JP2008057052A - 工業用二層織物 - Google Patents

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Abstract

【課題】接結糸の浮き上がりによる織物の密着性の低下を防止し、上下層の密着性、織物表面高さ、ろ水性が均一な二層織物を提供する。
【解決手段】上面側経糸とほぼ上下に配置される下経接結糸とを1組とし、下経接結糸の組3aでは、上面側経糸が織物組織上本来通るべき上面側緯糸の上側を通らず、組になった下経接結糸が該上面側緯糸の上を通り、上面側表面に経糸1本分の組織を形成し、該下経接結糸と下面側緯糸が織り合わされて下面側表面に経糸1本分の組織を形成しており、上経接結糸の組1bでは、下面側経糸が織物組織上本来通るべき下面側緯糸の下側を通らず、組になった上経接結糸が該下面側緯糸の下を通り、下面側表面に経糸1本分の組織を形成し、該上経接結糸と上面側緯糸が織り合わされて上面側表面に経糸1本分の組織を形成しており、完全組織中に上経接結糸の組1bと下経接結糸の組3aが各1組以上存在する工業用二層織物。
【選択図】 図2

Description

本発明は製紙用織物や搬送用ベルト、ろ布等の無端状工業用二層織物に関する。
従来から工業用織物としては経糸、緯糸で製織した織物が広く使用されており、具体的には抄紙用織物や搬送用ベルト、ろ布等が挙げられ、夫々その使用用途や使用環境に適した織物特性が要求されている。特に織物の網目を利用して原料の脱水を行う抄紙用織物に対する要求は厳しく、紙に織物のワイヤーマークが転写されにくい表面平滑性、また原料に含まれる余分な水分を十分脱水するための脱水性、過酷な環境下においても好適に使用することができる程度の剛性、耐摩耗性、そして良好な紙を製造するために必要な条件を長期間持続することができる織物としての特性が要求されている。その他にも繊維支持性、製紙の歩留まりの向上、寸法安定性、走行安定性等が要求されている。さらに近年では抄紙マシンが高速化しているため、それに伴い抄紙用織物への要求も一段と厳しいものとなっている。
このように工業用織物の中でも要求が最も厳しい抄紙用織物について説明すればほとんどの工業用織物の要求とその解決について理解できるので、以下抄紙用織物を代表して本発明を説明する。
近年では上面側層で表面平滑性、繊維支持性を機能させ、下面側層で剛性、耐摩耗性を受け持たせた、2つの効果を持ち合わせた二層構造の織物が広く使用されている。中でも上下層を経糸接結糸で織り合わせた二層織物の開発が進んでいる。例えば、特許文献1には2本の経糸接結糸が組になって上下層を接結しつつ、上面側表面と下面側表面に経糸1本分の組織を形成する二層織物が示されている。
該公報に示された図1の意匠図の織物では、経糸1,5はそれぞれ2本の経糸接結糸であり、経糸2,3,4,6,7,8は上面側経糸、下面側経糸である。接結糸の組1と5の間に3本の経糸の組2,3,4と、経糸6,7,8が存在する。この織物は経糸16本、つまり8組の経糸により完全組織を構成している16シャフトの織物であり、16本の経糸のうち4本が接結糸である。接結糸は2本1組になっており4本ある接結糸は2組に分かれ、3つの経糸の組を挟んで配置される。そのため接結が2カ所に集中してしまい織物全体として、密着している部分と密着していない部分が存在してしまう。接結糸が多く配置されている織物ではこのような現象は起こりにくいが、接結本数の少ない織物では不均一な密着や脱水が生じることがある。さらに、経糸接結糸は上面側層と下面側層の両方を上下する糸であり2本の接結糸が組になっているため、接結箇所において緯糸は上下から挟まれその部分が圧縮されるので他の部分とろ水性やナックル高さが変わってしまうこともある。それが、紙にマークを与えたり、紙の厚さやインクの乗りが変わってしまうこともある。
そこで、それらを改善することのできる織物が開発された。例えば、特許文献2の図1において、経糸1,5は上経接結糸と下面側経糸から構成された上経接結糸の組であり、経糸2,3,4,6,7,8は上面側経糸と下面側経糸から構成された上下経糸の組である。この実施例は2本の接結糸を有する16シャフトの織物であるが、特許文献1の実施例同様に4本の接結糸を有する16シャフトの織物にしてみると、例えば経糸1,3,5,7を上経接結糸の組とできる。上経接結糸の組は上経接結糸と下面側経糸で構成されている。そのように仮定すると8組中4組が上経接結糸の組となり、接結糸が同じ4本でありながら接結場所が分散されるため、前記特許文献1の均一な表面性の問題が解消される。
しかし、この織物の上経接結糸は下面側緯糸の下側を通って上下層を接結する糸であるため、例えば織物がロールの形状に沿って下向きに屈曲すると接結糸は下面側緯糸を織り込んだ接結部で浮き上がってしまい、それにより上下層間に緩みができ内部摩耗を引き起こすという問題があった。
このような問題から、経糸接結糸を用いた二層織物に関するさらなる改良が必要とされていた。
特開2003−342889号公報 特開2004−36053号公報
本発明は、接結糸の浮き上がりによる織物の上下層の緩みを防止し、上下層を強力且つ均一に密着させるとともに、均一な織物表面高さ及びろ水性を有する工業用二層織物を提供することを目的とする。
本発明者は、従来の工業用二層織物において問題となっている、織物としての不均一な密着、接結部分の引き込みによるマークの発生、接結部の緩みによる織物上下層の内部摩耗の発生等を解決するために、織物を構成する完全組織中に、上面側経糸と下経接結糸からなる下経接結糸の組、下面側経糸と上経接結糸からなる上経接結糸の組の両方を1組以上配置することで、工業用織物に必要とされる条件を持ち合わせた織物を開発するに至った。本発明は、上記課題を解決するため以下の構成を採用した。
(1)上面側経糸とほぼ上下に配置される下経接結糸とを下経接結糸の組とし、下面側経糸とほぼ上下に配置される上経接結糸とを上経接結糸の組とする工業用二層織物において、下経接結糸の組では、上面側経糸が織物組織上本来通るべき上面側緯糸の上側を通らず、組になった下経接結糸が該上面側緯糸の上を通り、上面側表面に経糸1本分の組織を形成し、該下経接結糸と下面側緯糸が織り合わされて下面側表面に経糸1本分の組織を形成しており、上経接結糸の組では、下面側経糸が織物組織上本来通るべき下面側緯糸の下側を通らず、組になった上経接結糸が該下面側緯糸の下を通り、下面側表面に経糸1本分の組織を形成し、該上経接結糸と上面側緯糸が織り合わされて上面側表面に経糸1本分の組織を形成しており、完全組織中に、前記上経接結糸の組と前記下経接結糸の組とが各1組以上存在することを特徴とする工業用二層織物である。
(2)織物を構成する経糸が、前記下経接結糸の組と前記上経接結糸の組のみである上記(1)に記載の工業用二層織物である。
(3)織物を構成する経糸が、前記下経接結糸の組、前記上経接結糸の組、上面側経糸と下面側経糸が上下に配置された上下経糸の組である上記(1)記載の工業用二層織物である。
(4)前記下経接結糸の組と前記上経接結糸の組が1組ずつ交互に配置された上記(1)ないし(3)のいずれか一に記載の工業用二層織物である。
(5)前記下経接結糸の組と前記上経接結糸の組が同割合で均一に配置された上記(1)ないし(4)のいずれか一に記載の工業用二層織物である。
(6)織物を構成する全ての経糸が同線径である上記(1)ないし(5)のいずれか1に記載の工業用二層織物である。
(7)上面側層の組織が綾織、崩し綾織、朱子織、平織のいずれかである上記(1)ない
し(6)のいずれか一に記載の工業用二層織物である。
本発明は、織物を構成する完全組織中に、上面側経糸と下経接結糸からなる下経接結糸の組、下面側経糸と上経接結糸からなる上経接結糸の組の両方を各1組以上配置することで、接結糸の浮き上がりによる織物の緩みを防止し、強力且つ均一な上下層の密着、織物表面高さ、ろ水性を均一にするという効果を奏する。
本発明に係る工業用二層織物の特徴は、織物を構成する完全組織中に、下経接結糸と上面側経糸からなる下経接結糸の組、上経接結糸と下面側経糸からなる上経接結糸の組を各1組以上配置したことである。
本発明において、完全組織とは織物組織を形成する最小の繰り返し単位であり、これが前後左右に繰り返されて織物が形成される。ナックルとは経糸が1本または2本の緯糸の上、または下を通って表面に突出した部分をいい、クリンプとは緯糸が複数本の経糸の上または下を通って表面に形成した長い浮きをいう。
経糸接結糸としては、上経接結糸と下経接結糸があり、上面側経糸とほぼ上下に配置される経糸接結糸を下経接結糸といい、下経接結糸は上面側緯糸とも下面側緯糸とも織り合わされる。そして下面側経糸とほぼ上下に配置される経糸接結糸を上経接結糸といい、上経接結糸は上面側緯糸とも下面側緯糸とも織り合わされる。経糸接結糸の組では、経糸接結糸と組になっている経糸が隣接して織物層内で交差する部分を有しているが、基本的には上下に配置されている。
下経接結糸の組では、上面側経糸が織物組織上本来通るべき上面側緯糸の上側を通らず、代わりに下経接結糸が該上面側緯糸の上を通り、これらが協働して上面側表面に経糸1本分の組織を形成し、その下側では該下経接結糸と下面側緯糸が織り合わされて経糸1本分の組織を形成する。一方、上経接結糸の組では、下面側経糸が織物組織上本来通るべき下面側緯糸の下側を通らず、代わりに上経接結糸が該下面側緯糸の下を通り、これらが協働して下面側表面に経糸1本分の組織を形成し、その上側では該上経接結糸と上面側緯糸が織り合わされて経糸1本分の組織を形成する。
ここでいう「織物組織上本来通るべき上面側緯糸」、「織物組織上本来通るべき下面側緯糸」とは、工業用織物の上面側、下面側では均一な織物表面を形成するために、表面に現れる経糸、緯糸は同じ組織が繰り返されている。それ故、経糸接結糸の組では表面組織を崩さないために2本の経糸がどの緯糸の上または下を通ってナックルを形成すべきか、必然的に決まってくることを意味するものである。経糸接結糸は表面組織を崩すことなく上下層を織り合わせる働きを有するものであり、経糸接結糸の組の2本の経糸が協働して形成した組織は、表面上は単に上面側緯糸と織り合わされた上面側経糸、そして単に下面側緯糸と織り合わされた下面側経糸と見かけ上ほぼ同じにすることができる。
経糸の組は上面側経糸、下面側経糸から構成されており、上下に配置している。これらは上下層を織り合わせる機能は持ち合わせていないため、上面側経糸は上面側緯糸のみと織り合わされ、下面側経糸は下面側緯糸のみと織り合わされる。本発明において、経糸の組を必ずしも配置してもしなくてもよい。
本発明の織物は、下経接結糸の組、上経接結糸の組を各1組以上配置すればよく、その配置順序や配置割合等は特に限定されない。そして、上下経糸の組はその経糸接結糸の組と組の間に配置しても配置しなくてもかまわない。例えば、上経接結糸の組と下経接結糸の組を1組ずつ交互に配置してもよく、また上下経糸の組、下経接結糸の組、上経接結糸の組を順に配置したものであってもよい。織物の様々な均一性を考慮すると、各経糸の組を均一に配置するのが好ましい。
経糸接結糸の接結箇所は、完全組織中の上経接結糸または下経接結糸の組において1カ所であっても2カ所以上であっても構わない。経糸接結糸は1本または2本の上面側緯糸、下面側緯糸の上、下をそれぞれ通る組織とするのが好ましい。というのも、製紙用織物では耐摩耗性と繊維支持性等の面から経糸が表面に長い浮きを形成することは繊維支持性の点で見ると適していないため、せいぜい2本の緯糸の上、下を通る組織とするのがよい。しかしその他の用途では経糸が長く表面に現れる組織であってもよい場合もある。
ここでいう接結箇所とは、上経接結糸が下面側緯糸の下を通って織り合わせるところ、または下経接結糸が上面側緯糸の上を通って織り合わせるところをいう。接結箇所は特に制限されないが、接結箇所を上面側層、下面側層の組織を崩すような位置にしてしまうと、表面の均一性が崩れてしまうためふさわしくない。経糸接結糸と組になっている上面側経糸、下面側経糸の組織、またその他の経糸組織を考慮して決定する必要がある。
これらによって形成される上面側組織、下面側組織は特に限定されないが、例えば上面側層の組織を綾織、崩し綾織、朱子織等としても構わない。もちろん平織組織であってもよいが、上経接結糸が下面側緯糸の下側を通るところで急激に下層に下がり、また急激に上層に上がるので、その部分の引き込みが強くなり表面平滑性を重視する分野では好ましくない。その他の組織であってももちろんよく、用途や求められる物性により決定すればよい。
下面側層組織は下面側緯糸が複数の下面側経糸の下側を通りロングクリンプを形成する組織とすると、耐摩耗性に効果があり好ましい。その他、耐摩耗性を重視しない分野では隣接する2本の経糸が同じ組織を形成する畝織組織やその他の組織あってもよく、特に限定されない。
本発明の特徴は織物を構成する完全組織中に、上経接結糸の組と下経接結糸の組を各1組以上配置したことである。この構造としたことによる利点は、接結糸の浮き上がりにより生じる織物上下層の緩みを防止すること、そして織物全体においてナックルの表面高さ、密着性、ろ水性を均一にすることができる。
前記に示した特許文献1の織物は2組4本の経糸接結糸を用いた16シャフトの織物である。この織物は2本の接結糸が組になっており、接結糸を均等に配置させるためには、接結糸の組と組の間に3組の経糸の組を配置させる。しかし、これでは接結ポイントが部分的に集中してしまうため織物上下層の密着が織物全体として均一でないという問題があった。
さらに、特許文献1の図1の織物の、接結糸の組の断面図を図10に示した。図10に示されている通り、2本の経糸接結糸は両者とも上面側層と下面側層を上下する糸であり、それらが上下層間で交差する部分を有しつつも、ほぼ上下に配置している。緯糸は経糸接結糸により織り合わされ、上下から織物の上下層の中心に向かって圧縮されることになる。よって図10中の矢印で示したように、接結部分では織物の空間率、網厚が変わり他の部分とろ水性や表面高さが変わってしまうことがある。
その他、特許文献2の織物では、下面側経糸と上経接結糸からなる接結糸の組により構成されており、上経接結糸は接結部では下面側緯糸の下側を通って上下層を接結する糸であるため、ロールを抱くように織物が下向き屈曲すると本明細書の図11に示されているように接結糸が下面側緯糸を織り合わせる接結部で浮き上がってしまい、上下層に緩みが生じてしまうことがあった。
そこで本発明では織物を構成する完全組織中に、上経接結糸の組と下経接結糸の組を各1組以上配置した構成とすることでこれらの問題を解決することを試みた。特許文献2のように上経接結糸と下面側経糸からなる上経接結糸の組によって構成された織物では、織
物が下向きに屈曲すると接結糸が下面側緯糸を織り込む部分で浮き上がってしまうことがある。同様に、下経接結糸と上面側経糸からなる下経接結糸の組によって構成された織物では、織物が上向きに屈曲すると接結糸が上面側緯糸を織り込む部分で浮き上がってしまうことがある。そのため、上面側緯糸の上を通って上下層を織り合わせる下経接結糸と、下面側緯糸の下を通って上下層を織り合わせる上経接結糸の両方を配置することで、表裏どちら側に屈曲しても上下層の緩みを解消できるのである。特許文献1の織物でも上経接結糸と下経接結糸の両方が存在しているが、2本の経糸接結糸が隣接して組を形成しているため、接結部分で引き込みが集中し織物表面に縦方向の落ち込みが発生したり、網の密度が変わってしまうためろ水性が不均一になり、均一性に優れた紙の抄造を行うことができない。
本発明の織物を構成する糸の線径については、緻密で平滑な表面とするためには上面側表面を構成する上面側緯糸、上面側経糸は比較的線径の小さいものである方が好ましい。上経接結糸、下経接結糸、上面側経糸は上面側表面組織を形成するため、上面側経糸と同線径の糸とするのがよく、緯糸については、上面側層を緻密な表面とするため、上面側緯糸の線径を比較的小さくし、そしてマシンやロール接触面側となる下面側層は剛性や耐摩耗性が必要とされるため、下面側緯糸は比較的線径の大きいものである方が好ましい。上面側緯糸と下面側緯糸の配置比率は1:1であってもよく、その他2:1や3:2、4:3等適宜選択できる。場合によっては、下面側層の糸密度を上面側層の糸密度より多くした1:2や2:3等の割合であっても構わない。さらに経糸、緯糸の各構成糸については、2本以上の糸を並置しても構わない。
本発明に使用される糸は用途によって選択すればよいが、例えば、モノフィラメントの他、マルチフィラメント、スパンヤーン、捲縮加工や嵩高加工等を施した一般的にテクスチャードヤーン、バルキーヤーン、ストレッチヤーンと称される加工糸、あるいはこれらを撚り合わせる等して組み合わせた糸が使用できる。また、糸の断面形状も円形だけでなく四角形状や星型等の短形状の糸や楕円形状、中空等の糸が使用できる。また、糸の材質としても、自由に選択でき、ポリエステル、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリフッ化ビニリデン、ポリプロ、アラミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチレンナフタレート、ポリテトラフルオロエチレン、綿、ウール、金属等が使用できる。もちろん、共重合体やこれらの材質に目的に応じてさまざまな物質をブレンドしたり含有させた糸を使用しても良い。
抄紙用ワイヤーとしては一般的には、上面側経糸、下面側経糸、経糸接結糸、上面側緯糸には剛性があり、寸法安定性に優れるポリエステルモノフィラメントを用いるのが好ましい。また、耐摩耗性が要求される下面側緯糸にはポリエステルモノフィラメントとポリアミドモノフィラメントを交互に配置する等、交織するのが剛性を確保しつつ耐摩耗性を向上できて好ましい。
本発明の工業用二層織物に係る実施例について、図面を参照して説明する。
図1〜9は本発明の実施例であって、意匠図を示している。意匠図とは織物組織の最小の繰り返し単位であって、この完全組織が上下左右につながって織物全体の組織が形成される。意匠図において、経糸はアラビア数字、例えば1、2、3で示し、そのうち上面側経糸と下経接結糸からなる下経接結糸の組はaを付した数字、例えば1a、3aで示し、下面側経糸と上経接結糸からなる上経接結糸の組はbを付した数字、例えば1b、3bで示し、上面側経糸と下面側経糸からなる経糸の組は1、2、3で示した。緯糸はダッシュを付したアラビア数字、例えば1’、2’、3’で示した。配置比率によって上面側緯糸と下面側緯糸が上下に配置されている場合と、上面側緯糸のみの場合がある。
また、×印は上面側経糸が上面側緯糸の上側に位置していることを示し、□印は下面側経糸が下面側緯糸の下側に位置していることを示す。●印は上経接結糸が上面側緯糸の上側に位置していることを示し、○印はその上経接結糸が下面側緯糸の下側に位置していることを示す。そして、◆印は下経接結糸が上面側緯糸の上側に位置していることを示し、◇印はその下経接結糸が下面側緯糸の下側に位置していることを示す。
意匠図では糸が上下に正確に重なって配置されることになっているが、これは図面の都合上であって実際の織物ではずれて配置されていることがある。組を形成する上面側経糸と下経接結糸からなる下経接結糸の組、または下面側経糸と上経接結糸からなる上経接結糸の組の部分では、意匠図上では上面側表面、下面側表面に経一列に経糸1本分の組織を形成する組織であるが、場合によってはずれて配置されることもある。
緯糸については配置比率から一部上面側緯糸の下に下面側緯糸が配置されていないところもある。本明細書において、緯糸が表面にクリンプを形成するところの説明において、便宜上、経糸接結糸を上面側経糸あるいは下面側経糸と表現する場合がある。これは経糸接結糸が表面組織を形成する経糸として機能しているからである。
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の織物の意匠図である。経糸1bは下面側経糸と上経接結糸からなる上経接結糸の組であり、経糸3aは上面側経糸と下経接結糸からなる下経接結糸の組であり、経糸2,4は上面側経糸と下面側経糸からなる上下経糸の組である。上面側緯糸と下面側緯糸は2:1の割合で配置されており、上面側表面が下面側表面より密である。
接結糸は4組中2組であり、接結糸が2本でありながら分散して配置されているためナックル高さ、織物密度が均一となる。上面側経糸は1本の上面側緯糸の上、4本の上面側緯糸の下、1本の上面側緯糸の上、2本の上面側緯糸の下を通る1/4−1/2組織であり、上面側緯糸は1本の上面側経糸の下、3本の上面側経糸の上を通る1/3組織である。そして、下面側表面は隣接する2本の経糸が1本の下面側緯糸の上、下を交互に通る畝織組織である。
織物は上経接結糸と下経接結糸の両方が存在しているため、織物が上下に曲げられたとしても接結糸が接結部で浮き上がって織物の上下層が緩んでしまうことはなく、また上経接結糸と下経接結糸が離れた位置に配置されているため、縦方向にラインを作って引き込まれることはなく織物全体としてナックルの表面高さが均一で、密着性、ろ水性も均一にすることができる。
(実施例2)
図2は本発明の実施例2の織物の意匠図である。上下経糸の組、上経接結糸の組、下経接結糸の組の配置、上面側緯糸と下面側緯糸の配置については実施例1と同じである。
接結糸は8組中4組であり、接結糸が4本でありながら分散して配置されているためナックル高さ、織物密度が均一となる。上面側経糸は1本の上面側緯糸の上、3本の上面側緯糸の下を通る1/3組織であり、上面側緯糸は1本の上面側経糸の下、3本の上面側経糸の上を通る1/3組織であり、織物として綾織組織を形成している。そして、下面側表面は下面側緯糸が下面側表面に経糸6本分のロングクリンプを形成する組織であり、耐摩耗性に優れる。また、隣接する2本の下面側経糸で下面側緯糸を織り込んでいるため剛性にも優れたものとなる。
前実施例と同様に、織物上下層の緩み、ナックルの表面高さの不均一性がなく、密着性、ろ水性も均一にすることができる。
(実施例3)
図3は本発明の実施例3の織物の意匠図である。上下経糸の組、上経接結糸の組、下経
接結糸の組の配置、上面側緯糸と下面側緯糸の配置については実施例1と同じである。
接結糸は8組中4組であり、接結糸が4本でありながら分散して配置されているため、ナックル高さ、織物密度が均一となる。上面側表面組織は実施例2と同じ綾織組織を形成している。そして、下面側表面は実施例1と同じ畝織組織であり、剛性、走行安定性に優れる。
前実施例と同様に、織物上下層の緩み、ナックルの表面高さの不均一性がなく、密着性、ろ水性も均一にすることができる。
(実施例4)
図4は本発明の実施例4の織物の意匠図である。上下経糸の組、上経接結糸の組、下経接結糸の組の配置については実施例1と同じであり、上面側緯糸と下面側緯糸の配置は全ての上面側緯糸の下に下面側緯糸がある1:1の配置である。
接結糸は8組中4組であり、接結糸が4本でありながら分散して配置されているため、ナックル高さ、織物密度が均一となる。上面側表面組織は実施例2と同じ綾織組織を形成している。そして、下面側表面は下面側緯糸が下面側表面に経糸3本分のロングクリンプを形成する組織であり、耐摩耗性に優れる。
実施例1と同様に、織物上下層の緩み、ナックルの表面高さの不均一性がなく、密着性、ろ水性も均一にすることができる。
(実施例5)
図5は本発明の実施例5の織物の意匠図である。上下経糸の組を2組連続して配置し、そして上経接結糸の組、下経接結糸の組を続けて配置した構造であり、上面側緯糸と下面側緯糸は実施例1と同様の2:1の配置である。
接結糸は8組中4組であり、接結糸が4本でありながら分散して配置されているためナックル高さ、織物密度が均一となる。実施例1から4では経糸の組を1組挟んで上経接結糸の組、下経接結糸の組を配置していたが、本実施例のような配置であっても構わない。上面側経糸は1本の上面側緯糸の上、3本の上面側緯糸の下を通る1/3組織であり、上面側緯糸は1本の上面側経糸の下、3本の上面側経糸の上を通る1/3組織であり、織物として朱子織組織を形成している。そして、下面側表面は実施例1と同じ畝織組織であり、剛性、走行安定性に優れる。
前実施例と同様に、織物上下層の緩み、ナックルの表面高さの不均一性がなく、密着性、ろ水性も均一にすることができる。
(実施例6)
図6は本発明の実施例6の織物の意匠図である。前実施例では上面側経糸と下面側経糸からなる上下経糸の組を配置していたが、本実施例では上下経糸の組は存在していなく、上経接結糸の組と下経接結糸の組のみを交互に配置した構造である。上面側緯糸と下面側緯糸は実施例1と同様の2:1の配置である。
本実施例においては接結糸の組が8組中8組で経糸の組が存在しない。このような構造であっても何ら問題はなく、前実施例同様ナックル高さ、織物密度が均一となり、さらに接結力がアップする効果がある。
上面側表面組織は実施例1と同じ1/4−1/2組織を形成している。そして、下面側表面は実施例2と同じ下面側緯糸が経糸6本分のロングクリンプを形成する組織であり、剛性、走行安定性に優れる。
前実施例と同様に、織物上下層の緩み、ナックルの表面高さの不均一性がなく、密着、ろ水性も均一にすることができる。
(実施例7)
図7は本発明の実施例7の織物の意匠図である。前実施例では経糸8組、16本から構成された織物であったが、本実施例は経糸10組、20本の経糸からなる。そして実施例
6と同様に、本実施例では上下経糸の組は存在していなく、上経接結糸の組と下経接結糸の組のみを交互に配置した構造であり、上面側緯糸と下面側緯糸は実施例1と同様の2:1の配置である。
このような構造であっても何ら問題はなく、前実施例同様ナックル高さ、織物密度が均一となり、さらに接結力が向上する効果がある。
上面側表面組織は1本の上面側緯糸の上、4本の上面側緯糸の下を通る1/4組織、そして上面側緯糸は1本の経糸の下を通り、次いで4本の経糸の上を通る1/4組織を形成している。そして、下面側表面は下面側緯糸が経糸3本分のロングクリンプを形成する組織であり、隣接する2本の経糸によりしっかりと織り合わされているため剛性、走行安定性に優れる。
前実施例と同様に、織物上下層の緩み、ナックルの表面高さの不均一性がなく、密着、ろ水性も均一にすることができる。
(実施例8)
図8は本発明の実施例8の織物の意匠図である。実施例7では経糸10組、20本から構成された織物であったが、本実施例は経糸12組、24本の経糸からなる。そして、上経接結糸の組と下経接結糸の組が配置され、その後、2組の上下経糸の組が連続して配置される。上面側緯糸と下面側緯糸は実施例4と同様の1:1の配置である。
このように、接結糸の組と上下経糸の組の割合を変えても構わなく何ら問題はない。そして前実施例同様ナックル高さ、織物密度が均一となる。
上面側表面組織は実施例3と同じで組織であり、1本の上面側緯糸の上、3本の上面側緯糸の下を通る1/3組織、そして上面側緯糸は1本の経糸の下を通り、次いで3本の経糸の上を通る1/3組織を形成している。そして、下面側表面は下面側緯糸が経糸3本分のロングクリンプを形成する組織であり、剛性、走行安定性に優れる。
前実施例と同様に、織物上下層の緩み、ナックルの表面高さの不均一性がなく、密着性、ろ水性も均一にすることができる。
(実施例9)
図9は本発明の実施例9の織物を示す意匠図である。本実施例は実施例8と同様に経糸12組、24本の経糸からなる。実施例8とは上経接結糸の組、下経接結糸の組、上下経糸の組の配置が異なり、それぞれが1組毎交互に配置されている。上面側緯糸と下面側緯糸は実施例1と同様の2:1の配置である。
上面側表面組織は実施例8と同じで組織であり、1本の上面側緯糸の上、3本の上面側緯糸の下を通る1/3組織、そして上面側緯糸は1本の経糸の下を通り、次いで3本の経糸の上を通る1/3組織を形成している。そして、下面側表面は下面側緯糸が経糸3本分のロングクリンプを形成する組織であり、剛性、走行安定性に優れる。
前実施例と同様に、織物上下層の緩み、ナックルの表面高さの不均一性がなく、密着性、ろ水性も均一にすることができる。
本発明の実施例1の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例2の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例3の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例4の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例5の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例6の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例7の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例8の完全組織を示す意匠図である。 本発明の実施例9の完全組織を示す意匠図である。 引用文献1の経糸接結糸の組の断面図である。 引用文献2の織物を下方向に屈曲させたときの経糸接結糸の組の断面図である。
符号の説明
1,2,3・・・12 上下経糸の組、または上経接結糸の組、または下経接結糸の組
1’,2’・・20’ 上面側緯糸、下面側緯糸

Claims (7)

  1. 上面側経糸とほぼ上下に配置される下経接結糸とを下経接結糸の組とし、下面側経糸とほぼ上下に配置される上経接結糸とを上経接結糸の組とする工業用二層織物において、下経接結糸の組では、上面側経糸が織物組織上本来通るべき上面側緯糸の上側を通らず、組になった下経接結糸が該上面側緯糸の上を通り、上面側表面に経糸1本分の組織を形成し、該下経接結糸と下面側緯糸が織り合わされて下面側表面に経糸1本分の組織を形成しており、上経接結糸の組では、下面側経糸が織物組織上本来通るべき下面側緯糸の下側を通らず、組になった上経接結糸が該下面側緯糸の下を通り、下面側表面に経糸1本分の組織を形成し、該上経接結糸と上面側緯糸が織り合わされて上面側表面に経糸1本分の組織を形成しており、完全組織中に、前記上経接結糸の組と前記下経接結糸の組とが各1組以上存在することを特徴とする工業用二層織物。
  2. 織物を構成する経糸が、前記下経接結糸の組と前記上経接結糸の組のみであることを特徴とする請求項1に記載の工業用二層織物。
  3. 織物を構成する経糸が、前記下経接結糸の組、前記上経接結糸の組、上面側経糸と下面側経糸が上下に配置された上下経糸の組であることを特徴とする請求項1に記載の工業用二層織物。
  4. 前記下経接結糸の組と前記上経接結糸の組が1組ずつ交互に配置されたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の工業用二層織物。
  5. 前記下経接結糸の組と前記上経接結糸の組が同割合で均一に配置されたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の工業用二層織物。
  6. 織物を構成する全ての経糸が同線径であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の工業用二層織物。
  7. 上面側層の組織が綾織、崩し綾織、朱子織、平織のいずれかであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の工業用二層織物。
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