、上述した浴室設置型リモコンを浴室壁面に取り付ける際にこれらの間に介装される壁パッキンであって、パッキン本体が弾性を有する平板状の部材で構成され、このパッキン本体に、上記環状の突出部を嵌合可能な開口部を有する主孔と、この主孔に連通し、該主孔の内周面と上記環状の突出部の外周壁との間に浸入した水滴等を上記第2の排水溝または第3の排水溝に案内するための案内孔とが形成されていることを特徴とする。そして、好ましくは、上記案内溝は略矩形の開口形状を有していることを特徴とする。
また、本発明の壁パッキンは、他の好適な実施態様として、パッキン本体が弾性を有する平板状の部材で構成され、このパッキン本体に、上記環状の突出部を嵌合可能な開口部を有する主孔と、この主孔に連通し、該主孔の内周面と上記環状の突出部の外周壁との間に浸入した水滴等をパッキン本体の外側に案内するための案内孔とが形成されていることを特徴とする。
そして、上記パッキン本体は、その上端部に傾斜部が形成され、この傾斜部により、上方から浸入し該パッキン本体の上端に達した水滴等が壁パッキンの左右両側面またはいずれか一方の側面側に案内されるように構成されていることを特徴とする。
さらに、上記パッキン本体は、その全体がスポンジ状のパッドで構成され、該パッキン本体の上端部付近を除いて、少なくともその表裏一方の面に粘着剤層が形成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る浴室リモコンの防排水構造は、上述した浴室設置型リモコンの筐体背面に上述した壁パッキンが接着されるとともに、該壁パッキンの他方の面が浴室壁面に接着されることを特徴とする。
本発明によれば、浴室設置型リモコンは、その筐体背面に外側の輪郭が環状の突出部が設けられ、該突出部の内側に筐体内部に通じる貫通孔が形成されるとともに、該筐体背面と浴室壁面との間に浸入する水滴等を排水するための排水溝が上記突出部を囲むように環状に形成されてなるものにおいて、上記突出部の下方かつ上記環状の排水溝の内側所定位置に、左右方向に所定の長さを有し、かつ、その一部が上記環状の排水溝に連通されている第2の排水溝が形成され、また、実施態様によっては、上記環状の突出部の下方かつ上記環状の排水溝の内側所定位置に、左右方向に所定の長さを有し、かつ、溝内に浸入した水滴等を上記第2の排水溝または上記環状の排水溝に案内する傾斜部を有して上記第2の排水溝または上記環状の排水溝に連通する第3の排水溝が形成される一方、壁パッキンのパッキン本体には、上記環状の突出部を嵌合可能な開口部を有する主孔と、この主孔に連通し、該主孔の内周面と上記環状の突出部の外周壁との間に浸入した水滴等を上記第2の排水溝または第3の排水溝に案内するための案内孔とが形成されていることから、リモコンの筐体背面と壁パッキンの間に下方から水滴等、特に水蒸気が浸入しても、当該水滴等は、上記環状の排水溝と第2の排水溝(第3の排水溝が設けられている場合は第3の排水溝)とによって阻まれ、容易に筐体背面の突出部(貫通孔)には到達しない。
また、筐体背面と壁パッキンの間に上方から水滴等が浸入しても、壁パッキンには、筐体背面の突出部の外周壁と壁パッキンとの間に浸入した水滴等を上記第2の排水溝または第3の排水溝に案内するための案内孔が形成されていることから、浸入した水滴等は上記突出部の周囲に留まることなく案内孔を介して上記第2または第3の排水溝に案内され、筐体背面の貫通孔への浸入が防止される。
その際、筐体背面の上記第3の排水溝の全長または一部を上記環状の突出部の外周壁からほぼ等距離に位置するように上向きの略円弧状に形成させておくことにより、上記壁パッキンとして、案内溝が略矩形の開口形状を有したものを用いれば、壁パッキンを筐体背面に貼付する際に、該壁パッキンの貼付位置がずれて案内孔がリモコンの鉛直方向ではなく斜下方向きになったとしても、案内溝は上記第3の排水溝に届くため、排水を確実に行うことができる。
また、上記環状の排水溝の外側下方に、該環状の排水溝と連通し、かつ、上記筐体表面に貫通する排水孔を設けることにより、上記第2または第3の排水溝に案内された水滴等は、この排水孔を通じてリモコンの筐体外部に排出される。
また、壁パッキンのパッキン本体の上端部に傾斜部が形成しておけば、上方から浸入し該パッキン本体の上端に達した水滴等はこの傾斜部によって壁パッキンの左右両側面またはいずれか一方の側面側に案内されるので、筐体背面と壁パッキンとの間への水滴等の浸入を抑制できる。
さらに、上記パッキン本体をスポンジ状のパッドで構成し、該パッキン本体の上端部付近を除いて、少なくともその表裏一方の面に粘着剤層を形成させておくことにより、壁パッキンをリモコンの筐体背面に貼付した時に、該粘着剤層の形成されていない上端付近には皺がよらないため、防水効果をより高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施形態1
図1に本発明に係る浴室設置型リモコン(以下、「リモコン」と称する)の背面図を示す。また、図2には上記リモコンの正面図を示しており、図2(a)はリモコン正面に設けられた開閉蓋Aを閉じた状態を、また、図2(b) は同リモコンの開閉蓋Aを取り外した状態を示している。さらに、図3に図1のI−I線に沿った断面の拡大図を示している。
このリモコン1は、図示しない給湯器等の遠隔操作装置として浴室の壁面に装着されるものであって、略矩形の筐体2の内部に図示しない電装基板が備えられるとともに、その正面には図2に示すような化粧パネル3が装着されている。
上記リモコン1の筐体背面2aは、プラスチック等の樹脂で一体成形されてなるもので、図1に示すように、その中央には、リモコン1を浴室の壁面(図示せず)に取り付ける際に浴室壁面に貫通して取り付けられる図示しないステーパイプを螺入するためのねじ溝が内周壁4aに形成されたパイプ装着部4と、該パイプ装着部4のさらに内側に、上記電装基盤から延設される電装線(たとえば、リモコンケーブル)を挿通するためのグロメット部5とが形成されている。
上記パイプ装着部4の外周壁4bは、上記筐体背面2aから突出状に設けられている。これは、主として、ステーパイプを装着するための装着代を確保するため、ならびに上記筐体背面2aの表面を伝って後述する貫通孔に水滴等が浸入するのを防止するためであり、本実施形態では、このパイプ装着部4は、その外周壁4bの輪郭(換言すれば、パイプ装着部4の外側の輪郭)が略円形となるように形成されている。
なお、図示例では、このパイプ装着部4の外側の輪郭を略円形に形成した場合を示したが、たとえば楕円形状や矩形に近い形状とすることもできる。要はステーパイプ装着用の内周壁4aとこの外周壁4bとによって環状の突出部が形成されていればよく、上述した目的を達成できる形状であれば、他の形状を採用することも可能である。
上記グロメット部5は、上記パイプ装着部4の内側の内底部4cから突出状に形成されており、その頂上面5aに電装線を挿通するための電装線挿通孔(貫通孔)6が筐体2の内部に貫通して開口されている。また、同様に、上記内底部4cにも筐体2内部の通気用の通気孔(貫通孔)7が筐体2の内部に貫通して開口されている。
そして、このように構成された上記筐体背面2aの外周縁2bの周辺には、該外周縁2bの形状(本実施形態では略矩形状)に合わせて略矩形環状の排水溝8が形成されている。具体的には、この排水溝8は、筐体背面2aと浴室壁面との間に浸入する水滴等を排水するための排水用の溝であって、少なくとも、上記パイプ装着部4の外周壁4bの外側に該外周壁4bを囲むように形成される。
より詳細には、この排水溝8は、図3に示すように、幅、深さともに数ミリ程度の断面略凹形状の溝で構成され、筐体背面2aの外周縁2bの上縁に沿って形成される上縁溝8aと、左右両縁に形成される左縁溝8bおよび右縁溝8cと、下縁に沿って形成される下縁溝8dとが連通することにより構成されている。
そして、この排水溝8の下縁溝8dの外側下方には、該下縁溝8dと連通する排水孔9が設けられている。より具体的には、この排水孔9は、図3に示すように、上記筐体2の表面に貫通するように設けられている。本実施形態に示すリモコン1においては、この排水孔9の筐体正面側の開口部は、筐体正面に設けられた開閉蓋A(図2(a)参照)の蝶番部分に貫通するよう形成されている(図2(b)参照)。
つまり、本実施形態に示すリモコン1では、上記排水溝8に流れ込んだ水滴等は、重力によって、下縁溝8dに流れ込み、さらに上記排水孔9に流れ込んで、この排水孔9から筐体2の正面側より外部に排出されるように構成されている。
そして、本実施形態に示すリモコン1では、このように構成された排水溝8の内側所定位置に、左右方向に所定の長さを有し、かつ、その一部が上記排水溝8に連通されている第2の排水溝10が形成されている。
この第2の排水溝10は、主として、上記パイプ装着部4の外周壁4bを伝って流下する水滴等や後述する第3の排水溝から流入する水滴等を上記排水溝8に案内するとともに、上記排水溝8(具体的には、下縁溝8d)をこえて下方から浸入する水滴等(具体的には、水蒸気)が上記パイプ装着部4内に形成された貫通孔(上記電装線挿通孔6や上記通気孔7)に到達しないようにその浸入を防ぐことを目的として形成されたもので、図1に示すように、上記パイプ装着部4の下方かつ上記下縁溝8dの内側(上方)に、該下縁溝8dと並行して形成された水平溝部10aと、この水平溝部10aと連通しつつ下方に延びて上記下縁溝8dに連通する案内溝部10bとから構成されている。
具体的には、この第2の排水溝10は、上記筐体背面2aの所定位置に、上述した排水溝8と同様に、幅、深さともに数ミリ程度の断面略凹形状の溝を形成してなるもので(図3参照)、その水平溝部10aは上記パイプ装着部4の下方に位置し、かつその左右方向の長さが上記パイプ装着部4の直径(横幅)よりも長くなるように設定されている。ここで、左右方向の長さをこのように設定するのは、上記パイプ装着部4の外周壁4bを伝って流下する水滴等がこの水平溝部10aに流入し易く、かつ下方からの水蒸気の浸入防止効果が高くなるようにするためである。
なお、図示例では、この水平溝部10を上記排水溝8の下縁溝8dと並行に略水平に形成した場合を示したが、水平溝部10a内に流入した水滴等が上記案内溝部10bに流入し易いように、上記案内溝部10bに向かって下向きの傾斜をつけて形成することも可能である。
また、上記案内溝部10bは、上記水平溝部10aに流入した水滴等を上記排水溝8の下縁溝8dに導くために設けられているので、図示のように、上記水平溝部10aの両端に形成される場合に限らず、たとえば上記水平溝部10aの中央にも設けてもよい。要は、上述した目的を達成し得る構造であれば、案内溝部10bの位置、形状、数等は適宜設計変更可能である。
そして、さらに本実施形態では、上記第2の排水溝10に加え、上記パイプ装着部4と上記第2の排水溝10との間に第3の排水溝11が形成されている。
この第3の排水溝11は、主として、後述する壁パッキン100の案内孔103を通じて流下する水滴等を上記第2の排水溝10または上記排水溝8に案内するために形成されたものであって、上記パイプ装着部4の下方かつ上記排水溝8の内側所定位置に、左右方向に所定の長さを有し、かつ、溝内に浸入した水滴等が上記第2の排水溝10に流入し易いように、上記第2の排水溝10(または上記排水溝8)に向かって下向きに傾斜した傾斜部を有して構成される。
具体的には、この第3の排水溝11は、上記筐体背面2aの所定位置に、上記排水溝8や第2の排水溝10と同様に、幅、深さともに数ミリ程度の断面略凹形状の溝を形成することにより構成されてなるもので(図3参照)、本実施形態では、この第3の排水溝11は、図1に示すように、その全長が上向きの略円弧状に形成されるとともに、その円弧部分の最下部が上記第2の排水溝10と連通するように形成されている。
すなわち、この第3の排水溝11は、その全長にわたって溝の各部が上記パイプ装着部4の外周壁4bからほぼ等距離に位置するように設定されている。ここで、この第3の排水溝11をこのように形成しているのは、後述する壁パッキン100の案内孔103との関係で壁パッキン100を斜めに接着した場合(図6参照)でも、案内孔103によって導かれる水滴等が上記第3の排水溝11に流入するようにしたためである。
なお、図示例では、この第3の排水溝11の全長にわたって上記パイプ装着部4の外周壁4bから略等距離になるように設定した場合を示したが、上記目的を達成し得る構造であれば、第3の排水溝11の一部を円弧状に形成するように構成することも可能である。また、図示例では、第3の排水溝11と第2の排水溝10とが連通する部分に突起部12が形成されているが、この突起部12は上記連通部分が広くなると下方からの水蒸気の浸入が容易となるので、それを防ぐために設けられたものである。したがって、上記連通部分が狭い場合には特にこのような突起部12は設けなくてもよく、また、反対に広い場合にはより多くの突起部12を設けられる。
そして、図1において、符号13で示すのは、リモコン1を浴室壁面に取り付ける際に、筐体背面2aを上記浴室壁面から数ミリ程度浮かせて支持するための支持部である。また、符号14で示すのは、後述する壁パッキン100の貼付位置を示すために筐体背面2aに形成された貼付位置表示部であり、本実施形態ではこの貼付位置表示部14は、壁パッキン100の適正な貼付位置を該壁パッキン100の輪郭で表示するように形成されている。さらに、符号15で示すのは、上記リモコン1の型番等を刻印等する欄を示すために形成された刻印等の表示部である。
次に、本発明に係る壁パッキンについて図4乃至図6に基づいて説明する。図4は、本発明に係る壁パッキンの一例を示す説明図であり、図4(a)は同壁パッキンの正面図を、また図4(b)は底面図を示している。また、図5は、壁パッキンをリモコン1の筐体背面2aの貼付位置に適正に貼付した状態を示す説明図である。また、図6は、壁パッキンがリモコン1の筐体背面2aの貼付位置に適正に貼付されなかった状態の一例を示す説明図である。
この壁パッキン100は、上記リモコン1を浴室壁面に取り付ける際に、リモコン1の筐体背面2aと浴室壁面との間に介装されるパッキンであって、弾性を有する厚さ数ミリ程度の平板状の部材で形成される。
具体的には、本実施形態では、この壁パッキン100は、平板状のスポンジ状の部材で構成され、図4(a)に示すように、上端部101aが円弧状に形成された略矩形のパッキン本体101の所定位置に、上記リモコン1のパイプ装着部4の外周壁4bを嵌合可能な開口部を有する主孔102と、この主孔102に連通する略矩形の開口形状を有する案内孔103とを開設することによって構成される。
ここで、上記パッキン本体101の上端部101aを円弧状に形成しているのは、壁パッキン100がリモコン1の筐体背面2aと浴室壁面との間に介装された際に、上方から浸入する水滴等がこの上端部101aに形成された円弧状の傾斜部によってパッキンの左右に流れ落ちるようにすることで、上記パイプ装着部4(具体的には、上記貫通孔6,7)に水滴等が浸入しにくくなるようにしたためである。したがって、パッキン本体101の上端部101aの形状は、このように上方から浸入し該パッキン本体101の上端に達する水滴等がパッキン本体101の左右両側面またはいずれか一方の側面側に案内されるような形状であれば適宜設計変更可能である。
また、上記主孔102は、上記パイプ装着部4の外周壁4bを嵌合可能な開口部を有していればよいが、より好ましくは、上記パッキン本体101をリモコン1の筐体背面2aに装着した際に、上記パイプ装着部4の外周壁4bと該主孔102の内周面102aとの間に生じる隙間ができるだけ小さくなるように、該外周壁4bの輪郭に合致するように主孔102の形状が設定される。
さらに、上記案内孔103は、上記パッキン本体101をリモコン1の筐体背面2aの適正な貼付位置に貼付した際に、上記主孔102の下方にこの案内孔103が連通するように形成されている。すなわち、この案内孔103は、上記パッキン本体101の上端部101aから該パッキンと筐体背面2aとの間に水滴等が浸入した場合、この浸入した水滴等が、上記パイプ装着部4の外周壁4bと上記主孔102の内周面102aとの間に形成された隙間に溜まることなく上記第3の排水溝11または上記第2の排水溝10に案内されるようにしたものであって、本実施形態では、この案内孔103の長さ寸法(図において上下方向の寸法)は、図5に示すように、その下端部103aが 上記第2の案内溝10に届く長さに設定されている。
なお、上述したように、上記第3の排水溝11は上記第2の排水溝10に連通しているので、この案内孔103は、少なくとも、上記第3の排水溝11まで到達する長さ寸法を有していればよい。
そして、このパッキン本体101の表裏面には、該パッキン本体101をリモコン1の筐体背面2aと浴室壁面とに接着するための粘着剤層が形成されている。具体的には、本実施形態では、この粘着剤層は、図4のハッチングで示す部位、つまり、パッキン本体101の上端部101a付近を除くその他の部分に形成される。
ここで、パッキン本体101の上端部101a付近を除く部位にのみ粘着剤層を形成しているのは、該パッキン本体101を筐体背面2aに接着する際に、この上端部101a付近に皺が生じるのを防止するためである。すなわち、上述したように、スポンジ状の柔らかい材質で形成されたパッキンの全面に粘着剤層を形成すると、パッキン本体101を筐体背面2aに貼付する際に皺が生じることがあるので、本実施形態では、上端部101a付近にあえて粘着剤層を形成しないことによって、上端部101a付近に皺が発生するのを防止し、これによって壁パッキン100の上端側の防水効果の向上が図られている。
なお、このような皺の発生防止は、最終的には、パッキン本体101の上端側からパイプ装着部4内に設けられた貫通孔6,7への水滴等の浸入を防止することにあるから、粘着剤層を形成しない部分(非粘着部)は、少なくとも上記パッキン本体101の上端部101aから上記主孔102の上端部までの範囲を含むように設定される。
そして、このように構成された壁パッキン100は、リモコン1を浴室壁面に装着するにあたり、まず、図5に示すように、該リモコン1の筐体裏面2aに形成された貼付位置表示部14で示された輪郭に合わせて貼付される。そして、リモコン1を浴室壁面に取り付けることにより、筐体背面2aと浴室壁面との間に介装され、両者の間で弾性変形することによって両者の間をシールするように機能する。
しかして、このように本発明に係るリモコン1と壁パッキン100とを用いて浴室壁面に取り付けられたリモコンは、壁パッキン100の上端部101a付近には粘着剤層が形成されていないので、該上端部101a付近は皺なく密着し、しかも、該上端部101aには傾斜部が形成されているので、仮にリモコン1の周囲のコーキングを破って上方から水滴等が浸入しても、当該水滴等は壁パッキン100によりパイプ装着部4に到達するのが妨げられる。
また、仮に上記パッキン本体101の上端部101a側から水滴等が浸入したとしても、壁パッキン100の主孔102に連通する案内孔103が形成されているので、浸入した水滴等はパイプ装着部4の外周壁4bと主孔102の内周面102aとの間に形成された隙間に溜まることなく案内孔103を伝わって上記第3の排水溝11や上記第2の排水溝10に流れ落ち排水溝8、排水孔9を介して外部に排出される。したがって、仮に壁パッキン100の上方から水滴等が浸入したとしても、当該水滴等が上記パイプ装着部4内に形成された貫通孔6,7から筐体2の内部に浸入することはない。
なお、本実施形態に示すリモコン1は、上記第3の排水溝11は、その全長にわたって上記パイプ装着部4の外周壁4bからほぼ等距離に位置するように形成されていることから、仮に壁パッキン100を図6のように斜めに装着してしまったような場合でも、上方から浸入した水滴等は案内孔103を伝わって上記第3の排水溝11に案内されるので、上述した効果は損なわれない。
しかも、リモコン1の周囲のコーキングを破って下方から浸入する水滴等(主として水蒸気)についても、上記壁パッキン100によってその浸入が防止されるとともに、仮に該壁パッキン100の隙間(たとえは、接着時の皺)から浸入したとしても、上記第2の排水溝10と第3の排水溝11とによって上方への浸入が防がれ、これらの排水溝10,11から排水溝8、排水孔9を通じて外部に排出される。そのため、仮に壁パッキン100の下方から水滴等が浸入したとしても、当該水滴等が上記パイプ装着部4に到達することはなく、貫通孔6,7から筐体2の内部に浸入することもない。
実施形態2
次に、本発明に係る壁パッキンの改変例を図7に基づいて説明する。図7(a)は同壁パッキンをリモコンに貼付した状態を示す説明図であり、また、図7(b)は同壁パッキンを装着した状態を浴室壁面側から見た説明図である。
図示のように、本実施形態の壁パッキン110は、上記実施形態1における壁パッキン100における案内孔103の形状を改変したものであって、その他の構成は上述した実施形態1と同様であるので、構成が共通する部分は同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に示す壁パッキン110は、主孔102に連通する案内孔103の形状を、上方からパイプ装着部4の外周部分に浸入した水滴等が下方に抜け、かつ下方から浸入する水滴等(主に水蒸気)がパイプ装着部4に浸入しないように形成したものである。
具体的には、図7(a)に示すように、上記主孔102の下方に連通する案内孔103を略L字状に形成する。すなわち、案内孔103を、パイプ装着部4の外周部分に浸入した水滴等を下方に抜く垂直孔部104と、この垂直孔部104に連通して左右方向に形成された水平孔部105とで構成し、該水平孔部105をパッキン本体101の側面に貫通させている。
これにより、たとえば、図7(b)に示すように、リモコン1が浴室壁面のタイルTの目地M上に設けられるなどして、この目地Mを伝って水滴等が上記パイプ装着部4の周辺に浸入しても、主孔102に連通する垂直孔部104および水平孔部105を伝って該水滴がパッキン本体101の外側に排出され、さらには上記排水溝8、排水孔9を伝って外部に排出される。
なお、図示例では、上記水平孔部105を略水平に形成した場合を示したが、水滴等の排水を容易にするため、下方に向かう緩やかな傾斜をつけて設けることも可能である。
実施形態3
次に、本発明に係るリモコンの改変例を図8に基づいて説明する。図8(a)は同リモコンの背面図であり、図8(b)は図8(a)のII−II線に沿った断面図であり、図8(c)は同リモコンを浴室壁面に装着した状態を示す説明断面図である。
図示のように、本実施形態のリモコン200は、上記実施形態1におけるリモコン1におけるグロメット部5の構造並びに通気孔7の位置を改変したものであって、その他の構成は上述した実施形態1と同様であるので、構成が共通する部分は同一の符号を付して説明を省略する。
すなわち、本実施形態に示すリモコン200では、グロメット部50を上記筐体背面2aから突出させて形成したものであって、該グロメット部50は、図8(b)に示すように、断面略台形状、すなわちその外周壁50aがテーパ状を呈するように構成される。そして、このグロメット部50の頂上面には電装線を挿通するための電装線挿通孔(貫通孔)60と、筐体2内部の通気用の通気孔(貫通孔)70とが筐体2の内部に貫通して開口されている。
そして、このリモコン200の浴室壁面への取付けにあたっては、図8(c)に示すように、上記グロメット部50の位置を、浴室壁面Wに形成されたリモコン取付孔Whの位置に合わせて、該グロメット部50を上記リモコン取付孔Whに押し込むようにして装着する。なお、図において符号120は、リモコン200と浴室壁面Wとの間に介装される壁パッキンを示している。
このように、本実施形態のリモコン200によれば、浴室壁面Wへのリモコン200の取付けが、グロメット部50の位置を合わせて浴室壁面Wに押し込むことによってできるので、リモコン200のセンターを合わせやすく施工容易で、しかも、電装線挿通孔60や通気孔70はリモコン取付孔Wh内、つまり、浴室壁面Wの内側に開設されることとなるので、パイプ装着部4付近に水滴等が溜まってもこれら貫通孔60,70から筐体2内部に水滴等が浸入することがない。
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可能である。
たとえば、上述した実施形態では、上記第3の排水溝11は、同排水溝11に流入した水滴等を第2の排水溝10に案内する(つまり、上記第2の排水溝10を介して排水する)構成を示したが、第3の排水溝11と排水溝8とが直接連通するように構成することも可能である。
また、上述した実施形態では、パッキン本体101の表裏面に粘着剤層を形成した場合を示したが、この粘着剤層は、少なくとも筐体背面2aに装着する面(表裏いずれか一方の面)にのみ形成されていればよい。
本発明に係る浴室設置型リモコンの一例を示す背面図である。 同浴室設置型リモコンの一例を示す正面図であり、図2(a)は同リモコンの正面に設けられた開閉蓋を閉じた状態を、また、図2(b) は同リモコンの開閉蓋を取り外した状態を示している。 図1におけるI−I線に沿った断面の拡大図である。 本発明に係る壁パッキンの一例を示す説明図であり、図4(a)は同壁パッキンの正面図を、また図4(b)は底面図を示している。 同壁パッキンをリモコンの筐体背面の貼付位置に適正に貼付した状態を示す説明図である。 同壁パッキンがリモコンの筐体背面の貼付位置に適正に貼付されなかった状態の一例を示す説明図である。 本発明に係る壁パッキンの他の実施態様を示す説明図であり、図7(a)は同壁パッキンをリモコンに貼付した状態を示す説明図であり、また、図7(b)は同壁パッキンを装着した状態を浴室壁面側から見た説明図である。 本発明に係るリモコンの他の実施形態を示す説明図であり、図8(a)は同リモコンの背面図であり、図8(b)は図8(a)のII−II線に沿った断面図であり、図8(c)は同リモコンを浴室壁面に装着した状態を示す説明図である。 従来におけるリモコンの浴室壁面への装着構造を説明するための説明図であって、図9(a)は従来の壁パッキンの正面図であり、図9(b)は同壁パッキンをリモコンの背面に貼付した状態を示す説明図である。
符号の説明
1,200 リモコン(浴室設置型リモコン)
2 筐体
2a 筐体背面
3 化粧パネル
4 パイプ装着部(突出部)
5,50 グロメット部
6,60 電装線挿通孔(貫通孔)
7,70 通気孔(貫通孔)
8 排水溝
9 排水孔
10 第2の排水溝
11 第3の排水溝
100,110 壁パッキン
101 パッキン本体
102 主孔
103 案内孔

Claims (10)

  1. 浴室の壁面に装着される浴室設置型のリモコンであって、その筐体背面に外側の輪郭が環状の突出部が設けられ、該突出部の内側に筐体内部に通じる貫通孔が形成されるとともに、該筐体背面と浴室壁面との間に浸入する水滴等を排水するための排水溝が前記突出部を囲むように環状に形成されてなるものにおいて、
    前記突出部の下方かつ前記環状の排水溝の内側所定位置に、左右方向に所定の長さを有し、かつ、その一部が前記環状の排水溝に連通されている第2の排水溝が形成されている
    ことを特徴とする浴室設置型リモコン。
  2. 前記環状の突出部の下方かつ前記環状の排水溝の内側所定位置に、左右方向に所定の長さを有し、かつ、溝内に浸入した水滴等を前記第2の排水溝または前記環状の排水溝に案内する傾斜部を有して前記第2の排水溝または前記環状の排水溝に連通する第3の排水溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の浴室設置型リモコン。
  3. 前記傾斜部は、前記第3の排水溝の全長または一部を、前記突出部の外周壁からほぼ等距離に位置するように上向きの略円弧状に形成してなることを特徴とする請求項2に記載の浴室設置型リモコン。
  4. 前記環状の排水溝の外側下方に、該環状の排水溝と連通し、かつ、前記筐体表面に貫通する排水孔が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の浴室設置型リモコン。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の浴室設置型リモコンを浴室壁面に取り付ける際にこれらの間に介装される壁パッキンであって、
    パッキン本体が弾性を有する平板状の部材で構成され、
    このパッキン本体に、前記環状の突出部を嵌合可能な開口部を有する主孔と、この主孔に連通し、該主孔の内周面と前記環状の突出部の外周壁との間に浸入した水滴等を前記第2の排水溝または第3の排水溝に案内するための案内孔とが形成されている
    ことを特徴とする壁パッキン。
  6. 前記案内溝は、略矩形の開口形状を有していることを特徴とする請求項5に記載の壁パッキン。
  7. 請求項1から4のいずれかに記載の浴室設置型リモコンを浴室壁面に取り付ける際にこれらの間に介装される壁パッキンであって、
    パッキン本体が弾性を有する平板状の部材で構成され、
    このパッキン本体に、前記環状の突出部を嵌合可能な開口部を有する主孔と、この主孔に連通し、該主孔の内周面と前記環状の突出部の外周壁との間に浸入した水滴等をパッキン本体の外側に案内するための案内孔とが形成されている
    ことを特徴とする壁パッキン。
  8. 前記パッキン本体は、その上端部に傾斜部が形成され、この傾斜部により、上方から浸入し該パッキン本体の上端に達した水滴等が壁パッキンの左右両側面またはいずれか一方の側面側に案内されるように構成されていることを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の壁パッキン。
  9. 前記パッキン本体は、その全体がスポンジ状のパッドで構成され、該パッキン本体の上端部付近を除いて、少なくともその表裏一方の面に粘着剤層が形成されていることを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の壁パッキン。
  10. 請求項1から4のいずれかに記載の浴室設置型リモコンの筐体背面に、請求項5から9のいずれかに記載の壁パッキンが接着されるとともに、該壁パッキンの他方の面が浴室壁面に接着されてなることを特徴とする浴室設置型リモコンの防排水構造。
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