WO2017126234A1 - 工業用織物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、上面側経糸と上面側緯糸とからなる上面側織物と下面側経糸と下面側緯糸とからなる下面側織物とを接結糸によって接合する工業用織物において、上面側織物において単一ナックルを形成する部分を有する凹部引込み接結糸を有し、当該凹部引込み接結糸に隣接する箇所に凹部押上げ接結糸を配し、当該凹部押上げ接結糸が凹部引込み接結糸の単一ナックルを形成する部分における織り込まれた上面側経糸又は上面側緯糸の糸方向の両側に配置されている上面側経糸又は上面側緯糸を織り込むことによって2つのナックルを形成することを特徴とする工業用織物とすることで、織物の上面に発生する凹部を規則的に分断し、製造される被抄造物の表面に斜め方向に連続して発生するマーキングを防止する。

Description

工業用織物
 本発明は、脱水マークの発生を軽減し、表面平滑性及びろ水性に優れた工業用織物に関し、特に斜め方向に連続して発生する被抄造物におけるマーキングの防止に好適に用いられる工業用織物に関する。
 従来から工業用織物としては、経糸、緯糸で製織したものが広く使用されている。例えば、工業用織物は製紙用織物や搬送用ベルト、ろ布等として使用され、用途や使用環境に適した織物特性が要求されている。中でも織物の網目を利用して原料の脱水等を行う製紙工程で使用される抄紙用織物における要求特性は特に厳しい。
 かかる織物の要求特性としては、支持される紙に対して織物のワイヤーマークが転写しにくい表面平滑性に優れた織物、また原料に含まれる余分な水分を十分且つ均一に脱水するための脱水性、過酷な環境下でも好適に使用できる程度の剛性、耐摩耗性、そして良好な紙を製造するために必要な条件を長期間持続することが要求されている。その他にも繊維支持性、製紙の歩留まりの向上、寸法安定性、走行安定性等が要求される。さらに近年では抄紙マシンの高速化に伴い、抄紙用織物への要求特性も一段と厳しいものとなっている。
 ここで、工業用織物の中でも最も要求が厳しい抄紙用織物について説明すれば、ほとんどの工業用織物の要求とその解決について理解することができる。そこで、抄紙用織物を一例に挙げて以下に説明する。
 近年ではマシンの高速化に伴い、特に優れた脱水性、表面平滑性が要求されている。マシンや抄造物によって求められる脱水特性は異なっているが、どんな抄造物であっても均一な脱水性、繊維支持性は必須条件である。また、近年では微細繊維が多く混在する故紙の利用も増えたため、繊維支持性が重要視されると共に、微細繊維によるシート形成では脱水性が低下するため脱水性に優れた織物も要求されていた。
 一般的に製紙用織物では、織物の網目を利用して遠心、プレス脱水等が行われているが、十分な脱水性を得るために網の裏面から吸引脱水もされており、繊維支持性、脱水性といった要求特性が操業性やランニングコストに大きな影響を与えている。
 ここで、二層以上の構造を有する工業用織物は、複数の層を形成する織物を接合するために、接結糸を使用することが知られている。かかる接結糸は、織物を構成する複数の層を編み込むため、接結糸以外の糸より張力が高いことが知られている。また、接結糸を含む工業用織物は、2本の上面側糸と下面側糸を隣接させて配置し、1本の上面側糸が織物の構造上、上面側織物上にナックルを形成する箇所でナックルを形成せず、他の下面側糸が上面側織物上にナックルを形成する相互補完の構造が、現在では一般的に使用されている(特許文献1参照)。
 このような上面側糸のナックルを下面側糸で補完している箇所では、上面側糸が崩しとなっていることから、実質的に経糸密度が2倍になっている。経糸密度が増えることによって、その部分が脱水阻害箇所になる。そして、このような織物の構造において接結糸の本数を増やし接結比率を上げると、脱水阻害箇所が均等に並ぶことになり、その並びの形状によって脱水阻害ラインが形成され、抄紙の表面に脱水マークが形成されることになる。
 このような脱水マークの問題を解決するため、2本の接結糸を一つの組として、その接結糸の組の間に接結糸を有しない2本の糸(例えば、上面側経糸と下面側経糸)の組を配置した工業用二層織物が開発されていた(特許文献2、3参照)。
 しかし、特許文献2、3に記載された織物によって、脱水マークや表面平滑性の問題は大幅に改善されたのであるが、新たな問題も同時に生じることとなった。それは、被抄造物において斜め方向に発生するマーキングの問題である。
 この問題の原因を詳細に分析したところ、従来の工業用織物には、織物の上面に斜め方向に連続した凹部が形成されていることが分かった。図7は、織物の上面に薄紙を当てて、濃い鉛筆等でなぞったときに現れるスリマークの写真である。
 図7から明らかなように、特許文献2又は3に示された工業用二層織物には、斜め方向に連続したスリマーク(白い線)が形成される。例えば、前記スリマークの存在が明確になるように、図7中には斜線が付してある。このような斜め方向のスリマークが、被抄造物における斜め方向に発生するマーキングの原因となっていることが分かった。このような斜め方向に発生するマーキングをなくし、連続して発生する凹部の形成をコントロールすることができれば、工業用織物に要求されるより高度な要求特性に答えることができる。本発明は、そのような従来技術の問題点を解決するためになされたものである。
特開2003-342889号公報 特開2015-17340号公報 カナダ国特許公開第2654136号公報
 本発明は、脱水マークの発生を軽減するとともに、表面平滑性、ろ水性に優れた工業用織物を提供することを目的とする。特に本発明は、織物の上面に発生する凹部を規則的に分断し、製造される被抄造物の表面に斜め方向に連続して発生するマーキングを防止することを目的とする。
 本発明者は、上記課題を解決するために以下の構成を採用した。
(1)上面側経糸と上面側緯糸とからなる上面側織物と下面側経糸と下面側緯糸とからなる下面側織物とを接結糸によって接合する工業用織物において、上面側織物において単一ナックルを形成する部分を有する凹部引込み接結糸を有し、当該凹部引込み接結糸に隣接する箇所に凹部押上げ接結糸を配し、当該凹部押上げ接結糸が凹部引込み接結糸の単一ナックルを形成する部分における織り込まれた少なくとも1本以上の上面側経糸又は上面側緯糸の下側を通り、かつ当該上面側経糸又は上面側緯糸に隣接する上面側経糸又は上面側緯糸の上側を通って形成される少なくとも2つのナックルを有していることを特徴とする工業用織物である。
(2)前記凹部引込み接結糸が上面側経糸若しくは上面側経糸と組を形成するように隣接して配置され、又は前記凹部引込み接結糸が経糸接結糸若しくは緯糸接結糸と組を形成するように隣接して配置されていることを特徴とする上記(1)に記載された工業用織物である。
(3)前記凹部引込み接結糸が、1本のみの上面側経糸又は上面側緯糸の上を通って単一ナックルを形成していることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載された工業用織物である。
(4)前記凹部引込み接結糸が、隣接する2本の上面側経糸又は上面側緯糸の上を連続して通って単一ナックルを形成していることを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれか一に記載された工業用織物である。
(5)前記凹部引込み接結糸及び凸部押上げ接結糸が、経糸接結糸であることを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれか一に記載された工業用織物である。
 本発明に係る工業用織物を採用することによって、本発明は、脱水マークの発生を軽減するとともに、表面平滑性、ろ水性に優れた工業用織物を提供することを目的とする。特に本発明は、織物の上面に発生する凹部を規則的に分断し、製造される被抄造物の表面に斜め方向に連続して発生するマーキングを防止するという優れた効果を奏する。
本発明に係る工業用織物の作用効果を説明するための概念図である。 本発明の実施形態1に係る工業用織物に関する意匠図である。 本発明の実施形態1に係る工業用織物に関する糸の構成を示す縦断面図である。 本発明の実施形態2に係る工業用織物に関する意匠図である。 本発明の実施形態2に係る工業用織物に関する糸の構成を示す縦断面図である。 本発明の実施例1に係る工業用織物のスリマークを表わした写真である。 従来の工業用織物のスリマークを表わした写真である。
 以下、本発明の工業用織物に係る実施形態の一例を説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明の例示であるため、以下に記載されていない実施形態であっても本発明の範囲に属する場合がある。
 本実施形態に係る工業用織物は、上面側経糸と上面側緯糸とからなる上面側織物と下面側経糸と下面側緯糸とからなる下面側織物とを接結糸によって接合する工業用織物において、上面側織物において単一ナックルを形成する部分を有する凹部引込み接結糸している。
 ここで本発明における凹部引込み接結糸とは、上面側織物と下面側織物とを接合する接結糸であって、1本又は2本の上面側経糸又は上面側緯糸の上を通って、単一のナックルを形成する部分を有する接結糸のことである。かかる凹部引込み接結糸は、下面側織物に懸かっているため、単一のナックルを形成する部分において上面側経糸又は上面側緯糸を織物内部に引き込む力を有している。又、凹部引込み接結部は、単一のナックルを形成しているため、当該部分に上面側経糸又は上面側緯糸を織物内部に引き込む力を集中させる作用を有している。
 又、単一ナックルとは、凹部引込み接結糸が完全組織中において1箇所のみナックルを形成している状態を表している。すなわち、凹部引込み接結糸は、完全組織において一つのナックルを有する接結糸のことである。凹部引込み接結糸が経糸の場合は、完全組織中において一箇所でのみ上面側緯糸を織り込むことなる。又、1本の凹部引込み接結糸が緯糸の場合は、完全組織中において一箇所でのみ上面側経糸を織り込むことなる。
 本実施形態に係る工業用織物は、前記凹部引込み接結糸に隣接する箇所に凹部押上げ接結糸を配し、当該凹部押上げ接結糸が凹部引込み接結糸の単一ナックルを形成する部分における織り込まれた少なくとも1本以上の上面側経糸又は上面側緯糸の下側を通り、かつ当該上面側経糸又は上面側緯糸に隣接する上面側経糸又は上面側緯糸の上側を通る2つ以上のナックルを形成していることを特徴とする。
 ここで、本実施形態における凹部押上げ接結糸とは、上面側織物と下面側織物とを接合する接結糸であって、前記凹部引込み接結糸に隣接する箇所に配置されている糸のことである。更に、凹部押上げ接結糸は、前記凹部引込み接結糸が単一のナックルを形成する部分の糸方向の両側に単一ナックルを少なくとも2つ形成することによって、その中間に存在する上面側経糸又は上面側緯糸を下から掬うことになる。ここで糸方向の両側とは、凹部引込み接結糸が経糸の場合は、織物の経方向上下に配置される2本の上面側緯糸のことである。凹部引込み接結糸が緯糸の場合は、織物の横方向左右に配置される2本の上面側経糸のことである。なお、凹部押上げ接結糸は、完全組織中に前述の2つのナックル以外に、他のナックルを有していても良い。例えば、3つ以上のナックルを有するものも本発明の技術的範囲に属する。
 このような構成を採用することによって、凹部引込み接結糸が単一のナックルを形成する部分において、前記凹部引込み接結糸の織物の内部に引き込んでいる上面側経糸又は上面側緯糸を上面側に押し上げる力を有している。
 図1は、上述した凹部引込み接結糸と、凹部押上げ接結糸の作用効果を説明する概念図である。
 図1において、糸1が凹部引込み接結糸である。又、糸2が凹部押上げ接結糸である。かかる接結糸に直行する方向に3本の糸3,4,5が配置されている。本発明における凹部引込み接結糸と凹部押上げ接結糸は、経糸であっても良いし、緯糸であっても良い。ここでは、説明の便宜のため、凹部引込み接結糸と凹部押上げ接結糸が経糸であることを前提として以下に説明する。
 工業用織物において、凹部引込み接結糸1は上面側織物と下面側織物を接結する機能を有する。そのため上面側で織り込んだ上面側緯糸を内部に引き込む力が、他の接結糸以外の糸に比較して大きくなることが知られている。特に本発明は、凹部引込み接結糸1のナックルN1を単一にすることによって、より強い力で上面側緯糸4を内部に引き込むように構成している。すなわち、本発明における凹部引込み接結糸1には、図1に示す如く、織物の内部方向に向って、上面側緯糸4を強力に内部に引き込む力が矢印方向に発生することになる。
 本発明は、前記凹部引込み接結糸1に隣接する箇所に1本の凹部押上げ接結糸2を配している点に特徴がある。かかる凹部押上げ接結糸2は、凹部引込み接結糸1の単一ナックルを形成する部分N1において織り込まれた上面側緯糸4の両側に配置されている上面側緯糸3,5を織り込んでいる。すなわち、凹部押上げ接結糸2は、2箇所においてナックルN2,N3を形成している。かかる2箇所のナックルN2,N3の間において,凹部押上げ接結糸2が上面側緯糸4を下から掬う様に織り合わされている。そのため、凹部押上げ接結糸2における2箇所のナックル間N2,N3において、上面側緯糸4を矢印方向に押し上げるように応力が発生することになる。
 従って、凹部引込み接結糸1の単一ナックルN1の箇所で生じる上面側緯糸4を引き込む力を、隣接する凹部押上げ接結糸2の2箇所のナックルN2,N3間において生じる上面側緯糸4を押し上げる応力によって相殺するような作用効果が生じることになる。
 本発明に係る織物に使用される経糸及び緯糸は用途によって選択すればよいが、例えば、モノフィラメントの他、マルチフィラメント、スパンヤーン、捲縮加工や嵩高加工等を施した一般的にテクスチャードヤーン、バルキーヤーン、ストレッチヤーンと称される加工糸、あるいはこれらを撚り合わせる等して組み合わせた糸が使用できる。また、糸の断面形状も円形だけでなく四角形状や星型等の短形状の糸や楕円形状、中空等の糸が使用できる。また、糸の材質としても、自由に選択でき、ポリエステル、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリフッ化ビニリデン、ポリプロピレン、アラミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチレンナフタレート、ポリテトラフルオロエチレン、綿、ウール、金属等が使用できる。もちろん、共重合体やブレンド品、さらにこれらの材質に目的に応じてさまざまな物質を含有させた糸を使用しても良い。
 構成糸の線径としては、上面側緯糸は下面側緯糸より小径である方が表面平滑性、繊維支持性等の問題から好ましく、経糸の線径については適宜選択でき、全ての経糸を同線径としても、下面側経糸をその他の経糸より大径としてもよく、適宜選択できる。
 以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
 図2は、本発明の実施形態1に係る工業用織物に関する意匠図である。又、図3は本発明の実施形態1に係る工業用織物に関する糸の構成を示す縦断面図である。又、図4は本発明の実施形態2に係る工業用織物に関する意匠図である。更に、図5は本発明の実施形態2に係る工業用織物に関する糸の構成を示す縦断面図である。
 ここで意匠図とは、織物組織の最小の繰り返し単位(完全組織ともいう)であって、この完全組織が上下左右に繋織されて織物全体の組織が形成される。又、縦断面図とは、完全組織における経糸の織り合せ状態を示す図である。意匠図において、経糸はアラビア数字、例えば1,2,3・・・で示した。また上下緯糸を織り合わせる経糸接結糸はbを付した数字、上面側経糸はUを付した数字、下面側経糸はLを付した数字で表した。意匠図中、同番号の経糸はそれぞれ組を形成していることを表し、図2においては上面側経糸Uと下面側経糸L、上面側経糸Uと接結糸b、上面側接結糸Ubと下面側接結糸Lbとで組を形成している。
 緯糸はダッシュを付したアラビア数字、例えば1’,2’,3’・・・で示した。緯糸の配置比率によって上面側緯糸と下面側緯糸が上下に配置されている場合と上面側緯糸のみの場合があり、上面側緯糸はUを付した数字、下面側緯糸はLを付した数字で示し、例えば1’U,2’L等と示した。
 意匠図中、○は下面側経糸が下面側緯糸の下側に位置してナックルを形成していることを示し、×は上面側経糸(U)が上面側緯糸の上側に位置してナックルを形成していることを示し、△は経糸接結糸(b)が下面側緯糸の下側に位置してナックルを形成していることを示し、■は経糸接結糸(b)のうち凹部接結糸として機能する糸が上面側緯糸の上側に位置して単一ナックルを形成していることを示し、▲は経糸接結糸(b)のうち凹部押上げ接結糸が上面側緯糸の上側に位置してナックルを形成していることを示す。
 意匠図では糸が上下に正確に重なって配置されることになっているが、これは図面の都合上であって実際の織物ではずれて配置されていることがある。
 図2と図4中には、特に■と▲をマークすることによって、凹部を規則性をもって分断した状態を示している。
実施形態1
 図2及び図3は、本発明の実施形態1に係る工業用織物を説明するための意匠図及び断面図である。
 図2に示す如く、本実施形態1に係る工業用織物は、上面側経糸(1U~8U)と、下面側経糸(1L,2L,5L,6L)とを有し、接結糸として機能する下面側経糸3Lb、4Lb、7Lb、8Lbを有する。また、上面側緯糸(1’U~16’U)と、下面側緯糸(2’L、4’L,6’L,8’L,10’L,12’,14’,16’)からなる16シャフトの織物である。
 上面側緯糸(1’U、2’U・・・)と下面側緯糸(2’L、4’L・・・)の配置比率は2:1である。
 本実施形態において、図3に示す如く上面側経糸1U,2U,5U,6Uは、上面側緯糸を交互に織り合わせている。又、下面側経糸1L,2L,5L,6Lは、2本の下面側緯糸の下側を通っている。
 接結糸として機能する下面側経糸のうち、3Lb及び7Lbは凹部引込み接結糸である。かかる凹部引込み接結糸3Lbは、図3(c)に示す如く、下面側緯糸2’Lの下側を通り、上面側緯糸5’Uの上側を通り、下面側緯糸12’Lの下側を通って上面側織物と下面側織物とを接結している。又、凹部引込み接結糸7Lbは、図3(g)に示す如く、下面側緯糸4’Lの下側を通り、下面側緯糸10’Lの下側を通り、上面側緯糸13’Uの上側を通って、上面側織物と下面側織物とを接結している。凹部引込み接結糸3Lb,7Lbは、上面側織物において単一ナックルを形成している点に特徴を有する。単一ナックルを形成している箇所は、凹部引込み接結糸3Lb,7Lbが上面側緯糸5’U,13’Uの上側を通っている部分■(N1)である。当該部分N1においては、接結糸が織り込んだ上面側緯糸を内部に引き込む力が、他の箇所に比較して大きくなっている。特に本実施形態に係る工業用織物においては、凹部引込み接結糸3Lb,7Lbのナックルを形成する部分N1を単一にすることによって、より強い力で上面側緯糸5’U及び13’Uを内部に引き込むように構成されている。
 接結糸として機能する下面側経糸のうち、4Lb及び8Lbは凹部押上げ接結糸である。かかる凹部引込み接結糸4Lb、8Lbは、図2に示す如く、上述した凹部引込み接結糸3Lb、7Lbに隣接する箇所に凹部押上げ接結糸4Lb、8Lbが配置されている。又、当該凹部押上げ接結糸4Lb、8Lbが凹部引込み接結糸3Lb、7Lbの単一ナックルを形成する部分N1における織り込まれた1本の上面側緯糸5’U、13’Uの下側を通り、かつ当該上面側緯糸に隣接する上面側緯糸4’U、6’U又は12’U,14’Uの上側を通って2つのナックル▲(N2,N3)を形成している。 このような構造を採用することによって、かかる2箇所のナックル(N2,N3)の間において,凹部押上げ接結糸4Lb、8Lbが上面側緯糸5’U、13’Uを下から掬う様に織り合わされている。そのため、凹部押上げ接結糸4Lb,8Lbにおける2箇所のナックル間N2,N3において、上面側緯糸5’U,13’Uを押し上げるように応力が発生する。そのため、凹部引込み接結糸3Lb,7Lbの単一ナックルN1の箇所で生じる上面側緯糸5’U,13’Uを引き込む力を、隣接する凹部押上げ接結糸4Lb,8Lbの2箇所のナックルN2,N3間において生じる上面側緯糸5’Uを押し上げる応力によって相殺することになる。
 このようにして、被抄造物における斜め方向に発生するマーキングをなくために、連続して発生する凹部の形成をコントロールすることができる。そして、本実施形態1に係る工業織物を使用することによって、織物の上面に発生する凹部を規則的に分断し、製造される被抄造物の表面に斜め方向に連続して発生するマーキングを防止することができる。
実施形態2
 図4及び図5は、本発明の実施形態2に係る工業用織物を説明するための意匠図及び断面図である。
 図4に示す如く、本実施形態2に係る工業用織物は、上面側経糸(1U,2U,5U,6U)と、下面側経糸(1L,2L,5L,6L)とを有し、接結糸として機能する下面側経糸(3Lb、4Lb、7Lb、8Lb)、及び接結糸として機能する上面側経糸(3Ub、4Ub、7Ub、8Ubを有する。また、上面側緯糸(1’U~16’U)と、下面側緯糸(1’L、3’L,5’L,7’L,9’,11’,13’,15’)からなる16シャフトの織物である。
 上面側緯糸(1’U、2’U・・・)と下面側緯糸(2’L、4’L・・・)の配置比率は2:1である。
 本実施形態において、図5に示す如く上面側経糸1U,5Uは、上面側緯糸を交互に織り合わせている。又、上面側経糸2U,6Uは、上面側緯糸を2本ずつ交互に織り合わせている。更に、下面側経糸1L,2L,5L,6Lは、2本の下面側緯糸の下側を通っている。
 接結糸として機能する下面側経糸のうち、4Lb及び8Lbは凹部引込み接結糸である。かかる凹部引込み接結糸4Lbは、図5(d)に示す如く、下面側緯糸3’Lの下側を通り、上面側緯糸9’U及び10’Uの上側を通って上面側織物と下面側織物とを接結している。ここで凹部引込み接結糸4Lbは、上面側緯糸9’U,10’Uの箇所で単一ナックルを形成している。又、凹部引込み接結糸8Lbは、図5(h)に示す如く、下面側緯糸11’Lの下側を通り、上面側緯糸1’U及び2’Uの上側を通って、上面側織物と下面側織物とを接結している。凹部引込み接結糸7Lbは、上面側緯糸1’U及び2’Uの箇所で単一ナックルを形成している。 単一ナックルを形成している箇所は、凹部引込み接結糸4Lb,8Lbが上面側緯糸1’U,2’U及び9’U,10’Uの上側を通っている部分■(N1)である。当該部分N1においては、接結糸が織り込んだ上面側緯糸を内部に引き込む力が、他の箇所に比較して大きくなっている。特に本実施形態に係る工業用織物においては、凹部引込み接結糸1’U,2’U及び9’U,10’Uのナックルを形成する部分N1を単一にすることによって、より強い力で上面側緯糸1’U,2’U,9’U,10’Uを内部に引き込むように構成されている。
 接結糸として機能する下面側経糸のうち、3Lb及び7Lbは凹部押上げ接結糸である。かかる凹部引込み接結糸3Lb、7Lbは、図5(c),(g)に示す如く、上述した凹部引込み接結糸4Lb、8Lbに隣接する箇所に凹部押上げ接結糸3Lb、7Lbが配置されている。又、当該凹部押上げ接結糸3Lb、7Lbが凹部引込み接結糸4Lb、8Lbの単一ナックルを形成する部分N1における織り込まれた1本の上面側緯糸9’U,1’Uの下側を通り、かつ当該上面側緯糸9’U又は1’Uに隣接する上面側緯糸8’U、10’U又は2’U,16’Uの上側を通って2つのナックル▲(N2,N3)を形成している。
 このような構造を採用することによって、かかる2箇所のナックル(N2,N3)の間において,凹部押上げ接結糸3Lb、7Lbが上面側緯糸9’U、1’Uを下から掬う様に織り合わされている。そのため、凹部押上げ接結糸3Lb,7Lbにおける2箇所のナックル間N2,N3において、上面側緯糸9’U,1’Uを押し上げるように応力が発生する。そのため、凹部引込み接結糸4Lb,8Lbの単一ナックルN1の箇所で生じる上面側緯糸9’U,1’Uを引き込む力を、隣接する凹部押上げ接結糸3Lb,7Lbの2箇所のナックルN2,N3間において生じる上面側緯糸9’U又は1’Uを押し上げる応力によって相殺することになる。
 このようにして、被抄造物における斜め方向に発生するマーキングをなくために、連続して発生する凹部の形成をコントロールすることができる。そして、本実施形態2に係る工業織物を使用することによって、織物の上面に発生する凹部を規則的に分断し、製造される被抄造物の表面に斜め方向に連続して発生するマーキングを防止することができる。
実施例1
 上述した本発明の実施形態1に係る工業用織物を製造し、当該織物の上面に薄紙を当てて、濃い鉛筆等でなぞったときに現れるスリマークを作成した。図6は、本発明の実施例に係る工業用織物のスリマークを表わした写真である。
 図6の写真から明らかなように、本実施例1に係る工業用織物の表面には、分断された白い菱形模様が規則的に形成されているのが分かる。図7の写真に示した従来の工業用織物の表面に見受けられた、斜め方向に連続したスリマークが形成されていないのが判別できる。前述したように、このような斜め方向のスリマークが、被抄造物における斜め方向に発生するマーキングの原因となる。
 本発明の実施例1に係る工業用織物には、凹部の形成をコントロールすることにより、被抄造物の表面に斜め方向に連続して発生するマーキングを防止することができるという優れた効果を奏することが証明された。
 1  凹部引込み接結糸
 2  凹部押上げ接結糸
 3,4,5 上面側緯糸
 N1 単一ナックル
 N2,N3 2つ以上のナックル
 3Lb,4Lb(図2),4Lb,8Lb(図4) 凹部引込み接結糸
 4Lb,8Lb(図2),3Lb,7Lb(図4) 凹部押上げ接結糸

Claims (5)

  1. 上面側経糸と上面側緯糸とからなる上面側織物と下面側経糸と下面側緯糸とからなる下面側織物とを接結糸によって接合する工業用織物において、上面側織物において単一ナックルを形成する部分を有する凹部引込み接結糸を有し、当該凹部引込み接結糸に隣接する箇所に凹部押上げ接結糸を配し、当該凹部押上げ接結糸が凹部引込み接結糸の単一ナックルを形成する部分における織り込まれた少なくとも1本以上の上面側経糸又は上面側緯糸の下側を通り、かつ当該上面側経糸又は上面側緯糸に隣接する上面側経糸又は上面側緯糸の上側を通って形成される少なくとも2つのナックルを有していることを特徴とする工業用織物。
  2. 前記凹部引込み接結糸が上面側経糸若しくは上面側経糸と組を形成するように隣接して配置され、又は前記凹部引込み接結糸が経糸接結糸若しくは緯糸接結糸と組を形成するように隣接して配置されていることを特徴とする請求項1に記載された工業用織物。
  3. 前記凹部引込み接結糸が、1本のみの上面側経糸又は上面側緯糸の上を通って単一ナックルを形成していることを特徴とする請求項1又は2に記載された工業用織物。
  4. 前記凹部引込み接結糸が、隣接する2本の上面側経糸又は上面側緯糸の上を通って単一ナックルを形成していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載された工業用織物。
  5. 前記凹部引込み接結糸及び凸部押上げ接結糸が、経糸接結糸であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載された工業用織物。
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