JP5634790B2 - 便座装置 - Google Patents
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Description
前記便座装置は、開閉により前記便座を開放し及び覆うように前記本体に設けられた便蓋と、制御部と、をさらに備え、前記制御部は、前記赤外線センサが前記人体を検出すると、前記便蓋を開き、かつ前記加熱器によって前記便座を温めるよう構成されていてもよい。
[ハードウェアの構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係る便座装置の概要を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態1の便座装置101Aは、便器200の上に載置されて設置される。便座装置101Aは、本体1と、便座2と、便蓋3と、検知/報知部4と、を備えている。
次に、本発明を特徴付ける検知/報知部4の構成を詳しく説明する。
次に、カバー21の構成について詳しく説明する。カバー21は、赤外線を透過すること、可視光を照射するとスポット形状の光る領域が形成されること、及びカバーの内部(カバーで覆われた部分)が見えないことの3つの条件を満たすことが必要とされる。
図9は図1の便座装置の制御系統の構成を示すブロック図である。
次に、以上のように構成された便座装置101Aの動作を説明する。
便座2の温度制御においては、待機温度と、限界温度と、設定温度との3種類の温度が用いられる。待機温度は、便座装置2が使用されていない状態において維持される温度であり、予め制御部41に記憶されて設定されている。待機温度は、例えば、18℃に設定されている。限界温度は、使用者が冷たさを感じないと想定される温度であり、予め制御部41に記憶されて設定されている。限界温度は、例えば、29℃に設定されている。なお、待機温度は、使用者の人体が検知されてから所定時間(例えば6秒)内に、ヒータ46を全定格で動作させて便座2を加熱することによりその温度から限界温度まで昇温可能な温度として設定される。設定温度は、便座装置2が使用されている状態において維持される温度である。使用者が操作部10の所定の操作ボタンを操作して所望の設定温度を入力すると、これが制御部41に記憶されて設定温度として設定される。なお、操作部10には、複数の設定温度レベルに対応させて複数の温度調整ランプ43が設けられており、使用者が上記所定の操作ボタンを操作すると、制御部41の制御により、この操作に対応する温度調整ランプ43が点灯するように構成されている。従って、使用者は所定の操作ボタンを操作して点灯する温度調整ランプ43を見ながら所望の設定温度レベルを選択し、それによって、設定温度を設定することができる。
制御部41は、便座装置2が使用されない状態(着座センサ5が使用者の便座2からの離座を検知した後の状態)では、ヒータ駆動部44を介して便座2の温度を待機温度に制御する。この際、制御部41は、便座2の表面温度を正確に待機温度に制御するために、温度測定部45で測定される便座2の温度と室温センサ42で検知される室温との双方に基づいてヒータ47による便座2の加熱量を制御する。そして、使用者がトイレに入室して便座装置101Aに近づくと、制御部41は、検知/報知部4の反射型赤外線センサ27の検知出力に基づいて使用者の人体を検知する。ここで、本実施の形態1では、検知/報知部4が本体1の腕部1bの先端部に設けられているので、便座装置2に近づく使用者の人体を好適に検出することができる。そして、制御部41は、ヒータ駆動部44を介してヒータ47により便座2を全定格で加熱するとともに、検知/報知部4の報知灯23を点滅させる。そして、制御部41は、温度側定部45によって測定される便座2の温度が限界温度に到達すると、報知灯23を連続点灯させる。これにより、使用者に便座2が温まったことが報知される。このとき、図3に示すように、検知/報知部4においては、報知灯23から発せられる可視光によって、不透明なカバー21にスポット形状の光る領域31が形成され、これが使用者に明瞭に視認される。従って、便座2が温まったことを報知する部分の視認性が向上する。制御部41は、便座2の温度が限界温度に到達した後は、便座2の温度を設定温度に制御する。
本変形例は、検知/報知部4及び報知灯23が、便座装置101Aの便座が温まったこと以外の機能状態を報知するよう構成されている。これ以外の点は上記と同様である。
本発明の実施の形態2は、実施の形態1の便座装置を、洗浄機能を備えかつ便蓋を自動的に開閉するよう変形した構成例を示すものである。
1a 基部
1b 腕部
2 便座
3 便蓋
4 検知/報知部
5 着座センサ
10 操作部
21 カバー
22 筐体
23 報知灯
24 遮光部
25 光通過孔
26 光軸
27 反射型赤外線センサ(人体センサ)
28 開口(窓)
31 光る領域
41 制御部
42 室温センサ
43 便座温調ランプ
44 ヒータ駆動部
45 温度測定部
46 便座温度センサ
47 ヒータ
101A,101B 便座装置
200 便器
Claims (7)
- 本体と、
前記本体に設けられた便座と、
前記便座を加熱する加熱器と、
前記本体に設けられ、人体を検知しかつ便座装置の機能状態を報知する検知/報知部と、
を少なくとも有しており、
前記検知/報知部は、前記人体を検出する反射型の赤外線センサと、可視光を発して前記便座装置の機能状態を報知する報知灯と、前記赤外線センサ及び前記報知灯を覆うように設けられ、赤外線を透過しかつ2%以上かつ10%以下である可視光透過率を有するカバーと、を備え、かつ、前記報知灯から発せられた可視光が前記カバーにスポット形状の光る領域を形成するよう構成されている、
便座装置。 - 前記検知/報知部において、所定の光軸上に前記報知灯と光通過孔を有する遮光体と前記カバーとが順に設けられ、前記遮光体は光通過孔を前記光軸が通るように設けられている、請求項1に記載の便座装置。
- 前記カバーの赤外線透過率が28%以上である、請求項1に記載の便座装置。
- 前記本体は、前記便座の基端が設けられた部分から該便座に沿って延出する腕部を備え、前記腕部の先端部に前記検知/報知部が設けられている、請求項1に記載の便座装置。
- 前記検知/報知部は、前記便座が温まったことを報知するよう構成されており、前記報知灯は、可視光を発して前記便座が温まったことを報知するよう構成されている、請求項1に記載の便座装置。
- 前記便座装置は、開閉により前記便座を開放し及び覆うように前記本体に設けられた便蓋と、制御部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記赤外線センサが前記人体を検出すると、前記便蓋を開き、かつ前記加熱器によって前記便座を温めるよう構成されている、請求項5に記載の便座装置。 - 前記制御部は、前記便座が温まると、前記報知灯を点灯するよう構成されている、請求項6に記載の便座装置。
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