JP2012126270A - ラジエータグリル - Google Patents

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JP2012126270A JP2010279948A JP2010279948A JP2012126270A JP 2012126270 A JP2012126270 A JP 2012126270A JP 2010279948 A JP2010279948 A JP 2010279948A JP 2010279948 A JP2010279948 A JP 2010279948A JP 2012126270 A JP2012126270 A JP 2012126270A
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Akira Nishimura
晃 西村
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Abstract

【課題】フロントフードから排出される液体の浸入を防ぐことが可能なラジエータグリルを提供する。
【解決手段】ラジエータグリル100は、車両のフロントフード118の前端120の下方に設置されるハウジング114と、ハウジング114の前面に取り付けられるレンズ部110とを少なくとも備える。ハウジング114はフロントフード118の前端120の下側に設けられた水抜穴122の鉛直下方に水抜穴122よりも入口口径の大きな貫通孔124を有し、貫通孔124はハウジング114の車両後側へ通じている。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両の前端に設置されるラジエータグリルに関するものである。
ラジエータグリルは車両前端のラジエータ付近に設置される部材であり、フロントグリルとも呼ばれている。元来のラジエータグリルはラジエータの前側にある空気取入口のことを示していたが、現在では空気取入口としての機能を備えない構成のものにおいても慣用でラジエータグリルと呼ばれている。ラジエータグリルは人目につきやすい位置に設置されるため、車両のデザイン性を決める上で重要な役割を担っている。
主に装飾部材として機能する一般的なラジエータグリルは、前面に透明なアクリル樹脂等で構成されたレンズ部を備えるものが多い(例えば特許文献1)。ここで、ラジエータグリルの上方には、フロントフードの前端が位置している。一般に、フロントフードのように金属のパネルを重ねて形成される部材には、内部に防錆ワックスが塗布される(例えば特許文献2)。特許文献2のフロントフードの下側には、ワックス塗布用のノズルを挿入する開口部が設けられている。特許文献2では明示されていないものの、通常のフロントフードでは、前端の下側に雨水等の溜まり込みを防ぐための水抜穴がさらに設けられていることが多い。
特開2007−130876号公報 実開昭62−61777号公報
特許文献2のようなフロントフードへの防錆ワックスの塗布は、車両の耐久性能を向上させるために非常に有効である。しかし防錆ワックスの塗布時において、開口部や水抜穴から防錆ワックスが滴って下方のラジエータグリルを汚すおそれがある。ラジエータグリルの外面が汚れただけであるなら、清掃も簡単である。ところが、防錆ワックスはレンズ部の合わせ目からラジエータグリルの内部に浸入するおそれがある。ラジエータグリルの内部の防錆ワックスを拭き取るのは難しく、また、防錆ワックスに汚染された箇所がレンズ部を通して外観に現れて美観が著しく失われてしまう。
本発明は、このような課題に鑑み、フロントフードから排出される液体の浸入を防ぐことが可能なラジエータグリルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかるラジエータグリルの代表的な構成は、車両のフロントフードの前端の下方に設置されるハウジングと、ハウジングの前面に取り付けられるレンズ部とを少なくとも備えるラジエータグリルにおいて、ハウジングは前記フロントフードの前端の下側に設けられた水抜穴の鉛直下方に水抜穴よりも入口口径の大きな貫通孔を有し、貫通孔はハウジングの車両後側へ通じていることを特徴とする。
上記構成によれば、防錆ワックスに代表されるフロントフードから排出された液体をハウジングの車両後側へ排出させることができる。したがって、防錆ワックスや雨水等の液体のレンズ部の内側への浸入を好適に防ぐことができる。
上記ハウジングは貫通孔の周辺にハウジングの上面よりも低まった液受け部を有するとよい。この液受け部を有することで、たとえ滴下された液体が貫通孔の縁に触れたとしても上面へ伝わらせることなく貫通孔へ導くことができる。
上記ハウジングは、貫通孔の下方であって車両幅方向の近傍に液体の車両幅方向への流れを規制するリブを有するとよい。ハウジングにはレンズ部のツメ等が嵌り込んでいる各種嵌合部が存在していて、これら嵌合部からも液体は浸入するおそれがある。そこで上記構成では、リブによって液体の流れを規制して嵌合部へ向かわせることなく排出している。
上記構成によれば、フロントフードから排出される液体の浸入を防ぐことが可能なラジエータグリルを提供することが可能となる。
本発明の実施形態にかかるラジエータグリルを適用した車両を示す図である。 図1のラジエータグリルを詳細に示す図である。 図2のハウジングの貫通孔を各方向から示す図である。 本実施形態にかかるラジエータグリルと比較例のラジエータグリルとを示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施形態にかかるラジエータグリル100を適用した車両102を示す図である。本実施形態にかかるラジエータグリル100は、左右のヘッドライド104a、104bの中央に設置される。ラジエータグリル100は主に装飾用の部材であって、実際のラジエータの空気取入口106は別に存在している。
図2は、図1のラジエータグリル100を詳細に示す図である。図2(a)は図1のラジエータグリル100を単独で示している。図2(a)に示すように、ラジエータグリル100の車両前側中央には製造メーカや車種を示すエンブレム108が施されている。
図2(b)は、図2(a)のラジエータグリル100の分解図である。図2(b)に示すように、ラジエータグリル100は、透明なレンズ部110とレンズ部110の車内側に設置されるリフレクタ112、およびこれらの基礎を担うハウジング114を含んで構成されている。
レンズ部110はアクリル樹脂等で構成されている。リフレクタ112は反射板であって、メッキ加工等によって装飾が施されている。エンブレム108はリフレクタ112に設けられている。レンズ部110およびリフレクタ112はハウジング114の前面116に、ツメ等を差し込んで取り付けられる。そして、これらが取り付けられたハウジング114はボルト等を使用して車両本体へ取り付けられる。
図2(a)に示すハウジング114の上面126は、図1に示すようにフロントフード118の前端120の下方に位置している。図4(a)にはフロントフード118の前端120の断面を示してある(図4(a)についての詳細は後述する)。一般に、フロントフード118には内部への雨水の溜まり込みを防ぐ水抜穴122が形成されていて、ここから雨水が排出される。また、フロントフード118の内部(領域E1)には防錆ワックスが塗布される。防錆ワックスもまた、水抜穴122を通じて滴ることがある。
雨水および防錆ワックスが図2(a)のレンズ部110の内側に浸入してしまった場合、ラジエータグリル100の美観は著しく失われる。しかし、いったん組み合わせたラジエータグリル100を清掃のために分解するのは容易ではない。そこで、雨水および防錆ワックス等の液体の浸入防止対策として、ハウジング114の上面126には貫通孔124が設けられている。
図3は、図2のハウジング114の貫通孔124を各方向から示す図である。図3(a)は図2(a)のラジエータグリル100の車両後側を示している。図3(a)に示すように、本実施形態では、貫通孔124はハウジング114の車両幅方向の略中央に設けられている。図3(b)は貫通孔124を上方から見た図である。貫通孔124は上面126に略円形に設けられている。なお、貫通孔124の設置数や設置位置および形状は、フロントフード118の構成に合わせて適宜変更してよい。
図3(c)は、図3(a)のA部の拡大図である。図3(c)に示すように、ハウジング114の上面126の下方には隙間S1が形成されている。貫通孔124は隙間S1の底面を液体の排出部127として利用していて、上方の水抜穴122(図4(a)参照)から排出された液体は貫通孔124を通過して排出部127に滴下される構成となっている。
図4は、本実施形態にかかるラジエータグリル100と比較例のラジエータグリル10とを示す図である。図4(a)は、図1のB−B断面として当該ラジエータグリル100を示している。図4(b)は、比較例のラジエータグリル10を図4(a)に対応させて示している。
図4(b)に示すように、フロントフード118の前端120の内部(領域E1)には防錆ワックスが塗布されている。また、前端120近傍の下側には水抜穴122が設けられている。これらは防錆対策として有効であるものの、フロントフード118の前端120の下方にはラジエータグリル10が設置されていて、水抜穴122から排出される雨水および滴る防錆ワックスはレンズ部110の内側を汚染するおそれがある。詳細には、防錆ワックス等の液体が水抜穴122から排出されると、その液体はハウジング12の上面14に滴下され、上面14を伝ってハウジング12の前面16とレンズ部110の上縁111との合わせ目からレンズ部110の内側に浸入してしまう。
一方、図4(a)に示す当該ラジエータグリル100では、ハウジング114の上面126における水抜穴122の鉛直下方の位置に貫通孔124を設けている。貫通孔124はハウジング114の車両後側へ通じていて、水抜穴122から排出された液体は上面126に伝わることなく排出される。また、貫通孔124の入口口径C1は水抜穴122の口径C2よりも大きく形成されていて、水抜穴122からの液体をより適切に通過させることが可能となっている。
また、図3(b)に示すように、貫通孔124の後側(図中下側)の縁には液受け部128を設けている。図4(a)に示すように液受け部128は上面126よりも低まっていて、これにより、たとえ滴下された液体が貫通孔124の縁に触れたとしても上面126へ伝わらせることなく貫通孔124へ導くことが可能となっている。なお、液受け部128は貫通孔124の周辺に設ければよく、その範囲や形状等は適宜変更可能である。
さらに、図3(c)に示す当該ラジエータグリル100は、貫通孔124の下方であって車両幅方向の近傍にリブ130を有している。このリブ130によって、液体の車両幅方向(図中、略左右方向)への流れは規制されている。リブ130の図中右側には嵌合部132が存在している。嵌合部132では、レンズ部110のツメ134がハウジング114の孔136に嵌合していて、隙間が生じている。この嵌合部132のような嵌合箇所はハウジング114の車両後側に複数存在していて、それらの隙間からも液体はレンズ部110の内側へ浸入するおそれがある。そこでラジエータグリル100ではリブ130を設け、液体を嵌合部132へ向かわせることなく排出している。
以上説明したように、当該ラジエータグリル100によれば、防錆ワックスに代表されるフロントフード118から排出された液体のレンズ部110の内側への浸入を好適に防ぐことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両の前端に設置されるラジエータグリルとして利用することができる。
E1 …領域、C1 …入口口径、C2 …口径、S1 …隙間、100、10 …ラジエータグリル、102 …車両、106 …空気取入口、108 …エンブレム、110 …レンズ部、111 …上縁、112 …リフレクタ、114、12 …ハウジング、116 …前面、118 …フロントフード、120 …前端、122 …水抜穴、124 …貫通孔、126、14 …上面、127 …排出部、128 …液受け部、130 …リブ、132 …嵌合部、134 …ツメ、136 …孔

Claims (3)

  1. 車両のフロントフードの前端の下方に設置されるハウジングと、該ハウジングの前面に取り付けられるレンズ部とを少なくとも備えるラジエータグリルにおいて、
    前記ハウジングは前記フロントフードの前端の下側に設けられた水抜穴の鉛直下方に該水抜穴よりも入口口径の大きな貫通孔を有し、
    前記貫通孔は前記ハウジングの車両後側へ通じていることを特徴とするラジエータグリル。
  2. 前記ハウジングは前記貫通孔の周辺に該ハウジングの上面よりも低まった液受け部を有することを特徴とする請求項1に記載のラジエータグリル。
  3. 前記ハウジングは、前記貫通孔の下方であって車両幅方向の近傍に液体の車両幅方向への流れを規制するリブを有することを特徴とする請求項1または2に記載のラジエータグリル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7407237B2 (ja) 2022-06-09 2023-12-28 本田技研工業株式会社 フロントグリル

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